JP2001052941A - 電圧補正機能付トランスジューサ - Google Patents

電圧補正機能付トランスジューサ

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JP2001052941A
JP2001052941A JP11223569A JP22356999A JP2001052941A JP 2001052941 A JP2001052941 A JP 2001052941A JP 11223569 A JP11223569 A JP 11223569A JP 22356999 A JP22356999 A JP 22356999A JP 2001052941 A JP2001052941 A JP 2001052941A
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JP
Japan
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transducer
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phase
trd
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Kazuo Kosaka
和雄 小坂
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主回路から制御ケーブルを経由して導入され
る電圧は電圧降下を伴なったものとなるため、電圧誤差
のない電圧を得る。 【解決手段】 主回路に設けた電圧変成器の電圧を入力
し、その入力電圧に比例した出力電圧を送出するトラン
スジューサにおいて、前記電圧変成器からトランスジュ
ーサの入力端子間までの電圧降下を補正するために、ト
ランスジューサ前面に電圧調整手段を具備し、電圧降下
補正後の出力値をディジタル表示させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発・変電所におけ
る主回路電圧の測定等に用いる電圧補正機能付トランス
ジューサに関する。
【0002】
【従来の技術】発・変電所における主回路の電圧測定方
法としては、主回路側に電圧変成器(以下、PTと称
す)を設置し、PT2次側電圧を制御ケーブルを介して
監視盤に導入し、更にそれを監視盤内に取り付けのトラ
ンスジューサ(以下、TRDと称す)により、任意の計
測レベルに変換して使用している。通常発・変電所の主
回路は、監視盤が設置される制御室とは離れており、そ
の間を接続する制御ケーブルの電圧降下が問題となって
くる。
【0003】以下、図6に従って従来の電圧測定方法に
ついて説明する。主回路1の近傍に取り付けられた3相
PT2により2次変換された電圧値は、PT2次出力値
3として制御ケーブル4を介して監視盤5に入力され
る。監視盤内のTRD入力端子51に入力されたPT2
次出力は、試験端子52を経由しTRD53に接続され
る。TRD内部機能により種々の計測レベルに変換され
たTRD出力54は、電圧計測や電圧監視等用に供給さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した主回路電圧測
定方法では、PTと制御室との距離が離れている場合、
制御ケーブルの電圧降下が問題となってくる。PT比は
通常550kv/110vのように表現されるが、仮に
PT2次側電圧110vが制御ケーブルの電圧降下で、
1v降下したとすると、PT1次側換算としては500
0vの電圧降下が発生したことになる。
【0005】したがって制御ケーブルの電圧降下分を補
正せず、TRDの出力値をそのまま、電圧計測、電圧監
視等に使用したとすれば、測定電圧と主回路電圧との違
いにより発・変電所の運転に大きな支障をきたすことに
なる。近年電力会社では、保護継電装置,無効電力制
御,潮流制御のために、高精度の電圧計測を要求してお
り、電圧値の測定誤差は多少なりとも許されなくなって
いる。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、制御ケーブルの電圧降下による電圧測定
誤差をなくし各種制御・保護継電装置への入力電圧精度
を上げ、継電器の整定値動作を確実とし、発・変電所の
運転制御システムの信頼性向上を図る電圧補正機能付ト
ランスジューサを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る電圧補正機能付トランスジューサは、主回路に設け
た電圧変成器の電圧を入力し、その入力電圧に比例した
出力電圧を送出するトランスジューサにおいて、前記電
圧変成器からトランスジューサの入力端子間までの電圧
降下を補正するために、トランスジューサ前面に電圧調
整手段を具備し、電圧降下補正後の出力値をディジタル
表示させるようにした。
【0008】本発明の[請求項2]に係る電圧補正機能
付トランスジューサは、[請求項1]において、1相分
ごとの出力補正手段を3相分設けると共に、1相分ごと
の出力値を表示するディジタル表示手段を3相分設け
た。
【0009】本発明の[請求項3]に係る電圧補正機能
付トランスジューサは、[請求項1]において、3相電
圧変成器の任意相(1相分)の出力を調整することによ
り、残り2相分の出力を自動補正させると共に、任意相
(1相分)の出力値を表示するディジタル表示手段を設
けた。
【0010】本発明の[請求項4]に係る電圧補正機能
付トランスジューサは、[請求項1]において、3相電
圧変成器の各相切替えスイッチとディジタル表示器とを
連動して切替えるスイッチを設け、前記各相切替えスイ
ッチの選択により、電圧補正調整手段とディジタル表示
手段とを1つで兼用させるようにした。
【0011】本発明の[請求項5]に係る電圧補正機能
付トランスジューサは、[請求項1]ないし[請求項
4]において、ディジタル表示器を別置の持ち運び可能
な補器に収納すると共に、複数台の電圧補正機能付トラ
ンスジューサの調整を1台の補器にて実施可能とした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す基本形の電圧補正機能付TRDの構成図であ
る。図1において、10はTRD入力、20はTRD出
力、30は電圧補正機能付TRDであり、調整ボリュー
ム抵抗(以下、VRと称す)31、ディジタル表示器3
2、出力補正部33及び出力変換部34からなる。な
お、調整機能はVRとして説明するが、その他の可能な
手段でも良い。
【0013】次に作用について説明する。PTの出力
は、TRD入力10として電圧補正機能付TRD30に
入力され、更に出力補正部33に入力される。この出力
補正部は、VR31の調整による基準補正量の偏差によ
り制御ケーブルの電圧降下分を補正する。補正後の出力
は、ディジタル表示器32及び出力変換部34に入力さ
れ、出力値のディジタル表示及び任意の計測レベルに変
換されてTRD出力20となる。
【0014】VRはTRD前面の操作しやすい位置に取
り付けられ、VRの捻回により変化する出力値を、同じ
くTRD前面に取り付けたディジタル表示器で読み取り
可能としたものである。ディジタル表示器の表示値とし
ては、TRD入力の補正後の値を表示するものとし、制
御ケーブルの電圧降下分の補正を一目でわかるようにし
た。本実施の形態によれば、制御ケーブルによる電圧降
下による電圧測定誤差をなくし、入力電圧精度の向上を
図ることができる。
【0015】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
電圧補正機能付TRDの構成図である。本実施の形態で
は3相個別補正形としたものである。図2において、1
相用VR31−1,2相用VR31−2,3相用VR3
1−3は、TRD入力10のうち第1相,第2相,第3
相の制御ケーブル電圧降下分を夫々個々に補正するため
のものであり、1相用ディジタル表示器32−1,2相
用ディジタル表示器32−2,3相用ディジタル表示器
32−3は、夫々のVRの捻回により変化する出力値
を、個々に読み取り可能としたものである。又、3相形
の場合は、出力補正部も1相用出力補正部33−1,2
相用出力補正部33−2,3相用出力補正部33−3の
3相分を有している。本実施の形態によれば、前記した
図1と同様の効果が得られる上に、3相の構成ごとに電
圧補正が可能である。
【0016】図3は、本発明の第3の実施の形態を示す
電圧補正機能付TRDの構成図である。本実施の形態で
は3相一括補正形としたものである。図3において、V
R31は、TRD入力10のうち、任意相(1相分)の
制御ケーブルの電圧降下分を補正するためのものであ
り、このVRの調整による補正後の相出力は、他の残り
2相分のTRD入力と、自動補正用基準値と比較演算を
行ない、他の個々の出力を自動補正させる。本実施の形
態によれば、図1と同様な効果が得られる上、3相一括
した補正が可能となる。
【0017】図4は、本発明の第4の実施の形態を示す
電圧補正機能付TRDので構成図ある。本実施の形態で
は各相切替え式としたものである。図4において、図3
と同一機能部分については同一符号を付して説明を省略
する。図4において、各相切替えスイッチ35,36は
連動して動作し、これによって選択された各相切替えス
イッチ35,36は、TRD入力10の3相入力を1つ
のVR31、1つのディジタル表示器32で行なうもの
で、第1相切替え,第2相切替え,第3相切替えの3つ
の切替え位置を有している。
【0018】まず各相切替えスイッチを第1相切替え位
置にし、VR調整により電圧補正を行ない、その値をデ
ィジタル表示器により確認する。次に第2相,第3相も
同じように切替操作を行ない3相分の制御ケーブル電圧
降下補正を1つのVR、1つのディジタル表示器で行な
うものである。本実施の形態によれば、図1と同様な効
果が得られる上に、1つのVRと1つのディジタル表示
器によって補正が可能である。
【0019】図5は、本発明の第5の実施の形態を示す
電圧補正機能付TRDの構成図である。本実施の形態で
は表示部別置形としたものである。図5において、ディ
ジタル表示器32を収納した補器40は、着脱可能なコ
ネクタ付き接続ケーブル50により電圧補正機能付TR
D30(ディジタル表示器なし)に接続されている。通
常TRDは監視盤内に取り付けられているが、複数台の
TRDがある場合、本実施の形態の補器40があれば、
1台の補器で複数台のTRDの調整が可能となる。又、
ディジタル表示器を別置きとすることで、TRDの小形
化,軽量化が実現できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
圧変成器の2次側と監視盤間に接続される制御ケーブル
の電圧降下補正が簡単にでき、その効果として測定電圧
値と主回路電圧値との誤差がなくなり、発・変電所にお
ける電圧計測や電圧監視の精度を上げることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】[請求項1]による電圧補正機能付TRDの実
施の形態を示す構成図。
【図2】[請求項2]による電圧補正機能付TRDの実
施の形態を示す構成図。
【図3】[請求項3]による電圧補正機能付TRDの実
施の形態を示す構成図。
【図4】[請求項4]による電圧補正機能付TRDの実
施の形態を示す構成図。
【図5】[請求項5]による電圧補正機能付TRDの実
施の形態を示す構成図。
【図6】従来の電圧測定方法を示す図。
【符号の説明】 10 TRD入力 20 TRD出力 30 電圧補正機能付TRD 31 VR 32 ディジタル表示器 33 出力補正部 34 出力変換部 35,36 切替えスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路に設けた電圧変成器の電圧を入力
    し、その入力電圧に比例した出力電圧を送出するトラン
    スジューサにおいて、前記電圧変成器からトランスジュ
    ーサの入力端子間までの電圧降下を補正するために、ト
    ランスジューサ前面に電圧調整手段を具備し、電圧降下
    補正後の出力値をディジタル表示させることを特徴とす
    る電圧補正機能付トランスジューサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電圧補正調整機能付トラ
    ンスジューサにおいて、1相分ごとの出力補正手段を3
    相分設けると共に、1相分ごとの出力値を表示するディ
    ジタル表示手段を3相分設けたことを特徴とする電圧補
    正機能付トランスジューサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電圧補正調整機能付トラ
    ンスジューサにおいて、3相電圧変成器の任意相(1相
    分)の出力を調整することにより、残り2相分の出力を
    自動補正させると共に、任意相(1相分)の出力値を表
    示するディジタル表示手段を設けたことを特徴とする電
    圧補正機能付トランスジューサ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電圧補正調整機能付トラ
    ンスジューサにおいて、3相電圧変成器の各相切替えス
    イッチとディジタル表示器とを連動して切替えるスイッ
    チを設け、前記各相切替えスイッチの選択により、電圧
    補正調整手段とディジタル表示手段とを1つで兼用させ
    ることを特徴とする電圧補正機能付トランスジューサ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の電圧補正
    調整機能付トランスジューサにおいて、ディジタル表示
    器を別置の持ち運び可能な補器に収納すると共に、複数
    台の電圧補正機能付トランスジューサの調整を1台の補
    器にて実施可能としたことを特徴とする電圧補正機能付
    トランスジューサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002538A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Tohoku Electric Power Co Inc 電力系統における対地静電容量の測定装置
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