JP2001050859A - レーザビーム特性変化検出装置および検査方法 - Google Patents
レーザビーム特性変化検出装置および検査方法Info
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Abstract
称性、次数の変化などを容易かつ的確に検出できるレー
ザビーム特性変化検出装置および検査方法を提供する。 【解決手段】受光手段30の受光面を半導体レーザ20
の光軸上に配置した受光素子Aとその左右に隣接する受
光素子B1と受光素子B2とに分ける。検査部50は、
受光素子Aの出力Iaと受光素子B1の出力Ib1と受
光素子B2の出力Ib3の和で全光特性を評価し、(I
b1+Ib2)/Iaの励起強度に対する変化特性の非
直線性によりビーム形状の左右方向の広がりを検出し、
(Ib1−Ib2)/Iaの励起強度に対する変化特性
の非直線性によりビーム形状の左右方向の広がりの非対
称性を検出する。また全光出力特性とビームの広がりと
左右の非対称性の全てを励起強度を1回スキャンする間
に測定する。
Description
ーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する出
力特性を検出するレーザビーム特性変化検出装置に関す
る。
に拠る僅かなレーザ出力の励起強度に対する非直線性や
ビーム形状の変動を簡単に且つ高感度に検出する方法及
び装置に関する。
出力は励起強度(駆動電流)と一定の関係、通常は一次
の比例関係にあることと、そのレーザビームの形状が大
きくは変わらないか或いは変わっても問題にする範囲で
ないことを前提に半導体レーザを使うシステムは設計さ
れていた。
因によって、これらの前提が崩れる場合があり、これを
単純に「キンク」と総称している。実用上この「キン
ク」は好ましくなく、キンクの発生する或いは発生の兆
候があるレーザは選別により取り除くのが通例である。
のキンク検出装置の構成とその機能を示したものであ
る。従来のキンク検出装置では、半導体レーザ1401
と対向する位置に、当該半導体レーザ1401から放射
されたレーザ光1402のほとんど全てを受光し得る大
きな受光面を持つ1つのホトダイオード(太陽電池)1
403を配置している。したがって、この装置では、レ
ーザの全出力の励起強度(半導体レーザの場合は、駆動
電流)に対する依存性が検査される。
する順方向電流を横軸にとり、先のホトダイオード(太
陽電池)1403の負荷抵抗とバイアス電圧を直線性の
良い範囲に設定してその出力を縦軸にとってグラフ化す
ることで、レーザの全出力の励起強度に対する依存性を
調べていた。更に、ホトダイオード1403の出力を励
起強度(駆動電流)で微分することにより、キンクを見
つけ易く工夫していた。この際、1次微分だけでなく2
次微分をとることも行われている。
チップの活性導波路中の発振モードは、同導波路の寸法
と材料結晶の屈折率などから決まる値である。通常、半
導体レーザの導波路の上下方向は、発振波長の半分より
十分に薄い結晶をバンドギャップが充分広い結晶層で挟
んだ構造を成している。一方半導体レーザの導波路の幅
方向は、上記積層構造をホトリソグラフィとエッチング
技術でほぼ1次モードの遮断条件程度の幅に加工して周
辺を異種材料を充填する構造、或いは近傍に吸収性材料
を配置する構造をなしている。従って、通常の低出力動
作時には、0次の基本モードが発振し、そのモード形状
も注入電流の増減でもほとんど変化せず、所謂キンクは
発生しない。
(注入電流)を増すと、注入されたキャリアの再結合が
最も盛んな所は発振横モードの光密度の最も高い導波路
の幅方向の中央部なので、その分電流が集中して局所的
な発熱が起こる。すなわち、導波路の幅方向の中央部の
バンドギャップがこの温度上昇で狭まり屈折率が高くな
る。逆に両脇はキャリア密度が僅かとはいえ高くなる傾
向にあるので、さらに中央部の屈折率が相対的に高くな
り、モードが集中することとなる。この結果、半導体レ
ーザからの出力ビームの広がり角は励起強度を増すにつ
れて広がることとなる。
リア密度が減り或は温度上昇に起因したバンドギャップ
の減少による吸収損失の増大によって、中央部の利得が
飽和或は減少する。一方、両脇部の利得は増大すると共
に、屈折率差が減少して1次の横モードの発振が起こ
る。1次モードの受ける利得や受ける損失は基本(0
次)モードのそれとは異なるため、たとえ全光束を受け
たとしても、低出力領域と同じ直線には載らない。即
ち、キンクが発生する。
とする赤色高出力半導体レーザでは、図15aに示した
通常のものと異なり、図15bに示すように結晶成長の
都合から基板結晶の表面を基準面から数度〜10度程度
傾けた結晶を使用するため、活性導波路1501の断面
が左右対称でない。これは即ち、屈折率分布も左右非対
称になっていることを意味し、横モードの形状も左右非
対称となり、励起強度を増すにつれて現れる横モード形
状の変化も、左右非対称になることを示唆している。
ム強度が増しつつビーム広がり角が増え、しかもその広
がり方が左右非対称になり、有限な受光角を持つ光学系
に入る光量は励起強度に対し直線性を逸脱しキンクを呈
することになる。
ク検出装置は、レーザの全光出力を計るので、電流から
レーザ光への変換効率が変わるか、レーザの出力端面で
の反射率が変わるなどの変化が無い限り、たとえレーザ
ビームの形状が変わっていても次数が変わる程の変化で
なければキンクとして顕在化せず、出力特性を励起強度
で微分したものを観察してもビーム形状の変化等を捉え
ることが難しかった。その結果、従来のキンク検出装置
および方法では、励起強度を高めた場合に大きくビーム
形状が変化するような半導体レーザを選別して忌避する
ことが困難であった。
られていて、しかも高出力を要求したり、広い温度範囲
での使用を想定したシステムが一部の用途で登場してい
る。このようにビームの使用範囲が狭く限られているも
のでは、ビームの広がり角が増せば、それだけ有効なレ
ーザ光の割合が減少するので、高出力時におけるビーム
形状の変化が問題になる。そのため、半導体レーザを選
別する際に、受光素子の前に「絞」を付けるなど受光角
を制限して検査する方法が執られている。
に「絞」の無い状態で測定し、然る後に「絞」を付けて
測定するという二度手間を必要としていた。その結果、
この方法では、タクトタイムが長くなるだけでなく、一
度高出力(高電流)動作をさせるとLDチップの温度が
上昇し、二度目には測定条件が一度目と微妙に異なった
り、高出力動作に伴う端面劣化(COD…Catastrophic
Optical Damage)を来したり致命的な不具合に繋がる
機会が増えるという欠点があった。
問題点に着目してなされたもので、高出力化に伴うビー
ム形状の広がりやその左右非対称性さらには次数の変化
などを容易かつ的確に検出することのできるレーザビー
ム特性変化検出装置および検査方法を提供することを目
的としている。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]検査対象となるレーザ(20)から出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出装置において、前記レーザ(2
0)の出力部に対向して配置された受光手段(30)
と、前記レーザ(20)の励起強度と前記受光手段(3
0)の出力とから前記レーザ(20)から出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する特性を調べる検査手段
(50)とを備え、前記受光手段(30)は、その受光
面が少なくとも2以上の受光部(A、B1、B2…)に
分かれているとともにそれぞれの受光部(A、B1、B
2…)が独立に出力端子を備えたものであり、前記検査
手段(50)は、前記各受光部(A、B1、B2…)の
出力比の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出す
ることを特徴とするレーザビーム特性変化検出装置。
出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性を
検出するレーザビーム特性変化検出装置において、前記
レーザ(20)の出力部に対向して配置された受光手段
(30)と、前記レーザ(20)の励起強度と前記受光
手段(30)の出力とから前記レーザ(20)から出力
されるレーザビームの励起強度に対する特性を調べる検
査手段(50)とを備え、前記受光手段(30)は、そ
の受光面が少なくとも2以上の受光部(A、B1、B2
…)に分かれているとともにそれぞれの受光部(A、B
1、B2…)が独立に出力端子を備えかつ前記受光部
(A、B1、B2…)の中の少なくとも1つが前記レー
ザ(20)の光軸上に位置するように配置されたもので
あり、前記検査手段(50)は、少なくとも前記光軸上
に位置する受光部(A、B1、B2…)とそれ以外の受
光部(A、B1、B2…)との出力比の励起強度に対す
る変化特性の非直線性を検出することを特徴とするレー
ザビーム特性変化検出装置。
出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性を
検出するレーザビーム特性変化検出装置において、前記
レーザ(20)の出力部に対向して配置された受光手段
(30)と、前記レーザ(20)の励起強度と前記受光
手段(30)の出力とから前記レーザ(20)から出力
されるレーザビームの励起強度に対する特性を調べる検
査手段(50)とを備え、前記受光手段(30)は、そ
の受光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接
しかつ前記第1の受光部(A)を中心にして対称な位置
に配された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分か
れているとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B
2…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置されたものであり、前記検査手段(50)は、前記
第2の受光部(B1)と第3の受光部(B2)との出力
和と前記第1の受光部(A)の出力との比の励起強度に
対する変化特性の非直線性を検出することを特徴とする
レーザビーム特性変化検出装置。
出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性を
検出するレーザビーム特性変化検出装置において、前記
レーザ(20)の出力部に対向して配置された受光手段
(30)と、前記レーザ(20)の励起強度と前記受光
手段(30)の出力とから前記レーザ(20)から出力
されるレーザビームの励起強度に対する特性を調べる検
査手段(50)とを備え、前記受光手段(30)は、そ
の受光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接
しかつ前記第1の受光部(A)を中心にして対称な位置
に配された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分か
れているとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B
2…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置されたものであり、前記検査手段(50)は、前記
第2の受光部(B1)と第3の受光部(B2)との出力
差と前記第1の受光部(A)の出力との比の励起強度に
対する変化特性の非直線性を検出することを特徴とする
レーザビーム特性変化検出装置。
出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性を
検出するレーザビーム特性変化検出装置において、前記
レーザ(20)の出力部に対向して配置された受光手段
(30)と、前記レーザ(20)の励起強度と前記受光
手段(30)の出力とから前記レーザ(20)から出力
されるレーザビームの励起強度に対する特性を調べる検
査手段(50)とを備え、前記受光手段(30)は、そ
の受光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接
しかつ前記第1の受光部(A)を中心にして対称な位置
に配された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分か
れているとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B
2…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置されたものであり、前記検査手段(50)は、前記
第2の受光部(B1)と第3の受光部(B2)との出力
和と前記第1の受光部(A)の出力との比の励起強度に
対する変化特性の非直線性と、前記第2の受光部(B
1)と第3の受光部(B2)との出力差と前記第1の受
光部(A)の出力との比の励起強度に対する変化特性の
非直線性とをそれぞれ検出することを特徴とするレーザ
ビーム特性変化検出装置。
の受光部(A、B1、B2…)の出力和の励起強度に対
する変化特性を検出することを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]または[5]に記載のレーザビ
ーム特性変化検出装置。
に対する少なくとも2種類の変化特性を同時に検出する
ことを特徴とする[5]または[6]に記載のレーザビ
ーム特性変化検出装置。
特性をさらに前記励起強度で微分した特性を検出するこ
とを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]または[7]に記載のレーザビーム特性
変化検出装置。
力端子を持つ受光素子を複数個隣接して配置し固定した
ものであることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]または[8]に記載の
レーザビーム特性変化検出装置。
撮像素子で構成されることを特徴とする[1]、
[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]また
は[8]に記載のレーザビーム特性変化検出装置。
ザ(20)を臨む受光角が前記レーザ(20)の基本横
モードの放射角の2倍以上あることを特徴とする
[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、
[7]、[8]、[9]または[10]に記載のレーザ
ビーム特性変化検出装置。
半導体基板上に2以上の前記受光部(A、B1、B2
…)を形成しかつ前記各受光部(A、B1、B2…)ご
とに独立の出力端子を設けた半導体素子を用いたもので
あることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、
[10]または[11]に記載のレーザビーム特性変化
検出装置。
まとめて固定されかつ他端が少なくとも2以上の部分に
分けて結束あるいは固着された光ファイバであって前記
各部分がそれぞれ別々の受光部に接続されたものを介し
て前記レーザ(20)からのレーザビームを受光するこ
とを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[8]、[9]、[10]、
[11]または、[12]に記載のレーザビーム特性変
化検出装置。
ら出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性
を検出するレーザビーム特性変化検出方法において、受
光面が少なくとも2以上の受光部(A、B1、B2…)
に分かれ、かつそれぞれの受光部(A、B1、B2…)
が独立に出力端子を備えた受光手段(30)を用いて前
記レーザビームを受光し、前記各受光部(A、B1、B
2…)の出力比の励起強度に対する変化特性の非直線性
を検出することを特徴とするレーザビーム特性変化検出
方法。
ら出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性
を検出するレーザビーム特性変化検出方法において、受
光面が少なくとも2以上の受光部(A、B1、B2…)
に分かれ、かつそれぞれの受光部(A、B1、B2…)
が独立に出力端子を備えさらに前記受光部(A、B1、
B2…)の中の少なくとも1つが前記レーザ(20)の
光軸上に位置するように配置された受光手段(30)を
用いて前記レーザビームを受光し、少なくとも前記光軸
上に位置する受光部(A、B1、B2…)とそれ以外の
受光部(A、B1、B2…)との出力比の励起強度に対
する変化特性の非直線性を検出することを特徴とするレ
ーザビーム特性変化検出方法。
ら出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性
を検出するレーザビーム特性変化検出方法において、受
光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接しか
つ前記第の1受光部(A)を中心にして対称な位置に配
された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分かれて
いるとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B2
…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置された受光手段(30)を用いて前記レーザビーム
を受光し、前記第2の受光部(B1)と第3の受光部
(B2)との出力和と前記第1の受光部(A)の出力と
の比の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出する
ことを特徴とするレーザビーム特性変化検出方法。
ら出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性
を検出するレーザビーム特性変化検出方法において、受
光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接しか
つ前記第1の受光部(A)を中心にして対称な位置に配
された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分かれて
いるとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B2
…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置された受光手段(30)を用いて前記レーザビーム
を受光し、前記第2の受光部(B1)と第3の受光部
(B2)との出力差と前記第1の受光部(A)の出力と
の比の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出する
ことを特徴とするレーザビーム特性変化検出方法。
ら出力されるレーザビームの励起強度に対する出力特性
を検出するレーザビーム特性変化検出方法において、受
光面が少なくとも第1の受光部(A)とこれに隣接しか
つ前記第1の受光部(A)を中心にして対称な位置に配
された第2、第3の受光部(B1、B2)とに分かれて
いるとともに前記それぞれの受光部(A、B1、B2
…)が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光部
(A)が前記レーザ(20)の光軸上に位置するように
配置された受光手段(30)を用いて前記レーザビーム
を受光し、前記第2の受光部(B1)と第3の受光部
(B2)との出力和と前記第1の受光部(A)の出力と
の比の励起強度に対する変化特性の非直線性と、前記第
2の受光部(B1)と第3の受光部(B2)との出力差
と前記第1の受光部(A)の出力との比の励起強度に対
する変化特性の非直線性とをそれぞれ検出することを特
徴とするレーザビーム特性変化検出方法。
2…)の出力和の励起強度に対する変化特性を検出する
ことを特徴とする[14]、[15]、[16]、[1
7]または[18]に記載のレーザビーム特性変化検出
方法。
類の変化特性を同時に検出することを特徴とする[1
8]または[19]に記載のレーザビーム特性変化検出
方法。
度で微分した特性を検出することを特徴とする[1
4]、[15]、[16]、[17]、[18]、[1
9]または[20]に記載のレーザビーム特性変化検出
方法。
が少なくとも2以上の受光部(A、B1、B2…)に分
かれているとともにそれぞれの受光部(A、B1、B2
…)が独立に出力端子を備えた受光手段(30)に、レ
ーザ(20)からのレーザビームが照射されると、各受
光部(A、B1、B2…)ごとにそれぞれの受光量に応
じた出力が出る。検査手段(50)は、各受光部(A、
B1、B2…)の出力比の励起強度に対する変化特性の
非直線性を検出する。
横モードの形状あるいは次数の変化にあり、横モードの
変化が放射(広がり)角に反映されることを使って、受
光面を複数の受光部に分割し、放射角の変化をこれら各
受光部に対する分配比率の変化に対応させ、全体を合算
により全光出力を取得し、各部分の差や比を採ること
で、高出力化に伴うビーム形状の広がりやその左右非対
称性さらには次数の変化などが容易かつ的確に検出する
ものである。
軸上に位置する中央の受光部とその周辺の周辺受光部の
2つに分けて、各受光部の出力比をとると、ビーム形状
に変化がなければ、励起強度を高めても出力比は一定で
ほとんど変化しない。しかしながら、励起強度を高める
につれてビーム形状が横長に広がる場合には、中央受光
部に比べて周辺受光部の受光量がより多く増加するの
で、出力比の励起強度に対する特性に非直線性が現れ
る。したがって、出力比の非直線性を検出することで、
高出力時にビーム形状が大きく横に広がってしまう等の
障害を持つ半導体レーザを選別して忌避することが可能
になる。
第1の受光部(A)と、これに隣接しかつ第1の受光部
(A)を中心にして対称な位置に配された第2、第3の
受光部(B1、B2)とに分け、さらに第1の受光部
(A)がレーザ(20)の光軸上に位置するように配置
する。そして、第2の受光部(B1)と第3の受光部
(B2)との出力和と第1の受光部(A)の出力との比
の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出する。こ
れにより、レーザビームが励起強度に応じて横に広がっ
ているか否かを検出することができる。
部(B2)との出力差と第1の受光部(A)の出力との
比の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出すれ
ば、レーザビームの広がりの左右の非対称性を検出する
ことができる。さらに、全ての受光部(A、B1、B2
…)の出力和の励起強度に対する変化特性を検出すれ
ば、全光出力特性を計ることができる。
特性、たとえば、出力和との比、出力差との比、および
全光出力特性の3つを同時に検出するなど1回で全ての
特性を計れば、同一条件下で各特性の検出が可能になる
とともに、タクトタイムが短縮され、さらには、1回の
検査で済むので高出力動作に伴う端面劣化を低減するこ
とができる。
特性を検出することにより、特性の変化が強調され、よ
り細かい変化を的確に捉えることができる。微分は一次
微分だけでも良いし、必要に応じて二次、三次など高次
の微分まで行なってもよい。
つ受光素子を複数個隣接して配置し固定したものであっ
てもよし、CCDアレイやラインCCDなどの1個の撮
像素子で構成してもよい。このほか、1枚の半導体基板
上に2以上の受光部(A、B1、B2…)を形成しかつ
各受光部(A、B1、B2…)ごとに独立の出力端子を
設けた半導体素子で構成してもよい。また、一端がまと
めて固定されかつ他端が少なくとも2以上の部分に分け
て結束あるいは固着された光ファイバであって各部分が
それぞれ別々の受光部に接続されたものを介してレーザ
(20)からのレーザビームを受光するようにしてもよ
い。
を臨む受光角が、レーザ(20)の基本横モードの放射
角の2倍以上にすれば、一次モードに変化した場合でも
全光出力を測定することが可能になる。
の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態にかかるレーザビーム特性変化検出装置10を示
している。検査対象となる半導体レーザ20から10m
m離れた箇所に、受光手段30がその受光面を半導体レ
ーザ20の出力部に向けて配置されている。受光手段3
0は、半導体レーザ20の光軸上に配置された幅1.8
mm上下15mmの受光素子Aと、その左に隣接配置さ
れた受光素子B1と、受光素子Aの右に隣接配置された
受光素子B2とから構成されている。これにより、半導
体レーザ20の光軸から±5度の範囲の出力光は受光素
子Aに、±5度よりも左右広がった部分は受光素子B1
および受光素子B2で受光されるようになっている。な
お、受光手段30の半導体レーザ20を臨む受光角は、
半導体レーザ20の基本横モードの放射角の2倍以上に
なるように、受光素子の大きさ等が設定されている。
出装置10の回路構成を示してある。駆動電源40は、
半導体レーザ20を駆動するための電源回路であり、当
該駆動電源40に半導体レーザ20と抵抗器21とが直
列に接続されている。検査部50は、受光手段30の出
力に基づいて半導体レーザ20の励起強度に対する各種
の特性を測定する機能を備えている。
れ、検査部50は、抵抗器61の両端電圧から抵抗器6
1に流れる電流値、すなわち受光素子Aの出力電流値
(Ia)を検出するようになっている。受光素子B1に
は抵抗器62が並列接続され、検査部50は、抵抗器6
2の両端電圧から抵抗器62に流れる電流値、すなわち
受光素子B1の出力電流(Ib1)を検出するようにな
っている。同様に受光素子B2には抵抗器63が並列接
続され、検査部50は、抵抗器63の両端電圧から抵抗
器63に流れる電流値、すなわち受光素子B2の出力電
流(Ib2)を検出するようになっている。
態を指示する制御信号51を駆動電源40に出力した
り、抵抗器21の両端電圧から半導体レーザ20への注
入電流値を検出する機能を有している。また検査部50
の有する演算部52は、検出したIa、Ib1、Ib2
同士を加減算したり、その演算結果を注入電流値で微分
する等の演算機能を果たすものである。判断部53は、
演算部52の演算結果やその微分の注入電流に対する変
化特性を求めるとともに、その非直線性を検出し、検査
対象の半導体レーザの良否を判定する等の機能を有して
いる。
光素子Aの出力電流がIa、左側に配置された受光素子
B1の出力電流がIb1、右側に配置された受光素子B
2の出力電流がIb2なので、半導体レーザ20の全光
出力は、ほぼ、Ia+Ib1+Ib2で表される。また
(Ib1+Ib2)/Iaがビーム広がり角の変化の程
度を、(Ib1−Ib2)/Iaがビームの左右対称性
の変化をそれぞれ示すことになる。
における受光素子Aの出力Iaと、受光素子B1と受光
素子B2との出力和であるIb1+Ib2との関係をグ
ラフ化したものである。図中の実線201は、検査対象
となる第1の半導体レーザについての測定結果であり、
実線202は、第2の半導体レーザについての測定結果
を示している。図示するように、Ia、Ib1+Ib2
の各値が比較的小さい間(注入電流が少なく励起強度が
弱い間)は、IaとIb1+Ib2とはほぼ比例して増
加する。しかしながら、励起強度が強くなってIaやI
b1+Ib2の値が大きくなると、次第に、Iaはあま
り増加しなくなるのに対して、Ib1+Ib2はより一
層増加し、比例関係が崩れてくる。なお、図中の点線2
11、212は、励起強度が弱い状態での比例関係がそ
のまま崩れなかったとした場合の特性を対比的に示した
ものである。
における受光素子Aの出力Iaと受光素子B1の出力I
b1との関係(実線301)と、Iaと受光素子B2の
出力Ib2との関係(点線302)とをグラフ化したも
のである。図示するように、Ia、Ib1、Ib2の各
値が比較的小さい間(注入電流が少なく励起強度が弱い
間)は、IaとIb1、またはIaとIb2とはそれぞ
れほぼ比例して増加する。しかし励起強度が強くなる
と、Ib1の増加割合が増す一方で、Ib2の増加割合
が低下している。つまり、このグラフだけからでも、励
起強度が増すにつれてビーム形状が左右非対称に変化し
ていることがわかる。
+Ib2)/Ia、および(Ib1−Ib2)/Iaの
励起強度(注入電流)に対する変化特性やその微分を表
したものである。図で横軸は、半導体レーザ20への注
入電流(IL)であり、点線401はIa+Ib1+I
b2の注入電流に対する特性を、一点破線411は、点
線401を注入電流で微分した特性を示している。また
実線402は(Ib1+Ib2)/Iaの注入電流に対
する特性を、破線412は、実線402を注入電流で微
分した特性を示している。さらに実線403は、(Ib
1−Ib2)/Iaの注入電流に対する特性を、点線4
13は、実線403を注入電流で微分した特性を示して
いる。
IL1の範囲)、即ち低出力時には、全出力(Ia+I
b1+Ib2)が励起強度(注入電流)に比例して増加
するだけでなく、広がり角(Ib1+Ib2)/Iaの
変化やビームの非対称性(Ib1−Ib2)/Iaの変
化もほとんど無く一定である。これに対し励起強度の強
い、即ち高出力時(図中、注入電流がIL1を越える領
域)には、全出力(Ia+Ib1+Ib2)が励起強度
(注入電流)に比例して増加しているにも拘らず、(I
b1+Ib2)/Iaが増加し、広がり角(遠視野像:
FFP…Far Field pattern)が拡大していることがわ
かる。更に、(Ib1−Ib2)/Iaが大きく変化し
ていることから、ビーム形状の左右の対称性が変化して
いることがわかる。
ド(姿態)および広がり角(遠視野像)の励起強度に対
する変化を示したものである。半導体レーザ20の励起
強度(注入電流)を増すと出力が増すことは当然だが、
これに付随して、図5bに示すように、モードが導波路
の中央部に集中する。図中の実線501は、励起強度が
最も弱いときのモードを、一点破線503は励起強度が
強い場合のモードを、破線502はこれらの中間の励起
強度の場合におけるモードをそれぞれ示している。
実線501である場合におけるFFPを、図5aの点線
512は、モードが図5bの点線502である場合にお
けるFFPを、図5aの一点破線513は、モードが図
5bの一点破線503である場合におけるFFPをそれ
ぞれ示している。図示するように、励起強度が強くなっ
てモードが中央に集中するに伴ってビームの放射角が広
がっている。図4の場合、注入電流がIL1までの間
は、実線511で示すような遠視野像になっており、注
入電流がIL1を越えた付近から次第に点線512、一
点破線513で示すような遠視野像になっていることに
なる。
は、検査対象となる半導体レーザの構造、特に導波路の
屈折率(実部、虚部共に)分布、注入キャリア密度の変
化、局部的温度上昇の程度、などによると考えられる。
従って、導波路の断面が図15bに示すように左右非対
称な場合には、上記ビームの挙動も左右非対称になり易
い。
波路幅自身が一次の横モード遮断条件ぎりぎり或いは一
次モードも許容される程度の広さに広く設定してあるた
め、上述の様な高励起(高注入)状態では、基本モード
の利得にホールバーニングが発生したり、屈折率差が減
少することで一次モードが発振する。
型半導体レーザのモード(姿態)および広がり角(遠視
野像:FFP)の励起強度に対する変化を示したもので
ある。同図で、実線601は基本モード(0次モード)
を、実線611は基本モードで発振しているときのFF
Pの一例を示している。また破線602は一次モード
を、破線612は一次モードで発振しているときのFF
Pを示している。基本モードから一次モードにモードが
変化すると、(Ia+Ib1+Ib2)には僅かの変化
しか出ないが、(Ib1+Ib2)/Ia には大きな
変化が現れる。
半導体レーザの特性をレーザビーム特性変化検出装置1
0で測定した結果を示している。同図では、横軸を注入
電流IL(励起強度)とし、(Ia+Ib1+Ib
2)、(Ib1+Ib2)/Ia、及び(Ib1−Ib
2)/Iaとこれらの微分をとったデータを示してい
る。図中の点線701は(Ia+Ib1+Ib2)の注
入電流に対する特性を、一点破線711は、点線701
を注入電流で微分した特性を示している。また実線70
2は(Ib1+Ib2)/Iaの注入電流に対する特性
を、実線712は、実線702を注入電流で微分した特
性を示している。さらに点線703は、(Ib1−Ib
2)/Iaの注入電流に対する特性を、点線713は、
実線703を注入電流で微分した特性を示している。
Ib2)/dILのグラフは、図4に示す通常の半導体
レーザの場合のグラフ411とほぼ同じである。一方、
実線712で示すd((Ib1+Ib2)/Ia)/d
I、および実線713で示すd((Ib1−Ib2)/
Ia)/dIのグラフはそれぞれ、実線702、703
で示すグラフを微分してその変化を大きく目立たせたも
のである。微分することによって、モードの変化が生じ
ていること等を容易に判別することが可能になる。
/Ia)/dIの特定には、注入電流がIL2まで増加
した付近で急激な変化が現われている。これは、モード
が基本モードから1次モードに変化したことによると考
えられる。
スキャン(走査)することで、全出力、広がり角の変
化、非対称性の変化といった3種類のデータを採ってい
る。つまり、(Ia+Ib1+Ib2)と、(Ib1+
Ib2)/Iaと、(Ib1−Ib2)/Iaの励起強
度に対する変化特性を同時に測定するとともにこれらの
微分特性も求めるようになっている。これにより、迅速
且つ相互関連性のあるデータがとれる他、検査対象の半
導体レーザに過剰な負荷をかけることを避けることがで
きる。
ものを用いることができる。図8は、一枚の半導体基板
上に3つの受光領域を形成した構成の受光手段30aを
示している。受光手段30aでは、一枚の半導体基板8
01(この例では、n型シリコン)上に3つの領域に分
けて薄く(0.2ミクロン)低比抵抗のp型シリコンを
形成し、それぞれに配線して出力端子を設けてある。
p、nを逆にしても出力の符号が逆になるだけで同論で
ある。
をつけた3個のホトダイオード901〜903を固定用
ベース904上に並べて固定して構成したものの例であ
る。
た光ファイバ1001を有しており、一端側が1つに束
ねられており当該端面がレーザビームの受光面1002
〜1004になっている。光ファイバ1001の他端は
3つに分けてあり、それぞれに独立した受光素子101
2〜1014が取り付けてある。このほか、多数の画素
を備えたCCDアレイ等の撮像素子を受光手段30とし
て用いてもよい。
明する。第2の実施の形態では、図11に示すように、
受光手段1100の受光面が中央、左、右の3つの部分
だけでなく、中央部の上下にさらに2つの受光部が加わ
り、合計で5つの受光部1101〜1105を有してい
る。CD用、DVD用或いは光送信機用など通常の半導
体レーザの用途に対しては、殆ど第1の実施の形態で示
したもので対応できるが、活性層を厚くした高出力レー
ザや上下の組成が大きく異なる構造のレーザの場合、高
次モードが発生したり、基本モードであっても非対称性
が現れたりすることがある。かかる場合に、上下に新た
に設けた2つの受光部の出力を使って、第1の実施の形
態の場合における左右と同様の働きを上下に対して得る
ことができる。
a、左側の受光部1101の出力をIb1、右側の受光
部の出力をIb2、右上側の受光部1104の出力をI
c、下側の受光部1105の出力をIdとすると、(I
a+Ib1+Ib2+Ic+Id)で全光出力を測定す
ることができる。また励起強度と(Ic+Id)/Ia
やこの微分との関係からビームの上下方向の広がりを検
出できる。さらに(Ic−Id)/Iaやその微分と励
起強度との関係からビームの上下方向における非対称性
を検出することができる。
を2つに分けている。図12は、第3の実施の形態で用
いる受光手段1200を示している。受光手段1200
は、半導体レーザ20の光軸上に位置する中央受光部1
201と、その周囲の周辺受光部1202の2つの受光
部に分かれている。受光手段1200では、中央受光部
1201の出力と周辺受光部1202の出力との比の励
起強度に対する変化を観察することで、励起強度に応じ
てレーザビームが広がるか否かを検出することができ
る。ただし、ビームの広がりの非対称性は検出できな
い。
けのものでも、基本的には第1の実施の形態の場合と同
様の働きをさせることが出来る。即ち、受光面が左右に
A部分とB部分に分かれているとし、A部分の出力電流
をIa、B部分の出力電流をIbとすると、Ia+lb
で全光出力を評価でき、(Ib−Ia)/(Ia+I
b)でビームの変形(含む非対称性)を知ることが出来
る。もちろん、第1の実施の形態で示したものに比べて
制約があったり精度が落ちる欠点はあるが簡便な測定に
はなる。
出装置10を用いることによって、半導体レーザの良否
判定が迅速且つ適格に行え、素子の生産性が大幅に向上
する。例えば、従来法ではビームの変形が僅かであるた
め、常温では選別が困難で10℃以下に冷却して従来法
の微分効率の変化(dL/dI)から選別していた。こ
れに比べ、本発明にかかるレーザビーム特性変化検出装
置10では、冷却不要であるため測定選別時間が45秒
から3秒に低減され設備投資が大幅に減少した。また、
各素子にも過大な電流を流す試験が1回で済みCODの
危機に立たせる機会を低減できた。この結果、3%程度
のCOD不良の発生を抑制でき僅かとは言え歩留まりも
改善できた。
軸上に1つの受光部を設けたが、図13に示すような構
成であってもよい。図13に示す受光手段1300は、
その受光面が4分の1円ずつの4つの扇型受光部130
1〜1304に分かれている。上側の受光部1301の
出力をIa、右側の受光部1302の出力をIb、下側
の受光部1303の出力をIc、左側の受光部1304
の出力をIdとすると、全光出力は(Ia+Ib+Ic
+Id)で評価できる。
ームの左右と上下の広がり具合を、(Ib−Id)/
(Ia+Ic)でビームの左右の非対称性を、(Ia−
Ic)/(Ib+Id)でビームの上下の非対称性を評
価することができる。
を例に説明したが、例えば光スイッチの動作解析や検
査、ガスレーザや固体レーザなどの検査、光ファイバや
光導波路の解析・検査にも本発明を適用することができ
る。また、干渉縞が波長変動で動くことに起因した受光
分布の変動などを検出することもできる。
出装置および検査方法によれば、受光面を少なくとも2
以上の受光部に分け、かつ各受光部から独立に出力を取
り出し、これら各受光部の出力比あるいは出力和や出力
差の比の励起強度に対する変化特性の非直線性を検出す
るので、高出力化に伴うビーム形状の広がりやその左右
非対称性さらには次数の変化などを容易かつ的確に検出
することができる。
する変化特性を検出すれば、全光出力特性を計ることが
できる。さらに、励起強度に対する少なくとも2種類の
変化特性を同時に検出するもの、たとえば、出力和との
比と、出力差との比と、全光特性の全てを1回で測定す
るものでは、同一条件下で各特性の検出が可能になると
ともに、タクトタイムが短縮され、さらには、高出力動
作に伴う端面劣化を低減することができる。
特性変化検出装置とその回路構成を示す説明図である。
特性変化検出装置において注入電流を次第に増加させた
場合における受光素子の出力Iaと、受光素子と受光素
子との出力和である(Ib1+Ib2)との関係を示す
特性図である。
特性変化検出装置において注入電流を次第に増加させた
場合における受光素子の出力Iaと、受光素子の出力I
b1と、受光素子の出力Ib2との関係を示す特性図で
ある。
特性変化検出装置において(Ia+Ib1+Ib2)、
(Ib1+Ib2)/Ia、および(Ib1−Ib2)
/Iaの励起強度に対する変化やその微分を表した特性
図である。
り角の励起強度に対する変化を示した説明図である。
内部のモードおよび広がり角の励起強度に対する変化を
示した説明図である。
の特性をレーザビーム特性変化検出装置で測定した結果
を示す特性図である。
た構成の受光手段を示す説明図である。
定用ベース上に並べて固定した構成の受光手段を示す斜
視図である。
けて結束された光ファイバを介してレーザビームを各受
光部に導く受光手段の一例を示す斜視図である。
ーム特性変化検出装置で用いる受光手段を示す説明図で
ある。
ム特性変化検出装置で用いる受光手段を示す説明図であ
る。
図である。
の端面と左右非対称な半導体レーザの端面を示す説明図
である。
2…右受光部) 30a…1枚の半導体基板上に形成した受光手段 30b…複数の受光素子を隣接配置し固定した構造の受
光手段 40…駆動電源 50…検査部 51…制御信号 52…演算部 53…判断部 1001…光ファイバ 1100…5つの受光部を有する受光手段 1200…中央受光部と周辺受光部の2つに分けた受光
手段 1300…円形の受光面を4分の1円ずつの4つの受光
部に分けた受光手段
Claims (21)
- 【請求項1】検査対象となるレーザから出力されるレー
ザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレーザ
ビーム特性変化検出装置において、 前記レーザの出力部に対向して配置された受光手段と、
前記レーザの励起強度と前記受光手段の出力とから前記
レーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する
特性を調べる検査手段とを備え、 前記受光手段は、その受光面が少なくとも2以上の受光
部に分かれているとともにそれぞれの受光部が独立に出
力端子を備えたものであり、 前記検査手段は、前記各受光部の出力比の励起強度に対
する変化特性の非直線性を検出することを特徴とするレ
ーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項2】検査対象となるレーザから出力されるレー
ザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレーザ
ビーム特性変化検出装置において、 前記レーザの出力部に対向して配置された受光手段と、
前記レーザの励起強度と前記受光手段の出力とから前記
レーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する
特性を調べる検査手段とを備え、 前記受光手段は、その受光面が少なくとも2以上の受光
部に分かれているとともにそれぞれの受光部が独立に出
力端子を備えかつ前記受光部の中の少なくとも1つが前
記レーザの光軸上に位置するように配置されたものであ
り、 前記検査手段は、少なくとも前記光軸上に位置する受光
部とそれ以外の受光部との出力比の励起強度に対する変
化特性の非直線性を検出することを特徴とするレーザビ
ーム特性変化検出装置。 - 【請求項3】検査対象となるレーザから出力されるレー
ザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレーザ
ビーム特性変化検出装置において、 前記レーザの出力部に対向して配置された受光手段と、
前記レーザの励起強度と前記受光手段の出力とから前記
レーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する
特性を調べる検査手段とを備え、 前記受光手段は、その受光面が少なくとも第1の受光部
とこれに隣接しかつ前記第1の受光部を中心にして対称
な位置に配された第2、第3の受光部とに分かれている
とともに前記それぞれの受光部が独立に出力端子を備え
かつ前記第1の受光部が前記レーザの光軸上に位置する
ように配置されたものであり、 前記検査手段は、前記第2の受光部と第3の受光部との
出力和と前記第1の受光部の出力との比の励起強度に対
する変化特性の非直線性を検出することを特徴とするレ
ーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項4】検査対象となるレーザから出力されるレー
ザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレーザ
ビーム特性変化検出装置において、 前記レーザの出力部に対向して配置された受光手段と、
前記レーザの励起強度と前記受光手段の出力とから前記
レーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する
特性を調べる検査手段とを備え、 前記受光手段は、その受光面が少なくとも第1の受光部
とこれに隣接しかつ前記第1の受光部を中心にして対称
な位置に配された第2、第3の受光部とに分かれている
とともに前記それぞれの受光部が独立に出力端子を備え
かつ前記第1の受光部が前記レーザの光軸上に位置する
ように配置されたものであり、 前記検査手段は、前記第2の受光部と第3の受光部との
出力差と前記第1の受光部の出力との比の励起強度に対
する変化特性の非直線性を検出することを特徴とするレ
ーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項5】検査対象となるレーザから出力されるレー
ザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレーザ
ビーム特性変化検出装置において、 前記レーザの出力部に対向して配置された受光手段と、
前記レーザの励起強度と前記受光手段の出力とから前記
レーザから出力されるレーザビームの励起強度に対する
特性を調べる検査手段とを備え、 前記受光手段は、その受光面が少なくとも第1の受光部
とこれに隣接しかつ前記第1の受光部を中心にして対称
な位置に配された第2、第3の受光部とに分かれている
とともに前記それぞれの受光部が独立に出力端子を備え
かつ前記第1の受光部が前記レーザの光軸上に位置する
ように配置されたものであり、 前記検査手段は、前記第2の受光部と第3の受光部との
出力和と前記第1の受光部の出力との比の励起強度に対
する変化特性の非直線性と、前記第2の受光部と第3の
受光部との出力差と前記第1の受光部の出力との比の励
起強度に対する変化特性の非直線性とをそれぞれ検出す
ることを特徴とするレーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項6】前記検査手段は、前記全ての受光部の出力
和の励起強度に対する変化特性を検出することを特徴と
する請求項1、2、3、4または5に記載のレーザビー
ム特性変化検出装置。 - 【請求項7】前記検査手段は、励起強度に対する少なく
とも2種類の変化特性を同時に検出することを特徴とす
る請求項5または6に記載のレーザビーム特性変化検出
装置。 - 【請求項8】前記検査手段は、前記変化特性をさらに前
記励起強度で微分した特性を検出することを特徴とする
請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のレーザ
ビーム特性変化検出装置。 - 【請求項9】前記受光手段は、個々に出力端子を持つ受
光素子を複数個隣接して配置し固定したものであること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または
8に記載のレーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項10】前記受光手段は、1個の撮像素子で構成
されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7または8に記載のレーザビーム特性変化検出装
置。 - 【請求項11】前記受光手段の前記レーザを臨む受光角
が前記レーザの基本横モードの放射角の2倍以上あるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9または10に記載のレーザビーム特性変化検出装
置。 - 【請求項12】前記受光手段は、1枚の半導体基板上に
2以上の前記受光部を形成しかつ前記各受光部ごとに独
立の出力端子を設けた半導体素子を用いたものであるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10または11に記載のレーザビーム特性変化
検出装置。 - 【請求項13】前記受光手段は、一端がまとめて固定さ
れかつ他端が少なくとも2以上の部分に分けて結束ある
いは固着された光ファイバであって前記各部分がそれぞ
れ別々の受光部に接続されたものを介して前記レーザか
らのレーザビームを受光することを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11また
は、12に記載のレーザビーム特性変化検出装置。 - 【請求項14】検査対象となるレーザから出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出方法において、 受光面が少なくとも2以上の受光部に分かれ、かつそれ
ぞれの受光部が独立に出力端子を備えた受光手段を用い
て前記レーザビームを受光し、 前記各受光部の出力比の励起強度に対する変化特性の非
直線性を検出することを特徴とするレーザビーム特性変
化検出方法。 - 【請求項15】検査対象となるレーザから出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出方法において、 受光面が少なくとも2以上の受光部に分かれ、かつそれ
ぞれの受光部が独立に出力端子を備えさらに前記受光部
の中の少なくとも1つが前記レーザの光軸上に位置する
ように配置された受光手段を用いて前記レーザビームを
受光し、 少なくとも前記光軸上に位置する受光部とそれ以外の受
光部との出力比の励起強度に対する変化特性の非直線性
を検出することを特徴とするレーザビーム特性変化検出
方法。 - 【請求項16】検査対象となるレーザから出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出方法において、 受光面が少なくとも第1の受光部とこれに隣接しかつ前
記第1の受光部を中心にして対称な位置に配された第
2、第3の受光部とに分かれているとともに前記それぞ
れの受光部が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光
部が前記レーザの光軸上に位置するように配置された受
光手段を用いて前記レーザビームを受光し、 前記第2の受光部と第3の受光部との出力和と前記第1
の受光部の出力との比の励起強度に対する変化特性の非
直線性を検出することを特徴とするレーザビーム特性変
化検出方法。 - 【請求項17】検査対象となるレーザから出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出方法において、 受光面が少なくとも第1の受光部とこれに隣接しかつ前
記第1の受光部を中心にして対称な位置に配された第
2、第3の受光部とに分かれているとともに前記それぞ
れの受光部が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光
部が前記レーザの光軸上に位置するように配置された受
光手段を用いて前記レーザビームを受光し、 前記第2の受光部と第3の受光部との出力差と前記第1
の受光部の出力との比の励起強度に対する変化特性の非
直線性を検出することを特徴とするレーザビーム特性変
化検出方法。 - 【請求項18】検査対象となるレーザから出力されるレ
ーザビームの励起強度に対する出力特性を検出するレー
ザビーム特性変化検出方法において、 受光面が少なくとも第1の受光部とこれに隣接しかつ前
記第1の受光部を中心にして対称な位置に配された第
2、第3の受光部とに分かれているとともに前記それぞ
れの受光部が独立に出力端子を備えかつ前記第1の受光
部が前記レーザの光軸上に位置するように配置された受
光手段を用いて前記レーザビームを受光し、 前記第2の受光部と第3の受光部との出力和と前記第1
の受光部の出力との比の励起強度に対する変化特性の非
直線性と、前記第2の受光部と第3の受光部との出力差
と前記第1の受光部の出力との比の励起強度に対する変
化特性の非直線性とをそれぞれ検出することを特徴とす
るレーザビーム特性変化検出方法。 - 【請求項19】前記全ての受光部の出力和の励起強度に
対する変化特性を検出することを特徴とする請求項1
4、15、16、17または18に記載のレーザビーム
特性変化検出方法。 - 【請求項20】励起強度に対する少なくとも2種類の変
化特性を同時に検出することを特徴とする請求項18ま
たは19に記載のレーザビーム特性変化検出方法。 - 【請求項21】前記変化特性をさらに前記励起強度で微
分した特性を検出することを特徴とする請求項14、1
5、16、17、18、19または20に記載のレーザ
ビーム特性変化検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224137A JP2001050859A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | レーザビーム特性変化検出装置および検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224137A JP2001050859A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | レーザビーム特性変化検出装置および検査方法 |
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WO2018173844A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | 株式会社フジクラ | 拡がり角測定装置、拡がり角測定方法、レーザ装置、及びレーザシステム |
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1999
- 1999-08-06 JP JP11224137A patent/JP2001050859A/ja active Pending
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2018173844A1 (ja) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | 株式会社フジクラ | 拡がり角測定装置、拡がり角測定方法、レーザ装置、及びレーザシステム |
JP2018163014A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社フジクラ | 拡がり角測定装置、拡がり角測定方法、レーザ装置、及びレーザシステム |
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