JP2001052567A - 電子機器、無線通信端末装置、及び操作装置 - Google Patents

電子機器、無線通信端末装置、及び操作装置

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JP2001052567A
JP2001052567A JP11222136A JP22213699A JP2001052567A JP 2001052567 A JP2001052567 A JP 2001052567A JP 11222136 A JP11222136 A JP 11222136A JP 22213699 A JP22213699 A JP 22213699A JP 2001052567 A JP2001052567 A JP 2001052567A
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shaft
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Tomoji Asami
知司 浅見
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機器における操作性の向上。 【解決手段】 少なくとも携帯電話のアンテナの伸縮/
回転操作を利用して、例えば文字入力時における文字選
択等の操作が行えるようにして、例えば従来のキー操作
よりも簡易で迅速な操作が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作子を備えた電
子機器、無線通信端末装置、及び操作装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年においては、各種電子機器として小
型軽量化の促進が著しい。代表的なものとしては、例え
ば携帯電話や、いわゆるPDA(Personal Digital Assi
stants)といわれる情報機器が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、携帯電話を例
に挙げると、その機能としては通話だけにとどまらない
のが通常である。つまりは、多数の電話番号をその名前
と共に記憶しておく電話帳としての機能や、また、文字
を送受信するメール対応機能なども有しているものであ
る。そして、例えば電話番号の登録やメール機能を使用
するような場合、ユーザは文字入力を行うことになるの
であるが、この操作は一般には、本来通話や電話番号と
しての数を入力するための複数キーに対して文字/記号
を割り当て、文字入力モードにおいてこれらのキーを操
作することによって行うようにされている。
【0004】但し、一般にはキーの配置数に対して入力
すべき文字数のほうが遙かに多いため、1つのキーに対
して複数の入力文字が割り当てられることがおおく、文
字入力の際において或る目的の文字を入力するには、或
る特定の数字キーを数回押圧操作(いわゆるトグル操
作)することが頻繁に起こる。つまり、現状の携帯電話
にあって、文字入力は、比較的面倒な操作と成らざるを
得ないものとなっている。しかし、例えば入力すべき文
字数に応じて、キー数を増やすことは、その形状サイズ
が小型であることから困難であるし、また、かえって操
作性を低くしてしまうことにもなる。また、例えば文字
入力など、或る特定の操作に特化した操作子を設けるこ
とも、やはり、小型化とデザインの兼ね合いによって
は、難しくなることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た課題を考慮して、例えば特に小型な電子機器一般にお
いて、比較的複雑な或る特定の操作が簡易に行えるよう
にしてその使い勝手が向上されるようにすることを目的
とするものである。また、特に操作子を追加したりする
ことなく、上記目的が実現できるようにすることも配慮
する。
【0006】このため、軸形状とされる操作子と、少な
くとも、操作子の軸の長さ方向におけるスライド操作に
応じた第1の操作情報と、軸の回転方向における回転操
作に応じた第2の操作情報とを出力可能とされる操作情
報出力手段と、第1の操作情報と第2の操作情報とに応
じて、所要の操作対応処理を実行することのできる操作
対応処理手段とを備えて電子機器を構成することとし
た。
【0007】また、無線通信が可能とされる無線通信端
末装置において、軸形状とされるアンテナと、このアン
テナの軸の長さ方向におけるスライド操作に応じた第1
の操作情報と、軸の回転方向における回転操作に応じた
第2の操作情報とを出力可能とされる操作情報出力手段
と、第1の操作情報と第2の操作情報とに応じて、所要
の操作対応処理を実行する操作対応処理手段とを備える
こととした。
【0008】また、操作に応じた操作情報を出力する操
作装置として、軸形状とされる操作子と、少なくとも操
作子の軸の長さ方向におけるスライド操作に応じた第1
の操作情報と、軸の回転方向における回転操作に応じた
第2の操作情報とを出力可能とされる操作情報出力手段
とを備えて操作装置を構成することとした。
【0009】上記各構成によれば、電子機器若しくは無
線通信端末装置の本体において、軸形状の操作子若しく
はアンテナを備えることで、少なくとも、この操作子の
軸の長さ方向におけるスライド操作と、軸の回転方向に
おける回転操作によって、或る特定の目的のための操作
が行えることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。ここで、本実施の形態の電子機器、無線通
信端末装置としては、先ず携帯電話を例に挙げることと
する。なお、以降の説明は次の順序で行う。 1.携帯電話 1−1.外観及び検出機構の構成 1−2.回路構成 2.文字入力操作 3.発信操作(第1例) 4.発信操作(第2例) 5.着信応答操作 6.携帯電話以外への応用例
【0011】1.携帯電話 1−1.外観及び検出機構の構成 図1は本実施の形態の携帯電話の外観を示す斜視図であ
る。この図に示す携帯電話1の本体2の前面部には、例
えば図に示す位置に、主として送話器としてのマイク3
と、受話器としてのスピーカ4が備えられている。この
スピーカ4は、各種操作時の確認音等や、メモリした音
声を再生出力できるようにもなっている。
【0012】また、操作キー部6には、主として通話の
ための所定数のキーが配置される。また、この図に示す
携帯電話にあっては、操作子としてジョグダイヤル7も
設けられている。この場合、ジョグダイヤル7は、図の
矢印Aとして示すように回転操作が可能とされ、また、
矢印Bにより示すようにして本体側に押圧操作すること
も可能とされている。そして、この回転操作と押圧操作
を組み合わせることによって所定の機能に対応した操作
が行えるようになっている。
【0013】アンテナ8は、この図では、アンテナ受部
9に対して完全に納められたかたちで示されているが、
例えば通話時には、このアンテナ8を延ばすことでより
良好な送受信状態が得られるようにすることを主たる目
的として備えられるものである。そして、本実施の形態
にあっては、このアンテナ8は、次に述べるようにし
て、その伸縮操作と回転操作の組み合わせによって、所
定の機能に対応した操作が可能な伸縮回転操作部として
も機能するものである。つまり、操作キー部6の各キ
ー、及びジョグダイヤルと共に、携帯電話1における操
作子とされるものである。
【0014】図2(a)の斜視図は、図1に示した携帯
電話1において、伸縮回転操作部としてのアンテナ8の
部分を拡大して示している。この図では、アンテナ8が
本体2から引き出された状態が示される。アンテナ8
は、図のように所定長のアンテナ軸11と、このアンテ
ナ軸の先端に、アンテナ8に対する操作を行いやすくす
るためのつまみとしてのアンテナ頭部10が取り付けら
れている。
【0015】そして、このアンテナ8は、先ず、矢印Y
として示すようにアンテナ軸11を本体2に対して伸縮
させる(スライドさせる)ようにユーザが動かすこと
で、これを1つの操作としている。つまり、伸縮(スラ
イド)操作が可能とされている。また、矢印Xとして示
すように、アンテナ軸11を、回転させるように動かす
ことによっても、これを1つの操作としている。つま
り、回転操作である。このようにして、アンテナ8は、
伸縮操作と回転操作が可能とされているものである。な
お、この場合のアンテナ軸11は、後述するようにして
検出機構部位と係合する必要上、多角柱形状とされてい
る。
【0016】更に本実施の形態にあっては、図2(b)
に示すようにして、アンテナ8がアンテナ受部9に対し
て収納されて、規定の収納位置にある状態で、実線の矢
印により示すように、更にユーザが下方向に押圧操作
(アンテナ押圧操作)を行うことも可能とされている。
この場合には、ユーザがアンテナ押圧操作を行って押圧
を解除すると、破線の矢印に示すようにアンテナ8は規
定の収納位置に戻ってくるようになっている。
【0017】図3(a)は、上記図2(a)にて説明し
た、アンテナ8の伸縮/回転操作を検出するための検出
機構部位(伸縮/回転センサ部20)の構成例を示して
いる斜視図である。この図に示す伸縮/回転センサ部2
0は、例えば、本体2内にあってアンテナ受部9の直下
近傍に設けられる。
【0018】そして、この伸縮/回転センサ部20は、
図示するように、主として第1ロータリエンコーダ21
と第2ロータリエンコーダ22とが組み合わされて構成
される。第1ロータリエンコーダ21は、アンテナ8の
回転操作を検出するためのもので、例えば図のように、
回転部21Aとその下側に配置される固定部21Bとか
ら成る。ここで、回転部21Aと固定部21Bに対して
は、アンテナ軸11が貫通するように差し込まれてお
り、特に回転部21Aの軸穴部21aにあっては、アン
テナ軸11が係合するように、その多角形状に対応した
形状を有するようにされている。これにより、アンテナ
軸11に対して回転操作を行えば、これに応じて矢印C
として示すようにして、回転部21Aが回転することに
なる。固定部21Bは、例えば本体2内において固定さ
れるように設けられ、このうえで、回転部21Aが上記
のようにして回転することで、その回転量の情報(回転
操作情報)を検出するようにされている。なお、図示し
ていないが、固定部21B側においては、アンテナ軸1
1は自在に回転できるように、その貫通穴が形成されて
いるものである。
【0019】また、ここでは、上記回転部21Aに対し
て、図のようにして、円盤形状の第2ロータリエンコー
ダ22が設けられる。この第2ロータリエンコーダ22
の側面には、その前面にわたってギヤ形状部22aが形
成されている。ここで、図2(a)においてはその図示
を省略していたが、アンテナ軸11においては、図3
(a)に示すように第2ロータリエンコーダ22のギヤ
形状部22aと対向して接する面にもギヤ形状部11a
が形成されている。そして、ギヤ形状部22aとギヤ形
状部11aが噛合わさるようにされる。したがって、ア
ンテナ8に対して伸縮操作が行われれば、その動きに応
じて第2ロータリエンコーダ22は矢印Dに示す方向に
おいて回転し、この回転量の情報(回転量情報)を検出
するようにされる。
【0020】また、図2(b)により説明した規定の収
納位置でのアンテナ押圧操作に対応する機構は、例えば
図3(b)に示すように構成することができる。図3
(b)においては、アンテナ軸11が規定の収納位置に
在るとされたうえでの、その下端部近傍の本体2内部を
模式的に示している。この図にあっては、アンテナ軸1
1の下端部11aの下側に対して押圧スイッチ12が配
置されており、このスイッチ部12aがアンテナ軸11
の下端部11aとほぼ接触するようにされている。そし
て、スイッチ部12aは、図の上方向に付勢される状態
とされており、この状態の下で、アンテナ軸11に対す
るアンテナ押圧操作が行われると、これに応じて、スイ
ッチ部12aが押し下げられるようになっている。そし
て、アンテナ軸11に対するアンテナ押圧操作が解除さ
れれば、この押し下げの状態も解除されて図に示す状態
に戻るようにされる。そして、押圧スイッチ12にあっ
ては、この押し下げ状態と、押し下げの解除状態に対応
して、アンテナ押圧操作情報を出力するようにされてい
る。
【0021】なお、伸縮/回転センサ部20の構成とし
ては、例えば光学的な検出が行えるようにするなど、図
3(a)に示した構成以外にも考えられるものである。
また、アンテナ押圧操作を検出するための構成も図3
(b)に示したものの他、各種考えることができる。
【0022】1−2.回路構成 図4は、携帯電話1の回路構成として、本実施の形態に
関わるとされる要部の構成を示すブロック図である。こ
こで、コントローラ25は、例えばマイクロコンピュー
タを備えて構成されて、携帯電話1の各種動作について
の制御処理を実行する。そして、操作に関すれば、これ
までに説明してきた、操作キー部6、ジョグダイヤル
7、伸縮/回転センサ部20(第1ロータリエンコーダ
21及び第2ロータリエンコーダ)、及び押圧スイッチ
12から出力される各操作情報がコントローラ25に対
して入力され、コントローラ25にあっては、これらの
操作情報に応じて、所要の各種制御処理を実行する。
【0023】また、通話機能部26は、発信動作、及び
着信に応答する動作、及び通話に関する各種機能回路部
より成るものとされて、その動作はコントローラ25に
よって制御される。また、コントローラ25は、その動
作状態等に応じて、所要の内容の表示が行われるように
表示部5に対する制御も実行する。
【0024】ROM27は、この場合には、書き換え可
能ないわゆる不揮発性メモリが採用され、例えば、当該
電話装置1の各種動作を実現するのにコントローラ25
が実行すべきプログラムや、各種設定情報、電話帳情報
などの必要な情報が格納される。また、RAM28は、
コントローラ25が実行する処理に応じて、必要なデー
タが保持される。
【0025】2.文字入力操作 続いて、これまで述べてきた携帯電話1の構成を前提と
して、アンテナ8に対する操作によって実現可能な操作
態様例を順次挙げていくこととする。そして、先ず、ア
ンテナ8を操作子として利用して文字入力操作を行う場
合について説明する。
【0026】図5は、アンテナ8の操作による文字入力
操作手順の一例を表示部5の表示形態の変化と共に示し
ている。ここで、例えば、電話帳登録モードや、メール
送信モードなどの文字入力を要する何らかのモードに対
応した初期画面等が表示部5に表示されている状態のも
とで、例えばアンテナ押圧操作(規定収納位置にての押
圧操作)を行ったとすると、表示部5には、図5(a)
に示すようにして文字入力画面が表示される。
【0027】この場合、図5(a)に示す文字入力画面
では、例えば選択文字として、「あいうえお」の行に続
き、「かきくけこ」の行が表示されている。また、ポイ
ンタ40は、選択文字を指定するもので、次に説明する
ユーザの操作に応じて、選択文字の表示領域内を移動す
る。また、この選択文字が表示されている下の領域に
は、確定文字表示領域41が設けられ、この領域に対し
て、順次、選択が確定された文字が表示されていく。
【0028】ここで、例えばユーザが、一旦アンテナ8
を引き出した上で、アンテナ8の伸縮操作を行ったとす
ると、その伸縮させた方向とその伸縮させたスライド量
に対応するようにして、ポインタ40が行(縦)方向に
移動するようにされる。図5(a)から図5(b)の遷
移により示す場合としては、ユーザは、ポインタ40が
選択文字「あ」を指定している状態の下で、或る長さ分
だけアンテナ8を縮めるように操作を行ったことで、ポ
インタ40がその下に位置する選択文字「か」に移動し
たものとされる。なお、図5(b)に示す状態から、ア
ンテナ8を更に縮めるように操作したとすれば、選択文
字の表示領域はスクロールされて、表示画面内には、順
次「さしすせそ」「たちつてと」「なにぬねの」・・・
・のようにして、選択文字の表示が行われ、、また、ポ
インタは、順次下の行の文字を選択するようにされる。
また、例えば選択文字表示内で、仮に「う」の段の位置
に対してポインタ40が配置されている状態でアンテナ
8の伸縮操作が行われれば、この「う」の段の位置に
て、縦方向にポインタ40が移動することになる。
【0029】また、選択文字が表示されている状態のも
とで、アンテナ8に対する回転操作が行われれば、その
回転方向と回転量に応じて、ポインタ40は横方向に移
動する。例えば図5(b)に示すようにして、ポインタ
40が選択文字「か」を指定している状態で、アンテナ
8に対して、所定方向に対する或る量の回転操作が行わ
れたとすると、ポインタ40は図5(c)に示すように
して選択文字「け」を指定するように移動することがで
きる。
【0030】そして、例えば図5(c)に示す表示状態
の下で、ユーザが操作キー部6における或る特定のキー
(若しくはこの場合には或る任意のキーでも構わないも
のとされる)を1回押圧操作すると、このときに選択さ
れている選択文字「け」が確定され、図5(d)に示す
ように文字「け」が確定文字表示領域に対して表示され
る。以降は、上記した操作手順を繰り返すことで、この
ようにして、順次、入力すべき文字を選択して確定して
いくことができる。
【0031】そして、図5には示していないが、例えば
ユーザが入力したい文字を全て確定して確定文字表示領
域に表示させたとして、この後、アンテナ8を縮めて納
め、更にアンテナ押圧操作を行ったとすると、これまで
の確定文字が登録されることになる。例えば、電話帳の
名前等で有れば、このアンテナ押圧操作が行われること
で、これまで入力した(確定させた)文字が登録される
ものである。
【0032】なお、上記説明では、文字の選択にあたっ
てアンテナ8の伸縮操作と回転操作とをそれぞれ個別に
行うものとして説明したが、実際には、伸縮操作と回転
操作を同時に行ってもよいものである。つまり、ユーザ
の操作としては、アンテナ8を伸縮させながら回転操作
を行うようにされ、このときの伸縮(スライド)方向と
スライド量、及び回転方向と回転量とに応じて、ポイン
タ40は、選択文字領域内をあたかも斜め方向に移動す
るようにもできるものである。これを図5に対応させれ
ば、ユーザが、アンテナ伸縮操作と回転操作とを同時
(複合的)に行うことで、図5(a)に示す状態から、
図5(c)に示す表示状態にほぼ直ぐさま移行させるこ
とができる。
【0033】このようにして、アンテナ8の伸縮/回転
操作によって文字選択が行えるようにすることで、例え
ば、携帯電話に備えられたキーを押圧操作することによ
って、文字選択を行う場合と比較してより簡略、かつ画
面表示に対応した感覚的な操作で文字選択を行うことが
でき、また、目的とする文字を選択するまでの時間も短
縮されるものである。また、上記操作例では、文字登録
終了までの過程において、キー操作が必要とはなるが、
それ以外は、アンテナ8の伸縮/回転操作と、アンテナ
8の押圧操作のみとされる。つまり、操作の過程におい
て、ほとんどの操作は、アンテナ8という1つの操作子
を使用することで賄うことができるものである。
【0034】続いて、上記した文字選択に対応するコン
トローラ25の処理動作について、図6のフローチャー
トにより説明する。この図に示す処理にあっては、先ず
ステップS101にて、文字入力が可能な所定のモード
状態にあるようにされている。この際には、例えばその
所定のモード状態にあって、文字入力モードに移行する
前の初期画面等を表示部5に対して表示させているもの
とされる。
【0035】コントローラ25は、この状態の下で、ス
テップS102に示すようにアンテナ8の押圧操作が行
われるのを待機している。そして、アンテナ押圧操作が
行われて、例えば押圧スイッチ12から操作情報信号が
得られたとすると、コントローラ25はステップS10
3に進み、そのモード下での文字入力画面を表示させ
る。つまり、文字入力モードに移行するものである。
【0036】文字入力モードに移行すると、例えばコン
トローラ25は、先ず、アンテナ回転/伸縮操作が行わ
れるのを待機する。つまり、第1ロータリエンコーダ2
1及び第2ロータリエンコーダ22のうち、少なくとも
一方からの操作情報が得られるのを待機している。そし
て、第1ロータリエンコーダ21,第2ロータリエンコ
ーダ22からの操作情報が得られたとすると、ステップ
S105に進む。ステップS105においては、第1ロ
ータリエンコーダ21の回転方向と回転量に応じて選択
文字行の選択(ポインタ40の縦方向における移動)を
実行し、また、第2ロータリエンコーダ22の回転方向
と回転量に応じて選択文字列の選択(ポインタ40の横
方向における移動)を実行させる。
【0037】上記ステップS105に続くステップS1
06においては、選択文字確定のためのキー入力操作が
行われたか否かを判別しており、ここでキー入力操作が
無いとされれば、ステップS104の処理に戻るように
される。そして、操作キー部6からの操作情報が得ら
れ、ステップS106にてキー入力のあったことが判別
されると、ステップS107に進んで、現在ポインタ4
0によって選択されている文字を選択文字として確定し
て、確定文字表示領域内に対して、その確定文字を表示
させる。
【0038】次のステップS108においては、これま
で確定させた文字を登録するためのアンテナ押圧操作が
行われたか否かを判別しており、ここで、アンテナ押圧
操作が行われないのであれば、ステップS104の処理
に戻るようにされる。そして、ステップS108におい
てアンテナ押圧操作が行われたことが判別されたのであ
れば、ステップS109に進んでこれまでに入力された
文字(確定文字表示領域内に表示されている文字)を登
録するための処理を実行する。つまり、ステップS10
1において設定されていたとされる現在のモードに応じ
た管理形態によって、確定文字表示領域内に表示させて
いた文字を、例えばROM27に格納して記憶させるも
のである。例えば入力した文字が電話帳情報としての送
信先の名前であれば、その送信先の電話番号等のデータ
と対応させて、その名前としての文字データをROM2
7に記憶させることになる。そして、このステップS1
09の処理が完了したとされると、ステップS110に
進んで、これまでの文字登録(文字入力モード)を終了
させるための処理を実行する。この場合、表示部5の表
示画面は、例えば、ステップS101に対応して表示さ
れていた初期画面に戻す場合もあるし、また、現在の所
定のモードを抜けて、通常の待ち受け画面に戻す場合も
ある。
【0039】なお、上記図5に示した操作手順、及びこ
れに対応する図6に示した処理は、ひらがな入力モード
についての説明となっているが、例えば現状の形態電話
にあっては、また、ひらがな入力モードにおいて漢字へ
の変換も可能とされるものが広く知られている。また、
カタカナ、英数字、記号の入力モードも有している。し
たがって、図5及び図6に示した操作手順と処理動作
は、これらの各文字種の入力モードにおける操作として
も適用できるものである。
【0040】3.発信操作(第1例) 上記したように、本実施の形態としてのアンテナ8を使
用した操作としては、これを文字の選択、入力のよう
な、これまでにあっては、多数回のキー操作によって行
われていたような操作の代わりに採用することで、特に
有効とは成るのであるが、携帯電話における採用を前提
とすれば、文字入力以外の各種操作にも応用できること
が考えられる。そこで、ここでは、携帯電話に特有とな
る操作として、発信操作と、着信に応答するときの操作
とに、アンテナ8を操作子として使用する場合を例示す
ることとし、先ずは、発信操作の第1例について説明す
る。
【0041】図7は、この第1例としての発信操作の手
順を表示部5の表示状態の遷移により示している。例え
ば、図7(a)の表示部5に示すように待ち受け画面が
表示され、待ち受け状態とされているときに、ユーザが
アンテナ8の回転操作を行うことで、発信のための動作
が開始される。この場合には、先ず、図7(b)に示す
ようにして、電話帳のグループ選択を行うための画面が
表示される。そして、この画面が表示されている状態の
下でアンテナ回転操作を行えば、その回転方向に応じ
て、順次選択されるグループが変更されていくように表
示が行われることになる。なお、図7(b)にあって
は、[グループ1:会社][グループ2:友人][グル
ープ3:取引先]の3グループが示されているが、例え
ば実際にこれより多いグループが用意されている場合に
は、アンテナ回転操作に応じた表示として、グループの
項目がスクロールされると共に、順次グループの選択が
移動していくようにされる。
【0042】そして、上記したアンテナ回転操作によっ
て、ユーザが目的とするグループを選択した画面が得ら
れたとすると、ユーザは、その決定操作として、アンテ
ナ伸縮操作を行う。このときには、伸ばす方向であって
も、縮める方向であってもよいのであるが、通常、待ち
受け状態(使用していない状態)ではアンテナ8は、規
定収納位置に収納された状態にあるため、通常はアンテ
ナ8を伸ばす操作となる。
【0043】上記のようにしてアンテナ8の伸縮操作が
行われると、これに応じて、表示部5には図7(c)に
示すようにして、選択決定されたグループ内における名
前検索画面が表示される。そして、この名前検索画面が
表示されている状態の下で、アンテナ回転操作を行う
と、その回転方向に応じて順次、選択される名前が変更
されていくようにして表示が行われることになる。そし
て、この場合にも、任意の名前が選択されている状態の
下で、アンテナ伸縮操作を行うことで、選択された名前
の決定が行われることになる。
【0044】選択された名前の決定が行われると、表示
部5は図7(d)に示すように発信確認画面の表示に切
り替わる。発信確認画面にあっては、この場合には選択
決定された名前とその電話番号が表示され、またその下
には、[発信][登録][消去]の各動作を示す表示が
おこなわれている。そして、この画面表示が行われてい
る状態では、アンテナ回転操作によって、この[発信]
[登録][消去]の選択が行えるようにされている。つ
まり、アンテナ8の回転方向に応じて、[発信][登
録][消去]の何れか1つが順次選択されていくもので
ある。
【0045】ここで、発信を行うのにあたっては、発信
確認画面において[発信]を選択することになる。そし
て、この[発信]を選択した状態で、この場合には、ア
ンテナ8を一旦規定収納位置にまで収納して、アンテナ
押圧操作を行う。これにより、発信動作が行われて、表
示部5は、図7(e)に示すようにして発信動作に対応
した表示が行われる。なお、発信動作が開始されてから
は、アンテナ8の伸縮/回転動作は、操作情報としては
扱われないようにされるので、例えば、発信動作後にお
いて、より良好な受信状態を得るためにアンテナ8を引
き出しても、携帯電話の動作には特に影響は無いものと
される。
【0046】図8のフローチャートは、上述した第1例
の発信操作に対応する処理動作を示している。この図に
示す処理もまた、コントローラ25が実行する。この図
に示す処理においては、先ず、ステップS201にて待
ち受け状態にあるものとされた上で、次のステップS2
02においてアンテナ回転操作が行われるのを待機して
いる。このときには、例えば図7(a)に示す待ち受け
画面を表示させているものとされる。そして、ステップ
S202においてアンテナ回転操作が行われたことが判
別されると、ステップS203に進み、表示部5におい
て図7(b)に示すグループ検索画面を表示させるため
の表示制御を実行する。
【0047】そして、次のステップS204において、
アンテナ回転操作(第1ロータリエンコーダ21からの
回転方向及び回転量情報)に応じてグループを選択する
ための処理を実行する。この際には、アンテナ回転操作
に応じてグループ検索画面上で選択されるグループを変
更していくための表示制御も実行することになる。
【0048】例えば上記したグループ選択のための、1
回のアンテナ回転操作が終了したとされると、コントロ
ーラ25は、グループ検索画面を表示させている状態
で、ステップS205においてアンテナ伸縮操作が行わ
れたか否かを判別する。つまり、第2ロータリエンコー
ダ21から操作情報が出力されたか否かを判別する。否
定結果が得られれば、ステップS204に戻ることで、
アンテナ回転操作が再度あった場合には、引き続きグル
ープ選択が行われるようにしている。
【0049】そして、ステップS205においてアンテ
ナ伸縮操作が行われたことが判別されたのであれば、ス
テップS206に進むことで、アンテナ伸縮操作時にグ
ループ検索画面上で選択されていたグループについて選
択決定を行う。そして次のステップS207において、
図7(c)に示す名前検索画面を表示させるための制御
を実行する。
【0050】次のステップS208においては、名前検
索画面が表示されている状態の下で、アンテナ回転操作
に応じて名前の項目を選択するための処理を実行する。
この際には、ステップS204の場合と同様に、アンテ
ナ回転操作に応じて名前検索画面上にて選択される名前
の項目を変更させるための表示制御を実行する。
【0051】ここで例えば上記した1回のアンテナ回転
操作が終了したとされると、次のステップS209にお
いてアンテナ伸縮操作が行われたか否かを判別する。こ
の場合には、否定結果が得られれば、ステップS208
に戻ることで、アンテナ回転操作が再度あった場合に
は、引き続き名前項目の選択が行われるようにしてい
る。そして、アンテナ伸縮操作の行われたことが判別さ
れれば、ステップS210に進む。
【0052】ステップS210では、アンテナ伸縮操作
が行われていた時点で選択されていた名前項目について
選択決定を行い、次のステップS211において、この
選択決定した名前項目についての発信確認画面表示を行
う。つまり図7(d)に示す画面表示を行うものであ
る。
【0053】続くステップS212にあっては、アンテ
ナ回転操作に応じて、発信確認画面上での動作選択のた
めの処理が実行される。そしてこの際にも、動作(図7
(d)における[発信][登録][消去]の何れか)の
選択状況を示す表示のための制御が実行される。
【0054】そして、例えば上記ステップS212の処
理に対応する1回のアンテナ回転操作が終了したとされ
ると、ステップS213においてアンテナ押圧操作が行
われるか否かを判別する。そして、この場合にも否定結
果が得られればステップS212の処理に戻ることで、
再度アンテナ回転操作があれば、この操作に応じて動作
選択が行えるようにされている。そして、ステップS2
13にてアンテナ押圧操作の行われたことが判別されれ
ば、ステップS214に進んで、[発信][登録][消
去]のうち、選択された動作を実行する。ここで、[発
信]が選択された状態でアンテナ押圧操作が行われたの
であれば、図7(e)にて説明したようにして発信動作
が開始されることになる。
【0055】4.発信操作(第2例) ところで、発信操作1つをとってみても、上記した第1
例としての発信操作の操作手順だけではなく、アンテナ
8を操作子として使用した発信操作手順は、いくつか考
えることができる。そこで、補足的に、第2例としての
発信操作について説明しておく。
【0056】図9は、この第2例の発信操作手順を表示
部5の表示形態例にしたがって示している。なお、ここ
では、図9(a)〜(e)に示す表示部5の表示は、図
7(a)〜(e)と同様のものを使用している。
【0057】第2例にあっては、例えば図9(a)に示
す待ち受け画面が表示される待ち受け状態にあって、ア
ンテナ押圧操作が行われたとされると、図9(b)に示
すグループ検索画面に表示が切り替わるようにされる。
そして。このグループ検索画面が表示されている状態の
下で、アンテナ伸縮動作を行うことで、グループ選択が
行えるようにされる。そして、任意のグループを選択し
た状態でアンテナ回転操作を行うことでグループが決定
されるようにしている。
【0058】グループが決定されると、図9(c)に示
すようにして決定されたグループについての名前検索画
面が表示されることになるが、以降の操作手順は、図7
(c)以降により説明した操作手順と同様となるため、
ここでの説明は省略する。
【0059】図10は、上記図9に示す第2例の発信操
作手順に従ったコントローラ25の処理動作を示すフロ
ーチャートである。ここで、この図に示すステップS3
01〜S314の処理の各々は、先に図8に示したステ
ップS201〜S214の各処理に準ずるため、ここで
の詳しい説明は省略する。但し、ここでは、ステップS
304におけるグループ選択処理を、アンテナ回転操作
に応じて行うのではなく、アンテナ伸縮操作に応じて行
うようにされることと、次のステップS305におい
て、グループ決定のための操作として、アンテナ伸縮操
作を待機するのではなく、アンテナ回転操作を待機する
ようにされていることが、図8に示す処理と異なってい
る。
【0060】このようにして、第1例、第2例の何れに
あっても、アンテナ8のみの操作によって、例えば待ち
受け状態から発信までの操作を行うことが可能とされ
る。ここで、第1例、第2例の何れを採用するのかにつ
いては、例えば表示部5における実際の表示形態や、そ
の他、実際の使い勝手等を考慮して決定すればよい。
【0061】5.着信応答操作 続いては、アンテナ8に対する操作を利用した着信応答
操作の例について説明する。図11においては、着信応
答操作手順を表示部5の表示形態と共に示している。先
ず図11(a)に示すようにして、待ち受け画面が表示
されて待ち受け状態にある下で、着信があったとする。
すると、携帯電話としては着信動作を行うことになり、
この時、表示部5においては図11(b)に示すように
して着信を通知するための着信画面の表示が行われるこ
とになる。
【0062】通常、通話を行っていない非使用時には、
アンテナ8は、規定収納位置に収納されている。そこ
で、ユーザは、上記した着信動作が行われている状態の
下で、アンテナ8を規定収納位置から引き出す「アンテ
ナ引き出し操作」、又は規定収納位置に収納されている
アンテナ8に対して更に押圧するアンテナ押圧操作を行
う。これにより、携帯電話は着信通知動作から通話動作
に切り替わるようにされる。そして、これに伴って、表
示部5においては図7(c)に示すようにして通話動作
に対応した表示が行われる。
【0063】図12のフローチャートは、上記図11に
て説明した着信応答操作に応じた処理動作を示してい
る。例えば、ステップS401として示すように、待ち
受け状態とされて、図11(a)に示す待ち受け画面を
表示している状態のもと、コントローラ25はステップ
S402に示すようにして着信が得られるのを待機して
いる。そして、ステップS402にて着信が得られたこ
とが判別されると、コントローラ25はステップS40
3に進んで、着信通知動作を実行する。つまり、着信音
を出力したり、或いはバイブレータ機能を動作させたり
する。また、図11(b)に示すような着信画面を表示
させる。そして、この着信通知動作を実行しながら、次
のステップS404の処理として示すように、アンテナ
引き出し操作又はアンテナ押圧操作が行われるのを待機
する。つまり、第2ロータリエンコーダ22からのアン
テナ引き出し方向に応じた操作情報出力、又は押圧スイ
ッチ12からの操作情報の何れか一方が得られるのを待
機する。そして、これらの操作のうち何れか一方が行わ
れたのであれば、ステップS405の処理として示すよ
うに、通話動作を実現するための各種所要の処理を実行
する。この処理の中には、図11(c)に示した通話動
作時に対応した表示部5に対する表示制御も含まれるも
のである。なお、当然のことではあるが、着信拒否のた
めの操作や、アンテナ引き出し操作又はアンテナ押圧操
作が行われる以前に着信が途絶えたのであれば、ステッ
プS405に至ることなくこの図に示すルーチンは抜け
て、例えば待ち受け状態に移行するようにされる。
【0064】以上、本実施の形態として、携帯電話を例
に挙げてアンテナ8を利用した各種操作について説明し
た。このように本実施の形態にあっては、携帯電話に備
え付けられているアンテナを、伸縮/回転が可能な軸状
操作子として機能させることで、これまでのキー操作の
みによる操作よりも、例えば操作手順を省くなどして、
より簡略で迅速な操作が行えるように配慮される。ま
た、アンテナとは、携帯電話にあって、通常は通信の良
好性を保つために備えられているものであることから、
特に、本実施の形態のような操作形態を提供するのに、
別途、軸状の操作子を設ける必要もないことになる。
【0065】なお、これまでにも述べているように、ア
ンテナ8に対する操作手順などは、文字入力操作、発信
操作、及び着信操作の何れにあっても、他に考えられ
る。また、アンテナ8を利用した操作は、文字入力操
作、発信操作、及び着信操作以外にも、例えば各種機能
設定のための操作など、他にも適用できるものである。
また、上記操作例では、アンテナ操作とキー操作と複合
した操作体系も示されているが、例えば、図1に示した
本実施の形態の携帯電話であれば、ジョグダイヤル7と
アンテナ操作との併用も考えられるものである。
【0066】6.携帯電話以外への応用例 ところで、これまで説明した実施の形態としては、携帯
電話を例に挙げ、この携帯電話にあって備えられている
アンテナを軸状の操作子として扱うものとしている。こ
こで、本発明としての操作子はアンテナのみに限定され
るものではなく、何らかの電子機器に備えられる軸状の
ものであればよいものとされる。そこで、図13に示す
ような応用例を提示しておく。
【0067】図13(a)には携帯端末装置50が斜視
図により示されている。携帯端末装置50はいわゆるP
DA(Personal Digital Assistant)とも言われるもの
で、小型の情報処理機器として普及しているものであ
る。
【0068】この図に示す携帯端末装置50は、主とし
て本体部51と蓋部52よりなり、ここでは蓋部52が
本体部51に対して開かれた状態で示されている。本体
部51の上面部には、キーボードやマウスクリックキー
等に相当する各種キーが配置された操作キー部53が設
けられる。そして、蓋部52側にあっては、その内壁側
に例えば液晶ディスプレイなどによる表示部54が設け
られる。
【0069】また、このような携帯端末装置50にあっ
ては、そのサイズ自体が小型で、ユーザの指によるキー
操作入力は比較的使い勝手のよくないものとなりがちで
あることを配慮して、表示部54をタッチパネルとして
構成し、このタッチパネルとしての表示部54に対し
て、予め用意したペン55によりポインティング操作が
行えるようにしている。図13(a)にあっては、この
ペン55が、蓋部52側に設けられたペン保持部56に
対して挿入されて保持されている状態が示されている。
【0070】そして、本実施の形態にあっては、図13
(a)の本体部51の右側側面の所定位置に対して、ペ
ン操作用挿入部57が設けられている。このペン操作用
挿入部57に対しては、図13(b)に示すようにし
て、ユーザがペン55を挿入することができる。そし
て、この状態の下で、ペン55に対して、少なくとも、
矢印Yにより示す方向の操作である「スライド操作」
と、矢印Xにより示す方向の操作である「回転操作」と
を行うことができるようになっている。つまり、ペン操
作用挿入部57においては、その内部で、「スライド操
作」としての操作方向と操作量を検出可能なセンサと、
「回転操作」としての操作方向と操作量を検出可能なセ
ンサが設けられている。そして、このようなペン55に
対するスライド操作と回転操作とによっても、当該携帯
端末装置50における所定の目的にしたがった操作を行
うことができるようになっている。ここで、ペン55を
ペン操作用挿入部57に挿入した上でのスライド操作と
回転操作により実現される操作、及びその操作手順とし
ては、特に限定されるものではなく、各種の操作に適用
可能である。ただ、この場合にも、文字入力時にあっ
て、例えば文字表を表示部54に表示させた上で、ペン
55に対するスライド/回転操作によって文字選択が行
えるようにすれば、その操作性は向上するものである。
また、この場合にも、例えばペン操作用挿入部57に対
してペン55を最も奥深く挿入した状態で、押圧操作が
行えるようにすれば、その操作性の自由度は、より高く
なるものである。
【0071】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明としては、携帯電話及び携帯端末装置
に限定されるものではない。例えばアンテナを備えた無
線端末装置一般に適用が可能である。そして、ここでは
例示しなかったが、例えばいわゆるロッドアンテナのよ
うな伸縮機構を有する場合にも、本発明を適用すること
が考えられる。更には、何らかの軸状の操作子、若しく
は本来は操作子以外の他の用途のために備えられる軸形
状の部品を備えた機器であれば、本発明の適用は可能と
なるものである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子機器
に備えられる軸状の操作子、又は無線通信機器等におい
て備えられるアンテナについて、この軸状の操作子又は
アンテナのスライド操作と回転操作が可能とされ、この
スライド操作と回転操作に応じて、所定の目的にしたが
った操作が行えるように構成される。ここで、例えば従
来キー操作により行っていたような操作に代えて、上記
軸状の操作子又はアンテナのスライド操作と回転操作に
よって行うようにすれば、より簡易で、また迅速な操作
を実現することが出来るという効果を有している。例え
ば、無線通信機器にあっては、本発明の構成を、近年多
機能化が著しい携帯電話に適用すれば、例えば文字入力
などをはじめとする各種操作は非常に行いやすいものと
なり、その利便性が向上される。
【0073】また、アンテナとしては、既に通信のため
に機器に備えられているものであることから、特に操作
子を追加的に設けることなく上記効果が得られるもので
ある。また、軸状の操作子も同様であり、その電子機器
において、他の目的の操作、若しくは何らかの機能実現
のために設けられているものを流用すれば、操作子を追
加する必要はない。
【0074】また、上記操作子又はアンテナに対する操
作として、スライド操作における限界位置にて押圧操作
が可能なようにもすれば、その操作性の自由度はより広
がって、使い勝手が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての携帯電話の外観を
示す斜視図である。
【図2】本実施の形態の携帯電話におけるアンテナの操
作を説明するための斜視図である。
【図3】アンテナに対する伸縮/回転操作を検出するた
めのセンサ部の構成例を示す斜視図である。
【図4】本実施の形態の携帯電話の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本実施の形態の携帯電話において、アンテナに
対する操作を利用した、文字入力操作手順を示す説明図
である。
【図6】文字入力操作に対応した処理動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本実施の形態の携帯電話において、アンテナに
対する操作を利用した発信操作手順(第1例)を示す説
明図である。
【図8】発信操作(第1例)に対応した処理動作を示す
フローチャートである。
【図9】本実施の形態の携帯電話において、アンテナに
対する操作を利用した発信操作手順(第2例)を示す説
明図である。
【図10】発信操作(第2例)に対応した処理動作を示
すフローチャートである。
【図11】本実施の形態の携帯電話において、アンテナ
に対する操作を利用した着信応答操作手順を示す説明図
である。
【図12】着信応答操作に対応した処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本実施の形態としての携帯端末装置の外観を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯電話、2 本体、3 マイク、4 スピーカ、
5 表示部、6 操作キー部、7 ジョグダイヤル、8
アンテナ、9 アンテナ受部、10 アンテナ頭部、
11 アンテナ軸、12 押圧スイッチ、20 伸縮/
回転センサ部、21 ロータリエンコーダ、22 ロー
タリエンコーダ、25 コントローラ、26 通話機能
部、27 ROM、28 RAM、40 ポインタ、5
0 携帯端末装置、51 本体部、52 蓋部、53
キー操作部、54 表示部、55ペン、56 ペン保持
部、57 ペン操作用挿入部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸形状とされる操作子と、 少なくとも、上記操作子の軸の長さ方向におけるスライ
    ド操作に応じた第1の操作情報と、軸の回転方向におけ
    る回転操作に応じた第2の操作情報とを出力可能とされ
    る操作情報出力手段と、 上記第1の操作情報と上記第2の操作情報とに応じて、
    所要の操作対応処理を実行することのできる操作対応処
    理手段と、 を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記操作子は、上記スライド操作方向に
    おける限界位置にて押圧操作が可能とされると共に、上
    記操作情報出力手段は、この押圧操作に応じて第3の操
    作情報を出力可能とされ、 上記操作対応処理手段は、上記第3の操作情報に応じて
    所要の操作対応処理を実行可能とされていることを特徴
    とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 無線通信が可能とされる無線通信端末装
    置において、 軸形状とされるアンテナと、 このアンテナの軸の長さ方向におけるスライド操作に応
    じた第1の操作情報と、軸の回転方向における回転操作
    に応じた第2の操作情報とを出力可能とされる操作情報
    出力手段と、 上記第1の操作情報と上記第2の操作情報とに応じて、
    所要の操作対応処理を実行する操作対応処理手段と、 を備えていることを特徴とする無線通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記アンテナは、上記スライド操作方向
    における限界位置にて押圧操作が可能とされると共に、
    上記操作情報出力手段は、この押圧操作に応じて第3の
    操作情報を出力可能とされ、 上記操作対応処理手段は、上記第3の操作情報に応じて
    所要の操作対応処理を実行可能とされていることを特徴
    とする請求項3に記載の無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】 当該無線通信端末装置は携帯電話装置と
    された上で、 上記操作対応処理手段は、携帯電話の機能に関連する所
    定の操作対応処理を実行可能に構成されていることを特
    徴とする請求項3に記載の無線通信端末装置。
  6. 【請求項6】 操作に応じた操作情報を出力する操作装
    置として、 軸形状とされる操作子と、 少なくとも、上記操作子の軸の長さ方向におけるスライ
    ド操作に応じた第1の操作情報と、軸の回転方向におけ
    る回転操作に応じた第2の操作情報とを出力可能とされ
    る操作情報出力手段と、 を備えていることを特徴とする操作装置。
  7. 【請求項7】 上記操作子は、上記スライド操作方向に
    おける限界位置にて押圧操作が可能とされると共に、 上記操作情報出力手段は、この押圧操作に応じて第3の
    操作情報を出力可能とされていることを特徴とする請求
    項6に記載の操作装置。
  8. 【請求項8】 上記操作子は、アンテナであることを特
    徴とする請求項6に記載の操作装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015166202A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 株式会社デンソー 車両用メータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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