JP2001034722A - セキュリティ特徴、セキュリティ特徴の読取り方法およびセキュリティ特徴の製造方法 - Google Patents

セキュリティ特徴、セキュリティ特徴の読取り方法およびセキュリティ特徴の製造方法

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JP2001034722A
JP2001034722A JP2000170667A JP2000170667A JP2001034722A JP 2001034722 A JP2001034722 A JP 2001034722A JP 2000170667 A JP2000170667 A JP 2000170667A JP 2000170667 A JP2000170667 A JP 2000170667A JP 2001034722 A JP2001034722 A JP 2001034722A
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hologram
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Guenther Dausmann
ダウスマン ギュンター
Zishao Yang
ヤング ツィシャオ
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HSM Holographic Systems Muenchen GmbH
HSM GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書、銀行券、I.D.カード、プラスチックカ
ードなどのあらゆるキャリヤに付すことができるセキュ
リティ特徴であって、見ただけでは、その中に含まれた
情報を認識できないセキュリティ特徴を提供することに
ある。 【解決手段】 本発明は、たとえば、文書等の任意のキ
ャリヤに付すための光学的認証特徴、および本発明の認
証特徴を読み取る方法に関する。本発明のセキュリティ
特徴の補助により、位相プロファイルが、セキュリティ
特徴に入射される光線で変調される。変調された位相プ
ロファイルは、例えば位相差法、シュリーレン法または
干渉計等の手段により、目で見ることができる振幅情報
に変換される。より詳しくは、本発明のセキュリティ特
徴は、キャリヤに付されるホログラムからなり、ホログ
ラムに入射する光線により、変調された位相プロファイ
ルをもつ物体光線が復元される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意のキャリヤ、
たとえば、文書、I.D.カード、銀行券またはプラスチッ
クカードに付すことができる光学的認証特徴(optical
authenticity feature)および本発明にかかる認証特徴
を読み取る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文書、証書、銀行券、I.D.カード、プラ
スチックカードなどは、最近の高解イメージ度カラース
キャナおよびカラーレーザプリンタまたは熱−昇華プリ
ンタの補助により、正確かつ詳細に、色に忠実に再生す
ることができる。カラー写真複写機が広く利用できるこ
とは、高品位の偽造物を非常に容易に製造できるように
なったことを意味する。
【0003】したがって、さらに、安全を担保する特徴
を付加することにより、文書、I.D.カード、銀行券、有
価証券、プラスチックカードなどを偽造に対して安全な
ものとすることが要望されている。このようなセキュリ
ティ特徴によって、少なくとも、高品位の偽造物を製造
するには非常に費用が嵩むものとなるという効果が得ら
れる。このようなセキュリティ特徴として、透かし模
様、シルクスレッド、撚線構造(Guilloche構造)およ
び特殊紙の使用が知られている。銀行券、クレジットカ
ードおよびユーロチェックカードに、金属被フィルムエ
ンボスホログラムを付すことも、広く行われるようにな
っている。
【0004】しかしながら、初めは、セキュリティ特徴
であることを認識できないセキュリティ特徴をそれぞれ
のカードに付すことができるようにすることが望まれて
いる。一般に、このようなセキュリティ特徴は、複雑な
技術を用いることによってのみ認識可能であり、したが
って、一般大衆によっては、セキュリティ特徴として気
付かれないという長所を有している。多くの偽造物にお
いては、このような隠れたセキュリティ特徴が考慮に入
れられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、文書、銀行券、I.D.カード、プラスチックカードな
どのあらゆるキャリヤに付すことができるセキュリティ
特徴であって、見ただけでは、その中に含まれた情報を
認識できないセキュリティ特徴、セキュリティ特徴の読
取り方法およびセキュリティ特徴の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
たとえば、文書、I.D.カード、銀行券またはプラスチッ
クカードなどのキャリヤに付されるセキュリティ特徴で
あって、位相プロファイルが、前記セキュリティ特徴に
入射する光線上で、前記セキュリティ特徴により変調さ
れることを特徴とするセキュリティ特徴によって達成さ
れる。
【0007】本発明の前記目的はまた、たとえば、文
書、I.D.カード、銀行券またはプラスチックカードなど
のキャリヤに付されるホログラムからなるセキュリティ
特徴であって、変調された位相プロファイルを有する第
1の物体光線が、第1の入射角で、前記ホログラムに入
射する第1の光線によって復元され、変調された位相プ
ロファイルを有する第2の物体光線が、第2の入射角
で、前記ホログラムに入射する第2の光線によって復元
され、第1の物体光線の変調された位相プロファイルに
対応する前記第1の物体光線と前記第2の物体光線との
間の干渉によって、振幅変調が生成されることを特徴と
するセキュリティ特徴によって達成される。
【0008】本発明の前記目的はまた、セキュリティ特
徴を、前記セキュリティ特徴により変調された位相プロ
ファイルを備えた光線によって露光するステップと、変
調された位相プロファイルを振幅変調に変換するステッ
プとを有することを特徴とするセキュリティ特徴読取り
方法によって達成される。
【0009】本発明の前記目的はまた、さらに、ホログ
ラムを、第1の入射角で、第1の光線によって露光し、
これによって、第1の物体光線を生成するステップと、
ホログラムを、第2の入射角で、第2の光線によって露
光し、これによって、第2の物体光線を生成するステッ
プと、2つの物体光線の干渉によって生成される干渉イ
メージを検出するステップを有することを特徴とするセ
キュリティ特徴の読取り方法によって達成される。
【0010】本発明の前記目的はまた、第1の入射角で
入射する第1の参照光線およびその上で変調された位相
プロファイルを有する第1の物体光線によって生成され
る第1の干渉イメージを記録するステップと、第2の入
射角で入射する第2の参照光線およびその上で変調され
た位相プロファイルを有する第2の物体光線により生成
される第2の干渉イメージを記録するステップを有する
ことを特徴とするセキュリティ特徴の製造方法によって
達成される。
【0011】本発明にかかるセキュリティ特徴は、たと
えば、文書、I.D.カード、銀行券、プラスチックカード
などのあらゆるキャリヤに付すことができる。本発明の
セキュリティ特徴によって、位相プロファイルは、セキ
ュリティ特徴に入射する光線で変調される。
【0012】本発明のセキュリティ特徴により、入射波
面の個々の空間領域の間に、位相ずれが生成され、位相
プロファイルが波面上で変調される。一方、目は、波面
上で変調された振幅プロファイルを明るいプロファイル
として直接認識できるに過ぎない。その上で、位相プロ
ファイルが変調されている波面は、均一に明るい領域と
して現われる。振幅プロファイルは直接認識できるのに
対し、位相プロファイルは、技術的補助がなければ見る
ことができない。したがって、変調された位相プロファ
イルは最初は見ることができないものであるため、光線
上で、位相プロファイルを変調するセキュリティ特徴は
隠されたセキュリティ特徴を表わすものである。したが
って、本発明にかかるセキュリティ特徴は、多くの場合
において、認識されない状態に維持され、このため、文
書、I.D.カード、銀行券およびプラスチックカードなど
の確実性を保障するという目的に正しく適合するもので
ある。
【0013】本発明の他の好ましい実施態様において
は、変化するフィルム厚を有するフィルムが各キャリヤ
に付され、フィルム厚変化に対応する位相プロファイル
が、入射光線上で、フィルムにより変調される。
【0014】変化するフィルム厚を有する透明フィルム
を波面が通過すると、フィルム厚の変化によって、フィ
ルムを通る光路長が異なることになり、したがって、位
相変調が生ずる。透明フィルムの通過後、フィルム厚の
大きい領域を貫通した光線は、フィルム厚の小さい領域
を貫通した光線上で、位相のずれ(dephased)を生じ
る。
【0015】入射光線が最初に透明フィルムを貫通し、
次いで、反射フィルムによって反射され、さらに、透明
フィルムを再度通過するように、このような透明フィル
ムに、さらに、反射フィルムを設けることができる。フ
ィルム厚プロファイルの2回にわたり通過することによ
り、位相変調が行われる。
【0016】本発明の他の好ましい実施態様において
は、セキュリティ特徴は、各キャリヤに付され、変化す
る屈折率を有するフィルムを備えている。
【0017】このため、変化する屈折率を有する透明フ
ィルムを通過する波面は位相変調を受ける。屈折率が大
きい領域を通過した光線は、屈折率の小さい領域を通る
ように指向された光線上で、位相のずれを生じる。
【0018】位相変調は、フィルムを通る際に、異なる
光路長を通過する波面の部分によって生成される。この
位相変調は、異なる光路長が、屈折率の変化によって生
成されるか、あるいは、フィルム厚の変化によって生成
されるかとは、無関係に生じる。しかしながら、屈折率
変化の方がフィルム上で判別し難いため、フィルム厚変
化より優れている。
【0019】本発明の他の好ましい実施態様において
は、セキュリティ特徴は、各キャリヤに付されるホログ
ラムを備え、その上で変調された位相プロファイルを有
する物体光線は、ホログラムに入射する光線により復元
される。
【0020】この解決法は、変調された情報が、ホログ
ラム上での補助またはホログラムから射出する物体光線
上での補助がない限り、認識することができないという
利点を有している。ホログラムは、それ自体で、既に複
製が困難なセキュリティ特徴に相当している。しかしな
がら、ホログラム自体が隠された付加情報を含んでいる
ことは疑われないであろうし、このことが現実に認識さ
れないセキュリティ特徴は、偽造に対する最高の保護を
提供する。
【0021】ホログラムに入射する光線が位相物体のイ
メージを生成する場合には、効果的である。ホログラム
が、入射光線により復元される位相物体のホログラム記
録を含んでいる場合には、これは真である。位相物体
は、そういうものとして認識できず、その結果、位相物
体のイメージもまた、補助がないと、認識することがで
きない。
【0022】ホログラムは、参照光線および位相物体を
通して指向された物体光線の干渉によって生成される干
渉イメージを記録することにより作られるのが好まし
い。このようにして作られるホログラムが参照光線を受
けると、物体光線が復元される。記録される物体光線の
全情報は干渉イメージに含まれるので、干渉イメージに
よって、再び復元される物体光線は、記録に使用される
物体光線と同じ位相変調を有する。
【0023】本発明によるセキュリティ特徴を読み取る
には、セキュリティ特徴が光線によって露光され、位相
プロファイルが、光線上で、セキュリティ特徴により変
調される。次いで、変調された位相プロファイルが振幅
変調に変換される。これは、それ自体では見ることがで
きない位相情報を、見ることができるようにする上で必
要である。
【0024】位相変調から振幅変調を生成する1つの方
法として位相差法がある。この方法では、いわゆる位相
ずれ環体(annulus)が、光路のフーリエ平面内に導入
される。この位相ずれ環体は、位相環体の環状領域を貫
通する光と、残りの光との間に位相ずれを発生させる。
これによって、位相情報を、振幅イメージとして見るこ
とができるようになる。
【0025】位相変調を見ることができるようにする他
の一般的な方法として、いわゆるシュリーレン法があ
る。この方法では、光路のフーリエ平面内でゼロ次数
(zerothorder)がフィルターされる。ゼロ次数がない
ため、位相情報を反射する振幅イメージが生成されるこ
とになる。
【0026】変調された位相プロファイルを見ることが
できるようにする他の優れた可能性は、干渉計を使用す
ることである。この場合には、位相変調された光線が、
変調されない平面波と干渉する。2つの重畳波の位相位
置に基づいて、構造的または破壊的干渉が生成され、こ
れは、位相変調が明るさ分布に変換されることを意味し
ている。
【0027】本発明の好ましい実施態様においては、セ
キュリティ特徴は、たとえば、文書、I.D.カード、銀行
券またはプラスチックカードなどのキャリヤに付される
下記の特性を有するホログラムを備えており、変調され
た位相プロファイルを有する第1の物体光線は、第1の
入射角で、前記ホログラムに入射する第1の光線によっ
て復元することができ、位相変調されない第2の物体光
線は、第2の入射角で、前記ホログラムに入射する第2
の光線によって復元することができ、第1の物体光線の
変調された位相プロファイルに対応する振幅変調が、第
1の物体光線と第2の物体光線との間の干渉から生成さ
れる。
【0028】このようなホログラムは、2つの干渉イメ
ージを記録することによって作られる。記録すべき第1
の干渉イメージは、第1の入射角で入射される第1の参
照光線と第1の物体光線との干渉によって生成され、位
相プロファイルは第1の物体光線上で変調される。第2
の干渉イメージは、第2の入射角で入射される第2の参
照光線と第2の物体光線との干渉によって生成され、第
2の物体光線上では、位相プロファイルは変調されな
い。
【0029】本発明により提供される二重露光型ホログ
ラムは、認証につき、非常に信頼性の高い保障を与え
る。記録された情報を見えるようにするには、ホログラ
ムは、予め正確に定められた入射角の下で、正しい波長
を有する2つの参照光線に露出されなくてはならない。
この場合、2つの物体波のみが復元され、かつ、2つの
物体波の同位相復元がなされた場合にのみ、干渉が生
じ、それによって、変調された情報を見えるようにする
ことができる。2つの参照光線のうちの一方のみが入射
する場合には、干渉イメージは生成されない。
【0030】2つの物体光線を使用する本発明にかかる
解決方法は、「集積型ホログラム干渉計」であるともい
える。本発明においては、第1の物体光線と干渉する変
調されない第2の光線もまた、ホログラムから生成され
る(これが、「集積型干渉計」と表現される理由であ
る)。第1の物体光線および第2の物体光線は、両方と
も、二重露光を受けるホログラムによって、ホログラム
内に記録される。ホログラムが、第2の入射角で入射す
る第2の参照光線によって露光される場合には、第2の
物体光線が復元される。この解決方法により、複雑な光
学読取り装置を使用する必要がなくなる。
【0031】二重露光型ホログラムは、第1の入射角
で、第1の光線によって、露光し、第2の入射角で、第
2の光線によって露光することによって、読み取ること
ができる。このようにして、2つの物体光線が復元さ
れ、これらの干渉を検出することができる。
【0032】生成される干渉イメージは、スクリーン上
に表示することが好ましい。これが最も簡単でかつ安価
な解決法である。
【0033】これとは別の態様で、2つの物体光線の干
渉をカメラによって捕えることもでき、これは、干渉イ
メージをより良く評価できる点で優れている。イメージ
処理システムによれば、干渉イメージをさらに詳しく評
価することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0035】図1は、平面波1が、透明位相物体2をい
かにして、貫通するかを示すものであり、情報が、光波
1上で、位相物体2によって、位相変調として変調され
ている。
【0036】図1は、位相変調が、入射波面1上で、透
明箔2によって、どのように変調されるかを示すもので
ある。この目的のため、透明箔2は、フィルム厚が異な
る領域を有している。フィルム厚の小さい領域を貫通し
た光線3は、フィルム厚の大きい領域を貫通した光線4
上に、位相がずらされて(dephased)、現れる。この場
合、位相ずれは、光路長の差に比例し、次式で表され
る。
【0037】
【数1】 このようにして、情報を、箔2によって、入射光線上
で、位相変調として、変調することができる。
【0038】図1において、透明箔2を波面1が貫通す
る。しかしながら、箔2に反射フィルムを付加的に設け
て、反射フィルムを平面波面に露出させることも同様に
可能である。これにより、波面はフィルム厚プロファイ
ルを2回通過する。したがって、この反射ジオメトリに
より、二重位相ずれが生成される。
【0039】図2は、変化する屈折率を有する透明箔に
より、位相が変調された波を発生させる方法を示す図面
であり、屈折率が異なる領域を備えた箔6が示されてい
る。
【0040】波面5が透明箔6を貫通すると、屈折率プ
ロファイルが、この波面5上で、位相プロファイルとし
て、変調される。高屈折率の領域を通過した光線7は、
低屈折率の領域を通過した光線8上に、位相がずれて、
現われる。透過フィルムのフィルム厚が一定であれば、
位相ずれが生じ、この位相ずれは屈折率の差に比例し、
次式で表される。
【0041】
【数2】 屈折率が変化するこのような箔6は、反射フィルムを設
けることもでき、反射ジオメトリで使用することもでき
る。
【0042】図3は、位相変調された物体波をホログラ
ム記録する構成を示す図面である。
【0043】位相プロファイルはまた、入射光線上で、
ホログラムによって、変調させることもできる。図3に
は、セキュリティ特徴として適したかかるホログラムを
露出する構成が示されている。最初に、所望の位相プロ
ファイルを備えた物体波が生成される。このため、光波
10が位相物体11を貫通し、位相物体11により、光
波10上で、所望の位相変調が行われる。位相変調され
た物体波12がホログラムフィルム9の一方の側から入
射され、ホログラムフィルム9の他方の側からは参照光
線13が入射される。生成された干渉イメージが、ホロ
グラムとして記録される。物体光線および参照光線が、
ホログラムフィルムの両側から、ホログラムフィルムに
入射されるので、反射ホログラムが生成される。同一の
側から、ホログラムフィルムに入射される物体光線およ
び参照光線により、透過ホログラムを生成させることも
できる。
【0044】図4には、ホログラム9によって、位相変
調された元の物体波を復元させる方法が示されている。
これを行うため、反射ホログラムが、物体光線14を復
元させる参照光線13によって、露光される。復元され
た物体光線14は、記録に使用される物体光線12と同
じ位相変調を有している。
【0045】セキュリティ特徴により、入射光線上で変
調された位相情報は、それ自体、見ることはできないの
で、この位相情報は、セキュリティ特徴が読み取られる
ときに、振幅イメージ(amplitude image)に変換され
なくてはならない。たとえば、顕微鏡を使用する場合に
は、暗視野法、位相差法またはシュリーレン法などの多
くの技術が知られている。図5には、3つの技術の基本
原理が示されている。ここに示すように、位相変調され
た入射波15が、1枚または複数のレンズまたはレンズ
素子16により、スクリーン17上に結イメージされ
る。光路にいかなる操作もなされない場合には、スクリ
ーン17は、均一に明るく照明されるであろう。位相差
を見ることができるようにするため、光路すなわちフー
リエ平面にダイアフラムが導入される。
【0046】暗視野法では、ゼロ次の回折をフィルター
する黒化部分19が中心に存在するダイアフラム18が
使用される。光路内に延びるシャープなチップの補助に
よって、ゼロ次の回折を阻止するシュリーレン法も、同
様に機能する。いずれの場合においても、スクリーン1
7上には、変調された位相情報の振幅イメージ20を見
ることができる。
【0047】位相差法においては、いわゆる位相ずれ環
体(annulus)21を含むダイアフラム20が光路内に
導入される。位相ずれ環体21を通って、伝達される光
は、他の光上で、位相ずれを起こす。位相ずれ環体によ
り、位相ずれは異なる回折次数の間に導入される。この
結果、入射光15の位相変調は、スクリーン17上で見
ることのできる振幅変調に変換される。
【0048】図6には、マイケルソン干渉計が示されて
おり、マイケルソン干渉計の補助により、位相変調を可
視のものとすることができる。干渉計では、位相変調の
振幅変調への変換は、参照波と干渉する物体波によって
行われる。これら2つの波間の相対位相位置に基づい
て、構造的干渉または破壊的干渉が創出される。
【0049】図6に示される干渉計においては、位相変
調された物体光線21が半透明ミラー22に入射され、
ミラー22によって、入射光の一部が下方に偏向され
る。物体光線21の偏向されなかった部分は、静止ミラ
ー23により反射され、再び、半透明ミラー22に入射
する。さらに、物体光線の一部は反射され(光線24)
て、レンズまたはレンズ素子25によって、スクリーン
26上に投影される。
【0050】半透明ミラー22は、さらに、参照波27
によって露光される。参照波の一部は反射され、他の部
分は透過される。参照波のこの透過部分も、レンズまた
はレンズ素子25を通して、スクリーン26上に結イメ
ージされる。2つの波の重なり合いによって、スクリー
ン26上に、干渉パターンが生成される。ミラー22、
23に対して、スクリーン26が傾斜しているか否かに
応じて、干渉イメージ28(傾斜スしたクリーンの場
合)または干渉イメージ29(最適に調節されたスクリ
ーンの場合)が生成される。干渉イメージをスクリーン
上に表示する代わりに、干渉イメージをカメラで記録す
ることもできる。カメラで記録する場合には、干渉イメ
ージを、後に、デジタル形態で利用でき、かつ、イメー
ジ処理システムに供給できるという利点がある。
【0051】図7および図8には、ホログラフの特殊な
二重露光が示されている。図7は、ホログラムフィルム
33の第1の露光を示す。第1の参照光線34は、第1
の入射角でホログラムフィルム33に入射する。他の側
から、物体光線35がホログラムフィルム33に入射
し、参照光線34と干渉する。干渉イメージは、第1の
露光としてホログラムフィルム33上に記録される。
【0052】選択された撮影ジオメトリ(taking geome
try)により、参照光線および物体光線は、両側からホ
ログラムフィルムに入射する。このようにして撮影され
たホログラムは、観察者の側から入射した光線により、
その現イメージ後に復元できる。したがって、これは反
射ホログラムである。
【0053】図7にしたがって、ホログラムフィルム3
3が露光された後、ホログラムフィルム33は、図7に
したがって、第2の露光が行われる。第2の露光は、第
1の入射角とは異なる第2の入射角で、参照光線を用い
て行われる。物体光線を得るため、波面37は位相物体
38を通過し、位相変調をもつ物体光線39が創出され
る。このようにして、たとえば、テキスト、エンブレム
またはロゴなどの情報を、物体光線上で、変調させるこ
とができる。物体波39および第2の参照光線36は、
第2の露光中に、ホログラムフィルム33上に記録され
る干渉イメージを生成する。
【0054】図9は、二重露光されたホログラムを復元
させる方法を示す。現イメージされたホログラム33
が、第2の入射角で入射する第2の参照光線36によっ
て露光されると、位相変調された波が復元される。しか
しながら、位相変調は目で見ることができない。
【0055】位相情報を可視化するためには、ホログラ
ム33は、同時に、第1の入射角で入射する第1の参照
光線34によって露光されるとともに、第2の入射角で
入射する第2の参照光線36によって露光されなくては
ならない。第1の参照光線34によって、位相変調のな
い光波が復元される。第2の参照光線36によって、そ
の上で、情報が位相変調として変調されている物体波が
復元される。これらの2つの復元された波面の間には干
渉が生じ、この干渉によって、目に見えない位相変調が
可視振幅変調に変換される。この振幅変調は、スクリー
ン40上で見られるようになる。スクリーンが、干渉波
面に対してある角度で傾斜しているか否かに応じて、図
10または図11に示されるスクリーンイメージが生成
される。図10は、スクリーンが、干渉波面に対して、
傾斜している場合の振幅変調を示し、図11は、スクリ
ーンが、干渉波面に対して、傾斜していない場合の振幅
変調を示している。
【0056】可視スクリーンイメージは、第2の参照光
線によって復元された位相変調物体が、非干渉波(非干
渉波は、この上に重ね合わされた第1の参照光線により
復元されている)を有する場合にのみ生成される。この
目的のため、二重露光型ホログラム33は「集積型ホロ
グラム干渉計」として機能し、干渉計を用いた場合と同
様にして、干渉波と平面波面との間の干渉が見られるよ
うになる。
【0057】前記二重露光法をセキュリティ特徴として
使用するには、第1の参照光線34だけでも、第2の参
照光線36だけでも、情報が得られないようにすること
が重要である。記録された情報は、両参照光線がそれぞ
れの適正入射角で、ホログラムフィルムに入射された場
合にのみ得ることができる。
【0058】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、文書、銀行券、I.D.カ
ード、プラスチックカードなどのあらゆるキャリヤに付
すことができるセキュリティ特徴であって、見ただけで
は、その中に含まれた情報を認識できないセキュリティ
特徴、セキュリティ特徴の読取り方法およびセキュリテ
ィ特徴の製造方法を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、変化するフィルム厚を有する透明箔に
より、位相が変調された波を発生させる方法を示す図面
である。
【図2】図2は、変化する屈折率を有する透明箔によ
り、位相が変調された波を発生させる方法を示す図面で
ある。
【図3】図3は、位相変調された物体波をホログラム記
録する構成を示す図面である。
【図4】図4は、図3の構成により作られる反射ホログ
ラムのための位相変調された物体波の復元を行う方法を
示す図面である。
【図5】図5は、暗視野法、シュリーレン法および位相
差法の機能原理を示す図面である。
【図6】図6は、干渉計の位相変調された波上に平面波
を重畳する方法を示す図面である。
【図7】図7は、物体光線がいかなる位相変調もされて
いない間の二重露出されたホログラムの第1の露出方法
を示す図面である。
【図8】図8は、物体光線が位相変調を行う位相物体を
通して指向される間のホログラムの第2の露出方法を示
す図面である。
【図9】図9は、2つの参照光線により位相変調された
物体光線および位相変調されない物体光線の復元方法を
示す図面である。
【図10】図10は、ホログラム平面に対して傾斜され
たスクリーン上に捕捉される態様による位相変調された
物体光線および位相変調されない物体光線の干渉イメー
ジを示す図面である。
【図11】図11は、ホログラム平面に対して平行なス
クリーン上に捕捉される態様による位相変調された物体
光線および位相変調されない物体光線の干渉イメージを
示す図面である。
【符号の説明】
1 平面波(光波、入射波面) 2 透明物体(透明箔) 3 光線 4 光線 5 波面 6 透明箔 7 光線 8 光線 9 ホログラムフィルム 10 光波 11 位相物体 12 物体波 13 参照光線 14 物体光線 15 入射波 16 レンズまたはレンズ素子 17 スクリーン 18 ダイアフラム 19 黒化部分 20 振幅イメージ 21 位相ずれ環体 22 半透明ミラー 23 静止ミラー 24 光線24 25 レンズまたはレンズ素子 26 スクリーン 27 参照波 28 干渉イメージ 29 干渉イメージ 33 ホログラムフィルム 34 第1の参照光線 35 物体光線 36 第2の参照光線 37 波面 38 位相物体 39 物体光線(物体波) 40 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 7/12 G06K 7/12 B 19/06 19/00 D

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 たとえば、文書、I.D.カード、銀行券ま
    たはプラスチックカードなどのキャリヤに付されるセキ
    ュリティ特徴であって、位相プロファイルが、前記セキ
    ュリティ特徴に入射する光線上で、前記セキュリティ特
    徴により変調されることを特徴とするセキュリティ特
    徴。
  2. 【請求項2】 変化するフィルム厚を有するフィルムが
    前記キャリヤに付され、フィルム厚変化に対応する位相
    プロファイルが、入射光線上で、フィルムにより変調さ
    れ得ることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ
    特徴。
  3. 【請求項3】 前記キャリヤに付され、変化する屈折率
    を有するフィルムを備え、屈折率変化に対応する位相プ
    ロファイルが、入射光線上で、フィルムにより変調され
    得ることを特徴とする請求項1または2に記載のセキュ
    リティ特徴。
  4. 【請求項4】 前記キャリヤに付されるホログラムを備
    え、その上で変調された位相プロファイルを有する物体
    光線が、前記ホログラムに入射する光線によって復元さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ特
    徴。
  5. 【請求項5】 前記ホログラムに入射する光線が位相物
    体のイメージを生成することを特徴とする請求項4に記
    載のセキュリティ特徴。
  6. 【請求項6】 前記ホログラムが、参照光線および位相
    物体を通して指向された物体光線の干渉によって生成さ
    れる干渉イメージを記録することにより作られることを
    特徴とする請求項4または5に記載のセキュリティ特
    徴。
  7. 【請求項7】 前記変調された位相プロファイルが、位
    相差法によって示され、前記変調された位相プロファイ
    ルが、前記位相差法によって振幅変調に変換されること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    セキュリティ特徴。
  8. 【請求項8】 前記変調された位相プロファイルが、シ
    ュリーレン法によって示され、前記変調された位相プロ
    ファイルが、前記シュリーレン法により振幅変調に変換
    されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載のセキュリティ特徴。
  9. 【請求項9】 前記変調された位相プロファイルが、干
    渉計によって示され、前記変調された位相プロファイル
    が、干渉計によって、振幅変調に変換されることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のセキュ
    リティ特徴。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし6のいずれか1項に記
    載のセキュリティ特徴を読み取る方法において、 a)セキュリティ特徴を、前記セキュリティ特徴により
    変調された位相プロファイルを備えた光線によって露光
    するステップと、 b)変調された位相プロファイルを振幅変調に変換する
    ステップとを有することを特徴とするセキュリティ特徴
    読取り方法。
  11. 【請求項11】 前記変調された位相プロファイルが、
    位相差法によって、振幅変調に変換されることを特徴と
    する請求項10に記載のセキュリティ特徴読取り方法。
  12. 【請求項12】 前記変調された位相プロファイルが、
    シュリーレン法によって、振幅変調に変換されることを
    特徴とする請求項10に記載のセキュリティ特徴読取り
    方法。
  13. 【請求項13】 前記変調された位相プロファイルが、
    干渉計によって、振幅変調に変換されることを特徴とす
    る請求項10に記載のセキュリティ特徴読取り方法。
  14. 【請求項14】 たとえば、文書、I.D.カード、銀行券
    またはプラスチックカードなどのキャリヤに付されるホ
    ログラムからなるセキュリティ特徴であって、 変調された位相プロファイルを有する第1の物体光線
    が、第1の入射角で、前記ホログラムに入射する第1の
    光線によって復元され、 変調された位相プロファイルを有する第2の物体光線
    が、第2の入射角で、前記ホログラムに入射する第2の
    光線によって復元され、 第1の物体光線の変調された位相プロファイルに対応す
    る前記第1の物体光線と前記第2の物体光線との間の干
    渉によって、振幅変調が生成されることを特徴とするセ
    キュリティ特徴。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のセキュリティ特徴
    を読み取る方法において、さらに、 a)ホログラムを、第1の入射角で、第1の光線によっ
    て露光し、これによって、第1の物体光線を生成するス
    テップと、 b)ホログラムを、第2の入射角で、第2の光線によっ
    て露光し、これによって、第2の物体光線を生成するス
    テップと、 c)2つの物体光線の干渉によって生成される干渉イメ
    ージを検出するステップとを有することを特徴とするセ
    キュリティ特徴の読取り方法。
  16. 【請求項16】 前記2つの物体光線の干渉によって生
    成される干渉イメージが、スクリーン上に表示されるこ
    とを特徴とする請求項15に記載のセキュリティ特徴読
    取り方法。
  17. 【請求項17】 前記2つの物体光線の干渉により生成
    される干渉イメージが、カメラにより捕捉されることを
    特徴とする請求項15に記載のセキュリティ特徴読取り
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載のセキュリティ特徴
    の製造方法において、 a)第1の入射角で入射する第1の参照光線およびその
    上で変調された位相プロファイルを有する第1の物体光
    線によって生成される第1の干渉イメージを記録するス
    テップと、 b)第2の入射角で入射する第2の参照光線およびその
    上で変調された位相プロファイルを有する第2の物体光
    線により生成される第2の干渉イメージを記録するステ
    ップを有することを特徴とするセキュリティ特徴の製造
    方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の物体光線が、位相物体を通
    じて指向されることにより、その上で変調された位相プ
    ロファイルを有することを特徴とする請求項18に記載
    のセキュリティ特徴の製造方法。
JP2000170667A 1999-06-11 2000-06-07 セキュリティ特徴、セキュリティ特徴の読取り方法およびセキュリティ特徴の製造方法 Pending JP2001034722A (ja)

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