JP2001033304A - 音源種別識別装置 - Google Patents

音源種別識別装置

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JP2001033304A
JP2001033304A JP11206165A JP20616599A JP2001033304A JP 2001033304 A JP2001033304 A JP 2001033304A JP 11206165 A JP11206165 A JP 11206165A JP 20616599 A JP20616599 A JP 20616599A JP 2001033304 A JP2001033304 A JP 2001033304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に衝撃音の音源種別を識別し、事故の発
生を検出することができる音源種別識別装置を提供す
る。 【解決手段】 交通音響がマイク101などにより収集
され、その音圧分布から衝撃音が発生したかが判定され
る。発生したのであれば、そのパワースペクトル分布が
演算回路105で演算され、パワースペクトル分布を演
算回路107でサブバンドに分割する。サブバンドのそ
れぞれのスペクトル値がニューラルネットワーク109
の入力層に入力され、音源種別が判定される。音源種別
とスペクトル値との関係により、学習回路111でニュ
ーラルネットワークの学習が行なわれ、次回の判定に用
いられる。また、学習結果は、審査回路201で審査さ
れ、審査結果により遺伝アルゴリズムを用いた再学習が
行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は音源種別識別装置
に関し、特に交差点において発生する衝撃音の音源を識
別する音源種別識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交通安全を確保し、事故を減少させるた
めには、事故発生を早期検出し通報するシステムによっ
て二次災害を防止したり、事故の事後処理の早期解決を
図るとともに、事故発生のメカニズムを解析することが
不可欠である。事故発生のメカニズムを解析するために
は、事故やニアミス事象の検出を行なうことが必要であ
り、事故などによる衝突音や急ブレーキ音などの交通音
響に基づき事故などを検出することが行なわれている。
【0003】このような音響による解析を行なう場合、
その音圧による解析と、周波数分布による線形的な解析
を行なうことが一般的である。ここでいう音圧による解
析とは、時系列の音圧分布において、音圧の変動値が予
め定められたしきい値を超えるような状態が観測された
場合、衝撃音が発生したとするものである。
【0004】たとえば、従来の音源識別方法として、音
圧判定によって衝撃音と判定された音響信号の周波数解
析を行ない、そのスペクトル分布から衝撃音の音源を特
定するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】交通音響をこれらの方
法で解析し、音源の特定を行なう場合、事故音と似たよ
うな特徴を示す音、たとえば大型車の荷台の雑音や工事
作業中に発生する金属音など、事故音との音源の識別が
困難であるものも存在する。これにより、事故の誤検出
が発生する可能性もある。
【0006】たとえば、「交通事故自動記録装置(TA
AMS)による交通事故の発生メカニズムに関する研
究」(科学警察研究所報告,交通編,Vol.38,N
o.2,64−81,1997)の第6章「考察」の
「(3)事故記録から見た識別性能」の部分において
は、「交差点に放置された空き缶や道路の側溝の蓋をタ
イヤで踏みつける音などは事故音と類似した性質を示
し、それらを識別することは現時点では困難である。さ
らに、道路工事などによる金属音などを不動作にするこ
とはできない。実際に、TAAMSの映像記録の中に
は、大型トラックの通過しただけの映像であるとか、特
別な現象が発生していないにもかかわらず記録されてい
る例が観察される。」と記載されており、音響処理によ
る線形的な解析方法を用いた事故検出の精度には一定の
限界があることが報告されている。
【0007】そこでこの発明は、より正確に音響の音源
種別を識別することができる音源種別識別装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、音源種別識別装置は、音
響を入力する入力手段と、入力された音響の音圧を測定
する測定手段と、測定手段の測定結果に基づいて、入力
された音響のパワースペクトル分布を演算する演算手段
と、演算されたパワースペクトル分布を複数のサブバン
ドに分割する分割手段と、複数のサブバンドに分割され
たパワースペクトル分布のそれぞれに基づいて、入力さ
れた音響の音源種別の判定を行なう、学習機能を有する
判定手段と、判定手段の学習結果を審査する審査手段
と、審査手段の審査結果に基づいて、判定手段の再学習
を行なう再学習手段とを備える。
【0009】この発明によると、学習機能を有する判定
手段により、複数のサブバンドに分割されたパワースペ
クトル分布のそれぞれに基づいて音源種別の判定が行な
われるため、より正確に音響の音源種別を識別すること
ができる音源種別識別装置を提供することが可能とな
る。また、学習結果の審査を行ない、その結果に基づい
て再学習が行なわれるため、精度の高い判定ができる。
【0010】好ましくは演算手段は、測定手段により衝
撃音の音圧が測定されたときに演算を行なう。
【0011】このように衝撃音の音圧が測定されたとき
に演算を行なうようにすると、衝撃音の音源種別の判定
を効率的に行なうことができる。
【0012】好ましくは判定手段は、ニューラルネット
ワークにより構成される。好ましくは再学習手段は、遺
伝アルゴリズムを用いて再学習を行なう。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態における音源種別識別装置につい
て説明する。本実施の形態における音源種別識別装置
は、線形的なパターン認識ではなく、ニューラルネット
ワークなどを用いた非線形な対応づけによる音源識別ア
ルゴリズムを採用しており、そのアルゴリズムにより音
源種別を判定する。
【0014】具体的には、音圧の判定によって衝撃音の
発生を検出し、周波数解析によってそのスペクトル分布
を求め、求められたスペクトル分布をいくつかの周波数
帯域にサブバンド化する。そして、そのサブバンド化さ
れたスペクトル分布をニューラルネットワークに対して
入力し、音源の種別を判定させる。このような方法を適
用した場合、ニューラルネットワークによって音源種別
の識別が行なわれると同時に、フィールドで装置を自己
学習させながら判定精度を向上させることができる。
【0015】このような、非線形な対応づけや学習機能
を有するアルゴリズムを構築することで、音源種別の大
幅な判定精度の向上が期待できる。
【0016】図1は、本実施の形態における音源種別識
別装置の構成を示すブロック図である。
【0017】図を参照して、音源種別識別装置は、道路
付近(特に交差点付近など)における交通音響を収集す
るためのマイクロホン101と、マイクロホン101で
収集された音響の音圧を測定し、演算を行なう音圧演算
回路103と、音響のパワースペクトルを演算するパワ
ースペクトル演算回路105と、パワースペクトルをい
くつかの周波数帯域にサブバンド化するサブバンド化演
算回路107と、音源の種別を判定するニューラルネッ
トワーク109と、ニューラルネットワーク109の出
力結果を用いてニューラルネットワーク109を学習さ
せる学習回路111とから構成される。
【0018】ニューラルネットワーク109より衝撃音
の音源が何であるかを示す音源種別信号が出力される。
【0019】図2は、図1の音源種別識別装置の動作を
示すフローチャートである。図を参照してステップS1
01で、マイクロホン101を用いて、交差点などの道
路における交通音響が収集される。ステップS103
で、音圧演算回路は収集された交通音響の時系列の音圧
分布から、衝撃音が発生したか否かを判定する。発生し
ていなければステップS101へ戻り、発生したのであ
れば、ステップS105へ進む。
【0020】図3に示されるように、車両の衝突などの
事故により衝撃音が発生した場合、時系列の音圧分布を
観察すれば、急激に音圧レベルが上昇する地点が観測さ
れる。そこで、予めしきい値を定めておき、音圧の変動
値がそのしきい値を超えた場合、衝撃音が発生したと判
断するのである。
【0021】衝撃音が発生した場合、ステップS105
で、その時点における音響データの周波数解析を行な
い、パワースペクトル演算回路105においてパワース
ペクトル分布が演算される。
【0022】ステップS107でサブバンド化演算回路
107により、求められたパワースペクトル分布が複数
のサブバンドに分割される。
【0023】図4は、サブバンド化されたパワースペク
トルを示す。たとえばサブバンド化は、所定の周波数範
囲内に含まれるパワースペクトルの平均をとることなど
により行なうことができる。
【0024】ステップS109において、サブバンド化
されたスペクトル値がニューラルネットワーク109の
入力層にそれぞれ入力される。ニューラルネットワーク
は予め人の与えた教師信号によって十分知能化されてお
り、これによりステップS111で衝撃音がいかなる種
別の音源によるものか判定される。
【0025】たとえば図4を参照して、入力層にサブバ
ンド化されたスペクトル値が入力されたときに、ニュー
ラルネットワークの出力層に現われるパターンから、
(1,0,0,…,0,0,0)なら車両衝突音、
(0,1,0,…,0,0,0)なら急ブレーキ音とい
ったような方法で音源の特定は行なわれる。
【0026】ステップS113においてニューラルネッ
トワーク109の判定結果(音源種別信号)が学習回路
111に入力され、これによりスペクトル分布データと
音源種別との対応づけがニューラルネットワーク109
で学習される。
【0027】ステップS113での処理の後、ステップ
S101へ戻る。人の与えた教師信号によるニューラル
ネットワークの知能化とは、予め収集された複数の衝撃
音のスペクトル分布データと音源種別とを対応づけて、
ニューラルネットワークに予め学習させておくことであ
る。このようにして、一般的に交差点で発生する衝撃音
データの学習が行なわれる。
【0028】さらに、実際のフィールドで衝撃音の音源
識別を行なう場合、入力された音響のスペクトル分布と
識別した音源種別とを対応づけて、新たにそのデータを
ニューラルネットワークに学習させることが行なわれ
る。このような学習は、人の手を介することなく自動的
に行なうことが可能である。
【0029】つまり、人の与える教師信号によって(N
−1)個の衝撃音データを学習したニューラルネットワ
ークを実際のフィールドで使用する場合、以下のような
処理が行なわれる。
【0030】図5は、ニューラルネットワークの学習方
法について説明するためのフローチャートである。
【0031】図を参照して、ステップS201で人間の
教師信号による学習がニューラルネットワークで行なわ
れる。これにより、ニューラルネットワークの初期化が
行なわれる。
【0032】ステップS205で、フィールドで最初に
検出された衝撃音の音源データ(N番目のデータ)がニ
ューラルネットワーク109に入力される。
【0033】ステップS207でニューラルネットワー
ク109は、N番目のデータの音源を識別する。判別し
た衝撃音のスペクトル分布と音源種別との対応づけをN
番目のデータとして自動的にニューラルネットワーク1
09は学習する(S209)。ステップS211で、N
の値を1インクリメントし、ステップS205へ戻る。
【0034】これにより、N個のデータを学習したニュ
ーラルネットワークにより、次に検出された衝撃音
((N+1)のデータ)の音源種別が識別される。
【0035】このように、音源種別の識別と学習を順次
繰返すことで、より高度に知能化しながら自動的にニュ
ーラルネットワークは学習を続けていく。それにより、
音源種別の識別をより正確に行なうことができるように
なる。
【0036】なお、上述の実施の形態においては学習シ
ステムとしてニュートラルネットワークを用いている
が、学習機能を有するカオスやファジィなどを用いたシ
ステムを用いることもできる。
【0037】[第2の実施の形態]上述の第1の実施の
形態における音源種別識別装置においては、学習機能を
有するアルゴリズムを構築することで自らの音源識別性
能を向上させることが可能である。しかし、一方でニュ
ーラルネットワークの自己学習に関して、一般的に用い
られる山下り法による誤差逆伝播法などにおいては、学
習結果が局所最適解に陥る可能性があり、学習したこと
によってかえって音源識別性能が低下するおそれがあ
る。
【0038】そこで、第2の実施の形態では、学習した
結果できあがったニューラルネットワークが十分な学習
を行なえたかどうかをチェックし、学習結果が適切でな
い場合に、より高度な学習手法を用いて再度学習を行な
う。ここでは、再学習させる手法として、遺伝アルゴリ
ズム(GAとも称する)を用いる方法を採用している。
【0039】具体的には、学習済みのニューラルネット
ワークにおいて、学習に用いた複数のデータをニューラ
ルネットワークに判定させ、その判定誤差の値が予め定
められたしきい値を超えた場合、学習が適切でないと判
断し、遺伝アルゴリズムを用いて再度学習をやり直し
て、最適なニューラルネットワークを構成させるように
する方法を採用する。
【0040】これはニューラルネットワークの各パラメ
ータの組(染色体)を複数発生させ、それらに対して遺
伝アルゴリズムの手法に沿って、(選択、淘汰)→(交
叉)→(突然変異)を順番に繰返し行ない、判定誤差の
値が予め定められたしきい値以内におさまった場合に、
そのパラメータ組(染色体)を最適なものとして採用す
るという方法である。
【0041】図6は、本実施の形態における音源種別識
別装置の構成を示すブロック図である。
【0042】図6を参照して、本実施の形態における音
源種別識別装置は、音響を入力するマイクロホン101
と、入力された音響データの音圧を測定する音圧演算回
路103と、測定された時系列の音圧分布データから、
衝撃音発生の有無を判定し、発生した衝撃音を周波数解
析することでパワースペクトル分布を演算するパワース
ペクトル演算回路105と、パワースペクトル分布を複
数のサブバンドに分割するサブバンド化演算回路107
と、サブバンド化されたスペクトル分布を入力するニュ
ーラルネットワーク109と、ニューラルネットワーク
109によって音源種別の判定を行なう音源識別回路2
05とを備える。
【0043】さらに、上述の音源識別装置は、学習回路
111によってニューラルネットワーク109をより高
度に、自動的に知能化する学習機能を備えることを特徴
としている。
【0044】また、音源種別識別装置は、学習済みニュ
ーラルネットワークの学習結果を審査する学習結果審査
回路201を有しており、学習が適切か否かを審査す
る。また、音源種別識別装置は、学習結果審査回路20
1による自己審査によって学習が適切でないと判定され
る場合、遺伝アルゴリズムを用いて繰返し再学習を行な
う再学習回路203を備えている。
【0045】学習結果審査回路201は、学習の結果で
きあがったニューラルネットワークを、衝撃音の音源識
別に適用するのが妥当であるか否かを判定する。すなわ
ち、現在まで学習した衝撃音データの中から1個以上
(N+1)個以下の衝撃音データを選択し、(N+1)
個の衝撃音データを学習し終えたニューラルネットワー
クに対し、それらの選択された衝撃音データの音源を判
定させる。
【0046】このとき、各衝撃音データと音源との対応
づけが正しく行なわれているか否かが、学習結果審査回
路201により審査される。学習結果審査回路201で
は、発火すべき出力層のニューロンの値が予め定められ
たしきい値を超えているか否かを基準として判定を行な
う。もし、しきい値を超えていない場合には、再学習回
路203によってニューラルネットワークは再度学習さ
れる。
【0047】再学習回路203では、遺伝アルゴリズム
を用いてニューラルネットワークに与えるパラメータ組
を決定する。ニューラルネットワークに与えるパラメー
タとしては、ネットワーク中の各ニューロンとニューロ
ンとを結合するリンクの重みデータや、ニューロン数な
どが考えられる。ここでは、重みデータを例に挙げて説
明する。
【0048】図7は、遺伝アルゴリズムによる再学習の
様子を示すフローチャートである。図を参照して、ま
ず、ニューラルネットワーク109に与える初期の重み
データ組をランダムに複数個(p個)作り、これを遺伝
アルゴリズムにおける染色体と定義する(S301)。
【0049】これらの染色体をA1,A2,…,Apとす
る。それぞれの染色体について、ニューラルネットワー
クを学習させることで、新たな染色体B1,B2,…,B
pが誕生する(S303)。
【0050】すなわち、学習済みのニューラルネットワ
ークに与えられている各重みデータ組を新たな染色体と
して作成するのである。その中から音源種別の識別精度
の高い染色体のみを複数個(q個)選択し(選択、淘
汰)、選択された染色体をC1,C2,…Cqとする(p
>q)(S305)。
【0051】次に、選択された染色体について、2つの
染色体間で遺伝子の組替えを行ない(交叉)(S30
7)、またランダムに染色体を突然変異させて新しい染
色体を複数発生させる(突然変異)(S309)。
【0052】このような操作によって発生した染色体の
うち、学習結果審査回路201の基準を満たすものがあ
れば(S311でYES)、その染色体をニューラルネ
ットワーク109に与える重みに決定して、再学習を終
える(S313)。
【0053】一方、基準を満たす染色体がなければ(S
311でNO)、染色体の中から音源種別の識別精度の
高い染色体のみを選択し、交叉、突然変異の順番に行な
い、審査基準を満足するような染色体が発生するまでこ
の操作を繰返す。
【0054】このようにして(N+1)の音源データを
適切に学習したニューラルネットワークを用いて、次に
検出された衝撃音の音源が識別される。このように、音
源の識別とそのデータの学習、審査、再学習を順次繰返
すことで、より高度にニューラルネットワークの知能化
を行ないながら学習は続けられる。
【0055】図8は、本実施の形態における音源種別識
別装置の学習の流れを示すフローチャートである。
【0056】図8を参照して、ステップS401で人間
の教師信号による学習が行なわれる。ステップS403
で、音源種別識別装置はフィールド(現地)に設置され
る。ステップS405で、N番目のデータがマイクロホ
ン101より入力される。
【0057】ステップS407で、入力されたN番目の
データの音源の識別が行なわれ、そのデータはステップ
S409で学習される。
【0058】ステップS411で学習結果の審査を行な
い、審査基準を満足するかが判定される。ここでYES
であれば、ステップS415で、Nの値を1インクリメ
ントし、ステップS405へ戻る。
【0059】一方、ステップS411でNOであれば、
ステップS413で再学習回路203により遺伝アルゴ
リズムを用いた再学習が行なわれ、ステップS411へ
戻る。
【0060】このようにして、本実施の形態においては
より判定精度の高い音源種別識別装置を提供することが
可能となる。
【0061】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における音源種別
識別装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 衝撃音が発生したか否かの判定方法を説明す
るための図である。
【図4】 サブバンド化されたパワースペクトルとニュ
ーラルネットワークに入力されるデータを示す図であ
る。
【図5】 ニューラルネットワークの学習方法を示すフ
ローチャートである。
【図6】 第2の実施の形態における音源種別識別装置
のブロック図である。
【図7】 図6の装置が行なう遺伝アルゴリズムを用い
た再学習の処理を示すフローチャートである。
【図8】 第2の実施の形態におけるニューラルネット
ワークの学習プロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 マイクロホン、103 音圧演算回路、105
パワースペクトル演算回路、107 サブバンド化演
算回路、109 ニューラルネットワーク、111 学
習回路、201 学習結果審査回路、203 再学習回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響を入力する入力手段と、 前記入力された音響の音圧を測定する測定手段と、 前記測定手段の測定結果に基づいて、前記入力された音
    響のパワースペクトル分布を演算する演算手段と、 前記演算されたパワースペクトル分布を複数のサブバン
    ドに分割する分割手段と、 前記複数のサブバンドに分割されたパワースペクトル分
    布のそれぞれに基づいて、前記入力された音響の音源種
    別の判定を行なう、学習機能を有する判定手段と、 前記判定手段の学習結果を審査する審査手段と、 前記審査手段の審査結果に基づいて、前記判定手段の再
    学習を行なう再学習手段とを備えた、音源種別識別装
    置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記測定手段により衝
    撃音の音圧が測定されたときに演算を行なう、請求項1
    に記載の音源種別識別装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段はニューラルネットワーク
    により構成される、請求項1または2に記載の音源種別
    識別装置。
  4. 【請求項4】 前記再学習手段は、遺伝アルゴリズムを
    用いて再学習を行なう、請求項1から3のいずれかに記
    載の音源種別識別装置。
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