JP2001048107A - 袋包装装置 - Google Patents

袋包装装置

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JP2001048107A
JP2001048107A JP11220204A JP22020499A JP2001048107A JP 2001048107 A JP2001048107 A JP 2001048107A JP 11220204 A JP11220204 A JP 11220204A JP 22020499 A JP22020499 A JP 22020499A JP 2001048107 A JP2001048107 A JP 2001048107A
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horizontal
packaging
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秀夫 嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、包装物を搬送方向後端基準で送
り込んだ筒状包装フィルムの横シールの上流側を切断し
て、袋首部を結束することにより、包装物のサイズにか
かわらずタイトな袋包装体を得る袋包装装置を提供する
ことである。 【解決手段】 搬送手段2は、包装物Aをプッシャ23
によって搬送方向後端基準で筒状包装フィルム8内に送
り込む。シール・カッタ33は、横ヒートシール36が
筒状包装フィルム8に横シール10を施し、横シール1
0の上流側でカッタ37が筒状包装フィルム8を切断す
る。中間包装体Piは、袋首部11が搬送方向後流側を
向き、包装物Aの後端が横シール10による袋底側に位
置した状態となる。搬出手段4で搬出される中間包装体
Piの袋首部11が、結束手段5によって結束され、包
装物Aのサイズにかかわらず、タイトな包装体が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装フィルムを
筒状に形成しながら、野菜等の包装物を袋内に下端揃え
の状態で充填し、袋首部を結束手段で結束する袋包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナスやキュウリのような棒状野菜
の包装は、袋に所定個数の野菜を充填した後、充填した
野菜の上方に余っている袋部分である袋首部をテープで
結束することにより行われている。野菜を人手で包装す
る場合には、包装物である野菜を袋底に寄せて袋詰めす
ることが可能であるが、大量の野菜を包装処理する必要
があるときは包装作業に時間とコストがかかるので、包
装機械によって自動的に袋包装することが望まれる。
【0003】棒状野菜のような包装物を袋包装する場
合、予め製作された袋を開口し、開口した袋口から包装
物を充填する袋詰めを行うことも考えられるが、袋を包
装フィルムから成形しつつ包装物を充填していく、所
謂、製袋充填包装機を用いると、連続的な流れ作業で大
量の包装物を低コストで包装することが可能であり、製
袋充填包装機の後流側に結束機を配設して袋首部を結束
すると、個々に袋詰めしたのと同様の包装体を連続して
得ることが可能になる。
【0004】ロール状に巻かれたフィルムを繰り出して
成袋器において袋を形成し、コンベヤに載せられた包装
物をチェーンに取り付けたブレードにて押しながら成袋
器に送り込み、包装物を内包したフィルムをセンタシー
ラで縦シールしながら走行させ、エンドシールで横シー
ルを施すとともに一方の袋を開口させて切断し、出口コ
ンベヤの排出部にコンベヤの進行方向を異にして設けら
れたツイスト包装用コンベヤに包装袋を乗り換えさせ、
ツイスト装置によて包装袋の開口部をビニールタイで封
止(結束)するツイスト包装装置が提案されている(実
開昭54−146662号公報)。
【0005】このツイスト包装装置では、包装物は、後
端部をチェーンに取り付けたブレードにて押しながら成
袋器に送り込まれている。即ち、包装物は、後揃えで充
填位置に供給される。また、横シールは、カッタによる
切断の直ぐ後流側で行われるので、ブレードにて後揃え
で供給される包装物は、袋内で開口側に揃えられた状態
で包装される。
【0006】また、長ねぎ等の細長植物を被包装物とし
たフィルム包装において、細長植物の根部側を前方にし
て、被包装物の搬送方向と同一方向に所定間隔を置いて
走行するフィンガ爪間に被包装物を供給し、細長植物の
根部側を前方のフィンガ爪に押し当てた後に包装用フィ
ルム内に挿入し、包装用フィルムを公知の横ピロー包装
機で、縦シールと横シール及び切断を施すことにより、
細長植物の包装体を得る包装方法が提案されている(特
開昭62−4019号公報)。細長植物の根部側を前方
のフィンガ爪に押し当てるため、例えば、細長植物を載
せたローラがガイドレール上に乗り上げて、チェーンの
走行に伴い、ローラが細長植物をチェーンの走行速度を
上回る速度で搬送させている。
【0007】ところで、後端基準で供給される包装物が
袋内で開口側に揃えられた状態で包装されると、包装フ
ィルムと包装物とが摩擦力で袋底側に移動しないことが
多い。図5には、こうした従来の袋包装装置で形成され
た袋包装体が示されている。図5に示すように、袋包装
体Pf3 は、袋首部11側にテープ51による結束を施
すための領域が充分得られず、横シール10が施された
袋底側で余裕が有り過ぎ且つ袋首部11で窮屈な包装体
となる。平均的なサイズが小さい包装物A2を包装した
場合には、このような袋底側で非タイトな包装体が形成
される傾向が顕著である。したがって、包装体として
は、袋底側がルーズな状態となり、見栄えの良いタイト
な包装体が得られない。特に、包装物がナスのような軽
量で且つ包装フィルムに付着し易い野菜である場合に
は、このような現象が発生し易く、包装体である商品価
値が低下すると共に、更に袋包装体を箱詰めするときに
包装体の整列性が良くなく箱詰め作業性が悪化するとい
う問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点は、後端
基準で供給される包装物が、袋内で開口側に揃えられた
状態で包装されることに原因がある。包装物の供給は、
後端基準で行うことが構造的に簡単である。そこで、包
装物を後端基準で供給しても、袋内では袋底側に揃えら
れた状態で包装することで、包装装置の構造や作動に大
幅な変更を施すことなく、タイトな包装体を得ることを
可能にする点で解決すべき課題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、包装物を後端基準で供給し
ても、袋内では袋底側に揃えられた状態で包装すること
で、包装体として見栄えの良いタイトな包装体を得ると
共に、商品価値を低下させることなく、更に袋包装体を
箱詰めするときに包装体の整列性を良くして流通段階で
の作業性を向上させることが可能な袋包装装置を提供す
ることである。
【0010】この発明は、上記の目的を解決するため、
以下のように構成されている。即ち、この発明は、包装
フィルムを筒状に成形すると共に成形された筒状包装フ
ィルムを水平方向に走行案内するフォーマ、前記筒状包
装フィルム内に包装物を搬送方向後端基準で送り込む搬
送手段、前記筒状包装フィルムの重ねられた側縁部を縦
シールする縦シール手段、前記筒状包装フィルムの走行
方向に前後する前記包装物間位置において袋底を形成す
るため前記筒状包装フィルムに横シールを施す横シール
手段、前記横シールの上流側において袋首部を後流側に
残す状態に前記筒状包装フィルムを横方向に切断すると
共に未封鎖状態の袋に前記包装物が包装された中間袋包
装体を切り出すカッタ手段、及び切り出された前記中間
袋包装体の前記袋首部を結束する結束手段とから成る袋
包装装置に関する。
【0011】この袋包装装置によれば、包装フィルムは
フォーマによって筒状に成形され、成形された筒状包装
フィルムはフォーマによって水平方向に走行案内され
る。搬送手段は、例えば、包装物の搬送方向後端を押す
プッシャのように、筒状包装フィルム内に包装物を搬送
方向後端基準で送り込む。筒状包装フィルムは、重ねら
れた側縁部において縦シール手段によって縦シールが施
され、走行方向に前後する包装物間位置において横シー
ル手段によって横シールが施され、その結果、連続的に
成形される袋の袋底が形成される。横シールの上流側に
おいて、次に形成される袋の袋首部が後流側に残る状態
に、カッタ手段が筒状包装フィルムを横方向に切断す
る。このカッタ手段の切断作用で、既に横シールが施さ
れている未封鎖状態の袋に包装物が包装された中間袋包
装体が切り出される。中間袋包装体内では、搬送方向後
端基準で送り込まれた包装物の後端が袋底側に位置して
おり、袋首部は後断の結束のための充分な余裕が与えら
れる。切り出された中間袋包装体の袋首部は、結束手段
によって結束される。
【0012】前記横シール手段と前記カッタ手段とは、
別々に配設し且つ別々に駆動してもよいが、前記筒状包
装フィルムに対してシール及び切断作用をするときに、
前記カッタ手段が前記横シール手段よりも前記筒状包装
フィルムの上流側に位置するように配置されると共に、
前記筒状包装フィルムの側方で一体的に回転又はボック
スモーションをするシール・カッタとすることができ
る。また、前記横シール手段は、前記筒状包装フィルム
の走行方向に前後して配置された一対の横シーラのうち
後流側のみ作動される横シーラとし、前記カッタ手段
は、前記一対の横シーラ間に配置されたカッタとするこ
とが可能である。このような、シール・カッタとすれ
ば、通常の3方シールでシールされた袋包装体を製作す
る逆ピロー包装機をそのまま利用し、後段に結束装置を
付設するだけで、この袋包装装置を得ることが可能であ
る。
【0013】前記中間袋包装体は、前記筒状包装フィル
ムの走行方向と実質的に直交する方向に走行する搬出手
段によって、前記袋首部を前記中間袋包装体の搬出方向
に平行な方向に沿って揃えた実質的に横置き状態で搬出
され、前記結束手段は、前記搬出手段に関連して配設さ
れている。中間袋包装体の袋首部は中間袋包装体の搬出
方向に平行な方向に沿って揃えられているので、横置き
状態で順次搬出される中間袋包装体に対して、結束手段
は、袋首部を順次結束する。この場合、前記搬出手段
は、前記中間袋包装体に前記袋底側が前記袋首部よりも
僅かに下方に位置した姿勢を取らせるため、傾斜した搬
送面を有している。搬出手段の搬送面は、中間袋包装体
に袋底側が袋首部よりも僅かに下方に位置した姿勢を取
らせるので、包装物が中間袋包装体内で動くことがあっ
ても、袋底側に動くので、袋首側における結束を阻害す
ることがない。更に、前記結束手段は、前記横シールに
対して、前記包装物の平均的なサイズに応じて、前記袋
首部に対する結束位置を変更可能としている。このよう
な結束位置の変更により、包装物の平均的なサイズが小
さい場合でも、結束はタイトに行うことが可能になる。
【0014】前記包装物は、長ねぎ、ナス、キュウリ等
の単数又は複数の棒状野菜である。この袋包装装置は、
包装フィルムに付着し易く、包装フィルムで包まれた後
では容易に包装フィルム内の位置を変更できない包装物
に対して、特に有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明による袋包装装置の実施例を説明する。図1はこ
の発明による袋包装装置の一実施例を示す正面図、図2
は図1に示す袋包装装置に用いられる搬出手段及び搬出
手段に関連して配設された結束手段を示す平面図であ
る。
【0016】図1に示すこの発明による袋包装装置1
は、包装物Aを包装位置へ搬送する搬送手段2と、搬送
手段2によって包装位置に送り込まれた包装物Aを包装
フィルムに包装する逆ピロー包装機3と、逆ピロー包装
機3によって形成された中間包装体Piを搬出する搬出
手段4と、逆ピロー包装機3の後段において、搬出手段
4によって搬出される中間包装体Piの袋首部11を結
束して、完成した包装体Pfを形成する結束手段5とか
ら構成される。
【0017】平坦な包装フィルム7は、繰出しローラ1
3によってロール6から繰り出され、案内ローラ14を
経て逆ピロー包装機3のフォーマ30に供給される。包
装物Aは、図1では1個のように見えるが、平面図であ
る図2に示すように、ナスのような野菜を横方向に複数
個並べたものである。搬送手段2は、駆動スプロケット
21及び従動スプロケット22に捲き掛けられたチェー
ンのような無端体20に所定間隔を置いて取り付けられ
たプッシャ23によって構成される。案内板に載せられ
た包装物Aは、駆動されて走行するプッシャ23に押さ
れて、フォーマ30内に送り込まれる。複数の包装物A
がプッシャ23で押されるときに、相互の姿勢が崩れな
いように、搬送手段2に沿って設けられた図示しないガ
イドで案内してもよい。プッシャ23は包装物Aの後端
を押しているので、包装物Aは、搬送手段2による搬送
方向後端基準で送り込まれる。
【0018】逆ピロー包装機3において、フォーマ30
は、平坦な包装フィルム7を筒状包装フィルム8に成形
するとともに、筒状包装フィルム8を水平方向に走行案
内する公知のものである。筒状包装フィルム8は、重ね
合わされた側縁部において、フォーマ30の直ぐ後流側
に配設されている縦シール手段である一対の縦ヒートシ
ールローラ31,31に挟まれて、縦シール(背貼りシ
ール)9が形成される。筒状包装フィルム8は、縦シー
ル手段の後流側に配設されている一対の紙引きローラ3
2が縦シール9を挟みながら引っ張ることによって水平
方向に走行させられる。
【0019】逆ピロー包装機3は、通常の3方シールで
シールされた袋包装体を製作する逆ピロー包装機をその
まま利用している。紙引きローラ32の後流には、横シ
ール手段とカッタ手段とを兼ねた一対のシール・カッタ
33が筒状包装フィルム8を挟んだ側方に配設されてい
る。一対のシール・カッタ33は、曲線カム溝34で案
内されて筒状包装フィルム8の側方で同期して駆動され
る。一対のシール・カッタ33の駆動は、曲線カム溝3
4による案内に代えて、回転するシール・カッタでも、
ボックスモーションをするシール・カッタであってもよ
い。3方シールでシールされた袋包装体を製作する場合
には、筒状包装フィルム8の走行方向に前後して配置さ
れた一対の横ヒートシーラ(バー状のシーラ)35,3
6を共に作動して筒状包装フィルム8に一対の横シール
を施すのであるが、この発明による袋包装装置1では、
横シール手段は、一対の横ヒートシーラ35,36のう
ち選択的に作動される後流側の横ヒートシーラ36のみ
から構成されている。
【0020】カッタ手段は、一方のシール・カッタ33
において一対の横ヒートシーラ35,36間に配置され
たカッタ37と、他方のシール・カッタ33において一
対の横ヒートシーラ35,36間に配置されたカッタ受
け(溝)38によって構成される。横シール手段とカッ
タ手段とは、横シール手段を筒状包装フィルム8の走行
方向上流側に配設し、カッタ手段を筒状包装フィルム8
の走行方向後流側に配設する限りは、別々に配設し且つ
別々に駆動してもよい。
【0021】横ヒートシーラ36が、筒状包装フィルム
8の走行方向前後の包装物A,A間の位置に対応して、
筒状包装フィルム8に後流側の包装物Aを包装する袋の
袋底を形成することになる横シール10を施すと同時
に、カッタ37は、上流側の包装物Aを包装する次に形
成される袋12の袋首部11を、包装物Aに対して筒状
包装フィルム8の走行方向先端側、即ち、後流側に残す
状態に、筒状包装フィルム8を横方向に切断して、袋1
2が連続的に成形される。カッタ37が筒状包装フィル
ム8を切断することにより、既に横シール10が施され
ている未封鎖状態の袋12に包装物が包装された中間袋
包装体Piが切り出される。
【0022】袋包装装置1によれば、中間袋包装体Pi
内においては、搬送方向後端基準で送り込まれた包装物
Aの後端が横シール10によって形成されている袋底側
に位置する。搬送手段2による包装物Aの送り込みタイ
ミングと、シール・カッタ33による筒状包装フィルム
8の横シール10の形成及び切断のタイミングを調節す
ることにより、包装物Aの長さが包装物Aの後端と横シ
ール10によって形成されている袋底との間には余分な
広がりを残すことがなく、且つ袋首部11に結束手段5
による結束のための充分な広がりが与えられた中間袋包
装体Piを形成することができる。中間袋包装体Pi
は、コンベヤ39によって、後段の搬出手段及び結束手
段に送られる。コンベヤ39は、図示では若干登り勾配
に配設されているが、この構造は袋包装装置1において
必須ではない。
【0023】中間袋包装体Piは、コンベヤ39から搬
出手段4の逆走行コンベヤ40上に一旦投下される。こ
の投下の際に生じる衝撃の程度では、包装物Aは袋12
との摩擦接触により袋12内で大きく位置を変えること
はない。逆走行コンベヤ40で逆走行された中間袋包装
体Piは、逆走行コンベヤ40に対して実質的に直交す
る方向に走行する搬出コンベヤ41上において、ストッ
パ42に当接した状態で位置決めされ、その後、搬出コ
ンベヤ41によって袋首部11を中間袋包装体Piの搬
出方向に平行な方向に沿って揃えた実質的に横置き状態
で搬出される。逆走行コンベヤ40と搬出コンベヤ41
とは、この発明における搬出手段4を構成している。搬
出コンベヤ41は、中間袋包装体Piに袋底側が袋首部
11よりも僅かに下方に位置した姿勢を取らせるため、
傾斜した搬送面43を有している。搬出コンベヤ41の
搬送面43は、中間袋包装体Piにこのような姿勢を取
らせるので、包装物Aが中間袋包装体Pi内で仮に動く
ことがあっても、袋底側に動くので、袋首側における結
束を阻害することがない。
【0024】結束手段である結束機50は、搬出コンベ
ヤ41に関連して配設されている。結束機50は、絞ら
れた袋首部11に粘着テープ51を巻き付ける周知の構
造のものでよい。中間袋包装体Piの袋首部11は、中
間袋包装体Piの搬出コンベヤ41による搬出方向に平
行な方向に沿って揃えられている。横置き状態で順次搬
出される中間袋包装体Piに対して、結束機50は、袋
首部11を順次結束して、完成した袋包装体Pfを形成
する。
【0025】搬出コンベヤ41に備わるストッパ42
は、包装物Aの平均的なサイズに応じて、搬送面43上
の位置を変えることにより、袋首部11に対する結束位
置を変更可能としている。図3は、 平均的なサイズが長
い群から選ばれた複数個の野菜から成る包装物A1を袋
包装装置1によって包装して袋包装体Pf1 を示す図で
あり、図4は、平均的なサイズが短い群から選ばれた複
数個の野菜から成る包装物A2を袋包装装置1によって
包装した袋包装体Pf2 を示す図である。包装物Aは包
装前にサイズに応じて予め選果されており、比較的、平
均的なサイズが長い群から選ばれた複数個の野菜から成
る包装物A1に対しては、ストッパ42の位置を後退さ
せて、袋首部11に対する結束位置を袋口側に寄せるこ
とができる。また、比較的、平均的なサイズが短い群か
ら選ばれた複数個の野菜から成る包装物A2に対して
は、ストッパ42の位置を前進させて、袋首部11に対
する結束位置を袋底側に寄せることができる。ストッパ
42を調節することによる結束位置の変更により、包装
物Aのサイズにかかわらず、結束を袋首部11に対して
適正な位置におこない、タイトに結束した袋包装体Pf
を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、この発明によ
る袋包装装置によれば、横シールの上流側において、次
に形成される袋の袋首部が後流側に残る状態に、カッタ
手段が筒状包装フィルムを横方向に切断し、カッタ手段
の切断作用で、既に横シールが施されている未封鎖状態
の袋に包装物が包装された中間袋包装体が切り出され
る。中間袋包装体内では、搬送方向後端基準で送り込ま
れた包装物の後端が袋底側に位置しており、袋首部は後
断の結束のための充分な余裕が与えられ、切り出された
中間袋包装体の袋首部が、結束手段によって結束され
る。したがって、特に、包装物がナスのような軽量で且
つ包装フィルムに付着し易い野菜である場合であって
も、また、平均的なサイズが小さい包装物を包装する場
合であっても、包装物を後端基準で供給するにもかかわ
らず、包装物は袋内で袋底側に揃えられた状態で包装さ
れ、袋底側でルーズになることがなく、袋首部で結束用
の包装フィルム部分が充分得られ、包装装置の構造や作
動に大幅な変更を施すことなく、タイトな包装体を得る
ことができる。その結果、見栄えの良いタイトな包装体
が得られ、包装体である商品価値が低下することがな
く、更に、袋包装体を箱詰めするときも、包装体の整列
性が良く、箱詰め作業性を良好にし、流通段階での作業
性を向上させることができる。更に、この発明による袋
包装装置は、一対の横シールの一方のみを作動させるこ
とにより、シール・カッタを備えた通常のピロー包装機
の後段に、結束装置を付設するだけで構築することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による袋包装装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1に示す袋包装装置に用いられる搬出手段及
び搬出手段に関連して配設された結束手段を示す平面図
である。
【図3】この発明による袋包装装置によって、平均的な
サイズが長い群から選ばれた複数個の野菜から成る包装
物A1を包装した袋包装体Pf1 を示す図である。
【図4】この発明による袋包装装置によって、平均的な
サイズが短い群から選ばれた複数個の野菜から成る包装
物A2を包装した袋包装体Pf2 を示す図である。
【図5】従来の袋包装装置によって、複数個の野菜から
成る包装物A2を包装した袋包装体Pf3 を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 袋包装装置 2 搬送手段 3 逆ピロー包装機 4 搬出手段 5 結束手段 7 包装フィルム 8 筒状包装フィルム 9 縦シール 10 横シール 11 袋首部 12 袋 30 フォーマ 31 縦ヒートシールローラ(縦シール手段) 33 シール・カッタ 36 横ヒートシール(横シール手段) 37 カッタ(カッタ手段) 41 搬出コンベヤ 43 搬送面 50 結束機 Pi 中間包装体 Pf,Pf1 ,Pf2 袋包装体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装フィルムを筒状に成形すると共に成
    形された筒状包装フィルムを水平方向に走行案内するフ
    ォーマ、前記筒状包装フィルム内に包装物を搬送方向後
    端基準で送り込む搬送手段、前記筒状包装フィルムの重
    ねられた側縁部を縦シールする縦シール手段、前記筒状
    包装フィルムの走行方向に前後する前記包装物間位置に
    おいて袋底を形成するため前記筒状包装フィルムに横シ
    ールを施す横シール手段、前記横シールの上流側におい
    て袋首部を後流側に残す状態に前記筒状包装フィルムを
    横方向に切断すると共に未封鎖状態の袋に前記包装物が
    包装された中間袋包装体を切り出すカッタ手段、及び切
    り出された前記中間袋包装体の前記袋首部を結束する結
    束手段とから成る袋包装装置。
  2. 【請求項2】 前記横シール手段と前記カッタ手段と
    は、前記筒状包装フィルムに対してシール及び切断作用
    をするときに、前記カッタ手段が前記横シール手段より
    も前記筒状包装フィルムの上流側に位置するように配置
    されると共に、前記筒状包装フィルムの側方で一体的に
    回転又はボックスモーションをするシール・カッタであ
    ることから成る請求項1に記載の袋包装装置。
  3. 【請求項3】 前記横シール手段は、前記筒状包装フィ
    ルムの走行方向に前後して配置された一対の横シーラの
    うち後流側のみ作動される横シーラであり、前記カッタ
    手段は、前記一対の横シーラ間に配置されたカッタであ
    ることから成る請求項2に記載の袋包装装置。
  4. 【請求項4】 前記中間袋包装体は、前記筒状包装フィ
    ルムの走行方向と実質的に直交する方向に走行する搬出
    手段によって、前記袋首部を前記中間袋包装体の搬出方
    向に平行な方向に沿って揃えた実質的に横置き状態で搬
    出され、前記結束手段は、前記搬出手段に関連して配設
    されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の袋包装装置。
  5. 【請求項5】 前記搬出手段は、前記中間袋包装体に前
    記袋底側が前記袋首部よりも僅かに下方に位置した姿勢
    を取らせるため、傾斜した搬送面を有することから成る
    請求項4に記載の袋包装装置。
  6. 【請求項6】 前記結束手段は、前記横シールに対し
    て、前記包装物の平均的なサイズに応じて、前記袋首部
    に対する結束位置を変更可能としていることから成る請
    求項4又は5に記載の袋包装装置。
  7. 【請求項7】 前記包装物は、単数又は複数の棒状野菜
    であることから成る請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の袋包装装置。
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KR100908626B1 (ko) * 2002-05-22 2009-07-21 고쿠리츠다이가쿠호우징 카가와다이가쿠 희소당의 생리활성 작용의 이용방법 및 희소당을 배합한조성물

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KR100908626B1 (ko) * 2002-05-22 2009-07-21 고쿠리츠다이가쿠호우징 카가와다이가쿠 희소당의 생리활성 작용의 이용방법 및 희소당을 배합한조성물

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