JP2001025104A - 電動走行車及びその走行システム - Google Patents

電動走行車及びその走行システム

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JP2001025104A
JP2001025104A JP11192561A JP19256199A JP2001025104A JP 2001025104 A JP2001025104 A JP 2001025104A JP 11192561 A JP11192561 A JP 11192561A JP 19256199 A JP19256199 A JP 19256199A JP 2001025104 A JP2001025104 A JP 2001025104A
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magnetic path
sectional area
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Toshiaki Jofu
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の安全を容易に確保して電気二重層コンデ
ンサ等の被充電部に充電可能な構成の充電回路を備えた
電動走行車及びその走行システムを提供する。 【解決手段】 地上側に設置した1次側誘導部13を有
する給電装置11と、充電回路21を備え、この充電回
路21には1次側誘導部に対応するように配置した2次
側結合部22を設け、1次側誘導部と2次側結合部とを
介して、地上側の給電装置から非接触で充電回路の電気
二重層コンデンサに充電するように構成した電動走行車
とを有してなる走行システムとする。また、電動走行車
の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側結合部との
磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の磁路断面積
を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大きく、或い
は、1次側誘導部の磁路断面積を大きくし、2次側結合
部の磁路断面積を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動走行車及びその
走行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の電動走行車(荷物や人を運ぶ電動
搬送車等)は駆動エネルギ源としてバッテリを主として
いる。図3には、かかる電動走行車の具体的な駆動回路
構成を示す。同図に示すように、電動走行車ではバッテ
リ1を主電源とし、半導体スイッチ回路2のON−OF
F制御(チョッパ制御)によって電動走行車の駆動源で
ある直流モータの電機子3に印加される電圧を可変にす
ることにより、速度を変更している。
【0003】具体的には、低速時はチョッパ制御のデュ
ーティ比を下げてモータ電圧の平均値を下げ、高速時は
チョッパ制御のデューティ比を上げてモータ電圧の平均
値を上げる。なお、モータ電流は、図中に矢印で示すよ
うに、半導体スイッチ回路2のON期間にはこの半導体
スイッチ回路2を流れ、半導体スイッチ回路2のOFF
期間には電機子3に逆並列に接続したダイオード4を流
れる。また、最高速時は半導体スイッチ回路2に並列に
接続した短絡コンタクタ5を投入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3において、バッテ
リ1は電動走行車が必要とする走行エネルギの全てを供
給する必要がある。このため、バッテリ1の容量は最大
負荷での走行時間から算出された値とバッテリ寿命との
関係から決定される。バッテリ寿命は図4に示すように
放電率によって大きく変わる。一般的には30%放電率
以下に選択されるため充放電サイクル寿命は1100回
程度であり、1日の稼働時間を10時間とした場合、充
電時間を12時間と仮定し、1サイクル/日とすると、
3年以上のバッテリ寿命となる。つまり、バッテリ寿命
を3年以上とするためには、バッテリ容量は実使用容量
に対して1/0.3=3.3倍以上に選定される。
【0005】また、バッテリ充電時には、鉛バッテリの
場合、充電電流を1.0〜0.75CA以下にして充電
中の温度上昇を抑制する必要がある。また、完全充電す
るには充電終期の充電電流を小さくする必要がある。こ
れは負極での酸化ガスの吸収をしきれずに電解液中の水
分が消失するのを防止するために必要なことである。
【0006】以上のことから、バッテリ容量が必要以上
に大きくなってバッテリの重量も大きくなり、また、バ
ッテリ充電時間も長くかかる。しかも、バッテリは化学
反応を原理としているため、温度に関する管理が変わる
等保全状態によって寿命に大きく影響がでる等の問題が
ある。
【0007】そこで、これらの問題点を解決するために
充電回路に物理現象を原理とする電気二重層コンデンサ
等を設けることが考えられるが(詳細後述)、この場
合、電気二重層コンデンサに対して接触式充電を行う
と、接触部に人が触れる虞のないように構成にする等、
安全上の配慮を十分に行う必要があるという問題があ
る。
【0008】従って、本発明は上記の問題点に鑑み、人
の安全を容易に確保して電気二重層コンデンサ等の被充
電部に充電することができる構成の充電回路を備えた電
動走行車及びその走行システムを提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の電動走行車は、充電回路を備え、この充電回路に
は地上側に設置した給電装置の1次側誘導部に対応する
ように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2
次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で
充電回路の被充電部に充電するように構成したことを特
徴とする。
【0010】また、第2発明の電動走行車は、第1発明
の電動走行車において、電動走行車の停止位置がずれて
も1次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じない
ように、2次側結合部の磁路断面積を1次側誘導部の磁
路断面積よりも大きく又は小さくしたことを特徴とす
る。
【0011】また、第3発明の電動走行車は、第1又は
第2発明の電動走行車において、充電回路には電気二重
層コンデンサを設け、この電気二重層コンデンサに一旦
充電した電荷を、バッテリ又はコンデンサに充電するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0012】また、第4発明の電動走行車の走行システ
ムは、地上側に設置した1次側誘導部を有する給電装置
と、充電回路を備え、この充電回路には1次側誘導部に
対応するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘
導部と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から
非接触で充電回路の被充電部に充電するように構成した
電動走行車とを有してなることを特徴とする。
【0013】また、第5発明の電動走行車の走行システ
ムは、第4発明の電動走行車の走行システムにおいて、
電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側
結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の
磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大
きくした、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きく
し、2次側結合部の磁路断面積を小さくしたことを特徴
とする。
【0014】また、第6発明の電動走行車の走行システ
ムは、第4又は第5発明の電動走行車の走行システムに
おいて、充電回路には電気二重層コンデンサを設け、こ
の電気二重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテ
リ又はコンデンサに充電するように構成したことを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態に係る電動走行
車の走行システムの要部構成図、図2は前記電動走行車
の走行システムの全体構成図である。
【0017】図1に示すように、地上側には高周波発振
器12と1次側誘導部13とを有してなる給電装置11
が設置されている。1次側誘導部13はコ字状の鉄心1
4にコイル15を巻回してなるものであり、鉄心14の
先端面14aが上向きとなるように配設されている。コ
イル15は高周波発振器12に接続されている。
【0018】一方、電動走行車には充電回路21が設け
られている。この充電回路21は、図2に示すように、
2次側結合部22と、整流部25と、降圧チョッパ部2
6と、電気二重層コンデンサ27と、昇圧チョッパ部2
8と、コンデンサ38と、鉛バッテリであるバッテリ2
9とによって構成されている。
【0019】図1に示すように、2次側結合部22は地
上側に設置された給電装置11の1次側誘導部13に対
応するように配設されている。即ち、2次側結合部22
はコ字状の鉄心23にコイル24を巻回してなるもので
あって、鉄心23の先端面23aが下向きとなるように
配設されており、電動走行車が充電ステーションに停止
したときに1次側誘導部13の鉄心14の先端面14a
と2次側結合部22の鉄心23の先端面23aとが対向
するようになっている。
【0020】しかも、電動走行車の停止位置がずれても
1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生
じないように、1次側誘導部13の磁路断面積(鉄心1
4の先端面14aの面積)を小さくし、2次側結合部2
2の磁路断面積(鉄心23の先端面23aの面積)を大
きくしている。或いは、1次側誘導部13の磁路断面積
(鉄心14の先端面14aの面積)を大きくし、2次側
結合部22の磁路断面積(鉄心23の先端面23aの面
積)を小さくしてもよい。何れを大きくし又は小さくす
るかは、設置台数やコストなどの観点か適宜選択するこ
とができる。
【0021】図1には、電動走行車の停止位置が図中左
側にずれたために2次側結合部22の位置が1次側誘導
部13に対して図中左側にずれた場合の状態を例示して
いるが、このような場合にも、1次側誘導部13の磁路
断面積を小さくし、2次側結合部22の磁路断面積を大
きくしたことにより、1次側誘導部13と2次側結合部
22との磁路ずれは生じていない。
【0022】図2に示すように、2次側結合部22のコ
イル24は整流部25に接続されている。整流部25
は、整流回路31と、平滑コンデンサ32とで構成され
ており、交流電流を直流電流に整流して出力する。
【0023】降圧チョッパ部26は、スイッチング素子
31と、直流リアクトル34と、ダイオード35とで構
成されている。スイッチング素子31としてはIGBT
やパワートランジスタやFETなどを適宜用いることが
できる。この降圧チョッパ部30では、詳細は後述する
が、整流部25から出力された直流電流を電気二重層コ
ンデンサ27に充電するという動作を行う。
【0024】電気二重層コンデンサ27は、電解質中の
アニオン(陰イオン)とカチオン(陽イオン)をそれぞ
れ正極と負極に物理吸着させて分極性電極に電荷を蓄え
るという原理で動作するコンデンサであり、アルミニウ
ム電解コンデンサに代表されるような電極間に誘電体を
有するコンデンサに比べて体積あたりの容量が300〜
1000倍の大容量コンデンサである。この電気二重層
コンデンサ27は大電流により充電することができ、バ
ッテリに比べて非常に短時間で充電することができる。
【0025】詳述すると、電気二重層コンデンサ27の
充放電電流値は、電気二重層コンデンサ27の内部イン
ピーダンスにより規制される。電気二重層コンデンサ2
7の内部インピーダンスは小さいので、その充放電電流
値は鉛バッテリーの充放電電流値に比べて極めて大き
い。具体例で説明すると、電気二重層コンデンサ27の
容量が1700F、充電電圧が2.5V、内部インピー
ダンス5mΩである場合、充電許容電流は500A(=
2.5V/5mΩ)と極めて大きい。
【0026】昇圧チョッパ部28は、スイッチング素子
40と、直流リアクトル36と、ダイオード37とで構
成されている。スイッチング素子40としてはIGBT
やパワートランジスタやFETなどを適宜用いることが
できる。この昇圧チョッパ部28では、詳細は後述する
が、電気二重層コンデンサ27に充電された電荷を、電
気二重層コンデンサ27への充電電流値よりも小さな充
電電流値にして、バッテリ29やコンデンサ38に充電
するという動作を行う。
【0027】コンデンサ38及びバッテリ29は駆動装
置30に電力を供給する。駆動装置30では、交流モー
タやインバータ、或いは、図3に示すような直流モータ
やチョッパ等を内蔵しており、バッテリ29から供給さ
れる電力によりモータを作動させて、電動走行車を走行
させる。
【0028】ここで、充電動作について詳細に説明す
る。
【0029】電動走行車はバッテリー29の充電量が低
下してくると、充電ステーションまで戻ってきて所定位
置に停止する。その結果、地上側の1次側誘導部13
と、電動走行車側の2次側結合部22とが対向する。し
かも、このときに電動走行車の停止位置が多少ずれて
も、1次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれ
が生じることはない。
【0030】この状態で高周波発振器12から高周波電
流を1次側誘導部13のコイル15に流すと、この1次
側誘導部13に対して磁気的に結合されている2次側結
合部22には電圧が誘起される。即ち、1次側誘導部1
3と2次側結合部22とを介して、地上側の給電装置1
1から非接触で電動走行車側の充電回路21に給電され
る(電磁エネルギが伝達される)。
【0031】2次側結合部22から出力された交流電流
は、整流部25で整流されて直流電流となる。そして、
降圧チョッパ26のスイッチング素子33が導通(O
N)状態になると、整流部25からの電流I1 が、スイ
ッチング素子33と直流リアクトル34とを流れて電気
二重層コンデンサ27に充電される。このとき、整流部
25の出力電圧(コンデンサ32の両端電圧)をVc1
直流リアクトル34のリアクタンスをL1 、時間をtと
すると、電流I1 は(Vc1/L1 )×tの割合で上昇し
ていく。電流I1 が上昇して所定の目標上限コンデンサ
電流値IC1に達すると、スイッチング素子33が遮断
(OFF)状態となる。なお、目標上限コンデンサ電流
値IC1は、電気二重層コンデンサ40の特性によって決
定される大きな値である。
【0032】スイッチング素子33が遮断状態になる
と、直流リアクトル34に蓄積された電磁エネルギーに
より、直流リアクトル34と電気二重層コンデンサ27
とダイオード35とでなる閉回路に環流電流I2 が流れ
る。この環流電流I2 は前記閉回路の内部抵抗により減
衰していく。そして、環流電流I2 が所定の目標下限コ
ンデンサ電流値IC2に達すると、スイッチング素子33
が再び導通状態となる。スイッチング素子33が導通状
態になると、再び電流I1 が流れる。
【0033】このようにスイッチング素子33が導通・
遮断動作(チョッパ動作)を繰り返して電流I1 ,I2
が流れることにより、電気二重層コンデンサ27は充電
されていく。電気二重層コンデンサ27の充電電圧が所
定の目標コンデンサ電圧値V C0になったら、スイッチン
グ素子33の動作を停止する(遮断状態を維持する)。
【0034】かくして、充電ステーションでの充電操作
が終了する。このとき、電流I1 ,I2 は電気二重層コ
ンデンサ40の内部抵抗で決められる電流値まで許容さ
れるので、大電流値とすることができる。その結果、電
気二重層コンデンサ27への充電は短時間で終了する。
つまり、充電ステーションでの充電操作は短時間で終了
する。具体的には、充電ステーションでの電気二重層コ
ンデンサ27への充電時間Tは、電気二重層コンデンサ
27の静電容量をCとすると、T=(VC0/I 1 )×C
となる。
【0035】また、電気二重層コンデンサ27は大電流
による充電ができるため、電気二重層コンデンサ27へ
の印加電圧が過大にならないように注意するだけでよ
く、充電制御動作設計は簡単にできる。
【0036】電気二重層コンデンサ27の充電が完了し
たら、電動走行車は充電ステーションから離れて走行可
能な状態となる。そして、この走行可能状態(実際に走
行をしている状態でもよい)において、昇圧チョッパ部
28を動作させることにより、電気二重層コンデンサ4
0に充電された電荷を、コンデンサ38やバッテリー2
9に充電する。
【0037】詳述すれば、スイッチング素子40が導通
状態になると、電気二重層コンデンサ27と直流リアク
トル36とスイッチング素子40とでなる閉回路に電気
二重層コンデンサ27から出力された電流I3 が環流す
る。このとき、電気二重層コンデンサ27の充電電圧を
C2、直流リアクトル36のリアクタンスをL2 、時間
をtとすると、電流I3 は(VC2/L2 )×tの割合で
上昇していく。電流I 3 が上昇して所定の目標電流値I
0 になると、スイッチング素子40が遮断状態となる。
なお、目標電流値I0 はバッテリー29の特性によって
決定される小さな値である。
【0038】スイッチング素子40が遮断状態になる
と、電気二重層コンデンサ27の電圧VC2と、直流リア
クトル36の電磁エネルギーにより生じた電圧とが加わ
り(即ち昇圧され)、電流I4 がダイオードD2を介し
てコンデンサ38やバッテリ29に充電される。
【0039】一旦、遮断状態となったスイッチング素子
40は、前回導通状態になった時点から一定時間経過す
ると、再び導通状態となり、これにより再び電流I3
流れる。このように、スイッチング素子40を導通状態
にして電流I3 を流し、スイッチング素子40を遮断状
態にして電流I4 を流す動作を繰り返すことにより、コ
ンデンサ38及びバッテリ29への充電が行われる。こ
のとき、電流I4 は目標電流値I0 により規制されるた
め、バッテリ29に対してダメージを与えることなく最
適な電流値にて充電をすることができる。
【0040】また、バッテリ29の電圧が所定の目標バ
ッテリ電圧値VB0に達した後は、目標電流値I0 を補充
バッテリ電流値IBHにまで下げて、バッテリ29への充
電動作を継続する。このため、バッテリ29から放電さ
れた電荷は、直ちに、電気二重層コンデンサ40に蓄え
た電荷により補充される。補充バッテリ電流値IBHは目
標電流値I0 に比べて大幅に小さい値とする。バッテリ
29の電圧が目標バッテリ電圧値VB0よりも小さくなっ
たら、補充バッテリ電流値IBHを目標電流値I 0 に戻し
て、バッテリ29に充電する。
【0041】また、本実施の形態では電源としてコンデ
ンサ38とバッテリ29とを並列に設けているが、コン
デンサ38のみを設けることも考えられる。しかし、次
の理由からコンデンサ38だけでなくバッテリ29も設
けている。
【0042】即ち、電動走行車の走行路に登り坂がある
場合、この登り坂走行時の必要トルク増分はその勾配を
θとすると下式で表され、このトルク増分を発生させる
ためのエネルギをコンデンサ38のみから得ようとする
と、コンデンサ38が非常に容量の大きなものになって
しまうという問題がある。そこで、この問題を解決する
ためにバッテリ29も設けている。一方、バッテリ29
だけを設けることも考えられるが、この場合に比べて、
コンデンサ38を設けることにより、バッテリ29の容
量が低減されることにもなる。
【0043】
【数1】
【0044】なお、下り坂走行時には駆動装置30から
回生エネルギがバッテリ28に充電されるため、充電ス
テーションでは、その差分の充電エネルギがバッテリ2
9(電気二重層コンデンサ27)に補充される。
【0045】また、充電ステーションでのバッテリ29
の充電をフロート充電方式にしたため、即ち、電気二重
層コンデンサ27に一旦充電し、この電気二重層コンデ
ンサ27に充電した電荷をバッテリ29等に充電する方
式としたため、保全性の向上が図れ、また、地上側では
特別な充電器を必要としないため、安価な構成となる。
【0046】そして、本実施の形態によれば、1次側誘
導部13と2次側結合部22とを介して、地上側の給電
装置11から非接触で充電回路21の電気二重層コンデ
ンサ27に充電するようにしたため、接触式充電に比べ
て、人の安全を容易に確保することができる。
【0047】また、電動走行車の停止位置がずれても1
次側誘導部13と2次側結合部22との磁路ずれが生じ
ないように、1次側誘導部13の磁路断面積を小さく
し、2次側結合部22の磁路断面積を大きくした、或い
は、1次側誘導部13の磁路断面積を大きくし、2次側
結合部22の磁路断面積を小さくしたため、電動走行車
の停止位置がずれても、効率的に電気二重層コンデンサ
27に充電することができる。
【0048】つまり、1次側誘導部13と2次側結合部
22との磁路ずれが生じると、漏れ磁束が大きくなって
1次側誘導部13と2次側結合部22との結合係数が低
下するため、充電効率が低下してしまう。これに対し
て、1次側誘導部13の磁路断面積を小さくし、2次側
結合部22の磁路断面積を大きくすれば、或いは、1次
側誘導部13の磁路断面積を大きくし、2次側結合部2
2の磁路断面積を小さくすれば、1次側誘導部13と2
次側結合部22との磁路ずれによる結合係数の低下を防
止することができるため、充電効率の低下を防止するこ
とができる。換言すれば、電動走行車に対しては操舵ず
れ許容値を大きくすることになるため、電動走行車の操
作性が向上する(走行制御が容易になる)。
【0049】なお、電動走行車に誘導回路が設けられ、
この誘導回路により誘導線を検出しながら走行する場合
には、1次側誘導部13の磁路断面積と2次側結合部2
2の磁路断面積との差異を、誘導性能の許容範囲に抑制
(小さく)することができ、地上設備の小形化等を図る
ことができる。
【0050】また、電動走行車が一定走行区間毎に停止
することが見込まれる走行システムでは、電動走行車の
停止箇所毎に1次側誘導部13を設置することによって
頻繁に電気二重層コンデンサ27に充電することができ
るようにすることにより、電気二重層コンデンサ27の
容量を低減して小形化を図ることができるため、電動走
行車の積載重量の低減と小形化とを図ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的
に説明したように、本発明の電動走行車及びその走行シ
ステムによれば、1次側誘導部と2次側結合部とを介し
て、地上側の給電装置から非接触で充電回路の被充電部
(電気二重層コンデンサ等)に充電するようにしたた
め、接触式充電に比べて、人の安全を容易に確保するこ
とができる。
【0052】また、電動走行車の停止位置がずれても1
次側誘導部と2次側結合部との磁路ずれが生じないよう
に、1次側誘導部の磁路断面積を小さくし、2次側結合
部の磁路断面積を大きくした、或いは、1次側誘導部の
磁路断面積を大きくし、2次側結合部の磁路断面積を小
さくしたため、電動走行車の停止位置がずれても、効率
的に被充電部(電気二重層コンデンサ等)に充電するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電動走行車の走行シ
ステムの要部構成図である。
【図2】前記電動走行車の走行システムの全体構成図で
ある。
【図3】電動走行車の駆動回路構成図である。
【図4】バッテリ寿命特性図である。
【符号の説明】
11 給電装置 12 高周波発振器 13 1次側誘導部 14,23 鉄心 14a,23a 先端面 15,24 コイル 21 充電回路 22 2次側結合部 25 整流部 26 降圧チョッパ部 27 電気二重層コンデンサ 28 昇圧チョッパ部 29 バッテリ 30 駆動装置 31 整流回路 32,38 コンデンサ 33,40 スイッチング素子 34,36 直流リアクトル 35,37 ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電回路を備え、この充電回路には地上
    側に設置した給電装置の1次側誘導部に対応するように
    配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部と2次側結
    合部とを介して、地上側の給電装置から非接触で充電回
    路の被充電部に充電するように構成したことを特徴とす
    る電動走行車。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する電動走行車におい
    て、 電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側
    結合部との磁路ずれが生じないように、2次側結合部の
    磁路断面積を1次側誘導部の磁路断面積よりも大きく又
    は小さくしたことを特徴とする電動走行車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する電動走行車に
    おいて、 充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二
    重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコ
    ンデンサに充電するように構成したことを特徴とする電
    動走行車。
  4. 【請求項4】 地上側に設置した1次側誘導部を有する
    給電装置と、 充電回路を備え、この充電回路には1次側誘導部に対応
    するように配置した2次側結合部を設け、1次側誘導部
    と2次側結合部とを介して、地上側の給電装置から非接
    触で充電回路の被充電部に充電するように構成した電動
    走行車とを有してなることを特徴とする電動走行車の走
    行システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する電動走行車の走行シ
    ステムにおいて、 電動走行車の停止位置がずれても1次側誘導部と2次側
    結合部との磁路ずれが生じないように、1次側誘導部の
    磁路断面積を小さくし、2次側結合部の磁路断面積を大
    きくした、或いは、1次側誘導部の磁路断面積を大きく
    し、2次側結合部の磁路断面積を小さくしたことを特徴
    とする電動走行車の走行システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載する電動走行車の
    走行システムにおいて、 充電回路には電気二重層コンデンサを設け、この電気二
    重層コンデンサに一旦充電した電荷を、バッテリ又はコ
    ンデンサに充電するように構成したことを特徴とする電
    動走行車の走行システム。
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