JP2001059766A - タンクローリの液面計 - Google Patents

タンクローリの液面計

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JP2001059766A
JP2001059766A JP11237234A JP23723499A JP2001059766A JP 2001059766 A JP2001059766 A JP 2001059766A JP 11237234 A JP11237234 A JP 11237234A JP 23723499 A JP23723499 A JP 23723499A JP 2001059766 A JP2001059766 A JP 2001059766A
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liquefied gas
liquid
gas container
liquid level
tank
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Kazuyoshi Hayashi
和由 林
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液化ガスの漏洩の原因となるような加工を液化
ガス容器に加えることなく、製作後でも簡便に取付変更
ができ、充填作業の効率を上げ得るタンクローリの液面
計を提供する。 【解決手段】タンクローリの液化ガス容器1の最低面に
送信用超音波振動子21と受信用超音波振動子22を固
着し、超音波を発射させて液面で折り返して戻る時間を
計測し液面高さに換算して表示する計測装置20を設
け、液化ガス容器1への充填において予め定めた最高液
面高さになった時に警報を発する警報器31を運転室に
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LPガス(液化石
油ガス)など液化ガスを輸送するタンクローリの容器内
の液面位置を検知する液面計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タンクローリの液面計は、スリッ
プチューブ式または静電容量式フロートタイプのものが
使用されている。スリップチューブ式は、上端にプラグ
を備えたチューブを液化ガス容器の上部から垂下したも
ので、液面を検知するときは、液面と思われる位置にチ
ューブの先端を合わせてプラグを徐々に開き、ガスまた
は液(霧状)の漏出状態を見ながら該チューブを手動で
上下に移動させ、ガスと液の境界部(液面)を探し出す
ものである。この液面計は、安価で簡便であるが、検出
時に液化ガス容器内のガスを漏出させるため、積載する
液化ガスによっては使用できない。
【0003】また、静電容量式フロートタイプの液面計
は、図3に示すように、液化ガス容器1の上部にフラン
ジ12を設けて検知棒15を垂下したセンサ体10を固
定し、液化ガス容器1内に検知棒15を囲繞するガイド
管14を設け、検知棒15に沿って移動する磁石を内蔵
したフロート11を備え、気体と液体の誘電率に大きな
差があることを利用して、液面に浮上しているフロート
11の位置(液面)を電気信号として取り出すものであ
る。なお、16は、検知棒15の振れを防止するための
振止金具であり、13は、ガイド管14を固定するため
の受金である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の液面計
を液化ガス容器へ取り付けるには、液化ガス容器本体に
孔を明け、ガイド管を取り付けるためのフランジ12や
受金13を固設しなければならないので、液漏れに対す
る配慮を十分に行わなければならず、製作および取付を
完全に行い十分な検査が必要とされる。
【0005】また、液化ガス容器の製作後に取付位置を
変えることはできないので、タンクローリの設計に当た
って、他の機器の配置との干渉などを詳細に調査して、
液面計の設置場所を決めねばならず繁雑な作業となって
いる。また、液化ガスは液温によって容積が変化するも
のが多く、液化ガスをタンクローリに充填する場合に
は、季節などによって充填できる最高液面の位置が異な
り、作業性が悪いという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、液化ガスの漏洩の原因
となるような加工を液化ガス容器に加えることなく、製
作後でも簡便に取付変更ができ、充填作業の効率を上げ
得るタンクローリの液面計を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、液化ガス容器
の最低面に送信用超音波振動子と受信用超音波振動子を
固着し、超音波を発射させて液面で折り返して戻る時間
を計測し液面高さに換算して表示する計測装置を設け、
液化ガス容器への充填において予め定めた最高液面高さ
になった時に警報を発する警報器を運転室に設けたこと
を特徴としている。
【0008】本発明のタンクローリの液面計は、液化ガ
ス容器の最底面に送信用超音波振動子と受信用超音波振
動子を固着しているが、この固着は液化ガス容器の表面
に接着剤や磁石などにより、液化ガス容器に孔明けなど
の液化ガスの漏洩の原因となるような加工をせずに取り
付けられることを意味している。
【0009】計測装置は、送信用超音波振動子へ送出す
るパルス発生器と受信用超音波振動子の検知信号を電気
信号にして液面の高さに換算して表示するもので、パル
ス検出回路、演算回路、表示器などを備えたものであ
る。最高液面高さは、積載する液化ガスによって予め設
定する。例えば、LPガスは温度によって容積が大きく
変わり、液温48℃において液化ガス容器に5%の空隙
があることが必要とされている。なお、液化ガス容器に
液温を検知する温度センサを設けて、温度に対応した最
高液面高さを設定すれば、より適確な充填ができる。
【0010】一般家庭に設置されたバルク貯槽へLPガ
スを供給するタンクローリ(以下バルクローリと称す
る)では、バルク貯槽への供給用の液送ポンプを備えて
おり、液化ガス容器のLPガスが少なくなった場合には
吸込み不良を起こし、液送ポンプを破損することがある
ので、請求項2に記載のように、バルク貯槽への充填時
に液化ガス容器の液化ガスが最低液面高さになった時に
液送ポンプを停止させるようにするのがよい。
【0011】また、バルクローリは幾つかのバルク貯槽
へ順次供給するものであるため、各バルク貯槽への供給
量を把握する必要がある。そのため、バルクローリに
は、バルク貯槽への供給量を計測する流量計を備えてい
るものもあるが、この流量計は高価であり、これを付設
するための配管も複雑となっている。そこで、請求項3
に記載のように、液化ガス容器の液面高さを液化ガスの
残液容量に換算して表示すれば、バルク貯槽へ供給した
液化ガスの容量を簡便に知ることができ、流量計を排除
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態例を図面に
基づいて説明する。図1および図2は、本発明をバルク
ローリに適用した例を示したものである。バルクローリ
は図2に示すように、走行車両40の車台に液化ガス容
器1を搭載し、バルク貯槽へ液化ガスを供給するための
液送ポンプを備え、これに巻き取り可能なホースを接続
して構成し、基地において液化ガスを液化ガス容器1に
充填し、供給先である一般家庭の近傍に停車して、バル
ク貯槽へ供給ホースを接続して供給するものである。一
般路上や軒下駐車での供給作業があるため、バルクロー
リには、ガス漏れ検知、追突検知、駐車ブレーキの異常
検知などを行う装置を備え、安全性が確保されるように
している。
【0013】なお、図2中、2は弁計器箱、3はホース
リール箱である。液面計は図1に示すように、液化ガス
容器の最底面に固着された送信用超音波振動子21およ
び受信用超音波振動子22と、計測装置20と、運転室
の操作盤30に設けた警報器31とから構成されてい
る。
【0014】送信用超音波振動子21と受信用超音波振
動子22は、磁石が付設された樹脂製の保護ケース23
に収納されており、液化ガス容器1とは接着で固着され
ている。保護ケース23の磁石は液化ガス容器との接着
を補強するものである。計測装置20は、パルス発生器
24、増幅回路25、パルス検出回路26、演算回路2
7および表示器28で構成され、送信用超音波振動子2
1はパルス発生器24と、受信用超音波振動子22は増
幅回路25と接続されている。
【0015】増幅回路25は、パルス検出回路26およ
び演算回路27を介して表示器28へ接続されている。
そして、演算回路27は液化ガス容器1に設けた温度セ
ンサ29と接続されるとともに、運転室に設けられてい
る操作盤30へ接続されている。なお、計測装置20は
弁計器箱2(図2)に設けられている。
【0016】操作盤30には演算回路27からの指令で
作動する警報器31が設けられている。また、演算回路
27からの指令で液送ポンプの入力軸駆動ラインの電磁
クラッチをOFFにする回路が設けられている。この液
面計は常時は作動していない。必要なとき、すなわち、
基地において、液化ガス容器1へLPガスを充填すると
きおよびバルク貯槽へ供給するときにスイッチをONに
して計測する。
【0017】このように構成されているので、スイッチ
をONにすることによってパルス発生器24が作動し、
送信用超音波振動子21からパルス状の超音波が垂直上
方に発射され、LPガスの液面で反射されて戻り、受信
用超音波振動子22によって受信され、増幅回路25で
増幅されてパルス検出回路26で検出される。演算回路
27では、送信用超音波振動子21から超音波パルスが
発射されて、パルス検出回路26で検出されるまでの時
間を計測し、予め設定した時間と液面位置の関係式で演
算し、表示器28へ出力している。
【0018】表示器28は、液面高さ(cm)と残液容
量(リットル)がデジタル表示される。液化ガス容器1
へLPガスを充填するときは、満タンにするが、LPガ
スは、温度によって容積が変化するため、充填できる量
(容積)は温度によって異なる。通常、48℃で、液化
ガス容器に5%の空隙を有するようにしている。
【0019】そして、温度センサ29の検出信号を演算
装置27に取り入れ、充填時の温度における最大値に達
したときは、運転室の操作盤30へ信号が送られ、警報
器31が作動し警報が発せられる。バルク貯槽へLPガ
スを供給するときは、表示器28で残液容量を見てから
行われるが、供給中に予め設定した最低残液容量になる
と、運転室の操作盤30へ信号が送られ、警報器31が
作動し警報が発せられるとともに液送ポンプの入力軸駆
動ラインの電磁クラッチをOFFにする。即ち、液送ポ
ンプを停止させる。
【0020】この最低残液容量は液送ポンプの吸込みが
支障を来すことのない値(100〜200リットル)で
ある。バルク貯槽へのLPガスの供給においては、供給
の前後に液面計を作動させて液化ガス容器の残液容量を
検出することによって、バルク貯槽への供給量を簡便に
知ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタンクロ
ーリの液面計は、液化ガス容器の最低面に送信用超音波
振動子と受信用超音波振動子を固着し、超音波を発射さ
せて液面で折り返して戻る時間を計測し液面高さに換算
して表示する計測装置を設けたので、液化ガス容器に孔
明けなどの加工を施すことなく取り付けることができ、
液化ガスの漏洩の起因を無くすことができるばかりでな
く、液化ガス容器の完成後においても取付や移動が簡単
にできるので、設計の自由度が増し設計負担を軽減する
ことができる。
【0022】また、液化ガス容器への充填において予め
定めた最高液面高さになった時に警報を出す警報装置を
運転室に設けたので、充填作業が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのタンクローリの液
面計の全体構成を示すブロック図である。
【図2】バルクローリの側面図である。
【図3】従来のタンクローリの液面計の構成を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
1…液化ガス容器 2…弁計器箱 3…ホースリール箱 10…センサ体 11…フロート 12…フランジ 13…受金 14…ガイド管 15…検知棒 16…振止金具 20…計測ユニット 21…送信用超音波振動子 22…受信用超音波振動子 23…保護ケース 24…パルス発生器 25…増幅回路 26…パルス検出回路 27…演算回路 28…表示器 29…温度センサ 30…操作盤 31…警報器 40…走行車両

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液化ガス容器の最低面に送信用超音波振動
    子と受信用超音波振動子を固着し、超音波を発射させて
    液面で折り返して戻る時間を計測し液面高さに換算して
    表示する計測装置を設け、液化ガス容器への充填におい
    て予め定めた最高液面高さになった時に警報を発する警
    報器を運転室に設けたことを特徴とするタンクローリの
    液面計。
  2. 【請求項2】タンクローリは、LPガスを積載する液化
    ガス容器を搭載し一般家庭に設置されたバルク貯槽へL
    Pガスを供給するための液送ポンプを備えたものであ
    り、バルク貯槽への充填時に液化ガス容器の液化ガスが
    最低液面高さになった時に液送ポンプを停止させる信号
    を送出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    タンクローリの液面計。
  3. 【請求項3】液化ガス容器の液面高さを液化ガスの残液
    容量に換算して表示し、バルク貯槽へ供給した液化ガス
    の容量を検知できるようにしたことを特徴とする請求項
    2記載のタンクローリの液面計。
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