JP2001041913A - Nmrプローブ - Google Patents

Nmrプローブ

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JP2001041913A
JP2001041913A JP11212441A JP21244199A JP2001041913A JP 2001041913 A JP2001041913 A JP 2001041913A JP 11212441 A JP11212441 A JP 11212441A JP 21244199 A JP21244199 A JP 21244199A JP 2001041913 A JP2001041913 A JP 2001041913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静磁場の均一度を乱す恐れの強いNMRプロー
ブの交換作業を行なう必要がなく、高い共鳴周波数の核
種のNMRと低い共鳴周波数の核種のNMRを、1台で
共に最高の感度で測定することのできるNMRプローブ
を提供する。 【解決手段】試料中の観測核に高周波磁界を照射すると
共に、該試料中の観測核から放射される高周波磁界を検
出するNMR観測用コイルと、試料中の非観測核に高周
波磁界を照射して観測核から非観測核をデカップルする
ためのデカップル用コイルとを備えたNMRプローブに
おいて、前記2つのコイルをそれぞれ複数個のコイルに
分割し、該分割された複数個のコイルを直列に接続する
モードと、該分割された複数個のコイルを並列に接続す
るモードとを切り換え可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NMRプローブに
関し、特に、広い周波数帯域に渡ってNMRを測定する
ことのできるNMRプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】さまざまな核種のNMRスペクトルを測
定するためには、観測する核種によって共鳴周波数が非
常に異なるため、数十から数百MHzまでの広い範囲を
取り扱えるNMRプローブを用意する必要がある。とこ
ろが、そのように広い周波数帯域を感度良く一度に全て
取り扱えるNMRプローブを製作することは、技術的に
極めて困難であるため、観測核の共鳴周波数の分布に偏
りがあることを利用して、共鳴周波数が比較的高い核種
と共鳴周波数が比較的低い核種とに分けて取り扱うのが
一般的である。
【0003】図1は、NMRで観測する核種の共鳴周波
数の分布を表わしたものである。例えば、現在市販され
ている大型の超伝導磁石を用いた、約14万ガウスの静
磁場を発生させることのできるNMR装置では、1H核
が約600MHz、19F核が約560MHz、31P核が
約240MHz、13C核が約150MHz、29Si核が
約120MHz、2D核が約90MHz、17O核が約8
0MHz、15N核が約60MHzの周波数帯域で共鳴す
ることが判っている。静磁場の強さとNMRの共鳴周波
数とは互いに比例するので、この図1の関係は、静磁場
の強さに関わらず常に成立する。
【0004】図1から明らかなように、19F核と31P核
の間には、2倍以上の開きがあり、この間には他の観測
核が存在しない。そこで、従来は、1H核と19F核を最
高感度で観測するための高い周波数帯域用のNMRプロ
ーブ(HFタイプ)と、31P以下の核種を最高感度で観
測するための低い周波数帯域用のNMRプローブ(LF
タイプ)を別々に用意し、観測核を変更する際には、こ
れらのNMRプローブを交換することで各NMRの最高
感度が得られるように対処していた。
【0005】通常、NMRスペクトルの測定に用いられ
るNMRプローブは、試料中の観測核に高周波磁界を照
射し、その後観測核から放射される高周波磁界を検出す
るためのNMR観測用コイルと、試料中の非観測核に高
周波磁界を照射して観測核から非観測核をデカップルす
るためのデカップル用コイルとを備えている。そして、
NMRの検出感度を高める必要性から、コイルと試料と
の距離をできる限り近づけてコイルの充填率(フィリン
グファクター)を高める目的で、NMRプローブの最も
内側にNMR観測用コイルを配置し、該NMR観測用コ
イルの外側に試料からやや距離を置いてデカップル用コ
イルを配置するという構成になっているのが普通であ
る。
【0006】そこで、1H核のような共鳴周波数の高い
核種を測定する場合には、該1H−NMRにとって最高
の感度が得られるように、プローブの最も内側に高い周
波数帯域を有するNMR観測用コイルを設け、その外側
に、共鳴周波数の低い他核種を照射することができるよ
うに、低い周波数帯域を有するデカップル用コイルを設
けた高い共鳴周波数の核種測定専用のNMRプローブ
(HFタイプ)が用いられる一方、13C核のような共鳴
周波数の低い核種を測定する場合には、該13C−NMR
にとって最高の感度が得られるように、プローブの最も
内側に低い周波数帯域を有するNMR観測用コイルを設
け、その外側に、共鳴周波数の高い他核種を照射するこ
とができるように、高い周波数帯域を有するデカップル
用コイルを設けた低い共鳴周波数の核種測定専用のNM
Rプローブ(LFタイプ)が用いられてきた。
【0007】もっとも、外側に設けられたデカップル用
コイルをNMR観測用コイルとして使用すると共に、内
側に設けられたNMR観測用コイルをデカップル用コイ
ルとして使用して、HFタイプのNMRプローブで低い
共鳴周波数の核種を測定したり、逆に、LFタイプのN
MRプローブで高い共鳴周波数の核種を測定したりする
ことも日常的に行なわれてはいるが、これらの場合に
は、NMRの観測の役割を果たす外側コイルと試料との
間が離れているため、観測対象の核種に対して最高のN
MR感度を得ることは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て、従来の問題点は、常に最高感度でNMRの測定を行
なおうとすれば、観測対象の核種の周波数帯域が変わる
たびにNMRプローブの交換を行なわなければならなか
ったため、NMRプローブの交換作業に手間がかかるの
みならず、NMRプローブが替わったことに起因するN
MR分解能の変化をも調整しなければならず、その調整
に多大な時間と労力を費やさなければならなかったこと
である。このNMR分解能の変化は、静磁場の均一性が
NMRプローブの挿入によって乱されることにその原因
があり、乱された静磁場を元通りの均一度に戻すために
は、煩わしいシムの調整を行なわなければならなかっ
た。
【0009】本発明の目的は、上述した点に鑑み、静磁
場の均一度を乱す恐れの強いNMRプローブの交換作業
を行なう必要がなく、高い共鳴周波数の核種のNMRと
低い共鳴周波数の核種のNMRを、1台で共に最高の感
度で測定することのできるNMRプローブを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかるNMRプローブは、試料中の観測核
に高周波磁界を照射すると共に、該試料中の観測核から
放射される高周波磁界を検出するNMR観測用コイル
と、試料中の非観測核に高周波磁界を照射して観測核か
ら非観測核をデカップルするためのデカップル用コイル
とを備えたNMRプローブにおいて、前記2つのコイル
をそれぞれ複数個のコイルに分割し、該分割された複数
個のコイルを直列に接続するモードと、該分割された複
数個のコイルを並列に接続するモードとを切り換え可能
にしたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図2は、本発明にかかるNMR
プローブの一実施例を示したものである。図中、上側に
描かれたcoil1の斜視図は、プローブの最も内側に設け
られたNMR観測用コイルを示したものであり、下側に
描かれたcoil2の斜視図は、NMR観測用コイルの外側
に設けられたデカップル用コイルを示したものである。
本実施例では、両コイルはそれぞれ2ターンのサドル型
コイルであり、実際の動作時には、両コイルは発生する
高周波磁界の軸が互いに直交する向きに配置されるが、
図2では、コイル端子が見やすいように、コイルの向き
を揃えて図示してある。また、coil1とcoil2の右側に
描かれた1ターンのコイルが一対ずつ並んだ図は、サド
ル型コイルを等価なソレノイド型コイルに置き換えて概
念的に示したものである。
【0012】まず、第1のケースは、内側のNMR観測
用コイルの共振周波数の値を高く設定し、1Hなど共鳴
周波数の高い核種のNMRを観測する場合(HFタイプ
のNMRプローブの場合)である。本実施例では、NM
R観測用コイルであるcoil1の4つの端子、a、b、
c、dの内、a端子とd端子、及びb端子とc端子をそ
れぞれ短絡させ、a端子とd端子から同時に高周波電流
を注入し、b端子とc端子から同時に高周波電流を取り
出すように配線する。これにより、coil1を構成する2
ターンのコイルは、1ターンずつに分割された後、それ
らが互いに並列に接続された形となり、coil1全体とし
てのインダクタンスは低い値となる。そして、図示しな
い外部の可変コンデンサーと共にLC共振回路を構成し
て並列共振を起こさせた場合には、1Hなど共鳴周波数
の高い核種を観測するのにふさわしい高い共振周波数f
(=1/2π√(LC))で共振するNMR観測用コイ
ルを得ることができる。
【0013】このとき、外側のデカップル用コイルは、
13Cなど共鳴周波数の低い核種を高周波照射して1H核
からデカップルさせるために働かせる必要がある。そこ
で、デカップル用コイルであるcoil2の4つの端子、
e、f、g、hの内、f端子とh端子を短絡させ、e端
子から高周波電流を注入し、g端子から高周波電流を取
り出すように配線する。これにより、coil2を構成する
2ターンのコイルは、1ターンずつに分割された後、そ
れらが互いに直列に接続された形となり、coil2全体と
してのインダクタンスは高い値となる。そして、図示し
ない外部の可変コンデンサーと共にLC共振回路を構成
して並列共振を起こさせた場合には、13Cなど共鳴周波
数の低い核種をデカップルするのにふさわしい低い共振
周波数f(=1/2π√(LC))で共振するデカップ
ル用コイルを得ることができる。
【0014】次に、第2のケースは、内側のNMR観測
用コイルの共振周波数の値を低く設定し、13Cなど共鳴
周波数の低い核種のNMRを観測する場合(LFタイプ
のNMRプローブの場合)である。本実施例では、NM
R観測用コイルであるcoil1の4つの端子、a、b、
c、dの内、b端子とd端子を短絡させ、a端子から高
周波電流を注入し、c端子から高周波電流を取り出すよ
うに配線する。これにより、coil1を構成する2ターン
のコイルは、1ターンずつに分割された後、それらが互
いに直列に接続された形となり、coil1全体としてのイ
ンダクタンスは高い値となる。そして、図示しない外部
の可変コンデンサーと共にLC共振回路を構成して並列
共振を起こさせた場合には、13Cなど共鳴周波数の低い
核種を観測するのにふさわしい低い共振周波数f(=1
/2π√(LC))で共振するNMR観測用コイルを得
ることができる。
【0015】このとき、外側のデカップル用コイルは、
1Hなど共鳴周波数の高い核種を高周波照射して13C核
からデカップルさせるために働かせる必要がある。そこ
で、デカップル用コイルであるcoil2の4つの端子、
e、f、g、hの内、e端子とh端子、及びf端子とg
端子をそれぞれ短絡させ、e端子とh端子から同時に高
周波電流を注入し、f端子とg端子から同時に高周波電
流を取り出すように配線する。これにより、coil2を構
成する2ターンのコイルは、1ターンずつに分割された
後、それらが互いに並列に接続された形となり、coil2
全体としてのインダクタンスは低い値となる。そして、
図示しない外部の可変コンデンサーと共にLC共振回路
を構成して並列共振を起こさせた場合には、1Hなど共
鳴周波数の高い核種をデカップルするのにふさわしい高
い共振周波数f(=1/2π√(LC))で共振するデ
カップル用コイルを得ることができる。
【0016】このように、第1のケースと第2のケース
から判るように、コイル端子の接続方法を変えるだけで
コイルのインダクタンスを約4倍変えることができるの
で、NMRプローブにコイル端子の接続方法を変更する
機構を設けるだけで、1台のNMRプローブを用いて共
鳴周波数が約2倍異なるNMRの測定を行なわせること
が可能になる。これは、図1で示したような、高い共鳴
周波数を持つ核種グループ(1H、19Fなど)の周波数
領域と低い共鳴周波数を持つ核種グループ(31P、
13C、29Si、2D、17O、15Nなど)の周波数領域
を、1台のNMRプローブでカバーできるようになった
ことを意味するものである。すなわち、従来問題となっ
ていたNMRプローブの交換作業を行なうことなく、1
台のNMRプローブでHFタイプとLFタイプの仕様を
兼ね備え、1台のNMRプローブで全ての核種のNMR
をその最高感度で測定することができるので、従来、N
MRプローブを交換したときに必要だった分解能の調整
作業などは一切不要となる。
【0017】尚、本実施例の変形例として、NMR観測
用コイル及びデカップル用コイルを共に並列接続モード
に配線すれば、1H核と19F核のように、共に近接して
高い周波数帯域で共鳴する核種同士に対しても、NMR
の観測とデカップルとを同時に行なわせることが可能に
なる。また、同様な考え方から、NMR観測用コイル及
びデカップル用コイルを共に直列接続モードに配線すれ
ば、低い周波数帯域で共鳴する核種同士に対しても、N
MRの観測とデカップルとを同時に行なわせることが可
能になる。要は、コイルの接続方法の組み合わせ方の問
題に過ぎない。
【0018】また、サドル型コイルで4ターンや6ター
ンのようにターン数が多い場合も、コイルを2個あるい
はそれ以上の複数個に分割して、それらを直列接続モー
ドにしたり並列接続モードにしたりすれば、2ターン型
のサドル型コイルの場合と同等か、あるいはそれ以上に
広範な周波数範囲で、NMRプローブの観測周波数とデ
カップル周波数を変更することが可能になる。
【0019】例えば、図3は、coil1とcoil2がともに
4ターンのサドル型コイルから成る場合に、両コイルを
ともに2個に分割して直列接続モードと並列接続モード
の間でつなぎ換えを行なったときの概念を等価なソレノ
イド型コイルで表現した図、また、図4は、coil1が2
ターンのサドル型コイル、coil2が4ターンのサドル型
コイルから成る場合に、両コイルをともに2個に分割し
て直列接続モードと並列接続モードの間でつなぎ換えを
行なったときの概念を等価なソレノイド型コイルで表現
した図である。これらの図から明らかなように、サドル
型コイルのターン数が増えても、あるいはターン数の異
なるサドル型コイル同士の組み合わせであっても、直列
接続モードと並列接続モードの間でつなぎ換えを行なう
ことにより、NMRプローブの観測周波数とデカップル
周波数を変更することが可能である。
【0020】また、以上述べてきたことは、サドル型コ
イルの例であるが、NMRプローブがソレノイド型コイ
ルで作られている場合にも、コイルを2個、またはそれ
以上の複数個に分割して、それらを直列接続モードにし
たり並列接続モードにしたりすれば、2ターン型のサド
ル型コイルの場合と同等か、あるいはそれ以上に広い周
波数範囲で、NMRプローブの観測周波数とデカップル
周波数を共振させることが可能になることは言うまでも
ない。
【0021】図5は、このようなNMRプローブのコイ
ル接続モードの切り換えを自動で行なわせる場合のコイ
ル端子のスイッチング方法について説明したものであ
る。HFタイプの周波数特性を持つNMRプローブ(図
2のケース1に相当する)として使用する場合には、N
MR観測用コイルであるcoil1の4端子、a、b、c、
dの接続方法は、d端子のスイッチS1がa端子側に接
続されると共に、b端子のスイッチS2はc端子側に接
続される。また、デカップル用コイルであるcoil2の4
端子、e、f、g、hの接続方法は、h端子のスイッチ
S3がf端子側に接続されると共に、f端子のスイッチ
S4はh端子側に接続される。
【0022】また、LFタイプの周波数特性を持つNM
Rプローブ(図2のケース2に相当する)として使用す
る場合には、NMR観測用コイルであるcoil1の4端
子、a、b、c、dの接続方法は、d端子のスイッチS
1がa端子側からb端子側に切り換わると共に、b端子
のスイッチS2はc端子側からd端子側に切り換わる。
また、デカップル用コイルであるcoil2の4端子、e、
f、g、hの接続方法は、h端子のスイッチS3がf端
子側からe端子側に切り換わると共に、f端子のスイッ
チS4はh端子側からg端子側に切り換わる。
【0023】尚、図3及び図4の変形例についても、同
様なスイッチ切り換え操作で実施されることは言うまで
もない。
【0024】図6は、このようなNMRプローブのコイ
ル接続モードのスイッチ切り換えを自動で行なわせる場
合の装置構成を表わしたものである。図中1は、NMR
装置全体を制御しているCPUである。このCPU1か
らの指令に基づいて、分光計2はプローブ3に、NMR
観測用高周波、デカップル用高周波、ロック用高周波の
3つの高周波を供給する。供給された高周波は、それぞ
れNMRプローブ3内のRF回路部4を介して、サンプ
ルコイル部5と図示しないRF回路部4内の可変コンデ
ンサーとから成るLC共振回路に結合されて、サンプル
コイル部5の中に置かれた図示しない試料に照射され
る。
【0025】6は、サンプルコイル部5のモードをHF
モードとLFモードの間で任意にスイッチを切り換え
て、NMRプローブ3の共振周波数を制御するモード切
り換え機構部であり、図5で示したようなスイッチング
動作を行なうところである。これは、CPU1からの指
令によって、分光計2及びドライバー7を介して駆動さ
れる。このように構成することにより、NMRプローブ
のコイル接続モードの切り換えを自動で行なわせること
が可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のNMRプロ
ーブによれば、1台のNMRプローブ内に、サンプルコ
イル部のつなぎ変えによる周波数の比較的高い高周波に
共振するHFモードと周波数の比較的低い高周波に共振
するLFモードとを設け、両モードを自動的に切り換え
る機構を備えたので、従来のように観測核やデカップル
核の種類に応じてその核種専用のNMRプローブに交換
する必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】NMRの共鳴周波数分布を示す図である。
【図2】本発明にかかるNMRプローブの一実施例を示
す図である。
【図3】本発明にかかるNMRプローブの一実施例を示
す図である。
【図4】本発明にかかるNMRプローブの一実施例を示
す図である。
【図5】本発明にかかるNMRプローブのモード切り換
え方法を示す図である。
【図6】本発明のNMRプローブを用いたNMR装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1・・・CPU、2・・・分光計、3・・・NMRプローブ、4・
・・RF回路部、5・・・サンプルコイル部、6・・・モード切
り換え機構部、7・・・ドライバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料中の観測核に高周波磁界を照射すると
    共に、該試料中の観測核から放射される高周波磁界を検
    出するNMR観測用コイルと、試料中の非観測核に高周
    波磁界を照射して観測核から非観測核をデカップルする
    ためのデカップル用コイルとを備えたNMRプローブに
    おいて、前記2つのコイルをそれぞれ複数個のコイルに
    分割し、該分割された複数個のコイルを直列に接続する
    モードと、該分割された複数個のコイルを並列に接続す
    るモードとを切り換え可能にしたことを特徴とするNM
    Rプローブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020398A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Hitachi Ltd Nmr信号検出装置および核磁気共鳴分析装置
JP2008064702A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Jeol Ltd Nmrプローブ
JP2011232079A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Jeol Resonance Inc Nmrプローブおよびnmr装置
WO2009012407A3 (en) * 2007-07-18 2011-12-01 Varian, Inc Arched saddle-shaped nmr rf coils

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