JP2001062345A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2001062345A
JP2001062345A JP24339199A JP24339199A JP2001062345A JP 2001062345 A JP2001062345 A JP 2001062345A JP 24339199 A JP24339199 A JP 24339199A JP 24339199 A JP24339199 A JP 24339199A JP 2001062345 A JP2001062345 A JP 2001062345A
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cleaning
air
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ionization line
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JP24339199A
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Atsushi Muraoka
篤 村岡
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Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン化線を自動的に清掃するイオン化線自
動清掃装置を設けてイオン化線を安価にして簡単に清掃
可能とする。 【解決手段】 イオン化部42にイオン化線自動清掃装
置41を取り付ける。イオン化線自動清掃装置は、DC
モータMでねじ軸64を回転し、ねじ軸と螺合するスラ
イダ66をイオン化線48に沿って移動する。そして、
そのスライダで回動自在に保持する清掃部材をグランド
極板60の傾斜部61b・61cで回動してカム突部6
1aでその回動状態を保持し、スライダ66の一方向へ
の移動時は、半分の清掃部材の一対のブレードでイオン
化線48を挟み、スライダ66の移動とともに同清掃部
材でイオン化線48を清掃する。スライダ66の逆方向
への移動時は、残りの半分の一対のブレードでイオン化
線48を挟み、スライダ66の移動とともに清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、壁に掛けたり床
の上に置いたりして室内に設置し、駆動時、送風ファン
を作動して室内の空気を取り込むとともに、イオン化部
のイオン化線に高圧を印加し、取り込んだ空気中の粉塵
をイオン化部で帯電してその帯電した粉塵を集塵部で静
電的に吸着除去し、取り込んだ空気を清浄して再び室内
に戻す空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アレルギー性鼻炎の原因となるス
ギやヒノキなどの花粉、赤ちゃんや幼児に悪影響を及ぼ
すハウスダスト、シックハウス症候群を引き起こすとい
われるホルムアルデヒド、排ガスなどに含まれる窒素酸
化物などが問題となっており、それらを除去する空気清
浄装置が注目されている。
【0003】図14にはそのような空気清浄装置の外観
を、図15には内部概略構成を示す。これらの図から判
るとおり、従来の空気清浄装置は、内部に、たとえば下
から順にイオン化部1、集塵部2、脱臭フィルタ3を備
え、その上の同じ高さ位置に送風ファン4とファンモー
タ5を備えてなる。
【0004】そして、外装ケース6正面上側に備える操
作表示部7のボタン操作により、ファンモータ5で送風
ファン4を駆動し、外装ケース6正面両側の吸い込み口
8から室内の空気を取り込み、取り込んだ空気中の粉塵
をイオン化部1で帯電してその帯電した粉塵を集塵部2
で静電的に吸着し、外装ケース6上面の吹き出し口9か
ら排出して浄化した空気を再び室内に戻していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
空気清浄装置では、イオン化部1は、張り渡して設ける
イオン化線1aと、それに沿って配置するイオン化極板
1bとで構成し、イオン化線1aに高圧を印加すること
により、コロナ放電を生じてそこを通過する空気中の粉
塵を帯電する。
【0006】ところが、イオン化部1のイオン化線1a
に経時において異物が付着し、帯電性能が低下して集塵
能力が落ちる問題があった。この問題は、イオン化線の
清掃を行うことにより解消するが、清掃は、使用者にと
って大きな負担となる問題があった。
【0007】そこで、この発明の課題は、以上のような
空気清浄装置において、イオン化線を自動的に清掃する
イオン化線自動清掃装置を設けてイオン化線を安価にし
て簡単に清掃可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
駆動時、送風ファンを作動して空気を取り込むととも
に、イオン化部のイオン化線に高圧を印加し、取り込ん
だ空気中の粉塵をイオン化部で帯電してその帯電した粉
塵を集塵部で静電的に吸着除去し、取り込んだ空気を清
浄して外部に排出する空気清浄装置において、イオン化
線ごとに清掃部材を設けてそれらの清掃部材をそれぞれ
1つのスライダで回動自在に保持し、そのスライダをイ
オン化線に沿って一方向に移動するとき、清掃部材の一
部を、対応するイオン化線に押し当てて、移動とともに
該イオン化線を自動的に清掃するとともに、残りを、対
応するイオン化線から離す一方、スライダを逆方向に移
動するとき、反対に清掃部材の前記一部を、対応するイ
オン化線から離すとともに、残りを、対応するイオン化
線に押し当てて、移動とともに該イオン化線を自動的に
清掃してなる、ことを特徴とする。
【0009】スライダの一方向への移動時は、清掃部材
の半分をイオン化線に押し当て、残りの半分をイオン化
線から離す一方、スライダの逆方向への移動時は、反対
に半分をイオン化線から離し、残りの半分をイオン化線
に押し当てるようにするとよい。
【0010】清掃部材は、それぞれスライダで弾性部材
を介して保持するとよい。また、イオン化線に平行にね
じ軸を設け、そのねじ軸をスライダに螺合して該ねじ軸
の回転でスライダを往復動するとよい。
【0011】カム部材を固定して備え、スライダの移動
とともに該カム部材に係合して清掃部材を回動し、その
清掃部材をイオン化線に押し当て、またはイオン化線か
ら離すようにするとよい。また、カム部材には、清掃部
材を回動する傾斜部と、その回動状態を保持するカム突
部とを設けるとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき詳細に説明する。
【0013】図1には、この発明による空気清浄装置の
外観を示す。図から判るとおり、空気清浄装置には、外
装カバー10の正面にフロントパネル12を開閉自在に
備え、底面に吸い込み口14を、また上面から正面上部
に掛けて吹き出し口16を設ける。正面下部中央には、
横長に、操作表示部18を備えてなる。
【0014】フロントパネル12は、図2に示すよう
に、左右の指掛部12aに指を掛けて上縁側を中心とし
て下方を手前側から上方へと回動して開くことができ、
支持アーム20で支えてその開いた状態で保持すること
ができる。図中符号21は集塵ユニット、22は芳香ユ
ニット、23は脱臭フィルタである。
【0015】操作表示部18には、図3に示すように、
ボタン類として、電源ボタン25と風量切替ボタン26
を設ける。インジケータ類として、風量表示27、自動
運転表示28、人感運転表示29、空気のよごれ度表示
30、運転状態表示31を設ける。センサ類として、人
感センサ33、ガスセンサ34、リモコンセンサ35を
備えてなる。
【0016】この空気清浄装置の内部には、図4に示す
配置ブロック図から判るように、下から順に、プレフィ
ルタ40、集塵ユニット21のイオン化線自動清掃装置
41、集塵ユニット21のイオン化部42、集塵ユニッ
ト21の集塵部43、脱臭フィルタ23、送風ファン4
4を、それぞれ左右2列に備える。2列の間には、下に
汚れ検知センサ45、上に芳香ユニット22を各々交換
自在に備えてなる。
【0017】集塵ユニット21は、洗浄タイプと交換タ
イプで構成が異なる。図示例で用いる洗浄タイプでは、
図示省略したイオン化線自動清掃装置41とともに、図
5に示すように、ベース枠47に複数(図示例では4
本)のイオン化線48を平行に張り渡すイオン化部42
と、箱枠49内に複数の電極板50を複数段に有する集
塵部43とで構成する。そして、組立時、電極板50の
一部は、イオン化部42内に入り込み、イオン化極板と
しても働く。
【0018】他方、図6に示す交換タイプでは、図示省
略したイオン化線自動清掃装置41とともに、ベース枠
47に複数のイオン化線48を平行に張り渡すイオン化
部42と、箱枠49内に集塵セル51を交換可能に収納
するとともに、その各セルにそれぞれ挿入する複数の電
極棒52を有する集塵部43とで構成する。
【0019】そして、後述するごとくイオン化線自動清
掃装置41を固定するイオン化部42を、その掛止突片
53を集塵部43の被掛止突起54に掛け止めて集塵部
43に組み付け、集塵ユニット21を構成する。
【0020】そして、いまこの空気清浄装置の運転を開
始するときは、操作表示部18にある電源ボタン25、
または不図示のリモコンの電源ボタンを押す。すると、
送風ファン44が作動して吸い込み口14から空気清浄
装置内に空気を取り込むとともに、イオン化部42に高
圧を印加する。
【0021】取り込んだ空気は、空気清浄装置内を通過
するとき、プレフィルタ40で大きな粉塵を取り除き、
イオン化部42で、取り込んだ空気中の粉塵を帯電す
る。その後、集塵部43で、帯電した粉塵を電極板50
(交換タイプの場合は集塵セル51)で静電的に吸着除
去して後、脱臭フィルタ23で脱臭して臭いを取り除い
てから吹き出し口16を通して空気清浄装置外に排出す
る。
【0022】このとき、操作表示部18にある空気のよ
ごれ度表示30には、汚れ検知センサ45の検出出力に
応じて汚れ度合を表示する。
【0023】自動運転を行うときは、風量切替ボタン2
6を押し、またはリモコンの自動運転ボタンを押し、操
作表示部18にある自動運転表示28に「AUTO」を
表示する。そして、汚れ検知センサ45の検出出力に応
じて風量を自動的に切り替える。
【0024】手動運転を行うときは、操作表示部18に
ある風量切替ボタン26で切り替えて操作表示部18の
風量表示27に、選択した「弱」・「中」・「強」・
「急速」を表示する。
【0025】人感運転を行うときは、リモコンの人感運
転ボタンを押し、操作表示部18に人感運転表示29を
表示する。そして、人感センサ33で人の動きを検知す
ると、運転を開始し、室内の空気が清浄で、所定時間
(たとえば30分以上)人の動きを検知しないと自動的
に停止する。
【0026】除菌するときは、リモコンの除菌ボタンを
押し、操作表示部18の運転状態表示31に「除菌」を
表示する。そして、一定時間ごとに所定時間ずつ、イオ
ン化部42に高圧を印加したまま送風ファン44の運転
を停止し、集塵部43を除菌する。
【0027】芳香を発散するときは、リモコンの芳香ボ
タンを押し、操作表示部18の運転状態表示31に「芳
香」を表示する。そして、芳香ユニット22から芳香を
周期的に発散する。
【0028】さて、続いてこの発明による空気清浄装置
で用いるイオン化線自動清掃装置41につき、以下詳述
する。
【0029】図7には、同イオン化線自動清掃装置41
を底面側から見て示す。この図7から判るとおり、図示
イオン化線自動清掃装置41では、イオン化部42のベ
ース枠47の底面側に、カム部材である矩形のグランド
極板60を重ね合わせ、たとえばねじなどで固定してな
る。
【0030】グランド極板60には、各イオン化線48
に沿って複数の直線溝61を互いに平行に形成する。各
直線溝61の片側には、それぞれカム突部61aを設け
る。各カム突部61aは、両端に、各々傾斜部61b・
61cを有する。そして、リーク電流が発生しないよう
に、図示省略するが、該グランド極板60を接地してな
る。
【0031】ベース枠47の底面側には、またDCモー
タMを固定する。DCモータMの駆動軸には、ウォーム
62を設ける。ウォーム62は、ウォームホイール63
と噛み合う。ウォームホイール63は、ねじ軸64の一
端に取り付ける。ねじ軸64は、ベース枠47の支持突
部47aで回転自在に支持してイオン化線48と平行に
設けてなる。
【0032】そして、ねじ軸64には、ねじ軸64と螺
合して1つのスライダ66を取り付ける。スライダ66
には、図7では図示省略するが、図8に示すような清掃
部材67を各イオン化線48ごとに対応してそれぞれ1
つずつ4つ設ける。
【0033】各清掃部材67には、図8に示すように、
矩形板状のベース体68の中央に軸孔68aをあけると
ともに、その軸孔68aを横切る直線溝68bをあけ
る。そして、その上面の対向するコーナーから上向きに
一対のブレード69を互いに平行にのばす。反対に、下
面の一コーナーには、図8では図示しないが、図9に示
すように、先端をベース体68から外向きに突出して係
合爪70を設ける。また、下面の中央からは、円筒部7
4を下向きに設ける。円筒部74には、直線溝68bと
対応して、対向する位置に縦スリット74aを形成して
なる。
【0034】一方、図8に示すように、スライダ66の
上面には、上向きに軸部72を立て、その先端に軸部7
2と直角に直線部73を設ける。そして、図9に示すよ
うに円筒部74に、弾性部材であるコイルスプリング7
1を巻き付ける。
【0035】その後、直線部73を縦スリット74aか
らベース体68の直線溝68bに通し、コイルスプリン
グ71を圧縮して後、清掃部材67を回動して、後述す
る図10に示すように直線溝68bを直線部73とずら
し、清掃部材67から手を離す。すると、直線部73で
抜け止めして1つのスライダ66で各清掃部材67を回
動自在に保持することができる。
【0036】なお、図示例では、隣接する清掃部材67
は、一対のブレード69と係合爪70を、図10に示す
ように左右対称に設ける。そして、それぞれ一対のブレ
ード69間にイオン化線48を入れ、はじめは図10に
示すホームポジションに備えてなる。
【0037】そして、設定時間以上運転して、電源を投
入したまま高圧印加とファンモータ駆動を停止した待機
状態となったとき、DCモータMを駆動し、ウォーム6
2とウォームホイール63との噛み合いを介してねじ軸
64を回転し、スライダ66をたとえば図7中左端から
右方向に移動し、そのスライダ66に設ける清掃部材6
7をホームポジションからイオン化線48に沿って図1
0中矢示方向に移動する。
【0038】すると、第1番目および第3番目の清掃部
材67の係合爪70がやがて一方の傾斜部61bに当た
り、軸部72を中心としてそれら清掃部材67を図中時
計方向に回動し、一対のブレード69でイオン化線48
を挟む。
【0039】一方、第2番目および第4番目の清掃部材
67の係合爪70も一方の傾斜部61bに当たり、同じ
く軸部72を中心としてそれら清掃部材67を図中時計
方向に回動するが、それらの清掃部材67では一対のブ
レード69をイオン化線48から離す。
【0040】そして、スライダ66のさらなる一方向へ
の移動とともに、図11に示すように、カム突部61a
で、イオン化線48に対する第1番目および第3番目の
清掃部材67の押し当て状態を保持しながら、それら清
掃部材67の一対のブレード69でイオン化線48を自
動的に清掃する。このとき、第2番目および第4番目の
清掃部材67は、カム突部61aで、イオン化線48か
ら離した状態を保持する。
【0041】次いで、スライダ66のさらなる一方向へ
の移動とともに、清掃部材67の係合爪70がやがて他
方の傾斜部61cに達すると、イオン化線48に対する
第1番目および第3番目の清掃部材67の押し当て状態
を解除するとともに、第2番目および第4番目の清掃部
材67の離した状態を解除する。
【0042】それから、スライダ66の移動範囲の右端
で清掃部材67とグランド極板60との係合を解除し、
やがて清掃部材67をベース枠47の右側に突き当て、
ベース枠47の右側内面に設ける三角突起47b(図1
2参照)で回動方向を反時計方向に規制しながら、軸部
72を中心として回動して図12に示すように各清掃部
材67の姿勢を戻す。
【0043】その後、DCモータMに流れる電流値の変
化から、各清掃部材67がベース枠47に突き当たった
ことを検知してDCモータMを逆駆動する。そして、ウ
ォーム62とウォームホイール63との噛み合いを介し
てねじ軸64を逆転し、スライダ66を図7中右端から
左方向に戻す。
【0044】すると、第1番目および第3番目の清掃部
材67の係合爪70がやがて他方の傾斜部61cに当た
り、軸部72を中心としてそれら清掃部材67を今度は
反対に図中反時計方向に回動し、一対のブレード69を
イオン化線48から離す。
【0045】一方、第2番目および第4番目の清掃部材
67の係合爪70も他方の傾斜部61cに当たり、同じ
く軸部72を中心としてそれら清掃部材67を図中反時
計方向に回動するが、それらの清掃部材67では一対の
ブレード69でイオン化線48を挟む。
【0046】そして、スライダ66のさらなる逆方向へ
の移動とともに、図13に示すように、カム突部61a
で、イオン化線48に対する第1番目および第3番目の
清掃部材67の離した状態を保持するとともに、第2番
目および第4番目の清掃部材67の押し当て状態を保持
しながら、それら清掃部材67の一対のブレード69で
イオン化線48を自動的に清掃する。
【0047】次いで、スライダ66のさらなる逆方向へ
の移動とともに、清掃部材67の係合爪70がやがて一
方の傾斜部61bに達すると、イオン化線48に対する
第1番目および第3番目の清掃部材67の離した状態を
解除するとともに、第2番目および第4番目の清掃部材
67の押し当て状態を解除する。
【0048】それから、スライダ66の移動範囲の左端
で清掃部材67とグランド極板60との係合を解除し、
やがて清掃部材67をベース枠47の左側に突き当て、
ベース枠47の左側内面に設ける三角突起47b(図1
0参照)で回動方向を時計方向に規制しながら、軸部7
2を中心として回動して各清掃部材67の姿勢を戻す。
そして、DCモータMに流れる電流値の変化から、再び
DCモータMを逆駆動して元のホームポジションに戻
す。
【0049】なお、上述した例では、スライダ66で清
掃部材67を、弾性部材であるスプリング71を介して
保持した。よって、清掃時に、イオン化線48に付着し
た異物に清掃部材67が引っ掛かったとしても、スプリ
ング71がたわんで清掃部材67が逃げ、スライダ66
の移動に負荷が加わることなく、イオン化線自動清掃装
置41のメカ寿命が低下することを防ぎ、またモータM
に過大なトルクが加わることによりモータ寿命を低下す
ることを防止することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のとおり、この発明によれば、スラ
イダをイオン化線に沿って移動するとき、清掃部材をイ
オン化線に押し当てるから、スライダの移動とともにイ
オン化線を自動的に簡単に清掃することができる。
【0051】このとき、スライダの移動とともに、すべ
ての清掃部材を一度にイオン化線に押し当てて全イオン
化線を同時に清掃するのではなく、スライダの一方向へ
の移動時は清掃部材の一部を、逆方向への移動時は残り
をイオン化線に押し当て、スライダの往復動でイオン化
線を振り分けて清掃するから、スライダの移動負荷が大
きくなることを防ぎ、モータの小型化を可能としてコス
トダウンを図ることができ、またはモータに一時に大き
な負荷が加わることを防いでモータ寿命をのばすことが
できる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、スライダの
往復動でイオン化線を半分ずつ振り分けて清掃するか
ら、スライダの移動負荷をもっとも小さくし、モータに
加わる最大負荷を最小とすることができる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、清掃部材を
それぞれ弾性部材を介して保持するから、清掃時に、イ
オン化線に付着した異物に清掃部材が引っ掛かったと
き、弾性部材がたわんで清掃部材が逃げ、スライダの移
動に負荷が加わることなく、イオン化線自動清掃装置の
メカ寿命が低下することを防ぎ、またモータに過大なト
ルクが加わることによりモータ寿命を低下することを防
止することができる。
【0054】請求項4に係る発明によれば、複数の清掃
部材を保持するスライダにねじ軸を螺合してそのねじ軸
の回転でスライダを往復動するから、簡単な構成でスラ
イダを往復動することができる。
【0055】請求項5に係る発明によれば、スライダの
移動とともに固定カム部材に係合して清掃部材を回動す
るから、簡単な構成で清掃部材をイオン化線に押し当て
またはイオン化線から離すことができる。
【0056】請求項6に係る発明によれば、カム部材
に、清掃部材を回動する傾斜部と、その回動状態を保持
するカム突部とを設けるから、それらの傾斜部とカム突
部とで、イオン化線に対して清掃部材を確実に接触し、
または引き離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空気清浄装置の外観斜視図であ
る。
【図2】そのフロントパネルを開いた状態の斜視図であ
る。
【図3】その操作表示部の正面図である。
【図4】その空気清浄装置の内部配置ブロック図であ
る。
【図5】その空気清浄装置で用いる洗浄タイプの集塵ユ
ニットの分解斜視図である。
【図6】交換タイプの集塵ユニットの分解斜視図であ
る。
【図7】同じく上記空気清浄装置で用いるイオン化線自
動清掃装置を底面側から見て示す斜視図である。
【図8】その空気清浄装置で用いる清掃部材の取付状態
説明斜視図である。
【図9】その組立側面図である。
【図10】その清掃部材がホームポジションにあるとき
の状態説明図である。
【図11】清掃部材が一方向に移動するときの状態説明
図である。
【図12】反対側端部に達したときの状態説明図であ
る。
【図13】逆方向に移動するときの状態説明図である。
【図14】従来の空気清浄装置の外観斜視図である。
【図15】その内部概略構成図である。
【符号の説明】
21 集塵ユニット 23 脱臭フィルタ 40 プレフィルタ 41 イオン化線自動清掃装置 42 イオン化部 43 集塵部 44 送風ファン 48 イオン化線 60 グランド極板(カム部材) 61 直線溝 61a カム突部 61b 傾斜部 61c 傾斜部 64 ねじ軸 66 スライダ 67 清掃部材 68 ベース体 69 ブレード 70 係合爪 71 スプリング(弾性部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動時、送風ファンを作動して空気を取
    り込むとともに、イオン化部のイオン化線に高圧を印加
    し、取り込んだ空気中の粉塵を前記イオン化部で帯電し
    てその帯電した粉塵を集塵部で静電的に吸着除去し、取
    り込んだ空気を清浄して外部に排出する空気清浄装置に
    おいて、前記イオン化線ごとに清掃部材を設けてそれら
    の清掃部材をそれぞれ1つのスライダで回動自在に保持
    し、そのスライダを前記イオン化線に沿って一方向に移
    動するとき、前記清掃部材の一部を、対応する前記イオ
    ン化線に押し当てて、移動とともに該イオン化線を自動
    的に清掃するとともに、残りを、対応する前記イオン化
    線から離す一方、前記スライダを逆方向に移動すると
    き、反対に前記清掃部材の一部を、対応する前記イオン
    化線から離すとともに、残りを、対応する前記イオン化
    線に押し当てて、移動とともに該イオン化線を自動的に
    清掃してなる、空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダの一方向への移動時は、前
    記清掃部材の半分を前記イオン化線に押し当て、残りの
    半分を前記イオン化線から離す一方、前記スライダの逆
    方向への移動時は、反対に半分を前記イオン化線から離
    し、残りの半分を前記イオン化線に押し当ててなる、請
    求項1に記載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材をそれぞれ前記スライダで
    弾性部材を介して保持してなる、請求項1、または2に
    記載の空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記イオン化線に平行にねじ軸を設け、
    そのねじ軸を前記スライダに螺合して該ねじ軸の回転で
    前記スライダを往復動してなる、請求項1、2、または
    3に記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 カム部材を固定して備え、前記スライダ
    の移動とともに該カム部材に係合して前記清掃部材を回
    動し、その清掃部材を前記イオン化線に押し当て、また
    は前記イオン化線から離してなる、請求項1、2、3、
    または4に記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】 前記カム部材に、前記清掃部材を回動す
    る傾斜部と、その回動状態を保持するカム突部とを設け
    てなる、請求項5に記載の空気清浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111618038A (zh) * 2020-04-22 2020-09-04 河南中烟工业有限责任公司 往复式自动清洁装置及烘丝机

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