JP2001020548A - 住宅の内外装に関する展示施設 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が住宅の建築に使用できる各種内装材や
外装材等について、実際に実地に見学でき、かつ所望の
内外装材の選択等も行える、住宅の内外装に関する展示
施設を提供すること。 【解決手段】 住宅の内装材に関する内装材展示コーナ
Ｃ２と、外装材に関する外装材展示コーナＣ３とを備え
た住宅の内外装に関する展示施設。上記内装材展示コー
ナは、ボードに関する展示部Ｃ２ｂと、床暖房器具に関
する展示部Ｃ２ｄと、仕上げ材に関する展示部Ｃ２ｅ
と、クロスに関する展示部Ｃ２ｆと、カーテンに関する
展示部Ｃ２ｇと、建具に関する展示部との内、一または
二以上を含んでいてよく、上記外装材展示コーナはドア
に関する展示部Ｃ３ｂと、サッシに関する展示部Ｃ３ｃ
と、外壁に関する展示部Ｃ３ｅと、屋根材に関する展示
部Ｃ３ｆとの内、一または二以上を含んでいてよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、住宅の建築に使用する
内装材及び外装材について展示したり、インテリアの調
和に関する展示を行う住宅の内外装に関する展示施設に
関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、住宅の建築に際しては、顧客と建
築会社の営業担当者との打合せに基づいて、建築会社の
設計担当者等が各階毎の平面図等の設計図面を作成し、
顧客に提示するのが一般的である。また、床材等の内装
材や外壁パネル等の外装材を複数種のものの中から選択
する場合には、必要により顧客に写真等を見せるように
している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、その場合、
住宅の建築後に顧客が内装材または外装材等が自らの嗜
好に合致していないことに初めて気づく場合があるが、
建築後であれば、内外装材の取替えは技術的にもコスト
的にも困難であり、結果として不満足な内外装材のまま
使用せざるを得なくなる問題を有していた。また、建築
後に部屋の色調、雰囲気等と、当該部屋内に配置された
家具類等の色調、様式との間に調和が取れていないこと
に気づく場合もあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するため、顧客が住宅の建築に使用できる各種内装材
や外装材等について、実際に実地に見学でき、かつ所望
の内外装材の選択等も行える、住宅の内外装に関する展
示施設を提供することを目的としている。そのため、本
発明の請求項１の住宅の内外装に関する展示施設は、住
宅の内装材に関する内装材展示コーナと、外装材に関す
る外装材展示コーナとを備え、上記内装材展示コーナ
は、ボードに関する展示部と、床暖房器具に関する展示
部と、仕上げ材に関する展示部と、クロスに関する展示
部と、カーテンに関する展示部と、建具に関する展示部
との内、一または二以上を含むとともに、上記外装材展
示コーナは、ドアに関する展示部と、サッシに関する展
示部と、外壁に関する展示部と、屋根材に関する展示部
との内、一または二以上を含むことを特徴とするもので
ある。

【０００５】請求項２の住宅の内外装に関する展示施設
は、請求項１の構成において、上記展示施設は、さら
に、インテリアの調和に関するインテリア展示コーナを
含み、このインテリア展示コーナは、互いに色調の異な
る壁、床や色調または様式の異なる家具類の配置された
複数の展示部を含むことを特徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１に示すように、本実施の形態
に係る住宅の内外装に関する展示施設は、設備コンポー
ネント展示コーナＣ１と、内装材展示コーナＣ２と、外
装材展示コーナＣ３と、インテリア展示コーナＣ４とを
備えている。

【０００７】この展示施設の入口Ｅの左側の側部には、
顧客（訪問者）に対する各種案内や衣類、荷物類の保管
等を行うためのサービスカウンタＳが設けられるととも
に、この入口Ｅは、上記各展示コーナＣ１乃至Ｃ４にお
ける展示内容の概略を説明する写真やパネル等（不図
示）の配置されたガイダンスコーナＣ５を介してインテ
リア展示コーナＣ４に接続されている。

【０００８】また、内装材展示コーナＣ２及び外装材展
示コーナＣ３に隣接して、住宅の建築予定を有する顧客
と建築会社の担当者との打合せ等に用いる３つの打合せ
室Ｒ１乃至Ｒ３が設けられるとともに、入口Ｅの右側の
側部にはＣＧ画像（コンピュータグラフィックスによる
画像）により顧客の建築予定の住宅を描写するための表
示室Ｐ１、Ｐ２が設けられている。

【０００９】以下、各展示コーナＣ１乃至Ｃ４の展示内
容を順次説明する。設備コンポーネント展示コーナＣ１
は、各々流し１及び加熱器具２等を備えた複数のキッチ
ン３が展示されたキッチン展示部Ｃ１ａと、複数のトイ
レ４が展示されたトイレ展示部Ｃ１ｂと、複数の洗濯機
５等が展示されたランドリー展示部Ｃ１ｃ等から構成さ
れている。顧客は、各々形式の異なる複数種のキッチン
３やトイレ４等を見学したり、試用してみることによ
り、自らが住宅を建築する場合にいずれの形式のキッチ
ン３やトイレ４を選択するか等の参考に供することがで
きる。

【００１０】内装材展示コーナＣ２の中央部には素材展
示部Ｃ２ａが設けられ、この素材展示部Ｃ２ａには、家
具等の材料として使用される複数種の樹木、例えば、ナ
ラ、ブナ、くるみ、カバ等に関する説明パネル６（図２
参照）が配置されるとともに、複数種の樹木の裁断見本
７が配置されている。顧客はこれら説明パネル６や裁断
見本７により、家具等の材料となる各種樹木について学
習することができる。

【００１１】内装材展示コーナＣ２には、さらにボード
展示部Ｃ２ｂが設けられている。このボード展示部Ｃ２
ｂには、床板等として使用される合板、パーティクルボ
ード（切削または破砕された木材の小片を主原料に、接
着剤にて熱圧成形した木質ボード）、ＭＤＦ(Medium De
nsity Fiberboard：木材を繊維状に解繊し、接着剤とと
もに熱圧成形した木質ボード）、集成材（木材の挽板や
小角材を幅及び長さ方向に集成して接着した木質材料）
等の各種木質ボードについての複数の説明パネル８（図
３参照）が壁Ｗ上に配置されるとともに、パーティクル
ボード等の原料となる小片９の見本が透明の容器１０内
に封入されたものがテーブルＴ上に展示されている。顧
客は説明パネル８により各種ボード類について学習でき
るとともに、容器１０内の小片９によりボード類の原料
についても学習できる。

【００１２】また、図４にも示すように、内装材展示コ
ーナＣ２には、性能関連展示部Ｃ２ｃが設けられてい
る。ここでは、例えば、煮沸することにより発色させた
木片１２がテーブルＴ上に配置されるとともに、床板の
耐磨耗性、対衝撃性等を評価するために、各種材料（上
記合板、パーティクルボード等）からなる床板に耐磨耗
試験を施した試験片１３や対衝撃試験を施した試験片１
４が展示され、かつこれらに関する説明パネル１５が壁
Ｗ上に配置されている。

【００１３】ここで、上記耐磨耗試験は、例えば、試験
片１３を所定速度で回転させながらその表面に切削片を
押圧することにより行われ、対衝撃試験は、例えば、試
験片１４上に所定高さから所定の重りを落下させること
により行われる。顧客は木片１２により煮沸による発色
効果について学習できるとともに、試験片１３、１４に
より各種材料毎の耐磨耗性、対衝撃性について学習でき
る。

【００１４】また、内装材展示コーナＣ２には、床暖房
展示部Ｃ２ｄが設けられている。この床暖房展示部Ｃ２
ｄには、暖房方式の異なる複数種、例えば、３種類の床
暖房器具１６乃至１８が展示されるとともに、各暖房方
式について説明する複数の説明パネル２０ａ乃至２０ｃ
（図５乃至図７参照）が配置されている。例えば、図５
の説明パネル２０ａで説明される床暖房器具１６は、電
気式であるが、フローリング１６ａの下部にコード状の
ヒータ１６ｂを配置したもの、図６の説明パネル２０ｂ
で説明される床暖房器具１７は、フローリング１７ａ内
にヒータ１７ａを配置したものである。

【００１５】また、図７の説明パネル２０ｃで説明され
る床暖房器具１８は、フローリング１８ａの下部に温水
循環パイプ１８ｂを配置し、給湯部との間で温水を循環
させるようになっている。顧客は各床暖房器具１６乃至
１８毎の暖房方式を学習し、自らが住宅を建築する場合
の参考に供することができる。

【００１６】図８にも示すように、内装材展示コーナＣ
２には、さらに仕上げ材展示部Ｃ２ｅが設けられてい
る。この仕上げ材展示部Ｃ２ｅには、床板や建具等の仕
上げ面に用いられる各種仕上げ材（化粧単板、塩化ビニ
ール樹脂板、オレフィン系樹脂板、メラミン樹脂板等）
に関する複数の説明パネル２１が配置されている。これ
らの説明パネル２１は、個々の仕上げ材自体の表面に白
色等の説明板２１ａを貼り付けてなる。顧客はこれら説
明板２１ａを読むとともに、各種仕上げ材で形成された
説明パネル２１を材質を目視することにより、各種仕上
げ材について学習することができる。

【００１７】また、図９にも示すように、内装材展示コ
ーナＣ２にはクロス展示部Ｃ２ｆが設けられている。こ
のクロス展示部Ｃ２ｆには、材料の異なる複数のクロス
（ビニールクロス、水性樹脂クロス、織物クロス、自然
素材クロス、和紙クロス等）に関する説明パネル２２が
配置されるとともに、各種クロスの製造工程毎の見本２
３が額縁２４内に収容された状態で展示されている。さ
らに、各種クロスの材料が大略円錐状の容器２５内に配
置されて展示されている。

【００１８】また、図１０にも示すように、内装材展示
コーナＣ２にはカーテン展示部Ｃ２ｇが設けられてい
る。すなわち、カーテン展示部Ｃ２ｇの壁面２６上にカ
ーテンの縮小見本２７乃至３２が複数貼り付けられてい
る。図１１にも示すように、上列の４つの縮小見本２７
乃至３０の裏面側において、壁面２６にはそれぞれ矩形
状の窓２６ａが形成され、これらの窓２６ａの裏面側に
おける支持壁３３上に各窓２６ａ間にゆき渡るように長
尺の蛍光灯３４が配置されている。

【００１９】また、下列の左右両側に位置する２つの縮
小見本３１、３２の裏面側における壁面２６上には、室
内の情景を示す同一の写真３５（図１２参照）が貼り付
けられている。個々の縮小見本２７乃至３２の大きさ
は、実際に使用するカーテンよりかなり小さなサイズと
することができ、例えば、幅２０乃至３０ｃｍ×高さ１
０乃至２０ｃｍ程度とサイズとしてよい。

【００２０】また、個々の縮小見本２７乃至３２は、そ
れぞれ異なるタイプのカーテンの縮小見本とすることが
でき、その一例を以下の表１に示す。なお、縮小見本３
１の右側の壁面２６上には、縮小見本３１に対応するカ
ーテンと同一種類のカーテンを用いた実際の部屋を屋外
側から撮影した写真３６が貼り付けられるとともに、縮
小見本３２の左側の壁面２６上には、縮小見本３２に対
応するカーテンと同一種類のカーテンを用いた実際の部
屋を屋外側から撮影した写真３７が貼り付けられてい
る。

【００２１】

【表１】

【００２２】上記カーテン展示部Ｃ２ｇにおいて、例え
ば、上列の４つのカーテンの縮小見本２７乃至３０につ
いては、裏面側の蛍光灯３４を点灯させることにより、
蛍光灯３４の光が各縮小見本２７乃至３０をどの程度透
過するかを評価することができる。この場合、主とし
て、蛍光灯３４を屋外の太陽光に見立てて、昼間にカー
テンを閉じた状態で太陽光が各種カーテンをどの程度透
過するかを、縮小見本２７乃至３０を用いて学習、評価
する。

【００２３】例えば、顧客は、縮小見本２７及び２８は
蛍光灯３４の光を容易に透過させ、縮小見本２７を通し
て窓２６ａの輪郭も明瞭に識別できるのに対して、縮小
見本２９及び３０は蛍光灯３４の光を殆ど透過させず、
窓２６ａの輪郭も縮小見本２９及び３０上からは識別で
きないことを学習できる。

【００２４】なお、各縮小見本２７乃至３０を壁面２６
に対して着脱自在とするとともに、上記表１に示した以
外の、材料や柄の異なる他の種類のカーテンの縮小見本
３８（図１参照）も多数準備しておくことにより、顧客
は、自らの好みのカーテンの縮小見本を壁面２６に貼り
付けて透光性等を評価できる。また、必要により、蛍光
灯３４を消灯すれば、夜間等において、各カーテンが室
内側からどのように見えるかを評価することができる。

【００２５】一方、下列の２つの縮小見本３１、３２に
ついては、写真３５が各縮小見本３１、３２を通してど
の程度鮮明に見えるかを体験することにより、縮小見本
３１、３２に対応する各カーテンの透光性、特に室外側
から室内側がどの程度鮮明に見えるかを評価することが
できる。例えば、縮小見本３１においては、光の透過率
が高いため、写真３５が縮小見本３１を通してかなり明
瞭に視認できるのに対して、縮小見本３２は光の透過率
が低いため、写真３５が縮小見本３２を通しては、殆ど
視認できないことを学習できる。

【００２６】また、写真３６、３７を参考にして、透け
るレースを用いたカーテンと透けないレースを用いたカ
ーテンとで室内の情景がどの程度透けて見えるかを学習
できる。なお、上記写真３５に代えて、縮小見本３１、
３２の裏面側に、部屋の及び当該部屋内の家具類等を模
した縮小模型を配置してもよい。

【００２７】内装材展示コーナＣ２には、さらに和室展
示部Ｃ２ｈが設けられている。この和室展示部Ｃ２ｈの
入口部４０には、複数種の障子や襖等の建具類（図示せ
ず）が開閉自在に配置されている。また、図１３に示す
ように、和室展示部Ｃ２ｈ内には、各々形式等の異なる
複数の床の間４１及び各々形式の異なる複数の仏間４２
が設けられている。床の間４１には掛け軸４３や花瓶４
４等が配置されている。顧客は、この和室展示部Ｃ２ｈ
で各種障子、襖等の建具類や床の間４１、仏間４２等を
見学し、自らが住宅を建築する際の参考に供することが
できる。

【００２８】次に、外装材展示コーナＣ３につき説明す
る。図１及び図１４に示すように、外装材展示コーナＣ
３の入口４８から見て左側の壁面５０はコンクリート製
外壁材展示部Ｃ３ａとされ、模様等の異なる複数のコン
クリート製外壁材の縮小見本５１が展示されている。ま
た、図１に示すように、外装材展示コーナＣ３内の奥側
位置には、ドア展示部Ｃ３ｂが設けられ、具体的には図
示しないが、ドア開閉時の衝撃音を緩和するための機構
を備えたドア構造、ドアの隙間からの空気の漏れを防止
するためのドア構造等が展示されている。顧客は、これ
らの展示部Ｃ３ａ、Ｃ３ｂにより、コンクリート製外壁
材や、各種ドア構造等について学習することができる。

【００２９】また、外装材展示コーナＣ３の入口４８の
左側には、窓サッシの構造を示すサッシ展示部Ｃ３ｃが
設けられ、断面構造等の異なる複数種の窓サッシの断面
模型５２が展示されている。顧客は、ここで、各種窓サ
ッシの構造について学習することができる。

【００３０】さらに、外装材展示コーナＣ３の中央部に
は素材展示部Ｃ３ｄが設けられ、具体的に図示しない
が、複数の説明パネル等によってセラミックス（外壁パ
ネル等に使用）、ガラス、屋根材等の外装材の素材に関
する説明が行われている。また、素材展示部Ｃ３ｄに
は、外壁パネル等の素材としてのＡＬＣ（軽量気泡コン
クリート：気泡同士が毛細管でつながれている）と独立
気泡コンクリートの相違点に関する説明や、実際のＡＬ
Ｃ及び独立気泡コンクリートの縮小見本等が配置されて
いる。

【００３１】また、図１５に示すように、外装材展示コ
ーナＣ３には外壁パネル展示部Ｃ３ｅが設けられ、この
外壁パネル展示部Ｃ３ｅには、外壁パネル見本展示装置
５３が配置されている。この外壁パネル見本展示装置５
３は、天井部分に沿って水平方向に互いに平行に設けら
れた複数のレール部５４と、各レール部５４に沿って引
き出し自在に配置された複数のパネル状の外壁パネル見
本５５を備えている。

【００３２】各外壁パネル見本５５は、各種外壁パネル
の素材（タイル等の各種素材）をそのまま、或いは表面
部分のみを薄く切り取って構成したもので、顧客は把手
５５ａを用いて所望の外壁パネル見本５５を引き出して
みることにより、住宅建築時に使用可能な各種外壁パネ
ルの表面の色彩や模様等を観察し、所望の外壁パネルの
選択等を行う上で参考に供することができる。なお、各
外壁パネル見本５５の表面側と裏面側に各々種類の異な
る外壁パネルの見本を形成しておいてもよい。

【００３３】また、外装材展示コーナＣ３における上記
外壁パネル展示部Ｃ３ｅの向かい側には、別の小室とし
て構成された瓦展示部Ｃ３ｆが設けられている。図１６
にも示すように、ここには、材料や色彩等の異なる各種
の瓦見本５６が各種棚５７や引き出し５８上に配置され
ている。

【００３４】次に、インテリア展示コーナＣ４につき説
明する。図１及び図１７に示すように、インテリア展示
コーナＣ４の中央部には、色調の異なる複数、例えば、
６種類の床材６０が並べて配置されている。また、図１
７にその一部を示すように、インテリア展示コーナＣ４
には、床や壁の色調や、配置される家具類の様式、色調
等の異なる、複数、例えば、８つのインテリア展示部Ｃ
４ａ乃至Ｃ４ｈが設けられている。さらに、インテリア
展示コーナＣ４内に配置されたワゴン６１内には、材質
や色彩等の異なる各々複数の床材見本６２、壁材見本６
３、幅木見本６４が配置されている。

【００３５】顧客は、各インテリア展示部Ｃ４ａ乃至Ｃ
４ｈを見学することにより、自らの好みのインテリアを
選択することができる。さらに、いずれかの展示部、例
えば、インテリア展示部Ｃ４ａの色調、様式等がほぼ自
らの好みに合致するものの、床材や壁材の種類のみが好
みに合致しないような場合は、ワゴン６１内に準備され
た、床材見本６２、壁材見本６３等を取り出して、床上
または壁上等に当ててみることにより、所望の床材や壁
材を選択し、インテリア展示部Ｃ４ａのインテリアの一
部を修正したものを自らの所望のインテリアとして指定
することも可能である。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
の住宅の内外装に関する展示施設は、住宅の内装材に関
する内装材展示コーナと、外装材に関する外装材展示コ
ーナとを備え、上記内装材展示コーナは、ボードに関す
る展示部と、床暖房器具に関する展示部と、仕上げ材に
関する展示部と、クロスに関する展示部と、カーテンに
関する展示部と、建具に関する展示部との内、一または
二以上を含むとともに、上記外装材展示コーナは、ドア
に関する展示部と、サッシに関する展示部と、外壁に関
する展示部と、屋根材に関する展示部との内、一または
二以上を含むものであるから、顧客（訪問者）は、これ
らの展示コーナを適宜に廻りながら、住宅の内装材や外
装材について学習したり、自らが住宅を建築する際に使
用する内装材や外装材の選択等を行うことができる。こ
れにより、実際に内装材や外装材またはそれらの模型等
を見ながら、学習や選択を的確に行えるので、実際に住
宅を建築した後に、内外装材が自らの好みに合致してい
ないことに気づくといった不具合を少なくすることがで
きる。

【００３７】また、上記内装材展示コーナは、ボードに
関する展示部と、床暖房器具に関する展示部と、仕上げ
材に関する展示部と、クロスに関する展示部と、カーテ
ンに関する展示部と、建具に関する展示部との内、一ま
たは二以上を含むものであるから、顧客はボード、クロ
ス、カーテン等の各種内装材を見学しながら学習し、自
らが住宅を建築する場合に使用する内装材の選択等も行
うことができる。

【００３８】更に、上記外装材展示コーナは、ドアに関
する展示部と、サッシに関する展示部と、外壁に関する
展示部と、屋根材に関する展示部との内、一または二以
上を含むものであるから、顧客はドア、サッシ、外壁等
の各種外装材を見学しながら学習し、自らが住宅を建築
する場合に使用する外装材の選択等も行うことができ
る。

【００３９】請求項２の住宅の内外装に関する展示施設
は、請求項１の構成において、上記展示施設は、さら
に、インテリアの調和に関するインテリア展示コーナを
含むものであるから、顧客はこのインテリア展示コーナ
において、部屋とインテリアとの調和等について学習す
ることができ、それを自らが住宅を建築する場合の参考
に供することもできて、有意義である。

【００４０】また、上記インテリア展示コーナは、互い
に色調の異なる壁、床や色調または様式の異なる家具類
が配置された複数の展示部を含むものであるから、顧客
は、互いに色調等の異なる複数の展示部を見学しなが
ら、自らの好みの色調等を選択することができ、自らが
住宅を建築する場合の参考に供することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の住宅の内外装に関する展
示施設を示す概略平面図。

【図２】上記展示施設中の内装材展示コーナにおける素
材展示部を示す概略斜視図。

【図３】上記内装材展示コーナにおけるボード展示部を
示す概略斜視図。

【図４】上記内装材展示コーナにおける性能関連展示部
を示す概略斜視図。

【図５】上記内装材展示コーナにおける床暖房器具展示
部の第１の説明パネルを示す概略斜視図。

【図６】上記内装材展示コーナにおける床暖房器具展示
部の第２の説明パネルを示す概略斜視図。

【図７】上記内装材展示コーナにおける床暖房器具展示
部の第３の説明パネルを示す概略斜視図。

【図８】上記内装材展示コーナにおける仕上げ材展示部
を示す概略斜視図。

【図９】上記内装材展示コーナにおけるクロス展示部を
示す概略斜視図。

【図１０】上記内装材展示コーナにおけるカーテン展示
部を示す概略斜視図。

【図１１】図１０のＡ−Ａ線に沿う断面略図。

【図１２】図１０の一部のカーテン見本の裏面側に配置
される写真を示す説明図。

【図１３】上記内装材展示コーナにおける和室展示部を
示す概略斜視図。

【図１４】上記展示施設中の外装材展示コーナにおける
コンクリート製外壁材展示部を示す概略斜視図。

【図１５】上記外装材展示コーナにおける外壁パネル展
示部を示す概略斜視図。

【図１６】上記外装材展示コーナにおける瓦展示部を示
す概略斜視図。

【図１７】上記展示施設中のインテリア展示コーナを示
す概略斜視図。

【符号の説明】

Ｃ２ 内装材展示コーナ Ｃ３ 外装材展示コーナ Ｃ４ インテリア展示コーナ Ｃ２ｂ ボード展示部（ボードに関する展示部） Ｃ２ｄ 床暖房器具展示部床（暖房器具に関する展示
部） Ｃ２ｅ 仕上げ材展示部（仕上げ材に関する展示部） Ｃ２ｆ クロス展示部（クロスに関する展示部） Ｃ２ｇ カーテン展示部（カーテンに関する展示部） Ｃ３ｂ ドア展示部（ドアに関する展示部） Ｃ３ｃ サッシ展示部（サッシに関する展示部） Ｃ３ｅ 外壁パネル展示部（外壁に関する展示部） Ｃ３ｆ 瓦展示部（屋根材に関する展示部）

フロントページの続き (72)発明者 岩野 悦子 大阪市北区大淀中１丁目１番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 中村 孝之 大阪市北区大淀中１丁目１番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 江見 和明 大阪市北区大淀中１丁目１番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 梶田 秀之 大阪市北区大淀中１丁目１番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 太田 聡 大阪市北区大淀中１丁目１番88号 積水ハ ウス株式会社内 Ｆターム(参考） 2C032 DB01

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 住宅の内装材に関する内装材展示コーナ
   と、外装材に関する外装材展示コーナとを備え、上記内
   装材展示コーナは、ボードに関する展示部と、床暖房器
   具に関する展示部と、仕上げ材に関する展示部と、クロ
   スに関する展示部と、カーテンに関する展示部と、建具
   に関する展示部との内、一または二以上を含むととも
   に、上記外装材展示コーナは、ドアに関する展示部と、
   サッシに関する展示部と、外壁に関する展示部と、屋根
   材に関する展示部との内、一または二以上を含むことを
   特徴とする住宅の内外装に関する展示施設。
2. 【請求項２】 上記展示施設は、さらに、インテリアの
   調和に関するインテリア展示コーナを含み、このインテ
   リア展示コーナは、互いに色調の異なる壁、床や色調ま
   たは様式の異なる家具類の配置された複数の展示部を含
   むことを特徴とする請求項１記載の住宅の内外装に関す
   る展示施設。