JP2001029470A - 治療用挿入針 - Google Patents

治療用挿入針

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JP2001029470A
JP2001029470A JP11199911A JP19991199A JP2001029470A JP 2001029470 A JP2001029470 A JP 2001029470A JP 11199911 A JP11199911 A JP 11199911A JP 19991199 A JP19991199 A JP 19991199A JP 2001029470 A JP2001029470 A JP 2001029470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
tip
base
therapeutic
insertion needle
Prior art date
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Pending
Application number
JP11199911A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Nakajima
康雄 中島
Akio Higuchi
昭夫 樋口
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DOCTOR JAPAN KK
Original Assignee
DOCTOR JAPAN KK
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Publication date
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Publication of JP2001029470A publication Critical patent/JP2001029470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】生検針による採取部分の生体組織を先端でさら
に損傷させるおそれのない治療用挿入針を提供する。 【解決手段】ステンレス鋼管製の本体(2)を針基
(3)に接続してなる治療用挿入針(1)において、本
体(2)の先端を丸く閉じ、その後方の円柱部周面に複
数の薬液孔(6)を設けた。針基(3)又はそれに直接
又はエクステンションチューブを介して装着する注射器
にスペーサ(5)を脱着自在に取り付け、そのスペーサ
(5)により、内針を抜いた外針に治療用挿入針(1)
を挿入したとき、本体(2)の先端が、抜く前の内針の
先端と同じ位置にくるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生検針により組織
を採取した部分に止血又は治療液等を注入するために使
用される治療用挿入針に関する。
【0002】
【従来の技術】検査のために生体の組織の一部を生検針
により採取する。生検針は先端に採取用溝を有する内針
と、その採取用溝に入った組織を切断する外針とからな
りる。始め内針は外針から突出して採取する組織を穿刺
する。ついで、外針を内針の先端まで進出させて、内針
の採取溝に入り込んだ組織を切り取り内包する。
【0003】採取部分の止血治療をしない場合は、内針
と外針を一体にして生体から抜き取るが、止血治療をす
る場合は、外針はそのままにして内針のみを採取した組
織と共に抜き取り、ついで、内針の代わりに治療用挿入
針を外針に挿入し、治療用挿入針の針基に接続した注射
器から止血液又は治療液を注入する。従来の治療用挿入
針は先端が鋭利なベベル針であるため、出入時に、生体
の採取された部分をさらに傷つけるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、その課題は、生体
の採取部分をさらに損傷させるおそれがない治療用挿入
針を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明が採用する手段は、治療用挿入針本体を先が
丸く閉じた円管体とし、先端部周面に複数の薬液孔を設
けたことにある。この治療用挿入針は先が丸く閉じた円
管体であるから、生体組織を損傷するおそれは全くな
い。
【0006】治療用挿入針の針基又は、その針基に一体
に又はエクステンションチューブを介して装着する注射
器のシリンダにスペーサを脱着自在に取り付け、内針を
抜いた生検針の外針に、治療用挿入針をスペーサが外針
の針基に当接するまで挿入したときに、治療用挿入針の
先端が抜く前の内針の先端と同じ位置にくるようにして
おくと、熟練していなくても治療用挿入針を最適の位置
に入れることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の治療用挿入針を図面に示
す実施例に基づいて説明する。図1は治療用挿入針1の
拡大縦断面図である。治療用挿入針1は、ステンレス鋼
管製の本体2と、合成樹脂製の針基3とからなる。針基
3には注射器のシリンダ4が一体に装着され、注射器の
内部には止血治療液が入れられる。針基3には断面U字
形のスペーサ5が脱着自在に取り付けられる。円管状の
本体2の先端は丸くかつ閉じており、先端部分の円柱状
周面には複数の薬液孔6があけられる。
【0008】次に、実施例の使用法を、図2に基づいて
説明する。図2(a)は、外針10から内針を採取組織
と共に抜いた後の状態を示す図であり、外針10の先端
部分は生体の採取された部分に位置する。図2(b)に
示すように、この外針10の針基11から治療用挿入針
を挿入する。スペーサ5の後端は針基3に当接するか
ら、前端が外針10の針基11に当接すると、治療用挿
入針1はそれ以上外針10に挿入することはできない。
このとき、本体2の先端の位置が、抜く前の内針の先端
の位置と一致するようにあらかじめスペーサ5の長さを
調整しておく。
【0009】この状態で、スペーサ5を外し、図2
(c)の矢印Aで示すように、外針10を採取部分の長
さだけ後退させると、外針10の針基11が治療用挿入
針1の針基3に当接し、本体2の先端部の薬液孔6が採
取部分内に露出する。ついで、図2(d)の矢印Bで示
すように、注射器9のピストン8を前進させると、内部
の止血治療液が治療用挿入針1の本体2先端部に開口す
る薬液孔6から生体組織の採取部分に送り出されて止血
治療がなされる。
【0010】図示していないが、スペーサは後端が図1
の注射器のシリンダ4のフランジ7に当接するように取
り付けることも可能である。又、図3に示すように、治
療用挿入針1の注射器9は、エクステンションチューブ
12を介して、スペーサ5を備えた本体2の針基3に装
着することも可能である。
【0011】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の治療用挿入針
は、従来の先端が鋭利なベベルカットのものとは異な
り、先端は丸く閉じ、複数の薬液孔が先端部分の周面に
設けられているから、先端が生体の採取部分を損傷させ
るおそれは全くないという優れた効果を奏する。
【0012】又、外針の針基に当接して先端の挿入位置
を規定するスペーサを針基又は針基と一体の止血治療液
用注射器に脱着自在に取り付けると、熟練者でなくて
も、治療用挿入針を最適の深さに挿入し、止血治療液を
的確に採取部分内に注入することができるという格別の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明治療用挿入針の一実施例の縦断面図であ
り、先端部分を拡大して示す。
【図2】図1の実施例による止血治療液注入の工程を示
す図であり、先端部分を拡大して示す。(a)は治療用
挿入針挿入前の工程を、(b)は治療用挿入針の挿入工
程を、(c)は外針の後退工程を、(d)は止血治療液
の注入工程を、それぞれ示す。
【図3】別の実施例の図1に相当する図、
【符号の説明】 1:治療用挿入針 2:本体 3:針基 4:シリンダ 5:スペーサ 6:薬液孔 7:フランジ 8:ピストン 9:注射器 10:外針 11:針基(外針) 12:エクステンションチューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼管製の本体を針基(3)に
    接続してなる治療用挿入針(1)であって、前記本体の
    先端は丸く閉じ、その後方の円柱部周面に複数の薬液孔
    (6)が設けられたことを特徴とする治療用挿入針。
  2. 【請求項2】 前記針基(3)又はそれに一体にもしく
    はエクステンションチューブを介して装着された注射器
    (9)のシリンダ(4)にスペーサ(5)が脱着自在に
    取り付けられ、生検針の外針(10)から内針を抜き取
    り、代わりに前記治療用挿入針を前記外針に挿入したと
    き、前記スペーサは前記外針の針基(11)に当接し
    て、前記治療用挿入針(1)の先端を抜く前の前記内針
    の先端と同一位置に保持することを特徴とする請求項1
    記載の治療用挿入針。
JP11199911A 1999-05-19 1999-07-14 治療用挿入針 Pending JP2001029470A (ja)

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JP11199911A JP2001029470A (ja) 1999-05-19 1999-07-14 治療用挿入針

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JP11-138144 1999-05-19
JP13814499 1999-05-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504106A (ja) * 2006-08-03 2010-02-12 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 縮小されたデッドスペースを有する着脱自在なニードルシリンジ
CN104605896A (zh) * 2014-12-05 2015-05-13 陈政 可调式微创软组织中心活检刀头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504106A (ja) * 2006-08-03 2010-02-12 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 縮小されたデッドスペースを有する着脱自在なニードルシリンジ
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