JP2001035110A - ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法 - Google Patents

ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法

Info

Publication number
JP2001035110A
JP2001035110A JP11205745A JP20574599A JP2001035110A JP 2001035110 A JP2001035110 A JP 2001035110A JP 11205745 A JP11205745 A JP 11205745A JP 20574599 A JP20574599 A JP 20574599A JP 2001035110 A JP2001035110 A JP 2001035110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
light
head slider
reflecting plate
system evaluation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11205745A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Ouchi
宏伸 大内
Kazushige Kawazoe
一重 河副
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11205745A priority Critical patent/JP2001035110A/ja
Publication of JP2001035110A publication Critical patent/JP2001035110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドスライダ浮上量を計測する装置におい
て、ディスク形状変化を計測可能としたディスクシステ
ム評価装置を提供する。 【解決手段】 ディスクに対向する位置において移動可
能な光反射板を設け、スライダのディスクに対する浮上
量測定に用いる光源から光を照射し、光反射板とディス
クとの距離を検出しディスク形状を求める。反射板の移
動により、ディスク半径方向の形状を測定でき、ディス
クを回転させデータをサンプリングすることにより周方
向形状も検出できる。形状を測定した同一の周位置にお
いてヘッドスライダの浮上量変動を測定することで、デ
ィスク変位に対応したヘッドスライダの追従浮上量変位
特性を検出することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量記憶装置と
して代表的なディスク装置の評価装置および評価方法に
関する。特に磁気ディスク、あるいは光磁気ディスク
等、ヘッドとディスク間スペースを微少な間隙とする構
成が要求されるディスク装置において使用され得るディ
スクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理技術の発達に伴い、大記
憶容量、高速記録再生可能なディスク装置の需要は益々
増大している。特に、磁気ディスク、光磁気ディスクは
安価で大量生産が可能であり、大型コンピュータ、パー
ソナルコンピュータはもちろんのこと、近年のマルチメ
ディア時代の要求に対応して、画像、音声通信システ
ム、ファクシミリ、プリンタ、ディスプレイ、画像表示
装置、その他、様々な装置に付随した情報記憶装置とし
ての需要が見込まれている。
【0003】一般的な磁気ディスク装置の例を図1に示
す。図1において、磁気ディスク装置は、筐体101
と、スピンドルモータ102と、スピンドルモータ10
2によって回転駆動される磁気ディスク200とを有
し、回動型アクチュエータ103により磁気ディスク2
00上の所望位置にヘッドスライダ104を位置させて
データの書き込み、または読み取りを行なう構成となっ
ている。
【0004】筐体101は、例えばアルミニウム合金、
硬質プラスチック樹脂等により上面が実質的に平坦に形
成されており、その平面部の上にスピンドルモータ10
2が配設される。
【0005】スピンドルモータ102は、例えば扁平ブ
ラシレスモータとして構成されており、角速度が一定に
なるように駆動制御されることにより、磁気ディスク2
00をR1方向に回動させるようになっている。
【0006】さらに、回動型アクチュエータ103は、
浮上型のヘッドスライダ104と、このヘッドスライダ
104を支持する弾性部材105と、弾性部材105を
支持するアーム106と、アーム106の一端を回動可
能に支持する垂直軸107と、このアーム106を垂直
軸107の周りに回動させるモータ108とを含んでい
る。
【0007】ヘッドスライダ104の下面には、空気の
流入、流出可能な空気流路が構成されており、磁気ディ
スク200の表面との間に僅かな間隙を形成して、磁気
ディスク200の表面から浮上した状態を維持してデー
タの読み書きを実行する。
【0008】ヘッドスライダの浮上量は、ほぼ0.1μ
m以下であるが、ディスクの高容量化に伴い浮上量は徐
々に小さくなる傾向にあり、現在では20〜40nm程
度の浮上量のものが開発されている。
【0009】アーム106は、剛性を有する材料から形
成されており、垂直軸107の周りに回動されることに
より、ヘッドスライダ104を磁気ディスク200の半
径方向R3に移動させ、シーク動作を行なう。これによ
り、ヘッドスライダ104に取り付けられた磁気ヘッド
が、磁気ディスク200の所望のトラックにアクセスす
る構成となっている。
【0010】モータ108は、アーム106の他端に取
り付けられたボイスコイル109と、筐体101上に固
定配置されたマグネット110から構成されている。ボ
イスコイル109に外部から駆動電圧が供給され、ボイ
スコイル109は矢印R2方向に駆動される。
【0011】ボイスコイル109に外部から駆動電圧が
供給されると、アーム106は、マグネット110の磁
界と、このボイスコイル109に流れる電流とによって
生ずる力に基づいて、軸周りに回動される。これによ
り、アーム106の他端に取り付けられたヘッドスライ
ダ104は、図1にて矢印R3で示すように、磁気ディ
スク200の略半径方向に移動し、ヘッドスライダ10
4に備えられた磁気ヘッドは、磁気ディスク200上の
所定トラックへの情報の記録再生を行なう。
【0012】磁気ディスク装置に使用される磁気ディス
クの一般的構造を図2を参照して説明する。従来の磁気
ディスク200は、図2に示すように、表面研磨したア
ルミニウム合金、またはガラス製の基板201の両主面
に、下地層202、磁気記録層203、保護層204を
順次、成膜形成した構造になっている。
【0013】基板201は、アルミニウム合金、または
ガラス製が主流であるが、昨今ではポリカーボネート、
ポリオレフィン、ポリスチレン、PMMA等の高分子材
料を基板として使用したディスクが開発され、例えば光
磁気ディスク等の分野で多く使用されている。
【0014】このような構成を有するディスクはその基
板材料によって剛性が異なり、様々な使用環境において
変形を起こす可能性がある。例えば、スピンドルモータ
に対するクランパを用いた取り付けは、ディスクに応力
を発生させて歪、うねりを生じさせる。またディスクの
高速回転によってもその外周部には面振れが発生する。
特に高分子材料を基板としたディスクはこれらのうね
り、面振れが顕著である。
【0015】しかしながら、上述のように、ヘッドスラ
イダのディスク表面からの浮上量は、0.1μm以下、
昨今では、20〜40nm程度にまでなっている。この
浮上量を達成するためにディスクには様々な工夫がなさ
れている。例えば、アルミニウム合金、またはガラス製
のディスクにおいては、製造工程中にディスク表面の研
磨を行ない平滑性を向上させることが行われる。しか
し、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレ
ン、PMMA等の高分子材料を基板とするディスクにお
いては研磨工程の適用が困難であり、アルミニウム合
金、またはガラス製に比較してディスク表面の平滑度を
向上させることが難しい。
【0016】さらに、高分子材料を基板として使用した
ディスクは、上述の表面平滑度の問題のみではなく、ガ
ラス、アルミニウム合金等に比較してディスク面全体に
歪を形成しやすいという問題がある。ガラス基板を使用
したディスクの場合、曲率半径はディスク前面にわたっ
て30m程度のものを製造することが可能であるが、ポ
リカーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレン、PM
MA等の高分子材料を基板として使用したディスクにお
いては、ディスクの一部において曲率半径が20〜10
m程度になることがある。
【0017】磁気ヘッド、磁気ヘッドを取り付けたヘッ
ドスライダ、ヘッドスライダを支持する弾性部材、弾性
部材を支持するアーム、これらを総括してヘッドジンバ
ルアセンブリ(HGA:Head Gimbal As
sembly)と呼ぶ。このHGAの各構成要素の形
状、材質、重量等の微妙な変化により、ディスク上のヘ
ッドスライダの浮上量は大きく異なってくる。例えば、
前述したヘッドスライダ下面に形成される空気流路の構
成によりその浮上量は大きく変動する。また、ディスク
の回転速度、表面状態等によっても浮上量は異なるもの
となる。従来から、ヘッドジンバルアセンブリ(HG
A:Head Gimbal Assembly)等の
評価試験の一態様として、この浮上量測定、すなわちデ
ィスク回転時におけるヘッドスライダとディスクのスペ
ースの測定が行われている。この測定装置の例を図3に
示す。
【0018】図3に示すスペーシング測定装置300
は、ディスク301を回転駆動するディスク駆動機構3
02、ヘッドジンバルアセンブリ303をディスク30
1表面にローディングするヘッドスライダ駆動機構部3
04、ヘッドスライダ3031とディスク301間の距
離を測定するための光照射および受光を行なう光源部3
05、光検出部306、さらに光検出部306における
検出信号により、ヘッドスライダ3031とディスク3
01間の距離を算出するための演算処理機能を有するコ
ンピュータ307によって構成される。
【0019】ディスク301は、例えば透明なガラスに
よって作成されたものが使用され、形状は外径:95m
m〜135mm、厚さt:0.635〜7mm、ディス
クの加工精度は同心度:10μm以下、内径真円度:1
0μm以下、平行度:10μm以下、平坦度:5μm以
下、面粗さ(PV):7nm以下のものが多く使用され
ている。
【0020】図3のスペーシング測定装置300の駆動
部を中心とする構成を図4に示す。ディスク駆動機構部
302は、スピンドルモータ部3021、ディスク位置
決め機構部3022、クランパ3023を有する。スピ
ンドルモータ部3021は、ディスク301を数10r
pmから約10000rpmまで回転させることができ
る。ディスク位置決め機構部3022は被測定位置まで
デイスク301を移動させるための駆動機構を持つ。ク
ランパ3023はディスク301をスピンドルモータ部
3021に固定するための抑え部材である。例えば上述
の仕様のガラスで作成されたディスクをクランパ302
3で固定すると、ディスク302の最外周に発生するう
ねり、すなわち図3のZ軸方向のずれ量は最大10μm
となる。
【0021】ヘッドスライダ駆動機構部304は、HG
A取付部3041、アーム駆動部3042、Zハイト
(Z−Height)調整機構部3043から構成され
ている。
【0022】HGA取付部3041は、ヘッドジンバル
アセンブリ(HGA:Head Gimbal Ass
embly)303をヘッドスライダ駆動機構部304
に固定する。アーム駆動部3042は、ヘッドジンバル
アセンブリ(HGA:Head Gimbal Ass
embly)303に取り付けられたヘッドスライダ3
031をディスク301に相対する位置にローディング
する機構部であり、図3に示す水平方向であるX−Y方
向、および垂直方向であるZ軸方向の駆動系を有する。
Zハイト(Z−Height)調整機構部3043は、
ヘッドジンバルアセンブリ:HGA303のヘッドスラ
イダ3031とディスク301間の間隙の微調整のため
の調整機構部である。
【0023】光源部305により、例えばレーザ、白色
光が図3に示す矢印のように、ヘッドスライダ3031
の所定位置にフォーカスされ照射される。照射された光
は、透明ディスク301を透過し、ヘッドスライダ30
31の表面で反射され、その反射光が、光検出部306
に戻る。光源部305から照射されたレーザ、または白
色光は、ディスク301面においても一部が反射し、そ
の反射光も光検出部306によって検出される。これら
2つの異なる光路をたどった光の光検出部306による
検出光は干渉により所定の強弱の波を持つ光信号とな
る。演算処理機能を有するコンピュータ307は、この
光信号に基づいてヘッドスライダ3031とディスク3
01間の距離を算出する。
【0024】このように構成されたスペーシング測定装
置においては、透明なガラスディスクを使用して各種評
価試験を行なうことが一般的であった。これは上述のよ
うにガラスディスクはその表面を極めて平滑に仕上げる
ことが可能であり、また、ディスク面全体のゆがみ、す
なわち曲率半径も小さくすることが可能であるためであ
る。すなわちディスクを理想的な状態であると仮定し
て、ヘッドスライダの浮上状態を測定するためには、ガ
ラスディスクを使用するのが理想的であるためである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように昨今ではガラスディスクのみではなく、ポリカー
ボネート、ポリオレフィン、ポリスチレン、PMMA等
の高分子材料を基板としたディスクが使用されている。
【0026】高分子材料を基板としたディスクと、ガラ
スを基板としたディスクでは、同一のディスク回転速度
とした場合でも、それぞれのディスクの有する剛性によ
って異なる歪、うねりが発生することとなる。また高分
子材料を基板としたディスクと、ガラスを基板としたデ
ィスクでは、ディスク表面の平滑度にも差異があり、ヘ
ッドスライダとディスク間に生ずる空気の流れも異な
る。また、ディスクを回転させたときに発生する面振れ
も高分子材料を基板としたディスクは、ガラスを基板と
したディスクより大きくなる。従って、高分子材料を使
用したディスクにおけるヘッドスライダの浮上特性に、
ガラスディスクの試験結果を適用することは適切ではな
く、実際にポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリス
チレン、PMMA等の高分子材料を基板としたディスク
を試験装置に装着してヘッドスライダの浮上試験を行な
うことが必要となる。
【0027】高分子材料を基板としたディスクをガラス
ディスクと同一条件のクランパにより固定した場合、ク
ランプ後のディスクのディスク最外周におけるうねり
は、ガラスディスクでは10μm以下であるのに対し
て、高分子材料ディスクでは、多くの場合30μm以上
となる。さらに、高分子材料を基板とするディスクはガ
ラスディスクよりも剛性が小さく、ディスクを高速回転
させた場合の面振れが大きくなる。例えば、従来の評価
試験装置に装着されるガラスディスクと同一の外径、内
径、厚さを有する形状とした高分子材料ディスクは、例
えば外径95mmの場合、約7000rpmを超えると
面振れが急激に大きくなる傾向がある。従来のスペーシ
ング測定装置は、ディスク自体に発生する様々な変形を
考慮しておらず、このような従来の装置に高分子材料基
板ディスクを装着してガラスディスク基板と同様の試験
を行なうとディスクのうねり、または面振れを要因とし
て、ヘッドスライダがディスクに接触する可能性があ
る。また、スペーシング計測系である光路に対してもデ
ィスクのゆがみによる影響が発生し正確な測定を不可能
にする恐れがあった。
【0028】従って、高分子材料を基板としたディスク
に対するヘッドスライダの浮上特性を試験するには、デ
ィスク自体の形状変化特性を評価し、この変化に応じて
ヘッドスライダの浮上特性を評価する必要がある。
【0029】本発明は、上述のように従来のスペーシン
グ測定装置において、十分な考慮のなされていなかった
ディスクの形状変化について測定可能としたものであ
り、スペーシング測定装置の構成を大幅に変更すること
なくディスクの形状を測定することを可能としたディス
クシステム評価装置およびディスクシステム評価方法を
提供することを目的とする。
【0030】さらに本発明は、例えば高分子材料を基板
としたディスクにおいて顕著なディスクのうねり、また
は面振れを要因とするヘッドスライダのディスクに対す
る接触を回避可能なディスクシステム評価装置およびデ
ィスクシステム評価方法を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、ディス
クを装着し回転駆動するディスク回転駆動手段と、前記
ディスクに対向する位置にヘッドスライダを移動するヘ
ッドスライダ駆動手段と、前記ヘッドスライダに光を照
射し、照射光に対する前記ヘッドスライダおよび前記デ
ィスクからの反射光を検出することによりディスクとヘ
ッドスライダ間のスペースを測定する光学的スペース測
定手段を有するディスクシステム評価装置において、前
記ディスクの表面近傍に設置され、前記ディスクを透過
した照射光に対する反射光を形成する光反射板を有し、
前記光学的スペース測定手段は、前記光反射板に光を照
射し、該照射光に対する前記光反射板および前記ディス
クからの反射光を検出することにより前記光反射板と前
記ディスクの距離を測定してディスクの形状を求める構
成を有することを特徴とするディスクシステム評価装置
にある。
【0032】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様において、前記光学的スペース測定手段は、
前記ディスク下面での反射光と、前記光反射板における
反射光との干渉光に基づいて前記光反射板と前記ディス
クの距離を算出してディスクの形状を求める構成を有す
ることを特徴とする。
【0033】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様において、前記光学的スペース測定手段は、
光を照射する光源部と反射光を検出する光検出部と、該
光検出部からの信号を処理する演算手段とを有し、前記
光源部および光検出部は光学測定部駆動手段による駆動
により、少なくとも前記ヘッドスライダに対する光照射
位置、および前記光反射板に対する光照射位置の双方に
移動可能な構成を有することを特徴とする。
【0034】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様は、さらに前記光反射板を駆動する光反射板
駆動手段を有し、前記光反射板駆動手段は、少なくとも
前記デイスクの径方向に前記光反射板を移動可能な構成
を有し、前記光学的スペース測定手段は、前記光反射板
の位置に応じた複数の位置において前記光反射板と前記
ディスクとの距離を測定し、ディスク径方向における形
状を求める構成を有することを特徴とする。
【0035】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様において、前記光学的スペース測定手段は、
前記ディスク回転駆動手段によるディスクの回転時に前
記光反射板および前記ディスクからの反射光を連続して
サンプリングすることによりディスクの周方向における
形状を求める構成を有することを特徴とする。
【0036】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様は、ヘッドスライダ駆動手段により移動され
たヘッドスライダ位置を記憶する記憶手段を有し、前記
光反射板駆動手段は、前記記憶手段に記憶された位置デ
ータに基づいて前記光反射板を駆動することにより、前
記ヘッドスライダ位置と同一位置に前記光反射板を位置
決め可能な構成を有することを特徴とする。
【0037】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様は、前記光反射板を用いて求められたディス
ク形状データに基づいて、前記ヘッドスライダ駆動手段
の駆動範囲を前記ディスクと前記ヘッドスライダの接触
が回避される範囲に制限する制御手段を有することを特
徴とする。
【0038】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様において、前記ディスク回転駆動手段に装着
されるディスクは高分子材料を基板材料とするディスク
であることを特徴とする。
【0039】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置の一態様において、前記ディスク回転駆動手段にディ
スクを装着する装着手段は、円盤上の板ばねを介してデ
ィスクを挟み込むクランプ手段を有することを特徴とす
る。
【0040】さらに、本発明の第2の側面は、ディスク
に対向する位置にヘッドスライダを配置し、前記ヘッド
スライダに光を照射し、該照射光に対する前記ヘッドス
ライダおよび前記ディスクからの反射光を検出すること
によりディスクとヘッドスライダ間のスペースを測定す
る光学的スペース測定手段を有する装置におけるディス
クシステム評価方法において、前記ディスクを透過した
照射光を反射可能な光反射板を前記デイスクの径方向に
移動し、径方向の複数の位置において前記光反射板に光
を照射し該照射光に対する前記光反射板および前記ディ
スクからの反射光を検出することにより、ディスクの径
方向における形状を求めることを特徴とするディスクシ
ステム評価方法にある。
【0041】さらに、本発明の第3の側面は、ディスク
に対向する位置にヘッドスライダを配置し、前記ヘッド
スライダに光を照射し、該照射光に対する前記ヘッドス
ライダおよび前記ディスクからの反射光を検出すること
によりディスクとヘッドスライダ間のスペースを測定す
る光学的スペース測定手段を有する装置におけるディス
クシステム評価方法において、前記ディスクを透過した
照射光を反射可能な位置に光反射板を固定し、前記ディ
スクを回転させるとともに、前記光学的スペース測定手
段を用いて、前記光反射板に光を照射し、該照射光に対
する前記光反射板および前記ディスクからの反射光を連
続してサンプリングすることによりディスクの周方向に
おける形状を求めることを特徴とするディスクシステム
評価方法にある。
【0042】
【発明の実施の形態】[実施例1]図5に本発明のディ
スクシステム評価装置における実施例の一態様の構成図
を示す。図5に示すディスクシステム評価装置は、透明
なディスク501を回転駆動するディスク駆動機構50
2、透明なディスク501の下側に配置されるヘッドジ
ンバルアセンブリ503をディスク501の下面に対向
する位置にローディングするヘッドスライダ駆動機構部
504、ヘッドスライダ5031とディスク501面間
の距離を測定するための光照射および受光を行なう光源
部505、光検出部506、さらに光源部505、光検
出部506をX,Y方向に駆動する光学測定部駆動機構
507、さらに光検出部506における検出信号によ
り、ヘッドスライダ5031とディスク501間の距離
を算出するための演算処理機能を有するコンピュータ5
08を有する。さらに図5に示す本発明のディスクシス
テム評価装置は、ディスク501の下側に配置された光
反射板509、光反射板駆動機構510を有する。
【0043】ディスク501は、従来と同様の透明なガ
ラスのみではなく、本発明のディスクシステム評価装置
においてはポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリス
チレン、PMMA等の高分子材料からなるディスクが使
用可能である。
【0044】図6は、外径65mmの高分子材料による
ディスク、外径95mmの高分子材料によるディスク、
外径65mmのガラス材料によるディスクにおけるデイ
スク厚さとディスクの面振れの関係を示す図である。こ
の図から高分子材料によるディスクを装着する場合、ガ
ラスディスクと同様の面振れに抑えるためには、例え
ば、ディスク外径95mmのものでは、厚さ4.2mm
以下、ディスク外径65mmのものでは、厚さ2.2m
m以下とすることが好ましいことが理解される。ただし
本発明のディスクシステム評価装置は後述するようにデ
ィスクの回転による形状変化が測定可能なシステムであ
り、面振れによるディスク破損を防止できるのでガラス
ディスクよりも面振れの大きい高分子材料ディスクを装
着することが可能である。すなわち、まず、本発明のデ
ィスクシステム評価装置の光反射板を使用してディスク
の最大面振れ量を計測し、その後、ヘッドスライダを測
定された最大面振れ量の範囲外に位置決めすることで、
ディスクとスライダヘッドの接触が回避できる。
【0045】図5のディスクシステム評価装置500の
駆動部を中心とする構成を図7に示す。ディスク駆動機
構部502は、スピンドルモータ部5021、ディスク
位置決め機構部5022、クランパ5023を有する。
【0046】クランパ5023は、ポリカーボネート、
ポリオレフィン、ポリスチレン、PMMA等の高分子材
料からなるディスクを使用した場合のディスク変形を抑
えるため、従来のガラスディスク用クランパとはその構
成が異なる。
【0047】本発明のディスクシステム評価装置におけ
るクランプ部構成を図8に示す。図8に示すようにディ
スク501は、上側クランパ802と下側クランパ80
3によって挟持される。上側クランパ802と下側クラ
ンパ803のディスク接触面は表面粗さが0.8S以下
に加工されている。上側クランパ802の上部に板ばね
804が配置され、クランプ荷重が負荷される。板ばね
804は中心に穴が形成されこの穴の径はスピンドルモ
ータ部5021の主軸の径より大きく加工されている。
このような構成において、取り付けネジ805の締め付
けによりディスク501がスピンドルモータ部5021
に固定される。
【0048】なお、図9に示すように、取り付けネジ8
05が下側クランパ803に埋め込まれるように取り付
けられる構造でもよい。この場合は板ばね804の中心
に形成された穴はスピンドルモータ部5021の主軸よ
り小さいか、あるいは穴がなくてもよい。この場合、板
ばね804は、下側クランパ803に取り付けネジ80
5とは別のネジ806によって取り付けられる。
【0049】このようなクランプ構成によれば、剛性の
低い、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレ
ン、PMMA等の高分子材料からなるディスクを装着し
てもうねりを小さく抑えることが可能となる。
【0050】スピンドルモータ部5021は、ディスク
501を数10rpmから約10000rpmまで回転
させることができる。ディスク位置決め機構部5022
は被測定位置までデイスク501を移動させるための駆
動機構を持つ。クランパ5023はディスク501をス
ピンドルモータ部5021に固定するための抑え部材で
ある。
【0051】図7に示すように、ヘッドスライダ駆動機
構部504は、HGA取付部5041、アーム駆動部5
042、Zハイト(Z−Height)調整機構部50
43から構成されている。
【0052】HGA取付部5041は、ヘッドジンバル
アセンブリ(HGA:Head Gimbal Ass
embly)503をヘッドスライダ駆動機構部504
に固定する。アーム駆動部5042は、ヘッドジンバル
アセンブリ(HGA:Head Gimbal Ass
embly)503に取り付けられたヘッドスライダ5
031をディスク501に相対する位置にローディング
する機構部であり、図5に示す水平方向であるX−Y方
向、および垂直方向であるZ軸方向の駆動系を有する。
Zハイト(Z−Height)調整機構部5043は、
ヘッドジンバルアセンブリ:HGA503のヘッドスラ
イダ5031とディスク501間の間隙の微調整のため
の調整機構部である。
【0053】光反射板509を駆動する光反射板駆動機
構510は、例えばヘッドスライダ駆動機構部504と
同様に光反射板509を図5に示す水平方向であるX−
Y方向、および垂直方向であるZ軸方向に移動するため
の駆動系を有し、ディスク下面に相対する任意の位置に
光反射板509を設定することができる。
【0054】光反射板509の表面は光源部505から
照射される光を効率よく反射可能とするため滑らかに研
磨された面を有することが理想的であり、反射率を高め
るための反射膜が成膜された構成としてもよい。
【0055】なお、ディスク駆動機構部502、ヘッド
スライダ駆動機構部504、光反射板駆動機構510は
簡易な密閉容器内に配置することが好ましい。これはデ
ィスク破損時の破片拡散防止のためである。またディス
クの帯電を防止するため、密閉容器内にイオナイザーを
配置してもよい。
【0056】図5に戻って本発明のディスクシステム評
価装置の動作について説明する。システム操作者は、デ
ィスク501を、クランパ5023により、スピンドル
モータ部5021に固定する。また、ヘッドジンバルア
センブリ(HGA:HeadGimbal Assem
bly)503をヘッドスライダ駆動機構部504に固
定する。さらにディスク駆動機構部502、ヘッドスラ
イダ駆動機構部504の駆動により、ディスク501、
ヘッドスライダ5031の位置を決定する。さらに、光
反射板駆動機構510による駆動によりディスク下面に
相対する位置に光反射板509を設定する。これらの位
置は、コンピュータ508内のメモリに記憶され、一旦
記憶された各位置に対する移動はコンピュータの入力手
段からの指示によって可能となる。
【0057】次に、光源部505、光検出部506を被
測定点に設定する。最初の作業者による位置決定時は光
源部505、光検出部506の近傍に備えたCCDカメ
ラ(図示せず)により光源部505の光照射部を観察し
ながら光学測定部駆動機構507によって光源部50
5、光検出部506をX,Y方向に移動して被測定部に
光源部505、光検出部506を位置決めすることがで
きる。決定された被測定点は、コンピュータ508内の
メモリに記憶され、一旦記憶された被測定点に対する再
移動はコンピュータの入力手段からの指示によって可能
となる。
【0058】ヘッドスライダ5031におけるフォーカ
ス位置は、ヘッドスライダのディスク面側の凸部、すな
わち最近接位置に設定するのが一般的である。ただし被
測定点として複数のポイントを設定することも可能であ
り、例えば被測定点をヘッドスライダ5031の長さ方
向の端部2点、すなわち空気流入端と流出端の2点に決
定することにより、ヘッドスライダ5031のピッチ
角、すなわちヘッドスライダ5031の長さ方向の傾き
を測定することが可能となる。また、被測定点をヘッド
スライダ5031の幅方向の端部2点に設定することに
より、ヘッドスライダ5031のロール角、すなわち、
ヘッドスライダ5031の幅方向の傾きを測定すること
が可能となる。
【0059】本発明のディスクシステム評価装置は、光
反射板509を使用してディスクの形状を測定すること
が可能である。光反射板509は光反射板駆動機構51
0によって水平方向であるX−Y方向、および垂直方向
であるZ軸方向に移動可能である。図5に実線で示す位
置に位置づけられた光源部505、光検出部506によ
り、ディスクの形状測定が可能となる。
【0060】光源部505から出た光は、例えばレー
ザ、白色光が、透明なディスク501を介して光反射板
509の所定位置にフォーカスされ照射される。照射さ
れた光は、光反射板509の表面で反射され、その反射
光が、光検出部506に戻る。光源部505から照射さ
れたレーザ、または白色光は、ディスク501面におい
ても一部が反射し、その反射光も光検出部506によっ
て検出される。これら2つの異なる光路をたどった光の
光検出部506による検出光は干渉により所定の強弱の
波を持つ光信号となる。演算処理機能を有するコンピュ
ータ508は、この光信号に基づいて光反射板509と
ディスク501間の距離を算出する。
【0061】図10、図11、図12を用いて光反射板
509とディスク501間の距離の測定方法を説明す
る。図10は、光反射板509とディスク501、光源
部505、光検出部506、コンピュータ508による
距離測定構成の詳細を示す図である。ディスク501の
下面に対向して光反射板509が配置される。光反射板
509の位置は、その位置の設定時に、ディスクの取付
平面との距離を含めた三次元的位置が予めコンピュータ
内のメモリに記憶される。図10中の破線で示すように
コンピュータ508とディスク駆動機構部502、ヘッ
ドスライダ駆動機構部504、光学測定部駆動機構50
7、光反射板駆動機構510間では位置制御信号の授受
がなされ、それぞれの三次元位置データがコンピュータ
内のメモリに記憶される。
【0062】ディスク501の上面側に光源部505、
光検出部506が配置される。光源部505から発せら
れた光束は、所定のレンズ構成を経て、例えばビームス
プリッタにより反射され、さらに対物レンズ等(図示せ
ず)によりフォーカスされて、ディスク501を透過
し、光反射板509に照射される。
【0063】照射光は、光反射板509において反射さ
れるとともに、ディスク501の上面、および下面にお
いても反射する。これらの反射光の詳細を図11に示
す。光反射板509からの反射光をL1とし、ディスク
下面からの反射光をL2、ディスク上面での反射光をL
3とする。これらの3つの反射光はそれぞれ互いに干渉
を発生させるが、ディスクの厚さdが光反射板509と
ディスク501間の距離hに比較してはるかに大きいた
め、ディスク上面での反射光L3と光反射板509から
の反射光L1との相互干渉、およびディスク上面での反
射光L3とディスク下面からの反射光L2との相互干渉
は僅かであり無視できるレベルとなる。従って、光検出
部506は、光反射板509からの反射光L1と、ディ
スク下面からの反射光L2との干渉光L12を検出する
ことができる。
【0064】干渉光L12は、光検出部506内の回折
格子5061に入力し、スペクトル分光されて、図12
に示すようなほぼ正弦波形で変化する強度分布の干渉波
強度信号I(L12)を得る。この干渉波強度信号は、
コンピュータ508に入力される。干渉光L12の強度
は、波長λに対する光反射板509とディスク501間
の距離hの大きさに従って図12に示すようにほぼ正弦
波形で変化するので、例えばこの波形の波長λ1と波長
λ2に対する各受光信号の強度に基づいて光反射板50
9とディスク501間の距離hが求められる。なお、各
受光信号の処理方法としては、例えば、特開平5−23
1828、5−322522に記載の方法を適用するこ
とができる。
【0065】光反射板509の高さ位置、すなわちZ軸
方向の位置を固定して、例えばディスク非回転状態で、
光反射板509をディスク内径方向から外径方向に水平
移動させて光反射板509とディスク501間の距離を
逐次測定することにより径方向の各位置におけるゆが
み、曲率半径を検出することができる。また、ディスク
を回転させて光反射板509とディスク501間の距離
を逐次測定することによりディスク周方向のひずみを測
定することが可能となる。また、ディスク回転時におけ
る面振れについての測定も可能となる。
【0066】たとえばディスクの回転速度を一定に保
ち、ディスクの周方向に50μm間隔で測定するように
光検出部506からの信号サンプリング間隔をディスク
の回転速度に合わせて調整することで、ディスクの周方
向50μm間隔ごとのZ軸変位を求めることが可能とな
る。これらを例えばディスク内周から外周に向けて実行
することで、所定の回転速度におけるディスク全体の形
状変化を三次元的に求めることが可能となる。
【0067】上述のような方法で各回転速度におけるデ
ィスク形状の変化態様を求めた後、光源部505、光検
出部506を光学測定部駆動機構507によって移動
し、光源部505、光検出部506を図5に示す点線位
置、すなわちヘッドスライダ5031に光り照射可能な
ポイントに移動する。その後ディスクを回転させて、デ
ィスク501とヘッドスライダ5031との距離、すな
わち浮上量を測定する。
【0068】図5に示す点線位置に光源部505、光検
出部506を位置させ、レーザ、または白色光をディス
ク501を介してヘッドスライダ5031の所定位置に
フォーカスし照射する。照射された光は、ヘッドスライ
ダ5031の表面で反射され、その反射光が、光検出部
506に戻る。光源部505から照射されたレーザ、ま
たは白色光は、ディスク501の上面、下面においても
一部が反射し、その反射光も光検出部506によって検
出される。2つの異なる光路をたどった光の光検出部5
06による検出光は干渉により図12に示す所定の強弱
の波を持つ光信号となる。演算処理機能を有するコンピ
ュータ508は、この光信号に基づいてヘッドスライダ
5031とディスク501間の距離を算出する。これら
の距離算出構成は図10、10、11において説明した
手法と同様であるので説明は省略する。
【0069】ヘッドスライダ5031の浮上量はデイス
クの変形状態に応じて変化する。ディスクの変形により
ディスク面のZ軸位置が変位し、ヘッドスライダ503
1はディスクのZ軸変位に基づいてその浮上量を変動さ
せる。本発明のディスクシステム評価装置では、光反射
板509の使用によりディスク変形形状を正確に把握す
ることが可能であり、例えば、ディスク501のある周
位置のある回転速度におけるZ軸変位データを光反射板
509を使用して予め測定し、その後、同一の周位置に
おいてヘッドスライダ5031の浮上量変動を測定する
ことができる。これらの測定により、ある回転速度にお
けるディスクZ軸変位データと、ヘッドスライダ503
1の浮上量変動を対応づけることが可能となり、ディス
クの変位に対応するヘッドスライダ5031の追従浮上
量変位特性を検出することが可能となる。
【0070】例えば、まず、光反射板509をディスク
の特定の周位置に設置して、これを測定ポイントとし、
ディスクを所定の回転速度で回転させてディスクの周方
向に50μm間隔でディスク変位を測定しディスクの周
方向50μm間隔ごとのZ軸変位を求める。その後、光
源部505、光検出部506をヘッドスライダ5031
に光照射可能な位置に移動して同様にディスクの周方向
50μm間隔ごとのヘッド浮上量データを求める。これ
らを対応づけることにより、ヘッドスライダ5031の
追従浮上量変位特性を検出することが可能となる。な
お、ディスクの各ポイントに位置を識別するマーク、ラ
イン等の識別子を形成し、識別子からの回転角度を識別
することによってさらに正確なデータ対応づけが可能と
なる。
【0071】また、本発明のディスクシステム評価装置
は、上述のように光反射板509を用いたディスク変位
を測定し、その後、ヘッドスライダ5031の浮上量測
定をすることが可能である。従って、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリスチレン、PMMA等の高分
子材料を基板として使用したディスク、すなわち回転に
より大きな面振れの発生する可能性の高いディスクを使
用した場合にも、面振れにより発生するZ軸変位を予め
検出することが可能となり、その検出されたZ軸変位に
応じてヘッドスライダ5031の位置を決定することが
できるので、浮上距離測定に際して、ヘッドスライダ5
031とディスク501とが接触してディスク501、
またはヘッドスライダ5031の損傷が発生することを
未然に防ぐことが可能となる。
【0072】なお、光反射板509を用いて求められた
ディスク形状変化データに基づいて、ヘッドスライダ駆
動手段の駆動範囲をディスクとヘッドスライダの接触が
回避される範囲に制限する制御をコンピュータ508が
実行するように構成することができる。例えば、予め光
反射板509を用いて求められたディスク形状変化デー
タをコンピュータの記憶手段に格納し、その後、ヘッド
スライダを駆動して位置決めする場合、記憶された形状
変化データの最大Z軸変位内にヘッドスライダの位置デ
ータが侵入した場合に、警告を発する。あるいはデータ
入力による位置設定を受け付けない等、ディスクとヘッ
ドスライダの接触が回避される範囲にヘッドスライダの
駆動を制限する。これらの制御により安全な測定が可能
となる。
【0073】上述の構成により、本発明のディスクシス
テム評価装置においては、従来の装置において使用され
ていたガラスディスクのみではなく、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリスチレン、PMMA等の高分
子材料を基板として使用したディスクを装着して評価試
験を安全に行なうことが可能となる。
【0074】[実施例2]図13に本発明のディスクシ
ステム評価装置における第2実施例の構成図を示す。図
13に示すディスクシステム評価装置は、図5で説明し
た実施例と異なり、デイスクに対する光反射板909の
装着位置が、ヘッドジンバルアセンブリ903と同じ側
にある。
【0075】その他の構成は図5と同様であり、ディス
ク901を回転駆動するディスク駆動機構902、ヘッ
ドジンバルアセンブリ903をディスク901表面にロ
ーディングするヘッドスライダ駆動機構部904、ヘッ
ドスライダ9031とディスク901間の距離を測定す
るための光照射および受光を行なう光源部905、光検
出部906、さらに光源部905、光検出部906を
X,Y方向に駆動する光学測定部駆動機構907、さら
に光検出部906における検出信号により、ヘッドスラ
イダ9031とディスク901間の距離を算出するため
の演算処理機能を有するコンピュータ908を有する。
【0076】この第2実施例のディスクシステム評価装
置は、デイスクに対する光反射板909の装着位置が、
ヘッドジンバルアセンブリ903と同じ側にある。従っ
て、光反射板909を使用したディスクの三次元形状検
出と、ヘッドスライダ5031の浮上量測定を同一個所
で実行可能な構成となっている。ヘッドスライダ503
1、光反射板909はそれぞれ、ヘッドスライダ駆動機
構部904、光反射板駆動機構910によって移動可能
であり、操作者によって設定された位置をコンピュータ
908内のメモリに記憶し、それぞれの測定時にヘッド
スライダ5031、光反射板909を同一の位置に位置
決めすることが可能である。
【0077】本実施例のディスクシステム評価装置にお
いてもディスク901は、従来と同様の透明なガラスの
みではなく、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
スチレン、PMMA等の高分子材料からなるディスクが
使用可能である。
【0078】図13のディスクシステム評価装置900
の駆動系は光反射板909の位置が異なるのみであり、
他は図7と同様であるので説明は省略する。
【0079】光反射板909を駆動する光反射板駆動機
構910は、デイスクに対するヘッドスライダの配置側
空間において図13に示す水平方向であるX−Y方向、
および垂直方向であるZ軸方向に移動するための駆動系
を有し、ディスク下面に相対するヘッドスライダの配置
側空間の任意の位置に光反射板909を設定することが
できる。光反射板909の表面は光源部905から照射
される光を効率よく反射可能とするため滑らかに研磨さ
れた面を有することが理想的であり、反射率を高めるた
めの反射膜が成膜された構成としてもよい。
【0080】本実施例のディスクシステム評価装置の動
作について説明する。ヘッドスライダの浮上量測定とデ
ィスク形状の測定はいずれを先に行なってもよい。ただ
し、面振れ等の最大値が予測できないときは、ディスク
形状変化を先に測定して、ヘッドスライダがディスク表
面に衝突しない位置に設定することが望ましい。以下で
は、面振れ等の最大値が予測されており、ヘッドスライ
ダ9031の浮上量測定を先行して行なう場合の測定手
順について説明する。
【0081】システム操作者は、ディスク901を、ヘ
ッドジンバルアセンブリ(HGA:Head Gimb
al Assembly)903を固定する。さらにデ
ィスク駆動機構部902、ヘッドスライダ駆動機構部9
04の駆動により、ディスク901、ヘッドスライダ9
031の位置を決定する。決定された位置は、コンピュ
ータ908内のメモリに記憶され、一旦記憶された位置
に対する移動はコンピュータの入力手段からの指示によ
って可能となる。
【0082】次に、光源部905、光検出部906を被
測定点に設定する。最初の位置決定時は光源部905、
光検出部906の近傍に備えたCCDカメラ(図示せ
ず)により光源部905の光照射部を観察して光学測定
部駆動機構907によって光源部905、光検出部90
6をX,Y方向に移動して被測定部に光源部905、光
検出部906を位置決めすることができる。決定された
被測定点は、コンピュータ908内のメモリに記憶さ
れ、一旦記憶された被測定点に対する移動はコンピュー
タの入力手段からの指示によって可能となる。
【0083】ヘッドスライダ9031の浮上量測定手法
は実施例1で説明した図10乃至11と同様の手法が適
用できる。被測定点として複数のポイントを設定するこ
とも可能であり、例えば被測定点をヘッドスライダ90
31の長さ方向の端部2点、すなわち空気流入端と流出
端の2点に決定することにより、ヘッドスライダ903
1のピッチ角、すなわちヘッドスライダ9031の長さ
方向の傾きを測定することが可能となる。また、被測定
点をヘッドスライダ9031の幅方向の端部2点に設定
することにより、ヘッドスライダ9031のロール角、
すなわち、ヘッドスライダ9031の幅方向の傾きを測
定することが可能となる。
【0084】ヘッドスライダ9031の浮上量が測定さ
れると、次に、光反射板駆動機構910による駆動によ
りディスク下面に相対する位置に光反射板909を設定
する。この位置は、ヘッドスライダ9031の位置とし
てコンピュータ908内のメモリに記憶された位置であ
り、この位置に対する光反射板駆動機構910による光
反射板909の移動はコンピュータのメモリ内の位置デ
ータに基づいて行なうことが可能である。
【0085】光源部905から出た、例えばレーザ、白
色光が、透明なディスク901を介して光反射板909
の所定位置にフォーカスされ照射される。照射された光
は、光反射板909の表面で反射され、その反射光が、
光検出部906に戻る。また、ディスク901面におけ
る反射光も光検出部906によって検出される。これら
2つの異なる光路をたどった光の光検出部906による
検出光は干渉により所定の強弱の波を持つ光信号とな
り、演算処理機能を有するコンピュータ908により、
ディスク901のZ軸方向の変位を検出する。ディスク
901のZ軸変位の検出手法は、実施例1で説明した図
10乃至11と同様の手法が適用できる。
【0086】本実施例においては、ヘッドスライダの設
定位置と全く同じ位置に光反射板909を設置すること
が可能であり、ヘッドスライダ位置でのディスク形状デ
ータを求めることができる。光反射板909による形状
測定をディスク内周から外周に向けて実行することで、
ヘッドスライダの可動範囲におけるディスク形状を三次
元的に求めることが可能となる。
【0087】ヘッドスライダ9031はディスクの形状
変化、すなわちZ軸変位に基づいてその浮上量を変動さ
せることが予測される。本実施例のディスクシステム評
価装置では、光反射板909とヘッドスライダ9031
を同一位置に設定して測定ができるため、ディスクの変
位に対応するヘッドスライダ9031の追従浮上量変位
特性をより正確に検出することが可能となる。
【0088】測定例について説明する。測定者は、まず
ヘッドスライダ9031を位置決めして、ディスクを所
定の回転速度で回転させてディスクの周方向50μm間
隔ごとの浮上量変位を求める。さらに、光反射板909
を同一の測定ポイントに移動して、ディスクを同一の回
転速度で回転させてディスクの周方向に50μm間隔で
ディスク変位を測定する。これら2つの測定データを対
応づけることにより、ヘッドスライダ9031の追従浮
上量変位特性を求めることが可能となる。なお、ディス
クの各ポイントに位置を識別するマーク、ライン等の識
別子を形成し、識別子からの回転角度を識別することに
よってさらに正確なデータ対応づけが可能となる。
【0089】これらの2つの測定データに基づいて、デ
ィスク形状の3次元的表示と、そのディスク上を浮上す
るヘッドスライダの3次元的表示を合わせて行なうこと
も可能であり、より正確なスライダ浮上状態観察が可能
となる。
【0090】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。また、各実施例を相互に組み合わせた態様
についても本発明の要旨に含まれるものである。本発明
の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の
範囲の欄を参酌すべきである。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクシ
ステム評価装置およびディスクシステム評価方法によれ
ば、ヘッドスライダとデイスク間の距離、すなわちヘッ
ドスライダ浮上量を計測する装置において、ディスクの
形状についても計測可能となるので、形状変化が大きい
ディスク、例えば高分子材料を基板としたディスクを装
着した場合でもヘッドスライダとディスクの接触を発生
させることなく、安全にヘッドスライダの浮上量測定を
行なうことができる。
【0092】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置およびディスクシステム評価方法によれば、光反射板
を移動することにより、ディスクの半径方向の形状変化
を測定可能であり、またディスクを回転させて複数のデ
ータをサンプリングすることにより周方向の形状変化も
検出可能となり、ディスクの三次元的形状を正確に検出
することが可能となる。
【0093】さらに、本発明のディスクシステム評価装
置およびディスクシステム評価方法によれば、ディスク
のある周位置のある回転速度におけるZ軸変位データを
光反射板を使用して測定し、その後、同一位置において
ヘッドスライダの浮上量変動を測定することにより、各
回転速度におけるディスクZ軸変位データと、ヘッドス
ライダの浮上量変動を対応づけることが可能となり、デ
ィスクの変位に対応するヘッドスライダの追従浮上量変
位特性を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な磁気ディスク装置構成を示す平面図で
ある。
【図2】一般的な磁気ディスクの層構成を示す断面図で
ある。
【図3】従来のスペーシング測定装置の構成を説明する
ための一部切り欠き斜視図である。
【図4】従来のスペーシング測定装置構成における駆動
部の詳細を説明する斜視図である。
【図5】本発明のディスクシステム評価装置の第1実施
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図6】異なるデイスク基板材料を使用した場合のディ
スク厚さとディスクの面振れの対応関係を示す図であ
る。
【図7】本発明のディスクシステム評価装置の第1実施
例構成における駆動部の詳細を説明する斜視図である。
【図8】本発明のディスクシステム評価装置のクランプ
部の詳細構成(その1)を示す分解斜視図である。
【図9】本発明のディスクシステム評価装置のクランプ
部の詳細構成(その2)を示す分解斜視図である。
【図10】本発明のディスクシステム評価装置のデイス
クの形状の光学的検査構成を示す図である。
【図11】本発明のディスクシステム評価装置の反射光
について説明する図である。
【図12】本発明のディスクシステム評価装置の干渉波
の強度分布について説明する図である。
【図13】本発明のディスクシステム評価装置の第2実
施例を示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
101…筐体 102…スピンドルモータ 103…回動型アクチュエータ 104…ヘッドスライダ 105…弾性部材 106…アーム 107…垂直軸 108…モータ 109…ボイスコイル 110…マグネット 200,301,501,901…ディスク 302,502,902…ディスク駆動機構部 303,503,903…ヘッドジンバルアセンブリ 304,504,904…ヘッドスライダ駆動機構部 305,505,905…光源部 306,506,906…光検出部 507,907…光学測定部駆動機構 307,508,908…コンピュータ 509,909…光反射板 510,910…光反射板駆動機構 3021,5021…スピンドルモータ部 3022,5022…ディスク位置決め機構部 3023,5023…クランパ 3031,5031,9031…ヘッドスライダ 3041,5041…HGA取付部 3042,5042…アーム駆動部 3043,5043…Zハイト(Z−Height)調
整機構部 802…上側クランパ 803…下側クランパ 804…板ばね 805…取り付けネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D059 AA01 AA07 AA08 BA01 CA08 DA35 EA20 5D075 AA03 CC29 5D112 AA24 JJ04 5D121 HH07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを装着し回転駆動するディスク回
    転駆動手段と、前記ディスクに対向する位置にヘッドス
    ライダを移動するヘッドスライダ駆動手段と、前記ヘッ
    ドスライダに光を照射し、照射光に対する前記ヘッドス
    ライダおよび前記ディスクからの反射光を検出すること
    によりディスクとヘッドスライダ間のスペースを測定す
    る光学的スペース測定手段を有するディスクシステム評
    価装置において、 前記ディスクの表面近傍に設置され、前記ディスクを透
    過した照射光に対する反射光を形成する光反射板を有
    し、 前記光学的スペース測定手段は、前記光反射板に光を照
    射し、該照射光に対する前記光反射板および前記ディス
    クからの反射光を検出することにより前記光反射板と前
    記ディスクの距離を測定してディスクの形状を求める構
    成を有することを特徴とするディスクシステム評価装
    置。
  2. 【請求項2】前記光学的スペース測定手段は、前記ディ
    スク下面での反射光と、前記光反射板における反射光と
    の干渉光に基づいて前記光反射板と前記ディスクの距離
    を算出してディスクの形状を求める構成を有することを
    特徴とする請求項1に記載のディスクシステム評価装
    置。
  3. 【請求項3】前記光学的スペース測定手段は、光を照射
    する光源部と反射光を検出する光検出部と、該光検出部
    からの信号を処理する演算手段とを有し、 前記光源部および光検出部は光学測定部駆動手段による
    駆動により、少なくとも前記ヘッドスライダに対する光
    照射位置、および前記光反射板に対する光照射位置の双
    方に移動可能な構成を有することを特徴とする請求項1
    または2に記載のディスクシステム評価装置。
  4. 【請求項4】前記ディスクシステム評価装置は、さらに
    前記光反射板を駆動する光反射板駆動手段を有し、 前記光反射板駆動手段は、少なくとも前記デイスクの径
    方向に前記光反射板を移動可能な構成を有し、 前記光学的スペース測定手段は、前記光反射板の位置に
    応じた複数の位置において前記光反射板と前記ディスク
    との距離を測定し、ディスク径方向における形状を求め
    る構成を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載のディスクシステム評価装置。
  5. 【請求項5】前記光学的スペース測定手段は、前記ディ
    スク回転駆動手段によるディスクの回転時に前記光反射
    板および前記ディスクからの反射光を連続してサンプリ
    ングすることによりディスクの周方向における形状を求
    める構成を有することを特徴とする請求項1乃至4いず
    れかに記載のディスクシステム評価装置。
  6. 【請求項6】前記ディスクシステム評価装置は、ヘッド
    スライダ駆動手段により移動されたヘッドスライダ位置
    を記憶する記憶手段を有し、 前記光反射板駆動手段は、前記記憶手段に記憶された位
    置データに基づいて前記光反射板を駆動することによ
    り、前記ヘッドスライダ位置と同一位置に前記光反射板
    を位置決め可能な構成を有することを特徴とする請求項
    1乃至5いずれかに記載のディスクシステム評価装置。
  7. 【請求項7】前記ディスクシステム評価装置は、前記光
    反射板を用いて求められたディスク形状データに基づい
    て、前記ヘッドスライダ駆動手段の駆動範囲を前記ディ
    スクと前記ヘッドスライダの接触が回避される範囲に制
    限する制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    6いずれかに記載のディスクシステム評価装置。
  8. 【請求項8】前記ディスク回転駆動手段に装着されるデ
    ィスクは高分子材料を基板材料とするディスクであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のディス
    クシステム評価装置。
  9. 【請求項9】前記ディスク回転駆動手段にディスクを装
    着する装着手段は、円盤上の板ばねを介してディスクを
    挟み込むクランプ手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至8いずれかに記載のディスクシステム評価装置。
  10. 【請求項10】ディスクに対向する位置にヘッドスライ
    ダを配置し、前記ヘッドスライダに光を照射し、該照射
    光に対する前記ヘッドスライダおよび前記ディスクから
    の反射光を検出することによりディスクとヘッドスライ
    ダ間のスペースを測定する光学的スペース測定手段を有
    する装置におけるディスクシステム評価方法において、 前記ディスクを透過した照射光を反射可能な光反射板を
    前記デイスクの径方向に移動し、径方向の複数の位置に
    おいて前記光反射板に光を照射し該照射光に対する前記
    光反射板および前記ディスクからの反射光を検出するこ
    とにより、ディスクの径方向における形状を求めること
    を特徴とするディスクシステム評価方法。
  11. 【請求項11】ディスクに対向する位置にヘッドスライ
    ダを配置し、前記ヘッドスライダに光を照射し、該照射
    光に対する前記ヘッドスライダおよび前記ディスクから
    の反射光を検出することによりディスクとヘッドスライ
    ダ間のスペースを測定する光学的スペース測定手段を有
    する装置におけるディスクシステム評価方法において、 前記ディスクを透過した照射光を反射可能な位置に光反
    射板を固定し、前記ディスクを回転させるとともに、前
    記光学的スペース測定手段を用いて、前記光反射板に光
    を照射し、該照射光に対する前記光反射板および前記デ
    ィスクからの反射光を連続してサンプリングすることに
    よりディスクの周方向における形状を求めることを特徴
    とするディスクシステム評価方法。
JP11205745A 1999-07-21 1999-07-21 ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法 Pending JP2001035110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11205745A JP2001035110A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11205745A JP2001035110A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001035110A true JP2001035110A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16511964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11205745A Pending JP2001035110A (ja) 1999-07-21 1999-07-21 ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001035110A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5029777B1 (ja) * 2011-11-22 2012-09-19 旭硝子株式会社 磁気記録媒体用ガラス基板、および該磁気記録媒体用ガラス基板を用いた磁気記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5029777B1 (ja) * 2011-11-22 2012-09-19 旭硝子株式会社 磁気記録媒体用ガラス基板、および該磁気記録媒体用ガラス基板を用いた磁気記録媒体
JP2013109806A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Asahi Glass Co Ltd 磁気記録媒体用ガラス基板、および該磁気記録媒体用ガラス基板を用いた磁気記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0209140B1 (en) A method of measuring a minute flying height of an object and a magnetic disk apparatus
KR20020040599A (ko) 광학 픽업 장치 및 디스크 드라이브 장치
US5473431A (en) Interferometric flying height measuring device including an addition of a spacer layer
JPWO2006118221A1 (ja) 対物レンズの傾き調整方法、光ピックアップの製造方法、対物レンズの傾き調整装置、光ピックアップ部品、光ピックアップ、及び光情報記録再生装置
EP1839298A2 (en) Focus calibration in an optical drive
KR20070087629A (ko) 자동 디스크 기울기 교정 방법 및 장치
US6369900B1 (en) Glide head with features on its air bearing surface for improved fly height measurement
JP2001035110A (ja) ディスクシステム評価装置およびディスクシステム評価方法
US6529278B2 (en) Optical interference apparatus and position detection apparatus
US6924958B2 (en) Read/write transducer for hard disk drives with optical position measuring system, and manufacturing process thereof
US6688743B1 (en) Method and apparatus to determine fly height of a recording head
KR20010041003A (ko) 레코딩 헤드의 부양 높이를 결정하는 방법 및 장치
US7123431B2 (en) Precise positioning of media
US6462349B1 (en) Measuring spacing between two surfaces via evanescent coupling
US6342707B1 (en) Laser scatterometer with adjustable beam block
JPH02158927A (ja) 光デッキ対物レンズ
KR100491262B1 (ko) 광픽업 평탄도 조정장치
JP4074767B2 (ja) 光ディスク装置の検査方法
JP2002245742A (ja) 磁気ヘッド浮上量の測定方法
JP4008139B2 (ja) 磁気ヘッドと光ヘッドとの位置合わせ方法および位置合わせ装置
KR100314089B1 (ko) 광디스크제조용글래스원반감광제의현상상태검사시스템
KR100200827B1 (ko) 광 디스크의 정보 기록 장치 및 방법
KR100501690B1 (ko) 자기디스크드라이브에서의클럭신호기록,독출장치및방법과그를위한구조의디스크
JP3038750B2 (ja) ホログラムからの回折光評価装置
JPH09213034A (ja) サーボ情報書き込み装置及び書き込み方法