JP2001024497A - 自己整合式ディジタルドライバ回路 - Google Patents

自己整合式ディジタルドライバ回路

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JP2001024497A
JP2001024497A JP11191229A JP19122999A JP2001024497A JP 2001024497 A JP2001024497 A JP 2001024497A JP 11191229 A JP11191229 A JP 11191229A JP 19122999 A JP19122999 A JP 19122999A JP 2001024497 A JP2001024497 A JP 2001024497A
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output impedance
transistor
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Kenji Kawamura
健児 河村
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定範囲内の未知インピーダンスを有し且つ複
数のディジタルレシーバ回路が接続された送受信装置
間、及び、装置内インタフェースにおいて、ディジタル
インタフェースのHレベル及びLレベルスレシュホール
ド電圧近辺の間では波形遷移状態でも確実に単調な電圧
上昇または降下が得られ且つ反射による波形歪みを低減
することが可能なディジタルドライバ回路を提供するこ
と。 【解決手段】2種類の基準電圧が設定可能な出力インピ
ーダンス制御部と出力インピーダンス部を付属すること
により、 Hレベル及びLレベルスレシュホールド電圧
の間の波形遷移状態においても確実に単調な電圧上昇ま
たは降下が得られ且つ反射による波形歪みを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル伝送の
送受信装置間、及び、装置内インタフェース回路におい
て、所定範囲内の未知インピーダンスを有した伝送線路
を駆動するディジタルドライバ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル伝送の送受信装置
間、及び、装置内インタフェース回路において、未知イ
ンピーダンスを有する伝送線路を駆動するディジタルド
ライバ回路に関する公知例としては、特開平6−260
922号公報「自己調整式インピーダンス整合ドライ
バ」に記載されている方法が知られている。
【0003】以下、上述の従来技術について説明する。
【0004】図6は、上述の従来技術によるディジタル
ドライバ回路の一構成例である。図6においてディジタ
ルドライバ回路101は、前段ドライバ103、出力イ
ンピーダンス部104、ラッチ105、比較器106、
制御ロジック部107、により構成され、伝送線路及び
ディジタルレシーバを含む負荷102に接続される。出
力インピーダンス部104は、Hレベル出力時の出力イ
ンピーダンスを決定するPMOSトランジスタ108〜
111と、ラッチからの制御信号によりPMOSトラン
ジスタ109〜111を各々ONまたはOFFさせるス
イッチとして動作するPMOSトランジスタ116〜1
18の並列接続によるトランジスタアレイで構成され、
ラッチからの制御信号によりHレベル出力時の出力イン
ピーダンスを所定範囲内のインピーダンス(概ね20Ω
〜100Ω)に設定することが可能である。また、出力
インピーダンス部104は、Lレベル出力時の出力イン
ピーダンスを決定するNMOSトランジスタ112〜1
15と、ラッチからの制御信号によりNMOSトランジ
スタ113〜115を各々ONまたはOFFさせるスイ
ッチとして動作するNMOSトランジスタ119〜12
1の並列接続によるトランジスタアレイで構成され、ラ
ッチからの制御信号によりLレベル出力時の出力インピ
ーダンスを所定範囲内のインピーダンス(概ね20Ω〜
100Ω)に設定することが可能である。
【0005】図6の従来技術では、出力インピーダンス
部104の出力電圧と電源電圧VDDの1/2にあたる
基準電圧とを比較器106にて比較し、その結果をラッ
チ105にて保持するように制御ロジック部107にて
制御するが、ここで出力インピーダンス部104の出力
がLレベルからHレベル、またはHレベルからLレベル
へ切り替わる波形遷移状態での出力電圧をVoutとし
た場合、Vout
【0006】
【数1】
【0007】を満足するように出力インピーダンス部1
04の出力インピーダンスを制御することによって、未
知である負荷102のインピーダンスZoと出力インピ
ーダンス制御部104の出力インピーダンスRoを
【0008】
【数2】
【0009】とすることができ、ディジタルドライバ1
01の出力端にて負荷102と整合することができる。
このため、負荷102内で反射した信号波形はディジタ
ルドライバ101の出力端にて終端されるので、負荷1
02内で生じる信号波形の反射による波形歪みを低減す
ることが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6の従来
技術によるディジタルドライバ回路では、図7に示すよ
うに伝送線路204〜206を介して複数のディジタル
レシーバ回路201〜203に接続しようとした場合、
ディジタルドライバ回路101から最も遠いディジタル
レシーバ203の入力信号波形は波形歪みが少ないが、
ディジタルドライバ回路101に最も近いディジタルレ
シーバ回路201の入力信号波形はLレベルからHレベ
ルまたはHレベルからLレベルへ切り替わる波形遷移状
態において、単調な電圧上昇または降下が得られずに、
電圧VDD/2の部分に棚ができてしまうケースが多い
という問題がある。
【0011】図8に、ディジタルレシーバ回路201入
力端、及び、203入力端の典型的な信号波形を示す。
ディジタルレシーバ回路201入力端の信号波形の電圧
DD/2の部分に棚ができてしまう原因は、上述のよ
うにディジタルドライバ回路101の出力の波形遷移状
態の電圧Voutと基準電圧VDD/2を比較して、数
1を満足するように出力インピーダンス制御部104の
出力インピーダンスを制御していることからも明白であ
る。通常このような回路方式の場合、ディジタルレシー
バの入力インピーダンスはハイインピーダンスであるた
め、反射によって、進入波と反射波に伝送線路長分の遅
延時間が生じる。従って、進入波と反射波に遅延が生じ
るディジタルレシーバ回路201入力端では棚が発生す
るが、その遅延が生じないディジタルレシーバ回路20
3入力端では棚が発生しない。この棚の時間は反射波が
反射して戻ってくるまでの時間であることは言うまでも
ない。標準的なガラスエポキシ基板の配線の単位長さ当
たりの遅延時間は5〜9ps/mmであるため、配線長
が50mmであれば、棚が生じる時間はおよそ500〜
900psとなる。
【0012】通常のディジタルインタフェースでは電源
電圧VDDの1/2であるVDD/2を介してHレベル
のスレシュホールド電圧Vth+、Lレベルのスレシュ
ホールド電圧Vth−が規定されることが多いため、上
述のように信号波形のVDD/2の部分に棚ができる
と、例えば、カウンタのクロック信号ではカウントの誤
動作を招いてしまうため適用できないし、またフリップ
フロップのデータ線ではVDD/2の棚の部分で論理を
識別することはできないため、HレベルまたはLレベル
が確定するためにさらに遅延時間を見込まねばならず、
結果的に高速アクセスができなくなってしまう。このよ
うに、ディジタルインタフェースのスレシュホールドレ
ベル近辺(Vth−〜Vth+の間)に信号波形の棚が
生じた場合、論理識別を誤ることがある。
【0013】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、所定範囲内の未知インピーダン
スを有し、且つ、複数のディジタルレシーバ回路が接続
された送受信装置間、及び、装置内インタフェース回路
において、信号波形遷移状態の立ち上がり、及び、立ち
下がりのスレシュホールドレベル近辺でも、確実に単調
な電圧上昇または降下が得られて高速アクセスでき、且
つ、反射による波形歪みを低減することができるよう
に、ディジタルドライバ回路の出力インピーダンスを自
己調節することが可能な回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ディジタル伝送のインタフェース部で前段ドライバ
と出力インピーダンス部と出力インピーダンス制御部と
を有し、上記出力インピーダンス部と上記出力インピー
ダンス制御部との両方に、あるいは、どちらか片方に、
上記前段ドライバ出力信号を入力するドライバ回路であ
って、上記前段ドライバ出力信号と上記出力インピーダ
ンス部出力の出力信号と第1の基準電圧と第2の基準電
圧とを入力し制御信号を上記出力インピーダンス部に出
力する出力インピーダンス制御部と、上記前段ドライバ
出力信号と上記制御信号とを基に出力インピーダンスを
設定する出力インピーダンス部とを有することを特徴と
する。
【0015】さらに、前記出力インピーダンス制御部が
Hレベルを監視する第1の比較器とLレベルを監視する
第2の比較器とデコーダ部とで構成され、上記第1の比
較器入力には前記出力信号とHレベル閾値電圧相当の前
記第1の基準電圧を入力し、比較結果を上記デコーダ部
に出力し、上記第2の比較器入力には上記出力信号とL
レベル閾値電圧相当の前記第2の基準電圧を入力し、比
較結果を上記デコーダ部に出力し、上記デコーダ部は上
記第1の比較器での結果と上記第2の比較器での結果と
前記前段ドライバ出力信号とを入力し前記制御信号を前
記出力インピーダンス部に出力することを特徴とする。
【0016】また、前記出力インピーダンス出力部が、
上記出力インピーダンス部内の出力信号線を中心に電源
側に1個のPMOSトランジスタとグランド側に1個の
NMOSトランジスタを直列に接続し、また、上記出力
信号線を中心に上記電源側に2個のPMOSトランジス
タと上記グランド側に2個のNMOSトランジスタを直
列に接続し、さらに、該2個のPMOSトランジスタと
該2個のNMOSトランジスタ列を並列に1列以上接続
した構成とし、前記前段ドライバ出力を、上記1個のP
MOSトランジスタと上記1個のNMOSトランジスタ
の双方のゲートに接続し、上記前段ドライバ出力を、上
記2個のPMOSトランジスタと上記2個のNMOSト
ランジスタ列の上記2個のPMOSトランジスタのゲー
トの一端と上記2個のNMOSトランジスタのゲートの
一端に接続し、一方、前記制御信号を、上記2個のPM
OSトランジスタと上記2個のNMOSトランジスタ列
の上記2個のPMOSトランジスタのゲートの他端と上
記2個のNMOSトランジスタのゲートの他端に接続し
たことを特徴とする。
【0017】また、前記出力インピーダンス部が、上記
出力インピーダンス部内の出力信号線を中心に電源側に
PMOSトランジスタとグランド側にNMOSトランジ
スタを直列に接続し、さらに、上記PMOSトランジス
タと上記NMOSトランジスタ列を並列に1列以上接続
した構成とし、前記制御信号を、上記PMOSトランジ
スタと上記NMOSトランジスタ列のゲートのに接続し
たことを特徴とする。
【0018】また、前記出力インピーダンス部が、電源
側に第1のPMOSトランジスタとグランド側に第1の
NMOSトランジスタを直列に接続し、前記前段ドライ
バ出力を上記第1のPMOSトランジスタと上記第1の
NMOSトランジスタのゲートに接続し、上記第1のP
MOSトランジスタと上記第1のNMOSトランジスタ
の接続点と前記出力信号を出力する出力点との間に、抵
抗と第2のPMOSトランジスタと第2のNMOSトラ
ンジスタとを並列に配置し、上記制御信号を上記第2の
PMOSトランジスタのゲートと上記第2のNMOSト
ランジスタとのゲートに接続したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明におけるディジタルドライバ回
路のブロック図である。図1における本発明のディジタ
ルドライバ回路101は、2種類の基準電圧Vref+
及びVref−が設定可能な出力インピーダンス制御部
402、出力インピーダンス制御部402からの制御信
号により所定範囲内の負荷インピーダンス(概ね20Ω
〜100Ω)またはハイインピーダンス状態に設定する
ことが可能な出力インピーダンス部401、及び前段ド
ライバ103により構成されることを特徴とする。図1
のディジタルドライバ回路によれば、所定範囲内の未知
インピーダンスを有し、且つ、複数のディジタルレシー
バ回路が接続された送受信装置間、及び、装置内インタ
フェース回路において、ディジタルインタフェースのH
レベル及びLレベルスレシュホールド電圧近辺の間では
波形遷移状態においても、確実に単調な電圧上昇または
降下が得られ、且つ、反射による波形歪みを低減するこ
とができるように、ディジタルドライバ回路の出力イン
ピーダンスを自己調節することが可能である。
【0020】以下、その理由を説明する。信号がLレベ
ルからHレベルに切り替わる場合、出力インピーダンス
制御部402では基準電圧Vref+と出力インピーダ
ンス部401の出力とを比較し、出力インピーダンス部
401の出力電圧が基準電圧Vref+より小さい場合
には、出力インピーダンス部401の出力電圧がV
ref+より高くなるように出力インピーダンス部40
1のHレベル出力の出力インピーダンスを低く制御す
る。ここで、Vref+は使用しているディジタルイン
タフェースのHレベルスレシュホールドVth+に等し
く設定するか、またはシステムの他の雑音要因を考慮し
てシステム仕様に応じてVth+より高く設定するもの
とする。このとき出力インピーダンス部401の出力イ
ンピーダンスRoは、
【0021】
【数3】
【0022】を満足するように制御することによって、
波形遷移状態において、スレシュホールドレベル近辺
で、確実に単調な電圧上昇を得ることが可能である。
【0023】さらに、出力インピーダンス部401の出
力電圧が基準電圧Vref+より高くなると、出力イン
ピーダンス制御部402は出力インピーダンス部401
の出力インピーダンスを高くするように負帰還制御する
ことによって、負荷102を駆動している間、出力イン
ピーダンス部401の出力をVref+と等しい電圧に
制御することができる。
【0024】そして、ディジタルドライバ回路101よ
り最も遠いディジタルレシーバにて全反射して戻ってく
る反射波形がディジタルドライバ回路101の出力に到
達すると、ディジタルドライバ回路101の出力では概
ね2・Vref+程度の電圧となるため、出力インピー
ダンス制御部402で、容易に検出でき、ここで出力イ
ンピーダンス制御部402は出力インピーダンス部40
1のHレベル出力の出力インピーダンスをさらに高くも
しくはハイインピーダンス状態に制御する。このとき、
出力インピーダンス部401の出力は高いインピーダン
ス状態となるため、負荷に生じる電圧は出力インピーダ
ンス部401の出力インピーダンスと負荷容量の時定数
により規定のHレベル(VDD)まで遷移し、反射によ
る波形歪みは生じない。
【0025】同様に、信号がHレベルからLレベルに切
り替わる場合についても、出力インピーダンス制御部4
02では基準電圧Vref−と出力インピーダンス部4
01の出力とを比較し、出力インピーダンス部401の
出力電圧が基準電圧Vref−より大きい場合には、出
力インピーダンス部401の出力電圧がVref−より
低くなるように出力インピーダンス部401のLレベル
出力の出力インピーダンスを低く制御する。ここで、V
ref−は使用しているディジタルインタフェースのL
レベルスレシュホールド電圧Vth−に等しく設定する
か、またはシステムの他の雑音要因を考慮してシステム
仕様に応じてVth−より高く設定するものとする。こ
のとき出力インピーダンス部401の出力インピーダン
スRoは、
【0026】
【数4】
【0027】を満足するように制御することによって、
波形遷移状態において、スレシュホールドレベル近辺
で、確実に単調な電圧下降を得ることが可能である。
【0028】さらに、出力インピーダンス部401の出
力電圧が基準電圧Vref−より高くなると、出力イン
ピーダンス制御部402は出力インピーダンス部401
の出力インピーダンスを高くするように負帰還制御する
ことによって、負荷102を駆動している間、出力イン
ピーダンス部401の出力をVref−と等しい電圧に
制御することができる。
【0029】そして、ディジタルドライバ回路101よ
り最も遠いディジタルレシーバにて全反射してして戻っ
てくる反射波形がディジタルドライバ回路101の出力
に到達すると、ディジタルドライバ回路101の出力で
は概ね VDD−2・Vref−程度の電圧となるた
め、出力インピーダンス制御部402で、容易に検出で
き、ここで出力インピーダンス制御部402は出力イン
ピーダンス部401のLレベル出力の出力インピーダン
スをさらに高くもしくはハイインピーダンス状態に制御
する。このとき、出力インピーダンス部401の出力は
高いインピーダンス状態となるため、負荷に生じる電圧
は出力インピーダンス部401の出力インピーダンスと
負荷容量の時定数により規定のLレベル(GND)まで
遷移し、反射による波形歪みは生じない。
【0030】以上の動作により、本発明によるディジタ
ルドライバ回路の出力インピーダンス制御部401の出
力端での信号波形は図2(a)に示す様に、棚部分がス
レシュホールドレベル近辺から外れた信号波形が得られ
ることが分かる。なお、通常のディジタルインタフェー
スのディジタルドライバまたはディジタルレシーバでは
電源VDDまたはグランドGNDにクランプダイオード
が付与されている場合が多く、その場合には図2(b)
のようにそれらのクランプダイオードにより信号波形が
クリップされることもある。
【0031】以上の説明により、本発明によるディジタ
ルドライバ回路によれば、所定範囲内の未知インピーダ
ンスを有した伝送線路を駆動する際に、ディジタルイン
タフェースのHレベル及びLレベルスレシュホールド電
圧近辺の間では波形遷移状態においても確実に単調な電
圧上昇または降下が得られ高速アクセスでき、且つ、反
射による波形歪みを低減するように、ディジタルドライ
バ回路の出力インピーダンスを自己調節することができ
る。
【0032】図3は、本発明におけるディジタルドライ
バ回路の一実施例である。図3による本発明のディジタ
ルドライバ回路の出力インピーダンス制御部402は、
基準電圧Vref+と出力インピーダンス部401の出
力とを入力とし、その差分を検出する比較器601と、
基準電圧Vref−と出力インピーダンス部401の出
力とを入力とし、その差分を検出する比較器602と、
比較器601の出力より出力インピーダンス部401の
Hレベル出力の出力インピーダンスを制御するための信
号を生成するデコーダ604と、比較器602の出力よ
り出力インピーダンス部401のLレベル出力の出力イ
ンピーダンスを制御するための信号を生成するデコーダ
603とで構成される。また、出力インピーダンス部4
01は、特開平6−260922号公報「自己調整式イ
ンピーダンス整合ドライバ」に記載されている出力イン
ピーダンス制御回路部と全く同様である。
【0033】図3の実施例では、Hレベル出力時には比
較器601が出力インピーダンス部401の出力と基準
電圧Vref+を比較して差分を検出し、デコーダ60
4では出力インピーダンス部401の出力がVref+
より小さい場合には、出力インピーダンス部401のH
レベル出力の出力インピーダンスが小さくなるように制
御信号を出力し、また、出力インピーダンス部401の
出力がVref+より大きい場合には、出力インピーダ
ンス部401のHレベル出力の出力インピーダンスが大
きくなるように制御信号を出力し、出力インピーダンス
部401の出力が概ねVDD以上になると出力インピー
ダンス部401のHレベル出力の出力インピーダンス
を、さらに大きく、または、ハイインピーダンスになる
ように制御信号を出力することにより、上述の動作を実
現することができる。同様にLレベル出力時には、比較
器602が出力インピーダンス部401の出力と基準電
圧Vref−を比較して差分を検出し、デコーダ603
では出力インピーダンス部401の出力がVref−
り大きい場合には、出力インピーダンス部401のLレ
ベル出力の出力インピーダンスが小さくなるように制御
信号を出力し、また、出力インピーダンス部401の出
力がVref−より小さい場合には、出力インピーダン
ス部401のLレベル出力の出力インピーダンスが大き
くなるように制御信号を出力し、出力インピーダンス部
401の出力が概ねGND以下になると出力インピーダ
ンス部401のLレベル出力の出力インピーダンスを、
さらに大きく、または、ハイインピーダンスになるよう
に制御信号を出力することにより、上述の動作を実現す
ることができる。
【0034】なお、例えば出力インピーダンス部401
がLレベルを出力している場合において、出力インピー
ダンス制御部402のHレベル出力用の比較器601、
デコーダ604の動作については、前段ドライバ103
の出力により出力インピーダンス部401のPMOSト
ランジスタ108〜111がOFFしているため考慮す
る必要はない。出力インピーダンス部401がHレベル
を出力している場合における出力インピーダンス制御部
402のLレベル出力用の比較器602、デコーダ60
3の動作についても同様である。
【0035】図4は、本発明におけるディジタルドライ
バ回路の別の一実施例である。図4による本発明のディ
ジタルドライバ回路の出力インピーダンス制御部402
は、基準電圧Vref+と出力インピーダンス部401
の出力とを入力としその差分を検出する比較器601
と、基準電圧Vref−と出力インピーダンス部401
の出力とを入力とし、その差分を検出する602と、比
較器601の出力と前段ドライバ103の出力より出力
インピーダンス部401のH出力の出力インピーダンス
を制御するための信号を生成するデコーダ709と、比
較器602の出力と前段ドライバ103の出力より出力
インピーダンス部401のL出力の出力インピーダンス
を制御するための信号を生成するデコーダ710とによ
り構成される。また、出力インピーダンス部401は、
出力インピーダンス制御部402のデコーダ709の出
力によりHレベル出力のON/OFFが制御可能なPM
OSトランジスタ701〜704を並列したトランジス
タアレイを構成しており、PMOSトランジスタ701
〜704を各々ON/OFFすることにより出力インピ
ーダンス部401のHレベル出力の出力インピーダンス
を可変することが可能である。また、出力インピーダン
ス制御部402のデコーダ710の出力によりLレベル
出力のON/OFFが制御可能なNMOSトランジスタ
705〜708を並列したトランジスタアレイを構成し
ており、NMOSトランジスタ705〜708を各々O
N/OFFすることにより出力インピーダンス部401
のLレベル出力の出力インピーダンスを可変することが
可能である。
【0036】図4によれば、出力インピーダンス制御部
402のデコーダ709が前段ドライバ103の出力が
Hレベル出力の場合にのみ、比較器601の出力に応じ
て出力インピーダンス部401のHレベル出力用のPM
OSトランジスタ701〜704の各々をON/OFF
制御することにより、上述の図3の実施例に比して出力
インピーダンス部401のPMOSトランジスタの個数
を減じることができる。同様に、出力インピーダンス制
御部402のデコーダ710が前段ドライバ103の出
力がLレベル出力の場合にのみ、比較器602の出力に
応じて出力インピーダンス部401のLレベル出力用の
NMOSトランジスタ705〜708の各々をON/O
FF制御することにより、上述の図3の実施例に比して
出力インピーダンス部401のNMOSトランジスタの
個数を減じることができる。
【0037】一般的に出力インピーダンス部401に使
用されるMOSトランジスタのトランジスタサイズは比
較的大きなものが必要となるため、図4による本発明の
ディジタルドライバ回路によればLSI内部の実装効率
を向上できる。
【0038】図5は、本発明におけるディジタルドライ
バ回路の別の一実施例である。図5による本発明のディ
ジタルドライバ回路の出力インピーダンス部401は、
PMOSトランジスタ804とNMOSトランジスタ8
05によるCMOSプッシュプル出力と負荷102との
間に、抵抗801及びNMOSトランジスタ802及び
PMOSトランジスタ803を並列接続し、その並列抵
抗をNMOSトランジスタ802及びPMOSトランジ
スタ803をON/OFFさせることでをON/OFF
させることで、出力インピーダンス部401の出力イン
ピーダンスを制御することが可能である。 また、出力
インピーダンス制御部402は、基準電圧Vref+
出力インピーダンス部401の出力とを入力としその差
分を検出する比較器601と、基準電圧Vref−と出
力インピーダンス部401の出力とを入力とし、その差
分を検出する602と、比較器601及び602の出力
と前段ドライバ103の出力より出力インピーダンス部
401の出力インピーダンスを制御するための信号を生
成するデコーダ806とで構成される。図5による本発
明のディジタルドライバ回路によれば、出力インピーダ
ンス部401の出力インピーダンスの制御方法について
は、CMOSプッシュプル出力と負荷102との間に、
抵抗801及びNMOSトランジスタ802及びPMO
Sトランジスタ803による並列抵抗によってもでき
る。なお、抵抗801はMOSトランジスタのON抵抗
や拡散抵抗によって実現することもでき、また制御可能
なNMOSトランジスタ802及びPMOSトランジス
タ803による並列抵抗は複数であっても実現可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上の説明により、本発明によるディジ
タルドライバ回路によれば、ディジタルドライバ回路の
出力インピーダンスを自己調節することにより、所定範
囲内の未知インピーダンスを有し、且つ、複数のディジ
タルレシーバ回路が接続された送受信装置間、及び、装
置内インタフェース回路において、ディジタルインタフ
ェースのHレベル及びLレベルスレシュホールド電圧近
辺では波形遷移状態が確実に単調な電圧上昇または降下
が得られ、且つ、反射による波形歪みを低減して駆動す
ることができるため、高速アクセスが可能なディジタル
インタフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるディジタルドライバ回路のブロ
ック図。
【図2】本発明におけるディジタルドライバ回路の出力
端での信号波形。
【図3】本発明におけるディジタルドライバ回路の一実
施例。
【図4】本発明におけるディジタルドライバ回路の一実
施例。
【図5】本発明におけるディジタルドライバ回路の一実
施例。
【図6】従来技術におけるディジタルドライバ回路の一
実施例。
【図7】複数のディジタルレシーバ回路を接続した場合
の伝送形態。
【図8】従来技術におけるディジタルドライバ回路の出
力端での信号波形。
【符号の説明】
101…ディジタルドライバ回路、102…負荷、10
3…前段ドライバ、 104,401…出力インピーダ
ンス部、105…ラッチ、106,601,602…比
較器、107…制御ロジック部、108〜111,11
6〜118,701〜704,803,804…PMO
Sトランジスタ、112〜115,119〜121,7
05〜708,802、805…NMOSトランジス
タ、 201〜203…ディジタルレシーバ回路、2
04〜206…伝送線路、402…出力インピーダンス
制御部、603,604,709,710…デコーダ、
605,711,806…デコーダ部、801…抵抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル伝送のインタフェース部で前段
    ドライバと出力インピーダンス部と出力インピーダンス
    制御部とを有し、 上記出力インピーダンス部と上記出力インピーダンス制
    御部との両方に、あるいは、上記出力インピーダンス部
    と上記出力インピーダンス制御部のどちらか片方に、上
    記前段ドライバ出力信号を入力するドライバ回路であっ
    て、 上記前段ドライバ出力信号と上記出力インピーダンス部
    出力の出力信号と第1の基準電圧と第2の基準電圧とを
    入力し制御信号を上記出力インピーダンス部に出力する
    出力インピーダンス制御部と、 上記前段ドライバ出力信号と上記制御信号とを基に出力
    インピーダンスを設定する出力インピーダンス部とを有
    することを特徴とする自己整合式ディジタルドライバ回
    路。
  2. 【請求項2】前記出力インピーダンス制御部がHレベル
    を監視する第1の比較器とLレベルを監視する第2の比
    較器とデコーダ部とで構成され、 上記第1の比較器入力には前記出力信号とHレベル閾値
    電圧相当の前記第1の基準電圧を入力し、比較結果を上
    記デコーダ部に出力し、 上記第2の比較器入力には上記出力信号とLレベル閾値
    電圧相当の前記第2の基準電圧を入力し、比較結果を上
    記デコーダ部に出力し、 上記デコーダ部は上記第1の比較器での結果と上記第2
    の比較器での結果と前記前段ドライバ出力信号とを入力
    し前記制御信号を前記出力インピーダンス部に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の自己整合式ディジタル
    ドライバ回路。
  3. 【請求項3】前記出力インピーダンス出力部が、 上記出力インピーダンス部内の出力信号線を中心に電源
    側に1個のPMOSトランジスタとグランド側に1個の
    NMOSトランジスタを直列に接続し、 また、上記出力信号線を中心に上記電源側に2個のPM
    OSトランジスタと上記グランド側に2個のNMOSト
    ランジスタを直列に接続し、さらに、該2個のPMOS
    トランジスタと該2個のNMOSトランジスタ列を並列
    に1列以上接続した構成とし、 前記前段ドライバ出力を、上記1個のPMOSトランジ
    スタと上記1個のNMOSトランジスタの双方のゲート
    に接続し、 上記前段ドライバ出力を、上記2個のPMOSトランジ
    スタと上記2個のNMOSトランジスタ列の上記2個の
    PMOSトランジスタのゲートの一端と上記2個のNM
    OSトランジスタのゲートの一端に接続し、 一方、前記制御信号を、上記2個のPMOSトランジス
    タと上記2個のNMOSトランジスタ列の上記2個のP
    MOSトランジスタのゲートの他端と上記2個のNMO
    Sトランジスタのベースの他端に接続したことを特徴と
    する請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の自己整
    合式ディジタルドライバ回路。
  4. 【請求項4】前記出力インピーダンス部が、 上記出力インピーダンス部内の出力信号線を中心に電源
    側にPMOSトランジスタとグランド側にNMOSトラ
    ンジスタを直列に接続し、さらに、上記PMOSトラン
    ジスタと上記NMOSトランジスタ列を並列に1列以上
    接続した構成とし、 前記制御信号を、上記PMOSトランジスタと上記NM
    OSトランジスタ列のゲートのに接続したことを特徴と
    する請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の自己整
    合式ディジタルドライバ回路。
  5. 【請求項5】前記出力インピーダンス部が、 電源側に第1のPMOSトランジスタとグランド側に第
    1のNMOSトランジスタを直列に接続し、 前記前段ドライバ出力を上記第1のPMOSトランジス
    タと上記第1のNMOSトランジスタのゲートに接続
    し、 上記第1のPMOSトランジスタと上記第1のNMOS
    トランジスタの接続点と前記出力信号を出力する出力点
    との間に、 抵抗と第2のPMOSトランジスタと第2のNMOSト
    ランジスタとを並列に配置し、 上記制御信号を上記第2のPMOSトランジスタのゲー
    トと上記第2のNMOSトランジスタとのゲートに接続
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項2のいずれ
    かに記載の自己整合式ディジタルドライバ回路。
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