JP2001045424A - 動画像処理装置、動画像処理方法および記憶媒体 - Google Patents

動画像処理装置、動画像処理方法および記憶媒体

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JP2001045424A
JP2001045424A JP11219816A JP21981699A JP2001045424A JP 2001045424 A JP2001045424 A JP 2001045424A JP 11219816 A JP11219816 A JP 11219816A JP 21981699 A JP21981699 A JP 21981699A JP 2001045424 A JP2001045424 A JP 2001045424A
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Kazunobu Sugitani
和宣 杉谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが動画の内容を確認し易い位置にイン
デックスを付加することにより、操作性を向上させるこ
とが可能な動画像処理装置、動画像処理方法および記憶
媒体を提供する。 【解決手段】 フレーム番号がNの画像データとN+1
の画像データを取り出し(ステップS4)、該各データ
をLCDに表示したときの四隅の、たとえば64×64
ドット分の領域のデータを互いに比較し(ステップS
5)、少なくとも一隅で一致しているか否かを判別し
(ステップS6)、少なくとも一隅で一致しているとき
には、このときの動画像を録画したカメラは静止状態で
あると判別して、直前のカメラの状態が移動状態の場合
には、フレーム番号N+1をインデックスとして登録す
る一方、四隅とも一致していないときには、カメラは移
動状態であると判別して、直前のカメラの状態が固定状
態の場合には、フレーム番号N+1をインデックスとし
て登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に記憶さ
れた動画像データにインデックスを付加する機能を備え
た動画像処理装置、動画像処理方法および記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の動画像処理装置は、ビデオディス
クやビデオテープ等の記憶手段(記憶媒体)に記憶され
た動画像データの内容をユーザが能率よく確認する機能
として、次のようなものを備えている。すなわち、 (1)記憶された動画像データを飛び飛びに再生する機
能 (2)記憶された動画像データを早送り再生する機能 (3)動画像データに予めインデックスを付加してお
き、このインデックス位置の画像データを起点として、
すなわちこのインデックス位置までの動画像データをス
キップして再生を開始する機能 の各機能を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の動
画像処理装置の機能(1)および(2)では、ユーザが
再生された動画像の内容を見落としたり、その内容の確
認に多大な時間を費やしたりするため、膨大な量の動画
像の内容を確認する機能としては、使用し難かった。
【0004】また、上記従来の動画像処理装置の機能
(3)では、インデックスを付加する位置に応じて、ユ
ーザが動画像の内容を確認する能率に大幅な開きが生じ
ることになる。そして、インデックスを付加する位置
は、従来あまり考慮されて来なかったため、動画像の内
容が音楽プログラムの場合には音楽の切れ目、映画の場
合には場面の切替時という単純な位置が選択されてい
た。
【0005】したがって、スポーツプログラムでのハイ
ライト場面にインデックスを付加することは、ユーザが
マニュアルで付加する限り不可能であった。
【0006】また、映画においても、単なる画面の切替
でなく、ストーリに応じた画面の切替を検知するのが困
難であった。たとえば、野球ではバッターがバッターボ
ックスに立っている場面では、カメラが固定しており試
合の流れで大きな変化がないが、一旦ヒットが出るとカ
メラが急激に移動してボールを追う場面になる。このカ
メラが移動する場面をインデックスとして記録しようと
しても、従来は適切な方法がなかった。
【0007】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、ユーザが動画の内容を確認し易い位置にインデ
ックスを付加することにより、操作性を向上させること
が可能な動画像処理装置、動画像処理方法および記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の動画像処理装置は、動画像データ
を記憶する記憶手段と、該記憶された動画像データを読
み出す読み出し手段と、該読み出された動画像データか
ら、当該動画像データを録画したときのカメラの状態を
判別する判別手段と、該判別手段による判別の結果、前
記カメラの状態が変化したタイミングに応じて当該動画
像データにインデックスを付加する付加手段とを有する
ことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記判別手段は、前記読み出
された動画像データ中、選択された複数の部分領域内に
それぞれ位置する各部分画像データを、前記動画像デー
タより過去に読み出された動画像データの、前記複数の
部分領域にそれぞれ対応する各部分画像データと、それ
ぞれ比較することにより、前記カメラの状態を判別する
ことを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記読み出された動画
像データを表示する表示手段を有することを特徴とす
る。
【0011】さらに、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの四隅であるこ
とを特徴とする。
【0012】また、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの対角線上の二
隅であることを特徴とする。
【0013】また、さらに好ましくは、前記カメラの状
態は、固定状態または移動状態のいずれかであることを
特徴とする。
【0014】また、好ましくは、前記付加されたインデ
ックスの間隔を制御する制御手段を有することを特徴と
する。
【0015】さらに、好ましくは、前記制御手段は、隣
接するインデックスとの間隔が所定間隔以内のインデッ
クスを間引くことにより、前記付加されたインデックス
の間隔を制御することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項9に記載
の動画像処理方法は、動画像データを記憶手段に記憶
し、該記憶された動画像データを読み出し、該読み出さ
れた動画像データから、当該動画像データを録画したと
きのカメラの状態を判別し、該判別の結果、前記カメラ
の状態が変化したタイミングに応じて当該動画像データ
にインデックスを付加することを特徴とする。
【0017】好ましくは、前記読み出された動画像デー
タ中、選択された複数の部分領域内にそれぞれ位置する
各部分画像データを、前記動画像データより過去に読み
出された動画像データの、前記複数の部分領域にそれぞ
れ対応する各部分画像データと、それぞれ比較すること
により、前記カメラの状態を判別することを特徴とす
る。
【0018】また、好ましくは、前記読み出された動画
像データを表示手段に表示することを特徴とする。
【0019】さらに、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの四隅であるこ
とを特徴とする。
【0020】また、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの対角線上の二
隅であることを特徴とする。
【0021】また、さらに好ましくは、前記カメラの状
態は、固定状態または移動状態のいずれかであることを
特徴とする。
【0022】また、好ましくは、前記付加されたインデ
ックスの間隔を制御することを特徴とする。
【0023】さらに、好ましくは、隣接するインデック
スとの間隔が所定間隔以内のインデックスを間引くこと
により、前記付加されたインデックスの間隔を制御する
ことを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項17に記
載の記憶媒体は、動画像処理装置を含む、コンピュータ
が実現できるプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記動画像処理方法は、動画像データを記憶手段に記憶
し、該記憶された動画像データを読み出し、該読み出さ
れた動画像データから、当該動画像データを録画したと
きのカメラの状態を判別し、該判別の結果、前記カメラ
の状態が変化したタイミングに応じて当該動画像データ
にインデックスを付加することを特徴とする。
【0025】好ましくは、前記読み出された動画像デー
タ中、選択された複数の部分領域内にそれぞれ位置する
各部分画像データを、前記動画像データより過去に読み
出された動画像データの、前記複数の部分領域にそれぞ
れ対応する各部分画像データと、それぞれ比較すること
により、前記カメラの状態を判別することを特徴とす
る。
【0026】また、好ましくは、前記読み出された動画
像データを表示手段に表示することを特徴とする。
【0027】さらに、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの四隅であるこ
とを特徴とする。
【0028】また、好ましくは、前記複数の部分領域
は、前記読み出された動画像データを前記表示手段に表
示し、その表示領域が四角形であるときの対角線上の二
隅であることを特徴とする。
【0029】また、さらに好ましくは、前記カメラの状
態は、固定状態または移動状態のいずれかであることを
特徴とする。
【0030】また、好ましくは、前記付加されたインデ
ックスの間隔を制御することを特徴とする。
【0031】さらに、好ましくは、隣接するインデック
スとの間隔が所定間隔以内のインデックスを間引くこと
により、前記付加されたインデックスの間隔を制御する
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の一実施の形態に係る動画
像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0034】同図に示すように、本実施の形態の動画像
処理装置は、CPU(中央処理装置)1と、キーボード
(KB)2と、液晶ディスプレイ(LCD)3と、ビデ
オRAM(VRAM)4と、ROM5と、RAM6と、
ビデオディスク装置(VDISK)7と、チューナ(T
UN)8と、アンテナ(ANT)9と、バス8とにより
構成されている。
【0035】CPU1は、上記各構成要素2〜8と、バ
ス10を介して接続され、その制御を行う。
【0036】キーボード2は、各種制御を指示し実行さ
せるためのキーと、文字入力用のキーとを備えている。
【0037】LCD3は、たとえばカラーのLCDであ
り、表示用書き込み専用メモリであるVRAM4に書き
込まれた文字や画像を、後述するフォントパターンまた
はイメージ画像として表示する。
【0038】ビデオディスク装置7は、動画像データを
記憶する装置である。
【0039】ROM5は、読み出し専用メモリであり、
その内部は、主として、画像処理を実行するためのプロ
グラムを格納するプログラム領域PRGと、文字、記
号、罫線等のフォントパターンを格納するフォントパタ
ーン領域FONTに分割されている。
【0040】RAM6は、書き込み可能メモリであり、
その内部は、次のように、複数の領域に分割されてい
る。
【0041】領域WORKは、上述したプログラムを動
作させるために、一時的にプログラムの変数データや定
数データ、その他の情報を記憶するワークエリアであ
る。
【0042】領域IMGは、動画像データを記憶する領
域である。
【0043】領域DIDX,SIDXは、それぞれ、イ
ンデックスを記憶する領域である。この2つの領域の違
いは、図3を用いて後述する。
【0044】領域MODEは、録画しているカメラが固
定状態であるか、移動状態であるかを識別するモード領
域である。
【0045】図2は、領域IMGに記憶される動画像デ
ータのデータ構造を示す図である。
【0046】同図において、動画像は1/30秒に1枚
の割合で再生される静止画から成り立っており、先頭か
らIMG(1)、IMG(2)、IMG(3)…と番号
が付けられている。
【0047】図3は、領域DIDX,SIDXに記憶さ
れるインデックステーブルの構造を示す図である。
【0048】同図において、領域DIDXは、カメラが
固定状態から移動状態に変化した画面のフレーム番号を
記録するためのテーブル領域である。セルDIDX
(1)に「3」と登録されているのは3番目のフレーム
を意味する。一方、領域SIDXは、カメラが移動状態
から固定状態に変化した画面のフレーム番号を記録する
ためのテーブル領域である。セルSIDX(1)に
「1」と登録されているのは先頭のフレームを固定状態
と便宜上決めているためである。実際に固定状態になる
のは、セルSIDX(2)の「6」フレームからであ
る。
【0049】図4は、LCD3に表示された画面の一例
を示す図であり、野球でバッターがベースの前に立って
いる場面が図示されている。
【0050】同図において、四隅の部分画像3a〜3d
をそれぞれ前画面の同位置の部分画像と比較することに
よりカメラが固定状態か移動状態かが判別される。この
判別方法は、図6および図7を用いて後述する。
【0051】この四隅の部分画像3a〜3dの大きさを
どのように設定するかにより、インデックスの数が影響
を受ける。
【0052】以上のように構成された動画像処理装置が
実行する動画再生処理を説明する。
【0053】画像データの入力の方法は種々あるが、基
本的にはアンテナ9から電波で受信し、チューナ8を経
由して、CPU1により加工されてVRAM4に書き込
まれ、LCD3に表示されるが、ビデオディスク装置7
に格納されている画像データを直接表示させるようにし
てもよい。いずれの方法も既存の技術で持って容易に実
現可能である。本実施の形態では、画像データは、デジ
タル画像データを想定している。
【0054】インデックスを形成する過程は、後述する
が、その原理は前後の2枚の画像の四隅の比較による。
たとえば、図4の野球の画面を例に挙げれば、カメラが
固定状態にあるときには、四隅の部分画像3a〜3dは
前画面の同位置の部分画像と比較して同一である。ま
た、四隅の内一か所はバッターがバットを振ったりした
際に変化をするが、残りの三隅は変化しない。要する
に、四隅の内一隅でも前の画像と同じであれば、カメラ
は固定状態と考えられる。さらに、カメラがボールを追
って移動すれば、四隅の全てが前画面と比べて変化する
ので、カメラが移動状態であることが分かる。この原理
から、カメラが固定状態から移動状態へ、または、その
反対の動きをした場合に、インデックスを付加するよう
にすれば、ヒットが出た場面を検索しやすくなる。
【0055】次に、本実施の形態の動画像処理装置が実
行するインデックス形成処理を図6および図7のフロー
チャートを用いて説明する。
【0056】図6において、まず、モード領域MODE
に“0”をセットする(ステップS1)。ここで、モー
ドが“0”のときにはカメラは固定状態、“1”のとき
には移動状態を意味する。便宜上最初の画面は比較する
画面がないので“0”としておく。
【0057】次に、カウンタNを“0”にリセットする
(ステップS2)。カウンタNの値は、そのまま画面の
フレーム番号を意味する。
【0058】次に、カウンタNに“1”を加える(ステ
ップS3)。その結果、最初はN=1となる。
【0059】そして、セルIMG(N)と次のセルIM
G(N+1)にそれぞれ格納された画像データを取り出
す(ステップS4)。画像データはRAM6の領域IM
Gに格納されているものとするが、大量の画面であれば
予めビデオディスク装置7から転送しておく。
【0060】2枚の画面の内四隅のデータを比較する
(ステップS5)。図4に画面例を示したが、この画面
のドットサイズが仮に1600×1200とした場合、
四隅の64×64ドット分の領域を互いに比較する。四
隅のドットサイズは適宜変更しても構わない。
【0061】比較した結果、少なくとも一隅で一致して
いるか否かを判別し(ステップS6)、前述のように、
四隅のうち一隅でも一致している場合には、カメラは固
定状態である。
【0062】そこで、まず、以前のカメラの状態を調べ
る(ステップS7)。すなわち、モードMODEが
“0”のときには、以前も固定状態であるから変化はな
い。すなわち、インデックスに登録する必要はないの
で、カウンタNを加算する処理(ステップS3)に戻
る。一方、モードMODEが“1”のときには、以前は
カメラは移動状態であり、今回から固定状態になったの
で、まず、モードMODEを“0”にセットし(ステッ
プS8)、フレーム番号N+1の値をカメラが移動状態
から固定状態に変化した際に記録するインデックス領域
(これを「静止インデックス領域」という。逆に、固定
状態から移動状態に変化した際に記録するインデックス
を、「動的インデックス領域」という)SIDXに登録
する(ステップS9)。
【0063】以上のステップS8およびS9の処理が終
了したときには、画面の最後か否かを判別し(ステップ
S10)、最後でなければカウンタNの加算処理(ステ
ップS3)に戻り、最後なら本インデックス形成処理を
終了する。
【0064】一方、前記ステップS6で、四隅とも一致
していない場合には、カメラが移動様態であるので、ま
ず、以前のカメラの状態を調べる(ステップS11)。
すなわち、モードMODEが“1”のときには、以前も
移動状態であるから、すなわち、インデックスに登録す
る必要はないので、カウンタNを加算する処理(ステッ
プS3)に戻る。一方、モードMODEが“0”のとき
には、以前はカメラは固定状態であり、今回から移動状
態になったので、まず、モードMODEを“1”にセッ
トし(ステップS12)、フレーム番号N+1の値を動
的インデックス領域DIDXに登録する(ステップS1
3)。
【0065】以上のステップS12およびステップS1
3の処理が終了したときには、画面の最後か否かを判別
し(ステップS10)、最後でなければカウンタNの加
算処理(ステップS3)に戻り、最後なら本インデック
ス形成処理を終了する。
【0066】図5は、画面の変遷とインデックスの位置
の関係の一例を示す図である。左からフレーム番号順に
画像データIMG( )が並べてある。前記図3に、静
止インデックスと動的インデックスの例を示したが、静
止インデックス領域SIDXは、“1”、“6”と入っ
ており、動的インデックス領域DIDXには“3”、
“10”と入っている。図5に対応させると、“1”は
先頭画面なので便宜上静止インデックスSIDX(1)
をセットし、2番から3番に変わるときにカメラが移動
状態になったので、3番にインデックスDIDX(1)
が付加される。また、5番から6番に変わるときにカメ
ラが固定状態になったので、6番に静止インデックスS
IDX(2)が付加される。
【0067】なお、本実施の形態では、インデックスと
して画面番号を登録するようにしたが、画面のスタート
からの時間を登録してもよい。図8は、この場合の静止
インデックス領域SIDXおよび動的インデックス領域
DIDXにそれぞれ登録されるインデックスの一例を示
す図であり、0:0:10は、0時0分10秒を意味す
る。動画の1秒ごとのフレームが30枚の場合、フレー
ムから計算してもよいし、タイマをセットして1秒単位
で記録してもよい。
【0068】なお、本実施の形態では、画面の四隅に着
目したが、処理速度との関係で対角線上の二隅にしても
よいし、64×64ドットよりも多くとも少なくともよ
い。時刻のインデックスは秒単位にしたが、より細かい
時間単位にしてもよいし、より荒い時間単位にしてもよ
い。
【0069】また、インデックスを形成した結果、イン
デックスの出現頻度が非常に高い場合がある。あまり頻
度が高すぎると検索する際に数秒ごとにインデックスが
利くことになり、非常に検索能率が悪い。そこで、イン
デックスの間隔が狭過ぎる場合には、これを緩和する必
要がある。原理としては、インデックステーブルに登録
されたフレーム番号からフレーム間の枚数を検出し、一
定の閾値に基づいて、間隔の狭いインデックスを削除す
る。
【0070】図9は、このインデックス間引き処理の手
順を示すフローチャートである。
【0071】ここでは静止インデックスを例に挙げて説
明する。
【0072】同図において、まず、静止インデックス領
域SIDXの内容を一旦RAM6の領域WORKに移動
させる(ステップS21)。後に改めて静止インデック
スを作成するためである。
【0073】次に、カウンタNを“1”にセットする
(ステップS22)。以後、N番目のインデックスの内
容をWORK(N)あるいはSIDX(N)と表現す
る。先頭のインデックスはそのまま領域SIDXに移す
(ステップS23)。
【0074】次に、インデックス間のフレーム枚数を算
出するため、2つのインデックス間の差を計算する(ス
テップS24)。この差が小さければ、インデックスを
削除するわけであるが、今は便宜上“10”を閾値とす
る。すなわち“10”以上ならインデックスとして有効
なので、改めてWORK(N+1)の値をSIDX(N
+1)に格納する(ステップS25)。一方、“10”
以下の場合は登録はせずに、次の段階、すなわち、カウ
ンタNに“1”を加算する処理に移る(ステップS2
6)。
【0075】そして、最後のフレームに到達したか否か
を判別し(ステップS27)、最後のフレームでなけれ
ば、再度インデックスフレーム番号の差の算出処理(ス
テップS24)に戻る。
【0076】以上の処理を終了すると、前のインデック
スとのフレーム番号の差が“10”以下のインデックス
は削除される。
【0077】図10は、インデックス間引き処理を施し
た前(a)後(b)の静止インデックス領域SIDXに
登録されたインデックスの状態を示す図である。同図
(a)では、インデックスの先頭は、1番であり、以
下、6、20、28、32、50…となっているが、前
後の差が“10”以下のインデックスを登録しない結
果、同図(b)のように、先頭は“1”で変化ないが、
以下、20、50と飛び飛びの値を採るようになってい
る。
【0078】このようにして、頻繁に出現するインデッ
クスを整理することができる。
【0079】なお、本実施の形態では、閾値は、10フ
レームとしたが、より多くとも少なくともよい。また、
時間を登録するインデックスでは時間を閾値にすればよ
い。
【0080】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPU1やMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0082】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
M5などを用いることができる。また、通信ネットワー
クを介してサーバコンピュータからプログラムコードが
供給されるようにしてもよい。
【0083】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0084】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,9,1
7に記載の発明によれば、読み出された動画像データか
ら、当該動画像データを録画したときのカメラの状態が
判別され、該判別の結果、前記カメラの状態が変化した
タイミングに応じて当該動画像データにインデックスが
付加されるので、ユーザが動画の内容を確認し易い位置
にインデックスが付加されることになり、操作性が向上
する。
【0086】また、請求項7,15,23に記載の発明
によれば、前記付加されたインデックスの間隔が制御さ
れるので、ユーザが動画の内容をさらに確認し易い位置
にインデックスが付加されることになり、操作性がさら
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る動画像処理装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAMの領域IMGに記憶される動画像
データのデータ構造を示す図である。
【図3】図1のRAMの領域DIDX,SIDXに記憶
されるインデックステーブルの構造を示す図である。
【図4】図1のLCDに表示された画面の一例を示す図
である。
【図5】画面の変遷とインデックスの位置の関係の一例
を示す図である。
【図6】図1の動画像処理装置、特にCPUが実行する
インデックス形成処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】図6のインデックス形成処理の続きを示すフロ
ーチャートである。
【図8】インデックスとして画面のスタートからの時間
を登録した場合に、図1のRAMの領域DIDX,SI
DXに記憶されるインデックステーブルの構造を示す図
である。
【図9】図1のCPUが実行するインデックス間引き処
理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図9のインデックス間引き処理を施した前後
の静止インデックス領域SIDXに登録されたインデッ
クスの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 キーボード 3 液晶ディスプレイ 4 ビデオRAM 5 ROM 6 RAM 7 ハードディスク装置 8 チューナ 9 アンテナ 10 バス

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データを記憶する記憶手段と、 該記憶された動画像データを読み出す読み出し手段と、 該読み出された動画像データから、当該動画像データを
    録画したときのカメラの状態を判別する判別手段と、 該判別手段による判別の結果、前記カメラの状態が変化
    したタイミングに応じて当該動画像データにインデック
    スを付加する付加手段とを有することを特徴とする動画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記読み出された動画
    像データ中、選択された複数の部分領域内にそれぞれ位
    置する各部分画像データを、前記動画像データより過去
    に読み出された動画像データの、前記複数の部分領域に
    それぞれ対応する各部分画像データと、それぞれ比較す
    ることにより、前記カメラの状態を判別することを特徴
    とする請求項1に記載の動画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記読み出された動画像データを表示す
    る表示手段を有することを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載の動画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の部分領域は、前記読み出され
    た動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領域
    が四角形であるときの四隅であることを特徴とする請求
    項3に記載の動画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の部分領域は、前記読み出され
    た動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領域
    が四角形であるときの対角線上の二隅であることを特徴
    とする請求項3に記載の動画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記カメラの状態は、固定状態または移
    動状態のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の動画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記付加されたインデックスの間隔を制
    御する制御手段を有することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の動画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、隣接するインデックス
    との間隔が所定間隔以内のインデックスを間引くことに
    より、前記付加されたインデックスの間隔を制御するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の動画像処理装置。
  9. 【請求項9】 動画像データを記憶手段に記憶し、 該記憶された動画像データを読み出し、 該読み出された動画像データから、当該動画像データを
    録画したときのカメラの状態を判別し、 該判別の結果、前記カメラの状態が変化したタイミング
    に応じて当該動画像データにインデックスを付加するこ
    とを特徴とする動画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記読み出された動画像データ中、選
    択された複数の部分領域内にそれぞれ位置する各部分画
    像データを、前記動画像データより過去に読み出された
    動画像データの、前記複数の部分領域にそれぞれ対応す
    る各部分画像データと、それぞれ比較することにより、
    前記カメラの状態を判別することを特徴とする請求項9
    に記載の動画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記読み出された動画像データを表示
    手段に表示することを特徴とする請求項9または10の
    いずれかに記載の動画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の部分領域は、前記読み出さ
    れた動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領
    域が四角形であるときの四隅であることを特徴とする請
    求項11に記載の動画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の部分領域は、前記読み出さ
    れた動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領
    域が四角形であるときの対角線上の二隅であることを特
    徴とする請求項11に記載の動画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記カメラの状態は、固定状態または
    移動状態のいずれかであることを特徴とする請求項9〜
    13のいずれかに記載の動画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記付加されたインデックスの間隔を
    制御することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに
    記載の動画像処理方法。
  16. 【請求項16】 隣接するインデックスとの間隔が所定
    間隔以内のインデックスを間引くことにより、前記付加
    されたインデックスの間隔を制御することを特徴とする
    請求項15に記載の動画像処理方法。
  17. 【請求項17】 動画像処理装置を含む、コンピュータ
    が実現できるプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記動画像処理方法は、 動画像データを記憶手段に記憶し、 該記憶された動画像データを読み出し、 該読み出された動画像データから、当該動画像データを
    録画したときのカメラの状態を判別し、 該判別の結果、前記カメラの状態が変化したタイミング
    に応じて当該動画像データにインデックスを付加するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記読み出された動画像データ中、選
    択された複数の部分領域内にそれぞれ位置する各部分画
    像データを、前記動画像データより過去に読み出された
    動画像データの、前記複数の部分領域にそれぞれ対応す
    る各部分画像データと、それぞれ比較することにより、
    前記カメラの状態を判別することを特徴とする請求項1
    7に記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記読み出された動画像データを表示
    手段に表示することを特徴とする請求項17または18
    のいずれかに記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記複数の部分領域は、前記読み出さ
    れた動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領
    域が四角形であるときの四隅であることを特徴とする請
    求項19に記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記複数の部分領域は、前記読み出さ
    れた動画像データを前記表示手段に表示し、その表示領
    域が四角形であるときの対角線上の二隅であることを特
    徴とする請求項19に記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記カメラの状態は、固定状態または
    移動状態のいずれかであることを特徴とする請求項17
    〜21のいずれかに記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記付加されたインデックスの間隔を
    制御することを特徴とする請求項17〜22のいずれか
    に記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 隣接するインデックスとの間隔が所定
    間隔以内のインデックスを間引くことにより、前記付加
    されたインデックスの間隔を制御することを特徴とする
    請求項23に記載の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327704C (zh) * 2003-09-10 2007-07-18 松下电器产业株式会社 图像显示方法和图像显示装置
JP2009093349A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Nec Corp 情報検索システム、情報検索用インデックスの登録装置、情報検索方法及びプログラム

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