JP2001029301A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP2001029301A
JP2001029301A JP11210521A JP21052199A JP2001029301A JP 2001029301 A JP2001029301 A JP 2001029301A JP 11210521 A JP11210521 A JP 11210521A JP 21052199 A JP21052199 A JP 21052199A JP 2001029301 A JP2001029301 A JP 2001029301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
air
hose
inner pipe
vacuum cleaner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11210521A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Mori
好弘 森
Sadamoto Kodera
定基 小寺
Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
Takahiro Nishiyama
高裕 西山
Koichi Nakai
康一 中井
Toshizo Kobayashi
利造 小林
Kazuo Saito
和雄 斉藤
Sadao Fukushima
定男 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11210521A priority Critical patent/JP2001029301A/ja
Publication of JP2001029301A publication Critical patent/JP2001029301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に、機外に排気する空気の一部を床用吸
引具に戻せるようにする。 【解決手段】 床用吸引具と掃除機本体との間に連結し
て設けられるパイプ4を電動送風機により床用吸引具か
ら吸気された塵埃を含む空気が流動する吸気通路6を形
成する概略円形断面の内側パイプ4aと、該内側パイプ
4aを取囲むように設けられて、電動送風機により分流
されて床用吸引具に環流する空気が流動する概略三日月
状断面の環流通路4bを形成する外側パイプ4とにより
構成する。このとき、内側パイプ4aと外側パイプ4と
は長さ方向に沿った側点部で一体化して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気した空気の少
なくとも一部を床用吸引具に環流させる際に、当該空気
量を適正量にすることにより効率的な環流を行えるよう
にした排気環流式の電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気掃除機の本体内部には、集
塵袋や電動送風機が設けられると共に、当該本体に床用
吸引具、可撓性を有するホース及び樹脂製のパイプ等が
順次連結されてなる吸引部が挿着されている。
【0003】そして、電動送風機が回転することによ
り、床用吸引具を介して空気が吸引され、その際床用吸
引具下の塵埃が当該空気に巻込まれて吸引されることに
より掃除が行われるようになっている。
【0004】このとき吸引された空気は、機外に排気さ
れるが、吸気した空気の総てを排気してしまうと、その
勢いが大きく、また量も多いため、排気風によって床や
絨毯の上に沈滞する塵埃が舞い上がって部屋全体に拡散
してしまう不具合が生じる。
【0005】そこで、機外に排気する空気の一部を床用
吸引具に戻し、これにより空気の排気量をできるだけ少
なくすることにより塵埃の舞い上げを抑制すると共に、
床用吸引具に戻された空気で当該床用吸引具下の塵埃を
攪拌して効率的な集塵を行うようにしたいわゆる排気還
流式の電気掃除機が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機外に
排気する空気の一部を床用吸引具に戻す際には、パイプ
等に2つの空気流路を確保することが必要になり、かか
る構成を直径の異なる断面円環状の2本のパイプを相手
のパイプに挿入し、端部をスペーサ等で支持するように
して形成すると、組立工数が増えてコストアップの要因
となる問題あった。
【0007】そこで、本発明は、安価に、機外に排気す
る空気の一部を床用吸引具に環流できる電気掃除機を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、床用吸引具、パイプ及び
ホース等からなる吸引部が掃除機本体に接続されると共
に、当該掃除機本体に電動送風機が収納されて、該電動
送風機で吸引部を介して空気を吸引し、その空気の少な
くとも一部を分流して吸引部に環流させてなる電気掃除
機において、パイプが、電動送風機により床用吸引具か
ら吸気された塵埃を含む空気が流動する吸気通路を形成
する概略円形断面の内側パイプと、該内側パイプを取囲
むように設けられて、電動送風機により分流されて床用
吸引具に環流する空気が流動する概略三日月状断面の環
流通路を形成する外側パイプとを有し、かつ、内側パイ
プと外側パイプとが長さ方向に沿った側点部で一体化し
て形成されて、安価に吸気した空気の少なくとも一部を
床用吸引具に環流できる。
【0009】請求項2にかかる発明は、ホースが、パイ
プの吸気通路と連通してなる断面略円形状の内側ホース
と、該内側ホースとの間に空間を存して配設され、該空
間をパイプの環流通路と連通してなる断面略円形の外側
ホースとにより形成されてなることを特徴とする。
【0010】請求項3にかかる発明は、パイプにおける
一端の内側パイプ及び外側パイプに段差部を設けて当該
パイプを複数連結した際に、該段差部が設けられた側の
外側パイプ及び内側パイプが、当該段差部が設けられて
いない側の外側パイプ及び内側パイプに填り込むように
挿嵌して連結するように形成されて、使用中に種々の力
がパイプに加わってもエアーショート等が起らないよう
にすると共に掃除中にホース等の操作性を確保したこと
を特徴とする。
【0011】請求項4にかかる発明は、複数のパイプを
挿嵌して連結した際に、挿嵌面の密着性を高めるシール
部材を設けて、使用中に種々の力がパイプに加わっても
エアーショート等が起らないようにしたことを特徴とす
る。
【0012】請求項5にかかる発明は、シール部材を最
内側になる内側パイプの外周面に設けた突起により構成
して、使用中に種々の力がパイプに加わってもエアーシ
ョート等が起らないようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項6にかかる発明は、パイプにおける
一端の外側パイプに段差部を設けて、当該パイプを複数
連結した際に、当該段差部が設けられた側の外側パイプ
が、段差部が設けられていない側の外側パイプに填り込
むようにすると共に、内側パイプが肉厚部でシール部材
を介して当接するようにして、使用中に種々の力がパイ
プに加わってもエアーショート等が起らないようにした
ことを特徴とする。
【0014】請求項7にかかる発明は、パイプにおける
一端の内側パイプを当該端部の外側パイプより短く形成
して、床用吸引具を取外して使用した場合でも、環流通
路から吐出される空気の略全てを吸気通路を介して吸気
するようにして、塵埃の拡散を防止したことを特徴とす
る。
【0015】請求項8にかかる発明は、吸気通路を流動
する空気量が、環流通路を介して流動する空気量より多
くして、環流空気を効率的に増大させながら、床用吸引
具を取外して使用した場合でも、環流通路から吐出され
る空気の略全てを吸気通路を介して吸気するようにし
て、塵埃の拡散を防止したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本実施の形態の説明に適用される電
気掃除機の側断面図であり、図2は本体部の拡大断面図
である。
【0017】当該電気掃除機は、電動送風機13や集塵
袋12等を本体ケース11内に収納した本体部10及び
この本体部10に脱着可能に設けられた吸引部2を主要
構成としている。
【0018】吸引部2は、ホース3、延長用のパイプ
4、接続用のパイプ4’及び床用吸引具5等により構成
され、これらは2重管構造に形成されて、内側の通路が
塵埃を本体部10に吸引する際の流路をなす吸気通路6
となり、また外側の通路が本体部10から床用吸引具5
に環流させる空気の流路をなす環流通路7となってい
る。
【0019】本体ケース11には、上述したように電動
送風機13が収納される電動機室14、集塵袋12が収
納される集塵室15が形成され、電動機室14と集塵室
15との間に微塵フィルタ16が設けられている。
【0020】また、集塵室15の前面(電動機室14と
反対側)には、パイプ4’が装着されるパイプ差込口1
7が設けられ、左右の車輪52には空気を機外に排気す
る図示しない排気口が設けられている。
【0021】さらに、電動機室14及び集塵室15の下
側には、電動送風機13から吐出された空気の一部を吸
引部2に戻すための本体側環流路19が形成されてい
る。
【0022】電動送風機13は、モータ45、該モータ
45のモータ軸に取付けられた図示しない遠心ファンを
覆うファンカバー47、該遠心ファンから吐出された空
気の一部をモータ側にガイドする図示しないディフュー
ザ等により構成され、当該電動送風機13がモータケー
ス41に収納されている。
【0023】なお、モータケース41は、区画壁44が
設けられて、この区画壁44によりモータケース41内
はファンケース側の空間43(以下、環流空気室43と
記載する)とモータ側の空間42(以下、排気空気室4
2と記載する)とに区画され、これにより環流空気室4
3と排気空気室42との空気が相互に流動しないように
規制されている。
【0024】環流空気室43内に位置するファンカバー
47の側面には、遠心ファンにより吐出された空気の一
部を本体側環流路19に導入するための環流空気取出口
48が複数設けられている。
【0025】また、排気空気室42内に位置するモータ
45には、ディフューザによりガイドされてきた空気を
当該モータ45の内側に導く図示しない冷却用空気導入
口が形成されると共に、該冷却用空気導入口からモータ
内に流入してステータ等の冷却に用いられた空気を排気
空気室42に吐出すための吐出口46が形成されてい
る。
【0026】そして、環流空気室43は、上述した本体
側環流路19に連通し、排気空気室42は該排気空気室
42の側壁に設けられたフィルタ51を介して図示しな
い排気口と連通している。
【0027】本体側環流路19は、本体ケース11の底
部に設けられてパイプ差込口17まで延設され、当該パ
イプ差込口17に装着されたパイプ4’の環流通路7と
環流路接続部53で接続されるようになっている。
【0028】これにより、ファンカバー47から環流空
気室43に吐出された空気は、本体側環流路19、環流
路接続部53及び環流通路7を経て床用吸引具5に環流
するようになっている。
【0029】吸引部2は、上述したように床用吸引具
5、可撓性を有したホース3、該ホース3に一端が接続
されると共に、他端が本体ケースに着脱自在に挿着され
る接続用のパイプ4’ホース3と床用吸引具5を接続す
る延長用のパイプ4とにより構成されている。
【0030】ホース3は、図3に示すようにそれぞれ半
径方向の断面が略円形状の内側ホース3a及び該内側ホ
ース3aが挿入される外側ホース3bから形成されて、
内側ホース3a内が吸気通路6をなし、外側ホース3b
と内側ホース3aとの間が環流通路7をなしている。
【0031】なお、図3(a)はホース3の部分破断側
面図である、図3(b)は半径方向の断面図である。
【0032】このような、ホース3を使用者が誤って踏
んでしまった場合等においては、内側ホース3a等が潰
れたりして、この異常に気づかずに掃除を継続するとパ
イプ4等に塵埃が詰まるなどの不都合が予想される。
【0033】そこで、外側ホース3bに導電性及び保形
性を有するコイル線3cを内装し、内側ホース3aには
このようなコイル線3c等を内装していない構成となっ
ている。
【0034】これにより、外側ホース3bが変形してい
なければ内側ホース3aも変形しておらず、逆に外側ホ
ース3bが変形していれば内側ホース3aも潰れている
ので、外側ホース3bの変形状態を確認するだけで、吸
気通路6の状態が判断できるようになっている。
【0035】また環流通路7は、上述したように外側ホ
ース3bの変形度合から判断できるが、本発明では、当
該外側ホース3bを半透明樹脂で形成することにより吸
気通路6の状態確認ができるようになっている。なお、
内側パイプ4は、このような必要がないので不透明樹脂
で形成している。
【0036】パイプ4は図4に示すような構成で、それ
ぞれ半径方向の断面が略円形状の内側パイプ4a及び該
内側パイプ4aを内包して設けられた外側パイプ4bか
ら形成されて、内側パイプ4a内が吸気通路6をなし、
外側パイプ4bと内側パイプ4aとの間が環流通路7を
なして、内側パイプ4aと外側パイプ4bとは、長手方
向に側点が一体に設けられて、図5に示すように環流通
路7が三日月状になっている。
【0037】無論、内側パイプ4aと外側パイプ4bと
を、ホース3のようにそれぞれ独立したパイプとし、端
部をスペーサ等により支持することも可能であるが、か
かる構成の場合には、組立工数が増えてコストアップの
要因となる。
【0038】そして、掃除の際にはこのようなパイプ4
が複数(例えば、2本)連結されて使用されるが、その
とき連結部20において吸気通路6と環流通路7とがエ
アーショートすると、掃除効率が低下する。
【0039】そこで、本発明では、図4に示すように、
パイプ4の一端20a(図4では右側端部)における内
側パイプ4a及び外側パイプ4bを段差L1,L2の段
差部21を形成すると共に、外側パイプ4bを内側パイ
プ4aに対して長さL4だけ短くし、かつ、当該内側パ
イプ4aの先端外周面に微少な突起からなるシール部材
25を設けている。
【0040】無論、この突起はシリコンゴム等の弾性部
材からなるOリング等であっても良く、また外側パイプ
4bにかかる突起又はシール部材25を設けても良い。
【0041】一方、当該パイプ4の他端20b(図4で
は左側端部)における内側パイプ4aは外側パイプ4b
に対して長さL3だけ短くして形成されている。
【0042】図6は、このようなパイプ4を連結した際
の状態を示す断面図で、連結した際には、双方のパイプ
4の内側パイプ4a及び外側パイプ4bが互いに重なる
ように挿嵌されている。
【0043】このような構成にすることにより、確実に
吸気通路6と環流通路7とが区画され、特に内側パイプ
4aの先端外周面にシール部材25が設けられているの
で、外部からの力により連結部20が多少湾曲してもシ
ール性が損われることがない。
【0044】ところで、吸気通路6と環流通路7とを高
いシール力で区画する方法には、上記構成の他に図7及
び図8に示すような構成も可能である。
【0045】これらの図に示す構成は、パイプ4の一端
20a(図7では右側端部)における内側パイプ4a及
び外側パイプ4bとの長さL5の領域に段差L1,L2
の段差部21を形成すると共に、外側パイプ4bと内側
パイプ4aとを同じ長さに形成している。
【0046】また、当該パイプ4の他端20b(図7で
は左側端部)における内側パイプ4aは外側パイプ4b
に対して長さL3(L3>L5)だけ短くして形成され
ている。
【0047】このような構成の2本のパイプ4を連結さ
せたときには、図8からも分るように、内側パイプ4a
同士の間には隙間が生じる。この隙間をdとすると、d
=L3−L5により与えられる。
【0048】無論、このような隙間を放置しておくと、
吸気通路6と環流通路7とがエアーショートを起してし
まうので、本発明では、一方の(挿入される側の)内側
パイプ4aの端面にシリコンゴム等の弾性部材からなる
Oリング状のシール部材26を接着し、これによりパイ
プ同士の気密を保持している。
【0049】従って、2本のパイプ4を連結した際に
は、確実に吸気通路6と環流通路7とが区画され、例え
外部からの力により連結部20が多少湾曲してもシール
性が損われることがない。
【0050】なお、このような電気掃除機を用いてサッ
シの隅等を掃除するときには、床用吸引具5は取外して
用いられる場合が多い。
【0051】しかし、これまで説明したように環流通路
7には環流空気が流動してきているので、当該空気によ
りサッシに貯まった塵埃が吹飛ばされて部屋中に拡散す
るようなことがあってはならない。
【0052】そこで、本発明では、床用吸引具5が接続
される側20b(図4及び図7では左側)の内側パイプ
4aを距離L3だけ内側になるようにして、塵埃拡散防
止空間27が形成されている。
【0053】このような塵埃拡散防止空間27の作用を
図9及び図10を参照して説明する。
【0054】図9は内側パイプ4aと外側パイプ4bと
の長さが同じ場合であり、図10は内側パイプ4aを短
くして塵埃拡散防止空間27を形成した場合で、それぞ
れ(a)は吸気通路6及び環流通路7のみに空気が流れ
ているとした場合の当該空気の流れを示す模式図であ
り、(b)は吸気通路6及び環流通路7に空気が流れて
いる場合の当該空気の流れを示した模式図である。
【0055】これらの図からも分るように、吸気通路6
に吸気される空気は周りの空気を集めるようにして吸気
され、一方環流通路7からの空気は周りに広がるように
吐出される。
【0056】そして、これらの吸排気が重なると、環流
してきた空気の大部分は吸気される空気となって吸気通
路6から吸気される。
【0057】ところが、図9に示すような構成の場合に
は、環流通路7から吐出される空気のうち吸気通路6か
ら離れている部分の空気28が吸気通路6に吸気されな
い場合が生じ、かかる空気28により塵埃が室内にまき
散らされる等の不都合が生じる。
【0058】そこで、図10に示すように、環流通路7
から吐出される空気のうち吸気通路6から離れている部
分の空気の拡散方向が吸気通路6側に向くように内側パ
イプ4aを短くしている。
【0059】これにより、図10(b)からも分るよう
に、環流通路7から吐出された空気の略全てが、ホース
3から抜け出た後ユーターンして吸気通路6から吸気さ
れるようになるので、塵埃をまき散らす等の不都合が発
生しなくなる。
【0060】特に、サッシの隅等を掃除する場合は、あ
る程度塵埃を攪拌することが望まれ、かかる攪拌作用は
ホース3から抜け出た後ユーターンして吸気通路6から
吸気されまでの空気29により行われるので、効率的に
掃除を行うことが出きるようになっている。
【0061】なお、塵埃拡散防止空間27の大きさ、即
ち内側パイプ4aを外側パイプ4bより短くした距離L
3は、環流空気及び吸気空気の空気量及び流速により決
り、一概に規定することができないが、例えば本発明者
の実験では以下の条件のときに41mmが最適であっ
た。
【0062】即ち、環流空気は、吸気された空気を分流
して戻された空気であるため、本体側環流路19の断面
積等が一定の場合には、吸気空気と環流空気との空気量
の比率は概ね吸気空気が流動する通路(主に、吸気通路
6)と環流空気が流動する通路(主に、本体側環流路1
9や環流通路7)との断面積に依存してきまる。
【0063】そこで、フィルタ51の面積を55c
2、環流空気室43と本体側流路19との連通部分の
面積を13.64cm2、環流路接続部53の面積を
2.17cm2、当該環流路接続部53上の吸気通路6
の断面積を6.6cm2、ホース3の環流通路7の断面
積を1.76cm2、ホース3の吸気通路6の断面積を
6.7cm2、パイプ4の吸気通路6の断面積を5.4
3cm2、その環流通路7の断面積を3.13cm2とし
た。
【0064】以上により、床用吸引具5に適切な空気を
送風することができると共に、使用中に種々の力がパイ
プ4に加わってもエアーショートの発生が防止でき、か
つ、床用吸引具5を取外して掃除する場合でも、環流空
気による塵埃の拡散を防止することが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、パイプが、電動送風機により床用吸引具か
ら吸気された塵埃を含む空気が流動する吸気通路を形成
する概略円形断面の内側パイプと、該内側パイプを取囲
むように設けられて、電動送風機により分流されて床用
吸引具に環流する空気が流動する概略三日月状断面の環
流通路を形成する外側パイプとを有し、かつ、内側パイ
プと外側パイプとが長さ方向に沿った側点部で一体化し
て形成したので、安価に吸気した空気の少なくとも一部
を床用吸引具に環流できるようにしたことを特徴とす
る。
【0066】請求項2にかかる発明によれば、ホースを
パイプの吸気通路と連通してなる断面略円形状の内側ホ
ースと、該内側ホースとの間に空間を存して配設され、
該空間をパイプの環流通路と連通してなる断面略円形の
外側ホースとにより形成したので、掃除中における操作
性を確保しながら安価に吸気した空気の少なくとも一部
を床用吸引具に環流できるようになる。
【0067】請求項3にかかる発明によれば、パイプに
おける一端の内側パイプ及び外側パイプに段差部を設け
て当該パイプを複数連結した際に、該段差部が設けられ
た側の外側パイプ及び内側パイプが、当該段差部が設け
られていない側の外側パイプ及び内側パイプに填り込む
ように挿嵌するように、このパイプに2重管構造の可撓
性を有するホースを接続したので、安価に吸気した空気
の少なくとも一部を床用吸引具に環流できるようにな
り、当該空気量を適正量にすることができると共に使用
中に種々の力がパイプに加わってもエアーショート等が
起らないようにすることができる。
【0068】請求項4にかかる発明によれば、複数のパ
イプを挿嵌して連結した際に、挿嵌面の密着性を高める
シール部材を設けたので、使用中に種々の力がパイプに
加わってもエアーショート等が起らないようになる。
【0069】請求項5にかかる発明によれば、シール部
材を最内側になる内側パイプの外周面に設けた突起によ
り構成したので、安価に、使用中に種々の力がパイプに
加わってもエアーショート等が起らないようにできる。
【0070】請求項6にかかる発明によれば、パイプに
おける一端の外側パイプに段差部を設けて、当該パイプ
を複数連結した際に、当該段差部が設けられた側の外側
パイプが、段差部が設けられていない側の外側パイプに
填り込むようにすると共に、内側パイプが肉厚部でシー
ル部材を介して当接するようにしたので、使用中に種々
の力がパイプに加わってもエアーショート等が起らない
ようにすることができる。
【0071】請求項7にかかる発明によれば、パイプに
おける一端の内側パイプを当該端部の外側パイプより短
く形成したので、床用吸引具を取外して使用した場合で
も、環流通路から吐出される空気の略全てを吸気通路を
介して吸気して塵埃の拡散を防止することができるよう
になる。
【0072】請求項8にかかる発明によれば、吸気通路
を流動する空気量が、環流通路を介して流動する空気量
より多くしたので、環流空気を効率的に増大させなが
ら、床用吸引具を取外して使用した場合でも、環流通路
から吐出される空気の略全てを吸気通路を介して吸気す
るようになり、塵埃の拡散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される電気掃
除機の断面構成図である。
【図2】本体部の断面構成図である。
【図3】ホースの構成を示す図である。
【図4】パイプの長手方向の断面図である。
【図5】パイプの半径方向の断面図である。
【図6】パイプの連結状態を示す図である。
【図7】パイプの他の構成を示す長田方向の断面図であ
る。
【図8】図7のパイプの連結状態を示す図である。
【図9】内側パイプと外側パイプとが同じ長さの場合の
空気の流れを示す図である。
【図10】内側パイプが外側パイプより短い場合の空気
の流れを示す図である。
【符号の説明】
2 吸引部 3 ホース 3b 外側ホース 3a 内側ホース 4 パイプ 4b 外側パイプ 4a 内側パイプ 5 床用吸引具 6 吸気通路 7 環流通路 10 本体部 11 本体ケース 13 電動送風機 20 連結部 21 段差部 25、26 シール部材 27 塵埃拡散防止空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤吉 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西山 高裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中井 康一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小林 利造 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 和雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福島 定男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B057 BA26 BA27 BA32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床用吸引具、パイプ及びホース等からな
    る吸引部が掃除機本体に接続されると共に、当該掃除機
    本体に電動送風機が収納されて、該電動送風機で前記吸
    引部を介して空気を吸引し、その空気の少なくとも一部
    を分流して前記吸引部に環流させてなる電気掃除機にお
    いて、 前記パイプが、前記電動送風機により前記床用吸引具か
    ら吸気された塵埃を含む空気が流動する吸気通路を形成
    する概略円形断面の内側パイプと、 該内側パイプを取囲むように設けられて、前記電動送風
    機により分流されて前記床用吸引具に環流する空気が流
    動する概略三日月状断面の環流通路を形成する外側パイ
    プとを有し、かつ、前記内側パイプと外側パイプとが長
    さ方向に沿った側点部で一体化して形成されてなること
    を特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記ホースが、前記パイプの吸気通路と
    連通してなる断面略円形状の内側ホースと、 該内側ホースとの間に空間を存して配設され、該空間を
    前記パイプの環流通路と連通してなる断面略円形の外側
    ホースとにより形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記パイプにおける一端の内側パイプ及
    び外側パイプに段差部を設けて当該パイプを複数連結し
    た際に、該段差部が設けられた側の前記外側パイプ及び
    内側パイプが、当該段差部が設けられていない側の前記
    外側パイプ及び内側パイプに填り込むように挿嵌して連
    結するように形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 複数の前記パイプを挿嵌して連結した際
    に、挿嵌面の密着性を高めるシール部材を設けたことを
    特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記シール部材が、最内側になる前記内
    側パイプの外周面に設けた突起であることを特徴とする
    請求項4記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 前記パイプにおける一端の外側パイプに
    段差部を設けて、当該パイプを複数連結した際に、当該
    段差部が設けられた側の前記外側パイプが、段差部が設
    けられていない側の外側パイプに填り込むようにすると
    共に、内側パイプが肉厚部でシール部材を介して当接す
    るようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の電
    気掃除機。
  7. 【請求項7】 前記パイプにおける一端の前記内側パイ
    プを当該端部の前記外側パイプより短く形成して、前記
    床用吸引具を取外して使用した場合でも、前記環流通路
    から吐出される空気の略全てを前記吸気通路を介して吸
    気するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6いず
    れか1項記載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 前記吸気通路を流動する空気量が、前記
    環流通路を介して流動する空気量より多いことを特徴と
    する請求項1乃至7いずれか1項記載の電気掃除機。
JP11210521A 1999-07-26 1999-07-26 電気掃除機 Pending JP2001029301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11210521A JP2001029301A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11210521A JP2001029301A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001029301A true JP2001029301A (ja) 2001-02-06

Family

ID=16590753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11210521A Pending JP2001029301A (ja) 1999-07-26 1999-07-26 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001029301A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1048258B1 (en) Electric blower and vacuum cleaner using the same
US20060127240A1 (en) Vacuum cleaner impeller and motor assembly
CN215777744U (zh) 真空吸尘器
ES2562066T3 (es) Aspirador de polvo del suelo para la aspiración y acumulación de partículas
KR100809738B1 (ko) 진공청소기
JP2002017620A (ja) 排気還流掃除機
KR20060122521A (ko) 진공청소기
US20060257269A1 (en) Motor assembly and vacuum cleaner having the same
JP2001029301A (ja) 電気掃除機
KR100633431B1 (ko) 진공청소기용 임펠러 및 이를 구비한 모터 조립체
KR19990033888A (ko) 진공청소기의 흡음방
CN220675896U (zh) 一种双通道的吹吸一体机
KR100677878B1 (ko) 진공청소기
KR100634790B1 (ko) 진공청소기
KR100409123B1 (ko) 환류식 진공청소기의 흡기모터 진동감쇄장치
KR20010078366A (ko) 전기 청소기
JP3163291B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP2001029284A (ja) 電気掃除機
KR100386256B1 (ko) 배기순환 진공청소기
KR100345230B1 (ko) 배기환류형 진공청소기
KR950012122B1 (ko) 저소음 진공청소기
KR100345229B1 (ko) 배기환류형 진공청소기
KR20030010105A (ko) 환류식 진공청소기의 흡기모터 고정장치
JP2000175848A (ja) 空気循環式電気掃除機
JP2002045314A (ja) 電気掃除機