JP2001065798A - Lpガス用バルク容器 - Google Patents

Lpガス用バルク容器

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JP2001065798A
JP2001065798A JP24592399A JP24592399A JP2001065798A JP 2001065798 A JP2001065798 A JP 2001065798A JP 24592399 A JP24592399 A JP 24592399A JP 24592399 A JP24592399 A JP 24592399A JP 2001065798 A JP2001065798 A JP 2001065798A
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gas
container
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ultrasonic
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JP24592399A
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English (en)
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Tsuyoshi Sannomiya
毅之 三宮
Ryuji Tatematsu
隆二 立松
Yoshinori Hanamura
嘉則 花村
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LPガス残量を容易に測定できる容器本体の
内径が該容器本体内部の長手方向の長さの半分以下であ
り、安価で設置スペースの小さい筒状LPガス用バルク
容器を提供できるようにすること。 【解決手段】 LPガス61が筒状容器本体10に充填
され、該容器本体10に充填されたLPガス61が取出
されることができるLPガス用バルク容器1において、
前記容器本体10の内径10dが前記容器本体10の内
部の長手方向の長さの半分以下であり、前記容器本体1
0の長手方向の一端を上部10bとし、前記容器本体1
0の長手方向の他端を底部10cとしたときに、前記容
器本体10内のLPガス61の液面62を測定するLP
ガス液面測定手段40を具備することを特徴とするLP
ガス用バルク容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLPガス用バルク容
器に関し、特に細い筒状容器においてもLPガス残量を
容易に測定できる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、LPガス(liquefied petro
leum gas)用バルク容器が使用されている。このLP
ガス用バルク容器には、LPガスの残量を測定し、かつ
LPガスの過充填の防止を確認するためにLPガスの液
面計が付設されている。図11は従来のフロート式液面
計を備えたLPガス用バルク容器を示している。図11
において、LPガス用バルク容器90は、容器本体9
1、ガス充填口92、ガス取出口93、フロート94、
アーム95、シャフト97及び液面表示部98等を備え
ている。
【0003】ガス充填口92及びガス取出口93は容器
本体91の上部に固定されている。管台96が容器本体
91の頂部に固定され、板部材96aが管台96上に固
定され、液面表示部98が板部材96a上に固定されて
いる。シャフト97が矢印97x方向に回動自在に板部
材96aに取り付けられている。なお、板部材96aは
容器本体91の気密を保っている。また、容器本体91
内の気圧はLPガス充填時にて通常約10気圧程度であ
る。アーム95が支点95aにてシャフト97の下端に
回動自在に取り付けられている。アーム95は矢印95
x方向及び矢印95x方向と逆の方向に回動自在であ
る。フロート94がアーム95の先端に固定されてい
る。容器本体91の底部はスカート99にて支えられる
ようにスカート99に固定されている。なお、スカート
99は基礎板100上に載置されている。
【0004】フロート94がLPガスの液相部分111
の液面112に浮くので、LPガス充填又は使用により
液面112が上下すると、フロート94も上下するの
で、フロート94の動きを基にして、アーム95が回動
し、アーム95の回動によりシャフト97が回転し、シ
ャフト97の回転により液面表示部98の図示しない指
針が回転する。このようにして、液面表示部98の指針
は液面112を表示する。なお、113は気相部分(液
相部分111から蒸発して気体となった部分)である。
なお、気相部分113の密度は液相部分111の密度よ
りはるかに小さいので、気相部分111の液面112位
置(容器本体91の底から液面112までの距離)を測
定すれば、容器本体91内のLPガス残量を正確に測定
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、液面112が容器本体91内の底部から上部まで上
下した場合を計測できるようにするために、アーム95
を長くする必要がある。このため、液面112の位置測
定用フロート94を備えた容器本体91の内径91aを
大きくする必要がある。このため、位置測定用フロート
94を備えたLPガス用バルク容器90は、内径が容器
本体91の内部の長手方向の長さの半分より小さい円筒
状容器にすることができなかったので、その設置スペー
スを広く確保する必要があった。
【0006】このため、位置測定用フロート94を備え
たLPガス用バルク容器90を生産するためには、従来
の充填重量50kg(容器本体の内径360ミリメート
ル程度のもの)以下のLPガス容器生産ラインを大幅に
変更するか、新規にLPガスバルク容器製造ラインを立
ち上げる必要があり、莫大な費用がかかってしまうこと
になった。本発明はこのような点に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、LPガス残量を容易に計測するこ
とができる容器本体の内径が該容器本体の内部の長手方
向の長さの半分以下である筒状LPガス用バルク容器を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、請求項1記載の通りで
ある。
【0008】上記第1の発明の構成のLPガス用バルク
容器により、LPガスが筒状容器本体に充填され、該容
器本体に充填されたLPガスが取出されることができる
LPガス用バルク容器において、前記容器本体の内径が
前記容器本体の内部の長手方向の長さの半分以下であ
り、前記容器本体の長手方向の一端を上部とし、前記容
器本体の長手方向の他端を底部としたときに、LPガス
液面測定手段が前記容器本体内のLPガスの液面を測定
するので、前記内径が前記容器本体の内部の長手方向の
長さの半分以下である筒状LPガス用バルク容器内のL
Pガス残量を容易に測定できる。
【0009】上記課題を解決するため、本願の第2の発
明の構成は、請求項2記載の通りである。
【0010】上記第2の発明の構成のLPガス用バルク
容器により、上記第1の発明の構成のLPガス用バルク
容器の作用とともに、超音波発信部がLPガス用バルク
容器本体内のLPガスの液面に向けて超音波を発射し、
超音波受信部が前記液面にて反射した超音波を受信し、
LPガス残量算出部が、前記超音波発信部から前記液面
に向けて超音波を放射した時刻と、前記液面にて反射し
た超音波を前記超音波受信部が受信した時刻との差か
ら、前記液面と前記容器本体の外面に固定された前記超
音波発信部及び超音波受信部との距離を算出することに
よって前記液面の位置を算出することにより前記LPガ
ス用バルク容器本体内のLPガス残量を算出するので、
前記LPガス用バルク容器本体内のLPガス残量を容易
に算出するすることができる。
【0011】更に、前記超音波発信部、前記超音波受信
部及びLPガス残量算出部は、前記容器本体の外部に配
設されるので、前記超音波発信部、前記超音波受信部及
びLPガス残量算出部を配設することにより、前記容器
本体の内径を大きくする必要がない。このため、前記容
器本体の内径を前記容器本体の内部の長手方向の長さの
半分以下にすることができる。
【0012】上記課題を解決するため、本願の第3の発
明の構成は、請求項3記載の通りである。
【0013】上記第3の発明の構成により、上記第2の
発明の構成による作用とともに、前記超音波発信部及び
超音波受信部が前記容器本体の底部の外面に固定されて
いるので、前記超音波発信部から発射された超音波は前
記容器本体内のLPガスを通過して前記液面に到達して
反射し、その後、前記液化ガスを通過して前記超音波受
信部に達するので、前記液面と前記容器本体の底部の外
面に固定された前記超音波発信部及び超音波受信部との
距離を算出することにより、前記LPガス用バルク容器
本体内のLPガス残量を容易に算出するすることができ
る。
【0014】上記課題を解決するため、本願の第4の発
明の構成は、請求項4記載の通りである。
【0015】上記第4の発明の構成により、上記第2の
発明の構成による作用とともに、前記超音波発信部及び
超音波受信部が前記容器本体の上部の外面に固定されて
いるので、前記超音波発信部から発射された超音波は前
記容器本体内のLPガスが蒸発した気相部分を通過して
前記液面に到達して反射し、その後、前記気相部分を通
過して前記超音波受信部に達するので、前記液面と前記
容器本体の上部の外面に固定された前記超音波発信部及
び超音波受信部との距離を算出することにより、前記L
Pガス用バルク容器本体内のLPガス残量を容易に算出
するすることができる。
【0016】上記課題を解決するため、本願の第5の発
明の構成は、請求項5記載の通りである。
【0017】上記第5の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、前記LPガス液面測定
手段が複数のフロート式LPガス液面測定部を有し、該
複数のフロート式LPガス液面測定部の各フロートが上
下方向に異なった位置に配置されているので、各フロー
トを支えるアームの長さを従来例よりも短くすることが
できる。このため、前記容器本体の内径を前記容器本体
の内部の長手方向の長さの半分以下とすることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の第1の
実施の形態の断面構造を示し、図2は図1に示すものの
一部分を拡大して示す。また、図4は図1に示すものの
平面を示し、図6はLPガス液面計(LPガス残量計)
を示している。
【0019】図1、図2及び図4にて、液化ガスとして
のLPガスを充填する軒先充填用LPガス用バルク容器
1の主要部は、容器本体10、プロテクター11、扉1
2、スカート13、リング状取手14及びマルチバルブ
30である。なお、このLPガス用バルク容器1は、L
Pガスのバルク供給即ちLPガスをタンク車等から一般
家庭等の軒先(消費先)で直接充填する供給形態に使用
するものである。マルチバルブ30は、多機能弁であ
り、LPガス充填口31、LPガス取出口32、パイプ
33、過充填防止装置34及びLPガス放出口36等を
備えている。マルチバルブを用いることによってバルブ
取付け用台としての管台を1つにすることができる。L
Pガス充填口31は図示しない弁を介してパイプ33に
接続され、パイプ33はパイプ33の先端付近で容器本
体10に接続されている。LPガス取出口32は図示し
ない弁を介して管台21とパイプ33との間に設けられ
た図示しないLPガス通路によって容器本体10に接続
されている。
【0020】容器本体10は、細長いほぼ円筒状鉄製容
器であり、円筒状部10a、上部10b(円筒状容器本
体10の長手方向(矢印10h方向)の一端)及び底部
10c(円筒状容器本体10の長手方向の他端)を備え
ている。なお、10eは容器本体10の外面であり、1
0fは容器本体10の内面である。容器本体10の内径
10dは、容器本体10の内部の長手方向の長さの半分
以下である。容器本体10の内部には、LPガス(液相
部分)61及び気相部分63(LPガス61が蒸発して
気体となったもの)が存在し、容器本体10内の気圧は
LPガス充填時にて約10気圧である。62は前記LP
ガス61の液面である。プロテクター11が容器本体1
0の上端に固定されている。プロテクター11は鉄板を
加工した箱状のものである。扉12がプロテクター11
の開口部に開閉自在に(矢印12x方向に)図示しない
蝶番により取付けられている(図4参照)。なお、マル
チバルブ30を用いることによりプロテクター11を小
型にすることができる。
【0021】管台21が容器本体10の上部10bの中
央部分に固定されている。板材22がボルト23により
管台21に固定され、パイプ33が板材22に固定され
ている(後述する図3参照)。過充填防止装置34は、
フロート35、アーム35a及びパイプ33内の図示し
ない弁等を備えている。フロート35はアーム35aの
先端に固定され、支点35bを中心として矢印35x方
向及び矢印35xと逆の方向に回動自在に配設されてい
る。フロート35は前記液面62に浮くので、液面62
が所定位置(85%充填位置)まで上昇すると、フロー
ト35は矢印35x方向に回動することにより前記パイ
プ33内の図示しない弁が閉じて容器本体10内にLP
ガスを充填できなくなる。
【0022】LPガス放出口36は、図示しないばね式
安全弁の出口であり、容器本体10内にLPガスを充填
した状態で、付近で火事があった時などに容器本体10
内のLPガスの温度が上昇することにより、容器本体1
0内の圧力が許容値を超えた場合に、前記安全弁が開い
てLPガス放出口36から容器本体10内のLPガスが
放出されることにより、容器本体10内の圧力を許容値
の範囲内に戻すことができる。
【0023】LPガス液面計(LPガス残量計)40の
主要部は、センサー41、取付台42及びLPガス残量
算出部44である。センサー41が鉄塊製取付台42を
介して容器本体10の底部10cの外面10eに固定さ
れている。なお、前記取付台42は超音波を良く伝える
材質のものである。センサー41はコード43によりL
Pガス残量算出部44に接続されている。センサー41
は超音波発信部及び超音波受信部を備えている。該超音
波発信部から発射された超音波は矢印41aで示すよう
にLPガス61を通過して前記液面62で反射し、更に
LPガス61を通過して前記超音波受信部にて受信され
る。
【0024】LPガス残量算出部44が、前記超音波発
信部から前記液面62に向けて超音波を放射した時刻
と、前記液面62にて反射した超音波を前記超音波受信
部が受信した時刻との差及び超音波の速度から、前記液
面62と前記容器本体10の底部10cの外面10eに
固定された前記超音波発信部及び超音波受信部との距離
を算出することによって前記液面62の位置を算出する
ことにより,前記内径10dを使用して、前記LPガス
用バルク容器本体10内のLPガス残量を算出する。な
お、この場合、容器本体10内(外面10eと内面10
fの間)の超音波が進む距離及び取付台42内の超音波
が進む距離は、前記液面62と容器本体10の底部10
cとの距離に比較して無視できるほど小さなものであ
る。
【0025】図6にて、LPガス残量算出部44は、表
示面44aを備え、LPガスの残量を表示する。この場
合、表示内容44bは「残量50%」である。なお、表
示面44aは例えば液晶表示面、発光ダイオード表示面
等である。なお、LPガス残量算出部44はプロテクタ
ー11内に配設されているので、扉12を開けて表示面
44aを見ることになる。
【0026】容器本体10の底部10cが鉄製スカート
13に支えられている。3つの長孔13a及び円形孔1
3bがスカート13に形成されている。コード43は円
形孔13bを挿通するように配設されている。固定用金
具(爪)52、53、54が長孔13aに係合し、各固
定用金具52、53、54はそれぞれボルトとナットの
組合わせ52a、53a、54aにより基礎板(コンク
リート製板)51に固定されている。鉄製リング状取手
14の各支持部(14a、14b、14c等)が容器本
体10の上部10bに溶接により固定されている。
【0027】図3は本願発明の第2の実施の形態の断面
構造を示している。第2の実施の形態は前記第1の実施
の形態の変形例である。図3において、センサー45は
前記センサー41に相当するものであり、鉄塊製取付台
46を介して容器本体10の上部10bの外面10eに
固定されている。なお、取付台46は取付台41に相当
し、超音波を良く伝える材質のものである。センサー4
5はコード47によりLPガス残量算出部44に接続さ
れている。
【0028】センサー45はセンサー41に相当し、超
音波発信部及び超音波受信部を備えている。センサー4
5の超音波発信部から発射された超音波は矢印45aで
示すように気相部分63を通過して前記液面62で反射
し、更に気相部分63を通過してセンサー45の超音波
受信部にて受信される。このため、前記液面62と前記
容器本体10の上部10bの外面10eに固定された前
記超音波発信部及び超音波受信部との距離を算出するこ
とにより、超音波の速度、前記内径10d及び容器本体
10の上部10bから底部10cまでの長さが判明して
いるので、前記LPガス用バルク容器本体10内のLP
ガス残量を容易に算出するすることができる。その他
は、第1の実施の形態と同じである。
【0029】図5は本願発明の第3の実施の形態の断面
構造を示している。第3の実施の形態は前記第1の実施
の形態の変形例である。図5において、センサー48は
前記センサー41に相当するものであり、管台24(管
台21に相当する。)の溝24a内に配設されている。
このため、センサー48は管台24を介して容器本体1
0の上部10bの外面10eに固定されている。なお、
管台24は超音波を良く伝える材質のものである。セン
サー48はコード49でLPガス残量算出部44に接続
されている。センサー48は超音波発信部及び超音波受
信部を備えている。センサー48の超音波発信部から発
射された超音波は矢印48aで示すように気相部分63
を通過して前記液面62で反射し、更に気相部分63を
通過してセンサー48の超音波受信部にて受信される。
その他は、前記第2の実施の形態と同じである。
【0030】図7は、センサー70を示している。セン
サー70は前記センサー41に相当するものである。セ
ンサー70は超音波発信部としての送信用振動板72及
び超音波受信部としての受信用振動板73を備えてい
る。なお、71はセンサー70のカバーである。図7の
出力信号は、LPガス残量算出部44から送信用振動板
72に印加され、入力信号は、受信用振動板73からL
Pガス残量算出部44に印加される。図8は、センサー
75を示している。センサー75は前記センサー41に
相当するものである。センサー75は超音波発信部及び
超音波受信部としての送受信兼用振動板77備えてい
る。なお、76はセンサー75のカバーである。その他
は、図7と同様である。
【0031】図9は、本願発明の第4の実施の形態の断
面構造を示す。第4の実施の形態は第1の実施の形態の
変形例である。図9において、液面測定部としてのフロ
ート式液面計81、82が設けられている。液面計81
は容器本体10の下半分の位置の液面(液面62に相当
する。)(例えば残量50%以下の液面)を測定し、液
面計82は容器本体10の上半分の位置の前記液面(例
えば残量50%以上の液面)を測定するように配設され
ている。このため、液面計81と液面計82とにより容
器本体10の底部10cから上部10bまでの位置の前
記液面を測定することができる。
【0032】液面計81はフロート81a、アーム81
b、シャフト81e及び液面表示部81g等を備えてい
る。管台25が容器本体10の円筒状部10aの下部に
固定され、板部材25aが管台25上に固定され、液面
表示部81gが板部材25a上に固定されている。シャ
フト81eが矢印81f方向に回動自在に板部材25a
に取り付けられている。なお、板部材25aは容器本体
10の気密を保っている。アーム81bが支点81cに
てシャフト81eの先端に回動自在に取り付けられてい
る。アーム81bは矢印81d方向及び矢印81d方向
と逆の方向に回動自在である。フロート81aがアーム
81bの先端に固定されている。
【0033】フロート81aが前記液面に浮くので、L
Pガス充填又は使用により前記液面が上下すると、フロ
ート81aも上下するので、フロート81aの動きを基
にして、アーム81bが回動し、アーム81bの回動に
よりシャフト81eが回転し、シャフト81eの回転に
より液面表示部81gの図示しない指針が回転する。こ
のようにして、液面表示部81gの指針は前記液面を表
示する。液面表示部81gのプロテクター15が容器本
体10の外面10eに着脱自在に取付けられている。
【0034】液面計82の構造及び動作は液面計81の
構造及び動作と同様である。管台26が容器本体10の
上部10bに固定され、板部材26aが管台26上に固
定され、液面計82が板部材26aに固定されている。
なお、板部材26aは容器本体10の気密を保ってい
る。82aは液面計82のフロートである。その他は、
第1の実施の形態と同様である。
【0035】図10は、本願発明の第5の実施の形態の
断面構造を示す。第5の実施の形態は第1の実施の形態
の変形例である。図10において、液面測定部としての
フロート式液面計83、84が設けられている。液面計
83は液面計81に相当し、液面計84は液面計82に
相当する。液面計83は容器本体10の下半分の位置の
液面(液面62に相当する。)を測定し、液面計84は
容器本体10の上半分の位置の前記液面を測定するよう
に配設されている。このため、液面計83と液面計84
とにより容器本体10の底部10cから上部10bまで
の位置の前記液面を測定することができる。なお、液面
計83及び液面計84の構造及び動作は液面計81の構
造及び動作と同様である。83aは液面計83のフロー
トであり、84aは液面計84のフロートである。
【0036】このため、前記LPガス液面測定手段が複
数のフロート式LPガス液面測定部81、82(又は8
3、84)を有し、該複数のフロート式LPガス液面測
定部の各フロート81a、82a(又は83a、84
a)が上下方向に異なった位置に配置されているので、
各フロート81a、82a(又は83a、84a)を支
えるアームの長さを従来例よりも短くすることができ
る。このため、前記容器本体10の内径10dを容器本
体10の内部の長手方向の長さの半分以下とすることが
できる。
【0037】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、LPガス用
バルク容器において、前記容器本体の内径を前記容器本
体の内部の長手方向の長さの半分以下とし、前記容器本
体の長手方向の一端を上部とし、前記容器本体の長手方
向の他端を底部としたときに、LPガス液面測定手段が
前記容器本体内のLPガスの液面を測定するので、一般
家庭等の軒先で充填可能な前記内径が前記容器本体の内
部の長手方向の長さの半分以下である筒状LPガス用バ
ルク容器内のLPガス残量を容易に測定できる。このた
め、従来の充填重量50kg以下のLPガス容器生産ラ
インでLPガスの保安の確保及び取引の適正化に関する
法及び高圧ガス保安法に規定するLPガスバルク容器を
生産することができ、該LPガスバルク容器を安価にす
ることができる。なお、第1の発明のLPガス用バルク
容器は、LPガスのバルク供給、詳しくはLPガスをタ
ンク車等から一般家庭等の軒先(消費先)で直接充填す
る供給形態に使用することができる。
【0038】本願の第2の発明によれば、上記第1の発
明の効果とともに、LPガス用バルク容器本体の外面に
固定された超音波発信部及び超音波受信部により前記容
器本体内のLPガスの液面と前記超音波発信部及び超音
波受信部との距離を算出することによって前記液面の位
置を算出することにより前記LPガス用バルク容器本体
内のLPガス残量を算出するので、前記LPガス用バル
ク容器本体内のLPガス残量を容易に算出するすること
ができる。更に、前記超音波発信部、前記超音波受信部
及びLPガス残量算出部は、前記容器本体の外部に配設
されるので、前記超音波発信部、前記超音波受信部及び
LPガス残量算出部を配設することにより、前記容器本
体の内径を大きくする必要がない。このため、前記容器
本体の内径を小さくすることができる。この結果、本願
発明のLPガス用バルク容器を従来のシリンダ供給用L
Pガスボンベにも適用することができる。
【0039】更に、本願の第3の発明によれば、上記第
2の発明の効果とともに、前記超音波発信部及び超音波
受信部が前記容器本体の底部の外面に固定されているの
で、前記超音波発信部から発射された超音波は前記容器
本体内のLPガスを通過して前記液面に到達して反射
し、その後、前記液化ガスを通過して前記超音波受信部
に達するので、前記液面と前記容器本体の底部の外面に
固定された前記超音波発信部及び超音波受信部との距離
を算出することにより、前記LPガス用バルク容器本体
内のLPガス残量を容易に算出するすることができる。
更に、前記超音波発信部及び超音波受信部が前記容器本
体の底部の外面に固定されているので、前記超音波発信
部及び超音波受信部を配設するのが容易である。
【0040】更に、本願の第4の発明によれば、上記第
2の発明の効果とともに、前記超音波発信部及び超音波
受信部が前記容器本体の上部の外面に固定されているの
で、前記超音波発信部から発射された超音波は前記容器
本体内のLPガスが蒸発した気相部分を通過して前記液
面に到達して反射し、その後、前記気相部分を通過して
前記超音波受信部に達するので、前記液面と前記容器本
体の上部の外面に固定された前記超音波発信部及び超音
波受信部との距離を算出することにより、前記LPガス
用バルク容器本体内のLPガス残量を容易に算出するす
ることができる。更に、前記超音波発信部及び超音波受
信部が前記容器本体の上部の外面に固定されているの
で、前記超音波発信部及び超音波受信部を配設するのが
容易である。
【0041】本願の第5の発明によれば、上記第1の発
明の効果とともに、前記LPガス液面測定手段が複数の
フロート式LPガス液面測定部を有し、該複数のフロー
ト式LPガス液面測定部の各フロートが上下方向に異な
った位置に配置されているので、容器本体内の前記液面
の変化による各フロートの移動範囲が従来例より狭くな
るため、各フロートを支えるアームの長さを従来例より
も短くすることができる。このため、前記容器本体の内
径を前記容器本体の内部の長手方向の長さの半分以下と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示すものの一部分を拡大して示す断面図
である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】本願発明の各実施の形態の平面を示す平面図で
ある。
【図5】本願発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図6】本願発明の各実施の形態におけるLPガス残量
計を説明する説明図である。
【図7】各実施の形態に使用するセンサーの第1例の説
明図である。
【図8】各実施の形態に使用するセンサーの第2例の説
明図である。
【図9】本願発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図10】本願発明の第5の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図11】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 LPガス用バルク容器 10 容器本体 10b 容器本体の上部 10c 容器本体の底部 10d 容器本体の内径 10e 容器本体の外面 10h 容器本体の長手方向 40 LPガス残量計 41、45、48 センサー 44 LPガス残量算出部 61 LPガス 62 LPガスの液面 70、75 センサー 72 送信用振動板 73 受信用振動板 77 送受信兼用振動板 81、82、83、84 LPガス液面計 81a、82a、83a、84a LPガス液面計のフ
ロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花村 嘉則 愛知県名古屋市中区新栄2丁目9番11号 富士工器株式会社内 Fターム(参考) 2F014 AC02 FB01 3E072 AA03 AB14 DA02 GA02 GA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LPガスが筒状容器本体に充填され、該
    容器本体に充填されたLPガスが取出されることができ
    るLPガス用バルク容器において、 前記容器本体の内径が前記容器本体の内部の長手方向の
    長さの半分以下であり、 前記容器本体の長手方向の一端を上部とし、前記容器本
    体の長手方向の他端を底部としたときに、前記容器本体
    内のLPガスの液面を測定するLPガス液面測定手段を
    具備することを特徴とするLPガス用バルク容器。
  2. 【請求項2】 前記LPガス液面測定手段がLPガス残
    量算出部と、前記容器本体の外面に固定された超音波発
    信部及び超音波受信部とを具備し、 前記超音波発信部が前記容器本体内のLPガスの液面に
    向けて超音波を発射し、前記超音波受信部が前記液面に
    て反射した超音波を受信し、 前記LPガス残量算出部が、前記超音波発信部から前記
    液面に向けて超音波を放射した時刻と、前記液面にて反
    射した超音波を前記超音波受信部が受信した時刻との差
    から前記液面の位置を測定することにより前記容器本体
    内のLPガス残量を算出することを特徴とする請求項1
    記載のLPガス用バルク容器。
  3. 【請求項3】 前記超音波発信部及び超音波受信部が前
    記容器本体の底部の外面に固定されていることを特徴と
    する請求項2記載のLPガス用バルク容器。
  4. 【請求項4】 前記超音波発信部及び超音波受信部が前
    記容器本体の上部の外面に固定されていることを特徴と
    する請求項2記載のLPガス用バルク容器。
  5. 【請求項5】 前記LPガス液面測定手段が複数のフロ
    ート式LPガス液面測定部を有し、該複数のフロート式
    LPガス液面測定部の各フロートが上下方向に異なった
    位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    LPガス用バルク容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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