JP2001027981A - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

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JP2001027981A
JP2001027981A JP2000118077A JP2000118077A JP2001027981A JP 2001027981 A JP2001027981 A JP 2001027981A JP 2000118077 A JP2000118077 A JP 2000118077A JP 2000118077 A JP2000118077 A JP 2000118077A JP 2001027981 A JP2001027981 A JP 2001027981A
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Yoshiko Hirose
宜子 広瀬
Sakuzo Takemoto
作蔵 竹本
Hiromi Wada
浩美 和田
Junji Ishigaki
純二 石垣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバからのデータの受信状態を好適な形式
でユーザに告知することができる移動体通信端末装置を
提供することである。 【解決手段】 移動体通信端末装置において、送受信/
監視部2172は、WWWサーバ201等から送信され
てきたコンテンツCONを受信して、第3の記憶部21
23に格納する。また、第4の記憶部2124に格納さ
れた管理情報MIが更新される。表示データ作成部21
73は、第3の記憶部2123内のコンテンツCONに
基づいて、表示装置211に転送するための表示データ
DIS を作成する。さらに、告知データ決定部2174
は、コンテンツCONの受信状態をユーザに告知するた
めに、当該受信状態の出力形式を管理情報MIに基づい
て決定する。表示装置211は、告知データ決定部21
74が決定した形式で受信状態を表示するとともに、表
示データDDIS を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスエリア内
を移動可能に構成されており、デジタルネットワークを
通じて外部のサーバとデータ通信を行って、受信したデ
ータを外部に出力する移動体通信端末装置に関する。よ
り特定的に述べれば、本発明は、携帯電話や情報携帯端
末のように、ユーザが携帯可能に構成される移動体通信
端末装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットが爆発的な勢いで
全世界に広まり、WWW(World WideWeb)上のサーバ
(以下、WWWサーバと称す)には様々なコンテンツが
蓄積されるようになった。
【0003】従来、一般的に、ユーザは、WWWブラウ
ザと呼ばれるアプリケーションをパーソナルコンピュー
タ(以下、PCと略記する)にインストールし、当該W
WWブラウザを操作して、コンテンツをブラウズしてい
た。WWWブラウザとしては、Netscape NavigatorやIn
ternet Explorer (いずれも商標)が代表的である。
【0004】WWWサーバは、WWWブラウザからの要
求に応答して、指定されたコンテンツを読み出す。WW
Wブラウザは、読み出されたコンテンツを受信し解析
し、典型的には、PCの表示装置への表示制御を行う。
【0005】さらに、WWWブラウザは、コンテンツの
受信状態をユーザに告知するために、当該受信状態を記
載したポップアップウィンドウを作成して、PCの表示
装置への表示制御を行う時がある。
【0006】ところで、従来、モバイルコンピューティ
ングといえば、単なる通信装置としての移動体通信端末
装置と、ノート型のPCとの組み合わせにより実現され
ることが多かった。しかしながら、近年の移動体通信端
末装置には、それ単体でインターネットを利用できるよ
うな通信プロトコル(典型的には、Hyper Text Transfer
ProtocolまたはWireless Application Protocol) が実
装され、WWWブラウザが実装されるようになってき
た。移動体通信端末装置のWWWブラウザもまた、コン
テンツの受信状態を、何らかの方法でユーザに告知する
ことが好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PCの
WWWブラウザと同様の告知方法を、移動体通信端末装
置のWWWブラウザに採用すると、当該移動体通信端末
装置のディスプレイが、PCのそれよりもかなり小さい
ことから、コンテンツはポップアップウィンドウの後ろ
にほぼ完全に隠れてしまう。そのため、ユーザがコンテ
ンツをブラウズしにくくなる。
【0008】以上から明らかなように、移動体通信端末
装置用のWWWブラウザでは、PC用のそれとは別の告
知処理が望まれている、という問題点があった。なお、
この問題点は、WWWブラウザだけでなく、他のアプリ
ケーションにも該当することである。
【0009】それゆえに、本発明の目的は、サーバから
のデータの受信状態を好適な形式でユーザに告知するこ
とができる移動体通信端末装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的は、以下の発明により達成される。第1の発明は、デ
ジタルネットワークを通じて外部のサーバとデータ通信
を行って、受信したデータを外部に出力する移動体通信
端末装置であって、サーバから送信されてきたデータを
受信する受信部と、受信部の受信データを記憶する第1
の記憶部と、データの受信状態を少なくとも含む管理情
報を記憶する第2の記憶部と、第1の記憶部内の受信デ
ータに基づいて、外部に出力するための出力データを作
成する作成部と、受信状態をユーザに告知するために、
当該受信状態の出力形式を管理情報内の状態に基づいて
決定する決定部と、判定部が決定した形式で受信状態を
出力するとともに、作成部が作成した出力データを出力
する出力部とを備える。
【0011】上記第1の発明によれば、データの受信状
態は、決定部で決定された出力形式で、出力部から出力
される。これによって、受信状態に応じて、その出力形
式を変えることが可能となるので、移動体通信端末装置
にとって好適な出力形式で受信状態をユーザに告知する
ことが可能となる。
【0012】第2の発明は第1の発明に従属しており、
決定部は、受信状態を出力データの所定の部分に付加す
ると決定する。第3の発明は第2の発明に従属してお
り、所定の部分は、出力データの先頭部分である。第4
の発明は第2の発明に従属しており、所定の部分は、出
力データの末尾部分である。
【0013】上記第2〜第4の発明によれば、受信状態
は出力データの一部として追加される。そのため、出力
データは、従来のように受信状態を示すポップアップウ
ィンドウで隠れなくなる。
【0014】第5の発明は第1の発明に従属しており、
出力部は表示部を含み、決定部は、受信状態をアイコン
として表示部に表示すると決定する。上記第5の発明に
よれば、受信状態はアイコンとして表示されるので、出
力データは、従来のように受信状態を示すポップアップ
ウィンドウで隠れなくなる。さらに、アイコンを表示さ
せるための制御データは、一般的にデータサイズが小さ
いので、相対的に小容量のRAMしか搭載できない移動
体通信端末装置にとってより好適な告知処理を提供する
ことができる。
【0015】第6の発明は第1の発明に従属しており、
出力部は表示部を含み、決定部は、受信状態をポップア
ップウィンドウとして表示部に表示すると決定する。デ
ータの受信状態によっては、受信データがポップアップ
ウィンドウで隠れても良い場合がある。かかる場合、第
6の発明のように、ポップアップウィンドウを採用する
ことにより、ユーザに分かりやすく受信状態を告知する
ことが可能となる。
【0016】第7の発明は第1の発明に従属しており、
決定部は、サーバからデータを受信し始めた直後にの
み、受信状態の出力形式を決定する。上記第7の発明に
よれば、受信状態はデータの受信開始直後にのみ出力部
から出力される。これによって、受信状態を出力する回
数を減らすことができ、相対的に処理能力が小さい移動
体通信端末装置にとってより好適な告知処理を提供する
ことができる。
【0017】第8の発明は、デジタルネットワークを通
じて外部のサーバとデータ通信を行って、受信したデー
タを外部に出力する移動体通信端末装置であって、過去
に出力したデータをローカル情報として格納する第1の
記憶部と、過去に出力されたデータの受信状態を少なく
とも含む管理情報を記憶する第2の記憶部と、外部から
取得要求があると、管理情報を参照して、当該取得要求
されたデータがローカル情報として第1の記憶部に格納
されているか否かを判定するローカル情報判定部と、ロ
ーカル情報判定部が第1の記憶部に格納されていると判
断した場合に、第1の記憶部内のローカル情報に基づい
て、外部に出力するための出力データを作成する作成部
と、受信状態をユーザに告知するために、当該受信状態
の出力形式を管理情報内の状態に基づいて決定する決定
部と、判定部が決定した形式で受信状態を出力するとと
もに、作成部が作成した出力データを出力する出力部と
を備える。
【0018】上記第8の発明によれば、過去に出力され
たことがあるデータはローカル情報として第1の記憶部
に格納される。移動体通信端末装置は、外部から取得要
求されたデータが第1の記憶部に格納済みである場合に
は、ローカル情報を基に出力データを作成する。これに
よって、サーバからデータを取得する場合よりも、要求
されたデータを高速に出力部から出力することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の移動体通信端末
装置が収容されるデジタルネットワークDNの全体構成
を示している。デジタルネットワークDNには、移動体
通信システム1とインターネット2とが収容される。
【0020】移動体通信システム1は、少なくとも1台
の制御局11と、複数の基地局と、複数の移動体通信端
末装置とを備える。本実施形態では、便宜上、移動体通
信システム1には、複数の基地局として基地局12〜1
4が収容され、複数の移動体通信端末装置として移動体
通信端末装置15および16が収容されるとする。
【0021】制御局11は、基地局12〜14を管理
し、それぞれと双方向通信ができるように接続される。
基地局12〜14は、無線ゾーン17〜19を管理す
る。
【0022】移動体通信端末装置15および16は、ユ
ーザにより携帯されることで、移動体通信システム1の
サービスエリアを自由に移動できる。サービスエリア
は、すべての基地局12〜14の無線ゾーン17〜19
から構成される。
【0023】移動体通信端末装置15および16は、そ
れぞれが位置する無線ゾーン17〜19において基地局
12〜14と所定の多元接続方式で無線通信する。多元
接続方式としては、CDMA(Code Division Multiple
Access) 、TDMA(Time Division Multiple Access)
やFDMA(Frequency Division Multiple Access)が典
型的である。
【0024】移動体通信端末装置15および16は、無
線通信中の基地局12、13または14および制御局1
1を介して、他の移動体通信端末装置と通信を行い、こ
れによって、それぞれのユーザは音声通話できる。
【0025】また、図1において、インターネット2に
は、少なくとも1台のWWW(WorldWide Web)サーバ
(図示はWWWサーバ201および202)が接続され
る。
【0026】WWWサーバ201および202には、様
々なコンテンツCONが蓄積される。コンテンツCON
は、一般的に、テキスト、画像データ、動画データまた
は音声データ、もしくはこれらの内の2つ以上の組み合
わせで構成される。また、コンテンツCONは、典型的
には、HTML(Hyper Text Markup Language)に代表さ
れる記述言語で作成される。
【0027】ゲートウェイサーバ(以下、GWサーバと
称す)3は、移動体通信システム1とインターネット2
とを接続する。さらに、移動体通信端末装置15および
16には、それ単体でインターネット2を利用できるよ
うな通信プロトコル(Hyper Text Transfer Protocolま
たはWireless Application Protocol) が実装される。
【0028】これによって、移動体通信端末装置15お
よび16にWWWブラウザを実装して、インターネット
2上のWWWサーバ201等からコンテンツCONを取
得することが可能となる。
【0029】以上のように、移動体通信端末装置15お
よび16は、少なくとも、音声通話機能と、データ通信
機能の一例としてのブラウジング機能をユーザに提供す
ることができる。かかる機能を実現するために、移動体
通信端末装置15および16は、図2のようなハードウ
ェア構成を有する。なお、以下、説明の便宜のため、移
動体通信端末装置15について説明する。
【0030】図2において、移動体通信端末装置15
は、アプリケーション部21と、入力装置22と、音声
入力部23と、音声CODEC24と、チャネルCOD
EC25と、変調部26と、無線制御部27と、アンテ
ナ28と、復調部29と、第1の音声出力部210と、
請求項における出力部の一例としての表示装置211と
を備えている。
【0031】アプリケーション部21は、CPU21
1、RAM212およびROM213とを含む。CPU
211は、RAM212を作業領域として使いつつ、R
OM213に格納されたプログラムに従って動作して、
音声通話機能およびブラウジング機能をユーザに提供す
る。
【0032】入力装置22は、所定個数のボタンまたは
キー、もしくは少なくとも1つのジョグダイヤル、ジョ
イスティック、カメラまたはマイクロフォンを含む。入
力装置22は、ユーザの操作に応答して、音声通話およ
びブラウジングのために必要な情報を生成する。
【0033】音声入力部23は、典型的にはマイクロフ
ォンにより構成されており、ユーザにより入力された音
声を、それと等価な電気信号(以下、音声信号SS1
称す)に変換する。音声信号SS1 は、音声CODEC
24に与えられる。
【0034】音声CODEC24は、その1つの機能と
して、音声入力部23からの音声信号SS1 を、所定の
符号化方式に従って符号化して、符号化信号CS1 を生
成する。
【0035】チャネルCODEC25は、その1つの機
能として、アプリケーション部21の制御下で、音声C
ODEC24で生成された符号化信号CS1 を、上述の
多元接続方式に基づいて、他の移動体通信端末装置と共
用するチャネルに多重化して、多重化信号MUSを生成
する。
【0036】また、チャネルCODEC25には、アプ
リケーション部21からデータD1が送られてくる場合
もある。データD1 の例として、WWWサーバ201等
からコンテンツCONを取得するために必要となる情報
がある。チャネルCODEC25は、アプリケーション
部21から受け取ったデータD1 からも多重化信号MU
Sを生成する。
【0037】変調部26は、チャネルCODEC25で
生成された多重化信号MUSを、所定の変調方式に従っ
て変調する。変調方式としては、π/4シフトDQPS
K(Differential Quadrature Phase Shift Keying)が典
型的である。この変調によって、変調信号MOSが生成
される。
【0038】無線制御部27は、その1つの機能とし
て、変調部26からの変調信号MOSを、所定の無線周
波数帯を有する搬送波に乗せて、高周波信号HS1 を生
成する。高周波信号HS1 はアンテナ28から空間に放
射され、図1の基地局12、13または14により受信
される。
【0039】また、移動体通信端末装置15および16
のそれぞれには、基地局12、13または14から高周
波信号HS2 が送られてくる。高周波信号HS2 は、上
述の高周波信号HS2 と同様の方法で作られるが、通話
相手の音声、WWWサーバ201等に蓄積されたコンテ
ンツCONを基に作られている点で異なる。
【0040】無線制御部27は、アンテナ28に誘起し
た信号の中から、所定の無線周波数帯に含まれる高周波
信号HS2 を受信する。さらに、無線制御部27は、受
信した高周波信号HS2 の周波数をダウンコンバートし
て、中間周波数を有する中間信号ISを生成する。
【0041】復調部29は、無線制御部27で生成され
た中間信号ISを、所定の方式で復調(検波)して、復
調信号DSを生成する。
【0042】復調信号DSには他の移動体通信端末装置
への信号も多重されている。そのため、チャネルCOD
EC25は、復調信号DSから自身宛の信号を分離す
る。分離された信号は、符号化信号CS2 またはデータ
2 を含んでいる。符号化信号CS2 は、通話相手の音
声に基づいて符号化された信号であり、データD2 は、
WWWサーバ201等に蓄積されたコンテンツCONを
構成する。チャネルCODEC25は、分離した信号を
アプリケーション部22に送る。
【0043】アプリケーション部21は、チャネルCO
DEC25から受け取った信号が符号化信号CS2 であ
るか、データD2 であるかを識別する。アプリケーショ
ン部21は、識別した符号化信号CS2 に対して所定の
処理を行って、処理済みの符号化信号CS2 を、チャネ
ルCODEC25を通じて音声CODEC24に送る。
【0044】音声CODEC24は、チャネルCODE
C25から受け取った符号化信号CS2 を復号して、音
声信号SS2 を再生する。再生された音声信号SS2
は、上記通話相手の音声と等価な電気信号である。
【0045】音声出力部210は、典型的にはスピーカ
で構成されており、音声CODEC24で再生された音
声信号SS2 に基づいて音を外部に放射する。これによ
って、通話相手の音声が移動体通信端末装置15のユー
ザに伝えられる。
【0046】一方、アプリケーション部21は、チャネ
ルCODEC25から受け取った信号がデータD2 であ
ると識別すると、当該データD2 を処理する。さらに、
アプリケーション部21は、受信データD2 (コンテン
ツCON)を基に表示データDDIS を作成する。さら
に、本実施形態の特徴として、アプリケーション部21
は、告知データD WARNの表示形式を、コンテンツCON
の受信状態に応じて決定する。
【0047】。表示装置211は、アプリケーション部
21の制御下で、コンテンツCONおよび告知データD
WARNを表示する。つまり、告知データDWARNは、アプリ
ケーション部21により決定された表示形式で表示装置
211に表示され、これによって、ユーザにコンテンツ
CONの現在の受信状態を告知する。
【0048】アプリケーション部21は、より具体的に
は、図3に示すように、入力制御部214と、アプリケ
ーション制御部215と、音声通話用アプリケーション
216と、WWWブラウザ217と、通信制御部218
と、音声制御部219と、表示制御部2110とを含
む。
【0049】入力制御部214は、入力装置22の入力
情報を受け取って、アプリケーション制御部215に渡
す。
【0050】アプリケーション制御部215は、その1
つの機能として、移動体通信端末装置15に実装されて
いる複数のアプリケーションの切り替え等を制御する。
さらに、アプリケーション制御部215は、入力制御部
214、各アプリケーション、音声制御部219および
表示制御部2110の相互間での情報の受け渡しを制御
する。
【0051】本実施形態では、複数のアプリケーション
として、音声通話用アプリケーション216と、WWW
ブラウザ217とが実装されている。しかし、これに限
らず、音声通話とデータ通信とをユーザに提供するため
のアプリケーションが実装されていればよい。データ通
信のためのアプリケーションの他の例として、電子メー
ルのやり取りするためのメーラがある。
【0052】音声通話用アプリケーション216によ
り、移動体通信端末装置15は、ユーザに音声通話機能
を提供することができる。音声通話アプリケーション2
16は、簡単に説明すると、入力制御部214およびア
プリケーション制御部215を通じて、通話相手の電話
番号を受け取ると、発信のための呼接続を通信制御部2
18に要求する。また、音声通話用アプリケーション2
16は、着信があった場合には、音声制御部219およ
びアプリケーション制御部215を通じて受け取った符
号化信号CS1 またはCS2 に、所定の処理を行って、
アプリケーション制御部215および音声制御部219
を通じて、処理後の符号化信号CS1 またはCS2 をチ
ャネルCODEC25に与える。
【0053】また、WWWブラウザ217により、デー
タ通信機能の一例としてのブラウジング機能が提供され
る。WWWブラウザ217は、簡単に説明すると、入力
制御部214およびアプリケーション制御部215を通
じて、ユーザの好みのコンテンツCONの格納場所が通
知されると、当該コンテンツCONの取得要求を作成し
て、通信制御部218に与える。
【0054】通信制御部218は、対象となるWWWサ
ーバ201等との通信を制御して、コンテンツCONを
パケット(つまり、データD2 )単位で受信して、WW
Wブラウザ217に与える。WWWブラウザ217は、
受信したコンテンツCONに基づいて、以下に説明する
告知処理を行う。
【0055】告知処理を行うために、WWWブラウザ2
17は、図4に示すように、第1の記憶部2121〜第
5の記憶部2125と、入力判定部2171と、送受信
/監視部2172と、表示データ作成部2173と、告
知データ決定部2174と、データ転送部2175と、
テーブル構成部2176とを備えている。
【0056】第1の記憶部2121は、図5に示すよう
に、基礎データBDを格納している。基礎データBD
は、予め定められた数のユニットレコードURから構成
されている。図5の例では、9個のユニットレコードU
1 〜UR9 が示されている(斜線で囲まれた各部分を
参照)。
【0057】各ユニットレコードURは、IDと、受信
状態と、表示形式と、告知データD WARNの表示/非表示
を示す情報と、告知データDWARNとから構成される。
【0058】IDは、各ユニットレコードURを一意に
特定するための情報である。受信状態は、コンテンツC
ONの現在の受信状態を示す情報である。本実施形態で
は、「コンテンツ受信中」、「受信完了」、「最大受信
サイズの超過」、「サーバによる中断」、「ユーザによ
る中断」、「回線不良による中断」および「メモリ不足
による中断」が受信状態の例として挙げられている。
【0059】「コンテンツ受信中」は、WWWブラウザ
217が現在、コンテンツCONを受信している最中で
あることを示す。「受信完了」は、WWWブラウザ21
7がコンテンツCONの受信を完了している状態を意味
する。
【0060】「最大受信サイズの超過」とは、コンテン
ツCONのデータサイズが、WWWブラウザ217が受
信可能なデータ量を超える状態を意味する。より具体的
には、コンテンツCONのデータサイズが、受信バッフ
ァとしての第3の記憶部2123に割り当てられた記憶
容量を超えることを意味する。
【0061】「サーバによる中断」とは、WWWサーバ
201等が何らかの理由によりコンテンツCONを移動
体通信端末装置15に送信できないことを意味する。
「ユーザによる中断」とは、ユーザが一度はコンテンツ
CONの取得を指示したものの、その後になって、当該
コンテンツCONの取得の中止を指示した時の状態を意
味する。
【0062】「回線不良による中断」とは、回線(イン
ターネット2もしくは移動体通信システム1内の有線回
線または無線回線)の問題があり、移動体通信端末装置
15がコンテンツCONを所定時間の間、受信できない
時の状態を意味する。「メモリ不足による中断」とは、
WWWブラウザ217が必要とするメモリが不足してい
る時の状態を意味する。
【0063】表示形式とは、後述する告知データDWARN
をどのように表示するかを定義するための情報である。
本実施形態では、「受信済み部分の最後」、「受信済み
部分の最初」、「コンテンツの最後」、「アイコン」お
よび「ポップアップウィンドウ」が表示形式の例として
挙げられている。
【0064】「受信済み部分の最後」とは、WWWブラ
ウザ217がコンテンツCONを途中までしか受信して
いない場合において、受信済み部分の最後に、受信状態
を示す告知データDWARNを付け加えることを意味する。
「受信済み部分の最初」とは、WWWブラウザ217が
コンテンツCONを途中までしか受信していない場合に
おいて、受信済み部分の先頭に、受信状態を示す告知デ
ータDWARNを付け加えることを意味する。
【0065】「コンテンツの最後」とは、WWWブラウ
ザ217がコンテンツCONを受信済みの場合におい
て、受信完了したコンテンツCONの最後に受信状態
(告知データDWARN)を付け加えることを意味する。
「アイコン」とは、受信状態を象徴する絵文字または小
さな図形(図6(a)の点線内参照)により、当該受信
状態をユーザに告知することを意味する。
【0066】「ポップアップウィンドウ」とは、同じ組
の受信状態を示したウィンドウをポップアップ表示(図
6(b)の矢印が示す部分参照)して、当該受信状態を
ユーザに告知することを意味する。
【0067】表示/非表示とは、受信状態を示す告知デ
ータDWARNを表示するか否かを示す情報である。
【0068】告知データDWARNは、コンテンツCONの
受信状態をユーザに告知するためのデータである。本実
施形態では、告知データDWARNは、文字データ、アイコ
ンを表示させるための制御データ、またはメッセージウ
ィンドウを表示するための制御データで構成される。
【0069】例えば、ユニットレコードUR1 の表示形
式および告知データDWARNは、受信済み部分の最後およ
び告知データDWARN1 である。かかる場合、例えば、告
知データDWARN1 は、「コンテンツ受信中」という文字
データで構成されており、図7に示すように、受信済み
のコンテンツCONの最後に追加される。
【0070】以上の基礎データBDは、予め準備されて
おり、次に説明する第2の記憶部2212の基礎となる
データである。
【0071】第2の記憶部2122は、図8に示すよう
に、テーブルTを格納している。テーブルTは、基礎デ
ータBDの中から選択されたいくつかのユニットレコー
ドURから構成される。
【0072】テーブルTを構成するために、本移動体通
信端末装置15は、テーブル構成部2176を備えてい
る。テーブル構成部2176は、入力判定部2171を
通じて外部(典型的には、オペレータ)から指示がある
と、指定されたいくつかのユニットレコードURを第1
の記憶部2121から読み出して、第2の記憶部212
2に格納する。これによって、第2の記憶部2122に
は、図8に示すようなテーブルTが作成される。
【0073】このように、テーブルTの内容を基礎デー
タBDから選択可能にすることにより、本移動体通信端
末装置15は、以下の効果を奏する。
【0074】メーカは、通常、様々なバリエーションの
移動体通信端末装置15を製造し、また、定期的に製品
のラインアップを変更する。製品のラインアップには、
互いに異なる解像度の表示装置211を有する移動体通
信端末装置15が並ぶ場合がある。
【0075】以上のように、移動体通信端末装置15毎
で解像度が互いに異なる場合であっても、本実施形態の
ように、基礎データBDの中にいくつかの告知データD
WARNを予め準備しておくことで、表示装置211の解像
度に最も適した告知データD WARNを選択することが可能
となる。これによって、例えば、表示装置211がより
性能の良いものに変更されたとしても、移動体通信端末
装置15の内部のプログラムを大幅に書きかえる必要が
なくなる。
【0076】第3の記憶部2123は、請求項1におけ
る第1の記憶部に相当しており、バッファとして使用さ
れる。第3の記憶部2123は、図9(a)に示すよう
に、WWWサーバ201等から取得したコンテンツCO
Nを一時的に格納する。第3の記憶部2123に格納可
能なコンテンツCONの個数または合計サイズは制限さ
れている。その制限の範囲内の場合には、新しく取得し
たコンテンツCONは第3の記憶部2123に追加され
る。しかし、その制限を超える場合には、最も古いコン
テンツCONをWWWブラウザ217が自動的に消去し
て、新しく取得したコンテンツCONが上書きされる。
【0077】第4の記憶部2124は、請求項1におけ
る第2の記憶部に相当しており、第3の記憶部2123
に格納されているコンテンツ毎に作成される管理情報M
Iを格納している。図9(b)は、かかる管理情報MI
の一例を示す図である。図9(b)において、一組の管
理情報MIは、コンテンツCONの取得元のアドレス
と、その作成日時と、その受信状態と、当該コンテンツ
CONの第3の記憶部2123における格納位置と、そ
のデータサイズとから構成される。なお、図9(b)の
例では、取得元のアドレスとしてURL(Uniform Resou
rce Locator)が示されているが、WWWサーバ201等
のコンテンツCONの格納位置を一意に特定できる情報
であれば、どのような情報でも構わない。
【0078】以上の構成のWWWブラウザ217の詳細
な動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
【0079】まず、ユーザは、WWWサーバ201から
コンテンツCONを取得したい場合、入力装置22を操
作して、その格納場所(典型的にはURL)を入力す
る。これに応答して、入力装置22は、入力情報を生成
する。入力情報は、入力制御部214およびアプリケー
ション制御部215を通じて、WWWブラウザ217に
送信される。
【0080】WWWブラウザ217において、入力判定
部2171は、入力情報の内容を判定する。その判定結
果が、テーブルTを作成あるいは更新するための要求で
ある場合には、それをテーブル構成部2176に与え
る。これに応答して、テーブル構成部2176は、上述
したように、第2の記憶部2122内のテーブルTを作
成あるいは更新するための処理を実行する。
【0081】また、入力判定部2171は、その判定結
果がコンテンツCONの取得要求である場合には、それ
を送受信/監視部2172に与える。
【0082】送受信/監視部2172は、受け取った取
得要求をデータD1 として、通信制御部218を介して
チャネルCODEC25に与える。その後、取得要求
は、移動体通信端末装置15から外部に送信され、無線
回線、有線回線およびインターネット2を通じてWWW
サーバ201により受信される。
【0083】WWWサーバ201は、取得要求により指
定されたコンテンツCONを内部の記憶装置から読み出
す。読み出されたコンテンツCONは、インターネット
2、有線回線および無線回線を通じて移動体通信端末装
置15に送信されてくる。
【0084】その後、送受信/監視部2172は、WW
Wサーバ201からのコンテンツCONを受信して(ス
テップS101)、第4の記憶部2124の管理情報M
Iを参照して、コンテンツCONを受信した部分から順
次、第3の記憶部2123に格納する。
【0085】ステップS101で注意を要するのは、送
受信/監視部2172は、コンテンツCONをパケット
単位で受け取るので、受信したパケットを分解して、コ
ンテンツCONの一部分をバッファとしての第3の記憶
部2123に格納していく。
【0086】また、送受信/監視部2172は、コンテ
ンツCONの受信状態を監視しており、その受信状態を
含む管理情報MIを作成して、第4の記憶部2124に
格納する(ステップS102)。この管理情報MIは、
コンテンツCONの受信状態が変化すると更新される。
【0087】本実施形態では、送受信/監視部2172
は、ユーザが指定したコンテンツCONの受信を完了し
ている場合には、図9(b)に示すように、その旨を受
信状態として含む管理情報MIを作成する。
【0088】また、送受信/監視部2172は、上述の
最大受信サイズ超過を理由として、ユーザが指定したコ
ンテンツCONの受信を完了していない場合には、その
旨を受信状態として含む管理情報MIを作成する。
【0089】また、送受信/監視部2172は、上述の
サーバによる中断、回線不良による中断、ユーザによる
中断、またはメモリ不足による中断を理由として、ユー
ザが指定したコンテンツCONの受信を完了していない
場合にも、その旨を受信状態として含む管理情報MIを
作成する。
【0090】また、送受信/監視部2172は、ユーザ
が指定したコンテンツCONを現在受信中である場合に
は、その旨を受信状態として含む管理情報MIを作成す
る。
【0091】送受信/監視部2172は、管理情報MI
を作成または更新する度に、表示データ作成部2173
にその旨を通知する。
【0092】表示データ作成部2173は、送受信/監
視部2172の通知に応答して、管理情報MIを参照し
て、現在表示すべきコンテンツCONの格納領域を特定
する。その後、表示データ作成部2173は、特定した
領域に格納されているコンテンツCONに基づいて、表
示装置211に表示すべきデータDDIS を作成する(ス
テップS103)。作成された表示データDDIS は第5
の記憶部2125に格納される。
【0093】表示データ作成部2173は、表示データ
DIS を作成する度に、告知データ決定部2174にそ
の旨を通知する。
【0094】告知データ決定部2174は、表示データ
作成部2173の通知に応答して、管理情報MIを参照
する。より具体的には、告知データ決定部2174は、
表示データDDIS の基となったコンテンツCONの受信
状態を取得する(ステップS104)。
【0095】次に、告知データ決定部2174は、第2
の記憶部2212のテーブルT(図8参照)にアクセス
して、ステップS104で取得した受信状態と同じ組の
表示/非表示の情報を参照する。そして、告知データ決
定部2174は、参照中の情報が「表示する」を示して
いるか否かを判断する(ステップS105)。
【0096】告知データ決定部2174は、参照中の情
報が「表示しない」を示している場合には、その旨をデ
ータ転送部2175に通知する。
【0097】データ転送部2175は、告知データ決定
部2174の通知に応答して、第5の記憶部2125か
ら表示データDDIS を読み出して、アプリケーション制
御部215に転送する(ステップS1014)。表示デ
ータDDIS は、アプリケーション制御部215および表
示制御部2210を通じて、表示装置211に与えられ
る。
【0098】表示装置211は、今回参照された情報が
「表示しない」を示している場合には、表示データD
DIS をそのまま画面上に表示する。
【0099】一方、ステップS105において、告知デ
ータ決定部2174は、参照中の情報が「表示する」を
示している場合には、テーブルTにおいて同じ組の表示
形式の情報を参照する。
【0100】次に、告知データ決定部2174は、参照
中の表示形式の情報が「表示データDDIS の先頭」を示
しているか否かを判断する(ステップS106)。
【0101】告知データ決定部2174は、今回参照し
た表示形式の情報が「表示データD DIS の先頭」を示し
ている場合には、同じ組の告知データDWARNを第2の記
憶部2122から取り出す。
【0102】次に、告知データ決定部2174は、取り
出した告知データDWARNが表示データDDIS の先頭部分
に表示されるように、当該告知データDWARNを第5の記
憶部2125に格納する(ステップS107)。その
後、告知データ決定部2174は、告知データDWARN
格納した旨をデータ転送部2175に通知する。
【0103】この通知に応答して、データ転送部217
5は、告知データDWARNが追加された表示データDDIS
を第5の記憶部2125から読み出して、アプリケーシ
ョン制御部215に転送する(ステップS1014)。
【0104】その結果、表示装置211は、図11に示
すように、表示データDDIS (コンテンツCON)の先
頭に告知データDWARN(受信状態)を表示し、その後
に、表示データDDIS を表示する。
【0105】ここで、告知データDWARNに基づく表示色
と、表示データDDIS に基づく表示色とを違う色に選べ
ば、ユーザに分かりやすく受信状態を告知することがで
きるのでより好ましい。また、告知データDWARNの表示
エリアと、表示データDDIS の表示エリアとの間を空け
ることによっても、ユーザにより分かりやすく受信状態
を告知することができるのでより好ましい。
【0106】一方、ステップS106において、告知デ
ータ決定部2174は、参照中の表示形式の情報が「先
頭」を示していない場合には、それが「表示データD
DIS の最後」を示しているか否かを判断する(ステップ
S108)。
【0107】告知データ決定部2174は、今回参照し
た表示形式の情報が「表示データD DIS の最後」を示し
ている場合には、当該表示形式に従って、同じ組の告知
データDWARNを第5の記憶部2125に格納する(ステ
ップS109)。
【0108】その後、データ転送部2175は、上述と
同様に、告知データDWARNが追加された表示データD
DIS を、アプリケーション制御部215に転送する(ス
テップS1014)。
【0109】その結果、表示装置211は、図7に示す
ように、まず、転送されてきた表示データDDIS (コン
テンツCON)を表示し、その後に告知データDWARN
表示する。
【0110】一方、ステップS108において、告知デ
ータ決定部2174は、参照中の表示形式の情報が「最
後」を示していない場合には、それが「ポップアップウ
ィンドウ」を示しているか否かを判断する(ステップS
1010)。
【0111】告知データ決定部2174は、「ポップア
ップウィンドウ」を示している場合には、当該表示形式
に従って、同じ組の告知データDWARNを第5の記憶部2
125に格納する(ステップS1011)。
【0112】その後、データ転送部2175は、上述と
同様に、告知データDWARNが追加された表示データD
DIS を、アプリケーション制御部215に転送する(ス
テップS1014)。
【0113】その結果、表示装置211は、図6(b)
に示すように、転送されてきた表示データDDIS (コン
テンツCON)を表示し、その上にポップアップウィン
ドウとしての告知データDWARNを表示する。
【0114】一方、ステップS1010において、告知
データ決定部2174は、参照中の表示形式の情報が
「ポップアップウィンドウ」を示していない場合には、
それが「アイコン」を示しているか否かを判断する(ス
テップS1012)。
【0115】告知データ決定部2174は、「アイコ
ン」を示している場合には、当該表示形式に従って、同
じ組の告知データDWARNを第5の記憶部2125に格納
する(ステップS1013)。
【0116】その後、データ転送部2175は、上述と
同様に、告知データDWARNが追加された表示データD
DIS を、アプリケーション制御部215に転送する(ス
テップS1014)。
【0117】その結果、表示装置211は、図6(a)
に示すように、転送されてきた表示データDDIS (コン
テンツCON)を表示し、さらに、告知データDWARN
基づいてアイコンを表示する。
【0118】以上のように、本実施形態によれば、移動
体通信端末装置15は、コンテンツCONの受信状態に
応じて、告知データDWARNの表示形式を変更する。より
具体的には、コンテンツCONの受信中または受信完了
後には、告知データDWARNはその先頭部分または最後部
分に表示される。したがって、告知データDWARNは、コ
ンテンツCONを隠すことなく表示されるので、ユーザ
のブラウジングを妨げない。このように、本実施形態に
よれば、画面の小さい移動体通信端末装置15にとって
好適な告知処理を実現することができる。
【0119】また、コンテンツCONの受信が中断した
場合には、表示データDDIS を表示する必要性が相対的
に低くなるので、告知データDWARNはポップアップウィ
ンドウとして表示される。これによって、移動体通信端
末装置15は、ユーザに分かりやすい様に、受信状態を
告知することができる。
【0120】また、移動体通信端末装置15がアイコン
により受信状態をユーザに告知することにより、コンテ
ンツCONは告知データDWARNの裏側に隠れなくなり、
さらには、単にアイコンを表示させるだけであるから、
告知データDWARNのデータサイズを小さくすることがで
きる。
【0121】なお、以上の実施形態では、WWWブラウ
ザ217は、コンテンツCONの受信状態を告知すると
して説明した。しかし、コンテンツCONに限らず、サ
ーバから画像データ、動画データまたは音声データを受
信する場合であっても、上述と同様の告知処理によっ
て、各データの受信状態を告知することができる。
【0122】また、以上の実施形態において、テーブル
Tは基礎データBDの部分集合であった。つまり、テー
ブルTには、基礎データBDのユニットレコードURが
重複して格納される。そのため、例えば、テーブルTに
は、基礎データBDから選択された受信状態だけを登録
する方が、RAM212の使用容量を減らすという観点
からより好ましい。
【0123】また、以上の実施形態では、WWWブラウ
ザ217が告知処理を行うとして説明した。しかし、W
WWブラウザ217に限らず、デジタルネットワークを
通じて外部のサーバとデータ通信を行うようなアプリケ
ーション(例えば、メーラ)であれば、上述の告知処理
を行うことが可能である。
【0124】また、以上の実施形態では、告知データ決
定部2174は、表示データ作成部2173の通知があ
る度に、つまり、送受信/監視部2172がコンテンツ
CONを構成するデータD2 を受信する度に、受信状態
の表示形式を決定していた。しかし、これに限らず、告
知データ決定部2174は、コンテンツCONの受信開
始直後にのみ、受信状態の表示形式を決定してもよい。
この時、表示装置211には、コンテンツCONの受信
開始直後にのみ、受信状態を表示する。
【0125】次に、図12を参照して、本発明の第2の
実施形態について説明する。図12において、WWWブ
ラウザ217は、図4のそれと比較すると、送受信/監
視部2172、第3の記憶部2123および第4の記憶
部2124がローカル情報判定部2177、第6の記憶
部2126および第7の記憶部2127に代わる点で相
違する。それ以外に相違点はないので、図12におい
て、図4の構成に相当するものには同一の参照符号を付
し、その説明を省略する。
【0126】第6の記憶部2126は、請求項8におけ
る第1の記憶部に相当しており、いわゆるキャッシュと
して使用される。第6の記憶部2126は、、移動体通
信端末装置15が過去にWWWサーバ201等から取得
したコンテンツCONを、ローカル情報として格納す
る。なお、第6の記憶部2125に格納可能なコンテン
ツCONの個数または合計サイズは制限されており、当
該第6の記憶部2126は、その制限範囲を超えてロー
カル情報を新規格納することはできない。
【0127】第7の記憶部2127は、請求項8におけ
る第2の記憶部に相当しており、第6の記憶部2126
に格納されている各ローカル情報を管理するための管理
情報を格納している。この管理情報の詳細については、
図9(b)の管理情報MIと同様であるので、その説明
を省略する。ここで注意を要するのは、受信状態は、対
応するコンテンツCONがWWWブラウザ217によっ
て受信された時の状態を示す。
【0128】以下、上記構成のWWWブラウザ217の
動作について説明する。入力判定部2171は、コンテ
ンツCONの取得要求を受け取った場合、それをローカ
ル情報選択部2177に与える。
【0129】ローカル情報判定部2177は、入力判定
部2171から取得要求を受け取ると、第7の記憶部2
127の管理情報を参照して、当該取得要求により指定
されたコンテンツCONが第6の記憶部2176に格納
されているか否かを判定する。
【0130】ローカル情報判定部2177は、指定され
たコンテンツCONが第6の記憶部2176に格納され
ている場合には、その旨を表示データ作成部2173に
通知する。
【0131】表示データ作成部2173は、ローカル情
報選択部2177の通知に応答して、管理情報を参照し
て、現在指定されたコンテンツCONの格納領域を特定
する。その後、表示データ作成部2173は、特定した
領域に格納されているコンテンツCONに基づいて、表
示装置211に表示すべきデータDDIS を作成して、第
5の記憶部2125に格納する。これ以降の動作は、第
1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0132】以上のように第2の実施形態に係るWWW
ブラウザ217は、コンテンツCONを取得するための
要求を受け取った時点で、第6の記憶部2126に当該
コンテンツCONが保存されている場合には、当該コン
テンツCONを基に表示データDDIS を作成する。これ
によって、WWWブラウザ217は、WWWサーバ20
1等とデータ通信する必要がなくなるので、指定された
コンテンツCONを短時間で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信端末装置が収容されるデジ
タルネットワークDNの大略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】図1の移動体通信端末装置15,16のハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図3】図2のアプリケーション部21の機能ブロック
構成を示す図である。
【図4】図3のWWWブラウザ217の第1の機能ブロ
ック構成を示す図である。
【図5】図4の第1の記憶部2121に格納される基礎
データBDの一例を示す図である。
【図6】図5に示す「アイコン」および「ポップアップ
ウィンドウ」を説明するための図である。
【図7】図5に示す告知データDWARN1 の表示形式を説
明するための図である。
【図8】図4の第2の記憶部2122に格納されるテー
ブルTの一例を示す図である。
【図9】図4の第3の記憶部2123に格納されるコン
テンツCONおよび第4の記憶部2124に格納される
管理情報MIの一例を示す図である。
【図10】図4に示すWWWブラウザ217の処理手順
を示すフローチャートである。
【図11】移動体通信端末装置15の表示画面の例を示
す図である。
【図12】図3のWWWブラウザ217の第2の機能ブ
ロック構成を示す図である。
【符号の説明】
DN…デジタルネットワーク 201,202…WWWサーバ 15,16…移動体通信端末装置 21…アプリケーション部 211…表示装置 217…WWWブラウザ 2171…入力判定部 2172…送受信/監視部 2173…表示データ作成部 2174…告知データ決定部 2175…データ転送部 2176…ローカル情報判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 浩美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石垣 純二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルネットワークを通じて外部のサ
    ーバとデータ通信を行って、受信したデータを外部に出
    力する移動体通信端末装置であって、 前記サーバから送信されてきたデータを受信する受信部
    と、 前記受信部の受信データを記憶する第1の記憶部と、 前記データの受信状態を少なくとも含む管理情報を記憶
    する第2の記憶部と、 前記第1の記憶部内の受信データに基づいて、外部に出
    力するための出力データを作成する作成部と、 前記受信状態をユーザに告知するために、当該受信状態
    の出力形式を前記管理情報内の状態に基づいて決定する
    決定部と、 前記判定部が決定した形式で前記受信状態を出力すると
    ともに、前記作成部が作成した出力データを出力する出
    力部とを備える、移動体通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記決定部は、前記受信状態を前記出力
    データの所定の部分に付加すると決定する、請求項1に
    記載の移動体通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の部分は、前記出力データの先
    頭部分である、請求項2に記載の移動体通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の部分は、前記出力データの末
    尾部分である、請求項2に記載の移動体通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記出力部は表示部を含み、 前記決定部は、前記受信状態をアイコンとして前記表示
    部に表示すると決定する、請求項1に記載の移動体通信
    端末装置。
  6. 【請求項6】 前記出力部は表示部を含み、 前記決定部は、前記受信状態をポップアップウィンドウ
    として前記表示部に表示すると決定する、請求項1に記
    載の移動体通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記決定部は、前記サーバからデータを
    受信した直後にのみ、前記受信状態の出力形式を決定す
    る、請求項1に記載の移動体通信端末装置。
  8. 【請求項8】 デジタルネットワークを通じて外部のサ
    ーバとデータ通信を行って、受信したデータを外部に出
    力する移動体通信端末装置であって、 過去に出力したデータをローカル情報として格納する第
    1の記憶部と、 前記過去に出力されたデータの受信状態を少なくとも含
    む管理情報を記憶する第2の記憶部と、 外部から取得要求があると、前記管理情報を参照して、
    当該取得要求されたデータがローカル情報として前記第
    1の記憶部に格納されているか否かを判定するローカル
    情報判定部と、 前記ローカル情報判定部が前記第1の記憶部に格納され
    ていると判断した場合に、前記第1の記憶部内のローカ
    ル情報に基づいて、外部に出力するための出力データを
    作成する作成部と、 前記受信状態をユーザに告知するために、当該受信状態
    の出力形式を前記管理情報内の状態に基づいて決定する
    決定部と、 前記判定部が決定した形式で前記受信状態を出力すると
    ともに、前記作成部が作成した出力データを出力する出
    力部とを備える、移動体通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記決定部は、前記受信状態を前記出力
    データの所定の部分に付加すると決定する、請求項8に
    記載の移動体通信端末装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の部分は、前記出力データの
    先頭部分である、請求項9に記載の移動体通信端末装
    置。
  11. 【請求項11】 前記所定の部分は、前記出力データの
    末尾部分である、請求項9に記載の移動体通信端末装
    置。
  12. 【請求項12】 前記出力部は表示部を含み、 前記決定部は、前記受信状態をアイコンとして前記表示
    部に表示すると決定する、請求項8に記載の移動体通信
    端末装置。
  13. 【請求項13】 前記出力部は表示部を含み、 前記決定部は、前記受信状態をポップアップウィンドウ
    として前記表示部に表示すると決定する、請求項8に記
    載の移動体通信端末装置。
  14. 【請求項14】 前記決定部は、前記サーバからデータ
    を受信した直後にのみ、前記受信状態の出力形式を決定
    する、請求項8に記載の移動体通信端末装置。
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