JP2001050233A - 締付け確認方法及び締付け確認部材 - Google Patents
締付け確認方法及び締付け確認部材Info
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- JP2001050233A JP2001050233A JP11260876A JP26087699A JP2001050233A JP 2001050233 A JP2001050233 A JP 2001050233A JP 11260876 A JP11260876 A JP 11260876A JP 26087699 A JP26087699 A JP 26087699A JP 2001050233 A JP2001050233 A JP 2001050233A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 螺着部品の締付け確認を、部品表面に点マー
クや線マークを付与していたが、一度緩めてから再度締
付けを行うことになるが、旧マークを消去して新マーク
を付与する場合には、大きな手間が係り、旧マークを残
存したままで新マークを付与すれば、どちらのマークに
よって確認するか混乱を来すことになる。 【解決手段】上部に矢印マークを付与したり、突起部を
設けた筒状体を締付けを完了した螺着部品に装着する。
螺着部品の締付けが何らかの要因で緩んだ場合には部品
の回転とともに筒状体も回転し、筒状体に設けた矢印マ
ークや突起部も回転することになる。矢印マークや突起
部の向きを観察することにより緩みを検知することがで
きる。
クや線マークを付与していたが、一度緩めてから再度締
付けを行うことになるが、旧マークを消去して新マーク
を付与する場合には、大きな手間が係り、旧マークを残
存したままで新マークを付与すれば、どちらのマークに
よって確認するか混乱を来すことになる。 【解決手段】上部に矢印マークを付与したり、突起部を
設けた筒状体を締付けを完了した螺着部品に装着する。
螺着部品の締付けが何らかの要因で緩んだ場合には部品
の回転とともに筒状体も回転し、筒状体に設けた矢印マ
ークや突起部も回転することになる。矢印マークや突起
部の向きを観察することにより緩みを検知することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ、ボルト、ナ
ット等の螺着部品の締付け状態を確認するための方法並
びに部材に関する。
ット等の螺着部品の締付け状態を確認するための方法並
びに部材に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の物品を螺着する手段としてネジ、
ボルト、ナット等の部品を用いるが、これらを締付けた
後に締付け作業完了の確認用として、締付け作業を完了
した螺着部品にマジックペンやペンキ等により点マーク
又は線マークを付与していた。点マーク又は線マークを
付与することにより、締付け完了状態の螺着部品の位置
がマークにより示されることになり、種々の外的要因に
より螺着部品が緩んだり、作業者が誤って緩めたりした
場合には、マークの位置が変位するため、目視によりこ
のマークの変位を監視することにより螺着部品の回転を
確認していた。
ボルト、ナット等の部品を用いるが、これらを締付けた
後に締付け作業完了の確認用として、締付け作業を完了
した螺着部品にマジックペンやペンキ等により点マーク
又は線マークを付与していた。点マーク又は線マークを
付与することにより、締付け完了状態の螺着部品の位置
がマークにより示されることになり、種々の外的要因に
より螺着部品が緩んだり、作業者が誤って緩めたりした
場合には、マークの位置が変位するため、目視によりこ
のマークの変位を監視することにより螺着部品の回転を
確認していた。
【0003】図6乃至図8は、各種の螺着部品に付与す
る締付け確認用のマークを例示したものである。図6
(a)は、小サイズのネジ11hにマジックペンにて点
マーク11iを付与したもので、図6(b)は、大サイ
ズのネジ12hに同じくマジックペンにて線マーク12
iを付与したものである。点マーク11iは小サイズの
ネジ11hの上面にドット状に施されている。また、線
マーク12iは、大サイズのネジ12hの上面から被螺
着対象の表面にまで延在する如く連続して施されてい
る。
る締付け確認用のマークを例示したものである。図6
(a)は、小サイズのネジ11hにマジックペンにて点
マーク11iを付与したもので、図6(b)は、大サイ
ズのネジ12hに同じくマジックペンにて線マーク12
iを付与したものである。点マーク11iは小サイズの
ネジ11hの上面にドット状に施されている。また、線
マーク12iは、大サイズのネジ12hの上面から被螺
着対象の表面にまで延在する如く連続して施されてい
る。
【0004】図7(a)は、小サイズのボルト13hの
上面にマジックペンにて点マーク13iを付与したもの
であって、図7(b)は、大サイズのボルト14hの上
面から被螺着対象の表面にまで延在する如く線マーク1
4iが連続して施されている。図8(a)は、小サイズ
のボルト15h並びにナット15iで締付けを行った例
であるが、この場合においてもナット15iの上面マジ
ックペンにて点マーク15jが施されている。図8
(b)は、大サイズのボルト16h並びにナット16i
の上面から被螺着対象表面まで延在する如く線マーク1
6jが連続して施されている。
上面にマジックペンにて点マーク13iを付与したもの
であって、図7(b)は、大サイズのボルト14hの上
面から被螺着対象の表面にまで延在する如く線マーク1
4iが連続して施されている。図8(a)は、小サイズ
のボルト15h並びにナット15iで締付けを行った例
であるが、この場合においてもナット15iの上面マジ
ックペンにて点マーク15jが施されている。図8
(b)は、大サイズのボルト16h並びにナット16i
の上面から被螺着対象表面まで延在する如く線マーク1
6jが連続して施されている。
【0005】上記点マーク、線マークは、ネジ、ボルト
の直径が6mmまでは点マークを付与し、直径が8mm
以上の場合には線マークが付与されることが多い。この
ように、各マークは、各々の部品の締付けが完了した段
階で、締付け状態を確認するために付与される。もし、
点マークあるいは線マークが、締付け時のマーク位置か
ら変位した場合には、締付けが自然に緩んだり不用意に
緩めてしまったりしたことを検知することができる。な
お、ネジ、ボルト、ナットの締付け部は、作業等に際し
て締付けを緩め、作業完了後に再度締付けを行い、再び
マークを施すことが多い。
の直径が6mmまでは点マークを付与し、直径が8mm
以上の場合には線マークが付与されることが多い。この
ように、各マークは、各々の部品の締付けが完了した段
階で、締付け状態を確認するために付与される。もし、
点マークあるいは線マークが、締付け時のマーク位置か
ら変位した場合には、締付けが自然に緩んだり不用意に
緩めてしまったりしたことを検知することができる。な
お、ネジ、ボルト、ナットの締付け部は、作業等に際し
て締付けを緩め、作業完了後に再度締付けを行い、再び
マークを施すことが多い。
【0006】このように螺着部品は締付けと共に、緩め
ることも日常的に行うものであって、この際、再度締付
けを行う場合には、再度点マークあるいは線マークを付
与する必要がある。然るに、この場合には以前に付与さ
れた旧マークが残存している状態で新マークを付与する
ことになり、図9乃至図11に示すように複数のマーク
が混在することになる。
ることも日常的に行うものであって、この際、再度締付
けを行う場合には、再度点マークあるいは線マークを付
与する必要がある。然るに、この場合には以前に付与さ
れた旧マークが残存している状態で新マークを付与する
ことになり、図9乃至図11に示すように複数のマーク
が混在することになる。
【0007】図9(a)においては、小サイズのネジ1
1hにおいては残存した旧点マーク11iに加えて新点
マーク11mが混在してしまい、図9(b)において
は、大サイズのネジ12hにおいては残存した旧線マー
ク12iに加えて新線マーク12nが混在してしまう。
同様にして、図10(a)(b)のボルトの例における
新点マーク13m、新線マーク13n、図11(a)
(b)のボルト、ナットの例における新点マーク14
m、新線マーク14nが旧マークと混在してしまう。こ
の結果、再度の締付け確認を行う場合には、どのマーク
によって確認すべきか判明できないことがあった。
1hにおいては残存した旧点マーク11iに加えて新点
マーク11mが混在してしまい、図9(b)において
は、大サイズのネジ12hにおいては残存した旧線マー
ク12iに加えて新線マーク12nが混在してしまう。
同様にして、図10(a)(b)のボルトの例における
新点マーク13m、新線マーク13n、図11(a)
(b)のボルト、ナットの例における新点マーク14
m、新線マーク14nが旧マークと混在してしまう。こ
の結果、再度の締付け確認を行う場合には、どのマーク
によって確認すべきか判明できないことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】螺着部品に締付け確認
用のマークを付与した後に、螺着部品を緩め、再度マー
クを付与した場合、何本もの新旧マークが混在してしま
い、見にくくなり確認が十分に実施できない。本発明
は、これらの従来の欠点を解消することを目的とする。
用のマークを付与した後に、螺着部品を緩め、再度マー
クを付与した場合、何本もの新旧マークが混在してしま
い、見にくくなり確認が十分に実施できない。本発明
は、これらの従来の欠点を解消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、螺着部品を締
付け、前記螺着部品の締付け完了状態において、前記螺
着部品にこの螺着部品の回転に同期して回転しこの回転
方向が識別できる着脱自在のキャップを装着する締付け
確認方法を要旨とする。更に本発明は、螺着部品の側面
に装着せしめる筒状体であって、この筒状体は側部並び
に上面部から構成されており、前記側部又は上面部には
前記螺着部品の回転動を識別し得る方向指示部が形成さ
れている締付け確認部材を要旨とする。前記筒状体が透
明な合成樹脂により形成されている締付け確認部材を要
旨とする。前記筒状体は前記螺着部品を視認可能な範囲
で着色されている締付け確認部材を要旨とする。前記筒
状体は円筒形である締付け確認部材を要旨とする。前記
方向指示部は、前記筒状体上面部に形成されたマークで
ある締付け確認部材であることを要旨とする。前記マー
クは、矢印状マークである締付け確認部材を要旨とす
る。前記方向指示部は、前記筒状体と一体に形成された
突起部である締付け確認部材を要旨とする。前記突起部
は、前記筒状体の上面に設けられている締付け確認部材
を要旨とする。前記突起部は、前記筒状体の側面に設け
られた棒状突起部である締付け確認部材を要旨とする。
付け、前記螺着部品の締付け完了状態において、前記螺
着部品にこの螺着部品の回転に同期して回転しこの回転
方向が識別できる着脱自在のキャップを装着する締付け
確認方法を要旨とする。更に本発明は、螺着部品の側面
に装着せしめる筒状体であって、この筒状体は側部並び
に上面部から構成されており、前記側部又は上面部には
前記螺着部品の回転動を識別し得る方向指示部が形成さ
れている締付け確認部材を要旨とする。前記筒状体が透
明な合成樹脂により形成されている締付け確認部材を要
旨とする。前記筒状体は前記螺着部品を視認可能な範囲
で着色されている締付け確認部材を要旨とする。前記筒
状体は円筒形である締付け確認部材を要旨とする。前記
方向指示部は、前記筒状体上面部に形成されたマークで
ある締付け確認部材であることを要旨とする。前記マー
クは、矢印状マークである締付け確認部材を要旨とす
る。前記方向指示部は、前記筒状体と一体に形成された
突起部である締付け確認部材を要旨とする。前記突起部
は、前記筒状体の上面に設けられている締付け確認部材
を要旨とする。前記突起部は、前記筒状体の側面に設け
られた棒状突起部である締付け確認部材を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a)(b)は、本発明に係
わる一実施形態を説明するための図で、図1(a)は斜
視図、図1(b)は断面図である。図1には、円筒形の
締付け確認キャップ1を示してある。この締付け確認キ
ャップ1は、ビニール等の合成樹脂から形成されてお
り、弾力を有している。また、このキャップ1は、透明
になっており、上面には方向を表わす矢印マーク2が形
成されている。
わる一実施形態を説明するための図で、図1(a)は斜
視図、図1(b)は断面図である。図1には、円筒形の
締付け確認キャップ1を示してある。この締付け確認キ
ャップ1は、ビニール等の合成樹脂から形成されてお
り、弾力を有している。また、このキャップ1は、透明
になっており、上面には方向を表わす矢印マーク2が形
成されている。
【0011】さて、このような締付け確認キャップ1
は、締付けを完了した各種螺着部品に押し込むように装
着して用いる。締付けを完了した螺着部品に締付け確認
キャップ1を装着するにあたっては、矢印マーク2の方
向をある所定の方向に向くように装着する。同一機器に
おける多数の螺着部品に装着するキャップの矢印マーク
2の方向を統一することが望ましい。
は、締付けを完了した各種螺着部品に押し込むように装
着して用いる。締付けを完了した螺着部品に締付け確認
キャップ1を装着するにあたっては、矢印マーク2の方
向をある所定の方向に向くように装着する。同一機器に
おける多数の螺着部品に装着するキャップの矢印マーク
2の方向を統一することが望ましい。
【0012】例えば、締付けが完了した立設盤等の場合
には、螺着部品に対して常に矢印が真上を向くようにす
る。また、平置きの機器等の場合には、締付けを完了し
た矢印マークが手前から奥を指すようにキャップを螺着
部品に装着するればよい。こうすることにより、万一、
螺着部品が緩んだ場合には、キャップも部品とともに回
転することになり、この結果、キャップ上面の矢印マー
クの向きも正常時の真上や奥を指していたところ、部品
の緩んだ角度だけ傾いた方向を示すことになる。従っ
て、締付け確認キャップ1の上面に設けられた矢印マー
ク2の方向を観察することにより、締付け状態を保って
いるか、緩んでいるかを容易に視認することができるよ
うになった。
には、螺着部品に対して常に矢印が真上を向くようにす
る。また、平置きの機器等の場合には、締付けを完了し
た矢印マークが手前から奥を指すようにキャップを螺着
部品に装着するればよい。こうすることにより、万一、
螺着部品が緩んだ場合には、キャップも部品とともに回
転することになり、この結果、キャップ上面の矢印マー
クの向きも正常時の真上や奥を指していたところ、部品
の緩んだ角度だけ傾いた方向を示すことになる。従っ
て、締付け確認キャップ1の上面に設けられた矢印マー
ク2の方向を観察することにより、締付け状態を保って
いるか、緩んでいるかを容易に視認することができるよ
うになった。
【0013】図2は、締付けを完了したネジ頭部3に締
付け確認キャップ1を上から押し込むように装着する状
態を示したものであって、図2(a)は、下方へ向いた
矢印4の方向へ装着する状態を表し、図2(b)は、装
着後の状態を示してある。図3は螺着部品がボルト頭部
5の例であり、図4はボルトネジ6に螺着されたナット
7の例を示したものである。
付け確認キャップ1を上から押し込むように装着する状
態を示したものであって、図2(a)は、下方へ向いた
矢印4の方向へ装着する状態を表し、図2(b)は、装
着後の状態を示してある。図3は螺着部品がボルト頭部
5の例であり、図4はボルトネジ6に螺着されたナット
7の例を示したものである。
【0014】螺着部品に締付け確認キャップ1を装着さ
せるにあたっては、キャップ1がビニール等の弾性を有
する材料により形成されていることにより、容易に着脱
ができるとともに、一度装着されると螺着部品に密着し
て空回りするようなことはない。また、キャップ1を透
明にしたことにより、キャップ1を装着した状態で螺着
部品の種類、状態等をキャップを介して観察することが
できる。
せるにあたっては、キャップ1がビニール等の弾性を有
する材料により形成されていることにより、容易に着脱
ができるとともに、一度装着されると螺着部品に密着し
て空回りするようなことはない。また、キャップ1を透
明にしたことにより、キャップ1を装着した状態で螺着
部品の種類、状態等をキャップを介して観察することが
できる。
【0015】上記実施の形態では、締付け確認キャップ
1を透明にしたが、キャップを介して螺着部品を視認で
きることを前提に、キャップに着色することも有効であ
る。即ち、各種の色に着色することにより、螺着部品の
目的、系統の識別に利用することができる。なお、着色
による識別としては、キャップ本体を透明のままにし
て、キャップ上面の矢印マークの色を変更することによ
り同様の効果を期待することが可能である。キャップ上
面に設けたマークとしては矢印マーク以外でも、キャッ
プの方向を示すマークであれば他のマークでもよい。
1を透明にしたが、キャップを介して螺着部品を視認で
きることを前提に、キャップに着色することも有効であ
る。即ち、各種の色に着色することにより、螺着部品の
目的、系統の識別に利用することができる。なお、着色
による識別としては、キャップ本体を透明のままにし
て、キャップ上面の矢印マークの色を変更することによ
り同様の効果を期待することが可能である。キャップ上
面に設けたマークとしては矢印マーク以外でも、キャッ
プの方向を示すマークであれば他のマークでもよい。
【0016】締付け確認キャップ1のサイズは、螺着部
品のサイズに応じて各種用意しておき、部品のサイズに
合ったキャップを選択すればよい。また、上記例では締
付け確認キャップ1の方向を示すために、上面に設けた
矢印マーク2を利用したが、このマークに代えて、図5
に示すように、キャップの一部に突起部を設けることに
よってもよい。図5(a)に示すようにキャップ1の上
面周縁に突起部8を設けた例である。他に、図5(b)
に示すようにキャップ1の外側面に棒状突起部9を設け
る構造にしてもよい。このような突起部を設けることに
より、装着されたキャップの方向を目視のみならず、指
先の感覚だけでも判断できる。なお、マークと突起部の
両者を併設してもよい。
品のサイズに応じて各種用意しておき、部品のサイズに
合ったキャップを選択すればよい。また、上記例では締
付け確認キャップ1の方向を示すために、上面に設けた
矢印マーク2を利用したが、このマークに代えて、図5
に示すように、キャップの一部に突起部を設けることに
よってもよい。図5(a)に示すようにキャップ1の上
面周縁に突起部8を設けた例である。他に、図5(b)
に示すようにキャップ1の外側面に棒状突起部9を設け
る構造にしてもよい。このような突起部を設けることに
より、装着されたキャップの方向を目視のみならず、指
先の感覚だけでも判断できる。なお、マークと突起部の
両者を併設してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明により、螺着部品の締付け状態を
部品表面に直接マークを付与する必要がなく、上面又は
側面部に方向指示部を設けた締付け確認キャップを螺着
部品に装着することにより、容易かつ正確に締付け状態
を確認することができるようになった。方向指示部とし
ては、キャップに設けた矢印マーク等のマークや、突起
部を設けることにより視覚的確認のみならず、照明環境
が悪い現場や視界が不十分な現場においても指先の感覚
によって締付け状態の確認ができるようになった。ま
た、キャップを透明とすることによりキャップを介して
螺着部品の状態を直接観察することが可能である。更
に、透視性を維持する範囲でキャップに着色したり、方
向指示部を着色することによって、螺着部品の目的、系
統等を識別することができるようになった。
部品表面に直接マークを付与する必要がなく、上面又は
側面部に方向指示部を設けた締付け確認キャップを螺着
部品に装着することにより、容易かつ正確に締付け状態
を確認することができるようになった。方向指示部とし
ては、キャップに設けた矢印マーク等のマークや、突起
部を設けることにより視覚的確認のみならず、照明環境
が悪い現場や視界が不十分な現場においても指先の感覚
によって締付け状態の確認ができるようになった。ま
た、キャップを透明とすることによりキャップを介して
螺着部品の状態を直接観察することが可能である。更
に、透視性を維持する範囲でキャップに着色したり、方
向指示部を着色することによって、螺着部品の目的、系
統等を識別することができるようになった。
【図1】 本発明の一実施形態に用いる部材を示す図。
【図2】 本発明の一実施形態に用いる部材を装着する
状態を示す図。
状態を示す図。
【図3】 本発明の一実施形態に用いる部材を装着する
状態を示す図。
状態を示す図。
【図4】 本発明の一実施形態に用いる部材を装着する
状態を示す図。
状態を示す図。
【図5】 本発明の他の実施形態に用いる部材を示す
図。
図。
【図6】 従来の締付け確認例を示す図。
【図7】 従来の締付け確認例を示す図。
【図8】 従来の締付け確認例を示す図。
【図9】 従来の締付け確認例を示す図。
【図10】従来の締付け確認例を示す図。
【図11】従来の締付け確認例を示す図。
1…締付け確認キャップ 2…矢印マーク 3…ネジ頭部 4…矢印 5…ボルト頭部 6…ボルトネジ部 7…ナット 8…突起部 9…棒状突起部
Claims (10)
- 【請求項1】 螺着部品を締付け、前記螺着部品の締付
け完了状態において、前記螺着部品に方向指示部が設け
られた着脱自在のキャップを装着し、このキャップの位
置により前記螺着部品の締付け並びに回転状態を確認す
ることを特徴とする締付け確認方法。 - 【請求項2】 螺着部品に装着せしめる筒状体であっ
て、この筒状体は側部並びに上面部から構成されてお
り、前記側部又は上面部には前記螺着部品の回転を識別
し得る方向指示部が形成されていることを特徴とする締
付け確認部材。 - 【請求項3】 請求項2において、前記筒状体は透明な
合成樹脂により形成されていることを特徴とする締付け
確認部材。 - 【請求項4】 請求項2において、前記筒状体は前記螺
着部品を視認可能な範囲で着色されていることを特徴と
する締付け確認部材。 - 【請求項5】 請求項2乃至4において、前記筒状体は
円筒形であることを特徴とする締付け確認部材。 - 【請求項6】 請求項2乃至5において、前記方向指示
部は、前記筒状体上面部に形成されたマークであること
を特徴とする締付け確認部材。 - 【請求項7】 請求項6において、前記マークは矢印状
マークであることを特徴とする締付け確認部材。 - 【請求項8】 請求項2乃至5において、前記方向指示
部は、前記筒状体と一体に形成された突起部であること
を特徴とする締付け確認部材。 - 【請求項9】 請求項8において、前記突起部は、前記
筒状体の上面に設けられていることを特徴とする締付け
確認部材。 - 【請求項10】請求項8において、前記突起部は、前記
筒状体の側面に設けられた棒状突起部であることを特徴
とする締付け確認部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11260876A JP2001050233A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 締付け確認方法及び締付け確認部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11260876A JP2001050233A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 締付け確認方法及び締付け確認部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050233A true JP2001050233A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=17353991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11260876A Pending JP2001050233A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | 締付け確認方法及び締付け確認部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050233A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210276A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 締結具の緩み検出システム及び緩み検出方法 |
JP2009267756A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Hitachi Ltd | カメラ装置 |
JP2013119943A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Torasuteii:Kk | ナット固定構造 |
JP2015218807A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 伊藤 智也 | ナットキャップ |
WO2022187382A1 (en) * | 2021-03-02 | 2022-09-09 | Maclean-Fogg Company | Laser marked fasteners |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP11260876A patent/JP2001050233A/ja active Pending
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
JP2009210276A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 締結具の緩み検出システム及び緩み検出方法 |
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JP2013119943A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Torasuteii:Kk | ナット固定構造 |
JP2015218807A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 伊藤 智也 | ナットキャップ |
WO2022187382A1 (en) * | 2021-03-02 | 2022-09-09 | Maclean-Fogg Company | Laser marked fasteners |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040319 |