JP2001038272A - 溶液供給ノズル及び溶液供給装置 - Google Patents
溶液供給ノズル及び溶液供給装置Info
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- JP2001038272A JP2001038272A JP2000117122A JP2000117122A JP2001038272A JP 2001038272 A JP2001038272 A JP 2001038272A JP 2000117122 A JP2000117122 A JP 2000117122A JP 2000117122 A JP2000117122 A JP 2000117122A JP 2001038272 A JP2001038272 A JP 2001038272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吐出口近傍の洗浄を十分に行うことができ、
しかも溶液を基板の中心に正確に供給することができる
溶液供給ノズル及び溶液供給装置の提供。 【解決手段】 大径管132はノズル保持体100のノ
ズル保持位置を貫通しており、大径管132内には溶液
を吐出する第2の吐出口133を先端に有する小径管1
34が配置されている。小径管134の第2の吐出口1
33は大径管132の第1の吐出口131より突出して
いる。大径管132と小径管134との間の隙間であっ
て第1の吐出口131の位置には、小径管134を大径
管132内の所定の位置で保持するための保持部材13
5が3本設けられている。
しかも溶液を基板の中心に正確に供給することができる
溶液供給ノズル及び溶液供給装置の提供。 【解決手段】 大径管132はノズル保持体100のノ
ズル保持位置を貫通しており、大径管132内には溶液
を吐出する第2の吐出口133を先端に有する小径管1
34が配置されている。小径管134の第2の吐出口1
33は大径管132の第1の吐出口131より突出して
いる。大径管132と小径管134との間の隙間であっ
て第1の吐出口131の位置には、小径管134を大径
管132内の所定の位置で保持するための保持部材13
5が3本設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ等の
基板上に溶液を供給するための溶液供給ノズル及び溶液
供給装置に関する。
基板上に溶液を供給するための溶液供給ノズル及び溶液
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
例えばSOD(Spin on Dielectri
c)システムにより層間絶縁膜を形成している。このS
ODシステムでは、ゾル−ゲル方法、シルク方法、スピ
ードフィルム方法、或いはフォックス方法等により、ウ
エハ上に塗布膜をスピンコートし、化学的処理または加
熱処理等を施して層間絶縁膜を形成している。
例えばSOD(Spin on Dielectri
c)システムにより層間絶縁膜を形成している。このS
ODシステムでは、ゾル−ゲル方法、シルク方法、スピ
ードフィルム方法、或いはフォックス方法等により、ウ
エハ上に塗布膜をスピンコートし、化学的処理または加
熱処理等を施して層間絶縁膜を形成している。
【0003】例えばゾル−ゲル方法により層間絶縁膜を
形成する場合には、まず半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」と呼ぶ。)上に絶縁膜材料、例えばTEOS(テト
ラエトキシシラン)のコロイドを有機溶媒に分散させた
溶液を供給する。次に、溶液が供給されたウエハをゲル
化処理し、次いで溶媒の置換を行う。そして、溶媒の置
換されたウエハを加熱処理している。
形成する場合には、まず半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」と呼ぶ。)上に絶縁膜材料、例えばTEOS(テト
ラエトキシシラン)のコロイドを有機溶媒に分散させた
溶液を供給する。次に、溶液が供給されたウエハをゲル
化処理し、次いで溶媒の置換を行う。そして、溶媒の置
換されたウエハを加熱処理している。
【0004】上述した工程のうちウエハ上に溶液を供給
する工程では、例えばレジスト液をウエハ上に塗布する
技術と同様にスピンコート法が用いられる。かかるスピ
ンコート法は、例えばカップ内でスピンチャック上にウ
エハを載せて回転させ、溶液供給ノズルよりウエハの回
転中心に塗布液を供給してウエハ全面に均一に伸展させ
るものである。
する工程では、例えばレジスト液をウエハ上に塗布する
技術と同様にスピンコート法が用いられる。かかるスピ
ンコート法は、例えばカップ内でスピンチャック上にウ
エハを載せて回転させ、溶液供給ノズルよりウエハの回
転中心に塗布液を供給してウエハ全面に均一に伸展させ
るものである。
【0005】このようなスピンコート法で用いられる溶
液供給ノズルは、例えばウエハ表面に向けて溶液を吐出
する吐出口をその下端に有すると共に、その上端が移動
機構によって把持されている。溶液供給ノズルは、この
移動機構によってカップ内のウエハの回転中心とカップ
外に配置されたドレインカップとの間を移動されるよう
になっている。そして、ウエハに対する溶液の供給に先
立ち溶液供給ノズルがドレインカップ内に溶液を吐出す
ることで、溶液供給ノズル内に残存している古い溶液が
ウエハに供給されないようにしている。
液供給ノズルは、例えばウエハ表面に向けて溶液を吐出
する吐出口をその下端に有すると共に、その上端が移動
機構によって把持されている。溶液供給ノズルは、この
移動機構によってカップ内のウエハの回転中心とカップ
外に配置されたドレインカップとの間を移動されるよう
になっている。そして、ウエハに対する溶液の供給に先
立ち溶液供給ノズルがドレインカップ内に溶液を吐出す
ることで、溶液供給ノズル内に残存している古い溶液が
ウエハに供給されないようにしている。
【0006】ところで、ウエハへの溶液供給後に、溶液
供給ノズルの先端に溶液が残存して付着したり、溶液供
給ノズルからウエハ上に濃縮した溶液或いは凝固物が供
給されて塗布むらや膜厚変動等が発生するおそれがあ
る。そこで、例えば実公平3−21224号公報に記載
されているように、ノズルの周囲を囲むように洗浄液を
供給するための細い管を多数配置し、これらの細い管か
らノズルの先端に向けて洗浄液を供給して洗浄を行って
いる。
供給ノズルの先端に溶液が残存して付着したり、溶液供
給ノズルからウエハ上に濃縮した溶液或いは凝固物が供
給されて塗布むらや膜厚変動等が発生するおそれがあ
る。そこで、例えば実公平3−21224号公報に記載
されているように、ノズルの周囲を囲むように洗浄液を
供給するための細い管を多数配置し、これらの細い管か
らノズルの先端に向けて洗浄液を供給して洗浄を行って
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
技術により溶液供給ノズルを洗浄した場合であっても、
洗浄液を供給するための各管が細いものであることか
ら、洗浄液の流量が不十分で洗浄が十分に行われないお
それがある。特に、SODシステムにおける層間絶縁膜
の材料として用いられる上記の溶液はレジスト液等と比
べて溶液がノズルから落ちにくい、という特有の課題が
ある。
技術により溶液供給ノズルを洗浄した場合であっても、
洗浄液を供給するための各管が細いものであることか
ら、洗浄液の流量が不十分で洗浄が十分に行われないお
それがある。特に、SODシステムにおける層間絶縁膜
の材料として用いられる上記の溶液はレジスト液等と比
べて溶液がノズルから落ちにくい、という特有の課題が
ある。
【0008】他方、この種の溶液供給ノズルは、溶液を
均一に塗布する、或いは溶液の無駄な供給を防止すると
いう観点から、スピンチャックで保持されて回転される
ウエハの中心に正確に溶液を供給することが望まれる。
しかし、上述の如く構成される溶液供給ノズルは、その
上端の移動機構により把持された位置が基準となって溶
液供給ノズルとウエハ中心との間の位置決めが行われる
ことから、正確な位置決めができないおそれがある。
均一に塗布する、或いは溶液の無駄な供給を防止すると
いう観点から、スピンチャックで保持されて回転される
ウエハの中心に正確に溶液を供給することが望まれる。
しかし、上述の如く構成される溶液供給ノズルは、その
上端の移動機構により把持された位置が基準となって溶
液供給ノズルとウエハ中心との間の位置決めが行われる
ことから、正確な位置決めができないおそれがある。
【0009】本発明の目的は、吐出口近傍の洗浄を十分
に行うことができる溶液供給ノズル及び溶液供給装置を
提供することにある。
に行うことができる溶液供給ノズル及び溶液供給装置を
提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、溶液を基板の中心に
正確に供給することができる溶液供給ノズル及び溶液供
給装置を提供することにある。
正確に供給することができる溶液供給ノズル及び溶液供
給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の観点は、洗浄液を吐出する第1の吐
出口を有し、前記第1の吐出口に通じて前記第1の吐出
口に洗浄液を供給するための通路が設けられた部材と、
前記通路内に配置されると共に、前記第1の吐出口より
突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に有する管
とを具備する。本発明の第2の観点は、洗浄液を吐出す
る第1の吐出口を先端に有する大径管と、前記大径管内
に配置されると共に、前記第1の吐出口より突出し、溶
液を吐出する第2の吐出口を先端に有する小径管と前記
大径管と前記小径管との間の隙間に配置され、前記小径
管を前記大径管内の所定の位置で保持するための第1の
保持部材と、少なくとも前記大径管を保持する第2の保
持部材とを具備する。本発明の第3の観点は、洗浄液を
吐出する第1の吐出口を有し、前記第1の吐出口に通じ
て前記第1の吐出口に洗浄液を供給するための通路が設
けられた部材と、前記通路に配置されると共に、前記第
1の吐出口より突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を
先端に有する管と、前記管が貫通する貫通孔を介して前
記管を保持すると共に、前記部材を保持する保持部材と
を具備する。本発明の第4の観点は、洗浄液を吐出する
第1の吐出口を有し、前記第1の吐出口に通じて前記第
1の吐出口に洗浄液を供給するための通路が設けられた
部材と、前記通路内に配置されると共に、前記第1の吐
出口より突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に
有する管とを具備する溶液供給ノズルと、前記通路を介
して前記第1の吐出口に洗浄液を供給するための洗浄液
供給機構と、前記管を介して前記第2の吐出口に溶液を
供給するための溶液供給機構とを具備する。本発明の第
5の観点は、基板を保持しつつ回転する保持回転部材
と、洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、前記第1の
吐出口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を供給するた
めの通路が設けられた部材と、前記通路内に配置される
と共に、前記第1の吐出口より突出し、溶液を吐出する
第2の吐出口を先端に有する管とを具備する溶液供給ノ
ズルと、前記保持回転部材に近接して配置され、前記溶
液供給ノズルの前記第1の吐出口から吐出された洗浄液
を回収するためのドレインカップと、前記保持回転部材
により保持された基板のほぼ回転中心と前記ドレインカ
ップとの間で前記溶液供給ノズルを移動させる移動機構
とを具備する。
め、本発明の第1の観点は、洗浄液を吐出する第1の吐
出口を有し、前記第1の吐出口に通じて前記第1の吐出
口に洗浄液を供給するための通路が設けられた部材と、
前記通路内に配置されると共に、前記第1の吐出口より
突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に有する管
とを具備する。本発明の第2の観点は、洗浄液を吐出す
る第1の吐出口を先端に有する大径管と、前記大径管内
に配置されると共に、前記第1の吐出口より突出し、溶
液を吐出する第2の吐出口を先端に有する小径管と前記
大径管と前記小径管との間の隙間に配置され、前記小径
管を前記大径管内の所定の位置で保持するための第1の
保持部材と、少なくとも前記大径管を保持する第2の保
持部材とを具備する。本発明の第3の観点は、洗浄液を
吐出する第1の吐出口を有し、前記第1の吐出口に通じ
て前記第1の吐出口に洗浄液を供給するための通路が設
けられた部材と、前記通路に配置されると共に、前記第
1の吐出口より突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を
先端に有する管と、前記管が貫通する貫通孔を介して前
記管を保持すると共に、前記部材を保持する保持部材と
を具備する。本発明の第4の観点は、洗浄液を吐出する
第1の吐出口を有し、前記第1の吐出口に通じて前記第
1の吐出口に洗浄液を供給するための通路が設けられた
部材と、前記通路内に配置されると共に、前記第1の吐
出口より突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に
有する管とを具備する溶液供給ノズルと、前記通路を介
して前記第1の吐出口に洗浄液を供給するための洗浄液
供給機構と、前記管を介して前記第2の吐出口に溶液を
供給するための溶液供給機構とを具備する。本発明の第
5の観点は、基板を保持しつつ回転する保持回転部材
と、洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、前記第1の
吐出口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を供給するた
めの通路が設けられた部材と、前記通路内に配置される
と共に、前記第1の吐出口より突出し、溶液を吐出する
第2の吐出口を先端に有する管とを具備する溶液供給ノ
ズルと、前記保持回転部材に近接して配置され、前記溶
液供給ノズルの前記第1の吐出口から吐出された洗浄液
を回収するためのドレインカップと、前記保持回転部材
により保持された基板のほぼ回転中心と前記ドレインカ
ップとの間で前記溶液供給ノズルを移動させる移動機構
とを具備する。
【0012】本発明では、例えば大径管の第1の吐出口
から吐出された洗浄液が小径管外周のほぼ全周にわたり
供給されるので、小径管の第2の吐出口の近傍を十分に
洗浄することが可能となる。また、本発明では、例えば
溶液を吐出するための小径管を大径管内で保持部材を介
して保持するように構成できるので、保持部材を基準と
して小径管の位置合わせを行うことができ、溶液を基板
の中心に正確に供給することができる。
から吐出された洗浄液が小径管外周のほぼ全周にわたり
供給されるので、小径管の第2の吐出口の近傍を十分に
洗浄することが可能となる。また、本発明では、例えば
溶液を吐出するための小径管を大径管内で保持部材を介
して保持するように構成できるので、保持部材を基準と
して小径管の位置合わせを行うことができ、溶液を基板
の中心に正確に供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0014】先ず、本発明の溶液供給ノズル及び溶液供
給装置を含むSOD(Spin on Dielect
ric)システムを説明する。図1〜図3はこのSOD
システムの全体構成を示す図であって、図1は平面図、
図2は正面図および図3は背面図である。
給装置を含むSOD(Spin on Dielect
ric)システムを説明する。図1〜図3はこのSOD
システムの全体構成を示す図であって、図1は平面図、
図2は正面図および図3は背面図である。
【0015】このSODシステム1は、基板として半導
体ウエハWをウエハカセットCRで複数枚たとえば25
枚単位で外部からシステムに搬入しまたはシステムから
搬出したり、ウエハカセットCRに対して半導体ウエハ
Wを搬入・搬出したりするためのカセットブロック10
と、SOD塗布工程の中で1枚ずつ半導体ウエハWに所
定の処理を施す枚葉式の各種処理ステーションを所定位
置に多段配置してなる処理ブロック11と、エージング
工程にて必要とされるアンモニア水のボトル、バブラ
ー、ドレインボトル等が設置されたキャビネット12と
を一体に接続した構成を有している。
体ウエハWをウエハカセットCRで複数枚たとえば25
枚単位で外部からシステムに搬入しまたはシステムから
搬出したり、ウエハカセットCRに対して半導体ウエハ
Wを搬入・搬出したりするためのカセットブロック10
と、SOD塗布工程の中で1枚ずつ半導体ウエハWに所
定の処理を施す枚葉式の各種処理ステーションを所定位
置に多段配置してなる処理ブロック11と、エージング
工程にて必要とされるアンモニア水のボトル、バブラ
ー、ドレインボトル等が設置されたキャビネット12と
を一体に接続した構成を有している。
【0016】カセットブロック10では、図1に示すよ
うに、カセット載置台20上の突起20aの位置に複数
個たとえば4個までのウエハカセットCRがそれぞれの
ウエハ出入口を処理ブロック11側に向けてX方向一列
に載置され、カセット配列方向(X方向)およびウエハ
カセットCR内に収納されたウエハのウエハ配列方向
(Z垂直方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各ウエ
ハカセットCRに選択的にアクセスするようになってい
る。さらに、このウエハ搬送体21は、θ方向に回転可
能に構成されており、後述するように処理ブロック11
側の第3の組G3の多段ステーション部に属する受け渡
し・冷却プレート(TCP)にもアクセスできるように
なっている。
うに、カセット載置台20上の突起20aの位置に複数
個たとえば4個までのウエハカセットCRがそれぞれの
ウエハ出入口を処理ブロック11側に向けてX方向一列
に載置され、カセット配列方向(X方向)およびウエハ
カセットCR内に収納されたウエハのウエハ配列方向
(Z垂直方向)に移動可能なウエハ搬送体21が各ウエ
ハカセットCRに選択的にアクセスするようになってい
る。さらに、このウエハ搬送体21は、θ方向に回転可
能に構成されており、後述するように処理ブロック11
側の第3の組G3の多段ステーション部に属する受け渡
し・冷却プレート(TCP)にもアクセスできるように
なっている。
【0017】処理ブロック11では、図1に示すよう
に、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22が設け
られ、その周りに全ての処理ステーションが1組または
複数の組に亙って多段に配置されている。この例では、
4組G1,G2,G3,G4 の多段配置構成であり、第1およ
び第2の組G1,G2 の多段ステーションはシステム正面
(図1において手前)側に並置され、第3の組G3 の多
段ステーションはカセットブロック10に隣接して配置
され、第4の組G4 の多段ステーションはキャビネット
12に隣接して配置されている。
に、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22が設け
られ、その周りに全ての処理ステーションが1組または
複数の組に亙って多段に配置されている。この例では、
4組G1,G2,G3,G4 の多段配置構成であり、第1およ
び第2の組G1,G2 の多段ステーションはシステム正面
(図1において手前)側に並置され、第3の組G3 の多
段ステーションはカセットブロック10に隣接して配置
され、第4の組G4 の多段ステーションはキャビネット
12に隣接して配置されている。
【0018】図2に示すように、第1の組G1 では、カ
ップCP内でウエハWをスピンチャックに載せて絶縁膜
材料を供給し、ウエハを回転させることによりウエハ上
に均一な絶縁膜を形成する本発明の溶液供給装置として
のSOD塗布処理ステーション(SCT)と、カップC
P内でウエハWをスピンチャックに載せてHMDS及び
ヘプタン等のエクスチェンジ用薬液を供給し、ウエハ上
に塗布された絶縁膜中の溶媒を乾燥工程前に他の溶媒に
置き換える処理を行うソルベントエクスチェンジ処理ス
テーション(DSE)とが下から順に2段に重ねられて
いる。
ップCP内でウエハWをスピンチャックに載せて絶縁膜
材料を供給し、ウエハを回転させることによりウエハ上
に均一な絶縁膜を形成する本発明の溶液供給装置として
のSOD塗布処理ステーション(SCT)と、カップC
P内でウエハWをスピンチャックに載せてHMDS及び
ヘプタン等のエクスチェンジ用薬液を供給し、ウエハ上
に塗布された絶縁膜中の溶媒を乾燥工程前に他の溶媒に
置き換える処理を行うソルベントエクスチェンジ処理ス
テーション(DSE)とが下から順に2段に重ねられて
いる。
【0019】第2の組G2 では、SOD塗布処理ステー
ション(SCT)が上段に配置されている。なお、必要
に応じて第2の組G2 の下段にSOD塗布処理ステーシ
ョン(SCT)やソルベントエクスチェンジ処理ステー
ション(DSE)等を配置することも可能である。
ション(SCT)が上段に配置されている。なお、必要
に応じて第2の組G2 の下段にSOD塗布処理ステーシ
ョン(SCT)やソルベントエクスチェンジ処理ステー
ション(DSE)等を配置することも可能である。
【0020】図3に示すように、第3の組G3 では、2
個の低酸素高温加熱処理ステーション(OHP)と、低
温加熱処理ステーション(LHP)と、2個の冷却処理
ステーション(CPL)と、受け渡し・冷却プレート
(TCP)と、冷却処理ステーション(CPL)とが上
から順に多段に配置されている。ここで、低酸素高温加
熱処理ステーション(OHP)は密閉化可能な処理室内
にウエハWが載置される熱板を有し、熱板の外周の穴か
ら均一にN2 を吐出しつつ処理室上部中央より排気し、
低酸素化雰囲気中でウエハWを高温加熱処理する。低温
加熱処理ステーション(LHP)はウエハWが載置され
る熱板を有し、ウエハWを低温加熱処理する。冷却処理
ステーション(CPL)はウエハWが載置される冷却板
を有し、ウエハWを冷却処理する。受け渡し・冷却プレ
ート(TCP)は下段にウエハWを冷却する冷却板、上
段に受け渡し台を有する2段構造とされ、カセットブロ
ック10と処理ブロック11との間でウエハWの受け渡
しを行う。
個の低酸素高温加熱処理ステーション(OHP)と、低
温加熱処理ステーション(LHP)と、2個の冷却処理
ステーション(CPL)と、受け渡し・冷却プレート
(TCP)と、冷却処理ステーション(CPL)とが上
から順に多段に配置されている。ここで、低酸素高温加
熱処理ステーション(OHP)は密閉化可能な処理室内
にウエハWが載置される熱板を有し、熱板の外周の穴か
ら均一にN2 を吐出しつつ処理室上部中央より排気し、
低酸素化雰囲気中でウエハWを高温加熱処理する。低温
加熱処理ステーション(LHP)はウエハWが載置され
る熱板を有し、ウエハWを低温加熱処理する。冷却処理
ステーション(CPL)はウエハWが載置される冷却板
を有し、ウエハWを冷却処理する。受け渡し・冷却プレ
ート(TCP)は下段にウエハWを冷却する冷却板、上
段に受け渡し台を有する2段構造とされ、カセットブロ
ック10と処理ブロック11との間でウエハWの受け渡
しを行う。
【0021】第4の組G4 では、低温加熱処理ステーシ
ョン(LHP)、2個の低酸素キュア・冷却処理ステー
ション(DCC)と、エージング処理ステーション(D
AC)とが上から順に多段に配置されている。ここで、
低酸素キュア・冷却処理ステーション(DCC)は密閉
化可能な処理室内に熱板と冷却板とを隣接するように有
し、N2 置換された低酸素雰囲気中で高温加熱処理する
と共に加熱処理されたウエハWを冷却処理する。エージ
ング処理ステーション(DAC)は密閉化可能な処理室
内にNH3 +H2Oを導入してウエハWをエージング処
理し、ウエハW上の絶縁膜材料膜をウエットゲル化す
る。
ョン(LHP)、2個の低酸素キュア・冷却処理ステー
ション(DCC)と、エージング処理ステーション(D
AC)とが上から順に多段に配置されている。ここで、
低酸素キュア・冷却処理ステーション(DCC)は密閉
化可能な処理室内に熱板と冷却板とを隣接するように有
し、N2 置換された低酸素雰囲気中で高温加熱処理する
と共に加熱処理されたウエハWを冷却処理する。エージ
ング処理ステーション(DAC)は密閉化可能な処理室
内にNH3 +H2Oを導入してウエハWをエージング処
理し、ウエハW上の絶縁膜材料膜をウエットゲル化す
る。
【0022】図4は主ウエハ搬送機構22の外観を示し
た斜視図であり、この主ウエハ搬送機構22は上端及び
下端で相互に接続され対向する一対の壁部25、26か
らなる筒状支持体27の内側に、上下方向(Z方向)に
昇降自在なウェハ搬送装置30を装備している。筒状支
持体27はモータ31の回転軸に接続されており、この
モータ31の回転駆動力によって、前記回転軸を中心と
してウェハ搬送装置30と一体に回転する。従って、ウ
ェハ搬送装置30はθ方向に回転自在となっている。こ
のウェハ搬送装置30の搬送基台40上にはピンセット
が例えば3本備えられている。これらのピンセット4
1、42、43は、いずれも筒状支持体27の両壁部2
5、26間の側面開口部44を通過自在な形態及び大き
さを有しており、X方向に沿って前後移動が自在となる
ように構成されている。そして、主ウエハ搬送機構22
はピンセット41、42、43をその周囲に配置された
処理ステーションにアクセスしてこれら処理ステーショ
ンとの間でウエハWの受け渡しを行う。
た斜視図であり、この主ウエハ搬送機構22は上端及び
下端で相互に接続され対向する一対の壁部25、26か
らなる筒状支持体27の内側に、上下方向(Z方向)に
昇降自在なウェハ搬送装置30を装備している。筒状支
持体27はモータ31の回転軸に接続されており、この
モータ31の回転駆動力によって、前記回転軸を中心と
してウェハ搬送装置30と一体に回転する。従って、ウ
ェハ搬送装置30はθ方向に回転自在となっている。こ
のウェハ搬送装置30の搬送基台40上にはピンセット
が例えば3本備えられている。これらのピンセット4
1、42、43は、いずれも筒状支持体27の両壁部2
5、26間の側面開口部44を通過自在な形態及び大き
さを有しており、X方向に沿って前後移動が自在となる
ように構成されている。そして、主ウエハ搬送機構22
はピンセット41、42、43をその周囲に配置された
処理ステーションにアクセスしてこれら処理ステーショ
ンとの間でウエハWの受け渡しを行う。
【0023】図5は上述した本発明に係るSOD塗布処
理ステーション(SCT)の全体構成を示す略断面図、
図6はその略平面図である。
理ステーション(SCT)の全体構成を示す略断面図、
図6はその略平面図である。
【0024】このSOD塗布処理ステーション(SC
T)では、ユニット底の中央部に環状のカップCPが配
設され、その内側にスピンチャック52が配置されてい
る。スピンチャック52は真空吸着によってウエハWを
固定保持した状態で、駆動モータ54の回転駆動力で回
転するように構成されている。駆動モータ54は図示を
省略したシリンダーによって昇降移動可能に配置され、
これによりスピンチャック52が昇降可能とされてい
る。またカップCPの中は、廃液用のドレイン口55と
排気用のドレイン口56が別個に設けられている。
T)では、ユニット底の中央部に環状のカップCPが配
設され、その内側にスピンチャック52が配置されてい
る。スピンチャック52は真空吸着によってウエハWを
固定保持した状態で、駆動モータ54の回転駆動力で回
転するように構成されている。駆動モータ54は図示を
省略したシリンダーによって昇降移動可能に配置され、
これによりスピンチャック52が昇降可能とされてい
る。またカップCPの中は、廃液用のドレイン口55と
排気用のドレイン口56が別個に設けられている。
【0025】ウエハWのウエハ表面に溶液としての絶縁
膜材料を供給するための溶液供給ノズル86は、溶液供
給管88を介して溶液供給部(図示せず)に接続されて
いる。溶液供給ノズル86は、カップCPの外側に配設
されたノズル待機部90でノズルスキャンアーム92の
先端部に着脱可能に取り付けられ、スピンチャック52
の上方に設定された所定の溶液液吐出位置まで移送され
るようになっている。ノズルスキャンアーム92は、ユ
ニット底板50の上に一方向(Y方向)に敷設されたガ
イドレール94上で水平移動可能な垂直支持部材96の
上端部に取り付けられており、図示しないY方向駆動機
構によって垂直支持部材96と一体にY方向で移動する
ようになっている。
膜材料を供給するための溶液供給ノズル86は、溶液供
給管88を介して溶液供給部(図示せず)に接続されて
いる。溶液供給ノズル86は、カップCPの外側に配設
されたノズル待機部90でノズルスキャンアーム92の
先端部に着脱可能に取り付けられ、スピンチャック52
の上方に設定された所定の溶液液吐出位置まで移送され
るようになっている。ノズルスキャンアーム92は、ユ
ニット底板50の上に一方向(Y方向)に敷設されたガ
イドレール94上で水平移動可能な垂直支持部材96の
上端部に取り付けられており、図示しないY方向駆動機
構によって垂直支持部材96と一体にY方向で移動する
ようになっている。
【0026】ノズルスキャンアーム92は、ノズル待機
部90で溶液供給ノズル86を選択的に取り付けるため
にY方向と直角なX方向にも移動可能であり、図示しな
いX方向駆動機構によってX方向にも移動するようにな
っている。
部90で溶液供給ノズル86を選択的に取り付けるため
にY方向と直角なX方向にも移動可能であり、図示しな
いX方向駆動機構によってX方向にも移動するようにな
っている。
【0027】またノズル待機部90で溶液供給ノズル8
6の吐出口が溶媒雰囲気室の口90aに挿入され、中で
溶媒の雰囲気に晒されることで、ノズル先端の溶液が固
化または劣化しないようになっている。また、複数本の
溶液供給ノズル86,86,…が設けられ、溶液の種類
に応じてそれらのノズルが使い分けられるようになって
いる。
6の吐出口が溶媒雰囲気室の口90aに挿入され、中で
溶媒の雰囲気に晒されることで、ノズル先端の溶液が固
化または劣化しないようになっている。また、複数本の
溶液供給ノズル86,86,…が設けられ、溶液の種類
に応じてそれらのノズルが使い分けられるようになって
いる。
【0028】更にカップCPとノズル待機部90との間
には、ドレインカップ130が設けられており、この位
置においてウエハWに対する溶液の供給に先立ち溶液供
給ノズル86の洗浄が行われるようになっている。な
お、この洗浄については後述する。
には、ドレインカップ130が設けられており、この位
置においてウエハWに対する溶液の供給に先立ち溶液供
給ノズル86の洗浄が行われるようになっている。な
お、この洗浄については後述する。
【0029】ガイドレール94上には、上記したノズル
スキャンアーム92を支持する垂直支持部材96だけで
なく、リンスノズルスキャンアーム120を支持しY方
向に移動可能な垂直支持部材122も設けられている。
リンスノズルスキャンアーム120の先端部にはサイド
リンス用のリンスノズル124が取り付けられている。
Y方向駆動機構(図示せず)によってリンスノズルスキ
ャンアーム120及びリンスノズル124は、カップC
Pの側方に設定されたノズル待機位置(実線の位置)と
スピンチャック52に載置されているウエハWの周縁部
の真上に設定されたリンス液吐出位置(点線の位置)と
の間で並進または直線移動するようになっている。そし
て、溶液供給ノズル86よりウエハW上に絶縁膜材料を
供給した後に、このリンスノズル124によりウエハW
表面周辺部にソルベントを供給してこの部分の絶縁膜材
料を溶解して除去する。これにより、搬送系によりウエ
ハWを搬送している時にウエハWの絶縁膜がどこかに接
触し絶縁膜が剥がれて発塵するのを防止することができ
る。
スキャンアーム92を支持する垂直支持部材96だけで
なく、リンスノズルスキャンアーム120を支持しY方
向に移動可能な垂直支持部材122も設けられている。
リンスノズルスキャンアーム120の先端部にはサイド
リンス用のリンスノズル124が取り付けられている。
Y方向駆動機構(図示せず)によってリンスノズルスキ
ャンアーム120及びリンスノズル124は、カップC
Pの側方に設定されたノズル待機位置(実線の位置)と
スピンチャック52に載置されているウエハWの周縁部
の真上に設定されたリンス液吐出位置(点線の位置)と
の間で並進または直線移動するようになっている。そし
て、溶液供給ノズル86よりウエハW上に絶縁膜材料を
供給した後に、このリンスノズル124によりウエハW
表面周辺部にソルベントを供給してこの部分の絶縁膜材
料を溶解して除去する。これにより、搬送系によりウエ
ハWを搬送している時にウエハWの絶縁膜がどこかに接
触し絶縁膜が剥がれて発塵するのを防止することができ
る。
【0030】なお、図5では、図解を容易にするため、
溶液供給ノズル86およびリンスノズル124にそれぞ
れ接続する配管を図から省いている。また、図5及び図
6では、ピンセット41〜43がステーションに出入り
するための開口部DRに取り付けられているシャッタを
図から省いている。
溶液供給ノズル86およびリンスノズル124にそれぞ
れ接続する配管を図から省いている。また、図5及び図
6では、ピンセット41〜43がステーションに出入り
するための開口部DRに取り付けられているシャッタを
図から省いている。
【0031】次に上述した本発明に係る溶液供給ノズル
86について更に詳しく説明する。
86について更に詳しく説明する。
【0032】図7は溶液供給ノズル86及びこれを保持
する移動機構の一部であるノズル保持体100の構成を
示す断面図である。図8は溶液供給ノズル86を下方か
ら見た図である。ノズル保持体100の一方の下面には
レジストノズル待機部90の固定用保持穴90bに嵌合
固定されるためのロッド状の固定部材108が突設さ
れ、この固定部材108と反対側の上面にはノズルスキ
ャンアーム92のピンセット(図示を省略)を受け入れ
るための凹部110が設けられている。
する移動機構の一部であるノズル保持体100の構成を
示す断面図である。図8は溶液供給ノズル86を下方か
ら見た図である。ノズル保持体100の一方の下面には
レジストノズル待機部90の固定用保持穴90bに嵌合
固定されるためのロッド状の固定部材108が突設さ
れ、この固定部材108と反対側の上面にはノズルスキ
ャンアーム92のピンセット(図示を省略)を受け入れ
るための凹部110が設けられている。
【0033】またノズル保持体100は固定部材108
や凹部110が設けられた位置と反対側の位置で溶液供
給ノズル86を保持している。この溶液供給ノズル86
は純類等の洗浄液を吐出する第1の吐出口131を先端
に有する大径管132を有する。大径管132はノズル
保持体100のノズル保持孔145を貫通しており、こ
の大径管132内には溶液としての絶縁膜材料を吐出す
る第2の吐出口133を先端に有する小径管134が配
置されている。この小径管134の第2の吐出口133
は大径管132の第1の吐出口131より突出してい
る。小径管134には、ポンプ142を介して絶縁膜材
料が蓄積されたタンク141から絶縁材料が供給される
ようになっている。また、大径管132には、ポンプ1
44を介して洗浄液が蓄積されたタンク143から洗浄
液が供給されるようになっている。
や凹部110が設けられた位置と反対側の位置で溶液供
給ノズル86を保持している。この溶液供給ノズル86
は純類等の洗浄液を吐出する第1の吐出口131を先端
に有する大径管132を有する。大径管132はノズル
保持体100のノズル保持孔145を貫通しており、こ
の大径管132内には溶液としての絶縁膜材料を吐出す
る第2の吐出口133を先端に有する小径管134が配
置されている。この小径管134の第2の吐出口133
は大径管132の第1の吐出口131より突出してい
る。小径管134には、ポンプ142を介して絶縁膜材
料が蓄積されたタンク141から絶縁材料が供給される
ようになっている。また、大径管132には、ポンプ1
44を介して洗浄液が蓄積されたタンク143から洗浄
液が供給されるようになっている。
【0034】また大径管132と小径管134との間の
隙間であって第1の吐出口131の位置には、小径管1
34を大径管132内の所定の位置で保持するための保
持部材135が複数本、例えば3本設けられている。保
持部材135を3本以上とすることで保持部材135に
よって小径管134をX−Y方向に位置合わせできるよ
うになる。また保持部材135は大径管132及び小径
管134と一体的に構成してもよいが、大径管132と
一体的に構成すると共に小径管134と別体となるよう
に構成することで、小径管134の位置合わせが容易と
なる。これにより、小径管134よりウエハWの回転中
心に正確に溶液を供給することが可能となる。なお、保
持部材135をネジ部材により構成し、保持部材135
を回転することで小径管134の位置合わせを行うよう
にすれば、位置合わせが容易に行うことができるように
なる。
隙間であって第1の吐出口131の位置には、小径管1
34を大径管132内の所定の位置で保持するための保
持部材135が複数本、例えば3本設けられている。保
持部材135を3本以上とすることで保持部材135に
よって小径管134をX−Y方向に位置合わせできるよ
うになる。また保持部材135は大径管132及び小径
管134と一体的に構成してもよいが、大径管132と
一体的に構成すると共に小径管134と別体となるよう
に構成することで、小径管134の位置合わせが容易と
なる。これにより、小径管134よりウエハWの回転中
心に正確に溶液を供給することが可能となる。なお、保
持部材135をネジ部材により構成し、保持部材135
を回転することで小径管134の位置合わせを行うよう
にすれば、位置合わせが容易に行うことができるように
なる。
【0035】次にこのように構成されたSODシステム
1における動作について説明する。図9はこのSODシ
ステム1における処理フローを示している。
1における動作について説明する。図9はこのSODシ
ステム1における処理フローを示している。
【0036】まずカセットブロック10において、処理
前のウエハWはウエハカセットCRからウエハ搬送体2
1を介して処理ブロック11側の第3の組G3に属する
受け渡し・冷却プレート(TCP)における受け渡し台
へ搬送される。
前のウエハWはウエハカセットCRからウエハ搬送体2
1を介して処理ブロック11側の第3の組G3に属する
受け渡し・冷却プレート(TCP)における受け渡し台
へ搬送される。
【0037】受け渡し・冷却プレート(TCP)におけ
る受け渡し台に搬送されたウエハWは主ウエハ搬送機構
22を介して冷却処理ステーション(CPL)へ搬送さ
れる。そして冷却処理ステーション(CPL)におい
て、ウエハWはSOD塗布処理ステーション(SCT)
における処理に適合する温度まで冷却される(ステップ
901)。
る受け渡し台に搬送されたウエハWは主ウエハ搬送機構
22を介して冷却処理ステーション(CPL)へ搬送さ
れる。そして冷却処理ステーション(CPL)におい
て、ウエハWはSOD塗布処理ステーション(SCT)
における処理に適合する温度まで冷却される(ステップ
901)。
【0038】冷却処理ステーション(CPL)で冷却処
理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を介してSO
D塗布処理ステーション(SCT)へ搬送される。そし
てSOD塗布処理ステーション(SCT)において、ウ
エハWはSOD塗布処理が行われる(ステップ90
2)。これは、SOD塗布処理ステーション(SCT)
において溶液供給ノズル86が図10に示すようにドレ
インカップ130上に位置しており、この状態で図11
に示すように小径管134の第2の吐出口133からド
レインカップ130に向けて絶縁膜材料を吐出する。こ
れにより、小径管134内に残存する古い絶縁膜材料を
吐出させ、小径管134の第2の吐出口133から新鮮
な絶縁膜材料を供給することが可能となる。次に図12
に示すように大径管132の第1の吐出口131から洗
浄液を吐出させる。吐出された洗浄液は小径管134表
面を伝わりドレインカップ130へ垂れ落ちる。これに
より、溶液供給ノズル86の小径管134の第2の吐出
口133近傍に残存して付着した古い絶縁膜材料が洗浄
される。洗浄後、溶液供給ノズル86はスピンチャック
52で保持されて回転されるウエハの中心に搬送され、
絶縁膜材料の供給を開始する。そして、溶液供給ノズル
86よりウエハW上に絶縁膜材料を供給した後に、この
リンスノズル124によりウエハW表面周辺部にソルベ
ントを供給してこの部分の絶縁膜材料を溶解して除去す
る。
理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を介してSO
D塗布処理ステーション(SCT)へ搬送される。そし
てSOD塗布処理ステーション(SCT)において、ウ
エハWはSOD塗布処理が行われる(ステップ90
2)。これは、SOD塗布処理ステーション(SCT)
において溶液供給ノズル86が図10に示すようにドレ
インカップ130上に位置しており、この状態で図11
に示すように小径管134の第2の吐出口133からド
レインカップ130に向けて絶縁膜材料を吐出する。こ
れにより、小径管134内に残存する古い絶縁膜材料を
吐出させ、小径管134の第2の吐出口133から新鮮
な絶縁膜材料を供給することが可能となる。次に図12
に示すように大径管132の第1の吐出口131から洗
浄液を吐出させる。吐出された洗浄液は小径管134表
面を伝わりドレインカップ130へ垂れ落ちる。これに
より、溶液供給ノズル86の小径管134の第2の吐出
口133近傍に残存して付着した古い絶縁膜材料が洗浄
される。洗浄後、溶液供給ノズル86はスピンチャック
52で保持されて回転されるウエハの中心に搬送され、
絶縁膜材料の供給を開始する。そして、溶液供給ノズル
86よりウエハW上に絶縁膜材料を供給した後に、この
リンスノズル124によりウエハW表面周辺部にソルベ
ントを供給してこの部分の絶縁膜材料を溶解して除去す
る。
【0039】SOD塗布処理ステーション(SCT)で
SOD塗布処理が行われたウエハWは主ウエハ搬送機構
22を介してエージング処理ステーション(DAC)へ
搬送される。そしてエージング処理ステーション(DA
C)において、ウエハWは処理室内にNH3+H2Oを導
入してウエハWをエージング処理し、ウエハW上の絶縁
膜材料膜をゲル化する(ステップ903)。
SOD塗布処理が行われたウエハWは主ウエハ搬送機構
22を介してエージング処理ステーション(DAC)へ
搬送される。そしてエージング処理ステーション(DA
C)において、ウエハWは処理室内にNH3+H2Oを導
入してウエハWをエージング処理し、ウエハW上の絶縁
膜材料膜をゲル化する(ステップ903)。
【0040】エージング処理ステーション(DAC)で
エージング処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22
を介してソルベントエクスチェンジ処理ステーション
(DSE)へ搬送される。そしてソルベントエクスチェ
ンジ処理ステーション(DSE)において、ウエハWは
エクスチェンジ用薬液が供給され、ウエハ上に塗布され
た絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える処理が行われ
る(ステップ904)。
エージング処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22
を介してソルベントエクスチェンジ処理ステーション
(DSE)へ搬送される。そしてソルベントエクスチェ
ンジ処理ステーション(DSE)において、ウエハWは
エクスチェンジ用薬液が供給され、ウエハ上に塗布され
た絶縁膜中の溶媒を他の溶媒に置き換える処理が行われ
る(ステップ904)。
【0041】ソルベントエクスチェンジ処理ステーショ
ン(DSE)で置換処理が行われたウエハWは主ウエハ
搬送機構22を介して低温加熱処理ステーション(LH
P)へ搬送される。そして低温加熱処理ステーション
(LHP)において、ウエハWは低温加熱処理される
(ステップ905)。
ン(DSE)で置換処理が行われたウエハWは主ウエハ
搬送機構22を介して低温加熱処理ステーション(LH
P)へ搬送される。そして低温加熱処理ステーション
(LHP)において、ウエハWは低温加熱処理される
(ステップ905)。
【0042】低温加熱処理ステーション(LHP)で低
温加熱処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を介
して低酸素高温加熱処理ステーション(OHP)へ搬送
される。そして低酸素高温加熱処理ステーション(OH
P)において、ウエハWは低酸素化雰囲気中での高温加
熱処理が行われる(ステップ906)。
温加熱処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を介
して低酸素高温加熱処理ステーション(OHP)へ搬送
される。そして低酸素高温加熱処理ステーション(OH
P)において、ウエハWは低酸素化雰囲気中での高温加
熱処理が行われる(ステップ906)。
【0043】低酸素高温加熱処理ステーション(OH
P)で高温加熱処理が行われたウエハWは主ウエハ搬送
機構22を介して低酸素キュア・冷却処理ステーション
(DCC)へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処
理ステーション(DCC)において、ウエハWは低酸素
雰囲気中で高温加熱処理され、冷却処理される(ステッ
プ907)。
P)で高温加熱処理が行われたウエハWは主ウエハ搬送
機構22を介して低酸素キュア・冷却処理ステーション
(DCC)へ搬送される。そして低酸素キュア・冷却処
理ステーション(DCC)において、ウエハWは低酸素
雰囲気中で高温加熱処理され、冷却処理される(ステッ
プ907)。
【0044】低酸素キュア・冷却処理ステーション(D
CC)で処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を
介して受け渡し・冷却プレート(TCP)における冷却
板へ搬送される。そして受け渡し・冷却プレート(TC
P)における冷却板において、ウエハWは冷却処理され
る(ステップ908)。
CC)で処理されたウエハWは主ウエハ搬送機構22を
介して受け渡し・冷却プレート(TCP)における冷却
板へ搬送される。そして受け渡し・冷却プレート(TC
P)における冷却板において、ウエハWは冷却処理され
る(ステップ908)。
【0045】受け渡し・冷却プレート(TCP)におけ
る冷却板で冷却処理されたウエハWはカセットブロック
10においてウエハ搬送体21を介してウエハカセット
CRへ搬送される。
る冷却板で冷却処理されたウエハWはカセットブロック
10においてウエハ搬送体21を介してウエハカセット
CRへ搬送される。
【0046】このように本実施形態のSODシステム1
では、SOD塗布処理ステーション(SCT)において
吐出位置の位置合わせが正確に行える溶液供給ノズル8
6を用いているので、ウエハWの回転中心に正確に溶液
である絶縁膜材料を供給することができる。従って、ウ
エハW上に無駄なく均一に溶液を供給することができ
る。また、溶液洗浄ノズル86の洗浄を十分に行うこと
ができるので、ウエハWへの溶液供給後に、溶液供給ノ
ズル86の先端に溶液が残存して付着したり、溶液供給
ノズル86からウエハW上に濃縮した溶液或いは凝固物
が供給されて塗布むらや膜厚変動等が発生することはな
くなる。
では、SOD塗布処理ステーション(SCT)において
吐出位置の位置合わせが正確に行える溶液供給ノズル8
6を用いているので、ウエハWの回転中心に正確に溶液
である絶縁膜材料を供給することができる。従って、ウ
エハW上に無駄なく均一に溶液を供給することができ
る。また、溶液洗浄ノズル86の洗浄を十分に行うこと
ができるので、ウエハWへの溶液供給後に、溶液供給ノ
ズル86の先端に溶液が残存して付着したり、溶液供給
ノズル86からウエハW上に濃縮した溶液或いは凝固物
が供給されて塗布むらや膜厚変動等が発生することはな
くなる。
【0047】なお、上述したSOD塗布処理ステーショ
ン(SCT)においては、例えば図13に示すようにカ
ップCPの上方の天井部に複数段のスライド式円筒遮蔽
部材140を設け、SOD塗布時には円筒遮蔽部材14
0とカップCPとの間で密閉空間(図中点線参照)を形
成するように構成すれば、ミストの拡散を防止すること
ができる。
ン(SCT)においては、例えば図13に示すようにカ
ップCPの上方の天井部に複数段のスライド式円筒遮蔽
部材140を設け、SOD塗布時には円筒遮蔽部材14
0とカップCPとの間で密閉空間(図中点線参照)を形
成するように構成すれば、ミストの拡散を防止すること
ができる。
【0048】また上述したSOD塗布処理ステーション
(SCT)においては、例えば図14に示すようにカッ
プCPの内側をリンス洗浄するためリンス液供給管14
1をカップCPの内側に接続し、図示を省略したリンス
液供給装置よりリンス液供給管141を介してカップC
Pの内側にリンス液を供給するようにしてもよい。その
場合、リンス液供給管141とカップCPとの接続部分
でリンス液の漏れを生じないように図15に示すように
リンス液供給管141とカップCPとの接続部分にOリ
ング142を介挿すると共に、カップCPのリンス液供
給管141との接続部分の下部にドレイン管143を接
続してドレイン管143を介して漏れたリンス液を回収
するように構成してもよい。ここでは、リンス液供給管
141とドレイン管143とを一体的にした2重管構造
を示している。またドレイン管143により回収された
リンス液をカップCPによって回収するように構成すれ
ば、回収のための特別の構造は不要となる。さらに漏れ
を生じたことを報知するため、リークセンサーをドレイ
ン管143内等に設けてもよい。ドレイン管143にリ
ークセンサーを設けることでリンス液の漏れの検知をよ
り確実に行うことができる。
(SCT)においては、例えば図14に示すようにカッ
プCPの内側をリンス洗浄するためリンス液供給管14
1をカップCPの内側に接続し、図示を省略したリンス
液供給装置よりリンス液供給管141を介してカップC
Pの内側にリンス液を供給するようにしてもよい。その
場合、リンス液供給管141とカップCPとの接続部分
でリンス液の漏れを生じないように図15に示すように
リンス液供給管141とカップCPとの接続部分にOリ
ング142を介挿すると共に、カップCPのリンス液供
給管141との接続部分の下部にドレイン管143を接
続してドレイン管143を介して漏れたリンス液を回収
するように構成してもよい。ここでは、リンス液供給管
141とドレイン管143とを一体的にした2重管構造
を示している。またドレイン管143により回収された
リンス液をカップCPによって回収するように構成すれ
ば、回収のための特別の構造は不要となる。さらに漏れ
を生じたことを報知するため、リークセンサーをドレイ
ン管143内等に設けてもよい。ドレイン管143にリ
ークセンサーを設けることでリンス液の漏れの検知をよ
り確実に行うことができる。
【0049】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
する。
【0050】図16はこの実施形態における溶液供給ノ
ズル及びこれを保持する移動機構の一部であるノズル保
持体の構成を示す断面図である。図17はこの溶液供給
ノズルを下方から見た図である。上述した実施形態と同
様に、ノズル保持体201の一方の下面には図6に示し
たレジストノズル待機部90の固定用保持穴90bに嵌
合固定されるためのロッド状の固定部材202が突設さ
れ、この固定部材202と反対側の上面にはノズルスキ
ャンアーム92のピンセット(図示を省略)を受け入れ
るための凹部203が設けられている。
ズル及びこれを保持する移動機構の一部であるノズル保
持体の構成を示す断面図である。図17はこの溶液供給
ノズルを下方から見た図である。上述した実施形態と同
様に、ノズル保持体201の一方の下面には図6に示し
たレジストノズル待機部90の固定用保持穴90bに嵌
合固定されるためのロッド状の固定部材202が突設さ
れ、この固定部材202と反対側の上面にはノズルスキ
ャンアーム92のピンセット(図示を省略)を受け入れ
るための凹部203が設けられている。
【0051】またノズル保持体201は固定部材202
や凹部203が設けられた位置と反対側の位置で溶液供
給ノズル204を保持している。この溶液供給ノズル2
04は、洗浄液を吐出する第1の吐出口205を有し、
この第1の吐出口205に通じてこの第1の吐出口20
5に洗浄液を供給するための通路206が設けられた部
材207と、通路206に配置されると共に、第1の吐
出口205より突出し、溶液である絶縁材料を吐出する
第2の吐出口208を先端に有する管209とを有す
る。そして、ノズル保持体201は、管209が貫通す
る貫通孔210を介して管209を保持すると共に、部
材207を保持している。管209には、ポンプ211
を介して絶縁膜材料が蓄積されたタンク212から絶縁
材料が供給されるようになっている。また、通路206
には、ポンプ213を介して洗浄液が蓄積されたタンク
214から洗浄液が供給されるようになっている。本実
施形態では、特に通路206に対する洗浄液の供給が部
材207の側方より行われ、管209に対する絶縁材料
の供給は上方から行われるようになっている。
や凹部203が設けられた位置と反対側の位置で溶液供
給ノズル204を保持している。この溶液供給ノズル2
04は、洗浄液を吐出する第1の吐出口205を有し、
この第1の吐出口205に通じてこの第1の吐出口20
5に洗浄液を供給するための通路206が設けられた部
材207と、通路206に配置されると共に、第1の吐
出口205より突出し、溶液である絶縁材料を吐出する
第2の吐出口208を先端に有する管209とを有す
る。そして、ノズル保持体201は、管209が貫通す
る貫通孔210を介して管209を保持すると共に、部
材207を保持している。管209には、ポンプ211
を介して絶縁膜材料が蓄積されたタンク212から絶縁
材料が供給されるようになっている。また、通路206
には、ポンプ213を介して洗浄液が蓄積されたタンク
214から洗浄液が供給されるようになっている。本実
施形態では、特に通路206に対する洗浄液の供給が部
材207の側方より行われ、管209に対する絶縁材料
の供給は上方から行われるようになっている。
【0052】本実施形態では、特に洗浄液を管209の
全面に渡って一様に供給することができ、これにより洗
浄を均一に満遍なく行うことができる。
全面に渡って一様に供給することができ、これにより洗
浄を均一に満遍なく行うことができる。
【0053】図18は本発明の更に別の実施形態におけ
るドレインカップの構成を示す図である。
るドレインカップの構成を示す図である。
【0054】この実施形態では、ドレインカップ130
内にシンナーを吐出する吐出管221を設け、この吐出
管221にはポンプ222を介してシンナーが蓄積され
たタンク223からシンナーが供給されるようになって
いる。そして、まず図12に示した場合と同様に、小径
管134の外周先端を洗浄液で洗浄した後(図18
(A))、小径管134の外周先端に向けて吐出管22
1からシンナーを吐出してシンナーによる洗浄が行われ
るようになっている(図18(B))。本発明は、上述
した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例
えば、処理する基板は半導体ウエハに限らず、LCD基
板等の他のものであってもよい。また、膜の種類は層間
絶縁膜に限らない。
内にシンナーを吐出する吐出管221を設け、この吐出
管221にはポンプ222を介してシンナーが蓄積され
たタンク223からシンナーが供給されるようになって
いる。そして、まず図12に示した場合と同様に、小径
管134の外周先端を洗浄液で洗浄した後(図18
(A))、小径管134の外周先端に向けて吐出管22
1からシンナーを吐出してシンナーによる洗浄が行われ
るようになっている(図18(B))。本発明は、上述
した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例
えば、処理する基板は半導体ウエハに限らず、LCD基
板等の他のものであってもよい。また、膜の種類は層間
絶縁膜に限らない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吐出口近傍の洗浄を十分に行うことができる。また、溶
液を基板の中心に正確に供給することができる。
吐出口近傍の洗浄を十分に行うことができる。また、溶
液を基板の中心に正確に供給することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るSODシステムの平
面図である。
面図である。
【図2】図1に示したSODシステムの正面図である。
【図3】図1に示したSODシステムの背面図である。
【図4】図1に示したSODシステムにおける主ウエハ
搬送機構の斜視図である。
搬送機構の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るSOD塗布処理ステ
ーションの全体構成を示す断面図である。
ーションの全体構成を示す断面図である。
【図6】図5に示したSOD塗布処理ステーションの平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る溶液供給ノズル及び
これを保持するノズル保持体の構成を示す断面図であ
る。
これを保持するノズル保持体の構成を示す断面図であ
る。
【図8】図7に示した溶液供給ノズルを下方から見た図
である。
である。
【図9】図1に示したSODシステムの処理フロー図で
ある。
ある。
【図10】本発明の実施の形態に係る溶液供給ノズルに
おける動作説明図(その1)である。
おける動作説明図(その1)である。
【図11】本発明の実施の形態に係る溶液供給ノズルに
おける動作説明図(その2)である。
おける動作説明図(その2)である。
【図12】本発明の実施の形態に係る溶液供給ノズルに
おける動作説明図(その3)である。
おける動作説明図(その3)である。
【図13】本発明の他の実施の形態に係るSOD塗布処
理ステーションの全体構成を示す断面図である。
理ステーションの全体構成を示す断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態に係るSOD塗布処
理ステーションの構成を示す一部断面図である。
理ステーションの構成を示す一部断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態に係るSOD塗布処
理ステーションの構成を示す一部断面図である。
理ステーションの構成を示す一部断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態に係る溶液供給ノズ
ル及びこれを保持するノズル保持体の構成を示す断面図
である。
ル及びこれを保持するノズル保持体の構成を示す断面図
である。
【図17】図16に示した溶液供給ノズルを下方から見
た図である。
た図である。
【図18】本発明の更に別の実施形態に係るドレインの
構成を説明するための図である。
構成を説明するための図である。
86 溶液供給ノズル 100 ノズル保持体 130 ドレインカップ 131 第1の吐出口 132 大径管 133 第2の吐出口 134 小径管 135 保持部材 SCT SOD塗布処理ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/31 H01L 21/31 A
Claims (11)
- 【請求項1】 洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、
前記第1の吐出口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を
供給するための通路が設けられた部材と、 前記通路内に配置されると共に、前記第1の吐出口より
突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に有する管
とを具備することを特徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の溶液供給ノズルにおい
て、 前記部材が大径管であり、 前記管が小径管であり、 前記大径管と前記小径管とがほぼ同心円状に配置されて
いることを特徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項3】 請求項2に記載の溶液供給ノズルにおい
て、 前記大径管と前記小径管との間の隙間に配置され、前記
小径管を前記大径管内の所定の位置で保持するための保
持部材を更に具備することを特徴とする溶液供給ノズ
ル。 - 【請求項4】 請求項3に記載の溶液供給ノズルにおい
て、 前記保持部材が前記大径管と前記小径管との間の隙間の
少なくとも3カ所に設けられていることを特徴とする溶
液供給ノズル。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載の溶液供給ノズ
ルにおいて、 前記保持部材が前記第1の吐出口に設けられていること
を特徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項6】 請求項3、4または5に記載の溶液供給
ノズルにおいて、 前記保持部材が前記大径管と一体的に設けられているこ
とを特徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項7】 洗浄液を吐出する第1の吐出口を先端に
有する大径管と、 前記大径管内に配置されると共に、前記第1の吐出口よ
り突出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に有する
小径管と、 前記大径管と前記小径管との間の隙間に配置され、前記
小径管を前記大径管内の所定の位置で保持するための第
1の保持部材と、 少なくとも前記大径管を保持する第2の保持部材とを具
備することを特徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項8】 洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、
前記第1の吐出口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を
供給するための通路が設けられた部材と、 前記通路に配置されると共に、前記第1の吐出口より突
出し、溶液を吐出する第2の吐出口を先端に有する管
と、 前記管が貫通する貫通孔を介して前記管を保持すると共
に、前記部材を保持する保持部材とを具備することを特
徴とする溶液供給ノズル。 - 【請求項9】 洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、
前記第1の吐出口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を
供給するための通路が設けられた部材と、前記通路内に
配置されると共に、前記第1の吐出口より突出し、溶液
を吐出する第2の吐出口を先端に有する管とを具備する
溶液供給ノズルと、 前記通路を介して前記第1の吐出口に洗浄液を供給する
ための洗浄液供給機構と、 前記管を介して前記第2の吐出口に溶液を供給するため
の溶液供給機構とを具備することを特徴とする溶液供給
装置。 - 【請求項10】 基板を保持しつつ回転する保持回転部
材と、 洗浄液を吐出する第1の吐出口を有し、前記第1の吐出
口に通じて前記第1の吐出口に洗浄液を供給するための
通路が設けられた部材と、前記通路内に配置されると共
に、前記第1の吐出口より突出し、溶液を吐出する第2
の吐出口を先端に有する管とを具備する溶液供給ノズル
と、 前記保持回転部材に近接して配置され、前記溶液供給ノ
ズルの前記第1の吐出口から吐出された洗浄液を回収す
るためのドレインカップと、 前記保持回転部材により保持された基板のほぼ回転中心
と前記ドレインカップとの間で前記溶液供給ノズルを移
動させる移動機構とを具備することを特徴とする溶液供
給装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の溶液供給装置にお
いて、 前記ドレインカップ内に配置され、前記ドレインカップ
に移動された記前記溶液供給ノズルに向けてシンナーを
吐出するシンナー吐出機構を更に具備することを特徴と
する溶液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117122A JP2001038272A (ja) | 1999-05-24 | 2000-04-18 | 溶液供給ノズル及び溶液供給装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14258299 | 1999-05-24 | ||
JP11-142582 | 1999-05-24 | ||
JP2000117122A JP2001038272A (ja) | 1999-05-24 | 2000-04-18 | 溶液供給ノズル及び溶液供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038272A true JP2001038272A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=26474537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000117122A Pending JP2001038272A (ja) | 1999-05-24 | 2000-04-18 | 溶液供給ノズル及び溶液供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001038272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7326299B2 (en) | 2003-03-06 | 2008-02-05 | Tokyo Electron Limited | Process liquid supply nozzle, process liquid supply device and nozzle cleaning method |
JP2022027643A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | プロテック カンパニー リミテッド | ノズル洗浄が可能なディスペンス装置 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000117122A patent/JP2001038272A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7326299B2 (en) | 2003-03-06 | 2008-02-05 | Tokyo Electron Limited | Process liquid supply nozzle, process liquid supply device and nozzle cleaning method |
JP2022027643A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | プロテック カンパニー リミテッド | ノズル洗浄が可能なディスペンス装置 |
CN114054418A (zh) * | 2020-07-30 | 2022-02-18 | 普罗科技有限公司 | 可清洗喷嘴的分配装置 |
JP7244588B2 (ja) | 2020-07-30 | 2023-03-22 | プロテック カンパニー リミテッド | ノズル洗浄が可能なディスペンス装置 |
US12023698B2 (en) | 2020-07-30 | 2024-07-02 | Protec Co., Ltd. | Dispensing apparatus having nozzle cleaning function |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |