JP2001046070A - シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーター及びその遺伝子 - Google Patents

シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーター及びその遺伝子

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JP2001046070A
JP2001046070A JP11223019A JP22301999A JP2001046070A JP 2001046070 A JP2001046070 A JP 2001046070A JP 11223019 A JP11223019 A JP 11223019A JP 22301999 A JP22301999 A JP 22301999A JP 2001046070 A JP2001046070 A JP 2001046070A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規なシスチン、塩基性アミノ酸及び中性ア
ミノ酸を基質とするトランスポーター及びそれをコード
する遺伝子を提供する。 【解決手段】 特定の2種類のアミノ酸配列のいずれか
らなるか、又は、上記アミノ酸配列において1もしくは
数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ
酸配列からなり、かつ上記とは異った特定の2種類のア
ミノ酸配列のいずれかをを有するタンパク質あるいは1
もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加され
たアミノ酸配列からなるタンパク質と共存したとき、シ
スチン、塩基性アミノ酸、中性アミノ酸及びその類似物
質を輸送する能力を有するタンパク質。前記タンパク質
をコードする遺伝子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシスチン、塩基性ア
ミノ酸、中性アミノ酸及びその類似物質の輸送に関与す
る遺伝子と、その遺伝子がコードするポリペプチドに関
する。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸は小腸上皮から吸収、あるいは
腎近位尿細管上皮から再吸収され、体内に補給あるいは
保持されるが、この機能は吸収上皮細胞に存在する膜タ
ンパク質であるアミノ酸トランスポーターによって担わ
れている。特に腎近位尿細管のシスチン、塩基性アミノ
酸及び中性アミノ酸を輸送するアミノ酸輸送系b0,+
は、その遺伝的欠損によって重篤な臨床症状を伴う遺伝
的疾患シスチン尿症を引き起こすため、その分子的実体
の解明が待たれていた。
【0003】アミノ酸輸送系は、中性アミノ酸輸送系、
塩基性アミノ酸輸送系及び酸性アミノ酸輸送系に分類さ
れており、アルファベット又はその組み合わせにより命
名される。一般にNa依存性輸送系はアルファベット
の大文字で、Na非依存性輸送系はアルファベットの
小文字で命名される。文字の右肩に付される+は塩基性
アミノ酸系を示し、−は酸性アミノ酸系を示し、無印又
は0は中性アミノ酸系であることを示す。したがって、
前記した係るアミノ酸輸送系b0,+は、bという名の
アミノ酸輸送系であって、Na非依存性輸送系で(小
文字のアルファベット)、中性アミノ酸及び塩基性アミ
ノ酸(右肩の0及び+)を輸送するものである。アミノ
酸輸送系b0,+は、もともとは、マウス胞胚で始めて
記載され、その後、腎刷子縁膜小胞標本、腎上皮由来細
胞株においてもその機能が存在するとされていた [Pala
cin, et al., Physiol. Rev.,第78巻、969-1054頁、199
8年]。アミノ酸輸送系b0,+の機能は、ナトリウム非
依存的な、すなわちその機能にナトリウムイオンを必要
としないトランスポーターである。また、その輸送形態
はアミノ酸の交換輸送であるとされている。
【0004】一方、腎臓及び小腸に発現する、アミノ酸
トランスポーターの活性化因子であると考えられている
膜貫通構造を一回しか持たない二型膜糖タンパク質rB
AT(related to b0,+ amino acid transporter)
のcDNAがクローニングされ、それらをアフリカツメ
ガエル卵母細胞に発現させるとアミノ酸輸送系b0,
の特性を示すアミノ酸の取り込み活性が出現することが
報告された[Palacin、J. Exp. Biol.、第196巻、123-13
7頁、1994年]。しかし、これはrBATによりアフリカ
ツメガエル卵母細胞の内因性トランスポーターが活性化
されたためであり、腎尿細管のアミノ酸輸送系b0,+
が発現したものではない。
【0005】以上のように、従来の方法では、輸送基質
の詳細や、アミノ酸上皮輸送におけるアミノ酸輸送系b
0,+の役割を解析することは困難であり、アミノ酸輸
送系b0,+の機能を担うシスチン、塩基性アミノ酸及
び中性アミノ酸を輸送基質とするトランスポーターの遺
伝子を単離して詳細な機能解析をすることが望まれてい
た。
【0006】アミノ酸トランスポーターとしては種々の
ものが既にクローニングされており、例えば、塩基性ア
ミノ酸及び中性アミノ酸をともに基質とするトランスポ
ーターとしては、アミノ酸輸送系yLに相当する、y
LAT1およびyLAT2がクローニングされてい
る[Torrents et al.、J. Biol. Chem. 第273巻、32437-
32445頁、1998年]。しかし、これらは、シスチンは輸送
基質とせず、アミノ酸輸送系b0,+とは基質選択性が
異なっている。塩基性アミノ酸のみを基質とするトラン
スポーターとして、アミノ酸輸送系y に相当する塩基
性アミノ酸トランスポーター(CAT1〜4)がクロー
ニングされた。しかし、これもアミノ酸輸送系b0,+
とは基質選択性が異なっている。
【0007】中性アミノ酸を選択的に輸送するトランス
ポーターとして、輸送系Lに相当する中性アミノ酸トラ
ンスポーターLAT1[Kanai et al., J. Biol. Chem.,
第273巻、23629-23632頁、1998年]、及びLAT2[Seg
awa et al., J. Biol. Chem., 第274巻、19745-19751
頁、1999年]がクローニングされた。また、LAT1及
びLAT2は、補助因子4F2hcと共存することによ
ってのみ機能することが示された。両者はNaに依存
せず、LAT1はロイシン、イソロイシン、バリン、フ
ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、メチオニ
ン、ヒスチジンなど大型の中性アミノ酸を輸送する交換
輸送活性を示し、LAT2は、大型の中性アミノ酸に加
えグリシン、アラニン、セリン、システイン、スレオニ
ンなどの小型の中性アミノ酸も輸送する広い基質選択性
を有する。しかし、これらもアミノ酸輸送系b0,+
は基質選択性が異なっている。
【0008】中性アミノ酸トランスポーターLAT1及
びLAT2の類似蛋白質として、中性アミノ酸及び塩基
性アミノ酸を輸送する輸送系yLの機能を有する前記
LAT1とyLAT2がクローニングされた[Tor
rents et al., J. Biol. Chem., 第273巻、32437-32445
頁、1998年]。また、yLAT1とyLAT2共に
補助因子4F2hcと共存することによってのみ機能す
ることが示された。y LAT1とyLAT2は、中
性アミノ酸としてはグルタミン、ロイシン、イソロイシ
ンを主に輸送し、アミノ酸輸送系b0,+とは基質選択
性が異なっている。
【0009】シスチンを輸送するトランスポーターとし
て、中性アミノ酸トランスポーターLAT1及びLAT
2の類似蛋白質であるxCTがクローニングされた [Sa
to et al., J. Biol. Chem. 274: 11455-11458, 199
9]。xCTも補助因子4F2hcと共存することによっ
てのみ機能することが示された。しかし、xCTもアミ
ノ酸輸送系b0,+とは基質選択性が異なっている。
【0010】トランスポーター自体ではないが、アミノ
酸トランスポーターの活性化因子であると考えられてい
る膜貫通構造を一回しか持たない二型膜糖タンパク質で
ある4F2hcのcDNAがクローニングされており、
それらをアフリカツメガエル卵母細胞に発現させるとア
ミノ酸輸送系yLに相当する塩基性アミノ酸及び中性
アミノ酸の取り込みを活性化することが知られている[P
alacin、J. Exp. Biol.、第196巻、123-137頁、1994年]
が、これもアミノ酸輸送系b0,+とは基質選択性が異
なっている。
【0011】以上のように、4F2hcと連結すること
によって機能するトランスポーターの分子的実体が明か
にされ、類似の構造を持つrBATも特定のトランスポ
ーターと連結し、輸送機能のある分子複合体を形成する
と考えられた。しかし、rBATと連結するトランスポ
ーターの実体は明かにされていなかった。rBATの遺
伝的変異は、I型シスチン尿症を惹起することがすでに
示されている[Palacin、J. Exp. Biol.、第196巻、123-
137頁、1994年]。しかし、非 I型シスチン尿症において
は、rBATに変異が検出されないため、非I型シスチ
ン尿症はrBATと連結するトランスポーターの異常で
ると考えられ、その分子的実体解明が待たれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シス
チン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とし、ア
ミノ酸輸送系b0,+の機能を担い、rBATと連結す
るトランスポーターの遺伝子及びその遺伝子がコードす
るポリペプチドであるアミノ酸トランスポーターを提供
することにある。その他の目的については、以下の記載
より明らかである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、LAT1
のcDNAの翻訳領域の塩基配列を用いてEST(expr
essed sequence tag ) データベースを検索し、LAT
1と類似の塩基配列を同定した。それに相当するプロー
ブを作製してcDNAライブラリーをスクリーニング
し、新規タンパク質をコードする遺伝子をクローニング
した。さらに、この遺伝子の産物をCOS−7細胞に発
現させて、この遺伝子の産物が機能を発揮するためには
rBATが必須であること、及び発現する機能は、シス
チン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とし、ア
ミノ酸輸送系b0,+に相当することを確認し、本発明
を完成するにいたった。
【0014】すなわち、本発明は、アミノ酸トランスポ
ーターであって、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性ア
ミノ酸を基質とし、アミノ酸輸送活性化因子rBATに
より活性化されるタンパク質に関し、より詳細には、以
下の(A)及び(B)から選択されるタンパク質に関す
る。 (A)配列番号1又は3で示されるアミノ酸配列からな
るタンパク質。 (B)配列番号1又は3で示されるアミノ酸配列におい
て1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加
されたアミノ酸配列からなり、かつ配列番号5又は6で
示されたアミノ酸配列を有するタンパク質あるいは1も
しくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加された
アミノ酸配列からなるタンパク質と共存したとき、シス
チン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とし、ア
ミノ酸輸送系b0,+に相当する輸送能力を有するタン
パク質。 本発明のタンパク質は、天然のものから抽出されるもの
であってもよいが、遺伝子組換え技術により得られる組
換えタンパク質であってもよい。
【0015】本発明の中性アミノ酸を輸送する能力を有
する新規タンパク質、すなわちシスチン、塩基性アミノ
酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーターBA
T1(b0,+ type amino acid transporter 1)
は、アミノ酸輸送活性化因子rBATと共存することに
より、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を輸
送する(取り込む)能力を有する。また、本発明のシス
チン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするト
ランスポーターBAT1は、生体内においては小腸及び
腎に主に発現している。腎においては、BAT1、rB
ATともに管腔側膜に存在し、尿細管内のシスチン、塩
基性アミノ酸及び中性アミノ酸の再吸収を担当している
と考えられる。
【0016】また、本発明は、前記したタンパク質をコ
ードする遺伝子に関し、より詳細には、以下の(a)及
び(b)から選択されるDNAからなる遺伝子に関す
る。 (a)配列番号2又は4で示される塩基配列からなるD
NA。 (b)配列番号2又は4で示される塩基配列からなるD
NAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、
かつ配列番号5又は6で示されたアミノ酸配列を有する
タンパク質あるいは1もしくは数個のアミノ酸が欠失、
置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなるタンパク
質と共存したとき、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性
アミノ酸を基質とし、アミノ酸輸送系b0,+に相当す
る輸送能力を有するタンパク質をコードするDNAに関
する。 本発明の遺伝子はDNAに限定されるものではなく、遺
伝情報を担うものであればDNAでもRNAであっても
よい。
【0017】さらに、本発明は、前記した本発明のタン
パク質をコードする遺伝子を含有するプラスミド、当該
プラスミドで形質転換された宿主細胞に関する。また、
本発明は、前記した本発明の遺伝子、好ましくは前記し
た(a)又は(b)で示される遺伝子の塩基配列中の連
続する14塩基以上の部分配列もしくはその相補的な配
列を含むヌクレオチドに関し、当該ヌクレオチドは本発
明のタンパク質をコードする遺伝子を検出するためのプ
ローブとして、また、本発明のタンパク質をコードする
遺伝子の発現を変調させるために使用することができ
る。また、本発明は、前記した本発明のタンパク質又は
その断片に対する抗体に関する。
【0018】さらに、本発明は、前記した本発明のタン
パク質又は当該タンパク質を含有する細胞を用いて、好
ましくは輸送活性化因子rBATを併用する、当該タン
パク質の有するシスチン、塩基性アミノ酸、中性アミノ
酸及びその類似物質を輸送する能力に対する被検物質の
基質としての作用を測定する方法、及び、被検物質の生
体内におけるシスチン、塩基性アミノ酸、中性アミノ酸
及びその類似物質を輸送する能力に対する体内動態を測
定するための方法に関する。また、本発明は、前記した
方法により、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ
酸を基質とするトランスポーターにより細胞に取り込ま
れ易い又は細胞に取り込まれにくい物質をスクリーニン
グする方法に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】後記配列表の配列番号1は、ラッ
ト腎由来のシスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸
を基質とするトランスポーターBAT1(ラットBAT
1)のアミノ酸配列(487アミノ酸)を表わし、配列
番号2はその遺伝子の全長cDNA塩基配列(約1.7
kbp)をその翻訳領域にコードされたタンパク質のア
ミノ酸配列と共に示したものである。後記配列表の配列
番号3は、ヒト腎由来のシスチン、塩基性アミノ酸及び
中性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1
(ヒトBAT1)のアミノ酸配列(487アミノ酸)を
示し、配列番号4はその遺伝子の全長cDNA塩基配列
(約1.7kbp)をその翻訳領域にコードされたタン
パク質のアミノ酸配列と共に示したものである。また、
後記配列表の配列番号5は、ラットの輸送活性化因子r
BATの遺伝子の全長cDNA塩基配列をその翻訳領域
にコードされたタンパク質のアミノ酸配列と共に示した
ものであり、配列番号6は、ヒトの輸送活性化因子rB
ATの遺伝子の全長cDNA塩基配列をその翻訳領域に
コードされたタンパク質のアミノ酸配列と共に示したも
のである。
【0020】前記配列番号1〜4に示される塩基配列も
しくはアミノ酸配列について、既知DNAデータベース
(GenBankおよびEMBL)及びプロテインデータベース(N
BRF及びSWISS-PROT)に含まれるすべての配列に対して
ホモロジー検索を行った結果、一致するものはなく、こ
れらの配列は、新規なものであると考えられる。
【0021】本発明のタンパク質としては、配列番号1
又は3で示されたアミノ酸配列を有するもののほか、例
えば配列番号1又は3で示されたアミノ酸配列において
1もしくは数個のアミノ酸の欠失、置換もしくは付加さ
れたアミノ酸配列を有するタンパク質が挙げられる。ア
ミノ酸の欠失、置換もしくは付加は、中性アミノ酸輸送
活性が失われない程度であればよく、通常1〜約97
個、好ましくは1〜約48個である。このようなタンパ
ク質は、配列番号1で示されたアミノ酸配列と通常、1
〜80%、好ましくは1〜90%のアミノ酸配列のホモ
ロジーを有する。
【0022】また、本発明の遺伝子としては、配列番号
2又は4で示された塩基配列を有するもののほか、配列
番号2又は4で示された塩基配列からなるDNAとスト
リンジェントな条件下でハイブリダイズし得るDNAを
含むものが挙げられる。このようにハイブリダイズし得
るDNAは、そのDNAにコードされるタンパク質がシ
スチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とし、
アミノ酸輸送系b0, に相当する輸送能力を有する
ものであればよい。このようなDNAは配列番号1又は
3で示された塩基配列と通常、70%以上、好ましくは
80%以上の塩基配列のホモロジーを有する。このよう
なDNAとしては、自然界で発見される変異型遺伝子、
人為的に改変した変異型遺伝子、異種生物由来の相同遺
伝子等が含まれる。
【0023】本発明において、ストリンジェントな条件
下でのハイブリダイゼーションは、通常、ハイブリダイ
ゼーションを、5xSSC又はこれと同等の塩濃度のハ
イブリダイゼーション溶液中、37〜42℃の温度条件
下、約12時間行い、5xSSC又はこれと同等の塩濃
度の溶液などで必要に応じて予備洗浄を行った後、1x
SSC又はこれと同等の塩濃度の溶液中で洗浄を行うこ
とにより実施できる。
【0024】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーター遺伝子は、適
当な哺乳動物の組織や細胞を遺伝子源として用いてスク
リーニングを行うことにより単離取得できる。哺乳動物
としては、イヌ、ウシ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、サル、ブ
タ、ウサギ、ラット及びマウスなどの非ヒト動物のほ
か、ヒトが挙げられる。
【0025】遺伝子のスクリーニング及び単離は、ホモ
ロジークローニング法などにより好適に実施できる。例
えば、ラットあるいはヒト腎臓を遺伝子源として用い、
これからmRNA(ポリ(A)RNA)を調製する。
これから cDNA ライブラリーを構築し、EST
(expressed sequence tag)データベースの検索によっ
て得られるLAT1類似配列(例えば、GenBanskTM/EBI
/DDBJ accession No. AA162896) に相当するプローブを
用いて cDNA ライブラリーをスクリーニングする
ことによって BAT1遺伝子のcDNAを含むクロー
ンを得ることができる。得られたcDNAについては、
常法により塩基配列を決定し、翻訳領域を解析して、こ
れにコードされるタンパク質、すなわち、BAT1のア
ミノ酸配列を決定することができる
【0026】得られたcDNAが、シスチン、塩基性ア
ミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーター
遺伝子のcDNAであること、すなわちはcDNAにコ
ードされた遺伝子産物がシスチン、塩基性アミノ酸及び
中性アミノ酸を基質とするトランスポーターであること
は、例えば次のようにして検証することができる。すな
わち、得られたBAT1cDNAを哺乳動物細胞発現ベ
クターに挿入し、同じく哺乳動物細胞発現ベクターに挿
入したrBATとともにCOS−7細胞に導入して発現
させ、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を細
胞内へ輸送する(取り込む)能力を、前記と同様、シス
チンあるいは適当な塩基性又は中性アミノ酸を基質とす
る取り込み試験(Kanai et al.、J. Clin. Invest. 第9
3巻、397-404貢、1994年)により、細胞内への基質の取
り込みを測定することにより確認できる。また、得られ
たBAT1遺伝子のcDNAから調整した、これに相補
的なRNA(cRNA)を用いて、インビトロ翻訳法[H
edigerら、Biochim. Biophys. Acta、第1064巻、360
頁、1991年]により、BAT1タンパク質を合成し、電
気泳動によりタンパク質のサイズ、糖付加の有無等を検
討することができる。
【0027】一方、rBATの遺伝子のcDNAはすで
に報告されている[Wells and Hediger、Proc. Natl. Ac
ad. Sci. U.S.A.、第89巻、5596-5600頁、1992年]の
で、この配列情報から、PCR法などを用いて、容易に
rBATの遺伝子を得ることが可能である。また、発現
細胞について、同様の取り込み実験を応用して、BAT
1の特性、例えば、BAT1がアミノ酸の交換輸送を行
っているという特性や、BAT1の基質選択性、イオン
依存性などを調べることができる。
【0028】得られたBAT1遺伝子のcDNAを用い
て、異なる遺伝子源で作製された適当なcDNAライブ
ラリー又はゲノミックDNAライブラリーをスクリーニ
ングすることにより、異なる組織、異なる生物由来の相
同遺伝子や染色体遺伝子等を単離することができる。ま
た、開示された本発明の遺伝子の塩基配列(配列番号2
又は4に示された塩基配列、もしくはその一部)の情報
に基づいて設計された合成プライマーを用い、通常のP
CR(Polymerase Chain Reaction)法によりcDNA
ライブラリー又はゲノミックDNAライブラリーから遺
伝子を単離することができる。cDNAライブラリー又
はゲノミックDNAライブラリー等のDNAライブラリ
ーは、例えば、「Molecular cloning」[Sambrook, J.,
Fritsh, E.F.及びManitis, T.著、Cold Spring Harbor
Pressより1989に発刊] に記載の方法により調整するこ
とができる。あるいは、市販のライブラリーがある場合
はこれを用いてもよい。
【0029】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーター(BAT1)
は、例えば、それをコードするcDNAを用い、遺伝子
組換え技術により生産することができる。例えば、BA
T1 をコードするDNA(cDNA等)を適当な発現
ベクターに組み込み、得られた組換えDNAを適当な宿
主細胞に導入することができる。ポリペプチド生産する
ための発現系(宿主−ベクター系)としては、例えば、
細菌、酵母、昆虫細胞及び哺乳類細胞の発現系等が挙げ
られる。このうち、機能タンパクを得るためには、昆虫
細胞及び哺乳類細胞を用いることが好ましい。例えば、
ポリペプチドを哺乳類細胞で発現させる場合には、広い
基質選択性を有する中性アミノ酸トランスポーターBA
T1をコードするDNAを、適当な発現ベクター(例え
ば、アデノウイルス系ベクター、レトロウイルス系ベク
ター、パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイル
スベクター、SV40系ベクター等)中の適当なプロモ
ーター(例えば、サイトメガロウイルスプロモーター、
SV40 プロモーター、LTRプロモーター、エロン
ゲーション1a プロモーター等)の下流に挿入して発
現ベクターを構築する。次に、得られた発現ベクターで
適当な動物細胞を形質転換し、形質転換体を適当な培地
で培養することによって、目的とするポリペプチドが生
産される。宿主とする哺乳動物細胞としては、サルCO
S−7細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、又は
ヒトHeLa細胞などの細胞株などが挙げられる。
【0030】シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ
酸を基質とするトランスポーターBAT1をコードする
DNAとしては、例えば、配列番号2又は4で示される
塩基配列を有するcDNAを用いることができるほか、
前記のcDNA配列に限定されることなく、アミノ酸配
列に対応するDNAを設計し、ポリペプチドをコードす
るDNAとして用いることもできる。この場合、ひとつ
のアミノ酸をコードするコドンは各々1〜6種類知られ
ており、用いるコドンの選択は任意で良いが、例えば発
現に利用する宿主のコドン使用頻度を考慮して、より発
現効率の高い配列を設計することができる。設計した塩
基配列を持つDNAは、DNAの化学合成、前記cDN
Aの断片化と結合、塩基配列の一部改変等によって取得
できる。人為的な塩基配列の一部改変、変異導入は、所
望の改変をコードする合成オリゴヌクレオチドからなる
プライマーを利用して部位特異的変異導入法(site spe
cific mutagenesis)[Mark, D.F. et al.、Proceedings
of National Academy ofSciences、第81巻、第5662頁
(1984年)] 等によって実施できる。
【0031】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーター又はこれと免
疫学的同等性を有するポリペプチドを用いて、その抗体
を取得することができる。抗体は、シスチン、塩基性ア
ミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーター
の検出や精製などに利用できる。抗体は、本発明のシス
チン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするト
ランスポーター、その断片、またはその部分配列を有す
る合成ペプチドなどを抗原として用いて製造できる。ポ
リクロナール抗体は、宿主動物(例えば、ラットやウサ
ギ等)に抗原を接種し、免疫血清を回収する、通常の方
法により製造することができ、モノクロナール抗体は、
通常のハイブリドーマ法などの技術により製造できる。
【0032】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1、そ
の遺伝子およびその発現細胞は、BAT1により輸送さ
れるアミノ酸類似薬物(例えば、L−DOPA等)の、
細胞膜通過や、BAT1が存在すると予想される部位
(例えば小腸上皮、腎尿細管上皮など)での透過効率に
ついての、インビトロでの試験に使用できる。また、B
AT1を発現する細胞膜や、BAT1が存在すると予想
される部位(例えば小腸上皮、腎尿細管上皮など)を効
率良く透過する薬物の開発に使用できる。さらに、BA
T1を発現する細胞膜や、BAT1が存在すると予想さ
れる部位(例えば小腸上皮、腎尿細管上皮など)での薬
物間相互作用のインビトロでの試験に使用できる。
【0033】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1、そ
の遺伝子およびその発現細胞は、BAT1により輸送さ
れる毒物(例えば、メチル水銀のシステイン抱合体等)
や外来性異物の、細胞膜通過や、BAT1が存在すると
予想される部位(例えば小腸上皮、腎尿細管上皮など)
での透過効率についての、インビトロでの試験に使用で
きる。また、本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1を抑
制することにより、BAT1を発現する細胞膜や、BA
T1が存在すると予想される部位(例えば小腸上皮、腎
尿細管上皮など)の毒物(例えば、メチル水銀のシステ
イン抱合体等)や外来性異物の透過を制限することがで
きる。また、本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1、そ
の遺伝子およびその発現細胞は、BAT1により輸送さ
れる毒物(例えば、メチル水銀のシステイン抱合体等)
や外来性異物の、細胞膜通過や、BAT1が存在すると
予想される部位(例えば小腸上皮、腎尿細管上皮など)
の透過を制限する薬物(BAT1の特異的なインヒビタ
ー等)の開発に使用できる。
【0034】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び中
性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1は、
その遺伝的欠損が非I型シスチン尿症を惹起すると考え
られるため、BAT1cDNAあるいは、ゲノミックD
NAを適当なプロモーターに接続し、遺伝子治療ベクタ
ーを作製することが可能である。ここで言う適当なプロ
モーターとは、腎近位尿細管での発現を可能とするプロ
モーターのことである。
【0035】
【実施例】以下、実施例をもって本発明をさらに詳しく
説明するが、これらの実施例は本発明を制限するもので
はない。なお、下記実施例において、各操作は特に明示
がない限り、「Molecular cloning」[Sambrook, J., Fri
tsh, E.F.及びManitis, T.著、Cold Spring Harbor Pre
ssより1989年に発刊] に記載の方法により行う
か、または、市販の試薬やキットを用いる場合には市販
品の指示書に従って使用した。
【0036】実施例1 シスチン、塩基性アミノ酸及び
中性アミノ酸を基質とするトランスポーターのラット及
びヒトcDNA のクローニング (1)ヒトrBATのcDNAの単離と哺乳類発現細胞
へのサブクローン化 cDNAライブラリーはヒト腎臓由来ポリ(A)RN
A(クロンテク社から購入)から、cDNA合成用キッ
ト(商品名:Superscript Choice System、ギブコ社
製)を使用して作製し、ファージベクターλZipLo
x(ギブコ社製)の制限酵素EcoRI切断部位に組み
込んだ。ラットrBAT遺伝子(後記配列表の配列番号
5)[Wells and Hediger、Proc. Natl. Acad. Sci. 第8
9巻、5596-5600頁、1992年]の全長配列を32P−dC
TPでラベルしてプローブとして用いて、ヒト腎cDN
Aライブラリーをスクリーニングした。ハイブリダイゼ
ーションは、37℃のハイブリダイゼーション用溶液中
一晩行い、フィルター膜は、37℃で0.1xSSC/
0.1%SDSで洗浄した。ハイブリダイゼーション用
溶液としては、5xSSC、3xデンハード液(Denhar
d's液)0.2%SDS、10%硫酸デキストラン、5
0%ホルムアミド、0.01%Abtiform B
(商品名、シグマ社)(消泡剤)、0.2mg/mlサ
ーモン精子変性DNA、2.5mMピロリン酸ナトリウ
ム、25mM MESを含むpH6.5の緩衝液を用い
た。cDNAを組み込んだλZipLoxファージのc
DNA部分を、プラスミドpZL1に組み込み、さらに
プラスミドpBluescriptII SK(Stra
tagene社製)へサブクローン化した。
【0037】得られたクローンすなわち、ヒトrBAT
のcDNAを含むクローンについて、塩基配列決定のた
めの合成プライマーを用いてダイターミネーターサイク
ルシーケンシング法(Applied Biosystems社)により、
cDNAの塩基配列を決定した。これにより、クローニ
ングしたcDNAがヒトrBAT遺伝子のものであるこ
とが確認できた。得られたヒトrBATの塩基配列を後
記配列表の配列番号6に示した。ラット及びヒトrBA
TのcDNAを含むプラスミドから、挿入cDNA断片
を切りだし、哺乳類細胞発現ベクター pcDNA3.
1 (インビトロゲン社製)にサブクローン化した。
【0038】(2)ラット及びヒトシスチン、塩基性ア
ミノ酸及び中性アミノ酸を基質とするトランスポーター
BAT1cDNAの単離と哺乳類発現細胞へのサブクロ
ーン化 LAT1の翻訳領域の塩基配列を用いたEST(expres
sed sequence tag) データベースの検索によって得られ
たLAT1類似配列 GenBanskTM/EBI/DDBJ accession N
o. AA162896 に相当するIMAGE(Integrated and
Molecular Analysis of Genoms and their Expression)
cDNAクローンNo.578502のEcoRI切
断断片を32P−dCTPでラベルしてプローブとして
用いて、ラット及びヒト腎cDNAライブラリーをスク
リーニングした。
【0039】cDNAライブラリーはラット腎から調整
したポリ(A)RNA及びヒト腎由来ポリ(A)
NA(クロンテク社から購入)から、cDNA合成用キ
ット(商品名:Superscript Choice System、ギブコ社
製)を使用して作製し、ファージベクターλZipLo
x(ギブコ社製)の制限酵素EcoRI切断部位に組み
込んだ。32P−dCTPでラベルしてプローブによる
ハイブリダイゼーションは、37℃のハイブリダイゼー
ション用溶液中一晩行い、フィルター膜は、37℃で
0.1xSSC/0.1%SDSで洗浄した。ハイブリ
ダイゼーション用溶液としては、5xSSC、3xデン
ハード液(Denhard's液)0.2%SDS、10%硫酸
デキストラン、50%ホルムアミド、0.01%Abt
iformB(商品名、シグマ社)(消泡剤)、0.2
mg/mlサーモン精子変性DNA、2.5mMピロリ
ン酸ナトリウム、25mM MESを含むpH6.5の
緩衝液を用いた。cDNAを組み込んだλZipLox
ファージのcDNA部分を、プラスミドpZL1に組み
込み込んだ。得られたクローンすなわち、ラットBAT
1 あるいはヒトBAT1 のcDNAを含むクローン
について、塩基配列決定のための合成プライマーを用い
てダイターミネーターサイクルシーケンシング法(Appl
ied Biosystems社)により、cDNAの塩基配列を決定
した。これにより、ラット及びヒトBAT1 遺伝子の
塩基配列が得られた。また、cDNAの塩基配列を常法
により解析して、cDNAの翻訳領域とそこにコードさ
れるBAT1のアミノ酸配列を決定した。
【0040】これらの配列を、後記配列表の配列番号1
及び3にそのアミノ酸配列を、配列番号2及び4にその
塩基配列を示した。ヒト及びラットBAT1の配列の比
較を図1に示した(相互の相同性87%)。BAT1は
ラットLAT1及びLAT2と43%のアミノ酸配列の
相同性を有していた。また、中性および塩基性アミノ酸
輸送系yLに相当するヒトトランスポーターyLA
T1と42%、yLAT2と44%の相同性を有して
いた。さらに、シスチン/グルタミン酸交換輸送体xC
Tと43%の相同性を有していた。ラットBAT1とヒ
トyLAT1、ラットLAT1、およびマウスxCT
のアミノ酸配列の比較を図2に示した。
【0041】SOSUIアルゴリズム[Hirokawa, T. et
al.、Bioinformatics、第14巻、第378頁(1998年)]に
より、BAT1のアミノ酸配列を解析した結果、図2に
示したように、12個の膜貫通領域(membrane-spannin
g domain)が予想された。また、第2の親水性ループに
チロシンリン酸化部位、N−末端細胞内領域、及び第8
の親水性ループにプロテインキナーゼC依存性のリン酸
化部位と考えられる部位があった。
【0042】(3)ラットの種々の組織におけるBAT
1遺伝子の発現(ノーザンブロッティングによる解析) BAT1 遺伝子の第1−793番目の塩基に相当する
cDNA断片を制限酵素EcoRIで切り出し、32
−dCTP でラベルしてプローブとして用いて、ラッ
トの種々の組織及びラット由来の培養腫瘍細胞株C6グ
リオーマ細胞から抽出したRNAに対してノーザンブロ
ッティングを以下のようにして行った。3μgのポリ
(A)RNAを1%アガロース/ホルムアルデヒドゲ
ルで電気泳動したのち、ニトロセルロースフィルターに
トランスファーした。このフィルターを42℃で、32
P−dCTPでラベルしたBAT1cDNA断片を含ん
だハイブリダイゼーション液で1晩ハイブリダイゼーシ
ョンを行った。フィルターを、65℃にて、0.1%S
DSを含む0.1xSSCで洗浄した。ノーザンブロッ
ティングの結果を図3に示す。小腸及び腎において1.
9kb付近にバンドが検出された。
【0043】(4)ラット腎におけるBAT1及びrB
AT蛋白の発現(免疫組織化学による解析) ラットBAT1の474−487に相当する合成オリゴ
ペプチド[QMLMEVVPPEKDPEC]、及びラ
ットrBATの629−642に相当する合成オリゴペ
プチド[SDVDTHAVSLEKGEC](両者のC
−末端のシステン残基はKLH(keyhole limpet hemoc
yanine) とのコンジュゲーションのために導入)に対す
る特異抗体をアルトマン(Altman)らの方法に準じて作
製した[Altman et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.
A. 第81巻、2176-2180頁、1984年]。得られた抗血清
は、抗原ペプチドを用いてアフィニティ精製し免疫組織
化学に用いた。ヒサノ(Hisano)らの方法[Hisano et a
l., Brain Res. 第710巻、299-302頁、1996年]に準じ
て、精製抗BAT1抗体(希釈率1:5,000)及び
精製抗rBAT抗体(希釈率1:5,000)を用い
て、ラット腎連続切片(3μm)を用いた免疫組織化学
を行った。図4に示すように、BAT1及びrBATと
もに腎近位尿細管の管腔側膜に存在することが示され
た。特に近位曲尿細管において、管腔側膜上でBAT1
とrBATが共存することが示された(例えば図4の矢
尻)。
【0044】(5)ラット腎におけるBAT1及びrB
AT蛋白の発現(ウェスタンブロットによる解析) ラット腎膜画分をトレンス(Thorens)らの方法[Thoren
s et al. Cell 第55巻、281-290頁、1988]に従って調
整した。タンパク試料は、5%の2−メルカプトエタノ
ール存在下(還元条件下)あるいは非存在下(非還元条
件下)で100℃で5分間処理後、SDS−ポリアクリ
ルアミドゲルで電気泳動し、Hybond−P PVD
Vトランスファー膜にブロッティングし、抗BAT1抗
血清(1:4,000)あるいは抗rBAT抗血清
(1:40,000)で処理した。抗BAT1抗血清で
は、図5に示すように、非還元条件下において観察され
る251KDaと125kDaのバンドは還元条件下で
は消失し、41kDaのバンドが出現した。抗rBAT
抗血清では、非還元条件下において観察される231K
Daと125kDaのバンドは還元条件下では消失し、
90kDaのバンドが出現した。これらの結果は、BA
T1とrBATがジスルフィド結合により連結し、ヘテ
ロダイマーを形成することを示唆する。
【0045】実施例2 シスチン、塩基性アミノ酸及び
中性アミノ酸を基質とするトランスポーターのBAT1
の機能的特徴づけ (1)BAT1の輸送活性におけるrBATの役割 ラットBAT1遺伝子を単独でCOS−7細胞に発現さ
せた場合と、ラットBAT1遺伝子とラットrBAT遺
伝子を共に卵母細胞に発現させた場合、ラットBAT1
遺伝子とラット4F2hc遺伝子を共に卵母細胞に発現
させた場合のシスチンの取り込みを比較した。COS−
7細胞浮遊液(800μl、1.25x10細胞/m
l、各10μgのcDNAをサブクローン化したプラス
ミドを含有)を、ジーンパルサー(Bio-Rad社製)に装
着した0.4cmのキュベット内で200V、960μ
Fで処理し、エレクトロポレーションを行った。エレク
トロポレーション後、細胞は24穴プレートで3日間培
養し、14C−シスチン(100μM)の取り込みを測
定した。 取り込み測定は、培養液を取り除き、14
−シスチンを含むDulbecco’s PBS(Gibc
o 社製)を添加することにより開始し、それを取り除き
氷冷Dulbecco’s PBSにより洗浄すること
により終了した。洗浄後、0.1 N NaOHで溶解
し、液体シンチレーションカウンターにより放射活性を
測定した。
【0046】その結果を図6に示す。シスチンの取り込
みは、BAT1のみ、rBATのみ、4F2hcのみを
発現させたもの、そしてBAT1と4F2hcの共発現
させたCOS−7細胞では、対照としてcDNAを含ま
ないプラスミドを導入したCOS−7細胞と同レベルで
あった。これに対して、BAT1とrBATを共発現さ
せたCOS−7細胞では、有意なシスチン取り込みが観
察された。これにより、BAT1とrBATが連結する
ことが、機能的にも示された。
【0047】(2)LAT2の輸送活性の塩依存性 ラットBAT1遺伝子とrBAT遺伝子を共に導入した
COS−7細胞によるシスチン取り込み実験において培
地に添加する塩の影響を調べた。シスチンの取り込み実
験は、ラットBAT1遺伝子とラットrBAT遺伝子を
共に導入したCOS−7細胞を用い、前記実施例2
(1)記載方法に準じて実施した。但し、取り込み用溶
液は、ナトリウムイオンの影響をみる場合は、Dulb
ecco’s PBSにかえて、コリン取り込み溶液
(uptake solution)(塩化ナトリウムを塩化コリンで
置換したもの)を用いた。塩素イオンの影響をみる場合
は、グルコン酸取り込み溶液(uptake solution)(塩
化ナトリウムをグルコン酸ナトリウムに変えたもの)を
用いた。その結果を図7に示す。細胞外のコリンをナト
リウムに変えても、細胞外の塩素イオンをグルコン酸イ
オンに変えても、シスチン取り込みに何ら影響を与えな
かった。このことから、BAT1はナトリウムイオン及
び塩素イオンに非依存的に働くトランスポーターである
ことが示された。
【0048】(3)BAT1のミカエリス−メンテン動
力学試験 シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とす
るトランスポーターBAT1のミカエリス−メンテン動
力学試験を行った。基質シスチンの濃度の違いによるシ
スチン取り込み率の変化を調べることにより、BAT1
のミカエリス−メンテン動力学試験を行った。シスチン
の取り込み実験は、ラットBAT1遺伝子とラットrB
AT遺伝子を共に導入したCOS−7細胞を用い、前記
実施例2(1)記載方法に準じて実施した。その結果、
Km値は305±43.4μM、Vmax値は1970
±380pmol/mg・protein/min(平
均±標準誤差、n=3)であった。
【0049】シスチン以外のBAT1の基質となるアミ
ノ酸においても同様にミカエリス−メンテン動力学試験
を行い、Km値とVmax値を算出した。その結果、K
m値とVmax値は、リジン、アルギニン、オルニチ
ン、ロイシン、フェニルアラニンに対して、それぞれ4
63μM;2,990pmol/mg・protein
/min、203μM;2,570pmol/mg・p
rotein/min、387μM;2,530pmo
l/mg・protein/min、269μM;1,
330pmol/mg・protein/min、19
0μM;1,730pmol/mg・protein/
minであった。
【0050】(4)BAT1の基質選択性(アミノ酸及
びその類似物質添加による阻害実験) ラットBAT1遺伝子とラットrBAT遺伝子を共に導
入したCOS−7細胞よるシスチンの取り込み実験にお
いて、系への各種アミノ酸及びその類似物質添加の影響
を調べた。シスチンの取り込み実験は、ラットBAT1
遺伝子とラットrBAT遺伝子を共に導入したCOS−
7細胞を用い、前記実施例2(1)記載方法に準じて実
施した。但し、5mMの各種化合物(非標識)の存在下
及び非存在下で、14C−シスチン(50μM)の取り
込みを測定した。その結果を図8に示す。シスチン、塩
基性アミノ酸および中性アミノ酸で、cis−阻害効果
が観察された。アミノ酸輸送系L特異的阻害薬BCH、
アミノ酸輸送系A特異的阻害薬MeAIB、及びD−ア
ミノ酸は、シスチン取り込みを全く阻害しないか、ある
いは弱い阻害効果を示したのみであった。
【0051】(5)BAT1の基質選択性(各種アミノ
酸及びその類似物質を基質とする取り込み試験) 各種アミノ酸及びその類似物質を基質として、BAT1
による取り込みを調べた。各種アミノ酸及びその類似物
質の取り込み実験は、ラットBAT1遺伝子とラットr
BAT遺伝子を共に導入したCOS−7細胞を用い、前
記実施例2(1)記載方法に準じて実施した。但し、基
質としては、14C−シスチンに変えて、放射能ラベル
された各種の化合物を用いた。
【0052】その結果を図9に示す。L−シスチン(
14C化合物)、L−リジン(14C化合物)、L−ア
ルギニン(14C化合物)、L−オルニチン(14C化
合物)、L−ロイシン(14C化合物)、L−イソロイ
シン(14C化合物)、L−バリン(14C化合物)、
L−フェニルアラニン(14C化合物)、L−チロシン
14C化合物)、L−トリプトファン(14C化合
物)、L−ヒスチジン( C化合物)、L−メチオニ
ン(14C化合物)、L−グルタミン(14C化合
物)、L−アスパラギン(14C化合物)、L−スレオ
ニン(14C化合物)、L−システイン(14C化合
物)、L−セリン(14C化合物)、L−アラニン(
14C化合物)を基質とした場合に、COS−7細胞へ
の取り込みが認められた。グリシン(14C化合物)に
関しては、極めて低い取り込みが見られた。L−プロリ
ン(14C化合物)、L−グルタミン酸(14C化合
物)、L−アスパラギン酸(14C化合物)に関して
は、有意な取り込みは認められなかった。
【0053】ヒトBAT1遺伝子、あるいはヒトrBA
T遺伝子を導入したCOS−7細胞、及びヒトBAT1
遺伝子とヒトrBAT遺伝子を共に導入したCOS−7
細胞について、基質としてシスチンを用い、基質の取り
込み実験を実施例2(1)に準じて行った。その結果、
シスチンの取り込みは、ラットと同様、BAT1のみを
導入したCOS−7細胞では、対照としてcDNAを含
まないプラスミドを導入したCOS−7細胞と同レベル
であったが、BAT1とrBATを共に発現させたCO
S−7細胞では大きなシスチンの取り込みが観察され
た。よって、ヒトBAT1もラットBAT1と同様、r
BATと共存することにより始めて機能を発揮すること
が示された。
【0054】
【発明の効果】本発明のシスチン、塩基性アミノ酸及び
中性アミノ酸を基質とするトランスポーターBAT1お
よびその遺伝子は、アミノ酸類似化合物、薬物及び毒物
の小腸上皮や腎尿細管上皮からの吸収のインビトロでの
解析など、アミノ酸類似化合物、薬物及び毒物の動態の
分子レベルでの解明、および小腸や腎尿細管での吸収効
率の良いアミノ酸類似化合物、薬物の開発、透過するア
ミノ酸類似化合物、薬物及び毒物の透過を抑制する薬物
の開発に有用と考えられる。さらに、BAT1遺伝子
は、シスチン尿症治療を目的とした遺伝子治療ベクター
の作製に使用し得る。
【配列表】 SEQUENCE LISTING 〈110〉Japan Science And Technology Corporation 〈120〉The amino acid transportor for cystine, basic amino acid and neutral amino acid and its gene 〈130〉PA900995 〈160〉6 〈210〉1 〈211〉487 〈212〉PRT 〈213〉Rat 〈400〉1 Met Glu Glu Thr Ser Pro Arg Arg Arg Arg Glu Asp Glu Lys Ser 15 Val His Ser Thr Glu Pro Lys Thr Thr Ser Leu Gln Lys Glu Val 30 Gly Leu Leu Ser Gly Ile Cys Ile Ile Val Gly Thr Ile Ile Gly 45 Ser Gly Ile Phe Ile Ser Pro Lys Ser Val Leu Ala Asn Thr Glu 60 Ser Val Gly Pro Cys Leu Ile Ile Trp Ala Ala Cys Gly Val Leu 75 Ala Thr Leu Gly Ala Leu Cys Phe Ala Glu Leu Gly Thr Met Ile 90 Thr Lys Ser Gly Gly Glu Tyr Pro Tyr Leu Met Glu Ala Phe Gly 105 Pro Ile Pro Ala Tyr Leu Phe Ser Trp Thr Ser Leu Ile Val Met 120 Lys Pro Ser Ser Phe Ala Ile Ile Cys Leu Ser Phe Ser Glu Tyr 135 Val Cys Ala Ala Phe Tyr Leu Gly Cys Arg Pro Pro Ala Val Val 150 Val Lys Leu Leu Ala Ala Ala Ala Ile Leu Leu Ile Thr Thr Val 165 Asn Ala Leu Ser Val Arg Leu Gly Ser Tyr Val Gln Asn Val Phe 180 Thr Ala Ala Lys Leu Val Ile Val Ala Ile Ile Ile Ile Ser Gly 195 Leu Val Leu Leu Ala Gln Gly Asn Val Lys Asn Phe Gln Asn Ser 210 Phe Glu Gly Ser Gln Thr Ser Val Gly Ser Ile Ser Leu Ala Phe 225 Tyr Asn Gly Leu Trp Ala Tyr Asp Gly Trp Asn Gln Leu Asn Tyr 240 Ile Thr Glu Glu Leu Arg Asn Pro Tyr Arg Asn Leu Pro Met Ala 255 Ile Val Ile Gly Ile Pro Leu Val Thr Val Cys Tyr Ile Leu Met 270 Asn Ile Ala Tyr Phe Thr Val Met Thr Pro Thr Glu Leu Leu Gln 285 Ser Gln Ala Val Ala Val Thr Phe Gly Asp Arg Val Leu Tyr Pro 300 Ala Ser Trp Val Val Pro Leu Phe Val Ala Phe Ser Thr Ile Gly 315 Ala Ala Asn Gly Thr Cys Phe Thr Ala Gly Arg Leu Ile Tyr Val 330 Ala Gly Arg Glu Gly His Met Leu Lys Val Leu Ser Tyr Ile Ser 345 Val Lys Arg Leu Thr Pro Ala Pro Ala Leu Val Phe Tyr Gly Ile 360 Ile Ala Ile Ile Tyr Ile Ile Pro Gly Asp Ile Asn Ser Leu Val 375 Asn Tyr Phe Ser Phe Ala Ala Trp Leu Phe Tyr Gly Met Thr Ile 390 Leu Gly Leu Val Val Met Arg Phe Thr Arg Lys Asp Leu Glu Arg 405 Pro Ile Lys Val Pro Ile Phe Ile Pro Ile Ile Val Ile Leu Val 420 Ser Val Phe Leu Ile Leu Ala Pro Ile Ile Ser Ser Pro Ala Trp 435 Glu Tyr Leu Tyr Cys Val Leu Phe Ile Leu Ser Gly Leu Ile Phe 450 Tyr Phe Leu Phe Val His Tyr Lys Phe Arg Trp Ala Gln Lys Ile 465 Ser Arg Pro Ile Thr Lys His Leu Gln Met Leu Met Glu Val Val 480 Pro Pro Glu Lys Asp Pro Glu 487 〈210〉2 〈211〉1746 〈212〉DNA 〈213〉Rat 〈400〉2 A GGG ATC TAG ACA CAG GGT ACC ACC ATC ACC TCT CTA CAA GAG 43 TCT TTC TAC GTA TCC CAG GTT GGC TTG ACT TGC TGA ATA GCC CAG GCT 91 GGC CCT GAA TTT ATC ATT TTT CTA CCT CAA CTA CCT CAG TGC TGG GAG 139 TTC AGC CCC TGG AAC TCA CAG TGA GCA AGG ATG GAG GAG ACA AGC CCG 187 Met Glu Glu Thr Ser Pro AGG AGA CGG AGA GAG GAT GAG AAG TCC GTC CAC AGT ACA GAG CCC AAG 235 Arg Arg Arg Arg Glu Asp Glu Lys Ser Val His Ser Thr Glu Pro Lys ACC ACA AGT CTC CAG AAA GAG GTG GGT CTT CTC AGT GGT ATC TGT ATC 283 Thr Thr Ser Leu Gln Lys Glu Val Gly Leu Leu Ser Gly Ile Cys Ile ATT GTG GGC ACC ATC ATC GGC TCC GGG ATC TTC ATC TCC CCC AAG TCT 331 Ile Val Gly Thr Ile Ile Gly Ser Gly Ile Phe Ile Ser Pro Lys Ser GTG CTG GCC AAC ACA GAA TCC GTG GGG CCC TGT CTC ATC ATA TGG GCA 379 Val Leu Ala Asn Thr Glu Ser Val Gly Pro Cys Leu Ile Ile Trp Ala GCC TGT GGA GTC CTG GCT ACA CTG GGC GCC CTG TGC TTT GCA GAG CTT 427 Ala Cys Gly Val Leu Ala Thr Leu Gly Ala Leu Cys Phe Ala Glu Leu GGC ACA ATG ATC ACC AAG TCA GGG GGT GAG TAC CCC TAT CTG ATG GAG 475 Gly Thr Met Ile Thr Lys Ser Gly Gly Glu Tyr Pro Tyr Leu Met Glu GCC TTC GGC CCC ATC CCT GCC TAC CTC TTC TCC TGG ACC AGC CTG ATT 523 Ala Phe Gly Pro Ile Pro Ala Tyr Leu Phe Ser Trp Thr Ser Leu Ile GTC ATG AAG CCC TCA TCC TTC GCC ATC ATC TGC CTC AGC TTT TCA GAG 571 Val Met Lys Pro Ser Ser Phe Ala Ile Ile Cys Leu Ser Phe Ser Glu TAT GTG TGT GCG GCC TTT TAC TTA GGC TGC AGG CCT CCT GCT GTG GTA 619 Tyr Val Cys Ala Ala Phe Tyr Leu Gly Cys Arg Pro Pro Ala Val Val GTG AAA CTC CTG GCT GCT GCT GCC ATC TTG CTT ATC ACT ACA GTG AAT 667 Val Lys Leu Leu Ala Ala Ala Ala Ile Leu Leu Ile Thr Thr Val Asn GCG CTG AGC GTG CGG CTT GGC AGC TAT GTG CAG AAT GTC TTC ACG GCA 715 Ala Leu Ser Val Arg Leu Gly Ser Tyr Val Gln Asn Val Phe Thr Ala GCC AAG CTG GTG ATC GTC GCC ATC ATC ATC ATC AGC GGA CTG GTC CTC 763 Ala Lys Leu Val Ile Val Ala Ile Ile Ile Ile Ser Gly Leu Val Leu CTG GCG CAA GGA AAT GTT AAG AAC TTT CAG AAT TCT TTT GAG GGT TCA 811 Leu Ala Gln Gly Asn Val Lys Asn Phe Gln Asn Ser Phe Glu Gly Ser CAG ACC TCT GTG GGC TCC ATC AGC CTG GCA TTT TAC AAC GGA CTC TGG 859 Gln Thr Ser Val Gly Ser Ile Ser Leu Ala Phe Tyr Asn Gly Leu Trp GCC TAC GAT GGG TGG AAC CAA CTT AAC TAC ATC ACT GAA GAG CTT AGA 907 Ala Tyr Asp Gly Trp Asn Gln Leu Asn Tyr Ile Thr Glu Glu Leu Arg AAC CCT TAC AGA AAC CTG CCC ATG GCC ATT GTC ATT GGG ATC CCT CTG 955 Asn Pro Tyr Arg Asn Leu Pro Met Ala Ile Val Ile Gly Ile Pro Leu GTG ACA GTA TGC TAC ATC CTC ATG AAT ATT GCT TAC TTC ACA GTG ATG 1003 Val Thr Val Cys Tyr Ile Leu Met Asn Ile Ala Tyr Phe Thr Val Met ACC CCA ACG GAG CTC TTG CAG TCC CAG GCT GTG GCT GTG ACC TTC GGA 1051 Thr Pro Thr Glu Leu Leu Gln Ser Gln Ala Val Ala Val Thr Phe Gly GAC CGT GTT CTC TAT CCG GCA TCT TGG GTA GTC CCA CTT TTT GTG GCA 1099 Asp Arg Val Leu Tyr Pro Ala Ser Trp Val Val Pro Leu Phe Val Ala TTT TCA ACC ATT GGT GCT GCG AAT GGG ACC TGC TTT ACG GCG GGC AGG 1147 Phe Ser Thr Ile Gly Ala Ala Asn Gly Thr Cys Phe Thr Ala Gly Arg CTC ATC TAT GTG GCG GGC CGG GAA GGC CAC ATG CTT AAA GTG CTA TCC 1195 Leu Ile Tyr Val Ala Gly Arg Glu Gly His Met Leu Lys Val Leu Ser TAC ATC AGT GTC AAG CGC CTC ACT CCG GCC CCT GCC CTC GTA TTC TAT 1243 Tyr Ile Ser Val Lys Arg Leu Thr Pro Ala Pro Ala Leu Val Phe Tyr GGC ATA ATA GCC ATC ATT TAC ATC ATC CCC GGG GAC ATC AAC TCC TTA 1291 Gly Ile Ile Ala Ile Ile Tyr Ile Ile Pro Gly Asp Ile Asn Ser Leu GTC AAT TAT TTC AGT TTT GCT GCA TGG CTC TTT TAT GGC ATG ACA ATC 1339 Val Asn Tyr Phe Ser Phe Ala Ala Trp Leu Phe Tyr Gly Met Thr Ile CTA GGA CTC GTT GTG ATG AGA TTC ACA AGG AAA GAC CTA GAG AGG CCC 1387 Leu Gly Leu Val Val Met Arg Phe Thr Arg Lys Asp Leu Glu Arg Pro ATC AAG GTG CCC ATC TTC ATC CCT ATC ATT GTG ATT CTC GTA TCT GTT 1435 Ile Lys Val Pro Ile Phe Ile Pro Ile Ile Val Ile Leu Val Ser Val TTC TTG ATC CTG GCC CCC ATC ATC AGT TCG CCA GCC TGG GAA TAT CTC 1483 Phe Leu Ile Leu Ala Pro Ile Ile Ser Ser Pro Ala Trp Glu Tyr Leu TAC TGC GTG TTG TTC ATA CTG AGT GGA CTT ATA TTT TAC TTC CTT TTT 1531 Tyr Cys Val Leu Phe Ile Leu Ser Gly Leu Ile Phe Tyr Phe Leu Phe GTC CAC TAC AAG TTC AGA TGG GCC CAG AAA ATC TCC AGG CCG ATC ACC 1579 Val His Tyr Lys Phe Arg Trp Ala Gln Lys Ile Ser Arg Pro Ile Thr AAG CAC CTG CAG ATG CTG ATG GAA GTT GTC CCA CCA GAG AAG GAC CCA 1627 Lys His Leu Gln Met Leu Met Glu Val Val Pro Pro Glu Lys Asp Pro GAG TAA AAG GCC CAT CAC TCG TAG CCC AAA GCT GTG ATC AAT TTA TTT 1675 Glu *** TTG TAA GCA ATT ATT TGT GGT TAT TTC TTC CTG GTG TTT TTC TTA ATG 1723 AAA ACA TGT ATT CAG AAA AAA AA 3' 1746 〈210〉3 〈211〉487 〈212〉PRT 〈213〉Human 〈400〉3 Met Gly Asp Thr Gly Leu Arg Lys Arg Arg Glu Asp Glu Lys Ser 15 Ile Gln Ser Gln Glu Pro Lys Thr Thr Ser Leu Gln Lys Glu Leu 30 Gly Leu Ile Ser Gly Ile Ser Ile Ile Val Gly Thr Ile Ile Gly 45 Ser Gly Ile Phe Val Ser Pro Lys Ser Val Leu Ser Asn Thr Glu 60 Ala Val Gly Pro Cys Leu Ile Ile Trp Ala Ala Cys Gly Val Leu 75 Ala Thr Leu Gly Ala Leu Cys Phe Ala Glu Leu Gly Thr Met Ile 90 Thr Lys Ser Gly Gly Glu Tyr Pro Tyr Leu Met Glu Ala Tyr Gly 105 Pro Ile Pro Ala Tyr Leu Phe Ser Trp Ala Ser Leu Ile Val Ile 120 Lys Pro Thr Ser Phe Ala Ile Ile Cys Leu Ser Phe Ser Glu Tyr 135 Val Cys Ala Pro Phe Tyr Val Gly Cys Lys Pro Pro Gln Ile Val 150 Val Lys Cys Leu Ala Ala Ala Ala Ile Leu Phe Ile Ser Thr Val 165 Asn Ser Leu Ser Val Arg Leu Gly Ser Tyr Val Gln Asn Ile Phe 180 Thr Ala Ala Lys Leu Val Ile Val Ala Ile Ile Ile Ile Ser Gly 195 Leu Val Leu Leu Ala Gln Gly Asn Thr Lys Asn Phe Asp Asn Ser 210 Phe Glu Gly Ala Gln Leu Ser Val Gly Ala Ile Ser Leu Ala Phe 225 Tyr Asn Gly Leu Trp Ala Tyr Asp Gly Trp Asn Gln Leu Asn Tyr 240 Ile Thr Glu Glu Leu Arg Asn Pro Tyr Arg Asn Leu Pro Leu Ala 255 Ile Ile Ile Gly Ile Pro Leu Val Thr Ala Cys Tyr Ile Leu Met 270 Asn Val Ser Tyr Phe Thr Val Met Thr Ala Thr Glu Leu Leu Gln 285 Ser Gln Ala Val Ala Val Thr Phe Gly Asp Arg Val Leu Tyr Pro 300 Ala Ser Trp Ile Val Pro Leu Phe Val Ala Phe Ser Thr Ile Gly 315 Ala Ala Asn Gly Thr Cys Phe Thr Ala Gly Arg Leu Ile Tyr Val 330 Ala Gly Arg Glu Gly His Met Leu Lys Val Leu Ser Tyr Ile Ser 345 Val Arg Arg Leu Thr Pro Ala Pro Ala Ile Ile Phe Tyr Gly Ile 360 Ile Ala Thr Ile Tyr Ile Ile Pro Gly Asp Ile Asn Ser Leu Val 375 Asn Tyr Phe Ser Phe Ala Ala Trp Leu Phe Tyr Gly Leu Thr Ile 390 Leu Gly Leu Ile Val Met Arg Phe Thr Arg Lys Glu Leu Glu Arg 405 Pro Ile Lys Val Pro Val Val Ile Pro Val Leu Met Thr Leu Ile 420 Ser Val Phe Leu Val Leu Ala Pro Ile Ile Ser Lys Pro Thr Trp 435 Glu Tyr Leu Tyr Cys Val Leu Phe Ile Leu Ser Gly Leu Leu Phe 450 Tyr Phe Leu Phe Val His Tyr Lys Phe Gly Trp Ala Gln Lys Ile 465 Ser Lys Pro Ile Thr Met His Leu Gln Met Leu Met Glu Val Val 480 Pro Pro Glu Glu Asp Pro Glu 487 〈210〉4 〈211〉1664 〈212〉DNA 〈213〉Human 〈400〉4 C GAG CAG GCA CGG GCG GTC AGC TGG GCC GCA GCT CCT CCG GCT 43 CTG CAG GGT CAC GGA GGA AGT CTC CTG GAA CCA GCA GGA GGA AAC 88 ATG GGG GAT ACT GGC CTG AGA AAG CGG AGA GAG GAT GAG AAG TCG 133 Met Gly Asp Thr Gly Leu Arg Lys Arg Arg Glu Asp Glu Lys Ser ATC CAG AGC CAA GAG CCT AAG ACC ACC AGT CTC CAA AAG GAG CTG 178 Ile Gln Ser Gln Glu Pro Lys Thr Thr Ser Leu Gln Lys Glu Leu GGC CTC ATC AGT GGC ATC TCC ATC ATC GTG GGC ACC ATC ATT GGC 223 Gly Leu Ile Ser Gly Ile Ser Ile Ile Val Gly Thr Ile Ile Gly TCT GGG ATC TTC GTT TCC CCC AAG TCT GTG CTC AGC AAC ACG GAA 268 Ser Gly Ile Phe Val Ser Pro Lys Ser Val Leu Ser Asn Thr Glu GCT GTG GGG CCC TGC CTC ATC ATA TGG GCG GCT TGC GGG GTC CTC 313 Ala Val Gly Pro Cys Leu Ile Ile Trp Ala Ala Cys Gly Val Leu GCG ACG CTG GGT GCC CTG TGC TTT GCG GAG CTT GGC ACA ATG ATC 358 Ala Thr Leu Gly Ala Leu Cys Phe Ala Glu Leu Gly Thr Met Ile ACC AAG TCA GGG GGA GAG TAT CCC TAC CTG ATG GAG GCC TAC GGG 403 Thr Lys Ser Gly Gly Glu Tyr Pro Tyr Leu Met Glu Ala Tyr Gly CCC ATC CCC GCC TAC CTC TTC TCC TGG GCC AGC CTG ATC GTC ATT 448 Pro Ile Pro Ala Tyr Leu Phe Ser Trp Ala Ser Leu Ile Val Ile AAG CCC ACG TCC TTC GCC ATC ATC TGC CTC AGC TTC TCC GAG TAT 493 Lys Pro Thr Ser Phe Ala Ile Ile Cys Leu Ser Phe Ser Glu Tyr GTG TGT GCG CCC TTC TAT GTG GGC TGC AAG CCT CCT CAA ATC GTT 538 Val Cys Ala Pro Phe Tyr Val Gly Cys Lys Pro Pro Gln Ile Val GTG AAA TGC CTG GCC GCC GCC GCC ATC TTG TTC ATC TCG ACA GTG 583 Val Lys Cys Leu Ala Ala Ala Ala Ile Leu Phe Ile Ser Thr Val AAC TCA CTG AGC GTG CGG CTG GGA AGC TAC GTC CAG AAC ATC TTC 628 Asn Ser Leu Ser Val Arg Leu Gly Ser Tyr Val Gln Asn Ile Phe ACC GCG GCC AAG CTG GTG ATC GTG GCC ATC ATC ATC ATC AGC GGG 673 Thr Ala Ala Lys Leu Val Ile Val Ala Ile Ile Ile Ile Ser Gly CTG GTG CTC CTG GCC CAA GGA AAC ACA AAG AAT TTT GAT AAT TCT 718 Leu Val Leu Leu Ala Gln Gly Asn Thr Lys Asn Phe Asp Asn Ser TTC GAG GGC GCC CAG CTG TCT GTG GGA GCC ATC AGC CTG GCG TTT 763 Phe Glu Gly Ala Gln Leu Ser Val Gly Ala Ile Ser Leu Ala Phe TAC AAT GGA CTC TGG GCC TAT GAT GGA TGG AAT CAA CTC AAT TAC 808 Tyr Asn Gly Leu Trp Ala Tyr Asp Gly Trp Asn Gln Leu Asn Tyr ATC ACA GAA GAA CTT AGA AAC CCT TAC AGA AAC CTG CCT TTG GCC 853 Ile Thr Glu Glu Leu Arg Asn Pro Tyr Arg Asn Leu Pro Leu Ala ATT ATC ATC GGG ATC CCC CTG GTG ACG GCG TGC TAC ATC CTC ATG 898 Ile Ile Ile Gly Ile Pro Leu Val Thr Ala Cys Tyr Ile Leu Met AAC GTG TCC TAC TTC ACC GTG ATG ACT GCC ACC GAA CTC CTG CAG 943 Asn Val Ser Tyr Phe Thr Val Met Thr Ala Thr Glu Leu Leu Gln TCC CAG GCG GTG GCT GTG ACA TTT GGT GAC CGT GTT CTC TAT CCT 988 Ser Gln Ala Val Ala Val Thr Phe Gly Asp Arg Val Leu Tyr Pro GCT TCT TGG ATC GTT CCA CTT TTT GTG GCA TTT TCA ACC ATC GGT 1033 Ala Ser Trp Ile Val Pro Leu Phe Val Ala Phe Ser Thr Ile Gly GCT GCT AAC GGG ACC TGC TTC ACA GCG GGC AGA CTC ATT TAC GTG 1078 Ala Ala Asn Gly Thr Cys Phe Thr Ala Gly Arg Leu Ile Tyr Val GCG GGC CGG GAG GGT CAC ATG CTC AAA GTG CTT TCT TAC ATC AGC 1123 Ala Gly Arg Glu Gly His Met Leu Lys Val Leu Ser Tyr Ile Ser GTC AGG CGC CTC ACT CCA GCC CCC GCC ATC ATC TTT TAT GGT ATC 1168 Val Arg Arg Leu Thr Pro Ala Pro Ala Ile Ile Phe Tyr Gly Ile ATA GCA ACG ATT TAT ATC ATC CCT GGT GAC ATA AAC TCG TTA GTC 1213 Ile Ala Thr Ile Tyr Ile Ile Pro Gly Asp Ile Asn Ser Leu Val AAT TAT TTC AGC TTT GCC GCA TGG CTG TTT TAT GGC CTG ACG ATT 1258 Asn Tyr Phe Ser Phe Ala Ala Trp Leu Phe Tyr Gly Leu Thr Ile CTA GGA CTC ATC GTG ATG AGA TTT ACA AGG AAA GAG CTG GAA AGG 1303 Leu Gly Leu Ile Val Met Arg Phe Thr Arg Lys Glu Leu Glu Arg CCT ATC AAG GTG CCC GTA GTC ATT CCC GTC TTG ATG ACA CTC ATC 1348 Pro Ile Lys Val Pro Val Val Ile Pro Val Leu Met Thr Leu Ile TCT GTG TTT TTG GTT CTG GCT CCA ATC ATC AGC AAG CCC ACC TGG 1393 Ser Val Phe Leu Val Leu Ala Pro Ile Ile Ser Lys Pro Thr Trp GAG TAC CTC TAC TGT GTG CTG TTT ATA TTA AGC GGC CTT TTA TTT 1438 Glu Tyr Leu Tyr Cys Val Leu Phe Ile Leu Ser Gly Leu Leu Phe TAC TTC CTG TTT GTC CAC TAC AAG TTT GGA TGG GCT CAG AAA ATC 1483 Tyr Phe Leu Phe Val His Tyr Lys Phe Gly Trp Ala Gln Lys Ile TCA AAG CCG ATT ACC ATG CAC CTT CAG ATG CTA ATG GAA GTG GTC 1528 Ser Lys Pro Ile Thr Met His Leu Gln Met Leu Met Glu Val Val CCA CCG GAG GAA GAC CCT GAG TAA CAA GCT CCG TCT CTT GTA GCC 1573 Pro Pro Glu Glu Asp Pro Glu *** AAG TCA GCT GAA TTT ATT TTC TTA AGC AAT ATT TGT GGT TAT TTC 1618 TTC CTT TTT TTC TTA CGA ATA AAA TAT ACT CAG ATG TTT AAA AAA A 3' 1664 〈210〉5 〈211〉2280 〈212〉DNA 〈213〉Rat 〈400〉5 C AGC AAG CCA CCT TTT CAC TCT GTC CCT ACT GGA AAG CAC TGG GAA 46 GAG CTG CAC CGG ATA GAC ATG AAT GAG GAC AAA GAC AAG AGA GAC TCT 94 Met Asn Glu Asp Lys Asp Lys Arg Asp Ser ATC CAG ATG AGT ATG AAG GGA TGC CGG ACG AAT AAC GGG TTT GTC CAA 142 Ile Gln Met Ser Met Lys Gly Cys Arg Thr Asn Asn Gly Phe Val Gln AAT GAA GAC ATC CAG GAG CAG GAC CCA GAC TCC AGG GAC ACT CCA CAG 190 Asn Glu Asp Ile Gln Glu Gln Asp Pro Asp Ser Arg Asp Thr Pro Gln TCC AAC GCT GTT AGT ATC CCT GCT CCA GAG GAG CCT CAA CTA AAG GTG 238 Ser Asn Ala Val Ser Ile Pro Ala Pro Glu Glu Pro Gln Leu Lys Val GTG CGG CCC TAT GCA GGG ATG CCC AAG GAG GTG CTG TTC CAG TTC TCT 286 Val Arg Pro Tyr Ala Gly Met Pro Lys Glu Val Leu Phe Gln Phe Ser GGC CAG GCT CGC TAC CGG GTG CCT CGG GAG ATC CTC TTC TGG CTC ACC 334 Gly Gln Ala Arg Tyr Arg Val Pro Arg Glu Ile Leu Phe Trp Leu Thr GTG GTC TCC GTG TTC CTG CTC ATC GGA GCC ACC ATA GCC ATC ATC ATC 382 Val Val Ser Val Phe Leu Leu Ile Gly Ala Thr Ile Ala Ile Ile Ile ATC TCT CCA AAA TGC CTT GAC TGG TGG CAG GCA GGT CCC ATG TAC CAG 430 Ile Ser Pro Lys Cys Leu Asp Trp Trp Gln Ala Gly Pro Met Tyr Gln ATC TAC CCG AGG TCT TTT AAG GAC AGT GAC AAG GAT GGG AAT GGA GAC 478 Ile Tyr Pro Arg Ser Phe Lys Asp Ser Asp Lys Asp Gly Asn Gly Asp CTG AAA GGT ATC CAA GAG AAG CTG GAC TAC ATC ACT GCT TTA AAT ATA 526 Leu Lys Gly Ile Gln Glu Lys Leu Asp Tyr Ile Thr Ala Leu Asn Ile AAG ACC ATT TGG ATC ACT TCC TTT TAT AAA TCA CCT TTG AAA GAT TTT 574 Lys Thr Ile Trp Ile Thr Ser Phe Tyr Lys Ser Pro Leu Lys Asp Phe AGA TAT GCT GTT GAA GAT TTC AAA GAA ATT GAC CCT ATT TTC GGA ACA 622 Arg Tyr Ala Val Glu Asp Phe Lys Glu Ile Asp Pro Ile Phe Gly Thr ATG AAA GAT TTT GAG AAT TTG GTT GCT GCG GTC CAT GAC AAA GGT TTA 670 Met Lys Asp Phe Glu Asn Leu Val Ala Ala Val His Asp Lys Gly Leu AAA TTA ATA ATT GAC TTC ATA CCA AAC CAC ACC AGT GAC AAA CAT CCT 718 Lys Leu Ile Ile Asp Phe Ile Pro Asn His Thr Ser Asp Lys His Pro TGG TTC CAA TCG AGT AGG ACA CGG AGC GGG AAA TAC ACT GAT TAT TAC 766 Trp Phe Gln Ser Ser Arg Thr Arg Ser Gly Lys Tyr Thr Asp Tyr Tyr ATC TGG CAC AAC TGT ACC CAC GCC AAC GGT GTA ACC ACC CCT CCC AAC 814 Ile Trp His Asn Cys Thr His Ala Asn Gly Val Thr Thr Pro Pro Asn AAC TGG CTG AGC GTG TAT GGA AAC TCC AGC TGG CAG TTT GAT GAA GAA 862 Asn Trp Leu Ser Val Tyr Gly Asn Ser Ser Trp Gln Phe Asp Glu Glu CGA AAG CAA TGT TAT TTT CAC CAG TTT TTG AAA GAG CAG CCG GAT CTT 910 Arg Lys Gln Cys Tyr Phe His Gln Phe Leu Lys Glu Gln Pro Asp Leu AAT TTC CGA AAT CCT GCT GTT CAA GAA GAA ATA AAG GAA ATA ATA AAG 958 Asn Phe Arg Asn Pro Ala Val Gln Glu Glu Ile Lys Glu Ile Ile Lys TTC TGG CTC TCA AAG GGT GTT GAT GGG TTT AGT TTC GAT GCA GTT AAA 1006 Phe Trp Leu Ser Lys Gly Val Asp Gly Phe Ser Phe Asp Ala Val Lys TTT CTT CTG GAA GCA AAG GAC CTG AGA AAT GAA ATC CAA GTA AAT ACA 1054 Phe Leu Leu Glu Ala Lys Asp Leu Arg Asn Glu Ile Gln Val Asn Thr TCC CAA ATT CCG GAC ACA GTG ACC CGC TAC TCA GAA CTG TAC CAC GAC 1102 Ser Gln Ile Pro Asp Thr Val Thr Arg Tyr Ser Glu Leu Tyr His Asp TTC ACC ACT ACC CAG GTG GGA ATG CAT GAC CTT GTC CGG GAC TTC CGG 1150 Phe Thr Thr Thr Gln Val Gly Met His Asp Leu Val Arg Asp Phe Arg CAG ACC ATG AAC CAG TTC AGC CGG GAG CCT GGC AGA TAC CGG TTC ATG 1198 Gln Thr Met Asn Gln Phe Ser Arg Glu Pro Gly Arg Tyr Arg Phe Met GGG ACG GAG GTG TCA GCT GAG AGC ACC GAG AGG ACC ATG GTG TAC TAT 1246 Gly Thr Glu Val Ser Ala Glu Ser Thr Glu Arg Thr Met Val Tyr Tyr GGC CTG TCA TTT ATC CAG GAA GCT GAC TTC CCT TTC AAC AAG TAC TTA 1294 Gly Leu Ser Phe Ile Gln Glu Ala Asp Phe Pro Phe Asn Lys Tyr Leu GCC ACA CTA GAC ACT CTT TCC GGG CAT ACT GTG TAC GAA GCT ATC ACA 1342 Ala Thr Leu Asp Thr Leu Ser Gly His Thr Val Tyr Glu Ala Ile Thr TCC TGG ATG GAA AAC ATG CCG GAA GGA AAA TGG CCC AAC TGG ATG ATT 1390 Ser Trp Met Glu Asn Met Pro Glu Gly Lys Trp Pro Asn Trp Met Ile GGC GGA CCA GAG ACT TCT CGG CTG ACT TCT CGA GTA GGG AGC GAG TAT 1438 Gly Gly Pro Glu Thr Ser Arg Leu Thr Ser Arg Val Gly Ser Glu Tyr GTC AAT GCC ATG AAC ATG CTT CTG TTC ACA CTC CCA GGA ACC CCC ATA 1486 Val Asn Ala Met Asn Met Leu Leu Phe Thr Leu Pro Gly Thr Pro Ile ACT TAC TAT GGG GAA GAA ATA GGG ATG GGA GAT ATT TCC ATT ACA AAC 1534 Thr Tyr Tyr Gly Glu Glu Ile Gly Met Gly Asp Ile Ser Ile Thr Asn CTC AAC GAG CGC TAT GAC ACT AAC GCC CTT CTC TCC AAG TCA CCG ATG 1582 Leu Asn Glu Arg Tyr Asp Thr Asn Ala Leu Leu Ser Lys Ser Pro Met CAG TGG GAC AAT AGT TCA AAT GCG GGG TTT ACT GAG GCC AAC CAC ACC 1630 Gln Trp Asp Asn Ser Ser Asn Ala Gly Phe Thr Glu Ala Asn His Thr TGG CTC CCC ACA AAC TCT GAC TAC CAC ACA GTG AAT GTG GAT GTC CAA 1678 Trp Leu Pro Thr Asn Ser Asp Tyr His Thr Val Asn Val Asp Val Gln AAA ACC CAG CCG AGC TCA GCA CTG AGG CTA TAT CAG GAT CTG AGT CTA 1726 Lys Thr Gln Pro Ser Ser Ala Leu Arg Leu Tyr Gln Asp Leu Ser Leu CTC CAT GCC AGA GAG CTG CTT CTC AGC AGA GGC TGG TTT TGC CTT TTG 1774 Leu His Ala Arg Glu Leu Leu Leu Ser Arg Gly Trp Phe Cys Leu Leu AGG GAC GAC AAT CAC TCT GTT GTG TAC ACC AGG GAG CTG GAT GGC ATA 1822 Arg Asp Asp Asn His Ser Val Val Tyr Thr Arg Glu Leu Asp Gly Ile GAT AAA GTC TTC CTT GTG GTT CTG AAT TTT GGA GAA TCA TCA ACT GTG 1870 Asp Lys Val Phe Leu Val Val Leu Asn Phe Gly Glu Ser Ser Thr Val CTA AAT CTA CAG GAA ACT ATT TCA GAT GTT CCT ACA AAA CTG AGA ATA 1918 Leu Asn Leu Gln Glu Thr Ile Ser Asp Val Pro Thr Lys Leu Arg Ile AGA TTA AGT ACC AAT CCA GCC TCC AAA GGC AGT GAT GTT GAT ACC CAT 1966 Arg Leu Ser Thr Asn Pro Ala Ser Lys Gly Ser Asp Val Asp Thr His GCC GTT TCT CTG GAG AAG GGA GAG GGG CTC ATC TTG GAA CAC AGC ATG 2014 Ala Val Ser Leu Glu Lys Gly Glu Gly Leu Ile Leu Glu His Ser Met AAG ACT CTC CTC CAT CAC CAG AAA GCT TTC AGA GAC AAA TGT TTT ATT 2062 Lys Thr Leu Leu His His Gln Lys Ala Phe Arg Asp Lys Cys Phe Ile TCC AAC CGT GCA TGC TAC TCC AGC GTG CTG GAC CTT CTG TAT AGC TCG 2110 Ser Asn Arg Ala Cys Tyr Ser Ser Val Leu Asp Leu Leu Tyr Ser Ser TGC TAG GCA GCT CTG TAA GAG GTG GCC ACC CTG CGT CTG GTA TGC TTG 2158 Cys *** CCA TCA CAC ATG CAA GGG CCT CAG GAA TGG CAT CAG TTC TTA GAT ATT 2206 TCT GTA GCA CGA ATG CAT TGT TTT AGG TAA GAT TCT CAA ATG TTT GGA 2254 AGG ACA ATA AAA TGT TTA AAA GAT TA 3' 2280 〈210〉6 〈211〉2318 〈212〉DNA 〈213〉Human 〈400〉6 GC CAC TCT TCC ACC TCC CTT ACT GCA GGA AGG CAC TCC GAA GAC ATA 47 AGT CGG TGA GAC ATG GCT GAA GAT AAA AGC AAG AGA GAC TCC ATC GAG 95 Met Ala Glu Asp Lys Ser Lys Arg Asp Ser Ile Glu ATG AGT ATG AAG GGA TGC CAG ACA AAC AAC GGG TTT GTC CAT AAT GAA 143 Met Ser Met Lys Gly Cys Gln Thr Asn Asn Gly Phe Val His Asn Glu GAC ATT CTG GAG CAG ACC CCG GAT CCA GGC AGC TCA ACA GAC AAC CTG 191 Asp Ile Leu Glu Gln Thr Pro Asp Pro Gly Ser Ser Thr Asp Asn Leu AAG CAC AGC ACC AGG GGC ATC CTT GGC TCC CAG GAG CCC GAC TTC AAG 239 Lys His Ser Thr Arg Gly Ile Leu Gly Ser Gln Glu Pro Asp Phe Lys GGC GTC CAG CCC TAT GCG GGG ATG CCC AAG GAG GTG CTG TTC CAG TTC 287 Gly Val Gln Pro Tyr Ala Gly Met Pro Lys Glu Val Leu Phe Gln Phe TCT GGC CAG GCC CGC TAC CGC ATA CCT CGG GAG ATC CTC TTC TGG CTC 335 Ser Gly Gln Ala Arg Tyr Arg Ile Pro Arg Glu Ile Leu Phe Trp Leu ACA GTG GCT TCT GTG CTG GTG CTC ATC GCG GCC ACC ATA GCC ATC ATT 383 Thr Val Ala Ser Val Leu Val Leu Ile Ala Ala Thr Ile Ala Ile Ile GCC CTC TCT CCA AAG TGC CTA GAC TGG TGG CAG GAG GGG CCC ATG TAC 431 Ala Leu Ser Pro Lys Cys Leu Asp Trp Trp Gln Glu Gly Pro Met Tyr CAG ATC TAC CCA AGG TCT TTC AAG GAC AGT AAC AAG GAT GGG AAC GGA 479 Gln Ile Tyr Pro Arg Ser Phe Lys Asp Ser Asn Lys Asp Gly Asn Gly GAT CTG AAA GGT ATT CAA GAT AAA CTG GAC TAC ATC ACA GCT TTA AAT 527 Asp Leu Lys Gly Ile Gln Asp Lys Leu Asp Tyr Ile Thr Ala Leu Asn ATA AAA ACT GTT TGG ATT ACT TCA TTT TAT AAA TCG TCC CTT AAA GAT 575 Ile Lys Thr Val Trp Ile Thr Ser Phe Tyr Lys Ser Ser Leu Lys Asp TTC AGA TAT GGT GTT GAA GAT TTC CGG GAA GTT GAT CCC ATT TTT GGA 623 Phe Arg Tyr Gly Val Glu Asp Phe Arg Glu Val Asp Pro Ile Phe Gly ACG ATG GAA GAT TTT GAG AAT CTG GTT GCA GCC ATA CAT GAT AAA GGT 671 Thr Met Glu Asp Phe Glu Asn Leu Val Ala Ala Ile His Asp Lys Gly TTA AAA TTA ATC ATC GAT TTC ATA CCA AAC CAC ACG AGT GAT AAA CAT 719 Leu Lys Leu Ile Ile Asp Phe Ile Pro Asn His Thr Ser Asp Lys His ATT TGG TTT CAA TTG AGT CGG ACA CGG ACA GGA AAA TAT ACT GAT TAT 767 Ile Trp Phe Gln Leu Ser Arg Thr Arg Thr Gly Lys Tyr Thr Asp Tyr TAT ATC TGG CAT GAC TGT ACC CAT GAA AAT GGC AAA ACC ATT CCA CCC 815 Asn Asn Trp Leu Ser Val Tyr Gly Asn Ser Ser Trp His Phe Asp Glu AAC AAC TGG TTA AGT GTG TAT GGA AAC TCC AGT TGG CAC TTT GAC GAA 863 Tyr Ile Trp His Asp Cys Thr His Glu Asn Gly Lys Thr Ile Pro Pro GTG CGA AAC CAA TGT TAT TTT CAT CAG TTT ATG AAA GAG CAA CCT GAT 911 Val Arg Asn Gln Cys Tyr Phe His Gln Phe Met Lys Glu Gln Pro Asp TTA AAT TTC CGC AAT CCT GAT GTT CAA GAA GAA ATA AAA GAA ATT TTA 959 Leu Asn Phe Arg Asn Pro Asp Val Gln Glu Glu Ile Lys Glu Ile Leu CGG TTC TGG CTC ACA AAG GGT GTT GAT GGT TTT AGT TTG GAT GCT GTT 1007 Arg Phe Trp Leu Thr Lys Gly Val Asp Gly Phe Ser Leu Asp Ala Val AAA TTC CTC CTA GAA GCA AAG CAC CTG AGA GAT GAG ATC CAA GTA AAT 1055 Lys Phe Leu Leu Glu Ala Lys His Leu Arg Asp Glu Ile Gln Val Asn AAG ACC CAA ATC CCG GAC ACG GTC ACA CAA TAC TCG GAG CTG TAC CAT 1103 Lys Thr Gln Ile Pro Asp Thr Val Thr Gln Tyr Ser Glu Leu Tyr His GAC TTC ACC ACC ACG CAG GTG GGA ATG CAC GAC ATT GTC CGC AGC TTC 1151 Asp Phe Thr Thr Thr Gln Val Gly Met His Asp Ile Val Arg Ser Phe CGG CAG ACC ATG GAC CAA TAC AGC ACG GAG CCC GGC AGA TAC AGG TTC 1199 Arg Gln Thr Met Asp Gln Tyr Ser Thr Glu Pro Gly Arg Tyr Arg Phe ATG GGG ACT GAA GCC TAT GCA GAG AGT ATT GAC AGG ACC GTG ATG TAC 1247 Met Gly Thr Glu Ala Tyr Ala Glu Ser Ile Asp Arg Thr Val Met Tyr TAT GGA TTG CCA TTT ATC CAA GAA GCT GAT TTT CCC TTC AAC AAT TAC 1295 Tyr Gly Leu Pro Phe Ile Gln Glu Ala Asp Phe Pro Phe Asn Asn Tyr CTC AGC ATG CTA GAC ACT GTT TCT GGG AAC AGC GTG TAT GAG GTT ATC 1343 Leu Ser Met Leu Asp Thr Val Ser Gly Asn Ser Val Tyr Glu Val Ile ACA TCC TGG ATG GAA AAC ATG CCA GAA GGA AAA TGG CCT AAC TGG ATG 1391 Thr Ser Trp Met Glu Asn Met Pro Glu Gly Lys Trp Pro Asn Trp Met ATT GGT GGA CCA GAC AGT TCA CGG CTG ACT TCG CGT TTG GGG AAT CAG 1439 Ile Gly Gly Pro Asp Ser Ser Arg Leu Thr Ser Arg Leu Gly Asn Gln TAT GTC AAC GTG ATG AAC ATG CTT CTT TTC ACA CTC CCT GGA ACT CCT 1487 Tyr Val Asn Val Met Asn Met Leu Leu Phe Thr Leu Pro Gly Thr Pro ATA ACT TAC TAT GGA GAA GAA ATT GGA ATG GGA AAT ATT GTA GCC GCA 1535 Ile Thr Tyr Tyr Gly Glu Glu Ile Gly Met Gly Asn Ile Val Ala Ala AAT CTC AAT GAA AGC TAT GAT ATT AAT ACC CTT CGC TCA AAG TCA CCA 1583 Asn Leu Asn Glu Ser Tyr Asp Ile Asn Thr Leu Arg Ser Lys Ser Pro ATG CAG TGG GAC AAT AGT TCA AAT GCT GGT TTT TCT GAA GCT AGT AAC 1631 Met Gln Trp Asp Asn Ser Ser Asn Ala Gly Phe Ser Glu Ala Ser Asn ACC TGG TTA CCT ACC AAT TCA GAT TAC CAC ACT GTG AAT GTT GAT GTC 1679 Thr Trp Leu Pro Thr Asn Ser Asp Tyr His Thr Val Asn Val Asp Val CAA AAG ACT CAG CCC AGA TCG GCT TTG AAG TTA TAT CAA GAT TTA AGT 1727 Gln Lys Thr Gln Pro Arg Ser Ala Leu Lys Leu Tyr Gln Asp Leu Ser CTA CTT CAT GCC AAT GAG CTA CTC CTC AAC AGG GGC TGG TTT TGC CAT 1775 Leu Leu His Ala Asn Glu Leu Leu Leu Asn Arg Gly Trp Phe Cys His TTG AGG AAT GAC AGC CAC TAT GTT GTG TAC ACA AGA GAG CTG GAT GGC 1823 Leu Arg Asn Asp Ser His Tyr Val Val Tyr Thr Arg Glu Leu Asp Gly ATC GAC AGA ATC TTT ATC GTG GTT CTG AAT TTT GGA GAA TCA ACA CTG 1871 Ile Asp Arg Ile Phe Ile Val Val Leu Asn Phe Gly Glu Ser Thr Leu TTA AAT CTA CAT AAT ATG ATT TCG GGC CTT CCC GCT AAA ATA AGA ATA 1919 Leu Asn Leu His Asn Met Ile Ser Gly Leu Pro Ala Lys Ile Arg Ile AGG TTA AGT ACC AAT TCT GCC GAC AAA GGC AGT AAA GTT GAT ACA AGT 1967 Arg Leu Ser Thr Asn Ser Ala Asp Lys Gly Ser Lys Val Asp Thr Ser GGC ATT TTT CTG GAC AAG GGA GAG GGA CTC ATC TTT GAA CAC AAC ACG 2015 Gly Ile Phe Leu Asp Lys Gly Glu Gly Leu Ile Phe Glu His Asn Thr AAG AAT CTC CTT CAT CGC CAA ACA GCT TTC AGA GAT AGA TGC TTT GTT 2063 Lys Asn Leu Leu His Arg Gln Thr Ala Phe Arg Asp Arg Cys Phe Val TCC AAT CGA GCA TGC TAT TCC AGT GTA CTG AAC ATA CTG TAT ACC TCG 2111 Ser Asn Arg Ala Cys Tyr Ser Ser Val Leu Asn Ile Leu Tyr Thr Ser TGT TAG GCA CCT TTA TGA AGA GAT GAA GAC ACT GGC ATT TCA GTG GGA 2159 Cys *** TTG TAA GCA TTT GTA ATA GCT TCA TGT ACA GCA TGC TGC TTG GTG AAC 2207 AAT CAT TAA TTC TTC GAT ATT TCT GTA GCT TGA ATG TAA CCG CTT TAA 2255 GAA AGG TTC TCA AAT GTT TTG AAA AAA ATA AAA TGT TTA AAA GTA AAA 2303 AAA AAA AAA AAA AAA 3' 2318
【図面の簡単な説明】
【図1】ラットBAT1とヒトBAT1のアミノ酸配列
の比較を示す図。
【図2】ラットBAT1、ヒトyLAT1、ラットL
AT1、およびマウスxCTのアミノ酸配列の比較を示
す図。予想される膜貫通部位を付線で示した。
【図3】ラットの各臓器組織におけるBAT1遺伝子m
RNAの発現をノーザンブロッティングにより解析した
結果を示した写真。
【図4】ラット腎の免疫組織化学的解析の結果を示した
写真。抗BAT1抗体(左)と抗rBAT抗体(右)を
用いた。
【図5】ラット腎膜標本を用いたウェスタンブロット解
析の結果を示した写真。抗BAT1抗体(左)と抗rB
AT抗体(右)を用い、非還元条件下(−)及び還元条
件下(+)で行った。
【図6】ラットBAT1遺伝子、ラットrBAT遺伝
子、あるいはラット4F2hc遺伝子を導入したCOS
−7細胞、及びラットBAT1遺伝子とラットrBAT
遺伝子を共に導入したCOS−7細胞、ラットBAT1
遺伝子とラット4F2hc遺伝子を共に導入したCOS
−7細胞によるシスチン取り込み実験の結果を示す図。
【図7】ラットBAT1遺伝子及びラットrBAT遺伝
子を導入したCOS−7細胞によるシスチン取り込み実
験において添加する塩の影響を調べた結果を示す図。
【図8】ラットBAT1遺伝子の及びラットrBAT遺
伝子を導入したCOS−7細胞によるシスチン取り込み
実験において、系への各種アミノ酸もしくはその類似化
合物添加の影響を調べた結果を示す図。
【図9】ラットBAT1遺伝子及びラットrBAT遺伝
子を導入したCOS−7細胞による放射能標識アミノ酸
の取り込みを調べた結果を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/21 C12N 1/21 4C206 5/10 C12Q 1/02 4H045 C12Q 1/02 1/68 A 1/68 G01N 33/15 Z G01N 33/15 33/50 Z 33/50 A61K 31/195 // A61K 31/195 48/00 48/00 A61P 3/00 A61P 3/00 C12N 5/00 A Fターム(参考) 2G045 BB20 BB51 CB26 DA36 FB01 FB02 FB08 4B024 AA01 AA11 AA20 BA53 BA61 BA80 CA04 CA09 DA02 EA04 FA01 GA14 HA01 HA12 HA17 4B063 QA01 QA05 QQ08 QQ43 QQ61 QQ91 QR32 QR48 QR51 QR56 QR77 QS34 4B065 AA90X AA93Y AB01 AC14 BA02 CA24 CA25 CA44 CA46 4C084 AA13 ZA662 ZA812 ZB212 4C206 AA01 FA53 ZA66 ZA81 ZB21 4H045 AA10 AA11 BA10 CA44 DA75 DA76 EA26 EA27 EA50 FA72 FA74 HA06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸トランスポーターであって、シ
    スチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ酸を基質とし、
    アミノ酸輸送活性化因子rBATにより活性化されるタ
    ンパク質。
  2. 【請求項2】 組換えタンパク質である請求項1に記載
    のタンパク質。
  3. 【請求項3】 ヒト又はラット由来である請求項1又は
    2に記載のタンパク質。
  4. 【請求項4】 タンパク質が、配列番号1又は3で示さ
    れるアミノ酸配列、又は配列番号1又は3で示されるア
    ミノ酸配列において1もしくは2個以上のアミノ酸が欠
    失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなる請求
    項1〜3のいずれかに記載のタンパク質。
  5. 【請求項5】 臓器、組織、もしくは培養細胞由来であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載のタンパク質。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のタンパ
    ク質をコードする遺伝子。
  7. 【請求項7】 配列番号2又は4で示される塩基配列、
    又は、配列番号2又は4で示される塩基配列からなるD
    NAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし得
    る塩基配列からなる遺伝子である請求項6に記載の遺伝
    子。
  8. 【請求項8】 ヒト又はラット由来である請求項6又は
    7に記載の遺伝子。
  9. 【請求項9】 臓器、組織、もしくは培養細胞由来であ
    る請求項8に記載の遺伝子。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかに記載の遺伝
    子もしくは該遺伝子の中のタンパク質をコードする遺伝
    子を含むプラスミド。
  11. 【請求項11】 プラスミドが、発現プラスミドである
    請求項10に記載のプラスミド。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載のプラスミド
    で形質転換された宿主細胞。
  13. 【請求項13】 配列番号1又は3で示される塩基配列
    の中の連続する14塩基以上の部分配列もしくはその相
    補的な配列を含むヌクレオチド。
  14. 【請求項14】 シスチン、塩基性アミノ酸及び中性ア
    ミノ酸を輸送する能力を有するタンパク質をコードする
    遺伝子を検出するためのプローブとして使用するもので
    ある請求項13記載のヌクレオチド。
  15. 【請求項15】 シスチン、塩基性アミノ酸及び中性ア
    ミノ酸を輸送する能力を有するタンパク質をコードする
    遺伝子の発現を変調させるために使用するものである請
    求項14記載のヌクレオチド。
  16. 【請求項16】 請求項1〜5のいずれかに記載するタ
    ンパク質に対する抗体。
  17. 【請求項17】 請求項1〜5にいずれかに記載のタン
    パク質又は当該タンパク質を含有する細胞を用いて、該
    タンパク質の有するシスチン、塩基性アミノ酸、中性ア
    ミノ酸及びその類似物質を輸送する能力に対する被検物
    質の基質としての作用を測定する方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜5にいずれかに記載のタン
    パク質又は当該タンパク質を含有する細胞を用いて、被
    検物質の生体内におけるシスチン、塩基性アミノ酸、中
    性アミノ酸及びその類似物質を輸送する能力に対する体
    内動態を測定するための方法。
  19. 【請求項19】 輸送活性化因子rBATを併用する請
    求項17又は18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 被検物質が薬物又は毒物若しくは外来
    性異物である請求項17〜19のいずれかに記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項17〜20のいずれかに記載の
    方法により、シスチン、塩基性アミノ酸及び中性アミノ
    酸を基質とするトランスポーターにより細胞に取り込ま
    れ易い又は細胞に取り込まれにくい物質をスクリーニン
    グする方法。
  22. 【請求項22】 腎尿細管上皮もしくは小腸上皮におけ
    るスクリーニングである請求項21に記載の方法。
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