JP2001067188A - データ二重化システム - Google Patents

データ二重化システム

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JP2001067188A
JP2001067188A JP23969499A JP23969499A JP2001067188A JP 2001067188 A JP2001067188 A JP 2001067188A JP 23969499 A JP23969499 A JP 23969499A JP 23969499 A JP23969499 A JP 23969499A JP 2001067188 A JP2001067188 A JP 2001067188A
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Yasutomo Yamamoto
康友 山本
Akira Yamamoto
山本  彰
Takashi Oeda
高 大枝
Takahiko Shoyama
貴彦 庄山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定長フォーマットデータのアクセス機構を
有するメインフレームホストと固定長フォーマットのデ
ータを格納する記憶装置を接続してなる記憶装置システ
ムにおける前記記憶装置のデータを、別の記憶装置シス
テム配下の記憶装置にリモートコピーする。 【解決手段】 FBAアクセスインタフェース(10
4)およびCKD−FBAフォーマット変換機構(10
2)を有するメインフレームホスト(100)にFBA
フォーマットの記憶装置(150)を接続した記憶装置
システムを複数台用意し、互いの記憶制御プロセッサ
(102)が相手側記憶装置システム配下の記憶装置
(150)を直接アクセス可能なようにFBAアクセス
インタフェースの通信線(110)で接続し、一方の記
憶装置システム配下の記憶装置(150)のデータを他
方の記憶装置システム配下の記憶装置(150)へリモ
ートコピーするデータ二重化システム(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ二重化シス
テムに関し、さらに詳しくは、メインフレームホストと
固定長フォーマットの記憶装置から構成される記憶装置
システムのデータを別の記憶装置システムの記憶装置に
リモートコピーするデータ二重化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】米国IBM社のOS/390,日立製作
所のVOS等のオペレーティングシステムを搭載した、
いわゆるメインフレームホストでは、外部記憶装置とし
て、可変長レコードのデータフォーマットを持つ磁気デ
ィスク装置が利用される。この可変長レコードのデータ
フォーマットをCKD(Count Key Data)フォーマ
ットと呼ぶ。CKDフォーマットの磁気ディスク装置へ
のアクセスには、CKDフォーマットのデータアクセス
を可能とするCKDインタフェースが用いられている。
すなわち、従来一般的に、CKDフォーマットのデータ
を、前記CKDインタフェースを持つ磁気ディスク装置
上に格納している。
【0003】だが、近年、PCやワークステーションで
用いられる比較的安価なディスク装置で構成するRAI
D(Redundant Array of Inexpensive Disks)が広く用
いられるようになってきた。RAIDは、シカゴのイリ
ノイ大学で開かれたACM SIGMOD会議において
発表された論文「D.Patterson, G.gibson, and R.H.Kar
tz; A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Dis
ks(RAID), ACM SIGMOD Conference, Chicago, I
L, (June 1988), pp.109-116」で発表されて以
来、急速に広まった手法である。RAIDでは、比較的
安価で信頼性の低いディスク装置を複数接続し、データ
を複数のディスク装置に分配して配置することで、デー
タ転送の並列化による性能向上および冗長データを保持
することによる高い可用性を実現している。
【0004】RAIDに用いられるディスク装置は、S
CSI等のインタフェースを有し、FBA(Fixe Block
Architecture)フォーマットと呼ばれる固定長フォー
マットを持つ。したがって、CKDインタフェースから
CKDフォーマットデータを受け取ってFBAフォーマ
ットのディスク装置に書き込む記憶装置システムでは、
CKDフォーマットからFBAフォーマットへの変換お
よびFBAフォーマットからCKDフォーマットへの変
換機構を内部に備えている。このようなフォーマット変
換機構の一例は、例えば特開平6−150557号公報
に開示されている。
【0005】また、最近では、メインフレームホストの
外部記憶装置インタフェースとしてSCSIインタフェ
ースを持つものが現れている。例えば「メインフレー
ム’98、日経BP社、p53-54」に記載されている、I
BM Multiprise 2000(IBM社の商標)では、SCS
Iインタフェースを有し、FBAフォーマットの磁気デ
ィスク装置を筐体に内蔵し、CPUが生成したCKDデ
ータアクセスのコマンド群(CCW:Channel Comman
d Work)を内蔵ディスク装置のアクセス制御を専門に
担当する記憶制御プロセッサが解釈し、FBAデータア
クセスのコマンド群(SCSIコマンド)に変換して、
FBAフォーマットの磁気ディスク装置への入出力処理
を実行する。この変換機構を有することにより、CKD
フォーマットの磁気ディスク装置を前提としてきた従来
一般的なアプリケーションプログラムやOSなどを変更
することなく、メインフレームホストから直接FBAフ
ォーマットの磁気ディスク装置を利用することが可能と
なる。以後、CKDフォーマットの記憶装置をCKD記
憶装置と呼ぶ。また、FBAフォーマットの記憶装置を
FBA記憶装置と呼ぶ。
【0006】一方、最近のメインフレーム向け記憶制御
装置では、配下の磁気ディスク装置のデータを別の記憶
制御装置配下の磁気ディスク装置に二重書きするリモー
トコピー機能を有するものが多く製品化されている。こ
の二重書き機能により複数の磁気ディスク装置にデータ
を多重に保持することで、あるサイトの記憶制御装置ま
たは磁気ディスク装置が天災等で壊滅した場合に、デー
タを二重書きしていた別のサイトの記憶制御装置および
磁気ディスク装置を用いて業務を復旧できる。
【0007】前記二重書き機能では、正側の記憶制御装
置と副側の記憶制御装置の間を、従来一般的なメインフ
レームホストと記憶制御装置を接続していたCKDイン
タフェースの通信線で接続する。正側の記憶制御装置
は、配下の磁気ディスク装置のデータを読み上げ、CK
Dデータアクセスのコマンド群(CCW)を用いて、CK
Dインタフェースの通信線を通じて、副側の記憶制御装
置へ、当該記憶制御装置配下の磁気ディスク装置への書
き込みを要求する。このとき、副側の記憶制御装置では
通常メインフレームホストからと同様のデータアクセス
が行われるため、副側の記憶制御装置にはリモートコピ
ーのための機能追加が不要である。従って、接続システ
ムを選ばない柔軟な運用が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前出のIBM Multipr
ise 2000の技術を適用すれば、メインフレームホストに
FBAアクセスインタフェースを有する外部記憶装置を
接続することが可能となる。このような記憶装置システ
ムでは、FBA−CKDフォーマット変換を行うために
メインフレーム内にアクセスデータを保持するキャッシ
ュメモリを搭載する。このような記憶装置システムのメ
リットとしては、同一トラックの複数レコードへのアク
セスを外部記憶装置に対して一括実行可能となること、
キャッシュメモリに保持したデータへのアクセスヒット
により通信回数を削減できること、および、メインフレ
ームホスト内にキャッシュメモリを保持することによる
キャッシュヒット時の転送オーバヘッドの削減などが挙
げられ、従来一般的な記憶装置システムと比較して高速
なデータアクセスが可能となる。
【0009】上記のような記憶装置システムに格納する
のに適したデータとしては、高速アクセスが求められ且
つデータへの更新が発生し、データ保証の必要なデータ
であるためメモリ常駐できない、例えばジョブの実行結
果であるスプールやデータベース本体などが挙げられ
る。これらのデータを格納する記憶装置システムには、
従来一般的な記憶装置システムと同等のデータ可用性が
求められる。具体的には、記憶装置システム単体での高
可用性はもちろんのこと、他の記憶装置システム、特に
遠隔サイトの記憶装置システムへのリモートコピー運用
が必須とされている。
【0010】上記のような記憶装置システムでリモート
コピー機能を実現する方式の一つとして、同じ構成の別
の記憶装置システムを副側記憶装置システムとし、互い
のメインフレームホストと記憶装置とを直結する構成が
考えられる。しかし、このような接続は物理的には可能
だが、単に相互に接続しただけでは、双方のメインフレ
ームホストで記憶装置の使用に制限を与えることができ
ず、アクセスのぶつかりによるデータ喪失等の危険があ
る。そこで、本発明の第一の課題は、FBAアクセスイ
ンタフェースおよびCKD−FBAフォーマット変換機
構を有するメインフレームホストにFBAフォーマット
の記憶装置を接続した記憶装置システムの前記記憶装置
のデータを、同じ構成の別の記憶装置システム配下の記
憶装置へリモートコピーできるデータ二重化システムを
提供することにある。
【0011】一方、メインフレームホストにFBA記憶
装置を接続した記憶装置システムでは、FBA記憶装置
のアクセス制御を行う記憶制御プロセッサはFBAアク
セスインタフェースしか具備しておらず、CKDアクセ
スインタフェースで記憶装置へのアクセスを行うことが
できない。このため、リモートコピーを行う場合に、副
側の記憶装置システムとして、CKD記憶装置を接続し
た従来一般的な記憶装置システムを用いることができ
ず、非常に柔軟性のないシステム運用を強いられる。そ
こで、本発明の第二の課題は、メインフレームホストに
固定長記憶装置を接続した記憶装置システムとメインフ
レームホストに可変長記憶装置を接続した従来一般的な
記憶装置システムの間でリモートコピーを可能としたデ
ータ二重化システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、(a)FBAフォーマットのデータを格納する1台
以上の第一の記憶装置と、その第一の記憶装置を接続す
る第一のメインフレームホストとを有してなる第一の記
憶装置システムと、(b)FBAフォーマットのデータ
を格納する1台以上の第二の記憶装置と、その第二の記
憶装置を接続する第二のメインフレームホストとを有し
てなる第二の記憶装置システムと、(c)前記第一のメ
インフレームホストから前記第二の記憶装置へのアクセ
スを可能とするFBAデータアクセスインタフェース通
信手段と、を備え、(d)前記第一のメインフレームホ
ストは、1つ以上の第一のプロセッサと、1つ以上の第
一の保守用端末と、CKDデータとFBAデータ間のフ
ォーマット変換を行い且つ記憶装置へのデータの入出力
を処理する1つ以上の第一の記憶制御プロセッサと、記
憶装置へのデータの入出力に用いるキャッシュメモリと
を有し、(e)前記第一の記憶制御プロセッサは、前記
第一のプロセッサもしくは前記第一の保守用端末から前
記第一の記憶装置と前記第二の記憶装置間のリモートコ
ピー指示を受け付ける手段と、前記第一の記憶装置に格
納しているデータを先頭アドレスから順に前記キャッシ
ュメモリに読み上げて前記FBAデータアクセスインタ
フェース通信手段を介して前記第二の記憶装置に書き込
む手段とを有する、ことを特徴とするデータ二重化シス
テムを提供する。上記第1の観点によるデータ二重化シ
ステムでは、FBAアクセスインタフェースおよびCK
D−FBAフォーマット変換機構を有するメインフレー
ムホストにFBA記憶装置を接続した記憶装置システム
における前記FBA記憶装置のデータを、同じ構成の別
の記憶装置システム配下のFBA記憶装置へリモートコ
ピーすることが出来る。
【0013】第2の観点では、本発明は、(a)FBA
フォーマットのデータを格納する1台以上の第一の記憶
装置と、その第一の記憶装置を接続する第一のメインフ
レームホストとを有してなる第一の記憶装置システム
と、(b)CKDフォーマットのデータを格納する1台
以上の第二の記憶装置と、その第二の記憶装置を接続す
る第二のメインフレームホストとを有してなる第二の記
憶装置システムと、(c)前記第一のメインフレームホ
ストから前記第二の記憶装置へのアクセスを可能とする
CKDデータアクセスインタフェース通信手段と、を備
え、(d)前記第一のメインフレームホストは、1つ以
上の第一のプロセッサと、1つ以上の第一の保守用端末
と、CKDデータとFBAデータ間のフォーマット変換
を行い且つ記憶装置へのデータの入出力を処理する1つ
以上の第一の記憶制御プロセッサと、記憶装置へのデー
タの入出力に用いるキャッシュメモリとを有し、(e)
前記第一の記憶制御プロセッサは、前記第一のプロセッ
サもしくは前記第一の保守用端末から前記第一の記憶装
置と前記第二の記憶装置間のリモートコピー指示を受け
付ける手段と、前記第一の記憶装置に格納しているデー
タを先頭アドレスから順に前記キャッシュメモリに読み
上げて前記第二の記憶装置に書き込む手段とを有する、
ことを特徴とするデータ二重化システムを提供する。上
記第2の観点によるデータ二重化システムでは、メイン
フレームホストにFBA記憶装置を接続した記憶装置シ
ステムにおける前記FBA記憶装置のデータを、メイン
フレームホストにCKD記憶装置を接続した従来一般的
な記憶装置システム配下のCKD記憶装置へリモートコ
ピーでき、柔軟性のあるシステム運用が可能となる。
【0014】第3の観点では、本発明は、上記第1また
は第2の観点のデータ二重化システムにおいて、前記第
一の記憶制御プロセッサが、前記第一の記憶装置がリモ
ートコピー中であるか否かを判定する手段と、前記第一
のプロセッサから前記第一の記憶装置へのライト要求に
対して前記第一の記憶装置がリモートコピー中である場
合は対象データを前記第一の記憶装置および前記第二の
記憶装置へ書き込む手段とを有することを特徴とするデ
ータ二重化システムを提供する。上記第3の観点による
データ二重化システムでは、リモートコピー中の記憶装
置へのライト対象データをリモートコピーすることが出
来る。
【0015】第4の観点では、本発明は、上記第1から
第3の観点のデータ二重化システムにおいて、前記第一
の記憶制御プロセッサが、前記第一のプロセッサもしく
は前記第一の保守用端末から前記第一の記憶装置に対す
るリモートコピー中止指示を受け付ける手段と、その中
止指示に従って第二の記憶装置への書き込みを中止する
手段とを有することを特徴とするデータ二重化システム
を提供する。上記第4の観点によるデータ二重化システ
ムでは、必要に応じてリモートコピーを中止できる。
【0016】第5の観点では、本発明は、上記第1から
第4の観点のデータ二重化システムにおいて、(a)前
記第二のメインフレームホストは、1つ以上の第二のプ
ロセッサと、1つ以上の第二の保守用端末と、記憶装置
へのデータの入出力を処理する1つ以上の第二の記憶制
御プロセッサと、記憶装置へのデータの入出力に用いる
キャッシュメモリとを有し、(b)前記第二の記憶制御
プロセッサが、前記第二のプロセッサもしくは前記第二
の保守用端末から前記第二の記憶装置に対するアクセス
許可指示を受け付ける手段と、前記アクセス許可指示に
従って前記第二のプロセッサからの前記第二の記憶装置
へのアクセスを許可する手段とを有することを特徴とす
るデータ二重化システムを提供する。上記第5の観点に
よるデータ二重化システムでは、第一の記憶装置システ
ムがダウンしたとき、第二の記憶装置システムで速やか
に業務を復旧できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態と
第二の実施形態について説明する。なお、これにより本
発明が限定されるものではない。第一の実施形態は、F
BAアクセスインタフェースおよびCKD−FBAフォ
ーマット変換機構を有するメインフレームホストにFB
Aフォーマットの記憶装置を接続した記憶装置システム
を複数台用意し、互いの記憶制御プロセッサが相手側記
憶装置システム配下の記憶装置を直接アクセス可能なよ
うにFBAアクセスインタフェースの通信線で接続し、
一方の記憶装置システム配下の記憶装置のデータを他方
の記憶装置システム配下の記憶装置へリモートコピーす
るデータ二重化システムの実施形態である。第二の実施
形態は、FBAアクセスインタフェースおよびCKD−
FBAフォーマット変換機構を有するメインフレームホ
ストにFBAフォーマットの記憶装置を接続した第一の
記憶装置システムと従来一般的な第二の記憶装置システ
ムを用意し、第一の記憶装置システムの記憶制御プロセ
ッサから従来一般的な第二の記憶装置システムのCKD
記憶装置にアクセス可能なようにCKDアクセスインタ
フェースの通信線で接続し、第一の記憶装置システム配
下のFBA記憶装置のデータを従来一般的な第二の記憶
装置システム配下のCKD記憶装置へリモートコピーす
るデータ二重化システムの実施形態である。
【0018】−第一の実施形態− 第1図から第11図を参照して、第一の実施形態を説明
する。第1図は、本発明の第一の実施形態にかかるデー
タ二重化システム1のブロック図である。このデータ二
重化システム1は、左右2台の記憶装置システムからな
る。各記憶装置システムは、メインフレームホスト10
0と、FBAフォーマットの1台以上の外部記憶装置1
50から構成される。メインフレームホスト100は、
1つ以上のCPU101と、1つ以上の記憶制御プロセ
ッサ102と、主記憶103と、チャネル104と、保
守用端末130とを有する。外部記憶装置150は、固
定長アクセスインタフェースを有し、FBAフォーマッ
トでデータを記憶する。すなわち、外部記憶装置150
には、OSが認識しているCKDフォーマットのボリュ
ームのデータをFBAフォーマットに変換して格納す
る。外部記憶装置150は、単体の記憶装置でも、固定
長アクセスインタフェースを有するRAIDサブシステ
ムでも構わない。外部記憶装置150には、複数のサブ
システム(CKDインタフェースの記憶装置とそれを接
続した従来の記憶制御装置を、サブシステムと呼ぶ。)
分の記憶装置のデータを格納することが可能である。し
かし、第一の実施形態では、接続された外部記憶装置1
50全体で、1つのサブシステムのデータを格納してい
るものとする。FBAアクセスインタフェース通信手段
110は、チャネル104と外部記憶装置150をつな
ぐ通信手段で、FBAフォーマット記憶装置用のSCS
Iなどの通信プロトコルを用いて通信を行う。通信線
は、メタルケーブルを用いたパラレルチャネルでも、光
ファイバ等を用いたシリアルチャネルでもよい。第一の
実施形態では、シリアルチャネルを用いる。シリアルチ
ャネルを用いれば、ある程度の接続距離が保証されてい
るため、2台の記憶装置システム間の距離を離すことが
でき、柔軟なシステム運用が可能となる。
【0019】前記メインフレームホスト100のCPU
101では、データベースなどのアプリケーションプロ
グラムが動作する。アプリケーションプログラムが動作
する際のメモリ割り当てなどの制御およびファイルシス
テムなどの管理はOSで行う。アプリケーションプログ
ラムからの外部記憶装置へのアクセスは、このOSを介
して行われる。
【0020】記憶制御プロセッサ102では、OSから
外部記憶装置150への入出力処理を仲介して実行する
入出力制御プログラムが動作する。入出力制御プログラ
ムは、CKDフォーマットとFBAフォーマットの変換
機能を有する。OSからCKDインタフェースで送られ
てくる外部記憶装置150へのリードライト要求コマン
ド(CCW)を受領し、FBAフォーマットのアクセス
インタフェースコマンド(SCSIコマンド)へ変換し
て、外部記憶装置150へ送信する。この変換によっ
て、OSが認識しているCKDフォーマットの記憶装置
のデータを、FBAフォーマットの外部記憶装置150
に格納できることとなる。なお、以下の説明で、前者の
論理的にしか存在しないCKDフォーマットの記憶装置
を論理ボリュームと呼び、FBAフォーマットの外部記
憶装置150を物理ボリュームと呼ぶことがある。入出
力制御プログラムでは、論理ボリュームと物理ボリュー
ムのマッピングも管理するが、その管理には従来公知の
方法を用いることができるため、説明は省略する。ま
た、入出力制御プログラムは、入出力データの外部記憶
装置150と主記憶103間のデータ転送も制御する。
【0021】主記憶103には、各CPU101が使用
するデータやプログラムを格納する領域以外に、外部記
憶装置150との入出力時に用いるキャッシュメモリ領
域105が割り当てられる。また、主記憶103には、
キャッシュメモリ105上のデータを管理するキャッシ
ュ管理情報106と、外部記憶装置150の状態を管理
する記憶装置制御情報107を格納する。
【0022】キャッシュメモリ105には、外部記憶装
置150から読み上げたデータや、OSが外部記憶装置
150に書き込むデータを一時的に保持する。キャッシ
ュメモリ105へのデータ格納の際には、外部記憶装置
105へ格納する時と同じFBAフォーマットで格納す
る。通常、CKDフォーマットへのアクセスインタフェ
ースでは、最小アクセス単位は、トラックではなく、レ
コードである。このため、トラック先頭からのアクセス
ではなく、トラック途中のレコードへのアクセスの場
合、トラック先頭からのレコードのFBAフォーマット
での位置を求める必要がある。トラック内のレコードが
等長などの条件を満たす場合には、従来公知の方法を用
いて、レコード位置を特定することが可能であるが、そ
れらの方法が使えない場合には、当該トラックのデータ
を外部記憶装置150からリードする必要がある。しか
し、本実施形態では、説明の簡単のために、アクセス最
小単位を、レコードではなく、トラックとして、このリ
ード処理の発生を回避する。第2図に、キャッシュメモ
リ105の構成例示図を示す。キャッシュメモリ105
は、セグメント200と呼ばれる小領域に等分割され
る。1つのセグメント200には、論理ボリュームの1
トラック分のデータを格納でき、外部記憶装置105か
らリードしたデータや未だ外部記憶装置105へ未反映
のライトデータなどが格納される。
【0023】キャッシュ管理情報106は、入出力制御
プログラムがキャッシュメモリ105を管理するために
用いる情報であり、各トラックへのセグメント200割
り当て状態などの管理情報を格納する。第3図は、キャ
ッシュ管理情報106の中で本発明に関係した情報をあ
らわしたものである。キャッシュ割り当て情報300
は、論理ボリュームの各トラックに対応するセグメント
200を割り当て済みか否かを示す。論理ボリュームの
全トラック分のポインタを持ち、セグメント200割り
当て済みのトラックのポインタで当該セグメント200
のセグメント管理情報301をポイントし、未割り当て
の場合はNULL値を設定する。セグメント管理情報301
は、セグメント200に一対一対応し、当該セグメント
200に格納されているデータのステータスを管理す
る。有効セグメント管理情報キューポインタ302、未
コピーセグメント管理情報キューポインタ303および
空きセグメント管理情報キューポインタ304は、それ
ぞれのキューのルートポインタである。有効セグメント
管理情報キューには、トラックに割り当て済みのセグメ
ント管理情報301を接続する。また、空きセグメント
管理情報キューには、トラックに未割り当てのセグメン
ト管理情報301を接続する。また、未コピーセグメン
ト管理情報キューポインタには、リモートコピーのため
正側の論理ボリュームから読み上げて副側論理ボリュー
ムに未コピーのデータを格納したセグメント200また
はリモートコピー中の論理ボリュームへの更新データで
あって副側論理ボリュームへ未コピーのデータを格納し
たセグメント200の管理情報301を接続する。
【0024】第4図は、セグメント管理情報301の中
で本発明に関係のあるものを示している。セグメントポ
インタ400は、対応するセグメント200のアドレス
を格納する。バリッドフラグ401は、当該セグメント
200に格納しているデータが有効かどうかを示す。外
部記憶装置150からリードしたデータを当該セグメン
ト200に格納したときなどに、このバリッドフラグ4
01をオンに設定し、当該セグメント200のキャッシ
ュ割り当てを解除するときにオフに設定する。未反映フ
ラグ402は、当該セグメント200に格納しているデ
ータが未だ外部記憶装置150に未反映であることを示
す。コピー中フラグ403は、当該セグメント200に
格納されているデータがリモートコピーで副側の論理ボ
リュームに未コピーのデータであることを示す。キュー
ポインタ404は、当該セグメント管理情報301を有
効セグメント管理情報キューや空きセグメント管理情報
キューなどに接続する際に用いるポインタである。
【0025】リードデータなどディスク反映済みデータ
を格納するセグメント200は、LRU管理など従来公
知の方法でキャッシュ滞留期間を制御する。第一の実施
形態では、リモートコピーで未コピーなデータを除き、
属性によらず、全ての有効なセグメント管理情報301
を1つのキューで管理しているが、セグメント管理情報
301の属性によって別のキューで管理してもよい。
【0026】記憶装置制御情報107は、記憶制御プロ
セッサ102が管理する全ての論理ボリューム単位に存
在し、各論理ボリュームの状態などの管理情報を格納す
る。第一の実施形態では、FBAアクセスインタフェー
ス通信手段110で接続する相手側の論理ボリューム分
の情報も管理する。
【0027】第5図は、記憶装置制御情報107の中で
本発明に関係した情報を表したものである。アクセス可
否フラグ500は、当該論理ボリュームを通常データ格
納用に使用可能か否かを示すフラグである。記憶装置シ
ステムに論理的に割り当てた複数の論理ボリュームのう
ち、当該記憶装置システムで通常使用する分について
は、システム初期設定時にアクセス可否フラグをONと
して、アクセスを許可しておく。このとき、1台以上の
論理ボリュームをアクセス不可としておき、リモートコ
ピーの副側論理ボリュームとして使用できるようにして
おく。一方の記憶装置システムでアクセス可の論理ボリ
ュームは、もう一方の記憶装置システムからアクセス不
可となるよう、システム初期化時に初期設定しておく。
容量やトラックフォーマットタイプなど、同一の論理ボ
リュームの構成情報は、各記憶装置システムで不一致が
起こらないよう初期設定するものとする。ボリューム状
態501は、各論理ボリューム状態を表す。状態として
は、正常、閉塞などの他、リモートコピーに関係して、
当該論理ボリュームがコピーに関与してない「一重化」
状態、正副論理ボリュームのデータ一致化コピー中であ
る「二重化保留」状態、データ一致化が完了した「二重
化」状態、正側システム障害により正副二重化状態を維
持できない「二重化中断(正)」状態、副側システム障
害により正副二重化状態を維持できない「二重化中断
(副)」状態などがある。ボリューム特性情報502
は、各論理ボリュームの特性を示す。特性としてはボリ
ュームタイプ名、シリンダ/トラック数、トラック容量
等を保持する。ここで、論理ボリュームとして既存のス
トレージ製品をエミュレートし、そのストレージ製品の
タイプ名のみをボリューム特性情報502として保持し
ても構わない。
【0028】副側記憶装置サブシステム識別子503
は、リモートコピーの副側記憶装置システムのサブシス
テム識別子を格納する。サブシステム識別子は、記憶装
置システム内で一意に設定される。副側記憶装置製品識
別情報504は、メーカー識別コードと製造番号を格納
する。メーカー識別コードは、記憶制御装置の製造メー
カー毎に一意に設定される識別子である。製造番号は、
記憶制御装置が工場出荷時に設定される番号で、各メー
カー内で一意に設定される。副側論理ボリューム番号5
05は、リモートコピーの副側論理ボリュームの番号を
格納する。副側論理ボリューム状態506は、リモート
コピーの副側論理ボリュームの論理ボリューム状態を格
納する。コピー進行ポインタ507は、リモートコピー
で正副論理ボリュームのデータ一致化コピー処理を行う
先頭トラック位置を示す。コピー処理は、このコピー進
行ポインタ507を参照して、未コピー領域の先頭トラ
ックから処理を再開する。第一の実施形態では、簡単の
ため、正副論理ボリュームのデータ一致状態をコピー進
行ポインタ507のみで一元管理する。なお、1つ以上
のトラック単位に差分フラグを持ち、正側論理ボリュー
ムから副側論理ボリュームへ未反映のデータを1つ以上
のトラック単位に管理し、コピー回数の削減などコピー
処理の効率化を図ってもよい。
【0029】第一の実施形態では、記憶制御情報107
はシステム初期設定時に各メインフレームホスト100
の主記憶内に初期値を設定し、以下各メインフレームホ
スト内でローカルに更新・参照するようにする。なお、
メインフレームホスト100間を通信手段で接続して、
記憶制御情報107の同期をとっても構わない。
【0030】チャネル104は、メインフレームホスト
100と外部記憶装置150を接続し、その間のFBA
フォーマットのアクセスインタフェースコマンドおよび
データ転送を行う。
【0031】次に、記憶制御プロセッサ102の動作を
説明する。第6図は、左側の記憶装置システムでリモー
トコピーを行う際の動作を表した図である。まず、CP
U101もしくは保守用端末130からリモートコピー
指示が発行され、記憶制御プロセッサ102が受け付け
る(CPU101からの指示はコマンド処理部が受け付
け、保守用端末130からの指示は保守処理部が受け付
ける)。指示を受けた記憶制御プロセッサ102では、
指定された2台の論理ボリュームのリモートコピー可否
をチェックし、リモートコピー可であるならば記憶装置
管理情報107を更新し、コピー処理を起動する。コピ
ー処理では、2台の論理ボリュームのデータを一致させ
るために、正側論理ボリュームのデータをキャッシュメ
モリ105に読み上げ、副側論理ボリュームへデータを
書き込んでいく。正側論理ボリュームの全てのデータの
コピーが完了したら、記憶装置管理情報107を更新
し、コピー処理は終了する。
【0032】第9図は、リモートコピー中の正側論理ボ
リュームに対してCPU101からデータ更新が行われ
た際の動作を表した図である。CPU101から正側論
理ボリュームに対するデータ更新要求を受けた記憶制御
プロセッサ102では、記憶装置管理情報107をチェ
ックし、副側論理ボリュームへのコピーが必要と判断し
たら、副側論理ボリュームに対して当該更新データを書
き込む。その後、正側論理ボリュームに当該更新データ
を書き込む。なお、第一の実施形態では、副側論理ボリ
ュームへの書き込み後に正側論理ボリュームへの書き込
みを行うが、逆に正側論理ボリュームへの書き込み後に
副側論理ボリュームへの書き込みを行ってもよい。
【0033】第10図は、リモートコピーで正副論理ボ
リュームが二重化状態であるときに、正側論理ボリュー
ムで業務運営中だった左側の第一の記憶装置システムが
システムダウンした際の、右側の第二の記憶装置システ
ムでの業務復旧時の動作を表した図である。右側の第二
の記憶装置システムでは、副側論理ボリュームはアクセ
ス不可となっているので、保守員が保守用端末130を
用いて当該論理ボリュームをアクセス許可に変更する。
その後、CPU101で動作していたアプリケーション
を再実行すれば、副側論理ボリュームを用いて業務復旧
が可能となる。ここで、上記アクセス許可指示をCPU
101から発行してもよい。その場合、CKDインタフ
ェースに専用コマンドを新設し、CPU101上で動作
するOSおよび記憶制御プロセッサ102の制御論理を
変更する必要がある。
【0034】以上の記憶制御プロセッサ102の処理
を、CPU101からの各種処理要求を処理するコマン
ド処理部、リモートコピーにおける正副論理ボリューム
のデータ一致化を行うコピー処理部および保守用端末1
30からの各種保守処理要求を処理する保守処理部の3
つに分けて、次に説明する。
【0035】CPU101からの処理要求コマンドとし
ては、リード/ライト要求コマンド、リモートコピー開
始/中止要求コマンドがある。リード/ライト要求コマ
ンドには、アクセス位置を指定する必要がある。アクセ
ス位置の指定は、メインフレームホストでは、通常、シ
ーク/サーチに相当する制御系コマンドを発行して行
う。そして、それに続けてリード/ライト要求コマンド
を発行することで、データアクセスを実行する。しか
し、ここでは説明の簡単のために、この制御系コマンド
とリード/ライト要求コマンドの一連のコマンド列を単
にリード/ライト要求コマンドと表記する。リモートコ
ピー開始/中止要求コマンドでは、副側記憶装置システ
ムを特定する情報としてサブシステム識別子や製品番号
等と、副側論理ボリューム番号などが送られる。
【0036】第7図は、第一の実施形態におけるコマン
ド処理部の処理フロー図である。ステップ701では、
CPU101から処理要求を受けた論理ボリュームがア
クセス可能かをチェックする。チェックは、記憶装置管
理情報107の当該論理ボリュームに対応するエントリ
のアクセス可否フラグ500を参照し、オフであればア
クセス不可と判断してステップ716にジャンプし、オ
ンであればステップ702に遷移する。ステップ702
では、処理要求コマンド種別によってそれぞれの処理に
遷移する。コマンドがリード要求の場合はステップ71
2へ遷移し、ライト要求の場合はステップ707へ遷移
し、リモートコピー開始要求の場合はステップ703へ
遷移し、リモートコピー中止要求の場合はステップ70
6へ遷移する。
【0037】ステップ703では、リモートコピー開始
要求のあった正副論理ボリュームの状態を記憶装置管理
情報107などを元に調べ、リモートコピーが可能かを
チェックする。例えば、どちらかの論理ボリュームが正
常状態でなかったり、正副間で容量など論理ボリューム
特性が一致しなかったり、副側として指定した論理ボリ
ュームが既に別のリモートコピーに使用中であるとか、
副側記憶装置システムで通常使用されている論理ボリュ
ームであったりする場合、リモートコピーを開始するこ
とができない。リモートコピー不可であると判断した場
合はステップ716に遷移し、可能であると判断した場
合はステップ704に遷移する。
【0038】ステップ704では、当該論理ボリューム
の論理ボリューム状態501および副側論理ボリューム
状態506を二重化状態に変更する。ステップ705で
は、正副論理ボリュームのデータ一致化を行うコピー処
理を起動する。そして、ステップ715へ遷移する。
【0039】ステップ706では、リモートコピー中止
要求のあった正副論理ボリュームの論理ボリューム状態
501を一重化状態に変更し、その他のコピー制御情報
をリセットする。中止要求のあった論理ボリュームがリ
モートコピーに関与していない場合は、なにもしない。
そして、ステップ715へ遷移する。
【0040】ステップ707では、ライト要求に対し
て、アクセス対象トラックにセグメント200が割り当
てられてなければ新規に割り当てる。セグメント割り当
ては、空きセグメント管理情報キューに接続しているセ
グメント管理情報301を一つ選び、空きセグメント管
理情報キューから有効セグメント管理情報キューに移
す。このとき、当該セグメント管理情報301のバリッ
ドフラグ401をオンにする。さらに、未反映フラグ4
02をオンにする。ステップ708では、CPU101
データ領域から、ステップ707で割り当てたセグメン
ト200に更新データを転送する。ステップ709で
は、記憶装置管理情報107を参照し、当該論理ボリュ
ームが二重化保留状態か二重化状態の場合はステップ7
10に遷移し、それ以外の状態の場合はステップ711
に遷移する。ステップ710では、当該更新データを副
側の論理ボリュームへ書き込む。まず、当該セグメント
管理情報301のコピー中フラグ402をオンにし、コ
ピー中セグメント管理情報キューに移す。それから、F
BA-CKD変換機構を用いて、副側論理ボリュームの
アクセス対象データ位置に相当する外部記憶装置150
内のアクセス対象位置を算出し、FBAアクセスインタ
フェース110経由にライト要求を発行する。書き込み
が終了したら、当該セグメント管理情報301のコピー
中フラグ402をオフにし、有効セグメント管理情報キ
ューへ移す。ステップ711では、当該更新データを正
側論理ボリュームへ書き込む。書き込みが終了したら、
当該セグメント管理情報301の未反映フラグ402を
オフにする。そして、ステップ715へ遷移する。
【0041】ステップ712では、リード要求に対し
て、アクセス対象トラックにセグメント200が割り当
てられてなければ新規に割り当てる。ステップ713で
は、当該論理ボリュームから対象データを当該セグメン
ト200に読み込む。ステップ714では、当該セグメ
ントに読み上げたデータをCPU101データ領域に転
送する。そして、ステップ715へ遷移する。
【0042】ステップ715では、要求処理の完了をC
PU101に報告する。そして、処理を終了する。
【0043】ステップ716では、当該コマンドの受領
拒否を報告する。そして、処理を終了する。
【0044】第8図は、第一の実施形態におけるコピー
処理部の処理フロー図である。ステップ800では、コ
ピーを行う対象論理ボリュームの論理ボリューム状態5
01をチェックして、二重化保留状態である場合はステ
ップ801に遷移し、二重化保留状態でない場合はコピ
ー処理を中止する。ステップ801では、当該論理ボリ
ュームのコピー進行ポインタ507をチェックして全ト
ラックのコピーが完了しているかを判定し、未完了なら
ステップ802へ遷移し、全トラックのコピーが完了し
ていればステップ807に遷移する。ステップ802で
は、コピー進行ポインタ507が示す未コピー領域の先
頭トラックにセグメント200を割り当てる。このと
き、当該セグメント管理情報301のコピー中フラグ4
03をオンにする。ステップ803では、正側論理ボリ
ュームから当該トラックデータを読み、セグメント20
0に格納する。ステップ804では、副側論理ボリュー
ムの当該トラック位置にセグメント200に格納したデ
ータを書き込む。ステップ805では、当該セグメント
200を破棄する。具体的には、セグメント管理情報3
01の全フラグをオフして、空きセグメント管理情報キ
ューに移す。ステップ806では、コピー進行ポインタ
507を次のトラック位置に更新する。そして、前記ス
テップ800に戻り、コピー処理を繰り返す。
【0045】ステップ807では、コピー処理が完了し
た当該論理ボリュームの論理ボリューム状態501およ
び副側論理ボリューム状態506を二重化保留状態から
二重化状態に変更し、コピー進行ポインタ507を初期
化する。ステップ808では、リモートコピー指示のあ
った正側論理ボリュームがコピー処理の完了により状態
が変化したことをCPU101に報告する。この報告に
は、メインフレームホストでは、通常、状態変化割り込
みが使用され、割り込みを受けたCPU101で起動中
のアプリケーションプログラムは当該論理ボリューム状
態を参照してコピー処理が完了したことを認識する。
【0046】なお、第一の実施形態では、簡単のため、
1トラックずつコピーしているが、複数トラックをまと
めて読み上げてキャッシュメモリ105に保持し、副側
論理ボリュームにまとめて書き込んでも構わない。その
場合、コピー進行ポインタ507の更新は、コピーが完
了した複数トラックの次のトラック位置になるように更
新する。
【0047】第11図は、第一の実施形態における保守
処理部の処理フロー図である。ステップ1101では、
保守用端末130からの指示によってそれぞれの処理に
分岐する。リモートコピー開始指示の場合はステップ1
102に遷移し、リモートコピー終了指示の場合はステ
ップ1103に遷移し、論理ボリュームのアクセス可否
変更指示の場合はステップ1106に遷移する。
【0048】ステップ1102では、リモートコピー開
始要求のあった正副論理ボリュームの状態を記憶装置管
理情報107などを元に調べ、リモートコピーが可能か
をチェックし、リモートコピー不可であると判断した場
合はステップ1108に遷移し、可能であると判断した
場合はステップ1103に遷移する。ステップ1103
およびステップ1104は、リモートコピー開始処理で
あるが、指示を保守用端末130から受けること以外は
第7図のステップ704およびステップ705と同じで
あるので説明は省略する。ステップ1104の後、ステ
ップ1107へ遷移する。
【0049】ステップ1105は、リモートコピー中止
処理であるが、指示を保守用端末130から受けること
以外は第7図のステップ706と同じであるので説明は
省略する。ステップ1105の後、ステップ1107へ
遷移する。
【0050】ステップ1106では、当該論理ボリュー
ムの記憶装置管理情報107内のアクセス可否フラグ5
00を指定どおりに変更する。
【0051】ステップ1107では、要求処理の完了を
保守用端末130に報告する。そして、処理を終了す
る。
【0052】ステップ1108では、要求処理が実行不
可であることを保守用端末130に報告する。そして、
処理を終了する。
【0053】−第二の実施形態− 第12図から第17図を参照して、第二の実施形態を説
明する。第12図は、本発明の第二の実施形態にかかる
データ二重化システム2のブロック図である。第一の実
施形態の第1図の構成とは、右側の記憶装置システムが
従来一般的なメインフレームホスト向けCKD外部記憶
装置1250を接続したシステムである点、左側の記憶
装置システムと右側のCKD外部記憶装置1250を接
続しているのがCKDアクセスインタフェース通信手段
1210である点およびCKDアクセスインタフェース
通信手段1210に対応してCKDチャネル1204が
左側の記憶装置システムに実装されている点が異なって
いる。
【0054】メインフレームホスト1200は、従来一
般的である(既存の技術を用いて構成されている)ため
説明は省略する。メインフレームホスト1200とCK
D外部記憶装置1250との接続はCKDアクセスイン
タフェースを用いている。
【0055】CKDとFBAの区別のため、チャネル1
04をFBAチャネル104と呼び、外部記憶装置15
0をFBA外部記憶装置150と呼ぶ。
【0056】CKDチャネル1204は、メインフレー
ムホスト100とCKD外部記憶装置1250を接続
し、その間のCKDフォーマットのアクセスインタフェ
ースコマンドおよびデータ転送を行う。従来一般的なメ
インフレームホスト1200でも同様のチャネルは具備
しているが、本発明ではCPU101からだけでなく記
憶制御プロセッサ102からもCKD外部記憶装置12
50にアクセス可能である。
【0057】CKDアクセスインタフェース通信手段1
210は、CKDフォーマット記憶装置用通信プロトコ
ルを用いて、通信を行う。FBAアクセスインタフェー
ス通信手段104と同様に、シリアルチャネルを用いた
方が、システム間距離を大きく取れ、システム構築の制
限を減らすことができる。
【0058】CKD外部記憶装置1250は、CKDア
クセスインタフェースでの入出力が可能な記憶装置で、
単体のCKD記憶装置でも、従来公知のメインフレーム
向けRAIDサブシステムでも構わない。
【0059】記憶装置システム間の通信手段として、C
KDアクセスインタフェース通信手段1210を用いる
ことで、リモートコピー時の管理情報を追加する必要が
ある。第13図は、記憶装置管理情報107の中で第二
の実施形態に関係した情報を表したものである。項目1
300から1307までは、第5図の500から507
と同内容である。チャネルパス識別子1308は、リモ
ートコピーにおいて、副側論理ボリュームをアクセスす
るのに用いるCKDアクセスインタフェース通信手段1
210を識別する情報である。パスグループ識別子13
09は、副側論理ボリュームをアクセスするCKDアク
セスインタフェース通信手段1210の複数本を1つの
グループとして定義する際に、当該論理ボリュームの他
のパスグループと区別するための識別子を格納する。複
数の通信手段(通信路)を1つのグループとすること
で、入出力要求を行うパスと応答が返却されるパスを独
立に選択可能となり、パス競合によるレスポンス低下を
回避できる。
【0060】正側記憶装置システムでは、副側記憶装置
システムや副側論理ボリュームの構成状態などは保持せ
ず、必要なときに副側記憶装置システムに問い合わせる
ものとする。副側記憶装置システムでは、リモートコピ
ーを認識できない。このため、副側記憶装置システムで
の副側論理ボリュームへのアクセスを抑止するのに、副
側記憶装置システムから副側論理ボリュームを切り離す
必要などがある。
【0061】なお、メインフレームホスト1200とC
KD外部記憶装置1250で構成される記憶装置システ
ムの代わりに、第14図の左側の記憶制御システムと同
構成の記憶制御システムを設け、左右の記憶装置システ
ムのCKDチャネル1204をCKDアクセスインタフ
ェースで接続し、左側の記憶制御システムからの入出力
要求を右側の記憶制御システムの記憶制御プロセッサ1
02で受信し、配下のFBA外部記憶装置150へアク
セスするようにしてもよい。
【0062】次に、第二の実施形態での記憶制御プロセ
ッサ102の動作を説明する。第14図は、左側の記憶
装置システムでリモートコピーを行う際の動作を表して
いる。まず、CPU101もしくは保守用端末130か
らリモートコピー指示が発行される。指示を受けた記憶
制御プロセッサ102では、指定された2台の論理ボリ
ュームのリモートコピー可否をチェックする。コピー可
能であるならば、システム間を接続するCKDアクセス
インタフェース通信手段1210を選択し、副側論理ボ
リュームに対してパスグループを形成する。その後、記
憶装置管理情報107を更新し、コピー処理を起動す
る。コピー処理では、2台の論理ボリュームのデータを
一致させるために、正側論理ボリュームのデータをキャ
ッシュメモリ105に読み上げ、副側論理ボリュームへ
データを書き込んでいく。正側論理ボリュームの全ての
データのコピーが完了したら、記憶装置管理情報107
を更新し、コピー処理は終了する。リモートコピー中の
正側論理ボリュームにデータ更新がかかった場合、副側
論理ボリュームにも書き込みを行うのは第一の実施形態
と同じである。リモートコピーにより正副論理ボリュー
ムのデータが一致している時に、正側記憶装置システム
がダウンした場合には、副側記憶装置システムでオフラ
インとなっている副側論理ボリュームを保守員操作によ
りオンラインにして業務を再開する。
【0063】第15図は、第二の実施形態におけるコマ
ンド処理部のフロー図である。処理内容は、ステップ1
503とステップ1504とステップ1508とステッ
プ1512以外は、第7図とほとんど同じである。そこ
で、ステップ1503とステップ1504とステップ1
508とステップ1512のみ以下に説明する。
【0064】ステップ1503では、正副論理ボリュー
ム状態をチェックしてコピー可能かを調べるが、第一の
実施形態とは異なり、副側論理ボリュームの構成状態な
どは副側論理ボリュームに対して状態参照系のコマンド
を用いて問い合わせる。ステップ1504では、リモー
トコピーの副側論理ボリュームをアクセスするためのC
KDアクセスインタフェース通信手段1210に副側論
理ボリュームに対するパスグループを形成する。正副記
憶装置システム間を複数のCKDアクセスインタフェー
ス通信手段1210で接続する場合、それらを同じパス
グループとすることで、論理ボリュームの排他を実現
し、CKDアクセスインタフェース通信手段1210の
競合を回避できる。
【0065】ステップ1508では、中止するリモート
コピー処理について、副側論理ボリュームに対して形成
中のパスグループを解除する。
【0066】ステップ1512では、リモートコピー中
の正側論理ボリュームの更新データの副側論理ボリュー
ムへの書き込みを行う。副側論理ボリュームへのアクセ
スはCKDインタフェースで行う。CPU101からの
データ更新もCKDインタフェースのため、CPU10
1からの要求コマンドに基づいてコマンドを生成するこ
とができる。ただし、CPU101からのアクセス範囲
と異なる範囲で、副側論理ボリュームへの更新データの
反映を行う場合には、アクセス範囲指定の制御コマンド
パラメタを修正するなどの考慮が必要となる。
【0067】第16図は、第二の実施形態におけるコピ
ー処理部の処理フロー図である。処理内容は、第8図と
基本的に同じである。ただし、ステップ1604では、
ステップ1512と同様に、副側論理ボリュームに対し
てCKDインタフェースでのアクセスが必要となる。
【0068】第17図は、第二の実施形態における保守
処理部の処理フロー図である。処理内容は、ステップ1
704とステップ1707が追加されている以外は、第
11図とほとんど同じである。これらステップ1704
とステップ1707は、それぞれ第15図のステップ1
504とステップ1508と同じ処理であるので説明は
省略する。
【0069】
【発明の効果】本発明のデータ二重化システムによれ
ば、FBAアクセスインタフェースおよびCKD−FB
Aフォーマット変換機構を有するメインフレームホスト
にFBAフォーマットの記憶装置を接続した第一の記憶
装置システムにおける前記記憶装置のデータを、同じ構
成の別の第二の記憶装置システム配下の記憶装置へリモ
ートコピーするため、前記第一の記憶装置システムがダ
ウンした際に、前記第二の記憶装置システムでの業務復
旧が可能となる。また、本発明のデータ二重化システム
によれば、FBAアクセスインタフェースおよびCKD
−FBAフォーマット変換機構を有するメインフレーム
ホストにFBAフォーマットの記憶装置を接続した第一
の記憶装置システムにおける前記記憶装置のデータを、
メインフレームホストにCKDフォーマットの記憶装置
を接続した従来一般的な記憶装置システム配下のCKD
フォーマットの記憶装置へリモートコピーでき、柔軟性
のあるシステム運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態にかかるデータ二重化システム
のブロック図である。
【図2】キャッシュメモリの構成例示図である。
【図3】第一の実施形態にかかるキャッシュ管理情報の
構成例示図である。
【図4】第一の実施形態にかかるセグメント管理情報の
構成例示図である。
【図5】第一の実施形態にかかる記憶装置管理情報の構
成例示図である。
【図6】第一の実施形態における、正側論理ボリューム
から副側論理ボリュームへのデータコピー処理時の記憶
制御プロセッサの動作を表した説明図である。
【図7】第一の実施形態におけるコマンド処理部の処理
フロー図である。
【図8】第一の実施形態におけるコピー処理部の処理フ
ロー図である。
【図9】第一の実施形態における、正側論理ボリューム
にデータ更新が起こった際の記憶制御プロセッサの動作
を表した説明図である。
【図10】第一の実施形態における、正側の記憶装置シ
ステムがダウンした際の記憶制御プロセッサの動作を表
した説明図である。
【図11】第一の実施形態における保守処理部の処理フ
ロー図である。
【図12】第二の実施形態にかかるデータ二重化システ
ムのブロック図である。
【図13】第二の実施形態にかかる記憶装置管理情報の
構成例示図である。
【図14】第二の実施形態における、正側論理ボリュー
ムから副側論理ボリュームへのデータコピー処理時の記
憶制御プロセッサの動作を表した説明図である。
【図15】第二の実施形態におけるコマンド処理部の処
理フロー図である。
【図16】第二の実施形態におけるコピー処理部の処理
フロー図である。
【図17】第二の実施形態における保守処理部の処理フ
ロー図である。
【符号の説明】
100…メインフレームホスト 101…CPU 102…記憶制御プロセッサ 103…主記憶 104…チャネル 105…キャッシュメモリ 106…キャッシュ管理情報 107…記憶装置管理情報 110…FBAアクセスインタフェース通信手段 150…(FBA)外部記憶装置 200…セグメント 1210…CKDアクセスインタフェース通信手段 1250…CKD外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/08 G06F 12/08 H 5B083 J 320 320 12/16 310 12/16 310M 13/00 301 13/00 301R (72)発明者 大枝 高 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 庄山 貴彦 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 Fターム(参考) 5B005 JJ13 KK13 LL11 MM11 NN01 WW02 WW13 5B018 GA06 HA03 HA04 HA05 KA02 KA03 KA14 KA22 MA12 MA14 RA11 5B034 AA01 CC01 CC04 5B065 BA01 CC08 CE11 CE21 EA18 EA35 5B082 AA01 BA12 DC08 DE03 DE04 DE07 EA12 GA02 GB02 HA05 5B083 AA09 BB03 CC04 CD11 CE01 GG04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長フォーマットのデータを格納する
    1台以上の第一の記憶装置と、その第一の記憶装置を接
    続する第一のメインフレームホストとを有してなる第一
    の記憶装置システムと、 固定長フォーマットのデータを格納する1台以上の第二
    の記憶装置と、その第二の記憶装置を接続する第二のメ
    インフレームホストとを有してなる第二の記憶装置シス
    テムと、 前記第一のメインフレームホストから前記第二の記憶装
    置へのアクセスを可能とする固定長データアクセスイン
    タフェース通信手段と、を備え、 前記第一のメインフレームホストは、1つ以上の第一の
    プロセッサと、1つ以上の第一の保守用端末と、可変長
    データと固定長データ間のフォーマット変換を行い且つ
    記憶装置へのデータの入出力を処理する1つ以上の第一
    の記憶制御プロセッサと、記憶装置へのデータの入出力
    に用いるキャッシュメモリとを有し、 前記第一の記憶制御プロセッサは、前記第一のプロセッ
    サもしくは前記第一の保守用端末から前記第一の記憶装
    置と前記第二の記憶装置間のリモートコピー指示を受け
    付ける手段と、前記第一の記憶装置に格納しているデー
    タを先頭アドレスから順に前記キャッシュメモリに読み
    上げて前記固定長データアクセスインタフェース通信手
    段を介して前記第二の記憶装置に書き込む手段とを有す
    る、ことを特徴とするデータ二重化システム。
  2. 【請求項2】 固定長フォーマットのデータを格納する
    1台以上の第一の記憶装置と、その第一の記憶装置を接
    続する第一のメインフレームホストとを有してなる第一
    の記憶装置システムと、 可変長フォーマットのデータを格納する1台以上の第二
    の記憶装置と、その第二の記憶装置を接続する第二のメ
    インフレームホストとを有してなる第二の記憶装置シス
    テムと、 前記第一のメインフレームホストから前記第二の記憶装
    置へのアクセスを可能とする可変長データアクセスイン
    タフェース通信手段と、を備え、 前記第一のメインフレームホストは、1つ以上の第一の
    プロセッサと、1つ以上の第一の保守用端末と、可変長
    データと固定長データ間のフォーマット変換を行い且つ
    記憶装置へのデータの入出力を処理する1つ以上の第一
    の記憶制御プロセッサと、記憶装置へのデータの入出力
    に用いるキャッシュメモリとを有し、前記第一の記憶制
    御プロセッサは、前記第一のプロセッサもしくは前記第
    一の保守用端末から前記第一の記憶装置と前記第二の記
    憶装置間のリモートコピー指示を受け付ける手段と、前
    記第一の記憶装置に格納しているデータを先頭アドレス
    から順に前記キャッシュメモリに読み上げて前記第二の
    記憶装置に書き込む手段とを有する、ことを特徴とする
    データ二重化システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデータ
    二重化システムにおいて、 前記第一の記憶制御プロセッサが、前記第一の記憶装置
    がリモートコピー中であるか否かを判定する手段と、前
    記第一のプロセッサから前記第一の記憶装置へのライト
    要求に対して前記第一の記憶装置がリモートコピー中で
    ある場合は対象データを前記第一の記憶装置および前記
    第二の記憶装置へ書き込む手段とを有することを特徴と
    するデータ二重化システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のデータ二重化システムにおいて、 前記第一の記憶制御プロセッサが、前記第一のプロセッ
    サもしくは前記第一の保守用端末から前記第一の記憶装
    置に対するリモートコピー中止指示を受け付ける手段
    と、リモートコピー中止指示に従って前記第二の記憶装
    置への書き込み処理を中止する手段とを有することを特
    徴とするデータ二重化システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のデータ二重化システムにおいて、 前記第二のメインフレームホストは、1つ以上の第二の
    プロセッサと、1つ以上の第二の保守用端末と、記憶装
    置へのデータの入出力を処理する1つ以上の第二の記憶
    制御プロセッサと、記憶装置へのデータの入出力に用い
    るキャッシュメモリとを有し、 前記第二の記憶制御プロセッサが、前記第二のプロセッ
    サもしくは前記第二の保守用端末から前記第二の記憶装
    置に対するアクセス許可指示を受け付ける手段と、前記
    アクセス許可指示に従って前記第二のプロセッサからの
    前記第二の記憶装置へのアクセスを許可する手段とを有
    することを特徴とするデータ二重化システム。
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