JP2001025844A - 複数のフランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法 - Google Patents

複数のフランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法

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JP2001025844A
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Taku Osada
卓 長田
Nobuo Kanamaru
信夫 金丸
Toshiyuki Ochi
敏行 落
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/06Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor for performing particular operations
    • B21J5/08Upsetting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸状鍛造品のフランジの間に挟まれた中間割
金型をフランジから容易に取外すことを可能ならしめる
型入鍛造方法を提供する。 【解決手段】 中間割金型2を用いて、フリー鍛造で鍛
造した軸状の一次鍛造材10から、軸部21と中間フラ
ンジ22と端部フランジ23とからる軸状鍛造品20を
型入鍛造し、そして中間フランジ22と端部フランジ2
3との間に挟まれた中間割金型2を脱型するに際して、
型入鍛造に用いた鍛造プレスにより圧下用金具4,4を
介して中間割金型2の上面に圧下力を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のフランジを有
する軸状鍛造品の型入鍛造方法の改善に係り、特にフラ
ンジの間に挟まれた中間割金型を軸状鍛造品のフランジ
の間から容易に脱型し得るようにした複数のフランジを
有する軸状鍛造品の型入鍛造方法の技術分野に属するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、複数のフランジを有する
大型の軸状鍛造品は鍛造により形成されるが、このよう
な軸状鍛造品にはコスト低減のためにプレス工数の短
縮、素材の歩留りの向上および寸法精度の向上等が要求
される。このような要求を満たすようにするための鍛造
方法としては型入鍛造方法がある。両端にフランジを有
する軸等の型入鍛造方法としては、例えば特開昭56−
71551号公報において開示されてなるものが公知で
ある。
【0003】上記従来例1に係る「両端にフランジを有
する軸等の型入鍛造方法」は、軸部の各端にフランジを
持つ一次鍛造材を出発素材とし、傾斜内周面を持つ外金
型内に一致する傾斜外周面を持つ内金型(この内金型は
二つ割りになっている。)を組合わせた金型の中心に前
記一次鍛造材を縦向きに据え、その上位となる大径部を
傾斜面により閉合する内金型の間および必要に応じて併
用する上金敷との間に据え込みあるいは型打ちによりフ
ランジに形成する型入鍛造作業を半成素材の反転により
2段階に分けて行うようにしたものである。
【0004】上記従来例1に係る型入鍛造方法によれ
ば、軸状鍛造品の寸法精度や素材の歩留りの向上に大い
に寄与することができる。しかしながら、一方のフラン
ジを形成した後、他方のフランジを形成する場合に反転
する必要がある。また、2段階形成であるため、金型準
備作業、素材セット作業、形成作業、脱型作業を2回繰
返さなければならず、二つのフランジが形成されるまで
に長時間を要し、1回の加熱では不十分となるから、2
回の加熱を要し、軸状鍛造品の鍛造コストが嵩むという
経済上の問題がある。
【0005】そこで、本願出願人は特開昭61−173
38号公報や特開昭61−17341号公報において、
上記従来例1に係る上記のような問題を解決し得るよう
にした型入鍛造方法を提案した。この従来例2に係る型
入鍛造方法は、割金型に二つのフランジを形成させるフ
ランジ形成部と、二つのフランジの間の軸部を形成させ
る軸形成部とを形成し、これらを同時に形成し得るよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例2に係る型
入鍛造方法によれば、軸状鍛造品の寸法精度や素材の歩
留りの向上に寄与することができ、そして二つのフラン
ジを同時に形成することができるので上記従来例1より
も優れている。しかしながら、二つのフランジの間に生
じる摩擦力等により中間割金型が拘束されるため、この
中間割金型を軸状鍛造品のフランジの間から取外すため
に垂直方向に作動する油圧機器等が必要になる。従っ
て、複数のフランジを持つ軸状鍛造品の鍛造コストのさ
らなる低減にとって好ましくない。勿論、フランジの側
面に勾配を設ければ、中間割金型が容易に外れるため油
圧機器等は不要になるが、通常二つのフランジの側面は
互いに平行であるため、加工代が増えることとなり素材
の歩留りの低下を来すこととなるので、採用することが
できない。
【0007】従って、本発明の目的は、油圧機器等を用
いるまでもなく、フランジの形成終了後にフランジの間
に挟まれた中間割金型を容易に取外すことができ、しか
も少ないプレス工数で軸状鍛造品を鍛造することを可能
ならしめる複数のフランジを有する軸状鍛造品の型入鍛
造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る複数のフランジを有する軸
状鍛造品の型入鍛造方法の要旨は、素材から複数のフラ
ンジを有する軸状鍛造品を着脱自在な外金型で拘束され
る中間割金型を用いて型入鍛造した後、前記軸状鍛造品
のフランジの間に挟まれた中間割金型を脱型するに際し
て、前記中間割金型の組合わせ線から外れた位置の上面
に圧下用金具を載置し、型入鍛造に用いた鍛造プレスに
より前記圧下用金具に圧下力を加えることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の請求項2に係る複数のフラ
ンジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法の要旨は、素材
から複数のフランジを有する軸状鍛造品を、着脱自在な
外金型で拘束され、少なくとも一方の相対する側の合わ
せ面に傾斜溝を有し、組合わされた状態においては上側
が大寸で下側になるにつれて小寸となる縦穴が形成され
る中間割金型を用いて型入鍛造した後、前記軸状鍛造品
のフランジの間に挟まれた中間割金型を脱型するに際し
て、前記縦穴に、一端側に傾斜面部を有する圧下用金具
の前記傾斜面部側を嵌合して立設し、型入鍛造に用いた
鍛造プレスにより前記圧下用金具の上端に圧下力を加え
て前記中間割金型に離反力を作用させることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る複数のフランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法
を、フリー鍛造で鍛造した軸状の素材を型入鍛造する前
のセット状態説明図の図1(a)と、軸状鍛造品の型入
鍛造説明図の図1(b)および中間割金型の脱型説明図
の図1(c)と、軸状の段付素材を型入鍛造する前のセ
ット状態説明図の図1(d)とを参照しながら、軸部の
中間部と端部とにフランジを有する軸状鍛造品を型入鍛
造する場合を例として説明する。
【0011】フリー鍛造で鍛造した素材10の一端側
を、図1(a)に示すように、上側にフランジの側面を
形成するためのフランジ側面形成面を有する金敷1の中
心部に設けられた後述する軸状鍛造品の軸径に相当する
軸用縦穴に嵌挿して縦向きに据え、前記金敷1の外縁付
近の上面に複数の油圧ジャッキ5を載置すると共に伸長
させる。素材10の上側から下端側が小径で上端側が大
径の穴を有する一体型の外金型3を遊嵌状態で外嵌して
前記油圧ジャッキ5に支えさせる。次いで、中間割金型
2を前記外金型3の穴に嵌込んで図示しない鍛造プレス
による鍛造に際してこの中間割金型2が分離しないよう
に拘束する。
【0012】そして、鍛造プレスのアンビルにより上側
から素材10にプレス力を加え、この素材10の組織の
塑性流動による縮小に応じて油圧ジャッキ5を縮小させ
ながら、図1(b)に示すように、軸部21と中間フラ
ンジ22と端部フランジ23とを有する軸状鍛造品20
を型入鍛造する。
【0013】本実施の形態1に係る複数のフランジを有
する軸状鍛造品の型入鍛造方法によれば、上記のとお
り、中間フランジ22と端部フランジ23とが同時に形
成されるので、プレス工数が少なく、上記従来例1より
も軸状鍛造品20の鍛造コストが低減されるという経済
効果がある。
【0014】型入鍛造が終了した後油圧ジャッキ5を取
外し、図1(c)に示すように、中間割金型2の組合わ
せ線から外れた位置の上面で、かつ外金型3の上面に圧
下用金具4,4を載置し、型入鍛造に用いた鍛造プレス
によりこれら圧下用金具4,4に圧下力を加える。これ
により、外金型3が中間フランジ22と端部フランジ2
3との間に挟まれた中間割金型2から外れて落下すると
共に、外金型3が外された中間割金型2が二つに分離す
るので、従来例2のように油圧機器等を用いるまでもな
く、この中間割金型2を軸状鍛造品20の両フランジ2
2,23の間から容易に取外すことができる。そして、
金敷1から引抜いて得られたこの軸状鍛造品20の軸部
21の外径寸法精度および両フランジ22,23の側面
の平行精度は優れており、素材の歩留りの向上に寄与す
ることができる。
【0015】ところで、このようにして得られた軸状鍛
造品20の両フランジ22,23の外径部分は何ら拘束
されていないので、素材の歩留りに関して不利になると
考えられる。しかしながら、発明者らの研究結果によれ
ば、素材の歩留りの向上に寄与するのは主として軸状鍛
造品20の軸部21の外径寸法精度および両フランジ2
2,23の側面の平行精度であり、両フランジ22,2
3の外径寸法精度に関して殆ど悪影響がないことを確認
した。
【0016】因みに、この実施の形態1に係る複数のフ
ランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法おける軸状鍛
造品20の鍛造条件は下記のとおりである。 (1) 鍛造材;炭素鋼(JISG4051;S45C)、
1200℃に加熱 (2) 金型材;合金工具鋼(JISG4404;SKD6
1等) (3) 軸状鍛造品の寸法 軸 径; 200mm 軸 長;1000mm フランジの径; 400mm
【0017】なお、本実施の形態1の場合には、上記の
とおり、油圧ジャッキ5を用いているが、例えば図1
(d)に示すように、素材10の中間部に大径部10a
を形成した段付軸の前記大径部10aに中間割金型2を
支えさせる構成とすれば、油圧ジャッキ5を用いる必要
がなくなる。また、素材10は軸部の中間部と端部との
それぞれに軸状鍛造品のフランジとなる大径部が形成さ
れていても良い。
【0018】本発明の実施の形態2に係る複数のフラン
ジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法を、型入鍛造説明
図の図2を参照しながら、軸部の中間部と端部とのそれ
ぞれにフランジを有する軸状鍛造品を鍛造する場合を例
として、上記実施の形態1と同一のものに同一符号を付
し、かつ同一名称を以て、上記実施の形態1と相違する
点について以下に説明する。
【0019】本実施の形態2は、上記実施の形態1と同
様のフリー鍛造で鍛造した素材に、軸状鍛造品20の軸
部21と、中間フランジ22および端部フランジ23の
側面と、これら中間フランジ22および端部フランジ2
3の外径を形成する構成の中間割金型2を用いて鍛造プ
レスにより上側からプレス力を加えて軸状鍛造品20を
型入鍛造したものである。勿論、前記中間割金型2は軸
状鍛造品20の型入鍛造中を継続して外金型3により拘
束され続け、そして外金型3は中間割金型2の脱型に際
して取外される。
【0020】従って、本実施の形態2に係る複数のフラ
ンジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法よれば、上記実
施の形態1と同様に、軸状鍛造品20のプレス工数が少
なく、この軸状鍛造品20の軸部21の外径寸法精度お
よび両フランジ22,23の側面の平行精度が優れてい
るのに加えて、素材の歩留りの向上に対する寄与度は少
ないものの、これら両フランジ22,23の外径寸法精
度が優れている。
【0021】本発明の実施の形態3に係る複数のフラン
ジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法を、中間割金型の
平面図の図3(a)と、図3(a)のA−A銑断面図の
図3(b)と、中間割金型の脱型説明図の図3(c)と
を参照しながら、軸部の中間部と端部とのそれぞれにフ
ランジを有する軸状鍛造品を鍛造する場合を例として、
上記実施の形態1と同一のものに同一符号を付し、かつ
同一名称を以て、上記実施の形態1と相違する点につい
て以下に説明する。
【0022】本実施の形態3に係る複数のフランジを有
する軸状鍛造品の型入鍛造に用いる中間割金型は、図3
(a),(b)に示すように、中間割金型2の両半割金
型の相対する面であって、かつ半径の中心Oを挟む両側
に傾斜溝が設けられ、組合わされ状態では横断断面が矩
形状であって、上側が大寸で下側になるにつれて小寸と
なる縦穴2a,2aが形成されるようになっている。そ
して、これら縦穴2a,2aのそれぞれには、一端側に
傾斜面部を有する楔状の圧下用金具4,4の先端が嵌合
されて立設されるように構成されている。
【0023】なお、本実施の形態3にあっては、上記の
とおり、中間割金型2の両半割金型の相対する面であっ
て、かつ半径の中心Oを挟む両側に傾斜溝が設けられて
いるが、一方の半割金型の半径の中心Oから離れた一方
の相対する面にのみ傾斜溝を設け、他方の半割金型の半
径の中心Oから離れた他方の相対する面にのみ傾斜溝を
設けて、組合わされ状態では一方側にのみ傾斜面を有す
る縦穴を形成させ、これらの縦穴に一方の側面が垂直
で、他方の側面が傾斜した圧下用金具を嵌合する構成に
することができ、またこの縦穴の横断断面は矩形である
が、特に矩形でなくても良いものである。
【0024】そして、上記実施の形態1と同様のフリー
鍛造で形成した素材から軸状鍛造品20を鍛造した後、
図3(c)に示すように、外金型を中間割金型2から取
外して落下させ、縦穴2a,2aに嵌合して立設した楔
状の圧下用金具4,4を鍛造プレスで圧下すれば、外金
型3が外れた中間割金型2が二つに分離するので、この
中間割金型2を軸状鍛造品20の両フランジ22,23
の間から容易に取外すことができる。
【0025】従って、本実施の形態3によれば、上記実
施の形態1の場合と同様に、軸状鍛造品20のプレス工
数が少なく、鍛造された軸状鍛造品20の軸部21の外
径寸法精度および両フランジ22,23の側面の平行精
度が優れているので、本実施の形態3は上記実施の形態
1と同効である。勿論、この実施の形態3にあっても、
上記実施の形態2と同様に、軸状鍛造品20の軸部21
と、中間フランジ22および端部フランジ23の側面
と、これら中間フランジ22および端部フランジ23の
外径を形成する構成の中間割金型を用いることができ
る。
【0026】以上では、軸部の中間部と端部とのそれぞ
れにフランジを有する軸状鍛造品を型入鍛造する場合を
例として説明したが、本発明の技術的思想を、三つのフ
ランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造説明図の図4
(a)と、中間割金型の脱型説明図の図4(b)および
(c)に示すような軸部21の中間部に2つの中間フラ
ンジ22,22を有し、端部に端部フランジ23を有す
る軸状鍛造品20の型入鍛造に対しても適用することが
できる。ところで、この実施の形態4に係る複数のフラ
ンジを有する軸状鍛造品の型入鍛造方法では、上記のと
おり、2つの中間割金型2,2を用いているが、これら
を軸状鍛造品20のフランジの間から取外す場合には、
図4(b)に示すように、先ず上側の中間割金型2に圧
下力を加えて取外し、次いでその下側の中間割金型2に
圧下力を加えて取外すというように、上側の中間割金型
から順に圧下すれば良いものである。
【0027】従って、軸部の中間部に3つ以上の中間フ
ランジを有する軸状鍛造品に対しては勿論のこと、端部
フランジを有しない軸状鍛造品に対しても本発明の技術
的思想を適用することができるので、上記実施の形態
1,2,3または4によって、本発明の技術的思想の適
用範囲が限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る複数のフランジ
を有する軸状鍛造品の型入鍛造方法によれば中間割金型
の組合わせ線から外れた位置の上面に載置した圧下用金
具を型入鍛造に用いた鍛造プレスにより圧下することに
より、また本発明の請求項2に係る複数のフランジを有
する軸状鍛造品の型入鍛造方法によれば組合わされた状
態においては上側が大寸で下側になるにつれて小寸とな
る縦穴に嵌合して立設した圧下用金具を型入鍛造に用い
た鍛造プレスにより圧下することにより、従来例2のよ
うに油圧機器等を用いるまでもなく、中間割金具を軸状
鍛造品のフランジの間から容易に取外すことができる。
そして、複数のフランジが同時に形成されるので、プレ
ス工数が少なく、上記従来例1よりも軸状鍛造品の鍛造
コストが低減されるという経済効果があり、また得られ
た軸状鍛造品の軸部の外径寸法精度および両フランジの
側面の平行精度は優れているので、従来例2と同様に、
素材の歩留りも向上するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、図1(a)はフ
リー鍛造で鍛造した軸状の素材を型入鍛造する前のセッ
ト状態説明図、図1(b)は軸状鍛造品の型入鍛造説明
図、図1(c)は中間割金型の脱型説明図、図1(d)
は軸状の段付素材を型入鍛造する前のセット状態説明図
である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る複数のフランジを
有する軸状鍛造品の型入鍛造鍛造説明図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係り、図3(a)は中
間割金型の平面図、図3(b)は図3(a)のA−A銑
断面図、図3(c)は中間割金型の脱型説明図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係り、図4(a)は三
つのフランジを有する軸状鍛造品の型入鍛造説明図、図
4(b)および図4(c)は中間割金型の脱型説明図で
ある。
【符号の説明】
1…金敷,2…中間割金型,2a…縦穴,3…外金型,
4…圧下用金具,5…油圧ジャッキ 10…素材,10a…大径部 20…軸状鍛造品,21…軸部,22…中間フランジ,
23…端部フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落 敏行 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 Fターム(参考) 4E087 CA15 EA11 EC41 HB13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材から複数のフランジを有する軸状鍛
    造品を着脱自在な外金型で拘束される中間割金型を用い
    て型入鍛造した後、前記軸状鍛造品のフランジの間に挟
    まれた中間割金型を脱型するに際して、前記中間割金型
    の組合わせ線から外れた位置の上面に圧下用金具を載置
    し、型入鍛造に用いた鍛造プレスにより前記圧下用金具
    に圧下力を加えることを特徴とする複数のフランジを有
    する軸状鍛造品の型入鍛造方法。
  2. 【請求項2】 素材から複数のフランジを有する軸状鍛
    造品を、着脱自在な外金型で拘束され、少なくとも一方
    の相対する側の合わせ面に傾斜溝を有し、組合わされた
    状態においては上側が大寸で下側になるにつれて小寸と
    なる縦穴が形成される中間割金型を用いて型入鍛造した
    後、前記軸状鍛造品のフランジの間に挟まれた中間割金
    型を脱型するに際して、前記縦穴に、一端側に傾斜面部
    を有する圧下用金具の前記傾斜面部側を嵌合して立設
    し、型入鍛造に用いた鍛造プレスにより前記圧下用金具
    の上端に圧下力を加えて前記中間割金型に離反力を作用
    させることを特徴とする複数のフランジを有する軸状鍛
    造品の型入鍛造方法。
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