JP2001027186A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

Info

Publication number
JP2001027186A
JP2001027186A JP11201146A JP20114699A JP2001027186A JP 2001027186 A JP2001027186 A JP 2001027186A JP 11201146 A JP11201146 A JP 11201146A JP 20114699 A JP20114699 A JP 20114699A JP 2001027186 A JP2001027186 A JP 2001027186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
discharge
back pressure
vane
side back
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11201146A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
Toshiya Kato
豪哉 加藤
Hideji Takagi
秀司 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP11201146A priority Critical patent/JP2001027186A/ja
Publication of JP2001027186A publication Critical patent/JP2001027186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの吐出ポートからの吐出油を要求圧力の
異なる2つの油路へ供給するものにおいて、隣合う背圧
溝を十分な角度幅を有するシール部を介して離間させ、
シール部を通過する際に、背圧溝からベーンに加えられ
る押付け力が一時的に喪失されても、カムリング内面か
らのベーンの離間を防止し、高圧側から低圧側への圧油
の漏洩を防止する。 【解決手段】 第1及び第2の吐出側背圧溝32A、3
2Bとこれら吐出側背圧溝32A、32Bにロータ回転
方向に隣接する第1及び第2の吸入側背圧溝31A、3
1Bとをそれぞれ所定の角度幅を有するシール部35、
36を介して離間させ、これらシール部35、36に対
応するカムリング14の内面に、カムリフトがほとんど
変化しないベーン離間防止部40を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力舵取装置の油
圧源として用いられるベーンポンプに関し、特に、2つ
の吐出行程からの吐出油を要求圧力の異なる油路にそれ
ぞれ供給するに適したベーンポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ベーンポンプとして、互いに対向
する一対の吸入ポート、および一対の吐出ポートをもつ
圧力平衡形ベーンポンプが知られている。
【0003】この種のベーンポンプにおいては、実公昭
61−24713号公報に記載されているように、2つ
の吐出ポートから吐出された吐出油が圧力室で合流さ
れ、この圧力室より送出口を経て油圧機器に圧送される
ようになっている。そして圧力室に吐出された吐出油が
背圧溝に導入されてベーンの内端部に作用され、ベーン
を油圧力によってカムリングのカム内面に押圧するよう
になっている。
【0004】ところで、前記背圧溝は、低温時における
ベーンのカムリング内面への追従作用を効果的に行い得
るように、前記一対の吸入ポート、および一対の吐出ポ
ートにそれぞれ対応するように、互いに独立した4つの
弧状の背圧溝にて構成され、隣合う2つの背圧溝を絞り
効果を有する連通溝を介して互いに連通させ、吸入側の
背圧溝側に前記圧力室より吐出油を導入するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成のベーンポンプにおいて、2つの吐出ポートからの吐
出油を要求圧力の異なる2つの油路へ供給するように使
用する場合、隣合う背圧溝の一方には高圧油が、他方に
は低圧油が導入されることになるので、高圧側の吐出ポ
ートの圧油が低圧側の吐出ポートに対応する背圧溝を介
して漏洩してしまい、容積効率が低下する問題がある。
【0006】従って、このようなベーンポンプにあって
は、隣合う背圧溝を十分なシール幅を介して離間させ、
2つの吐出ポート間に圧力差があっても、一方の吐出ポ
ートから他方のポートに圧力が漏洩しないようにする必
要がある。
【0007】しかしながら、このようにすると、ベーン
が背圧溝のシール幅部を通過する際に、背圧溝からベー
ンに加えられる押付け力が一時的に喪失されるようにな
るため、カムリング内面からのベーンの離間を生じ、こ
の離間現象によって高圧側のポンプ室より低圧側のポン
プ室に圧力が漏れる新たな問題を生ずるようになる。
【0008】すなわち、2つの吐出側背圧溝の一方に高
圧油が導入され、他方に低圧油が導入されている状態に
おいて、図8のAに示すように、ベーン1が吐出行程を
終了して吸入行程に至る途中においてシール部2に達す
ると、ベーン1は何れの背圧溝3、4とも連通を絶た
れ、背圧溝内の圧力による押付け力がなくなる。そのた
めにベーン1は吸入曲面5に追従することができず、2
点鎖線に示すようにカムリング6の内面から離間する現
象を生じ、上記したような圧油の漏洩が生ずる。
【0009】本発明は、シールのための背圧溝の離間に
より背圧溝からベーンに加えられる押付け力がなくなっ
ても、カムリング内面からのベーンの離間を防止できる
ようにした新規なベーンポンプを提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ハウジングに装着された
カムリングに回転可能に収納されたロータと、このロー
タに形成されたスリット内に放射方向へ摺動可能に収納
された複数のベーンと、前記カムリングの両側部を閉塞
する一対の側壁部材とを有し、これら側壁部材のロータ
と摺接する面に、第1及び第2の吐出ポートと第1及び
第2の吸入ポートを円周上交互にかつ互いに直径方向に
対向して設け、これら第1及び第2の吐出ポートを別個
の送出ポートに接続し、前記スリットの内周側端部に通
じる第1及び第2の吐出側背圧溝及び第1及び第2の吸
入側背圧溝を前記第1及び第2の吐出ポート及び第1及
び第2の吸入ポートのそれぞれ内側に円周方向に互いに
離間して設け、前記第1の吐出側背圧溝と第1の吸入側
背圧溝を第1の連通溝で連通するとともに、前記第2の
吐出側背圧溝と第2の吸入側背圧溝を第2の連通溝で連
通し、これら第1及び第2の吸入側背圧溝に前記第1及
び第2の吐出ポートよりそれぞれポンプ吐出圧を導入す
るように構成したベーンポンプにおいて、前記第1及び
第2の吐出側背圧溝とこれら吐出側背圧溝にロータ回転
方向に隣接する第1及び第2の吸入側背圧溝とをそれぞ
れ所定のシール幅を有するシール部を介して離間させ、
これらシール部に対応する前記カムリングの内面に、カ
ムリフトがほとんど変化しないベーン離間防止部を形成
したことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記ベーン離間
防止部を、前記カムリング内面に形成した吸入カム曲面
部に設けてなるものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記ベーン離間
防止部を、前記カムリング内面に形成した吸入カム曲面
部の始端部に設け、このベーン離間防止部に続いて吸入
カム曲面部を形成してなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1から図4にしたがって説明する。10はフロントハウ
ジングを示し、このフロントハウジング10には凹所1
1が形成されており、この凹所11を閉塞するようにリ
ヤハウジング12がフロントハウジング10に固着され
ている。
【0014】前記凹所11には、サイドプレート13と
カムリング14が収納されており、カムリング14の一
側にはサイドプレート13が、他側にはリヤハウジング
12のサイド面15がそれぞれ対接している。これらサ
イドプレート13とリヤハウジングサイド面15とが、
カムリング14の両側部を閉塞する側壁部材として機能
する。
【0015】カムリング14の内周には、カム曲線の周
期が180度の基本的に楕円曲面であるカム面16が形
成され、このカムリング14内にロータ17が回転可能
に収納されている。ロータ17は、前記フロントハウジ
ング10およびリヤハウジング12に回転可能に支持さ
れた回転軸18上に取付けられ、この回転軸18は自動
車エンジン等の適宜な駆動手段によって回転駆動される
ようになっている。
【0016】前記ロータ17には、円周上等角度間隔に
複数のスリット19が放射方向に形成されており、各ス
リット19には、前記カム面16に先端面が摺接する複
数のベーン20がそれぞれ摺動可能に収納されている。
スリット19の内周側端部には後述する背圧溝を介して
圧油が導入されるようになっており、この圧油によって
ベーン20がカム面16に押圧される。これらベーン2
0の両端は、サイドプレート13とリヤハウジングサイ
ド面15にそれぞれ摺接可能に対接している。
【0017】これにより、カムリング14のカム面16
とロータ17との間に、隣合うベーン20によって複数
のポンプ室Pが形成され、これらポンプ室Pはロータ1
7の回転により容積変化を生じる。
【0018】前記リヤハウジング12およびサイドプレ
ート13のロータ17と摺接する面には、膨張領域(吸
入領域)のポンプ室Pに対応して第1および第2の吸入
ポート21A、21Bが、また圧縮領域(吐出領域)の
ポンプ室Pに対応して第1および第2の吐出ポート22
A、22Bが、それぞれ直径方向に対向する位置に形成
されている。
【0019】前記第1および第2の吐出ポート22A、
22Bは、第1および第2の吐出通路23、24を介し
て第1および第2の送出口25、26に接続され、これ
ら第1および第2の送出口25、26は要求圧力の異な
る別々の油路にそれぞれ接続されるようになっている。
第1および第2の吐出通路23、24の途中には、公知
の流量制御弁27、28がそれぞれ設けられ、これら流
量制御弁27、28によって前記第1および第2の送出
口25、26に送出する流量を一定に制御するようにな
っている。
【0020】また、前記第1および第2の吸入ポート2
1A、22Bは、共通の吸入通路29を介して図略のリ
ザーバに接続されている。また、前記リヤハウジング1
2およびサイドプレート13のロータ17と摺接する面
には、前記第1および第2の吸入ポート21A、21
B、ならびに第1および第2の吐出ポート22A、22
Bの半径方向内方において、前記ベーン20を収納した
スリット19の内周側端部に通じる4つの背圧溝31
A、31Bおよび32A、32Bが、ロータ17と同軸
的に、かつ前記吸入ポート21A、21Bおよび吐出ポ
ート22A、22Bに対応するように円周方向に互いに
離間して凹設されている。
【0021】前記第1の吸入側背圧溝31Aは、ロータ
17の回転方向(図1の矢印方向)側に隣接する第1の
吐出側背圧溝32Aに、絞り効果を有する第1連通溝3
3を介して互いに連通され、同様に、第2の吸入側背圧
溝31Bは、ロータ17の回転方向側に隣接する第2の
吐出側背圧溝32Bに、絞り効果を有する第2連通溝3
4を介して互いに連通されている。
【0022】しかるに、前記第1および第2の吐出側背
圧溝32A、32Bは、ロータ17の回転方向側に隣接
する第2および第1の吸入側背圧溝31B、31Aと、
十分なシール幅をもつシール部35、36を有して離間
されている。かかるシール部35、36は、隣合う背圧
溝32Aと31B及び32Bと31Aに圧力差がある状
態においても互いに連通することがないように、ベーン
20の板厚より十分に大きな幅を有し、角度幅θにして
ほぼ10度程度のものである。そしてかかる角度幅θの
中間部の延長線上に前記吸入ポート21A、21Bの端
部が対応するようになっている。
【0023】前記第1の吸入ポート21Aに対応する第
1の吸入側背圧溝31Aは、図略の導入通路を介して第
1の吐出通路23に連通され、また第2の吸入ポート2
1Bに対応する第2の吸入側背圧溝32Bは、図略の導
入通路を介して第2の吐出通路24に連通されている。
【0024】上記した構成により、第1および第2の吸
入側背圧溝31A、31Bには、第1および第2の吐出
通路23、24より前記導入通路を介してそれぞれ吐出
油が導入されるとともに、これら吐出油は第1および第
2連通溝33、34を介して第1および第2の吐出側背
圧溝32A、32Bにそれぞれ導入される。
【0025】図5は前記カムリング14のカム面16の
半周部の展開図を示すもので、このカム面16は、基本
的に、吸入カム曲面部16Aと予圧縮カム曲面部16B
と、吐出カム曲面部16Cとからなっており、吸入カム
曲面部16Aの始端部及び吐出カム曲面部16Cの終端
部は、別の半周部の吐出カム曲面部の終端部及び吸入カ
ム曲面部の始端部に真円部16D、16Eを介して接続
されている。なお、図中矢印はロータ17の回転方向を
示す。
【0026】前記シール部35、36に対応する吸入カ
ム曲面部16Aには、カムリフトがほとんど変化しない
ベーン離間防止部40が設けられ、シール部35、36
に対応するベーン20が油圧力による押出しがなくなっ
ても、ベーン20がカム内面16から離間しないように
なっている。
【0027】上記のように構成された本実施の形態にお
ける作用を、図5を参照しながら説明する。自動車エン
ジン等によってロータ17が矢印方向に回転されると、
膨張行程をなすポンプ室Pに第1及び第2の吸入ポート
21A、21Bより作動油が吸入され、圧縮行程をなす
ポンプ室Pより第1及び第2の吐出ポート22A、22
Bに作動油が吐出される。第1の吐出ポート22Aより
吐出された作動油は第1の吐出通路23中に設けた流量
制御弁27によって所定流量に制御され、第1の送出ポ
ート25を介して図略の第1の圧力作用部に送出され
る。また第2の吐出ポート22Bより吐出された作動油
は第2の吐出通路24中に設けた流量制御弁28によっ
て所定流量に制御され、第2の送出ポート26を介して
図略の第2の圧力作用部に送出される。
【0028】また、前記第1の吐出ポート22Aより吐
出された作動油は、図略の導入通路を介して第1の吸入
側背圧溝31Aに導入され、さらに第1連通溝33を介
して第1の吐出側背圧溝32Aに導入される。これによ
り、第1の吸入側及び吐出側背圧溝31A、32Aに対
応するスリット19の内周側端部に圧油が導入され、ベ
ーン20をカム内面16に向けて押圧する。同様に、前
記第2の吐出ポート22Bより吐出された作動油は、図
略の導入通路を介して第2の吸入側背圧溝31Bに導入
されるとともに、第2連通溝34を介して第2の吐出側
背圧溝32Bに導入される。これにより、第2の吸入側
及び吐出側背圧溝31B、32Bに対応するスリット1
9の内周側端部より圧油が導入され、ベーン20をカム
内面16に向けて押圧する。
【0029】従って、ポンプ始動時においては、圧縮行
程にあるベーン20が吐出カム曲線16Cによって押し
下げられると、吐出側背圧溝32A、32Bに圧油が押
し出され、これが連通溝33、34を介して吸入側背圧
溝31A、31Bに流動されるため、膨張行程にあるベ
ーン20が吸入カム曲線16Aに向かって押し上げられ
る。これにより膨張行程にあるベーン20の飛び出しが
助長され、ポンプ作用が早期に実行される。
【0030】ところで、本実施の形態においては、2つ
の吐出ポート22A、22Bから吐出された圧油が要求
圧力の異なる別個の油路に図略の制御弁を介して供給さ
れるようになっていて、2つの吐出ポート22A、22
Bから吐出された吐出油の圧力に差異を生ずるものであ
る。このために、2組の吐出領域の間で圧油を漏洩させ
ないように、吐出側背圧溝32A、32Bが隣り合う吸
入側背圧溝31A、31Bと所定のシール幅をもつシー
ル部35、36を介して離間されている。
【0031】従って、図5、図6に示すように、ベーン
20がこのシール部35、36を通過する際に、当該ベ
ーン20を収納したスリット19は何れの背圧溝とも連
通しない状態が生じ、ベーン20をカム内面16に押付
ける油圧力が一時的に喪失する。
【0032】しかしながら、本実施の形態においては、
ベーン20がシール部35、36を通過する際は、ベー
ン20はカムリフトがほとんど変化しないベーン離間防
止部40に対応しているので、例えベーン20をカム内
面16に押付ける油圧力が一時的に喪失しても、ベーン
20がカムリング14の内面から離間することがない。
このために、カム内面16からのベーン20の離間によ
る高圧側ポンプ室Pから低圧側ポンプ室Pへの圧油の漏
洩を防止できる。これにより、吐出側のポンプ室Pから
吸入側のポンプ室Pへの圧油の漏洩を防止でき、2組の
吐出領域の間での圧油の漏洩を防止できるようになる
【0033】次に、他の実施の形態について、図7に基
づいて説明する。上記した実施の形態においては、ベー
ン離間防止部40をカムリング14の吸入曲線部16A
に設けた例について説明したが、この実施の形態におい
ては、吸入曲面部16Aの始端部を所定角度θ1だけ遅
らせ、この吸入曲面部16Aの始端部とカムリング14
の真円部16Dとをカムリフトが緩やかに変化するベー
ン離間防止部140によって接続した点を異にしてい
る。
【0034】なお、上記した各実施の形態におけるベー
ン離間防止部40、140は、厳密な意味でロータ回転
中心を中心とした円弧である必要はなく、図7に示すよ
うに緩やかな勾配をもつものであってもよい。要はシー
ル部35、36において、背圧溝からベーン20への流
体押付け力がなくなっても、ベーン20がカムリング1
4の内面から離間しないように、カムリフトがほとんど
変化しない領域を設けたことに意味がある。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように本発明においては、
吐出側背圧溝と吸入側背圧溝を所定のシール幅をもつシ
ール部を介して離間させ、2組の吐出領域の間で圧力が
漏洩しないようにしたので、2つの吐出ポートからの吐
出油を要求圧力の異なる2つの油路へ供給するものにお
いても、容積効率を低下させない効果が奏せられる。
【0036】また、背圧溝のシール部に対応するカムリ
ングの内面に、カムリフトがほとんど変化しないベーン
離間防止部を形成したので、シール部においてベーンへ
の圧油の押付け力が喪失しても、ベーンがカム内面から
離間することがなく、隣接するポンプ室P間での圧力の
漏洩を防止できる効果も併せて奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るベーンポンプ
の全体断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る、サイドプレ
ートの平面図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】本発明の作動態様を示す作動説明図である。
【図6】作動態様の詳細を示す図5の部分拡大図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図6に相応す
る図である。
【図8】従来のベーンポンプの作動態様を示す作動説明
図である。
【符号の説明】
10 フロントハウジング 11 凹所 12 リヤハウジング(側壁部材) 13 サイドプレート(側壁部材) 14 カムリング 16 カム内面 17 ロータ 18 回転軸 19 スリット 20 ベーン 21A、21B 吸入ポート 22A、22B 吐出ポート 23、24 吐出通路 25、26 送出口 27、28 流量制御弁 29 吸入通路 31A、31B 吸入側背圧溝 32A、32B 吐出側背圧溝 35、36 シール部 40 ベーン離間防止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに装着されたカムリングに回
    転可能に収納されたロータと、このロータに形成された
    スリット内に放射方向へ摺動可能に収納された複数のベ
    ーンと、前記カムリングの両側部を閉塞する一対の側壁
    部材とを有し、これら側壁部材のロータと摺接する面
    に、第1及び第2の吐出ポートと第1及び第2の吸入ポ
    ートを円周上交互にかつ互いに直径方向に対向して設
    け、これら第1及び第2の吐出ポートを別個の送出ポー
    トに接続し、前記スリットの内周側端部に通じる第1及
    び第2の吐出側背圧溝及び第1及び第2の吸入側背圧溝
    を前記第1及び第2の吐出ポート及び第1及び第2の吸
    入ポートのそれぞれ内側に円周方向に互いに離間して設
    け、前記第1の吐出側背圧溝と第1の吸入側背圧溝を第
    1の連通溝で連通するとともに、前記第2の吐出側背圧
    溝と第2の吸入側背圧溝を第2の連通溝で連通し、これ
    ら第1及び第2の吸入側背圧溝に前記第1及び第2の吐
    出ポートよりそれぞれポンプ吐出圧を導入するように構
    成したベーンポンプにおいて、前記第1及び第2の吐出
    側背圧溝とこれら吐出側背圧溝にロータ回転方向に隣接
    する第1及び第2の吸入側背圧溝とをそれぞれ所定のシ
    ール幅を有するシール部を介して離間させ、これらシー
    ル部に対応する前記カムリングの内面に、カムリフトが
    ほとんど変化しないベーン離間防止部を形成したことを
    特徴とするベーンポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ベーン離間防止部を、前記カムリン
    グ内面に形成した吸入カム曲面部に設けてなる請求項1
    に記載のベーンポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ベーン離間防止部を、前記カムリン
    グ内面に形成した吸入カム曲面部の始端部に設け、この
    ベーン離間防止部に続いて吸入カム曲面部を形成してな
    る請求項1に記載のベーンポンプ。
JP11201146A 1999-07-15 1999-07-15 ベーンポンプ Pending JP2001027186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11201146A JP2001027186A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 ベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11201146A JP2001027186A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 ベーンポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001027186A true JP2001027186A (ja) 2001-01-30

Family

ID=16436167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11201146A Pending JP2001027186A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 ベーンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001027186A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017082749A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
JP2017082750A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置、油圧装置
JP2017110569A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
US20170175739A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-22 Showa Corporation Vane pump device
CN106884791A (zh) * 2015-12-16 2017-06-23 株式会社昭和 叶片泵装置
US20170184103A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-29 Showa Corporation Vane pump device
JP2017115840A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
CN106917746A (zh) * 2015-12-25 2017-07-04 株式会社昭和 叶片泵装置
CN107061263A (zh) * 2015-12-25 2017-08-18 株式会社昭和 叶片泵装置
CN107237748A (zh) * 2016-03-28 2017-10-10 株式会社捷太格特 叶片泵
WO2018194042A1 (ja) * 2017-04-22 2018-10-25 株式会社不二越 ベーンポンプ
US10550840B2 (en) 2015-12-17 2020-02-04 Showa Corporation Vane pump device
US10584703B2 (en) 2015-12-25 2020-03-10 Showa Corporation Vane pump device for controlling fluid supplied to vane grooves
WO2020059559A1 (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 Kyb株式会社 ベーンポンプ

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10323635B2 (en) 2015-10-30 2019-06-18 Showa Corporation Vane pump device and hydraulic apparatus
JP2017082750A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置、油圧装置
JP2017082749A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
JP2017110569A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
US20170175739A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-22 Showa Corporation Vane pump device
CN106884791A (zh) * 2015-12-16 2017-06-23 株式会社昭和 叶片泵装置
CN106884791B (zh) * 2015-12-16 2020-11-06 株式会社昭和 叶片泵装置
US10731646B2 (en) 2015-12-16 2020-08-04 Showa Corporation Vane pump device having two different discharge amounts
US10550840B2 (en) 2015-12-17 2020-02-04 Showa Corporation Vane pump device
JP2017115840A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社ショーワ ベーンポンプ装置
US10584703B2 (en) 2015-12-25 2020-03-10 Showa Corporation Vane pump device for controlling fluid supplied to vane grooves
US20170184103A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-29 Showa Corporation Vane pump device
CN107061263A (zh) * 2015-12-25 2017-08-18 株式会社昭和 叶片泵装置
US10443598B2 (en) 2015-12-25 2019-10-15 Showa Corporation Vane pump device for controlling force applied to vanes
US10451062B2 (en) 2015-12-25 2019-10-22 Showa Corporation Vane pump device
CN106917746A (zh) * 2015-12-25 2017-07-04 株式会社昭和 叶片泵装置
US10711781B2 (en) 2015-12-25 2020-07-14 Showa Corporation Vane pump device
CN106917745A (zh) * 2015-12-25 2017-07-04 株式会社昭和 叶片泵装置
US10612546B2 (en) * 2015-12-25 2020-04-07 Showa Corporation Vane pump device for accommodating a working fluid
CN107237748A (zh) * 2016-03-28 2017-10-10 株式会社捷太格特 叶片泵
US10451063B2 (en) 2016-03-28 2019-10-22 Jtekt Corporation Vane pump including back pressure grooves
CN110537021A (zh) * 2017-04-22 2019-12-03 株式会社不二越 叶片泵
WO2018194042A1 (ja) * 2017-04-22 2018-10-25 株式会社不二越 ベーンポンプ
CN110537021B (zh) * 2017-04-22 2021-04-30 株式会社不二越 叶片泵
WO2020059559A1 (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 Kyb株式会社 ベーンポンプ
JP2020045808A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 Kyb株式会社 ベーンポンプ
JP7037461B2 (ja) 2018-09-19 2022-03-16 Kyb株式会社 ベーンポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7207783B2 (en) Variable displacement pump
JP2001027186A (ja) ベーンポンプ
US6422845B1 (en) Rotary hydraulic vane pump with improved undervane porting
CA2770324C (en) Balanced pressure, variable displacement, dual lobe, single ring, vane pump
US10054121B2 (en) Vane pump device
US10202977B2 (en) Vane pump device having different discharging pressures
US9644626B2 (en) Vane pump
JP4929471B2 (ja) 可変容量ベーンポンプ
US10302084B2 (en) Supplying pressurized fluid to the vane groove for a vane pump device
WO2014141888A1 (ja) 可変容量型ベーンポンプ
US3762843A (en) Van type rotary hydraulic transducer
US20170122312A1 (en) Vane pump device
US10578102B2 (en) Vane pump device that controls pressure pushing vanes against a cam ring
US10731646B2 (en) Vane pump device having two different discharge amounts
JP3851999B2 (ja) 可変容量形ポンプ
KR20150071902A (ko) 가변 베인 펌프
JP2001263266A (ja) ベーンポンプ
US10662944B2 (en) Vane pump device having multiple discharge pressures
US10655624B2 (en) Vane pump device for controlling deviation of a force applied to the vanes
US10584703B2 (en) Vane pump device for controlling fluid supplied to vane grooves
US20120257962A1 (en) Positive displacement pump
US20170276132A1 (en) Variable displacement vane pump
JPS6136794Y2 (ja)
JP2525602Y2 (ja) ベーンポンプ
JP3759659B2 (ja) ベーンポンプ