JP2001059813A - 流体検査方法および流体検査装置 - Google Patents

流体検査方法および流体検査装置

Info

Publication number
JP2001059813A
JP2001059813A JP11234690A JP23469099A JP2001059813A JP 2001059813 A JP2001059813 A JP 2001059813A JP 11234690 A JP11234690 A JP 11234690A JP 23469099 A JP23469099 A JP 23469099A JP 2001059813 A JP2001059813 A JP 2001059813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
light
container
fluid
inspection light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11234690A
Other languages
English (en)
Inventor
Zen Hirabayashi
漸 平林
Hidetaka Ono
秀隆 小野
Ko Wada
香 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11234690A priority Critical patent/JP2001059813A/ja
Publication of JP2001059813A publication Critical patent/JP2001059813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準水を不要とする流体検査方法および流体
検査装置を提供すること。また、高い精度が得られる流
体検査方法および流体検査装置を提供すること。 【解決手段】 測定セル(検査容器)3内部のオゾン水
等の被検査体に検査光を入射し、該被検査体を透過した
検査光を検出して前記被検査体の性質を検査する検査方
法において、測定セル3上の入射窓(入射部)26に検
査光を入射し、検査光を被検査体に対して光路長a横断
させてから測定セル3上の透過窓(透過部)16から透
過させて透過光の強度を検出する。その後再び測定セル
3上の入射窓26に検査光を入射し、該検査光を前記被
検査体に対して前回と異なる光路長b横断させて透過窓
16から透過させ、この強度を検出する。そして、Lamb
ert-Beerの法則より被検査体の濃度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン発生装置によ
り発生されたオゾンの濃度等を測定する際の流体検査方
法および該方法を実現する流体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾン濃度測定装置(流体検査装
置)においては、オゾンを含む流体を測定セル(検査容
器)内に導入し、該測定セルに紫外線を照射し、その吸
収度を測定することによりオゾン濃度を算出している。
具体的には、Lambert-Beerの法則、 It(λ)=I0(λ)exp(−kcL) を用いる。ここで、 I0;対象とする物質の吸収がない場合の光強度であり、
オゾンを含まない基準流体に紫外線を照射したときの光
強度 It;透過後の光強度 k;比例係数 c;物質濃度 L;光路長 λ;検査光の波長 である。上記式より、 c=(kL)-1ln(I0(λ)/It(λ)) であるから、I0およびItを測定することにより、オゾ
ン濃度cを得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のオ
ゾン濃度計では、オゾンを含む流体とオゾンを含まない
基準流体とを交互に測定セルに導いて、各々の紫外線透
過強度を測定しなければならない。そのため、基準水生
成器を設ける必要がある。基準水生成器を設けることは
装置の大型化、複雑化を招き、製造コストの増加、製品
価格の上昇の原因となる。また、オゾン水のサンプルを
間欠的に測定セルに導入するため、全体のオゾン水生成
量が多くない場合、サンプルの間欠採取に伴う圧力変動
が生じてしまい、高い精度が得られないという問題があ
る。
【0004】上記事情に鑑み、本発明においては基準水
を不要とする流体検査方法および流体検査装置を提供す
ることを目的とする。また、高い精度が得られる流体検
査方法および流体検査装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】基準水を不要とする流体
検査方法および流体検査装置については、種々の構成の
ものが考えられる。その一つが特開平6-3266号公報にお
いて示されている。このオゾン濃度計(流体検査装置)
においては、図11に示すように紫外線をオゾンを含む
流体に2つの異なる光路長の光路にて照射する。すなわ
ち、幅Laの測定セル81と、測定セル81に連通し、
幅Lbの測定セル82とからなる2光路セル83に被検
査体を導き、一つの光源84から各測定セル81、82
に2光路a、bにて検査光を透過させて受光素子85に
て受光するようになっている。 このとき、上記Lamber
t-Beerの法則は次式のようになる。 Iat(λ)=Ia0(λ)exp(−kcLa) Ibt(λ)=Ib0(λ)exp(−kcLb) これらを変形すると、次式が導かれる。 ln(Iat(λ)/Ibt(λ)) = kc(Lb−La) + ln(I
a0(λ)/Ib0(λ))…(*) ∴c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat(λ)/Ibt(λ))
−ln(Ia0(λ)/Ib0(λ))} 当該オゾン濃度計においては、検査光として使用する光
の波長λは一定である。また、ln(Ia0(λ)/Ib0(λ))
は上記I0(λ)(一つの光路を用いる場合)に比べてよ
ほどのことがない限り変化しないことに着目し、予め測
定して定数化しておき、実際の測定を省略している。こ
れにより、2光路における透過光の強度Iat、Ibtを測
定するだけで濃度cが得られる。
【0006】本発明の基本原理は上記のものと同一であ
る。ところで、上記2光路を用いるオゾン濃度計におい
ては、図11に示すように光路aと光路bでセルの異な
る位置に紫外線を照射し、異なる位置から透過した透過
光の強度を測定している。このような構成であると、使
用に伴ってセル周壁が汚れた場合に以下の問題が生ず
る。すなわち、汚れにより透過光強度が低下するが、そ
の汚れ方はセル上の各部で異なる。光路aと光路bにつ
いて、汚れにより各々Δabの光吸収があった場合、
上記Lambert-Beerの法則は次式のようになる。 Iat=Ia0exp(−kcLa−Δa) Ibt=Ib0exp(−kcLb−Δb) ∴ln(Iat/Ibt) = kc(Lb−La) + ln(Ia0/Ib0)
+ Δb−Δa となり、(*)式と比較してΔb−Δaという誤差が発生す
ることとなる。
【0007】本発明の一つは、異なる2つの光路長にて
透過光強度を検出するが、被検査体が導入される検査容
器(測定セル)の所定入射部位に検査光を入射し、所定
透過部位から透過させることにより、検査容器各部での
汚れ方の違いによる誤差発生を防止する。検査光を検査
容器の入射部位に入射し、透過部位から透過させ、か
つ、2つの光路長について検査を行うには、前記被検査
体を横断する検査光の光路長を異ならせて前記被検査体
の性質を検査すればよい。そのためには、(1)内部に
被検査体を有する検査容器を変形させ、検査光の入射部
位と透過部位との距離を変える、(2)検査光の入射部
位と透過部位との間の距離は変化させずに、被検査体の
形状を変化させて被検査体を横断する検査光の光路長を
変化させる、という方法が考えられる。
【0008】この方法を実現する検査装置として、内部
に被検査体が導入される検査容器と、該検査容器上に設
けられ検査光が通過して該検査容器内の被検査体に検査
光が入射される入射部と、前記検査容器上に設けられ該
被検査体を透過した検査光が通過する透過部とを備えた
流体検査装置において、前記検査容器を、前記入射部と
透過部とが離間接近自在となるように構成する。この流
体検査装置においては、検査容器自体が変形することに
より、光路長を変化させることができる。
【0009】より具体的には、例えば図1に示すよう
に、検査容器3に、該検査容器内外方向に移動する可動
壁15を設け、この可動壁に入射部と透過部とのいずれ
か一方(図では透過部16)を設ける。可動壁15の移
動により、入射部26と透過部16とは離間接近し、同
一直線上の2光路a、bを得る。この光路長を各々
a、Lb(定数)とし、Lambert-Beerの法則より、 Iat(λ)=Ia0(λ)exp(−kcLa) Ibt(λ)=Ib0(λ)exp(−kcLb) これらを変形すると、次式が導かれる。 ln(Iat(λ)/Ibt(λ)) = kc(Lb−La) + ln(I
a0(λ)/Ib0(λ)) ∴c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat(λ)/Ibt(λ))
−ln(Ia0(λ)/Ib0(λ))} 但し、上式において、Ia0は基準流体に光路長Laにて
検査光を横断させたときの透過検査光強度、Ib0は基準
流体に光路長Lbにて検査光を横断させたときの透過検
査光強度、Iatは被検査体に光路長Laにて検査光を横
断させたときの透過検査光強度、Ibtは被検査体に光路
長Lbにて検査光を横断させたときの透過検査光強度、
kは比例係数、λは検査光の波長である。基準流体と
は、対象とする物質の吸収がない場合の光強度である。
【0010】ln(Ia0/Ib0)はよほどのことがない限り
変化しないことから、これを定数とすれば、被検査体に
波長λの検査光を入射し、2光路長La、Lbにおける透
過検査光強度Iat、Ibtを測定するだけで物質濃度cを
得ることができる。なお、2光路長La、Lbの差が大き
いほど、有効セル長を大きくすることができ、測定レン
ジが大きくなる。
【0011】また、入射部位と透過部位とを離間接近す
るには、上記のように入射部または透過部を検査容器の
前後方向に移動させて同一直線上における2光路長を得
る場合に限らず、図7に示すように、入射部91又は透
過部92をスライドさせ、異なる経路a、b上の2光路
長La、Lbを得ることとしてもよい。なお、この場合、
入射部位および透過部位、すなわち入射部と透過部自体
は同一のものであり、単にその位置が変わるだけであ
る。
【0012】また、検査容器自体を変形させなくとも、
内部の被検査体を変形させても良い。すなわち、前記検
査容器に、前記被検査体が導入される導入室を前記検査
光の経路上に少なくとも2以上設け、少なくとも一つの
導入室への被検査体の導入を禁止許可する導入制御手段
を設ける。
【0013】具体例としては、図4、図5に示すよう
に、検査容器に2つの測定セル(検査容器)61、62
を設け、一方の測定セル61には、被検査体の導入を制
御する導入制御手段として弁63、64を設ける。ま
た、これら測定セル61、62を横断するように検査光
を入射する。このように構成すると、測定セル61、6
2の双方で検査光が被検査体に横断する場合と、一方の
測定セル62でのみ検査体が横断する場合との、2つの
異なる光路長にて検査光を透過させることができる。な
お、一方の測定セル62にのみ検査体を横断させるに
は、測定セル61を空洞にすればよいが、被検査体が液
体である場合、少なくともその水位を制御して、検査光
の光路より水位を下げればよい。
【0014】また、検査容器内の被検査体の水位を制御
する水位制御手段を設けてもよい。この流体検査装置と
しては、図6に示すように、2つの異なる水位にて高さ
方向に検査光を入射すると、水位に応じて異なる光路長
にて透過光を得ることができる。
【0015】さらにまた、異なる流体検査装置として、
以下の構成としてもよい。すなわち、内部に被検査体が
導入される検査容器と、該検査容器内部の前記被検査体
に検査光を入射する光源と、該被検査体を透過した前記
検査光を受光する受光手段と、前記検査容器と受光手段
との間に配設され前記検査光の光路を遮断、開放自在に
設けられた可動体とを備え、該可動体は、前記検査光の
光路を遮断した状態で該検査光を反射して前記被検査体
に検査光を再入射するよう構成され、さらに、再入射後
の検査光が前記被検査体を透過した後、該透過後の検査
光を前記受光手段に導く反射手段を備えていることを特
徴とする。
【0016】この流体検査装置においては、可動体を移
動させることにより、異なる2光路長を得ることができ
る。この2光路は、検査光を単に検査容器に透過させる
場合と、可動体によりさらに検査光を反射させて検査容
器に往復通過させる場合である。このとき、往路と復路
とで検査容器の同一部位に入射、透過させるようにすれ
ば、検査容器の汚れの影響が少なくて済む。さらに、被
検査体に再入射された検査光が透過した後、受光手段に
入射させる前にさらに再び被検査体に検査光を入射して
も良い。
【0017】以上の流体検査装置は、具体的にはオゾン
濃度計に応用することができる。すなわち、被検査体を
オゾンを含有する流体とし、前記透過検査光の強度によ
り、オゾン含有流体中のオゾン濃度を検出する。オゾン
濃度計は、下水処理施設や、プール等において用いられ
る。この場合、例えばプール水の消毒に用いられるオゾ
ン発生装置と組み合わせて用いられ、プールにプール水
を供給する配管出口付近に介装されてオゾン濃度を検出
する。また、オゾン発生装置とは独立にプールに直接オ
ゾン濃度計を入れて、プール各個所のオゾン濃度を検査
することにも用いられる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1において示したものは、
オゾン濃度計の測定セル部分を示す図であり、図2はオ
ゾン濃度計を示すブロック図である。オゾン濃度計は内
部にオゾン水(被検査体)が導入される測定セル(検査
容器)3を備えている。測定セル3は、本管3aと、そ
の側壁に垂直に設けられ先端が開口端とされた円筒管4
を備えている。測定セル本管3aにはまた、その側壁に
円筒管4を取り囲むように環状のボビン5を備えてい
る。円筒管4とボビン5との間は所定間隔あけられた円
筒状の穴部7が形成されており、また、ボビン5にはコ
イル8が巻き付けられている。
【0019】円筒管4の中空部分には受光装置10が挿
入されている。受光装置10は、円筒管4より径が小さ
く円筒管4内に挿入される円筒状の受光装置本体12
と、前記筒状の穴部7に挿入される円筒状の鉄芯13
と、前記受光装置本体12と鉄芯13とが固着されるフ
ランジ部14とにより構成されている。受光装置本体1
2の先端は閉塞されて可動壁15とされていると共に石
英製の透過窓(透過部)16が設けられ、その基端側側
面には透過窓16から透過する光を受光する受光手段と
しての受光素子(半導体UVセンサ)18が固着されて
いる。ここで、可動壁15も測定セル3の一部を構成し
ている。
【0020】また、受光装置10全体はケーシング19
内に覆われ、フランジ部14は、フランジ部14と測定
セル本管3aとの間に設けられたスプリング20によっ
て外方向にケーシング19に対して付勢されている。受
光装置本体12と円筒管4との間にはOリング21が設
けられて内部のオゾン水が密閉されている。また、測定
セル3には前記透過窓16に対向して石英製の入射窓
(入射部)26が形成され、入射窓26外側には紫外線
ランプ25が設けられている。紫外線ランプ25はオゾ
ンに吸収されやすい波長λ=254nmの紫外線(検査光)
を発光するものである。
【0021】紫外線ランプ25から測定セル3に照射さ
れた紫外線は、測定セル3を透過した後、受光素子18
により受光され、受光素子18は受光した検査光の強度
を電気信号に変換する。オゾン濃度計1は、図2に示す
ように受光素子18の出力を増幅するアンプ27と、ア
ンプ27の出力に基づいてオゾン濃度を算出するコント
ローラ(演算手段)28を備えている。また、オゾン濃
度を算出するのに必要な諸定数を記憶する記憶手段29
を備える。
【0022】このオゾン濃度検出装置においては、コイ
ル8を不図示の電源により通電すると、鉄芯13がコイ
ル8の電磁力により穴部7内に引き込まれ、フランジ部
14が円筒管4およびボビン5の先端部に当接し、受光
装置10は図中Aに位置する。コイル8への通電を断つ
と、フランジ部14がスプリング20の付勢力を受け、
鉄芯13が穴部7から排出される。このとき受光装置1
0は図中Bに位置している。
【0023】このようにして受光装置10はA、Bの2
箇所に位置することが可能である。各々の場合におい
て、紫外線ランプ25から発射された検査光は、同一直
線に沿った光路(各々a,bとする)を経て受光素子1
8へ到達する。受光素子18の検出出力はアンプ27に
伝達され、さらにコントローラ28に出力される。コン
トローラ28において、以下のようにして濃度の算出が
行われる。
【0024】各々の光路a,bについて、入射窓26と
透過窓16との間の距離はそれぞれLa、Lbである。な
お、La、Lbは予め測定されている定数であり、記憶手
段29に記憶されている。Lambert-Beerの法則より、 Iat(λ)=Ia0(λ)exp(−kcLa) Ibt(λ)=Ib0(λ)exp(−kcLb) が成り立つ。ただし、 Ia0,Ib0;対象とする物質の吸収がない場合の光強度で
あり、オゾンを含まない基準流体に紫外線を照射したと
きの光強度 Iat,Ibt;透過後の光強度 k;比例係数 c;オゾン濃度 λ;検査光の波長 である。なお、λは定数(254nm)であるから以下I
at(λ)=Iat等と記載する。上式より、 ln(Iat/Ibt) = kc(Lb−La) + ln(Ia0/Ib0) ∴c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat/Ibt)−ln(I
a0/Ib0)} が得られるが、ln(Ia0/Ib0)はよほどのことがない限
り変化しない(変化の幅が無視できるほど小さい)こと
から、予め測定したデータに基づいて定数化し、記憶手
段29に記憶しておく。したがって、コントローラ28
は、基準流体についての透過光強度を測定することな
く、アンプ27を介して入力される透過後の光強度
at,Ibtと、記憶手段29に記憶されている各定数だ
けに基づいてオゾン濃度cを算出することができる。こ
のように、入射窓と透過窓とを変えずに2光路について
透過光の強度を検出することができるので、測定セルの
汚れの差に基づく誤差が発生する余地がない。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成につい
ては同一の符号を用い説明を省略する。図3において、
33は内部にオゾン水が導入される測定セルである。測
定セル33側壁には蛇腹状のコルゲート管34が設けら
れており、コルゲート管34の他端には端板(可動壁)
35が設けられている。端板35には、測定セル33内
から検査光が通過する透過窓37が形成されており、該
透過窓37に臨んで受光手段としての受光素子(半導体
UVセンサ)39が取り付けられている。測定セル33
のコルゲート管34とは逆側の側壁には入射窓40が設
けられ、該入射窓40を通してオゾン水に検査光として
の紫外線を照射する紫外線ランプ41が設けられてい
る。
【0026】端板35にはコルゲート管34軸方向にシ
ャフト45、46が貫通螺合しており、また、シャフト
45、46の一端は測定セル33に回転自在に取り付け
られ、他端には各々ウォームホイール50、51が設け
られている。ウォームホイール50、51にはモータ5
5の回転軸54に固定されたウォームギア52、53が
噛み合っている。なお、図中27は受光素子39の出力
を増幅するアンプであり、49はアンプ27の出力をコ
ントローラ28(図2参照)に出力するコネクタであ
る。
【0027】上記オゾン濃度計においては、モータ55
を駆動するとウォームギア52、53が回転軸54とと
もに回転し、これらの回転力がウォームホイール50、
51に伝達し、ウォームホイール50、51が回転す
る。ウォームホイール50、51の回転によりシャフト
45、46が回転するが、モータ55を正逆回転するこ
とにより、端板35はシャフト45、46の軸方向に往
復移動する。端板35の往復移動に伴い、コルゲート管
34が伸縮するので、入射窓40から透過窓37までの
距離が変化する。
【0028】図3の装置において、コルゲート管34が
最も縮小したとき端板35は図のAで示す位置にあり、
コルゲート管34が最も伸びたとき端板35は図のBで
示す位置にある。Aで示す位置において紫外線ランプ4
1から発射された検査光の光路をa、同じくBの位置に
おける光路をbとすると、光路a、bは同一直線上を経
て受光素子39へ到達する。各々の光路a,bについ
て、入射窓40と透過窓37との間の距離はそれぞれL
a、Lb(定数)となっている。上記第1の実施形態と同
様、Lambert-Beerの法則より、 ln(Iat/Ibt) = kc(Lb−La) + ln(Ia0/Ib0) ∴c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat/Ibt)−ln(I
a0/Ib0)} が成り立っており、ln(Ia0/Ib0)は定数であるから、
コントローラ28は透過後の光強度Iat,Ibtよりオゾ
ン濃度cを算出することができる。
【0029】なお、上記各実施形態においては、透過窓
の位置を変動させることとしたが、入射窓の位置を変動
させることとしてもよい。また、受光素子は透過窓と共
に移動する構成であるが、透過窓と分離させて静止状態
とし、その位置を変動させないこととしても良い。
【0030】以上オゾン濃度計の各実施形態について説
明したが、上記各実施形態は、検査容器を変形させるこ
とで同一直線上で2つの光路長を得ている。しかし、検
査容器を変形させず、検査容器内のオゾン水の量を変動
させることにより2光路長を得ることもできる。すなわ
ち、図4に示すように、流路途中に検査容器として二つ
の測定セル(検査容器)61、62を並列に設け、検査
光が測定セル61、62とを横断するように紫外線ラン
プ65と受光素子66で測定セル61、62を挟む。ま
た、一方の測定セル61には、導入制御手段として、そ
の出入口両端に各々電磁弁63、64を設ける。
【0031】このオゾン濃度計においては、測定セル6
1、62の形状は変わらないが、測定セル61、62へ
のオゾン水の通過を独立して規制することにより2光路
長を得る。すなわち、(A)測定セル61を空洞とした
状態で電磁弁63、64を閉じて測定セル62にのみオ
ゾン水を導入した状態と、(B)測定セル61、62双
方にオゾン水を導入した状態、の2つの状態で透過後の
光強度Iat,Ibtを検出することにより、オゾン濃度c
を得ることができる。なお、測定セル61と62との間
は図4に示すように離間させてもよいし、図5に示すよ
うに密着させてもよい。また、上記(A)のかわりに、
測定セル61にのみオゾン水を導入して測定しても良
い。
【0032】さらに、図6のように構成してもよい。図
6においては、流路途中に設けられた測定セル71の出
口側に電磁弁72を設け、入口側には定量ポンプ73を
設ける。電磁弁72と定量ポンプ73とは、水位制御手
段を構成している。定量ポンプ73は、測定セル71内
に常に水位Aまたは水位Bとなるよう一定量のオゾン水
を測定セル71内に供給する。また、測定セル71の上
方に紫外線ランプ74、底面下方に受光素子75を設
け、紫外線ランプ74によってオゾン水の水面に照射さ
れた紫外線が測定セルを透過して受光素子75によって
受光されるようにする。
【0033】このオゾン濃度計においては、測定セル7
1の形状は変わらないが、定量ポンプ73および電磁弁
72を調整することにより、検査光が横断するオゾン水
の水位を変化させることにより、2光路長を得る。すな
わち、(A)オゾン水の水位をAとした状態と、(B)
オゾン水の水位をBとした状態と、の2つの状態で透過
後の光強度Iat,Ibtを検出することにより、オゾン濃
度cを得ることができる。なお、水位を制御する手段と
しては上記に限定されるものではなく、例えば水位計と
電磁弁72とを組み合わせ、水位計が検出する水位がA
またはBとなるよう電磁弁72をコントロールすること
としても良い。
【0034】以上の各実施形態に係るオゾン濃度計にお
いては、入射部と透過部とを変えずに異なる光路長で透
過した検査光の強度を検出することができるので、基準
水を不要とし、かつ、測定セル各部の汚れの差に基づく
誤差を発生させずに正確にオゾン濃度を検査することが
できる。また、基準水が不要であるから、サンプルを間
欠的に採取する必要がなく、圧力変動が生じない。さら
に、装置内にオゾン水を流動させつつオゾン濃度を測定
することができるので、実際のライン途中(例えばプー
ル水供給配管)に該装置を介装することが可能である。
【0035】さらにまた、以下の実施形態とすることが
できる。図8に示したものは、本発明の他の実施形態に
係るオゾン濃度計である。図において、符号100はオ
ゾン水が導入される測定セルであり、101は検査光と
してオゾンに吸収されやすい波長254nmの紫外線を発す
る紫外線ランプであり、102は受光素子(受光手段)
である。測定セル100は紫外線ランプ101と受光素
子102との間の光路w1途中に位置しており、図8の
状態では、紫外線ランプ101から照射された検査光が
光路長dをなして測定セル100を横切るようになって
いる。前記光路w1上には、測定セル100よりも紫外
線ランプ101側にハーフミラー105が設けられ、受
光素子102側にハーフミラー106が設けられてい
る。これらハーフミラー105,106は、光路w1に
対して45度の角度をなしており、また、紫外線ランプ
101側の側面から入射した光は透過するが、逆側側面
(受光素子102側)から入射した光は反射するように
構成されている。
【0036】また、各ハーフミラー105,106近傍
には、各々ミラー109、110が設けられている。こ
こで、ハーフミラー105,106,ミラー109,1
10は反射手段を構成している。さらに、測定セル10
0とハーフミラー106との間には、一次元移動自在に
構成された可動ミラー(可動体)107が設けられてい
る。可動ミラー107は不図示のモータにより移動さ
れ、光路w1を遮断、開放するようになっている。ま
た、可動ミラー107の紫外線ランプ101側側面は鏡
面となっており、光路w1を遮断した際に、検査光を紫
外線ランプ101側に反射し、反射光路w2を形成する
ようになっている。反射光路w2は、測定セル100を
横断した後、ハーフミラー105,ミラー109,ミラ
ー110,ハーフミラー106に各々反射されて受光素
子102に至る経路を有する。その一部(可動ミラー1
07からハーフミラー105間)は光路w1と共通とな
っている。
【0037】このように構成されたオゾン濃度計では図
8のように、まず可動ミラー107を移動させて光路w
1を開放状態とする。この状態で紫外線ランプ101か
ら検査光を照射すると、検査光はハーフミラー105、
測定セル100、ハーフミラー106を通過し、受光素
子102に到達する。このとき、検査光は測定セル10
0を光路長dをなして通過する。また、このとき受光素
子102によって検出された検査光強度をIatとおく。
【0038】次に、図9に示すように可動ミラー107
を移動させて光路w1を遮断する。光路w1の遮断とと
もに、検査光が可動ミラー107によって反射され、新
たな光路w2が生ずる。可動ミラー107に反射された
検査光は、光路w2に沿って再び測定セル100を通過
し、ハーフミラー105によって反射されて後、ミラー
109,110,ハーフミラー106に反射され、受光
素子102に到達する。このとき、検査光は測定セル1
00を往復するので、測定セル100内での光路長は2
dとなる。また、このとき受光素子102によって検出
された検査光強度をIbtとおく。
【0039】このようにして、異なる2光路長d、2d
についての検査光の強度Iat、Ibtが得られるので、上
述のLambert-Beerの法則より、 Iat(λ)=Ia0(λ)exp(−kcd) Ibt(λ)=Ib0(λ)exp(−2kcd) これらを変形すると、次式が導かれる。 ln(Iat(λ)/Ibt(λ)) = kc(2d−d) + ln(I
a0(λ)/Ib0(λ)) ∴c=(kd)-1{ln(Iat(λ)/Ibt(λ))−ln(I
a0(λ)/Ib0(λ))} 但し、上式において、Ia0は基準流体に光路長dにて検
査光を横断させたときの透過検査光強度、Ib0は基準流
体に光路長2dにて検査光を横断させたときの透過検査
光強度、kは比例係数、λは検査光の波長(254nm)で
ある。
【0040】本例においては、前述の実施形態と同様、
ln(Ia0/Ib0)はよほどのことがない限り変化しないこ
とから、これを定数とすれば、透過検査光強度Iat、I
btを測定するだけで物質濃度cを得ることができる。し
たがって、基準水を用いる必要がないため、サンプルを
間欠的に採取する必要がなく、圧力変動が生じない。さ
らに、装置内にオゾン水を流動させつつオゾン濃度を測
定することができるので、実際のライン途中(例えばプ
ール水供給配管)に該装置を介装することが可能であ
る。また、本例のオゾン濃度計は、上記各実施形態で示
したものより可動部の構成が簡単であるという利点を有
し、セル汚れの程度が小さい場合には有効である。
【0041】なお、図10に示すように、光路w2が測
定セル100’を2度横断するように構成してもよい。
他の構成は上記図8,図9に示したものと同じである。
この場合、可動ミラー107が光路w1を遮断しない位
置にある状態では検査光が測定セル100’を光路長d
で通過し、可動ミラー107が光路w1遮断する位置に
ある場合は、光路w2が測定セル100’を2度横断す
るので、測定セル100’を通過する光路長が3dとな
る。これにより、2光路長d、3dを得ることができる
ので、上記と同様に基準水を用いる必要がない。また、
本例では2光路長の差が大きくなるので、有効セル長が
大きくなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、異なる2光路長で被検査体に検査光を横断させて、
該被検査体が含有する物質の濃度を測定するので、基準
水が不要である。したがって、装置の小型化、簡略化が
可能となって、製造コストの削減を実現する。また、検
査容器各部の汚れの差に基づく誤差を発生させずに正確
に流体を検査することができるので、高い精度を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るオゾン濃度計の測定セル部
分の断面図である。
【図2】 同オゾン濃度計のブロック図である。
【図3】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の測
定セルを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図であ
る。
【図4】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の測
定セルを示す図である。
【図5】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の測
定セルを示す図である。
【図6】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の測
定セルを示す図である。
【図7】 本発明の原理を説明する図であり、(a)は光
路長La、(b)は光路長Lbで横断する場合である。
【図8】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の測
定セルを示す図であり、検査光が光路長dをなして測定
セルを横断する状態である。
【図9】 同オゾン濃度計において、検査光が光路長2
dをなして測定セルを横断する状態である。
【図10】 他の実施形態として示したオゾン濃度計の
測定セルを示す図であり、検査光が光路長3dをなして
測定セルを横断する状態である。
【図11】 基準水を不要とする従来のオゾン濃度計の
測定セルを示す図である。
【符号の説明】
1 オゾン濃度計 3 測定セル(検査容器) 4 円筒管 15 可動壁 16 透過窓(透過部) 18 受光素子(受光手段) 25 紫外線ランプ(光源) 26 入射窓(入射部) 28 コントローラ(演算手段) 29 記憶手段 33 測定セル(検査容器) 35 可動壁 37 透過窓(透過部) 39 受光素子(受光手段) 40 入射窓(入射部) 61 測定セル(検査容器) 62 測定セル(検査容器) 63、64 電磁弁(導入制御手段) 66 受光素子(受光手段) 71 測定セル(検査容器) 72 電磁弁(水位制御手段) 73 定量ポンプ(水位制御手段) 75 受光素子(受光手段) 100 測定セル(検査容器) 100’ 測定セル(検査容器) 101 紫外線ランプ(光源) 102 受光素子(受光手段) 107 可動ミラー(可動体) 105、106 ハーフミラー(反射手段) 109、110 ミラー(反射手段)
フロントページの続き (72)発明者 和田 香 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 Fターム(参考) 2G057 AA01 AB03 AC01 BA05 BD01 DC07 2G059 AA01 BB04 CC08 EE01 HH03 JJ13 KK01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査容器内部の被検査体に検査光を入射
    し、該被検査体を透過した検査光を検出して前記被検査
    体の性質を検査する検査方法において、 前記検査容器上の入射部位に検査光を入射し、該検査光
    を前記被検査体に対して所定光路長横断させて前記検査
    容器上の透過部位から透過させてこれを検出し、 その後再び前記検査容器上の前記入射部位に検査光を入
    射し、該検査光を前記被検査体に対して前回と異なる光
    路長横断させて前記検査容器上の前記透過部位から透過
    させることを特徴とする流体検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流体検査方法において、
    演算式 c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat(λ)/Ibt(λ))−
    ln(Ia0(λ)/Ib0(λ))} を用いて被検査体が含有する物質の濃度cを算出するこ
    とを特徴とする流体検査方法。但し、上式において、L
    aは検査光が被検査体を横断する際の光路長、Lbは検査
    光が被検査体を横断する際の光路長であり、Laとは異
    なる値、Ia0は基準流体に光路長Laにて検査光を横断
    させたときの透過検査光強度、Ib0は基準流体に光路長
    bにて検査光を横断させたときの透過検査光強度、I
    atは被検査体に光路長Laにて検査光を横断させたとき
    の透過検査光強度、Ibtは被検査体に光路長Lbにて検
    査光を横断させたときの透過検査光強度、kは比例係
    数、λは検査光の波長である。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の流体検査方法において、 前記Ia0(λ)とIb0(λ)との比Ia0(λ)/Ib0(λ)を定
    数として演算することを特徴とする流体検査方法。
  4. 【請求項4】 内部に被検査体が導入される検査容器
    と、該検査容器上に設けられ検査光が通過して該検査容
    器内の被検査体に検査光が入射される入射部と、前記検
    査容器上に設けられ該被検査体を透過した検査光が通過
    する透過部とを備えた流体検査装置において、 前記検査容器は、前記入射部と透過部とが離間接近自在
    に構成されていることを特徴とする流体検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の流体検査装置において、 前記検査容器には、検査容器内外方向に移動する可動壁
    が設けられ、前記入射部と透過部とのいずれか一方が前
    記可動壁に設けられていることを特徴とする流体検査装
    置。
  6. 【請求項6】 内部に被検査体が導入される検査容器
    と、該検査容器上に設けられ検査光が通過して該検査容
    器内の被検査体に検査光が入射される入射部と、前記検
    査容器上に設けられ該被検査体を透過した検査光が通過
    する透過部とを備えた流体検査装置において、 前記検査容器は、前記被検査体が導入される導入室を前
    記検査光の経路上に少なくとも2以上備え、少なくとも
    一つの導入室への被検査体の導入を制御する導入制御手
    段が設けられていることを特徴とする流体検査装置。
  7. 【請求項7】 内部に被検査体が導入される検査容器
    と、該検査容器上に設けられ検査光が通過して該検査容
    器内の被検査体に検査光が入射される入射部と、前記検
    査容器上に設けられ該被検査体を透過した検査光が通過
    する透過部とを備えた流体検査装置において、 前記検査容器内の前記被検査体の水位を制御する水位制
    御手段が設けられていることを特徴とする流体検査装
    置。
  8. 【請求項8】 内部に被検査体が導入される検査容器
    と、該検査容器内部の前記被検査体に検査光を入射する
    光源と、該被検査体を透過した前記検査光を受光する受
    光手段と、前記検査容器と受光手段との間に配設され前
    記検査光の光路を遮断、開放自在に設けられた可動体と
    を備え、 該可動体は、前記検査光の光路を遮断した状態で該検査
    光を反射して前記被検査体に検査光を再入射するよう構
    成され、 さらに、再入射後の検査光が前記被検査体を透過した
    後、該透過後の検査光を前記受光手段に導く反射手段を
    備えていることを特徴とする流体検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項4から8のいずれかに記載の流体
    検査装置において、 透過後の検査光を受光する受光手段と、該受光手段が受
    光した検出光の強度に基づき前記被検査体が含有する物
    質の濃度を算出する演算手段とを備え、 該演算手段は、演算式 c={k(Lb−La)}-1{ln(Iat(λ)/Ibt(λ))−
    ln(Ia0(λ)/Ib0(λ))} を用いて被検査体が含有する物質の濃度cを算出するよ
    うに構成されていることを特徴とする流体検査装置。但
    し、上式において、Laは検査光が被検査体を横断する
    際の光路長、Lbは検査光が被検査体を横断する際の光
    路長であり、Laとは異なる値、Ia0は基準流体に光路
    長Laにて検査光を横断させたときの透過検査光強度、
    b0は基準流体に光路長Lbにて検査光を横断させたと
    きの透過検査光強度、Iatは被検査体に光路長Laにて
    検査光を横断させたときの透過検査光強度、Ibtは被検
    査体に光路長Lbにて検査光を横断させたときの透過検
    査光強度、kは比例係数、λは検査光の波長である。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の流体検査方法におい
    て、 前記Ia0(λ)とIb0(λ)との比Ia0(λ)/Ib0(λ)を定
    数として記憶する記憶手段を備え、前記演算手段は該記
    憶手段が記憶する前記比Ia0(λ)/Ib0(λ)を用いて被
    検査体が含有する物質の濃度cを算出することを特徴と
    する流体検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項4から10のいずれかに記載の
    流体検査装置において、 前記被検査体はオゾン含有流体であり、該オゾン含有流
    体が含有するオゾンの濃度を検出するオゾン濃度計であ
    ることを特徴とする流体検査装置。
JP11234690A 1999-08-20 1999-08-20 流体検査方法および流体検査装置 Pending JP2001059813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11234690A JP2001059813A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 流体検査方法および流体検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11234690A JP2001059813A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 流体検査方法および流体検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001059813A true JP2001059813A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16974908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11234690A Pending JP2001059813A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 流体検査方法および流体検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001059813A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016136122A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 シャープ株式会社 液中溶存物濃度測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016136122A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 シャープ株式会社 液中溶存物濃度測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110702640B (zh) 测量流体的性质的方法和调节流体分析器以操作的方法
US8345248B2 (en) Optical cavity enhanced turbidimeter and turbidity measuring method
US6791092B2 (en) Transmission meter, a method of measuring transmittance and a disinfection apparatus
JP2022058585A (ja) マルチパスサンプルセル
JP6702996B2 (ja) マルチチャネル蛍光定量的センサ及びそれを使用する方法
US11119049B2 (en) Particles in liquid detection method and particles in liquid detection system and method to detect particles in the air
AU2012258332B2 (en) Method and apparatus for the optical determination of total organic carbon in aqueous streams
JP2000511641A (ja) ガス検知及び測定システム
US4781459A (en) Apparatus for measuring the amount of minute particles contained in liquid
AU648928B2 (en) Monitoring film fouling in a process stream
US20200158625A1 (en) Flow cell and optical system for analyzing fluid
US20150124257A1 (en) Reduced volume spectroscopic sample cell
US3431424A (en) Optical fluid sampling device
JP2002174596A (ja) 水質汚染度測定装置
JP2001059813A (ja) 流体検査方法および流体検査装置
JPH10115590A (ja) 流体の透過率を決定するための方法、装置及びセンサ
JP2018526644A (ja) 液体培地中の物質濃度または物質を判断するための方法および装置
Dasgupta et al. Attenuation coefficients of tubular conduits for liquid phase absorbance measurement: shot noise limited optimum path length
CN108195799A (zh) 一种基于全反射原理的液体透过率测量装置及方法
JP3211196B2 (ja) 配管内濁度評価装置
Wang Measuring optical absorption coefficient of pure water in UV using the integrating cavity absorption meter
JP7398150B2 (ja) 流体を分析するためのフローセルおよび光学システム
US11327007B2 (en) Compact and secure system and method for detecting particles in fluid
JP2000105195A (ja) 濃度検出装置
JP2003065939A (ja) 微粒子数・濁度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011218