JP2001035144A - ディスクドライブ - Google Patents

ディスクドライブ

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JP2001035144A
JP2001035144A JP11205859A JP20585999A JP2001035144A JP 2001035144 A JP2001035144 A JP 2001035144A JP 11205859 A JP11205859 A JP 11205859A JP 20585999 A JP20585999 A JP 20585999A JP 2001035144 A JP2001035144 A JP 2001035144A
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尚生 大谷
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昭洋 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドローワに搭載された光学ピックアップの出
力信号が信号処理基板との間で劣化したり、ノイズが飛
び込むことを極力防止すること。 【解決手段】 スピンドルモータ11及び光学ピックア
ップ15が搭載されたドローワ6の下部にそのスピンド
ルモータ11の駆動回路及び光学ピックアップ15の信
号処理回路がマウントされたメイン基板30を取り付け
て、これらスピンドルモータ11及び光学ピックアップ
15をフレキシブルプリント基板152、153によっ
て最短距離で接続し、そのメイン基板30とインターフ
ェース基板86との間をフレキシブルプリント基板88
で接続したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、薄型、小
型な光ディスクドライブに適用するのに最適なディスク
ドライブであって、特に、ドローワやトレイ等のディス
ク移送部材によってディスク状記録媒体をドライブ本体
に対して出し入れするようにしたディスクドライブの技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、図34に示すような外径形状でI
BM株式会社が意匠登録した光ディスクドライブ201
がデファクトスタンダードとなっている。この光ディス
クドライブ201はCD−ROM等の光ディスク202
を用い、ノート型パーソナルコンピュータ等に搭載でき
るように薄型化したもの(但し、近年一層の薄型化が進
んでいる)であり、ドライブ本体203から出し入れさ
れるディスク移送部材であるドローワ(若しくは、トレ
ーと称される)204を有し、光ディスク202をその
ドローワ204上に載置してドライブ本体203内に出
し入れするようにしたものである。なお、ドローワ20
4の幅を光ディスク202の直径の約2/3程度に小さ
くすると共に、ドライブ本体203の一側部のほぼ下半
部分に沿っドローワ204の出し入れ方向と平行な切欠
き205を形成して、ドローワ204がドライブ本体2
03から引き出された時の省スペース化とドライブ本体
203の小型化が図られている。
【0003】そして、ドローワ204上にはスピンドル
モータ206及びその上端に一体に形成されたディスク
テーブル207と、光ディスク202の記録及び/又は
再生手段である光学ピックアップ208が搭載されてい
て、光学ピックアップ208は対物レンズ209をスレ
ッド210によって光ディスク202の内外周方向に移
送するように構成されている。そして、光ディスク20
2をドローワ204のディスクテーブル207上にセル
フチャッキング機構によって脱着可能な状態に直接装着
して、その光ディスク202をドローワ204の光学ピ
ックアップ208の対物レンズ209の上部に近接させ
る。そして、そのドローワ204によってによって光デ
ィスク20をディスク本体203内に挿入した後、スピ
ンドルモータ206によって光ディスク202を高速で
回転駆動し、光学ピックアップ208の対物レンズ20
9をスレッド210によって光ディスク202の内外周
方向にシークしながら光ディスク202のデータの再生
を行うようになされている。
【0004】現在のこのような薄型の光ディスクドライ
ブ201は12.7mmHeightを主流にとして、
日本や韓国等のメーカで月産で約100万台余りが生産
されている。そして、現在のこのような薄型の光ディス
クドライブ201では、殆どの場合、光学ピックアップ
208の信号処理回路がマウントされた信号処理基板と
外部インターフェース211がマウントされたインター
フェース基板を兼用している大型のメイン基板212を
ドライブ本体203内の後端部(ドローワ204の引き
出し側とは反対の側)に取り付けている。そして、スピ
ンドルモータ206の下部に取り付けられていて、スピ
ンドルモータ206のスピンドルの軸受及びステータコ
イル等がマウントされているモータ基板213を光学ピ
ックアップ208の中継基板に利用して、光学ピックア
ップ208のスレッド210とモータ基板213との間
を幅が小さく長さが約10cmの短いフレキシブルプリ
ント基板214で接続し、そのモータ基板213とメイ
ン基板212との間を幅が大きく長さが約20cmの長
いフレキシブルプリント基板215でほぼu字状に接続
して、スレッド210のシーク時のスライドストローク
をその長いフレキシブルプリント基板215で吸収する
ようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から公知
であるように、フレキシブルプリント基板等で微弱な電
気信号を伝送する場合には、そのフレキシブルプリント
基板の長さに比例してインピーダンスが必ず増えてしま
い、信号の劣化やノイズの飛び込みが多くなることが知
られている。従って、現在のこのような薄型の光ディス
クドライブ201のように、光学ピックアップ208と
メイン基板212との間をモータ基板213を中継し
て、総延長30cm以上の長いフレキシブルプリント基
板214、215によって接続している構造では、光学
ピックアップ208の微弱な出力信号の劣化が必ず発生
する。しかも、スピンドルモータ206が光学ピックア
ップ208に近接された位置で高速回転されることか
ら、そのスピンドルモータ206の高速回転によって発
生するノイズが光学ピックアップ208の出力信号中に
飛び込み易い。そして、特に、今後開発されるデータの
記録(書き込み)及び/又は再生(読み取り)の両方を
可能にした光ディスクドライブのように、例えば、CD
−R、CD−RW、DVD−RW等のディスクフォーマ
ット上の高密度化が進む後継フォーマットでは、特に、
光学ピックアップ208の入出力信号の微弱化が否めな
い状況にあり、書き込み用の生信号がフレキシブルプリ
ント基板214、215上で劣化したり、ノイズの飛び
込み等によって、書き込みエラー等を招くことになり、
信頼性が著しく低いものになる。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、フレキシブルプリント基板によっ
て伝送される光学ピックアップからの微弱な出力信号の
劣化やノイズの飛び込みを極力防止できるようにしたデ
ィスクドライブを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクドライブは、少なくとも記録及び
/又は再生手段からの出力信号を処理する信号処理基板
をディスク移送部材に取り付け、ドライブ本体に取り付
けたインターフェース基板と上記信号処理基板との間を
可撓性を有する接続手段によって電気的に接続したモの
である。
【0008】上記のように構成された本発明のディスク
ドライブは、少なくとも記録及び/又は再生手段からの
出力信号を処理する信号処理基板をディスク移送部材に
取り付けることによって、その記録及び/又は再生手段
と信号処理基板との間を最短距離に設定することができ
て、その記録及び/又は再生手段からの出力信号が信号
処理基板との間で劣化したり、ノイズの飛び込みが発生
することを極力防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
クドライブの実施の形態を図を参照して、以下の順序で
説明する。 (1)・・・ 光ディスクドライブの概要説明 (2)・・・ ドライブ本体内部の概要説明 (3)・・・ スレッド移送機構ユニットの説明 (4)・・・ スキュー調整機構の説明 (5)・・・ ドライブ本体の薄型化の説明 (6)・・・ ドローワに搭載された光学ピックアップ
とドライブ本体のインターフェース基板との間の電気的
な接続構造の説明 (7)・・・ ドローワのロック及びイジェクト機構の
説明 (8)・・・ スレッド等のアース方法の説明 (9)・・・ ドローワのディスク保護部材の説明 (10)・・ ドライブ本体のボトムシャーシとトップ
カバーの組立構造の説明
【0010】(1)・・・ 光ディスクドライブの概要
説明 まず、図1〜図9、図17〜図21によって、光ディス
クドライブの概要について説明する。即ち、本発明のデ
ィスクドライブを含む記録再生装置の一例である光ディ
スクドライブ1は、IBM株式会社によって既に意匠登
録されている薄型、小型の光ディスクドライブとほぼ同
型(但し、近年より一層の薄型化に移行している)に構
成されていて、ディスク状記録媒体としては直径D=1
2cmのCD−ROM(但し、将来的にはCD−R、C
D−RW、DVD−RW等の高密度記録用ディスクへの
移行が予測される)等の光ディスク2を使用して、ノー
ト型パーソナルコンピュータ等に搭載されるものであ
る。
【0011】そして、この光ディスクドライブ1は記録
再生装置本体であるドライブ本体3と、そのドライブ本
体3内から光ディスク2を矢印a、b方向に水平に出し
入れするディスク移送部材である扁平なドローワ6によ
って構成されている。そして、図3〜図7に示すよう
に、ドローワ6をドライブ本体3内に収納させた状態で
の光ディスクドライブ1全体の外形寸法は、幅W1 =約
128mm、奥行きD=約129.1mmに構成さ
れ、ドライブ本体3の厚さ(高さ)T =約12.7
mmに構成されていて、この光ディスクドライブ1は薄
型、小型に構成されている。この際、図1〜図9に示す
ように、ドライブ本体3の外筐は、板金によってプレス
加工されたボトムシャーシ4と、トップカバー5によっ
て扁平な筐形状に構成されていて、そのドライブ本体3
の下部側は幅W2 =約102.6mmの小幅形状部3a
に構成され、上部側は幅W1 =約128mmの大幅形状
部3bに構成されている。そして、これら小幅形状部3
a及び大幅形状部3bの左側面が面一形状に構成される
一方、大幅形状部3bの右側面側が小幅形状部3aの右
側面からW1 −W2 =約25.4mmの食み出し量W3
で右方向に水平状に食み出していて、ドライブ本体3の
前端(矢印b方向の端部)には小幅形状部3a及び大幅
形状部3bに跨ってほぼL形に形成された前面開口3c
が形成されている。従って、このドライブ本体3の右側
面の下部側には幅W3 の切欠き7が形成された形状に構
成されていて、上部側の大幅形状部3bの後端(矢印a
方向の端部)にはほぼ三角形状の切欠き8が形成されて
いる。
【0012】そして、ドローワ6は合成樹脂によって成
形されたドローワ本体6aとフロントパネル6bとで構
成されていて、ドローワ本体6aはドライブ本体3の小
幅形状部3aの幅W2 より少し小さい幅W4 =約98.
5mmの扁平で、水平状の長方形状に構成されている。
そして、フロントパネル6bは幅及び高さ共に、ドライ
ブ本体3の幅W1 及び厚み(高さ)T1 より若干大きい
短冊状に形成されていて、このフロントパネル6bはド
ローワ本体6aの前端に前後方向(矢印a、b方向)に
対して直角状で、かつ、右方向に大きくオフセットされ
た状態にビス止め、ダボ嵌め或いは接着等にて垂直状に
取り付けられている。従って、光ディスク2の直径Dに
対するドライブ本体3の大幅形状部3aの幅W1 と、ド
ローワ6のドローワ本体6aの幅W4 との寸法関係は、
4 <D>W1 に構成されている。そして、ドローワ6
はそのドローワ本体6aによってドライブ本体3の下部
側に配置されている小幅形状部3aの内部に後述するガ
イドレール機構によって矢印a、b方向から水平状に出
し入れすることができるように組み込まれている。
【0013】そして、図1、図9、図17〜図21に示
すように、ドローワ6のドローワ本体6aの上部には、
光ディスク2が装着されるスピンドルモータ11が垂直
状に搭載されていて、そのスピンドルモータ11のロー
タの上端にはディスクテーブル12が水平状に形成さ
れ、更に、そのディスクテーブル12の上端に形成され
ているセンターリングガイド12aの上端外周には3等
分配置のセルフチャッキング機構13が備えられてい
る。また、そのドローワ本体6aにはスピンドルモータ
11に装着された光ディスク2を記録及び/又は再生す
る手段である光学ピックアップ15が搭載されていて、
この光学ピックアップ15にはレーザビームを光ディス
ク2に下方から垂直状に照射、集束させる対物レンズ1
6と、その対物レンズ16及びその2軸アクチュエータ
17、レーザビームの照射及び反射光の受光を行う光学
系が搭載されたスレッド18が備えられている。そし
て、スピンドルモータ11はドローワ本体6aの前後方
向のほぼ中央位置で、ドライブ本体3の幅方向のほぼセ
ンターP1 上に配置されていて、光学ピックアップ15
の対物レンズ16はスレッド18によってスピンドルモ
ータ11よりフロントパネル4b側に偏位された位置
で、センターP1 に対して斜めに設定された走査経路P
2 に沿って矢印c、d方向にシークされるように構成さ
れている。なお、ドローワ本体6aの上面にはスピンド
ルモータ11を中心とし、かつ、光ディスク2の直径D
より若干大きい円形状に形成された凹所6cが水平状に
形成されていて、この凹所6cの底面側にディスクテー
ブル12及び対物レンズ16が配置され、この凹所6c
がディスク搭載部に構成されている。そして、図1及び
図2に示すように、フロントパネル6bには、LED6
d、イジェクト釦6e及びイマージェンシー・ホール6
f等が設けられている。
【0014】この光ディスクドライブ1の概要は以上の
通りであり、図1及び図17に示すように、ユーザはド
ローワ6をドライブ本体3内から矢印b方向に手で引き
出した後に、光ディスク2をディスクテーブル12上で
センターリングガイド12aの外周に水平状に装着、即
ち、セルフチャッキングして、凹所6c内に水平状に収
容する。この際、光ディスク2の右側が、その直径Dの
約1/4以下の寸法の食み出し量P3 だけドローワ本体
6aの右側に食み出した状態にセルフチャッキングされ
る。次に、ユーザがドローワ6のフロントパネル6bを
手で押して、図2及び図18に示すように、ドローワ6
をドライブ本体3内に矢印a方向に押し込むと、ドロー
ワ本体6aがドライブ本体3の下部側の小幅形状部3a
内に水平に挿入されると共に、光ディスク2が前面開口
3cから上部側の大幅形状部3b内に水平に挿入され
る。そして、フロントパネル6bがドライブ本体3の前
面開口3cを閉塞する位置までドローワ6がドライブ本
体3内に矢印a方向から挿入完了された時に、後述する
ドローワロック及びイジェクト機構によってドローワ6
がドライブ本体3内にロックされる。
【0015】そして、この後に、ホストコンピュータか
らの記録及び/又は再生の指令信号によってスピンドル
モータ11が駆動されて、光ディスク2が高速で回転さ
れ、光学ピックアップ15の対物レンズ16によってレ
ーザビームを光ディスク2に下方向から照射、集束させ
ながら、その対物レンズ16がスレッド18によって光
ディスク2の内外周方向である矢印c、d方向にシーク
されて、光ディスク2にデータが記録及び/又は再生さ
れる。そして、光ディスク2の記録及び/又は再生後
に、ユーザがイジェクト釦4eを押すと、後述するロッ
ク及びイジェクト機構によってドローワ4がドライブ本
体3内から図17に1点鎖線で示すようにストロークS
1 だけ矢印b方向に自動的に押し出されるので、その
後、ユーザは手でドローワ4を矢印b方向に容易に引き
出すことができる。
【0016】(2)・・・ ドライブ本体内部の概要説
明 次に、図8及び図9によって、ドライブ本体内部の概要
を説明する。即ち、剪断面形状がほぼコ字状で、相互に
スライド自在に組み合された内外2重のガイドレール2
1、22がドライブ本体3の小幅形状部3a内の左右両
側位置に左右対称状で、かつ、矢印a、b方向にスライ
ド自在に組み込まれている。この際、左右一対の外側ガ
イドレール22がボトムシャーシ4の複数の折曲片25
によってドライブ本体3内に固定されていて、左右一対
の内側ガイドレール21の内側にドローワ本体6aの左
右両側に一体成形された左右一対のガイドレール23が
矢印a、b方向にスライド自在に組み込まれている。そ
して、これら左右一対のガイドレール21、22、23
によって伸縮自在のガイドレール機構24が構成されて
いて、このガイドレール機構24によってドローワ6が
ドライブ本体3に対して矢印a、b方向に水平に出し入
れ自在に構成されている。
【0017】そして、スピンドルモータ11及び光学ピ
ックアップ15の搭載シャーシである板金で構成された
ユニットシャーシ28にスピンドルモータ11及び光学
ピックアップ15が搭載されていて、このユニットシャ
ーシ28がドローワ本体6aの凹所6cの底部に形成さ
れた開口部6g内に隙間(遊び)を有して挿入されてい
る。そして、ユニットシャーシ28の外周に取り付けら
れた複数のインシュレータ29によって、このユニット
シャーシ28がドローワ本体6aに下方から脱着可能に
ネジ止めにて取り付けられていて、その複数のインシュ
レータ29によってスピンドルモータ11及び光学ピッ
クアップ15がドローワ本体6aに対して振動的に浮か
されている。そして、ドローワ本体6aの下部にはメイ
ン基板30やドローワロック及びイジェクト機構31が
ユニットシャーシ28に対して非接触状態でネジ止め等
にて脱着可能に取り付けられている。そして、スピンド
ルモータ11、光学ピックアップ15、メイン基板30
等を下方から電気的にシールドする薄い板金で構成され
たシールドカバー32がドローワ本体6aの下部に脱着
可能にネジ止めされている。
【0018】(3)・・・ スレッド移送機構ユニット
の説明 次に、図10〜図16によって、スレッド移送機構ユニ
ットについて説明する。即ち、光学ピックアップ15の
記録及び/又は再生手段である対物レンズ16を矢印
c、d方向に移送するスレッド移送機構34は、ガイド
用主軸を兼用するリードスクリュー35、その駆動用モ
ータ36、モータ36とリードスクリュー35間に配置
される複数のギアからなる伝動系37、モータ36の回
転位置を検出するエンコーダ37及びガイド用副軸39
等によって構成されている。
【0019】そこで、このスレッド移送機構34の複数
の機構部品のうちのガイド用副軸39を除く、他の機構
部品、即ち、リードスクリュー35、モータ36、伝動
系37、エンコーダ38等を1ピースのユニットベース
40に組み込んで、ユニット化することによって、スレ
ッド移送機構ユニット41を構成したものである。
【0020】即ち、ユニットベース40は合成樹脂等に
よって成形されていて、その一端40aに形成された円
筒状の穴である軸受け43内にリードスクリュー35の
一端35aを軸方向である矢印c、d方向に脱着可能に
挿入して回転自在に支持し、そのユニットベース40の
他端40bに下方から止ネジ44によって脱着可能にネ
ジ止めされたリードスクリュー脱着部材45によってリ
ードスクリュー35の他端35bを脱着可能で、回転自
在に支持する。この際、ユニットベース40の他端40
bとリードスクリュー脱着部材45との間に軸方向に対
する直角方向に分割可能な角筒状の穴である軸受け46
を形成して、その軸受け46内でリードスクリュー35
の他端35bを脱着可能で、回転自在に支持する。
【0021】そして、金属の板バネで構成されたスラス
ト用与圧手段である与圧バネ47を止ネジ48によって
ユニットベース40の一端40a側の軸受け43の外側
に脱着可能にネジ止めして、その与圧バネ47でリード
スクリュー35の一端35aを軸方向から矢印d方向に
弾性的に押圧して、そのリードスクリュー35の他端3
5bをリードスクリュー脱着部材45に形成したスラス
ト受け49に矢印c方向から弾性的に押圧している、そ
して、その与圧バネ47のバネ力をユニットベース40
の他端40bで強固に受け止めるために、その他端40
bとリードスクリュー脱着部材45との間に一体成形し
たリブ50とリブ嵌合溝51をリードスクリュー35の
軸方向に対して直角な方向から脱着可能に嵌合させてい
る。なお、リードスクリュー脱着部材45によるリード
スクリュー35の脱着操作を容易に行うために、そのリ
ードスクリュー脱着部材45に一体成形したダボ52を
ユニットベース40の他端40bに成形したダボ穴53
内に軽圧入させると共にリブ50とリブ嵌合穴51との
嵌合による位置決め機能を持たせてある。
【0022】そして、モータ36、伝動系37及びエン
コーダ37等はユニットベース40に形成された複数の
凹部54内に挿入されて複数の止ネジ55や支軸(図示
せず)等にて組み立てられている。但し、伝動系37の
最終段のギアはリードスクリュー35の一端35aの外
周に圧入等にて固着されている。
【0023】そして、このスレッド移送機構ユニット4
1がユニットベース40によってユニットシャーシ28
の下面で、そのユニットシャーシ28に形成された開口
部57の一方の側部に複数の止ネジ58によって下方か
ら脱着可能に取り付けられる。その際、ユニットベース
40の上面の両端40a、40bに一体成形した一対の
ダボ59をユニットシャーシ28に形成した一対のダボ
穴60に嵌合させて位置決めするように構成されてい
る。
【0024】なお、合成樹脂等によって成形されたガイ
ド用副軸39は、ユニットシャーシ28の下面で、開口
部57の他方の側部に複数の止ネジ62によって脱着可
能にネジ止めされて、リードスクリュー35と平行に取
り付けられている。そして、このガイド副軸39もその
上面に一体成形した一対のダボ63をユニットシャーシ
28に形成した一対のダボ穴64に嵌合させて位置決め
するように構成されている。
【0025】そして、光学ピックアップ15の対物レン
ズ16が搭載されているスレッド18がその一端側に形
成された円筒状の穴である一対のスラスト軸受け66に
よってリードスクリュー35の外周に軸方向から脱着可
能に挿入され、そのスレッド18の他端に形成されたU
溝67がガイド用副軸39に軸方向に対して直角な方向
から脱着可能に挿入されている。そして、このスレッド
18の一端側に止ネジ68によって脱着可能にネジ止め
された金属の板バネ69に合成樹脂成形されたニードル
69が支持されていて、このニードル69が板バネ69
のバネ力によってリードスクリュー35の外周のラセン
状のスクリュー溝35cに係合されている。
【0026】以上により、モータ36によって伝動系3
7を介してリードスクリュー35を正逆両方向に回転制
御することによって、リード溝35cでニードル69を
駆動するようにして、ガイド用主軸を兼用しているリー
ドスクリュー35とガイド用副軸39の間でスレッド1
8を矢印c、d方向に移送することができるスレッド移
送機構34全体のユニットシャーシ28への組立が完了
する。なお、ユニットシャーシ28の上面には薄い板金
で構成されたシャーシカバー71がネジ止めされてい
て、スレッド18に搭載されている対物レンズ16がそ
のシャーシカバー71に形成された開口部72の上方に
露出されている。
【0027】以上説明したように、スレッド移送機構3
4をユニット化したスレッド移送機構ユニット41を製
作して、そのスレッド移送機構ユニット41をユニット
ベース40によってスピンドルモータ11及び光学ピッ
クアップ15が搭載されるユニットシャーシ28に脱着
可能に取り付けるようにした方式を採用すると、例えば
下請けメーカ等の初期組立工程において、ユニットベー
ス40に対するスレッド移送機構34のリードスクリュ
ー35、モータ36、伝動系37、エンコーダ38、リ
ードスクリュー脱着部材45及び与圧バネ47等の機構
部品の組立及びその機構部品間の負荷調整等を全て完了
してしまうことができる。そして、その負荷調整等が既
に終了しているスレッド移送機構ユニット41の完成品
を大手製造メーカ等のセット、即ち、光ディスクドライ
ブ1を組み立てるための製造ライン上の最終工程へ搬入
すれば、その最終組立工程では、機構部品間の負荷調整
等を省略することができ、ユニットベース40によって
スレッド移送機構ユニット41をユニットシャーシ28
へ単に組み付けるだけで良く、生産性の著しい向上によ
る低コスト化を実現することができる。
【0028】なお、この際、ユニットベース40をユニ
ットシャーシ28へ組み付けて、リードスクリュー35
とガイド用副軸39との間にスレッド18を架け渡す必
要があるが、その際には、リードスクリュー脱着部材4
5のみを取り外して、リードスクリュー35の他端35
bを開放するだけで、そのリードスクリュー35の一端
35aをユニットベース40の軸受け43から軸方向
(矢印d方向に簡単に抜き取ることができる。従って、
その後に、リードスクリュー35をスレッド18の一対
の軸受け46に軸方向から挿通した後、そのリードスク
リュー35の一端35aをユニットベース40の軸受け
43に軸方向(矢印c方向)から再挿入し、その他端3
5bをリードスクリュー脱着部材45によってユニット
ベース40の軸受け46に再度組み立てるだけで、スレ
ッド18の組み付けを非常に簡単に行える。
【0029】このように、このスレッド移送機構ユニッ
ト41によれば、スレッド18の組立及び分解をリード
スクリュー脱着部材45のみの脱着操作によって非常に
簡単に行えるので、初期組立工程において調整された負
荷軽減状態を最終組立工程においても殆んどそのまま維
持することができる。従って、最終組立工程における負
荷調整工程を実質的に無くすことが可能である。そし
て、機構部品間の負荷のバラツキを抑えて、スレッド1
8の矢印c、d方向の送り負荷の安定化を図ることがで
きて、高信頼性を確保することができる。
【0030】そして、スレッド18はリードスクリュー
35に対して軸方向に抜き差し可能である上に、ガイド
用副軸39に対してはU溝67によって軸方向に対する
直角方向から抜き差し可能に構成されているので、ユニ
ットベース40及びガイド用副軸39をユニットシャー
シ28に組み付けたまま、リードスクリュー脱着機構4
5のみを脱着して、リードスクリュー35の脱着を行う
だけで、スレッド18の脱着も非常に簡単に行うことが
でき、光学ピックアップ15の交換等を非常に容易に行
える。
【0031】(4)・・・ スキュー調整機構の説明 次に、図17によって、スレッド移送機構ユニット41
を発展させたスキュー調整機構について説明する。即
ち、スピンドルモータ11が取り付けられているユニッ
トシャーシ28にユニットベース40の一端40aをヒ
ンジ75によって回転自在に取り付け、そのユニットベ
ース40の他端40b側とユニットシャーシ28との間
に高さ調整ネジ76と一方向への付勢手段であるバネ7
7とによって構成されたスキュー調整手段78を取り付
けるだけで、スキュー調整機構79を簡単に実現するこ
とができる。
【0032】そして、スキュー調整手段78の高さ調整
ネジ76とバネ77との共働作用によってユニットベー
ス40をユニットシャーシ28に対してヒンジ75を中
心に矢印e方向に回転調整することによって、リードス
クリュー35に挿通されているスレッド18における対
物レンズ16の光軸fをスピンドルモータ11に装着さ
れている光ディスク2のタンジェンシャル方向gに簡単
にスキュー調整することができる。
【0033】(5)・・・ ドライブ本体の薄型化の説
明 次に、図1〜図3、図18〜図22によって、ドライブ
本体3の薄型化を促進するための構造について説明す
る。即ち、図18に示すように、ドローワ6をドライブ
本体3内に矢印a方向から押し込んで、後述するドロー
ワロック及びイジェクト機構31によってロックした状
態で、トップカバー5のディスクテーブル12の真上相
当位置に円形のディスクテーブル逃げ穴81を形成し、
そのディスクテーブル逃げ穴81をディスクテーブル1
2の最上段に形成されているセルフチャッキング機構1
3を含む円形状のセンターリングガイド12aの直径D
11よりも大径D12に形成している。そして、トップカバ
ー5の上面にラベル82を貼り付けて、そのディスクテ
ーブル逃げ穴81の上面を閉塞したものである。
【0034】このように構成すれば、ドローワ本体6a
に複数のインシュレータ29によって弾性的に支持され
ているスピンドルモータ17が、特に上下方向に振動し
た場合に、そのディスクテーブル12のセルフチャッキ
ング機構13を含むセンターリングンガイド12aをト
ップカバー5の厚さT11を利用してディスクテーブル逃
げ穴81内に逃がすことができて、そのセンターリング
ガイド12aがトップカバー5に衝突される危険を回避
することができる。この結果、トップカバー5の下面に
対してディスクテーブル12を例えば0.7mm程度に
まで著しく近接させることが可能になり、そのトップカ
バー5の厚みT11をディスクテーブル12の上下方向の
最大振幅の範囲内に収めることができて、ドライブ本体
3の厚みT1 をそのトップカバー5の厚みT11を利用し
て縮小することができる。
【0035】(6)・・・ ドローワに搭載された光学
ピックアップとドライブ本体のインターフェース基板と
の間の電気的な接続構造の説明 次に、図18〜図23によって、ドローワ6に搭載され
ている光学ピックアップ15とドライブ本体3内の後端
部に取り付けられたインターフェース基板86との間を
電気的に接続する接続構造について説明する。まず、光
学ピックアップ15の信号処理回路及びスピンドルモー
タ11の駆動回路等が一緒にマウントされた基板である
大型のメイン基板30がドローワ6の下部に水平に取り
付けられていて、このメイン基板30が信号処理基板に
兼用されている。この際、このメイン基板30はドロー
ワ6の下部の後端側のほぼ過半分の専有面積内に水平状
にネジ止めされていて、スピンドルモータ11の下部に
配置されているモータ基板11bを光学ピックアップ1
5の下部15aより高くして、これらモータ基板11b
と光学ピックアップ15の下部15aとの間に段差部1
51を形成し、メイン基板30の一部30aをその段差
部151を利用してスピンドルモータ11の下部まで回
り込ませることによって、そのメイン基板30の有効面
積の拡大を図って、一枚のメイン基板30に光学ピック
アップ15の信号処理回路とスピンドルモータ11の駆
動回路等とを一緒にマウントできるように構成してい
る。但し、このメイン基板30はモータ基板11bと干
渉させることなく、光学ピックアップ15の下部15a
とほぼ面一又はその下部15aより若干高くすることに
よって、ドライブ本体3の薄型を確保している。
【0036】以上の構成により、メイン基板30の信号
処理回路が光学ピックアップ15に最短距離に接近され
ている。そこで、光学ピックアップ15のスレッド18
とメイン基板30の信号処理回路との間を長さが短い接
続手段である幅が小さいフレキシブルプリント基板15
2によって電気的に接続すると共に、スレッド移送機構
34のモータ36とメイン基板30の駆動回路との間を
長さが短い可撓性を有する接続手段である幅が小さいフ
レキシブルプリント基板153によって電気的に接続し
ている。
【0037】従って、光学ピックアップ15からの微弱
な出力信号がフレキシブルプリント基板153によって
メイン基板30の信号処理回路迄に伝送される間に、そ
の出力信号の劣化や高速回転されるスピンドルモータ1
1のノイズの飛び込みを極力防止することができて、光
ディスク2の高精度の記録及び/又は再生を行えて、高
精度、高信頼性を確保できる。
【0038】そして、ドライブ本体3内で、ボトムシャ
ーシ4の後端の一側部に偏位された位置の上部に複数の
止ネジ85によって水平状にネジ止めされたインタフェ
ース基板86の上面に外部インターフェース86aがマ
ウントされていて、その外部インターフェース86aが
ボトムシャーシ4の後側部4cに形成された横長の開口
4dから後方に露出されている(図5参照)。そして、
メイン基板30の後端(矢印a方向の端部)の上面にコ
ネクター84がマウントされ、インターフェース基板8
6の下面にコネクター87がマウントされていて、これ
ら2つのコネクター84、87間が可撓性を有する接続
手段である長さが長く(長さに余裕を持たせているこ
と)、幅の広いフレキシブルプリント基板88によって
接続されている。そして、このフレキシブルプリント基
板88はドライブ本体3内で平面形状でほぼu字状に引
き回されると共に、その長さ方向のほぼ中間部88aが
側面形状でほぼU字状折り曲げられている。
【0039】そして、ドライブ本体3に対してドローワ
6を矢印a、b方向に出し入れする際に、図23に実線
及び1点鎖線で示すように、フレキシブルプリント基板
88のほぼ中間部88aのu字状の折り曲げ状態をその
弾性に抗して矢印a、b方向に順次伝播させながら、ド
ローワ6に追従させて前後方向(矢印a、b方向)に移
動させるようにして、そのドローワ6の矢印a、b方向
のスライドストロークをフレキシブルプリント基板88
で吸収できるように構成されている。
【0040】この際、フレキシブルプリント基板88
は、その弾性反発力によってドライブ本体3のボトムシ
ャーシ4とトップカバー5の両方に押圧されながら、矢
印a、b方向に摺動することになるために、トップカバ
ー5に前述したようなディスクテーブル逃げ穴81を形
成した場合には、そのディスクテーブル逃げ穴81の内
側エッジ81aにフレキシブルプリント基板88が接触
してダメージを受けてしまう。
【0041】そこで、図23に示すように、フレキシブ
ルプリント基板88の摺動方向である前後方向(矢印
a、b方向)と平行な2本のリブ89をトップカバー5
のディスクテーブル逃げ穴81の左右両側部で、そのト
ップカバー5の下面側に絞り加工した。そして、この絞
り加工された2本のリブ89の下面89aには丸みが形
成されている。
【0042】すると、フレキシブルプリント基板88が
トップカバー5の下面に押圧されながら、矢印a、b方
向に摺動される際に、ディスクテーブル逃げ穴81部分
においてはフレキシブルプリント基板88を2本のリブ
89に乗り上げさせて、そのディスクテーブル逃げ穴8
1の下方に浮かせることができ、フレキシブルプリント
基板88がそのディスクテーブル逃げ穴81の下側エッ
ジ81aに接触してダメージを受けることを未然に防止
することができる。従って、フレキシブルプリント基板
88の損傷を防止し、その耐久性を増大することができ
て、光ディスクドライブ1の高性能、高信頼性を確保す
ることができる。
【0043】また、フレキシブルプリント基板88のほ
ぼu字状に折り曲げられているほぼ中間部88aの屈曲
耐久性を向上するためには、その屈曲半径Rをできるだ
け大きくすることが望ましい。この際、ドライブ本体3
の厚さT1=12.7mmの薄型に構成されているこの
光ディスクドライブ1では、仮に、メイン基板30のコ
ネクター84をそのメイン基板30の下面にマウント
し、そのコネクター84とインターフェース基板86の
下面にマウントしたコネクター87との間をフレキシブ
ルプリント基板88でほぼu字状に接続すると、ドロー
ワ6がドライブ本体3内の最奥部位置まで矢印a方向に
挿入された時のフレキシブルプリント基板88のほぼ中
間部88aの屈曲半径Rが約0.5mmまで縮小されて
しまい、そのフレキシブルプリント基板88の屈曲耐久
性が著しく阻害されてしまう。そこで、上記したよう
に、コネクター84をメイン基板30の上面にマウント
して、そのコネクター84をインターフェース基板86
の下面にマウントされているコネクター87に対してで
きるだけ高い位置に配置し、これら両コネクター84、
87の間フレキシブルプリント基板88でほぼu字状に
接続すれば、ドローワ6がドライブ本体3内の最奥部位
置まで矢印a方向に挿入されたと時のフレキシブルプリ
ント基板88のほぼ中間部88aの屈曲半径Rを約2m
mにまで拡大することができて、そのフレキシブルプリ
ント基板88の屈曲耐久性を大幅に向上させることがで
きる。
【0044】しかし、メイン基板30の上部はドローワ
6で完全に閉塞されていつため、コネクター84をメイ
ン基板30の上面にマウントしてしまうと、そのコネク
ター84に対してフレキシブルプリント基板88の前端
部を脱着操作するための工具を挿入することができなく
なる。つまり、一般に、コネクターに対してフレキシブ
ルプリント基板を脱着操作するためには、例えば、ピン
セット等の専用工具が必要であるが、コネクター84の
上部がドローワ6で完全に閉塞されていると、その専用
工具をコネクター84部分に挿入することがでず、コネ
クター84に対するフレキシブルプリント基板88の脱
着操作を行えなくなる。
【0045】そこで、この光ディスクドライブ1では、
コネクター84に対するフレキシブルプリント基板88
の前端部を脱着操作するための脱着操作用工具の左右一
対の挿入穴154をドローワ6の後端部でコネクター8
4の左右両側位置の上部相当位置に形成している。そし
て、その挿入穴154からピンセット等の専用工具をド
ローワ6の下部のコネクター84の左右両側位置まで自
由に挿入することができるようにして、その専用工具に
よってコネクター84に対するフレキシブルプリント基
板88の前端部の脱着操作を容易に行えるように構成し
ている。
【0046】(6)・・・ ドローワのロック及びイジ
ェクト機構 次に、図9、図18、図24及び図25によって、ドロ
ーワ6をドライブ本体3内でロック及びイジェクトする
ためのドローワロック及びイジェクト機構について説明
する。即ち、このドローワロック及びイジェクト機構9
1は、ドローワ本体6aの下面部でフロントパネル6b
側に近接された一方の側部にネジ止めされていて、イジ
ェクトベース92上にロックレバー93が支点ピン94
を中心に左右方向である矢印h、i方向に回転自在に取
り付けられている。そして、このロックレバー93は回
転付勢手段であるロックバネ95によって矢印h方向に
回転付勢され、イジェクトベース92上に支軸96を介
して回転自在に取り付けられたカムギア97によって矢
印i方向に回転駆動されるように構成されている。そし
て、イジェクトベース92上にはカムギア97をウォー
ム98を介して回転駆動するイジェクトモータ99と、
カムギア97の回転位置を検出するスイッチ100が取
り付けられている。そして、イジェクト釦6eによって
操作されるイジェクトスイッチ101がドローワ本体6
aの前端面に組み込まれていて、このイジェクトスイッ
チ101でイジェクトモータ99が作動される。そし
て、ロックレバー93はドライブ本体3のボトムシャー
シ4の一方の側部に垂直状に取り付けられているロック
ピン102に矢印h、i方向から係合、離脱自在に構成
されている。
【0047】そして、ドローワ本体6aの下部で後端側
の一方の側部に、圧縮コイルバネによって構成されたイ
ジェクトバネ102と、そのイジェクトバネ102内に
挿通されたイジェクトスライダー103が前後方向(矢
印a、b方向)と平行に取り付けられている。この際、
イジェクトスライダー103がドローワ本体6aの下部
に一体成形されたガイドリブ105と、止ネジ106に
よってネジ止めされているスライドガイド106とによ
って案内されて矢印a、b方向にスライド自在に構成さ
れていて、イジェクトバネ102によって矢印a方向に
スライド付勢されている。
【0048】そして、このドローワロック及びイジェク
ト機構96によれば、図18に実線で示すように、ドロ
ーワ6がドライブ本体3内に矢印a方向から挿入完了さ
れた時に、図24に実線で示すように、イジェクトスラ
イダー104がドライブ本体3の後端部3dに当接され
て相対的に矢印b方向に押し出され、このイジェクトス
ライダー104がイジェクトバネ103を圧縮して、イ
ジェクト力をチャージする。そして、これとほぼ同時
に、ロックレバー93がロックピン102をロックバネ
95に抗して矢印a方向に乗り越えるようにして、その
ロックピン102にロックバネ95によって矢印h方向
から係合されて、ドローワ6がドライブ本体3内に自動
的にロックされる。
【0049】そして、光ディスク2の記録及び/又は再
生後に、ユーザがドローワ6のイジェクト釦6eを押す
と、イジェクトスイッチ101がONされて、イジェク
トモータ99が正回転駆動されて、ウォーム98を介し
てカムギア96が矢印k方向に回転され、そのカムギア
96によってロックレバー93がロックバネ95に抗し
て矢印i方向に回転されて、ロックピン102から外さ
れる。すると、イジェクトバネ103にチャージされて
いるイジェクト力によってイジェクトスライダー104
が矢印a方向に押し出され、その反発力によってドロー
ワ6がドライブ本体3内から図18に1点鎖線で示す位
置まで自動的に押し出されることになる。なお、この
後、スイッチ100によってカムギア97の回転位置が
検出されると、イジェクトモータ99が逆回転駆動され
て、カムギア97が原位置まで矢印m方向に回転復帰さ
れる。またロックレバー93はフロントパネル6bのイ
マージェンシー・ホール6fから挿入される針金等によ
ってもロック解除動作することができる。
【0050】(7)・・・ スレッド等のアース方法の
説明 次に、図25及び図26によって、スレッド18等のア
ース方法について説明する。即ち、まず、スレッド移送
機構ユニット41のユニットベース40にネジ止めされ
た与圧バネ47がステンレス材等の導電性を有する金属
板からなる板バネで構成されていて、この与圧バネ47
には、リードスクリュー35の一端35aを軸方向に押
圧する押圧部111と、ユニットベース40の上下両面
に回り込んだ上下一対のアース用接触部112、113
の合計3つの弾性片が一体に成形されている。なお、押
圧部111はアース用接触部を兼用している。そして、
スレッそして、ユニットベース40をユニットシャーシ
28の下部にネジ止めした時に、与圧バネ47の上側の
アース用接触部47bがユニットシャーシ28の下面に
弾性に抗して圧着される。そして、ドローワ本体6aの
下部にシールドカバー71をネジ止めすると、その与圧
バネ47の下側のアース用接触部47bがそのシールド
カバー71の上面に弾性に抗して相対的に圧着される。
【0051】一方、シールドカバー71の一部から上方
に折り曲げられたアース用接触部116がイジェクトバ
ネ103の矢印b方向の端部に接触されていて、イジェ
クトスライダー104の矢印a方向側の端部から下方に
折り曲げられたアース用接触部117がドライブ本体3
のボトムシャーシ4の上面に接触して矢印a、b方向に
スライドされるように構成されている。そして、光ディ
スクドライブ1がノート型パーソナルコンピュータ等の
ホストコンピュータ内に組み込まれた時には、ドライブ
本体3のボトムシャーシ4及び/又はトップカバー5に
よってアース経路にアースされる。そして、メイン基板
30等のプリント基板が上記した金属部分に対して電気
的に絶縁されている。
【0052】従って、静電気を帯びたユーザがスレッド
18、ユニットシャーシ28やシャーシカバー71、ス
ピンドルモータ11等に直接手で触れる等して、これら
に静電気が飛び込むようなことがあっても、その静電気
は与圧バネ47の押圧部111及びアース用接触部11
2、113を通して、シールドカバー32−アース用接
触部116−イジェクトバネ103−イジェクトスライ
ダー104−アース用接触部117−ボトムシャーシ4
及びトップカバー5を通してホストコンピュータのアー
ス経路に安全にアースされる。これにより、静電気によ
ってメイン基板30等の回路上を流れているディスクフ
ォーマット上の信号等の微弱な信号が破壊されることを
未然に防止することができて、光ディスクドライブ1の
高信頼性を確保できる。それでいて、与圧バネ47をア
ース手段に兼用しているので、専用のアース手段を新た
に追加する必要がなく、部品点数及び組立工数の増加を
招くことなく、低コストで、高信頼性の光ディスクを実
現できる。
【0053】(8)・・・ ドローワのディスク保護部
材の説明 次に、図19、図27及び図28によって、ドローワ本
体6aに付設されたディスク保護部材について説明す
る。まず、図18に示すように、ドローワ本体6aの幅
4 が光ディスク2の直径Dより小さく、光ディスク2
をドローワ6のディスクテーブル12上に装着した時
に、その光ディスク2の右側がドローワ本体6aの右側
に、その光ディスク2の1/4以下の食み出し量P3
食み出すような光ディスクドライブ1にあっては、図2
8の(A)に示すように、光ディスク2をディスクテー
ブル12にセルフチャッキング方式で装着する際に、光
ディスク2を不用意に傾けたまま装着しようとした場合
には、その光ディスク2のデータ記録面2aがドローワ
本体6aの光ディスク2が食み出す側の固いエッジ6h
に衝突して簡単に傷つけられたり、衝撃で破損されてし
まう。また、図28の(B)に示すように、光ディスク
2をディスクテーブル12上に水平に装着する場合で
も、その装着力が強過ぎて、光ディスク2の外周側2b
が下方にバウンドするようなことがあると、やはり、そ
の光ディスク2のデータ記録面2bがドローワ本体6a
の光ディスク2が食み出す側の固いエッジ6hに衝突し
て簡単に傷つけられたり、衝撃で破損されてしまう。更
に、図28の(C)に示すように、光ディスク2をディ
スクテーブル12上から取り外す場合でも、光ディスク
2を不用意に傾けてしまうようなことがあると、やは
り、その光ディスク2のデータ記録面2aがドローワ本
体6aの光ディスク2が食み出す側の固いエッジ6hに
衝突して簡単に傷つけられたり、衝撃で破損されてしま
い、データの信頼性を極度に低下させてしまう。
【0055】そこで、この光ディスクドライブ1では、
図18及び図27に示すように、ドローワ本体6aの光
ディスク2が食み出す側のエッジ6hに沿ってディスク
保護部材121を接着、ネジ止め、突起や穴嵌合等の機
械的な係止手段による係止方法、或いはコーティング等
によって付設したものである。なお、このディスク保護
部材121はゴム系、ウレタン系等の保護部材で構成す
るのが好ましいが、非弾性部材で構成することもでき
る。
【0056】このように、ドローワ本体6aのエッジ6
hにディスク保護部材121を付設しておけば、図27
に示すように、ディスクテーブル12に対する光ディス
ク2の脱着時に、光ディスク2が不用意に傾いたり、光
ディスク2の外周2bが下方にバウンドする等して、そ
の光ディスク2の記録面2aが固いエッジ6hに衝突さ
れようとした時に、その記録面2aはディスク保護部材
121に衝突されることになって、その記録面2aが固
いエッジ6hに直接衝突されて傷つけられたり、衝撃で
破損されることを未然に防止することができる。従っ
て、光ディスク2に対するデータの記録(書込み)及び
/又は再生(読み取り)の信頼性を著しく向上させるこ
とができると共に、光ディスク2の耐久性も著しく向上
させることができる。そして、ディスク保護部材121
をゴム系、ウレタン系等の弾性部材で構成すれば、光デ
ィスク2がディスク保護部材121に衝突された時の衝
突力を緩和して、その衝突による光ディスク2の破損も
未然に防止できる。
【0057】(9)・・・ ドライブ本体のボトムシャ
ーシとトップカバーの組立構造の説明 次に、図3〜図7、図29〜図33によって、ドライブ
本体3の外筐を構成するボトムシャーシ4とトップカバ
ー5の組立て構造について説明する。即ち、トップカバ
ー5の右側部5aの下端縁で、前後方向(矢印a、b方
向)の両端近傍位置に内側(左方向)に向って水平に折
り曲げられた2つの突片131が形成されていて、左側
部5bの下端縁で、前端側の2箇所に内側(右方向)に
向って水平に折り曲げられた2つの突片132が形成さ
れていて、後側部5cの下端縁で、右側端部に内側(前
方)に向って水平状に折り曲げられた1つの突片133
が形成されている。そして、ボトムシャーシ4の左右両
側部4a、4b及び後側部4cで上記した合計5つの突
片131、132、133に対向する位置に、合計5つ
のスリット134、135、136が水平に形成されて
いる。そして、これら突片131、132、133とス
リット134、135、136によって合計5つのスラ
イド係合手段137、138、139が構成されてい
る。そして、右側のスリット134は右側の突片131
の前後方向の長さより長く構成されていて、右側のスリ
ット135の後端には切欠き136が隣接して形成され
ている。なお、この実施の形態では、各切欠き136の
上端に内側(右方向)へ折り曲げられた接続片141が
一体に形成されていて、切欠き136を形成することに
よる左側部4bの強度低下を防止している。そして、ト
ップカバー5の上面で左側部5bと後側部5cとのコー
ナ部分にネジ挿通穴142が形成されていて、ボトムシ
ャーシ4の左側部4bの後端に内側(右方向)に向って
水平に折り曲げられたネジ止め片144にタッピング穴
144が形成されている。そして、スライド阻止手段と
して止ネジ145が使用されている。
【0058】そして、ボトムシャーシ4にトップカバー
5を組み立てる時には、図29及び図30(A)に示す
ように、トップカバー5の後側の突片133がボトムシ
ャーシ4の後側部4cの上部に衝突しない程度に、トッ
プカバー5をボトムシャーシ4に対して後方である矢印
a方向に少しずらせた状態で、右側の2つの突片131
を右側の2つのスリット134に斜め下方から矢印n方
向に斜めに係合する。そして、これら右側の2つの突片
131とスリット134によって機能するヒンジ機能を
利用して、図29に1点鎖線で示すと共に、図30の
(B)に示すように、トップカバー5を矢印o方向に回
転して、図32に実線で示すように、トップカバー5を
ボトムシャーシ4の上部に水平に重ねる。
【0059】すると、図31の(A)(B)(C)
(D)に示すように、トップカバー5の左右両側部5
a、5bがボトムシャーシ4の左右両側部4a、4bの
外側に重ねられて、トップカバー5の左側の2つの突片
132がボトムシャーシ4の左側の2つの切欠き140
内に矢印o方向から挿入される。そこで、図32に1点
鎖線で示すように、トップカバー5をボトムシャーシ4
上で、正規の組立位置まで前方である矢印b方向にスラ
イドして、トップカバー5の後側部5cをボトムシャー
シ4の後側部4cに矢印b方向から当接する。すると、
図33の(A)(B)(C)に示すように、右側の2つ
の突片131が右側の2つのスリット134内で矢印b
方向にスライドされながら、左側の2つの突片132が
右側の2つのスリット135に矢印b方向から係合され
ると共に、後側の1つの突片133が後側の1つのスリ
ット136に矢印b方向から係合される。
【0060】以上で、合計5つのスライド係合手段13
7、138、139が完全係合状態となり、これらのス
ライド係合手段137、138、139によってボトム
シャーシ4に対するトップカバー5の浮き上りが阻止さ
れることになり、トップカバー5がボトムシャーシ4の
正規の組立位置まで矢印b方向にスライドされたことに
よって、トップカバー5のネジ挿通穴142がボトムシ
ャーシ4のタッピング穴144の真上位置へ移動され
る。そこで、1本の止ネジ145をネジ挿通穴142に
上方から挿入してタッピング穴144に締結すると、ボ
トムシャーシ4に対するトップカバー5の矢印b方向へ
のスライド復帰がその1本の止ネジ145によって阻止
されて、トップカバー5がボトムシャーシ4に組立完了
される。
【0061】従って、この光ディスクドライブ1によれ
ば、最少限の締結手段である1本の止ネジ145によっ
て、ボトムシャーシ4とトップカバー5を極めて簡単に
組み立てることができて、部品点数及び組立工数を削減
して、低コスト化を図ることができると共に、組立作業
の向上による生産性の向上を実現できる。それでいて、
ボトムシャーシ4とトップカバー5の上下方向について
は、主として合計5つのスライスド係合部137、13
8、139によって強固に締結することができ、1本の
止ネジ145はボトムシャーシ4に対するトップカバー
5の矢印a方向へのスライドのみを阻止すれば良い。
【0062】そして、この光ディスクドライブ1をホス
トコンピュータに組み込んだ時には、ボトムシャーシ4
とトップカバー5との間に、これらを上下方向に相互に
引き離そうとする大きな引き離し荷重が作用するが、そ
の大きな引き離しを合計5つのスライド係合手段13
7、138、139で強固に受け止めることができ、1
本の止ネジ145にはその大きな引き離し荷重が殆んど
作用しないので、1本の止ネジ145を用いながら、ボ
トムシャーシ4にトップカバー5を強固に組み立てるこ
とができて、高強度のドライブ本体を実現できる。な
お、この実施形態では、スライド阻止手段として、止ネ
ジ145を用いたが、スナップピンその他引っ掛け手段
等の各種の係止具を使用することが可能である。
【0063】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上記した実施の形態ではディスク移送手
段としてスピンドルモータ11等が搭載されたドローワ
6を用いたが、光ディスク2を単に乗せてドライブ本体
3に対して出し入れするトレイに構成しても良い。ま
た、本発明は光ディスクドライブに限定されることな
く、各種のディスク状記録媒体を記録及び/又は再生す
る各種のディスクドライブに適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クドライブは、次のような効果を奏することができる。
【0066】請求項1は、少なくとも記録及び/又は再
生手段からの出力信号を処理する信号処理基板をディス
ク移送部材に取り付けることによって、その記録及び/
又は再生手段と信号処理基板との間を最短距離に設定す
ることができて、その記録及び/又は再生手段からの出
力信号が信号処理基板との間で劣化したり、ノイズの飛
び込みが発生することを極力防止することができるよう
にしたので、ディスク状記録媒体の高精度の記録及び/
又は再生を行えて、高精度、高信頼性を確保することが
できる高品質のディスクドライブを実現することができ
る。
【0067】請求項2は、スピンドルモータの下部を記
録及び/又は再生手段の下部よりも高くして、これらの
下部間に上下の段差部を形成し、ディスク移送部材の下
面側に取り付けた信号処理基板をその段差部を利用して
スピンドルモータの下部まで回り込ませたので、ディス
クドライブの薄型を確保しながら、信号処理基板の占有
面積の拡大を図ることができる。
【0068】請求項3は、ディスク移送部材の下面に取
り付けた信号処理基板の上面にコネクターをマウント
し、ドライブ本体の底面上に取り付けたインターフェー
ス基板の下面にマウントしたコネクターとディスク移送
部材のコネクターとの間をフレキシブルプリント基板に
よってほぼu字上に接続したので、ドライブ本体の薄型
を確保しながら、フレキシブルプリント基板の屈曲耐久
性を向上することができる。
【0069】請求項4は、ディスク移送部材に取り付け
られた信号処理基板のコネクターに対するフレキシブル
プリント基板の脱着操作用工具の挿入穴をディスク移送
部材に形成したので、ピンセット等の専用工具をディス
ク移送部材の上方からその下部のコネクター部分に容易
に挿入することができて、そのコネクターに対するフレ
キシブルプリント基板の脱着操作を容易に行える。
【0070】請求項5は、スピンドルモータのディスク
テーブルの上面とドライブ本体のトップカバーとの干渉
を防止するために、そのトップカバーにディスクテーブ
ル逃げ穴を形成して、ドライブ本体の薄型を確保する一
方、ディスク移送部材に取り付けた信号処理基板とドラ
イブ本体に取り付けたインタフェース基板との間を接続
したフレキシブルプリント基板がディスクテーブル逃げ
穴のエッジに接触することを回避するための一対のリブ
をトップカバーのディスクテーブル逃げ穴の両側部の下
面に形成したので、ディスク移送部材の出し入れ時に、
フレキシブルプリント基板がディスク逃げ穴のエッジに
接触してダメージを受けてしまうことを未然に防止する
ことができて、そのフレキシブルプリント基板の耐久性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドローワ方式の光ディスクド
ライブのドローワをドライブ本体外へ引き出した時の斜
視図である。
【図2】同上の光ディスクドライブのドローワをドライ
ブ本体内に押し込んだ時の斜視図である。
【図3】同上の光ディスクドライブの図2の上面図であ
る。
【図4】同上の光ディスクドライブの図3のA−A矢視
での正面図である。
【図5】同上の光ディスクドライブの図3のB−B矢視
での背面図である。
【図6】同上の光ディスクドライブの図3のC−C矢視
での右側面図である。
【図7】同上の光ディスクドライブの図3のD−D矢視
での左側面図である。
【図8】同上の光ディスクドライブのトップカバー、ボ
トムシャーシ及びガイドレールを示した分解斜視図であ
る。
【図9】同上の光ディスクドライブのドローワ、光学ピ
ックアップ、メイン基板、シールド板、ドローワロック
及びイジェクト機構を示した分解斜視図である。
【図10】同上の光ディスクドライブのスピンドルモー
タ及び光学ピックアップが構成されたユニットシャーシ
を示した斜視図である。
【図11】図10の上面図である。
【図12】図10の下面図である。
【図13】図10の分解斜視図である。
【図14】同上の光ディスクドライブのスレッド移送機
構ユニットを示した上面図である。
【図15】図14のスレッド移送機構ユニットの分解斜
視図である。
【図16】図14のE−E矢視での拡大断面図と、その
拡大断面図のF−F矢視での断面図である。
【図17】同上のスレッド移送機構ユニットから発展し
たスキュー調整機構を説明する側面図である。
【図18】同上の光ディスクドライブのドローワをドラ
イブ本体から引き出した時で、トップカバーを外した状
態の平面図である。
【図19】同上の光ディスクドライブのドローワをドラ
イブ本体から押し込んだ時で、トップカバーを外した状
態の平面図である。
【図20】図19の光ディスクドライブの下面図であ
る。
【図21】図19の光ディスクドライブのシールド板を
外した状態の下面図である。
【図22】図20の光ディスクドライブのドライブ本体
の薄型化を説明する図18のG−G矢視での拡大断面図
である。
【図23】同上の光ディスクドライブのフレキシブルプ
リント基板及びトップカバーの関係を説明する図19の
H−H矢視での断面図と、その断面図の要部拡大図と、
その要部拡大図のI−I矢視での断面図である。
【図24】同上の光ディスクドライブにおけるドローワ
ロック及びイジェクト機構を説明する一部切欠き上面図
である。
【図25】図24のJ−J矢視での断面図である。
【図26】同上の光ディスクドライブのスラスト用与圧
バネによるアース取り方法を説明する断面図である。
【図27】同上の光ディスクドライブのドローワに付設
されたディスク保護部材を説明するための図19のK−
K矢視での断面図である。
【図28】ドローワに対するディスクの脱着時における
ディスクの傷つき状況を説明するための図面である。
【図29】同上の光ディスクドライブのボトムシャーシ
に対するトップカバーの組立順序の初期段階を説明する
斜視図である。
【図30】図29のボトムシャーシとトップカバーの右
側のスライド係合部を説明する図29のL−L矢視での
断面図及びM−M矢視での一部切欠き右側面図である。
【図31】図29のボトムシャーシとトップカバーの左
側のスライド係合部を説明する図29のN−N矢視での
断面図、O−O矢視での一部切欠き左側面図及びP−P
矢視での一部切欠き上面図である。
【図32】図29に引き続くボトムシャーシに対するト
ップカバーの組立順序の最終段階を説明する斜視図であ
る。
【図33】図32のQ−Q矢視での一部切欠き右側面
図、R−R矢視での一部切欠き左側面図及びS−S矢視
での断面図である。
【図34】現在の光ディスクドライブにおけるドローワ
に搭載されている光学ピックアップとドライブ本体のイ
ンタフェース基板との間の電気的な接続構造を説明する
一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1はディスクドライブである光ディスクドライブ、2は
ディスク状記録媒体である光ディスク、3はドライブ本
体、4はドライブ本体のボトムカバー、5はドライブ本
体のトップカバー、6はディスク移送部材であるドロー
ワ、11はスピンドルモータ、12はディスクテーブ
ル、15は記録及び/又は再生手段である光学ピックア
ップ、29は信号処理基板であるメイン基板、81はデ
ィスクテーブル逃げ穴、84はメイン基板にマウントさ
れたコネクター、86はインターフェース基板、87は
インターフェース基板にマウントされたコネクター、8
8及び152は可撓性を有する接続手段であるフレキシ
ブルプリント基板、89はリブ、151は段差部、15
4は脱着操作用工具の挿入穴である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体が装着されるスピンド
    ルモータ及びそのディスク状記録媒体の記録及び/又は
    再生手段が搭載され、ドライブ本体に対して出し入れさ
    れるディスク移送部材を備えたディスクドライブにおい
    て、 少なくとも上記記録及び/又は再生手段からの出力信号
    を処理する信号処理基板を上記ディスク移送部材に取り
    付け、 上記ドライブ本体に取り付けたインターフェース基板と
    上記信号処理基板との間を可撓性を有する接続手段によ
    って電気的に接続したことを特徴とするディスクドライ
    ブ。
  2. 【請求項2】ディスク状記録媒体が装着されるスピンド
    ルモータ及びそのディスク状記録媒体の記録及び/又は
    再生手段が搭載され、ドライブ本体に対して出し入れさ
    れるディスク移送部材を備えたディスクドライブにおい
    て、 上記スピンドルモータの下部を上記記録及び/又は再生
    手段の下部より高くして、これらの下部間に上下の段差
    部を形成し、 上記ディスク移送部材の下面側に取り付けた信号処理基
    板を上記段差部を利用して上記スピンドルモータの下部
    まで回り込ませたことを特徴とするディスクドライブ。
  3. 【請求項3】ディスク状記録媒体が装着されるスピンド
    ルモータ及びそのディスク状記録媒体の記録及び/又は
    再生手段が搭載され、ドライブ本体に対して出し入れさ
    れるディスク移送部材を備えたディスクドライブにおい
    て、 上記ディスク移送部材の下面側に取り付けた信号処理基
    板の上面にコネクターをマウントし、 上記ドライブ本体の底面上に取り付けたインターフェー
    ス基板の下面にマウントした外部インターフェースと上
    記ディスク移送部材のコネクターとの間をフレキシブル
    プリント基板によってほぼu字状に接続したことを特徴
    とするディスクドライブ。
  4. 【請求項4】上記ディスク移送部材に取り付けられた信
    号処理基板のコネクターに対する上記フレキシブルプリ
    ント基板の脱着操作用工具の挿入穴を上記ディスク移送
    部材に形成したことを特徴とする請求項3に記載のディ
    スクドライブ。
  5. 【請求項5】ディスク状記録媒体が装着されるディスク
    テーブルを有するスピンドルモータが搭載され、ドライ
    ブ本体に対して出し入れされるディスク移送部材を備え
    たディスクドライブにおいて、 上記ドライブ本体のトップカバーとディスクテーブルの
    上面との干渉を防止するためにそのトップカバーに形成
    されたディスクテーブル逃げ穴と、 上記ディスク移送部材に取り付けた信号処理基板と、上
    記ドライブ本体に取り付けたインターフェース基板との
    間をほぼu字状に接続するフレキシブルプリント基板
    と、 上記ディスクテーブル逃げ穴の両側部で、上記トップカ
    バーの下面に形成され、上記フレキシブルプリント基板
    が上記ディスクテーブル逃げ穴のエッジに接触すること
    を回避するための一対のリブと備えたことを特徴とする
    ディスクドライブ。
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