JP2001035829A - 基板の滑りを回避するローラ - Google Patents

基板の滑りを回避するローラ

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流体タンク内の半導体基板を回転させる改善
されたローラ・アッセンブリを提供すること。 【解決手段】 ローラ・アッセンブリ11aは、2つの
対向面を含む溝13を備える。ローラ・アッセンブリ
は、溝に沿って配置された摩擦面か、または溝に結合さ
れたOリングのいずれかを備える。摩擦面は、溝の対向
面沿いに一定の間隔で設けられた複数の穴17を備えて
よく、この場合、穴の各々は2つの対向面の中に延びる
ようなサイズにできる。または、摩擦面は、溝の対向面
沿いに配置されたビード・ブラストまたは粒状加工され
た面であってよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は薄円盤の回転に関
する。より詳しくは、本発明は流体タンク内の半導体基
板を回転させる改善されたローラに関する。
【0002】(発明の背景)流体タンク内に沈められた
半導体からパーティクルを洗浄除去するための従来の方
法は、メガソニック洗浄として知られている。メガソニ
ック洗浄の間、トランスデューサは圧縮状態と伸張状態
の間を1MHzに近い速度で振動する。トランスデュー
サにより出力されるメガソニック振動は、タンク内に含
まれる流体に伝えられ、流体に圧力振動を生じさせる。
流体圧力が正負間を振動するにつれ、負圧の間は流体に
空洞または泡が形成され、正圧の間は崩壊または萎縮が
形成される。この泡振動がウェーハの表面を穏やかに洗
浄する。
【0003】実際には、メガソニック洗浄機には多くの
制限があることが知られている。例えば、ウェーハの表
面をわたり付与される洗浄エネルギーの強度は、トラン
スデューサからの距離が増すにつれて頻繁に減少する。
このエネルギー勾配のために、ウェーハの全面にわたり
均一な洗浄を成し遂げるためにウェーハを回転させるこ
とが必要になる。
【0004】従来、回転をさせるために、ウェーハは一
対のローラ上に配置されていた。ここで各ローラは、メ
ガソニック・タンクの壁を介して延伸する軸に搭載され
る。メガソニック・タンクの外側で各シャフトがモータ
に結合される。モータは付勢されると、シャフトとシャ
フトに取り付けられたローラを回転させる。ローラが回
転するにつれ、ローラ上に配置されるウェーハも回転す
る。
【0005】このローラ・アッセンブリは、ウェーハの
全面にわたり均一なウェーハ洗浄を促進するが、いくつ
かの欠点があることが知られている。例えば、特別の課
題により、ウェーハの滑らかで連続した回転が維持され
てきた。実際には、ウェーハは定期的に溝に沿って滑る
ので、ウェーハの回転は一時的に減速または停止する。
この回転の変化は、(例えば、所定の処理時間後に所望
の方向配置にウェーハを置くために、安定したウェーハ
の回転に依存するシステムにおいて、)ウェーハの表面
にわたる洗浄または処理のムラを生じさせ、ウェーハを
汚染しまたは処理を阻む可能性があり、または結果とし
て回転終了時にウェーハの方向配置を誤らせるおそれが
ある。
【0006】従って、基板との十分な接触を維持し、基
板とローラ間の相対運動または滑りを回避するローラに
対する要求が存在する。このようなローラは、コストや
複雑性をシステムに付加しないように、製造が容易であ
ることが好ましい。
【0007】(発明の概要)本発明は、ウェーハに接触
する溝内に摩擦面を備えるローラを提供する。摩擦面
は、ウェーハの滑りを防止でき、このことは好適実施例
においてウェーハとローラの接触面積を増やすことなく
行われる。ある態様においては、ウェーハは滑らかな表
面によって、ではなく溝内の摩擦箇所によって接触され
るので、本発明はウェーハの接触を最小にする。更に、
取り込まれた流体は潤滑剤として作用し、またはウェー
ハとローラの間のハイドロプレーニング現象を生じさせ
るおそれがあるが、摩擦箇所は流体がウェーハとローラ
の間に取り込まれる確率を減らす。
【0008】本発明の第1態様において、ウェーハに接
触するローラの表面(即ち、溝の底および/または溝の
低部側壁)は、開けられた又は中に形成された複数の穴
を備える。ウェーハはローラに、2つの対向面(例えば
「V」字または「U」字形の溝)を介して接触すること
が好ましい。この場合、穴は、これらの対向面沿いに一
定の間隔で開けられるか、またはローラの内径沿いに開
けられ、かつウェーハ端部に接触する2つの対向面の中
に延びるようなサイズにできる。この実施例は製造を安
価に行うことができ、かつ流体を、接触する摩擦箇所
(例えば、穴の端部)から穴の中央に移すことができ
る。このようにして、摩擦接触を最大にしながら面接触
を最小にすることができる。
【0009】本発明の別の態様は、ウェーハ接触面をビ
ード・ブラストまたは粒状加工することを備える。本発
明の更に別の態様は、ローラのウェーハ接触面沿いに1
以上のOリングを置くことを備える。Oリングは、原料
に関する当業者には明らかなように、ウェーハを把持す
るように十分な摩擦力または十分な弾性を有し、しかも
パーティクルの生成を生じさせることなく、かつ処理条
件(熱、化学薬品など)に曝す間に直ちに劣化すること
なく良好な耐久性を有し得るような、原料(例えばPE
EK樹脂)から構成できる。本発明の1態様は、ローラ
の内径(ウェーハの外端部に接する面)に沿って2つの
Oリングを置く。これらのOリングは、ウェーハの端部
が間に挿入されるように配置される。
【0010】本発明の他の特徴および利点は、以下の好
適実施例の詳細な説明、添付の請求項および添付図面か
ら、より十分に明らかになる。
【0011】(好適実施例の詳細な説明)発明のローラ
・アッセンブリが提供される。発明のローラ・アッセン
ブリは、例えば、(図示の)V字形、(図示しない)U
字形、または他の類似の形状を有する溝を備える。溝
は、従来技術において知られるように、その端部により
ウェーハを支持するよう適合された2つの対向面を含
む。発明のローラ・アッセンブリは更に、溝の対向面沿
いにおよび/または溝の底部沿いに配置された摩擦面、
または溝の底部沿いに配置されたOリングを備える。摩
擦面は、溝の対向面沿いに一定の間隔で設けられた複数
の穴を備えてよく、この場合、穴の各々は2つの対向面
の両方の中に延びるようなサイズにできる。または、摩
擦面は、溝のウェーハ接触面沿いに配置されたビード・
ブラストまたは粒状加工された面であってよい。
【0012】図1Aは、発明のローラ・アッセンブリ
の、第1実施例11aの側面図である。発明のローラ・
アッセンブリ11aは、2つの対向面15a、15bを
有する溝13を備える。発明のローラ・アッセンブリ1
1aは、溝13の対向面15a、15b沿いに一定の間
隔で配置された複数の穴17a、17bも備える。
【0013】図1Bは、図1Aの溝13の詳細図であ
る。半導体ウェーハWが示され、以下の特定の部分につ
いて、即ち、半導体ウェーハWの側端部A、側部Bおよ
び外端部Cについて説明される。図1Bに示すように側
端部A全体に沿って、または側端部Aと側部Bに沿っ
て、または側端部Aと底端部Cに沿って半導体ウェーハ
Wが溝13に接触するように、溝13は構成されてい
る。
【0014】溝13の対向面15a、15b沿いの摩擦
面は、ウェーハの滑りを減らし、かつ流体(例えば、洗
浄システムにより用いられる流体)がウェーハWと発明
のローラ・アッセンブリ11aの間に取り込まれる確率
を減らす。もしそうでなければ、図1によると、取り込
まれた流体は潤滑剤として作用し、さらに/またはウェ
ーハWと従来のローラ・アッセンブリの間のハイドロプ
レーニング現象を生じさせる。更に、ウェーハWは、対
向面15a、15bの連続した(例えば滑らかな)部分
によってではなく摩擦面に接触させられるので、発明の
ローラ・アッセンブリの摩擦面は、ウェーハWと対向面
15a、15bの接触を減らす。従って、減少した接触
により、結果としてこのような接触に関連して生成され
るパーティクルを減らすことができる。
【0015】図1Cは、発明のローラ・アッセンブリ
の、第2実施例11bの側面図である。発明のローラ・
アッセンブリ11bは、摩擦面を有する溝13を備えて
おり、摩擦面は複数の穴19を備える。穴の各々は、一
定の間隔で、2つの対向面の中に延びるようなサイズに
されている。複数の穴19は、溝13の全周に沿って一
定の間隔で配置される。側端部A全体に沿って、または
側端部Aと側部Bに沿って、または側端部Aと底端部C
に沿って半導体ウェーハWが溝13に接触するように、
溝13は構成されている。
【0016】発明のローラ・アッセンブリ11aの複数
の穴17a、17b、および発明のローラ・アッセンブ
リ11bの複数の穴19により各ローラ・アッセンブリ
の表面積が増加し、これにより、後に図6を参照して説
明するように、発明のローラ・アッセンブリ11a、1
1bの冷却速度を高めることができる。なお、穴の各々
17a、17bおよび19は、それぞれローラの回転軸
に対し、ほぼ直角に延伸する。
【0017】図2A〜図2Dに、本発明の第3実施例1
1cを示す。ここで、複数の穴Hは、2つの対向面15
a、15bが相接する箇所Pを通って直角に延伸する
(即ち、穴の各々は、ローラの回転軸に平行に延伸す
る)。図2Aは側面図、図2Bは図2AのB−B線に沿
った正面断面図、図2Cは図2BのC−C線に沿った側
面断面図、図2Dは正面図である。図2Cを参照すると
最も良く理解されるように、穴Hは最小の2つの面15
a、15bが相接する箇所Pを通って延伸するので、ウ
ェーハの外端に接触する面Sは波形になる。穴Hの直径
寸法は一例として0.22インチであり、面15a、1
5b間の角度は、一例として60度である。
【0018】図3Aは、図2A〜図2Dに示されるもの
よりも小さい穴Hを有する、発明のローラ・アッセンブ
リの第3実施例の側面図である。図3Bは図3AのB−
B線に沿った正面断面図、図3Cは図3Aのローラ・ア
ッセンブリの側面斜視図、図3Dは図3Aのローラ・ア
ッセンブリの正面図である。穴Hの直径寸法は、一例と
して0.08インチであり、面15a、15b間の角度
は、一例として60度である。
【0019】図4は、発明のローラ・アッセンブリの、
第4実施例11dの側面図である。発明のローラ・アッ
センブリ11dは、溝13の対向面15a、15bに沿
って配置される、ビード・ブラストまたは粒状加工され
た(以下、粗面151と呼ぶ)摩擦面を有する溝13を
備える。粗面151は、従来当業者には知られるような
ビード・ブラストまたは粒状加工方法により形成され
る。側端部A全体に沿って、または側端部Aと側部Bに
沿って、または側端部Aと底端部Cに沿って半導体ウェ
ーハWが溝13に接触するように、溝13は構成されて
いる。
【0020】発明のローラ・アッセンブリ11a〜11
dの作動にあたり、(図1Bに示す)端部、側部B、お
よび底端部Cを有し得るウェーハWが溝13に置かれ
る。ウェーハWの端部(例えば、側端部Aおよび外端部
B)は溝13に接触する。発明のローラ・アッセンブリ
11a〜11dが回転軸に沿って回転するにつれ、溝1
3の対向面15a、15bに沿って配置される摩擦面が
ウェーハWに接触し、ウェーハWを回転させる。摩擦面
を介して、発明のローラ・アッセンブリ11a〜11d
は、ウェーハWとの十分な接触を保持し、これにより、
ウェーハWが溝13に沿って滑るのを防止できる。従っ
て、発明のローラ・アッセンブリ11a〜11dは、ウ
ェーハWの滑らかで連続した回転を提供できる。
【0021】図5Aは、発明のローラ・アッセンブリ
の、第5実施例11eの側面断面図である。発明のロー
ラ・アッセンブリ11dは、溝13の中に配置された第
1のOリング23を有し、かつローラ・アッセンブリ1
1dの周囲にわたる溝を備える。
【0022】第1のOリング23は溝13の周囲にわた
り、溝13は半導体ウェーハWの端部Cが第1のOリン
グに接触するようなサイズにされている。溝13の対向
面15a、15bは、ウェーハWのぐらつきを制限する
ように配置できる。
【0023】第1のOリング23は、ウェーハWを把持
するように十分な摩擦力または十分な弾性を有する、柔
軟かつ粘性のある原料(例えば、ウェーハWに加えられ
る任意の化学薬品に適合する低硬度ゴムなど)にから構
成できる。原料に関する当業者には明らかなように、パ
ーティクルの生成を生じさせないように、かつ処理条件
(熱、化学薬品など)に曝す間に容易に劣化しないよう
に、この原料は耐久性を有する。このような原料には、
DuPont Dow Elastomers 製のKalrezと、International
Fuel 製の Aiges が含まれる。
【0024】一態様において、第1のOリング23は、
ウェーハWの端部Cの幅よりも広い幅を有する。溝13
へのOリング23の配置を容易にするために、ローラ・
アッセンブリ11eは、図5Aに示すように、2つの部
品から構成してもよい。
【0025】発明のローラ・アッセンブリ11dの作動
にあたり、側端部A、側部B、および底端部Cを有する
ウェーハWは、第1のOリング23が結合された溝13
に配置される。発明のローラ・アッセンブリ11dがそ
の回転軸の周囲を回転するにつれ、ウェーハWの端部C
は、柔軟で粘性のある原料より構成できる第1のOリン
グ23に接触する。ウェーハWの端部Cを把持するよう
に、柔軟で粘性のある原料は十分な摩擦力を有するの
で、それにより、第1のOリング23の柔軟で粘性のあ
る原料は、ウェーハWの端部Cの滑りを防ぐことができ
る。従って、発明のローラ・アッセンブリ11dは、ウ
ェーハWの滑らかで連続した回転を提供できる。
【0026】図5Bは、発明のローラ・アッセンブリ
の、第6実施例11fの側面断面図である。発明のロー
ラ・アッセンブリ11fは、図5Aの構成物に、溝13
に結合された第2のOリング31を加えて構成される。
第2のOリング31は、第1のOリング23と同一の原
料から構成してよい。第1のOリング23と第2のOリ
ング31は溝13の周囲に延伸でき、かつ半導体ウェー
ハWの端部が第1のOリング23と第2のOリング31
の両方に接触するように配置され、実際には、両方のリ
ングの間に挿入できる。
【0027】発明のローラ・アッセンブリ11fの作動
にあたり、ウェーハWは、第1のOリング23と第2の
Oリング31を結合された溝13に配置される。発明の
ローラ・アッセンブリ11fがその回転軸沿いに回転す
るにつれ、ウェーハWの端部Cは、第1のOリング23
と第2のOリング31と接触する。第1のOリング23
と第2のOリング31は、柔軟で粘性のある原料より構
成してよい。Oリングの材料はウェーハWの端部Cを
「把持する」ので、発明のローラ・アッセンブリ11e
は、ウェーハWの端部Cとの十分な接触を保持できる。
これによりOリング原料は、ウェーハWの端部Cが第1
のOリング23と第2のOリング31に沿って滑るのを
防止する。従って、発明のローラ・アッセンブリ11e
は、ウェーハWの滑らかで連続した回転を可能にする。
【0028】図5Cに示すように、トランスデューサ
(図6参照)により出力されるエネルギーとの接触によ
り生じ得る損傷からOリング23、31を防護するため
に、シールドSは、発明のローラ・アッセンブリをトラ
ンスデューサのエネルギーから遮蔽するように(または
少なくともOリングを遮蔽するように)配置される。シ
ールドSは、図示のようにローラ・アッセンブリの固定
ハウジング部に搭載される。
【0029】図6は、発明のローラ・アッセンブリ11
のいずれかの実施例を用いるメガソニック・タンク35
の正面図である。メガソニック・タンク35は、イオン
除去水などの洗浄液を含むよう適合されたタンク37
(例えばプラスチック・タンク)を備える。メガソニッ
ク・タンク35は、また、その底部に沿って配置された
トランスデューサ39を備える。トランスデューサはメ
ガソニック速度で振動し、泡を洗浄液内に形成するよう
にされている。トランスデューサ39の長さは、トラン
スデューサ39により洗浄されるウェーハWの直径と同
一でよい。トランスデューサ39の上部には、発明の第
1ローラ・アッセンブリ11および発明の第2ローラ・
アッセンブリ11が配置され、トランスデューサ39に
沿ってウェーハWを垂直に支持する。1998年11月
11日に出願された米国特許出願連番第09/191,
057号に記載されるようにメガソニック・タンク35
を構成するのが好ましい。この出願の開示は全て、ここ
に参照として内包されている。
【0030】作動にあたり、メガソニック・タンク35
には洗浄液が充填される。ウェーハWはメガソニック・
タンク35の中に置かれ、発明のローラ・アッセンブリ
11により支持される。トランスデューサ39がメガソ
ニック速度で振動して、洗浄液内に泡を形成する。泡
が、従来技術で知られるように、ウェーハWの表面を洗
浄する(即ち、トランスデューサ39が洗浄エネルギー
を出力する)。トランスデューサ39により出力される
洗浄エネルギーはウェーハWの表面全体に伝わり、ウェ
ーハWの表面を洗浄する。洗浄の間、発明のローラ11
が付勢され回転し、ローラ11により支持されるウェー
ハWを回転させる。このようにして、ウェーハWの表面
全体が洗浄される。
【0031】トランスデューサ39は振動の間に熱を生
成し、次に洗浄液と発明のローラ・アッセンブリ11を
加熱するので、メガソニック・タンク35は通常高温で
動作する。前述のように、発明のローラ・アッセンブリ
11aの複数の穴17a、17b、および発明のローラ
・アッセンブリ11bの複数の穴19により、ローラ・
アッセンブリの表面積が増加する。従って、増加した表
面積が、結果として発明のローラ・アッセンブリ11
a、11bの冷却速度を上昇させることができる。従っ
て、上昇された冷却速度によって発明のローラ・アッセ
ンブリ11a、11bの過熱を防ぎ、加熱によって損傷
を受けたり、または基板を傷めることがないようにでき
る。
【0032】発明のローラ11に対し与えられた寸法
は、好適実施例を説明するよう意図されており、本発明
の範囲を制限するものではない。これらの寸法はいずれ
もウェーハの寸法および厚さ次第で変化してよく、これ
らの寸法は本発明の目的に適うよう調整できることは理
解されるべきである。
【0033】上記の説明は本発明の好適実施例のみを開
示しており、本発明の範囲内にある、上に開示された装
置および方法の変更は、当業者には即座に明らかになろ
う。例えば、本発明は垂直配置で説明されたが、本発明
は任意の方向配置(例えば、水平など)で用いることが
でき、かつここに説明された例示のタンク以外の、流体
を充填されたタンク内において用いることができる。実
際に、発明のローラ11は、基板の回転を必要とするシ
ステムか、またはスクラバ洗浄機などのローラと基板の
間の増加した摩擦から利益を得るいずれのシステム内で
も好都合に用いることができる。例示のスクラバ洗浄機
は、1999年6月1日に出願された米国特許仮出願連
番第60/136,912号(AMAT:アプライド
マテリアルズ社内番号3677号)に開示されており、
開示の全体はここに参照として内包されている。更に、
本発明は、用いられる特定の処理に関わらず、任意の円
盤状基板(パターニングされた、またはパターニングさ
れていないウェーハ、ガラス基板、液晶表示(LCD)
基板など)の回転に一般に関わる。
【0034】Oリング23、31を備える発明のローラ
・アッセンブリは、各対向面沿いに配置された複数の穴
17a、17bか、または2つの対向面の間にわたり対
向面の表面積を増加させる複数の穴19も備えることが
できる。従って、増加した面積により、発明のローラ・
アッセンブリ11dの冷却速度を上昇させることができ
る。2つのOリングの実施例においては、Oリング自身
がウェーハの接触を最小にするように、Oリングの端部
沿いに斜角をつけることができる。同様に、単一のOリ
ングの実施例においては、溝がOリングの中央領域に沿
って機械加工または形成されて、ウェーハの接触を最小
にする。
【0035】従って、本発明を好適実施例と関連づけて
開示してきたが、本発明の精神および範囲内にある他の
実施例も、添付の請求項により明らかにされるように可
能であることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、発明のローラ・アッセンブリの第
1実施例の側面図である。
【図1B】図1Bは、図1Aの溝の詳細図である。
【図1C】図1Cは、発明のローラ・アッセンブリの第
2実施例の側面図である。
【図2A】図2Aは、発明のローラ・アッセンブリの第
3実施例の側面図である。
【図2B】図2Bは、B−B線に沿った図2Aのローラ
・アッセンブリの正面断面図である。
【図2C】図2Cは、C−C線に沿った図2Bのローラ
・アッセンブリの側面断面図である。
【図2D】図2Dは、図2Aのローラ・アッセンブリの
正面図である。
【図3A】図3Aは、図2A〜Dに示される穴よりも小
さい穴を有する、発明のローラ・アッセンブリの第3実
施例の側面図である。
【図3B】図3Bは、図3Aのローラ・アッセンブリの
B−B線に沿った正面断面図である。
【図3C】図3Bは、図3Aのローラ・アッセンブリの
側面斜視図である。
【図3D】図3Dは、図3Aのローラ・アッセンブリの
正面図である。
【図4】図4は、発明のローラ・アッセンブリの第4実
施例の側面図である。
【図5A】図5Aは、発明のローラ・アッセンブリの第
5実施例の側面断面図である。
【図5B】図5Bは、発明のローラ・アッセンブリの第
6実施例の側面断面図である。
【図5C】図5Cは、防護シールドを含む、図5Aの発
明のローラ・アッセンブリの側面断面図である。
【図6】図6は、発明のローラ・アッセンブリのいずれ
かの実施例を用いるメガソニック・タンク35の正面図
である。
【符号の説明】
11a…ローラアッセンブリ(第1実施例)、11b…
ローラアッセンブリ(第2実施例)11c…ローラアッ
センブリ(第3実施例)11d…ローラアッセンブリ
(第4実施例)、11f…ローラアッセンブリ、13…
溝、15a、15b…対向面、17a、17b…穴、1
9…穴、23…第1のOリング、31…第2のOリン
グ、35…メガソニック・タンク、39…トランスデュ
ーサ、A…側端部、B…側部、C…端部、S…シール
ド、W…ウエーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン ジェイ. ブラウン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, パロ アルト, コロラド アヴェニュー 211 (72)発明者 マイケル エヌ. シュガーマン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン フランシスコ, ベルヴデール ス トリート 134 (72)発明者 マコト イナガワ アメリカ合衆国, カリフォルニア州, パロ アルト, マタデロ アヴェニュー 738 (72)発明者 ダニエル ディ. ラマール アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サンタ クルーズ, ローレント ストリ ート 138 (72)発明者 アレキサンダー ラーナー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サン ノゼ, ペッブルウッド コート 6661

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄円盤を回転させるよう適合されたロー
    ラであって、 薄円盤の端部に接触するよう適合された少なくとも2つ
    の表面を有する溝と、 前記2つの表面に沿って配置された複数の穴と、を備え
    る、ローラ。
  2. 【請求項2】 前記穴の各々が、少なくとも2つの表面
    が相接する箇所を介して延伸し、それにより、ウェーハ
    の外端部に接するよう適合された波形表面を形成する、
    請求項1に記載のローラ。
  3. 【請求項3】 前記穴の各々が、前記少なくとも2つの
    表面が相接する箇所に対し平行に延伸する、請求項1に
    記載のローラ。
  4. 【請求項4】 前記穴の各々が、前記2つの表面の各々
    の中に延びるようなサイズにされている、請求項3に記
    載のローラ。
  5. 【請求項5】 前記穴の各々が、前記少なくとも2つの
    表面が相接する箇所に対し直角に延伸する、請求項1に
    記載のローラ。
  6. 【請求項6】 前記穴の各々が、前記少なくとも2つの
    表面が相接する箇所に対し平行に延伸し、かつ前記穴の
    各々が、前記2つの表面の各々の中に延びるようなサイ
    ズにされている、請求項2に記載のローラ。
  7. 【請求項7】 前記穴の各々が、前記少なくとも2つの
    表面が相接する箇所に対し直角に延伸する、請求項2に
    記載のローラ。
  8. 【請求項8】 薄円盤を回転させるよう適合されたロー
    ラであって、薄円盤の端部に接触するよう適合されたビ
    ード・ブラストされた表面を有する溝を備える、ロー
    ラ。
  9. 【請求項9】 薄円盤を回転させるよう適合されたロー
    ラであって、薄円盤の端部に接触するよう適合された粒
    状加工された表面を有する溝を備える、ローラ。
  10. 【請求項10】 薄円盤を回転させるよう適合されたロ
    ーラであって、薄円盤の端部に接触するよう適合された
    表面を有する溝と、前記表面に結合された少なくとも第
    1のOリングと、を備える、ローラ。
  11. 【請求項11】 前記ローラが、前記薄円盤の端部が第
    1のOリングと第2のOリングの間に挿入されるように
    前記表面に結合された第2のOリングを更に備える、請
    求項6に記載の装置。
  12. 【請求項12】 ローラの表面には穴が開けられてお
    り、薄円盤の端部に接触するように適合された表面を有
    する該ローラを設け、 薄円盤の端部を前記穴に接触するように置き、 前記薄円盤がローラにより回転するように前記ローラを
    回転させる、薄円盤を洗浄する方法。
  13. 【請求項13】 ローラの表面には穴が開けられてお
    り、前記穴の各々は2つの表面の各々の中に延びるよう
    なサイズにされている、薄円盤の端部に接触するように
    適合された表面を有するローラを設け、 薄円盤の端部を前記穴に接触するように置き、 前記薄円盤がローラにより回転するように前記ローラを
    回転させる、薄円盤を洗浄する方法。
  14. 【請求項14】 ローラの表面には穴が開けられてお
    り、前記穴の各々は少なくとも2つの表面が相接する箇
    所に対し直角に延伸する、薄円盤の端部に接触するよう
    に適合された表面を有するローラを設け、 薄円盤の端部を前記穴に接触するように置き、 前記薄円盤がローラにより回転するように前記ローラを
    回転させる、薄円盤を洗浄する方法。
  15. 【請求項15】 ローラの表面には穴が開けられてお
    り、前記穴の各々は前記2つの表面の中に延びるような
    サイズにされている、薄円盤の端部に接触するように適
    合された表面を有するローラを設け、 薄円盤の端部を前記穴に接触するように置き、 前記薄円盤がローラにより回転するように前記ローラを
    回転させる、薄円盤を洗浄する方法。
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