JP2001022749A - オンライン文書への個人付加情報を共有する方法 - Google Patents

オンライン文書への個人付加情報を共有する方法

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JP2001022749A
JP2001022749A JP19542299A JP19542299A JP2001022749A JP 2001022749 A JP2001022749 A JP 2001022749A JP 19542299 A JP19542299 A JP 19542299A JP 19542299 A JP19542299 A JP 19542299A JP 2001022749 A JP2001022749 A JP 2001022749A
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Yuichi Yagawa
雄一 矢川
Shigeo Wakai
樹雄 若井
Akira Tanaka
晶 田中
Akio Takahashi
明男 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オンライン文書に対して、ユーザが個人的なマ
ークやコメントなどの個人付加情報を付加し、その個人
付加情報を他のユーザと共有する方法を提供する。 【解決手段】タグ付けされたオンライン文書を対象と
し、個人付加情報が付加してある文書IDと、タグのシ
ーケンシャル番号と、対象文字列と、その種類および内
容とを合わせて管理する。次に、ユーザごとに複数の個
人付加情報をまとめて管理するような個人付加シートを
導入する。そして、シートごとに、当該シートを作成し
たユーザのIDと、他のユーザに対する当該シートのア
クセス条件とを、文書IDや前述の個人付加情報ととも
に管理する。また、他のユーザが既存シート上に新たに
個人付加情報を追加する場合には、文書IDの代わりに
当該既存シートのIDで添付先を一意に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】オンライン文書に対して、ユ
ーザが個人的な目印(マーク)やコメントなどの情報を
付加し、その情報(以下、個人付加情報)を他のユーザ
と共有する方法に関する。特に、ネットワークを使った
文書共有システム、遠隔教育・研修システムであって、
オンライン上に公開された電子的な文書や教科書に対し
て、各ユーザが個人的なマークやコメントを付加すると
ともに、その個人付加情報を他のユーザと共有すること
によって、ネットワークを通じた質疑応答や討論、知識
共有を可能にするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの爆発的普及は目を見張
るものがあり、日本全国の利用者は既に一千万人を超え
ている。また、企業では、インターネットの技術を企業
内ネットワークに応用したイントラネットの導入が盛ん
である。
【0003】このインターネット・イントラネットで中
心的に使われるアプリケーションがWWW(World Wide
Web)である。WWWでは、ネットワーク上の文書がハ
イパーテキストマークアップ言語(HTML: HyperText Ma
rkup Language)により記述されており、またHTMLで
は、文書のレイアウト構造やハイパーテキスト構造が専
用タグを用いて定義されているので、ユーザは関連する
情報を次から次へと辿ることができる。このWWWを中
心に、インターネット・イントラネットなどネットワー
ク上で扱われる電子的な文書を本発明ではオンライン文
書(または単に文書)と呼ぶことにする。
【0004】WWWでは、複数のユーザがオンライン文
書を共有化できる。例えば、イントラネットでは、企業
内情報をオンライン文書として共有化し、日常の業務に
活用する文化が定着しつつある。また、最近では、教育
や研修に用いられる教科書を電子化し、オンライン文書
として共有化することによって、企業内の遠隔教育・研
修を効率化しようとする応用も出てきた。本発明では、
上述のような応用に用いられるシステムを、それぞれ文
書共有システム、遠隔教育・研修システムと呼ぶことに
する。
【0005】これら文書共有システムや遠隔教育・研修
システムでは、ユーザが過去に見たオンライン文書で重
要だと思った箇所をもう一度見たい場合がよくある。学
習の過程で繰り返し読むことが求められる電子的な教科
書では、特にその要望が強い。また、文書中の特定の箇
所について、他のユーザの考えを聞いてみたい、あるい
は参照したい場合もある。文書共有システムでは、情報
の共有に加え、知識や考え方までも共有したいという要
望である。また、遠隔教育・研修システムでは、教科書
中で分からない箇所を生徒同士や教師とともに質疑応答
する利用形態が考えられる。
【0006】紙の文書を見てみると、このような場合、
アンダーラインやラインマーカを使って必要な箇所に目
印(マーク)を付けることが多いようである。文書中で
マークが付けてある箇所を優先的に読むことによって、
重要な情報の再確認が容易になる。また、マークの付近
に自分なりの注釈やコメントを書き込むことも、日常生
活で我々が普通にやっていることである。コメントを付
けた文書をグループ内で回覧することによって、知識や
考え方をも共有できる仕組みになっている。
【0007】一方、従来技術としては、まず第一に、オ
ンライン文書をコピーし、当該コピー上にユーザ個別の
情報を書き込む方法がある。例えば、よく電子メール等
で使われている方法として、他人からの電子メールも含
め、他の文書を引用する場合には、その文書の必要箇所
をコピーし、各行の先頭に引用記号(”>”など)を挿
入する方法がある。引用箇所を明確にし、それとは違う
表示形式で自分の考えなどを記載することになる。ま
た、最もプリミティブな方法として、オンライン文書を
プリントアウトし、この紙にユーザ個別の情報を書き込
む方法もある。
【0008】次に、第二の方法として、オンライン文書
そのものにユーザ個別のマークやコメントを挿入する方
法がある。例えば、特開平10−040236号「コメ
ント付きハイパーテキスト文書処理装置」では、HTMLに
コメント表示制御のための専用タグ追加し、オンライン
文書内の任意の箇所にユーザのコメントを当該専用タグ
とともに埋め込み方式で挿入する。つまり、ユーザ個別
の情報が、オリジナルのオンライン文書内で管理される
ことになる。
【0009】次に、第三の方法として、個人付加情報を
オンライン文書とは別に管理・保存する方法がある。例
えば、特開平06−231186号「文書処理装置」で
は、文書処理装置に関し、一般書籍を読むのと同様に、
文書に対して視覚的に栞等の認識マークを挟み、参照で
きるようにしているが、栞は文書ファイルとは別に保管
される。また、特開平03−191466号では、文書
の変更案やコメントを挿入または参照可能な文書処理装
置を提供しているが、変更案やコメントは文書とは別フ
ァイルにて保管される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、インターネッ
ト・イントラネットでWWWを通じて得られるオンライン
文書では、共有が前提となるため、ユーザ個人のマーク
やコメントを付加することが通常できないようになって
いる。このため、上述のような従来技術が提案されてい
るわけだが、本発明の属する技術分野に照らし合わせて
考えた場合、各々以下に述べるような問題がある。
【0011】まず、第一の方法では、オンライン文書を
電子的にコピー、または紙にプリントアウトし、そのコ
ピーや印刷物上にユーザ個人の情報を付加するわけだ
が、これではハイパーリンクというオンライン文書の最
大の利点が損なわれてしまうという問題がある。ハイパ
ーリンクすらもコピーするという解決策も考えられる
が、コピーには本質的に、知的所有権侵害の問題やスト
レージ資源の無駄使いという問題が常にある。
【0012】次に、第二の方法では、コピーではなく、
オンライン文書そのものにユーザ個別の情報を挿入する
ので、ハイパーリンクの利点も損なわず、またストレー
ジ資源の無駄使いという問題も解消できる。しかし、本
来共有であるはずのオンライン文書に、ユーザ個別の情
報を直接埋め込むのであるから、著作物の改ざんなど知
的所有権侵害の問題が残るとともに、文書の共有性(複
数のユーザで同じ文書を共有できること)を確保できな
いという問題が新たに発生する。
【0013】次に、第三の方法では、オンライン文書に
は何の編集も加えず、これとは別に個人付加情報を管理
・保存するので、著作物の改ざんの問題が解消できる。
また、同様に、文書の共有性も確保できる。しかし、特
開平06−231186号のように、従来技術では、マ
ークやコメントをユーザ個別に利用する手段の提供にと
どまっており、個人付加情報を共有化する手段が提供さ
れていない。また、その手段が提供されていても、個人
付加情報をオンライン文書とともに一律に公開するだけ
の手段であるため、本来個人的であるはずの個人付加情
報に対し、その個人性(他のユーザに対するアクセス制
限を自由に設定するなど)を確保できないという問題が
ある。
【0014】以上より、本発明の第一の目的は、知的所
有権を侵害せず、資源の無駄使いをなるだけ押さえた方
法で、かつハイパーリンクや文章の共有性といったオン
ライン文書の利点を損なわない方法で、マークやコメン
トといったユーザ個別の情報をオンライン文書に付加す
る手段を提供することにある。
【0015】また、本発明の第二の目的は、オンライン
文書の共有と合わせて、これに付加したユーザ個別の情
報も、その個人性を確保しながら、他のユーザと共有す
る手段を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】まず、第一の目的につい
て、知的所有権を侵害せず、かつ資源の無駄使いをなる
だけ押さえた方法となると、「従来の技術」で述べた第
三の方法で、個人付加情報をオンライン文書とは別に管
理・保存する方法が適切である。この方法では、マーク
やコメントといった個人付加情報をオンライン文書の特
定の箇所に対応づける手段が求められる。また、ハイパ
ーリンクや文章の共有性といったオンライン文書の利点
を損なわないためには、WWWやHTMLなど既存の枠組みに
準拠した解決手段が求められる。
【0017】前述したように、HTMLでは文書の構造を表
す専用タグが定義されている。また、次世代のインター
ネット・イントラネットの文書記述用言語であるXML(e
Xtensible Markup Language)においても、ユーザがタ
グを自由に定義できるようにはなるが、その定義された
タグを使って文書の内容を記述することには変わりがな
い。つまり、本発明で前提とするオンライン文書には、
必ずタグが含まれていることを想定できる。
【0018】また、オンライン文書中のタグは、システ
ムが文書を解析する際、その位置と内容をきちんと抽出
できるよう、特別な記述方式が取られている。例えば、
図3はXMLに基づいて記述したオンライン文書のデータ
を表すが、ここでは<で始まり、次に文字列が記載さ
れ、そして>で終わるものがタグ(正確には開始タグ)
に当たる。また、<と>に囲まれた文字列はタグの名前に
相当する。さらに、</>は終了タグを表す。図3からも
分かるように、オンライン文書の内容(要素と呼ぶ)
は、開始タグと終了タグの間に記載される。
【0019】本発明では、このタグを使って、個人付加
情報をオンライン文書の特定の箇所に対応づける。図2
を参照し、具体的な方法を説明する。まず、URI(Unive
rsalResource Identification)など、オンライン文書
201のユニークなID(識別子)202とともに、個
人付加情報ごとに、(1)タグのID205として、文書
中のタグのシーケンシャル番号と、(2)個人付加情報を
付ける対象文字列206と、(3)当該個人付加情報の種
類(例えばマークだけ、あるいはコメントも含むなど)
207と、(4)当該個人付加情報の内容208、を合わ
せて管理するようにする。文書ID202によって、当
該個人付加情報が付けてあるオンライン文書を特定で
き、またタグID205によって、当該個人付加情報が
付けてあるタグを特定でき、さらに対象文字列206に
よって、タグ内(正確には開始タグと終了タグに囲まれ
た要素内)の個人付加情報の位置を特定できる。ここ
で、同一タグ内に同じ文字列が複数ある場合も想定され
るが、このような場合には、タグ内での当該文字列のシ
ーケンシャル番号を使って、個人付加情報の位置を管理
するようにする。
【0020】次に、第二の目的について、個人付加情報
の個人性を確保しながら、これを他のユーザと共有する
ために、個人付加情報をユーザごとにアクセス管理でき
るようにする。具体的には、図2に示すように、ユーザ
ごとに複数の個人付加情報をまとめて管理するような透
明シート(以下、個人付加シートまたはシート)の概念
を導入し、シートごとに、当該シートを作成したユーザ
のID203と、当該シートを他のユーザに公開または
非公開といったアクセス条件204とを、文書IDや各
個人付加情報とともに管理する。ユーザID203をシ
ートに付けることによって、当該シートに含まれる個人
付加情報の帰属先を明確に管理できるようになった。ま
た、アクセス条件204をシートに付けることによっ
て、当該シートに含まれる個人付加情報を他のユーザが
アクセスする場合の条件を一元管理できるようになっ
た。また、図2のシート211のように、他のユーザが
既存シート上に新たに個人付加情報を追加する場合に
は、文書IDの代わりに当該既存シートのIDで添付先
を一意に決定できるようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。実施例としては、文書共有システム
を対象とするが、遠隔教育・研修システムにおいても基
本的な構成は本実施例と同じである。
【0022】図1は、本発明の一実施例に係わる文書共
有システムの構成を表す説明図である。
【0023】文書共有システムは、サーバ装置100と
クライアント装置120からなり、両者はインターネッ
ト・イントラネットのネットワーク150で結ばれてい
る。
【0024】サーバ装置100は、データ配信部101
と個人付加情報管理部110の各プログラムと、文書デ
ータ300とレイアウトデータ400と個人付加情報用
レイアウトデータ500の各データと、個人付加情報D
B600とユーザ管理DB800の各データベースを持
つ。
【0025】データ配信部101は、いわゆるWWWサー
バのことで、オンライン文書などデータをクライアント
側に配信する役割を担う。また、本実施例では、オンラ
イン文書がXMLで記述してあることを想定し、文書の論
理構造を記載した文書データ300と、レイアウト構造
を記載したレイアウトデータ400に分けてオンライン
文書を管理する構成としている。ちなみに、HTMLを想定
すると、レイアウトデータが混在した文書データ一種類
からなる構成を考えればよい。つまり、データ配信部1
01と文書データ300とレイアウトデータ400から
なる構成は、既存の文書共有システムと同等レベルにあ
ると考えてよい。
【0026】本発明では、上記に加え、個人付加情報管
理部110と、個人付加情報用レイアウトデータ500
と、個人付加情報DB600と、ユーザ管理DB800
を、サーバ装置内に備えたことに特徴がある。また、個
人付加情報管理部110は、ユーザ認証処理111と、
個人付加情報読出処理2100と、個人付加情報書込/
削除処理2200の各プログラムモジュールを含むこと
に特徴がある。
【0027】まず、ユーザ認証処理111では、クライ
アント装置120からのユーザ認証の問い合わせを受
け、同時にユーザIDとパスワードも取得し、ユーザ管
理DB800を参照しながらこれらの正当性を検証す
る。ユーザの認証が正しく認められると、個人付加情報
管理部へのログインを許可する。つまり、クライアント
側から個人付加情報読出処理2100や個人付加情報書
込/削除処理2200のサービスを受けることができる
ようになる。
【0028】次に、個人付加情報読出処理2100で
は、クライアント装置120からの個人付加情報の送信
要求に対し、個人付加情報DB600にアクセスし、送
信要求にマッチする個人付加情報を検索する。そして、
検索結果として得られた個人付加情報を読み出し、デー
タ配信部101を通じてクライアント装置120に配信
する。また、この際、個人付加情報をクライアント装置
120の画面上に表示するためのレイアウトデータ50
0もあわせて送信する。
【0029】次に、個人付加情報書込/削除処理220
0では、クライアント装置120からの個人付加情報の
追加や削除要求に対し、個人付加情報DB600にアク
セスし、新しい情報を書き込み、あるいは該当する情報
を削除する。もちろん、情報の中身の編集要求もありえ
るが、基本的には追加や削除と同じ構成となるので、以
下では追加・削除で代表して説明する。
【0030】続いて、クライアント装置120は、デー
タ通信部121と、データ解析部122と、データ管理
部130と、データ処理部1400、の各プログラムを
持つ。
【0031】データ通信部121は、TCP/IPやHTTP(Hy
perText Transfer Protocol)など、インターネット・
イントラネットおよびWWWの通信プロトコルを解釈する
プログラムであり、サーバ装置100内のデータ配信部
101とのデータ通信を司る。具体的には、サーバ装置
100から送られてきた文書をデタ解析部に渡す。ある
いは、個人付加情報共有化プログラム(データ処理部に
相当)からサーバ装置100に要求やデータが送られる
場合には、データ通信部121を通ることになる。
【0032】次に、データ解析部122は、いわゆるパ
ーサである。データ通信部121を経由して、サーバ装
置100から送られてきた文書はXMLやHTMLで記述され
ているので、これを個人付加情報共有化プログラムがア
クセスしやすいようにツリー構造に変換する。例えば、
図3の文書データは、図10のようなツリー構造に変換
される。
【0033】次に、データ管理部130は、いわゆる文
書のオブジェクトモデルであり、メモリ内にある文書デ
ータやレイアウトデータに個人付加情報共有化プログラ
ムがアクセスするためのインタフェースを提供する。具
体的には、オンライン文書のデータ1000と、レイア
ウトデータ131と、個人付加情報133へのインタフ
ェースを提供する。ここで、文書データ1000と個人
付加情報133は別々に管理されているのに対し、レイ
アウトデータ131は個人付加情報用レイアウトデータ
132も含んで管理される点に特徴がある。つまり、文
書データと個人付加情報は、それぞれ共有性と個人性を
確保するため、別々に管理される。一方、両者を画面上
に表示する際には、両者をマージしてレイアウトする必
要があるので、レイアウトデータは個人付加情報用も含
めて一元管理されている。
【0034】次に、データ処理部1400は、文書共有
システムにおいてユーザが直接操作するアプリケーショ
ンプログラムに相当する。このプログラムを、前述のよ
うに、個人付加情報共有化プログラムと呼んでいる。
【0035】データ処理部1400は、ユーザID・パ
スワード入力処理141と、文書参照処理1600と、
個人付加情報参照処理1700と、個人付加情報編集処
理143の各プログラムモジュールを含む。
【0036】ユーザID・パスワード入力処理141
は、サーバ装置100内の個人付加情報管理部110に
アクセスするためのユーザ認証のフロントエンドに相当
する。つまり、ユーザにユーザIDとパスワードの入力
を促し、これをサーバ装置100に送信し、ユーザ認証
の許可を求める。
【0037】次に、文書参照処理1600は、通常のWW
Wブラウザと同等機能を持つ。つまり、ユーザがURIなど
を入力して参照したい文書を指定すると、サーバ装置1
00から該当する文書がレイアウトデータとともに送信
される。これを画面上にレイアウトして表示する。文書
は、ハイパーテキスト化されているので、文書を次々と
辿っていくことも可能である。
【0038】次に、個人付加情報参照処理1700で
は、個人付加情報に付けられたアクセス条件を参照しな
がら、当該ユーザに対して公開が許された個人付加情報
を画面上に表示する。具体的には、文書データと個人付
加情報を、個人付加情報用も含むレイアウトデータで画
面上に配置する。
【0039】次に、個人付加情報編集処理143では、
文書中でユーザが指定した箇所に個人付加情報を新たに
追加したり、またユーザが指定した既存の個人付加情報
を削除したりする。この際の編集処理も、当該ユーザに
対するアクセス条件に準拠する。また、その編集結果
を、データ通信部121を経由して、サーバ装置100
内の個人付加情報管理部110に送信する。
【0040】以上、データ処理部1400では、個人付
加情報参照処理1700と、個人付加情報編集処理14
3の各モジュールを含むこと、また同モジュールがユー
ザ認証に基づくアクセス管理を行うことに特徴がある。
【0041】続いて、文書共有システムで取り扱う、デ
ータおよびデータベースについて説明する。
【0042】まず、図3は、先にも述べたように、本発
明が対象とする文書データ300の一例を表す。ここで
は、文書データがタグ付けされていることに特徴があ
る。
【0043】次に、図4は、レイアウトデータ400の
一例を表す。レイアウトデータには、タグ名称401と
レイアウトルール402が対になって記載されており、
各タグ内の要素をどのように表示するかが記載されてい
る。例えば、図3に記載の文書構造では、文書が報告書
タイトル、章タイトル、節タイトル、テキストからなる
構成となっているが、図4では、カラム403〜406
にそれぞれのレイアウトルールが定義されている。
【0044】次に、図5は、個人付加情報用レイアウト
データ500の一例を表す。図5と同様に、各個人付加
情報の種類501ごとに、レイアウトルール502が定
義されている。本実施例では、個人付加情報の種類を、
マーク、コメント、リンクの三種類で想定しているが、
各々のレイアウトルールはカラム503〜505に定義
されている。
【0045】次に、図6は、オンライン文書601と、
個人付加シート602と、個人付加情報603の関係を
表す。まず、個人付加シート602からオンライン文書
601への矢印は、オンライン文書に複数の個人付加シ
ートを添付できることを意味する。例えば、ユーザごと
にシートが代わっても良いし、あるいは一ユーザが用途
に応じて複数のシートを使い分けてもよい。次に、個人
付加情報603から個人付加シート602への矢印は、
シートが複数の個人付加情報を保持できることを意味す
る。言い換えると、個人付加情報をシート単位にグルー
プ化できるわけである。次に、個人付加シート602か
ら同じく個人付加シート602へのループは、シートそ
のものにも新たにシートを追加できることを意味する。
言い換えると、他のユーザが付加したシートおよび個人
付加情報に対してさえも、新しいシートおよび個人付加
情報を追加できることになる。
【0046】続いて、個人付加情報DB600の構成に
ついて説明する。個人付加情報DB600は、個人付加
シートと、個人付加情報の二種類のテーブルを含む。
【0047】まず、図7は、個人付加シートのテーブル
構成を表す。個人付加シートは、シートID701と、
添付先の文書またはシートのID702と、ユーザID
703と、アクセス条件704を含む。ここで、シート
ID701は、システムが各シートに与えるユニークな
識別子である。
【0048】シートの添付先としては、図6からも分か
るように、文書または別シートが考えられるので、識別
子として文書IDまたはシートIDを保持する。ちなみ
に、カラム705〜708では、添付先IDとして同一
の文書IDを保持しており、それぞれ同一文書に添付さ
れたシートであることを意味する。また、カラム709
〜710では、添付先IDとしてシートIDを保持して
おり、それぞれカラム707と709に添付してあるこ
とを意味する。ここで、文書IDとしては、前述のよう
に、URIを想定しているので、シートIDもURIとして管
理するようにすると、ID管理に一貫性を保つ効果が期
待できる。URIで一意に決まるオンラインリソースの
中で、それが文書を表すのか、あるいはシートを表すの
かの識別は、URI中の拡張子や、あるいはリソース中
のXMLタグセットを参照すれば分かるようにする。
【0049】ユーザID703には、ユーザ管理DBで
管理されるユーザIDを用いる。アクセス条件704で
は、各シートに対する他のユーザのアクセス権を規定す
る。本実施例では、説明を分かり易くするため、他のユ
ーザに「公開」または「非公開」の二種類のパラメータ
しか指定できないようになっているが、もっと詳細なア
クセス条件を規定する例も考えられる。例えば、ユーザ
をグループ化し、グループ単位でシートの公開、非公開
を規定できるようになると、グループ単位での考え方や
知識の共有が可能になる。また、シートの参照に関する
アクセス条件だけでなく、シートの編集に関するアクセ
ス条件も規定できるようになると、ネットワークを活用
した文書の共同執筆や編集作業にも活用できる。
【0050】次に、図8は、個人付加情報のテーブル構
成を表す。個人付加情報は、個人付加情報ID801
と、シートID802と、付加先ID803として文書
中のタグIDまたはシート中の個人付加情報IDと、対
象文字列804と、個人付加情報の種類805と、個人
付加情報の内容806を含む。ここで、個人付加情報I
D801は、システムが各個人付加情報に与えるユニー
クな識別子である。また、シートID802は、各個人
付加情報が含まれるシートを一意に決める。
【0051】個人付加情報の付加先ID803として
は、当該シートが文書に添付されている場合にはタグI
Dを想定する。タグIDとしては、前述のように、文書
中のタグのシーケンシャル番号とする。もちろん、タグ
中に属性としてタグIDを保持する構成も考えられる
が、XMLやHTMLに制約を設けることになるので、
本実施例ではタグIDをシーケンシャル番号で管理する
構成とする。
【0052】一方、当該シートが別シートに添付されて
いる場合には、個人付加情報の付加先ID803とし
て、タグIDだけでなく個人付加情報IDも含めて考え
る。例えば、図8のカラム809と810は、両者とも
にシートID「Y2」のシートに含まれているが、図7
を見ると、シート「Y2」はシート「W1」に添付され
ており、両者がこの例に当てはまることがわかる。付加
先ID803としては、カラム809が個人付加情報I
Dを取る。これは、カラム809の個人付加情報がシー
ト「W1」内の個人付加情報に対するものであることを
意味する。一方、カラム810ではタグIDを取ってい
る。これは、カラム810の個人付加情報が、シート
「W1」ではなく、文書そのものに関するものであるこ
とを意味する。すなわち、ユーザが既存のシートに個別
の情報を付加する場合でも、当該シートに含まれる個人
付加情報だけでなく、文書そのものに対しても個別の情
報を付加できる構成となっている。
【0053】続いて、ユーザ管理DB800の構成につ
いて説明する。ユーザ管理DB800は、ユーザ情報テ
ーブルを持つ。
【0054】図9は、ユーザ情報のテーブル構成を表
す。各ユーザは、ユーザID901と、パスワード90
2と、氏名903と、固有情報904を持つ。ユーザI
D901とパスワード902は、ユーザの認証処理に用
いられる。また、固有情報904には、氏名903以外
のユーザ情報で、例えば、所属や連絡先などが記載され
る。
【0055】ユーザ管理DB800としては、その外に
もユーザをグループごとに管理するグループ情報テーブ
ルなどが考えられる。ユーザグループの概念を導入する
と、個人付加情報のアクセス管理がグループ単位でもで
きるようになり、より細かな範囲での知識や考えの共有
が可能になる。
【0056】以上は、サーバ装置100側のデータおよ
びデータベースの構成について説明した。続いて、クラ
イアント装置120側のデータ管理部130からアクセ
スするデータの構造について説明する。
【0057】まず、図10は、文書データ1000のデ
ータ構造を表す。前述したように、図3の文書データを
プログラムがアクセスしやすいようにツリー構造で管理
できる構成となっている。
【0058】次に、レイアウトデータ131は、個人付
加情報用レイアウトデータ132も含む構成となってい
る。具体的には、図4と図5の二つのテーブルがマージ
されたテーブル構造となっている。
【0059】次に、個人付加情報133としては、個人
付加情報DB600から必要な情報だけ送信される。具
体的には、ユーザが参照中の文書に添付されたシート一
覧と、同じくユーザが参照中のシートに付加された個人
付加情報一覧を含む。また、その構成としては、シート
一覧が図7に準拠し、個人付加情報一覧が図8に準拠し
たテーブル構造となっている。
【0060】データ処理部1400では、レイアウトデ
ータ131を参照し、文書データを画面上にレイアウト
するとともに、必要に応じて、個人付加情報を文書デー
タにマージしてレイアウトする。
【0061】続いて、文書共有システムの利用イメージ
をグラフィカルユーザインタフェースを用いて説明す
る。
【0062】まず、図23は、クライアント装置120
側の基本画面を表す。画面は、文書の表示領域2310
と、シートの選択領域2320と、シートの編集操作領
域2330と、個人付加情報の編集操作領域2340か
らなる。各領域の説明は、図24〜28で説明する。
【0063】図24は、文書および個人付加情報の参照
画面を表す。文書の表示領域2310には、文書231
1とともに、個人付加情報として、マーク2401と、
コメント2402と、コメント2403と、マーク24
04と、コメント2405が表示してある。また、シー
トの選択領域2320には、当該文書2311に添付さ
れているシート一覧が、各シートの関係が分かるよう、
ツリー形式で表示してある。具体的には、オリジナル2
321が文書2311に相当し、当該文書にはシート2
322〜2324が添付されていること、シート232
4にはシート2325が添付されていること、シート2
325にはシート2326が添付されていることを表
す。また、各シートには持ち主が分かるよう、ユーザI
D(または氏名)が記載されている。
【0064】ここで、図24では、シート2325が選
択されている状態にある。つまり、文書の表示領域23
10には、シート2324に含まれる個人付加情報と、
シート2325に含まれる個人付加情報がオリジナルの
文書に重畳して表示されていることになる。例えば、マ
ーク2401にはコメント2402が対応づけられてい
るとして、これはシート2324に含まれるもの、つま
りユーザWが付加したものと想定する。これを見たユー
ザYが、同じマーク2401に対し、コメント2403
をシート2325上で付加している。このように、同一
文書に次々とシートを重ねていくことで、同一文書を対
象とする討論がネットワーク上で展開できるようにな
る。
【0065】続いて、図25〜29では、個人付加情報
の編集画面を表す。
【0066】まず、図25は、新シートを追加する際の
編集画面を表す。ユーザが文書に対して個人付加情報を
新規に付加する場合には、まずシートを文書に添付する
ことから開始する。例えば、図25でユーザHがログイ
ンしているとして、ユーザHが文書2310に対し、個
人付加情報を追加したい場合には、シートの編集操作領
域2330にある新シート追加ボタン2331をクリッ
クし、新シート追加をプログラムに指示する。その際、
当該シートを他のユーザに公開するかしないかを、ラジ
オボタン2332で選択する。すると、シートの選択領
域2320に、オリジナル2321に添付されたシート
2322として表示される。
【0067】次に、図26は、個人付加情報を添付する
文書中の領域を選択する画面を表す。具体的には、文書
2310中の文字列をマウスでドラッグして選択するな
ど、通常のグラフィカルユーザインタフェースと同様の
領域選択方法である。領域選択後に、マーク付加ボタン
2341、またはコメント付加ボタン2343、リンク
付加ボタン2345をクリックすることによって、それ
ぞれマーク、またはコメント、またはリンクを文書中に
付加できる。ここでは、ユーザはマーク付加ボタン23
41をクリックしたとすると、選択領域2601はその
ままマークとなる。
【0068】図27は、ユーザが領域選択後、コメント
付加ボタン2343をクリックした場合を表す。クリッ
ク後、選択領域2701がコメントの所在を表すレイア
ウトに変わり、またコメント入力ウィンドウ2702が
表示される。ユーザは、当該ウィンドウ中のコメント入
力領域2703に文字列を記入し、OKボタン2704
をクリックすることによって、コメント入力操作を行
う。
【0069】同じく、図28は、ユーザが領域選択後、
リンク付加ボタン2345をクリックした場合を表す。
クリック後、選択領域2801がリンクの所在を表すレ
イアウトに変わり、またリンク入力ウィンドウ2802
が表示される。ユーザは、当該ウィンドウ中のリンク入
力領域2803にリンク先のURIなどを記入し、OK
ボタン2804をクリックすることによって、リンク入
力操作を行う。
【0070】以上、図25〜28の編集操作の結果を図
29に示す。文書2311中には、マーク2601と、
領域2701に関してコメント2901(またはリン
ク)が挿入してあることが分かる。
【0071】また、個人付加情報を削除する場合には、
マーク、コメント、リンクをそれぞれ画面上で選択し、
それぞれマーク削除ボタン2342、コメント削除ボタ
ン2344、リンク削除ボタン2346をクリックする
ことになる。なお、編集作業としては、新規作成や削除
だけでなく、内容の編集もあるが、各個人付加情報の入
力ウィンドウと同様の編集ウィンドウを用意すればよ
い。
【0072】続いて、文書共有システムにおけるサーバ
装置100とクライアント装置120間の通信プロトコ
ルについて説明する。
【0073】まず、図11は、ユーザ認証の際の通信プ
ロトコルを表す。クライアント装置120内のユーザI
D・パスワード入力処理141から、ユーザ認証要求と
ともに、ユーザIDとパスワードがサーバ装置100内
のユーザ認証処理111に送られる。そして、ユーザ認
証処理111からは、その結果がユーザID・パスワー
ド入力処理141に戻される。ユーザ認証が正しく行わ
れない限り、クライアント装置120からは、サーバ装
置100内の個人付加情報管理部110のサービスを受
けることができない。
【0074】次に、図12は、文書および個人付加情報
をサーバ装置100からクライアント装置120に送信
する場合の通信プロトコルを表す。まず、クライアント
装置120内の文書参照処理1600から、サーバ装置
100内の文書読出処理1201に対し、文書送信要求
とともに、文書IDが送られる。文書読出処理1201
は、サーバ装置100内のデータ配信部101に含まれ
る処理であるが、この処理は、当該文書IDに合致する
文書データをレイアウトデータとともに文書参照処理1
600に送信する。その後、文書読出処理1201は、
個人付加情報読出処理2100を呼び出し、当該文書I
Dを渡す。個人付加情報読出処理2100では、文書I
Dをもとに、シートテーブル(図7)より、当該文書に
添付されているシート群を検索する。そして、当該シー
ト群を、個人付加情報用レイアウトデータとともに、文
書参照処理1600に送信する。以上を受けて、文書参
照処理1600では、クライアント装置120の画面
で、文書の表示領域2310に当該文書を表示し、また
シートの選択領域2320に、当該文書に添付されてい
るシート一覧を表示する。
【0075】次に、ユーザがシートの選択領域2320
において、特定のシートを選択した場合には、個人付加
情報参照処理1700がこのユーザ要求を受け付け、当
該シートに含まれる個人付加情報の送信要求を、当該シ
ートIDとともに、個人付加情報読出処理2100に送
る。個人付加情報読出処理2100では、これを受け
て、個人付加情報テーブル(図8)より、当該シートに
付加されている個人付加情報を検索する。そして、その
検索結果を個人付加情報参照処理1700に送信する。
個人付加情報参照処理1700では、これを受けて、文
書の表示領域2310に文書データに重畳して個人付加
情報を表示することになる。
【0076】次に、図13は、クライアント装置120
において、ユーザが追加・削除した個人付加情報をサー
バ装置100に通知する場合の通信プロトコルを表す。
まず、クライアント装置120でユーザが新シート追加
を要求すると、シート追加処理1800がこれを受け、
シート追加要求とともに、添付する先としての文書ID
または親シートID、ユーザID、そしてアクセス条件
をサーバ装置100内の個人付加情報書込/削除処理2
200に送信する。個人付加情報書込/削除処理220
0では、これを受け、シートテーブル(図7)に新しい
レコードを追加し、当該レコードに受け取った一連の情
報を格納する。そして、この際にシートIDを新たに付
けるので、これをクライアント装置120に送り、サー
バとクライアント間でデータの整合性を取れるようにし
ておく。
【0077】次に、クライアント装置120において、
ユーザが個人付加情報を新たに付加する際には、この要
求を個人付加情報付加処理1900が受けて、個人付加
情報付加要求とともに、付加する先としてのシートI
D、タグIDまたは個人付加情報ID、対象文字列、個
人付加情報の種類、そして個人付加情報の内容をサーバ
装置100内の個人付加情報書込/削除処理2200に
送信する。個人付加情報書込/削除処理2200では、
これを受け、個人付加情報テーブル(図8)に新しいレ
コードを追加し、当該レコードに受け取った一連の情報
を格納する。そして、この際に個人付加情報IDを新た
に付けるので、これをクライアント装置120に送り、
サーバとクライアント間でデータの整合性を取れるよう
にしておく。
【0078】次に、クライアント装置120において、
ユーザが個人付加情報を削除する際には、この要求を個
人付加情報削除処理2000が受けて、個人付加情報削
除要求とともに、削除する個人付加情報のIDをサーバ
装置100内の個人付加情報書込/削除処理2200に
送信する。個人付加情報書込/削除処理2200では、
これを受け、個人付加情報テーブル(図8)から当該個
人付加情報IDに合致するレコードを検索し、テーブル
から削除する。そして、この結果をクライアント装置1
20に送り、サーバとクライアント間でデータの整合性
を取れるようにしておく。
【0079】以上、サーバ装置100とクライアント装
置120間の通信プロトコルについて、両者が同期する
ことを前提に説明してきた。この方法では、クライアン
ト側で要求が発生するたびに通信が行われるので、その
負荷が大きくなるという問題も出てくる。このような場
合には、クライアント側で処理が完結したものを一括し
てサーバ側に配信するといった非同期型の通信プロトコ
ルが一つの解決策となる。
【0080】続いて、文書共有システムに含まれるプロ
グラムの処理フローについて説明する。ここで、文書共
有システムに含まれるプログラムとしては、クライアン
ト装置120内の個人付加情報共有化プログラムと、サ
ーバ装置100内の個人付加情報管理プログラムがあ
る。
【0081】図14は、個人付加情報共有化プログラム
の処理フローを表す。当該プログラムは、まず、ユーザ
がユーザIDとパスワードを入力するところから開始さ
れる。入力されたユーザIDとパスワードは、図11に
示したように、サーバ装置100内のユーザ認証処理に
送られ、ユーザIDとパスワードの正当性チェックを受
ける(以上、ユーザID・パスワード入力処理14
1)。ここで、ユーザ認証が成立しないと、当該プログ
ラムの他の機能を使えないことになる(以上、ステップ
1401)。次に、ステップ1402〜1407では、
ユーザ操作を検出し、当該ユーザ操作に該当する処理モ
ジュールを呼び出す。具体的には、ステップ1403に
おいて、ユーザから文書選択の操作を受け付けると、文
書参照処理1600を呼び出す。また、ステップ140
4において、ユーザからシート選択の操作を受け付ける
と、個人付加情報参照処理1700を呼び出す。また、
ステップ1405において、ユーザからシート追加の操
作を受け付けると、シート追加処理1800を呼び出
す。また、ステップ1406において、ユーザから個人
付加情報付加の操作を受け付けると、個人付加情報付加
処理1900を呼び出す。また、ステップ1407にお
いて、ユーザから個人付加情報削除の操作を受け付ける
と、個人付加情報削除処理2000を呼び出す。ここ
で、ユーザによる各操作は、図23〜29の画面例で説
明した通りである。また、ユーザ操作として、終了命令
が選択されると、個人付加情報共有化プログラムが終了
する。逆に言うと、終了命令が選択されない限り、プロ
グラムは継続して実行される。
【0082】続いて、各処理モジュールの処理フローに
ついて、図16〜20を用いて説明する。
【0083】まず、図16は、文書参照処理1600の
処理フローを表す。まず、ステップ1601において、
ユーザが選択した文書IDを入手する。次に、ステップ
1602において、この文書IDを、文書送信要求とと
もに、サーバ装置100内の個人付加情報管理プログラ
ムに送信する。ステップ1603において、図12に記
載した通信プロトコルが終了するまで待機する。この通
信が無事終了すると、次にステップ1604において、
サーバ側から送信されて来た文書データと、レイアウト
データと、当該文書に添付されているシート群と、個人
付加情報用レイアウトデータを取得し、これをデータ管
理部130にて一時的に保管する。この際、文書データ
は、図10に示すようなツリー構造に変換されている。
また、個人付加情報用レイアウトデータもレイアウトデ
ータにマージされている。次に、ステップ1605で
は、文書データをレイアウトデータに基づき、画面上に
配置する。最後に、ステップ1606において、取得し
たシート群の内容に基づき、シート選択領域2320を
画面上に構成する。具体的には、文書と各シート間の親
子関係をツリー形式で表示することになる。
【0084】次に、図17は、個人付加情報参照処理1
700の処理フローを表す。まず、ステップ1701に
おいて、ユーザが選択したシートIDを入手する。次
に、ステップ1702において、このシートIDを、当
該シートに含まれる個人付加情報の送信要求とともに、
サーバ装置100内の個人付加情報管理プログラムに送
信する。ステップ1703において、図12に記載した
通信プロトコルが終了するまで待機する。この通信が無
事終了すると、次にステップ1704において、サーバ
側から送信されて来た当該シートに含まれる個人付加情
報を取得し、これをデータ管理部130にて一時的に保
管する。次に、ステップ1705では、文書中に個人付
加情報を挿入し、これをレイアウトデータに基づき、画
面上に配置する。
【0085】以上、文書参照処理1600と個人付加情
報参照処理1700を経て構成された画面例は、図24
に示す通りである。
【0086】次に、図18は、シート追加処理1800
の処理フローを表す。まず、ステップ1801におい
て、ユーザが新たにシートを追加する対象となる文書I
Dまたは親シートのIDを入手する。同時に、サーバ側
に送信するため、ユーザIDとアクセス条件も準備して
おく。ここで、アクセス条件は、図25に記載のラジオ
ボタンで選択されているものとする。次に、ステップ1
802において、文書IDまたは親シートIDと、ユー
ザIDと、そしてアクセス条件を、シート追加要求とと
もに、サーバ装置100内の個人付加情報管理プログラ
ムに送信する。ステップ1803において、図13に記
載した通信プロトコルが終了するまで待機する。この通
信が無事終了すると、次にステップ1804において、
サーバ側から送信されて来た新シートのIDを取得す
る。そして、これ以降は、当該シートIDを用い、新シ
ートに含まれる個人付加情報を一元的に管理する。次
に、ステップ1805では、シート選択領域2320の
適切な位置に新シートを追加したユーザの名前(または
ユーザID)を表示する。以上、シート追加処理180
0を経て構成された画面例は、図25に示す通りであ
る。
【0087】次に、図19は、個人付加情報付加処理1
900の処理フローを表す。まず、ステップ1901に
おいて、ユーザが新たに個人付加情報を付加する対象と
なるシートIDと、タグIDまたは個人付加情報ID
と、対象文字列と、個人付加情報の種類と、個人付加情
報の内容を入手する。次に、ステップ1902におい
て、シートIDと、タグIDまたは個人付加情報ID
と、対象文字列と、個人付加情報の種類と、個人付加情
報の内容を、個人付加情報付加要求とともに、サーバ装
置100内の個人付加情報管理プログラムに送信する。
ステップ1903において、図13に記載した通信プロ
トコルが終了するまで待機する。この通信が無事終了す
ると、次にステップ1904において、サーバ側から送
信されて来た個人付加情報の新IDを取得する。そし
て、これ以降は、当該新IDを用い、当該個人付加情報
を管理する。次に、ステップ1905では、文書中に個
人付加情報を挿入し、これをレイアウトデータに基づ
き、画面上に配置する。以上、個人付加情報付加処理1
900を経て構成された画面例は、図29に示す通りで
ある。
【0088】次に、図20は、個人付加情報削除処理2
000の処理フローを表す。まず、ステップ2001に
おいて、ユーザが削除する個人付加情報のIDを入手す
る。次に、ステップ2002において、当該個人付加情
報IDを、個人付加情報削除要求とともに、サーバ装置
100内の個人付加情報管理プログラムに送信する。ス
テップ2003において、図13に記載した通信プロト
コルが終了するまで待機する。この通信が無事終了する
と、次にステップ2004において、サーバ側から送信
されて来た処理結果を取得する。そして、サーバ装置1
00側の処理が正常に終了したことを確認した後、当該
個人付加情報をデータ管理部130においても削除す
る。次に、ステップ2005では、現在表示中のデータ
から当該個人付加情報を削除する。実際には、文書中に
当該個人付加情報を除く他の情報を挿入し直し、これを
レイアウトデータに基づき、画面上に再配置する。
【0089】以上、図1の個人付加情報編集処理143
は、シート追加処理1800と、個人付加情報付加処理
1900と、個人付加情報削除処理2000を総称して
このように呼んでいる。
【0090】続いて、図15は、個人付加情報管理プロ
グラムの処理フローを表す。当該プログラムは、まず、
データベースの初期化など、初期化処理1501から開
始される。そして、ステップ1502では、クライアン
ト装置120からの送信を待って待機する。本実施例で
は、図11〜13に示したように、ユーザ認証、文書送
信、一シートに含まれる個人付加情報送信、シート追
加、個人付加情報付加、同削除、の各要求がクライアン
ト装置120から送られてくる。ステップ1503〜1
508では、これらの要求を検出し、適切な処理を呼び
出す。すなわち、ステップ1503において、ユーザ認
証要求を受け取った場合には、ユーザ認証処理1504
を呼び出す。また、ステップ1505において、文書送
信要求を受け取った場合には、文書読出処理1506を
呼び出し、次いで、当該文書読出処理1506から個人
付加情報読出処理2100が呼び出される。また、ステ
ップ1507において、一シートに含まれる個人付加情
報送信要求を受け取った場合には、個人付加情報読出処
理2100を呼び出す。そして、ステップ1508にお
いて、シート追加要求、または個人付加情報付加要求、
または個人付加情報削除要求を受け取った場合には、個
人付加情報書込/削除処理2200を呼び出す。また、
ステップ1509において、ユーザ操作などによって、
終了命令が選択されない限り、プログラムは継続して実
行される。
【0091】続いて、各処理モジュールの処理フローに
ついて、図21〜22を用いて説明する。
【0092】まず、図21は、個人付加情報読出処理2
100の処理フローを表す。ステップ2101におい
て、クライアント装置120からの要求を識別する。こ
れが文書送信要求だった場合には、ステップ2102に
おいて、クライアント装置120から続いて送られてく
る文書IDを取得する。次に、ステップ2103におい
て、シートテーブル(図7)から、当該文書IDをキー
に、当該文書に添付されたシート群を検索する。そし
て、ステップ2104において、個人付加情報用レイア
ウトデータとともに、検索結果のシート群をクライアン
ト装置120に送信する。
【0093】ステップ2101において、一シートに含
まれる個人付加情報の送信要求を検出した場合には、ス
テップ2105において、続いて送信されてくるシート
IDを取得する。次に、ステップ2106において、個
人付加情報テーブル(図8)から、当該シートIDをキ
ーに、当該シートに含まれる個人付加情報群を検索す
る。そして、ステップ2107において、検索結果の個
人付加情報群をクライアント装置120に送信する。
【0094】次に、図22は、個人付加情報書込/削除
処理2200の処理フローを表す。ステップ2201に
おいて、クライアント装置120からの要求を識別す
る。これがシート追加要求だった場合には、ステップ2
202において、クライアント装置120から続いて送
られてくるデータを取得する。このデータとしては、当
該シートが添付される文書のIDまたは親シートのID
と、ユーザIDと、アクセス条件がある。次に、ステッ
プ2203において、シートテーブル(図7)に、新し
くレコードを一つ追加する。そして、ステップ2204
において、当該レコードに、先に取得済みの文書IDま
たは親シートIDと、ユーザIDと、アクセス条件を格
納する。最後に、ステップ2205において、当該シー
トの新IDをクライアント装置120に送信する。
【0095】ステップ2201において、個人付加情報
付加要求を検出した場合には、ステップ2206におい
て、続いて送信されてくるシートIDと、タグIDまた
は個人付加情報IDと、対象文字列と、個人付加情報の
種類と、個人付加情報の内容を取得する。次に、ステッ
プ2207において、個人付加情報テーブル(図8)
に、新しくレコードを一つ追加する。そして、ステップ
2208において、当該レコードに、先に取得済みのシ
ートIDと、タグIDまたは個人付加情報IDと、対象
文字列と、個人付加情報の種類と、個人付加情報の内容
を格納する。ステップ2209において、当該個人付加
情報の新IDをクライアント装置120に送信する。
【0096】ステップ2201において、個人付加情報
削除要求を検出した場合には、ステップ2210におい
て、続いて送信されてくる、削除対象の個人付加情報I
Dを取得する。次に、ステップ2211において、個人
付加情報テーブル(図8)から、当該個人付加情報ID
をキーに、削除するレコードを検索する。そして、ステ
ップ2212において、当該レコードを削除する。ステ
ップ2213において、当該削除処理の結果(正常また
はエラーなど)をクライアント装置120に送信する。
【0097】
【発明の効果】本発明によると、オンライン文書に対し
て、ユーザが個人的なマークやコメントなどの情報を付
加し、その情報を他のユーザと共有できるようになる。
【0098】この結果、文書共有システムにおいて、文
書中でマークが付けてある箇所を優先的に読むことによ
って、重要な情報の再確認が容易になる。遠隔教育・研
修システムでは、学習の過程において、電子的な教科書
を繰り返し読むことを求められるので、特にその効果は
大きい。
【0099】また、文書共有システムや遠隔教育・研修
システムにおいて、ユーザがマークやコメントをオンラ
イン文書に付加できるようになると、これを他人と共有
することによって、各個人の考え方や知識をも共有化で
きるようになる。特に、遠隔教育・研修システムでは、
教師がネットワーク上の教科書で重要な箇所にマークを
付け、また教科書の補足説明をコメントとして挿入する
ことにより、それらを参照する生徒の学習効率が向上す
る。また、逆に生徒が、教科書中で分からない箇所や討
論したい箇所にマークやコメントを付加し、教師や生徒
にこれを公開することにより、時間や場所にとらわれな
い質疑応答や討論が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る文書共有システムの構
成を表す説明図である。
【図2】本発明の特徴を概念的に表す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る文書共有システムの文
書データ(XML文書)を表す説明図である。
【図4】本発明の一実施例に係る文書共有システムのレ
イアウトデータを表す説明図である。
【図5】本発明の一実施例に係る文書共有システムの個
人付加情報用レイアウトデータを表す説明図である。
【図6】オンライン文書と個人付加シートと個人付加情
報との関係を表す説明図である。
【図7】個人付加シートのテーブル構成を表す説明図で
ある。
【図8】個人付加情報のテーブル構成を表す説明図であ
る。
【図9】ユーザ情報のテーブル構成を表す説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施例に係る文書共有システムの
文書データ(XML文書)のツリー構造を表す説明図で
ある。
【図11】本発明の一実施例に係る文書共有システムの
ユーザ認証の際の通信プロトコルを表す説明図である。
【図12】本発明の一実施例に係る文書共有システムの
文書および個人付加情報をサーバ装置からクライアント
装置に送信する場合の通信プロトコルを表す説明図であ
る。
【図13】本発明の一実施例に係る文書共有システムの
クライアント装置において、ユーザが追加・削除した個
人付加情報をサーバ装置に通知する場合の通信プロトコ
ルを表す説明図である。
【図14】個別付加情報共有化プログラムの処理フロー
を表す説明図である。
【図15】個別付加情報管理プログラムの処理フローを
表す説明図である。
【図16】文書参照処理の処理フローを表す説明図であ
る。
【図17】個人付加情報参照処理の処理フローを表す説
明図である。
【図18】シート追加処理の処理フローを表す説明図で
ある。
【図19】個人付加情報付加処理の処理フローを表す説
明図である。
【図20】個人付加情報削除処理の処理フローを表す説
明図である。
【図21】個人付加情報読出処理の処理フローを表す説
明図である。
【図22】個人付加情報書込/削除処理の処理フローを
表す説明図である。
【図23】本発明の一実施例に係る文書共有システムの
基本画面を表す説明図である。
【図24】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによる個人付加情報参照を表す画面例を示
す図である。
【図25】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによるシート追加操作を表す画面例を示す
図である。
【図26】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによる文書領域の選択操作を表す画面例を
示す図である。
【図27】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによるコメント入力操作を表す画面例を示
す図である。
【図28】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによるリンク入力操作を表す画面例を示す
図である。
【図29】本発明の一実施例に係る文書共有システムに
おいてユーザによる編集結果を表す画面例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100…サーバ装置、101…データ配信部、110…
個人付加情報管理部、111…ユーザ認証処理、120
…クライアント装置、121…データ通信部、122…
データ解析部、130…データ管理部、131…レイア
ウトデータ、132…個人付加情報用レイアウトデー
タ、133…個人付加情報、141…ユーザID…パス
ワード入力処理、143…個人付加情報編集処理、15
0…ネットワーク、201…オンライン文書例、202
…文書ID(識別子)、203…ユーザID、204…
アクセス条件、205…タグID、206…対象文字
列、207…個人付加情報の種類、208…個人付加情
報の内容、210〜212…個人付加シート、300…
文書データ、400…レイアウトデータ、401…タグ
名称、402…レイアウトルール、403〜406…カ
ラム、500…個人付加情報用レイアウトデータ、50
1…個人付加情報の種類、502…レイアウトルール、
503〜505…カラム、600…個人付加情報DB、
601…オンライン文書、602…個人付加シート、6
03…個人付加情報、701…シートID、702…添
付先の文書またはシートのID、703…ユーザID、
704…アクセス条件、705〜710…カラム、80
0…ユーザ管理DB、801…個人付加情報ID、80
2…シートID、803…付加先ID、804…対象文
字列、805…個人付加情報の種類、806…個人付加
情報の内容、807〜810…カラム、901…ユーザ
ID、902…パスワード、903…氏名、904…固
有情報、905〜908…カラム、1000…文書デー
タ、1201…文書読出処理、1400…データ処理
部、1401〜1408…個人付加情報共有化プログラ
ム、1501〜1509…個人付加情報管理プログラ
ム、1600〜1606…文書参照処理、1700〜1
705…個人付加情報参照処理、1801〜1805…
シート追加処理、1901〜1905…個人付加情報付
加処理、2001〜2005…個人付加情報削除処理、
2100〜2107…個人付加情報読出処理、2200
〜2213…個人付加情報書込/削除処理、2310…
文書の表示領域、2311…文書、2320…シートの
選択領域、2321…オリジナル、2322〜2326
…シート、2330…シートの編集操作領域、2331
…新シート追加ボタン、2332…ラジオボタン、23
40…個人付加情報の編集操作領域、2341…マーク
付加ボタン、2342…マーク削除ボタン、2343…
コメント付加ボタン、2344…コメント削除ボタン、
2345…リンク付加ボタン、2346…リンク削除ボ
タン、2401…マーク、2402〜2403…コメン
ト、2404…マーク、2405…コメント、2601
…選択領域、2701…選択領域、2702…コメント
入力ウィンドウ、2703…コメント入力領域、270
4…OKボタン、2705…キャンセルボタン、270
6…閉じるボタン、2801…選択領域、2802…リ
ンク入力ウィンドウ、2803…リンク入力領域、28
04…OKボタン、2805…キャンセルボタン、28
06…閉じるボタン、2901…コメント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 G06F 15/20 570R 596Z 15/21 Z 15/40 310C 370A 15/401 340A (72)発明者 田中 晶 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 高橋 明男 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B009 NA11 NC02 NC06 QB05 RB33 TA02 VA01 VA02 VA09 VC03 5B049 BB21 CC21 DD01 EE05 FF03 FF04 GG04 GG07 5B075 KK07 KK13 KK34 KK35 KK37 KK43 KK54 KK65 ND03 ND23 ND26 PP13 PQ02 PQ32 UU05 UU24 5B089 GA11 GA21 GB04 HA10 JA02 JA22 JB02 KA02 KA13 KB06 KB13 KC58 LB04 LB14 LB16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タグ付けされたオンライン文書に対し
    て、ユーザが個人的なマークやコメントなどの個人付加
    情報を付加し、その個人付加情報を他のユーザと共有す
    る方法であって、 ユーザごとに複数の個人付加情報を集合として管理し、 個人付加情報集合では、当該個人付加情報集合の付加先
    となる文書の識別子と、当該個人付加情報集合を付加し
    たユーザの識別子と、当該個人付加情報集合に対する他
    のユーザからのアクセス条件を保持し、 当該個人付加情報集合に含まれる各個人付加情報は、そ
    れぞれ、文書中で当該個人付加情報が付加してあるタグ
    のシーケンシャル番号と、当該個人付加情報が付加して
    ある対象文字列と、当該個人付加情報の種類と、同内容
    を保持し、 ユーザが文書を参照する場合には、当該文書の識別子か
    ら、当該文書に付加された個人付加情報集合を検索し、 検索結果の個人付加情報集合から、当該ユーザの識別子
    でアクセス条件を満たす集合を検出し、 この検出結果を画面に表示し、ユーザが選択できるよう
    にし、 ユーザが任意の個人付加情報集合を選択した場合には、
    各個人付加情報が保持するタグのシーケンシャル番号
    と、対象文字列より、文書中の付加位置を特定し、 当該個人付加情報が保持するその種類に基づき、当該個
    人付加情報の内容を文書中に重畳して表示することを特
    徴とするオンライン文書への個人付加情報を共有する方
    法。
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