JP2001052449A - 信号変調方法及び光ディスク装置 - Google Patents

信号変調方法及び光ディスク装置

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JP2001052449A
JP2001052449A JP11226553A JP22655399A JP2001052449A JP 2001052449 A JP2001052449 A JP 2001052449A JP 11226553 A JP11226553 A JP 11226553A JP 22655399 A JP22655399 A JP 22655399A JP 2001052449 A JP2001052449 A JP 2001052449A
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Yasuto Tanaka
靖人 田中
Shunji Yoshimura
俊司 吉村
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雅之 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MSRや磁区拡大、DWDDといった、短マ
ーク再生可能光磁気媒体技術を用いて記録再生する際の
再生動作不良を低減する。 【解決手段】 記録後の最短記録マークの連続個数が所
定個数以上連続しないように、また、最長記録マーク長
さが制限されるように、元データを変調して変調データ
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル情報信号
を変調する信号変調方法及び変調したデジタル信号を光
ディスクに記録する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル情報信号を記録再生する
ための光ディスク装置が提案され、このような光ディス
ク装置において光ディスクに記録するデジタル情報信号
を生成するための信号変調方法が提案されている。
【0003】このような光ディスク装置は、レーザ光を
発する光源と、この光源より発せられるレーザ光を光デ
ィスクの信号記録面上に集光させる対物レンズとを備え
て構成されている。
【0004】そして、光ディスクでは、再生に用いるレ
ーザー光の波長λと対物レンズの開口数NAを主なパラ
メーターとする以下の(1)式で表される光学的な限界
により、再生できる記録マークの最短値(最短記録マー
クの長さ)が制限されてきた。
【0005】 k・λ/NA (∵kは、比例定数) ・・・(1)式 実際の光ディスク装置では、余裕度等の関係から、最短
記録マークの長さLは、以下の(2)式の関係を満たす
ようになされている。
【0006】 L≧(0.3λ)/NA ・・・(2)式 このため、光ディスクに記録するデジタル信号を生成す
る信号変調方式としては、最短記録マークの長さを大き
くできる、いわゆる「1,7変調」や、「EFM変調」
等が、光ディスク装置では一般的に用いられている。
【0007】これらの変調方法においては、「1、0・
・・」で表されるデータ列を変換する際に、「1」と
「1」との間に所定数以上の「0」が必ず挟まれるよう
なデータ列に変換し、エッジ記録(あるいは、NRZI
記録)した際に、光ディスク上の最短記録マークの長さ
を大きくする効果がある。例えば、いわゆる「DVD」
規格の光ディスクでは、変調方式に「8−16変調」を
用いて、最短記録マークの長さを0.4μm程度、すな
わち、λ/NAの0.36倍程度にしてある。
【0008】一方、光磁気ディスクでは、磁気的超解像
や、磁区拡大、磁壁移動検出技術といった、光学的限界
を超える微小マークを再生できる高密度再生技術が提案
されている。これらの技術を用いた光磁気ディスクは、
いずれも記録層と再生層を有し、再生レーザー光の光ス
ポットによるディスク上の温度分布を利用して、解像度
を上げるものである。例えば、磁気超解像の場合、記録
層上に記録されたデータを再生層において選択すること
により、解像度を上げている。また、磁区拡大や磁壁移
動検出は、選択したデータを再生層において磁気的に増
幅することにより、さらに解像度を向上させるものであ
る。
【0009】これらの技術を用いることにより、λ/N
Aの0.3倍以下の微小マークを再生できる。そこで、
これらの技術を用いる場合、最短記録マークの長さを大
きくできる、前述の「1,7変調」や「EFM変調」よ
りも、検出窓幅を大きくできる「8−9変調」や「8−
10変調」等が有利になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な信号変調方法を用いる光ディスク装置においては、微
小マークが長く連続すると、再生層における記録磁区の
選択や磁気的増幅が正常に動作せず、エラーレートの劣
化につながるという問題がある。
【0011】従来の「8−9変調」や「8−10変調」
においては、最短記録マークが連続する回数に制限はな
く、図5に示すように、最短記録マークが連続する場合
には、再生動作不良により、再生データにおいてビット
誤りを生ずる虞れがある。また、「1,7変調」や「E
FM変調」を用いた場合でも、最短記録マークに相当す
る2T長及び3T長のマークが連続する場合には、再生
動作不良を生ずる虞れがある。
【0012】また、さらに、磁壁移動型の光磁気ディス
クでは、長すぎるマークを正常に再生することが困難あ
るという問題がある。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、特に、磁気超解像や磁区拡大、
磁壁移動検出といった技術を用いた光磁気ディスクを用
いる光ディスク装置において、それぞれの技術に適した
信号変調方式を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、変調後のデータ系列において、最短記録
マークが所定回数以上連続しないようにした信号変調方
法を提案するものである。さらに、本発明では、磁壁移
動検出型光磁気ディスクの再生において問題となる長い
マークの長さを制限する信号変調方法を提案するもので
ある。
【0015】すなわち、本発明に係る信号変調方法は、
入力データの任意のmビットごとのデータを符号化単位
とし、これら各mビットの符号化データを所定の変換テ
ーブルにしたがって各々をmビットよりもビット数の多
いnビットの符号化データに変換する信号変調方法であ
って、符号化データにおいて記録反転を意味する「1」
が連続する回数をnより小であって2以上である所定数
N以下に制限し、変調後の符号化データを信号記録媒体
に記録した場合において最短記録マークが連続する回数
が所定回数以下に制限されることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明に係る信号変調方法は、入力
データの任意の各mビットごとのデータを符号化単位と
し、これら各mビットの符号化データを所定の変換テー
ブルにしたがって各々をmビットよりもビット数の多い
nビットの符号化データに変換し、変換後のデータ列に
おいて記録反転を意味する「1」と「1」の間に非反転
を意味する「0」が1以上の所定数d個以上含まれ、か
つ、「0」の連続する個数を所定数k以下として変換す
る信号変調方法であって、符号化データにおいて「1」
と「1」の間の「0」の個数が上記d個であるデータ列
が連続する回数をkより小なる所定数N以下に制限し、
変調後の符号化データを信号記録媒体に記録した場合に
おいて最短記録マークが連続する回数が所定回数以下に
制限されることを特徴とするものである。
【0017】本発明に係る信号変調方法は、最短記録マ
ーク長Lが以下の関係を満たす場合において微小マーク
を記録する光ディスク装置において使用するのに特に好
適である。
【0018】L≦(0.3λ)/NA 例えば、磁気超解像ディスクや磁区拡大ディスク、磁壁
移動検出型光磁気ディスク等を媒体とする光ディスク装
置において使用するのに特に好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0020】本発明に係る信号変調方法は、変調後のデ
ータ系列において最短記録マークが所定回数以上連続し
ないようにするものである。
【0021】すなわち、本発明に係る信号変調方法は、
入力データの任意のmビットごとのデータを符号化単位
とし、これら各mビットの符号化データを所定の変換テ
ーブルにしたがって各々をmビットよりもビット数の多
いnビットの符号化データに変換する信号変調方法であ
る。そして、この信号変調方法においては、符号化デー
タにおいて記録反転を意味する「1」が連続する回数を
nより小であって2以上である所定数N以下に制限し、
変調後の符号化データを信号記録媒体に記録した場合に
おいて最短記録マークが連続する回数を所定回数以下に
制限する。
【0022】さらに、本発明に係る信号変調方法は、磁
壁移動検出型光磁気ディスクの再生において問題となる
長いマークの長さを制限するものである。
【0023】この場合においては、本発明に係る信号変
調方法は、入力データの任意の各mビットごとのデータ
を符号化単位とし、これら各mビットの符号化データを
所定の変換テーブルにしたがって各々をmビットよりも
ビット数の多いnビットの符号化データに変換し、変換
後のデータ列において記録反転を意味する「1」と
「1」の間に非反転を意味する「0」が1以上の所定数
d個以上含まれ、かつ、「0」の連続する個数を所定数
k以下として変換する信号変調方法である。そして、こ
の信号変調方法においては、符号化データにおいて
「1」と「1」の間の「0」の個数が上記d個であるデ
ータ列が連続する回数をkより小なる所定数N以下に制
限され、変調後の符号化データを信号記録媒体に記録し
た場合において最短記録マークが連続する回数が所定回
数以下に制限される。
【0024】すなわち、図1に示すように、本発明を適
用した「8−9変調」を用いて、磁気超解像型光磁気デ
ィスクにエッジ記録した信号を再生した場合の信号にお
いては、1の連続回数が3つに制限されてあり、エッジ
記録した場合、クロックTに相当する最短記録マークは
最大2個しか連続しないようになっている。
【0025】これにより、最短記録マークが連続するこ
とによる再生動作不良の発生頻度が小さくなり、ビット
誤りを少なくすることができる。この「8−9変調」に
おいては、以下の〔表1〕の変換テーブルに示すよう
に、最長記録マークは8Tまでに制限されており、長い
マークの再生動作が不安定である磁壁移動検出型の光磁
気ディスクの再生においても、ビット誤りを少なくする
ことができる。この変調方式をもちいることにより、検
出窓幅を小さくすることなく、ビット誤りが少ない再生
動作を得ることができる。
【0026】
【表1】
【0027】また、本発明を適用した「8−10変調」
においては、以下の〔表2〕の変換テーブルに示すよう
に、最短記録マークの連続回数は1回、すなわち最短記
録マークが連続することがない。さらに、最長記録マー
クは7Tまでに制限されている。最短記録マーク長は
「8−9変調」に対して9/10と小さくなるが、最短
記録マークの連続回数と最長記録マーク長に対する制限
はより厳しくすることができる。
【0028】
【表2】
【0029】次に、本発明に係る信号変調方法を実施す
る本発明に係る光ディスク装置について説明する。この
光ディスク装置は、図2に示すように、光ディスク10
1を保持して回転操作するディスクテーブル102を備
えている。この光ディスク装置は、光ディスクとして光
磁気ディスクを用い、レーザーパルス照射型の磁界変調
記録を用いている。
【0030】この光ディスク装置においては、記録すべ
きデータは、誤り訂正符号付加回路1において誤り訂正
符号を付加された後、変調回路2に入力される。この変
調回路2において、入力されたデータは、例えば、〔表
1〕に示したような変換テーブルを用いて、変調符号へ
と変換され、磁気ヘッド駆動回路3へ入力される。磁気
ヘッド駆動回路3は、磁気ヘッドコイル4を制御し、デ
ータに応じた磁界を発生させる。磁気ヘッドコイル4
は、+/−の磁界を発生し、光ディスク101に印加す
る。
【0031】また、変調回路2において変調されたデー
タは、クロック発生回路5及びコントローラ6に送られ
る。クロック発生回路5は、変調後のデータに同期した
データクロックを発生し、レーザー駆動回路7に入力す
る。このレーザー駆動回路7は、コントローラ6より供
給される情報及びクロック発生回路5より送られるデー
タクロックにしたがって、光ピックアップ8の光源であ
るレーザダイオードを制御する。このレーザダイオード
は、コントローラ6により設定される所定の出力を持
ち、かつ、データクロックに同期したパルス状のレーザ
ー光を出射する。このレーザ光は、光ピックアップ8が
備える対物レンズを介して、光ディスク101に照射さ
れる。このようにして照射されるレーザー光と、磁気ヘ
ッドコイル4より発生される磁界により、光ディスク1
01には、データが熱磁気記録される。
【0032】光ピックアップ8の出力信号は、サーボ回
路13に送られる。このサーボ回路13は、光ピックア
ップ8の出力信号に基づいていわゆるトラッキングエラ
ー信号及びフォーカスエラー信号を生成し、これらエラ
ー信号に基づいて、光ピックアップ8におけるトラッキ
ングサーボ及びフォーカスサーボを実行させる。
【0033】光ディスクに記録されているデータを再生
するには、光ディスク101上の光磁気信号が光ピック
アップ8により読み出される。この光ピックアップ8の
出力信号は、等価回路9に送られて波形整形され、2値
化回路10及びクロック発生回路14に送られる。クロ
ック発生回路は、送られた信号からデータクロックを生
成して、2値化回路10に送る。2値化回路10は、送
られた信号をデータクロックに基づいて2進数ディジタ
ル信号に変換し、復調回路11に入力する。この復調回
路11に送られたデータは、この復調回路11におい
て、〔表1〕に示した変換テーブルにより、誤り訂正符
号を含む元のデータに復調され、誤り訂正回路12に送
られる。誤り訂正回路12は、データに誤りがあった場
合には訂正し、元のデータを再生データとして出力す
る。
【0034】次に、本発明に係る信号変調方法により、
すなわち、〔表1〕及び〔表2〕に示した変換テーブル
を用いてデータを変調して記録した場合について、光デ
ィスク上の最短記録マーク長と、検出窓幅の大きさを、
従来の「1,7変調」及び「EFM変調」と比較したも
のを、以下の〔表3〕に示す。
【0035】
【表3】
【0036】本発明に係る信号変調方法においては、最
短記録マーク長は、従来の信号変調方法に比較して小さ
いが、また、最短記録マークが3個以上連続することが
ないので、本発明に係る信号変調方法を用いて情報信号
の記録を行った光ディスクは、磁気超解像や磁区拡大、
磁壁移動検出等のように短マークの再生が可能な技術を
用いることにより、問題なく再生することができる。
【0037】そして、本発明に係る変調方法において
は、検出窓幅は、従来の信号変調方法に比較して最も大
きく、比較的信号対雑音比の小さい媒体技術を用いる場
合において、最も有利である。
【0038】この本実施の形態では、最短記録マークが
3個以上連続しない「8−9変調」の変換テーブル、及
び、最短記録マークが2個以上連続しない「8−10変
調」の変換テーブルを示したが、本発明に係る信号変調
方法において使用される変換テーブルは、これらに限ら
れることはない。すなわち、例えば、最短記録マークの
連続回数を5回以下に制限し、最長記録マークを6Tに
抑制する「8−9変調方式」を用いて、磁壁移動型光磁
気ディスクの検出に有利な変換テーブルを用いても良
い。
【0039】さらに、他の方式の変調に本発明を適用で
きるのは、言うまでもない。さらなる高密度記録を行な
うとき、例えば、0.05μm/bitを超えるような
線記録密度で高密度記録を行なう場合においては、「8
−10変調」等を用いると、最短記録マークは、0.0
4μm以下という非常に小さなマークとなり、これを媒
体上で安定に存在させる必要がある。そのためには、さ
らに高度な記録媒体技術が必要となる。
【0040】そこで、このような高い記録密度において
は、再び「1,7変調」や「EFM変調」等、最短記録
マークが大きく取れる変調が有利となる場合もある。と
ころが、これらの変調を用いたとしても、最短記録マー
クは、0.06μm乃至0.065μmと短く、最短記
録マークが続いた場合には、前述したような再生不良の
問題が生ずる。
【0041】一例として、「EFM変調」に本発明を適
用した例を説明する。「EFM変調」は、8ビットの情
報を14ビットに変換したものに、3ビット付加して最
終的に17ビットの情報に変換するものである。例え
ば、「Standard-ECMA-130, Data interchange on read-
only 120mm optical data disks」の39頁〜41頁の
「AnnexD」には、以下の〔表4〕に示すように、
「EFM変調」における8ビットの情報から14ビット
の情報への変換テーブルが記載されている。
【0042】
【表4】
【0043】この規格書の「AnnexE」によると、
付加する3ビットには、以下のような2つの大きな条件
がある。すなわち、1と1の間の0が2個以上10個以
下とすることが第一の条件である。また、第2の条件
は、14ビットの情報と次の14ビットの情報とを付加
される3ビットの情報で接続した信号を、エッジ記録す
るために、「NRZI変換」したとき、1と0の数の差
がもっとも小さくなるように、付加する3ビットを選択
することである。
【0044】これらの条件にしたがって、〔表4〕中の
242番目、168番目、71番目の順に接続した場
合、この順番が続く限り、図3に示すように、最短記録
マークを形成する3Tが連続することになる。そこで、
〔表4〕中の242番目、168番目、71番目の情報
列がきた後には、付加する3ビットを、例えば、すべて
0とすれば、この情報列においては3Tの連続回数は、
図4に示すように、4回に制限され、全体として、7回
までに制限される。
【0045】すなわち、「EFM変調」において最も長
く3Tが続くのは、情報ビットの「F2、A8、47
(いずれも16進法表示)」が連続する場合である。情
報ビットの「F2」は、「1001001001001
0」となり、情報ビットの「A8」は、「010010
01001001」となり、情報ビットの「47」は、
「00100100100100」となる。「F2」と
「A8」との間に「010」、「A8」と「47」との
間に「001」が付加されると、3Tマークが17回連
続することになる。さらに、この順序が繰返し現れる
と、3Tマークは、シンクパターン等によって遮られる
まで、ずっと連続することとなる。
【0046】そこで、付加する3ビットを、例えば、
「000」とすれば、「1001001001001
0」「000」「01001001001001」「0
00」「00100100100100」となり、3T
マークが連続する回数は4回に制限される。他のパター
ンとの組合わせまでを考えると、最大で7回までに制限
することができる。
【0047】したがって、「F2、A8、47」が現れ
た場合は、付加する3ビットを「000」とすること、
あるいは、「F2、A8」と続く場合、「A8、47」
と続く場合、「47、F2」と続く場合の3つの場合に
ついては、付加する3ビットを「000」とすることに
よって、3Tの連続回数を7回までに制限することがで
きる。
【0048】これにより、最短記録マークが連続するこ
とによる再生不良を低減することができる。付加する3
ビットに対する上述のような制約に、新たな制約を設け
れば、3Tの連続回数をさらに減らすこともでき、再生
不良を低減させることができる。
【0049】なお、ここでは「EFM変調」について説
明したが、前述のように、「1,7変調」や「2,7変
調」等についても本発明を適用し、最短記録マークの連
続回数を制限し、再生動作不良を低減することが可能で
ある。そして、本発明に係る信号変調方法は、光磁気デ
ィスクを用いる光ディスク装置に限らず用いることがで
きるのは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る信号変調方
法及び光ディスク装置においては、最短記録マークの連
続回数が制限されることにより、各種媒体技術の再生動
作不良を抑制することができる。また、この信号変調方
法及び光ディスク装置においては、最長記録マークの連
続回数が制限されることにより、光磁気信号再生時の低
域信号レベル変動を抑制でき、特に磁壁移動検出型光磁
気ディスクの再生において安定性を得ることができる。
さらに、本発明は、検出窓幅を大きく取ることができる
ようにするので、比較的信号対雑音比の小さい、短マー
ク再生光磁気媒技術に適している。
【0051】すなわち、本発明は、特に、磁気超解像や
磁区拡大、磁壁移動検出といった技術を用いた光磁気デ
ィスクを用いる光ディスク装置において、それぞれの技
術に適した信号変調方法を提供することができるもので
ある。また、本発明は、このような信号変調方法を実行
する光ディスク装置を提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号変調方法によって行われる信
号変調の過程を示すタイムチャートである。
【図2】本発明に係る光ディスク装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】EFM変調における信号変調の過程を示すタイ
ムチャートである。
【図4】本発明に係る信号変調方法をEFM変調におい
て行った場合の信号変調の過程を示すタイムチャートで
ある。
【図5】従来の信号変調方法によって行われる信号変調
の過程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
2 変調回路、3 磁気ヘッド駆動回路、4 磁気ヘッ
ドコイル、8 光ピックアップ、11 復調回路、10
1 光ディスク
フロントページの続き (72)発明者 新井 雅之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC06 CC04 GL20 5D075 AA03 CC22 DD03 EE03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データの任意のmビットごとのデー
    タを符号化単位とし、これら各mビットの符号化データ
    を所定の変換テーブルにしたがって各々をmビットより
    もビット数の多いnビットの符号化データに変換する信
    号変調方法であって、 符号化データにおいて記録反転を意味する「1」が連続
    する回数をnより小であって2以上である所定数N以下
    に制限し、変調後の符号化データを信号記録媒体に記録
    した場合において最短記録マークが連続する回数が所定
    回数以下に制限されることを特徴とする信号変調方法。
  2. 【請求項2】 符号化データにおいて非反転を意味する
    「0」が連続する回数をmより小なる所定数M以下に制
    限することを特徴とする請求項1記載の信号変調方法。
  3. 【請求項3】 入力データの任意の各mビットごとのデ
    ータを符号化単位とし、これら各mビットの符号化デー
    タを所定の変換テーブルにしたがって各々をmビットよ
    りもビット数の多いnビットの符号化データに変換し、
    変換後のデータ列において記録反転を意味する「1」と
    「1」の間に非反転を意味する「0」が1以上の所定数
    d個以上含まれ、かつ、「0」の連続する個数を所定数
    k以下として変換する信号変調方法であって、 符号化データにおいて「1」と「1」の間の「0」の個
    数が上記d個であるデータ列が連続する回数をkより小
    なる所定数N以下に制限し、変調後の符号化データを信
    号記録媒体に記録した場合において最短記録マークが連
    続する回数が所定回数以下に制限されることを特徴とす
    る信号変調方法。
  4. 【請求項4】 入力データの任意のmビットごとのデー
    タを符号化単位とし、これら各mビットの符号化データ
    を所定の変換テーブルにしたがって各々をmビットより
    もビット数の多いnビットの符号化データに変換して光
    ディスクに記録する光ディスク装置であって、 符号化データにおいて記録反転を意味する「1」が連続
    する回数をnより小であって2以上である所定数N以下
    に制限し、変調後の符号化データを光ディスクに記録し
    た場合において最短記録マークが連続する回数が所定回
    数以下に制限されることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光を発する光源と、この光源の発
    するレーザ光を光ディスクの信号記録面上に集光する対
    物レンズとを備え、 上記光源の発するレーザー光の波長をλ、上記対物レン
    ズの開口数をNAとし、光ディスクに記録される最短記
    録マーク長の大きさをLとしたとき、 L≦(0.3λ)/NA が成立していることを特徴とする請求項4記載の光ディ
    スク装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクとして、光磁気記録媒体を用
    い、この光磁気記録媒体に対して光磁気記録を行うこと
    を特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクとして、磁気的超解像光ディ
    スクを用いることを特徴とする請求項4記載の光ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクとして、磁壁移動検出型光磁
    気ディスクを用いることを特徴とする請求項4記載の光
    ディスク装置。
  9. 【請求項9】 光ディスクとして、磁区拡大型光ディス
    クを用いることを特徴とする請求項4記載の光ディスク
    装置。
  10. 【請求項10】 符号化データにおいて非反転を意味す
    る「0」が連続する回数をmより小なる所定数M以下に
    制限することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装
    置。
  11. 【請求項11】 レーザ光を発する光源と、この光源の
    発するレーザ光を光ディスクの信号記録面上に集光する
    対物レンズとを備え、上記光源の発するレーザー光の波
    長をλ、上記対物レンズの開口数をNAとし、光ディス
    クに記録される最短記録マーク長の大きさをLとしたと
    き、 L≦(0.3λ)/NA が成立していることを特徴とする請求項10記載の光デ
    ィスク装置。
  12. 【請求項12】 光ディスクとして、光磁気記録媒体を
    用い、この光磁気記録媒体に対して光磁気記録を行うこ
    とを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 光ディスクとして、磁気的超解像光デ
    ィスクを用いることを特徴とする請求項10記載の光デ
    ィスク装置。
  14. 【請求項14】 光ディスクとして、磁壁移動検出型光
    磁気ディスクを用いることを特徴とする請求項10記載
    の光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 光ディスクとして、磁区拡大型光ディ
    スクを用いることを特徴とする請求項10記載の光ディ
    スク装置。
  16. 【請求項16】 入力データの任意の各mビットごとの
    データを符号化単位とし、これら各mビットの符号化デ
    ータを所定の変換テーブルにしたがって各々をmビット
    よりもビット数の多いnビットの符号化データに変換
    し、変換後のデータ列において記録反転を意味する
    「1」と「1」の間に非反転を意味する「0」が1以上
    の所定数d個以上含まれ、かつ、「0」の連続する個数
    を所定数k以下として変換して光ディスクに記録する光
    ディスク装置であって、 符号化データにおいて「1」と「1」の間の「0」の個
    数が上記d個であるデータ列が連続する回数をkより小
    なる所定数N以下に制限し、変調後の符号化データを信
    号記録媒体に記録した場合において最短記録マークが連
    続する回数が所定回数以下に制限されることを特徴とす
    る光ディスク装置。
  17. 【請求項17】 レーザ光を発する光源と、この光源の
    発するレーザ光を光ディスクの信号記録面上に集光する
    対物レンズとを備え、 上記光源の発するレーザー光の波長をλ、上記対物レン
    ズの開口数をNAとし、光ディスクに記録される最短記
    録マーク長の大きさをLとしたとき、 L≦(0.3λ)/NA が成立していることを特徴とする請求項16記載の光デ
    ィスク装置。
  18. 【請求項18】 光ディスクとして、光磁気記録媒体を
    用い、この光磁気記録媒体に対して光磁気記録を行うこ
    とを特徴とする請求項16記載の光ディスク装置。
  19. 【請求項19】 光ディスクとして、磁気的超解像光デ
    ィスクを用いることを特徴とする請求項16記載の光デ
    ィスク装置。
  20. 【請求項20】 光ディスクとして、磁壁移動検出型光
    磁気ディスクを用いることを特徴とする請求項16記載
    の光ディスク装置。
  21. 【請求項21】 光ディスクとして、磁区拡大型光ディ
    スクを用いることを特徴とする請求項16記載の光ディ
    スク装置。
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