JP2001025758A - 土壌浄化管理システム及び土壌浄化管理方法 - Google Patents

土壌浄化管理システム及び土壌浄化管理方法

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JP2001025758A
JP2001025758A JP11200201A JP20020199A JP2001025758A JP 2001025758 A JP2001025758 A JP 2001025758A JP 11200201 A JP11200201 A JP 11200201A JP 20020199 A JP20020199 A JP 20020199A JP 2001025758 A JP2001025758 A JP 2001025758A
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sampling
soil
gas
sample gas
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JP11200201A
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English (en)
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Koichiro Maki
孝一郎 槙
Takeo Ide
武夫 井出
Yasuo Usui
康雄 臼井
Kenji Yamazaki
健司 山崎
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumikon Serutekku KK
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Sumikon Serutekku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発性物質で汚染された土壌中のガスを吸引
して浄化する際に、浄化状況を正確かつ継続的に把握す
ることができる土壌浄化管理システム及び土壌浄化管理
方法を提供する。 【解決手段】 土壌中に設けられた吸引井戸51の周辺
部に複数のサンプリング管1を埋め込み、これらのサン
プリング管1を個別配管2を介して統合管3に接続す
る。統合管3には土壌中のガスを採取するための吸引装
置4が接続され、サンプリング管1から採取されたガス
はガス処理装置5を通して分析装置6に導入される。統
合管3には気体を送り込むための給気装置9と、送り込
む気体を乾燥させる空気乾燥機10とが接続されてお
り、ガスを分析した後にサンプリング管や分析装置等が
乾燥空気で置き換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、揮発性物質で汚
染された土壌中のガスを吸引抽出して浄化する際に、土
壌中に含まれる揮発性物質を検査、測定し、浄化状態を
管理する土壌浄化処理システム及び土壌浄化処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】有機溶剤等の揮発性物質は様々な産業分
野で利用価値が高く多用されている。しかし、これらの
揮発性物質が土壌中に廃棄されたり、土壌中に漏出した
場合には土壌および地下水に深刻な汚染を生じることに
なる。また、ガソリン等油脂類が土壌中に廃棄された
り、漏出した場合にも土壌、地下水の汚染を生じる。つ
まり土壌中の揮発性汚染物質は地中深部まで浸透してゆ
くととともに液状のまま、あるいは気化して土壌中の有
害ガスとして滞留する。有機溶剤等の発ガン性を有する
物質の混入は厳格に規制されなければならないし、油脂
類は強い臭気を発することもあり、土壌中に含まれる揮
発性物質を除去する必要が生じる。
【0003】このような土壌中の揮発性物質を除去する
手段として、例えば真空吸引浄化方法がある。この方法
は、真空ポンプで土壌中に設置した専用の井戸から土壌
中の気体(例えば空気、水蒸気、気化した汚染物質)を
吸引抽出することにより、土壌中に周囲から吸引井戸へ
向かう空気の流れを起こし、この空気の流れにより汚染
物質を蒸気として回収するものである。
【0004】しかしながら、実際に汚染された地域の土
壌は均質な状態ではなく、地層が複雑に分布していた
り、配管などの埋設物があったり、建物の基礎部分がす
ぐ近くにあったりと様々な状態にある。こうした状態の
土壌で吸引浄化を行なうと、土壌中の気体の流れが所定
の経路でのみ起こり、全体に広がらないために吸引の効
果が出なかったり、予想以上に浄化期間を要し、浄化の
ための経費が多大となることもある。
【0005】これに対して、少しでも土壌中の様子を監
視するために、ボーリングバーなどを表層に設置して汚
染状態を分析する表層調査を実施したり、所定位置に圧
力計を設置して真空ポンプの影響を測定するなどの方法
が行なわれている。また、パイプを土壌中に打ち込み、
このパイプ内にガス検知管を吊り下げてその変色により
揮発性物質の濃度を調査する方法もある。さらに、真空
ポンプで吸引井戸から土壌中の気体を抽出し、浄化処理
装置に送る配管の途中からサンプルガスを抜いて分析装
置につなげる方法も行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような揮発性物質で汚染された土壌の浄化状態を検査す
る技術では、次のような問題点がある。ボーリングバー
などにより表層調査を行なう方法では、ある程度の土壌
の情報が得られるが、測定の精度が悪く、手間が多くか
かることから、十分にその情報を利用した浄化方法が採
れない。このため、浄化事業の予定が大きくくずれてし
まうなどの問題がある。ガス検知管により検査する方法
も同様に、測定の精度が悪く、手間が多くかかり、十分
な情報が得られないという問題がある。
【0007】また、吸引井戸から処理装置への配管の途
中からサンプルガスを抜いて分析する方法では、水蒸気
を多く含む土壌中の空気が配管の周囲に結露を生じさ
せ、分析装置へ悪影響を及ぼし、正確な情報が得られな
い。特に、寒冷地区の場合は配管の結露により凍結閉鎖
を招き、温暖地区の場合は配管を汚染し正確な分析を阻
害するという問題がある。また、吸引井戸からサンプル
ガスを採取するだけでは、吸引井戸の周辺の汚染状態つ
まり汚染物質の残留濃度分布を把握することができな
い。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、汚染土壌の浄化状況を
正確に把握するとともに、継続的に浄化状態を把握する
ことができる土壌浄化管理システム及び土壌浄化管理方
法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 揮発性物質で汚染さ
れた土壌中に設けられた真空吸引井戸の周辺部に埋込ま
れ、土壌中に開口する複数のサンプリング管と、 前記
サンプリング管のそれぞれについて、該サンプリング管
に接続され、土壌中からサンプルガスを引き出す個別配
管と、 複数の前記個別配管が接合される統合管と、
前記統合管に接続され、前記個別配管及び前記サンプリ
ング管を通じて土壌中のガスを吸引する吸引装置と、
前記吸引装置で吸引され、土壌中から採取されたサンプ
ルガスを分析する分析装置と、前記個別配管のそれぞれ
に設けられ、各個別配管を開閉するサンプリング制御弁
と、 前記サンプリング制御弁の開閉を制御する制御装
置とを有することを特徴とする土壌浄化管理システムを
提供する。
【0010】このような土壌浄化管理システムでは、真
空吸引井戸の周辺部に埋込まれた複数のサンプリング管
から任意のサンプリング管を選択し、この選択されたサ
ンプリング管に接続された個別配管のサンプリング制御
弁のみが開放されると、吸引装置の駆動により該サンプ
リング管から土壌中のガスを吸引採取することができ
る。吸引されたサンプルガスは分析装置によって分析さ
れ、土壌中の汚染物質の濃度が測定される。このように
サンプリング管から土壌中のガスを採取し、その成分を
分析することを各サンプリング管について行なうことに
よって、真空吸引井戸の周辺部における汚染の分布、浄
化状況を容易に把握することができ、浄化条件の設定、
変更等を適切に管理することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の土壌浄化管理システムにおいて、前記統合管に乾燥気
体を送り込む給気装置を有するものとする。
【0012】このような土壌浄化管理システムでは、サ
ンプリング管からガスを採取して分析した後、給気装置
によって統合管に乾燥気体を送り込み、統合管並びにこ
れに接続された個別配管、サンプリング管および分析装
置内等を汚染されていない新鮮な乾燥空気で置き換える
ことができる。このため、統合管等に前の分析で採取し
たサンプルガスが残留するのが防止され、各々のサンプ
リング管から採取するサンプルガスの分析を正確に行う
ことができる。
【0013】また、個別配管内を乾燥空気に置き換えた
状態とすることにより、この個別配管を使用しないと
き、すなわち他の個別配管からサンプルガスの採取及び
分析を行なっている間に、個別配管内で結露が生じるの
を防止することができる。一般に、土壌中から採取され
るサンプルガスは、相対湿度が100%に近いものであ
り、このようなサンプルガスが管内に残留していると、
冬期には大気によって冷却されて結露する。結露が生じ
ると次の分析値に影響を及ぼすだけでなく、管内を閉塞
させ、サンプルガスの採取に支障が生じることになる。
また、一旦結露が生じると、乾燥させて管内の流体を除
去するには多くの時間を要する。本請求項に係る装置で
は、結露の防止により上記のような問題点を解決するこ
とができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の土壌浄化管理システムにおいて、前記サンプリング管
は二重管となっており、 該二重管の内管が、前記個別
配管と接続され、土壌中のサンプルガスを吸引抽出する
管路を構成し、 前記二重管の外管は、土壌中で前記内
管が開口する位置の近くで開口するとともに、地上に引
き出された部分に、大気に対する開閉弁を有するものと
する。
【0015】このような土壌浄化管理システムでは、二
重管の内管がサンプルガスを吸引する管路を構成し、二
重管の外管が地上に引き出された部分に、大気に対する
開閉弁が備えられているので、サンプルガスを分析した
後、上記開閉弁を開放し、二重管の内管に乾燥空気を導
入すると、二重管の内管に導入された乾燥気体はサンプ
リング管内の土壌中の開口から排出されるが、この気体
はその開口付近の外管の開口から外管と内管との間に導
かれ、土壌中に拡散するのが防止される。そして、外管
と内管との間に導入された気体は、地上に引き出された
部分で、開放弁から大気中に放出される。このため、内
管に導入された乾燥空気が土壌中に拡散することがなく
なり、サンプリング管の周囲の土壌中に含まれる汚染物
質の濃度が変動するのを防止することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の土壌浄化管理システムにおいて、前記個別配管は二重
管となっており、 該二重管の内管が、前記統合管を介
して前記吸引装置に接続され、土壌中のサンプルガスを
吸引抽出する管路を構成し、 前記二重管の外管と内管
との間には、時期を選択して乾燥気体が供給されるよう
になっていることを特徴とする土壌浄化管理システムを
提供する。
【0017】このような土壌浄化管理システムでは、二
重管の外管と内管との間に時期を選択して乾燥気体が供
給されるようになっており、土壌中からサンプルガスを
吸引抽出しないときに、外管と内管との間に少しずつ乾
燥気体を供給し続けることにより、内管の内面に結露が
発生するのを防止することができる。このため、結露に
より内管が詰まるなどの問題を解消することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の土壌浄化管理システムにおいて、前記サンプリング管
のそれぞれに、該サンプリング管内の圧力を検出する圧
力検知装置が設けられ、 該圧力検知装置のそれぞれ
は、該圧力検知装置が設けられたサンプリング管のサン
プリング制御弁が閉じた状態のときの圧力値を検出する
ように設定されているものとする。
【0019】このような土壌浄化管理システムでは、サ
ンプリング管のそれぞれに、該サンプリング管内の圧力
を検出する圧力検知装置が設けられているので、サンプ
リング管のそれぞれについて、サンプリング制御弁が閉
じた状態のときの圧力値を検出することができる。した
がって、サンプルガスを採取する位置と同じ位置で圧力
を検出することができ、土壌中間隙の気体圧力を監視す
るとともに、汚染濃度との関係を把握することができ
る。
【0020】請求項6に記載の発明は、揮発性物質で汚
染された土壌中に設けられた真空吸引井戸の周辺部に、
土壌中に開口する複数のサンプリング管を埋込み、 該
サンプリング管の各々に、サンプルガスを引き出す個別
配管を接続し、これらの個別配管を一本の統合管に接続
しておき、 前記個別配管のそれぞれに設けられたサン
プリング制御弁の一つを開放し、他を閉鎖して、前記統
合管に接続された吸引装置により、前記サンプリング管
内からサンプルガスを吸引採取し、 該サンプルガスを
分析装置に送り込んで、含まれる汚染物質を分析し、
前記分析が終了した後、前記統合管内に乾燥気体を送り
込んで、統合管から分析装置内又は個別配管内を乾燥気
体で置き換え、 開放されている前記サンプリング制御
弁を閉じた後、他のサンプリング制御弁を開放し、対応
するサンプリング管内からサンプルガスを吸引採取して
ガスの分析を行ない、 以後上記分析装置内及び管内の
気体の置き換え、サンプリング制御弁の開閉、サンプル
ガスの採取及び分析を繰り返して、土壌の汚染状態を監
視することを特徴とする土壌浄化管理方法を提供する。
【0021】このような土壌浄化管理方法では、サンプ
リング管からサンプルガスを吸引採取し、該サンプルガ
スを分析装置で分析した後、統合管から乾燥気体を送り
込んで分析装置内又は個別配管内を乾燥気体で置き換え
るので、このような操作を各サンプリング管からサンプ
ルガスを採取する毎に繰り返すことにより、サンプルガ
スの分析を正確に行うことができる。このため、各サン
プリング管ごとの正確な分析値により吸引井戸の周囲の
土壌浄化状態を正確に把握し、土壌の汚染状態を適切に
監視することができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、揮発性物質で汚
染された土壌中に設けられた真空吸引井戸の周辺部に、
土壌中に開口する複数のサンプリング管を埋込み、 該
サンプリング管の各々に、サンプルガスを引き出す個別
配管、この個別配管の開閉を行なうサンプリング制御弁
及び該サンプリング管内の圧力を検出する圧力検出装置
を設けておき、 前記サンプリング制御弁の一つを開放
し、対応する前記サンプリング管からサンプルガスを採
取して、このサンプルガスに含まれる汚染物質を分析
し、 前記分析が終了した後、前記サンプリング制御弁
を閉鎖し、前記圧力検知装置によって前記サンプリンク
管内の圧力を検出し、 前記サンプルガスの分析、圧力
の検出を順次複数のサンプリング管について行なって汚
染状態及び土壌中間隙の気体圧力を監視することを特徴
とする土壌浄化管理方法を提供する。
【0023】このような土壌浄化管理方法では、任意の
サンプリング管からサンプルガスを採取して、このサン
プルガスに含まれる汚染物質を分析した後、サンプリン
グ制御弁を閉鎖し、圧力検知装置によってサンプリンク
管内の圧力を検出するので、この操作を各サンプリング
管について順次繰り返すことにより、各サンプリング管
ごとのサンプルガスの分析値、圧力値を正確に把握する
ことができる。このため、これらの測定値に基づき、吸
引井戸の周囲の汚染状態及び土壌中間隙の気体圧力を正
確に監視することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願に係る発明の実施の形
態を図に基づいて説明する。図1は、揮発性有機物質に
よって汚染された土壌からガスの吸引及び地下水の汲み
上げを行なって浄化を行なう土壌浄化処理装置の一例を
示す概略構成図である。本願発明に係る土壌浄化管理シ
ステムは、この図に示すような装置により土壌中のガス
の吸引抽出による土壌浄化を行なう際に採用されるもの
である。
【0025】図1に示す土壌浄化処理装置50は、揮発
性汚染物質を含有する土壌中に穿設された吸引井戸51
と、この吸引井戸の底部まで挿入して固定された多孔管
52と、この多孔管52内の気体を吸引して減圧するこ
とができる減圧吸引装置53と、前記多孔管52内に挿
入され、地下水を地表面上へ導く揚水管54と、この揚
水管54から地下水を汲み上げる揚水ポンプ55とを備
えている。さらに、揚水管54で汲み上げられた地下水
が送水管56を介して導入され、地下水中に含まれる揮
発性の有機汚染物質を気化する曝気塔57、58と、こ
れらの曝気塔から排出された気体中の水分を分離する気
液分離装置59と、気体中に含まれる有機汚染物質を処
理する活性炭吸着塔60、61とが設けられている。ま
た、多孔管52から吸引された気体は送気管62を通っ
て上記気液分離装置59及び上記活性炭吸着塔60、6
1に導入されるようになっている。
【0026】このような土壌浄化処理装置50では、減
圧吸引装置53が駆動されると多孔管52内の気体が吸
引管63を経て吸引され、多孔管52の周辺の土壌から
気体が多孔管52内に連続的に吸引される。これにとも
なって液状のまま滞留している有機汚染物質も気化が促
進されて多孔管52内に吸引される。また、揚水ポンプ
55を駆動すると、多孔管52に設けられた吸込口52
aから地下水が揚水管54に吸い込まれ、地表面へ圧送
される。揚水ポンプ55で汲み上げられた地下水は送水
管56を通って曝気塔57、58に導かれ、地下水に混
入している汚染物質を気化することによって分離され
る。気化した汚染物質を含む気体は、気液分離槽59を
経て活性炭吸着塔60、61に導かれる。また、減圧吸
引装置53で多孔管52から吸引された気体も、気液分
離槽59を経て活性炭吸着塔60、61に導入される。
活性炭吸着塔60、61では、気体中の汚染物質が活性
炭に吸着して除去され、汚染物質の濃度を所定値以下と
してから大気中に放出される。
【0027】図2は、上記土壌浄化処理装置50で土壌
浄化を行なう際に用いられる土壌浄化管理システムであ
って、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請
求項5に記載の発明の一実施形態を示す概略構成図であ
る。この土壌浄化管理システムは、揮発性物質に汚染さ
れた土壌中に設けられた吸引井戸51の周辺部に埋め込
まれた複数のサンプリング管1を備えている。このサン
プリング管1は土壌中に開口しており、それぞれには土
壌中からサンプルガスを引き出す個別配管2が接続さ
れ、これらの個別配管2が統合管3に接合されている。
統合管3には、上記個別配管2及びサンプリング管1を
通じて土壌中のガスを吸引する吸引装置4と、該吸引装
置4で吸引され採取されたサンプルガスの定量化及び水
分の除去等を行なうガス処理装置5と、処理後のサンプ
ルガスを分析する分析装置6とが接続されている。上記
個別配管2のそれぞれには、該個別配管を開閉するサン
プリング制御弁7が設けられ、該サンプリング制御弁7
の開閉は制御装置8によって制御されるようになってい
る。また、上記統合管3には、気体を送り込むための給
気装置9と、送り込む気体を乾燥させる空気乾燥機10
とが接続されている。さらに、サンプリング管1のそれ
ぞれには、該サンプリング管1内の圧力を検出する圧力
検知装置11が設けられている。
【0028】上記サンプリング管1及び個別配管2は二
重管となっており、二重管の内管1aは土壌中から吸引
するサンプルガスの導通路となっている。二重管の外管
1bは、土壌中でサンプリング管1の内管1aが開口す
る位置の近くで開口するとともに、地上に引き出された
部分に大気中に連通する開閉弁13が設けられている。
この開閉弁13は上記制御装置8によって開閉のタイミ
ングが制御されている。また、開閉弁12の操作によっ
て二重管の外管1bと内管1aとの間には、給気装置1
0から加熱された乾燥気体が供給されるようになってい
る。
【0029】上記圧力検知装置11のそれぞれは、該圧
力検知装置が設けられたサンプリング管1のサンプリン
グ制御弁7及び開閉弁12、13が閉じた状態のときの
圧力値を検出するように設定されている。
【0030】上記吸引装置4は、土壌中からサンプルガ
スの定量を減圧吸引することができる真空ポンプであ
る。上記ガス処置装置5は、土壌中から吸引されたサン
プルガスを乾燥させ、一定量を分析装置6に導入するこ
とができるものである。また、ガス処理装置5には標準
ガスを導入することができるようになっており、分析装
置6の較正が行われる。
【0031】上記分析装置6はガスクロマトグラフィー
であり、サンプルガス中に含まれる揮発性有機溶剤の濃
度を測定する。分析に用いられたサンプルガスは土壌浄
化処理装置50に送られ、処理される。上記分析装置6
で分析されたガス濃度と、上記圧力検知装置11で検出
された圧力値とはデータ処理装置15に入力され、集計
及び演算されるようになっている。
【0032】上記空気乾燥機10は、給気装置9で導入
する気体を乾燥させるものであり、シリカゲル、活性ア
ルミナなどを充填した装置、或いは冷凍式の装置などが
用いられる。この空気乾燥機10は、導入された気体の
露点が約−20℃となるように設定されている。
【0033】図3(a)は、汚染ガス吸引井戸21とそ
の周辺に配置されたサンプリング管の付設状態を示す図
である。この図に示すように、吸引井戸21の周囲にn
本のサンプリング管1-1〜1-nが適切な間隔で配置され
ている。吸引井戸21から汚染ガスの吸引が開始される
と、図3(b)に示すように、吸引井戸21の周囲が減
圧状態となり、この吸引井戸から離れるにしたがって負
圧力が減衰するように土壌間隙中の圧力が分布する。こ
の負圧力の分布は地層の状態、土壌中の間隙の状態、そ
の他土壌中の埋設物等によって変動する。
【0034】次に、上記土壌浄化管理システムの動作で
あって、請求項6又は請求項7に記載の発明の一実施形
態である土壌浄化管理方法について説明する。まず、個
別配管2のそれぞれに設けられたサンプリング制御弁7
の一つ、すなわち、サンプルガスの採取を行なうサンプ
リング管1-1に対応したサンプリング制御弁7-1を開放
し、他は閉鎖する。この動作は制御装置8によって行わ
れる。次いで吸引装置4が駆動され、サンプリング管1
-1の内管内を経てサンプルガスが吸引採取される。この
サンプルガスはガス処置装置5で乾燥され、定量が分析
装置6に送り込まれる。分析装置6では、サンプルガス
中に含まれる揮発性有機溶剤の濃度が測定される。そし
て、このデータはデータ処理装置15に出力される。
【0035】分析が終了した後、図4に示すように、給
気装置9から空気乾燥機10を経て統合管3内に乾燥気
体を送り込み、統合管3から分析装置6内、個別配管2
及びサンプリング管1の内管1a内を乾燥気体で置き換
える。このとき、開閉弁13は開放しておき、個別配管
2からサンプリング管1を経て、内管1aの先端から排
出された気体は、土壌中で内管1aの開口と隣接する外
管1bの開口から、外管1bと内管1aとの間に送り込
まれる。この気体は、地上に引き出された部分で、開放
された開閉弁13から大気中に放出される。なお、吸気
装置9から統合管3に乾燥気体が送り込まれるときに
は、分析装置6には乾燥気体が送り込まれないようにし
て、個別配管2及びサンプリング管1の内管内だけを乾
燥気体で置き換えてもよいし、サンプリング制御弁7を
閉じておいて、分析装置内のみを乾燥気体で置き換えて
もよい。
【0036】上記のように個別配管2及びサンプリング
管1の内管内を乾燥気体で置き換えた後、開放されてい
る前記サンプリング制御弁7-1を閉じ、他のサンプリン
グ制御弁を開放し、対応するサンプリング管内からサン
プルガスを吸引採取して分析装置6にてガスの分析、分
析装置6内及び管内の気体の置き換えを行なう。
【0037】一方、分析が終了し、管内が乾燥気体で置
き換えられたサンプリング管では、サンプリング制御弁
7を閉鎖した状態で、圧力検知装置11によってサンプ
リンク管1の圧力を検出する。そして、このデータはデ
ータ処理装置15に出力される。
【0038】以後同様に、それぞれのサンプリング管に
ついて、サンプルガスの採取及び分析、分析装置6内及
び管内の気体の置き換え、サンプリング制御弁の開閉、
圧力の検出を順次複数のサンプリング管について繰り返
して行い、これらのデータをデータ処理装置15に出力
する。
【0039】また、サンプリング管1からサンプルガス
の吸引採取、及び圧力の検出が終了し、次回のガス分析
を行なうまでの間に内管1aの内壁に結露が生じるのを
防止するため、図5に示すように、開閉弁13及びサン
プリング制御弁7を閉鎖し、給気装置との間の開閉弁1
2を開放して個別配管2の外管と内管との間に少量の加
熱された乾燥気体を徐々に供給してもよい。これによ
り、外管と内管との間及び内管内に結露が起こるのを防
止することができる。
【0040】図6は、上記のようなサンプルガスの分析
値及び圧力の経時変化を示す図である。この図に示すよ
うに、サンプリング管1-1からサンプルガスが吸引さ
れ、サンプルガスの分析値が得られる。分析値は一定時
間T0 を経過したときに充分に飽和し、サンプリング制
御弁7の操作によって、次のサンプリング管1-2からの
サンプルガスが分析装置6に導入される。一方、サンプ
リング管1-1内の圧力は、サンプルガス採取のための吸
引時には減圧状態となっているが、その後、乾燥気体を
導入する際にはサンプリング管1内は加圧状態となっ
て、管内が乾燥気体で置き換えられる。サンプリング管
-1内が乾燥気体で置き換えられた後、サンプリング制
御弁7-1及び開閉弁12-1、13-1が閉じた状態とされ
た時には、サンプリング管1-1内の圧力は、吸引井戸に
よる吸引の負圧P1 が作用し、圧力検知装置11によっ
てこの負圧P1 が検出される。他のサンプリング管
-2、サンプリング管1-3についても同様の結果が得ら
れ、これらの分析値及び圧力により吸引井戸51の周囲
の土壌浄化状態が適切に監視される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る土
壌浄化管理システム及び土壌浄化管理方法では、任意の
サンプリング管から土壌中のガスを採取し、分析装置に
よりガス中に含まれる汚染物質の濃度を測定することが
できるので、各サンプリング管ごとの正確な分析値によ
り、吸引井戸の周囲の土壌浄化状態を正確に把握するこ
とができる。このため、浄化中の土壌の汚染状態を経時
的に監視することができ、浄化条件の設定、変更等を適
切に行うことができる。
【0042】また、分析後に統合管及びサンプリング管
等を汚染されていない乾燥空気で置き換えることができ
るので、各サンプリング管から採取するガスの分析を正
確に行うことができる。さらに、サンプリング管を二重
管で構成することにより、内管に導入された乾燥空気が
土壌中に拡散するのが防止され、サンプリング管付近の
土壌中に含まれる汚染物質の濃度が変動するのを回避す
ることができる。さらに、二重管の外管と内管との間
に、時期を選択して乾燥気体を供給することにより、内
管の内壁に結露が発生するのを防止することができ、内
管が詰まるなどの問題が解消される。
【0043】また、サンプリング管のそれぞれに、該サ
ンプリング管内の圧力を検出する圧力検知装置を配設す
ることで、各サンプリング管についてサンプリング制御
弁が閉じた状態のときの圧力値を検出することができ、
サンプリング管付近の土壌中間隙の気体圧力から、吸引
井戸の影響範囲を把握することができる。このような検
出を各サンプリング管について順次繰り返すことによ
り、各サンプリング管ごとのサンプルガスの分析値及び
サンプリング管内の圧力値を正確に把握することがで
き、吸引井戸の周囲の汚染状態及び吸引井戸からの吸引
の効果を正確に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】揮発性有機物質によって汚染された土壌からガ
スの吸引及び地下水の汲み上げを行なって浄化を行なう
土壌浄化処理装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は
請求項5に記載の発明の一実施形態である土壌浄化管理
システムを示す概略図である。
【図3】上記土壌浄化管理システムで用いられるサンプ
リング管の配置及び吸引井戸の周囲の減圧状態を示す概
略図である。
【図4】上記土壌浄化管理システムの動作を説明する概
略図である。
【図5】上記土壌浄化管理システムの動作を説明する概
略図である。
【図6】サンプリング管より吸引されたサンプルガスの
分析値及びサンプリング管内の圧力の測定結果を示す図
である。
【符号の説明】
1 サンプリング管 2 個別配管 3 統合管 4 吸引装置 5 ガス処理装置 6 分析装置 7 サンプリング制御弁 8 制御装置 9 給気装置 10 空気乾燥機 11 圧力検知装置 12 開閉弁 13 開閉弁 14 乾燥気体供給制御弁 15 データ処理装置 50 土壌浄化処理装置 51 吸引井戸 52 多孔管 53 減圧吸引装置 54 揚水管 55 揚水ポンプ 56 送水管 57、58 曝気塔 59 気液分離装置 60、61 活性炭吸着塔 62 送気管 63 吸引管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 武夫 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 (72)発明者 臼井 康雄 東京都新宿区歌舞伎町2−16−9 スミコ ンセルテック株式会社内 (72)発明者 山崎 健司 東京都新宿区歌舞伎町2−16−9 スミコ ンセルテック株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA41 AB05 CA47 CA50 CB50 CC01 DA01 DA07 DA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性物質で汚染された土壌中に設け
    られた真空吸引井戸の周辺部に埋込まれ、土壌中に開口
    する複数のサンプリング管と、 前記サンプリング管のそれぞれについて、該サンプリン
    グ管に接続され、土壌中からサンプルガスを引き出す個
    別配管と、 複数の前記個別配管が接合される統合管と、 前記統合管に接続され、前記個別配管及び前記サンプリ
    ング管を通じて土壌中のガスを吸引する吸引装置と、 前記吸引装置で吸引され、土壌中から採取されたサンプ
    ルガスを分析する分析装置と、 前記個別配管のそれぞれに設けられ、各個別配管を開閉
    するサンプリング制御弁と、 前記サンプリング制御弁の開閉を制御する制御装置とを
    有することを特徴とする土壌浄化管理システム。
  2. 【請求項2】 前記統合管に乾燥気体を送り込む給気
    装置を有することを特徴とする請求項1に記載の土壌浄
    化管理システム。
  3. 【請求項3】 前記サンプリング管は二重管となって
    おり、 該二重管の内管が、前記個別配管と接続され、土壌中の
    サンプルガスを吸引抽出する管路を構成し、 前記二重管の外管は、土壌中で前記内管が開口する位置
    の近くで開口するとともに、地上に引き出された部分
    に、大気に対する開閉弁を有することとを特徴とする請
    求項1に記載の土壌浄化管理システム。
  4. 【請求項4】 前記個別配管は二重管となっており、 該二重管の内管が、前記統合管を介して前記吸引装置に
    接続され、土壌中のサンプルガスを吸引抽出する管路を
    構成し、 前記二重管の外管と内管との間には、時期を選択して乾
    燥気体が供給されるようになっていることを特徴とする
    請求項1に記載の土壌浄化管理システム。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング管のそれぞれに、該
    サンプリング管内の圧力を検出する圧力検知装置が設け
    られ、 該圧力検知装置のそれぞれは、該圧力検知装置が設けら
    れたサンプリング管のサンプリング制御弁が閉じた状態
    のときの圧力値を検出するように設定されていることを
    特徴とする請求項1に記載の土壌浄化管理システム。
  6. 【請求項6】 揮発性物質で汚染された土壌中に設け
    られた真空吸引井戸の周辺部に、土壌中に開口する複数
    のサンプリング管を埋込み、 該サンプリング管の各々に、サンプルガスを引き出す個
    別配管を接続し、これらの個別配管を一本の統合管に接
    続しておき、 前記個別配管のそれぞれに設けられたサンプリング制御
    弁の一つを開放し、他を閉鎖して、前記統合管に接続さ
    れた吸引装置により、前記サンプリング管内からサンプ
    ルガスを吸引採取し、 該サンプルガスを分析装置に送り込んで、含まれる汚染
    物質を分析し、 前記分析が終了した後、前記統合管内に乾燥気体を送り
    込んで、統合管から分析装置内又は個別配管内を乾燥気
    体で置き換え、 開放されている前記サンプリング制御弁を閉じた後、他
    のサンプリング制御弁を開放し、対応するサンプリング
    管内からサンプルガスを吸引採取してガスの分析を行な
    い、 以後上記分析装置内及び管内の気体の置き換え、サンプ
    リング制御弁の開閉、サンプルガスの採取及び分析を繰
    り返して、土壌の汚染状態を監視することを特徴とする
    土壌浄化管理方法。
  7. 【請求項7】 揮発性物質で汚染された土壌中に設け
    られた真空吸引井戸の周辺部に、土壌中に開口する複数
    のサンプリング管を埋込み、 該サンプリング管の各々に、サンプルガスを引き出す個
    別配管、この個別配管の開閉を行なうサンプリング制御
    弁及び該サンプリング管内の圧力を検出する圧力検出装
    置を設けておき、 前記サンプリング制御弁の一つを開放し、対応する前記
    サンプリング管からサンプルガスを採取して、このサン
    プルガスに含まれる汚染物質を分析し、 前記分析が終了した後、前記サンプリング制御弁を閉鎖
    し、前記圧力検知装置によって前記サンプリンク管内の
    圧力を検出し、 前記サンプルガスの分析、圧力の検出を順次複数のサン
    プリング管について行なって汚染状態及び土壌中間隙の
    気体圧力を監視することを特徴とする土壌浄化管理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006346578A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Shimizu Corp 投棄サイト及び処分場の修復方法及び土壌ガス調査機構
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