JP2001063604A - フォークリフトの操舵制御装置 - Google Patents

フォークリフトの操舵制御装置

Info

Publication number
JP2001063604A
JP2001063604A JP24264599A JP24264599A JP2001063604A JP 2001063604 A JP2001063604 A JP 2001063604A JP 24264599 A JP24264599 A JP 24264599A JP 24264599 A JP24264599 A JP 24264599A JP 2001063604 A JP2001063604 A JP 2001063604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
steering
angle
deviation
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24264599A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Utsunomiya
正章 宇都宮
Yoichi Fujita
陽一 藤田
Minoru Nakamura
穣 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Forklift KK filed Critical Komatsu Forklift KK
Priority to JP24264599A priority Critical patent/JP2001063604A/ja
Publication of JP2001063604A publication Critical patent/JP2001063604A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵輪の持続振動のないフォークリフトの操
舵制御装置を提供する。 【解決手段】 コントローラは、偏差値に対応して出力
する操舵モータへの電流指令値の出力特性カーブとし
て、不感帯及びヒステリシス特性を有し、偏差の絶対値
が増加しているときに、偏差値の第1閾値で電流指令値
方向に所定のオフセット値を有する位置から偏差値に応
じて所定の最大電流指令値まで増加し、かつ偏差の絶対
値が減少しているときには最大電流指令値から偏差値に
応じて減少し、偏差値のゼロ値で電流指令値方向に所定
の切片値を有し、偏差値が反転して第1閾値の絶対値よ
りも小さい絶対値の第2閾値になったら電流指令値をゼ
ロ値とする特性カーブを備える。走行速度に応じて、不
感帯及びオフセット値の大きさを変えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
操舵制御装置に関し、特にハンドルと操舵輪とが機械的
に連結されていない操舵制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)、(b)に、フォークリフト
としてのリーチフォークリフト(以降、リーチフォーク
1と呼ぶ)の平面図及び側面図を示す。リーチフォーク
1の前部に設けられているリーチレッグ2には、フォー
ク3のリフト機構及びチルト機構が搭載されたフォーク
装置4が前後に移動自在に取着されている。運転席5の
パネル部(図示せず)に設けられたリフトレバー及びチ
ルトレバー(図示せず)の操作によりフォーク3がそれ
ぞれ昇降及びチルトするようになっている。また、図示
しないリーチレバーの操作により、フォーク装置4の全
体がリーチレッグ2の上で前後進するようになってい
る。リーチフォーク1は、リーチレッグ2の前部に回転
自在に配設され、かつ車体を支持する左右一対の前輪
6,6と、車体の左後部下に設けられ、かつ駆動と操舵
の機能を併せ持つ一個の操舵輪(以降、タイヤ7と呼
ぶ)と、車体右後部下に設けられた一個のキャスタ輪8
とを有している。なお、車種によっては、キャスタ輪8
を備えていないものもある。キャスタ輪8は車両荷重を
支持した状態で回転自在に取着されている。運転席5の
図示しない車速レバーを操作して車速を設定する。ま
た、運転席5に配置されたハンドル9とタイヤ7の操舵
軸とは機械的に接続されておらずコントローラを介して
連動するフリー電気パワーステアリング制御が行われて
いる。即ち、オペレータがハンドル9を回転させると、
その回転角度に応じてタイヤ7の操舵角が制御される。
このとき、図7に示すコントローラ21が、ハンドル9
の近傍に取着されているハンドル操作角度検出器14か
らのハンドル操作角度信号θhとタイヤ7の近傍に取着
されている操舵角検出器19からの操舵角度信号θsと
の偏差をゼロ値にするような電流Imをタイヤ7を操舵
する操舵モータ(以降、モータ15と呼ぶ)に出力す
る。これにより、オペレータの所望の操舵角度が得られ
る。
【0003】以上説明したリーチフォーク1において
は、モータ15を搭載するための格納容積が限られ、か
つモータ15の動力源であるバッテリの容量等を考慮
し、通常モータ15は小容量の小型のものが使用され
る。小容量のモータ15を使用し、ハンドル操作角度θ
hの信号値と操舵角度θsの信号値との偏差値Eに応じ
電流指令値をモータ15に出力して操舵角度θsを制御
するとき、路面とタイヤ7との間の操舵角度方向に摩擦
抵抗トルクがあるため、この摩擦抵抗トルクに対抗する
トルクをモータ15が出力している状態を保持して操舵
角度θsが停止する。即ち、所定の偏差値Eに応じたモ
ータ15の出力トルクと、摩擦抵抗トルクとがバランス
した状態でモータ15が停止するので、偏差値Eの大き
さの分だけ操舵角度θsはハンドル操作角度θhと異な
る。即ち、目標位置の手前でタイヤ7が停止してしま
う。このようなハンドル操作角度θhと操舵角度θsと
の不一致の状態はオペレータの操舵感覚に合わないの
で、常にハンドル操作角度θhと操舵角度θsとが略一
致する制御が要望される。そこで、図8に示すように、
偏差値Eがゼロ値に達するまで、モータ15が摩擦抵抗
トルクより大きいトルクを発生する電流指令値Vをモー
タ15に出力して、つまり指令値Vmをオフセットして
モータ15に出力して位置決めすることにより、ハンド
ル操作角度θhと操舵角度θsとを常に略一致させる制
御方法が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、以下のような問題がある。偏差値Eがゼ
ロ値になる直前まで路面の摩擦抵抗トルクよりも大きい
トルクをモータ15が出力しているので、操舵角度θs
はハンドル9により設定した目標角度に一致した後、モ
ータ15及びタイヤ7の惰性によって通過してしまう。
すると操舵角度θsを操舵されてきた方向、つまり逆方
向に戻そうとする偏差値Eが生じるので、モータ15は
操舵角度θsを目標位置に復帰させようとする。このよ
うな制御を繰り返すので、この後持続振動を開始すると
いう問題が発生している。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、操舵輪の持続振動のないフォークリフト
の操舵制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、操向を操作するハン
ドルと、ハンドルに機械的に連結されてない操舵輪と、
ハンドル操作角度を検出するハンドル操作角度検出器
と、操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出器と、操
舵輪の操舵角度を制御する操舵モータと、これらの検出
されたハンドル操作角度及び操舵角度の間の偏差値に応
じて操舵モータへの電流指令値を演算して操舵モータに
出力するコントローラとを備えたフォークリフトの操舵
制御装置において、コントローラは、ハンドル操作角度
と操舵角度との偏差値に対応して出力する操舵モータへ
の電流指令値の出力特性カーブとして、偏差値のゼロ値
の近傍に偏差値方向に不感帯を有し、偏差値速度に対す
るヒステリシス特性を有し、偏差の絶対値が増加してい
るときに、偏差値の前記不感帯の所定の第1閾値で電流
指令値方向に所定のオフセット値を有する位置から偏差
値に応じて所定の最大電流指令値まで増加し、かつ偏差
の絶対値が減少しているときには最大電流指令値から偏
差値に応じて減少し、偏差値のゼロ値で電流指令値方向
に所定の切片値を有し、偏差値が反転して第1閾値の絶
対値よりも小さい絶対値の第2閾値になったら電流指令
値をゼロ値とする特性カーブを備えた構成としている。
【0007】第1発明によると、ハンドル操作角度と操
舵角度との偏差の絶対値が減少してゼロになったとき
に、コントローラからの電流指令値は、所定の切片値を
有する。この切片値を路面の摩擦抵抗トルクに相当する
モータ電流値よりも大きい値に設定すると、偏差値がゼ
ロ値近傍でも操舵モータは摩擦抵抗トルクに打ち勝って
目標の操舵角度まで回転できる。操舵角度がハンドル操
作角度を通り過ぎた後の偏差値が所定の第2閾値になっ
たとき電流指令値はゼロになるので、モータ15の回転
軸は電気的にフリーの状態になり、モータ15の回転軸
は、操舵輪が有する操舵角方向のばね定数による捩じれ
トルクにより操舵輪の角度まで戻される。このとき、第
1閾値を示す点と第2閾値を示す点間の距離は最大の捩
じれ角度を考慮した偏差値に設定すれば、捩じれトルク
により操舵モータが戻されたときに偏差値が第1閾値以
上になることがなく、モータ15の軸は第2閾値と第1
閾値との間で停止する。これにより、モータ即ち操舵輪
が持続振動することのない、安定に制御可能な操舵制御
装置を得ることができる。
【0008】第2発明は第1発明に基づいて、走行速度
を検出する車速検出器を付設し、コントローラは、検出
した走行速度が所定の値より大きいときには、特性カー
ブの不感帯幅及びオフセット値を走行速度が前記所定の
値以下のときよりも小さく設定した特性カーブにより電
流指令値を演算する構成としている。
【0009】第2発明によると、走行速度が所定の値以
下のときには、所定の大きさの不感帯の幅及びオフセッ
ト値が設定された出力特性カーブにより電流指令値を演
算するが、走行速度が前記所定の値よりも大きいとき
は、走行速度が所定の値以下のときよりも路面とタイヤ
間の摩擦トルクが小さく、タイヤの捩じれ角度も小さい
ので不感帯の幅及びオフセット値が小さい値に設定で
き、この小さい不感帯幅及びオフセット値を有する出力
特性カーブにより電流指令値を演算する。これにより、
不感帯の幅、オフセット値という操舵の応答性を損なう
要素の影響が小さくなるのでハンドル操作角度に対する
操舵角度の優れた応答性が得られ、適正なハンドルの遊
びを有する優れた操舵感覚が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
面を参照して説明する。図1,2,3により第1実施形
態を説明する。図1に本実施形態のハード構成図を示
す。図6,7の構成要素と同一要素には同一符号を付し
て説明する。ハンドル9の中心から延設されているハン
ドル軸10の軸端に第1スプロケット11が取着され、
第1スプロケット11の近傍に第2スプロケット12が
設けてある。また、第1スプロケット11と第2スプロ
ケット12にはハンドル操作角度θhを第2スプロケッ
ト12に伝動するチェーン13が巻装されている。第2
スプロケット12の中心にはハンドル操作角度θhを検
出するハンドル操作角度検出器14が取着されている。
操向を制御するモータ15の軸端部には第1ギア16が
取着され、第2ギア17が第1ギア16に噛み合ってい
る。第2ギア17の中心から延設された回転取り出し軸
18の軸端部には、操舵角度θsを示すモータ15の回
転角度を検出する操舵角度検出器19が取着されてい
る。第2ギア17からは第2ギア17の回転をタイヤ7
に伝動するブラケット20が固着され、ブラケット20
の端部にはタイヤ7が回転自在に取着されている。
【0011】ハンドル操作角度検出器14からのハンド
ル操作角度θh及び操舵角度検出器19からの操舵角度
θsは入力回路(図示せず)を介してコントローラ21
に入力している。コントローラ21は、これらのハンド
ル操作角度θh及び操舵角度θsに基づいて後述する所
定の演算処理を行い両者の偏差が小さくなるようにモー
タ15の電流指令値V、即ち出力トルク指令値を演算し
てモータ15を駆動する駆動回路22に出力している。
駆動回路22は、トランジスタ等の半導体スイッチング
素子のオンオフを制御してモータ電流の方向と大きさを
制御している。前記電流指令値Vは、この半導体スイッ
チング素子のオンオフ時間のパルス幅を制御する信号
(以降、PWM信号と呼ぶ)である。駆動回路22は、
このPWM信号に応じてモータ15の電流Imを制御す
る。
【0012】コントローラ21は引算器23、微分器2
6及び演算部24を有している。引算器23は、ハンド
ル操作角度θhから操舵角度θsを引いて偏差値Eを演
算する。微分器26は、演算された偏差値Eを時間的に
微分して偏差値速度Edを演算する。演算された偏差値
E及び偏差値速度Edは演算部24に入力される。演算
部24は、入力された偏差値E及び偏差値速度Edに基
づいて後述する出力カーブにより電流指令値Vを演算す
る。演算部24で演算された電流指令値Vはコントロー
ラ21から駆動回路22に出力される。
【0013】図2により演算部24の演算方法を説明す
る。横軸に入力の偏差値Eを、縦軸に出力の電流指令値
Vをとって表わす。演算部24は、図示のような不感帯
及びヒステリシス特性を有する、偏差値Eに対する電流
指令値Vの出力特性カーブを予め記憶している。この出
力特性カーブは、上記ヒステリシスの特性を決定する合
計8個の代表的な点、即ち点P11,点P12,点P2
1,点P22,点Q11,点Q12,点Q21,点Q2
2を有している。点Q11,点Q12,点Q21,点Q
22の位置は横軸と縦軸の交点Oに関して点P11,点
P12、点P21,点P22の位置と対称の位置に配置
されていて、それぞれの点の座標は、P11(e1,
0),P12(e2,0),P21(e1,b),P2
2(e2,b),Q11(−e1,0),Q12(−e
2,0),Q21(−e1,−b),Q22(−e2,
−b)であり、所定の第1閾値e2、第2閾値e1、及
び所定のオフセット値bはコントローラ21に予め記憶
されている。また、第2閾値e1は負、第1閾値e2及
びオフセット値bは正の値をそれぞれ有し、第2閾値e
1の絶対値は第1閾値e2よりも小さい値とする。
【0014】点P12と点P22を通る直線のこれら2
点間の線分を第1直線A1とする。点P12と点P22
とのE座標は第1閾値e2の同一値であるため、第1直
線A1の勾配値は無限大である。点P22を起点として
勾配値mを有する直線と数式「V=最大値vmax」で
示す直線との交点を点R22とし、点P22と点R22
を通る直線のこれら2点間の線分を第2直線A2とす
る。点R22のE座標をe22とする。ここで、所定の
勾配値mは予め、コントローラ21に記憶されている。
点P11と点P21を連結する直線のこれら2点間の線
分を第3直線C2とする。点P11及び点P21のE座
標は第2閾値e1の同一であるため、第3直線C2の勾
配値は無限大である。点P21を起点として勾配値mを
有する直線と数式「V=最大値vmax」で示す直線と
の交点を点R21とし、点P21と点R21を連結する
直線のこれら2点間の線分を第4直線C1とする。点R
21のE座標をe21とする。点R21と点R22を通
る直線のEがe21以上のときの線分を第5直線Bとす
る。点P11と点Q12を通る直線で、かつこれら2点
間の線分を第6直線Nとする。
【0015】以上説明した第1直線A1,第2直線A
2,第3直線C2、第4直線C1,第5直線B、第6直
線Nの原点Oに関して対称な直線を、第7直線J1,第
8直線J2,第9直線L2、第10直線L1,第11直
線K,第12直線Mとそれぞれ設定する。また、点S2
1のE座標は−e21、点S22のE座標は−e22と
なる。
【0016】ここで、演算部24の作動を説明する。ま
ず、偏差値速度Edが正のとき、即ち偏差値Eの絶対値
が増加するときの偏差値Eの条件別に説明する。偏差値
Eが−e22以上かつ−e21より小さいときには、電
流指令値Vは第11直線Kで示す値、即ち負の最大値v
maxをもつ。偏差値Eが−e21以上かつ−e1より
小さいときには、電流指令値Vは偏差値Eに応じた第1
0直線L1で示す値をもつ。偏差値Eが−e1以上、か
つe2以下のときには、電流指令値Vは第12直線Mで
示す値、即ちゼロ値をもつ。偏差値Eがe2より大きく
かつe22以下のときには、電流指令値Vは偏差値Eに
応じた第2直線A2で示す値をもつ。
【0017】次に、偏差値速度Edが負のとき、即ち偏
差値Eの絶対値が減少するときの偏差値Eの条件別に説
明する。偏差値Eがe22より小さくかつe21以上の
ときには、電流指令値Vは第5直線Bで示す値、即ち最
大値vmaxをもつ。偏差値Eがe21より小さくかつ
e1より大きいときには、電流指令値Vは偏差値Eに応
じた第4直線C1で示す値をもつ。偏差値Eがe1以
下、かつ−e2以上のときには、電流指令値Vは第6直
線Nで示す値、即ちゼロ値をもつ。偏差値Eが−e2よ
り小さくかつ−e22以上のときには、電流指令値Vは
偏差値Eに応じた第8直線J2で示す値をもつ。
【0018】偏差値速度Edが正負に拘らず、偏差値E
がe22以上のときには、電流指令値Vは第5直線Bで
示す値、即ち最大値vmaxをもつ。また偏差値速度E
dが正負に拘らず、偏差値Eが−e22より小さいとき
には、電流指令値Vは第11直線Kで示す値、即ち負の
最大値vmaxをもつ。
【0019】次に、正か負かのどちらかの偏差値速度E
dのもとで、電流指令値Vが第11直線K、第10直線
L1、第12直線M、第2直線A2により示す値をもっ
ているときに、偏差値速度Edの符号が変化したときに
電流指令値Vがもつ値について説明する。まず、偏差値
速度Edが正から負に変化するときについて偏差Eの条
件別に説明する。偏差Eが−e22より小さいとき、即
ち電流指令値Vが第11直線Kで示す値をもっていると
きには、そのまま第11直線Kで示す値をもつ。偏差E
が−e22以上かつ−e1より小さいとき、即ち電流指
令値Vが第11直線K,第10直線L1で示す値をもっ
ているときには、第11直線K,第10直線L1上で偏
差値速度Edが正から負に変化したときの点からの横軸
への垂線と第8直線J2,第6直線N,第4直線C1と
の交点の値に移行する。その後、この交点に対応するそ
れぞれの直線で示す値をもつ。偏差Eが−e1より大き
くかつe2より小さいとき、即ち第12直線Mで示す値
をもっているときには、そのまま第12直線Mで示す値
を保持する。偏差Eがe2より大きくかつe22以下の
とき、即ち第2直線A2で示す値をもっているときに
は、第2直線A2上で偏差値速度Edが正から負に変化
したときの第2直線A2上の偏差値Eに対応する電流指
令値Vを保持する。このときの電流指令値Vを、図2に
2点鎖線により示す。偏差値速度Edが負から正に変化
するときに、偏差Eの条件別に電流指令値Vのとる値
は、以上説明した方法により同様に求められるのでここ
では説明を省略する。
【0020】次に、以上の構成による作用を説明する。
ハンドル操作角度θhと操舵角度θsがゼロ値で一致し
ている状態から、時間tがゼロのとき、ハンドル操作角
度θhを正の方向にステップ状に変化させたときを例に
とり、本実施形態の作用を説明する。図3にハンドル操
作角度θh、モータ角度θm、電流指令値V、偏差E及
び後述するタイヤ角度θtの時間的変化を示す。ここ
で、モータ角度θmは、タイヤ7の操舵角度θsを制御
するモータ15の回転角度を表わす。図3において、ハ
ンドル操作角度θhは、例えば大きさ2のステップ入力
とし、電流指令値Vの所定の最大値vmaxを例えば3
としている。また、図3の時間tの単位は定義しないも
のとする。ハンドル操作角度θhの信号はコントローラ
21に入力し、引算器23に入力する。このとき、モー
タ角度θmはゼロ値であるため、偏差値Eがハンドル操
作角度θhと等しい値にステップ状に変化し、演算部2
4の横軸の値e22より大きくなって、電流指令値Vの
最大値vmaxがコントローラ21から駆動回路22に
出力される。駆動回路22は、最大値vmaxに応じた
電流Imをモータ15に出力し、モータ15は回転を始
める。モータ15の回転は第1ギア16を介して第2ギ
ア17に伝動され、ブラケット20を経てタイヤ15を
ハンドル操作角度θhに近づく方向に操舵する。このと
き、モータ角度θmの信号はコントローラ21の中の引
算器23に入力されハンドル操作角度θhとモータ角度
θmとの差の偏差Eが演算されるので、ハンドル操作角
度θhと等しかった偏差値Eは徐々に小さくなり、電流
指令値Vは図2に示す出力特性カーブの第5直線Bで示
す値を保持した状態でR22を経て点R21に向かう。
このときは、電流指令値Vは最大値vmaxであるの
で、駆動回路22からモータ15に出力する電流Imは
所定の最大電流である。所定の最大電流のときのモータ
15の出力トルクと同一の負荷トルクになるまでモータ
15の回転速度は加速し、その後一定回転速度で回転す
る。
【0021】ここで、負荷トルクは、タイヤ15と路面
間との操舵角度方向の摩擦抵抗トルク、第1,2ギア1
6,17間の噛み合い抵抗トルク、モータ15内の機械
的抵抗トルク、及びモータ15内の電気的抵抗トルクを
加えた値とする。偏差値Eが小さくなって、点R21を
越えると、電流指令値Vは第4直線C1で示す値をも
つ。即ち、偏差値Eが小さくなるにしたがって電流指令
値Vは小さくなり、駆動回路22からモータ15へ出力
される電流も小さくなる。これにより、モータ15の出
力トルクが負荷トルクより小さくなり、モータ15の回
転速度は減速してくる。
【0022】偏差値Eが正から小さくなりゼロ値になっ
たとき、即ちハンドル操作角度θhとモータ角度θmが
等しくなったときの電流指令値Vは図2のV軸上に示す
切片値vbをもっている。これにより、モータ角度θm
がハンドル操作角度θhを通り越して行き過ぎても、も
っと行き過ぎるように指令する電流が駆動回路22から
モータ15に出力されている。モータ角度θmがハンド
ル操作角度θhを通り過ぎた後、即ち偏差値Eが正から
負に変化した後も、電流指令値Vは減少してはいるがモ
ータ15はさらにハンドル操作角度θhを行き過ぎるよ
うに回転を続ける。偏差値Eがゼロ値を通り越して負に
なりe1よりも小さくなったとき電流指令値Vはゼロ値
になり、駆動回路22からモータ15に出力される電流
Imはゼロ値になる。
【0023】ここで、モータ角度θm、タイヤの操舵角
度方向のばね定数、タイヤ7と路面間の摩擦抵抗トルク
について説明する。モータ15が回転開始すると、タイ
ヤ7は操舵角度方向にばね定数をもっているので、モー
タ15がタイヤ7を少しずつ捩じってゆく。捩じり角度
が大きくなってタイヤ7の捩じれ角度によるトルクが、
タイヤ7と路面間の摩擦抵抗トルクよりも大きくなった
ときに、タイヤ7は路面上で操舵角度方向に滑り、タイ
ヤ7の操舵角度θsを表わすタイヤ角度θtが生じる。
滑った後は、滑ったときの捩じれ角度を保持したまま、
モータ15がタイヤ7を先行するように操舵してゆく。
これにより、モータ角度θmとタイヤ角度θtには捩じ
れ角度だけの差があり、この捩じれ角度に応じたトルク
がモータ15への負荷トルクの1つとなっている。
【0024】偏差値Eがゼロ値を通り越して負になりe
1よりも小さくなったとき電流指令値Vはオフセット値
bからゼロ値になり、駆動回路22からモータ15に出
力される電流はゼロ値になるのでモータ15を電気的に
駆動するトルクはゼロになる。このとき、タイヤ7の捩
じれ角度に応じたトルクが、先行して回転していたモー
タ15の軸をタイヤ角度θtの位置に戻そうと逆戻りさ
せる。これにより偏差値Eは点P11から横軸上で偏差
値Eの絶対値が小さくなる方向にタイヤ15の捩じれ角
度だけ戻った位置、例えば図2の横軸上に示す点Peま
で移動して停止する。ここで、原点Oと点P11との間
の距離、即ちe1の絶対値をタイヤ7と路面間の捩じれ
角度と同一の値に設定すると、モータ15の軸が捩じれ
角度だけ戻って原点Oで停止する。そのときは、タイヤ
角度θtはハンドル操作角度θhと一致した状態となっ
ている。また、点P11と点P12との間の距離は、種
々の路面及び積載負荷等の条件での捩じれ角度の最大値
よりも大きい値とする。
【0025】なお、電流指令値Vのオフセット値bは、
タイヤ7の捩じれ角度に応じたトルク、即ちタイヤ7と
路面間の摩擦抵抗トルクよりも大きいトルクをモータ1
5が出力する値とする。また、点Q12と点P12との
間の距離は、ハンドル9の操作開始時にハンドル操作角
度θhとタイヤ角度θtとのずれが操作感覚の観点から
許容される大きさに設定する。さらに、偏差値Eが点P
11より小さくなって電流指令値Vがゼロ値となった後
に、モータ15及びタイヤ7等の慣性によりタイヤ7が
行き過ぎて、偏差値Eが点Q12、点Q22を通過して
より小さくなり、第8直線J2で示される値をもつこと
がある。この行き過ぎを防止するために、点Q12と点
P11との間の距離を十分大きく設定する。さらに、操
舵角度θsは、偏差値Eが点Q12と点P12との間の
不感帯に入った状態で位置決めされるので、走行直進性
及び安定性も考慮して点Q12及び点P12は設定され
る。以上の説明では、正の方向に操作した場合を例にと
って説明したが、負の方向に操作した場合も同様の作用
をもつ。
【0026】次に、本実施形態の効果を説明する。偏差
値Eが正の値から徐々に小さくなってゼロになったとき
に、演算部24が出力する切片値vbは、第4直線C1
の勾配が正の勾配mであるために、オフセット値bより
も大きい。また、偏差値がゼロ値のときの電流指令値V
のオフセット値bは、摩擦抵抗トルクよりも大きく設定
してあるので、モータ角度θmが目標角度に到達する前
に停止することがない。これにより、モータ角度θm、
即ち操舵角度θsがハンドル操作角度θhに常に略一致
する操舵感覚に合った操舵制御装置を得ることができ
る。モータ角度θmがハンドル操作角度θhを通り過ぎ
た後の偏差値Eが点P11のe1より小さくなったと
き、モータ15への出力指令はゼロになるので、モータ
15の回転軸は電気的にフリーの状態になり、モータ1
5の軸は、タイヤ7が有する操舵角方向のばね定数によ
る捩じれトルクによりタイヤ角度θtまで戻される。こ
のとき、点P11と点P12との間の距離は最大の捩じ
れ角度を考慮した値と設定されているので、偏差値Eが
点P12のe2以上になることがなく、モータ15の軸
は点P11と点P12との間で停止する。さらに、タイ
ヤ7の慣性により偏差値Eが点Q12、点Q22を通過
してより小さくなって、第8直線J2で示される値をも
つことを防止する距離に、点Q12と点P11との間の
距離が設定されている。これにより、偏差値Eが一旦、
点Q12と点P12の間に戻ってくれば、点Q12と点
P12の間でモータ15の回転が停止するので、持続振
動のない操舵制御装置を得ることができる。
【0027】なお、本実施形態では、演算部24におけ
る第2直線A2,第4直線C1,第8直線J2,第10
直線L1は正の勾配値mを有した直線としているが、偏
差値Eの増加に応じて増加する範囲であれば、直線に限
定されることはなく曲線でも差し支えない。また、第1
直線A1,第3直線C2,第7直線J1,第9直線L2
の勾配値は無限大としているが、勾配値が正の範囲であ
れば、有限大の勾配値としてもよい。
【0028】次に、図4,5により第2実施形態を説明
する。第2実施形態では、第1実施形態で説明した出力
特性カーブを2種類備え、リーチフォーク1の走行速度
に応じてこの2種類の出力特性カーブを使い分ける操舵
制御装置を説明する。図4に本実施形態のハード構成図
を示す。図1の構成要素と同一要素には同一符号を付し
て説明する。タイヤ7の回転中心の近傍に走行速度Ve
を検出する車速検出器60が取着されていて、検出され
た走行速度Veは演算部24に入力されている。車速検
出器60が付設されていること及び検出された走行速度
Veが演算部24に入力されていること以外は図1と同
一であるので、ここでは、図1と同一部分の説明を省略
する。
【0029】図5に示すフローチャートにより、本実施
形態の演算部24の作動を説明する。なお、図5におけ
る説明では各処理ステップ番号にSを付して表わす。S
1にて、走行速度Veが所定の速度閾値α以下か否かを
判断する。速度閾値α以下のときには、S2に示す出力
特性カーブにより、走行速度Veが速度閾値αよりも大
きいときにはS3に示す出力特性カーブにより偏差値E
に基づいて電流指令値Vを演算し駆動回路22に出力す
る。ここで、S2及びS3に示している出力特性カーブ
は電流指令値Vの正の部分のみを表示して説明する。な
お、電流指令値Vの負の部分は、電流指令値Vの正の部
分の原点に関する対称形である。S3の点G1及び点G
2は、S2の点W1及び点W2よりも、より原点に近く
設定されていて、S3の不感帯の幅、即ち点G1及び点
G2間の距離は、S2の不感帯の幅、即ち点W1及び点
W2間の距離よりも小さく設定されている。また、S3
の第1オフセット値b1は、S2の第2オフセット値b
2よりも小さく設定されている。なお、S2及びS3の
出力特性カーブにおける比例域の勾配及び電流指令値の
最大値vmaxは同一とする。
【0030】次に、本実施形態による作用及び効果を説
明する。不感帯の幅は、路面とタイヤ7間の摩擦抵抗ト
ルクに応じたタイヤ7の捩じれ角度よりも大きい値に設
定されており、オフセット値は前記摩擦抵抗トルクより
も大きいトルクを発生する電流指令値Vとしている。通
常、所定速度以上での走行(以降、通常走行と言う)時
の方が微速走行時(停止時も含む)よりも摩擦抵抗トル
クが小さいので、通常走行時の不感帯幅及びオフセット
値は小さく設定することができる。本実施形態によれ
ば、車両が微速走行または停止しているときには、S2
の不感帯の幅及びオフセット値が大きい出力特性カーブ
により電流指令値Vを演算する。また、走行速度Veが
所定の速度閾値αよりも大きいとき、即ち車両が通常走
行中のときにはS2の出力特性カーブよりも不感帯の幅
及びオフセット値が小さいS3の出力特性カーブにより
電流指令値Vを演算する。これにより通常走行時には、
不感帯の幅、オフセット値という操舵の応答性を損なう
要素が小さくなるのでハンドル操作角度θhに対する操
舵角度θsの優れた応答性が得られ、適正なハンドルの
遊びを有する優れた操舵感覚が得られる。
【0031】なお、本実施形態では、車両が通常走行時
及び微速走行時(停止時も含む)の二つに大別したが、
出力特性カーブを3個以上設けて、走行速度Veの大き
さに応じてその3個以上の出力特性カーブを使い分けて
もよい。また、本実施形態では、二つに大別した出力特
性カーブにおける比例域の勾配及び電流指令値の最大値
を同一値としたが、異なる値にしても何ら差し支えな
い。
【0032】以上、本発明によると、モータに出力する
電流値を演算する演算部は、操舵角度がハンドル操作角
度と大きく離れているときには、モータに所定の最大の
電流値を出力してハンドル操作角度に近づける。ハンド
ル操作角度と操舵角度との間の偏差値が小さくなるに従
ってモータへの電流値出力を小さくしてゆく。偏差値が
ゼロ値のときのモータへの電流指令値、即ちモータ出力
トルクは、摩擦抵抗トルクよりも大きく設定してあるの
で、モータ角度は目標角度に常に追従し、目標角度の手
前でモータ角度が停止することがない。これにより、操
舵角度がハンドル操作角度に常に略一致する操舵感覚に
合った操舵制御装置を得ることができる。偏差値がゼロ
値を通過して負の所定の値より小さくなったときに演算
部は、モータへの電流値を、摩擦抵抗トルクよりも大き
いトルクを出力する値からゼロ値に変更する。このと
き、モータは電気的にフリーの状態になるので、モータ
とタイヤの間で生じている捩じれトルクによりモータ角
度はタイヤ角度まで戻される。このときの偏差値におい
て、演算部は、モータへの出力電流をゼロ値と設定する
不感帯を有しているので、モータはこの不感帯の中で回
転を停止して位置決めされる。
【0033】また、電流指令値を演算する出力特性カー
ブとして、車両走行速度に応じた複数のカーブを備え、
走行速度が大きいときには、それよりも走行速度が小さ
いときに比較して不感帯の幅及びオフセット値を小さく
設定してある出力特性カーブにより電流指令値を演算す
る。これにより、走行速度が大きいときには、操舵制御
系内において応答性を損なう不感帯幅及びオフセット値
の影響が小さくなるので、ハンドル操作角度に対する操
舵角度の優れた応答性が得られ、適正なハンドルの遊び
を有する優れた操舵感覚が得られる。これらにより、操
舵角度とハンドル操作角度が常に略一致し、かつモータ
が持続振動しない、即ちタイヤが持続振動しない操舵制
御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のハード構成図である。
【図2】第1実施形態の電流指令値の出力特性カーブの
説明図である。
【図3】第1実施形態によるハンドル操作角度、モータ
角度、タイヤ角度、電流指令値及び偏差値の時間的変化
の説明図である。
【図4】第2実施形態のハード構成図である。
【図5】第2実施形態の演算部のフローチャートであ
る。
【図6】本発明の対象とするフォークリフトとしてのリ
ーチフォークリフトの説明図である。
【図7】本発明の対象とする、操舵輪がハンドルに機械
的に連結されていない操舵制御装置の説明図である。
【図8】摩擦抵抗トルクに対抗するモータトルクを出力
する電流指令値の説明図である。
【符号の説明】
1…リーチフォーク、2…リーチレッグ、3…フォー
ク、5…運転席、6…前輪、7…タイヤ、8…キャスタ
輪、9…ハンドル、14…ハンドル操作角度検出器、1
5…モータ、19…操舵角度検出器、22…駆動回路、
23…引算器、24…演算部、26…微分器、60…車
速検出器、E…偏差値、Ed…偏差値速度、m…勾配
値、V…電流指令値、θh…ハンドル操作角度、θm…
モータ角度、θt…タイヤ角度、Ve…走行速度、α…
速度閾値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 穣 栃木県小山市横倉新田110 小松フォーク リフト株式会社栃木工場内 Fターム(参考) 3D032 CC08 CC12 DA03 DA04 DA23 DA63 DB03 DB05 DC03 DC22 DC29 DC33 DC34 DC40 DD10 DE09 EA02 EB04 EB11 EC23 GG06 3D033 CA03 CA13 CA17 CA18 CA21 3D034 CA10 CB02 CC09 CD02 CD04 CD12 CE07 CE08 CE13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向を操作するハンドルと、 ハンドルに機械的に連結されてない操舵輪と、 ハンドル操作角度を検出するハンドル操作角度検出器
    と、 操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出器と、 操舵輪の操舵角度を制御する操舵モータと、 これらの検出されたハンドル操作角度及び操舵角度の間
    の偏差値に応じて操舵モータへの電流指令値を演算して
    操舵モータに出力するコントローラとを備えたフォーク
    リフトの操舵制御装置において、 コントローラは、ハンドル操作角度と操舵角度との偏差
    値に対応して出力する操舵モータへの電流指令値の出力
    特性カーブとして、偏差値のゼロ値の近傍に偏差値方向
    に不感帯を有し、偏差値速度に対するヒステリシス特性
    を有し、偏差の絶対値が増加しているときに、偏差値の
    前記不感帯の所定の第1閾値で電流指令値方向に所定の
    オフセット値を有する位置から偏差値に応じて所定の最
    大電流指令値まで増加し、かつ偏差の絶対値が減少して
    いるときには最大電流指令値から偏差値に応じて減少
    し、偏差値のゼロ値で電流指令値方向に所定の切片値を
    有し、偏差値が反転して第1閾値の絶対値よりも小さい
    絶対値の第2閾値になったら電流指令値をゼロ値とする
    特性カーブを備えたことを特徴とするフォークリフトの
    操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォークリフトの操舵制
    御装置において、 走行速度を検出する車速検出器を付設し、 コントローラは、検出した走行速度が所定の値よりも大
    きいときには、特性カーブの不感帯幅及びオフセット値
    を走行速度が前記所定の値以下のときよりも小さく設定
    した特性カーブにより電流指令値を演算することを特徴
    とするフォークリフトの操舵制御装置。
JP24264599A 1999-06-23 1999-08-30 フォークリフトの操舵制御装置 Withdrawn JP2001063604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24264599A JP2001063604A (ja) 1999-06-23 1999-08-30 フォークリフトの操舵制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17680499 1999-06-23
JP11-176804 1999-06-23
JP24264599A JP2001063604A (ja) 1999-06-23 1999-08-30 フォークリフトの操舵制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001063604A true JP2001063604A (ja) 2001-03-13

Family

ID=26497579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24264599A Withdrawn JP2001063604A (ja) 1999-06-23 1999-08-30 フォークリフトの操舵制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001063604A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024472A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のパワーステアリング制御装置
JP2017513753A (ja) * 2014-04-01 2017-06-01 深▲せん▼市智輪電動車駆動技術有限公司 電気自動車シャーシ及びその電気自動車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024472A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のパワーステアリング制御装置
US9302704B2 (en) 2012-07-27 2016-04-05 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Power steering controller for vehicle
JP2017513753A (ja) * 2014-04-01 2017-06-01 深▲せん▼市智輪電動車駆動技術有限公司 電気自動車シャーシ及びその電気自動車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1867557B1 (en) Vehicle steering system
JP4062085B2 (ja) 電気式産業車両の操舵装置
US20070288143A1 (en) Vehicle steering system
US6112845A (en) Reactive steering control system
US5878360A (en) Electric power steering control apparatus
JPH0629033B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置のモータ制御装置
US9561943B2 (en) Load carrying trucks
JP2002104210A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4082860B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004338562A (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP2001030933A (ja) 電気式パワーステアリング装置
JPH06144265A (ja) 後輪転舵装置の制御方法
JP2001063604A (ja) フォークリフトの操舵制御装置
JP4687233B2 (ja) 車両用操舵制御装置及び車両用操舵制御方法
KR100746696B1 (ko) 전동식 파워스티어링 장치
JP3564612B2 (ja) 後輪操舵装置の制御方法
JPH11278292A (ja) 電動式パワーステアリングの制御装置
WO2019016967A1 (ja) 操舵制御装置、電動パワーステアリング装置
JP2005263392A (ja) フォークリフト
JP6643934B2 (ja) 電動パワーステアリング装置、プログラム
JP4018794B2 (ja) 車両用操舵装置
JP2002160655A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH0976927A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2000053014A (ja) リーチフォークリフトの操舵制御装置
JP3864296B2 (ja) フォークリフトの操舵制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107