JP2001028768A - 表示制御装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重い眼鏡の装着、特殊な画像描画プログラ
ム、並びに複雑な設置および調整の作業を必要とせず、
安価に、明るいステレオ視の画像を見ることができるよ
うにする。 【解決手段】 分配回路５１は、左右切り換え信号に基
づいて、入力された垂直同期信号を、左側垂直同期信号
と右側垂直同期信号とに分配する。液晶プロジェクタ５
２−１は、画像信号および左側垂直同期信号を基に、利
用者の左眼に知覚させる画像を表示する。液晶プロジェ
クタ５２−２は、画像信号および右側垂直同期信号を基
に、利用者の右眼に知覚させる画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、ステレオ視の画像の
表示を制御する表示制御装置および方法、並びに媒体に
関する。

【０００２】

【従来の技術】１つの平面スクリーンに投影された所定
の画像を右眼にのみ知覚させるとともに、同一の平面ス
クリーンの他の位置に投影された他の画像を左眼にのみ
知覚させ、右眼に知覚させた画像と左眼に知覚させた画
像との位置の差（いわゆる、視差）により、平面スクリ
ーンの位置に限定されない画像（平面スクリーンから飛
び出して見える画像、または、平面スクリーンの奥に見
える画像）をユーザに鑑賞させる、いわゆる、ステレオ
視システムは、映画または博覧会などの展示などで、よ
く利用されている。

【０００３】図１は、ステレオ視システムの原理を説明
する図である。ステレオ視システムの画像を鑑賞するユ
ーザは、所定の眼鏡１を装着する。眼鏡１の右側のレン
ズは、例えば、赤色のみの光を通過させ、眼鏡１の左側
のレンズは、右側のレンズが通過させる光の色と補色の
関係にある光、例えば、緑色のみの光を通過させる。

【０００４】平面スクリーン２に投影される画像のう
ち、緑色で表示される画像を形成する可視光線は、眼鏡
１の右側のレンズを通過できないので、眼鏡１を装着し
ているユーザは、平面スクリーン２に投影される緑色で
表示される画像を、右眼で、黒い画像として知覚する。
平面スクリーン２に投影される緑色で表示される画像
は、眼鏡１の左側のレンズを通過するが、他の画像を形
成する可視光線のうち、緑色の光線も通過するので、他
の画像にマスクされ、眼鏡１を装着しているユーザは、
平面スクリーン２に投影される緑色で表示される画像
を、左眼で、知覚することができない。

【０００５】同様に、平面スクリーン２に投影される画
像のうち、赤色で表示される画像を形成する可視光線
は、眼鏡１の左側のレンズを通過できないので、眼鏡１
を装着しているユーザは、平面スクリーン２に投影され
る赤色で表示される画像を、左眼で、黒い画像として知
覚する。平面スクリーン２に投影される赤色で表示され
る画像は、眼鏡１の右側のレンズを通過するが、他の画
像を形成する可視光線のうち、赤色の光線も通過するの
で、他の画像にマスクされ、眼鏡１を装着しているユー
ザは、平面スクリーン２に投影される赤色で表示される
画像を、右眼で、知覚することができない。

【０００６】このように、平面スクリーン２に投影され
る、緑色で表示される画像は、眼鏡１を装着しているユ
ーザの右眼でのみ知覚され、赤色で表示される画像は、
眼鏡１を装着しているユーザの左眼でのみ知覚される。

【０００７】平面スクリーン２に投影される緑色で表示
される画像と赤色で表示される画像とが、所定の異なる
位置に表示される（所定の視差を有する）と、ユーザ
は、平面スクリーン２に投影される画像が、平面スクリ
ーン２の前または奥に位置するように見える。

【０００８】図２および図３は、従来のコンピュータグ
ラフィックスをステレオ視させるシステムを説明する図
である。コンピュータ１３は、右眼用の画像および左眼
用の画像を生成し、それぞれを交互に、且つ、高速（例
えば、１／９６秒の周期で、右眼用の画像および左眼用
の画像を切り換える）に、短残光のＣＲＴ(Cathode-Ray
Tube)を有するモニタ１２に表示させる。

【０００９】同期制御装置１４は、コンピュータ１３の
特殊なポートから供給される信号を基に、モニタ１２に
表示される、右眼用の画像または左眼用の画像の切り換
えに同期している、所定の赤外線を発光し、ユーザが装
着しているシャッタ眼鏡１１の動作を同期制御する。

【００１０】シャッタ眼鏡１１（例えば、StereoGraphi
cs社のCrystalEYES（商標）など）の、右側のレンズの
内部、および左側のレンズの内部には、液晶が挟み込ま
れている。右側のレンズの内部の液晶および左側のレン
ズの内部の液晶は、それぞれ、シャッタ眼鏡１１内部の
駆動回路の制御に対応して、モニタ１２が表示する画像
の光を通過させ、または遮断する。

【００１１】シャッタ眼鏡１１は、所定の受光部で、同
期制御装置１４から発光された所定の赤外線を受光し、
その赤外線に同期して（すなわち、モニタ１２に表示さ
れる右眼用の画像または左眼用の画像の切り換えに同期
して）、例えば、図２に示すように、モニタ１２に左眼
用の画像が表示されているとき、左側のレンズに光を通
過させるとともに、右側のレンズに光を遮断させ、図３
に示すように、モニタ１２に右眼用の画像が表示されて
いるとき、右側のレンズに光を通過させるとともに、左
側のレンズに光を遮断させる。

【００１２】このように、シャッタ眼鏡１１を装着して
いるユーザは、右眼でのみ、モニタ１２に表示される右
眼用の画像を知覚し、左眼でのみ、モニタ１２に表示さ
れる左眼用の画像を知覚するので、ステレオ視画像を鑑
賞することができる。

【００１３】ＣＡＶＥ(CAVE Automatic Virtual Enviro
nment)などに代表されるバーチャルリアリティ用のステ
レオ視システムでは、ユーザが没入感を得られるように
するために、ユーザの視界全体への画像の表示が要求さ
れる。例えば、図４に示すように、図２または図３に示
したモニタ１２に代えて、３管プロジェクタ２１および
スクリーン２２を利用して、ステレオ視の画像を表示す
る。所定のＣＡＶＥのシステムにおいては、例えば、前
面、右面、左面、および床面に、それぞれ、３ｍ×３ｍ
のスクリーン２２が使用されている。

【００１４】図４のステレオ視システムにおいて、３管
プロジェクタ２１を、より安価で、より明るい画像を表
示できる通常の液晶プロジェクタ（３管プロジェクタの
画像の光束が、ほぼ２００ルーメンなのに対して、通常
の液晶プロジェクタの画像の光束は、ほぼ２０００ルー
メン）に置き換えても、通常の液晶プロジェクタは、１
／９６秒の周期で、画像を表示できないので、そのまま
ではステレオ視の画像を表示することはできない。

【００１５】これに代わって、特殊な液晶プロジェクタ
（例えば、Vrex社のステレオ立体プロジェクタ）を使用
したバーチャルリアリティ用のステレオ視システムが提
案されている。このような、特殊な液晶プロジェクタを
利用したステレオ視システムの例を図５に示す。

【００１６】ユーザは、右のレンズと左のレンズとが異
なる偏光特性を有する（例えば、右のレンズが縦に直線
偏光の特性を有し、左のレンズが横に直線偏光の特性を
有する、または、右のレンズが右回りの円偏光の特性を
有し、左のレンズが左回りの円偏光の特性を有するな
ど）偏光眼鏡３１を装着する。

【００１７】コンピュータ３４は、特殊な画像描画プロ
グラムを利用して、右眼用の画像、および左眼用の画像
を、１ライン毎に、交互に生成し、その画像に対応する
信号を液晶プロジェクタ３２に供給する。

【００１８】液晶プロジェクタ３２のレンズの前には、
偏光眼鏡３１に対応させて、表示する画像の１ライン毎
に偏光特性の異なる偏光フィルタが配置されている。従
って、コンピュータ３４から供給された、右眼用の画像
および左眼用の画像を、１ライン毎に交互に描画する画
像の信号に対応し、液晶プロジェクタ３２は、１ライン
おきに描画される右眼用の画像を所定の偏光特性でスク
リーン３３に表示させ、１ラインおきに描画される左眼
用の画像を他の偏光特性でスクリーン３３に表示させ
る。

【００１９】フロントプロジェクションの場合、スクリ
ーン３３は、液晶プロジェクタ３２から発せられた光
を、その偏光特性を乱さない（光の偏光面が変化しない
で、例えば、縦に直線偏光されている光は、縦に直線偏
光されたままで、横に直線偏光されている光は、横に直
線偏光されたまま）で反射する。リアプロジェクション
の場合、スクリーン３３は、液晶プロジェクタ３２から
発せられた光を、その偏光特性を乱さないで、拡散させ
る。

【００２０】従って、偏光眼鏡３１を装着しているユー
ザは、右眼でのみ、スクリーン３３に表示される、所定
のラインからなる右眼用の画像を知覚するとともに、左
眼でのみ、スクリーン３３に表示される、他のラインか
らなる左眼用の画像を知覚し、ステレオ視画像を鑑賞す
ることができる。

【００２１】また、２台の通常の液晶プロジェクタを使
用したステレオ視システムも提案されている。このよう
な２台の液晶プロジェクタを利用したステレオ視システ
ムの例を図６に示す。偏光眼鏡３１およびスクリーン３
３は、図５の場合と、同じであるので、その説明は省略
する。

【００２２】コンピュータ１３−１は、コンピュータ１
３−２と同期して、左眼用の画像を生成し、その画像に
対応する信号を液晶プロジェクタ４１−１に供給する。
コンピュータ１３−２は、コンピュータ１３−１と同期
して、右眼用の画像を生成し、その画像に対応する信号
を液晶プロジェクタ４１−２に供給する。

【００２３】液晶プロジェクタ４１−１のレンズの前に
は、所定の偏光特性の偏光フィルタ４２−１が配置され
ている。液晶プロジェクタ４１−１は、所定の偏光特性
の偏光フィルタ４２−１で偏光された、左眼用に画像を
スクリーン３３に描画させる。液晶プロジェクタ４１−
２のレンズの前には、他の偏光特性の偏光フィルタ４２
−２が配置されている。液晶プロジェクタ４１−２は、
他の偏光特性の偏光フィルタ４２−２で偏光された、右
眼用に画像をスクリーン３３に描画させる。

【００２４】液晶プロジェクタ４１−１が描画する画像
および液晶プロジェクタ４１−２が描画する画像は、同
時に、スクリーン３３に描画される。

【００２５】液晶プロジェクタ４１−１および液晶プロ
ジェクタ４１−２の位置合わせは、３管プロジェクタ２
１の場合に比較し、比較的容易にできる。

【００２６】スクリーン３３は、液晶プロジェクタ４１
−１または液晶プロジェクタ４１−２から照射された光
の偏光特性を乱さないので、偏光眼鏡３１を装着してい
るユーザは、右眼でのみ、液晶プロジェクタ４１−２で
描画される右眼用の画像を知覚するとともに、左眼での
み、液晶プロジェクタ４１−１で描画される左眼用の画
像を知覚し、ステレオ視画像を鑑賞することができる。

【００２７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４で
説明した３管プロジェクタ２１を利用するステレオ視シ
ステムは、表示される画像が暗く、システムの価格が高
価で、設置および調整に非常に手間がかかる。また、シ
ャッタ眼鏡１１が高価で、重いという問題がある。

【００２８】図５に示した特殊な液晶プロジェクタ３２
を利用するステレオ視システムは、１ライン毎に右眼用
または左眼用の画像を描画するので、画像を描画するコ
ンピュータ３４で特殊な画像描画プログラムの利用が要
求され、通常の液晶プロジェクタに比較し、暗いという
問題がある。

【００２９】また、図６に示した２台の液晶プロジェク
タ４１−１および４１−２を利用するステレオ視システ
ムにおいては、コンピュータ１３−１およびコンピュー
タ１３−２は、同期して画像を生成しなければならず、
図４のコンピュータ１３および図５のコンピュータ３４
に比較し、高度な処理を要求され、専用のグラフィック
ワークステーション以上の処理能力が必要である。

【００３０】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、重い眼鏡の装着、特殊な画像描画プログラ
ム、並びに複雑な設置および調整の作業を必要とせず、
安価に、明るいステレオ視の画像を見ることができるよ
うにすることを目的とする。

【００３１】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の表示制
御装置は、右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像
信号と、左眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信
号とが、交互に配置された画像信号に基づいて、第１の
画像信号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直
同期信号を生成するとともに、第２の画像信号に対応す
る、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号を生成す
る生成手段と、第１の画像信号と第２の画像信号とが交
互に配置された画像信号を、生成手段により生成された
第１および第２の垂直同期信号とともに出力する出力手
段とを含むことを特徴とする。

【００３２】表示制御装置は、第１の画像信号および第
１の垂直同期信号を基に、利用者の右眼に知覚させる画
像を表示するとともに、第２の画像信号および第２の垂
直同期信号を基に、利用者の左眼に知覚させる画像を表
示する表示手段を更に設けることができる。

【００３３】請求項３に記載の表示制御方法は、右眼に
知覚させる画像に対応する第１の画像信号と、左眼に知
覚させる画像に対応する第２の画像信号とが、交互に配
置された画像信号に基づいて、第１の画像信号に対応す
る、本来より低い周波数の第１の垂直同期信号を生成す
るとともに、第２の画像信号に対応する、本来より低い
周波数の第２の垂直同期信号を生成する生成ステップ
と、第１の画像信号と第２の画像信号とが交互に配置さ
れた画像信号を、生成ステップで生成された第１および
第２の垂直同期信号とともに出力する出力ステップとを
含むことを特徴とする。

【００３４】請求項４に記載の媒体のプログラムは、右
眼に知覚させる画像に対応する第１の画像信号と、左眼
に知覚させる画像に対応する第２の画像信号とが、交互
に配置された画像信号に基づいて、第１の画像信号に対
応する、本来より低い周波数の第１の垂直同期信号を生
成するとともに、第２の画像信号に対応する、本来より
低い周波数の第２の垂直同期信号を生成する生成ステッ
プと、第１の画像信号と第２の画像信号とが交互に配置
された画像信号を、生成ステップで生成された第１およ
び第２の垂直同期信号とともに出力する出力ステップと
を含むことを特徴とする。

【００３５】請求項１に記載の表示制御装置、請求項３
に記載の表示制御方法、および請求項４に記載の媒体に
おいては、右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像
信号と、左眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信
号とが、交互に配置された画像信号に基づいて、第１の
画像信号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直
同期信号が生成されるとともに、第２の画像信号に対応
する、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号が生成
され、第１の画像信号と第２の画像信号とが交互に配置
された画像信号が、生成された第１および第２の垂直同
期信号とともに出力される。

【００３６】

【発明の実施の形態】図７は、本発明に係るリアプロジ
ェクションのステレオ視システムの一実施の形態の構成
を示す図である。偏光眼鏡３１は、右のレンズと左のレ
ンズとが異なる偏光特性を有し、例えば、右のレンズが
右回りの円偏光の特性を有し、左のレンズが左回りの円
偏光の特性を有する。

【００３７】コンピュータ１３は、図２および図３に示
したステレオ視システムのコンピュータ１３と同様であ
り、１／９６秒の周期で、右眼用の画像および左眼用の
画像を切り換え、垂直同期信号および左右切り替え信号
（図２および図３に示したステレオ視システムにおけ
る、同期制御装置１４に供給する信号と同等の信号）を
分配回路５１に供給するとともに、画像信号および水平
同期信号を液晶プロジェクタ５２−１および５２−２に
供給する。左右切り替え信号は、”０”または”１”の
２値の信号で、例えば、コンピュータ１３は、右眼用の
画像に対応する画像信号を出力する時はそれを”０”
に、左眼用の画像に対応する画像信号を出力する時に
は”１”を出力する。

【００３８】分配回路５１は、コンピュータ１３から入
力された垂直同期信号および左右切り替え信号を基に、
左側垂直同期信号および右側垂直同期信号を生成し、左
側垂直同期信号を液晶プロジェクタ５２−１に供給する
とともに、右側垂直同期信号を液晶プロジェクタ５２−
２に供給する。

【００３９】図８は、分配回路５１の構成を示す図であ
る。ＮＯＴ回路６１は、左右切り替え信号を反転して、
ＡＮＤ回路６２−２に供給する。ＡＮＤ回路６２−１
は、垂直同期信号と左右切り替え信号とを入力し、垂直
同期信号と左右切り替え信号との論理積を求めて、左側
垂直同期信号として出力する。ＡＮＤ回路６２−２は、
垂直同期信号と、ＮＯＴ回路６１から供給された、反転
した左右切り替え信号とを入力し、垂直同期信号と反転
した左右切り替え信号との論理積を求めて、右側垂直同
期信号として出力する。

【００４０】液晶プロジェクタ５２−１のレンズの前に
は、所定の偏光特性（偏光眼鏡３１の左側のレンズの偏
光特性に対応している）の偏光フィルタ４２−１が配置
されている。液晶プロジェクタ５２−１は、分配回路５
１から供給された左側垂直同期信号、並びにコンピュー
タ１３から供給された画像信号および水平同期信号を基
に、ＲＧＢの色毎に偏光がされていない光を発光して、
左眼用の画像を描画する。液晶プロジェクタ５２−１が
照射する左眼用の画像を形成する光は、所定の偏光特性
の偏光フィルタ４２−１で偏光され、左眼用の画像をス
クリーン３３に結像させる。

【００４１】液晶プロジェクタ５２−２のレンズの前に
は、他の偏光特性（偏光眼鏡３１の右側のレンズの偏光
特性に対応している）の偏光フィルタ４２−２が配置さ
れている。液晶プロジェクタ５２−２は、分配回路５１
から供給された右側垂直同期信号、並びにコンピュータ
１３から供給された画像信号および水平同期信号を基
に、ＲＧＢの色毎に偏光がされていない光を発光して、
右眼用の画像を描画する。液晶プロジェクタ５２−２が
照射する右眼用の画像を形成する光は、他の偏光特性の
偏光フィルタ４２−２で偏光され、右眼用の画像をスク
リーン３３に結像させる。

【００４２】スクリーン３３は、液晶プロジェクタ５２
−１および液晶プロジェクタ５２−２から発せられた光
を基に、所定の画像を結像させ、その偏光特性を乱さな
いで、拡散させる。

【００４３】図９は、本発明に係るステレオ視システム
の信号のタイミングを説明するタイミングチャートであ
る。図９（Ａ）に示されるように、コンピュータ１３
は、垂直同期信号として、右眼用の画像および左眼用の
画像の切り換えに対応して、例えば、１／９６秒の周期
で所定のパルスを出力する。

【００４４】図９（Ｂ）に示されるように、左右切り替
え信号は、垂直同期信号の立ち上がりのタイミング
で、”０”から”１”に、または、”１”から”０”
に、その値が変化する。左右切り替え信号が”１”のと
き、コンピュータ１３は、画像信号として、左眼用の画
像に対応する画像信号（以下、左眼用画像信号と称す
る）を出力する。左右切り替え信号が”０”のとき、コ
ンピュータ１３は、画像信号として、右眼用の画像に対
応する画像信号（以下、右眼用画像信号と称する）を出
力する。

【００４５】図９（Ｃ）に示されるように、水平同期信
号は、例えば、垂直方向に７６８画素で構成される（換
言すれば、７６８ラインからなる）、左眼用画像信号ま
たは右眼用画像信号に、液晶プロジェクタ５２−１また
は液晶プロジェクタ５２−２が垂直方向に表示を同期で
きるように、所定の周波数のパルス信号から構成され
る。

【００４６】図９（Ｄ）に示されるように、画像信号
は、例えば、水平方向に１０２４画素、垂直方向に７６
８画素で構成される右眼用の画像または左眼用の画像
を、１秒間に９６回切り換えて、交互に表示させる左眼
用画像信号および右眼用画像信号から構成されている。
画像信号は、垂直同期信号および水平同期信号に同期し
ている。

【００４７】図９（Ｅ）に示されるように、コンピュー
タ１３から供給された１／９６秒の周期の垂直同期信号
および左右切り替え信号を基に、コンピュータ１３が左
眼用画像信号を出力しようとするとき、分配回路５１
は、左側垂直同期信号として、所定のパルスを出力す
る。左眼用画像信号および右眼用画像信号は、交互に１
／９６秒の周期で出力されるので、左側垂直同期信号の
周期は、１／４８秒となる。

【００４８】液晶プロジェクタ５２−１は、左側垂直同
期信号に所定のパルスを検出した後、左眼用画像信号を
取り込む。

【００４９】液晶プロジェクタ５２−１を、予め、水平
方向に１０２４画素、および垂直方向に７６８画素を表
示するように設定しておくと、液晶プロジェクタ５２−
１は、図９（Ｄ）に示す左眼用画像信号および右眼用画
像信号を含む画像信号が供給されても、図９（Ｆ）に示
すように、左側垂直同期信号で所定のパルスを検出した
直後の、水平方向に１０２４画素、垂直方向に７６８画
素で構成される左眼用画像信号のみを取り込み、右眼用
画像信号は取り込まない。

【００５０】図９（Ｇ）に示すように、液晶プロジェク
タ５２−１は、取り込んだ左眼用画像信号を基に、次に
左側垂直同期信号で所定のパルスを検出するまでの、１
／４６秒の期間に、左眼用画像を表示する。

【００５１】このように、液晶プロジェクタ５２−１
は、１／９６秒の周期で供給される画像信号に対応し
て、１／９６秒の周期で画像を表示することはできなく
とも、１／９６秒の周期で供給される、水平方向に１０
２４画素、垂直方向に７６８画素で構成される左眼用画
像信号を取り込んで、１／４６秒の期間で左眼用の画像
を表示することができる。

【００５２】図９（Ｈ）に示されるように、コンピュー
タ１３から供給された１／９６秒の周期の垂直同期信号
および左右切り替え信号を基に、コンピュータ１３が右
眼用画像信号を出力しようとするとき、分配回路５１
は、右側垂直同期信号として、所定のパルスを出力す
る。左眼用画像信号および右眼用の画像に対応する画像
信号（以下、右眼用画像信号と称する）は、１／９６秒
の周期で交互に出力されるので、右側垂直同期信号の周
期は、１／４８秒となる。

【００５３】液晶プロジェクタ５２−２は、右側垂直同
期信号に所定のパルスを検出した後、右眼用画像信号を
取り込む。

【００５４】液晶プロジェクタ５２−２を、予め、水平
方向に１０２４画素、および垂直方向に７６８画素を表
示するように設定しておくと、液晶プロジェクタ５２−
２は、図９（Ｄ）に示す左眼用画像信号および右眼用画
像信号を含む画像信号が供給されても、図９（Ｉ）に示
すように、右側垂直同期信号で所定のパルスを検出した
直後の、水平方向に１０２４画素、垂直方向に７６８画
素で構成される右眼用画像信号のみを取り込み、左眼用
画像信号は取り込まない。

【００５５】図９（Ｊ）に示すように、液晶プロジェク
タ５２−２は、取り込んだ右眼用画像信号を基に、次に
右側垂直同期信号で所定のパルスを検出するまでの、１
／４６秒の期間に、右眼用画像を表示する。

【００５６】このように、液晶プロジェクタ５２−２
は、１／９６秒の周期で供給される画像信号に対応し
て、１／９６秒の周期で画像を表示することはできなく
とも、１／９６秒の周期で供給される、水平方向に１０
２４画素、垂直方向に７６８画素で構成される右眼用画
像信号を取り込んで、１／４６秒の期間で右眼用画像を
表示することができる。

【００５７】以上のように、液晶プロジェクタ５２−１
は、１／４６秒の周期で左眼用画像を表示し、液晶プロ
ジェクタ５２−２は、１／４６秒の周期で右眼用画像を
表示する。

【００５８】図１０は、液晶プロジェクタ５２−１また
は液晶プロジェクタ５２−２に供給される画像信号に対
応する画像を説明する図である。左側垂直同期信号に所
定のパルスが現れた後、液晶プロジェクタ５２−１に
は、図１０（Ａ）に示すように、水平方向に１０２４画
素、および垂直方向に７６８画素で構成される左眼用の
画像に対応する画像信号に続いて、水平方向に１０２４
画素、および垂直方向に７６８画素で構成される右眼用
の画像に対応する画像信号が供給される。

【００５９】予め、水平方向に１０２４画素、および垂
直方向に７６８画素を表示するように液晶プロジェクタ
５２−１を設定しておけば、液晶プロジェクタ５２−１
は、左側垂直同期信号に所定のパルスが現れた後の最初
の水平方向に１０２４画素、および垂直方向に７６８画
素で構成される画像の信号、すなわち左眼用画像信号の
みを取り込んで、対応する左眼用の画像のみをスクリー
ン３３に表示させる。

【００６０】右側垂直同期信号に所定のパルスが現れた
後、液晶プロジェクタ５２−２には、図１０（Ｂ）に示
すように、水平方向に１０２４画素、および垂直方向に
７６８画素で構成される右眼用の画像に対応する画像信
号に続いて、水平方向に１０２４画素、および垂直方向
に７６８画素で構成される左眼用の画像に対応する画像
信号が供給される。

【００６１】予め、水平方向に１０２４画素、および垂
直方向に７６８画素を表示するように液晶プロジェクタ
５２−２を設定しておけば、液晶プロジェクタ５２−２
は、右側垂直同期信号に所定のパルスが現れた後の最初
の水平方向に１０２４画素、および垂直方向に７６８画
素で構成される画像の信号、すなわち右眼用画像信号の
みを取り込んで、対応する右眼用の画像のみをスクリー
ン３３に表示させる。

【００６２】液晶プロジェクタ５２−１が表示させる画
像は、所定の偏光特性の偏光フィルタ４２−１で偏光さ
れ、液晶プロジェクタ５２−２が表示させる画像は、他
の偏光特性の偏光フィルタ４２−２で偏光されるので、
偏光眼鏡３１を装着しているユーザは、左眼でのみ、液
晶プロジェクタ５２−１によりスクリーン３３に表示さ
れる、左眼用の画像を知覚するとともに、右眼でのみ、
液晶プロジェクタ５２−２によりスクリーン３３に表示
される、右眼用の画像を知覚し、ステレオ視画像を鑑賞
することができる。

【００６３】ユーザに対して、正面、側面、または床面
などに配置された複数のスクリーンにステレオ視画像を
表示させる、いわゆるマルチ画面においても、本発明に
係るステレオ視システムは、各画面に表示させる所定の
画像を生成するコンピュータに、GenLock機能などを用
いて、厳密に同期させる必要がなく、容易に、マルチ画
面のステレオ視システムを構築することができる。

【００６４】図１１は、本発明に係るステレオ視システ
ムの他の実施の形態の構成を示す図である。液晶プロジ
ェクタ１０１は、分配回路１１１、駆動回路１１２−１
および１１２−２、光源１１３−１および１１３−２、
液晶板１１４−１および１１４−２、偏光フィルタ１１
５−１および１１５−２、ハーフミラー１１６、並びに
レンズ１１７から構成されている。

【００６５】分配回路１１１は、コンピュータ１３から
供給された垂直同期信号および左右切り替え信号を基
に、左側垂直同期信号および右側垂直同期信号を生成
し、左側垂直同期信号を駆動回路１１２−１に供給する
とともに、右側垂直同期信号を駆動回路１１２−２に供
給する。

【００６６】駆動回路１１２−１は、分配回路１１１か
ら供給された左側垂直同期信号、並びにコンピュータ１
３から供給された画像信号および水平同期信号を基に、
左眼用の画像を描画させるように、液晶板１１４−１を
駆動する。駆動回路１１２−２は、分配回路１１１から
供給された右側垂直同期信号、並びにコンピュータ１３
から供給された画像信号および水平同期信号を基に、右
眼用の画像を描画させるように、液晶板１１４−２を駆
動する。

【００６７】光源１１３−１および１１３−２は、所定
の光を発光し、それぞれ、液晶板１１４−１または１１
４−２に供給する。

【００６８】液晶板１１４−１は、駆動回路１１２−１
の制御により、光源１１３−１から供給された光を基
に、左眼用の画像を形成させ、偏光フィルタ１１５−１
に供給する。液晶板１１４−２は、駆動回路１１２−２
の制御により、光源１１３−２から供給された光を基
に、右眼用の画像を形成させ、偏光フィルタ１１５−２
に供給する。

【００６９】偏光フィルタ１１５−１は、液晶板１１４
−１で形成された左眼用の画像の光を所定の向きで偏光
し、ハーフミラー１１６に供給する。偏光フィルタ１１
５−２は、液晶板１１４−２で形成された右眼用の画像
の光を他の向きで偏光し、ハーフミラー１１６に供給す
る。

【００７０】ハーフミラー１１６は、所定の偏光特性の
偏光フィルタ４２−１で偏光された左眼用の画像の光を
反射して、レンズ１１７に供給すると共に、他の偏光特
性の偏光フィルタ４２−２で偏光された右眼用の画像の
光を通過させて、レンズ１１７に供給する。ハーフミラ
ー１１６は、左眼用の画像の光を、偏光の方向を変化さ
せずに反射し、右眼用の画像の光を、偏光の方向を変化
させずに通過させる。レンズ１１７は、ハーフミラー１
１６から供給された、左眼用の画像および右眼用の画像
をスクリーン３３上に結像させる。

【００７１】なお、左眼用の画像および右眼用の画像
が、スクリーン３３上でそれぞれ所定の位置に結像する
ように、光源１１３−１および１１３−２、液晶板１１
４−１および１１４−２、偏光フィルタ１１５−１およ
び１１５−２、ハーフミラー１１６、並びにレンズ１１
７のそれぞれの位置は調整されている。

【００７２】このように、液晶プロジェクタ１０１は、
１台で、ステレオ視の画像をスクリーン３３に結像させ
ることができる。

【００７３】液晶プロジェクタ１０１は、左右切り替え
信号が所定の期間切り替わらないとき、自動的に、通常
の画像（ステレオ視でない画像）を表示するようにして
もよい。また、ステレオ視の画像の表示、または通常の
画像の表示の選択をするためのスイッチを、液晶プロジ
ェクタ１０１に設けてもよい。

【００７４】なお、光源１１３−１および１１３−２に
代わり、光源を１つとして、光源から照射された光をハ
ーフミラーなどで分割して、分割された光のそれぞれを
液晶板１１４−１または１１４−２に供給するようにし
てもよい。

【００７５】本発明に係るステレオ視システムにおいて
は、リアプロジェクションとして説明したが、勿論、フ
ロントプロジェクションのステレオ視システムも同様に
構成することができる。また、本発明に係るステレオ視
システムにおいては、ノンインターレースの画像信号に
対応するものとして説明したが、ＮＴＳＣ(NationalTel
evision System Committee)などのインターレースの画
像信号に対応するようにしてもよい。

【００７６】また、液晶プロジェクタ５２−１および５
２−２に代えて、右眼用のディスプレイおよび左眼用の
ディスプレイを有するヘッドマウントディスプレイにス
テレオ視の画像を表示するようにしてもよい。

【００７７】なお、ユーザは、偏光眼鏡３１に代えて、
左目に所定の偏光特性を有するコンタクトレンズ、およ
び右目に他の偏光特性を有するコンタクトレンズを装着
してもよい。この場合、ステレオ視の画像を利用した通
信システムなどでも、ユーザの顔の様相または表情が変
化しないという利点がある。

【００７８】また、分配回路５１または分配回路１１１
の処理は、コンピュータ１３に実行させてもよい。この
場合、コンピュータ１３は、直接、左側垂直同期信号を
液晶プロジェクタ５２−１に供給するとともに、右側垂
直同期信号を液晶プロジェクタ５２−２に供給する。こ
のときの、コンピュータ１３の処理を図１２のフローチ
ャートを参照して説明する。

【００７９】ステップＳ１１において、コンピュータ１
３は、垂直同期信号が”１”であるか否かを判定し、垂
直同期信号が”１”でないと判定された場合、ステップ
Ｓ１２に進み、左側垂直同期信号および右側垂直同期信
号を”０”に設定して、ステップＳ１１に戻り、処理を
繰り返す。

【００８０】ステップＳ１１において、垂直同期信号
が”１”であると判定された場合、ステップＳ１３に進
み、コンピュータ１３は、左右切り替え信号が”１”で
あるか否かを判定し、左右切り替え信号が”１”である
と判定された場合、ステップＳ１４に進み、左側垂直同
期信号を”１”に設定して、ステップＳ１１に戻り、処
理を繰り返す。

【００８１】ステップＳ１３において、左右切り替え信
号が”１”でないと判定された場合、ステップＳ１５に
進み、コンピュータ１３は、右側垂直同期信号を”１”
に設定して、ステップＳ１１に戻り、処理を繰り返す。

【００８２】このように、コンピュータ１３は、分配回
路５１または分配回路１１１と同様の、垂直同期信号の
分配の処理を実行することができる。

【００８３】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアとしてのプロジェクタに
組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログ
ラムをインストールすることで、各種の機能を実行する
ことが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータな
どにインストールされる。

【００８４】次に、図１３を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。

【００８５】プログラムは、図１３（Ａ）に示すよう
に、パーソナルコンピュータ３０１に内蔵されている記
録媒体としてのハードディスク３０２や半導体メモリ３
０３に予めインストールした状態でユーザに提供するこ
とができる。

【００８６】あるいはまた、プログラムは、図１３
（Ｂ）に示すように、フロッピーディスク３１１、ＣＤ
−ＲＯＭ(Compact Disk-Read Only Disk)３１２、ＭＯ
(Magneto-Optical)ディスク３１３、ＤＶＤ(Digital Ve
rsatile Disk)３１４、磁気ディスク３１５、半導体メ
モリ３１６などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に
格納し、パッケージソフトウェアとして提供することが
できる。

【００８７】さらに、プログラムは、図１３（Ｃ）に示
すように、ダウンロードサイト３２１から、デジタル衛
星放送用の人工衛星３２２を介して、パーソナルコンピ
ュータ３０１に無線で転送したり、ローカルエリアネッ
トワーク、インターネットといったネットワーク３３１
を介して、パーソナルコンピュータ３０１に有線で転送
し、パーソナルコンピュータ３０１において、内蔵する
ハードディスク３０２などに格納させることができる。

【００８８】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。

【００８９】パーソナルコンピュータ３０１は、例え
ば、図１４に示すように、ＣＰＵ(Central Proccessing
Unit)３４２を内蔵している。ＣＰＵ３４２にはバス３
４１を介して入出力インタフェース３４５が接続されて
おり、ＣＰＵ３４２は、入出力インタフェース３４５を
介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる
入力部３４７から指令が入力されると、それに対応し
て、図１３（Ａ）の半導体メモリ３０３に対応するＲＯ
Ｍ(Read Only Memory)３４３に格納されているプログラ
ムを実行する。あるいはまた、ＣＰＵ３４２は、ハード
ディスク３０２に予め格納されているプログラム、人工
衛星３２２もしくはネットワーク３３１から転送され、
通信部３４８により受信され、さらにハードディスク３
０２にインストールされたプログラム、またはドライブ
３４９に装着されたフロッピーディスク３１１、CD-ROM
３１２、ＭＯディスク３１３、ＤＶＤ３１４、もしくは
磁気ディスク３１５から読み出され、ハードディスク３
０２にインストールされたプログラムを、ＲＡＭ(Randu
m Access Memory)３４４にロードして実行する。さら
に、ＣＰＵ３４２は、その処理結果を、例えば、入出力
インタフェース３４５を介して、ＬＣＤ(Liquid Crysta
l Display)などよりなる表示部３４６に必要に応じて出
力する。

【００９０】また、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。

【００９１】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。

【００９２】

【発明の効果】請求項１に記載の表示制御装置、請求項
３に記載の表示制御方法、および請求項４に記載の媒体
によれば、右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像
信号と、左眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信
号とが、交互に配置された画像信号に基づいて、第１の
画像信号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直
同期信号が生成されるとともに、第２の画像信号に対応
する、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号が生成
され、第１の画像信号と第２の画像信号とが交互に配置
された画像信号が、生成された第１および第２の垂直同
期信号とともに出力されるようにしたので、重い眼鏡の
装着、特殊な画像描画プログラム、並びに複雑な設置お
よび調整の作業を必要とせず、安価に、明るいステレオ
視の画像を見ることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ステレオ視システムの原理を説明する図であ
る。

【図２】従来のコンピュータグラフィックスをステレオ
視させるシステムを説明する図である。

【図３】従来のコンピュータグラフィックスをステレオ
視させるシステムを説明する図である。

【図４】従来のバーチャルリアリティ用のステレオ視シ
ステムを説明する図である。

【図５】従来の液晶プロジェクタを利用したバーチャル
リアリティ用のステレオ視システムを説明する図であ
る。

【図６】従来の液晶プロジェクタを利用したバーチャル
リアリティ用のステレオ視システムを説明する図であ
る。

【図７】本発明に係るステレオ視システムの一実施の形
態の構成を示す図である。

【図８】分配回路５１の構成を示す図である。

【図９】本発明に係るステレオ視システムの信号を説明
するタイミングチャートである。

【図１０】液晶プロジェクタ５２−１または液晶プロジ
ェクタ５２−２に供給される画像信号に対応する画像を
説明する図である。

【図１１】本発明に係るステレオ視システムの他の実施
の形態の構成を示す図である。

【図１２】垂直同期信号の分配の処理を説明するフロー
チャートである。

【図１３】媒体を説明する図である。

【図１４】パーソナルコンピュータ３０１の構成を説明
する図である。

【符号の説明】

１３ コンピュータ， ３１ 偏光眼鏡， ３３ スク
リーン， ４２−１，４２−２ 偏光フィルタ， ５１
分配回路， ５２−１，５２−２ 液晶プロジェク
タ， １１１ 分配回路， １１２−１，１１２−２
駆動回路， １１４−１，１１４−２ 液晶板， １１
５−１，１１５−２ 偏光フィルタ， １１６ ハーフ
ミラー， １１７ レンズ， ３０１ パーソナルコン
ピュータ，３０２ ハードディスク， ３０３ 半導体
メモリ， ３１１ フロッピーディスク， ３１２ Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ， ３１３ ＭＯディスク， ３１４ ＤＶ
Ｄ， ３１５ 磁気ディスク， ３１６ 半導体メモ
リ， ３２１ ダウンロードサイト， ３２２ 人工衛
星， ３３１ ネットワーク， ３４２ ＣＰＵ，３４
３ ＲＯＭ， ３４４ ＲＡＭ， ３４８ 通信部，
３４９ ドライブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｇ 5/36 ５１０ Ｇ０６Ｆ 15/62 ３５０Ｖ Ｆターム(参考） 5B050 EA24 FA06 5C006 AF51 AF71 BF16 BF21 BF26 EA01 EC11 FA41 FA51 5C061 AA01 AA02 AA11 AA14 AA23 AB12 AB16 AB17 AB20 5C080 AA10 BB05 DD22 DD27 JJ01 JJ02 JJ06 JJ07 5C082 AA01 AA37 BA27 BA47 CA21 CA81 MM04 MM07

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の方向に偏光された光を右眼に入射
   させるとともに、第２の方向に偏光された光を左眼に入
   射させる器具を装着した利用者に見せるための、ステレ
   オ視の画像の表示を制御する表示制御装置において、 右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像信号と、左
   眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信号とが、交
   互に配置された画像信号に基づいて、前記第１の画像信
   号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直同期信
   号を生成するとともに、前記第２の画像信号に対応す
   る、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号を生成す
   る生成手段と、 前記第１の画像信号と前記第２の画像信号とが交互に配
   置された画像信号を、前記生成手段により生成された前
   記第１および第２の垂直同期信号とともに出力する出力
   手段とを含むことを特徴とする表示制御装置。
2. 【請求項２】 前記第１の画像信号および前記第１の垂
   直同期信号を基に、前記利用者の右眼に知覚させる画像
   を表示するとともに、前記第２の画像信号および前記第
   ２の垂直同期信号を基に、前記利用者の左眼に知覚させ
   る画像を表示する表示手段を更に含むことを特徴とする
   請求項１に記載の表示制御装置。
3. 【請求項３】 第１の方向に偏光された光を右眼に入射
   させるとともに、第２の方向に偏光された光を左眼に入
   射させる器具を装着した利用者に見せるための、ステレ
   オ視の画像の表示を制御する表示制御装置の表示制御方
   法において、 右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像信号と、左
   眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信号とが、交
   互に配置された画像信号に基づいて、前記第１の画像信
   号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直同期信
   号を生成するとともに、前記第２の画像信号に対応す
   る、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号を生成す
   る生成ステップと、 前記第１の画像信号と前記第２の画像信号とが交互に配
   置された画像信号を、前記生成ステップで生成された前
   記第１および第２の垂直同期信号とともに出力する出力
   ステップとを含むことを特徴とする表示制御方法。
4. 【請求項４】 第１の方向に偏光された光を右眼に入射
   させるとともに、第２の方向に偏光された光を左眼に入
   射させる器具を装着した利用者に見せるための、ステレ
   オ視の画像の表示を制御する表示制御処理用のプログラ
   ムであって、 右眼に知覚させる画像に対応する第１の画像信号と、左
   眼に知覚させる画像に対応する第２の画像信号とが、交
   互に配置された画像信号に基づいて、前記第１の画像信
   号に対応する、本来より低い周波数の第１の垂直同期信
   号を生成するとともに、前記第２の画像信号に対応す
   る、本来より低い周波数の第２の垂直同期信号を生成す
   る生成ステップと、 前記第１の画像信号と前記第２の画像信号とが交互に配
   置された画像信号を、前記生成ステップで生成された前
   記第１および第２の垂直同期信号とともに出力する出力
   ステップとを含むことを特徴とするプログラムをコンピ
   ュータに実行させる媒体。