JP2001021326A - 光センサおよび三次元形状計測装置 - Google Patents
光センサおよび三次元形状計測装置Info
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- JP2001021326A JP2001021326A JP11196016A JP19601699A JP2001021326A JP 2001021326 A JP2001021326 A JP 2001021326A JP 11196016 A JP11196016 A JP 11196016A JP 19601699 A JP19601699 A JP 19601699A JP 2001021326 A JP2001021326 A JP 2001021326A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型かつ安価で、対象物体までの距離を短時
間かつ高精度に計測することが可能な光センサおよび三
次元形状計測装置を提供する。 【解決手段】 強度変調光が光センサ9に入射すると、
各画素90のフォトダイオードDは入射光を信号電流に
光電変換し、MOSトランジスタMCはその信号電流を
所定の周期でサンプリングし、キャパシタCにそのサン
プリングされた信号電流に対応する信号電荷が蓄積され
る。MOSトランジスタMRは、MOSトランジスタM
CのOFF期間にフォトダイオードDおよびMOSトラ
ンジスタMC,MRの寄生容量に蓄積された不要電荷を
排出する。従って、キャパシタCには、MOSトランジ
スタMCのON期間にフォトダイオードDから発生した
信号電荷のみが蓄積され、正確な信号電荷が得られる。
間かつ高精度に計測することが可能な光センサおよび三
次元形状計測装置を提供する。 【解決手段】 強度変調光が光センサ9に入射すると、
各画素90のフォトダイオードDは入射光を信号電流に
光電変換し、MOSトランジスタMCはその信号電流を
所定の周期でサンプリングし、キャパシタCにそのサン
プリングされた信号電流に対応する信号電荷が蓄積され
る。MOSトランジスタMRは、MOSトランジスタM
CのOFF期間にフォトダイオードDおよびMOSトラ
ンジスタMC,MRの寄生容量に蓄積された不要電荷を
排出する。従って、キャパシタCには、MOSトランジ
スタMCのON期間にフォトダイオードDから発生した
信号電荷のみが蓄積され、正確な信号電荷が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物体までの距
離を計測する光センサおよび三次元形状計測装置に関
し、特に、小型かつ安価で、対象物体までの距離を短時
間かつ高精度に計測することが可能な光センサおよび三
次元形状計測装置に関する。
離を計測する光センサおよび三次元形状計測装置に関
し、特に、小型かつ安価で、対象物体までの距離を短時
間かつ高精度に計測することが可能な光センサおよび三
次元形状計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元形状を計測する方式として、パッ
シブ方式とアクティブ方式の2つが提案されている。パ
ッシブ方式は、エネルギーを対象物体に放射することな
しに形状を計測する方式であり、アクティブ方式は、何
らかのエネルギーを対象物体に放射しその反射を検出す
ることによって形状を計測する方式である。
シブ方式とアクティブ方式の2つが提案されている。パ
ッシブ方式は、エネルギーを対象物体に放射することな
しに形状を計測する方式であり、アクティブ方式は、何
らかのエネルギーを対象物体に放射しその反射を検出す
ることによって形状を計測する方式である。
【0003】パッシブ方式において、対象物体までの複
数点の距離を計測する方法の一つとしてステレオ法があ
る。このステレオ法は、2台のカメラをある間隔をおい
て設置し、得られた2つの画像の視差から三角法により
対象物体までの距離を計測する方式である。この方式
は、画像として取り込むことができれば遠方までの距離
を計測することができるという特長はあるが、模様のな
い滑らかな面を持った表面全体の三次元計測を行うこと
ができないという重大な問題点が存在する。また、2台
のカメラの光軸を一致させることが原理的にできないた
め、距離を測定できない領域(オクルージョン)が発生
するという欠点があった。
数点の距離を計測する方法の一つとしてステレオ法があ
る。このステレオ法は、2台のカメラをある間隔をおい
て設置し、得られた2つの画像の視差から三角法により
対象物体までの距離を計測する方式である。この方式
は、画像として取り込むことができれば遠方までの距離
を計測することができるという特長はあるが、模様のな
い滑らかな面を持った表面全体の三次元計測を行うこと
ができないという重大な問題点が存在する。また、2台
のカメラの光軸を一致させることが原理的にできないた
め、距離を測定できない領域(オクルージョン)が発生
するという欠点があった。
【0004】アクティブ法において、対象物体までの複
数点の距離を計測する方法の一つとして光切断法があ
る。この光切断法は、スリット光をある角度で対象物体
に照射し、それとは別の角度から撮像した画像から三角
法により対象物体までの距離を計測する方式である。こ
の方式は、比較的簡単な構成で実現できるという特長は
あるが、スリット光を微少な角度単位で走査しなければ
ならず、その度に画像を撮像するため、計測時間が長く
なるという問題点がある。この問題点を解決するために
光切断法を応用した方式に空間コード化法がある。この
空間コード化法は、スリット光を何回も照射する替わり
に、投影光のパターンをコード化することにより、少な
い投影回数で距離を計測する方式であるが、水平方向の
サンプル数をnとすると、log2 n回(n=512ポ
イントとして9回)の撮像を行わなければならないた
め、測定時間が長くなるという問題点があった。また、
投光器と撮像器の光軸を一致させることが原理的にでき
ないため、距離を測定できない領域(オクルージョン)
が発生するという欠点があった。
数点の距離を計測する方法の一つとして光切断法があ
る。この光切断法は、スリット光をある角度で対象物体
に照射し、それとは別の角度から撮像した画像から三角
法により対象物体までの距離を計測する方式である。こ
の方式は、比較的簡単な構成で実現できるという特長は
あるが、スリット光を微少な角度単位で走査しなければ
ならず、その度に画像を撮像するため、計測時間が長く
なるという問題点がある。この問題点を解決するために
光切断法を応用した方式に空間コード化法がある。この
空間コード化法は、スリット光を何回も照射する替わり
に、投影光のパターンをコード化することにより、少な
い投影回数で距離を計測する方式であるが、水平方向の
サンプル数をnとすると、log2 n回(n=512ポ
イントとして9回)の撮像を行わなければならないた
め、測定時間が長くなるという問題点があった。また、
投光器と撮像器の光軸を一致させることが原理的にでき
ないため、距離を測定できない領域(オクルージョン)
が発生するという欠点があった。
【0005】アクティブ法において、1回の撮像で複数
点の距離を計測できる方式の一つとして、強度変調され
た光を対象物体に照射し、その反射光の位相分布を計測
する位相分布計測方式がある。
点の距離を計測できる方式の一つとして、強度変調され
た光を対象物体に照射し、その反射光の位相分布を計測
する位相分布計測方式がある。
【0006】従来の位相分布計測方式としては、例え
ば、文献1「SPIE Vol.2588,1995年,126 〜134 ページ
に記載された論文(An new active 3D-Vision system
basedon rf-modulation interferometry light )」、
および特許第2690673号および、SPIE Vol.2748,
1996年、47〜59ページ「The Emerging Versatility ofa
Scannless Range Imager」に示されるものがある。
ば、文献1「SPIE Vol.2588,1995年,126 〜134 ページ
に記載された論文(An new active 3D-Vision system
basedon rf-modulation interferometry light )」、
および特許第2690673号および、SPIE Vol.2748,
1996年、47〜59ページ「The Emerging Versatility ofa
Scannless Range Imager」に示されるものがある。
【0007】図7は、文献1に示された従来の三次元形
状計測装置を示す。この三次元形状計測装置100は、
光源101Aから集光レンズ102を介してポッケルズ
セルのような結晶を用いた平面変調器103に出射され
た光に強度変調を施す変調/復調信号発生器104と、
強度変調された光105aを対象物体6に平面照射する
投影レンズ106と、対象物体6で反射し結像レンズ1
07を介してポッケルズセルのような結晶を用いた平面
復調器108に入射した反射光105bに強度復調を施
す変調/復調信号発生器104と、強度復調を施された
光信号を撮像するCCDカメラ109とを有する。この
ような構成において、光源101Aから発せられた光
は、集光レンズ102により、平面変調器103に入射
し、変調/復調信号発生器104の信号に基いて強度変
調を施された後、その強度変調された光105aは、投
影レンズ106によって対象物体6に平面照射される。
対象物体6からの反射光105bは、結像レンズ107
により平面復調器108に入射し、変調/復調信号発生
器104の信号に基いて強度復調を施された後、CCD
カメラ109上に結像する。CCDカメラ109で撮像
された濃淡画像は、対象物体6までの距離に起因する位
相情報を含んでいる。コンピュータ110でこの濃淡画
像を処理することにより、1回の撮像で対象物体6の距
離データを得ることができる。
状計測装置を示す。この三次元形状計測装置100は、
光源101Aから集光レンズ102を介してポッケルズ
セルのような結晶を用いた平面変調器103に出射され
た光に強度変調を施す変調/復調信号発生器104と、
強度変調された光105aを対象物体6に平面照射する
投影レンズ106と、対象物体6で反射し結像レンズ1
07を介してポッケルズセルのような結晶を用いた平面
復調器108に入射した反射光105bに強度復調を施
す変調/復調信号発生器104と、強度復調を施された
光信号を撮像するCCDカメラ109とを有する。この
ような構成において、光源101Aから発せられた光
は、集光レンズ102により、平面変調器103に入射
し、変調/復調信号発生器104の信号に基いて強度変
調を施された後、その強度変調された光105aは、投
影レンズ106によって対象物体6に平面照射される。
対象物体6からの反射光105bは、結像レンズ107
により平面復調器108に入射し、変調/復調信号発生
器104の信号に基いて強度復調を施された後、CCD
カメラ109上に結像する。CCDカメラ109で撮像
された濃淡画像は、対象物体6までの距離に起因する位
相情報を含んでいる。コンピュータ110でこの濃淡画
像を処理することにより、1回の撮像で対象物体6の距
離データを得ることができる。
【0008】図8は、特許第2690673号公報に記
載された従来の三次元形状計測装置を示す。図7との相
違点は、光源として半導体レーザ101Bを用いている
こと、ポッケルズセルのような結晶を用いた変調器は用
いずに半導体レーザ101Bで直接強度変調を行ってい
ること、ポッケルズセルのような結晶を用いた復調器は
用いずにイメージインテンシファイア111で復調を行
っていることの3点である。変調/復調信号発生器10
4の信号に基いて強度変調を施された光は、半導体レー
ザ101Bから放射された後、投影レンズ106によっ
て対象物体6に平面照射される。対象物体6からの反射
光105bは、結像レンズ107によりイメージインテ
ンシファイア111に結像される。変調/復調信号発生
器104の信号を高圧ドライブ回路112により高圧信
号に変換し、イメージインテンシファイア111のゲイ
ンコントローラ端子に入力することにより強度復調され
た反射光は、CCDカメ109で撮像される。CCDカ
メラ109で撮像された濃淡画像は、対象物体6までの
距離に起因する位相情報を含んでいる。コンピュータ1
10でこの濃淡画像を処理することにより、1回の撮像
で対象物体6の距離データを得ることができる。
載された従来の三次元形状計測装置を示す。図7との相
違点は、光源として半導体レーザ101Bを用いている
こと、ポッケルズセルのような結晶を用いた変調器は用
いずに半導体レーザ101Bで直接強度変調を行ってい
ること、ポッケルズセルのような結晶を用いた復調器は
用いずにイメージインテンシファイア111で復調を行
っていることの3点である。変調/復調信号発生器10
4の信号に基いて強度変調を施された光は、半導体レー
ザ101Bから放射された後、投影レンズ106によっ
て対象物体6に平面照射される。対象物体6からの反射
光105bは、結像レンズ107によりイメージインテ
ンシファイア111に結像される。変調/復調信号発生
器104の信号を高圧ドライブ回路112により高圧信
号に変換し、イメージインテンシファイア111のゲイ
ンコントローラ端子に入力することにより強度復調され
た反射光は、CCDカメ109で撮像される。CCDカ
メラ109で撮像された濃淡画像は、対象物体6までの
距離に起因する位相情報を含んでいる。コンピュータ1
10でこの濃淡画像を処理することにより、1回の撮像
で対象物体6の距離データを得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来の三次元形状計測装置によると、平面変調器103、
平面復調器108にポッケルズセルのような結晶を用い
た変調器/復調器を用いているため、非常に高価な装置
となってしまうという欠点があった。また、この結晶を
用いた変調器/復調器は開口が約数ミリ程度と小さいた
め、光源101Aから放射された光および対象物体6で
反射された光をこの開口に合わせて集光レンズ102,
107を用いて集光しなければならず、装置が大型化し
てしまうという欠点があった。
来の三次元形状計測装置によると、平面変調器103、
平面復調器108にポッケルズセルのような結晶を用い
た変調器/復調器を用いているため、非常に高価な装置
となってしまうという欠点があった。また、この結晶を
用いた変調器/復調器は開口が約数ミリ程度と小さいた
め、光源101Aから放射された光および対象物体6で
反射された光をこの開口に合わせて集光レンズ102,
107を用いて集光しなければならず、装置が大型化し
てしまうという欠点があった。
【0010】また、図8に示す従来の三次元形状計測装
置によると、イメージインテンシファイア111を用い
ているため、非常に高価な装置となってしまうという欠
点があった。また、このイメージインテンシファイア1
11を駆動するためには数百ボルトという高電圧信号を
強度変調することが必要なため、駆動回路が複雑になる
という欠点があった。また、このイメージインテンシフ
ァイア111はCCDカメラ109に比べて大きいため
装置全体が大型化してしまうという欠点があった。
置によると、イメージインテンシファイア111を用い
ているため、非常に高価な装置となってしまうという欠
点があった。また、このイメージインテンシファイア1
11を駆動するためには数百ボルトという高電圧信号を
強度変調することが必要なため、駆動回路が複雑になる
という欠点があった。また、このイメージインテンシフ
ァイア111はCCDカメラ109に比べて大きいため
装置全体が大型化してしまうという欠点があった。
【0011】一方、光を検出できるセンサにおいて、小
型化を図るために代表的な2次元センサである2次元M
OSイメージセンサや2次元CCDイメージセンサを用
いることも考えられるが、これらのイメージセンサは、
信号電荷を蓄積時間分だけ積分する機能しか有していな
いため、距離計測に必要な復調機能はなく、これらを3
次元形状計測装置の光センサとして用いることはできな
い。
型化を図るために代表的な2次元センサである2次元M
OSイメージセンサや2次元CCDイメージセンサを用
いることも考えられるが、これらのイメージセンサは、
信号電荷を蓄積時間分だけ積分する機能しか有していな
いため、距離計測に必要な復調機能はなく、これらを3
次元形状計測装置の光センサとして用いることはできな
い。
【0012】従って、本発明の目的は、小型かつ安価
で、対象物体までの距離を短時間かつ高精度に計測する
ことが可能な光センサおよび三次元形状計測装置を提供
することにある。
で、対象物体までの距離を短時間かつ高精度に計測する
ことが可能な光センサおよび三次元形状計測装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、入射光を信号電流に光電変換する光電変換
部と、前記信号電流を所定の周期でサンプリングするサ
ンプリング部と、前記サンプリング部によってサンプリ
ングされた前記信号電流に対応する信号電荷を蓄積する
蓄積部と、前記サンプリング部がサンプリングしていな
い期間に前記光電変換部および前記光電変換部の周辺に
形成された寄生容量に蓄積された不要電荷を排出する排
出部とを有して2次元状に配列された複数の信号発生手
段と、前記複数の信号発生手段の前記蓄積部に蓄積され
た前記信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えたこと
を特徴とする光センサを提供する。上記構成によれば、
サンプリング部がサンプリングしていない期間に光電変
換部および光電変換部の周辺に形成された寄生容量に蓄
積された不要電荷を排出することにより、蓄積部には、
サンプリング部によるサンプリングの期間に発生した信
号電荷にみが蓄積され、正確な信号電荷が得られる。
成するため、入射光を信号電流に光電変換する光電変換
部と、前記信号電流を所定の周期でサンプリングするサ
ンプリング部と、前記サンプリング部によってサンプリ
ングされた前記信号電流に対応する信号電荷を蓄積する
蓄積部と、前記サンプリング部がサンプリングしていな
い期間に前記光電変換部および前記光電変換部の周辺に
形成された寄生容量に蓄積された不要電荷を排出する排
出部とを有して2次元状に配列された複数の信号発生手
段と、前記複数の信号発生手段の前記蓄積部に蓄積され
た前記信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えたこと
を特徴とする光センサを提供する。上記構成によれば、
サンプリング部がサンプリングしていない期間に光電変
換部および光電変換部の周辺に形成された寄生容量に蓄
積された不要電荷を排出することにより、蓄積部には、
サンプリング部によるサンプリングの期間に発生した信
号電荷にみが蓄積され、正確な信号電荷が得られる。
【0014】本発明は、上記目的を達成するため、所定
の周波数で強度変調された強度変調光を物体に向けて出
射する光出射手段と、前記物体からの反射光と前記強度
変調光との合成光を受光して検出信号を出力する光セン
サと、前記検出信号に基づいて前記物体までの距離を演
算する演算手段とを有する三次元形状計測装置におい
て、前記光センサは、前記強度変調光を信号電流に光電
変換する光電変換部と、前記信号電流を所定の周期でサ
ンプリングするサンプリング部と、前記サンプリング部
によってサンプリングされた前記信号電流に対応する信
号電荷を蓄積する蓄積部と、前記サンプリング部がサン
プリングしていない期間に前記光電変換部および前記光
電変換部の周辺に形成された寄生容量に蓄積された不要
電荷を排出する排出部とを有して2次元状に配列された
複数の信号発生手段と、前記複数の信号発生手段の前記
蓄積部に蓄積された前記信号電荷を読み出す読み出し手
段とを備えたことを特徴とする三次元形状計測装置を提
供する。
の周波数で強度変調された強度変調光を物体に向けて出
射する光出射手段と、前記物体からの反射光と前記強度
変調光との合成光を受光して検出信号を出力する光セン
サと、前記検出信号に基づいて前記物体までの距離を演
算する演算手段とを有する三次元形状計測装置におい
て、前記光センサは、前記強度変調光を信号電流に光電
変換する光電変換部と、前記信号電流を所定の周期でサ
ンプリングするサンプリング部と、前記サンプリング部
によってサンプリングされた前記信号電流に対応する信
号電荷を蓄積する蓄積部と、前記サンプリング部がサン
プリングしていない期間に前記光電変換部および前記光
電変換部の周辺に形成された寄生容量に蓄積された不要
電荷を排出する排出部とを有して2次元状に配列された
複数の信号発生手段と、前記複数の信号発生手段の前記
蓄積部に蓄積された前記信号電荷を読み出す読み出し手
段とを備えたことを特徴とする三次元形状計測装置を提
供する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る三次元形状計測装置を示す。この装置1は、変
調信号を発生する変調信号発生器2と、変調信号発生器
2からの変調信号に基づいてレーザ光からなる照明光4
aを出射する半導体レーザ3と、半導体レーザ3からの
照明光4aを対象物体6に向けて照射する投影レンズ5
と、対象物体6で反射した物体光4bを光学フィルタ8
を介して光センサ9上に結像させる結像レンズ7と、半
導体レーザ3からの照明光4aの一部を透過させ、残り
を参照光4cとして反射させ、光学フィルタ8を介して
光センサ9上に導くハーフミラー10と、対象物体6と
光学フィルタ8との間に配置された第1の液晶シャッタ
11Aと、ハーフミラー10と光学フィルタ8との間に
配置された第2の液晶シャッタ11Bと、光センサ9に
パルス信号を出力するパルス発生部12と、光センサ9
の出力信号の大小を比較する比較回路13と、比較回路
13の比較結果に基づいて対象物体6の表面形状に関す
る距離データを2次元的に算出する距離演算部14と、
CPU,ROM,RAM等を備え、この装置1の各部を
制御するとともに、距離演算部14の演算結果を表示す
るコンピュータ15とを有する。
態に係る三次元形状計測装置を示す。この装置1は、変
調信号を発生する変調信号発生器2と、変調信号発生器
2からの変調信号に基づいてレーザ光からなる照明光4
aを出射する半導体レーザ3と、半導体レーザ3からの
照明光4aを対象物体6に向けて照射する投影レンズ5
と、対象物体6で反射した物体光4bを光学フィルタ8
を介して光センサ9上に結像させる結像レンズ7と、半
導体レーザ3からの照明光4aの一部を透過させ、残り
を参照光4cとして反射させ、光学フィルタ8を介して
光センサ9上に導くハーフミラー10と、対象物体6と
光学フィルタ8との間に配置された第1の液晶シャッタ
11Aと、ハーフミラー10と光学フィルタ8との間に
配置された第2の液晶シャッタ11Bと、光センサ9に
パルス信号を出力するパルス発生部12と、光センサ9
の出力信号の大小を比較する比較回路13と、比較回路
13の比較結果に基づいて対象物体6の表面形状に関す
る距離データを2次元的に算出する距離演算部14と、
CPU,ROM,RAM等を備え、この装置1の各部を
制御するとともに、距離演算部14の演算結果を表示す
るコンピュータ15とを有する。
【0016】半導体レーザ3は、変調信号発生器2から
の変調信号に基づいて強度変調されたレーザ光からなる
照明光4aを出射するとともに、変調信号発生器2から
の定常信号に基づいて強度変調されていない定常光から
なる照明光4aを出射するものである。この定常光は、
強度変調された照明光4aの平均強度に一致した光強度
を有する。
の変調信号に基づいて強度変調されたレーザ光からなる
照明光4aを出射するとともに、変調信号発生器2から
の定常信号に基づいて強度変調されていない定常光から
なる照明光4aを出射するものである。この定常光は、
強度変調された照明光4aの平均強度に一致した光強度
を有する。
【0017】第1および第2の液晶シャッタ11A,1
1Bは、例えば、画素毎に印加電圧を制御することによ
り透過率を0〜100%の範囲で制御できるようになっ
ている。なお、シャッタ11A,11Bは、画素毎でな
くても構わず、全画素同じ透過率でもよい。また、シャ
ッタとしてメカニカルシャッタを用いて一括遮断しても
よい。
1Bは、例えば、画素毎に印加電圧を制御することによ
り透過率を0〜100%の範囲で制御できるようになっ
ている。なお、シャッタ11A,11Bは、画素毎でな
くても構わず、全画素同じ透過率でもよい。また、シャ
ッタとしてメカニカルシャッタを用いて一括遮断しても
よい。
【0018】パルス発生部12は、電荷蓄積用MOSト
ランジスタを駆動する蓄積パルス信号Sc、および電荷
排出用MOSトランジスタを駆動する排出パルス信号S
dを発生するとともに、光センサ9の垂直シフトレジス
タおよび水平シフトレジスタに光センサ9の画素を読み
出す選択パルス信号を出力するものである。
ランジスタを駆動する蓄積パルス信号Sc、および電荷
排出用MOSトランジスタを駆動する排出パルス信号S
dを発生するとともに、光センサ9の垂直シフトレジス
タおよび水平シフトレジスタに光センサ9の画素を読み
出す選択パルス信号を出力するものである。
【0019】図2は、変調信号発生器2を示す。変調信
号発生器2は、変調信号を出力する変調電流源20と、
定常信号を出力する直流電流源21と、変調電流源20
の出力信号と、直流電流源21の出力信号とを合成して
半導体レーザ3に出力する電流信号ミキサ22とを備え
る。
号発生器2は、変調信号を出力する変調電流源20と、
定常信号を出力する直流電流源21と、変調電流源20
の出力信号と、直流電流源21の出力信号とを合成して
半導体レーザ3に出力する電流信号ミキサ22とを備え
る。
【0020】図3は、光センサ9を示す。この光センサ
9は、2次元MOS(Metal OxidedSemiconductor)セ
ンサであり、2次元状に配列された複数(同図では8
つ)の画素90(90−11,90−12,90−13,…,
90−21,90−22,90−23,…)と、各画素90毎
に設けられた垂直選択トランジスタ91(91−11,9
1−12,91−13,…,91−21,91−22,91−2
3,…)と、各行毎に設けられた水平選択トランジスタ
92(92−1 ,92−2 ,92−3 ,…)と、水平信
号線93aを介して各垂直選択トランジスタ91に駆動
パルスを出力する垂直シフトレジスタ93と、垂直信号
線94aを介して水平選択トランジスタ92に駆動パル
スを出力する水平シフトレジスタ94と、ビデオバイア
ス電源95に負荷抵抗96を介して接続され、各画素9
0から読み出された信号電荷を増幅して出力するビデオ
アンプ97と、リセット線98aを介して各画素90に
リセット電圧を付与するリセット電源98とを備える。
9は、2次元MOS(Metal OxidedSemiconductor)セ
ンサであり、2次元状に配列された複数(同図では8
つ)の画素90(90−11,90−12,90−13,…,
90−21,90−22,90−23,…)と、各画素90毎
に設けられた垂直選択トランジスタ91(91−11,9
1−12,91−13,…,91−21,91−22,91−2
3,…)と、各行毎に設けられた水平選択トランジスタ
92(92−1 ,92−2 ,92−3 ,…)と、水平信
号線93aを介して各垂直選択トランジスタ91に駆動
パルスを出力する垂直シフトレジスタ93と、垂直信号
線94aを介して水平選択トランジスタ92に駆動パル
スを出力する水平シフトレジスタ94と、ビデオバイア
ス電源95に負荷抵抗96を介して接続され、各画素9
0から読み出された信号電荷を増幅して出力するビデオ
アンプ97と、リセット線98aを介して各画素90に
リセット電圧を付与するリセット電源98とを備える。
【0021】画素90は、入射光をその光強度に応じた
信号電流に光電変換するフォトダイオードDと、フォト
ダイオードDによって光電変換された信号電流をパルス
発生部12からの所定の周期の蓄積パルス信号Scに従
ってサンプリングする電荷蓄積用MOSトランジスタM
Cと、サンプリングされた信号電流に対応する信号電荷
を蓄積する電荷蓄積用キャパシタCと、パルス発生部1
2から発生され、蓄積パルス信号Scと逆相の排出パル
ス信号Sdに従ってフォトダイオードDおよびフォトダ
イオードDの周辺(電荷蓄積用MOSトランジスタMC
および自己)に形成された寄生容量に蓄積された不要電
荷を排出する電荷排出用MOSトランジスタMRとを備
える。
信号電流に光電変換するフォトダイオードDと、フォト
ダイオードDによって光電変換された信号電流をパルス
発生部12からの所定の周期の蓄積パルス信号Scに従
ってサンプリングする電荷蓄積用MOSトランジスタM
Cと、サンプリングされた信号電流に対応する信号電荷
を蓄積する電荷蓄積用キャパシタCと、パルス発生部1
2から発生され、蓄積パルス信号Scと逆相の排出パル
ス信号Sdに従ってフォトダイオードDおよびフォトダ
イオードDの周辺(電荷蓄積用MOSトランジスタMC
および自己)に形成された寄生容量に蓄積された不要電
荷を排出する電荷排出用MOSトランジスタMRとを備
える。
【0022】次に、図4〜図6を参照して第1の実施の
形態に係る三次元形状計測装置1の動作を説明する。
形態に係る三次元形状計測装置1の動作を説明する。
【0023】図4は、強度変調光の波形プロファイルを
示し、図5は、図4(b)に示す物体光4b、および図
4(c)に示す参照光4cのサンプリングのタイミング
を示し、図6は、物体光4bと参照光4cとの図4
(d)に示す合成光のサンプリングのタイミングを示
す。
示し、図5は、図4(b)に示す物体光4b、および図
4(c)に示す参照光4cのサンプリングのタイミング
を示し、図6は、物体光4bと参照光4cとの図4
(d)に示す合成光のサンプリングのタイミングを示
す。
【0024】(1)定常光からなる物体光4bの検出 まず、パルス発生部12から垂直シフトレジスタ93お
よび水平シフトレジスタ94に選択パルス信号を出力し
て全ての垂直選択トランジスタ91および水平選択トラ
ンジスタ92をONさせるとともに、パルス発生部12
から電荷蓄積用MOSトランジスタMCおよび電荷排出
用MOSトランジスタMRを駆動するパルス信号を発生
して全ての電荷蓄積用MOSトランジスタMCおよび電
荷排出用MOSトランジスタMRをONさせて全ての画
素90の電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電するこ
とによりフォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印
加し、その後全てのMOSトランジスタ91,92,M
C,MRをOFFさせる。
よび水平シフトレジスタ94に選択パルス信号を出力し
て全ての垂直選択トランジスタ91および水平選択トラ
ンジスタ92をONさせるとともに、パルス発生部12
から電荷蓄積用MOSトランジスタMCおよび電荷排出
用MOSトランジスタMRを駆動するパルス信号を発生
して全ての電荷蓄積用MOSトランジスタMCおよび電
荷排出用MOSトランジスタMRをONさせて全ての画
素90の電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電するこ
とによりフォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印
加し、その後全てのMOSトランジスタ91,92,M
C,MRをOFFさせる。
【0025】次に、定常光からなる物体光4bを検出す
る。すなわち、コンピュータ15は、変調信号発生器2
の電流信号ミキサ22を制御して直流電流源21からの
直流信号のみを半導体レーザ3に出力させる。半導体レ
ーザ3は、定常光からなる照明光4aを出射する。ま
た、コンピュータ15は、第1および第2の液晶シャッ
タ11A,11Bへの制御信号により、第1の液晶シャ
ッタ11Aを開状態にし、第2の液晶シャッタ11Bを
閉状態にする。半導体レーザ3からの照明光4aは、そ
の一部がハーフミラー10を透過し、投影レンズ5によ
って対象物体6に投影され、その対象物体6で反射した
物体光4bは、結像レンズ7によって光学フィルタ8を
介して光センサ9上に結像する。
る。すなわち、コンピュータ15は、変調信号発生器2
の電流信号ミキサ22を制御して直流電流源21からの
直流信号のみを半導体レーザ3に出力させる。半導体レ
ーザ3は、定常光からなる照明光4aを出射する。ま
た、コンピュータ15は、第1および第2の液晶シャッ
タ11A,11Bへの制御信号により、第1の液晶シャ
ッタ11Aを開状態にし、第2の液晶シャッタ11Bを
閉状態にする。半導体レーザ3からの照明光4aは、そ
の一部がハーフミラー10を透過し、投影レンズ5によ
って対象物体6に投影され、その対象物体6で反射した
物体光4bは、結像レンズ7によって光学フィルタ8を
介して光センサ9上に結像する。
【0026】パルス発生部12は、各画素90(90−
11,90−12,90−13,…,90−21,90−22,9
0−23,…)の電荷蓄積用MOSトランジスタMCに図
5に示すタイミングで蓄積パルス信号Scを出力して各
電荷蓄積用MOSトランジスタMCをONさせる。対象
物体6からの物体光4bは、フォトダイオードDによっ
て信号電流に光電変換され、その信号電流は、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCのON期間に電荷蓄積用キャ
パシタCに信号電荷として所定の回数分蓄積される。ま
た、パルス発生部12は、各画素90の電荷排出用MO
SトランジスタMRに図5に示すタイミングで排出パル
ス信号Sdを出力してフォトダイオードD、電荷蓄積用
MOSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトラン
ジスタMRの寄生容量に蓄積された不要電荷をリセット
電源98のリセット電圧Vによりリセットする。電荷蓄
積用MOSトランジスタMCと電荷排出用MOSトラン
ジスタMRとは逆相で駆動されているので、電荷蓄積用
MOSトランジスタMCがOFFの期間にフォトダイオ
ードDおよびMOSトランジスタMC,MRの寄生容量
に蓄積された不要電荷は排出され、電荷蓄積用キャパシ
タCには、電荷蓄積用MOSトランジスタMCのON期
間に発生した信号電荷のみが蓄積される。この信号電荷
の極性は、初期に電荷蓄積用キャパシタCに充電された
電圧Vと逆なので、電圧Vに対して信号分だけ減少した
値が蓄積される。
11,90−12,90−13,…,90−21,90−22,9
0−23,…)の電荷蓄積用MOSトランジスタMCに図
5に示すタイミングで蓄積パルス信号Scを出力して各
電荷蓄積用MOSトランジスタMCをONさせる。対象
物体6からの物体光4bは、フォトダイオードDによっ
て信号電流に光電変換され、その信号電流は、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCのON期間に電荷蓄積用キャ
パシタCに信号電荷として所定の回数分蓄積される。ま
た、パルス発生部12は、各画素90の電荷排出用MO
SトランジスタMRに図5に示すタイミングで排出パル
ス信号Sdを出力してフォトダイオードD、電荷蓄積用
MOSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトラン
ジスタMRの寄生容量に蓄積された不要電荷をリセット
電源98のリセット電圧Vによりリセットする。電荷蓄
積用MOSトランジスタMCと電荷排出用MOSトラン
ジスタMRとは逆相で駆動されているので、電荷蓄積用
MOSトランジスタMCがOFFの期間にフォトダイオ
ードDおよびMOSトランジスタMC,MRの寄生容量
に蓄積された不要電荷は排出され、電荷蓄積用キャパシ
タCには、電荷蓄積用MOSトランジスタMCのON期
間に発生した信号電荷のみが蓄積される。この信号電荷
の極性は、初期に電荷蓄積用キャパシタCに充電された
電圧Vと逆なので、電圧Vに対して信号分だけ減少した
値が蓄積される。
【0027】電荷蓄積用キャパシタCに蓄積された信号
電荷は、通常のMOSイメージセンサと同様の方法で読
み出される。すなわち、垂直シフトレジスタ93と水平
シフトレジスタ94にて駆動される垂直選択トランジス
タ91(91−11,91−12,91−13,…,91−2
1,91−22,91−23,…)を順次ONし、電荷蓄積
用キャパシタCにビデオバイアス電源95から信号電荷
分が補充され、これが出力信号としてビデオアンプ97
を通して読み出される。読み出された出力信号は、図1
の比較回路13を経由し距離演算部14にて画素90毎
にメモリされる。これら画素90毎にメモリされた出力
信号の値は、図4(b)に示す物体光4bの振幅(Cna
E)に対応し、その値をA11,A12,…とする。
電荷は、通常のMOSイメージセンサと同様の方法で読
み出される。すなわち、垂直シフトレジスタ93と水平
シフトレジスタ94にて駆動される垂直選択トランジス
タ91(91−11,91−12,91−13,…,91−2
1,91−22,91−23,…)を順次ONし、電荷蓄積
用キャパシタCにビデオバイアス電源95から信号電荷
分が補充され、これが出力信号としてビデオアンプ97
を通して読み出される。読み出された出力信号は、図1
の比較回路13を経由し距離演算部14にて画素90毎
にメモリされる。これら画素90毎にメモリされた出力
信号の値は、図4(b)に示す物体光4bの振幅(Cna
E)に対応し、その値をA11,A12,…とする。
【0028】(2)定常光からなる参照光4cの検出 まず、前述したのと同様に、全てのMOSトランジスタ
91,92,MC,MRをONさせて全ての画素90の
電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電することにより
フォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印加し、そ
の後全てのMOSトランジスタ91,92,MC,MR
をOFFさせる。次に、定常光からなる参照光4cを検
出する。すなわち、コンピュータ15は、変調信号発生
器2の電流信号ミキサ22を制御して直流電流源21か
らの直流信号のみを半導体レーザ3に出力させる。半導
体レーザ3は、定常光からなる照明光4aを出射する。
また、コンピュータ15は、第1および第2の液晶シャ
ッタ11A,11Bへの制御信号により、第1の液晶シ
ャッタ11Aを閉状態にし、第2の液晶シャッタ11B
を開状態にする。半導体レーザ3からの照明光4aは、
その一部がハーフミラー10で反射し、光学フィルタ8
を介して光センサ9上に照射される。参照光4cは、フ
ォトダイオードDによって信号電流に光電変換され、そ
の信号電流は、定常光からなる物体光4bを検出したの
と同様にサンプリングされる。サンプリング回数(蓄積
回数)は、物体光4bの検出時と同じである。距離演算
部14において画素90毎にメモリされた出力信号の値
は、図4(c)に示す参照光4cの振幅(bE)に対応
し、その値をB11,B12,…とする。なお、物体光4b
および参照光4cの検出の際のいずれも、サンプリング
のスタート時刻は特に指定は無い。またサンプリングの
回数は、次の合成光の検出時のサンプリング回数と同じ
にする。
91,92,MC,MRをONさせて全ての画素90の
電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電することにより
フォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印加し、そ
の後全てのMOSトランジスタ91,92,MC,MR
をOFFさせる。次に、定常光からなる参照光4cを検
出する。すなわち、コンピュータ15は、変調信号発生
器2の電流信号ミキサ22を制御して直流電流源21か
らの直流信号のみを半導体レーザ3に出力させる。半導
体レーザ3は、定常光からなる照明光4aを出射する。
また、コンピュータ15は、第1および第2の液晶シャ
ッタ11A,11Bへの制御信号により、第1の液晶シ
ャッタ11Aを閉状態にし、第2の液晶シャッタ11B
を開状態にする。半導体レーザ3からの照明光4aは、
その一部がハーフミラー10で反射し、光学フィルタ8
を介して光センサ9上に照射される。参照光4cは、フ
ォトダイオードDによって信号電流に光電変換され、そ
の信号電流は、定常光からなる物体光4bを検出したの
と同様にサンプリングされる。サンプリング回数(蓄積
回数)は、物体光4bの検出時と同じである。距離演算
部14において画素90毎にメモリされた出力信号の値
は、図4(c)に示す参照光4cの振幅(bE)に対応
し、その値をB11,B12,…とする。なお、物体光4b
および参照光4cの検出の際のいずれも、サンプリング
のスタート時刻は特に指定は無い。またサンプリングの
回数は、次の合成光の検出時のサンプリング回数と同じ
にする。
【0029】(3)強度変調光からなる照明光4aおよ
び参照光4cの合成光の検出 まず、前述したのと同様に、全てのMOSトランジスタ
91,92,MC,MRをONさせて全ての画素90の
電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電することにより
フォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印加し、そ
の後全てのMOSトランジスタ91,92,MC,MR
をOFFさせる。次に、強度変調光からなる照明光4a
および参照光4cの合成光を検出する。すなわち、コン
ピュータ15は、変調信号発生器2の電流信号ミキサ2
2を制御して変調電流源20からの変調電流と直流電流
源21からの直流電流を合成して半導体レーザ3に出力
させる。半導体レーザ3は、図4(a)に示すような強
度変調光からなる照明光4aを出射する。また、コンピ
ュータ15は、第1および第2の液晶シャッタ11A,
11Bへの制御信号により、第1および第2の液晶シャ
ッタ11Aを開状態にする。半導体レーザ3からの照明
光4aは、一部はハーフミラー10を透過し、残りはハ
ーフミラー10で反射する。ハーフミラー10を透過し
た照明光4aは、対象物体6に投影され、その対象物体
6で反射した図4(b)に示すような物体光4bは、結
像レンズ7によって光学フィルタ8を介して光センサ9
上に結像する。一方、ハーフミラー10で反射した図4
(c)に示すような参照光4cは、光学フィルタ8を介
して光センサ9上に投影される。従って、光センサ9上
には、物体光4bと参照光4cからなる図4(d)に示
すような合成光が入射する。
び参照光4cの合成光の検出 まず、前述したのと同様に、全てのMOSトランジスタ
91,92,MC,MRをONさせて全ての画素90の
電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電することにより
フォトダイオードDに電圧Vの逆バイアスを印加し、そ
の後全てのMOSトランジスタ91,92,MC,MR
をOFFさせる。次に、強度変調光からなる照明光4a
および参照光4cの合成光を検出する。すなわち、コン
ピュータ15は、変調信号発生器2の電流信号ミキサ2
2を制御して変調電流源20からの変調電流と直流電流
源21からの直流電流を合成して半導体レーザ3に出力
させる。半導体レーザ3は、図4(a)に示すような強
度変調光からなる照明光4aを出射する。また、コンピ
ュータ15は、第1および第2の液晶シャッタ11A,
11Bへの制御信号により、第1および第2の液晶シャ
ッタ11Aを開状態にする。半導体レーザ3からの照明
光4aは、一部はハーフミラー10を透過し、残りはハ
ーフミラー10で反射する。ハーフミラー10を透過し
た照明光4aは、対象物体6に投影され、その対象物体
6で反射した図4(b)に示すような物体光4bは、結
像レンズ7によって光学フィルタ8を介して光センサ9
上に結像する。一方、ハーフミラー10で反射した図4
(c)に示すような参照光4cは、光学フィルタ8を介
して光センサ9上に投影される。従って、光センサ9上
には、物体光4bと参照光4cからなる図4(d)に示
すような合成光が入射する。
【0030】図6は、物体光4bおよび参照光4cから
なる合成光のサンプリングのタイミングを示す。パルス
発生部12は、各画素90(90−11,90−12,90
−13,…,90−21,90−22,90−23,…)の電荷
蓄積用MOSトランジスタMCに図6に示すタイミング
で蓄積パルス信号Sc1(α1 ),Sc1(α1 ),…,S
c2(α2 ),Sc2(α2 ),…,Sck(αk ),Sck
(αk ),…,Scn(α n ),Scn(αn ),…を順次
出力して各電荷蓄積用MOSトランジスタMCをONさ
せる。ここでは、サンプリングの位相αは、合成光の1
周期の中に強度変調光の最大振幅に対応する位相が含ま
れるように略等間隔で複数設定している。その設定され
た位相をα1 ,α2 ,…,αk ,…,αn とし、その逆
相である排出パルス信号Sd1〜Sdnの位相をβ1 ,
β2 ,…,βk ,…,βn とする。
なる合成光のサンプリングのタイミングを示す。パルス
発生部12は、各画素90(90−11,90−12,90
−13,…,90−21,90−22,90−23,…)の電荷
蓄積用MOSトランジスタMCに図6に示すタイミング
で蓄積パルス信号Sc1(α1 ),Sc1(α1 ),…,S
c2(α2 ),Sc2(α2 ),…,Sck(αk ),Sck
(αk ),…,Scn(α n ),Scn(αn ),…を順次
出力して各電荷蓄積用MOSトランジスタMCをONさ
せる。ここでは、サンプリングの位相αは、合成光の1
周期の中に強度変調光の最大振幅に対応する位相が含ま
れるように略等間隔で複数設定している。その設定され
た位相をα1 ,α2 ,…,αk ,…,αn とし、その逆
相である排出パルス信号Sd1〜Sdnの位相をβ1 ,
β2 ,…,βk ,…,βn とする。
【0031】1つの画素90に入射した合成光は、その
フォトダイオードDによって信号電流に光電変換され、
その信号電流は、所定の回数の蓄積パルス信号Sc1(α
1 )に基づく蓄積用MOSトランジスタMCのON期間
に電荷蓄積用キャパシタCに信号電荷として所定の回数
分蓄積される。また、パルス発生部12は、各画素90
の電荷排出用MOSトランジスタMRに排出パルス信号
Sc1(β1 )を出力してフォトダイオードD、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトラ
ンジスタMRの寄生容量に蓄積された不要電荷をリセッ
ト電源98のリセット電圧Vによりリセットする。前述
したように、電荷蓄積用MOSトランジスタMCと電荷
排出用MOSトランジスタMRとは逆相で駆動されてい
るので、電荷蓄積用MOSトランジスタMCがOFFの
期間にフォトダイオードDおよびMOSトランジスタM
C,MRの寄生容量に蓄積された不要電荷が排出され、
電荷蓄積用キャパシタCには、電荷蓄積用MOSトラン
ジスタMCのON期間に発生した位相α1 に対応する電
荷のみが所定回数分蓄積される。この信号電荷の極性は
初期に電荷蓄積用キャパシタCに充電された電圧Vと逆
なので、電圧Vに対して信号分だけ減少した値が蓄積さ
れる。
フォトダイオードDによって信号電流に光電変換され、
その信号電流は、所定の回数の蓄積パルス信号Sc1(α
1 )に基づく蓄積用MOSトランジスタMCのON期間
に電荷蓄積用キャパシタCに信号電荷として所定の回数
分蓄積される。また、パルス発生部12は、各画素90
の電荷排出用MOSトランジスタMRに排出パルス信号
Sc1(β1 )を出力してフォトダイオードD、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトラ
ンジスタMRの寄生容量に蓄積された不要電荷をリセッ
ト電源98のリセット電圧Vによりリセットする。前述
したように、電荷蓄積用MOSトランジスタMCと電荷
排出用MOSトランジスタMRとは逆相で駆動されてい
るので、電荷蓄積用MOSトランジスタMCがOFFの
期間にフォトダイオードDおよびMOSトランジスタM
C,MRの寄生容量に蓄積された不要電荷が排出され、
電荷蓄積用キャパシタCには、電荷蓄積用MOSトラン
ジスタMCのON期間に発生した位相α1 に対応する電
荷のみが所定回数分蓄積される。この信号電荷の極性は
初期に電荷蓄積用キャパシタCに充電された電圧Vと逆
なので、電圧Vに対して信号分だけ減少した値が蓄積さ
れる。
【0032】電荷蓄積用キャパシタCに蓄積された信号
電荷は、通常のMOSイメージセンサと同様の方法で読
み出される。すなわち、垂直シフトレジスタ93と水平
シフトレジスタ94にて駆動される水平選択用トランジ
スタ91と垂直選択用トランジスタ92を順次ONし、
電荷蓄積用キャパシタCにビデオバイアス電源95から
信号電荷分が補充され、これが出力信号としてビデオア
ンプ97を通して読み出される。読み出された出力信号
は、図1の比較回路13にて画素90毎にメモリされ
る。これら画素90毎にメモリされた出力信号の値をP
1-11,P1-12,…とする。
電荷は、通常のMOSイメージセンサと同様の方法で読
み出される。すなわち、垂直シフトレジスタ93と水平
シフトレジスタ94にて駆動される水平選択用トランジ
スタ91と垂直選択用トランジスタ92を順次ONし、
電荷蓄積用キャパシタCにビデオバイアス電源95から
信号電荷分が補充され、これが出力信号としてビデオア
ンプ97を通して読み出される。読み出された出力信号
は、図1の比較回路13にて画素90毎にメモリされ
る。これら画素90毎にメモリされた出力信号の値をP
1-11,P1-12,…とする。
【0033】同様にして所定の回数の蓄積パルス信号S
c2(α2 )に基づく蓄積用MOSトランジスタMCのO
N期間に電荷蓄積用キャパシタCに信号電荷として所定
の回数分蓄積される。また、パルス発生部12は、各画
素90の電荷排出用MOSトランジスタMRに排出パル
ス信号Sc2(β2 )を出力してフォトダイオードDおよ
びMOSトランジスタMC,MRの寄生容量に蓄積され
た不要電荷をリセット電源98のリセット電圧Vにより
リセットする。電荷蓄積用キャパシタCには、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCのON期間に発生した位相α
2 に対応する電荷のみが所定回数分蓄積される。電荷蓄
積用キャパシタCに蓄積された信号電荷は、前述したの
と同様に出力信号としてビデオアンプ97を通して読み
出される。読み出された出力信号は、図1の比較回路1
3にて画素90毎にメモリされる。これら画素90毎に
メモリされた出力信号の値をP2-11,P2-12,…とす
る。
c2(α2 )に基づく蓄積用MOSトランジスタMCのO
N期間に電荷蓄積用キャパシタCに信号電荷として所定
の回数分蓄積される。また、パルス発生部12は、各画
素90の電荷排出用MOSトランジスタMRに排出パル
ス信号Sc2(β2 )を出力してフォトダイオードDおよ
びMOSトランジスタMC,MRの寄生容量に蓄積され
た不要電荷をリセット電源98のリセット電圧Vにより
リセットする。電荷蓄積用キャパシタCには、電荷蓄積
用MOSトランジスタMCのON期間に発生した位相α
2 に対応する電荷のみが所定回数分蓄積される。電荷蓄
積用キャパシタCに蓄積された信号電荷は、前述したの
と同様に出力信号としてビデオアンプ97を通して読み
出される。読み出された出力信号は、図1の比較回路1
3にて画素90毎にメモリされる。これら画素90毎に
メモリされた出力信号の値をP2-11,P2-12,…とす
る。
【0034】比較回路13は、P1-11とP2-11、P1-12
とP2-12というように、画素90毎にその大小を比較
し、大きいほうをPp-11,Pp-12,…とする。蓄積パル
ス信号Sck,…,Scnにより、この作業を同様の手順で
繰り返し、最終的に得られたPp-11,Pp-12,…を距離
演算部14にメモリする。
とP2-12というように、画素90毎にその大小を比較
し、大きいほうをPp-11,Pp-12,…とする。蓄積パル
ス信号Sck,…,Scnにより、この作業を同様の手順で
繰り返し、最終的に得られたPp-11,Pp-12,…を距離
演算部14にメモリする。
【0035】(4)距離演算部14による演算 以下、この距離演算部14による演算について詳細に説
明する。半導体レーザ3からの照明光4aの強度変調の
角周波数をω、変調の最大値および最小値を2Eおよび
0とすると、半導体レーザ3から出射される図4(a)
に示すような照明光4aの光強度I0 は、次の式(1)
のように表される。 I0 =E(sinωt+1) ……(1)
明する。半導体レーザ3からの照明光4aの強度変調の
角周波数をω、変調の最大値および最小値を2Eおよび
0とすると、半導体レーザ3から出射される図4(a)
に示すような照明光4aの光強度I0 は、次の式(1)
のように表される。 I0 =E(sinωt+1) ……(1)
【0036】対象物体6までの距離が0〜2.5mとす
ると、必要とされる変調周波数は30MHzとなる。ハ
ーフミラー10の光透過率をa、対象物体6上のある点
での反射係数をCn とすると、その点が光センサ9上に
結像された地点nに入射する図4(b)に示すような物
体光4bの強度は、次の式(2)のように表される。 An =Cn ・aE{sin(ωt+φn )+1} ……(2) ここで、φn は光センサ9上に入射する光の光源からの
飛行距離に起因する位相遅れである。(半導体レーザ3
〜対象物体6)+(対象物体6〜光センサ9)間の距離
をLとすると、 φn =ωL/C 但し、Cは光速を表す。
ると、必要とされる変調周波数は30MHzとなる。ハ
ーフミラー10の光透過率をa、対象物体6上のある点
での反射係数をCn とすると、その点が光センサ9上に
結像された地点nに入射する図4(b)に示すような物
体光4bの強度は、次の式(2)のように表される。 An =Cn ・aE{sin(ωt+φn )+1} ……(2) ここで、φn は光センサ9上に入射する光の光源からの
飛行距離に起因する位相遅れである。(半導体レーザ3
〜対象物体6)+(対象物体6〜光センサ9)間の距離
をLとすると、 φn =ωL/C 但し、Cは光速を表す。
【0037】一方、ハーフミラー10の反射率をbと
し、半導体レーザ3からハーフミラー10を経由して光
センサ9までの光路長が変調波の波長と比較して十分に
小さいとすると、光センサ9の地点n上での参照光4c
は、次の式(3)のように表される。 Bn =bE(sinωt+1) ……(3)
し、半導体レーザ3からハーフミラー10を経由して光
センサ9までの光路長が変調波の波長と比較して十分に
小さいとすると、光センサ9の地点n上での参照光4c
は、次の式(3)のように表される。 Bn =bE(sinωt+1) ……(3)
【0038】光センサ9上の地点n上での合成光の強度
Pn は、物体光4bの光強度を求める式(2)と参照光
4cの光強度を求める式(3)の加算により次の式
(4)のように表される。
Pn は、物体光4bの光強度を求める式(2)と参照光
4cの光強度を求める式(3)の加算により次の式
(4)のように表される。
【数1】 式(4)は、DC成分(Cna+b)E、および高周波成
分
分
【数2】 の和となる。Pn のピーク値をPp とするとPp は、
【数3】 と表される。
【0039】よって合成光のピーク値Pp と物体光4b
の振幅CnaE、参照光の振幅bEを検出することができ
れば、距離情報を持つ位相遅れφn を算出することがで
きる。CnaEおよびbEは参照光を強度変調せずに放射
したときの値であるので、これらを求める際には強度変
調を行わない。Pp を求める際には、物体光4bおよび
参照光4cを強度変調させて合成光を形成し、合成波を
所定の複数のタイミングによりサンプリングし、サンプ
リング結果が最大となるタイミングにおける値を検出す
る。物体光4bの振幅に相当する信号(A11,A12,
…)の中の1つの信号をAとし、参照光4cの振幅に相
当する信号(B11,B12,…)および合成光のピーク信
号(Pp-11,Pp-12,…)の中で信号Aに対応する画素
90に相当する信号をBおよびPp とすると、式(5)
は、
の振幅CnaE、参照光の振幅bEを検出することができ
れば、距離情報を持つ位相遅れφn を算出することがで
きる。CnaEおよびbEは参照光を強度変調せずに放射
したときの値であるので、これらを求める際には強度変
調を行わない。Pp を求める際には、物体光4bおよび
参照光4cを強度変調させて合成光を形成し、合成波を
所定の複数のタイミングによりサンプリングし、サンプ
リング結果が最大となるタイミングにおける値を検出す
る。物体光4bの振幅に相当する信号(A11,A12,
…)の中の1つの信号をAとし、参照光4cの振幅に相
当する信号(B11,B12,…)および合成光のピーク信
号(Pp-11,Pp-12,…)の中で信号Aに対応する画素
90に相当する信号をBおよびPp とすると、式(5)
は、
【数4】 と表されるため、Pp ,A,Bに距離演算部14にメモ
リされていた所定の値を代入し、距離演算部14におい
てφn を算出し、 φn =ωl/C (ただし、Cは光速) に従って距離画像を取得する。これを全画素90につい
て行うことにより、全画素90における距離画像が取得
できる。
リされていた所定の値を代入し、距離演算部14におい
てφn を算出し、 φn =ωl/C (ただし、Cは光速) に従って距離画像を取得する。これを全画素90につい
て行うことにより、全画素90における距離画像が取得
できる。
【0040】上述した第1の実施の形態によれば、以下
の効果が得られる。 (イ)サンプリング期間以外に発生した不要電荷を排出
してサンプリング期間に発生した信号電荷にみを電荷蓄
積用キャパシタCに蓄積するようにしたので、正確な信
号電荷が得られ、また、強度変調光の同相について複数
回蓄積した信号電荷を得ているので、S/N比が高くな
り、物体6までの距離を高精度に計測することが可能と
なる。 (ロ)光を復調する手段として従来用いられてきた結晶
による光強度復調器やイメージインテンシティファイア
等の高価な手段を必要とせずに、光センサを小型かつ安
価で高速動作が可能なMOSトランジスタによって構成
しているので、小型かつ安価で、物体6までの距離を短
時間に計測することが可能となる。 (ハ)本センサ9は、フォトダイオードDに隣接した1
つの電荷蓄積用MOSトランジスタMCと電荷蓄積用キ
ャパシタCとの間で電荷転送が行われるので、蓄積回路
の時定数を非常に小さく抑えられるため、電荷蓄積用M
OSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトランジ
スタMRを駆動するパルス信号は、1kHz〜100M
Hzと高周波側まで対応可能であることから、高速に計
測することが可能となる。また、蓄積回路のサンプリン
グ周波数と信号読み出しの周波数を独立に制御すること
ができるため、電荷蓄積用キャパシタCに高速で蓄積し
た信号電荷を通常のビデオレート等のように低速で読み
出すことができる。これに対し、従来のMOSイメージ
センサによると、信号読み出しの周波数を蓄積回路のサ
ンプリング周波と同じに設定しなければならないため、
100MHzといった高周波での動作は時定数の点で不
可能である。 (ニ)本センサ9は、通常の画像センサとしても用いる
ことができる。先に示したタイミングにて動作させても
構わないが、電荷蓄積用MOSトランジスタMCを常時
ONさせ、電荷排出用MOSトランジスタMRを常時O
FFさせておけば、従来のMOSイメージセンサと同様
な読み出しタイミングにより、輝度画像を取得できる。
従って、1つの2次元MOSセンサで距離画像と輝度画
像の両方を得ることができ、しかも二つの画像は画素9
0が1対1に対応しているため、後の画像処理を容易に
実行することができる。
の効果が得られる。 (イ)サンプリング期間以外に発生した不要電荷を排出
してサンプリング期間に発生した信号電荷にみを電荷蓄
積用キャパシタCに蓄積するようにしたので、正確な信
号電荷が得られ、また、強度変調光の同相について複数
回蓄積した信号電荷を得ているので、S/N比が高くな
り、物体6までの距離を高精度に計測することが可能と
なる。 (ロ)光を復調する手段として従来用いられてきた結晶
による光強度復調器やイメージインテンシティファイア
等の高価な手段を必要とせずに、光センサを小型かつ安
価で高速動作が可能なMOSトランジスタによって構成
しているので、小型かつ安価で、物体6までの距離を短
時間に計測することが可能となる。 (ハ)本センサ9は、フォトダイオードDに隣接した1
つの電荷蓄積用MOSトランジスタMCと電荷蓄積用キ
ャパシタCとの間で電荷転送が行われるので、蓄積回路
の時定数を非常に小さく抑えられるため、電荷蓄積用M
OSトランジスタMCおよび電荷排出用MOSトランジ
スタMRを駆動するパルス信号は、1kHz〜100M
Hzと高周波側まで対応可能であることから、高速に計
測することが可能となる。また、蓄積回路のサンプリン
グ周波数と信号読み出しの周波数を独立に制御すること
ができるため、電荷蓄積用キャパシタCに高速で蓄積し
た信号電荷を通常のビデオレート等のように低速で読み
出すことができる。これに対し、従来のMOSイメージ
センサによると、信号読み出しの周波数を蓄積回路のサ
ンプリング周波と同じに設定しなければならないため、
100MHzといった高周波での動作は時定数の点で不
可能である。 (ニ)本センサ9は、通常の画像センサとしても用いる
ことができる。先に示したタイミングにて動作させても
構わないが、電荷蓄積用MOSトランジスタMCを常時
ONさせ、電荷排出用MOSトランジスタMRを常時O
FFさせておけば、従来のMOSイメージセンサと同様
な読み出しタイミングにより、輝度画像を取得できる。
従って、1つの2次元MOSセンサで距離画像と輝度画
像の両方を得ることができ、しかも二つの画像は画素9
0が1対1に対応しているため、後の画像処理を容易に
実行することができる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、
距離演算部14のみが異なり、他は第1の実施の形態と
同様に構成されている。式(5)を変形すると、次の式
(7)のようになる。
る。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、
距離演算部14のみが異なり、他は第1の実施の形態と
同様に構成されている。式(5)を変形すると、次の式
(7)のようになる。
【数5】 左辺のPp −(CnaE+bE)は、図4(d)からも分
かるように、合成光の振幅成分である。よって、合成光
のピーク値Pp の代わりに振幅成分を検出しても参照光
4cと物体光4bの位相差φn が求まり、距離を算出で
きる。距離演算部14は、この式(7)に基づいて合成
光の振幅成分を検出する。
かるように、合成光の振幅成分である。よって、合成光
のピーク値Pp の代わりに振幅成分を検出しても参照光
4cと物体光4bの位相差φn が求まり、距離を算出で
きる。距離演算部14は、この式(7)に基づいて合成
光の振幅成分を検出する。
【0042】次に、この第2の実施の形態の距離演算部
14の動作を説明する。まず、合成光の光強度の最大値
(サンプリング結果の最大値)を第1の実施の形態にお
ける合成光のピーク値を求める手順と同じ手順で求め
る。それぞれの画素90において、求められた最大値が
距離演算部14内のメモリにストアされる。次に光強度
の最小値(サンプリング結果の最小値)を最大値を求め
たアルゴリズムと逆のアルゴリズムにより求める。すな
わち、合成光を所定の複数のタイミングによりサンプリ
ングし、サンプリング結果が最小となるタイミングにお
ける値を比較回路13にて抽出し、距離演算部14内の
別のメモリにストアする。合成光の振幅成分は、これら
の光強度の最大値から最小値を引いた値の1/2である
ので、これに基づいて、距離演算部14にて各画素90
における振幅成分を算出する。以上により求めた合成光
の振幅成分と、第1の実施の形態で求めた参照光4cお
よび物体光4bの振幅に相当する成分を式(7)に代入
し、位相差φn を距離演算部14にて算出する。この第
2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の
効果が得られる。なお、参照光4cおよび物体光4bの
振幅成分であるbEおよびCnaEを、それぞれのDC成
分から求めるのではなく、参照光4cを強度変調させた
状態で合成光の振幅成分を求めた手順[(最大値−最小
値)/2]から求めてもよい。
14の動作を説明する。まず、合成光の光強度の最大値
(サンプリング結果の最大値)を第1の実施の形態にお
ける合成光のピーク値を求める手順と同じ手順で求め
る。それぞれの画素90において、求められた最大値が
距離演算部14内のメモリにストアされる。次に光強度
の最小値(サンプリング結果の最小値)を最大値を求め
たアルゴリズムと逆のアルゴリズムにより求める。すな
わち、合成光を所定の複数のタイミングによりサンプリ
ングし、サンプリング結果が最小となるタイミングにお
ける値を比較回路13にて抽出し、距離演算部14内の
別のメモリにストアする。合成光の振幅成分は、これら
の光強度の最大値から最小値を引いた値の1/2である
ので、これに基づいて、距離演算部14にて各画素90
における振幅成分を算出する。以上により求めた合成光
の振幅成分と、第1の実施の形態で求めた参照光4cお
よび物体光4bの振幅に相当する成分を式(7)に代入
し、位相差φn を距離演算部14にて算出する。この第
2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の
効果が得られる。なお、参照光4cおよび物体光4bの
振幅成分であるbEおよびCnaEを、それぞれのDC成
分から求めるのではなく、参照光4cを強度変調させた
状態で合成光の振幅成分を求めた手順[(最大値−最小
値)/2]から求めてもよい。
【0043】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施
の形態では、光源として半導体レーザを用いたが、原理
的にコヒーレントな光を必要としないため一般的な光
源、例えば、キセノンランプ、ストロボ等を用いること
も可能である。また、上記実施の形態では、全画素同時
に電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電し、フォトダ
イオードDに電圧Vの逆バイアスを印加したが、信号電
荷を読み出す順番に従って画素毎に時系列的に電圧Vに
初期化し、電荷蓄積してもよい。また、上記実施の形態
では、光センサを2次元MOSセンサで構成したが、2
次元CCDセンサによって構成してもよい。
れず、種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施
の形態では、光源として半導体レーザを用いたが、原理
的にコヒーレントな光を必要としないため一般的な光
源、例えば、キセノンランプ、ストロボ等を用いること
も可能である。また、上記実施の形態では、全画素同時
に電荷蓄積用キャパシタCを電圧Vに充電し、フォトダ
イオードDに電圧Vの逆バイアスを印加したが、信号電
荷を読み出す順番に従って画素毎に時系列的に電圧Vに
初期化し、電荷蓄積してもよい。また、上記実施の形態
では、光センサを2次元MOSセンサで構成したが、2
次元CCDセンサによって構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光センサ
および三次元形状計測装置によれば、サンプリングの期
間以外に発生した不要電荷を排出してサンプリングの期
間に発生した信号電荷のみを蓄積部に蓄積するようにし
たので、正確な信号電荷が得られ、対象物体までの距離
を高精度に計測することが可能となる。また、信号発生
手段を小型かつ安価で高速動作が可能なMOSトランジ
スタやCCD等によって構成することが可能であるの
で、小型かつ安価で、対象物体までの距離を短時間に計
測することが可能となる。
および三次元形状計測装置によれば、サンプリングの期
間以外に発生した不要電荷を排出してサンプリングの期
間に発生した信号電荷のみを蓄積部に蓄積するようにし
たので、正確な信号電荷が得られ、対象物体までの距離
を高精度に計測することが可能となる。また、信号発生
手段を小型かつ安価で高速動作が可能なMOSトランジ
スタやCCD等によって構成することが可能であるの
で、小型かつ安価で、対象物体までの距離を短時間に計
測することが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る三次元形状計
測装置の構成図
測装置の構成図
【図2】第1の実施の形態に係る変調信号発生器の構成
図
図
【図3】第1の実施の形態に係る光センサの回路図
【図4】第1の実施の形態における強度変調光の波形プ
ロファイル
ロファイル
【図5】第1の実施の形態における光センサのサンプリ
ングのタイミングを示す図
ングのタイミングを示す図
【図6】第1の実施の形態における光センサのサンプリ
ングのタイミングを示す図
ングのタイミングを示す図
【図7】従来の三次元形状計測装置の構成図
【図8】従来の三次元形状計測装置の構成図
1 三次元形状計測装置 2 変調信号発生器 4a 照明光 3 半導体レーザ 6 対象物体 5 投影レンズ 4b 物体光 8 光学フィルタ 9 光センサ 7 結像レンズ 4c 参照光 10 ハーフミラー 11A 第1の液晶シャッタ 11B 第2の液晶シャッタ 12 パルス発生回路 13 比較回路 14 距離演算部 15 コンピュータ 20 変調電流源 21 直流電流源 22 電流信号ミキサ 90(90−11,90−12,…) 画素 91(91−11,91−12,…) 垂直選択トランジス
タ 92(92−1 ,92−2 ,…) 水平選択トランジス
タ 93 垂直シフトレジスタ 93a 水平信号線 94 水平シフトレジスタ 94a 垂直信号線 95 ビデオバイアス 96 負荷抵抗 97 ビデオアンプ 98 リセット電源 98a リセット線 C 電荷蓄積用キャパシタ D フォトダイオード MC 電荷蓄積用MOSトランジスタ MR 電荷排出用MOSトランジスタ Sc 蓄積パルス信号 Sd 排出パルス信号
タ 92(92−1 ,92−2 ,…) 水平選択トランジス
タ 93 垂直シフトレジスタ 93a 水平信号線 94 水平シフトレジスタ 94a 垂直信号線 95 ビデオバイアス 96 負荷抵抗 97 ビデオアンプ 98 リセット電源 98a リセット線 C 電荷蓄積用キャパシタ D フォトダイオード MC 電荷蓄積用MOSトランジスタ MR 電荷排出用MOSトランジスタ Sc 蓄積パルス信号 Sd 排出パルス信号
Claims (9)
- 【請求項1】入射光を信号電流に光電変換する光電変換
部と、前記信号電流を所定の周期でサンプリングするサ
ンプリング部と、前記サンプリング部によってサンプリ
ングされた前記信号電流に対応する信号電荷を蓄積する
蓄積部と、前記サンプリング部がサンプリングしていな
い期間に前記光電変換部および前記光電変換部の周辺に
形成された寄生容量に蓄積された不要電荷を排出する排
出部とを有して2次元状に配列された複数の信号発生手
段と、 前記複数の信号発生手段の前記蓄積部に蓄積された前記
信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えたことを特徴
とする光センサ。 - 【請求項2】前記サンプリング部および前記排出部は、
MOSトランジスタを用いて構成された請求項1記載の
光センサ。 - 【請求項3】前記光電変換部は、前記入射光として所定
の周波数で強度変調された強度変調光を光電変換し、 前記サンプリング部は、前記強度変調光の複数の位相に
ついて前記信号電流をサンプリングし、 前記蓄積部は、前記信号電荷を前記位相毎に蓄積し、 前記読み出し手段は、前記信号電荷を前記位相毎に読み
出す構成の請求項1記載の光センサ。 - 【請求項4】前記光電変換部は、前記入射光として所定
の周波数で強度変調された強度変調光を光電変換し、 前記サンプリング部は、前記強度変調光の複数の位相に
ついて前記信号電流をそれぞれ複数回サンプリングし、 前記蓄積部は、前記複数回分の前記信号電荷を前記位相
毎に蓄積し、 前記読み出し手段は、前記複数回分の信号電荷を前記位
相毎に読み出す構成の請求項1記載の光センサ。 - 【請求項5】前記サンプリング部は、前記強度変調光の
最大振幅に対応する位相が前記複数の位相に含まれるよ
うに構成された請求項3又は4記載の光センサ。 - 【請求項6】前記サンプリング部は、前記光電変換部の
出力側に接続され、所定の周期の蓄積パルスで駆動され
る電荷蓄積用MOSトランジスタを備え、 前記蓄積部は、前記電荷蓄積用MOSトランジスタに直
列に接続され、前記光電変換部から前記電荷蓄積用MO
Sトランジスタを介して流入する前記信号電流に対応す
る前記信号電荷を蓄積するキャパシタを備え、 前記排出部は、リセット電源に接続され、前記蓄積パル
スと逆相の排出パルスで駆動される電荷排出用MOSト
ランジスタを備えた構成の請求項1記載の光センサ。 - 【請求項7】所定の周波数で強度変調された強度変調光
を物体に向けて出射する光出射手段と、前記物体からの
反射光と前記強度変調光との合成光を受光して検出信号
を出力する光センサと、前記検出信号に基づいて前記物
体までの距離を演算する演算手段とを有する三次元形状
計測装置において、 前記光センサは、 前記強度変調光を信号電流に光電変換する光電変換部
と、前記信号電流を所定の周期でサンプリングするサン
プリング部と、前記サンプリング部によってサンプリン
グされた前記信号電流に対応する信号電荷を蓄積する蓄
積部と、前記サンプリング部がサンプリングしていない
期間に前記光電変換部および前記光電変換部の周辺に形
成された寄生容量に蓄積された不要電荷を排出する排出
部とを有して2次元状に配列された複数の信号発生手段
と、 前記複数の信号発生手段の前記蓄積部に蓄積された前記
信号電荷を読み出す読み出し手段とを備えたことを特徴
とする三次元形状計測装置。 - 【請求項8】前記サンプリング部は、前記強度変調光の
複数の位相について前記信号電流をサンプリングし、 前記蓄積部は、前記信号電荷を前記位相毎に蓄積し、 前記読み出し手段は、前記信号電荷を前記位相毎に読み
出し、 前記演算手段は、前記複数の位相の前記信号電荷のうち
最大値を示す前記信号電荷に基づいて前記強度変調光の
最大振幅を演算する構成の請求項7記載の三次元形状計
測装置。 - 【請求項9】前記サンプリング部は、前記強度変調光の
複数の位相について前記信号電流をそれぞれ複数回サン
プリングし、 前記蓄積部は、前記複数回分の前記信号電荷を前記位相
毎に蓄積し、 前記読み出し手段は、前記複数回分の信号電荷を前記位
相毎に読み出し、 前記演算手段は、前記複数の位相の前記信号電荷のうち
最大値を示す前記信号電荷に基づいて前記強度変調光の
最大振幅を演算する構成の請求項7記載の三次元形状計
測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196016A JP2001021326A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光センサおよび三次元形状計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11196016A JP2001021326A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光センサおよび三次元形状計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001021326A true JP2001021326A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16350834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11196016A Pending JP2001021326A (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 光センサおよび三次元形状計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001021326A (ja) |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11196016A patent/JP2001021326A/ja active Pending
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