JP2001042786A - 画素異常検出回路組込み型表示装置 - Google Patents

画素異常検出回路組込み型表示装置

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JP2001042786A
JP2001042786A JP21292699A JP21292699A JP2001042786A JP 2001042786 A JP2001042786 A JP 2001042786A JP 21292699 A JP21292699 A JP 21292699A JP 21292699 A JP21292699 A JP 21292699A JP 2001042786 A JP2001042786 A JP 2001042786A
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JP21292699A
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Keiichi Aoyama
啓一 青山
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでしかも高精度の表示素子の異常が
検出できるとともに、余分な出力端子を必要としない画
素異常検出回路組込み型表示装置を提供する 【解決手段】 予め定められた所定電圧以上になると発
光を行なう表示素子4−1,4−2,4−nを、複数個直
列に接続した画素構成を有する表示装置1において、前
記表示素子4−1,4−2,4−nの最低発光可能電圧よ
り予め定めらた所定の低い電圧を表示素子4−1,4−
2,4−nに印加する電圧可変テスト回路部5を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LED表示画面な
どのように表示素子を複数個組み合せで一つの大画面装
置を構成する際に、表示素子の断線や短絡の異常を検出
可能にする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、LED表示画面の様に大画面
を構成する画素の表示素子の明るさを可変する装置とし
ては、図19に示す様に表示素子4に印加する電圧をス
イッチ3によりON/OFF制御する装置がある。ここ
で、表示素子が、LEDの様に印加する電圧がある一定
値以上になると、図20(b)に示すように電流が流れ
はじめ発光開始とともに電流値が上昇する特性を有して
いる場合、印加電圧が高くなりすぎると、LEDを大き
な電流がながれることになり、LEDは短絡または断線
の故障を生じる。そこで、LEDの様な表示素子を複数
個直列に接続した表示装置の故障モードを考えた場合、
図21の様に、以下の3つの故障モードが挙げられる。 故障モード1:短絡全ての直列接続されるLEDが全て
短絡する故障モード 故障モード2:一部短絡直列接続しているLEDの一部
が短絡する故障モード 故障モード3:断線直列接続しているLEDの一部また
は全てのLEDが断線し導通がなくなる故障モード 上記故障モード1と故障モード3に関しては、目視によ
り不点灯である表示画素は、故障していることを識別す
ることが可能であるが、故障モード2の様な一部短絡故
障の場合は、目視によって故障を確認することは難し
い。しかし、この状態を放置しておくと、表示装置によ
って構成した表示画面に輝度むら等の問題を生じること
になる。
【0003】そこで、このような各表示装置の異常を検
出するために、図17に示す様に画素表示装置を流れる
電流を電流判断部9により検出し、この電流値の大小に
より異常があるかどうかを判断する装置や、図18に示
す様に複数個の画素表示素子4−1,4−2、4−3に
流れる電流をまとめて電流判断部9にて計測する装置が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような各表示素子
の異常を検出するために、画素表示装置を流れる電流を
検出し、この電流値の大小により異常があるかどうかを
判断する装置においては、図17の様に一つ一つの画素
に流れる電流値を観測するためには、多大なコストが発
生する欠点がある。一方、図18の様に複数個の画素表
示装置に流れる電流をまとめて計測する装置において
は、前記装置に比べコストは小さくなるが、復数個の画
素表示装置の電流値をまとめて計測するため、画素表示
装置に流れる電流のバラツキが大きい場合には、小数の
画素異常では、異常を検出出来ないことがある。
【0005】そこで、この問題点を解決する為に公知例
として、"表示用直流ランプ不点灯検出方式:特開平6
−348226"では、表示素子(放電管)に電流を供給
するトランジスタのベース電圧に注目し、ベース電圧の
異常がある場合には、外部に異常があることを知らせる
出力端子を設けることにより表示素子の異常を外部に知
らせていた。
【0006】ところが、上述したような電流検出型の不
点検出装置では、コストが高く掛かったり精度が向上し
ないという問題点があり、また"特開平6−34822
6"に示すような方式では、表示素子の駆動部毎に出力
端子が必要になるいう問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、低コストでしかも高
精度の表示素子の異常が検出できるとともに、余分な出
力端子を必要としない画素異常検出回路組込み型表示装
置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、予め定められた所定電圧以上になると発光を行なう
表示素子を、複数個直列に接続した画素構成を有する表
示装置において、前記表示素子の最低発光可能電圧より
予め定めらた所定の低い電圧を表示素子に印加する電圧
可変テスト回路部を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2の発明にあっては、予め定められ
た所定電圧以上になると発光を行うとともに、印加電圧
が変動しても略一定の電圧を示す表示素子の画素構成を
有する表示装置において、異常検出テスト時には前記表
示素子を駆動するための電圧値を通常より低く設定でき
る可変定電圧源部と、前記表示素子に印加する電圧の期
間により表示素子の発光輝度を制御できる点灯制御SW
部と、前記表示素子を駆動する電圧の高低を検出して駆
動電圧が高い場合には電圧判断部にトリガ信号を発し、
駆動電圧が低い場合にはトリガ信号を停止するととも
に、異常状態表示素子回路部にテスト期間であることを
知らせる電圧検出部と、該電圧検出部からのトリガ信号
毎に表示素子に印加される電圧の状態を判断し、異常と
判断した場合には次のトリガ信号が入ってくるまで異常
状態表示回路部に異常を知らせる信号を出し続ける電圧
判断部と、該電圧判断部と前記電圧検出部との出力信号
により表示素子の異常を外部に知らせる異常状態表示回
路部と、から構成された表示装置であって、表示素子の
駆動電圧を予め定められた所定値以下にすることのみ
で、異常のある表示素子の画素を外部に知らせることを
特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明にあっては、予め定められ
た所定電圧以上になると発光を行うとともに、印加電圧
が変動しても略一定の電圧を示す表示素子の画素構成を
有する表示装置において、前記表示素子の印加電圧を判
断する電圧判断部と、該電圧判断部が表示素子に印加さ
れる電圧に異常を検出すると可視光以外の光を発光する
可視光外表示素子部と、を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】請求項4の発明にあっては、請求項3の発
明において、前記電圧判断部が、表示素子に印加される
電圧の異常を検出すると、表示素子を構成する画素番号
に応じたアドレスコードを出力するコード化部と、該コ
ード化部からの出力信号により可視光以外の光を点滅す
る可視光外表示素子部と、を設けたことを特徴とするも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】画素異常検出回路組込み型表示装
置自動調節椅子の第1の実施の形態について、図1乃至
図3を、第2の実施の形態について、図4乃至図12
を、第3の実施の形態について、図13乃至図15を、
第4の実施の形態について図16を用いて、夫々詳細に
説明する。
【0013】[第1の実施の形態]図1に示す本実施の
形態の画素異常検出回路組込み型表示装置について説明
すると、まず定電圧源2は、点灯制御スイッチ3を通し
て複数の直列接続された表示素子4−1、4−2〜4−
nから構成する表示装置4に電力を供給することが可能
であり、表示装置1内の表示素子4−1、4−2〜4−
nは、点灯制御スイッチ3のON/OFF動作により点
灯/消灯を行なうことが出来るものである。ここで、表
示素子4−1、4−2〜4−nは、LEDの様に一定以
上の電圧が加わった場合、発光開始とともに電流値が上
昇する特性を有しているような発光素子であるとする。
以下、本実施の形態では、表示素子をLEDとして説明
を行なう。
【0014】LEDは上述した図20(b)に示したよ
うに、両端に印加する電圧がある一定値以上になると、
発光開始とともに電流値が上昇する特性を示しており、
印加電圧が高くなりすぎると、LEDを大きな電流がな
がれることになり、LEDは短絡または断線の故障を生
じる。短絡した場合、危険であるため、LEDを定電圧
駆動する場合は、図19(a)の様な短絡防止用の抵抗
Rを直列に挿入することが一般的である。
【0015】ここで、図2の様に4つのLEDを直列接
続した表示装置1において、端子XにVc ( > 8.0
V)の電圧を印加した場合、LEDの順方向電圧を約2.
0Vとすれば、Vledに掛かる電圧はVcによって多
少の上下はあるが、Vled≒ 8 (V)掛かることにな
る。一方、直列接続したLEDのうち1つのLEDが短
絡故障した場合、Vledに掛かる電圧は、Vled≒
6 (V)になる。ここで、LEDが3つ直列に接続した
表示装置と4つ直列に接続した表示装置の電圧−電流特
性を示すと、図3の様になる。そこで、例えば、LED
に印加する電圧を約7(V)に設定すれば、LEDが3つ
直列に接続している表示素子は発光するが、LEDが4
つ直列に接続している表示素子は発光しないことにな
る。
【0016】このことを利用して、電圧可変テスト回路
5により、LEDの異常検出テスト時には、表示素子に
印加する電圧を通常よりも低く設定出来るようにすれ
ば、異常検出テスト時には一部短絡のあるLEDのみを
点灯可能することが出来る。ここで、電圧可変テスト回
路5にて異常検出テスト時に設定する電圧は、LEDの
順方向電流値と短絡防止用の抵抗Rの値によって決める
ことが出来る。例えば、各LEDに5mAの電流を流
し、短絡防止用抵抗Rを330Ωにする場合、正常時に
は、Vcには、LEDの順方向電圧 (約2V×4=8
V)と短絡防止用抵抗Rによる電圧降下分(330Ω ×
5mA=1.65V )を合計した電圧(約9.65V)を印
加すれば良い。一方、異常検出時には、Vcには、LE
Dの順方向電圧 (約2V×3=6V)と短絡防止用抵抗
による電圧降下分(330Ω × 5mA=1.65V)を
合計した電圧(約7.65V)を印加すれば良い。
【0017】[第2の実施の形態]図4に示す本実施の
形態の画素異常検出回路組込み型表示装置について説明
すると、まず、可変定電圧源部6は、点灯時間制御スイ
ッチ部7を通して表示素子部8−1と、電圧判断部8−
3と、電圧検出部8−2と、異常状態表示素子部8−4
とに電力を供給することが可能であり、画素異常を検出
する時即ちテストモード時には、通常の電圧値より低い
電圧値の電力を供給出来る回路部である。一方、点灯時
間制御スイッチ部7は、表示素子部8-1の表示素子の
発光時間をON/OFFスイッチングにより制御する回
路部である。
【0018】また、表示素子部8−1は、点灯時間制御
スイッチ部7のON/OFF動作により点灯(発光)/消
灯を行なうことが出来る回路である。ここで、上述した
第1の実施の形態と同様に、表示素子は、LEDの様に
一定以上の電圧が加わった場合、発光を開始し、それ以
上、印加電圧が大きくなっても両端に掛かる電圧は略一
定値を示すような発光素子である。以下、本実施の形態
では、表示素子をLEDとして説明を行なう。なお、L
EDの故障については、上述した第1の実施の形態にお
いて説明しているので、ここでは省略する。
【0019】電圧判断部8−3では、上記したLEDの
故障を検出し、LEDの故障があるかどうかを判断す
る。ここで、LEDの故障モードを考えた場合、図23
に示す様に、故障モード1:短絡(複数個のLEDが直
列駆動されている場合の一部短絡も含む)と、故障モー
ド2:断線の2つが挙げられる。図24は短絡や断線の
故障がない場合の、LEDおよび短絡防止抵抗Rの両端
に掛かる電圧Vled、Vrを示している。以下に、各
故障モード別に電圧判断部の実施例に関して説明する。
【0020】故障モード1:短絡の場合 短絡を考える場合、全てのLEDが全短絡する場合と、
一部のLEDが短絡する一部短絡の場合が考えられる。
(LEDが1つの場合は、全短絡と一部短絡とは同じに
なる。)そこで、まず、一部短絡の場合を考えると、図
23の様に各部分の電圧は Vled < V1・・・式 (1.1) Vr > V2(=Vc−V1)・・・式 (1.2)にな
る。LEDの順方向電圧を約2Vとすると、短絡するL
EDの個数がn個の場合にでは Vled ≒V1 − 2(V)×n・・・式 (1.3) Vr ≒ V2+ 2(V)×n・・・式 (1.4) になる。そこで、電圧判断部8−3を図5の様に構成す
ると上記の故障を判断出来る。
【0021】この実施例では、電圧レギュレータにより
基準電圧Vrefを生成している。 ここで、例えば、0(V) < Vref< Vc・・・式 (1.5) Vref= V2+ α・・・式 (1.6)と設定(αは0.
6V以上の固定値)しておくと、LEDの短絡がなけれ
ば、 Vref> Vr > 0 (V)・・・式 (1.7) であるため、Tr1は導通し出力X1に発生する電圧
Vx1はVx1 = 0 (V)・・・式 (1.8)となる。
【0022】一方、例えば1個のLEDの短絡がある場
合、式(1.6)より、Vr = V2+2 (V)・・・式
(1.9)になる。ここで、αの値が 2 (V)に設定され
ていれば、Vrefと Vrは同じ値になり、Tr1は、
導通しなくなる。従って、Vx1 = Vref・・・式
(1.10)になる。さらに、LEDが2個以上短絡して
いる場合には、Vrは さらに大きくなるため、Tr1
は、同様に導通しなくなる。従って、 LEDの短絡がない場合は、Vx1 = 0 (V) ・・・式 (1.11) LEDの短絡がある場合は、Vx1 = Vref ・・・式 (1.12) となり、LEDの短絡を識別出来るようになる。ただ
し、Vc=0(V)の場合には、Vr=Vref=0(V)
になるため、Vx2は常に0(V)になる。
【0023】故障モード2:断線の場合 断線故障を起こした場合、図24の各部の電圧は、図7
の様になる。そして、断線故障を判断するためには電圧
判断部8−3を図8の様に構成するれば良い。短絡故障
の判断様に使用する電圧レギュレータを共用することを
考えると、LEDが断線していない場合、Vr=V2
(V) であり、図8の回路では、Tr2が導通する。従
って、出力Vx2は、 Vx2= 0(V)・・・式 (2.1) となる。一方、断線の故障がある場合(Fig.10(b))
には、Vr=0(V)になるため、Tr2は導通しない。
そのため、出力はVx2= Vref・・・式 (2.2)
となる。従って、 LEDの断線がない場合は、Vx2= 0 (V) ・・・・ 式 (2.3) LEDの断線がある場合は、Vx2= Vref ・・・・ 式 (2.4) となり、LEDの断線を識別出来るようになる。
【0024】従って、電圧判断部8−3を図10の様に
構成すれば、図6の短絡検出回路8−3−1の出力と図
9の断線検出回路8−3−2の出力のOR回路出力Vx
は、 LEDの故障がある場合は、Vx = Vref ・・・・ 式 (2 .5) LEDの故障がない場合は、Vx = 0 (V) ・・・・ 式 (2.6) になり、故障を判断出来るようになる。(ただし、Vc
=0(V)の場合には、Vr=Vref=0(V)になるた
め、Vx2は常に0(V)になる。) また、図11の様に電圧検出部8−2より入力するデー
タ保持タイミング信号信号(T1)のトリガ入力毎に、O
R回路8−3−3の出力を電圧判断出力記憶回路部8−
3−4にて保持出力することにより、表示素子の異常信
号を保持することが出来るようになる。一方、電圧検出
部8−2では、可変電圧源部6より供給されるLED駆
動電圧値(Vc)より、テストモードであるか否かを検出
し、他の回路部に制御信号を出力する。例えば、Vcが
10Vであれば通常モードであり、5Vであればテスト
モードであるとすれば良い。そして、通常モードを検出
すれば、図12の様に電圧判断部8−3にデータ保持タ
イミングを周期的なトリガとして出力(データ保持タイ
ミング信号)し、異常状態表示部8−4により通常モー
ド(例えば、テストモード信号=Lo)であることを知ら
せる。 テストモードを検出した場合には、電圧判断部
8−3にはデータ保持タイミング信号よりHiまたはL
o固定の信号を出力し、異常状態表示部8−4にテスト
モード信号出力によりテストモード(例えば、Hi)であ
ることを知らせる。そして、異常状態表示部8−4で
は、電圧検出部8−2と電圧判断部8−3の出力値によ
り、テストモードでかつ表示素子故障があるとわかった
場合には、異常状態表示素子(例えば、LED)を発光さ
せれば良い。
【0025】[第3の実施の形態]図13に示す本実施
の形態の画素異常検出回路組込み型表示装置について説
明すると、まず、定電圧源6は、点灯時間制御スイッチ
部7を通して表示素子8−1と、電圧判断分8−3と、
可視光外表示素子8−5とに電力を供給することが可能
であり、表示素子8−1は、点灯時間制御スイッチ部7
のON/OFF動作により点灯/消灯を行なうことが出
来るものである。ここで、上述した第1の実施の形態と
同様に、表示素子は、LEDの様に一定以上の電圧が加
わった場合、発光を開始し、それ以上、印加電圧が大き
くなっても両端に掛かる電圧は略一定値を示すような発
光素子である。以下、本実施の形態では、表示素子をL
EDとして説明を行なう。なお、LEDの故障について
は、上述した第1の実施の形態において説明しているの
で、ここでは省略する。
【0026】また、電圧判断部8−3については、上述
した第2の実施の形態と略同じであるので、ここでは、
詳細な説明は省略する。一方、可視光外表示素子部8−
5では、図15の様に電圧判断部8−3の出力電圧に応
じて赤外線LEDの様な可視光外発光素子を光らせれば
実現できる。そして、これらの回路を内蔵した画素より
構成した表示画面を、赤外線領域のみを通過出来るよう
な可視光外透過フィルタを通して、カメラ等で撮像すれ
ば、画面による映像等の表示中であっても、故障領域の
みを検出することが可能になる。
【0027】[第4の実施の形態]図16に示す本実施
の形態の画素異常検出回路組込み型表示装置について説
明すると、まず、定電圧源6は、点灯時間制御スイッチ
部7を通して表示素子8−1、電圧判断部8−3、可視
光外表示素子8−5に電力を供給することが可能であ
り、表示素子8−1は、点灯時間制御スイッチ部7のO
N/OFF動作により点灯/消灯を行なうことが出来る
ものである。ここで、上述した第1の実施の形態と同様
に、表示素子は、LEDの様に一定以上の電圧が加わっ
た場合、発光を開始し、それ以上、印加電圧が大きくな
っても両端に掛かる電圧は略一定値を示すような発光素
子である。以下、本実施の形態では、表示素子をLED
として説明を行なう。なお、LEDの故障については、
上述した第1の実施の形態において説明しているので、
ここでは省略する。
【0028】電圧判断部8−3については、上述した第
2の実施の形態と同じであるので、ここでは、詳細な説
明は省略する。次に、コード化部8−6にて、電圧判断
部8−3にて故障があると判断した信号を入力した場合
には、画素の位置を識別出来るアドレスに応じた信号を
発し、後段に接続する赤外線LEDの様な可視外光表示
素子を駆動し、これらの画素から構成する表示画面の外
部より、故障した画素を発見することができる。
【0029】例えば、可視外光表示素子が赤外線LED
であり、画素総数がN個とすると、 1番目の画素に異常がある場合・・・101 Hz間隔
で赤外線LEDが点滅 2番目の画素に異常がある場合・・・102Hz間隔で
赤外線LEDが点滅 n番目の画素に異常がある場合 ・・・ (100 + n )
Hz間隔で赤外線LEDが点滅するとすれば、これら
の画素より構成した表示画面外部において、受信した赤
外線の周波数成分を調べれば、どの画素が異常があるの
か、一度に検出できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、通常よりも表示素子に印加する電圧を低下
させる回路を組み込むだけで、直列接続されたLEDの
様な表示素子の一部短絡故障を目視により確認すること
が出来ると言う効果を奏する。
【0031】請求項2記載の発明にあっては、画素の異
常を検出可能な部品を画素毎に組み込むことにより、可
変電圧源にて供給する電圧を通常より低く設定するだけ
で、故障のある画素を、各画素毎に設置した異常状態表
示素子の発光により目視確認が可能となると言う効果を
奏する。
【0032】請求項3記載の発明にあっては、画素の異
常を検出可能な部品を画素毎に組み込むことにより、画
素より構成する表示画面にて映像等を表示中であって
も、表示画面を可視光外の透過フィルタを通してカメラ
等で撮像することにより、余分な出力端子をもたずに画
素の異常を検出することが出来ると言う効果を奏する。
【0033】請求項4記載の発明にあっては、画素の異
常を検出可能な部品を画素毎に組み込むことにより、画
素より構成する表示画面にて映像等を表示中であって
も、異常のある画素の可視光外表示素子が、画素の位置
情報が識別可能な可視外光を発信することで、各画素は
余分な出力端子をもたずに画素の異常を検出することが
出来ると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画素異常検出回路組込み型表示
装置の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】上記画素異常検出回路組込み型表示装置のLE
D駆動回路の各部に掛かる電圧を示した図である。
【図3】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の個数
別のLEDの電流−電圧特性図である。
【図4】本発明に係わる画素異常検出回路組込み型表示
装置の第2の実施の形態の構成図である。
【図5】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の短絡
故障検出用電圧判断部の実施例 (LED正常時)であ
る。
【図6】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の短絡
故障検出用電圧判断部の実施例 (LED短絡故障時)で
ある。
【図7】上記画素異常検出回路組込み型表示装置のLE
D駆動回路のLED短絡時に各部に掛かる電圧を示した
図である。
【図8】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の短絡
故障検出用電圧判断部の実施例 (LED正常時)であ
る。
【図9】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の短絡
故障検出用電圧判断部の実施例 (LED断線故障時)で
ある。
【図10】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の電
圧判断部の実施例である。
【図11】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の電
圧判断部の実施例の内部動作を示した図である。
【図12】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の電
圧判断部,電圧検出部,異常状態検出回路部間の制御信号
例である。
【図13】本発明に係わる画素異常検出回路組込み型表
示装置の第3の実施の形態の構成図である。
【図14】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の電
圧判断部の実施例である。
【図15】上記画素異常検出回路組込み型表示装置の可
視光外発光素子の実施例である。
【図16】本発明に係わる画素異常検出回路組込み型表
示装置の第4の実施の形態の構成図である。
【図17】従来例 の電流検知型の画素異常検出回路組
込型表示装置である。
【図18】従来例の電流検知型の画素異常検出回路組込
型表示装置である。
【図19】一般的な表示素子駆動方式を示した図であ
る。
【図20】LEDの電圧駆動回路例とLEDの電流−電
圧特性図である。
【図21】LEDの故障モードを示した図である。
【図22】LEDの電圧駆動回路例とLEDの電流−電
圧特性図である。
【図23】LEDの故障モードを示した図である。
【図24】LED駆動回路の各部に掛かる電圧を示した
図である。
【図25】LED駆動回路のLED短絡時に各部に掛か
る電圧を示した図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 定電圧源 3 スイッチ 4 表示素子 4−1、4−2〜4−n 表示素子 5 電圧可変テスト回路 6 可変電圧源部 8−1 表示素子部 8−2 電圧検出部 8−3 電圧判断部 8−3−1 短絡検出回路 8−3−2 断線検出回路 8−3−3 OR回路 8−3−4 電圧判断出力記憶回路部 8−4 異常状態表示素子部 8−5 可視光外表示素子 8−5 可視光外表示素子部 9 電流判断部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた所定電圧以上になると発
    光を行なう表示素子を、複数個直列に接続した画素構成
    を有する表示装置において、前記表示素子の最低発光可
    能電圧より予め定めらた所定の低い電圧を表示素子に印
    加する電圧可変テスト回路部を設けたことを特徴とする
    画素異常検出回路組込み型表示装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた所定電圧以上になると発
    光を行うとともに、印加電圧が変動しても略一定の電圧
    を示す表示素子の画素構成を有する表示装置において、
    異常検出テスト時には前記表示素子を駆動するための電
    圧値を通常より低く設定できる可変定電圧源部と、前記
    表示素子に印加する電圧の期間により表示素子の発光輝
    度を制御できる点灯制御SW部と、前記表示素子を駆動
    する電圧の高低を検出して駆動電圧が高い場合には電圧
    判断部にトリガ信号を発し、駆動電圧が低い場合にはト
    リガ信号を停止するとともに、異常状態表示素子回路部
    にテスト期間であることを知らせる電圧検出部と、該電
    圧検出部からのトリガ信号毎に表示素子に印加される電
    圧の状態を判断し、異常と判断した場合には次のトリガ
    信号が入ってくるまで異常状態表示回路部に異常を知ら
    せる信号を出し続ける電圧判断部と、該電圧判断部と前
    記電圧検出部との出力信号により表示素子の異常を外部
    に知らせる異常状態表示回路部と、から構成された表示
    装置であって、表示素子の駆動電圧を予め定められた所
    定値以下にすることのみで、異常のある表示素子の画素
    を外部に知らせることを特徴とする画素異常検出回路組
    込み型表示装置。
  3. 【請求項3】 予め定められた所定電圧以上になると発
    光を行うとともに、印加電圧が変動しても略一定の電圧
    を示す表示素子の画素構成を有する表示装置において、
    前記表示素子の印加電圧を判断する電圧判断部と、該電
    圧判断部が表示素子に印加される電圧に異常を検出する
    と可視光以外の光を発光する可視光外表示素子部と、を
    設けたことを特徴とする画素異常検出回路組込み型表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧判断部が、表示素子に印加され
    る電圧の異常を検出すると、表示素子を構成する画素番
    号に応じたアドレスコードを出力するコード化部と、該
    コード化部からの出力信号により可視光以外の光を点滅
    する可視光外表示素子部と、を設けたことを特徴とする
    請求項3記載の画素異常検出回路組込み型表示装置。
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