JP2001054535A - 消毒用材 - Google Patents

消毒用材

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JP2001054535A
JP2001054535A JP11233729A JP23372999A JP2001054535A JP 2001054535 A JP2001054535 A JP 2001054535A JP 11233729 A JP11233729 A JP 11233729A JP 23372999 A JP23372999 A JP 23372999A JP 2001054535 A JP2001054535 A JP 2001054535A
Authority
JP
Japan
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cotton
disinfecting
disinfectant
absorbent
absorbent cotton
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Pending
Application number
JP11233729A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Osaki
弘明 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKI EISEI ZAIRYO KK
Original Assignee
OSAKI EISEI ZAIRYO KK
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Publication date
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みの消毒用材と一緒に破棄されて無駄
になる消毒液の量を少なくする。使い勝手を悪くしな
い。製造を困難にしない。 【解決手段】 人間や愛玩動物などの傷口部分、陰部や
注射を打つ部分などの局部に消毒液を付着して局部を消
毒するのに使用する綿球1、板状綿や綿棒などの消毒用
材において、消毒液を吸収させる綿1は、脱脂綿に、こ
れより消毒液の吸収能力が低い、化学繊維又は脱脂して
ない綿のような素材が混合してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間や愛玩動物な
どの傷口部分、陰部や注射を打つ部分などの局部に消毒
液を付着して局部を消毒するのに使用する綿球、板状綿
や綿棒などの消毒用材に関する。
【0002】
【従来の技術】綿球、板状綿や綿棒などの消毒用材の綿
は、天然繊維のインド綿や米綿などの原綿を精錬剤に漬
けて、原綿から油性物質を除去し、脱脂した綿である。
脱脂綿は、ヨード製剤や薬用エタノールなどの消毒液の
吸収能力が高く、多量の消毒液を吸収する。
【0003】人間や愛玩動物などの医療機関において
は、消毒用材の脱脂綿にヨード製剤などの消毒液を吸収
させ、消毒用材の脱脂綿を患者の傷口部分などの局部に
接触し、消毒用材の脱脂綿に含まれた消毒液を患者の局
部に付着する。消毒用材は、一個又は複数個を順次使用
して患者の局部を消毒する。使用済みの消毒用材は、廃
棄する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、綿球、板状
綿や綿棒などの消毒用材に消毒液を吸収させ、その消毒
液を患者の局部に付着して患者の局部を消毒する上記の
ような場合、消毒用材が吸収した多量の消毒液のうち、
患者の局部に付着する消毒液量の割合が少なく、消毒用
材が吸収した多量の消毒液の大部分が消毒用材と一緒に
破棄されることになる。高価な消毒液は、大部分が無駄
になる。
【0005】そこで、消毒用材に吸収される消毒液の量
を減らすため、消毒用材の綿の体積ないし大きさを従来
品より小さくすることが考えられる。しかし、綿球を小
球に、板状綿を小板に、綿棒の綿を小型にすると、消毒
用材の綿と患者の局部との接触面積が減少する。する
と、消毒用材の綿と患者の局部との間の接触圧力が増大
し、患者の局部に与える刺激が強くなる。また、患者の
局部の全面に消毒液を付着するのに多くの手間が掛か
る。消毒用材は、従来品より小さくすると、使い勝手が
悪くなる。
【0006】
【課題を解決するための着想】消毒用材に吸収される消
毒液の量を減らす場合、消毒用材を従来品より小さくす
ると、上記のような弊害があるので、消毒用材は、体積
ないし大きさは変えずに、消毒液の吸収能力を低下させ
ることを考え付いた。
【0007】従来の消毒用材の綿において、消毒液を吸
収する能力が高い理由は、全量が消毒液の吸収能力が高
い天然繊維の脱脂綿であることに起因しているので、天
然繊維の脱脂綿に、これより消毒液の吸収能力が低いレ
ーヨンのような化学繊維を混ぜることを考え付いた。ま
た、天然繊維の脱脂綿に、これより消毒液の吸収能力が
低い、天然繊維の脱脂してない綿を混ぜることを考え付
いた。
【0008】脱脂綿に消毒液の吸収能力が低い化学繊維
又は脱脂してない綿を混ぜた消毒用材は、全量が脱脂綿
である従来品に比べて、消毒液の吸収能力が高い脱脂綿
の量が少なく、全体の消毒液の吸収能力が低くなる。吸
収される消毒液の量が減少する。使用済みの消毒用材と
一緒に破棄されて無駄になる消毒液の量が少なくなる。
また、体積ないし大きさを変える訳ではないので、使い
勝手が悪くなる訳ではない。
【0009】消毒用材の製造に当っては、脱脂綿のみの
原料に代えて、脱脂綿にこれより消毒液の吸収能力が低
い化学繊維又は脱脂してない綿を混ぜた原料を使用する
点を除いて、従来におけるのと同様である。
【0010】消毒用材の使用に当っては、従来における
のと同様である。使い勝手は、従来におけるのと同様で
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】1)人間や愛玩動物など
の傷口部分、陰部や注射を打つ部分などの局部に消毒液
を付着して局部を消毒するのに使用する綿球、板状綿や
綿棒などの消毒用材において、消毒液を吸収させる綿
は、脱脂綿に、これより消毒液の吸収能力が低い素材が
混合してあることを特徴とする消毒用材。
【0012】2)上記の消毒用材において、脱脂綿より
消毒液の吸収能力が低い素材は、化学繊維又は脱脂して
ない綿であることを特徴とする消毒用材。
【0013】
【発明の効果】1)脱脂綿にこれより消毒液の吸収能力
が低い素材を混合した消毒用材は、全量が脱脂綿である
従来品に比べて、消毒液の吸収能力が高い脱脂綿の量が
少なく、全体の消毒液吸収能力が低い。吸収される消毒
液の量が減少する。使用済みの消毒用材と一緒に破棄さ
れて無駄になる消毒液の量が少なくなる。
【0014】また、従来におけるのと同様に使用するこ
とができ、使い勝手が特に悪くなる訳ではない。
【0015】2)脱脂綿より消毒液の吸収能力が低い素
材が化学繊維又は脱脂してない綿である場合、脱脂綿の
みの原料に代えて、脱脂綿に化学繊維又は脱脂してない
綿を混合した原料を使用する点を除いて、従来における
のと同様に製造することができ、製造が特に困難になる
訳ではない。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1例(図1参照)]本例の消
毒用材は、図1に示すように、球形状の綿球1である。
【0017】この綿球1の原料は、天然繊維の脱脂綿が
80重量%で、化学繊維のレーヨンが20重量%であ
る。
【0018】脱脂綿は、従来におけるのと同様に、米綿
の原綿を、脱脂し、漂白し、水洗して乾燥した綿であ
る。
【0019】レーヨンは、長繊維のレーヨンを脱脂綿の
原綿の繊維長に応じた長さに切断した短繊維のレーヨン
である。
【0020】上記の脱脂綿とレーヨンは、混合し、従来
におけるのと同様に、紐状のスライバにし、スライバの
先端を細い芯に一定回数巻き付け、細い芯に巻き取られ
た一定長さのスライバとこれに続く後続のスライバを引
き千切り、細い芯に球形状に巻き取られたスライバを細
い芯から抜き取り、スライバが球形状に巻かれた綿球を
得る。この球形状の綿球は、表面の毛羽を伏せる処理を
施して、毛羽伏せ綿球にする。なお、毛羽伏せ処理は、
しなくてもよい。
【0021】この球形状の毛羽伏せ綿球は、脱脂綿にこ
れより消毒液の吸収能力が低いレーヨンが混合している
ので、全体の消毒液吸収能力が低い。
【0022】本例の毛羽伏せ綿球は、従来品の、レーヨ
ンが混合していない、米綿の脱脂綿のみの同寸の毛羽伏
せ綿球に比べて、消毒液のヨード製剤の吸収量が10〜
15重量%少ない。使用済みの毛羽伏せ綿球と一緒に破
棄されて無駄になる消毒液のヨード製剤の量が少なくな
る。
【0023】また、従来品におけるのと同様に使用さ
れ、使い勝手は同様である。更に、脱脂綿のみの原料に
代えて、脱脂綿にレーヨンを混合した原料を使用する点
を除いて、従来品におけるのと同様に製造される。製造
上の困難はない。
【0024】[第2例(図2参照)]本例の消毒用材
は、図2に示すように、カット綿とも呼ばれる四角形板
形状の板状綿2である。
【0025】この板状綿2の原料は、第1例におけるの
と同様に、天然繊維の脱脂綿が80重量%で、化学繊維
のレーヨンが20重量%である。脱脂綿とレーヨンの詳
細は、第1例におけるのと同様である。
【0026】脱脂綿とレーヨンは、混合し、従来におけ
るのと同様に、帯板状のラップにし、ラップを切断し
て、四角形板形状の板状綿を得る。この板状綿は、プレ
スで厚さ方向を圧縮して、プレスドカット綿にする。又
は、厚さ方向を圧縮せず、非プレスドカット綿のままに
する。
【0027】この板状綿は、脱脂綿にこれより消毒液の
吸収能力が低いレーヨンが混合しているので、全体の消
毒液吸収能力が低い。従来品の同寸の板状綿に比べて、
消毒液の薬用エタノールの吸収量が少ない。使用済みの
板状綿と一緒に破棄されて無駄になる消毒液の薬用エタ
ノールの量が少なくなる。
【0028】また、従来品におけるのと同様に使用さ
れ、使い勝手は同様である。更に、脱脂綿のみの原料に
代えて、脱脂綿にレーヨンを混合した原料を使用する点
を除いて、従来品におけるのと同様に製造される。製造
上の困難はない。
【0029】[第3例(図3参照)]本例の消毒用材
は、図3に示すように、綿棒3である。綿棒3は、木の
丸棒4の先端に綿5を茄子形状に付着している。
【0030】この綿棒3の綿5の原料は、第1例におけ
るのと同様に、天然繊維の脱脂綿が80重量%で、化学
繊維のレーヨンが20重量%である。
【0031】第1例におけるのと同様な脱脂綿とレーヨ
ンは、混合し、従来におけるのと同様に、紐状のスライ
バにし、スライバの先端を丸棒4の先端に一定回数巻き
付け、丸棒4の先端に巻き取られた一定長さのスライバ
とこれに続く後続のスライバを引き千切り、丸棒4の先
端にスライバが茄子形状に巻かれた綿棒3を得る。この
綿棒3の茄子形状の綿5は、表面の毛羽を伏せる処理を
施して、毛羽伏せ綿棒3にする。
【0032】この綿棒の綿は、脱脂綿にこれより消毒液
の吸収能力が低いレーヨンが混合しているので、全体の
消毒液吸収能力が低い。従来品の綿棒の綿に比べて、消
毒液のヨード製剤の吸収量が少ない。使用済みの綿棒と
一緒に破棄されて無駄になる消毒液のヨード製剤の量が
少なくなる。
【0033】また、従来品におけるのと同様に使用さ
れ、使い勝手は同様である。更に、脱脂綿のみの原料に
代えて、脱脂綿にレーヨンを混合した原料を使用する点
を除いて、従来品におけるのと同様に製造される。製造
上の困難はない。
【0034】[変形例] 1)上記の実施形態においては、脱脂綿より消毒液の吸
収能力が低い素材には、化学繊維のレーヨンを使用する
が、それに代えて、天然繊維の脱脂してない綿を使用す
る。
【0035】2)上記の実施形態においては、脱脂綿と
これより消毒液の吸収能力が低い素材の重量割合は、8
0:20であるが、脱脂綿に混合する素材の消毒液吸収
能力などの特性に応じて、70:30や90:10など
のその他の重量割合にする。
【0036】3)上記の実施形態においては、脱脂綿
は、米綿であるが、インド綿やその他の産地の綿にす
る。また、インド綿、米綿やその他の産地の綿に、スラ
イバないしラップ製造工程のコーミングによって除去し
た落綿を混合した綿にする。
【0037】4)上記の実施形態においては、化学繊維
は、レーヨンであるが、アセテート、ナイロン、ポリエ
ステル、アクリル、ビニロンなどのその他の化学繊維に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例における消毒用材の
綿球の正面図。
【図2】第2例における消毒用材の板状綿の斜視図。
【図3】第3例における消毒用材の綿棒の斜視図。
【符号の説明】
1 綿球、消毒用材 2 板状綿、消毒用材 3 綿棒、消毒用材 5 綿棒の綿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間や愛玩動物などの傷口部分、陰部や
    注射を打つ部分などの局部に消毒液を付着して局部を消
    毒するのに使用する綿球、板状綿や綿棒などの消毒用材
    において、 消毒液を吸収させる綿は、脱脂綿に、これより消毒液の
    吸収能力が低い素材が混合してあることを特徴とする消
    毒用材。
  2. 【請求項2】 脱脂綿より消毒液の吸収能力が低い素材
    は、化学繊維又は脱脂してない綿であることを特徴とす
    る請求項1に記載の消毒用材。
JP11233729A 1999-08-20 1999-08-20 消毒用材 Pending JP2001054535A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6911106B2 (en) 2002-05-30 2005-06-28 Uni-Charm Corporation Process for placement of indicator elements

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US6911106B2 (en) 2002-05-30 2005-06-28 Uni-Charm Corporation Process for placement of indicator elements

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