JP2001057155A - プラズマ表示装置およびその製造方法 - Google Patents

プラズマ表示装置およびその製造方法

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JP2001057155A JP23178399A JP23178399A JP2001057155A JP 2001057155 A JP2001057155 A JP 2001057155A JP 23178399 A JP23178399 A JP 23178399A JP 23178399 A JP23178399 A JP 23178399A JP 2001057155 A JP2001057155 A JP 2001057155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高輝度かつ高精細な表示を実現できるプラズマ
表示装置を提供する。 【解決手段】 面放電のための維持電極28A,28B
は、前面ガラス基板22の表面に対して垂直方向に積層
された構造を有している。維持電極28A,28Bによ
り左右の2つの放電ギャップ30A,30Bが面放電に
寄与し、放電効率が向上する。また、維持電極28A,
28Bが積層構造となっているので、従来のように表示
面を大きく塞ぐことがなく、表示面に対する開口率が向
上すると共に高輝度な表示が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ放電を利
用して表示を行うプラズマ表示装置およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量化および薄型化の流れを受け
て、パーソナルコンピュータなどのディスプレイにも、
省スペース化,携帯性向上が求められており、LCD
(LiquidCrystal Display:液晶ディスプレイ)、FE
D(Field Emission Display:電界放出型ディスプレ
イ)、有機EL(Electroluminescence:電界発光)ディ
スプレイ、PDP(Plasma Display Panel:プラズマデ
ィスプレイパネル) などの種々のFPD(Flat Panel D
isplay: 薄型ディスプレイ)が開発、製品化されてい
る。このうち、プラズマ表示装置(PDP)は、プラズ
マ放電によって発生した紫外線を蛍光体に照射させて発
光させることにより画像表示を行うものであり、薄型・
大画面のディスプレイとして市場創造が期待されてい
る。
【0003】このプラズマ表示装置として、例えば3電
極面放電型のものは、マトリクス状に配置された面放電
のための一対の維持電極とアドレス電極との交点ごとに
放電セルが画定され、それぞれの放電セルは赤(R),
緑(G),青(B)の3種類の蛍光体をそれぞれ有する
最小発光単位(ドット)を形成している。この放電セル
を選択的に放電させることによって、ドットを選択的に
発光させることによりカラー表示が行われる。
【0004】図10は、従来のプラズマ表示装置におい
て面放電(維持放電)を行うための一組の維持電極の構
成を表したものである。一組の維持電極101a,10
1bは透明電極であり、これら維持電極101a,10
1bは表示面側の前面ガラス基板102の平面上に互い
に平行になるように配設されている。これら維持電極1
01a,101b間の隙間(放電ギャップ)103は、
直線状となっており一定の幅を保っている。維持電極1
01a,101b上の放電ギャップ103を形成する側
と反対側の端部には、維持電極101a,101bの電
気抵抗を低減するためのバス電極104a,104bが
それぞれ設けられている。なお、図10では要部のみ表
しているので省略しているが、維持電極101a,10
1bは多数の組が、互いに平行になるように前面ガラス
基板12上に配列されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のプ
ラズマ表示装置では、一組の維持電極101a,101
bが前面ガラス基板102の平面上に互いに平行になる
ように配設されており、これら維持電極101a,10
1bと同一水平面において放電ギャップ103が形成さ
れている。
【0006】しかしながら、このような構成であると、
放電に寄与する放電ギャップ103は維持電極101
a,101b間において一つしか形成できないので、放
電効率が十分ではなく、輝度が十分でないという問題が
あった。
【0007】その上、表示面側に位置する前面ガラス基
板102の同一平面上に、非透明電極であるバス電極1
04a,104bがそれぞれ平行に形成されているの
で、表示面に対する開口率が低下してしまい、輝度が低
下してしまうという問題があった。例えば、42インチ
クラスのPDPパネルの輝度は、高くて500cd/ m
2 程度であり、このPDPパネルが最終的にディスプレ
イとなって商品化されるためには、パネル上に電磁波遮
蔽や外光反射防止のためのシートやフィルムを設ける必
要があるので、実際のディスプレイとしての表示光の輝
度はかなり低くなってしまうのが、現状である。
【0008】更に、維持電極101a,101bは同一
平面上に平行に並んで形成されるので、維持電極に要す
る表示面と平行な面の面積が広く必要となるために、高
精細化に制限が生じてしまうという問題があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、高輝度かつ高精細な表示を実現でき
るプラズマ表示装置およびその製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるプラズマ表
示装置は、基板に設けられた第1の維持電極と、基板の
表面に対して直交する方向に第1の維持電極に隣接して
設けられ、放電ギャップとなる厚さを有する電気的分離
層と、この電気的分離層に隣接して設けられ、第1の維
持電極と組をなす第2の維持電極とを備えている。
【0011】本発明によるプラズマ表示装置の製造方法
は、対向して配置される2つの基板のうちの一方の基板
上に、放電ギャップを間にして互いに組をなす2つの維
持電極を有するプラズマ表示装置の製造方法であって、
一方の基板上に、一方の維持電極を構成する第1の電極
層を形成する工程と、第1の電極層上に絶縁体層を形成
する工程と、この絶縁体層および第1の電極層上に第2
の電極層を形成する工程と、第2の電極層をエッチング
により分離して、第1の電極層とともに一方の維持電極
を構成する第3の電極層と、絶縁体層上において一対の
維持電極のうち他方の維持電極を構成する第4の電極層
とを形成する工程とを含むものである。
【0012】本発明による他のプラズマ表示装置の製造
方法は、一方の基板上に、一方の維持電極を構成する第
1の電極層を形成する工程と、第1の電極層上に絶縁体
層を形成する工程と、絶縁体層および第1の電極層それ
ぞれの上に電極材料を堆積させることにより、第1の電
極層とともに一方の維持電極を構成する第3の電極層
と、絶縁体層上において一対の維持電極のうち他方の維
持電極を構成する第4の電極層とを形成する工程とを含
むものである。
【0013】本発明によるプラズマ表示装置では、第1
の維持電極と第2の維持電極とが電気的分離層を間にし
て積層された構造を有しているので、これら第1の維持
電極と第2の維持電極との間の左右両側面それぞれにお
いて放電ギャップが形成される。すなわち、1組の維持
電極間において、2つの放電ギャップが形成され、従来
のように表示面を大きく塞ぐことがなくなり、また、一
組の維持電極に要する表示面と平行な面の面積が狭くな
る。
【0014】本発明によるプラズマ表示装置の製造方法
では、第2の電極層をエッチングにより分離されるの
で、第1の電極層とともに一方の維持電極を構成する第
3の電極層と、絶縁体層上において一対の維持電極のう
ち他方の維持電極を構成する第4の電極層とが同時に形
成される。
【0015】本発明による他のプラズマ表示装置の製造
方法では、絶縁体層および第1の電極層それぞれの上に
電極材料が堆積され、第1の電極層とともに一方の維持
電極を構成する第3の電極層と、絶縁体層上において一
対の維持電極のうち他方の維持電極を構成する第4の電
極層とが同時に形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1
の実施の形態に係る3電極面放電型のプラズマ表示装置
(PDP)の1単位画素(ピクセル)に対応する部分を
含む基本構造を表す斜視図であり、図2は、図1に示し
たプラズマ表示装置における一組の維持電極を含む要部
の構成を表す部分断面図である。
【0018】このプラズマ表示装置21は、前面ガラス
基板22と背面ガラス基板23とが対向配置されてお
り、これらの周囲が封止されることによりその内部は気
密状態となっており、放電空間が形成されている。
【0019】背面ガラス基板23は、例えば、PDP用
の高歪点ガラスやソーダライムガラスにより形成された
板状基板である。この背面ガラス基板23上には、金属
の薄膜からなる複数のアドレス電極24が平行に配列さ
れている。なお、このアドレス電極24は透明であるこ
とが好ましいが、必ずしも透明である必要はない。背面
ガラス基板23には、このアドレス電極24および背面
ガラス基板23の全体を均等に覆うように背面誘電体層
25が形成されている。この背面誘電体層25は、例え
ばSiO2 (二酸化珪素)を真空蒸着することにより形
成された薄膜である。
【0020】各アドレス電極24の間には、背面誘電体
層25を介して、その断面が例えば台形状である複数の
隔壁26がストライプ状に形成されている。隔壁26
は、例えばガラスペーストをパターニングし、焼成する
ことによって形成される。各隔壁26の高さは、隔壁2
6の山頂を研磨したり、背面ガラス基板23を削り出す
ことにより調整することができる。
【0021】各隔壁26間において、各隔壁26の側面
および背面誘電体層25上に、赤(R),緑(G),青
(B)の3原色の蛍光体27がそれぞれ設けられてい
る。蛍光体27の膜厚は均等であることが好ましい。
【0022】表示面側の前面ガラス基板22は、背面ガ
ラス基板23と同様に、例えば、PDP用の高歪点ガラ
スやソーダライムガラスにより形成された板状基板であ
るが、表示側に位置するので透明性が高くなければなら
ない。
【0023】前面ガラス基板22上には、面放電のため
の複数組(図では1組)の維持電極28A,28Bが設
けられている。本実施の形態では、これら維持電極28
A,28Bは前面ガラス基板22の表面に対して垂直方
向に積層された構造を有している。すなわち、一方の維
持電極28Aが前面ガラス基板22上に形成され、この
維持電極28A上に、例えばSiO2 (二酸化珪素)か
らなる絶縁体層29を間にして他方の維持電極28Bが
設けられている。なお、維持電極28A,28Bは、対
向する背面ガラス基板23側のアドレス電極24の延長
方向と直交し、マトリクス状になるように設けられてい
る。
【0024】維持電極28A,28Bは、例えば、Al
(アルミニウム),Cu(銅),Au(金),Ag
(銀),Cr(クロム),Mo(モリブデン)などの材
料による金属膜またはそれらを積層した膜からなり、例
えば印刷法,サンドブラスト法,めっき法,スパッタ
法,蒸着法等により形成される。なお、維持電極28
A,28Bおよび絶縁体層29をサンドブラスト法によ
り同時に形成することも可能である。維持電極28A,
28Bの横幅は、例えば50μm程度であり、その厚さ
は例えば1μm程度である。
【0025】本実施の形態では、維持電極28A,28
Bが絶縁体層29を間にして積層された構造を有してい
るため、左右両側面に面放電のための2つの放電ギャッ
プ30A,30Bが形成される。維持電極28A,28
B間の距離は、絶縁体層29の膜厚により調整すること
ができ、負グロー放電による面放電のために例えば10
0μm程度となっている。
【0026】図3は、図1に示した2つの維持電極の取
り出し部分の構成を表す部分平面図である。維持電極2
8A,28Bは、図示しない駆動回路に電気的に接続さ
せるために、放電空間から取り出す必要がある。これら
維持電極28A,28Bの取り出し部分においては、維
持電極28A,28B間の絶縁体層29の終端部分が絶
縁体層29の延長方向に対して垂直な方向に曲げて形成
されている。この絶縁体層29の終端部分の上面から側
面に沿って維持電極28Bが形成されることにより、維
持電極28Bは前面ガラス基板22上に形成された他方
の維持電極28Aと同一平面上に落とし込まれている。
従って、維持電極28A,28Bは取り出し部分におい
て同一平面上に位置することになり、前面ガラス基板2
2と背面ガラス基板23との間がフリットシール(図示
せず)により封止されても気密性は高く保持されること
になる。
【0027】図1に戻って説明を続けると、前面ガラス
基板22には、維持電極28A,28Bおよび絶縁体層
29を均等に覆うように、例えばSiO2 (二酸化珪
素)を真空蒸着することによって前面誘電体層31が形
成されている。前面誘電体層31は、プラズマのイオン
衝撃により維持電極28A,28Bが劣化することを防
止するためのものである。また、この前面誘電体層31
を均等に覆うように、例えばMgO(酸化マグネシウ
ム)層からなる保護層32が形成されている。この保護
層32は、二次電子を放出することにより紫外線の発光
効率を上昇させたり、維持電極28A,28Bの保護の
役割も果たしている。
【0028】このプラズマ表示装置21では、マトリク
ス状に配置された複数組の維持電極28A,28Bと複
数のアドレス電極24との交点ごとに放電セルが画定さ
れ、それぞれの放電セルが最小発光単位(ドット)33
を形成している。赤(R),緑(G),青(B)の3種
類の蛍光体27をそれぞれ有する3つのドット33によ
り1単位画素(ピクセル)34が構成される。なお、放
電セルは、各隔壁26により一対の維持電極28A,2
8Bの延長方向にドット33ごとに放電空間が区画され
ることにより形成されると共に、その間隙寸法が規定さ
れている。
【0029】なお、放電空間には、蛍光体27に対する
紫外線励起のための放電ガスとして例えば、ネオン,ヘ
リウム,アルゴン等にキセノンを混合したガスが封入さ
れている。
【0030】このプラズマ表示装置21において、表示
画素内のドット33を発光させるには、まず、維持電極
28A,28B間に放電維持電圧(交流電圧)を印加す
る。次に、発光させたいドット33に対応した放電セル
内で、一組の維持電極のうちアドレス電極24に近い維
持電極28Aとアドレス電極24との間に放電アドレス
電圧を印加し、アドレス放電を行わせる。このアドレス
放電が終了した後には、放電セル内の保護層32上に壁
電荷が蓄積される。この壁電荷と予め2つの維持電極2
8A,28B間に印加されている放電維持電圧とが組み
合わされて放電開始電圧を超えることとなり、2つの放
電ギャップ30A,30Bにおいて陰極グロー放電によ
る面放電(維持放電)が発生する。このプラズマ放電に
よって、放電セル内の放電ガスが紫外線を放ち、その紫
外線が蛍光体27に照射され、蛍光体27が励起して発
光することにより、ドット33が発光することになる。
【0031】このように本実施の形態に係るプラズマ表
示装置では、一組の維持電極28A,28Bにより2つ
の放電ギャップ30A,30Bが形成され、これら放電
ギャップ30A,30Bそれぞれにおいて面放電が発生
する。従って、従来のように2つの維持電極を同一水平
面に並設した構造に比べて、放電効率が向上すると共
に、維持電極28A,28Bが表示面に垂直な方向に積
層された構造を有しているので、従来のように表示面を
大きく塞ぐことがない。従って、表示面に対する開口率
が向上し、高輝度な表示が可能になる。
【0032】また、維持電極28A,28Bは表示面に
対して垂直方向に積層されているので、維持電極28
A,28Bに要する表示面と平行な面の面積は狭くな
り、高精細な表示が可能になる。
【0033】また、上述したように本実施の形態では、
表示面に対する開口率が向上するために、従来のよう
に、維持電極として透明材料を用いる必要がなくなるの
で、従来のような透明の維持電極上に低抵抗のバス電極
を形成するというようなプロセスを大幅に簡略化するこ
とができ、低価格化を図ることができる。
【0034】〔第2の実施の形態〕図4は、本発明の第
2の実施の形態に係るプラズマ表示装置における維持電
極を含む要部の構成を表す部分断面図である。このプラ
ズマ表示装置の基本構造は第1の実施の形態と同様であ
るので、第1の実施の形態と異なる点についてのみ説明
し、その他の説明は省略する。
【0035】本実施の形態では、2つの維持電極28
A,28Bにおいて、前面ガラス基板22上に直接形成
された維持電極28Aの横幅を絶縁体層29に介して離
れている維持電極28Bの横幅より大きく形成するもの
である。維持電極28Aの横幅は例えば80μm程度で
あり、維持電極28Bの横幅は例えば40μm程度であ
る。
【0036】このように維持電極28Aの横幅が維持電
極28Bの横幅より大きく形成されているので、第1の
実施の形態のように維持電極28A,28Bの左右両側
面の間のみではなく、維持電極28Aの維持電極28B
より横幅が大きくなり広がった面および左右両側面と、
維持電極28Bの左右両側面との間で2つの放電ギャッ
プ30A,30Bがそれぞれ形成されることになる。従
って、放電に寄与する電極表面積が増大して放電効率が
向上し、より高輝度な表示が可能となる。
【0037】〔第3の実施の形態〕図5は本発明の第3
の実施の形態に係るプラズマ表示装置における維持電極
の構成を表す部分平面図である。このプラズマ表示装置
は、維持電極28Aの形状のみが第2の実施の形態と異
なっており、その他の構成は第2の実施の形態と同様で
ある。よって、第2の実施の形態と異なる点についての
み説明し、その他の説明は省略する。
【0038】本実施の形態では、前面ガラス基板22上
に直接形成された維持電極28Aの横幅を前面ガラス基
板22から絶縁体層29を介して離れている維持電極2
8Bの横幅より大きく形成する一方、維持電極28Aの
放電空間を区画する隔壁26と対向する部分において
は、その横幅を大きく形成することなく、維持電極28
Bと同じ横幅となっている。なお、この維持電極28A
の横幅が維持電極28Bと同じになっている部分の長さ
Lは、隔壁26の横幅より大きくても小さくてもよい。
【0039】このように、維持電極28Aの放電セルを
区画する隔壁26と対向する部分においては、その横幅
を大きく形成していないので、この部分の放電効率は、
横幅が大きく形成されている部分の放電効率ほどには向
上することがない。従って、放電セル間のクロストーク
の防止が可能となり、よって消費電力を低減できると共
に、表示面に対する開口率が向上し、より高輝度な表示
が可能になる。
【0040】〔第4の実施の形態〕図6は、本発明の第
4の実施の形態に係るプラズマ表示装置における維持電
極を含む要部の構成を表す部分断面図である。このプラ
ズマ表示装置の基本構造も第2の実施の形態と同様であ
るので、第2の実施の形態と異なる点についてのみ説明
し、その他の説明は省略する。
【0041】本実施の形態では、維持電極28Aは、第
1の電極層281Aと第2の電極層282Aとにより構
成されている。第1の電極層281Aは前面ガラス基板
22上に直接形成され、その横幅は維持電極28Bの横
幅より大きくなっている。第2の電極層282Aは、こ
の第1の電極層281A上において第1の電極層281
Aよりも横幅が広がった部分に、維持電極28Bに対応
する位置を挟むように形成されている。第1の電極層2
81Aの横幅は、例えば100μm程度であり、その厚
さは例えば1μm程度である。また、第2の電極層28
2Aの横幅は、例えば20μm程度であり、その厚さは
例えば42μm程度である。維持電極28Bの横幅は、
例えば40μm程度であり、その厚さは例えば2μm程
度である。なお、この第1の電極層281Aの構造は、
第2の実施の形態における維持電極28Aと実質的には
同じである。また、第1の電極層281A、第2の電極
層282Aともに、維持電極28Bと同様に、例えば、
Al、Cu、Au、Ag、Cr、Moなどの材料による
金属膜またはそれらを積層した膜からなる。
【0042】このように本実施の形態では、維持電極2
8Aを構成する第2の電極層282Aが第1の電極層2
81A上に形成されているので、維持電極28Aと維持
電極28Bとの間の距離が縮まり、放電ギャップ30
A,30Bが狭くなる。また、第2の電極層282Aの
両側面と維持電極28Bとの間でも放電が生じるので、
第2の実施の形態よりも、放電に寄与する電極表面積が
増大する。よって、放電効率がより向上し、より高輝度
な表示が可能となる。
【0043】次に、本実施の形態における維持電極28
A、28Bおよび絶縁体層29の製造方法について説明
する。本実施の形態では、まず、図7(A)に示したよ
うに、前面ガラス基板22上に第1の電極層281Aを
例えば印刷法,めっき法,スパッタ法,蒸着法などによ
って形成する。続いて、この第1の電極層281A上
に、例えばCVD(Cemical Vapor Deposition ,化学的
気相成長法) 法によって例えばSiO2 からなる絶縁体
層29を形成する。その後、この絶縁体層29および第
1の電極層281A上に、導電膜35を例えばスパッタ
法や蒸着法により形成する。そして、導電膜35上にフ
ォトレジスト膜36を形成し、図7(B)に示したよう
にフォトレジスト膜36をマスクとして等方性エッチン
グを行う。等方性エッチングとしては、例えばエッチン
グ液としてリン酸,酢酸,塩酸の混合液を用いたウエッ
トエッチングを例えば50℃の液温で1分間行う。これ
によって、導電膜35が、第1の電極層281A上にお
いて第1の電極層281Aと共に維持電極28Aを構成
する第2の電極層282Aと、絶縁体層29上の維持電
極28Bとに分離される。このような方法によれば、導
電膜35のエッチングによって、第2の電極層282A
と維持電極28Bとを簡単に作製することができる。
【0044】なお、第2の電極層282Aおよび維持電
極28Bは、図8に示した次のような方法によっても作
製することができる。本方法は、エッチング技術を用い
ることなく第2の電極層282Aと維持電極28Bとを
分離する方法である。まず、上記の製造方法と同様にし
て、前面ガラス基板22上に第1の電極層281Aを形
成する。続いて、この第1の電極層281A上に、例え
ば蒸着法によって比較的横幅に比べて縦幅が長い絶縁体
層29を形成する。そして、この絶縁体層29および第
1の電極層281Aそれぞれに、導電膜を例えばスパッ
タ法や蒸着法により付着させれば、エッチング技術を用
いなくとも、導電膜は、第1の電極層281A上におい
て第2の電極層282Aと、絶縁体層29上の維持電極
28Bとに分離される。従って、この方法によれば、導
電膜にエッチングを行うこともなく、第2の電極層28
2Aと維持電極28Bとをより簡単に作製される。
【0045】なお、上記実施の形態では、第2の電極層
282Aを第1の電極層281A上に形成することによ
り一方の維持電極28Aを構成しているが、フォトレジ
スト膜をマスクとしてエッチングを行うことによって第
1の電極層281Aと第2の電極層282Aとを同時に
形成するようにしてもよい。
【0046】また、上記第3の実施の形態において、維
持電極28Aの放電セルを区画する隔壁26と対向する
部分においては、その横幅を大きく形成しないことによ
って、放電セル間のクロストークの防止、消費電力の低
減、高輝度な表示を可能にしているが、本実施の形態に
おいても、維持電極28Aの放電セルを区画する隔壁2
6と対向する部分においては、第1の電極層281Aの
横幅を大きく形成することなく、かつ、上記第2の電極
層282Aを形成しないことによって同様の効果を奏す
ることができる。
【0047】〔第5の実施の形態〕図9は、本発明の第
5の実施の形態に係るプラズマ表示装置における一対の
維持電極を含む要部の構成を表す部分断面図である。こ
のプラズマ表示装置の基本構造は第1の実施の形態と同
様であるので、第1の実施の形態と異なる点についての
み説明し、その他の説明は省略する。
【0048】本実施の形態では、表示面側の前面ガラス
基板22上に透明電極37が形成され、この透明電極3
7の上に維持電極28Aが形成されている。この透明電
極34は、維持電極28Aと同様に、対向するアドレス
電極24の延長方向と直交しマトリクス状になるように
設けられており、例えばITO(Indium-Tin Oxide:イ
ンジウムと錫の酸化物混合膜)などの材料による薄膜か
らなる。このように表示面側の前面ガラス基板22上に
透明電極37を介して維持電極28Aが形成されている
ので、表示面に対する開口率が向上し、より高輝度な表
示が可能となる。
【0049】なお、先の第2〜第4の実施の形態におい
ても、本実施の形態のように前面ガラス基板22上に透
明電極37を介して維持電極28Aを形成するようにし
てもよい。
【0050】また、第3の実施の形態においては、維持
電極28Aの隔壁26と対向する部分の横幅を維持電極
28Bと同じとすることによって、放電セル間のクロス
トークの防止等を可能にしているが、本実施の形態にお
いても、透明電極37の隔壁26に対向する部分の横幅
を維持電極28Bと同じとすることによって同様の効果
を奏することができる。
【0051】以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発
明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施
の形態においては、一組の維持電極28A,28Bによ
る面放電に負グロー放電を用いているが、以下のような
陰極グロー放電を用いてもよい。
【0052】ここで、陰極グロー放電について説明す
る。陰極から冷陰極放出で放射された電子のエネルギー
は1eV程度であるために気体分子との相互作用はな
く、陰極のごく近傍にはいわゆるアストン暗部ができ
る。さらに、電子が加速されると気体分子を励起できる
ようになり、励起された気体分子から気体固有の光を発
する部分が生じる。この部分を陰極グローという。この
陰極グローにおける発光を利用する放電を陰極グロー放
電という。
【0053】この陰極グローは陰極近傍に生じるため
に、プラズマ表示装置に陰極グロー放電を用いれば、5
0μm未満、好ましくは20μm以下の狭い幅の放電ギ
ャップによる面放電が可能になる。放電ギャップ、すな
わち維持電極28A,28B間の距離は、本実施の形態
では絶縁体層29の膜厚を変更することによって調整す
ることができる。このように維持放電として陰極グロー
放電を適用することにより、維持電極28A,28B間
の距離を50μm未満と狭くすることができるので、よ
り放電効率が向上し、より高輝度で、より高精細な表示
が可能になる。
【0054】なお、第1の実施の形態においては、図3
に示したように、維持電極28A,28Bは取り出し部
分において同一平面上に位置することになり、フリット
シールにより封止されても気密性は高く維持されること
になるが、これは第2〜第5の実施の形態においても同
様である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし7の
いずれか1項に記載のプラズマ表示装置によれば、組を
なす第1の維持電極と第2の維持電極とを電気的分離層
を間にした積層構造としたので、これら第1の維持電極
と第2の維持電極との間の左右両側面それぞれにおいて
放電ギャップが形成される。従って、1組の維持電極間
において、2つの放電ギャップが形成され、従来のよう
に表示面を大きく塞ぐことがなくなるので開口率が向上
し、また、一組の維持電極に要する表示面と平行な面の
面積が狭くなる。従って、高輝度かつ高精細な表示が実
現可能となる。
【0056】特に、請求項3記載のプラズマ表示装置に
よれば、一方の維持電極の幅を他方の維持電極の幅より
大きくしたので、一方の維持電極の他方の維持電極より
幅が大きくなり広がった面および左右両側面と、他方の
維持電極の左右両側面との間で2つの放電ギャップがそ
れぞれ形成されることになり、放電に寄与する電極表面
積が増大する。従って、放電効率がより向上し、より高
輝度な表示が可能となる。
【0057】また、請求項5記載のプラズマ表示装置に
よれば、電気的分離層の厚さを調整することにより、一
対の維持電極間の距離を50μm未満と狭くすることが
できるので、放電効率が向上し、より高輝度かつ高精細
な表示を実現することができる。
【0058】更に、請求項4記載のプラズマ表示装置に
よれば、一対の維持電極間の距離が縮まるため放電ギャ
ップが狭くなり、また、一方の維持電極を構成する第2
の電極層の両側面と維持電極との間でも放電が生じるた
め放電に寄与する電極表面積が増大するので、放電効率
がより向上し、より高輝度な表示が可能になる。
【0059】また、請求項5記載のプラズマ表示装置に
よれば、請求項3記載のプラズマ表示装置において、一
方の維持電極の隔壁と対向する部分においては、その横
幅を大きく形成することなく、他方の維持電極の幅と同
じ大きさとしたので、この部分の放電効率は横幅が大き
く形成されている部分よりも抑制される。従って、放電
セル間のクロストークの防止が可能となり消費電力を低
減できると共に、表示面に対する開口率が向上し、より
高輝度な表示が可能になる。
【0060】また、請求項8記載のプラズマ表示装置の
製造方法によれば、第2の電極層をエッチングにより分
離することにより、第1の電極層と共に一方の維持電極
を構成する第3の電極層と、絶縁体層上において一対の
維持電極のうち他方の維持電極を構成する第4の電極層
とを同時に形成するようにしたので、製造が容易になる
と共に製造工程を簡略化できるという効果を奏する。
【0061】また、請求項9記載のプラズマ表示装置の
製造方法によれば、絶縁体層および第1の電極層それぞ
れに電極材料を堆積させるようにしたので、エッチング
工程を用いることなく、第1の電極層とともに一方の維
持電極を構成する第3の電極層と、他方の維持電極を構
成する第4の電極層とを同時に形成でき、製造がより容
易になるとともに製造工程をより簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプラズマ表示
装置の1単位画素(ピクセル)に対応する部分を含む基
本構造を表す斜視図である。
【図2】図1に示したプラズマ表示装置における一組の
維持電極を含む要部の構成を表す部分断面図である。
【図3】図2に示した維持電極の取り出し部分の構成を
表す部分平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプラズマ表示
装置における一組の維持電極を含む要部の構成を表す部
分断面図である
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るプラズマ表示
装置における一組の維持電極の構成を表す部分平面図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るプラズマ表示
装置における一組の維持電極を含む要部の構成を表す部
分断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る維持電極およ
び絶縁体層の製造工程毎の断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るプラズマ表示
装置における一組の維持電極および絶縁体層の他の作製
方法を説明するための断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係るプラズマ表示
装置における一組の維持電極を含む要部の構成を表す部
分断面図である。
【図10】従来のプラズマ表示装置を構成する一組の維
持電極の構造を説明するための要部斜視図である。
【符号の説明】 21…プラズマ表示装置(PDP)、22…前面ガラス
基板、23…背面ガラス基板、24…アドレス電極、2
5…背面誘電体層、26…隔壁、27…蛍光体層、28
A,28B…維持電極、281A…第1の電極層、28
2A…第2の電極層、29…絶縁体層、30A,30B
…放電ギャップ、31…前面誘電体層、32…保護層、
33…最小発光単位(ドット)、34…1単位画素(ピ
クセル)、35…導電膜、36…フォトレジスト膜、3
7…透明電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された2つの基板のうちの
    一方の基板上に、放電ギャップを間にして互いに組をな
    す2つの維持電極を有するプラズマ表示装置であって、 前記基板に設けられた第1の維持電極と、 前記基板の表面に対して直交する方向に前記第1の維持
    電極に隣接して設けられ、放電ギャップとなる厚さを有
    する電気的分離層と、 この電気的分離層に隣接して設けられ、前記第1の維持
    電極と組をなす第2の維持電極とを備えたことを特徴と
    するプラズマ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記電気的分離層は、前記第1の維持電
    極と第2の維持電極と間に設けられた絶縁体層であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの維持電極のうち一方の維持電
    極の幅が他方の維持電極の幅より大きいことを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記一組の維持電極のうち一方の維持電
    極が、他方の維持電極の幅より大きく形成された第1の
    電極層と、この第1の電極層上において前記他方の維持
    電極の幅より大きく広がった部分の上に形成された第2
    の電極層とから構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のプラズマ表示装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記2つの維持電極が形成された
    基板に対向する他の基板上に放電空間を区画するための
    複数の隔壁を備え、前記隔壁に対向する位置において
    は、前記一組の維持電極のうちの一方の維持電極の幅と
    他方の維持電極の幅とが同じであることを特徴とする請
    求項3記載のプラズマ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記基板と前記第1の維持電極との間に
    前記第1の維持電極よりも幅の広い透明電極が設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記電気的分離層の厚さが50μm未満
    であることを特徴とする請求項1記載のプラズマ表示装
    置。
  8. 【請求項8】 対向して配置される2つの基板のうちの
    一方の基板上に、放電ギャップを間にして互いに組をな
    す2つの維持電極を有するプラズマ表示装置の製造方法
    であって、 前記一方の基板上に、一方の維持電極を構成する第1の
    電極層を形成する工程と、 前記第1の電極層上に絶縁体層を形成する工程と、 この絶縁体層および前記第1の電極層上に第2の電極層
    を形成する工程と、 前記第2の電極層をエッチングにより分離して、前記第
    1の電極層とともに前記一方の維持電極を構成する第3
    の電極層と、前記絶縁体層上において前記一対の維持電
    極のうち他方の維持電極を構成する第4の電極層とを形
    成する工程とを含むことを特徴とするプラズマ表示装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 対向して配置される2つの基板のうちの
    一方の基板上に、放電ギャップを間にして互いに組をな
    す2つの維持電極を有するプラズマ表示装置の製造方法
    であって、 前記一方の基板上に、一方の維持電極を構成する第1の
    電極層を形成する工程と、 前記第1の電極層上に絶縁体層を形成する工程と、 前記絶縁体層および前記第1の電極層それぞれの上に電
    極材料を堆積させることにより、前記第1の電極層とと
    もに前記一方の維持電極を構成する第3の電極層と、前
    記絶縁体層上において前記一対の維持電極のうち他方の
    維持電極を構成する第4の電極層とを形成する工程とを
    含むことを特徴とするプラズマ表示装置の製造方法。
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KR20050101432A (ko) * 2004-04-19 2005-10-24 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 제조방법
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KR100823203B1 (ko) 2006-10-17 2008-04-18 주식회사 다이온 플라즈마 디스플레이 소자의 전면판 구조 및 그 제조방법
KR100844838B1 (ko) * 2001-10-19 2008-07-08 엘지전자 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널 및 그의 유지전극쌍 제조방법
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