JP2001041742A - レベル計測装置および墨出し用マーキング装置 - Google Patents

レベル計測装置および墨出し用マーキング装置

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JP2001041742A
JP2001041742A JP11213377A JP21337799A JP2001041742A JP 2001041742 A JP2001041742 A JP 2001041742A JP 11213377 A JP11213377 A JP 11213377A JP 21337799 A JP21337799 A JP 21337799A JP 2001041742 A JP2001041742 A JP 2001041742A
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JP
Japan
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liquid
sectional area
communication pipe
buffer
marking
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JP11213377A
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Shigeki Yamada
茂樹 山田
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N KE KK
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N KE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化による測定誤差を著しく小さくする
ことのできるレベル計測装置ならびに墨出し用マーキン
グ装置を提供する。 【解決手段】 液体60を充填した連通管51の一端に
大気圧P1を付加すると共に他端を密閉し、該密閉した
密閉端51bに液圧差Hを検出する圧力センサ52を取
り付け、大気圧P1を付加した開放端51aにバッファ
53を設けたレベル計測装置50に関する。バッファ5
3の横断面積Aを連通管51の通路断面積aの1000
倍以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連通管を利用して
レベルを計測するレベル計測装置、ならびに、構造物に
マーキングを施す墨出し用マーキング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、連通管を利用した墨出し用マ
ーキング装置(たとえば特開平7─190760号)が
提案されている。この墨出し用マーキング装置について
実施形態を示す図1を用いて簡単に説明する。図1にお
いて、墨出し用マーキング装置50は、バッファ53の
基準面61と圧力センサ52の測定面62との液圧差H
を圧力センサ52で検出してレベルを計測する。前記バ
ッファ53は、連通管51の経時的な伸びや、連通管5
1が揺れることによる基準面61の波動を吸収するため
に設けられている。この種の墨出し用マーキング装置5
0は、レーザ光を用いた測定器に比べ、高い測定精度が
得られる装置として期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、墨出し用マー
キング装置は、屋内外の種々の環境下で使用されるた
め、連通管51内の温度は大きく変化する場合がある。
このように液温が大きく変化すると、液体の体積が大き
く変化し、その結果、基準面のレベルに変化が生じ、こ
れが測定誤差の原因となる。しかも、連通管51は長い
ので、連通管51内における液温は一定ではないため、
計算により補正することもできない。
【0004】本発明は前記従来の問題を解決するために
なされたもので、その目的は、温度変化による測定誤差
を著しく小さくすることのできるレベル計測装置および
墨出し用マーキング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、バッファの横断面積が連通管の通路断
面積の1000倍以上に設定されている。
【0006】たとえば、今、液温が高くなったとする
と、連通管およびバッファ内の液体の体積は膨張する。
この液体の体積の膨張分は、開放端に接続されたバッフ
ァ内へと流入する。本発明では、バッファの横断面積が
連通管の通路断面積の1000倍以上であるから、体積
が膨張しても液面のレベルが殆ど上昇しない。その結
果、基準面のレベルの変化が著しく小さくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1に示す墨出し用マーキング
装置50は、連通管51、圧力センサ52およびバッフ
ァ53を備えている。前記連通管51は、軟質の樹脂か
ら成るチューブのような可撓性を有する管で構成されて
いる。前記連通管51内には、液体(たとえば、水)6
0が充填されている。前記連通管51の一端は、前記バ
ッファ53の底面に接続されて大気圧P1が付加される
開放端51aとなっている。前記連通管51の他端は、
前記圧力センサ52の下端面52bによって密閉されて
密閉端51bとなっている。
【0008】前記圧力センサ52は、上端面52aにか
かる大気圧P1と下端面52bにかかる水頭圧P2との
圧力差を検出し、この圧力差を電圧出力に変えて測定値
として出力する。前記圧力センサ52の上端面52aに
かかる大気圧P1は、前記バッファ53における基準面
61にかかる大気圧P1と同じ値となる。したがって、
基準面61と圧力センサ52の下端面52b(測定面6
2)との液圧差Hが、前記圧力差となって現れる。前記
圧力センサ52は、マイコン55と印字器56と共にベ
ース54に固定されている。
【0009】前記マイコン55は、予め基準となるレベ
ルについての圧力差Hを基準値として記憶する。前記マ
イコン55は、後に計測したレベルについての圧力差H
を測定値として記憶し、該測定値と前記基準値に基づい
て計測レベルを算出する。
【0010】前記印字器56は、構造物70の計測レベ
ルにマーキングを施す。なお、測定面62と印字器56
とのレベル差はマイコン55により補正される。
【0011】図2(a)に示すように、前記バッファ5
3は、たとえば、横断面が略円形の容器であり、前記開
放端51aが底面に臨んでいる。前記バッファ53に
は、漏出しない程度に液体60が充填されており、この
液体60の液面が基準面61となる。図2(b)に示す
ように、前記バッファ53の横断面積Aは、前記開放端
51aの通路断面積aの1000倍以上に設定され、よ
り好ましくは2000倍以上に設定する。
【0012】つぎに、前記バッファ53の横断面積Aと
前記連通管51の通路断面積aとの面積比について検討
する。液温が変化した場合の連通管51内の液体60の
体積膨張分Vは、下記(1)式で求められる。 V=α・T・L・a …(1) 但し α:膨張率 T:温度変化 L:連通管の長さ このときの基準面61の変位ΔHは、下記(2)式で求
められる。 この(2)式から、前記変位ΔHはa/Aに比例するこ
とが分かる。つまり、前記バッファ53の横断面積Aを
大きくすれば、前記変位ΔHは小さくなる。一方、液温
が変化すると液体が膨張し、その分だけ液体の密度ρが
小さくなる。この密度ρの変化により、前記体積膨張分
Vが相殺されるように考えられないではない。しかし、
密度ρの変化を考慮した水頭圧ΔPは、下記(3)式に
より求められる。 ΔP=ΔH・(1/(1+α))・ρ …(3) この式において、前記膨張率αは極めて小さいので、密
度ρの変化の度合1/(1+α)は近似的に「1.0」
である。したがって、前記体積膨張分Vは、密度変化に
よって相殺されない。
【0013】図3の表に示すように、たとえば、温度変
化Tを通常考えられる最大値である50℃、前記連通管
51の長さLを20m(20000mm)に設定する
と、液体60に水を用いる場合は、面積倍率A/aが1
000以上であるから、前記(2)式より前記変位ΔH
が0.18以下となり、前記体積膨張分Vを十分に吸収
できることが分かる。
【0014】つぎに、本墨出し用マーキング装置の用い
方について説明する。まず、印字器56を所定の基準レ
ベルに合わせる。この時、前記圧力センサ52が出力す
る基準値から前記マイコン55が基準値のレベルを算出
する。前記印字器56が、この基準値のレベルを構造物
70にマーキングする。つぎに、前記ベース54の水平
位置を適宜変えて、構造物70の必要な所に前記基準値
のレベルと同じレベルでマーキングする。その後、マー
キングされたレベル同士をつなぐように線を引き、墨出
しを行う。
【0015】なお、前記実施形態では、液体60として
水を用いたので、バッファ53の横断面積Aを連通管5
1の通路断面積aの1000倍以上に設定したが、シリ
コーンオイルなどのオイルを用いた場合は、図3に示す
ように、膨張率αが水の数倍ないし10倍程度であるか
ら、バッファ53の横断面積Aを連通管51の通路断面
積aの2000倍以上に設定するのが好ましく、さら
に、好ましくは、3000倍以上に設定する。なお、液
体60にシリコーンオイルを用い、かつ、面積倍率A/
aを2000倍とした場合は、前記(2)式より前記変
位ΔHが0.62となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッファの横断面積を連通管の通路断面積の1000倍
以上に設定したので、温度変化による液体の体積変化を
吸収することができる。そのため、バッファの液面のレ
ベルの変化が著しく小さくなる。したがって、測定誤差
を著しく小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる墨出し用マーキン
グ装置を示す側面図である。
【図2】(a)はバッファを示す斜視図、(b)はバッ
ファを示す横断面図である。
【図3】液体の膨張率等を示す図表である。
【符号の説明】
50:墨出し用マーキング装置 51:連通管 51a:開放端 51b:密閉端 52:圧力センサ 53:バッファ 56:印字器 60:液体 70:構造物 A:バッファの横断面積 a:連通管の通路断面積 H:液圧差 P1:大気圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を充填した連通管の一端に大気圧を
    付加すると共に他端を密閉し、該密閉した密閉端に液圧
    差を検出する圧力センサを取り付け、前記大気圧を付加
    した開放端にバッファを設けたレベル計測装置におい
    て、 前記バッファの横断面積が、前記連通管の通路断面積の
    1000倍以上であることを特徴とするレベル計測装
    置。
  2. 【請求項2】 液体を充填した連通管の一端に大気圧を
    付加すると共に他端を密閉し、該密閉した密閉端に液圧
    差を検出する圧力センサを取り付け、前記大気圧を付加
    した開放端にバッファを設け、 前記圧力センサからの出力に応じて求めた測定値の対象
    となる対象部位にマーキングを施す墨出し用マーキング
    装置において、 前記バッファの横断面積が、前記連通管の通路断面積の
    1000倍以上であることを特徴とする墨出し用マーキ
    ング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 構造物にマーキングを施す印字器と前記圧力センサとが
    互いに固定されている墨出し用マーキング装置。
  4. 【請求項4】 液体を充填した連通管の一端に大気圧を
    付加すると共に他端を密閉し、該密閉した密閉端に液圧
    差を検出する圧力センサを取り付け、前記大気圧を付加
    した開放端にバッファを設けたレベル計測装置におい
    て、 前記液体としてオイルを用いると共に、 前記バッファの横断面積が、前記連通管の通路断面積の
    2000倍以上であることを特徴とするレベル計測装
    置。
  5. 【請求項5】 液体を充填した連通管の一端に大気圧を
    付加すると共に他端を密閉し、該密閉した密閉端に液圧
    差を検出する圧力センサを取り付け、前記大気圧を付加
    した開放端にバッファを設け、 前記圧力センサからの出力に応じて求めた測定値の対象
    となる対象部位にマーキングを施す墨出し用マーキング
    装置において、 前記液体としてオイルを用いると共に、 前記バッファの横断面積が、前記連通管の通路断面積の
    2000倍以上であることを特徴とする墨出し用マーキ
    ング装置。
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