JP2001037884A - ステント及びステントの製造方法 - Google Patents

ステント及びステントの製造方法

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JP2001037884A
JP2001037884A JP21347199A JP21347199A JP2001037884A JP 2001037884 A JP2001037884 A JP 2001037884A JP 21347199 A JP21347199 A JP 21347199A JP 21347199 A JP21347199 A JP 21347199A JP 2001037884 A JP2001037884 A JP 2001037884A
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JP
Japan
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stent
strut
component
curve
thick
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Pending
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JP21347199A
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English (en)
Inventor
Yasujiro Uchiyama
靖二郎 内山
Masatoshi Watanabe
正年 渡辺
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡張に要する圧力を低下することができ、拡張
を容易に行うことができるステントを提供すること。 【解決手段】ステントを構成するストラット1aの断面
を略円形に形成したステント1であり、次の各工程より
製造する。(a)レーザーにより管状体の表面にパター
ンを形成するとともにストラット1aの断面を略正方形
になるように加工する工程、(b)前記ストラット1a
断面を化学研磨により略円形に形成する工程、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステントのストラッ
トの断面形状の改良に関するものであり、ストラットの
特有の断面形状により血管の再狭窄を抑制したり、ステ
ントのデリバリー性能を向上させることができるステン
トである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特許第
2680901号、特許第2731642号にはステン
トを構成するストラットの断面を矩形に形成したステン
トが記載されている。しかしながら(a)矩形の幅wの
広いストラット11aになると図9(a)のように血管
壁BWとの接触面積が大きいのでそれだけ拡張時に摩擦
力がかかり血管壁へ与える損傷が大きくなる。(b)ま
た逆に図9(b)のように幅wが細いストラット11b
では血管壁BWを切る可能性がある。(c)(a)、
(b)を総合すると、ステントのデリバリー性能も低下
することになる等のさらに解決しなければならない課題
が指摘される。そこで本発明者らは以上の課題を解決す
るために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】[1]本発明は、ステン
トを構成するストラット1aの断面を略円形に形成した
ステント1を提供する。 [2]本発明は、次の各工程を含むステント1の製造方
法を提供する。 (a)レーザーにより管状体の表面にパターンを形成す
るとともにストラット1aの断面を略正方形になるよう
に加工する工程、(b)前記ストラット1a断面を化学
研磨により略円形に形成する工程、
【0004】
【発明の実施の形態】図1と図2は本発明のステント1
を構成するストラット1aの断面図で、ストラット1a
の断面は略円形に形成されている。略円形とは図1の真
円はもちろん図2のように円の短径Sと長径Lの比R1
=L/Sが、0.7以上から1.3以下、好ましくは
0.8以上から1.2以下、より好ましくは0.9以上
から1.1以下の楕円も含む。このようにステント1の
ストラット1a断面を略円形に形成することにより図1
のように血管壁との接触部分(面積)が減少するため、
摩擦力も小さくなり血管壁損傷の可能性が減り、これに
より再狭窄も減る。また拡張に要する圧力も下がりデリ
バリー性も向上する。
【0005】次に本発明のステント1の製造方法の一例
について図3を用いて説明する。 (a)1.3×1.5mmの内外径を有する管状体をレ
ーザーを用いてその表面を切削して例えば後述する図4
のパターンを形成するとともに図3(a)のように略正
方形ないし矩形(ストラット1a断面の厚さtと幅wの
比R2=t/wが1の正方形はもちろん、R2が0.7
以上から1.3以下、好ましくは0.8以上から1.2
以下、より好ましくは0.9以上から1.1以下のもの
も含む)となるように加工し、長さ30mmに切断して
ステント1を形成する。 (b)前記ステント1を化学研磨液に浸漬し、ストラッ
ト1a断面の角を徐々に溶解し、図3(b)のようにR
状を経て図3(c)のようにストラット1aの断面が前
記略円形となるように研磨する。 本発明ではストラット1aの断面が前記略円形の定義に
は入ればステント1の表面のパターンはどのようなパタ
ーンにも形成することができる。またストラット1aの
幅wは全て均等にしても良いし後述する図4のように太
いものと細いものを混在させても良い。この場合幅wの
太いストラット1aと細いストラット1aの双方ともそ
の断面は前記略円形の定義の範囲に入るように形成され
る。
【0006】図4は本発明のステント1のパターンの一
例を示す平面図(図5は図4の拡大図、図6は構成要素
2の詳細図、図7はステント1端部の構成要素2Aの詳
細図、図8は本発明の拡張時におけるステントの平面
図)である。ステント1は略管状体に形成されかつ管状
体の内部より半径方向に伸張可能なステントであって、
接続部3の中心点Oに対して左上領域に左細直線LSL
を介して左細曲線LSRを連結し、前記中心線Oに対し
て右上領域に右太直線RLLを介して右太曲線RLRを
連結し、前記中心線Oに対して左下領域に左太直線LL
Lを介して左太曲線LLRを連結し、前記中心線Oに対
して右下領域に右細直線RSLを介して右細曲線RSR
を連結することにより構成される少なくとも一つの矩形
状の構成要素2(図5の斜線部と図6)が、ステント1
の中心軸を取り囲むように複数配列されることにより環
状ユニット4を構成し、複数の環状ユニット4がステン
ト1の軸方向に延設されている。
【0007】環状ユニット4は図5のように中心となる
一つの矩形状の構成要素2(斜線部)に対して、他の構
成要素2(非斜線部)を次のように連結することにより
構成される。中心となる一つの前記構成要素2の左上点
LUPと右上点RUPを結ぶ線LUP−RUPを中心に
上下対称に右太曲線RLRの端部RLRCを介して他の
上部構成要素2が連結され、前記中心の構成要素2の左
下点LLPと右下点RLPを結ぶ線LLP−RLPを中
心に上下対称に左太曲線LLRの端部LLRCを介して
他の下部構成要素2が連結され、前記中心の構成要素2
の右上点RUPと右下点RLPを結ぶ線RUP−RLP
を中心に左右対称に右細曲線RSRの端部RSRCを介
して他の右部構成要素2が連結され、前記中心の構成要
素2の左上点LUPと左下点LLPを結ぶ線LUP−L
LPを中心に左右対称に左細曲線LSRの端部LSRC
を介して他の左部構成要素2を連結する。
【0008】中心となる一つの構成要素2(斜線部)と
その上部、下部、右部、左部の構成要素2(非斜線部)
は図5のようにそれぞれ交互にステントの半径方向及び
軸方向に配置され、また構成要素2はステントの右及び
左の斜め方向には規則的なパターンで配置されている。
このためステントの軸方向へのねじれを防ぐことができ
る。また、図6のように構成要素2を構成する右上がり
の直線部(左細直線LSL、右太直線RLL、左太直線
LLL、右細直線RSL)の勾配θを5°から25°に
設定することにより、ステント1の拡張時に半径方向に
直線状に拡張する右太曲線RLR、右太直線RLL、接
続部3、左太直線LLL、左太曲線LLR(図6の斜線
部)はまさに直線状になる際に再狭窄しようとする力に
対して最大の力で耐えることができる。
【0009】また本発明は図7に示すように接続部3の
中心点Oに対して左上領域に左太直線LLLを介して左
太曲線LLRを連結し、前記中心点Oに対して右上領域
に右細直線RSLを介して右細曲線RSRを連結し、前
記中心点Oに対して右下領域に右太直線RLLを介して
右太曲線RLRを連結することにより構成される少なく
とも一つの矩形状の構成要素2Aをステント1両端に配
列している。特に左太曲線LLRの線の幅を端部(左太
曲線LLRの端部LLRC)に向けて徐々に太く形成す
ることにより、ステントの拡張後の再狭窄を防ぎかつ柔
軟性をもたせることができる。構成要素2Aはステント
1の両端でステント1の中心軸を取り囲むように複数列
配列することにより環状ユニット4Aを構成する。ステ
ント1の両端の環状ユニット4Aは図5のように中心と
なる一つの矩形状の構成要素2A(斜線部)に対して他
の構成要素2A(非斜線部)を次のように連結すること
により構成される。中心となる一つの前記構成要素2A
(斜線部)の左上点LUPと右下点RUPを結ぶ線LU
P−RUPを中心に上下対称に左太曲線LLRの端部L
LRCを介して他の上部構成要素2Aが連結され、前記
中心の構成要素2Aの左下点LLPと右下点RLPを結
ぶ線LLP−RLPを中心に上下対称に右太曲線RLR
の端部RLRCを介して他の下部構成要素2Aを連結す
る。中心となる一つの構成要素2Aとその上部、下部の
構成要素2A(非斜線部)はそれぞれ図2のように交互
にステント1の半径方向に配置される。また構成要素2
A(斜線部)と前記構成要素2(斜線部)はそれぞれ右
細曲線RSRの端部RSRCと左細曲線LSRの端部L
SRCを介して連結される。
【0010】またステント1の拡張時に横方向(軸方
向)に拡張する左細曲線LSR、左細直線LSL、右細
直線RSL、右細曲線RSRを細く形成しているので、
拡張に必要な力を少なくすることができる。図5の構成
要素2(斜線部)の各曲線と直線は図8の矩形の枠のよ
うに拡張される。
【0011】構成要素2の配列数はφ1.4mm、長さ
30mmのステントチューブの半径方向に対して少なく
とも4個以上、同チューブの軸方向に対して16個以上
配置するのが良い。
【0012】本発明のステント1はSUS316L等の
ステンレス鋼、Ti−Ni合金、Cu−Al−Mn合金
等の形状記憶合金、チタン合金、タングステン等からな
る金属パイプからレーザー加工法、化学研磨法により形
成される。使用する化学研磨液は金属材料に応じて適宜
選択することができる。またこれらの金属より形成され
たステントに化学研磨終了後にウレタン等の高分子材料
やヘパリン、ウロキナーゼ等の生理活性物質、アルガト
ロバン等の抗血栓薬剤を被覆させても良い。
【0013】
【発明の作用効果】本発明のステントは 血管壁を損傷する可能性が低くなり再狭窄しにくくな
る。 ステント拡張に要する圧力を低下することができ、拡
張を容易に行うことができる。 ステントを患部へデリバリーするのが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステントを構成するストラットの断面
【図2】本発明のステントを構成するストラットの断面
【図3】本発明のステントの製造方法の概略図
【図4】本発明のステント1のパターンの一例を示す平
面図
【図5】図1の拡大図
【図6】構成要素2の詳細図
【図7】ステント1端部の構成要素2Aの詳細図
【図8】本発明の拡張時におけるステントの平面図
【図9】従来のステントを構成するストラットの断面図
【符号の説明】
1a ストラット BW 血管壁との接触面 1 ステント 2、2A 構成要素 3 接続部 4、4A 環状ユニット O 接続部3の中心点 RLR 右太曲線 RSR 右細曲線 RLL 右太直線 RSL 右細直線 LLR 左太曲線 LSR 左細曲線 LLL 左太直線 LSL 左細直線 RUP 構成要素2の右上点 RLP 構成要素2の右下点 LUP 構成要素2の左上点 LLP 構成要素2の左下点 RLRC 右太曲線RLRの端部 LLRC 左太曲線LLRの端部 RSRC 右細曲線RSRの端部 LSRC 左細曲線LSRの端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステントを構成するストラット1aの断面
    を略円形に形成したことを特徴とするステント1。
  2. 【請求項2】次の各工程を含むことを特徴とするステン
    ト1の製造方法。 (a)レーザーにより管状体の表面にパターンを形成す
    るとともにストラット1aの断面を略正方形になるよう
    に加工する工程、(b)前記ストラット1a断面を化学
    研磨により略円形に形成する工程、
JP21347199A 1999-07-28 1999-07-28 ステント及びステントの製造方法 Pending JP2001037884A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7402344B2 (en) 2003-03-24 2008-07-22 Sony Corporation Organic electroluminescent devices and aminostyrylnaphthalene compounds

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