JP2001042789A - 光学素子および該光学素子を用いた表示装置とその駆動方法 - Google Patents

光学素子および該光学素子を用いた表示装置とその駆動方法

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JP2001042789A JP21933399A JP21933399A JP2001042789A JP 2001042789 A JP2001042789 A JP 2001042789A JP 21933399 A JP21933399 A JP 21933399A JP 21933399 A JP21933399 A JP 21933399A JP 2001042789 A JP2001042789 A JP 2001042789A
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Atsushi Nakahira
篤 中平
Hidenao Tanaka
秀尚 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動電極に対向する電極の配線引出しが不要
な光学素子およびその駆動方法、さらに該光学素子を用
いた表示装置を提供する。 【解決手段】 透過性の第1の基板と、光制御層とを少
なくとも有し、第1の基板に入射した光を光制御層で特
性変化させた後、反射面で反射させることにより光を取
り出す光学素子であって、光制御層は、透光性の材料か
らなる少なくとも1つの電極で構成される第1の電極
と、複数の電極から構成される第2の電極とにより狭持
され、これら第1の電極および第2の電極とによって印
加される電界により前記入射光の特性を変化させる材料
から構成され、第1の電極は駆動回路に接続させずにそ
の電位は浮遊し、かつ第2の電極のみが駆動回路と接続
され、第1の電極の電位を該第1の電極と電界形成上の
対を構成する第2の電極とに印加する電圧によって定め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大面積表示装置な
どに適用可能な光学素子および該光学素子の駆動方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】導光板と液晶とを用いた表示装置が従来
から知られている。その一例として、導光板と強誘電性
液晶を用い、この強誘電性液晶にゴールドストーンモー
ドの緩和周波数近傍の交流電界を印加することにより当
該光制御層に散乱性を生じさせる表示装置(特開平6−
30543号公報)と、導光板と高分子分散液晶を用い
た表示装置(特開平6−347790号公報)が提案さ
れている。
【0003】しかし、上記特開平6−308543号公
報に開示される従来技術では、交流電圧の印加が必須で
あるため、単純マトリクス駆動、アクティブマトリクス
(TFT)駆動によるビットマップ表示を行えないとい
う問題点があった。また、上記特開平6−347790
号公報に開示では、電圧を印加しない状態で散乱性を示
し、電圧を印加すると透過性を示す高分子分散液晶を使
用している。この場合、マトリクス駆動を行うと、電極
の間隙は常時散乱性を示すため、黒色の表示が困難とな
り、表示画像はきわめてコントラストが低い画像となっ
てしまうという問題点があった。
【0004】上記の従来技術では、散乱、透過により表
示を制御しているため、表示装置を見る人がいる側の照
明により表示面が照らされ、その散乱光が表示画像と重
なり、光源の色だけではなく周囲の照明光が表示画像に
影響し画像が劣化するとともに、カラー表示が困難であ
った。
【0005】そこで、上記従来の問題点を解決するため
に、導光板とリバースモード高分子分散液晶を用いた表
示装置(特願平10−212780号)が提案されてい
る。この特願平10−212780号に記載されている
表示装置の概略構成を図12に示す。この表示装置は、
光学素子として、透明電極11をつけた導光板10と、
分割された鏡面反射可能な電極14a、14b設けられ
た基板13との間に光制御層12となる薄膜を挟んだ構
造を有する。この光制御層12は、例えば、電界を印加
しないときに透過状態、電界を印加したときに散乱状態
となるリバースモード高分子分散液晶(秋田大、佐藤
等、テレビジョン学会技術方向IDY96−50、p.
137−142)からなる。上記リバースモード高分子
液晶は、例えばUCL−002(大日本インキ(株))
のような紫外線重合性液晶と、E−7(メルクジャパン
(株))のようなネマティック液晶の混合液に、紫外線
を照射することによって容易に作成できる。
【0006】上述の高分子分散液晶からなる光制御層1
2は、電界を印加しないときは全面透明であり、入射し
た光17は透明電極11をつけた導光板10と光制御層
12の導光領域内で反射を繰り返して外部へ出射しない
ため非発光状態となる。また、電源16から例えば電極
15bに電圧をかけて電界を印加すると、電極15bと
透明電極11との間にある高分子分散液晶の電界を印加
した部分19は、散乱または回折状態となり、導波光は
電圧を印加した電極15b上では散乱または回折され
る。散乱または回折された光は、導波する光とは異なる
角度で導光板10と素子外部との界面に入射するので、
界面での全反射条件は満たされず素子外部に出射(図
中、矢印18)される。そのため、電圧を印加した電極
15bに対応する部分だけが発光状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の表示装
置に適用される光学素子は、透明電極11と基板14上
の電極15aおよび15bとの両方に電源16の配線を
必要としていた。そのため、複数の光学素子をタイル状
にならべて大面積表示装置を実現する際に、透明電極1
1からの配線を確保するための光学素子間の隙間を確保
することの必要性や配線の複雑化をもたらし、高品位な
画像を表示可能な大画面表示装置を普及させる上で、解
像度等の特性のみならず、重量、生産コスト、生産性等
の解決すべき課題がある。
【0008】したがって、本発明の課題は、電極への配
線を簡素化して複数の光学素子の密集配列を容易にし、
高品位な画像を表示可能な大画面表示装置を実現するた
めの光学素子およびその駆動方法、さらに該光学素子を
用いた表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の光学素子およびその駆動方法、さらに
該光学素子を用いた表示装置には、以下に示す特徴を有
する。すなわち、本発明の光学素子は、透光性の第1の
基板と、光制御層を少なくとも有し、上記第1の基板を
介して出射する光を上記光制御層で特性変化させること
によって制御するものであって、上記光制御層は、透光
性の材料からなる少なくとも1つの電極で構成される第
1の電極と、複数の電極から構成される第2の電極とに
より狭持され、これら第1の電極および第2の電極とに
よって印加される電界により上記入射光の特性を変化さ
せる材料から構成され、上記第1の電極は駆動回路に接
続されずにその電位は浮遊し、かつ上記第2の電極のみ
が駆動回路と接続されて、上記第1の電極の電位が、該
第1の電極と電界形成上の対を構成する上記第2の電極
とに印加する電圧によって定まるものである。
【0010】ここで、上述した光学素子において、上記
第1の基板に光を伝播させ、伝播光の特性を上記光制御
層によって変化させることが好ましい。また、上記光制
御層は、上記透光性の第1の基板と、さらに第2の基板
とにより狭持され、上記第1の電極が上記第1の基板の
光制御層側に取り付けられるとともに、上記第2の電極
が上記第2の基板の光制御層側に取り付けられているこ
とが好ましい。さらに、上記第2の電極を構成する上記
複数の電極は、上記第2の基板を貫通し、該第2の基板
の上面に露出した第1の端部と上記第2の基板の下面に
露出した第2の端部とをそれぞれ有し、該第2の端部の
それぞれを別個に電気的に接続することが可能であるこ
とが好ましい。
【0011】なお、上記第1の基板に設けられた上記少
なくとも1つの電極の1つに対して上記第2の基板に設
けられた上記複数の電極の複数個が電界形成上の対を構
成し、かつ上記第2の基板に設けられた上記複数の電極
の1つに対して上記第1の基板に設けられた上記少なく
とも1つの電極が電界形成上の対を構成し、上記第1の
基板に設けられた上記少なくとも1つの電極と上記第2
の基板に設けられた上記複数の電極とが基板の水平方向
に互いにずれた位置関係にあってもよい。
【0012】また、上記光制御層は、液晶または該液晶
と高分子樹脂とからなる高分子分散液晶のいずれかであ
ってよく、リバースモード高分子分散液晶であることが
好ましい。
【0013】本発明の表示装置は、出射光の特性を変化
させて出射する光学素子を有してなり、上記光学素子
が、透光性の材料からなる少なくとも1つの電極で構成
される第1の電極を設けた透光性の材料からなる第1の
基板と、複数の電極から構成される第2の電極を設けた
第2の基板と、上記第1の電極および上記第2の電極を
介して上記第1の基板と上記第2の基板とによって挟持
され、上記第1の電極および上記第2の電極とによって
印加される電界により光の特性を変化させる光制御層と
を有してなり、上記第1の電極は駆動回路に接続されず
にその電位は浮遊し、かつ上記第2の電極のみが駆動回
路と接続されて、上記第1の電極の電位は、上記第1の
電極と電界形成上の対となる上記第2の電極とに印加す
る電圧によって定めることが可能である。ここで、本発
明の表示装置は、上述の光学素子を使用することが好ま
しい。
【0014】本発明の光学素子の駆動方法は、透光性の
材料からなる少なくとも1つの電極で構成される第1の
電極を設けた透光性の材料からなる第1の基板と、複数
の電極から構成される第2の電極を設けた第2の基板
と、上記第1の電極および上記第2の電極を介して上記
第1の基板と上記第2の基板とによって挟持され、上記
第1の電極および上記第2の電極とによって印加される
電界により光の特性を変化させる光制御層とを有してな
り、上記第1の電極は駆動回路に接続されずにその電位
は浮遊し、かつ上記第2の電極のみが駆動回路と接続さ
れて、上記第1の電極の電位は、上記第1の電極と電界
形成上の対を構成する上記第2の電極とに印加する電圧
によって定まる光学素子を駆動するためのものであり、
上記第1の基板に設けられた少なくとも1つの電極の1
つと電界形成上の対を構成する上記第2の基板に設けら
れた複数の電極の各々とに印加する電位を選択し、上記
各々の電極に印加する電位の平均値と上記各々の電極の
各電位との差によって生じる電界で上記光制御層を所望
の光学状態とすることが可能となる。
【0015】ここで、本発明の光学素子の駆動方法によ
り、上述した光学素子を駆動することが好ましい。ま
た、上記駆動回路によって上記第2の電極を駆動させる
際に、多相交流を切り替えてもよい。
【0016】なお、「所望の光学状態」とは、光制御層
を狭持する電極に印加された電界により光制御層に入射
した光に対する散乱度、回折効率、屈折率、複屈折率ま
たは透過率が変化することにより透過状態、散乱状態ま
たは回折状態のいずれかにすることを意味する。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明にも
とづく光学素子の第1の態様を説明するための模式的断
面図である。光学素子は、導光板として機能する透光性
の第1の基板1と、該第1の基板の下面に設けられた透
光性の第1の電極2と、該第1の電極2の下面に設けら
れた光制御層3と、該光制御層3の下面に設けられた反
射面4と、該反射面4の下面に設けられた複数の電極群
からなる第2の電極5と、該第2の電極5の下面に設け
られ、かつ前記第2の電極5が貫通した第2の基板6と
から構成される。前記第2の電極5は、前記第2の基板
6の上面に露出した第1の端部5’と前記第2の基板6
の下面に露出した第2の端部5’’とをそれぞれ有し、
該第2の端部5’’のそれぞれを別個に電気的に接続す
ることが可能である。
【0018】前記光制御層3は、前記第1の電極2と前
記複数の電極群からなる第2の電極5とによって印加さ
れる電界により入射した光の特性を変化させることがで
きる。また、図1に示すように前記第2の電極5は、前
記第2の基板6を貫通し、該第2の基板6の上面に露出
した第1の端部5’と前記第2の基板6の下面に露出し
た第2の端部5’’をそれぞれ有し、該第2の端部
5’’のそれぞれを別個に電気的に接続することができ
る。
【0019】本実施例の光学素子において、前記第1の
電極2は、前記光制御層3の上面全体に設けられ、かつ
駆動回路に接続されていない電極となる。したがって、
第1の電極2と電界形成上の対を構成する各々の第2の
電極5との電位のみを制御することによって光学素子の
駆動制御を行うことができる。
【0020】このような構成からなる光学素子は、例え
ば以下のようにして作製される。まず、7059(co
rning社(米国))等のガラス基板上にスパッタ等
でITO(Indium tin oxide)膜を形成し、上面が第1
の基板1で下面が第1の電極(透明電極)2からなる第
1の積層体とする。また、ガラスエポキシ樹脂からなる
基板(第2の基板)6に複数のスルーホール加工を施
し、各スルーホールの上下を貫通するようにして電極
(第2の電極)5を設けることによって第2の積層体と
し、さらに第1の積層体と第2の積層体とによって高分
子分散液晶3を挟持させる。ここで、光制御層3は、直
径が約50ミクロンの微小球を含有したE−7(メルク
ジャパン(株))のような液晶とNOA−65(Nor
land Products,Inc(米国))等の光
硬化樹脂とからなる高分子分散液晶から構成される。こ
のような高分子分散液晶に紫外線を露光することにより
硬化し、微小球の直径と等しい厚さの光制御層3が得ら
れる。
【0021】上述したように光制御層3を構成する高分
子分散液晶は、第1の電極2と第2の電極5とによって
電界を印加することにより散乱状態または透過状態のい
ずれかになる。すなわち、高分子分散液晶から構成され
る光制御層3は、一定の閾値以下の電圧が印加されると
散乱状態となる。一方、閾値を上回る電圧が印加される
と透明となり光が透過可能な状態となる。
【0022】図2は本実施例の構成からなる光学素子に
適用される第1の電極(光制御層3の上面全体にひろが
る電極)と第2の電極(複数の分割されたの電極)との
関係を説明するための模式的平面図である。ここでは、
説明を容易にするために第2の電極の数を12個とす
る。
【0023】一般に、第2の電極の電位をそれぞれ
1,v2・・・vnとすると、電界形成上の対となる一
様な電極(第1の電極)の電位vtは、容量性結合によ
り電極電位の平均となり、下記の式(1)で示される。
【0024】
【数1】
【0025】例えば、図2に示すように、各々の第2の
電極に対して、電位aV、0V、および−aV(aは任
意の整数)を印加する場合、散乱状態の領域に対応する
電極の電位を0Vとし、透明状態にする領域に対応する
電極の電位をaVまたは−aVとする。電位がaVであ
る電極数と電位が−aVである電極数とをほぼ等しくし
た場合、第1の電極の電位vtは、ほぼ0Vとなるので
透過状態とさせたい光制御層3の一部分に対応する第2
の電極と第1の電極との間に電界が生じる。
【0026】(実施例2)図3は、本発明にもとづく光
学素子の第2の態様を説明するための模式的断面図であ
る。また、図4は本実施例の光学素子に適用される第1
の電極と第2の電極との配置を説明するための模式的平
面図である。
【0027】本実施例の光学素子は、導光板として機能
する透光性の第1の基板の一面に設けられた第1の電極
を複数に分割された電極21としたこと以外は、実施例
1の光学素子と同じ構成である。また、本実施例の光学
素子の駆動原理も実施例1と同様であるが、第1の電極
が分割されているため、各々の分割電極21に対応する
複数の第2の電極5からなるブロックごとに電圧を決定
すればよい。
【0028】図4では、1枚の第1の電極21に対して
4枚の第2の電極5が対応して1つのブロックを形成し
ている場合について例示した。本実施例から構成される
光学素子は、駆動時の電圧をブロックごとに決定できる
ので、実施例と比較して駆動電圧の計算方法および駆動
回路の構成を簡略化することが可能となる。
【0029】(実施例3)図5は、本発明にもとづく光
学素子の第3の態様を説明するための模式的断面図であ
る。また、図6は、本実施例の光学素子を上面から見た
模式的平面図である。さらに図7は、本実施例の光学素
子に適用される第1の電極と第2の電極との配置を説明
するための模式的平面図である。
【0030】本実施例の光学素子は、実施例1および2
と同様の材料等を用いて、また同様の積層順序で各層が
設けることにより構成されるが、以下に説明する点が実
施例1および2と異なる。すなわち、本実施例の光学素
子は、複数の分割された電極(第1の電極)22を一面
に設けたガラス等からなる透明な第1の基板1と、複数
の電極(第2の電極)5が貫通した第2の基板6と、高
分子分散液晶からなる光制御層3とを有し、さらに第1
の電極2が光制御層3に対向するような向きで第1の基
板1と第2の基板6とによって光制御層3が挟持された
構造を有する。
【0031】また、図6に示すようにこの光学素子で
は、複数の第1の電極22と複数の電極(第2の電極)
5とが同一平面上に規則正しく配列されている。しか
し、複数の第1の電極22は駆動回路には接続されてい
ない。一方、複数の第2の電極5は、第1の電極22の
配列パターンとxおよびy軸方向にそれぞれ半周期ずれ
るようなかたちで配列し、かつ駆動回路に接続可能であ
る。したがって、第1の電極22と電界形成上の対を構
成する各々の第2の電極5との電位のみを制御すること
によって光学素子の駆動制御を行うことができる。
【0032】つぎに、このような構成からなる本実施例
の光学素子の駆動について説明する。説明を容易にする
ために、6相交流を使用した場合の電圧印加による駆動
例について図7、図8および図9を参照しながら説明す
る。また、図7の説明に用いる第1の電極および第2の
電極は、図7に示す電極5A、5B、5C、および5D
とこれらの電極がなす領域の中心に位置する電界形成上
の対となる第1の電極(対向電極)22Aである。
【0033】図8は、電極5A、5B、5C、および5
Dに各々印加される電圧波形と、それらの電極に印加さ
れた電圧の平均値であるところの対向電極22Aの電位
波形を示す。これらの波形が示すように、電極5A、5
B、5C、およびDに印加される電圧波形間では位相が
30度ずつ、また電極5Cと電極5Dとの間では60度
ずれている。この場合、高分子分散液晶3に印加される
電圧は、電極5A、5B、5C、および5Dの各々と対
向電極22Aとの電位差になり、図9で示した波形とな
る。
【0034】一般に高分子分散液晶や光制御層はある特
定の電圧(閾値電圧)以下では、電界に対して応答しな
い性質があるので、図9に示したような位置に閾値が来
るように駆動すれば、電極5A、5B、および5Cによ
って印加される電圧の大きさは高分子分散液晶からなる
光制御層1の状態を変化させるほどのものではなく、非
動作状態となる。一方、電極5Dによって印加される電
圧のみが閾値を上回ることから、電極5Dのみが動作状
態となる。電極5A、5B、および5Cについては、互
いに位相が異なるにも係らず、同一の非動作状態となっ
ている。すなわち、複数の対向電極を含んで駆動する場
合でも独立に駆動可能なことを示している。
【0035】例えば、図10に示すように、2つの対向
電極22A、22Bについて考える。対向電極22Aが
電極5A、5B、5Cおよび5Dと重なっており、対向
電極22Bが電極5C、5D、5Eおよび5Fと重なっ
ている場合、対向電極22Aの電位は、5A、5B、5
Cおよび5Dの平均で決定されるが、対向電極22Bに
ついては5Eおよび5Fの電位に依存し、対向電極22
Aの電位とは独立に制御できるので、電極5Cあるいは
電極5Dの対向電極22Aおよび22Bと重なった部分
の動作状態は独立に制御できる。つまり、駆動電極の数
以上の画素を駆動することが実現できることになる。
【0036】このようにして、位相差を変えることによ
り、自由に駆動領域を制御することが可能となる。ここ
では駆動波形の一例を示したにすぎず、駆動波形は一般
に正弦波ではなく矩形波等であっても良い。また、周期
関数に限らない。
【0037】(実施例4)図11は、本発明にもとづく
表示装置の一例を説明するための模式的断面図である。
【0038】この表示装置は、実施例3と同様の光学素
子と、該光学素子へ光を送る照明手段100と、光学素
子を駆動するための電源200とを備える。
【0039】照明手段100は、照明101と該照明1
01からの光を導光板として機能する第1の基板1の一
端に集光させるレンズ102とを有する。
【0040】電源200は各々の電極5に接続され、か
つ各々の電極5の駆動は制御手段(不図示)によって制
御される。
【0041】前述した実施例1から4では、導光板とし
て機能する第1の基板1としてガラスを用いた例を説明
したが、アクリル等の樹脂板であってもよい。アクリル
のような軽量安価な材料を導光板として用いることで、
軽量安価薄型の大面積表示装置を実現することが可能と
なる。
【0042】また、前述した実施例1から4では、反射
面を誘電体多層膜から構成したが、例えばアルミニウム
のような金属からなる膜から構成するか、または電極を
鏡面反射する材料から作製し電極自体を反射面としても
よい。
【0043】さらに、光制御層3を構成する材料は、限
定されるものでなく一般的な液晶または液晶と高分子樹
脂とからなる高分子分散液晶を使用することができる。
本発明にもとづき電極を構成すれば、リバースモード高
分子分散液晶、ネマティック液晶、スメクティック液
晶、コレステリック液晶、エレクトロクロミック材料、
ゲストホスト液晶、電歪素子等電界により特性が変化す
る薄膜の駆動全てに適用が可能である。
【0044】ところで、光制御層にリバースモード高分
子分散液晶を使用した場合は特定の効果が得られるので
以下に説明する。最初に一般的な高分子分散液晶とリバ
ースモード高分子分散液晶との違いについて説明する。
【0045】リバースモード高分子分散液晶は、液晶性
高分子樹脂中に低分子液晶を分散することにより構成さ
れる。このリバースモード高分子分散液晶から光制御層
を構成すると、電界を印加しない時、光制御層は液晶性
高分子樹脂と低分子液晶とが複屈折率を有する一様な膜
となり、透過状態となる。また、電界を印加した時、光
制御層は低分子液晶が電界によって配向して液晶性高分
子樹脂と屈折率差が生じ、散乱状態となる。
【0046】このようなリバースモード高分子分散液晶
を用いて光学素子を構成すると、透過状態では、どの方
向の光に対しても一様な屈折率分布となる。したがっ
て、このような液晶を表示装置に適用した場合、透過状
態において散乱が生じないために、斜め方向からでもコ
ントラストの高い表示が可能となる。さらに、リバース
モード高分子分散液晶を用いた発光学素子の散乱状態で
は、光学軸方向の散乱が小さく、光学軸方向と垂直な方
向の散乱が大きくなるという特徴がある。そのため、こ
のような光学素子を表示画面に適用する場合、使用者の
視線と光学軸方向とが垂直にあるように作製することに
より、使用者の方向に指向性を持たせた効率の良い表示
装置が実現可能となる。
【0047】以上、本発明で示した実施例では、第1の
基板に設けた透明電極への兵船は不要であり、かつ全面
にわたって電気的に導通している必要がない。つまり図
12に示したように従来技術では透明な基板に設けられ
た透明電極の電位を制御するための配線が必要であり、
透明電極を複数に分割すると、それぞれの電極への配線
のため隙間が生じてしまった。しかし本発明では第1の
基板が分割可能であり、かつ周囲に配線のための空隙が
不要であるため、分割された第1の基板と第2の基板と
によって狭持された光制御層を1ブロックとして、該ブ
ロックをタイル状に隙間なく並べることにより、100
インチまたはそれ以上の大画面のディスプレイを容易か
つ安価に実現することが可能である。
【0048】以上、本発明を実施例により具体的に示し
たが、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能あ
ることは言うまでもない。例えば、本発明の実施例で
は、導光板を伝播する光を出射させる光学素子および表
示装置について述べたが、照明の手段はこれに限らず、
周囲の光を照明として用いこれを反射する反射型液晶表
示装置などにも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
光学素子および該光学素子の駆動方法、さらに該光学素
子を用いた表示装置を構成することにより以下のような
効果が得られる。
【0050】(1)光制御層に電界を印加するための電
極のうちの一部の電極(第1の電極)を駆動回路に接続
する必要がないので、一枚の電極を複数に分割した電極
構造とすることができ、また電極への配線を簡素化して
複数の光学素子の密集配列を容易にし、高品位な画像を
表示可能な大画面表示装置を提供することが可能とな
る。
【0051】(2)電界形成上の対を構成する第1の電
極と第2の電極とを互いにずれた位置に配置すること
で、1電極内であっても領域によって印加電位を変える
ことができる。
【0052】(3)高分子分散液晶あるいはリバースモ
ード高分子分散液晶を用いることで、高品位な画像の表
示が可能となる。
【0053】(4)駆動回路に接続されていない電極の
電位を、該電極と電界形成上の対となる電極とに印加す
る電圧を制御することにより、光学素子の駆動を実現す
るとともに、大画面表示装置を構成する際に隙間なく複
数の光学素子を並べることが可能となる。
【0054】(5)駆動可能とした第2の電極を駆動す
る際に多相交流を切り替えて使用することが可能な駆動
手段を適用することで、駆動電源および回路の構成を簡
略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく光学素子の第1の態様を説明
するための模式的断面図である。
【図2】図1に示す光学素子に適用される第1の電極と
第2の電極との関係を説明するための模式的平面図であ
る。
【図3】本発明にもとづく光学素子の第2の態様を説明
するための模式的断面図である。
【図4】図3に示す光学素子に適用される第1の電極と
第2の電極との配置を説明するための模式的平面図であ
る。
【図5】本発明にもとづく光学素子の第3の態様を説明
するための模式的断面図である。
【図6】本発明にもとづく光学素子の平面図である。
【図7】図5に示す光学素子に適用される第1の電極と
第2の電極との配置を説明するための模式的平面図であ
る。
【図8】本発明にもとづく光学素子の駆動方法の一例を
説明するための波形図である。
【図9】本発明にもとづく光学素子の駆動方法の一例を
説明するための波形図である。
【図10】本発明にもとづく光学素子に適用される第1
の電極と第2の電極との配置を説明するための模式的平
面図である。
【図11】本発明にもとづく表示装置の一例を説明する
ための模式的断面図である。
【図12】従来の表示装置の一例を説明するための模式
的断面図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第1の電極 3 光制御層 4 反射面 5 第2の電極 5’ 第1の端部 5’’ 第2の端部 6 第2の基板 21 第1の電極 22 第2の電極 100 照明手段 101 照明 102 レンズ 200 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀尚 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 上平 員丈 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA05 GA13 HA04 NA25 PA01 PA05 PA12 PA13 QA15 RA10 2H093 NA06 NA21 NA79 ND43 ND60 NF11 5C094 AA05 AA14 AA15 BA48 CA19 DA14 EA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の第1の基板と、光制御層を少な
    くとも有し、前記第1の基板を介して出射する光を前記
    光制御層で特性変化させることによって制御する光学素
    子であって、 前記光制御層は、透光性の材料からなる少なくとも1つ
    の電極で構成される第1の電極と、複数の電極から構成
    される第2の電極とにより狭持され、これら第1の電極
    および第2の電極とによって印加される電界により前記
    入射光の特性を変化させる材料から構成され、 前記第1の電極は駆動回路に接続されずにその電位は浮
    遊し、かつ前記第2の電極のみが駆動回路と接続され
    て、前記第1の電極の電位が、該第1の電極と電界形成
    上の対を構成する前記第2の電極とに印加する電圧によ
    って定まることを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板に光を伝播させ、伝播光
    の特性を前記光制御層によって変化させることを特徴と
    する請求項1に記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記光制御層は、前記透光性の第1の基
    板と、さらに第2の基板とにより狭持され、前記第1の
    電極が前記第1の基板の光制御層側に取り付けられると
    ともに、前記第2の電極が前記第2の基板の光制御層側
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記第2の電極を構成する前記複数の電
    極は、前記第2の基板を貫通し、該第2の基板の上面に
    露出した第1の端部と前記第2の基板の下面に露出した
    第2の端部とをそれぞれ有し、該第2の端部のそれぞれ
    を別個に電気的に接続することが可能であることを特徴
    する請求項2または3に記載の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板に設けられた前記少なく
    とも1つの電極の1つに対して前記第2の基板に設けら
    れた前記複数の電極の複数個が電界形成上の対を構成
    し、かつ前記第2の基板に設けられた前記複数の電極の
    1つに対して前記第1の基板に設けられた前記少なくと
    も1つの電極が電界形成上の対を構成し、 前記第1の基板に設けられた前記少なくとも1つの電極
    と前記第2の基板に設けられた前記複数の電極とが基板
    の水平方向に互いにずれた位置関係にあることを特徴と
    する請求項2から4のいずれかに記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 前記光制御層は、液晶または該液晶と高
    分子樹脂とからなる高分子分散液晶のいずれかで構成す
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    光学素子。
  7. 【請求項7】 前記高分子分散液晶は、リバースモード
    高分子分散液晶であることを特徴とする請求項6に記載
    の光学素子。
  8. 【請求項8】 出射光の特性を変化させて出射する光学
    素子を有してなる表示装置であって、 前記光学素子が、透光性の材料からなる少なくとも1つ
    の電極で構成される第1の電極を設けた透光性の材料か
    らなる第1の基板と、複数の電極から構成される第2の
    電極を設けた第2の基板と、前記第1の電極および前記
    第2の電極を介して前記第1の基板と前記第2の基板と
    によって挟持され、前記第1の電極および前記第2の電
    極とによって印加される電界により光の特性を変化させ
    る光制御層とを有してなり、 前記第1の電極は駆動回路に接続されずにその電位は浮
    遊し、かつ前記第2の電極のみが駆動回路と接続され
    て、前記第1の電極の電位は、前記第1の電極と電界形
    成上の対となる前記第2の電極とに印加する電圧によっ
    て定めることができる光学素子であることを特徴とする
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記光学素子が、請求項2から7のいず
    れかに記載の光学素子であることを特徴とする請求項8
    に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 透光性の材料からなる少なくとも1つ
    の電極で構成される第1の電極を設けた透光性の材料か
    らなる第1の基板と、複数の電極から構成される第2の
    電極を設けた第2の基板と、前記第1の電極および前記
    第2の電極を介して前記第1の基板と前記第2の基板と
    によって挟持され、前記第1の電極および前記第2の電
    極とによって印加される電界により光の特性を変化させ
    る光制御層とを有してなり、前記第1の電極は駆動回路
    に接続されずにその電位は浮遊し、かつ前記第2の電極
    のみが駆動回路と接続されて、前記第1の電極の電位
    は、前記第1の電極と電界形成上の対を構成する前記第
    2の電極とに印加する電圧によって定まる光学素子の駆
    動方法であって、 前記第1の基板に設けられた少なくとも1つの電極の1
    つと電界形成上の対を構成する前記第2の基板に設けら
    れた複数の電極の各々とに印加する電位を選択し、前記
    各々の電極に印加する電位の平均値と前記各々の電極の
    各電位との差によって生じる電界で前記光制御層を所望
    の光学状態とすることを特徴とする光学素子の駆動方
    法。
  11. 【請求項11】 前記光学素子が、請求項2から7のい
    ずれかに記載の光学素子であることを特徴とする請求項
    10に記載の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記駆動回路によって前記第2の電極
    を駆動させる際に、多相交流を切り替えることを特徴と
    する請求項10または11に記載の駆動方法。
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