JP2001021398A - 超音波式流量計 - Google Patents
超音波式流量計Info
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- G01F1/66—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters
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Abstract
よび第2の流路13、14に分割し、流体管11の一端
に超音波センサ15を、他端に反射板16を設け、さら
に流体管11の第1の流路13に接続して第1および第
2の接続流路18、20を設ける。 【効果】 1つの超音波センサ15で、第1の接続流路
18と第2の接続流路20の間に流れる流体の速度の計
測が可能となり、超音波式流量計の低価格化を実現する
ことができる。
Description
特に超音波センサを用いてガスや液体などの流量を計測
する超音波式流量計に関する。
図4において、超音波式流量計1は、流体管2と、流体
管2の側壁に設けられた超音波センサ3および4から構
成されている。ここで、2つの超音波センサ3および4
は、互いに対向するとともに、その方向を流体管2の内
部の流路に直交する方向に対して一定角度だけ傾けて配
置されている。なお、超音波センサ3および4は、超音
波の放射と受信の両方の機能を有するものとする。
おいて、流体管2にガスGが一定の速度で流れていると
する。この場合、超音波センサ3はガスGの上流側、超
音波センサ4はガスGの下流側に位置することになる。
にパルス状の超音波AおよびBを発生させ、それぞれ超
音波センサ4および3でそれぞれ受信する。超音波セン
サ3から超音波センサ4への超音波Aは、ガスGの上流
から下流へ向かう方向になるため、その到達時間Ta
は、逆の方向になる超音波センサ4から超音波センサ3
への超音波Bの到達時間Tbより短くなる。そして、こ
の到達時間の差はガスGの流速に比例する。
の差を検出することによってガスGの流速を計測するこ
とができる。さらに、流体管2の断面積が既知であれ
ば、ガスGの流速から流量を計測することができる。
超音波式流量計1においては、2つの超音波センサを必
要とするため、超音波式流量計の低価格化を妨げる原因
となっていた。また、2つの超音波センサの特性ばらつ
きが流量計の測定精度を劣化させる原因になるため、超
音波センサのばらつきの管理が必要という問題もあっ
た。さらに、超音波センサのばらつきを抑えるための選
別なども、低価格化を妨げる原因となっていた。
つきに起因する問題を無くすことができ、低価格化を実
現できる超音波式流量計を提供することを目的とする。
に、本発明の超音波式流量計は、遮蔽部によって内部を
第1および第2の流路に分割された流体管と、該流体管
の一端に設けられた超音波センサと、前記流体管の他端
に設けられ、前記超音波センサから放射されて前記第1
および第2の流路を経由して到達した超音波を反射し
て、それぞれ互いに異なる流路を経由して前記超音波セ
ンサに戻す反射板と、前記流体管の一端および他端の近
傍にそれぞれ設けられ、前記第1の流路と接続する第1
および第2の接続流路とを有することを特徴とする。
体管の一端および他端の近傍にそれぞれ接続された第1
および第2の接続管を有し、該第1および第2の接続管
の内部に前記第1および第2の接続流路がそれぞれ形成
されてなることを特徴とする。
超音波式流量計は、低価格化を実現することができる。
の一実施例を示す。図1は、超音波式流量計の断面図を
示している。図1において、超音波式流量計10は、流
体管11と、流体管11の一端に設けられた超音波セン
サ15と、同じく他端に設けられた反射板16と、流体
管11に接続された接続管17および19から構成され
ている。ここで、流体管11の内部は遮蔽部12によっ
て第1の流路13と第2の流路14に分割されている。
そして、接続管17および19は、流体管11の第1の
流路13側の一端と他端の近傍に接続されている。接続
管17および19の内部は第1の接続流路18および第
2の接続流路20となっており、それぞれ第1の流路1
3と接続されている。
において、第1の接続流路18を通して流体管11にガ
スGを流入させると、ガスGは流体管11の第1の流路
13や第2の流路14に充満し、さらに、第2の接続流
路20から流出する。そして、ガスGが第1の接続流路
18から流れ込み続けている状態においては、第1の接
続流路18から流入し、第1の流路13を経由して、第
2の接続流路20から流出するガスGの流れができる。
このとき、第2の流路14に充満したガスGはほとんど
流れることなく停滞している。
超音波を放射すると、放射された超音波は第1の流路1
3および第2の流路14の双方を経由して反射板16に
到達する。このうち、第1の流路13を経由する超音波
をCとし、第2の流路を経由する超音波をDとする。そ
して、反射板16に到達した超音波は、それぞれ異なる
流路の方を経由して超音波センサ15に再び到達するよ
うに反射される。すなわち、第1の流路13を経由して
反射板16に到達した超音波Cは、第2の流路14を経
由して超音波センサ15に再び到達する。また、第2の
流路14を経由して反射板16に到達した超音波Dは、
第1の流路13を経由して超音波センサ15に到達す
る。そして、超音波センサ15をパルス状の超音波を放
射した後で受信状態にしておくことによって、超音波C
とDは超音波センサ15で受信される。
1の接続流路18に接続された位置と第2の接続流路2
0に接続された位置の間に、超音波センサ15から反射
板16へ向かう方向のガスGの流れが存在する。そのた
め、第1の流路13においては、超音波センサ15から
反射板16に向かう超音波Cの速度の方が、反射板16
から超音波センサ15に向かう超音波Dの速度より速く
なる。なお、第2の流路14においてはガスの流れが存
在しないため、超音波センサ15から反射板16に向か
う超音波Dの速度と反射板16から超音波センサ15に
向かう超音波Cの速度は等しい。
射された超音波CとDのうち、第1の流路13を超音波
センサ15から反射板16に向かう方向に伝搬した超音
波Cの方が、第1の流路13を反射板16から超音波セ
ンサ15に向かう方向に伝搬した超音波Dより早く超音
波センサ15に到達し、受信される。そして、この超音
波Cと超音波Dの受信時間のズレが流路13を流れるガ
スGの流速に比例する。したがって、超音波CおよびD
の到達時間の差を検出することによってガスGの流速、
ひいてはガスGの流量を計測することができる。
て送信される信号と受信される信号の時間変化を示す。
図2において、(a)は送信した信号を、(b)は受信
した信号を示している。
信号Stが送信される。信号Stは超音波センサ15か
ら超音波CおよびDとなって放射され、第1および第2
の流路13、14を経由し、再び超音波センサ15で受
信される。このとき、先に超音波センサ15に到達した
超音波Cは信号Scとして受信され、後で超音波センサ
15に到達した超音波Dは信号Sdとして受信される。
信号ScとSdの間には時間差Dtが存在する。上述の
ように、この時間差DtがガスGの流速に比例するた
め、これを検出することによってガスGの流速や流量を
計測することができる。
の流路13を逆の方向にガスGが流れているときには、
超音波Dの方が超音波Cより先に超音波センサ15に到
達して受信されるために、信号SdとScが入れ替わ
る。そして、この場合にも同様にガスGの流速や流量を
計測することができる。
波を放射する方式について説明したが、超音波センサか
ら放射される超音波としては、いくつかの波をまとめて
出力するバースト状の超音波であっても構わない。図3
に、超音波センサ15からバースト状の超音波を放射し
た場合の、第1の流路13を超音波センサ15から反射
板16に向かう方向に伝搬する超音波Eの受信信号S
e、および第1の流路13を反射板16から超音波セン
サ15に向かう方向に伝搬する超音波Fの受信信号S
f、および両者を合成して、実際に超音波センサ15で
受信して出力される出力信号Sg波形を示す。ここで、
図3(a)はガスGの流速がゼロの場合を、図3(b)
はガスGが一定の流速で流れている場合を、図3(c)
はガスGの流速がさらに速い場合を示している。なお、
図3において、横軸は時間を、縦軸は信号の振幅を表し
ている。
流れていないときは受信信号SeとSfの位相は完全に
一致する。そのために、両者を合成した出力信号Sgの
振幅は大きくなる。
一定の流速で流れている場合には、受信信号Seの方が
早く受信が始まり、受信信号Sfの方は遅く受信が始ま
っているために、受信信号Seと受信信号Sfの間に位
相のズレが生じる。そのため、両者を合成した出力信号
Sgの振幅は、互いに相殺し合う部分があるために、ガ
スGが流れていないときに比べて小さくなる。
がさらに速く流れている場合には、受信信号Seと受信
信号Sfの位相にさらに大きなズレが生じ、特にそのズ
レが信号周期の1/2になる場合がある。この場合に
は、両者を合成した信号はほとんどが互いに相殺されて
しまい、出力信号Sgの振幅はわずかなものになる。
信号の時間差だけではなく、超音波センサ15から出力
される信号の振幅によってもガスGの流速を検出するこ
とができる。
量計10においては、1つの超音波センサを使って流量
の測定が可能となり、2つの超音波センサを用いる方式
に比べて低価格化を実現することができる。また、1つ
の超音波センサを使用するだけであるために、超音波セ
ンサの特性ばらつきを考慮する必要がなく、この点にお
いても超音波式流量計の低価格化を実現することができ
る。
の流量を計測する場合について説明したが、ガスの流量
に限るものではなく液体の流量であっても同様に計測す
ることができるものである。
部によって内部を第1および第2の流路に分割された流
体管と、その一端に設けられた超音波センサと、その他
端に設けられ、超音波センサから放射されて第1および
第2の流路を経由して到達した超音波を反射して、それ
ぞれ互いに異なる流路を経由して超音波センサに戻す反
射板と、流体管の一端および他端の近傍にそれぞれ設け
られ、第1の流路と接続する第1および第2の接続流路
とを有することによって、超音波センサを1つ使うだけ
で超音波式流量計を実現することができ、超音波式流量
計の低価格化を実現することができる。
図である。
受信される信号の波形を示す図である。
受信される信号の別の波形を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 遮蔽部によって内部を第1および第2の
流路に分割された流体管と、 該流体管の一端に設けられた超音波センサと 前記流体管の他端に設けられ、前記超音波センサから放
射されて前記第1および第2の流路を経由して到達した
超音波を反射して、それぞれ互いに異なる流路を経由し
て前記超音波センサに戻す反射板と、 前記流体管の一端および他端の近傍にそれぞれ設けら
れ、前記第1の流路と接続する第1および第2の接続流
路とを有することを特徴とする超音波式流量計。 - 【請求項2】 前記流体管の一端および他端の近傍にそ
れぞれ接続された第1および第2の接続管を有し、該第
1および第2の接続管の内部に前記第1および第2の接
続流路がそれぞれ形成されてなることを特徴とする、請
求項1に記載の超音波式流量計。
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