JP2001028949A - 組み立て式植木鉢と移植方法 - Google Patents

組み立て式植木鉢と移植方法

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JP2001028949A
JP2001028949A JP11209713A JP20971399A JP2001028949A JP 2001028949 A JP2001028949 A JP 2001028949A JP 11209713 A JP11209713 A JP 11209713A JP 20971399 A JP20971399 A JP 20971399A JP 2001028949 A JP2001028949 A JP 2001028949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立て・分解の作業性が良く、内部に樹木を
植えた場合の強度が強く、移植作業性に適した組み立て
式植木鉢および移植方法を実現する。 【解決手段】互いに平行な一対の下バー1、1の両端上
に、互いに平行な一対の上バー3、4の両端を載せて四
角形枠を形成し、それぞれの交点に開けた孔5〜8に連
結バー9〜12を立てる構造を基本構造とする。このよ
うな四角形枠を、間にスペーサ19、20を介在させる
ことで複数段重ねて、前記連結バー9〜12で連結固定
し、しかも、上広がりとなるように、下側の段より上側
の段の下バー間隔、上バー間隔が大きくなっている。そ
して、下部に底板15を敷き、各下バー1、2および上
バー3、4の内側に逆台形状の側板を立ててなる組み立
て式植木鉢である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、街路樹や庭園などの樹
木を育成したり移植したりするのに適する組み立て式植
木鉢と該組み立て式植木鉢を用いた移植方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】例えば、
実開平7−7375号公報などに記載のような組み立て
式植木鉢が知られているが、従来の組み立て式植木鉢
は、いずれも組み立て・分解の作業性が悪い、内部に樹
木を植えた場合の強度が弱い、移植作業性に欠ける、な
どの問題がある。
【0003】
【0004】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、組み立て・分解の作業性が良く、内部に樹木を
植えた場合の強度が強く、移植作業性に適した組み立て
式植木鉢および移植方法を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、互いに
平行な一対の下バーの両端上に、互いに平行な一対の上
バーの両端を載せて四角形枠を形成し、それぞれの交点
に開けた孔に連結バーを立てる構造を基本構造とし、こ
のような四角形枠を、間にスペーサを介在させることで
複数段重ねて、前記連結バーで連結固定し、しかも、上
広がりとなるように、下側の段より上側の段の下バー間
隔、上バー間隔が大きくなっており、下部に底板を敷
き、各下バーおよび上バーの内側に逆台形状の側板を立
ててなる組み立て式植木鉢である。
【0006】このように、下バーの両端の上に上バーの
両端を重ねた四角形枠を、スペーサを介して複数段重
ね、交点の孔に連結バーを挿入して組み立てる構造なた
め、各下バー、上バーの内側に側板を当てて箱状に形成
し、内部に土壌を入れ樹木を植えることで、組み立て、
分解式の植木鉢が可能となる。
【0007】また、下バー同士の間隔、上バー同士の間
隔が、上広がりとなるように、下側の段より上側の段が
大きくなっているため、最下部の下バーや上バーと底板
を外すことで、内部の土壌を各側板の中に保持できる。
【0008】そのため、移植先に掘った穴の上で、底板
を外し、最後に移植穴中で各側板を分解することで、容
易に移植できる。また、植木鉢で育成した状態で、移植
先において、そのまま移植できるので、わらやロープな
どによる根回しが不要となり、作業性が向上する。しか
も、剪定を要しないので、樹力が低下することもない。
【0009】請求項2は、請求項1記載の底板側におい
て、前記の互いに平行な一対の上バーが、前記の下バー
と平行な中間下バーによって、予め中間部が連結固定さ
れている組み立て式植木鉢である。
【0010】このように、両端の下バーの間において、
一対の上バーの下に、前記の下バーと平行な中間下バー
を配置して、連結固定してあるため、底板をより多くの
下バーの上に載置支持でき、土壌や樹木の重みに十分に
耐えることができる。
【0011】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の各側板とそれぞれの側板の外側の各段の下バー、上
バーとが一体化されている組み立て式植木鉢である。こ
のように、各側板とそれぞれの側板の外側の各段の下バ
ー、上バーとが一体化されているため、部品点数が少な
く、取り扱いが簡便なだけでなく、組み立てや分解作業
がより容易に行なえる。
【0012】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の各連結バーの上端に、フックないしリン
グを有している組み立て式植木鉢である。
【0013】このように、各段における下バーと上バー
との交点の孔に挿通して立てる各連結バーの上端に、フ
ックないしリングを有しているため、このフックやリン
グを用いてワイヤーで吊り下げることができ、組み立て
式植木鉢を移動したり、移植作業したりする場合の作業
が楽に行なえる。
【0014】また、内部に植えられている樹木と各フッ
クやリングとの間にワイヤーやロープを張ることで、樹
木が倒れないように支持するのにも利用できる。
【0015】請求項5は、請求項1や請求項2に記載の
ような組み立て式植木鉢を用いて樹木を植えて育成して
おき、移植先に予め掘った穴の上に、前記組み立て式植
木鉢を載置した状態で、前記の底板や下部の下バーを除
去した後、前記穴の中に降ろして、穴の中で前記の各側
板を分解除去して植え込むことを特徴とする組み立て式
植木鉢による移植方法である。
【0016】このように、組み立て式植木鉢に予め樹木
を植えて育成しておき、移植先に掘った穴の上に移動し
て、底板や下バーを除去した後、穴の中に降ろして、穴
の中で上側の下バーや上バー、各側板を分解除去するこ
とで、移植することができ、移植作業が容易に行なえ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明による組み立て式植木
鉢と移植方法が実際上どのように具体化されるか実施形
態を説明する。本発明による組み立て式植木鉢は、側板
分離構造と側板一体構造の2タイプに大別できる。
【0018】図1から図3は、側板分離タイプであり、
図1はその底板側の骨組の斜視図である。互いに平行な
一対の下(縦)バー1、2の両端上に、互いに平行な一
対の上(横)バー3、4の両端を載せて四角形枠状に形
成し、それぞれの交点に開けた上下方向の孔5〜8に連
結バー9〜12を挿通して立てる構造になっている。
【0019】各連結バー9〜12の上端には、ワイヤー
を通したり、フックを引っ掛けたりできるように、ネジ
着脱式のリング13またはフックを有している。また、
少なくとも下端には雄ねじ14を切ってある。さらに、
中間部付近から下側にも雄ねじを要するので、結果的に
は、全体に雄ねじを切ってあってもよい。
【0020】上バー3、4の間において、下バー1、2
の上に、底板15を載せる構造になっている。なお、こ
の底板15は、矢印a1で示すように、上バー3、4の
方向に出し入れする構造になっている。なお、15hは
取っ手用の孔であり、指を挿入できるようになってい
る。
【0021】本発明では、このような下バー1、2と上
バー3、4からなる四角形枠組を複数段重ねて用いる
が、底板15を要する最も下の段だけは、前記の一対の
上バー3、4が、下バー1、2と平行な中間下バー1
6、17によって、予め中間部が連結固定されている。
18は、中間下バー16、17と上バー3、4との固定
用のボルト・ナットである。
【0022】図2は側板分離タイプの組立て状態であ
り、(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は左側面
図である。図示例は3段構造であり、I段めは、図1の
ように、中間下バー16、17に固定された上バー3、
4の両端の下側に下バー1、2が重ねてある。
【0023】II段めとIII 段めは、中間下バー16、1
7が無く、下バー1、2の両端の上に上バー3、4の両
端を重ねた構造になっている。そして、それぞれの交点
にあけた孔5〜8に、前記の連結バー9〜12を上下方
向に挿通してある。
【0024】最下段(1段め)Iの上バー3、4と2段
目IIの上バー3、4との間には、スペーサ筒19を介在
させ、また2段めIIの上バー3、4と3段めIII の上バ
ー3、4との間には、スペーサ筒20を介在させてあ
る。そして、これらのスペーサ筒19、20に連結バー
9〜12を挿通してある。
【0025】連結バー9〜12を挿通するための交点の
孔5〜8の間隔は、1段めより2段めの間隔を大きく
し、また2段めより3段めの間隔を大きくしてある。そ
の結果、正面や側面から見た場合、逆台形状となる。
【0026】組み立て順序としては、先ず図1のよう
に、各交点の孔5〜8に連結バー9〜12を上から挿入
し、下バー1、2の下側に突出した雄ねじ部14に、ナ
ット21をねじ込む。
【0027】次に、図1のスペーサ筒19を各連結バー
9〜12に上から挿通し、その上に2段めの下バー1、
2と上バー3、4の各交点の孔5〜8に連結バー9〜1
2を挿通する。そして、スペーサ筒20に連結バー9〜
12を挿通し、その上に3段めの下バー1、2と上バー
3、4の各交点の孔5〜8に連結バー9〜12を挿通す
る。その後、各連結バー9〜12の上端に、リング13
をねじ込んで固定する。
【0028】なお、図1のように、各下バー1、2、中
間下バー16、17の両端に開けた横孔26、27に、
図1(2)(3)の通し鉄筋28、29を挿通して、両
端にナット30を螺合させることによって、より堅牢に
できる。
【0029】最後に、上バー3、4の内側に、逆台形状
の側板22、23を立て、そして、下バー1、2の内側
において、前記の側板22、23の間に、逆台形状の側
板24、25を立てる。
【0030】前後の側板24、25の下端と前後の下バ
ー1、2との間に、底板15の出し入れ用の隙間Gがで
きるように、前後の側板24、25の下端は短くしてあ
る。なお、片方の側板24または25のみを短くして、
片方からのみ抜き差しできる構造にしてもよい。
【0031】したがって、この隙間から、底板15を横
から挿入することで、各下バー1、2および中間下バー
16、17の上に底板15を載せる。この状態で、各側
板22〜25の内側に土壌を入れ、樹木を植える。
【0032】このようにして、樹木を植えて育成した
後、道路等に移送して設置することで、街路樹として利
用できる。また、冬場などのように、街路樹の樹力が低
下するような場合は、再度農園に戻して、樹力がつくま
で丁寧に育樹することができる。
【0033】本発明の組み立て式植木鉢を用いると、予
め組み立て式植木鉢の中で育成した樹木を移植するのに
も適している。すなわち、図3のように、移植先に、予
め移植用の穴31を掘っておき、その上で、土壌32中
に樹木33を植えた組み立て式植木鉢34を、リング1
3にワイヤーWの下端のフックを引っかけて、クレーン
車でつり下げる。
【0034】樹木33の根が土壌32の全体に張り巡ら
されているため、土壌32は樹木33の根でしっかりと
束ねられた状態となっている。その結果、土壌32が、
上広がりの逆台形状の各側板22〜25によって支持さ
れるので、底板15や図1の最下段の下バー1、2や上
バー3、4、中間下バー16、17を除去しても、土壌
32や樹木33が落下することはない。
【0035】このような移植に用いる植木鉢の場合は、
下側のスペーサ筒19の上側に、予め支持ナット35を
螺合させてある。そのため、ワイヤーWで吊り下げた状
態で、下端のナット21を外して、下段の下バー1、2
および上バー3、4と一緒に中間下バー16、17を連
結バー9〜12から抜き取り、底板15を除去すると、
土壌32と樹木33が側板22〜25で支持されて残
る。
【0036】次に、穴31中に降ろして、穴31中でナ
ット35を外して、連結バー9〜12を上側に抜き取
り、2段め、3段めの下バー1、2および上バー3、4
を分解し、側板22〜25を除去する。そして、覆土す
ると、移植が完了する。
【0037】以上の実施形態において、各下バー1、2
および上バー3、4は、円形のバーでも、四角形の場合
でもよく、断面形状は特に限定されない。図4のよう
に、側板22〜25側のみ、側板22〜25と面接触で
きるように傾斜した平面形状とし、また上側と下側を水
平の平面形状とし、外側のみ半円状の曲面とし、ほぼ蒲
鉾状の断面形状とすることもできる。
【0038】また、丸太様の棒状でもよく、中空の筒体
でもよい。材質も、木質でも金属製でも合成樹脂製でも
よい。側板22〜25の材質も特に限定されない。
【0039】サイズもいろいろ可能であり、例えば1辺
が1m程度あるいは1m以上も1m以下も可能である。
また、図2のように、予備孔5a、5b…8a、8bを
開けておけば、この予備孔5a、5b…8a、8bに連
結バー9〜12を挿通すれば、鎖線で示す位置に連結バ
ー9〜12が位置するので、小型の植木鉢を形成でき
る。したがって、同一の植木鉢において、大小2種類の
サイズが可能となる。
【0040】図5以降は、側板一体タイプの実施形態で
あり、図1、図2における左側の側板22と左側の1〜
3段の上バー3・3・3が一体になっている。同様に、
右側の側板23と右側の1〜3段の上バー4・4・4が
一体になっている。
【0041】図5(1)(2)は、左側の側板22と左
側の1〜3段の上バー3・3・3が一体になっている側
板であり、図5(3)は、右側の側板23と右側の1〜
3段の上バー4・4・4が一体になっている側板であ
る。
【0042】また、図2における後方の側板24と後方
の2・3段めの下バー1・1が一体になっている。同様
に、手前の側板25と手前の2・3段めの下バー2・2
が一体になっている。
【0043】図5における(4)(5)は、後方の側板
24と後方の2・3段めの下バー1・1が一体になって
いる側板であり、図5(6)は、手前の側板25と手前
の2・3段めの下バー2・2が一体になっている側板で
ある。
【0044】図6は側板一体タイプにおける組み立て方
法を示す図、図7は組み立て完了した状態の断面図であ
る。先ず、図1における下バー1、2に相当する下バー
1、2を、間隔をおいて互いに平行に配置する。そし
て、それぞれの両端に、前記の左右の一体構造の側板2
2、23を立てる。また、両側板22、23の間に、後
方の側板24と手前の側板25を立てる。
【0045】このとき、左右の側板22、23の上バー
3、4の両端の下側に前後の側板24、25の下バー
1、2の両端が位置するように、配置する。
【0046】そして、前後の下バー1、2と左右の上バ
ー3、4との交点の孔5〜8に連結バー9〜12を上か
ら差し込み、前記下バー1、2の下側に突出した雄ねじ
部14にナット21を嵌める。
【0047】この側板一体タイプの場合は、各段の下バ
ーや上バーが側板と一体になっているので、上下の下バ
ーや上バー間のスペーサ筒19、20は必ずしも必要で
はない。しかしながら、より堅牢に組み立てるために
は、上側のスペーサ筒20に連結バー9〜12を挿通
し、しかも支持ナット35を螺合させ、かつ下側のスペ
ーサ筒19に連結バー9〜12を挿通することが望まし
い。
【0048】また、前後左右の側板を位置決めした状態
で、上から連結バー9〜12を差し込むので、各連結バ
ー9〜12の上端に予めリング13やフックが一体に固
定されたものを用いることができる。
【0049】前後の側板24、25には、1段めの下バ
ー1、2がついておらず、別体であり、しかも1段めの
下バー1、2との間に隙間ができるように、前後の側板
24、25の下端は短くなっている。したがって、この
隙間から、底体15を出し入れできる。
【0050】底板15をより強固に支持できるように、
下バー1と2との間に、任意数の中間下バー16、17
を配置して、図1の横孔26に相当する横孔を開けて、
通し鉄筋28を水平に挿通して、両端にナット30、3
0をネジ込むこともできる。
【0051】この側板一体タイプの植木鉢の使用方法
も、側板分離タイプの植木鉢の場合と全く同様である。
すなわち、図7の状態で、内部に土壌を入れ樹木を植え
て育成し、成長した時点で、目的の場所に移送して設置
する。
【0052】移植に用いる場合は、図3の場合と同様
に、移植先に掘った移植用穴の上で、樹木が植わってい
る組み立て式植木鉢のリング13をワイヤーWで吊り下
げる。次に、各連結バー9〜12の下端のナット21を
外して、下バー1、2および上バー3、4と一緒に中間
下バー16、17を連結バー9〜12から抜き取り、か
つ底板15を除去すると、土壌と樹木が側板22〜25
で支持されて残る。
【0053】次に、移植穴の中に降ろして、穴の中で支
持ナット35を外して、連結バー9〜12を上側に抜き
取ると、下バー1、2と一体の側板24、25および上
バー3、4と一体の側板22、23を分解し、除去す
る。そして覆土すると、移植が完了する。
【0054】側板一体タイプの植木鉢の場合、図1から
図3のように、各下バー1と側板24、下バー2と側板
25、上バー3と側板22、上バー4と側板23とを別
々の部材で構成し、後でボルト・ナットで連結して一体
化してもよい。
【0055】あるいは、図5から図7のように、各下バ
ー1と側板24、下バー2と側板25、上バー3と側板
22、上バー4と側板23とを、最初から一体に形成し
た構造も可能である。例えば、FRPなどによって、一
体成型できる。
【0056】なお、説明の便宜上、縦側を下バー1、2
と表現し、横側を上バー3、4と表現したが、逆に横側
を下バー1、2と、縦側を上バー3、4とすることも可
能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1によると、下バーの両端の上に
上バーの両端を重ねた四角形枠を、スペーサを介して複
数段重ね、交差点の孔に連結バーを挿入して組み立てる
構造なため、各下バー、上バーの内側に側板を当てて箱
状に形成し、内部に土壌を入れ樹木を植えることで、組
み立て、分解式の植木鉢が可能となる。
【0058】また、下バー同士の間隔、上バー同士の間
隔が、上広がりとなるように、下側の段より上側の段が
大きくなっているため、最下部の下バーや上バーと底板
を外すことで、内部の土壌を各側板の中に保持できる。
【0059】そのため、移植先に掘った穴の上で、底板
を外し、最後に移植穴中で各側板を分解することで、容
易に移植できる。また、植木鉢で育成した状態で、移植
先において、そのまま移植できるので、根回しが不要と
なり、作業性が向上する。しかも、剪定を要しないの
で、樹力が低下することもない。
【0060】請求項2によると、両端の下バーの間にお
いて、一対の上バーの下に、前記の下バーと平行な中間
下バーを配置して、連結固定してあるため、底板をより
多くの下バーの上に載置支持でき、土壌や樹木の重みに
十分に耐えることができる。
【0061】請求項3によると、各側板とそれぞれの側
板の外側の各段の下バー、上バーとが一体化されている
ため、組み立てや分解作業がより容易に行なえる。
【0062】請求項4によると、各段における下バーと
上バーとの交点の孔に挿通する各連結バーの上端に、フ
ックないしリングを有しているため、このフックやリン
グを用いてワイヤーで吊り下げることができ、組み立て
式植木鉢を移動したり、移植作業したりする場合の作業
が楽に行なえる。
【0063】また、内部に植えられている樹木と各フッ
クやリングとの間にワイヤーやロープを張ることで、樹
木が倒れないように支持するのにも利用できる。
【0064】請求項5によると、組み立て式植木鉢に予
め樹木を植えて育成しておき、移植先に掘った穴の上に
移動して、底板側の下バーや上バーを分解し、かつ底板
を除去した後、穴の中に降ろして、穴の中で上側の下バ
ーや上バー、各側板を分解除去するため、移植作業が容
易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側板分離タイプの植木鉢における、底板側の
骨組の斜視図である。
【図2】 側板分離タイプの植木鉢であり、(1)は平
面図、(2)は正面図、(3)は左側面図である。
【図3】 側板分離タイプの植木鉢を用いた移植方法を
示す縦断面図である。
【図4】 側板側と上下面を平面として、外側を半円状
の曲面としたかまぼこ形の下バー、上バーによって組み
立てた植木鉢の実施形態の縦断面図である。
【図5】 側板一体タイプの実施形態における、下バー
および上バーと対応する側板との一体構造を示す斜視図
と断面図である。
【図6】 側板一体タイプの実施形態における、組み立
て方法を示す斜視図である。
【図7】 側板一体タイプの植木鉢の組み立て完了した
状態の断面図である。
【符号の説明】
1・2 下(縦)バー 3・4 上(横)バー 5〜8 交点の孔 9〜12 連結バー 13 着脱式のリングまたはフック 15 底板 16・17 中間下バー 19・20 スペーサ筒 22・23 逆台形状の側板 24・25 逆台形状の側板 26・27 横孔 28・29 通し鉄筋 31 移植用の穴 32 土壌 33 樹木 34 組み立て式植木鉢 35 支持ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な一対の下バーの両端上に、
    互いに平行な一対の上バーの両端を載せて四角形枠を形
    成し、それぞれの交点に開けた孔に連結バーを立てる構
    造を基本構造とし、 このような四角形枠を、間にスペーサを介在させること
    で複数段重ねて、前記連結バーで連結固定し、 しかも、上広がりとなるように、下側の段より上側の段
    の下バー間隔、上バー間隔が大きくなっており、 下部に底板を敷き、各下バーおよび上バーの内側に逆台
    形状の側板を立ててなることを特徴とする組み立て式植
    木鉢。
  2. 【請求項2】 前記の底板側において、 前記の互いに平行な一対の上バーが、前記の下バーと平
    行な中間下バーによって、予め中間部が連結固定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の組み立て式植木
    鉢。
  3. 【請求項3】 前記の各側板とそれぞれの側板の外側の
    各段の下バー、上バーとが一体化されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の組み立て式植木
    鉢。
  4. 【請求項4】 前記の各連結バーの上端に、フックない
    しリングを有していることを特徴とする請求項1、請求
    項2または請求項3に記載の組み立て式植木鉢。
  5. 【請求項5】 互いに平行な一対の下バーの両端上に、
    互いに平行な一対の上バーの両端を載せて四角形枠を形
    成し、それぞれの交点に開けた孔に連結バーを立てる構
    造を基本構造とし、 このような四角形枠を、間にスペーサを介在させること
    で複数段重ねて、前記連結バーで連結固定し、 しかも、上広がりとなるように、下側の段より上側の段
    の下バー間隔、上バー間隔が大きくなっており、 下部に底板を敷き、各下バーおよび上バーの内側に逆台
    形状の側板を立ててなり、 前記の各側板とそれぞれの側板の外側の各段の下バー、
    上バーとが予め一体化または分離されている組み立て式
    植木鉢を用いて樹木を植えて育成しておき、 移植先に予め掘った穴の上に、前記組み立て式植木鉢を
    載置した状態で、前記の底板を引き抜いた後、前記の各
    側板を分解除去することで、樹木を前記穴に降ろして植
    え込むことを特徴とする組み立て式植木鉢による移植方
    法。
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KR20210009190A (ko) * 2019-07-16 2021-01-26 이태건 식재틀

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KR20210009190A (ko) * 2019-07-16 2021-01-26 이태건 식재틀
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