JP2001048093A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2001048093A
JP2001048093A JP11223082A JP22308299A JP2001048093A JP 2001048093 A JP2001048093 A JP 2001048093A JP 11223082 A JP11223082 A JP 11223082A JP 22308299 A JP22308299 A JP 22308299A JP 2001048093 A JP2001048093 A JP 2001048093A
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JP
Japan
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steering
steering handle
bearing
bracket
outboard motor
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JP11223082A
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English (en)
Inventor
Hideto Arai
秀人 新井
Kentaro Kameoka
健太郎 亀岡
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ステアリングハンドルの長さが異なって
も、同一形状のステアリングブラケットを使用すること
ができる船外機を提供する。 【解決手段】 船外機は、船舶に回動自在に取り付けら
れる船外機本体(9)と、この船外機本体から前側に突
出しているステアリングブラケット(10)と、このス
テアリングブラケットとは別体に形成されているととも
にステアリングブラケットの上面に取り付けられるステ
アリングハンドル用軸受け(11)と、この軸受けに回
動自在に嵌め込まれる取り付けボス(12a)を具備す
るとともに前記軸受けを中心として回動するステアリン
グハンドル(12)と、前記ステアリングハンドル用軸
受けに設けられているとともに前記ステアリングハンド
ルを前方に突出している操船位置に停止させるストッパ
ー(49)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングハン
ドルで操舵されている船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船外機におけるステアリングハン
ドルの取り付け構造には、種々の形式があるが、一例と
して、ステアリングブラケットの取り付け孔に、ボルト
が回動可能に挿入され、このボルトがステアリングハン
ドルに螺合している形式がある。船外機が取り付けられ
ている船舶が高速で航行している際に、船外機を操舵す
ると、ステアリングハンドルの取り付け部に大きな力が
加わる。この大きな力で、ステアリングハンドルの取り
付け部であるボルトやボルト孔などが破損することがあ
る。
【0003】そこで、取り付け部の強度を向上させた形
式として、ステアリングハンドルに取り付けボスを形成
し、この取り付けボスをステアリングブラケットの軸受
けに回動自在に取り付けたものがある。この軸受けはス
テアリングブラケットに一体に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステアリン
グハンドルには、市場の要望により、標準の長さのスタ
ンダードタイプや、このスタンダードタイプよりも長い
ロングタイプなど複数のタイプがある。そして、ロング
タイプにすると、ステアリングハンドルの根元部には大
きな力が加わるので、強度を上げる必要があり、根元部
が大きくなる。このロングタイプに合わせて、スタンダ
ードタイプの根元部を大きくすると、サイズが必要以上
に大きくなる。そこで、ロングタイプとスタンダードタ
イプとで、根元部の大きさを異ならしめると、それに合
わせて、ステアリングブラケットも、軸受けのサイズが
異なる複数の種類のものを用意する必要が生じる。その
ため、部品の製造コストや管理コストが増大する。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ステアリングハンドルの長さが異なって
も、同一形状のステアリングブラケットを使用すること
ができる船外機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の船外機は、船舶
に回動自在に取り付けられる船外機本体(9)と、この
船外機本体から前側に突出しているステアリングブラケ
ット(10)と、このステアリングブラケットとは別体
に形成されているとともにステアリングブラケットの上
面に取り付けられるステアリングハンドル用軸受け(1
1)と、この軸受けに回動自在に嵌め込まれる取り付け
ボス(12a)を具備するとともに前記軸受けを中心と
して回動するステアリングハンドル(12)と、前記ス
テアリングハンドル用軸受けに設けられているとともに
前記ステアリングハンドルを前方に突出している操船位
置に停止させるストッパー(49)とを備えている。
【0007】また、ステアリングハンドル用軸受けに
は、ステアリングハンドルの配置側とは反対側に、庇
(51)が突出して形成されている場合がある。
【0008】さらに、前記庇に、スタータボタン(5
4)が設けられている場合がある。
【0009】そして、ステアリングブラケットに、運搬
用の穴(41)が形成されている場合がある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明における船外機の実
施の一形態を図1ないし図8を用いて説明する。図1は
本発明の実施の形態の船外機の側面図である。図2はロ
ングタイプのステアリングハンドルが取り付けられてい
る船外機の平面図である。図3はスタンダードタイプの
ステアリングハンドルが取り付けられている船外機の平
面図である。図4はスタンダードタイプのステアリング
ハンドルおよび軸受けの説明図で、(a)がステアリン
グハンドルの一部切欠き断面図、(b)が図3の b-b断
面図、(c)がステアリングブラケットおよびステアリ
ングハンドル用軸受けの図3におけるc矢視図である。
図5はロングタイプ用の軸受けの説明図で、(a)が正
面図、(b)が(a)の b-b断面図である。図6はロン
グタイプ用の軸受けの説明図で、(a)が平面図、
(b)が底面図である。図7はスタンダードタイプ用の
軸受けの説明図で、(a)が正面図、(b)が(a)の
b-b断面図である。図8はスタンダードタイプ用の軸受
けの説明図で、(a)が平面図、(b)が底面図であ
る。なお、この明細書においては、前進方向を「前側」
とし、右舷側を「右側」としている。また、図2および
図3においては、アッパーカウリングが取り外された状
態で図示されている。図4(c)においては、一部が切
り欠かれて図示されている。
【0011】船外機は、取付ブラケット1で小型船舶の
トランサム2などに取り付けられて固定されている。こ
の取付ブラケット1の略水平な回動軸3には、スイベル
ブラケット4が回動可能に取り付けられている。そし
て、パワーチルト装置としてのパワートリムチルト装置
5が設けられ、このパワートリムチルト装置5がスイベ
ルブラケット4を取付ブラケット1に対して回動駆動し
ている。スイベルブラケット4の後部には、ピボット軸
6が回動自在に設けられており、このピボット軸6は、
アッパーマウントおよびロワーマウント8を介して船外
機本体9に連結されている。したがって、パワートリム
チルト装置5が稼働すると、船外機本体9が取付ブラケ
ット1に対して傾動している。
【0012】そして、ピボット軸6の上端部は前方に突
出し、ステアリングブラケット10が形成されている。
この様にして、ステアリングブラケット10は、アッパ
ーマウントおよびロワーマウント8を介して船外機本体
9から前側に突出している。また、ステアリングブラケ
ット10は、先端部が略水平に延在しているとともに、
その上面にステアリングハンドル用軸受け11がボルト
締めされて固定されている。このステアリングハンドル
用軸受け11にステアリングハンドル12が回動自在に
取り付けられており、ハンドル12はステアリングハン
ドル用軸受け11を中心として、図1において、実線で
図示されている前方に突出している操船位置と、二点鎖
線で図示されている格納位置との間を回動することがで
きる。ステアリングハンドル用軸受け11およびステア
リングハンドル12の詳細は後述する。
【0013】船外機本体9は、上側から順番にアッパー
カウリング16、ロワーカウリング17、ガイドエキゾ
ースト、オイルパン、アッパーケーシング18およびロ
ワーケーシング19などからなるハウジングで覆われて
いる。また、アッパーケーシング18の上部外側は、見
栄えを良好にするために、構造部材ではない樹脂製のエ
プロン21が覆っている。
【0014】アッパーカウリング16およびロワーカウ
リング17からなるカウリング16,17の内部には、
内燃機関である4サイクルエンジン26が配置されてお
り、アッパーカウリング16がエンジン26の上部を、
また、ロワーカウリング17がエンジン26の下部を覆
っている。このエンジン26は、直列型2気筒の4サイ
クルであり、かつ、カウンターフロータイプすなわち、
吸気通路および排気通路が右側すなわち燃焼室に対して
同じ側に形成されている。そして、エンジン26のクラ
ンクシャフト27の回転は、ドライブシャフト28、複
数の傘歯車29およびプロペラシャフト31などを介し
て、ロワーケーシング19の後端部に回転自在に設けら
れているプロペラ32に伝達されている。複数の傘歯車
29は前後進切換機構を構成しており、この傘歯車29
の噛み合わせをシフトロッド33で切り換えることによ
り、プロペラ32の回転方向が切り換えられ、前後進や
中立などに変更することができる。シフトロッド33
は、下端がロワーケーシング19内に位置するととも
に、この下端から上方に延在しており、アッパーケーシ
ング18およびピボット軸6を通って、上端がカウリン
グ16,17内に達している。このカウリング16,1
7内にはシフト機構36が設けられ、このシフト機構3
6が作動すると、シフトロッド33が駆動され、前後進
が切り換えられている。
【0015】次に、ステアリングブラケット10、ステ
アリングハンドル用軸受け11およびステアリングハン
ドル12について説明する。ステアリングハンドル12
には、図3に図示するスタンダードタイプと、このスタ
ンダードタイプよりも長い図2に図示するロングタイプ
とがある。このステアリングハンドル12には複数のタ
イプが存在しているが、ステアリングブラケット10
は、ステアリングハンドル12の形式が異なっていて
も、同一形状のものが使用される。このステアリングブ
ラケット10には運搬用穴41が形成され、船外機を運
搬する際には、この運搬用穴41に指を挿入して、ステ
アリングブラケット10を把持して運搬している。ま
た、ステアリングブラケット10には、図4(c)に図
示する様に、ステアリングハンドル用軸受け11を取り
付けるための取付穴42が2個貫通している。そして、
この取付穴42の下側からボルト43を挿入し、このボ
ルト43をステアリングハンドル用軸受け11のネジ孔
46(図6および図8参照)に螺合させて、ステアリン
グハンドル用軸受け11をステアリングブラケット10
の上面に取り付けて固定している。
【0016】この様にしてステアリングブラケット10
に着脱自在に取り付けられるステアリングハンドル用軸
受け11には、図5および図6に図示するロングタイプ
用と、図7および図8に図示するスタンダードタイプ用
とがあり、ステアリングハンドル12の形式毎に異なっ
ている。まず、始めにロングタイプ用のステアリングハ
ンドル用軸受け11を説明する。ステアリングハンドル
用軸受け11の底面には、前述のネジ孔46が2個形成
されている。また、ステアリングハンドル用軸受け11
の略垂直な垂直壁47には、ステアリングハンドル12
の取り付けボス12a〔図4(a)参照〕が挿入される
ボス用孔48が貫通して形成されている。このボス用孔
48は断面略円形をしている。そして、このステアリン
グハンドル用軸受け11の垂直壁47には、ステアリン
グハンドル12の配置側(すなわち左側)の面に、ステ
アリングハンドル12を操船位置に停止させるストッパ
ー49が突出して設けられている。さらに、垂直壁47
の右側面には、ボス用孔48の開口部の上方、前方およ
び後方を覆う状態で、庇51が突出して形成されてい
る。この庇51には、スイッチ取付孔としてのスタータ
ボタン取付孔52が形成され、このスタータボタン取付
孔52にスイッチとしてスタータボタン54が取り付け
られている。このスタータボタン54を操作すると、カ
ウリング16,17内のスタータモータ56が稼働し、
エンジン26が始動する。そして、庇51は垂直壁47
に金属などで一体成形されている。
【0017】スタンダードタイプ用のステアリングハン
ドル用軸受け11は、前述のロングタイプ用のステアリ
ングハンドル用軸受け11と略同じ様な形状をしている
が、ロングタイプのボス用孔48の径R1は、スタンダ
ードタイプのボス用孔48の径R2よりも大きくなって
いる。また、ネジ孔46の径は、ロングタイプでもスタ
ンダードタイプでも同じである。ところで、ステアリン
グハンドル用軸受け11をステアリングブラケット10
に取り付けた状態では、図2および図3で図示する様
に、ステアリングハンドル用軸受け11の垂直壁47の
左側面は、前側に行くほど、船外機の中心線に近づく様
に傾斜している。そして、ネジ孔46の配置がロングタ
イプとスタンダードタイプとで異なっており、垂直壁4
7の左側面と、船外機の前後方向の中心線とのなす角度
が、ロングタイプとスタンダードタイプとで異なってい
る。すなわち、ロングタイプの方がスタンダードタイプ
よりも角度が大きくなっている。そのため、ステアリン
グハンドル12の先端は、ロングタイプの方がスタンダ
ードタイプよりも、船外機の前後方向の中心線により一
層近づいている。
【0018】図3および図4に図示するスタンダードタ
イプのステアリングハンドル12は、根元部に取り付け
ボス12aが形成されている。この断面略円形の取り付
けボス12aが、前述の様にステアリングハンドル用軸
受け11のボス用孔48に挿入され、挿入後、抜け止部
材である抜け止板61が取り付けボス12aの先端面に
当接され、この抜け止板61が固定手段であるボルト6
2で固定されている。そして、取り付けボス12aから
略直角に折れ曲がってステアリングハンドル12の外殻
63が延在している。この外殻63の内部には、丸棒状
のシャフト66が回動可能に設けられ、このシャフト6
6の先端部に、スロットル操作部67が設けられてい
る。
【0019】また、シャフト66の取り付けボス12a
側の端部には、プーリー71が固定されており、このプ
ーリー71にスロットル用ケーブル72が取り付けられ
ている。そして、スロットル操作部67を回動させる
と、シャフト66およびプーリー71が回動している。
この回動でスロットル用ケーブル72が移動し、スロッ
トル作動用プーリーなどを介して、カウリング16,1
7内のスロットル弁が回動している。
【0020】また、ステアリングハンドル12には、シ
ャフト66を固定するスロットル固定用つまみ76が設
けられており、このつまみ76を操作して、シャフト6
6の回動を阻止したり、許容したりすることができる。
そして、つまみ76を操作して、シャフト66の回動角
度を固定すると、スロットル弁の回動角度が固定され、
略一定速度で船舶を航行させることができる。
【0021】さらに、ステアリングハンドル12には、
エンジン26を停止させるストップスイッチ78が設け
られている。このストップスイッチ78のボタン79を
押すと、エンジン26は停止する。また、ボタン79の
付け根の部分には、クリップ81が着脱自在に取り付け
られており、このクリップ81にはワイヤ82が連結さ
れている。そして、ワイヤ82は、船外機の操縦者など
に連結され、操縦者が船舶から転落した際などに、ワイ
ヤ82が引っ張られ、クリップ81がストップスイッチ
78から外れる。この様にして、クリップ81がストッ
プスイッチ78から離脱すると、ストップスイッチ78
が作動して、エンジン26は自動的に停止する。
【0022】ロングタイプのステアリングハンドル12
は、前述のスタンダードタイプのステアリングハンドル
12よりも長くなっているとともに、シフトレバー84
が設けられている。このシフトレバー84からシフト用
ケーブル86がカウリング16,17内に延在してお
り、シフト用ケーブル86の先端部は、カウリング1
6,17内のシフト機構36に接続されている。したが
って、シフトレバー84を操作すると、前後進を切り換
えることができる。なお、他の構造は、スタンダードタ
イプと略同様な構造となっている。また、スタンダード
タイプにおいては、シフトレバー84はカウリング1
6,17の外側に取り付けられている。
【0023】前述の様に、この実施の形態では、ステア
リングハンドル用軸受け11には庇51が設けられてい
るので、ステアリングハンドル12の取付部材である抜
け止板61やボルト62などが隠され、外観が良好とな
る。
【0024】また、ステアリングハンドル12に操縦者
などが体重をかけることがあるが、ステアリングハンド
ル用軸受け11はステアリングブラケット10の上面に
取り付けられているので、ステアリングハンドル12に
加わった下向きの荷重はステアリングブラケット10の
上面に加わり、ステアリングハンドル用軸受け11の取
付手段であるボルト43に加わることが減少する。した
がって、ステアリングハンドル用軸受け11がステアリ
ングブラケット10の垂直面(前面や左右側面)に取り
付けられている場合に比して、取付手段であるボルト4
3に剪断力が加わることを減少させることができる。そ
の結果、取付手段の耐久性が向上する。
【0025】さらに、ステアリングハンドル用軸受け1
1がステアリングブラケット10とは別体となっている
ので、ハンドルと軸受けとを組み付ける工場で、ステア
リングハンドル12とステアリングハンドル用軸受け1
1とを一体に組み立てサブアセンブリ化することができ
る。そして、船外機組立工場のライン上において、サブ
アセンブリ化したステアリングハンドル用軸受け11お
よびステアリングハンドル12をステアリングブラケッ
ト10に組み付けることが可能となる。この様にする
と、船外機組立ライン上での作業が減少し、船外機の組
み立て作業の効率が向上する。
【0026】そして、ステアリングハンドル用軸受け1
1のネジ孔46の配置を変更することにより、ステアリ
ングハンドル12の取付向きを変更することができる。
【0027】また、前述の様に、ステアリングハンドル
12の先端は、ロングタイプの方がスタンダードタイプ
よりも、船外機の前後方向の中心線により一層近づいて
いるので、ステアリングハンドル12のシフトレバー8
4の操作を行い易くなっている。
【0028】さらに、ステアリングハンドル12が設け
られていないリモコン仕様にした際にも、ステアリング
ブラケット10にステアリングハンドル用軸受け11な
どが無く、見栄えが良好となる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)前記実施の形態においては、エンジンは直列型2
気筒の4サイクルエンジンであるが、その気筒の数量や
配置またエンジンの形式などは適宜変更可能である。た
とえば、3気筒や2サイクルなどにしたりすることも可
能である。また、燃料噴射式であることも可能である。 (2)前記実施の形態においては、ステアリングハンド
ル用軸受け11の庇51は、ボス用孔48の上方、前方
および後方を覆っているが、少なくともボス用孔48の
上方を覆っていればよい。ただし、上方、前方および後
方の三方を覆っていることが好ましい。 (3)前記実施の形態においては、ステアリングハンド
ル12は、2タイプであるが、ステアリングハンドル1
2のタイプをさらに多くすることも可能である。その際
に、ステアリングハンドル用軸受け11は、ステアリン
グハンドル12のタイプ毎に形式を変更することも可能
であるし、ステアリングハンドル用軸受け11の一個の
形式で複数のタイプのステアリングハンドル12に対応
することも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明の船外機によれば、ステアリング
ハンドル用軸受けが、ステアリングブラケットとは別体
に形成されているので、ステアリングハンドルのタイプ
が異なる際に、ステアリングハンドル用軸受けの大きさ
を容易に変更することができるとともに、ステアリング
ブラケットは同一の形式のものを使用することができ
る。その結果、部品の製造コストや管理コストを削減す
ることができる。しかも、このステアリングハンドル用
軸受けは、ステアリングブラケットの上面に取り付けら
れているので、操縦者がステアリングハンドルに体重を
かけても、その荷重はステアリングハンドル用軸受けを
介してステアリングブラケットの上面で支持されてい
る。したがって、ステアリングハンドル用軸受けの取付
部材たとえばボルトなどには剪断力が加わることが少な
く、耐久性が向上する。
【0031】また、ステアリングハンドル用軸受けに
は、ステアリングハンドルの配置側とは反対側に、庇が
突出して形成されている場合がある。この様な場合に
は、ステアリングハンドルの取付部材などを庇で覆い隠
すことができ、見栄えが良好となる。
【0032】さらに、前記庇に、スタータボタンが設け
られている場合には、庇を利用して、スタータボタンを
配置することができ、見栄えや利便性が向上する。
【0033】そして、ステアリングブラケットに、運搬
用の穴が形成されている場合には、船外機の運搬が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態の船外機の側面図で
ある。
【図2】図2はロングタイプのステアリングハンドルが
取り付けられている船外機の平面図である。
【図3】図3はスタンダードタイプのステアリングハン
ドルが取り付けられている船外機の平面図である。
【図4】図4はスタンダードタイプのステアリングハン
ドルおよび軸受けの説明図で、(a)がステアリングハ
ンドルの一部切欠き断面図、(b)が図3の b-b断面
図、(c)がステアリングブラケットおよびステアリン
グハンドル用軸受けの図3におけるc矢視図である。
【図5】図5はロングタイプ用の軸受けの説明図で、
(a)が正面図、(b)が(a)の b-b断面図である。
【図6】図6はロングタイプ用の軸受けの説明図で、
(a)が平面図、(b)が底面図である。
【図7】図7はスタンダードタイプ用の軸受けの説明図
で、(a)が正面図、(b)が(a)の b-b断面図であ
る。
【図8】図8はスタンダードタイプ用の軸受けの説明図
で、(a)が平面図、(b)が底面図である。
【符号の説明】
9 船外機本体 10 ステアリングブラケット 11 ステアリングハンドル用軸受け 12 ステアリングハンドル 12a ステアリングハンドルの取り付けボス 41 ステアリングブラケットに形成されている運搬用
穴 49 ストッパー 51 ステアリングハンドル用軸受けの庇 54 スタータボタン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶に回動自在に取り付けられる船外機
    本体と、 この船外機本体から前側に突出しているステアリングブ
    ラケットと、 このステアリングブラケットとは別体に形成されている
    とともに、ステアリングブラケットの上面に取り付けら
    れるステアリングハンドル用軸受けと、 この軸受けに回動自在に嵌め込まれる取り付けボスを具
    備するとともに、前記軸受けを中心として回動するステ
    アリングハンドルと、 前記ステアリングハンドル用軸受けに設けられていると
    ともに、前記ステアリングハンドルを前方に突出してい
    る操船位置に停止させるストッパーとを備えていること
    を特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 前記ステアリングハンドル用軸受けに
    は、ステアリングハンドルの配置側とは反対側に、庇が
    突出して形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の船外機。
  3. 【請求項3】 前記庇にはスタータボタンが設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の船外機。
  4. 【請求項4】 前記ステアリングブラケットには、運搬
    用の穴が形成されていることを特徴とする請求項1,2
    または3記載の船外機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100497084C (zh) * 2002-12-25 2009-06-10 本田技研工业株式会社 舷外马达及其舵杆柄

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100497084C (zh) * 2002-12-25 2009-06-10 本田技研工业株式会社 舷外马达及其舵杆柄

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