JP2001036876A - 放送装置、放送方法、受信装置、および受信方法 - Google Patents

放送装置、放送方法、受信装置、および受信方法

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JP2001036876A
JP2001036876A JP11209107A JP20910799A JP2001036876A JP 2001036876 A JP2001036876 A JP 2001036876A JP 11209107 A JP11209107 A JP 11209107A JP 20910799 A JP20910799 A JP 20910799A JP 2001036876 A JP2001036876 A JP 2001036876A
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broadcast
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Hideki Osada
英喜 長田
Yasumasa Sawai
靖昌 澤井
Kazuhiko Ishimaru
和彦 石丸
Akira Kawabata
明 川端
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の情報を含む番組等を容易に検索するこ
とを可能にするテレビジョン放送の送受信に関する技術
を提供する。 【解決手段】 テレビジョン放送装置は、番組等(放送
コンテンツ)の映像データDaおよび音声データDbに
対して、さらに関連データDcを付加したデータを1つ
のチャンネルのデータとして送信する。この関連データ
Dcは、各時点における各チャンネルの番組等に関連し
たデータを含んでいる。一方、テレビジョン受信装置
は、複数のチャンネルについての関連データDcを受信
し、受信した関連データDcの中から検索対象を検索す
ることにより、所望のコンテンツを抽出することができ
る。そして、その抽出データに対応するチャンネルに切
り換えることにより、所望の情報を含む番組等を容易に
選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
を送受信する技術に関する。
【0002】
【発明の背景】近年のデジタル通信技術はめざましい発
展を遂げており、放送番組等を送受信する放送番組送受
信システムも大きな転換期を迎えている。
【0003】従来、地上波テレビジョン放送等は、映像
信号及び音声信号を放送局からアナログ電波で送信し、
その電波をテレビジョン受像機で受信して映像及び音声
の再生を行っていた。
【0004】これに対して、最近では、映像や音声をデ
ジタル信号として無線通信経路または有線通信経路を通
じて放送する、いわゆるデジタル通信放送が実施されて
いる。
【0005】このデジタル通信放送は、デジタル式の映
像信号及び音声信号を情報要素として放送するデジタル
テレビジョン番組の放送が主となるものであるが、この
デジタル通信放送の技術を用いれば、データ圧縮により
多くの情報を送信でき、映像及び音声からなる放送番組
を流すだけでなく、併せて、それ以外の情報を付加し、
これらをまとめて統合的なデジタルコンテンツとして放
送することが可能であり、この点で、それまでのアナロ
グ式のテレビジョン放送に比べて多用途な情報放送サー
ビスの実現が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、放送の受信
者は、複数のチャンネルにより放送される豊富な情報か
ら必要な情報を検索して抽出することが必要であるが、
必要な情報を如何にして検索するかという問題が存在す
る。
【0007】しかしながら、豊富な情報から必要な情報
を検索することは容易ではなく、また、上記のようなデ
ジタル化により放送電波の有効利用が図られ、多チャン
ネル化が推進されて放送される情報量が豊富になればな
るほど、必要な情報を如何にして検索するかという問題
は特に顕著になる。
【0008】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、所望
の情報を含む番組等を容易に検索することを可能にする
テレビジョン放送の送受信に関する技術を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の放送装置は、各チャンネルごとの
放送コンテンツを放送する放送装置であって、所定のチ
ャンネルの放送コンテンツに基づいてコンテンツ信号を
発生させるコンテンツ信号処理手段と、各時点における
前記所定のチャンネルの放送コンテンツに関連したデー
タを含む関連データに基づいて関連データ信号を発生さ
せる関連データ処理手段と、前記コンテンツ信号と前記
関連データ信号とを前記所定のチャンネルの放送信号と
して多重化する多重化手段と、前記多重化された放送信
号を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の放送装置は、請求項1に
記載の放送装置において、前記関連データは、1つの放
送コンテンツである番組の全体または1つの放送コンテ
ンツであるCMの全体に関連するデータを含むことを特
徴とする。
【0011】請求項3に記載の放送装置は、請求項1に
記載の放送装置において、前記関連データは、前記放送
コンテンツ内の各場面に関連するデータを含むことを特
徴とする。
【0012】請求項4に記載の放送装置は、請求項2ま
たは請求項3に記載の放送装置において、前記関連デー
タは、キャスティングデータを含むことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の放送装置は、請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の放送装置において、前
記関連データは、他の放送コンテンツと関連づけるリン
クデータをさらに含むことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の放送方法は、各チャンネ
ルごとの放送コンテンツを放送する放送方法であって、
所定のチャンネルの放送コンテンツに基づいてコンテン
ツ信号を発生させるステップと、各時点における前記所
定のチャンネルの放送コンテンツに関連したデータを含
む関連データに基づいて関連データ信号を発生させるス
テップと、前記コンテンツ信号と前記関連データ信号と
を前記所定のチャンネルの放送信号として多重化するス
テップと、前記多重化された放送信号を送信するステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の受信装置は、放送コンテ
ンツを受信する受信装置であって、送信された複数のチ
ャンネルの中から受信チャンネルを選択するチャンネル
選択部と、前記選択された受信チャンネルのコンテンツ
信号を復調するコンテンツ信号処理手段と、前記複数の
チャンネルについての関連データ信号を受信して復調
し、各時点における前記複数のチャンネルの放送コンテ
ンツに関連したデータを含む関連データを生成する関連
データ処理手段と、前記関連データをデータベースとし
て記憶する記憶部と、放送コンテンツ検索に関する検索
対象を設定する操作入力部と、前記記憶部の中から前記
検索対象を検索して、当該検索対象に対応する放送コン
テンツに関する情報を抽出する抽出手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の受信装置は、請求項7に
記載の受信装置において、前記関連データは、1つの放
送コンテンツである番組の全体または1つの放送コンテ
ンツであるCMの全体に関連するデータを含むことを特
徴とする。
【0017】請求項9に記載の受信装置は、請求項7に
記載の受信装置において、前記関連データは、前記放送
コンテンツの各場面に関連するデータを含むことを特徴
とする。
【0018】請求項10に記載の受信装置は、請求項8
または請求項9に記載の受信装置において、前記関連デ
ータは、キャスティングデータを含むことを特徴とす
る。
【0019】請求項11に記載の受信装置は、請求項7
に記載の受信装置であって、抽出された前記放送コンテ
ンツに関する情報を列挙して表示する抽出結果表示手段
と、前記抽出結果表示手段に列挙された前記コンテンツ
に関する情報に基づいて所望の放送コンテンツを選択す
る放送コンテンツ選択手段と、をさらに備え、前記チャ
ンネル選択部は、前記放送コンテンツ選択手段により選
択された放送コンテンツに対応するチャンネルを受信チ
ャンネルとして選択することを特徴とする。
【0020】請求項12に記載の受信装置は、請求項7
に記載の受信装置であって、抽出された前記放送コンテ
ンツに関する情報に基づいてひとつの放送コンテンツを
所定の取り決めに従って自動的に選択する放送コンテン
ツ選択手段、をさらに備え、前記チャンネル選択部は、
前記放送コンテンツ選択手段により選択された放送コン
テンツに対応するチャンネルを受信チャンネルとして選
択することを特徴とする。
【0021】請求項13に記載の受信装置は、請求項1
1または請求項12に記載の受信装置であって、前記記
憶部は、前記放送コンテンツ選択手段によって選択され
た放送コンテンツを記憶しておく放送コンテンツ記憶部
を有することを特徴とする。
【0022】請求項14に記載の受信装置は、請求項1
2に記載の受信装置であって、前記選択される放送コン
テンツはCMであることを特徴とする。
【0023】請求項15に記載の受信装置は、請求項1
4に記載の受信装置であって、前記記憶部は、前記放送
コンテンツ選択手段によって選択された放送コンテンツ
を記憶しておく放送コンテンツ記憶部を有し、前記抽出
手段により前記検索対象に対応する放送コンテンツに関
する情報が抽出されないときには、前記放送コンテンツ
記憶部に記憶された放送コンテンツを再生することを特
徴とする。
【0024】請求項16に記載の受信装置は、請求項1
1に記載の受信装置において、前記関連データは、他の
放送コンテンツと関連づけるリンクデータをさらに含
み、前記受信装置は、前記放送コンテンツ選択手段によ
って前記リンクデータに対応する放送コンテンツが選択
された場合に、前記リンクデータに基づいて番組予約を
行う制御部、をさらに備えることを特徴とする。
【0025】請求項17に記載の受信方法は、複数のチ
ャンネルの放送コンテンツを受信する受信方法であっ
て、受信チャンネルを複数のチャンネルの中から選択す
るステップと、前記選択された受信チャンネルのコンテ
ンツ信号を復調するステップと、前記複数のチャンネル
についての関連データ信号を復調して、各時点における
前記複数のチャンネルの放送コンテンツに関連したデー
タを含む関連データを生成するステップと、前記関連デ
ータを記憶部に記憶するステップと、放送コンテンツ検
索に関する検索対象を設定入力部に設定するステップ
と、前記記憶部の中から前記検索対象を検索して、当該
検索対象に対応する放送コンテンツを抽出するステップ
と、を含むことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】<システム概要>図1および図2
は、それぞれ、本発明の実施形態に係るテレビジョン放
送装置1およびテレビジョン受信装置2の概略構成を示
す図である。これらのテレビジョン放送装置1およびテ
レビジョン受信装置2によってテレビジョン放送の送受
信システムが構成される。
【0027】まず、図1などを参照しながら、テレビジ
ョン放送装置1について説明する。テレビジョン放送装
置1は、番組およびCM(コマーシャルメッセージ:Co
mmercial Message)を放送するテレビジョン放送装置で
ある。なお、以下、番組とCMとを総称して「放送コン
テンツ」と称するものとする。
【0028】<放送装置>このテレビジョン放送装置1
は、所定の放送コンテンツの映像データに基づいて映像
信号S11を発生させる映像信号処理回路11と、その
放送コンテンツの音声データに基づいて音声信号S12
を発生させる音声信号処理回路12と、各時点における
前記所定のチャンネルの放送コンテンツに関連したデー
タを含む関連データに基づいて関連データ信号S13を
発生させる関連データ信号処理回路13と、上記の映像
信号S11と音声信号S12と関連データ信号S13と
を多重化して放送信号S14として発生させる多重化回
路14と、多重化された放送信号S14を送信する送信
回路15およびアンテナ17とを備えている。ここにお
いて、映像データ、音声データ、および関連データは、
各種の情報記録媒体を介してオフラインによってこのテ
レビジョン放送装置1に供給されてもよく、他の情報源
からオンラインで供給されてもよい。なお、ここでは、
無線電波を利用した放送(地上波放送、衛星放送など)
を行うためアンテナ17を備えているが、ケーブルテレ
ビジョン放送などの有線を利用した放送を行う場合に
は、アンテナを設ける必要は無く、その代わりに有線伝
送のための伝送装置を備えていればよい。
【0029】ここで、上記の放送信号S14は所定の1
つのチャンネルに対応する信号であるが、デジタル放送
などにおいて複数のチャンネルについての放送信号を多
重化して送信する場合には、チャンネル数nに応じて、
上記の映像信号処理回路11、音声信号処理回路12、
関連データ信号処理回路13、多重化回路14をそれぞ
れ複数個(n個)備え、さらに送信回路15において、
これらの複数のチャンネルの放送信号を多重化するチャ
ンネル多重化回路16を設ければよい。これにより、テ
レビジョン放送装置1は、チャンネルCH1〜CHnま
での放送信号を送信することができる。なお、ここで
は、テレビジョン放送装置1が複数のチャンネルの放送
信号を送信する場合について説明したが、単一のチャン
ネルの放送信号を送信する場合であってもよい。
【0030】また、図4は、テレビジョン放送装置1か
ら放送されるデータについて説明するための図であり、
放送データに含まれるデータが各チャンネルごとに示さ
れている。各チャンネルCH1,CH2,CH3,...
の放送コンテンツは、それぞれ、映像データDaと音声
データDbと関連データDcとを含んでいる。なお、こ
れらのチャンネルCH1,CH2,CH3,...のデー
タは、単一のテレビジョン放送装置1から全てのチャン
ネル分のデータが送信されてもよいが、それぞれが1ま
たは2以上のチャンネル分のデータを送信する複数のテ
レビジョン放送装置1から送信されてもよい。
【0031】映像データDaおよび音声データDbは、
放送コンテンツそのものを構成するデータであり、一
方、関連データDcは、放送コンテンツに関連するデー
タであり、少なくとも関連データの受信側において所定
の検索対象に関する検索抽出動作を可能にするための文
字データ(キャラクタコードによって表現されたテキス
トデータ)を含んでいる。この関連データDcの情報量
は、対応する関連データ信号S13を、1つのチャンネ
ルの伝送情報として、映像信号S11および音声信号S
12の隙間に重畳することができる程度の情報量であ
る。なお、関連データDcは、所定の限度内の情報量で
あれば、文字以外の画像データあるいは音声データを含
んでいてもよい。
【0032】また、関連データDcは、そのチャンネル
においてその各時点に放送されている放送コンテンツに
関連したデータを含んでいる。たとえば、図5に示すよ
うに、関連データDcは、1つの放送コンテンツである
番組の全体についてのダイジェストデータ、キャスティ
ングデータ、番組データ、IPC(International Prog
ram Code)データなどを文字データとして含む。ここ
で、ダイジェストデータは、或る番組(たとえばドラ
マ)のあらすじなどを記述した要約データであり、キャ
スティングデータは、番組に登場する人物(P1,P
2,P3,...)に関する役名や俳優名を含む配役デー
タであり、番組データは、番組の題名、主題歌、脚本な
どの番組固有の情報を含むデータである。なお、キャス
ティングデータには番組に現れる物や場所の名前等のデ
ータが含まれてもよい。また、IPCデータは、放送コ
ンテンツをドラマ、バラエティ、歌番組などの各カテゴ
リに分類するためのカテゴリ分類データを意味し、具体
的には当該分類を表す記号番号として付与される。IP
Cデータには、放送開始時刻、放送時間、チャンネル等
が含まれていてもよい。また、関連データDcは、キャ
スティングデータに含まれる各人物P1,P2,P
3,...についての生年月日やプロフィールなどを記述
した人物データをさらに含んでいる。なお、ここでは、
各人物P1,P2,P3,...についての人物データを
も関連データDcに含ませて放送しているが、これに限
定されない。人物データは、リアルタイムに変更される
データではないのでこの種のデータは、たとえば、CD
−ROMやDVDなどの可搬性の記録媒体に記録されて
いる情報を読み出したり、あるいは人物情報などの汎用
データベース構築のための専用チャンネルから放送され
る情報を一旦記憶部27に蓄えておきその情報を読み出
すことによって表示させてもよい。
【0033】ここで、関連データは、一つの番組におけ
る各場面(シーン)に対応した関連データを含んでいて
もよい。たとえば、キャスティングデータを場面ごとに
更新して、その場面に登場している人物に関する配役デ
ータとしてもよい。この場合、各場面に登場する人物デ
ータの情報を提供することとなる。つまり、一つの番組
の中で、各場面に対応するさらに詳細な情報を提供する
ことで、受信側での検索の利便性が向上する。
【0034】あるいは、放送コンテンツがCMである場
合には、関連データDcは、そのCM全体についてのダ
イジェストデータ、キャスティングデータなどに加えて
さらにそのCMの商品データや企業データを付加して送
信することも可能である。
【0035】このような関連データDcは、放送コンテ
ンツ制作者によってその放送コンテンツに関連したデー
タとして作成され、各チャンネルごとにそのチャンネル
の放送信号内に含まれて放送される。放送コンテンツに
関するキーワードなどを関連データとして付加して放送
することにより、後述するように、受信側で複数のチャ
ンネルについて同様の関連データを収集することによっ
て、検索用のデータベースをリアルタイムに構築するこ
とができる。したがって、検索のための番組ガイドを別
途製作する必要がない。また、この受信側で構築される
データベースは各放送時点で随時更新することができる
ため、たとえば放送時間の変更等に対しても柔軟に対処
することが可能である。
【0036】また、関連データDcは、他チャンネルの
放送コンテンツに対する関連づけを行うデータ(以下、
「リンクデータ」と称する)を必ずしも要しない。各チ
ャンネルの放送信号内に含まれる関連データは、各時点
に放送されている放送コンテンツに関連したデータを含
んでいるので、上記のリンクデータを用いなくても、受
信側で構築された検索用のデータベースを用いて所定の
検索対象の情報を含む放送コンテンツを検索することが
可能である。ただし、関連データDcにリンクデータを
含むことは何ら問題はない。またそのようなリンクデー
タを含む場合には、各放送時点でそのリンクデータを随
時更新することにより受信側のデータベースを随時最新
の情報に更新することができる。
【0037】図6および図7は、1つのチャンネルにお
ける具体的な通信内容のデータフォーマットの一例を示
す図である。各チャンネルの通信データは、映像データ
Da、音声データDb、関連データDcを有しており、
これらの通信データを通信する方式としては、これらの
各データをデジタル的に多重化して出力する多重通信波
が採用されている。この多重化は多重化回路14におい
て行われ、多重化の方式は、例えば図6に示したように
時間を区切って複数種類のデータDa〜Dcを送信する
時分割多重方式であってもよいし、あるいは図7に示し
たように異なる周波数の複数のデータDa〜Dcを送信
する周波数多重方式であってもよい。また、これらのデ
ータDa〜Dcは、時系列順で送信される単位情報D
1,D2,D3のそれぞれに含まれる。各単位情報D1
は、たとえば、映像信号の各フレームに対応し、所定の
タイミング(たとえば1/60秒または1/30秒)ご
とに通信される。なお、上記は1つのチャンネルについ
ての通信データについて説明したが、複数のチャンネル
分のデータを送信するにあたっては、チャンネル多重化
回路16によってさらに複数のチャンネル分のデータが
デジタル情報として多重化されて送信される。
【0038】関連データDcは、映像データDaの場面
が同一である場合には、同一の内容のデータとなってお
り、各単位情報D1,D2,D3,...において繰り返
し送信される。また、場面が変わると、関連データDc
は、場面に対応する内容に変更されて送信される。な
お、ここでは、関連データDcを常に各フレームごとに
送信する場合を示したが、これに限定されず、映像信号
中の複数のフレームを一単位とした所定の時間間隔ごと
に送信してもよく、あるいは場面が変更されるごとに更
新された関連データDcを送信してもよい。
【0039】<受信装置>次に、テレビジョン受信装置
2について説明する。図2に示すように、テレビジョン
受信装置2は、放送局からのテレビジョン放送を受信す
る装置であり、複数のチャンネルの放送信号を受信する
受信回路21と、複数のチャンネルの中から復調すべき
受信チャンネルを選択するチャンネル選択部22と、選
択された受信チャンネルの放送コンテンツに関するデジ
タルデータを復調する復調回路23とを備える。この復
調回路23は、選択された受信チャンネルの映像信号を
復調する映像信号処理回路24と、選択された受信チャ
ンネルの音声信号を復調する音声信号処理回路25とを
備える。
【0040】また、テレビジョン受信装置2は、関連デ
ータ信号処理回路26と、記憶部27と、記憶部27か
ら所定のデータを抽出する抽出部28と、抽出されたデ
ータと受信チャンネルの映像データとを合成する合成回
路29と、合成された映像を表示する映像表示部30
と、受信チャンネルの音声データを出力する音声出力部
31と、各種制御を行う制御部32と、リモートコント
ローラ33A(以下、「リモコン」と略称する)および
リモコン受信部33Bなどを有する操作入力部33とを
さらに備える。制御部32は、テレビジョン受信装置2
内の各種機能回路部の動作を制御し、操作入力部33
は、リモコン33Aなどの操作により制御部の動作モー
ドの選択や放送コンテンツの検索に関する検索対象の設
定などの操作入力を行う。
【0041】関連データ信号処理回路26は、チャンネ
ル選択部22を介さずに受信回路21に接続されてお
り、複数チャンネルのデータを取り込むようになってい
る。また、関連データ信号処理回路26は、受信回路2
1において受信した複数(少なくとも2以上)のチャン
ネルの放送コンテンツに関連する関連データ信号をデジ
タルの関連データとして復調し、記憶部27は、復調さ
れた関連データを含むデータを記憶する。ここで、記憶
部27に記憶されるデータのうち各チャンネルの放送コ
ンテンツに関連する関連データは原則として随時更新さ
れる。したがって、関連データとして記憶部27に記憶
されているデータは、その時点において放送されている
各チャンネルの放送コンテンツに関連するデジタルデー
タとなっている。また、関連データは、全てのチャンネ
ルについての関連データ信号を関連データとして復調す
ることが好ましい。検索可能範囲となるチャンネル数を
増加させるためである。
【0042】そして、この関連データを所定の検索対象
について検索することにより、対応する放送コンテンツ
およびその放送コンテンツを放送しているチャンネルを
知ることが可能になる。後述するように、このような検
索を行うことにより、特定の検索対象に対応する放送コ
ンテンツを適宜、映像表示部30に表示することができ
る。
【0043】<動作>図8は、本実施形態に係るテレビ
ジョン受信装置2の動作に関するフローチャートであ
る。ここでは、検索対象に対する検索結果のうちの一つ
を手動で選択することにより他のチャンネルへと移行す
る場合(以下、「手動サーフィンモード」と称する)に
ついて説明する。
【0044】ここで、放送局側からは、テレビジョン放
送装置1を用いて、上述した関連データ信号を含む放送
信号が複数のチャンネルについて随時放送されているも
のとする。
【0045】図8のフローチャートのスタート時点にお
いては、図9に示すように当該チャンネルCH1の映像
が映像表示部30(図2)において表示されているもの
とする。ここでは、画面モードは通常モード(当該チャ
ンネルCH1の映像を表示部全体に表示している。)と
なっており、映像表示部30においては通常モード画面
G0が表示されている。なお、このような状態は、操作
者がリモコン33A(図3)などを操作することによ
り、テレビジョン受信装置2の電源をオン状態とし所定
のチャンネルCH1を選択することにより実現される。
【0046】ステップSP10において、操作者は、リ
モコン33Aの操作により、画面モードを関連データ検
索モードに切り換えて、図10のような検索モード画面
G1を表示する。この検索モード画面G1は、全体を複
数の領域に分割して映像表示領域RAと検索対象情報表
示領域RBと検索結果表示領域RCとを有している。
【0047】ここで、映像表示領域RAは、現在の受信
チャンネルの映像を表示する領域であり、矢印状のカー
ソルCが合成回路29によって画面上に合成されて表示
されている。操作者は、リモコン33Aの操作により、
このカーソルCを映像表示領域RA上において移動させ
ることにより、画面上の人物のいずれを検索対象とする
かを選択することができる。ここでは、ステップSP2
0において、上述したカーソルCの移動等により人物A
を選択したものとする。また、画面上のカーソルCの位
置がいずれの人物に対応するかについては、関連データ
として放送装置側から送信されるキャスティングデータ
にさらにその人物が画面上のどの位置に存在するかを示
す位置情報(たとえばXY座標情報)を付加しておき、
その位置情報に基づいて判別するものとする。
【0048】検索対象情報表示領域RBは、上述したカ
ーソルCの移動等により選択された検索対象の概略情報
を表示する領域である。ステップSP20において検索
対象として人物Aが選択されると、この検索対象情報表
示領域RBには、その人物Aに関する情報、たとえば、
生年月日やプロフィールなどが表示される。ここで、こ
の人物Aに関する情報は、リアルタイムで更新されるこ
とのない情報であり、上述したように、放送コンテンツ
に多重化される関連データとして放送されるものを用い
ることができるほか、CD−ROMやDVDなどの可搬
性の記録媒体に記録されている情報を読み出したり、あ
るいは人物情報などの汎用データベース構築のための専
用チャンネルから放送される情報を一旦記憶部27に蓄
えておきその情報を読み出して用いてもよい。
【0049】検索結果表示領域RCは、検索結果として
抽出された他チャンネルで放送されている放送コンテン
ツを列挙して表示する領域である。ステップSP20に
おいて検索対象として人物Aが選択されると、ステップ
SP30において検索対象である人物Aについての検索
を行いその結果が検索結果表示領域RCに表示される。
【0050】検索結果表示領域RCは、CM表示欄と裏
番組表示欄と予約可能番組表示欄とを有しており、CM
表示欄には別チャンネルで放送中のCMが表示され、裏
番組表示欄には別チャンネルで放送中の裏番組が表示さ
れ、予約可能番組表示欄には現在放送されてはいないが
予約可能な番組が表示される。ここでは、別のチャンネ
ルCH6で商品bについてのCMが放送されており、別
のチャンネルCH28で裏番組としてバラエティ番組c
が放送されており、現在は放送されていないが今後チャ
ンネルCH43で歌番組dが放送予定である場合を想定
しており、該当する各放送コンテンツが各欄に表示され
ている。
【0051】なお、この関連データの表示は、ステップ
SP32において操作者が何らかの選択操作を行うまで
常に更新される。記憶部27に記憶される関連データ
は、関連データ信号処理回路26によって復調されて得
られる最新の関連データによって随時更新されるので、
記憶部27には、最新の関連データに基づいてリアルタ
イムに更新されるデータベースが構築されることとな
る。したがって、ステップSP30とステップP32と
により構成されるループにおいて、この最新のデータベ
ースに対する抽出結果が随時更新されて映像表示部30
上の検索結果表示領域RCに表示されることとなる。そ
の後、ステップSP32において他の放送コンテンツな
どの選択動作などが行われると、その内容に応じて、ス
テップSP40〜SP80のいずれかにおける判断によ
り分岐し、対応する処理が行われる。
【0052】操作者は、検索結果表示領域RCに表示さ
れている放送コンテンツのうちの1つをリモコン33A
の操作により選択する。ここでは、ステップSP32に
おいて、チャンネルCH28のバラエティ番組cを選択
した場合について説明する。このとき、ステップSP4
0の判断において、裏番組へ移行する旨の指示操作であ
ることが判別され、ステップSP42において受信チャ
ンネルがチャンネルCH1からチャンネルCH28へと
切り換えられる。その後、ステップSP30に戻って検
索モード画面G1における表示が随時更新される。図1
1は、バラエティ番組を選択した直後の検索モード画面
G1(G1b)を示す図である。ここで、映像表示領域
RAには、チャンネルCH28のバラエティ番組cの映
像データが表示されており、いわゆる裏番組への移行が
行われたことになる。また、このとき、検索対象情報表
示領域RBおよび検索結果表示領域RCには移行前と同
様の情報が表示されている。ただし、検索結果表示領域
RCにおいて表示される内容として、移行前のチャンネ
ルCH1で放送されていたドラマが裏番組として表示さ
れている点で異なっている。
【0053】次に、他チャンネルのCMへの移行につい
て説明する。図11に示すように、検索モード画面G1
bの検索結果表示領域RCには、チャンネルCH6にお
いて商品bのCMが放送されている旨の情報が表示され
ている。そして、操作者は、検索結果表示領域RCに表
示されているこのCMをリモコン33Aの操作により選
択する。このとき、ステップSP32からステップSP
40の判定を通過してステップSP50の判定へと進
み、CMへの移行である旨の判定にしたがって、さらに
ステップSP52へと進む。このステップSP52にお
いて受信チャンネルがチャンネルCH28からチャンネ
ルCH6へと切り換えられてCMを表示する。その後、
ステップSP30に戻って検索モード画面G1における
表示を更新する。
【0054】上記においては、その時点において他チャ
ンネルで放送中の放送コンテンツへの移行について説明
したが、これに限定されず、その後放送される番組に関
して予約を行うこともできる。ただし、そのためには、
リンクデータとして他番組の情報が得られることが必要
である。たとえば、その時点で複数のチャンネルのいず
れかについての関連データにおいて、リンクデータとし
て、人物Aが登場する他の番組が将来のある時刻に放送
される旨の情報が得られる場合には、その情報を利用し
て番組の予約を行うことが可能である。番組の予約は、
その番組の視聴および/または録画を意味する。
【0055】たとえば、予約可能番組として、歌番組d
を予約する場合について説明する。この場合には、操作
者は、検索結果表示領域RCに予約可能番組として表示
されている歌番組dをリモコン33Aの操作により選択
する。このとき、ステップSP40,SP50の判定を
通過して、ステップSP60の判定へと進み、番組予約
である旨の判定にしたがって、さらにステップSP62
へと進む。このステップSP62において視聴の予約で
あるか録画の予約であるかなどの別とともに願組予約を
設定する。その後は、ステップSP30に戻って同様の
動作を行う。
【0056】なお、視聴の予約の場合には、予約した開
始時刻になると、制御部32は、チャンネルをその予約
対象の番組等に対応するチャンネルを受信チャンネルと
して選択する旨の指令をチャンネル選択部22に送出し
てチャンネルを切り換える。これにより、予約視聴が実
現される。一方、予約録画を実現するには、制御部32
は、予約した開始時刻になった時点で、放送コンテンツ
記憶部27A(図2)に放送コンテンツである映像デー
タおよび音声データを記憶を開始させ、予約終了時刻に
なった時点で記憶を終了すればよい。このようにして、
制御部32は、リンクデータに対応する放送コンテンツ
が予約対象として選択された場合に、そのリンクデータ
に基づいて番組予約を行うことが可能である。
【0057】また、検索モード画面G1におけるカーソ
ルCを移動することなどにより検索対象が変更された場
合には、ステップSP70において、ステップSP32
における指示が検索対象の変更である旨が判定され、ス
テップSP20に戻って新たな検索対象が選択される。
その後の動作は、上述の動作と同様である。
【0058】最後に、ステップSP32における指示が
通常モードへの復帰である場合について説明する。この
場合、ステップSP80において関連データ検索モード
を続行しないものとして判定され、通常モードに移行し
て本モード(関連データ検索モード)における処理を終
了する。なお、操作者による明示的な指示により検索モ
ードを終了するのではなく、一定時間操作者による操作
が何ら行われない場合に通常モードに復帰するようにし
てもよい。
【0059】以上のように、各時点における各チャンネ
ルそれぞれの番組等に関連したデータを含む関連データ
Dcを、複数のチャンネルについて受信し、受信した関
連データDcの中から検索対象を検索することにより、
所望の放送コンテンツを抽出し、その抽出された放送コ
ンテンツに対応するチャンネルに切り換えることによ
り、所望の情報を含む放送コンテンツを容易に選択する
ことができる。
【0060】また、上記においては、関連データDc
は、各時点に放送されている放送コンテンツに関連した
データを含んでいるので、受信側で構築された検索用の
データベースを用いて所定の検索対象の情報を含む放送
コンテンツを検索することが可能である。したがって、
送信側でその番組等に関連が深いと思われる他のチャン
ネルの番組等との間をあらかじめ結びつけてリンクさせ
ておく(対応づけておく)必要がない。また、送信側で
関連先の番組等を予測してあらかじめリンク付けを行う
場合に比べ、受信側でデータベース化された関連データ
Dcに基づいて検索を行うことにより、送信側が予測し
ない、または送信側が意図しない番組等を検索すること
も可能となる。
【0061】<自動サーフィンモード>上記において
は、検索結果表示領域RCに表示される検索結果のうち
の一つを手動で選択することにより他のチャンネルへと
移行していたが、これに限定されず、自動的に移動して
もよい。すなわち、チャンネルサーフィンを自動的に行
うことができる。なお、このモードを「自動サーフィン
モード」と称することとする。
【0062】ここでは、自動的に他の放送コンテンツで
ある「CM」に移行する場合について説明する。たとえ
ば、検索対象である人物Aを含むCMが他のチャンネル
で現在放送中である場合において、自動的にそのCMが
放送されているチャンネルに移行する。そのため、抽出
部28(図2)は、検索対象の人物Aに対応する関連デ
ータを抽出し、抽出された関連データに対応するCMが
放送されているチャンネルに切り換える。すなわち制御
部32は、抽出部28からの抽出結果を受けてチャンネ
ル選択部22に対して受信チャンネルを切り換える旨の
指令を送出し、当該指令に基づいてチャンネル選択部2
2が受信チャンネルを切り換える。また、抽出部28
が、検索対象としての人物Aを含むCMを抽出した場
合、受信チャンネルをそのCMが放送されているチャン
ネルに切り換えると共に、当該CMの映像データおよび
音声データを記憶部27の放送コンテンツ記憶部27A
(図2)に記憶させておくことができる。この放送コン
テンツ記憶部27Aは、記憶部27の一部であり、放送
コンテンツ選択手段によって選択された放送コンテンツ
を記憶しておくものとして機能する。
【0063】上記のような動作を繰り返して行うことに
より、検索対象である人物Aに関する複数のCMを収集
することが可能である。このように、特定の検索対象に
関する情報を容易に収集することができる。
【0064】また、2つ以上のCMが同時に放送されて
いる場合には、所定の取り決め、たとえば、チャンネル
番号が小さいチャンネルに移行し、そのCMが終了する
までチャンネルを変更しないなどという取り決めに従っ
て移行することができる。一方、その時点で放送されて
いるCMが1つも存在しない場合、言い換えれば、検索
対象に対応する放送コンテンツが抽出されない場合は、
次に人物Aを含むCMが検索された時点で、そのCMを
放送しているチャンネルに移行する。このようにして、
人物Aを含むCMが放送されると順次にチャンネルを変
更してそのCMを映像表示部30に映し出すことが可能
である。
【0065】あるいは、その時点において検索対象に対
応する放送コンテンツが抽出されない場合において、放
送コンテンツ記憶部27Aに記憶させておいたCMが存
在するときには、そのCMを再生して、映像表示部30
に映し出すようにしてもよい。
【0066】なお、上記においては、「CM」について
自動的に移行する場合について説明したが、「番組」に
ついて自動的に移行する場合も同様である。
【0067】<その他>上記においては、検索モード画
面G1の映像表示領域RA上のカーソルCを用いて検索
対象を特定していたが、これに限定されない。たとえ
ば、図12に示すような検索モード画面G2を用いるこ
ともできる。検索モード画面G2においては、映像表示
領域RA上のカーソルを動かすのではなく、あらかじめ
選択可能な全ての対象(この場合は人物P1〜P3)の
上にあらかじめそれぞれ矢印(A1〜A3)が表示され
ており、これらの複数の矢印A1〜A3の中から任意の
1つを選択することによって検索対象を特定する場合を
示す。なお、この選択は、リモコン33A(図3)のカ
ーソルキーK1〜K4および決定キーK0を操作するこ
となどによって行うことができる。
【0068】あるいは、図13のような検索モード画面
G3を用いて検索対象を特定して選択することもでき
る。検索モード画面G3は、映像表示領域RAおよび検
索結果表示領域RCに加えて、選択可能対象表示領域R
Dを有している。この選択可能対象表示領域RDには、
選択可能な検索対象(人物P1〜P3)が、バーC1〜
C3として列挙されて表示される。操作者はリモコン3
3Aのカーソルキーを操作することなどにより、バーC
1〜C3のうちのいずれかを選択することができる。し
たがって、上記と同様の検索対象の選択動作を行うこと
ができる。
【0069】なお、この場合、画面上のカーソルCの位
置と人物との対応関係を特定する必要がないので、関連
データにはその人物が画面上のどの位置に存在するかを
示す位置情報を付加する必要はない。
【0070】また、上記においては、画面に表示されて
いる中から検索対象を選択していたが、文字等を直接入
力することが可能なリモコンなどを用いて文字を直接入
力することにより選択対象を特定してもよい。
【0071】さらに、上記においては、画面モードが関
連データ検索モードに設定されている間は、映像表示部
30において検索モード画面G1が表示されていた。し
かしながら、図14に示すように、チャンネルが切り換
えられた場合には、映像表示領域RAが主画面表示領域
RMと副画面表示領域RSとを有する画面に自動的に切
り換えるようにしてもよい。なお、この場合には、チャ
ンネル選択部22(図2)において主チャンネルと副チ
ャンネルとの2つのチャンネルを選択し、復調回路23
においてその2つのチャンネルの映像データおよび音声
データを復調する構成となる。
【0072】また、上記実施形態においては、人物を検
索対象として選択する場合を示したが、これに限定され
ない。たとえば、映像データ中に含まれる建造物などを
検索対象とすることもできる。具体的には、図5に示さ
れる関連データDcにおいて、人物データの代わりに建
造物などに関するデータを付加して放送すればよい。
【0073】なお、上記実施形態においては、好適な適
用例として、デジタル式の放送送受信システムについて
説明したが、これに限定されず、アナログ式の放送送受
信システムについて本発明を適用してもよい。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の放送装置によれば、所定のチャンネルのコンテ
ンツ信号に加えて、各時点における当該所定のチャンネ
ルの放送コンテンツに関連したデータを含む関連データ
に基づく関連データ信号を多重化して、所定のチャンネ
ルの放送信号として送信するので、放送受信側における
放送コンテンツ検索のための容易なデータベース構築を
可能にするための情報を提供することができる。
【0075】特に、請求項2に記載の放送装置によれ
ば、関連データは、1つの放送コンテンツである番組の
全体または1つの放送コンテンツであるCMの全体に関
連するデータを含んでいるので、放送コンテンツの検索
のための番組およびCMの情報を提供することができ、
また、請求項3に記載の放送装置によれば、関連データ
は、放送コンテンツ内の各場面に関連するデータを含ん
でいるので、場面ごとの検索を可能にするための情報を
提供することができる。そして、請求項4に記載の放送
装置によれば、関連データは、キャスティングデータを
含むので、人物に関する検索を可能にする情報を提供す
ることができる。さらに、請求項5に記載の放送装置に
よれば、関連データは、他のチャンネルの放送コンテン
ツと関連づけるリンクデータをさらに含んでいるので、
受信側で番組の予約等を可能にするための情報を提供す
ることができ、また、当該情報は、放送コンテンツの放
送と同時に提供されるので最新の情報を提供することが
可能である。
【0076】また、請求項6に記載の放送方法によれ
ば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0077】さらに、請求項7ないし請求項17に記載
の受信装置によれば、受信チャンネルのコンテンツ信号
を復調するとともに、複数のチャンネルについての関連
データ信号を受信し復調して各時点における複数のチャ
ンネルの放送コンテンツに関連したデータを含む関連デ
ータからなるデータベースに基づいて、検索対象に対応
する放送コンテンツを抽出するので、所望の検索対象に
対応する放送コンテンツに関する情報を容易に抽出する
ことができる。
【0078】特に、請求項8に記載の受信装置によれ
ば、受信される関連データは、1つの放送コンテンツで
ある番組の全体または1つの放送コンテンツであるCM
の全体に関連するデータを含んでいるので、検索対象に
関連する番組およびCMを抽出することができる。ま
た、請求項9に記載の受信装置によれば、受信される関
連データは、放送コンテンツの各場面に関連するデータ
を含んでいるので、その時点の場面に当該検索対象の情
報を含む放送コンテンツを抽出することができる。さら
に、請求項10に記載の受信装置によれば、関連データ
は、キャスティングデータを含むので、人物に関する検
索を容易に行うことが可能になる。
【0079】請求項11に記載の受信装置によれば、操
作者は、抽出結果表示手段に列挙して表示された放送コ
ンテンツに関する情報に基づいて、放送コンテンツ選択
手段を用いて、所望の放送コンテンツに対応するチャン
ネルを受信チャンネルとして選択することができるの
で、検索対象に関連する放送コンテンツを手動で選択的
に得ることができる。
【0080】請求項12に記載の受信装置によれば、抽
出された放送コンテンツに関する情報に基づいてひとつ
の放送コンテンツが所定の取り決めに従って自動的に選
択されて、その放送コンテンツに対応するチャンネルが
受信チャンネルとして選択されるので、検索対象に関連
する放送コンテンツを自動的に得ることができる。
【0081】請求項13に記載の受信装置によれば、記
憶部は、放送コンテンツ選択手段によって選択された放
送コンテンツを記憶しておく放送コンテンツ記憶部を有
するので、選択された放送コンテンツに関する情報を容
易に収集することが可能になる。
【0082】請求項14に記載の受信装置によれば、選
択される放送コンテンツはCMであるので、検索対象に
関するCMを容易に収集することが可能になる。
【0083】請求項15に記載の受信装置によれば、記
憶部は、放送コンテンツ選択手段によって選択された放
送コンテンツを記憶しておく放送コンテンツ記憶部を有
しており、検索対象に対応する放送コンテンツに関する
情報が抽出手段によって抽出されないときには、放送コ
ンテンツ記憶部に記憶された放送コンテンツを再生する
ので、抽出手段により検索対象に対応する放送コンテン
ツがない場合であっても、関連する放送コンテンツを得
ることができる。
【0084】請求項16に記載の受信装置によれば、関
連データは、他の放送コンテンツと関連づけるリンクデ
ータをさらに含み、当該リンクデータに基づいて、番組
予約を行うことができる。
【0085】請求項17に記載の受信方法によれば、請
求項7に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテレビジョン放送装置
1の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るテレビジョン受信装置
2の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】リモコン33Aを示す概略構成図である。
【図4】各チャンネルの放送データに含まれるデータを
示す図である。
【図5】関連データDcの具体例を示す図である。
【図6】通信内容のデータフォーマットの一例を示す図
である
【図7】通信内容のデータフォーマットの一例を示す図
である
【図8】テレビジョン受信装置2の動作に関するフロー
チャートである。
【図9】通常モードの画面を示す図である。
【図10】検索モード画面G1を示す図である。
【図11】バラエティ番組を選択した後の検索モード画
面G1(G1b)を示す図である。
【図12】検索モード画面G2を示す図である。
【図13】検索モード画面G3を示す図である。
【図14】主画面表示領域RMと副画面表示領域RSと
を有する映像表示領域RAを示す図である。
【符号の説明】 1 テレビジョン放送装置 2 テレビジョン受信装置 D1 単位情報 Da 映像データ Db 音声データ Dc 関連データ G0 通常モード画面 G1,G1a,G1b,G2,G3 検索モード画面 RA 映像表示領域 RB 検索対象情報表示領域 RC 検索結果表示領域 RD 選択可能対象表示領域 RM 主画面表示領域 RS 副画面表示領域 S11 映像信号 S12 音声信号 S13 関連データ信号 S14 放送信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 和彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 川端 明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C025 CA09 CB09 DA01 5C063 AB03 AB06 AC01 AC05 CA11 EA01 EB01 EB33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各チャンネルごとの放送コンテンツを放
    送する放送装置であって、 所定のチャンネルの放送コンテンツに基づいてコンテン
    ツ信号を発生させるコンテンツ信号処理手段と、 各時点における前記所定のチャンネルの放送コンテンツ
    に関連したデータを含む関連データに基づいて関連デー
    タ信号を発生させる関連データ処理手段と、 前記コンテンツ信号と前記関連データ信号とを前記所定
    のチャンネルの放送信号として多重化する多重化手段
    と、 前記多重化された放送信号を送信する送信手段と、を備
    えることを特徴とする放送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放送装置において、 前記関連データは、1つの放送コンテンツである番組の
    全体または1つの放送コンテンツであるCMの全体に関
    連するデータを含むことを特徴とする放送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の放送装置において、 前記関連データは、前記放送コンテンツ内の各場面に関
    連するデータを含むことを特徴とする放送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の放送装
    置において、 前記関連データは、キャスティングデータを含むことを
    特徴とする放送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の放送装置において、 前記関連データは、他の放送コンテンツと関連づけるリ
    ンクデータをさらに含むことを特徴とする放送装置。
  6. 【請求項6】 各チャンネルごとの放送コンテンツを放
    送する放送方法であって、 所定のチャンネルの放送コンテンツに基づいてコンテン
    ツ信号を発生させるステップと、 各時点における前記所定のチャンネルの放送コンテンツ
    に関連したデータを含む関連データに基づいて関連デー
    タ信号を発生させるステップと、 前記コンテンツ信号と前記関連データ信号とを前記所定
    のチャンネルの放送信号として多重化するステップと、 前記多重化された放送信号を送信するステップと、を含
    むことを特徴とする放送方法。
  7. 【請求項7】 放送コンテンツを受信する受信装置であ
    って、 送信された複数のチャンネルの中から受信チャンネルを
    選択するチャンネル選択部と、 前記選択された受信チャンネルのコンテンツ信号を復調
    するコンテンツ信号処理手段と、 前記複数のチャンネルについての関連データ信号を受信
    して復調し、各時点における前記複数のチャンネルの放
    送コンテンツに関連したデータを含む関連データを生成
    する関連データ処理手段と、 前記関連データをデータベースとして記憶する記憶部
    と、 放送コンテンツ検索に関する検索対象を設定する操作入
    力部と、 前記記憶部の中から前記検索対象を検索して、当該検索
    対象に対応する放送コンテンツに関する情報を抽出する
    抽出手段と、を備えることを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の受信装置において、 前記関連データは、1つの放送コンテンツである番組の
    全体または1つの放送コンテンツであるCMの全体に関
    連するデータを含むことを特徴とする受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の受信装置において、 前記関連データは、前記放送コンテンツの各場面に関連
    するデータを含むことを特徴とする受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の受信
    装置において、 前記関連データは、キャスティングデータを含むことを
    特徴とする受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の受信装置であって、 抽出された前記放送コンテンツに関する情報を列挙して
    表示する抽出結果表示手段と、 前記抽出結果表示手段に列挙された前記放送コンテンツ
    に関する情報に基づいて所望の放送コンテンツを選択す
    る放送コンテンツ選択手段と、をさらに備え、 前記チャンネル選択部は、前記放送コンテンツ選択手段
    により選択された放送コンテンツに対応するチャンネル
    を受信チャンネルとして選択することを特徴とする受信
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の受信装置であって、 抽出された前記放送コンテンツに関する情報に基づいて
    ひとつの放送コンテンツを所定の取り決めに従って自動
    的に選択する放送コンテンツ選択手段、をさらに備え、 前記チャンネル選択部は、前記放送コンテンツ選択手段
    により選択された放送コンテンツに対応するチャンネル
    を受信チャンネルとして選択することを特徴とする受信
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    受信装置であって、 前記記憶部は、前記放送コンテンツ選択手段によって選
    択された放送コンテンツを記憶しておく放送コンテンツ
    記憶部を有することを特徴とする受信装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の受信装置であっ
    て、 前記選択される放送コンテンツはCMであることを特徴
    とする受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の受信装置であっ
    て、 前記記憶部は、前記放送コンテンツ選択手段によって選
    択された放送コンテンツを記憶しておく放送コンテンツ
    記憶部を有し、 前記抽出手段により前記検索対象に対応する放送コンテ
    ンツに関する情報が抽出されないときには、前記放送コ
    ンテンツ記憶部に記憶された放送コンテンツを再生する
    ことを特徴とする受信装置。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載の受信装置におい
    て、 前記関連データは、他の放送コンテンツと関連づけるリ
    ンクデータをさらに含み、 前記受信装置は、 前記放送コンテンツ選択手段によって前記リンクデータ
    に対応する放送コンテンツが選択された場合に、前記リ
    ンクデータに基づいて番組予約を行う制御部、をさらに
    備えることを特徴とする受信装置。
  17. 【請求項17】 複数のチャンネルの放送コンテンツを
    受信する受信方法であって、 受信チャンネルを複数のチャンネルの中から選択するス
    テップと、 前記選択された受信チャンネルのコンテンツ信号を復調
    するステップと、 前記複数のチャンネルについての関連データ信号を復調
    して、各時点における前記複数のチャンネルの放送コン
    テンツに関連したデータを含む関連データを生成するス
    テップと、 前記関連データを記憶部に記憶するステップと、 放送コンテンツ検索に関する検索対象を設定入力部に設
    定するステップと、 前記記憶部の中から前記検索対象を検索して、当該検索
    対象に対応する放送コンテンツを抽出するステップと、
    を含むことを特徴とする受信方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003143558A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Funai Electric Co Ltd ダイジェスト番組作成支援方法およびダイジェスト番組作成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003143558A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Funai Electric Co Ltd ダイジェスト番組作成支援方法およびダイジェスト番組作成装置

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