JP2001050783A - オリフィス板の検定装置及び検定方法 - Google Patents

オリフィス板の検定装置及び検定方法

Info

Publication number
JP2001050783A
JP2001050783A JP11222478A JP22247899A JP2001050783A JP 2001050783 A JP2001050783 A JP 2001050783A JP 11222478 A JP11222478 A JP 11222478A JP 22247899 A JP22247899 A JP 22247899A JP 2001050783 A JP2001050783 A JP 2001050783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orifice plate
orifice
upstream
fluid
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11222478A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Eguchi
剛 江口
Kikumi Furunaga
貴久美 古長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11222478A priority Critical patent/JP2001050783A/ja
Publication of JP2001050783A publication Critical patent/JP2001050783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィスブロックを必要とせずにオリフィ
ス板のみを用いて検定作業を可能ならしめ、検定作業の
合理化とコストダウンを図るとともに、形状の異なるオ
リフィス板についても効率的に検定を行うことができる
オリフィス板の検定装置及び検定方法を提供する。 【解決手段】 流体を供給するための流体供給手段と、
オリフィス板の上流側と下流側とにおける差圧を計測す
るための差圧計測手段とを備え、差圧計測手段により計
測された計測値に基づいて、オリフィス板の検定を行う
オリフィス板の検定装置であって、差圧計測手段12
は、端部にフランジ部21が設けられており、上流側か
らオリフィス板18を支持する上流側管材19と、端部
にフランジ部22が設けられており、下流側からオリフ
ィス板18を支持する下流側管材20と、各フランジ部
21,22にそれぞれ形成されており、管材内の流体の
圧力を検出するための圧力検出孔23,24と、を有
し、検定時には両フランジ部21,22の端面21a,
22a間でオリフィス板18を挟持するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路上に配置され
るオリフィス板の上流側と下流側とにおける流体の圧力
差を計測し、当該計測値に基づいてオリフィス板の検定
を行うための検定装置及び検定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、管内を流れる流体の流量を測定
する方法として、管内にオリフィス板を配置し、オリフ
ィス板の上流側と下流側とで生じる流体の圧力差に基づ
いて流量を測定する方法が知られている。ここで、原子
力発電所の主給水ラインを流れる流体の流量を求める場
合等、非常に高い信頼性を要求される場所での流量を求
める場合は、図10及び図11に示すように、密閉型の
構造物であるオリフィスブロック80にオリフィス板8
1を装着したものを設備ライン(主給水ライン)上に溶
接して組み込み、圧力タップ孔82を介して求められる
オリフィス板81の前後の圧力差と、当該オリフィス板
81に固有の流出係数とに基づいて流量を算出してい
る。
【0003】このようなオリフィスブロック80に組み
込まれるオリフィス板81の検定を行う場合、従来の検
定装置83では、オリフィス板81が装着された状態で
オリフィスブロック80を検定ライン84上に組み込
み、図示しない流体供給源から検定ライン84に流体を
流して基準流量(真値とみる単位時間当たりの重量流
量)を求める一方、オリフィス板81の前後の圧力差に
基づいて理論流量を算出し、(流出係数)=(基準流
量)/(理論流量)の関係式から流出係数を求めてオリ
フィス板81の検定を行っている。そして検定が終了し
たオリフィス板81を、オリフィスブロック80ごと検
定ライン84から取り外し、設備ライン上に組み込んで
いた。また、経年的な劣化等の理由によりオリフィス板
81を交換する必要が生じた場合は、設備ライン上から
オリフィスブロック80を取り外し、検定場所に持ち帰
ってオリフィス板81を交換し、検定ライン84上で検
定を行った後、検定ライン84からオリフィスブロック
80を取り外し、再び設備ライン上に組み込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オリフィス板の検定装置では、上述したように検定作業
がオリフィスブロックとオリフィス板とのセットで行わ
れてきたため、オリフィス板を交換する度毎に重量物で
あるオリフィスブロックの取り外し、輸送、再組み込み
が必要となり、多大な労力とコストが費やされていた。
【0005】また、オリフィスブロックは鋳造物であり
改造が難しいため、従来のオリフィスブロックを必要と
するオリフィス板の検定装置では、厚み等の形状の異な
るオリフィス板について検定を行うことが容易でなく、
従ってオリフィス板の形状が流出係数にどのように影響
を及ぼすかについて把握することが困難であった。
【0006】そこで本発明は、オリフィスブロックを必
要とせずにオリフィス板のみを用いて検定作業を可能な
らしめ、検定作業の合理化とコストダウンを図るととも
に、形状の異なるオリフィス板についても効率的に検定
を行うことができるオリフィス板の検定装置及び検定方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のオリフィス板の
検定装置は、流体を供給するための流体供給手段と、オ
リフィス板の上流側と下流側とにおける差圧を計測する
ための差圧計測手段とを備え、差圧計測手段により計測
された計測値に基づいて、オリフィス板の検定を行うオ
リフィス板の検定装置であって、差圧計測手段は、端部
にフランジ部が設けられており、上流側からオリフィス
板を支持する上流側管材と、端部にフランジ部が設けら
れており、下流側からオリフィス板を支持する下流側管
材と、各フランジ部にそれぞれ形成されており、管材内
の流体の圧力を検出するための圧力検出孔と、を有し、
検定時には両フランジ部の端面間でオリフィス板を挟持
するようになっている、ことを特徴とする。
【0008】このオリフィス板の検定装置では、上流側
管材及び下流側管材の端部にそれぞれ設けられたフラン
ジ部の端面間で、オリフィス板を挟持する。そして、オ
リフィス板に対して流体供給手段から流体を供給し、各
フランジ部にそれぞれ形成された圧力検出孔を通して各
管材内の流体の圧力を検出し、オリフィス板の上下流で
の差圧を計測する。そして、この計測値に基づいて、オ
リフィス板の検定を行う。
【0009】このように、このオリフィス板の検定装置
では、オリフィスブロックが不要となり、上流側管材及
び下流側管材のフランジ部の端面間でオリフィス板を挟
持すれば簡単にオリフィス板の検定を行うことが可能と
なる。また、この検定装置により得られる検定結果は、
オリフィスブロックを用いた検定装置により得られる検
定結果と比較して、その差が計測誤差の範囲内にあるこ
とが確認されている。従って、設備ライン上においてオ
リフィスブロックに装着されたオリフィス板を交換する
際には、オリフィスブロックからオリフィス板のみを取
り外し、この検定装置により検定を終了した新しいオリ
フィス板をオリフィスブロック内に装着すればよく、重
量物であるオリフィスブロックの取り外し、輸送、再組
み込みという面倒な作業が必要なくなって、組み替え時
間の短縮化、労力節減及びコストダウンを図ることが可
能となる。
【0010】また、フランジ部にオリフィス板を挟み込
んだ状態でオリフィス板の検定が可能となるため、厚み
等の形状の異なるオリフィス板についても比較的容易に
検定を行うことができる。これにより、形状の異なるオ
リフィス板を用いて多くの検定結果を短時間で効率的に
収集し、オリフィス板の形状が流出係数にどのように影
響を及ぼすかについて把握することが可能となる。
【0011】また本発明のオリフィス板の検定装置で
は、各フランジ部の端面には、オリフィス板を位置決め
するための凹部が形成されていることを特徴としてもよ
い。このようにすれば、凹部にオリフィス板を嵌め込む
だけで、両フランジ部の端面間にオリフィス板を容易に
位置決めすることができる。また、オリフィス板の位置
決め精度が向上し、精度の高い検定結果を得ることがで
きる。
【0012】また本発明のオリフィス板の検定装置で
は、オリフィス板と凹部との間の隙間を埋めるためのス
ペーサを更に備えることを特徴としてもよい。
【0013】すなわち、上流側管材及び下流側管材のフ
ランジ部の端面間に挟持されるオリフィス板の厚みが変
化すれば、オリフィス板の当たり面とフランジ部に設け
られた圧力検出孔の中心との距離が変化し、規格上許容
されている寸法を逸脱する場合があり、そのままでは検
定を行うことができなくなる場合がある。これに対し、
オリフィス板と凹部との間の隙間を埋めるためのスペー
サを備えれば、予め凹部を深く形成しておき、スペーサ
を挿入してオリフィス板の当たり面と、圧力検出孔の中
心との距離を規定寸法内に調整することで、厚みの異な
るオリフィス板についても検定を行うことが可能とな
る。従って、厚みの異なるオリフィス板ごとに検定装置
を製作する必要がなく、装置製作のコストダウンを図る
ことができる。
【0014】また本発明のオリフィス板の検定装置で
は、流体供給手段と上流側管材のフランジ部との間に
は、管内境界層厚みを変化させるための堰部材が設けら
れていることを特徴としてもよい。
【0015】オリフィス板の検定では、オリフィス板前
後の非常に近い位置に圧力検出孔が存在するため、オリ
フィス板のエッジ部での流れの剥離と縮流の度合いは、
流出係数に大きな影響を及ぼす。この縮流の度合いは、
管上流からの管内面境界層の発達の状況によって異な
る。そして管内面が粗いほど管内面境界層は下流側に向
かうにつれて発達する。従って、管内面粗さを種々に変
更して検定を行い、管内面粗さの流出係数への影響を把
握することができれば好ましいが、管内面粗さを変える
ことは容易でない。これに対し、流体供給手段と上流側
管材のフランジ部との間に堰部材を設ければ、堰の高さ
を調節することで管内面粗さを変更することなく管内面
境界層厚さを調節することができ、これによって実質的
に管内面粗さの流出係数へ及ぼす影響を把握することが
可能となる。
【0016】また本発明のオリフィス板の検定方法は、
オリフィス板の上流側と下流側とにおける差圧を計測し
てオリフィス板の検定を行うオリフィス板の検定方法で
あって、端部にフランジ部が設けられており、上流側か
らオリフィス板を支持する上流側管材と、端部にフラン
ジ部が設けられており、下流側からオリフィス板を支持
する下流側管材とを使用し、両フランジ部の端面間にオ
リフィス板を位置決めした後、両側から挟み込み、その
後、オリフィス板に対して流体を供給して各フランジ部
に設けられた圧力検出孔より各管材内の流体の圧力を検
出し、差圧を計測するようにしたことを特徴とする。
【0017】かかる方法によれば、オリフィスブロック
が不要となり、上流側管材及び下流側管材のフランジ部
の端面間でオリフィス板を挟持すれば簡単にオリフィス
板の検定を行うことが可能となる。また、この検定方法
により得られる検定結果は、オリフィスブロックを用い
た検定方法により得られる検定結果と比較して、その差
が計測誤差の範囲内にあることが確認されている。従っ
て、設備ライン上においてオリフィスブロックに装着さ
れたオリフィス板を交換する際には、オリフィスブロッ
クからオリフィス板のみを取り外し、この検定方法によ
り検定を終了した新しいオリフィス板をオリフィスブロ
ック内に装着すればよく、重量物であるオリフィスブロ
ックの取り外し、輸送、再組み込みという面倒な作業が
必要なくなって、組み替え時間の短縮化、労力節減及び
コストダウンを図ることが可能となる。
【0018】また、フランジ部にオリフィス板を挟み込
んだ状態でオリフィス板の検定が可能となるため、厚み
等の形状の異なるオリフィス板についても比較的容易に
検定を行うことができる。これにより、形状の異なるオ
リフィス板を用いて多くの検定結果を短時間で効率的に
収集し、オリフィス板の形状が流出係数にどのように影
響を及ぼすかについて把握することが可能となる。
【0019】また本発明のオリフィス板の検定方法は、
オリフィス板の当たり面に予め溝を形成しておくことを
特徴としてもよい。
【0020】一般に、スケールやゴミが付着してオリフ
ィス板の当たり面が粗くなると、オリフィス板の直前で
オリフィス開口に向かってまわり込む流れはその勢いを
弱められ、その結果縮流の度合いが緩和されて流出係数
が変化する。従って、当たり面粗さの流出係数に及ぼす
影響を把握しておく必要がある。このとき、オリフィス
板の当たり面に溝を形成しておけば、当該溝が実質的に
当たり面粗さとして機能するため、溝の深さを調整して
検定を繰り返すことで、当たり面粗さの流出係数に及ぼ
す影響を把握することが可能となる。
【0021】また本発明のオリフィス板の検定方法は、
オリフィス板を外枠部と本体部とに分割するとともに、
本体部を複数用意しておき、本体部を交換しながら検定
を行うことを特徴としてもよい。
【0022】実プラントにおいては、オリフィス板のエ
ッジ付近で流れに逆らう方向にスケールが付着すること
がある。その対策としては、オリフィス板を洗浄する手
法が一般的であるが、洗浄あるいは腐食等の理由により
オリフィス板のエッジが丸みを帯びることがある。かか
るスケールの付着、エッジの丸み等のエッジ周りの影響
は縮流の度合いに直接影響するため、これによって差圧
が変化し、見かけの流量(流出係数と計測される差圧と
から逆算される流量をいう)が変化することがある。従
って、スケールの付着やエッジの丸みが見かけの流量の
算出誤差に与える影響を定量的に把握することが必要と
なる。
【0023】かかる場合に、種々の態様に加工を施した
オリフィス板を複数用意しておくことも考えられるが、
これでは材料費、加工費の上昇を招いてしまう。このオ
リフィス板の検定方法では、オリフィス板を外枠部と本
体部とに分割するとともに、本体部を多数用意している
ため、本体部を種々の態様で加工しておけば、外枠部分
は共通に用いることができ、材料費・加工費の低減が図
られる。例えば、エッジの部分に長さの異なる突起を設
けた本体部を多数用意しておけば、本体部を交換しなが
ら検定を行うことで、どの程度までの付着長さであれ
ば、見かけの流量が許容範囲内に収まるかということを
定量的に把握することが可能となる。また、エッジ部分
の丸みを変えた本体部を多数用意しておけば、本体部を
交換しながら検定を行うことで、どの程度までのエッジ
の丸みであれば、見かけの流量が許容範囲内に収まるか
ということを定量的に把握することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
のオリフィス板の検定装置及び検定方法の好適な実施形
態について詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の実施形態にかかるオリフ
ィス板(フローノズルを含む)の検定装置(以下、「検
定装置」ともいう)を示す概略図である。図1に示すよ
うに、検定装置10は、流体供給部11と差圧計測部1
2とを備え、両者はラインL1を介して接続されてい
る。
【0026】流体供給部11は、貯水槽13とポンプ1
4とから構成されており、ポンプ14を作動させること
によって貯水槽13内の水がラインL1を介して差圧計
測部12に送られるようになっている。差圧計測部12
は、オリフィス板18を組み込むための検定治具16
と、オリフィス板18の上下流側での圧力差を計測する
ための差圧計17とを有している。
【0027】また、検定装置10は秤量タンク35を備
えている。この秤量タンク35は、ラインL2を介して
差圧計測部12と接続されており、ラインL2を介して
注水された水の注水時間及び注水重量を計測すること
で、基準重量(真値とみる単位時間当たりの重量流量)
が算出されるようになっている。なお、ラインL2の途
中には、水温を計測するための水温計36が配設されて
おり、当該計測値に基づいて水の密度が算出されるよう
になっている。そして、当該水の密度、オリフィス板1
8の上下流での差圧、及びオリフィス板18の寸法(実
測値)に基づいて、理論流量が算出されるようになって
いる。
【0028】このようにして算出された基準流量と理論
流量とに基づき、(流出係数)=(基準流量)/(理論
流量)の関係式から流出係数が求められ、オリフィス板
18の検定が行われる。
【0029】なお、秤量タンク35と貯水槽13とはラ
インL3を介して接続されており、貯水槽13から排出
された水は貯水槽13に返送される。また、ラインL2
からは秤量タンク35の手前でラインL4が分岐されて
おり、ラインL4は秤量タンク35を迂回してラインL
3に直接接続されている。従って、秤量タンク35にお
いて計測を行わない場合には、図示しない切り換え弁に
より流路をラインL4に切り換えることで、ラインL2
を通して送られてきた水を貯水槽13に直接返送するこ
とができる。
【0030】図2に示すように、検定治具16は、ライ
ンL1と接続されており、上流側からオリフィス板18
を支持する上流側管材19と、ラインL2と接続されて
おり、下流側からオリフィス板18を支持する下流側管
材20とからなる。これら両管材19,20の端部には
それぞれフランジ部21,22が形成されており、検定
時には両フランジ部21,22の端面21a,22a間
にオリフィス板18を挟持させる。またフランジ部2
1,22には、管材19,20内を流れる水の圧力を検
出するための圧力検出孔23,24がそれぞれ形成され
ており、これら圧力検出孔23,24は差圧計17に接
続される。これによって、オリフィス板18の上下流に
おける圧力差を計測することができる。ここで、圧力検
出孔23,24の径、圧力検出孔23,24の間隔x、
オリフィス板18の上下流の面(当たり面)18aと圧
力検出孔23,24中心との間の距離y、上流側管材1
9及び下流側管材20の管内半径Dの寸法精度は、実際
の設備ラインに組み込まれているオリフィスブロックに
設けられた圧力検出孔の径、圧力検出孔の間隔、オリフ
ィス板の当たり面と圧力検出孔中心との間の距離、オリ
フィスブロックの上流側及び下流側における管内半径の
寸法精度と同一の条件とする。
【0031】また、両フランジ部21,22には、ボル
ト27を挿通するための孔が形成されており、当該孔に
ボルト27を挿通してナット29を締結することで、両
フランジ部21,22の間にオリフィス板18を強固に
挟持することができる。
【0032】ここで、各フランジ部21,22の端面2
1a,22aには、図2に示すようにオリフィス板18
を位置決めするための凹部21b,22bを形成すると
好ましい。これにより、凹部21b,22bにオリフィ
ス板18を嵌め込むだけで、両フランジ部21,22の
端面21a,22a間にオリフィス板18を容易に位置
決めすることができる。また、オリフィス板18の位置
決め精度が向上され、精度の高い検定結果を得ることが
できる。なお、凹部21b,22bの底面にはOリング
用の溝21c,22cを形成し、当該溝21c,22c
にOリングを嵌め込んでオリフィス板18とフランジ部
21,22との間を水密に維持することが好ましい。
【0033】また、図3に示すようにオリフィス板18
と凹部21b,22bとの間の隙間を埋めるためのスペ
ーサ31を更に備えると好ましい。図2に示す検定治具
16は、管内半径Dが同じであれば基本的に各種オリフ
ィスに適用可能であるが、使用場所によってはオリフィ
ス板18の厚みに差がある場合がある。オリフィス板1
8の厚みが変化すれば、オリフィス板18の当たり面1
8aとフランジ部21,22に設けられた圧力検出孔2
3,24の中心との距離が変化し、規格上許容されてい
る寸法を逸脱することがあるため、そのままでは検定を
行うことができなくなる場合がある。これに対して、オ
リフィス板18と凹部21b,22bとの間の隙間を埋
めるためのガスケット等のスペーサ31を備えていれ
ば、予め凹部21b,22bを深く形成しておき、スペ
ーサ31を挿入してオリフィス板18の当たり面18a
と、圧力検出孔23,24の中心との距離を規定寸法内
に調整することで、厚みの異なるオリフィス板18につ
いても検定を行うことが可能となる。従って、厚みの異
なるオリフィス板18ごとに検定治具16を製作する必
要がなくなり、管内径に対して1組の検定治具16を用
意しておけばよいため、装置製作のコストダウンを図る
ことができる。
【0034】なお、スペーサ31を挿入した検定治具1
6を用いて実流量検定を行った結果、オリフィスブロッ
クを必要とする従来の検定装置により得られる検定結果
と同等の検定結果が得られることが確認されている。
【0035】ここで、この検定装置10では、図4に示
すように流体供給部11と上流側管材19のフランジ部
21との間に、管内面境界層厚みzを変化させるための
堰部材37を設けてもよい。
【0036】すなわち、オリフィス板18の検定では、
オリフィス板18の当たり面18aの非常に近い位置に
圧力検出孔23,24が存在するため、オリフィス板1
8のエッジ部18bでの流れの剥離と縮流の度合いは、
流出係数に大きな影響を及ぼす。この縮流の度合いは、
管上流からの管内面境界層の発達の状況によって異な
る。そして管内面粗さが粗いほど管内面境界層は下流側
に向かうにつれて発達する。従って、管内面粗さを種々
に変更して検定を行い、管内面粗さの流出係数への影響
を把握することができれば好ましいが、管内面粗さを変
えることは容易でない。これに対して、図4に示すよう
に、流体供給部11と上流側管材19のフランジ部21
との間(整流格子34の下流側)のラインL1内周面
に、周方向に沿ってフランジ構造などにより堰部材37
を設け、堰部材37の高さを調節することで管内面粗さ
を変更することなく管内面境界層厚さzを調節すること
ができる。即ち、堰部材37の高さを高くすると、堰部
材37のない場合に比べて管内面境界層厚さzは厚くな
る。このとき、オリフィス板18の直前をまわり込む流
れ(図4において実線で示す)は、管内面境界層厚さz
が薄い場合のまわり込みの流れ(図4において破線で示
す)と比較して、オリフィス板18のエッジ18b付近
のまわり込みが緩やかになり、その結果縮流の度合いも
緩和され、この影響で差圧も変化する。従って、オリフ
ィス板18の絞り直前での速度プロファイルをレーザ流
速計など非接触型の計測器で計測することによって、縮
流の度合いと流出係数との関係を定量的に評価すること
ができる。その結果、管内面粗さを変化させることな
く、しかも検定設備配管の長さを変化させずに、実質的
に管内面粗さの流出係数へ及ぼす影響を把握することが
可能となる。
【0037】なお、この堰部材37は、中央部に円形の
開口部を有する環状板により構成することが好ましく、
また開口部の径を種々に変化させた複数の環状板を用意
しておくことが好ましい。このようにすれば、環状板を
適宜取り換えることで、堰部材37の高さを容易に変更
することができる。
【0038】また、上流側管材19がラインL1を兼ね
る場合は、上流側管材19の内周面に堰部材37を設け
てもよい。
【0039】次に、上述した構成の検定装置10を用い
たオリフィス板の検定方法(以下、「検定方法」ともい
う。)について説明する。
【0040】まず、上流側管材19及び下流側管材20
の両フランジ部21,22に設けられた凹部21b,2
2bに、検定を行うオリフィス板18を嵌め込んで位置
決めを行い、両管材19,20により上下流両側から挟
み込んで挟持する。そして、フランジ部21,22に設
けられた孔にボルト27を挿通し、ナット29を締結し
てオリフィス板18を強固に挟持する。さらに、図示し
ない切り換え弁によって、ラインL4側に流路が設定さ
れていることを確認する。その後、ポンプ14を作動さ
せて、貯水槽13より差圧計測部12に対する水の供給
を開始する。
【0041】そして、検定装置10の運転状態が安定し
た後、図示しない切り換え弁により流路を切り換えて、
秤量タンク35側に流路を設定する。そして、秤量タン
ク35に注水された水の重量、注水時間を計測して基準
重量を算出する。一方、上流側管材19及び下流側管材
20の各フランジ部21,22に設けられた圧力検出孔
23,24を介して、差圧計17により各管材19,2
0内の水の圧力を検出してオリフィス板18の上下流に
おける差圧を計測する。また、水温計36によりライン
L2を流れる水の温度を計測して水の密度を算出する。
そして、差圧計測部12において計測された圧力差、水
の密度、オリフィス板18の寸法(実測値)を用いて理
論流量を算出する。そして、(流出係数)=(基準流
量)/(理論流量)の関係式から流出係数を求める。
【0042】流出係数を算出後、ラインL3を介して貯
水槽13に水を返送し、最後にボルト27とナット29
の締結を解除してフランジ部21,22の端面21a,
22a間に挟持されたオリフィス板18を取り外すこと
で、検定を終了する。
【0043】ここで、上述した検定方法では、図5及び
図6に示すようにオリフィス板18の当たり面18aに
予め溝40を形成しておいてもよい。
【0044】一般に、スケールやゴミが付着してオリフ
ィス板18の当たり面が粗くなると、オリフィス板18
の直前でオリフィス開口18cに向かってまわり込む流
れはその勢いを弱められ、その結果、縮流の度合いが緩
和されて流出係数が変化する。従って、当たり面粗さの
流出係数に及ぼす影響を精度よく把握する必要がある。
このとき、オリフィス板18の当たり面18aに、機械
加工により予め溝40を形成して当たり面粗さを作り出
す。なお、溝40の深さは最大粗さ相当とすることによ
り、ばらつきが非常に少ない粗さの状態を作り出すこと
ができる(例えば、250Sの粗度であれば、溝深さは
0.25mmとする)。そして、溝40の深さを変えた
オリフィス板18について繰り返し検定を行うことで、
当たり面粗さの流出係数に及ぼす影響を精度よく把握す
ることが可能となる。
【0045】また上述した検定方法では、図7から図9
に示すようにオリフィス板18を外枠部41と本体部4
2とに分割するとともに、本体部42を複数用意してお
き、本体部42を交換しながら検定を行ってもよい。
【0046】実プラントにおいては、オリフィス板18
のエッジ18b付近で流れに逆らう方向にスケールが付
着することがある。その対策としては、オリフィス板1
8を洗浄する手法が一般的であるが、洗浄あるいは腐食
等の理由によりオリフィス板18のエッジ18bが丸み
を帯びることがある。かかるスケールの付着、エッジ1
8bの丸み等のエッジ18b周りの影響は縮流の度合い
に直接影響するため、これによって差圧が変化し、見か
けの流量が変化することがある。従って、スケールの付
着やエッジの丸みが見かけの流量の算出誤差に与える影
響を定量的に把握することが必要となる。
【0047】かかる場合に、エッジ18b周辺に加工を
施したオリフィス板18を複数用意しておくことも考え
られるが、これでは材料費、加工費の上昇を招いてしま
う。これに対し、オリフィス板18を外枠部41とオリ
フィス開口18cを有する本体部42とに分割するとと
もに、本体部42のエッジ18b等を局所的に加工した
ものを多数用意しておけば、外枠部41は共通に用いる
ことができるため、材料費・加工費の低減が図られる。
例えば、図8に示すようにエッジ18bの部分に長さの
異なる突起43を設けた本体部42を多数用意しておけ
ば、本体部42を交換しながら検定を行うことで、どの
程度までの付着長さであれば、見かけの流量が許容範囲
内に収まるかということを定量的に把握することが可能
となる。また、図9に示すようにエッジ18b部分の丸
みを変えた本体部42を多数用意しておけば、本体部4
2を交換しながら検定を行うことで、どの程度までのエ
ッジ18bの丸みであれば、見かけの流量が許容範囲内
に収まるかということを定量的に把握することが可能と
なる。
【0048】このように、このオリフィス板の検定装置
及び検定方法では、オリフィスブロックが不要となり、
上流側管材19及び下流側管材20のフランジ部21,
22の端面21a,22a間でオリフィス板18を挟持
すれば簡単にオリフィス板18の検定を行うことが可能
となる。また、この検定装置により得られる検定結果
は、オリフィスブロックを用いた検定装置により得られ
る検定結果と比較して、その差が計測誤差の範囲内にあ
ることが確認されている。従って、設備ライン上におい
てオリフィスブロックに装着されたオリフィス板を交換
する際には、オリフィスブロックからオリフィス板のみ
を取り外し、検定を終了した新しいオリフィス板をオリ
フィスブロック内に装着すればよく、重量物であるオリ
フィスブロックの取り外し、輸送、再組み込みという面
倒な作業が必要なくなって、組み替え時間の短縮化、労
力節減及びコストダウンを図ることが可能となる。
【0049】また、フランジ部にオリフィス板を挟み込
んだ状態でオリフィス板の検定が可能となるため、厚み
等の形状の異なるオリフィス板についても比較的容易に
検定を行うことができる。これにより、形状の異なるオ
リフィス板を用いて多くの検定結果を短時間で効率的に
収集し、オリフィス板の形状が流出係数にどのように影
響を及ぼすかについて把握することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明のオリフィス板の検定装置及び検
定方法によれば、オリフィスブロックを必要とせずにオ
リフィス板のみを用いて検定作業を行うことが可能とな
り、検定作業の合理化とコストダウンを図ることができ
るとともに、形状の異なるオリフィス板についても効率
的に検定を行うことができるオリフィス板の検定装置及
び検定方法の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオリフィス板の検定装置の一実施
形態を示す概略図である。
【図2】図1の検定装置を構成する差圧計測部の要部を
示す拡大断面図である。
【図3】オリフィス板と凹部との間にスペーサを挿入し
た状態を示す拡大断面図である。
【図4】流体供給手段と上流側管材のフランジ部との間
に堰部材を設けた場合の管内境界層厚さの発達の状態を
示す要部拡大断面図である。
【図5】当たり面に溝が設けられたオリフィス板を示す
要部断面図である。
【図6】当たり面に溝が設けられたオリフィス板を示す
一部破断正面図である。
【図7】外枠部と本体部とに分割したオリフィス板を示
す要部断面図である。
【図8】エッジの部分に丸みを持たせたオリフィス板の
本体部を示す要部断面図である。
【図9】エッジの部分に上流側へ向かって突起を持たせ
たオリフィス板の本体部を示す要部断面図である。
【図10】従来のオリフィス板の検定装置に用いられる
オリフィスブロックの断面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10…オリフィス板の検定装置、11…流体供給部、1
2…差圧計測部、16…検定治具、17…差圧計、18
…オリフィス板、18a…当たり面、19…上流側管
材、20…下流側管材、21,22…フランジ部、21
a,22a…フランジ部の端面、21b,22b…凹
部、23,24…圧力検出孔、31…スペーサ、37…
堰部材、40…溝、41…外枠部、42…本体部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を供給するための流体供給手段と、
    オリフィス板の上流側と下流側とにおける差圧を計測す
    るための差圧計測手段とを備え、前記差圧計測手段によ
    り計測された計測値に基づいて、前記オリフィス板の検
    定を行うオリフィス板の検定装置であって、 前記差圧計測手段は、 端部にフランジ部が設けられており、前記上流側から前
    記オリフィス板を支持する上流側管材と、 端部にフランジ部が設けられており、前記下流側から前
    記オリフィス板を支持する下流側管材と、 前記各フランジ部にそれぞれ形成されており、管材内の
    流体の圧力を検出するための圧力検出孔と、を有し、 検定時には前記両フランジ部の端面間で前記オリフィス
    板を挟持するようになっている、ことを特徴とするオリ
    フィス板の検定装置。
  2. 【請求項2】 前記各フランジ部の端面には、オリフィ
    ス板を位置決めするための凹部が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のオリフィス板の検定装置。
  3. 【請求項3】 前記オリフィス板と前記凹部との間の隙
    間を埋めるためのスペーサを更に備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のオリフィス板の検定装置。
  4. 【請求項4】 前記流体供給手段と前記上流側管材のフ
    ランジ部との間には、管内境界層厚みを変化させるため
    の堰部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のオリフィス板の検定装置。
  5. 【請求項5】 オリフィス板の上流側と下流側とにおけ
    る差圧を計測してオリフィス板の検定を行うオリフィス
    板の検定方法であって、 端部にフランジ部が設けられており、前記上流側から前
    記オリフィス板を支持する上流側管材と、端部にフラン
    ジ部が設けられており、前記下流側から前記オリフィス
    板を支持する下流側管材とを使用し、前記両フランジ部
    の端面間に前記オリフィス板を位置決めした後、両側か
    ら挟み込み、その後、オリフィス板に対して流体を供給
    して前記各フランジ部に設けられた圧力検出孔より各管
    材内の流体の圧力を検出し、前記差圧を計測するように
    したことを特徴とするオリフィス板の検定方法。
  6. 【請求項6】 前記オリフィス板の当たり面に予め溝を
    形成しておくことを特徴とする請求項5に記載のオリフ
    ィス板の検定方法。
  7. 【請求項7】 前記オリフィス板を外枠部と本体部とに
    分割するとともに、前記本体部を複数用意しておき、前
    記本体部を交換しながら検定を行うことを特徴とする請
    求項5又は6に記載のオリフィス板の検定方法。
JP11222478A 1999-08-05 1999-08-05 オリフィス板の検定装置及び検定方法 Pending JP2001050783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222478A JP2001050783A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 オリフィス板の検定装置及び検定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11222478A JP2001050783A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 オリフィス板の検定装置及び検定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050783A true JP2001050783A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16783060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11222478A Pending JP2001050783A (ja) 1999-08-05 1999-08-05 オリフィス板の検定装置及び検定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050783A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101128301B1 (ko) 2009-06-02 2012-03-23 케이에프이 주식회사 스트레이너 상태 표시 장치
JP2018096917A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 住友金属鉱山株式会社 流動液の特性測定装置および特性測定方法
CN111215851A (zh) * 2020-01-18 2020-06-02 常州可威尔仪表制造有限公司 一种孔板差压装置部件生产工艺
CN116206783A (zh) * 2023-02-14 2023-06-02 中国核动力研究设计院 用于核反应堆热工水力试验的模拟系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101128301B1 (ko) 2009-06-02 2012-03-23 케이에프이 주식회사 스트레이너 상태 표시 장치
JP2018096917A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 住友金属鉱山株式会社 流動液の特性測定装置および特性測定方法
CN111215851A (zh) * 2020-01-18 2020-06-02 常州可威尔仪表制造有限公司 一种孔板差压装置部件生产工艺
CN116206783A (zh) * 2023-02-14 2023-06-02 中国核动力研究设计院 用于核反应堆热工水力试验的模拟系统
CN116206783B (zh) * 2023-02-14 2024-04-19 中国核动力研究设计院 用于核反应堆热工水力试验的模拟系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100445699C (zh) 基于内嵌式环形密封的压力装置
RU2612727C2 (ru) Устройство для согласования ультразвуковых сигналов
WO2023240948A1 (zh) 一种管路集成化矢量推力测量装置及矢量推力解耦方法
JP2001050783A (ja) オリフィス板の検定装置及び検定方法
JP2001141532A (ja) 絞り構造体及び絞り構造体を組み込む流量計
JP2012533034A (ja) 圧力境界完全性の診断能力を有する制御弁、その制御弁を製造する方法、およびその制御弁を利用する方法
Cho et al. Total-coverage discrete hole wall cooling
JP5709776B2 (ja) 溶接配管形状測定装置
US9354205B2 (en) Method and sensor mount for measuring seam peaking in pipes by means of ultrasonic inspection
JP7059204B2 (ja) 延伸中空プロファイルの超音波試験用方法
Cawley Non-destructive testing of mass produced components by natural frequency measurements
CN1758033B (zh) 汽包水位大量限全工况高精度电极传感器系统
CN101482429A (zh) 一种检定弯管流量计的装置
CN113600976A (zh) 一种dn650金属挠性接管安装尺寸控制方法
CN105115555A (zh) 一种水轮机组水导轴承润滑油油量测量方法
CN217605759U (zh) 一种水轮机转轮叶片超声检测用参考试块
JPS56111423A (en) Measuring device for gas flow rate of nozzle valve or the like
JP2002071407A (ja) 渦流量計およびその製造方法
JP3534315B2 (ja) 圧力変化計測装置
CN217132288U (zh) 一种高温高压超声流量计的管段结构
CN215430649U (zh) 蒸汽吹扫质量检查装置及吹扫工艺管道系统
CN216523745U (zh) 一种混凝土钢筋保护层厚度间距测试仪校准装置
CN114739882A (zh) 一种基于单轴试验机的监测孔隙水压力及横向渗透率的实验装置
CN116878822A (zh) 滤芯振动流阻一体化试验装置
JPH0650796A (ja) プルーバの位置センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330