JP2001033122A - 熱搬送媒体の流路を分岐する方法、および、同流路分岐機構 - Google Patents

熱搬送媒体の流路を分岐する方法、および、同流路分岐機構

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JP2001033122A
JP2001033122A JP11204641A JP20464199A JP2001033122A JP 2001033122 A JP2001033122 A JP 2001033122A JP 11204641 A JP11204641 A JP 11204641A JP 20464199 A JP20464199 A JP 20464199A JP 2001033122 A JP2001033122 A JP 2001033122A
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Kenji Machizawa
健司 町澤
Keiji Tachibana
慶二 立花
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の熱搬送媒体瞬間管路の配管に溶接加工
を施すことなく、既設溶液ポンプの吐出流を分岐させ
る。 【解決手段】 図において断面に平行斜線を付して示し
た部材は既設の溶液ポンプであって、駆動モータ12の
モータフランジ12aと、ポンプカバー11aのポンプ
フランジ11dとがフランジ結合されて成る。本発明は
上記のフランジ結合を分離して、その間に、クロンハッ
チング(格子縞)を付して示した分岐管アダプタ13を
挟み込んで組み立てる。上記分岐管アダプタ13には、
ポンプ羽根11bを覆ってポンプケーシングを形成する
代替ポンプカバー13e、および、分岐吐出管13cが
設けられていて、加工前の本来のポンプカバー(平行斜
線)11aはポンプケーシングとしてではなく、吐出流
路の壁の一部を構成する部材として利用されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の吸収式冷温
水機における熱搬送媒体の循環管路の一部を追加工して
熱搬送媒体の流路を分岐せしめる技術に関するものであ
って、特に、臭化リチュウム吸収式冷温水機の溶液ポン
プ吐出流を分岐せしめるに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、吸収式冷温水機の1例として示
した臭化リチュウム吸収冷温水機の模式的な系統図であ
る。この種の冷温水機は、水を冷媒とし、臭化リチュウ
ムを吸収剤として、次に述べるような循環系を形成す
る。
【0003】本図2の例は、冷房用と暖房用とに切り換
え使用できるよう、冷温切換弁V1と同V2とが設けられ
ている。これらの弁が閉じられると冷房機能を果たし、
開かれていると暖房機能を果たす。いま、これらの弁V
1 ,V2が閉じられている場合、臭化リチュウム水溶液
が高温再生器1で加熱されて冷媒蒸気(斑点を付して示
す)が発生する。発生した冷媒蒸気は低温再生器2を経
て凝縮器3に送られる。一方、冷媒蒸気(水蒸気)を発
生させた臭化リチュウム水溶液は濃溶液となって、熱交
換器10を経て吸収器8に送られる。前記の凝縮器3内
を冷却水管20が通過していて、冷却水が矢印a,bの
ように送給されている。この冷却水は、後述する吸収器
8内と上記の凝縮器3内の冷媒蒸気とを冷却している。
【0004】凝縮器3内で冷却された冷媒蒸気は液化し
て底部に溜まり、蒸発器4に送られて蒸発気化し、気化
潜熱が奪われるので降温する。この蒸発器4の中には熱
交換用の管21が設けられていて、冷熱機器から戻って
きた冷温水(今の場合は冷水)5が上記熱交換器21を
流通しつつ冷却され、矢印6のように冷熱機器に向けて
循環送給される。符号7を付して示した冷媒ポンプは、
蒸発器4内で冷媒液を循環させてスプレーし、蒸発気化
を促進している。蒸発器4内で蒸発した冷媒蒸気(斑点
を付して図示してある)は吸収器8内に流動する。この
吸収器8内で、臭化リチュウムの濃厚な水溶液(高温再
生器1内で生成された・既述)をスプレーされる。臭化
リチュウムは水分を非常に良く吸収する性質を有してい
るので、蒸発器4から送られた冷媒蒸気(水蒸気)を吸
収して、臭化リチュウムの稀薄水溶となる。熱搬送媒体
である臭化リチュウム稀薄水溶液は、溶液ポンプ9に吸
入・吐出され、熱交換器10で予備的に加熱されて高温
再生器1に送入され、先に述べたように冷媒蒸気を発生
させて濃厚溶液となり、以下、上述の作用を繰り返して
冷凍サイクルを形成する。
【0005】図3は、前掲の図2においてシンボルマー
クで描かれている臭化リチュウム水溶液ポンプ9の詳細
な構造を説明するために示したもので、部分的に破断し
て描いた縦断面図である。ただし、構造機能の理解を容
易ならしめるために、一体的に結合された部材には同一
のハッチングを付してある。この溶液ポンプ9は、要す
るに誘導電動機によって回転駆動される遠心ポンプであ
るが、吸入・吐出する溶液(熱搬送媒体)を大気に対し
て厳重に密閉して、いわゆる真空を保つことを厳重に要
請されるため、以下に述べるようにキャンドタイプ(鑵
型)という特殊な構造をとるとともに、この溶液ポンプ
9に接続されている吸入管路および吐出管路は、真空保
持(密閉性)の完全を期するため基本的には溶接されて
いる。(例えばネジ継手などを多く使えば使うほど、密
閉信頼性が低下するからである)。本例のキャンドタイ
プ溶液ポンプ9の概要的な構成は、ポンプ11に駆動モ
ータ12を結合したものであり、モータフランジ12a
とポンプフランジ11dとがガスケットを介して対向当
接し、取付ボルトで結合されている。上記のモータフラ
ンジ12aに対して、駆動モータ12の密閉罐12bが
気密に取り付けられていて、モータの回転子は上記密閉
罐12b内に収納され、回転軸12cは軸受12dによ
って支持されている。上記駆動モータ12の回転軸12
cの1端はポンプ11側に突出してポンプ羽根11bを
固着され、ポンプ軸11cとして機能している。上記の
ポンプ羽根11bを緩やかに覆ってポンプカバー11a
が配置されている。このポンプカバー11aの位置決め
固定は、該ポンプカバー11aと一体に連設されたポン
プフランジ11aがモータフランジ12aに対して位置
決め固定されることによって行なわれている。上記のポ
ンプカバー11aに対して、吸入管11e,吐出管11
fがそれぞれ一体的に連設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図2に示した吸
収式冷温水機は一つの纒まった機械装置であるが、場合
によっては既設の稼働中の吸収式冷温水機に追加工を施
して能力アップを図りたいことも有る。例えば熱交換器
10に対して増設熱交換器(図示せず)を併設して冷,
暖房能力の向上を図りたい場合も生じ得る。この場合、
溶液ポンプ9の容量は元来の熱交換器10に見合うよう
に設定されているが、既製品の溶液ポンプ9の中から適
宜の物を選定して用いてあるので、一般に容量の余裕を
有しており(安全係数)、小形熱交換器(図示せず)の
増設に耐えることができる。容量バランスの面では溶液
ポンプ9に不具合を生じない場合であっても、図示しな
い熱交換器を併設したりする場合、その吐出側の管路を
分岐せしめねばならないという必要性が発生する。既設
の冷温水機において、熱搬送媒体の循環路を改修しよう
とすると、気密性の保持(大気が漏入する虞れ無からし
むること・いわゆる真空保持)と、防食性維持のために
難しい問題が有り、これらを解決しなければならない。
(図3参照)吸収式冷温水機の中に組み込まれている溶
液ポンプは、その吸入管11eや吐出管11fがポンプ
カバー11aと一体に連設されるとともに、それぞれ吸
入管路部材や吐出管路部材に連結されており、かつ、上
記の管路部材は一般に、気密信頼性を完璧ならしめるた
め溶接構造になっているので、これを分岐されることは
容易でない。例えば水道管やガス管のように、シール材
を併用したネジ継手が用いられているならば、継手部材
を取り外して二又継手と交換するなどして、管路を分岐
させることができる。また、高圧蒸気管や下水道本管な
どのようにガスケットを挟みつけたフランジ継手が用い
られていれば、フランジ継手を切り離して二又継手を介
挿するなどして、管路を分岐させることができる。しか
し、ネジ継手やフランジ継手などの、着脱可能な継手部
材を設けることなく、溶接一体構成の管路が形成されて
いる熱搬送媒体循環管路の一部を分岐させることは非常
に難しい。
【0007】公知技術を適用して、既設吸収式冷温水機
の熱搬送媒体循環管路の所望の箇所を分岐させようとす
ると、配管の一部を切削工具および/またはガス切断に
よって切り取って開口を形成し、上記の開口に分岐管を
あてがって、溶接することになる。しかし、このように
配管に火をかける(局部的に赤熱以上に加熱する)こと
は、次の理由により、甚だ不都合である。すなわち、鉄
鋼製配管部材の内面は、臭化リチュウム溶接の接触を受
けて酸化被膜を生じ、この酸化被膜が保護膜となって、
それ以上の酸化進行が阻止されて防食されている。これ
に火をかけると酸化被膜(保護膜)が破壊されてしま
う。酸化被膜が破壊されて露出した素材(鉄鋼材料)に
臭化リチュウム溶接が接触すると新しい酸化被膜が形成
される。しかし、被膜の厚さが不均一になって電位差を
生じ、局部電池が形成されて穿孔腐食してしまう虞れが
大きい。
【0008】その上、配管材料を専門工場内で溶接する
場合には高度に品質管理されるが、既設の吸収式冷温水
機を設置現場で加工する際は、専門工場におけるがごと
く高度の溶接管理は望み難い。従って、溶接欠陥に因る
気密不良を生じ易く、気密信頼性が落ちる。臭化リチュ
ウム吸収冷温水機においては相対圧力−750ミノメー
トル(水銀柱)程度の真空保持を必要とするので、溶接
加工による気密信頼性の低下は許容されない。本発明は
上述の事情に鑑みて為されたものであって、吸収式冷温
水機における熱搬送媒体循環管路のうち、特に溶液ポン
プ吐出口付近を適用の対象として、配管部材に溶接加工
を施すことなく、施工現場における機械加工を必要とせ
ず(すなわち、専門工場において使用機器,部材の加工
を済ませておいて、既設吸収式冷温水機の設置現場で
は、分解・交換・組付作業によって)配管を分岐せしめ
得る技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明は、吸収式冷温水機の熱搬送媒体循
環管路には着脱可能な継手部材が用いられていないとい
う条件下において、溶液ポンプとして用いられているキ
ャンドタイプモータポンプが、ポンプ部分とモータ部分
とをフランジによって着脱可能に結合されていることに
着目し、このフランジ結合部分を開いて、流路分岐手段
を設けたアダプタを挟み込むようにした。次に、本発明
の1実施形態に対応する図1を参照して、その基本的原
理を略述すると次のとおりである。すなわち、既設の熱
搬送媒体循環管路の配管に溶接加工を施すことなく、既
設溶液ポンプの吐出流を分岐させるため、次のように加
工する。図において断面に平行斜線を付して示した部材
は既設の溶液ポンプであって、駆動モータ12のモータ
フランジ12aと、ポンプカバー11aのポンプフラン
ジ11dとがフランジ結合されている。本発明は上記の
フランジ結合を分離して、その間に、クロスハッチング
(格子縞)を付して示した分岐管アダプタ13を挟み込
んで組み立てる。上記分岐管アダプタ13には、ポンプ
羽根11bを覆ってポンプケーシングを形成する代替ポ
ンプカバー13e、および、分岐吐出管13cが設けら
れていて、加工前の本来のポンプカバー(平行斜線)1
1aはポンプのケーシングとしてではなく、吐出流路の
壁の一部を構成する部材として利用されている。
【0010】以上に説明した原理に基づいて、請求項1
に係る発明方法の構成は、吸収式冷温水機の熱搬送媒体
を循環せしめるキャンドタイプモータポンプから吐出さ
れる熱搬送媒体を分岐せしめる方法において、上記キャ
ンドタイプモータポンプのケーシングを構成しているポ
ンプカバーとほぼ同形同寸の代替ポンプカバーを予め構
成するとともに、上記の代替ポンプカバーに熱搬送媒体
の吸入流路と、複数の吐出流路とを設けておき、前記キ
ャンドタイプモータポンプからポンプカバーを取り外
し、ポンプカバーを取り外されたキャンドタイプモータ
ポンプに、前記の代替ポンプカバーを装着して、該代替
ポンプカバーに設けられている複数の吐出流路の一部
を、「取り外される前のポンプカバーに接続されていた
吐出側管路」に接続するとともに、該複数の吐出流路の
他の部分を、「取り外される前のポンプカバーに対して
直接的には接続されていなかった管路」を介して冷熱用
の機器に接続することを特徴とする。以上に説明した請
求項1の発明方法によると、吸収式冷温水機を構成して
いる熱搬送媒体循環用の配管部材に対して溶接加工を施
すことなく、溶液ポンプとして用いられているキャンド
タイプモータポンプから吐出される熱搬送媒体の流路を
分岐させることができる。キャンドタイプモータポンプ
は、モータ回転子を収納した密閉罐と、ポンプケーシン
グを形成しているポンプカバーとが、ガスケットを介し
てフランジ結合しているので、上記のフランジ結合を解
除してポンプカバーを取り外す作業と、代替ポンプカバ
ーを装着する作業とは、溶接施工を必要とせずにハンド
ツールによって行なうことができる。そして、上記の代
替ポンプカバーには、熱搬送媒体の吸入流路と複数の吐
出流路とが設けられているので、この代替ポンプカバー
によって形成されたポンプケーシングに吸入された熱搬
送媒体が複数の吐出流路から吐出される。これにより、
熱搬送媒体循環流路の管路部材に火を掛ける(局部的に
赤熱状態以上に加熱する)こと無く、流路を分岐させる
ことができる。
【0011】請求項2に係る発明方法の構成は、前記請
求項1の発明方法の構成要件に加えて、前記のポンプカ
バーをキャンドタイプモータポンプから取り外す際、該
ポンプカバーに接続されていた吸入側管路を上記のポン
プカバーから取り外すことなく、かつ、前記代替ポンプ
カバーに設けられている熱搬送媒体の吸入流路の吸入端
を、「キャンドタイプモータポンプから取り外されたポ
ンプカバー」の内側の、「吸入管に連通してする開口
部」に対して、ガスケットを介して気密に当接せしめて
接続することを特徴とする。以上に説明した請求項2の
発明方法によると、前記請求項1に係る発明方法を実施
して熱搬送媒体の吐出流路を分岐せしめる際、既設の吸
入側管路部分に熱や切削を加えることの無いのは勿論、
接続箇所の切り離しや再接合の作業を一切必要としな
い。このように、既設の吸入管路部分に手を加えないと
いうことは、吐出管路を分岐させる工事の付帯作業が少
なくて、分岐工事全体としての所要工数が少なく、工期
が短く、工費が低廉であるというだけではなく、既設の
吸入側管路の気密性を害することが無く、新たなエア漏
れ(大気の漏入)を生じる要因を作り出さないという意
味においても実用的価値が高い。代替ポンプカバーに設
けられている吸入路を、既設の吸入側管路に対して気密
に接続するということも大切な作業となるが、本請求項
1においては上記代替ポンプカバーの吸入路の吸入端を
「既設の吸入側管路に対して既に接続されているキャン
ドタイプモータポンプのポンプカバー」の吸入管開口部
に対して気密に当接させることにより、迅速,容易に、
しかも高い信頼性をもって行なうことができる。
【0012】請求項3に係る発明方法の構成は、前記請
求項1もしくは請求項2の発明方法の構成要件に加え
て、前記のポンプカバーをキャンドタイプモータポンプ
から取り外す際、該ポンプカバーに接続されていた吐出
側管路をポンプカバーから切り離すことなく、かつ、前
記代替ポンプカバーに設けられている複数の吐出流路の
一部分を、「キャンドタイプモータポンプから取り外さ
れたポンプカバー」に設けられていた吐出管に連通せし
めるとともに、上記複数の吐出流路の他の部分は、開閉
弁を介して冷熱用の機器に接続することを特徴とする。
以上に説明した請求項3の発明方法によると、請求項1
もしくは請求項2の発明方法を実施して熱搬送媒体の吐
出流路を分岐せしめる際、分岐工事を施工する以前の既
設吐出側管路部材に熱や切削を加えることの無いのは勿
論,接続箇所の分解や再組立を必要としない。そして、
新たに追加装着される代替ポンプカバーに設けられてい
る複数の吐出流路の一部分を「既設の吐出管路に対して
既に接続されている、ポンプカバーの吐出管に連通せし
めることによって、既設の吐出側管路に対する熱搬送媒
体流の送給を確保するとともに、前記複数の吐出流路の
他の部分を「分岐工事施工前には熱搬送媒体を送給して
いなかった冷熱機器」に接続して、分岐工事をして実効
有らしめる。しかも、新設の熱搬送媒体送給管路には開
閉弁を介挿接続するので、この開閉弁を閉じることによ
って分岐工事施工前と同様の状態に復元せしめることも
容易に可能である。
【0013】請求項4に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項3の発明方法の構成要件に加えて、
前記代替ポンプカバーに「前記キャンドタイプモータポ
ンプのモータ部のポンプ側端面に設けられて、ポンプケ
ーシングの一部を形成していたモータフランジと類似の
部材であって要部が同形,同寸のアダプタフランジ」を
設けておき、上記のアダプタフランジを「キャンドタイ
プモータポンプから取り外されたポンプカバー」に設け
られていたカバーフランジに対して、ガスケットを介し
て気密に当接せしめることを特徴とする。以上に説明し
た請求項4の発明方法によると、請求項1ないし請求項
3の発明方法を実施して、キャンドタイプモータポンプ
から既存のポンプカバーを取り外して、該キャンドタイ
プモータポンプのモータ部に対して代替ポンプカバーを
装着する際、上記の取り外された既存のポンプカバー
を、熱搬送媒体の流路構成部材として有効に利用するこ
とができる。すなわち、上記の取り外された既存のポン
プカバーには「キャンドタイプモータポンプのモータ部
に対してフランジ結合するためのポンプフランジ」が設
けられているので、本請求項4においては、新設の部材
である代替ポンプカバーに「上記キャンドタイプモータ
ポンプのモータ部に設けられているモータフランジと類
似のフランジ」すなちわ「既設のポンプカバーのポンプ
フランジに適合するフランジ」を形成しておいて、新設
の部材である代替ポンプカバーと既存のポンプカバーと
をフランジ結合することにより、当該熱搬送媒体分岐工
事に際して取り外された既存のポンプカバーを廃却する
ことなく、熱搬送媒体の流路を構成する部材の一部とし
て利用することができる。既存のポンプカバーを、熱搬
送媒体の流路構成部材として利用することは、単なる廃
品利用ではない。すなわち、該既存のポンプカバーは、
既存の熱搬送媒体流入側管路部材および既存の熱搬送媒
体吐出側管路部材に対して気密に、かつ、容易には着脱
できないように接続されているので、この既存ポンプカ
バーを引き続いて使用することにより、当該熱搬送媒体
分岐工事に伴う配管作業工数を節減できる上に、施工後
における配管の気密性保持を容易ならしめる。
【0014】請求項5に係る発明方法の構成は、前記請
求項4の発明方法の構成要件に加えて、前記カバーフラ
ンジとアダプタフランジとによって接続されている双方
の部材の間を流通するように、少なくとも一つの吐出流
路を形成し、代替ポンプカバーによって形成されている
ポンプケーシングから吐出された熱搬送媒体流の一部
を、「取り外されたポンプカバーで取り囲まれた空間」
に導き、上記の空間を介して、前記取り外されたポンプ
カバーに接続されていた吐出管路に接続することを特徴
とする。以上に説明した請求項5の発明方法によると、
新設の部材である代替ポンプカバーによって形成されて
いるポンプケーシングから吐出される熱搬送媒体流の一
部分を、既設のポンプカバーによって取り囲まれている
空間内に導くことにより、上記熱搬送媒体流の一部を分
岐させて既設の熱搬送媒体吐出側管路に導くことができ
る。
【0015】すなわち、既設のポンプカバーによって囲
まれる空間は、当該分岐工事以前においてはポンプケー
シングを形成していた空間に相当し、既設の熱搬送媒体
循環流路に連通している。そこで、本請求項5の発明方
法においては、新設の代替ポンプカバーから吐出される
熱搬送媒体流の一部を、上記「既設のポンプカバーによ
って囲まれた空間」に導くことにより、既設の部材を有
効に利用して、上記熱搬送媒体流の一部を既設の熱搬送
媒体用管路に接続し、所要工数を節減するとともに工期
を短縮することができる。
【0016】請求項6に係る発明機構の構成は、吸収式
冷温水機の熱搬送媒体を循環せしめるキャンドタイプモ
ータポンプから吐出される熱搬送媒体流を分岐せしめる
機構において、上記キャンドタイプモータポンプは、モ
ータフランジを備え、大気から遮断された空間を形成し
て、モータの回転部材を収納する密閉罐と、上記モータ
の回転軸に固着されたポンプ羽根と、前記モータフラン
ジに対して気密に接合されるポンプフランジを有し、前
記ポンプ羽根を覆ってポンプケーシングを形成するポン
プカバーと、を備えたものであり、かつ、製作された後
の稼働経歴が相対的に古いモータフランジおよび密閉
罐、並びにポンプ羽根と、製作された後の稼働経歴が相
対的に新しいポンプカバーとを有しており、上記のポン
プカバーには、熱搬送媒体の流入路が設けられるととも
に、複数に分岐した流出路が一体的に設けられているこ
とを特徴とする。以上に説明した請求項6の発明機構に
よると、単一の吐出流路を備えたキャンドタイプモータ
ポンプを母体として、このキャンドタイプモータポンプ
を構成しているポンプカバーを取り外して、予め構成さ
れた代替ポンプカバーを取り付けるという簡単な作業に
よって迅速,容易に、特に、既設の熱搬送媒体用配管に
対して熱を加えたり切削を施したりすることなく、上記
キャンドタイプモータポンプの吐出流を分岐させること
ができる。その上、上述の熱搬送媒体流を分岐させるた
めの加工において、母体となった既設のキャンドタイプ
モータポンプのモータ部も、ポンプ羽根も、廃棄するこ
となく使用を継続することができる。上述のごとく、施
工作業は主として熱搬送媒体循環用のキャンドタイプモ
ータポンプに対して行ない、既設の配管に対して溶接を
施したり機械切削を施したりする必要が無いので、該配
管の気密性を害したり、防食被膜を損傷したりする虞れ
が無い。
【0017】請求項7に係る発明機構の構成は、前記請
求項6の発明機構の構成要件に加えて、前記の稼働経歴
が相対的に新しいポンプカバーに、キャンドタイプモー
タポンプのモータフランジに適合して気密に接合された
アダプタフランジ(A)と、上記のモータフランジに比
して少なくとも要部の形状,寸法を同じくする、もう一
つのアダプタフランジ(B)とが設けられていて、上記
の、稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーに設けられ
たもう一つのアダプタフランジ(B)が、稼働経歴が相
対的に古いポンプカバーのポンプフランジに対して気密
に接合され、前記の稼働経歴が相対的に新しいポンプモ
ータに設けられた複数の流出路の内の一つが、稼働経歴
が相対的に古いポンプカバーによって囲まれた空間内を
経由して、「該稼働経歴が相対的に古いポンプカバーと
一体的に連設されている相対的に古い吐出管」に連通し
ており、上記の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバー
に設けられた複数の流出路の内の他の一つは、「該相対
的に新しいポンプカバーと一体に連設された相対的に新
しい吐出管」に連通していることを特徴とする。以上に
説明した請求項7の発明機構によると、母体として用い
られたキャンドタイプモータポンプ(すなわち、稼働経
歴が相対的に古いキャンドタイプモータポンプ)をポン
プ部とポンプカバーとに分割して、その間に介装される
改造用の代替ポンプカバー(すなわち、稼働経歴が相対
的に新しい代替ポンプカバー)に、(A),(B)二つ
のアダプタフランジが設けられているので、上記代替ポ
ンプカバーのアダプタフランジ(A)を、分割されたモ
ータ部のモータフランジに当接せしめるとともに、アダ
プタフランジ(B)を、分割されたポンプカバーのポン
プフランジに当接せしめることにより、前記の「アダプ
タフランジ(A),(B)を設けた代替ポンプカバー」
が、母体となったキャンドタイプモータポンプの「分割
されたポンプ部と、分割されたモータカバー」の間に介
装される「分岐吐出管につきアダプタ」として機能する
ようになる。このアダプタ部材を新たに構成したことに
より、母体となって既設のキャンドタイプモータポンプ
も、これに接続された熱搬送媒体循環用の配管部材も、
ほとんど廃却部品を発生させること無く有効に利用する
ことができる。母体として用いられた機器や部材を有効
に再利用することにより、新製部材のコストが低減され
るのみでなく、産業廃棄物の減量という社会的な要請に
応えることも可能となった。
【0018】請求項8に係る発明機構の構成は、前記請
求項7の発明機構の構成要件に加えて、前記の稼働経歴
が相対的に新しいポンプカバーに設けられたアダプタフ
ランジ(B)は、吐出流を流通せしめる透孔を穿たれた
平板状の構成部材であって、前記稼働経歴が相対的に新
しい吐出管もしくは該吐出管に接続された管状部材の吐
出管に近い箇所の管壁に透孔が穿たれており、上記吐出
管の管壁に穿たれた透孔を通って分流した熱搬送媒体流
が、前記のアダプタフランジ(B)に穿たれた透孔を通
って、稼働経歴が相対的に古いポンプカバーの吐出管に
流動するようになっていることを特徴とする。以上に説
明した請求項8の発明機構によると、稼働経歴が相対的
に新しい代替ポンプカバーによって形成されているポン
プケーシングの中で、稼働経歴が相対的に古いポンプ羽
根によって加圧された熱搬送媒体は、1次的には稼働経
歴が相対的に新しい代替ポンプカバーに設けられている
吐出管から送出されるが、この吐出管もしくはその近傍
の管壁に透孔が穿たれているので、熱搬送媒体流が分岐
せしめられて、その一部は透孔を通って分流する。そし
て、この分流した熱搬送媒体流が稼働経歴が相対的に古
いポンプカバーの吐出管に導かれると、この稼働経歴が
相対的に古い吐出管には稼働経歴が相対的に古い熱搬送
媒体循環用の管路部材が接続されているので、該管路部
材に熱や切削を加える必要無く、熱搬送媒体流の一部分
が稼働経歴の相対的に古い吐出管に流れ、他の一部分は
稼働経歴が相対的に新しい吐出管を流通する。
【0019】請求項9に係る発明機構の構成は、前記請
求項8の発明機構の構成要件に加えて、前記の稼働経歴
が相対的に古い吐出管には、稼働経歴が相対的に古い熱
搬送媒体循環用の管路部材が連結されており、前記の稼
働経歴が相対的に新しい吐出管には、開閉弁を介して稼
働経歴が相対的に新しい熱搬送媒体用の管路部材が連結
されていて、上記の開閉弁を閉じると熱搬送媒体の流路
分岐する以前の状態に復元し、該開閉弁を開くと熱搬送
媒体の流路が分岐可能の状態となる構造であることを特
徴とする。以上に説明した請求項9の発明機構による
と、熱搬送媒体を分流させる二つの吐出管のうち、稼働
経歴が相対的に古い吐出管を流通した熱搬送媒体は稼働
経歴が相対的に古い管路部材に送給され、稼働経歴が相
対的に新しい吐出管を流通し終えた熱搬送媒体は稼働経
歴が相対的に新しい管路部材に送給されるので、分岐さ
れた後の流路が整然としていて、意に反して再び混合す
る虞れが無い。その上、開閉弁を閉じることによって稼
働経歴が相対的に新しい管路への熱搬送媒体の送給を停
止することができるので、何らかの事情によって稼働経
歴が相対的に古い管路に接続されている冷熱機器に対す
る「その他の冷熱機器からの影響」を遮断する必要を生
じたとき、迅速,容易に、かつ確実に対応することがで
きる。
【0020】請求項10に係る発明機構の構成は、前記
請求項8もしくは請求項9の発明機構の構成要件に加え
て、前記の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーの中
央部に連通する吸入管が設けられていて、該吸入管は前
記平板状のアダプタフランジ(B)を貫通して、当該キ
ャンドタイプモータポンプの駆動モータと反対側へ突出
する方向に延長されていることを特徴とする。以上に説
明した請求項10の発明機構によると、稼働経歴が相対
的に古い構成部材とほぼ同等の稼働経歴を有する吸入側
の管路部材に及ぼす影響を最小限に抑えて、吐出側管路
を分岐せしめることができる。すなわち、稼働経歴が相
対的に新しいポンプカバーの中央部から、当該キャンド
タイプモータポンプのモータ側と反対方向(すなわちポ
ンプ側の方向)に吸入管が突出しているので、この稼働
経歴が相対的に新しい吸入管を、稼働経歴が相対的に古
い吸入側の管路部材に対して、容易に、かつ無理なく、
ほぼ最短経路で連結することができる。
【0021】請求項11に係る発明機構の構成は、前記
請求項10の発明機構における構成要件に加えて、前記
の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーに設けられて
いる吸入管がアダプタフランジ(B)を貫通して延長さ
れた部分の端面が、前記の稼働経歴が相対的に古いポン
プカバーに設けられている吸入管の開口部に対して、ガ
スケットを介して気密に当接して、稼働経歴が相対的に
古い吸入管に連通されており、かつ、上記稼働経歴が相
対的に古い吸入管に対して、稼働経歴が相対的に古い熱
搬送媒体循環用の管路部材が接続されていることを特徴
とする。以上に説明した請求項11の発明機構による
と、稼働経歴が相対的に新しい吸入管の端面が、稼働経
歴が相対的に古い吸入管の開口部に対して、ガスケット
を介して気密に当接される構造であるから、迅速,容易
に組み立てることができ、組み立てられた結果として、
稼働経歴が相対的に新しい吸入管が、稼働経歴が相対的
に古い熱搬送媒体循環路の吸入側管路に対して気密に接
続される。
【0022】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の基本的な構成を
説明するための参考として示したもので、前掲の図3に
示したキャンドタイプモータポンプを、モータ部分とポ
ンプ部分とに分解して描いた断面図である。上述の分解
は、ポンプフランジ11dとモータフランジ12aとを
結合しているボルトを緩めて抜き取ることによって容易
に行なわれる。図1は本発明の1実施形態を示し、公知
のキャンドタイプモータポンプをポンプ部分とモータポ
ンプとに分離して、両者の間に、代替ポンプカバーと分
岐吐出管とを備えたアダプタ部材(分岐管アダプタ)を
介装して、三者を一体的に結合した状態を描いた断面図
である。本図1に現れている断面に平行斜線を付して示
した部分は、公知のキャンドタイプモータポンプであっ
て、前掲の図4に描かれた構成部分である。本図1にお
いてクロスハッチング(格子縞)を付して示した分岐管
アダプタ13は本発明を適用して構成した部材であっ
て、本実施例においてはキャンドタイプモータポンプを
製造する専門工場で作られた。
【0023】この図1の実施例の機器を製作した時期を
基準として考えると、平行斜線を付して示した駆動モー
タ12、平行斜線を付して示したポンプ部分11、斑点
を付して示したポンプ羽根11b、平行斜線を付して示
した吸入管11eおよびこれに接続されている管路、並
びに、吐出管11fおよびこれに接続されている管路は
既存の部材であり、クロスハッチングを付して示した分
岐管アダプタ13は新設の部材である。また、本発明に
係る機構が構成されて使用され始めた後の時期において
これを見れば、前記の既存の部材は「稼働経歴が相対的
に古い構成部分」であり、前記の新設の部材は「稼働経
歴が相対的に新しい構成部分である。前記の新設の(稼
働経歴が相対的に新しい)分岐管アダプタ13は、分割
されたキャンドタイプモータポンプの双方の部分を連結
するという意味でアダプタと名付けた。アダプタである
から、分割されたモータ部分に適合して接続される面
と、同じくポンプ部分に適合して接続される面とを有し
ている。すなわち、モータフランジ12aに適合するア
ダプタフランジ(A)13aと、ポンプフランジ11d
に適合するアダプタフランジ(B)13bとを備えてい
て、相互にガスケットを介して気密に接合されている。
上述の機能を果たし得るようにアダプタフランジ(A)
13aの要部(ガスケットに当接する部分、およびボル
トで結合される部分)は、ポンプフランジ11dと同形
同寸に形成されている。同様に、アダプタフランジ
(B)13bの要部はモータフランジ12aと同形同寸
に形成されている。
【0024】代替ポンプカバー13eは、改造の母体と
なったキャンドタイプモータポンプのポンプカバー11
aとほぼ同形同寸に形成され、ポンプ羽根11bを緩や
かに覆って装着され、ポンプケーシングを構成してい
る。上記の代替ポンプカバー13eには、分岐吐出管1
3cと、延長吸入管13dとが一体に連設されている。
上記の分岐吐出管13cには開閉弁V3を介して新設の
吐出側管路が接続され、矢印c方向に分流した熱搬送媒
体が新設と冷熱機器(図外)に送給される。前記のアダ
プタフランジ(B)は板状の部材であって、その中央部
を延長吸入管13dが気密に貫通している。この延長吸
入管13dの端面は、ガスケット13gを挟みつけて、
「既存部材であるポンプカバー11aの、吸入管11e
の開口部に対して気密に押圧されて連通している。分岐
管アダプタ13の中には、複数の流出路が形成される。
本実施形態においては矢印cと矢印dとのように分岐す
る流路が形成されている。上記矢印dの熱搬送媒体流
は、分岐吐出管13cの管壁に穿たれた透孔を通り、ア
ダプタフランジ(B)13bに設けられた吐出流透孔1
3fを通って、既存の部材であるポンプカバー11aに
よって囲まれた空間内に流入し、該ポンプカバー11a
に連通されている吐出管11fから、既存の熱搬送媒体
循環用の管路に流れてゆく。
【0025】既存の部材である吸入管11eに接続され
ている既設の管路(In)や、既存の部材である吸入管
11fに接続されている既設の管路(Out)に対して
は別段の加工を必要としないので、気密性を害したり防
食性を損ねたりする虞れが無い。
【0026】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、吸収式冷温水機を構成している熱搬送媒体
循環用の配管部材に対して溶接加工を施すことなく、溶
液ポンプとして用いられているキャンドタイプモータポ
ンプから吐出される熱搬送媒体の流路を分岐させること
ができる。キャンドタイプモータポンプは、モータ回転
子を収納した密閉罐と、ポンプケーシングを形成してい
るポンプカバーとが、ガスケットを介してフランジ結合
しているので、上記のフランジ結合を解除してポンプカ
バーを取り外す作業と、代替ポンプカバーを装着する作
業とは、溶接施工を必要とせずにハンドツールによって
行なうことができる。そして、上記の代替ポンプカバー
には、熱搬送媒体の吸入流路と複数の吐出流路とが設け
られているので、この代替ポンプカバーによって形成さ
れたポンプケーシングに吸入された熱搬送媒体が複数の
吐出流路から吐出される。これにより、熱搬送媒体循環
流路の管路部材に火を掛ける(局部的に赤熱状態以上に
加熱する)こと無く、流路を分岐させることができる。
【0027】請求項2の発明方法によると、前記請求項
1に係る発明方法を実施して熱搬送媒体の吐出流路を分
岐せしめる際、既設の吸入側管路部分に熱や切削を加え
ることの無いのは勿論、接続箇所の切離しや再接合の作
業を一切必要としない。このように、既設の吸入管路部
分に手を加えないということは、吐出管路を分岐させる
工事の付帯作業が少なくて、分岐工事全体としての所要
工数が少なく、工期が短く、工費が低廉であるというだ
けでなく、既設の吸入側管路の気密性を害することが無
く、新たなエア漏れ(大気の漏入)を生じる要因を作り
出さないという意味においても実用価値が高い。
【0028】請求項3の発明方法によると、請求項1も
しくは請求項2の発明を実施して熱搬送媒体の吐出流路
を分岐せしめる際、分岐工事を施工する以前の既設吐出
側管路部材に熱や切削を加えることの無いのは勿論,接
続箇所の分解や再組立を必要としない。
【0029】しかも、新設の熱搬送媒体送給管路には開
閉弁を介挿接続するので、この開閉弁を閉じることによ
って分岐工事施工前と同様の状態に復元せしめることも
容易に可能である。
【0030】請求項4の発明方法によると、請求項1な
いし請求項3の発明方法を実施して、キャンドタイプモ
ータポンプから既存のポンプカバーを取り外して、該キ
ャンドタイプモータポンプのモータ部に対して代替ポン
プカバーを装着する際、上記の取り外された既存のポン
プカバーを、熱搬送媒体流の流路構成部材として有効に
利用することができる。既存のポンプカバーを、熱搬送
媒体の流路構成部材として利用することは、単なる廃品
利用ではない。すなわち、該既存のポンプカバーは、既
存の熱搬送媒体流入側管路部材および既存の熱搬送媒体
吐出側管路部材に対して気密に、かつ、容易には着脱で
きないように接続されているので、この既存ポンプカバ
ーを引き続いて使用することにより、当該熱搬送媒体分
岐工事に伴う配管作業工数を節減できる上に、施工後に
おける配管の気密性保持を容易ならしめる。
【0031】請求項5の発明方法によると、新設の部材
である代替ポンプカバーによって形成されているポンプ
ケーシングから吐出される熱搬送媒体流の一部分を、既
設のポンプカバーによって取り囲まれている空間内に導
くことにより、上記熱搬送媒体流の一部を分岐させて既
設の熱搬送媒体吐出側管路に導くことができる。
【0032】請求項6の発明機構によると、単一の吐出
流路を備えたキャンドタイプモータポンプを母体とし
て、このキャンドタイプモータポンプを構成しているポ
ンプカバーを取り外して、予め構成された代替ポンプカ
バーを取り付けるという簡単な作業によって迅速,容易
に、特に、既設の熱搬送媒体用配管に対して熱を加えた
り切削を施したりすることなく、上記キャンドタイプモ
ータポンプの吐出流を分岐させることができる。
【0033】請求項7の発明機構によると、母体として
用いられたキャンドタイプモータポンプ(すなわち、稼
働経歴が相対的に古いキャンドタイプモータポンプ)を
ポンプ部とポンプカバーとに分割して、その間に介装さ
れる改造用の代替ポンプカバー(すなわち、稼働経歴が
相対的に新しい代替ポンプのカバー)に、(A),
(B)二つのアダプタフランジが設けられているので、
上記代替ポンプカバーのアダプタフランジ(A)を、分
割されたモータ部のモータフランジに当接せしめるとと
もに、アダプタフランジ(B)を、分割されたポンプカ
バーのポンプフランジに当接せしめることにより、前記
の「アダプタフランジ(A),(B)を設けた代替ポン
プカバー」が、母体となったキャンドタイプモータポン
プの「分割されたポンプ部と、分割されたモータカバ
ー」の間に介装される「分岐吐出管つきアダプタ」とし
て機能するようになる。
【0034】請求項8の発明機構によると、稼働経歴が
相対的に新しい代替ポンプカバーによって形成されてい
るポンプケーシングの中で、稼働経歴が相対的に古いポ
ンプ羽根によって加圧された熱搬送媒体は、1次的には
稼働経歴が相対的に新しい代替ポンプカバーに設けられ
ている吐出管から送出されるが、この吐出管もしくはそ
の近傍の管壁に透孔が穿たれているので、熱搬送媒体流
が分岐せしめられて、その一部は透孔を通って分流す
る。そして、この分流した熱搬送媒体流が、稼働経歴が
相対的に古いポンプカバーの吐出管に導かれると、この
稼働経歴が相対的に古い吐出管には稼働経歴が相対的に
古い熱搬送媒体循環用の管路部材が接続されているの
で、該管路部材に熱や切削を加える必要無く、熱搬送媒
体流の一部分が稼働経歴の相対的に古い吐出管に流れ、
他の一部分は稼働経歴が相対的に新しい吐出管を流通す
る。
【0035】請求項9の発明機構によると、熱搬送媒体
を分流させる二つの吐出管のうち、稼働経歴が相対的に
古い吐出管を流通した熱搬送媒体は稼働経歴が相対的に
古い管路部材に送給され、稼働経歴が相対的に新しい吐
出管を流通し終えた熱搬送媒体は稼働経歴が相対的に新
しい管路部材に送給されるので、分岐された後の流路が
整然としていて、意に反して再び混合する虞れが無い。
請求項10の発明機構によると、稼働経歴が相対的に古
い構成部材とほぼ同等の稼働経歴を有する吸入側の管路
部材に及ぼす影響を最小限に抑えて、吐出側管路を分岐
せしめることができる。請求項11の発明機構による
と、稼働経歴が相対的に新しい吸入管の端面が、稼働経
歴が相対的に古い吸入管の開口部に対して、ガスケット
を介して気密に当接される構造であるから、迅速,容易
に組み立てることができ、組み立てられた結果として、
稼働経歴が相対的に新しい吸入管が、稼働経歴が相対的
に古い熱搬送媒体循環路の吸入側管路に対して気密に接
続される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示し、公知のキャンドタ
イプモータポンプをポンプ部分とモータ部分とに分離し
て、両者の間に、代替カバーと分岐吐出管とを備えたア
ダプタ部材(分岐管アダプタ)を介装して、三者と一体
的に結合した状態を描いた断面図である。
【図2】吸収式冷温水機の1例として示した臭化リチュ
ウム吸収冷温水機の模式的な系統図である。
【図3】前掲の図2においてシンボルマークで描かれて
いる臭化リチュウム水溶液ポンプ9の詳細な構造を説明
するために示したもので、部分的に破断して描いた縦断
面図である。ただし、構造機能の理解を容易ならしめる
ため、一体的に結合された部材には同一のハッチングを
付してある。
【図4】本発明の基本的な構成を説明するための参考と
して示したもので、前掲の図3に示したキャンドタイプ
モータポンプを、モータ部分とポンプ部分とに分解して
描いた断面図である。
【符号の説明】
1…高温再生器、2…低温再生器、3…凝縮器、4…蒸
発器、5…冷温水(戻り)、6…冷温水(供給)、7…
冷媒ポンプ、8…吸収器、9…溶液ポンプ、10…熱交
換器、11…ポンプ部分、11a…ポンプカバー、11
b…ポンプ羽根、11c…ポンプ軸、11d…ポンプフ
ランジ、11e…吸入管、11f…吐出管、12…駆動
モータ、12a…モータフランジ、12b…密閉罐、1
2c…回転軸、12d…軸受、13…本発明を適用して
構成した分岐管アダプタ、13a…アダプタフランジ
(A)、13b…アダプタフランジ(B)、13c…分
岐吐出管、13d…延長吸入管、14e…代替ポンプカ
バー、13f…吐出流透孔、20…冷却水管、21…熱
交換器。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収式冷温水機の熱搬送媒体を循環せし
    めるキャンドタイプモータポンプから吐出される熱搬送
    媒体を分岐せしめる方法において、 上記キャンドタイプモータポンプのポンプのケーシング
    を構成しているポンプカバーとほぼ同形同寸の代替ポン
    プカバーを予め構成するとともに、 上記の代替ポンプカバーに熱搬送媒体の吸入流路と、複
    数の吐出流路とを設けておき、 前記キャンドタイプモータポンプからポンプカバーを取
    り外し、 ポンプカバーを取り外されたキャンドタイプモータポン
    プに、前記の代替ポンプカバーを装着して、該代替ポン
    プカバーに設けられている複数の吐出流路の一部を、
    「取り外される前のポンプカバーに接続されていた吐出
    側管路」に接続するとともに、 該複数の吐出流路の他の部分を、「取り外される前のポ
    ンプカバーに対して直接的には接続されていなかった管
    路」を介して冷熱用の機器に接続することを特徴とす
    る、熱搬送媒体の流路を分岐する方法。
  2. 【請求項2】 前記のポンプカバーをキャンドタイプモ
    ータポンプから取り外す際、該ポンプカバーに接続され
    ていた吸入側管路を上記のポンプカバーから切り離すこ
    となく、 かつ、前記代替ポンプカバーに設けられている熱搬送媒
    体の吸入流路の吸入端を、「キャンドタイプモータポン
    プから取り外されたポンプカバー」の内側の、「吸入管
    に連通している開口部」に対して、ガスケットを介して
    気密に当接せしめて接続することを特徴とする、請求項
    1に記載した熱搬送媒体の流路を分岐する方法。
  3. 【請求項3】 前記のポンプカバーをキャンドタイプモ
    ータポンプから取り外す際、該ポンプカバーに接続され
    ていた吐出側管路をポンプカバーから切り離すことな
    く、 かつ、前記代替ポンプカバーに設けられている複数の吐
    出流路に一部分を、「キャンドタイプモータポンプから
    取り外されたポンプカバー」に設けられていた吐出管に
    連通せしめるとともに、 上記複数の吐出流路の他の部分は、開閉弁を介して冷熱
    用の機器に接続することを特徴とする、請求項1もしく
    は請求項2に記載した熱搬送媒体の流路を分岐する方
    法。
  4. 【請求項4】 前記代替ポンプカバーに「前記キャンド
    タイプモータポンプのモータ部のポンプ側端面に設けら
    れて、ポンプケーシングの一部を形成していたモータフ
    ランジと類似の部材であって要部が同形,同寸のアダプ
    タフランジ」を設けておき、 上記のアダプタフランジを「キャンドタイプモータポン
    プから取り外されたポンプカバー」に設けられていたカ
    バーフランジに対して、ガスケットを介して気密に当接
    せしめることを特徴とする、請求項1ないし請求項3に
    記載した熱搬送媒体の流路を分岐する方法。
  5. 【請求項5】 前記カバーフランジとアダプタフランジ
    とによって接続されている双方の部材の間を流通するよ
    うに、少なくとも一つの吐出流路を形成し、代替ポンプ
    カバーによって形成されているポンプケーシングから吐
    出された熱搬送媒体流の一部を、「取り外されたポンプ
    カバーで取り囲まれた空間」に導き、上記の空間を介し
    て、前記取り外されたポンプカバーに接続されていた吐
    出管路に接続することを特徴とする、請求項4に記載し
    た熱搬送媒体の流路を分岐する方法。
  6. 【請求項6】 吸収式冷温水機の熱搬送媒体を循環せし
    めるキャンドタイプモータポンプから吐出される熱搬送
    媒体流を分岐せしめる機構において、 上記キャンドタイプモータポンプは、 モータフランジを備え、大気から遮断された空間を形成
    して、モータの回転部材を収納する密閉罐と、 上記モータの回転軸に固着されたポンプ羽根と、 前記モータフランジに対して気密に接合されるポンプフ
    ランジを有し、前記ポンプ羽根を覆ってポンプケーシン
    グを形成するポンプカバーと、を備えたものであり、 かつ、製作された後の稼働経歴が相対的に古いモータフ
    ランジおよび密閉罐、並びにポンプ羽根と、 製作された後の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバー
    とを有しており、 上記のポンプカバーには、熱搬送媒体の流入路が設けら
    れるとともに、複数に分岐した流出路が一体的に設けら
    れていることを特徴とする、熱搬送媒体の流路分岐機
    構。
  7. 【請求項7】 前記の稼働経歴が相対的に新しいポンプ
    カバーに、キャンドタイプモータポンプのモータフラン
    ジに適合して気密に接合されたアダプタフランジ(A)
    と、 上記のモータフランジに比して少なくとも要部の形状,
    寸法を同じくする、もう一つのアダプタフランジ(B)
    とが設けられていて、 上記の、稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーに設け
    られたもう一つのアダプタフランジ(B)が、稼働経歴
    が相対的に古いポンプカバーのポンプフランジに対して
    気密に接合され、 前記の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーに設けら
    れた複数の流出路の内の一つが、稼働経歴が相対的に古
    いポンプカバーによって囲まれた空間内を経由して、
    「該稼働経歴が相対的に古いポンプカバーと一体的に連
    設されている相対的に古い吐出管」に連通しており、 上記の稼働経歴が相対的に新しいポンプカバーに設けら
    れた複数の流出路の内の他の一つは、「該相対的に新し
    いポンプカバーと一体に連設された相対的に新しい吐出
    管」に連通していることを特徴とする、請求項6に記載
    した熱搬送媒体の流路分岐機構。
  8. 【請求項8】 前記の稼働経歴が相対的に新しいポンプ
    カバーに設けられたアダプタフランジ(B)は、吐出流
    を流通せしめる透孔を穿たれた平板状の構成部材であっ
    て、前記稼働経歴が相対的に新しい吐出管もしくは該吐
    出管に接続された管状部材の吐出管に近い箇所の管壁に
    透孔が穿たれており、 上記吐出管の管壁に穿たれた透孔を通って分流した熱搬
    送媒体流が、前記のアダプタフランジ(B)に穿たれた
    透孔を通って、稼働経歴が相対的に古いポンプカバーの
    吐出管に流動するようになっていることを特徴とする、
    請求項7に記載した熱搬送媒体の流路分岐機構。
  9. 【請求項9】 前記の稼働経歴が相対的に古い吐出管に
    は、稼働経歴が相対的に古い熱搬送媒体循環用の管路部
    材が連結されており、 前記の稼働経歴が相対的に新しい吐出管には、開閉弁を
    介して、稼働経歴が相対的に新しい熱搬送媒体用の管路
    部材が連結されていて、上記の開閉弁を閉じると熱搬送
    媒体の流路を分岐する以前の状態に復元し、該開閉弁を
    開くと熱搬送媒体の流路が分岐可能の状態となる構造で
    あることを特徴とする、請求項8に記載した熱搬送媒体
    の流路分岐機構。
  10. 【請求項10】 前記の稼働経歴が相対的に新しいポン
    プカバーの中央部に連通する吸入管が設けられていて、
    該吸入管は前記平板状のアダプタフランジ(B)を貫通
    して、当該キャンドタイプモータポンプの駆動モータと
    反対側へ突出する方向に延長されていることを特徴とす
    る、請求項8もしくは請求項9に記載した熱搬送媒体の
    流路分岐機構。
  11. 【請求項11】 前記の稼働経歴が相対的に新しいポン
    プカバーに設けられている吸入管がアダプタフランジ
    (B)を貫通して延長された部分の端面が、前記の稼働
    経歴が相対的に古いポンプカバーに設けられている吸入
    管の開口部に対して、ガスケットを介して気密に当接し
    て、稼働経歴が相対的に古い吸入管に連通されており、 かつ、上記稼働経歴が相対的に古い吸入管に対して、稼
    働経歴が相対的に古い熱搬送媒体循環用の管路部材が接
    続されていることを特徴とする、請求項10に記載した
    熱搬送媒体の流路分岐機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105706012A (zh) * 2013-11-14 2016-06-22 富士机械制造株式会社 伺服控制器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105706012A (zh) * 2013-11-14 2016-06-22 富士机械制造株式会社 伺服控制器

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