JP2001041572A - 給湯機 - Google Patents

給湯機

Info

Publication number
JP2001041572A
JP2001041572A JP21972099A JP21972099A JP2001041572A JP 2001041572 A JP2001041572 A JP 2001041572A JP 21972099 A JP21972099 A JP 21972099A JP 21972099 A JP21972099 A JP 21972099A JP 2001041572 A JP2001041572 A JP 2001041572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
heat
exhaust port
heat pump
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21972099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3705030B2 (ja
JP2001041572A5 (ja
Inventor
Satoshi Imabayashi
敏 今林
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Masahiro Indo
正博 引頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21972099A priority Critical patent/JP3705030B2/ja
Publication of JP2001041572A publication Critical patent/JP2001041572A/ja
Publication of JP2001041572A5 publication Critical patent/JP2001041572A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3705030B2 publication Critical patent/JP3705030B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯機の放熱損失の低減と蓄熱タンクの小型
化をはかる。 【解決手段】 ヒートポンプ19と、蓄熱タンク24
と、給湯水を加熱する燃焼バーナー30により加熱され
る熱交換器31を1つの箱体に収納し、蓄熱タンク24
の上部にヒートポンプユニット19と燃焼給湯ユニット
29とを配設し、また燃焼給湯ユニット29の排気口3
5の上部にヒートポンプユニット29の排風口33を配
設したことにより、蓄熱タンク24内の湯温はヒートポ
ンプの沸き上げ温度の50〜55℃の中間温度になり、
放熱損失が低減される。また、高温度の出湯が必要な場
合は燃焼による給湯が出来るので、蓄熱タンク24の大
きさを必要最小限にして小型化が図れる。さらに、燃焼
排気ガスをヒートポンプの冷風で押さえ込み、高温の排
気ガスが軒下の下面部に達することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒートポンプと燃焼
とを利用した給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯機は、一つは特開昭
59−195048号公報に示す如き図5のものがあ
る。図5において、蓄熱タンク1下部の水は循環ポンプ
2を介してヒートポンプ3の凝縮器4と熱交換する熱交
換器4aから燃焼給湯機5の熱交換器6を経て蓄熱タン
ク1上部に戻される。そして、蓄熱タンク1内の水はヒ
ートポンプ3で中間温度まで昇温されたのち、燃焼給湯
機5で80℃の高温まで昇温貯湯される。なお、図5中
の7は圧縮機、8は減圧器、9は蒸発器を示し、ヒート
ポンプ3を構成している。また、10は燃焼バーナー、
1aは蓄熱タンク1内の湯温の湯温検知手段である。も
う一つは図6に示すように燃焼用の排気口11を有する
壁掛け型の燃焼給湯機12があり、建物13の軒下14
の壁面15の比較的上部に取り付けられる。さらに、も
う一つは図7に示すように煙突16を有する据え置き型
の燃焼給湯機17があり、建物13の軒下14の敷地ベ
ース上18に設置され燃焼排気は煙突16で人間の身長
以上の高さに排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図7に示すヒートポンプ3と燃焼給湯機5を組み合わせ
た給湯機では、蓄熱タンク1内の湯温を常時80℃の高
温に保持しているため、放熱損失が大きい。また、出湯
に必要な湯量を蓄熱タンク1に確保しておく必要性から
蓄熱タンク1の容積が300リットルから460リット
ル程度と大きくなり、ヒートポンプ3、燃焼給湯機5を
別ユニットに構成することとなり、そのため設置スペー
スが大きくなり、設置できる場所が限定される。
【0004】また、このような貯湯式の給湯機では蓄熱
タンク内の湯が無くなるいわゆる湯切れの課題もある。
一方、図8、図9に示す燃焼給湯機では大能力出湯で湯
切れの心配がなく、またコンパクトという点で優れてい
るが、エネルギー効率が悪く、壁掛けの場合、壁面15
の比較的上部に取り付けられるために、排気口11から
排出される高温の排気ガスが上昇して軒下14の下面部
に達し、軒下14の下面部が熱で変形する危険性がある
という課題があり、また、据え置き型の場合、排気ガス
が人体等に当たらないように高所に排出するために煙突
といった特別な別部材が必要といった課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記複数の課題
を同時に解決するため、圧縮機、凝縮器、減圧器、送風
機を有する蒸発器が冷媒流路で接続構成されるヒートポ
ンプユニットと、前記凝縮器の熱で内部の水が加熱昇温
される蓄熱タンクと、燃焼バーナーの熱により給湯水を
加熱する熱交換器で構成される燃焼給湯ユニットを1つ
の箱体に収納し、前記蓄熱タンクの上部にヒートポンプ
ユニットと燃焼給湯ユニットとを位置せしめ、燃焼給湯
ユニットの排気口の上部にヒートポンプユニットの排風
口を位置せしめた構成としたものである。
【0006】以上の構成により、蓄熱タンク内の水はヒ
ートポンプの運転で予め設定された所定温度に蓄熱して
貯湯される。所定温度は通常ヒートポンプの効率が十分
確保され、また、通常出湯温度以上である50〜55℃
の中間温度であるため、蓄熱タンクの放熱損失が低減さ
れ、断熱構成も簡略化できる。また、燃焼バーナーの熱
により加熱される熱交換器を備えたことで、蓄熱タンク
の湯温が低下した場合、または、高温度の出湯が必要な
場合には燃焼による昇温給湯をおこなうので、ヒートポ
ンプユニットの能力と蓄熱タンクを必要最小限の大きさ
に設定でき、蓄熱タンクの小型化が図れるので、蓄熱タ
ンクの上部にヒートポンプユニットと燃焼給湯ユニット
とを位置せしめ一体化することでコンパクト化が可能と
なり、設置の自由度が大きくなる。
【0007】また、湯切れの心配もなくなる。また、ヒ
ートポンプユニットと燃焼給湯ユニットとを蓄熱タンク
の上部に位置せしめることで、燃焼給湯ユニットの排気
口とヒートポンプユニットの排風口が人間の身長以上の
位置に設定できるので、高温の排気ガスや低温の風が直
接人体等に当たらないようになるため、煙突等の特別な
別部材が不要となる。さらに、燃焼給湯ユニットの排気
口の上部にヒートポンプユニットの排風口を位置せしめ
たことで、上から吹き出されるヒートポンプの冷風によ
り下から排気される高温の燃焼排気ガスの上昇を押さえ
込み遠方まで運ぶことができ、高温の排気ガスが軒下の
下面部に達することを防止できるため、軒下14の下面
部が熱で変形する危険性がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】前記課題を解決する給湯機は各請
求項に記載した実施形態により実現できる。すなわち、
本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減
圧器、送風機を有する蒸発器が冷媒流路で接続構成され
るヒートポンプユニットと、前記凝縮器の熱で内部の水
が加熱昇温される蓄熱タンク及び燃焼バーナーの熱によ
り給湯水を加熱する熱交換器で構成される燃焼給湯ユニ
ットを1つの箱体に収納し、前記蓄熱タンクの上部に前
記ヒートポンプユニット及び燃焼給湯ユニットとを配設
した構成により、蓄熱タンク内の水はヒートポンプの運
転で予め設定された所定温度に蓄熱して貯湯される。所
定温度は通常ヒートポンプの効率が十分確保され、ま
た、通常出湯温度以上である50〜55℃の中間温度で
あるため、蓄熱タンクの放熱損失が低減される。
【0009】また、燃焼バーナーの熱により加熱される
熱交換器を備えたことで、蓄熱タンクの湯温が低下した
場合、または、高温度の出湯が必要な場合には燃焼によ
る昇温給湯をおこなうので、ヒートポンプユニットの能
力と蓄熱タンクを必要最小限の大きさに設定でき、蓄熱
タンクの小型化が図れるので、蓄熱タンクの上部にヒー
トポンプユニットと燃焼給湯ユニットとを位置せしめ一
体化することでコンパクト化が可能となり、設置の自由
度が大きくなる。
【0010】また、湯切れの心配もなくなる。また、ヒ
ートポンプユニットと燃焼給湯ユニットとを蓄熱タンク
の上部に位置せしめることで、燃焼給湯ユニットの排気
口とヒートポンプユニットの排風口が人間の身長以上の
位置に設定できるので、高温の排気ガスや低温の風が直
接人体等に当たらないようになるため、煙突等の特別な
別部材が不要となる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の発明に加えて、ヒートポンプユニットの蒸発器は強制
通風用送風機と排風口とを有し、燃焼給湯ユニットは燃
焼排ガスの排気口を有し、前記排気口及び前記排風口と
を箱体の同一面に配設した構成とすることにより、集合
住宅のパイプシャフト内とか小屋等の建物内への設置時
の施工性がよくなり設置の自由度が大きくなる。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
の発明に加えて、燃焼給湯ユニットの排気口の上部にヒ
ートポンプユニットの排風口を配設した構成とすること
により、上から吹き出されるヒートポンプの冷風により
下から排気される高温の燃焼排気ガスの上昇を押さえ込
み遠方まで運ぶことができ、高温の排気ガスが軒下の下
面部に達することを防止できるため、軒下14の下面部
が熱で変形する危険性がなくなる。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
の発明に加えて、ヒートポンプユニットの排風口の幅を
燃焼給湯ユニットの排気口の幅よりも大きくした構成と
することにより、排気口の両側面から外側へ拡散上昇し
た高温の排気ガスもヒートポンプの冷風によりすべて押
さえ込むことができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
又は4の発明に加えて、ヒートポンプユニットの排風口
からの吹き出し風速を燃焼給湯ユニットの排気口からの
吹き出し風速よりも大きく設定することにより、ヒート
ポンプの速度の速い冷風により下から排気される低速で
高温の燃焼排気ガスの上昇を押さえ込み遠方まで運ぶこ
とができる。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
の発明に加えて、ヒートポンプユニットの蒸発器は強制
通風用送風機と排風口を有し、燃焼給湯ユニットから生
じる燃焼排ガスを前記蒸発器へ導入する構成とすること
により、燃焼排ガスの熱を効率良く回収でき、高温の燃
焼排ガスは蒸発器で冷却されるため高温吹き出しがなく
なり安全である。また、吹き出し口が一つになり構成が
簡略化される。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
の発明に加えて、ヒートポンプユニットの蒸発器から出
るドレン水の中和処理装置を有した構成とすることによ
り、燃焼排ガスが蒸発器で熱を回収される際に発生する
高酸性のドレン水を中和処理装置で中和することで、機
器の腐食の問題を解消できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、各実施例において、同じ構成、同じ動
作をする部分については同一符号を付し、重複説明を避
ける。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける給湯機の構成図、図2は同給湯機の吹き出し部の正
面部分図である。
【0019】図1において、ヒートポンプ19は圧縮機
20、凝縮器21、減圧器22、蒸発器23が冷媒流路
で接続構成される。24は蓄熱タンク、蓄熱タンク24
の下部からの水は、循環ポンプ25によって凝縮器21
に導かれ、凝縮器21の熱で加熱昇温されて蓄熱タンク
24へ戻される。蓄熱タンク24の下部には、水道水な
どが給水される管路26が、上部には、タンク出湯管2
7が設けられ、このタンク出湯管27の端末カラン28
までの間には、燃焼給湯機29を構成する燃焼バーナー
30の熱により加熱される熱交換器31が配置される。
32は蒸発器23に通風するための送風機、33は送風
機32の排風口、34はバーナー30の燃焼用空気を送
るための燃焼用送風機、35は燃焼給湯ユニット29の
燃焼排ガスの排気口で送風機32の排風口33の開口部
と同一面で排風口33の下部に開口する、蓄熱タンク2
4の上部にヒートポンプユニット19と燃焼給湯ユニッ
ト29とを位置せしめ、1つの箱体36に収納される。
【0020】図2において、ヒートポンプユニット19
の排風口33の幅を燃焼給湯ユニット29の排気口35
の幅よりも大きく設定される。
【0021】また、図示されていないが、ヒートポンプ
ユニット19の排風口33からの吹き出し風速を燃焼給
湯ユニット29の排気口35からの吹き出し風速よりも
大きく設定する。
【0022】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。まず、電源(図示せず)を入れると、ヒ
ートポンプ19の圧縮機20と送風機32と循環ポンプ
25の運転を開始し、蓄熱タンク24内の水を所定温度
(50〜55℃)まで沸き上げる。通常出湯時は蓄熱タ
ンク24内の湯温が50〜55℃であるために、燃焼バ
ーナー30は点火せず、蓄熱タンク24の湯温が低下し
た場合、または、高温度の出湯が必要な場合に燃焼によ
る給湯が行われる。よって、通常出湯温度以上である5
0〜55℃の中間温度であるため、蓄熱タンク24の放
熱損失が低減され、かつ、断熱構成も簡略化できる。
【0023】また、蓄熱タンク24と出湯する端末カラ
ン28との間のタンク出湯管27途中に設けた燃焼バー
ナー30の熱により加熱される熱交換器31を備えたこ
とで、蓄熱タンク24の湯温が低下した場合、または、
高温度の出湯が必要な場合には燃焼による給湯が出来る
ので、ヒートポンプユニット19の能力と蓄熱タンク2
4を必要最小限の大きさに設定でき、蓄熱タンク24の
小型化が図れる。したがって、蓄熱タンク24の上部に
ヒートポンプユニット19と燃焼給湯ユニット29とを
位置せしめ一体化することでコンパクト化が可能とな
り、設置の自由度が大きくなる。また、湯切れの心配も
なくなる。
【0024】また、ヒートポンプユニット19と燃焼給
湯ユニット29とを蓄熱タンク24の上部に位置せしめ
ることで、燃焼給湯ユニット29の排気口35とヒート
ポンプユニット19の排風口33が人間の身長以上の位
置に設定できるので、高温の排気ガスや低温の風が直接
人体等に当たらないようになるため、煙突等の特別な別
部材が不要となる。
【0025】また、燃焼給湯ユニット29の排気口35
とヒートポンプユニット19の排風口33を箱体36の
同一面に位置せしめた構成とすることにより、集合住宅
のパイプシャフト内とか小屋等の建物内への設置の場
合、外部への排風、排気の通路確保のための壁面が一面
だけであり、設置時の施工性がよくなり設置の自由度が
大きくなる。
【0026】また、燃焼給湯ユニット29の排気口35
の上部にヒートポンプユニット19の排風口33を位置
せしめた構成とすることにより、上から吹き出されるヒ
ートポンプの冷風により下から排気される高温の燃焼排
気ガスの上昇を押さえ込み遠方まで運ぶことができ、高
温の排気ガスが軒下の下面部に達することを防止できる
ため、軒下の下面部が熱で変形する危険性がなくなる。
【0027】また、ヒートポンプユニット19の排風口
33の幅を燃焼給湯ユニット29の排気口35の幅より
も大きくした構成とすることにより、図2に示すように
排気口35の両側面から外側へ矢印で示すように拡散上
昇した高温の排気ガスも排風口33からのヒートポンプ
の冷風によりすべて押さえ込むことができる。
【0028】また、ヒートポンプユニット19の排風口
33からの吹き出し風速を燃焼給湯ユニット29の排気
口35からの吹き出し風速よりも大きく設定することに
より、ヒートポンプの速度の速い冷風により下から排気
される低速で高温の燃焼排気ガスの上昇を押さえ込み遠
方まで運ぶことができるため、軒下設置においても高温
の排気ガスが軒下の下面部に達することを防止できるた
め、軒下の下面部が熱で変形する危険性がなくなる。
【0029】なお、上記では、図1に示す冷媒配管、水
配管構成で説明したが、排風口33、排気口35の位置
関係、大きさの関係に関する作用、効果に関しては、冷
媒配管、水配管構成が異なっていても同じ作用、効果が
得られることは明白である。また、ヒートポンプの沸き
上げ温度は40℃からも考えられ、通常の65℃以下で
あれば、同じ作用・効果が得られる。
【0030】(実施例2)図3は本発明の実施例2にお
ける給湯機の構成図である。図3において、図1と異な
る点は、燃焼給湯ユニット29の排気口37をヒートポ
ンプユニット19の蒸発器23の空気流入側に開口した
点である。
【0031】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。
【0032】燃焼給湯ユニット29から生じる高温の燃
焼排ガスの熱は前記蒸発器23で吸熱冷却され、排風口
33から排出される。このように燃焼排ガスの熱を効率
良く回収でき、高温の燃焼排ガスは蒸発器33で冷却さ
れるため高温吹き出しがなくなり安全である。また、吹
き出し口が一つになり構成が簡略化される。
【0033】(実施例3)図4は本発明の実施例3にお
ける給湯機の構成図である。図4において、図3と異な
る点は、蒸発器23のドレン水を受けるドレンパン3
8、ドレン水の中和処理装置39、ドレンパン38と接
続されるドレンパン排水路40,中和装置排水路41を
有する点である。
【0034】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。
【0035】燃焼排ガスが蒸発器23で熱を回収される
際に発生する高酸性のドレン水はドレンパン38で受け
られ、ドレンパン排水路40から中和処理装置39入
り、この中和処理装置39で中和されて中和装置排水路
41から外部へ排出される。このように燃焼排ガスが蒸
発器23で熱を回収される際に発生する高酸性のドレン
水を中和処理装置39で中和することで、機器の腐食の
問題を解消でき、また下水へ高酸性の水を排出すること
が防止できるため、下水環境汚染の問題も解消できる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも明らかのように、請求
項1記載の発明によれば、圧縮機、凝縮器、減圧器、送
風機を有する蒸発器が冷媒流路で接続構成されるヒート
ポンプユニットと、前記凝縮器の熱で内部の水が加熱昇
温される蓄熱タンク及び燃焼バーナーの熱により給湯水
を加熱する熱交換器で構成される燃焼給湯ユニットを1
つの箱体に収納し、前記蓄熱タンクの上部に前記ヒート
ポンプユニット及び前記燃焼給湯ユニットとを配設した
構成により、蓄熱タンク内の水はヒートポンプの運転で
予め設定された所定温度に蓄熱して貯湯される。所定温
度は通常ヒートポンプの効率が十分確保され、また、通
常出湯温度以上である50〜55℃の中間温度であるた
め、蓄熱タンクの放熱損失が低減される。また、燃焼バ
ーナーの熱により加熱される熱交換器を備えたことで、
蓄熱タンクの湯温が低下した場合、または、高温度の出
湯が必要な場合には燃焼による昇温給湯をおこなうの
で、ヒートポンプユニットの能力と蓄熱タンクを必要最
小限の大きさに設定でき、蓄熱タンクの小型化が図れる
ので、蓄熱タンクの上部にヒートポンプユニットと燃焼
給湯ユニットとを位置せしめ一体化することでコンパク
ト化が可能となり、設置の自由度が大きくとれる。ま
た、普通の貯湯式と違って、湯切れの心配もなく、か
つ、貯湯のメリットである、すぐお湯の出る特徴も兼ね
備えている。また、ヒートポンプユニットと燃焼給湯ユ
ニットとを蓄熱タンクの上部に位置せしめることで、燃
焼給湯ユニットの排気口とヒートポンプユニットの排風
口が人間の身長以上の位置に設定できるので、高温の排
気ガスや低温の風が直接人体等に当たらないようになる
ため、煙突等の特別な別部材が不要となる。
【0037】また、請求項2に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプユニットの蒸発器は強制通風用送風機と排風
口とを有し、燃焼給湯ユニットは燃焼排ガスの排気口を
有し、燃焼給湯ユニットの排気口及び前記排風口を箱体
の同一面に配設した構成とすることにより、集合住宅の
パイプシャフト内とか小屋等の建物内への設置時の施工
性がよくなり設置の自由度が大きくなる。
【0038】また、請求項3に記載の発明によれば、燃
焼給湯ユニットの排気口の上部にヒートポンプユニット
の排風口を配設した構成とすることにより、上から吹き
出されるヒートポンプの冷風により下から排気される高
温の燃焼排気ガスの上昇を押さえ込み遠方まで運ぶこと
ができ、高温の排気ガスが軒下の下面部に達することを
防止できるため、軒下14の下面部が熱で変形する危険
性がなくなる。
【0039】また、請求項4に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプユニットの排風口の幅を燃焼給湯ユニットの
排気口の幅よりも大きくした構成とすることにより、排
気口の両側面から外側へ拡散上昇した高温の排気ガスも
ヒートポンプの冷風によりすべて押さえ込むことができ
る。
【0040】また、請求項5に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプユニットの排風口からの吹き出し風速を燃焼
給湯ユニットの排気口からの吹き出し風速よりも大きく
設定することにより、ヒートポンプの速度の速い冷風に
より下から排気される低速で高温の燃焼排気ガスの上昇
を押さえ込み遠方まで運ぶことができる。
【0041】また、請求項6に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプユニットの蒸発器は強制通風用送風機と排風
口を有し、燃焼給湯ユニットから生じる燃焼排ガスを前
記蒸発器へ導入する構成とすることにより、燃焼排ガス
の熱を効率良く回収でき、高温の燃焼排ガスは蒸発器で
冷却されるため高温吹き出しがなくなり安全である。ま
た、吹き出し口が一つになり構成が簡略化される。
【0042】また、請求項7に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプユニットの蒸発器から出るドレン水の中和処
理装置を有した構成とすることにより、燃焼排ガスが蒸
発器で熱を回収される際に発生する高酸性のドレン水を
中和処理装置で中和することで、機器の腐食、下水環境
汚染の問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における給湯機の構成図
【図2】同給湯機の吹き出し部の正面部分図
【図3】本発明の実施例2における給湯機の構成図
【図4】本発明の実施例3における給湯機の構成図
【図5】従来のヒートポンプと燃焼給湯機を組み合わせ
た給湯機の構成図
【図6】従来の壁掛け型の給湯機の構成図
【図7】従来の据え置き型の給湯機の構成図
【符号の説明】
19 ヒートポンプ 20 圧縮機 21 凝縮器 22 減圧器 23 蒸発器 24 蓄熱タンク 29 燃焼給湯ユニット 30 燃焼バーナー 31 熱交換器 32 送風機 33 排風口 35 排気口 36 箱体 39 中和処理装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、減圧器、送風機を有する
    蒸発器が冷媒流路で接続構成されるヒートポンプユニッ
    トと、前記凝縮器の熱で内部の水が加熱昇温される蓄熱
    タンク及び燃焼バーナーの熱により給湯水を加熱する熱
    交換器で構成される燃焼給湯ユニットを1つの箱体に収
    納し、前記蓄熱タンクの上部に前記ヒートポンプユニッ
    ト及び前記燃焼給湯ユニットとを配設した給湯機。
  2. 【請求項2】ヒートポンプユニットの蒸発器は強制通風
    用送風機と排風口とを有し、燃焼給湯ユニットは燃焼排
    ガスの排気口を有し、前記排気口及び前記排風口を箱体
    の同一面に配設した請求項1記載の給湯機。
  3. 【請求項3】燃焼給湯ユニットの排気口の上部にヒート
    ポンプユニットの排風口を配設した請求項2記載の給湯
    機。
  4. 【請求項4】排風口の幅を排気口の幅よりも大きくした
    請求項3記載の給湯機。
  5. 【請求項5】排風口からの吹き出し風速を排気口からの
    吹き出し風速よりも大きくした請求項3又は4記載の給
    湯機。
  6. 【請求項6】蒸発器は強制通風用送風機と排風口を有
    し、燃焼給湯ユニットから生じる燃焼排ガスを前記蒸発
    器へ導入する構成とした請求項1記載の給湯機。
  7. 【請求項7】蒸発器から出るドレン水の中和処理装置を
    有した請求項6記載の給湯機。
JP21972099A 1999-08-03 1999-08-03 給湯機 Expired - Fee Related JP3705030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21972099A JP3705030B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21972099A JP3705030B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 給湯機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001041572A true JP2001041572A (ja) 2001-02-16
JP2001041572A5 JP2001041572A5 (ja) 2005-07-21
JP3705030B2 JP3705030B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=16739922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21972099A Expired - Fee Related JP3705030B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3705030B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP2008224076A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Rinnai Corp 給湯装置および給湯暖房装置
JP2011094883A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Noritz Corp 給湯装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170770A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Nippon Thermoener Co Ltd 給湯システム
JP4603482B2 (ja) * 2005-12-26 2010-12-22 株式会社日本サーモエナー 給湯システム
JP2008224076A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Rinnai Corp 給湯装置および給湯暖房装置
JP2011094883A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Noritz Corp 給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3705030B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8191512B2 (en) Structure of heat exchange apparatus for gas boiler
US6684878B2 (en) Condensate drainage system for an outdoor condensing furnace
ES2827016T3 (es) Módulo de aparato de bomba de calor
US7360535B2 (en) Hot water apparatus
US7543631B2 (en) Exhaust gas heat exchanger for cogeneration system
US4947656A (en) Integrated apparatus for producing warm water
JP2001041503A (ja) 通信基地局の筐体冷却システム
FI76636C (sv) Sätt och anordning för drift av värmeanläggning
JP2002267153A (ja) 給湯器
JP2001041572A (ja) 給湯機
JP2010243069A (ja) 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置
US4934451A (en) Apparatus and method for conditioning air
JP2006234350A (ja) ヒートポンプ給湯機
CN214470181U (zh) 一种间冷辅机循环水泵系统
JP2001041572A5 (ja)
JP3736216B2 (ja) 給湯機
JPH09165588A (ja) 液化ガス蒸発器の白煙防止装置
JP2001041571A5 (ja)
JP3909405B2 (ja) 暖房システム
WO1991011664A1 (en) Water heating arrangement
JPH0431460Y2 (ja)
JP2003314846A (ja) 空気調和システム
JP2003074909A (ja) エアコンの室外機
JPH1137512A (ja) 床暖房ユニット
JPH1183236A (ja) 凝縮熱吸収ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050301

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050718

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees