JP2001059706A - 位置計測システム - Google Patents

位置計測システム

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JP2001059706A
JP2001059706A JP11238619A JP23861999A JP2001059706A JP 2001059706 A JP2001059706 A JP 2001059706A JP 11238619 A JP11238619 A JP 11238619A JP 23861999 A JP23861999 A JP 23861999A JP 2001059706 A JP2001059706 A JP 2001059706A
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JP11238619A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakaguchi
貴司 坂口
Mieko Osuga
美恵子 大須賀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速および高精度に計測対象の位置計測を行
う。 【解決手段】 CMOSセンサ21を用いることによっ
て高速位置計測を可能とし、また、同期信号に応じて2
つの光源1a,1bの発光とプログラマブル画像処理部
22の処理を同期させ、CMOSセンサ21において高
速に検出された画像のフレーム内における2つの光源1
a,1bの画像2次元位置座標および発光面積を算出す
るようにし、検出されたフレームにノイズなどがあって
も、複数のフレームによる画像処理によって、ノイズを
除外した高精度な位置計測を行うことができると共に、
2つの光源1a,1bを混同することなく、計測対象の
2点の位置を高精度に計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計測対象の位置
を画像情報検出部からの画像情報に基づいて計測する位
置計測システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平9−68409号公
報に示された従来の位置計測システムを示す構成図であ
り、図において、1a,1bは計測対象に装着された2
つの光源、2は2つの光源1a,1bを撮像する動画像
カメラであり、3はレンズ、4は画像情報を検出するC
CDセンサ5からなる画像情報検出部である。また、6
はCCDセンサ5によって検出される1フレームの画像
情報を示したものである。7は処理制御ボックスであ
り、8は画像情報検出部4によって検出された画像情報
を保持する画像メモリ、9はマイクロコンピュータであ
り、10は画像情報検出部4によって検出された画像情
報に応じてフレーム内における光源1a,1bの画像2
次元位置座標を算出する画像2次元位置座標算出部、1
1はその画像情報に応じてフレーム内における光源1
a,1bの発光面積を算出する発光面積算出部、12は
光源1a,1bの発光と、画像2次元位置座標算出部1
0および発光面積算出部11との同期を制御する同期信
号を出力する同期制御部である。13は演算処理装置、
14は計測対象に装着された2つの光源1a,1bの実
空間3次元位置を算出する3次元位置算出部であり、1
5は画像2次元位置座標算出部10によって算出された
画像2次元位置座標に応じた2つの光源1a,1bの実
空間2次元位置座標を算出する実空間2次元位置座標算
出部、16は発光面積算出部11によって算出された発
光面積に応じた2つの光源1a,1bから画像情報検出
部4までの距離を算出する距離算出部である。
【0003】次に動作について説明する。先ず、計測対
象に装着された2つの光源1a,1bは、同期制御部1
2からの例えば、60(Hz)同期信号に応じて交互に
発光する。動画像カメラ2のCCDセンサ5は、発光し
た光源1a,1bを含む視野の画像をレンズ3を通して
検出する。処理制御ボックス7では、CCDセンサ5に
おいて検出された画像をビデオ信号として受信して、一
旦、画像メモリ8に蓄え、その後、マイクロコンピュー
タ9により処理する。画像2次元位置座標算出部10
は、同期制御部12からの同期信号に応じて、ビデオ信
号のフレーム内における光源1a,1bの画像2次元位
置座標を算出し、発光面積算出部11は、同期信号に応
じて、ビデオ信号のフレーム内における光源1a,1b
の発光面積を算出する。ここで、上述のように2つの光
源1a,1bを同期信号に応じて交互に発光させたの
は、マイクロコンピュータ9側の処理において、光源1
a,1bのうちのどちらの光源の位置計測をしているか
を識別できるようにするためである。そして、パーソナ
ルコンピュータなどによって構成された演算処理装置1
3は、それら画像2次元位置座標および発光面積からな
る位置関連情報を受信し、距離算出部16は、発光面積
に応じた2つの光源1a,1bから画像情報検出部4ま
での距離を算出し、実空間2次元位置座標算出部15
は、その算出された距離と画像2次元位置座標に応じた
2つの光源1a,1bの実空間2次元位置座標を算出す
る。このようにして、3次元位置算出部14において、
2つの光源1a,1bの実空間3次元位置を算出するこ
とにより、計測対象の2つの点の実空間3次元位置を計
測することができる。
【0004】また、図9は例えば特開平8−29299
8号公報に示された従来の位置計測システムを示す構成
図であり、図において、1は計測対象、また、動画像カ
メラ2の画像情報検出部4において、21は画像情報を
検出するCMOSセンサ、22はプログラマブル画像処
理部であり、23はCMOSセンサ21の画像検出領域
を制御するランダムアクセス部、24はCMOSセンサ
21によって検出される画像情報のフレームでの画像検
出領域内の計測対象の画像2次元位置座標を算出する画
像2次元位置座標算出部である。25はCMOSセンサ
21によって検出された画像情報および画像2次元位置
座標算出部24によって算出された画像2次元位置座標
を選択出力するマルチプレクサである。26は画像処理
制御信号に応じてプログラマブル画像処理部22を制御
したり、画像2次元位置座標を送信するマイクロコンピ
ュータである。27は画像処理制御信号を送信したり、
実空間2次元位置座標を算出する演算処理装置であり、
28は画像2次元位置座標に応じた計測対象1の実空間
2次元位置座標を算出する実空間2次元位置座標算出部
である。
【0005】次に動作について説明する。パーソナルコ
ンピュータなどによって構成された演算処理装置27
は、動画像カメラ2のマイクロコンピュータ26に画像
処理制御信号を送信する。動画像カメラ2のCMOSセ
ンサ21は、計測対象1を含む視野の画像をレンズ3を
通して検出する。ランダムアクセス部23は、マイクロ
コンピュータ26を通じて指示された画像検出領域のみ
の画像を検出するようにCMOSセンサ21を制御し、
画像2次元位置座標算出部24は、画像検出領域内での
計測対象1の画像2次元位置座標を算出する。CMOS
センサ21において検出および処理された情報はマルチ
プレクサ25を通してマイクロコンピュータ26に送信
され、そのマイクロコンピュータ26は、画像情報を画
像メモリ8に蓄え、画像2次元位置座標情報を演算処理
装置27に送信する。演算処理装置27では、実空間2
次元位置座標算出部28において、計測対象1から画像
情報検出部4までの距離情報に基づいて画像2次元位置
座標に応じた計測対象1の実空間2次元位置座標を算出
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置計測システ
ムは以上のように構成されているので、図8に示した構
成では、CCDセンサ5のフレームレートが例えば60
(Hz)に規定されているので、それ以上の高速位置検
出ができず、特に、図8に示したように計測対象の2つ
の点の位置計測を行う場合には、各点毎のフレームレー
トが30(Hz)となり、複雑な動作処理などに追いつ
かなくなるという課題があった。また、図9に示した構
成では、CMOSセンサ21によって検出される全フレ
ームの画像検出領域内での計測対象1の画像2次元位置
座標を算出するものなので、検出されるフレームにノイ
ズなどがある場合に精度良く検出することができない。
さらに、複数の計測対象の位置計測を行う場合には、各
計測対象にマーカーを装着する手法が考えられるが、マ
ーカーの識別を行うためには、各マーカーの形状、大き
さ、または色濃度を変更するなど、特別な画像処理を必
要とした。そして、形状で識別する場合には視野方向に
よる形状の変化を考慮しなくてはならず、大きさで識別
する場合には距離によるスケールの変化を考慮しなくて
はならず、色濃度で識別する場合には解像度を考慮しな
くてはならない課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、簡単なシステムで、高速および高
精度に計測対象の位置計測を行うことができる位置計測
システムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る位置計測
システムは、CMOSセンサを用いた画像情報検出部に
よって検出される複数のフレームに同期して光源の発光
を制御する同期信号を出力する同期制御部と、その同期
信号に同期して画像情報検出部によって検出された複数
のフレームの画像情報に応じてフレーム内における光源
の画像2次元位置座標を算出する画像2次元位置座標算
出部と、光源から画像情報検出部までの距離情報に基づ
いて画像2次元位置座標に応じた光源の実空間2次元位
置座標を算出する実空間2次元位置座標算出部とを備え
たものである。
【0009】この発明に係る位置計測システムは、CM
OSセンサを用いた画像情報検出部によって検出される
複数のフレームに同期して光源の発光を制御する同期信
号を出力する同期制御部と、その同期信号に同期して画
像情報検出部によって検出された複数のフレームの画像
情報に応じてフレーム内における光源の発光面積を算出
する発光面積算出部と、発光面積と距離との関係情報に
基づいてその発光面積に応じた光源から画像情報検出部
までの距離を算出する距離算出部とを備えたものであ
る。
【0010】この発明に係る位置計測システムは、CM
OSセンサを用いた複数の画像情報検出部によってそれ
ぞれ検出される複数のフレームに同期して光源の発光を
制御する同期信号を出力する同期制御部と、複数の画像
情報検出部にそれぞれ対応して設けられ、同期制御部に
よって出力された同期信号に同期して対応する画像情報
検出部によって検出された複数のフレームの画像情報に
応じてフレーム内における光源の画像2次元位置座標を
算出する画像2次元位置座標算出部と、それぞれ算出さ
れた画像2次元位置座標に応じてステレオ視によって光
源から画像情報検出部までの距離を算出する距離算出部
とを備えたものである。
【0011】この発明に係る位置計測システムは、画像
情報検出部に、CMOSセンサと共に画像2次元位置座
標算出部を備えたものである。
【0012】この発明に係る位置計測システムは、画像
情報検出部に、CMOSセンサと共に発光面積算出部を
備えたものである。
【0013】この発明に係る位置計測システムは、画像
情報検出部に、CMOSセンサの画像検出領域を制御す
るランダムアクセス部を備えたものである。
【0014】この発明に係る位置計測システムは、計測
対象に装着された複数の光源を備え、同期制御部は、各
光源を順に発光制御すると共に、その発光制御と画像2
次元位置座標算出または発光面積算出との同期を制御す
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による位
置計測システムを示す構成図であり、図において、1a
は計測対象に装着されたLEDなどの光源、2は光源1
aを撮像する動画像カメラであり、3はレンズ、4は画
像情報を検出するCMOSセンサ21からなる画像情報
検出部である。8は画像情報検出部4によって検出され
た画像情報を保持する画像メモリ、9はマイクロコンピ
ュータであり、31は画像情報検出部4によって検出さ
れる画像の複数のフレームに同期して光源1aの発光を
制御する同期信号を出力する同期制御部、32は同期制
御部31によって出力された同期信号に同期して画像情
報検出部4によって検出された複数のフレームの画像に
応じてそのフレーム内における光源1aの画像2次元位
置座標を算出する画像2次元位置座標算出部である。ま
た、33はCMOSセンサ21によって検出される1フ
レームの画像情報を示したものである。13は演算処理
装置であり、34は予め設定された光源1aから画像情
報検出部4までの距離情報に基づいて画像2次元位置座
標算出部32によって算出された画像2次元位置座標に
応じた光源1aの実空間2次元位置座標を算出する実空
間2次元位置座標算出部である。
【0016】次に動作について説明する。先ず、計測対
象に装着された光源1aは、同期制御部31からの例え
ば、200(Hz)の同期信号に応じて発光する。ここ
で、光源1aは、LEDによって構成されているので、
発光は一瞬であり同期制御精度が高いので、同期信号が
200(Hz)と速くなっても追従することができる。
動画像カメラ2のCMOSセンサ21は、発光した光源
1aを含む視野の画像をレンズ3を通して、例えば、1
000(Hz)と高速に検出する。マイクロコンピュー
タ9では、CMOSセンサ21において検出された画像
を受信して、一旦、画像メモリ8に蓄え、その後、画像
2次元位置座標算出部32は、同期制御部31からの2
00(Hz)の同期信号に応じて、CMOSセンサ21
において1000(Hz)と高速に検出された画像のフ
レーム内における光源1aの画像2次元位置座標を算出
する。ここで、同期信号は200(Hz)であり、一
方、検出された画像のフレームは1000(Hz)で受
信されるので、1回の同期信号において5枚のフレーム
を処理することができ、例え、検出されたフレームにノ
イズなどがあっても、5枚のフレームの画像を平均値処
理したり、ノイズを含むフレームを除外して処理するこ
とにより、高精度にフレーム内における光源1aの画像
2次元位置座標を算出することができる。また、上述の
ように光源1aを同期信号に応じて発光させているの
で、画像2次元位置座標算出部32の処理において、輝
度の小さいフレームを除外して処理することにより、光
源1aの発光に同期して処理することができる。そし
て、パーソナルコンピュータなどによって構成された演
算処理装置13は、その画像2次元位置座標情報を受信
し、実空間2次元位置座標算出部34は、予め設定され
た光源1aから画像情報検出部4までの距離情報に基づ
いて、200(Hz)の処理速度で、画像2次元位置座
標に応じた光源1aの実空間2次元位置座標を算出す
る。このようにして、演算処理装置13において、光源
1aの実空間2次元位置を算出することにより、計測対
象の画像平面方向の実空間2次元位置を計測することが
できる。
【0017】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、CMOSセンサ21から構成された画像情報検出部
4によって、発光した光源1aを含む視野の画像を検出
するので、高速位置計測ができ、複雑な動作処理などに
おいても高精度に位置計測することができる効果が得ら
れる。また、画像2次元位置座標算出部32は、同期制
御部31からの同期信号に応じて、CMOSセンサ21
において高速に検出された画像のフレーム内における光
源1aの画像2次元位置座標を算出するので、1回の同
期信号において複数のフレームを処理することができ、
検出されたフレームにノイズなどがあっても、複数のフ
レームによる画像処理によって、ノイズを除外した高精
度な位置計測を行うことができる効果が得られる。さら
に、光源1aは、LEDによって構成されているので、
発光は一瞬であり同期制御精度が高いので、同期信号が
速くなっても追従することができる。さらに、光源1a
を同期信号に応じて発光させているので、画像2次元位
置座標算出部32の処理において、輝度の小さいフレー
ムを除外して処理することにより、光源1aの発光に同
期して処理することができる。さらに、実空間2次元位
置座標算出部34は、200(Hz)の処理速度で、画
像2次元位置座標に応じた光源1aの実空間2次元位置
座標を算出するので、画像2次元位置座標算出部32に
おける200(Hz)の処理速度を遅くすることなく、
高速な位置計測ができる。さらに、従来の技術の図8に
おける処理制御ボックス7を省略し、動画像カメラ2内
で画像2次元位置座標を算出する構成にしたので、構成
を簡単にすることができると共に、動画像カメラ2から
他の構成に画像2次元位置座標情報のみ送信すれば良
く、画像情報を送信する必要がないので、他の構成に高
速に情報送信ができる。
【0018】なお、上記実施の形態1では、光源1aと
画像2次元位置座標算出部32と実空間2次元位置座標
算出部34の処理速度を200(Hz)とし、CMOS
センサ21の処理速度を1000(Hz)としたが、一
般的にCMOSセンサ21の処理速度は、CCDセンサ
の処理速度よりも速いが、1000(Hz)とは限らな
いので任意であって良く、また、光源1aも画像2次元
位置座標算出部32の処理速度と一致させなくても良
く、例えば、CMOSセンサ21の処理速度と一致させ
ても良い。さらに、画像2次元位置座標算出部32と実
空間2次元位置座標算出部34の処理速度もCMOSセ
ンサ21の処理速度と一致させるなど、任意であって良
い。また、上記実施の形態1では、光源1aとしてLE
Dを用いたが、その光源1aとして赤外線LEDを用
い、CMOSセンサ21として、赤外線の画像を検出す
るCMOSセンサを用いれば、室内などの自然光が無い
場所において、他の光源と光源1aとを容易に識別する
ことができ、光源1aの検出を高精度にすることができ
る。さらに、上記実施の形態1では、CMOSセンサ2
1において検出された画像を、一旦、画像メモリ8に蓄
え、その後、画像2次元位置座標算出部32において、
画像2次元位置座標を算出したが、CMOSセンサ21
において検出された画像から直接、画像2次元位置座標
算出部32で画像2次元位置座標を算出するようにして
も良い。さらに、上記実施の形態1では、動画像カメラ
2において、マイクロコンピュータ9と画像メモリ8を
備えたが、これらは動画像カメラ2の別構成として処理
制御ボックスに設けるようにしても良く、その場合、動
画像カメラ2を小さな構成にすることができる。さら
に、上記実施の形態1では、演算処理装置13におい
て、光源1aから画像情報検出部4までの距離情報を予
め設定したが、光源1aから画像情報検出部4までの距
離は、既知であれば良く、一定もしくは何らかの技術手
段で計測できれば変動するものであっても良い。さら
に、上記実施の形態1では、計測対象に光源1aを装着
したが、光源1aを把持して、意図的にその光源1aの
位置を動かすことによって、演算処理装置13において
は、その意図的に動かされた位置を計測することがで
き、これによって、仮想空間内の物体を2次元操作した
りすることができる。なお、以上の実施の形態1の変形
例は、他の実施の形態において適用しても良い。
【0019】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による位置計測システムを示す構成図であり、図に
おいて、35は同期制御部31によって出力された同期
信号に同期して画像情報検出部4によって検出された複
数のフレームの画像に応じてそのフレーム内における光
源1aの発光面積を算出する発光面積算出部である。ま
た、36は発光面積と距離との関係情報に基づいて発光
面積算出部35によって算出された発光面積に応じた光
源1aから画像情報検出部4までの距離を算出する距離
算出部である。その他の構成は、図1と同一であるの
で、その重複する説明を省略する。
【0020】次に動作について説明する。発光面積算出
部35は、同期制御部31からの200(Hz)の同期
信号に応じて、CMOSセンサ21において1000
(Hz)と高速に検出された画像のフレーム内における
光源1aの発光面積を算出する。ここで、同期信号は2
00(Hz)であり、一方、検出された画像のフレーム
は1000(Hz)で受信されるので、1回の同期信号
において5枚のフレームを処理することができ、例え、
検出されたフレームにノイズなどがあっても、5枚のフ
レームの画像を平均値処理したり、ノイズを含むフレー
ムを除外して処理することにより、高精度にフレーム内
における光源1aの発光面積を算出することができる。
また、光源1aを同期信号に応じて発光させているの
で、発光面積算出部35の処理において、輝度の小さい
フレームを除外して処理することにより、光源1aの発
光に同期して処理することができる。そして、距離算出
部36は、予め設定された発光面積と距離との関係情報
に基づいて200(Hz)の処理速度で、算出された発
光面積に応じた光源1aから画像情報検出部4までの距
離を算出する。このようにして、演算処理装置13にお
いて、計測対象から画像情報検出部4までの距離を計測
することができる。
【0021】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、CMOSセンサ21から構成された画像情報検出部
4によって、高速位置計測ができ、複雑な動作処理など
においても高精度に位置計測することができる効果が得
られる。また、発光面積算出部35は、同期制御部31
からの同期信号に応じて、CMOSセンサ21において
高速に検出された画像のフレーム内における光源1aの
発光面積を算出するので、1回の同期信号において複数
のフレームを処理することができ、検出されたフレーム
にノイズなどがあっても、複数のフレームによる画像処
理によって、ノイズを除外した高精度な位置計測を行う
ことができる効果が得られる。その他、実施の形態1と
同様な効果が得られる。
【0022】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による位置計測システムを示す構成図であり、図に
示した構成は、基本的には実施の形態1で示した動画像
カメラを、動画像カメラ2a,2bの2台設けて、ステ
レオ視によって光源1aから画像情報検出部4a,4b
までの距離を算出するものであり、但し、実施の形態1
と異なる構成は、同期制御部を除いた計測用マイクロコ
ンピュータ9a,9bを設け、また、その同期制御部3
1を処理制御ボックス7の制御用マイクロコンピュータ
37に設けたものである。さらに、38は両動画像カメ
ラ2a,2bの画像2次元位置座標算出部32a,32
bによってそれぞれ算出された画像2次元位置座標に応
じてステレオ視によって光源1aから画像情報検出部4
a,4bまでの距離を算出する距離算出部である。
【0023】次に動作について説明する。先ず、演算処
理装置13には、2台の動画像カメラ2a,2bの撮像
角度および2台の動画像カメラ2a,2b間の距離を予
め設定しておく。そして、実施の形態1と同様に、2台
の各動画像カメラ2a,2bの画像2次元位置座標算出
部32a,32bによって画像2次元位置座標を算出す
る。この時の同期信号は、処理制御ボックス7に設けら
れた同期制御部31から供給される。画像2次元位置座
標算出部32a,32bによって算出されたそれぞれの
画像2次元位置座標情報は、その処理制御ボックス7を
通じて同期をとって演算処理装置13に送信される。そ
して、演算処理装置13は、それら画像2次元位置座標
情報を受信し、距離算出部38は、予め設定された2台
の動画像カメラ2a,2bの撮像角度に基づいて、それ
ら受信された画像2次元位置座標に応じた各動画像カメ
ラ2a,2bと光源1aとの角度を算出し、さらに、予
め設定された2台の動画像カメラ2a,2b間の距離に
基づいて、それら算出された角度に応じた光源1aから
画像情報検出部4a,4bまでの距離を算出する。すな
わち、距離算出部38では、ステレオ視によって距離を
算出する。このようにして、演算処理装置13におい
て、計測対象から画像情報検出部4a,4bまでの距離
を計測することができる。
【0024】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、CMOSセンサ21a,21bから構成された画像
情報検出部4a,4bによって、発光した光源1aを含
む視野の画像を検出するので、高速位置計測ができ、複
雑な動作処理などにおいても高精度に位置計測すること
ができる効果が得られる。また、画像2次元位置座標算
出部32a,32bは、同期制御部31からの同期信号
に応じて、CMOSセンサ21a,21bにおいて高速
に検出された画像のフレーム内における光源1aの画像
2次元位置座標を算出するので、1回の同期信号におい
て複数のフレームを処理することができ、検出されたフ
レームにノイズなどがあっても、複数のフレームによる
画像処理によって、ノイズを除外した高精度な位置計測
を行うことができる効果が得られる。さらに、通常のス
テレオ視による位置計測には、2台の動画像カメラから
の画像情報を取り込むために、その画像情報の取り込み
に2倍の時間がかかるが、この実施の形態3では、画像
情報を取り込むことなく、画像2次元位置座標情報のみ
取り込むものなので、演算処理装置13における情報の
取り込み時間を高速に行うことができる効果が得られ
る。さらに、2台の動画像カメラ2a,2bは、同一構
成であり、また、同期信号に同期して処理するものなの
で、動画像カメラ2aと動画像カメラ2bとにおいて送
信される画像2次元位置座標情報は、完全同期して演算
処理装置13に送信されるので、動画像カメラ2aと動
画像カメラ2bとで時間的な誤差が生じることなく、高
精度に位置計測を行うことができる効果が得られる。そ
の他、実施の形態1と同様な効果が得られる。
【0025】なお、上記実施の形態3では、2台の動画
像カメラ2a,2bを設けたが、動画像カメラは、3台
以上設けても良い。
【0026】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による位置計測システムを示す構成図であり、図に
おいて、39は画像情報検出部4に設けられ、同期信号
に同期してCMOSセンサ21によって検出される画像
のフレームでの光源1aの画像2次元位置座標を算出す
る画像2次元位置座標算出部である。25はCMOSセ
ンサ21によって検出された画像情報および画像2次元
位置座標算出部39によって算出された画像2次元位置
座標を選択出力するマルチプレクサである。なお、上記
CMOSセンサ21、マルチプレクサ25、および画像
2次元位置座標算出部39は、画像情報検出部4とし
て、1つのLSIチップ上に構成されたものである。そ
の他の構成は、図1と同一であるので、その重複する説
明を省略する。
【0027】次に動作について説明する。画像2次元位
置座標算出部39は、同期信号に応じて光源1aの画像
2次元位置座標を算出する。この算出手法は上記実施の
形態1および実施の形態2と同一である。CMOSセン
サ21において検出および処理された情報はマルチプレ
クサ25を通してマイクロコンピュータ9に送信され、
そのマイクロコンピュータ9は、画像2次元位置座標情
報を演算処理装置13に送信する。演算処理装置13で
は、実空間2次元位置座標算出部34において、光源1
aから画像情報検出部4までの距離情報に基づいて画像
2次元位置座標に応じた計測対象の実空間2次元位置座
標を算出する。
【0028】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、CMOSセンサ21、マルチプレクサ25、および
画像2次元位置座標算出部39を、画像情報検出部4と
して、1つのLSIチップ上に構成したので、極めて小
型に、かつ容易に量産することができる効果が得られ
る。また、画像情報検出部4において画像2次元位置座
標が算出され、画像情報検出部4から送信される情報は
画像2次元位置座標のみであり、画像情報は送信されな
いので、従来の技術および実施の形態1から実施の形態
3に示した画像メモリ8を必要とせず、構成を簡単にす
ることができると共に、情報の送信を速くすることがで
き、高速度および高精度に位置計測を行うことができる
効果が得られる。その他、実施の形態1と同様な効果が
得られる。
【0029】なお、上記実施の形態4において、動画像
カメラ2内の処理は固定にしなくても良く、演算処理装
置13から制御信号を送信することにより、画像情報検
出部4内の画像処理機能やマイクロコンピュータ9内の
同期制御機能を制御するようにしても良い。なお、以上
の実施の形態4の変形例は、他の実施の形態において適
用しても良い。
【0030】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による位置計測システムを示す構成図であり、この
実施の形態5は、上記実施の形態4の構成において、上
記実施の形態2に示したように光源1aの発光面積に応
じて、光源1aから画像情報検出部4までの距離を計測
するものである。図において、40は画像情報検出部4
に設けられ、同期信号に同期してCMOSセンサ21に
よって検出される画像のフレームでの光源1aの発光面
積を算出する発光面積算出部である。なお、上記CMO
Sセンサ21、マルチプレクサ25、および発光面積算
出部40は、画像情報検出部4として、1つのLSIチ
ップ上に構成されたものである。その他の構成は、図4
と同一であるので、その重複する説明を省略する。
【0031】次に動作について説明する。発光面積算出
部40は、同期信号に応じて光源1aの発光面積を算出
する。CMOSセンサ21において検出および処理され
た情報はマルチプレクサ25を通してマイクロコンピュ
ータ9に送信され、そのマイクロコンピュータ9は、発
光面積情報を演算処理装置13に送信する。演算処理装
置13では、距離算出部36において、予め設定された
発光面積と距離との関係情報に基づいて、算出された発
光面積に応じた光源1aから画像情報検出部4までの距
離を算出する。
【0032】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、CMOSセンサ21、マルチプレクサ25、および
発光面積算出部40を、画像情報検出部4として、1つ
のLSIチップ上に構成したので、極めて小型に、かつ
容易に量産することができる効果が得られる。また、画
像情報検出部4において発光面積が算出され、画像情報
検出部4から送信される情報は発光面積のみであり、画
像情報は送信されないので、従来の技術および実施の形
態1から実施の形態3に示した画像メモリ8を必要とせ
ず、構成を簡単にすることができると共に、情報の送信
を速くすることができ、高速度および高精度に位置計測
を行うことができる効果が得られる。その他、実施の形
態2と同様な効果が得られる。
【0033】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6による位置計測システムを示す構成図であり、図に
おいて、41は同期信号に応じてCMOSセンサ21の
画像検出領域を制御するランダムアクセス部、42は動
画像カメラ2から送信された画像検出領域内の画像情報
に応じて実空間2次元位置座標を算出する実空間2次元
位置座標算出部、43は動画像カメラ2から送信された
画像検出領域内の画像情報に応じて光源1aから画像情
報検出部4までの距離を算出する距離算出部である。な
お、演算処理装置13は、CMOSセンサ21の画像検
出領域を制御する画像処理制御信号を動画像カメラ2に
送信する機能を有するものである。また、CMOSセン
サ21、マルチプレクサ25、およびランダムアクセス
部41は、画像情報検出部4として、1つのLSIチッ
プ上に構成されたものである。その他の構成は、図4と
同一であるので、その重複する説明を省略する。
【0034】次に動作について説明する。演算処理装置
13は、動画像カメラ2のマイクロコンピュータ9に画
像処理制御信号を送信する。ランダムアクセス部41
は、同期信号に応じてマイクロコンピュータ9を通じて
指示された画像検出領域のみの画像を検出するようにC
MOSセンサ21を制御し、その検出された画像検出領
域のみの画像は、マルチプレクサ25を通してマイクロ
コンピュータ9に送信され、そのマイクロコンピュータ
9は、その画像情報を画像メモリ8に蓄え、さらに、演
算処理装置13に送信する。演算処理装置13では、距
離算出部43において、その画像情報から光源1aの発
光面積を算出すると共に、予め設定された発光面積と距
離との関係情報に基づいて、その算出された発光面積に
応じた光源1aから画像情報検出部4までの距離を算出
する。また、実空間2次元位置座標算出部42におい
て、その画像情報から光源1aの画像2次元位置座標を
算出すると共に、算出された距離情報に基づいて算出さ
れた画像2次元位置座標に応じた光源1aの実空間2次
元位置座標を算出する。このように、計測対象の2点の
実空間3次元位置座標を計測することができる。
【0035】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、ランダムアクセス部41によって同期信号に応じた
画像検出領域のみの画像を検出するようにCMOSセン
サ21を制御するようにしたので、その検出された特定
画像検出領域のみの画像の情報量は極めて少量となり、
CMOSセンサ21以降の情報伝送量を少なくすること
ができるので、送信時間が速く、高速度な位置計測がで
きる効果が得られる。また、CMOSセンサ21、マル
チプレクサ25、およびランダムアクセス部41を、画
像情報検出部4として、1つのLSIチップ上に構成し
たので、極めて小型に、かつ容易に量産することができ
る効果が得られる。
【0036】なお、演算処理装置13から送信される画
像検出領域を含む画像処理制御信号は、演算処理装置1
3において任意にその領域の大きさ、形状、および位置
を設定できるものであり、さらに、演算処理装置13に
おいて受信される画像検出領域の画像情報中の光源1a
の位置および大きさから、その演算処理装置13が光源
1aを含む画像情報を抽出できるような必要最小限の画
像検出領域に更新するようにしても良く、この場合、受
信された画像検出領域の画像情報から光源1aが外れる
ことなく、高精度に位置計測を行うことができると共
に、高精度に画像検出領域を設定することができ、よっ
て、送信される画像の情報量を高精度に少なくすること
ができるので、さらに高速度な位置計測ができる。な
お、以上の実施の形態6の変形例は、他の実施の形態に
おいて適用しても良い。
【0037】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7による位置計測システムを示す構成図であり、図に
おいて、1a,1bは計測対象に装着された2つの光
源、2は2つの光源1a,1bを撮像する動画像カメラ
であり、3はレンズ、4は画像情報を検出する画像情報
検出部である。21はCMOSセンサ、22はプログラ
マブル画像処理部であり、39は同期信号に同期してC
MOSセンサ21によって検出される画像のフレームで
の光源1aの画像2次元位置座標を算出する画像2次元
位置座標算出部、40は同期信号に同期してCMOSセ
ンサ21によって検出される画像のフレームでの光源1
aの発光面積を算出する発光面積算出部、41は同期信
号に応じてCMOSセンサ21の画像検出領域を制御す
るランダムアクセス部である。25はCMOSセンサ2
1によって検出された画像2次元位置座標および発光面
積を選択出力するマルチプレクサである。8はそれら画
像2次元位置座標および発光面積を保持する画像メモ
リ、9はマイクロコンピュータであり、31は光源1
a,1bの発光と、プログラマブル画像処理部22との
同期を制御する同期信号を出力する同期制御部である。
13は演算処理装置、14は3次元位置算出部であり、
36は発光面積と距離との関係情報に基づいて発光面積
算出部40によって算出された発光面積に応じた2つの
光源1a,1bから画像情報検出部4までの距離を算出
する距離算出部、34はその算出された距離に基づいて
画像2次元位置座標算出部39によって算出された画像
2次元位置座標に応じた2つの光源1a,1bの実空間
2次元位置座標を算出する実空間2次元位置座標算出部
である。なお、上記プログラマブル画像処理部22、C
MOSセンサ21、およびマルチプレクサ25は、画像
情報検出部4として、1つのLSIチップ上に構成され
たものである。
【0038】次に動作について説明する。この実施の形
態7は、計測対象に2つの光源1a,1bを装着し、上
記実施の形態1から実施の形態6に示した構成の組み合
わせによって、計測対象の2点の位置を計測するもので
ある。先ず、計測対象に装着された2つの光源1a,1
bは、同期制御部31からの例えば、200(Hz)同
期信号に応じて交互に発光する。また、演算処理装置1
3は、動画像カメラ2のマイクロコンピュータ9に画像
処理制御信号を送信する。プログラマブル画像処理部2
2は、同期制御部31からの例えば、200(Hz)同
期信号に応じて処理するものであり、そのランダムアク
セス部41は、マイクロコンピュータ9を通じて指示さ
れた画像検出領域のみの画像を検出するように、100
0(Hz)の処理速度で動作するCMOSセンサ21を
制御し、画像2次元位置座標算出部39は、200(H
z)の同期信号に応じて、CMOSセンサ21において
1000(Hz)と高速に検出された画像のフレーム内
における2つの光源1a,1bのそれぞれの画像2次元
位置座標を算出する。ここで、同期信号は200(H
z)であり、一方、画像のフレームは1000(Hz)
で検出されるので、1回の同期信号において5枚のフレ
ームを処理することができ、例え、検出されたフレーム
にノイズなどがあっても、5枚のフレームの画像を平均
値処理したり、ノイズを含むフレームを除外して処理す
ることにより、高精度にフレーム内における各光源1
a,1bの画像2次元位置座標を算出することができ
る。また、上述のように2つの光源1a,1bを同期信
号に応じて交互に発光させているので、画像2次元位置
座標算出部39において、光源1a,1bのうちのどち
らの光源の位置計測をしているかを識別できると共に、
光源1a,1bの発光に同期ずれなどが生じても、画像
2次元位置座標算出部39の処理において、輝度の小さ
いフレームを除外して処理することにより、2つの光源
1a,1bの処理を混同することなく、的確に識別する
ことができる。また、発光面積算出部40においても、
画像2次元位置座標算出部39と同様にして200(H
z)の同期信号に応じて、CMOSセンサ21において
1000(Hz)と高速に検出された画像のフレーム内
における2つの光源1a,1bのそれぞれの発光面積を
算出する。それら算出された画像2次元位置座標および
発光面積からなる位置関連情報は、マルチプレクサ25
を通してマイクロコンピュータ9に送信され、そのマイ
クロコンピュータ9は、その位置関連情報を画像メモリ
8に蓄え、さらに、演算処理装置13に送信する。演算
処理装置13では、距離算出部36において、予め設定
された発光面積と距離との関係情報に基づいて、その算
出された発光面積に応じた2つの光源1a,1bから画
像情報検出部4までの距離を算出する。また、実空間2
次元位置座標算出部34において、その算出された距離
情報に基づいて算出された画像2次元位置座標に応じた
2つの光源1a,1bの実空間2次元位置座標を算出す
る。このように、計測対象の2点の実空間3次元位置座
標を計測することができる。
【0039】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、CMOSセンサ21を用いることによって高速位置
計測ができる効果が得られる。特に、この実施の形態7
のように、2つの光源1a,1bを交互に発光させて、
計測対象の2点の位置を計測する構成においては、CM
OSセンサ21を用いることによって所望の速度で2点
の位置を計測することが可能となり有効である。また、
同期信号に応じて2つの光源1a,1bの発光とプログ
ラマブル画像処理部22の処理とを同期させ、CMOS
センサ21において高速に検出された画像のフレーム内
における2つの光源1a,1bの画像2次元位置座標お
よび発光面積を算出するようにしたので、1回の同期信
号において複数のフレームを処理することができ、検出
されたフレームにノイズなどがあっても、複数のフレー
ムによる画像処理によって、ノイズを除外した高精度な
位置計測を行うことができると共に、2つの光源1a,
1bを混同することなく、計測対象の2点の位置を高精
度に計測することができる効果が得られる。また、CM
OSセンサ21、マルチプレクサ25、およびランダム
アクセス部41を、画像情報検出部4として、1つのL
SIチップ上に構成したので、極めて小型に、かつ容易
に量産することができる効果が得られる。
【0040】なお、上記実施の形態7では、2つの光源
1a,1bを交互に発光させたが、3つ以上の光源を順
に発光させ、その発光制御と画像2次元位置座標算出お
よび発光面積算出との同期を制御するようにしても良
く、この場合、複数の光源を混同することなく、計測対
象の複数点の位置を高精度に計測することができる。な
お、以上の実施の形態7の変形例は、他の実施の形態に
おいて適用しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CM
OSセンサを用いた画像情報検出部によって検出される
複数のフレームに同期して光源の発光を制御する同期信
号を出力する同期制御部と、その同期信号に同期して画
像情報検出部によって検出された複数のフレームの画像
情報に応じてフレーム内における光源の画像2次元位置
座標を算出する画像2次元位置座標算出部と、光源から
画像情報検出部までの距離情報に基づいて画像2次元位
置座標に応じた光源の実空間2次元位置座標を算出する
実空間2次元位置座標算出部とを備えるように構成した
ので、CMOSセンサから構成された画像情報検出部に
よって、発光した光源を含む視野の画像を検出するの
で、高速位置計測ができ、複雑な動作処理などにおいて
も高精度に位置計測することができる効果が得られる。
また、画像2次元位置座標算出部は、同期制御部からの
同期信号に応じて、CMOSセンサにおいて高速に検出
された画像のフレーム内における光源の画像2次元位置
座標を算出するので、1回の同期信号において複数のフ
レームを処理することができ、検出されたフレームにノ
イズなどがあっても、複数のフレームによる画像処理に
よって、ノイズを除外した高精度な位置計測を行うこと
ができる効果が得られる。
【0042】この発明によれば、CMOSセンサを用い
た画像情報検出部によって検出される複数のフレームに
同期して光源の発光を制御する同期信号を出力する同期
制御部と、その同期信号に同期して画像情報検出部によ
って検出された複数のフレームの画像情報に応じてフレ
ーム内における光源の発光面積を算出する発光面積算出
部と、発光面積と距離との関係情報に基づいてその発光
面積に応じた光源から画像情報検出部までの距離を算出
する距離算出部とを備えるように構成したので、CMO
Sセンサから構成された画像情報検出部によって、高速
位置計測ができ、複雑な動作処理などにおいても高精度
に位置計測することができる効果が得られる。また、発
光面積算出部は、同期制御部からの同期信号に応じて、
CMOSセンサにおいて高速に検出された画像のフレー
ム内における光源の発光面積を算出するので、1回の同
期信号において複数のフレームを処理することができ、
検出されたフレームにノイズなどがあっても、複数のフ
レームによる画像処理によって、ノイズを除外した高精
度な位置計測を行うことができる効果が得られる。
【0043】この発明によれば、CMOSセンサを用い
た複数の画像情報検出部によってそれぞれ検出される複
数のフレームに同期して光源の発光を制御する同期信号
を出力する同期制御部と、複数の画像情報検出部にそれ
ぞれ対応して設けられ、同期制御部によって出力された
同期信号に同期して対応する画像情報検出部によって検
出された複数のフレームの画像情報に応じてフレーム内
における光源の画像2次元位置座標を算出する画像2次
元位置座標算出部と、それぞれ算出された画像2次元位
置座標に応じてステレオ視により光源から画像情報検出
部までの距離を算出する距離算出部とを備えるように構
成したので、CMOSセンサから構成された画像情報検
出部によって、発光した光源を含む視野の画像を検出す
るので、高速位置計測ができ、複雑な動作処理などにお
いても高精度に位置計測することができる効果が得られ
る。また、画像2次元位置座標算出部は、同期制御部か
らの同期信号に応じて、CMOSセンサにおいて高速に
検出された画像のフレーム内における光源の画像2次元
位置座標を算出するので、1回の同期信号において複数
のフレームを処理することができ、検出されたフレーム
にノイズなどがあっても、複数のフレームによる画像処
理によって、ノイズを除外した高精度な位置計測を行う
ことができる効果が得られる。さらに、通常のステレオ
視による位置計測には、2台の動画像カメラからの画像
情報を取り込むために、その画像情報の取り込みに2倍
の時間がかかるが、この発明の構成では、画像情報を取
り込むことなく、画像2次元位置座標のみ取り込むもの
なので、距離算出部における情報の取り込み時間を高速
に行うことができる効果が得られる。さらに、複数の動
画像カメラは、同一構成であり、また、同期信号に同期
して処理するものなので、複数の動画像カメラにおいて
送信される画像2次元位置座標は、完全同期して距離算
出部に送信されるので、複数の動画像カメラ間で時間的
な誤差が生じることなく、高精度に位置計測を行うこと
ができる効果が得られる。
【0044】この発明によれば、画像情報検出部に、C
MOSセンサと共に画像2次元位置座標算出部を備える
ように構成したので、CMOSセンサおよび画像2次元
位置座標算出部を、画像情報検出部として、1つのLS
Iチップ上に構成することができ、極めて小型に、かつ
容易に量産することができる効果が得られる。また、画
像情報検出部において画像2次元位置座標が算出され、
画像情報検出部から送信される情報は画像2次元位置座
標のみであり、画像情報は送信されないので、従来の技
術および上記発明に示した画像メモリを必要とせず、構
成を簡単にすることができると共に、情報の送信を速く
することができ、高速度および高精度に位置計測を行う
ことができる効果が得られる。
【0045】この発明によれば、画像情報検出部に、C
MOSセンサと共に発光面積算出部を備えるように構成
したので、CMOSセンサおよび発光面積算出部を、画
像情報検出部として、1つのLSIチップ上に構成する
ことができ、極めて小型に、かつ容易に量産することが
できる効果が得られる。また、画像情報検出部において
発光面積が算出され、画像情報検出部から送信される情
報は発光面積のみであり、画像情報は送信されないの
で、従来の技術および上記発明に示した画像メモリを必
要とせず、構成を簡単にすることができると共に、情報
の送信を速くすることができ、高速度および高精度に位
置計測を行うことができる効果が得られる。
【0046】この発明によれば、画像情報検出部に、C
MOSセンサの画像検出領域を制御するランダムアクセ
ス部を備えるように構成したので、CMOSセンサによ
って検出された画像検出領域のみの画像の情報量は少量
となり、CMOSセンサ以降の情報伝送量を少なくする
ことができるので、送信時間が速く、高速度な位置計測
ができる効果が得られる。また、CMOSセンサおよび
ランダムアクセス部を、画像情報検出部として、1つの
LSIチップ上に構成することができ、極めて小型に、
かつ容易に量産することができる効果が得られる。
【0047】この発明によれば、計測対象に装着された
複数の光源を備え、同期制御部は、各光源を順に発光制
御すると共に、その発光制御と画像2次元位置座標算出
または発光面積算出との同期を制御するように構成した
ので、1回の同期信号において複数のフレームを処理す
ることができ、検出されたフレームにノイズなどがあっ
ても、複数のフレームによる画像処理によって、ノイズ
を除外した高精度な位置計測を行うことができると共
に、複数の光源を混同することなく、計測対象の複数点
の位置を高精度に計測することができる効果が得られ
る。また、CMOSセンサおよびランダムアクセス部
を、画像情報検出部として、1つのLSIチップ上に構
成することができ、極めて小型に、かつ容易に量産する
ことができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7における位置計測シ
ステムを示す構成図である。
【図8】 従来の位置計測システムを示す構成図であ
る。
【図9】 従来の位置計測システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 光源、2,2a,2b 動画像カメラ、
4,4a,4b 画像情報検出部、21,21a,21
b CMOSセンサ、31 同期制御部、32,32
a,32b,39 画像2次元位置座標算出部、34
実空間2次元位置座標算出部、35,40 発光面積算
出部、36,38 距離算出部、41 ランダムアクセ
ス部。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA04 AA58 DD06 FF04 FF05 GG07 GG09 GG12 GG18 JJ03 JJ05 JJ26 NN08 QQ24 QQ31 QQ34 QQ42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測対象に装着された光源と、動画像カ
    メラに設けられ、上記光源の画像情報を検出するCMO
    Sセンサを用いた画像情報検出部と、上記画像情報検出
    部によって検出される複数のフレームに同期して上記光
    源の発光を制御する同期信号を出力する同期制御部と、
    上記同期制御部によって出力された同期信号に同期して
    上記画像情報検出部によって検出された複数のフレーム
    の画像情報に応じてそのフレーム内における上記光源の
    画像2次元位置座標を算出する画像2次元位置座標算出
    部と、上記光源から上記画像情報検出部までの距離情報
    に基づいて上記画像2次元位置座標算出部によって算出
    された画像2次元位置座標に応じた光源の実空間2次元
    位置座標を算出する実空間2次元位置座標算出部とを備
    えた位置計測システム。
  2. 【請求項2】 計測対象に装着された光源と、動画像カ
    メラに設けられ、上記光源の画像情報を検出するCMO
    Sセンサを用いた画像情報検出部と、上記画像情報検出
    部によって検出される複数のフレームに同期して上記光
    源の発光を制御する同期信号を出力する同期制御部と、
    上記同期制御部によって出力された同期信号に同期して
    上記画像情報検出部によって検出された複数のフレーム
    の画像情報に応じてそのフレーム内における上記光源の
    発光面積を算出する発光面積算出部と、発光面積と距離
    との関係情報に基づいて上記発光面積算出部によって算
    出された発光面積に応じた上記光源から上記画像情報検
    出部までの距離を算出する距離算出部とを備えた位置計
    測システム。
  3. 【請求項3】 計測対象に装着された光源と、複数の動
    画像カメラにそれぞれ設けられ、上記光源の画像情報を
    検出するCMOSセンサを用いた画像情報検出部と、上
    記複数の画像情報検出部によってそれぞれ検出される複
    数のフレームに同期して上記光源の発光を制御する同期
    信号を出力する同期制御部と、上記複数の画像情報検出
    部にそれぞれ対応して設けられ、上記同期制御部によっ
    て出力された同期信号に同期して上記対応する画像情報
    検出部によって検出された複数のフレームの画像情報に
    応じてそのフレーム内における上記光源の画像2次元位
    置座標を算出する画像2次元位置座標算出部と、上記複
    数の画像2次元位置座標算出部によってそれぞれ算出さ
    れた画像2次元位置座標に応じてステレオ視によって上
    記光源から上記画像情報検出部までの距離を算出する距
    離算出部とを備えた位置計測システム。
  4. 【請求項4】 画像情報検出部は、CMOSセンサと共
    に画像2次元位置座標算出部を備えたことを特徴とする
    請求項1または請求項3記載の位置計測システム。
  5. 【請求項5】 画像情報検出部は、CMOSセンサと共
    に発光面積算出部を備えたことを特徴とする請求項2記
    載の位置計測システム。
  6. 【請求項6】 画像情報検出部は、CMOSセンサの画
    像検出領域を制御するランダムアクセス部を備えたこと
    を特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1
    項記載の位置計測システム。
  7. 【請求項7】 計測対象に装着された複数の光源を備
    え、同期制御部は、上記各光源を順に発光制御すると共
    に、その発光制御と画像2次元位置座標算出または発光
    面積算出との同期を制御することを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1項記載の位置計測シス
    テム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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