JP2001031333A - 電気コード巻取装置 - Google Patents

電気コード巻取装置

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JP2001031333A
JP2001031333A JP11212112A JP21211299A JP2001031333A JP 2001031333 A JP2001031333 A JP 2001031333A JP 11212112 A JP11212112 A JP 11212112A JP 21211299 A JP21211299 A JP 21211299A JP 2001031333 A JP2001031333 A JP 2001031333A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電装置を備えたものにおいて、コンセント
に電気機器の電気コードの差し込みプラグを差し込んだ
状態で、その電気コードを何かで引っ掛けたとしても、
コンセントなどが破損することを極力防止できるように
する。 【解決手段】 リール27内に集電装置63を配設して
いる。集電装置63の第1の電極ホルダ64は、ドラム
39の嵌合凹部34に嵌合していて、リール27と一体
回転する。第2の電極ホルダ70は、支持軸24の先端
部に回動可能に取り付けたコンセント盤42の筒部51
と嵌合していて、コンセント盤42と一体に回動が可能
である。コンセント盤42は、抜止め手段53により抜
け止めされ、かつコンセント盤42に形成された凹部4
9と抜止め部材54との作用で所定の範囲内で回動が可
能な構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集電装置を備えた
電気コード巻取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の電気コード巻
取装置の従来構成の一例(実公平2−40058号公報
参照)について、図7を参照して説明する。支持体1の
支持軸1aに、電気コード2を巻き取るリール3が回転
自在に設けられている。そのリール3は、電気コード2
が巻回される円筒状のドラム4と、このドラム4の軸方
向の前後両端部に取り付けられた前端板5及び後端板6
とから構成されている。前端板5の中央部には円形の開
口部5aが形成されていて、この開口部5aを覆うよう
に円板状のコンセント盤7が配置されている。このコン
セント盤7は、前記支持軸1aの先端部に支持部材8を
介して固定状態に設けられている。このコンセント盤7
には、コンセント9が取り付けられている。
【0003】ドラム4の内部には、集電装置10が設け
られている。この集電装置10は、環状電極が取り付け
られた環状電極ホルダ11と、その環状電極に接触する
ブラシが取り付けられたブラシホルダ12とから構成さ
れている。このうち環状電極ホルダ11は、係止ピン1
3により支持軸1aに固定されている。ブラシホルダ1
2は、環状電極ホルダ11の筒部11aの外周部に回転
自在に嵌合されていると共に、ドラム4内部の支持板1
4に設けられた複数の係合ピン15に軸方向から嵌合し
ていて、その係合ピン15を介してリール3と一体に回
転するようになっている。
【0004】そして、リール3に巻回された電気コード
2の一端部は、ブラシホルダ12のブラシに電気的に接
続されていると共に、各コンセント9の端子は、環状電
極ホルダ11の環状電極に電気的に接続されている。ま
た、環状電極とブラシとは常に接触していて電気的に接
続されている。
【0005】上記構成において、リール3に巻回された
電気コード2を引き出し、その先端の差し込みプラグを
家屋などに設置された電源コンセントに接続し、電動工
具などの電気機器の電気コードの差し込みプラグを上記
コンセント9に接続することにより、電気機器を電源コ
ンセントから離れた場所で使用することができる。
【0006】この場合、コンセント9が設けられたコン
セント盤7は支持体1の支持軸1aに固定されているの
で、電気コード2を引き出したり、巻き取ったりするた
めにリール3を回転させても、コンセント9は回転せ
ず、それに接続された電気機器の電気コードがねじれる
ことを防止できる。
【0007】しかしながら、上記した構成のものでは、
次のような欠点がある。すなわち、コンセント9が設け
られたコンセント盤7が支持体1の支持軸1aに固定さ
れているため、そのコンセント9に電気機器の電気コー
ドの差し込みプラグを差し込んだ状態で、その電気コー
ドを人の足や何か物で引っ掛けてしまった場合、コンセ
ント9とこれに差し込まれた差し込みプラグ部分に大き
な力が作用し、コンセント9などが破損するおそれがあ
る。
【0008】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、集電装置を備えたものにおい
て、コンセントに電気機器の電気コードの差し込みプラ
グを差し込んだ状態で、その電気コードを何かで引っ掛
けたとしても、コンセントなどが破損することを極力防
止することができる電気コード巻取装置を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、支持軸を有する支持体と、外
周部に電気コードが巻回される筒状のドラムを有すると
共に、軸方向の一端部に開口部を有し、前記支持軸に回
転自在に設けられたリールと、前記リールの前記開口部
を覆う位置に配置されて前記支持軸の一端部外周部に回
動可能な状態で嵌合されたコンセント盤と、このコンセ
ント盤に設けられたコンセントと、前記支持軸の一端部
に前記コンセント盤を抜け止めするように設けられた抜
止め手段と、前記ドラムの内部に当該ドラムと一体回転
するように設けられ、前記電気コードと電気的に接続さ
れた第1の電極を有する第1の電極ホルダと、前記ドラ
ムの内部に前記コンセント盤と一体に回動するように設
けられ、前記コンセントと電気的に接続されると共に前
記第1の電極に対して電気的に接続される第2の電極を
有し、前記第1の電極ホルダと共に集電装置を構成する
第2の電極ホルダとを具備した構成としたところに特徴
を有している。
【0010】上記した手段によれば、コンセントが設け
られたコンセント盤は、支持軸に対して回動が可能な状
態となっているから、そのコンセントに電気機器の電気
コードの差し込みプラグを差し込んだ状態で、電気機器
の電気コードはねじれることがなく、その電気コードを
何かで引っ掛けたとしても、コンセント盤が支持軸に対
し回動することにより、コンセントとこれに差し込まれ
た差し込みプラグ部分に大きな力が作用することを極力
防止できるようになる。
【0011】この場合、ドラムの内部に仕切り部を設け
ると共に、この仕切り部に嵌合部を設け、第1の電極ホ
ルダに、前記嵌合部に軸方向から嵌合する被嵌合部を設
けた構成とすることが好ましい(請求項2の発明)。ま
た、コンセント盤に、当該コンセント盤の回動に伴い操
作されるスイッチを設け、このスイッチにより前記コン
セント盤のコンセントに対する通電路を開閉する構成と
することができる(請求項4の発明)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図1ないし図6を参照して説明する。まず、電気コード
巻取装置の全体構成を示す図1及び図2において、支持
体21は、1本の金属パイプを曲成して構成されてい
て、脚部22と、取手部23と、支持軸24とが一体に
形成されている。取手部23には、握りやすいように、
取手カバー25が取着されている。上記支持軸24はほ
ぼ水平状態に前方へ突出していて、この支持軸24に、
電気コード26が巻回されたリール27が回転自在に設
けられている。電気コード26の巻き終わり側の先端部
には、差し込み端子28aを有する電源プラグ28が設
けられている。
【0013】上記リール27は、円筒状をなす合成樹脂
製のドラム29と、このドラム29の軸方向の両端部に
設けられた前端板30及び後端板31とから構成されて
いる。ドラム29の内部には、図3にも示すように軸方
向の中間部に位置させて仕切り部32が一体に設けられ
ていると共に、この仕切り部32の中心部に軸挿通用の
筒部33が一体に設けられていて、この筒部33が、前
記支持軸24の外周部に回転自在に嵌合されている。仕
切り部32には、軸方向の後方側へ窪む嵌合凹部34が
等間隔で3箇所に一体に設けられていると共に、開口部
35が形成されている。嵌合凹部34は嵌合部を構成し
ている。
【0014】上記前端板30は、ドラム29の前面側の
開口部と対応する部分に円形の開口部30aを有し、か
つドラム29の径方向外側へ突出する部分を有したリン
グ状をなしていて、ドラム29の前面側の端部にねじ3
6により取り付けられている。この前端板30の前面側
の外周部の1箇所に、リール27を回転操作するための
摘み37が回転可能に取り付けられている。また、上記
後端板31は、ドラム29の後面側の開口部を閉塞し、
かつドラム29の径方向外側へ突出する部分を有した円
板状をなしていて、ドラム29の後面側の端部にねじ3
8により取り付けられている。後端板31の中心部に
は、上記支持軸24が挿通された挿通孔31aが形成さ
れている。
【0015】支持軸24の基端部の外周部には、位置規
制部39が設けられていると共に、位置決め用のリング
部材40が設けられていて、このリング部材40により
後端板31を介してリール27の後方への位置が規制さ
れている。また、支持軸24の軸方向の中間部の外周部
には、位置決め用のCリング41が取着されていて、こ
のCリング41により上記仕切り部32の筒部33を介
してリール27の前方への位置が規制されている。
【0016】上記支持軸24の一端部である前端部に
は、前記前端板30の開口部30aを覆うようにして、
合成樹脂製のコンセント盤42が後述するようにして取
り付けられている。このコンセント盤42には、図2に
おいて、中央部の左右両側に位置させてそれぞれ2組の
差し込み孔43を有する2組のコンセント44がねじ4
5により取り付けられていると共に、これら2組のコン
セント44間の上部に位置させてパイロットランプ46
が取り付けられ、さらに下部の後部側に操作子47aを
有するスライド式のスイッチ47が弾性係合爪48を利
用して取り付けられている。各コンセント44の差し込
み孔43及びスイッチ47の操作子47aは、コンセン
ト盤42の前面に露出している。
【0017】コンセント盤42の中央部の前面側には、
図2中、上下方向に長い矩形状の凹部49が形成されて
いて、この凹部49の下部に開口部50が形成されてい
る。この開口部50に上記スイッチ47の操作子47a
が挿通されていて、その操作子47aは、左右方向にス
ライド操作されるようになっている。コンセント盤42
の中央部には前後両側が開放された嵌合孔を有する筒部
51が後方へ突出させて一体に設けられていて、この筒
部51を支持軸24の前端部外周部に回動可能な状態で
嵌合させている。この筒部51の後部側には、図3に示
すように嵌合凸部52aと嵌合凹部52bとが形成され
ている。
【0018】そして、コンセント盤42は、抜止め手段
53により支持軸24からの抜け止めが図られている。
この抜止め手段53は、図5にも示すように、凹部49
内に配置された抜止め部54a及び支持軸24内に前方
から挿入された軸部54bとを一体に有した合成樹脂製
の抜止め部材54と、支持軸24内に挿入された合成樹
脂製の棒状の偏心部材55と、これら抜止め部材54と
偏心部材55とを固定するねじ56とから構成されてい
る。
【0019】このうち抜止め部材54の抜止め部54a
の下部には、前記スイッチ47の操作子47aに嵌合す
るリング状のスイッチ操作部57が形成され、抜止め部
54a及び軸部54bには軸方向に延びるねじ挿通孔5
8が形成され、さらに軸部54bの後端部に斜面59が
形成されている。偏心部材55には、その中心から偏心
した部位に位置させて軸方向に延びるねじ挿通孔60が
形成されていると共に、このねじ挿通孔60の後端部に
ナット61が固定され、さらに前端部に前記斜面59と
対向するように斜面62が形成されている。
【0020】ここで、抜止め手段53は、支持軸24に
次のようにして取り付けられている。すなわち、ねじ5
6を抜止め部材54のねじ挿通孔58及び偏心部材55
のねじ挿通孔60に挿通すると共に、その先端をナット
61に緩く螺合させた状態で、偏心部材55及び抜止め
部材54の軸部54bを支持軸24内に挿入すると共
に、抜止め部材54の抜止め部54aをコンセント盤4
2の凹部49内に配置した状態で、抜止め部54aの裏
面を支持軸24の前端部に当て、ねじ56をナット61
にねじ込むようにする。すると、偏心部材55が抜止め
部材54側に引き付けられながら斜面59及び62に沿
って図1中矢印A方向に移動し、当該偏心部材55の外
周部55aが支持軸24の内周面に圧接するようにな
り、これにより抜止め部材54及び偏心部材55が支持
軸24に固定される。このような抜止め手段53は、円
筒状の支持軸24に対して抜止め部材54を所望の向き
に固定することができる。
【0021】この場合、コンセント盤42は、抜止め部
54aにより前方への抜け止めがなされており、また、
凹部49の左右の側面49a,49bが抜止め部54a
の側面に当たる範囲(図2と図6参照)で、支持軸24
に対して回動が可能となっている。またこのとき、コン
セント盤42の回動に伴いスイッチ操作部57によりス
イッチ47の操作子47aが操作されるようになってい
て、スイッチ47としては、図2の状態ではオン、図6
の状態ではオフとなる。
【0022】一方、上記ドラム29内には、集電装置6
3が配設されている。この集電装置63について、主に
図3及び図4を参照して説明する。まず、第1の電極ホ
ルダ64は、絶縁材により円板状に形成されていて、こ
れの一面に3個の環状溝65a〜65cが同心状に形成
されている。これら環状溝65a〜65cのうち外側の
2個の環状溝65a,65bに、環状の金属板製の第1
の電極66,67が配設されている。これら第1の電極
66,67は、複数の固定片66a,67a(図4に1
個のみ示す)とこれよりも大きな1個の接続片66b,
67bを一体に有していて、これら固定片66a,67
a及び接続片66b,67bを第1の電極ホルダ64の
裏面側に折り曲げることにより第1の電極ホルダ64に
取り付けられている。
【0023】このような第1の電極ホルダ64と対向す
るように配置された第2の電極ホルダ70も、第1の電
極ホルダ64と同様に、絶縁材により円板状に形成され
ていて、これの第1の電極ホルダ64と対向する一面
に、3個の環状溝71a〜71cが同心状に形成されて
いる。これら環状溝71a〜71cのうち外側の2個の
環状溝71a,71bに、上記第1の電極66,67と
同様な環状の金属板製の第2の電極72,73が配設さ
れている。これら第2の電極72,73も、複数の固定
片72a,73a(図4に1個のみ示す)とこれよりも
大きな1個の接続片72b,73bを一体に有してい
て、これら固定片72a,73a及び接続片72b,7
3bを第2の電極ホルダ70の裏面側に折り曲げること
により第2の電極ホルダ70に取り付けられている。
【0024】そして、対向する第1の電極66と第2の
電極72との間、及び第1の電極67と第2の電極73
との間には、環状でかつ波形に形成された金属板製の中
間電極76及び77が配設されている。各中間電極7
6,77はばね性を有していて、第1の電極66,67
側へ突出した山部76a,77aがそれら第1の電極6
6,67に摺動可能に接触すると共に、第2の電極7
2,73側へ突出した山部76b,77bがそれら第2
の電極72,73に摺動可能に接触している。この場
合、各山部76a,77a及び76b,77bは、交互
に3個ずつ形成されている。
【0025】上記第1の電極ホルダ64には、中央部に
筒部78が、外周部の3箇所に後方側へ突出する嵌合凸
部79が、外周部の3箇所に前方側へ突出する係合爪か
らなる係合部80がそれぞれ一体に設けられている。こ
の場合、嵌合凸部79が、前記嵌合凹部34に嵌合する
被嵌合部を構成している。第2の電極ホルダ70には、
中央部に筒部81が、外周部に環状の凸部からなる被係
合部82が一体に設けられている。筒部81の前部に
は、前記コンセント盤42の筒部51の嵌合凸部52a
及び嵌合凹部52bと嵌合する嵌合凹部81a及び嵌合
凸部81bが形成されている。
【0026】そして、第1の電極66,67と第2の電
極72,73との間に波形の中間電極76,77を挟ん
だ状態で、第1の電極ホルダ64の各係合部80を第2
の電極ホルダ70の被係合部82に係合させることによ
り、ユニット化されている。このとき、第1の電極ホル
ダ64の筒部78の前部と第2の電極ホルダ70の筒部
81の後部とは一部が嵌合していて、これら第1の電極
ホルダ64と第2の電極ホルダ70とは相対的に回転可
能に組み付けられている。また、各中間電極76,77
は、第1の電極66,67と第2の電極72,73とに
弾性的に接触していて、それら第1の電極66,67と
第2の電極72,73とを常に電気的に接続した状態と
している。
【0027】このように構成された集電装置63は、筒
部78及び81を支持軸24の外周部に回転可能に嵌合
させると共に、第1の電極ホルダ64の3個の嵌合凸部
79を前記仕切り部32の嵌合凹部34に軸方向から嵌
合させ、また、コンセント盤42の嵌合凸部52a及び
嵌合凹部52bを筒部81の嵌合凹部81a及び嵌合凸
部81bに嵌合させることによりドラム29内に配設さ
れている。各嵌合凹部34内にはコイルばね83が配設
されていて、このコイルばね83により集電装置63を
前方へ付勢している。
【0028】ここで、ドラム29の外周部に巻回された
電気コード26の基端部側の電線26aは、ドラム29
内に配線されていて、ドラム29内において集電装置6
3の第1の電極66,67の接続片66b,67bに接
続されたリード線84に接続されている。また、コンセ
ント盤42に設けられたコンセント44の各端子、パイ
ロットランプ46のリード線46a、及びスイッチ47
は、ドラム29内において集電装置63の第2の電極7
2,73の接続片72b,73bにリード線85及び所
定の渡り線を介して電気的に接続されている。
【0029】そしてこの場合、第1の電極ホルダ64
は、嵌合凸部79がドラム29側の嵌合凹部34に嵌合
しているので、固定部である支持軸24に対してリール
27と一体に回転するようになっている。また、第2の
電極ホルダ70は、筒部81の嵌合凹部81a及び嵌合
凸部81bがコンセント盤42の嵌合凸部52a及び嵌
合凹部52bに嵌合しているので、固定部である支持軸
24に対してコンセント盤42と一体に所定の範囲内で
回動するようになっている。なお、コンセント盤42
は、嵌合凸部52a及び嵌合凹部52bが第2の電極ホ
ルダ70の筒部81の嵌合凹部81a及び嵌合凸部81
bに嵌合することにより後方への位置が規制されてお
り、この状態で、コンセント盤42の外周部の裏面と、
前端板30の前面及びねじ36の頭部との間には、隙間
86(図1参照)が形成されている。
【0030】この場合、集電装置63及びコンセント盤
42は、次のようにして組み付けられる。すなわち、ま
ず、支持体21の支持軸24にリール27を組み付けた
状態で、ドラム29の各嵌合凹部34にコイルばね83
を収容しておく。次に、ユニット化された集電装置63
の筒部78及び81を支持軸24に嵌合させると共に、
第1の電極ホルダ64の各嵌合凸部79を前記嵌合凹部
34に嵌合させる。
【0031】次に、コンセント盤42の筒部51を支持
軸24に嵌合させると共に、この筒部51の嵌合凸部5
2a及び嵌合凹部52bを、第2の電極ホルダ70の筒
部81の嵌合凹部81a及び嵌合凸部81bに嵌合させ
る。この後、前述したように、抜止め手段53における
ねじ56を抜止め部材54のねじ挿通孔58及び偏心部
材55のねじ挿通孔60に挿通すると共に、その先端を
ナット61に緩く螺合させた状態で、偏心部材55及び
抜止め部材54の軸部54bを支持軸24内に挿入する
と共に、抜止め部材54の抜止め部54aをコンセント
盤42の凹部49内に配置した状態で、抜止め部54a
の裏面を支持軸24の前端部に当て、ねじ56をナット
61にねじ込むようにする。すると、偏心部材55の外
周部55aが支持軸24の内周面に圧接するようにな
り、これにより抜止め部材54及び偏心部材55が支持
軸24に固定され、コンセント盤42の抜け止めが図ら
れる。このとき、コンセント盤42及び抜止め部材54
の抜止め部54aの向きを設定位置となるように合わせ
る。
【0032】次に上記構成の作用を説明する。例えば電
動工具などの電気機器を、家屋などに設置された電源コ
ンセントから離れた場所で使用する場合、上記した電気
コード巻取装置87を、電気機器を使用する場所の近く
まで持っていき、リール27に巻回された電気コード2
6を引き出し、その先端の電源プラグ28を、家屋など
に設置された図示しない電源コンセントに差し込み接続
する。このとき、リール27は回転するが、コンセント
盤42は所定の範囲内でしか回動しない。また、集電装
置63における第1の電極66,67と第2の電極7
2,73との間は、中間電極76,77を介して電気的
に常に導通した状態となっている。
【0033】そして、電気コード巻取装置87のコンセ
ント盤42におけるコンセント44に、使用しようとす
る電気機器の電気コードの図示しない差し込みプラグを
差し込み接続する。このとき、スイッチ47の操作子4
7aが、図1に示すように左側に操作されている場合に
は、スイッチ47としてはオン状態で、コンセント44
及びパイロットランプ46に対する通電路が閉成されて
いる。この状態では、パイロットランプ46が点灯し、
コンセント44ひいては電気機器の使用が可能である。
【0034】なお、この状態で、コンセント盤42を、
図1の状態から矢印B方向(電気コード26を巻き取る
方向)に回動させると、スイッチ47の操作子47a
が、スイッチ操作部57により相対的に図6に示すよう
に右側に操作された状態となり、この場合には、スイッ
チ47としてはオフ状態で、コンセント44及びパイロ
ットランプ46に対する通電路が開放される。この状態
では、パイロットランプ46は消灯され、コンセント4
4ひいては電気機器の使用が不可となる。
【0035】一方、上記したように電気機器の電気コー
ドの差し込みプラグをコンセント盤42のコンセント4
4に差し込み接続した状態で、その電気コードを人の足
や何か物で引っ掛けてしまうことがある。この場合、上
記コンセント盤42は、支持軸24に対して回動が可能
な状態となっているから、コンセント盤42が支持軸2
4に対し回動することにより、コンセント44とこれに
差し込まれた差し込みプラグ部分に大きな力が作用する
ことを極力防止できるようになる。なお、引き出された
電気コード26を巻き取る場合には、リール27の摘み
37を持ってリール27を図2中矢印B方向へ回転させ
る。このときも、コンセント盤42は所定の範囲内でし
か回動しない。
【0036】上記した実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。まず、リール27内に集電装置6
3を備えたものにおいて、コンセント44が設けられた
コンセント盤42は、上記したように支持軸24に対し
て回動が可能な状態となっているから、そのコンセント
44に電気機器の電気コードの差し込みプラグを差し込
んだ状態で、その電気コードを何かで引っ掛けたとして
も、コンセント盤42が支持軸24に対し回動すること
により、コンセント44とこれに差し込まれた差し込み
プラグ部分に大きな力が作用することを極力防止できる
ようになり、ひいてはそれらコンセント44や差し込み
プラグなどが破損することを極力防止することができ
る。
【0037】コンセント盤42に、このコンセント盤4
2を回動させることに基づき操作されるスイッチ47を
設け、このスイッチ47によりコンセント44及びパイ
ロットランプ46に対する通電路を開閉する構成として
いるので、コンセント44に対する通電路を容易に開閉
でき、安全性を向上できる。
【0038】ドラム29の内部に仕切り部32を一体に
設けると共に、この仕切り部32に嵌合凹部34を一体
に設け、集電装置63における第1の電極ホルダ64に
一体に設けた嵌合凸部79をその嵌合凹部34に嵌合さ
せることにより、第1の電極ホルダ64をリール27と
一体に回転させる構成としているので、第1の電極ホル
ダ64をリール27と一体回転させるために、ピンやね
じなどの別部材を用いる必要がなく、組み立てやすい。
【0039】第2の電極ホルダ70は、これの嵌合凹部
81a及び嵌合凸部81bをコンセント盤42の嵌合凸
部52a及び嵌合凹部52bに嵌合させることによりコ
ンセント盤42と一体に回動し得る構成としているの
で、第2の電極ホルダ70をコンセント盤42と一体に
回動させるために、やはりピンやねじなどの別部材を用
いる必要がなく、組み立てやすい。
【0040】コンセント盤42の抜止め手段53として
は、斜面59を有する抜止め部材54と、ナット61及
び斜面62を有する偏心部材55と、これらを固定する
ねじ56とから構成しているので、円筒状をなす支持軸
24に対して、コンセント盤42を任意の位置で抜け止
め状態に容易に取り付けることができる。
【0041】そしてこの場合、集電装置63及びコンセ
ント盤42を組み付けるについて、ねじとしては抜止め
手段53の1本のねじ56を締め付けるのみで良く、総
じて組立てを容易に行うことができる。
【0042】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張することが
できる。回動可能なコンセント盤42と固定状態の抜止
め部材54との間に、スイッチ47のオン状態で、コン
セント盤42の回動を選択的にロックするロック部材を
設けるようにしても良い。
【0043】集電装置63としては、中間電極76、7
7を用いるものに限られず、第1及び第2の電極66,
67及び72,73のうち一方の電極を、他方の電極に
直接接触させるブラシにより構成することもできる。抜
止め手段53としては、例えば支持軸24側にナットま
たはねじ孔を有する取付板を溶接などにより設け、その
ナットまたはねじ孔にねじを螺合させる構成とすること
もできる。電気コード26やコンセント44、集電装置
63は、2芯タイプに限らず、3芯タイプとすることも
できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の電気コード巻取装置によれば、リール内に集電装置を
備えたものにおいて、コンセントが設けられたコンセン
ト盤は、支持軸に対して回動が可能な状態となっている
から、電気機器の電気コードがねじれることがなく、ま
た、そのコンセントに電気機器の電気コードの差し込み
プラグを差し込んだ状態で、その電気コードを何かで引
っ掛けたとしても、コンセントとこれに差し込まれた差
し込みプラグ部分に大きな力が作用することを極力防止
できるようになり、ひいてはそれらコンセントや差し込
みプラグなどが破損することを極力防止することができ
る。
【0045】請求項2の電気コード巻取装置によれば、
集電装置における第1の電極ホルダに設けた嵌合凸部
を、ドラムに設けられた嵌合凹部に嵌合させることによ
り、第1の電極ホルダをリールと一体に回転させる構成
としているので、第1の電極ホルダをリールと一体回転
させるために、ピンやねじなどの別部材を用いる必要が
なく、組み立てやすい。
【0046】請求項3の電気コード巻取装置によれば、
コンセント盤の抜止め手段としては、斜面を有する抜止
め部材と、ナット及び斜面を有する偏心部材と、これら
を固定するねじとから構成しているので、円筒状をなす
支持軸に対して、コンセント盤を任意の位置で抜け止め
状態に容易に取り付けることができる。
【0047】請求項4の電気コード巻取装置によれば、
コンセント盤に、このコンセント盤を回動させることに
基づき操作されるスイッチを設け、このスイッチにより
コンセント及びパイロットランプに対する通電路を開閉
する構成としているので、コンセントに対する通電路を
容易に開閉でき、安全性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図
【図2】正面図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】第1の電極ホルダと第2の電極ホルダとを組み
合わせた状態の集電装置の縦断側面図
【図5】抜け止め手段の分解状態での縦断側面図
【図6】コンセント盤を時計回り方向に回動させた状態
での図2相当図
【図7】従来構成を示す縦断側面図
【符号の説明】
21は支持体、24は支持軸、26は電気コード、27
はリール、29はドラム、30は前端板、30aは開口
部、31は後端板、32は仕切り部、34は嵌合凹部
(嵌合部)、42はコンセント盤、44はコンセント、
46はパイロットランプ、47はスイッチ、47aは操
作子、53は抜止め手段、54は抜止め部材、55は偏
心部材、56はねじ、58はねじ挿通孔、59は斜面、
60はねじ挿通孔、61はナット、62は斜面、63は
集電装置、64は第1の電極ホルダ、66,67は第1
の電極、70は第2の電極ホルダ、72、73は第2の
電極、76,77は中間電極、79は嵌合凸部(被嵌合
部)、87は電気コード巻取装置を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸を有する支持体と、 外周部に電気コードが巻回される筒状のドラムを有する
    と共に、軸方向の一端部に開口部を有し、前記支持軸に
    回転自在に設けられたリールと、 前記リールの前記開口部を覆う位置に配置されて前記支
    持軸の一端部外周部に回動可能な状態で嵌合されたコン
    セント盤と、 このコンセント盤に設けられたコンセントと、 前記支持軸の一端部に前記コンセント盤を抜け止めする
    ように設けられた抜止め手段と、 前記ドラムの内部に当該ドラムと一体回転するように設
    けられ、前記電気コードと電気的に接続された第1の電
    極を有する第1の電極ホルダと、 前記ドラムの内部に前記コンセント盤と一体に回動する
    ように設けられ、前記コンセントと電気的に接続される
    と共に前記第1の電極に対して電気的に接続される第2
    の電極を有し、前記第1の電極ホルダと共に集電装置を
    構成する第2の電極ホルダとを具備したことを特徴とす
    る電気コード巻取装置。
  2. 【請求項2】 ドラムの内部に仕切り部を設けると共
    に、この仕切り部に嵌合部を設け、第1の電極ホルダ
    に、前記嵌合部に軸方向から嵌合する被嵌合部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の電気コード巻取装置。
  3. 【請求項3】 支持軸は円筒状をなしていて、 コンセント盤の抜止め手段は、 前記コンセント盤を抜け止めした状態で前記支持軸の一
    端部に挿入され、軸方向に延びるねじ挿通孔を有すると
    共に、軸方向の後端部に斜面を有した抜止め部材と、 前記支持軸の内部に挿入され、偏心した部位に軸方向に
    延びるねじ挿通孔を有すると共に、そのねじ挿通孔の後
    端部にナットを有し、軸方向の前端部に前記斜面と対向
    する斜面を有した偏心部材と、 前記抜止め部材の前方から当該抜止め部材の前記ねじ挿
    通孔及び前記偏心部材の前記ねじ挿通孔に挿通され、先
    端部が前記ナットに螺合されるねじとを備え、 前記ねじを前記ナットに螺合させることに基づき、前記
    偏心部材を前記斜面を介して径方向に移動させて当該偏
    心部材の外周部を前記支持軸の内面に圧接させることに
    より前記抜止め部材及び偏心部材を前記支持軸に固定す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の電気コー
    ド巻取装置。
  4. 【請求項4】 コンセント盤に、当該コンセント盤の回
    動に伴い操作されるスイッチを設け、このスイッチによ
    り前記コンセント盤のコンセントに対する通電路を開閉
    する構成としたことを特徴とする請求項1記載の電気コ
    ード巻取装置。
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