JP2001019777A - 圧縮回復性シート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品 - Google Patents
圧縮回復性シート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品Info
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Abstract
物品等に用いた場合に、吸収性物品等の包装体内(ある
荷重下)では厚みが薄く、包装体から取り出し使用する
際(荷重が取り除かれた際)には、厚みが回復し、使用
時に吸収性物品等に必要な(安心感を与える)厚みを発
現させる圧縮回復性シート及びその製造方法並びにそれ
を用いた吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 本発明は、熱可塑性エラストマー樹脂を
40〜98重量%含む樹脂組成物から成形されてなる圧
縮回復性シートであって、坪量を15〜100g/m2
とし、無荷重厚みを1〜10mmとし、圧縮回復率を6
0%以上としたものである。
Description
厚みが薄く、圧縮回復性が高いシート及びその製造方法
並びにそれを用いた吸収性物品、詳しくは、使い捨てお
むつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合
に、吸収性物品等の包装体内(ある荷重下)では厚みが
薄く、包装体から取り出し使用する際(荷重が取り除か
れた際)には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に
必要な(安心感を与える)厚みを発現させる圧縮回復性
シート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品
に関する。
ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品は、構成や使
用材料の改良により、その包装体がコンパクトになり、
持ち運びが便利になった。しかしながら、包装体をコン
パクトにするために吸収性物品1枚1枚の厚みを薄くす
ると、吸収性物品がぺらぺらになり、使用時に漏れに対
する不安感が生じる。
消するために、吸収性物品に、ポリエステル繊維、熱融
着繊維を用いた不織布や、これらの繊維とパルプとの混
合シート等の繊維集合体をクッション層として導入する
ことが提案されている。このような繊維集合体として
は、例えば、特開昭61−106151号公報及び特開
平1−285265号公報等に記載のものがある。しか
し、これらの公報に記載の繊維集合体を吸収性物品のク
ッション層として導入した場合には、実際の使用場面や
製品の包装体等の高圧縮された後に、クッション層とし
ての機能が十分に達成できない。
以外の分野でも、特開平5−161525号公報及び特
開平7−316963号公報において、これら家具等の
クッション材として、エラストマー成分を含む繊維集合
体が提案されている。しかし、このクッション材として
の繊維集合体は、その用途から、坪量が非常に高く、厚
みも大きく(最低でも5mm以上、実質は50mm以上
である)、さらに、コスト等の点からも、吸収性物品に
使用することはできない。また、吸収性物品のクッショ
ン材として、ウレタンフォームを使用することも考えら
れるが、ウレタンフォームは、コストが高く、黄変や臭
いの点で使用することはできない。
つ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合に、
吸収性物品等の包装体内(ある荷重下)では厚みが薄
く、包装体から取り出し使用する際(荷重が取り除かれ
た際)には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に必
要な(安心感を与える)厚みを発現させる圧縮回復性シ
ート及びその製造方法並びにそれを用いた吸収性物品を
提供することにある。
ストマー樹脂を40〜98重量%含む樹脂組成物から成
形されてなる圧縮回復性シートであって、坪量が15〜
100g/m2 であり、無荷重厚みが1〜10mmであ
り、圧縮回復率が60%以上である圧縮回復性シートを
提供することにより上記目的を達成したものである。
をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
性エラストマー樹脂を40〜98重量%、好ましくは5
5〜95重量%含む樹脂組成物から成形されてなるもの
である。前記樹脂組成物における熱可塑性エラストマー
樹脂が40重量%未満であると、充分な圧縮回復性が得
られなくなり、98重量%を超えると、シートにタック
性が生じ、自己接着して圧縮回復性を阻害したり、シー
トの成形性が悪くなる。
ば、エステル系、ウレタン系、スチレン系、オレフィン
系、アミド系等の熱可塑性エラストマー、メタロセン触
媒を用いた低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体等が挙げられ、単独もしくは混合して使用
してもよい。中でも、メタロセン触媒を用いた低密度ポ
リエチレンが好ましく用いられる。
を安定させるために、前記エラストマー樹脂以外の樹
脂、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン等を配合することもでき
る。また、前記樹脂組成物には、ブロッキング防止剤、
滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を配合する
こともできる。
Tダイ法等の常法のシート押出成形法により成形され
て、本実施形態の圧縮回復性シートとなる。
形態の圧縮回復性シートは、その坪量が15〜100g
/m2 、好ましくは20〜80g/m2 である。該坪量
が15g/m2 未満であると、充分な厚み感及びクッシ
ョン性が得られなくなり、100g/m2 を超えると、
おむつに使用した場合、1枚の重さが重くなり、装着感
が悪くなったり、包装体も重くなり、持ち運びに不便と
なる。
荷重厚みが1〜10mm、好ましくは1.2〜5mmで
ある。該無荷重厚みが1mm未満であると、充分な厚み
感及びクッション性が得られなくなり、10mmを超え
ると、厚すぎておむつに使用した場合、1枚の厚みが厚
くなり装着性が悪くなったり、包装体が大きくなり持ち
運びに不便となる。ここで、圧縮回復性シートの無荷重
厚みとは、測定前にシートを無荷重の状態で24時間放
置して、シートに加えられている歪みをを取り除いた時
点の厚みをいう。また、前記無荷重厚みは、レーザー変
位計(キーエンス社製、商品名「PA−1830」)を
用い、常法に準じて測定された平均厚みを意味する。
縮回復率が60%以上、好ましくは70〜100%、更
に好ましくは80〜100%である。該圧縮回復率が6
0%未満であると、おむつに使用した場合、包装体内で
充分な薄さを保ちながら、おむつ着用時に充分な安心感
のある厚みが得られない。ここで、圧縮回復率は下記測
定法にて測定される。 圧縮回復率測定法;測定前にシートを24時間放置し、
測定前にシートに加えられている歪みを取り除く。歪み
を取り除いた時点の厚み(シートを圧縮する前の厚み)
をamm、180gf/cm2 の圧力で24時間圧縮し
た後、圧力を取り除き30分間放置した時の厚みをbm
mとした時に、圧縮回復率=b/aと定義し、各厚みを
測定する。ここで、厚みは、レーザー変位計(キーエン
ス社製、商品名「PA−1830」)を用い、常法に準
じて測定された平均厚みを意味する。
示すように、規則的に配列された多数の凸部が形成され
ていることが好ましい。図1に示す圧縮回復性シート
は、規則的に配列された多数の凸部が形成されており、
該凸部の裏面は凹部となっているもの、即ち、実質的に
表裏面が同形状のものである。
の数は、圧縮回復性シートの面積を基準として、好まし
くは1〜100個/cm2 、更に好ましくは1.5〜5
0個/cm2 である。また、前記各凸部間の距離K(図
1参照)は、好ましくは1〜20mm、更に好ましくは
1〜10mmである。
するには、図2(a)及び(b)に示すように、該形状
を形成する前のシート1’を、スチールマッチエンボス
加工等の2つの凸ロール2を用いたヒートロール加工す
る手段等により施され、多数の凸部からなる形状の圧縮
回復性シート1が得られる。図1に示す多数の凸部から
なる形状の圧縮回復性シートにおける凸部の高さL〔図
2(b)参照〕は、かかる圧縮回復性シートの無荷重厚
みと略同一である。
裏面との間の厚みM〔図2(b)参照〕は、好ましくは
0.01〜0.5mm、更に好ましくは0.02〜0.
2mmである。尚、前記凸部における表面と裏面との間
の厚みは、シート全体にわたってほぼ同様である。
しては、熱可塑性エラストマー樹脂に、必要に応じて他
の成分を加えて、インフレーション法、Tダイ法等によ
り、好ましくは120〜250℃にて溶融押出成形して
シート状物となし、必要に応じ、凸ロールを用いて好ま
しくは50〜150℃、更に好ましくは70〜120℃
でヒートロール加工を施す等により、本実施形態の圧縮
回復性シートとする。
の実施形態の他、図3(a)、(b)及び(c)に示す
ような、規則的に配列された多数の凸部が形成されてい
る形状の実施形態も好ましい。
ト1における多数の凸部3からなる形状について詳述す
ると、凸部3それぞれは、底部6及び頂部5の開孔され
た筒状壁部7から形成されている。即ち、前記圧縮回復
性シート1は、多数の孔部4を有しており、各筒状壁部
7は、それぞれ孔部4を囲んで形成されており、各孔部
4は、それぞれ開孔された底部6によって形成されてい
る。ここで、孔部4(開孔された底部6)は、直径が好
ましくは0.5〜20mm、更に好ましくは1〜10m
mの円形状である。また、凸部3の頂部5(筒状壁部7
の頂部5)の開孔は、頂部全体に形成されていてもよい
し、頂部の一部に形成されていてもよい。
トにおける前記凸部の数は、圧縮回復性シートの面積を
基準として、好ましくは1〜100個/cm2 、更に好
ましくは1.5〜50個/cm2 である。また、前記各
凸部間の距離N〔図3(a)参照〕は、好ましくは1〜
20mm、更に好ましくは1〜10mmである。また、
前記凸部における表面と裏面との間の厚みP〔図3
(c)参照〕は、好ましくは0.05〜1mm、更に好
ましくは0.1〜0.8mmである。尚、前記凸部にお
ける表面と裏面との間の厚みは、シート全体にわたって
ほぼ同様である。また、図3(a)〜(c)に示す圧縮
回復性シートにおける凸部の高さQ〔図3(c)参照〕
は、かかる圧縮回復性シートの無荷重厚みと略同一であ
る。
トにおける多数の凸部からなる形状を形成するには、予
備加熱すると共に負圧をかけて開孔させる方法、加熱さ
れたニードルにより熱可塑性エラストマー樹脂を含む樹
脂組成物から成形されたシート状物に開孔部を設ける方
法、突起を有するエンボスロールにより開孔を付与する
方法等の手段により施される。従って、図3(a)〜
(c)に示す本実施形態の圧縮回復性シートの製造に際
しては、前述の図1に示す実施形態の圧縮回復性シート
の好ましい製造法と同様にしてシート状物を得、該シー
ト状物に、前記の多数の凸部からなる形状を形成する手
段を施すことにより、本実施形態の圧縮回復性シートと
する。
しい実施形態に基づき説明したが、これらの実施形態に
限定されず、種々の変更形態が可能であり、図3(a)
〜(c)に示す実施形態の圧縮回復性シートにおける孔
部の形状を、多角形、亀甲形、星形等としたものであっ
ても良い。また、他の好ましい実施形態としては、図6
に示す圧縮回復性シートが挙げられる。また、本発明の
圧縮回復性シートの形状は、平板状(平面状)、三次元
曲面形状等が挙げられ、特に制限はなく、用途に応じて
成形加工した形状とすることができる。
むつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等におけるクッシ
ョン材として用いることが好ましい。例えば、本発明の
圧縮回復性シートを吸収性物品におけるクッション材と
して用いた場合について図4を参照して説明すると、図
4は本発明の圧縮回復性シートを用いた吸収性物品の要
部を模式的に示す断面図で、本発明の圧縮回復性シート
44は、吸収性物品の包装体内(ある荷重下)では厚み
が薄く〔図4(a)参照;矢印は荷重方向を表す〕、包
装体から取り出し使用する際(荷重が取り除かれた際)
には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品に必要な(安
心感を与える)厚みを発現させる〔図4(b)参照〕も
のである。
主として使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物
品におけるクッション材として好適であるが、その他、
緩衝材、靴敷きシートとしても好適である。
ついて、その要部の断面図を示す図5を参照して説明す
る。図5は、展開型の使い捨ておむつの長手方向の断面
を模式的に示す断面図で、本実施形態の使い捨ておむつ
10は、図5に示すように、液透過性の表面シート2
0、液不透過性の裏面シート30、両シート20,30
間に介在された液保持性の吸収体40、及びクッション
材として前述の本発明の圧縮回復性シート44を具備す
るものであり、該圧縮回復性シート44が、吸収体40
の下部(吸収体40における裏面シート30側の面)に
配置されているものである。
10は、クッション材として圧縮回復性シート44を具
備するため、包装体内(ある荷重下)では厚みが薄く
〔図4(a)参照;矢印は荷重方向を表す〕、包装体か
ら取り出し使用する際(荷重が取り除かれた際)には、
厚みが回復し、使用時に必要な(安心感を与える)厚み
を発現する〔図4(b)参照〕ものである。
の上部(吸収体40における表面シート20側の面)又
は内部に配することもでき、また、使い捨ておむつ10
の他の適宜な箇所に配することもでき、更に、これらの
複数箇所に配することもできる。また、吸収体40にお
ける他の構成部材は、吸収性ポリマー42をその繊維間
隙に保持してなる嵩高不織布41、及び該嵩高不織布4
1を包装する台紙43である。
入れる際には、通常通り、適宜折り畳まれ、積層され、
圧縮されて収納包装される。そして、前述した本発明の
圧縮回復性シートは、このように包装されたときの厚み
が本発明に係る前記圧縮回復率を有していないシートを
用いた場合と同程度であるが、前記使い捨ておむつを包
装袋から取り出して使用する際には、本発明の圧縮回復
性シートは前記圧縮回復率を満たす厚みに回復する。
く構成されているので、包装体とした場合には、厚みが
薄く、コンパクトにでき、しかも、包装体から取り出し
て使用する際には厚みが回復して適度な厚みを有するよ
うになるため、使用者等に薄さからくる不安感を与える
ことなく安心して使用できる。
物を、200℃にて単軸押出機(φ50mm、L/D=
28)の先端にTダイを接続したTダイ成形設備(シー
ト幅300mm)により溶融押出成形してシート状物と
し、該シート状物を、両面から凸ロールを用いて80℃
で、凸部の数が5個/cm2 、エンボス深さが2.5m
mのスチールマッチエンボス機によりエンボス加工する
ことにより、表1に示す熱可塑性エラストマー含有率、
坪量、厚み(無荷重厚み)及び圧縮回復率を有する、図
3(a)〜(c)に示す規則的に配列された多数の凸部
〔凸部の数;5個/cm2 (圧縮回復性シートの面積基
準)、各凸部間の距離;4.5mm、凸部における表面
と裏面との間の厚み;0.07mm〕が形成されている
圧縮回復性シートを得た。
してなる繊維集合体としての嵩高不織布とを台紙で包装
したものを用い、該吸収体における裏面シート側の面
に、実施例1〜4及び比較例1〜4の各圧縮回復性シー
トをクッション材として配置し、それ以外の部材は、公
知の部材を用いて、図5に示す使い捨ておむつを作成し
た。得られたおむつの荷重下厚みと無荷重厚みとを下記
測定法に準じて測定した。また、このおむつを通常の方
法で包装体内で24時間放置した後、該包装体からおむ
つを取り出し、その安心感について下記基準に従い評価
した。それらの結果を表2に示す。
まず、吸収性物品を平面状に広げ、吸収性物品をその長
手方向に2等分する線と幅方向に2等分する線との交点
を中心に長手方向100mm×幅方向100mmの寸法
で切り出して試験片を得る。なお、吸収性物品の長手方
向または幅方向の寸法が100mmに満たない場合、吸
収性物品の寸法を試験片の寸法とする。試験片を水平な
台上に静置し、無荷重の状態で24時間置く。次いで、
試験片の上におもりとアクリル板とを載置し、荷重をか
けた状態で24時間放置する。ここで、おもりは、試験
片にアクリル板と合わせて180gf/cm2 の荷重が
かかる様な重さ及び大きさのものを用いた。また、アク
リル板は、長さ100mm×幅100mm×厚み5mm
のものを用いた。荷重を24時間かけた後、そのままの
状態で試験片4隅の厚みを測定し(測定法1)、この測
定値の平均をとって180gf/cm2 の荷重をかけた
場合の荷重下厚みとする。次いで、おもりとアクリル板
を取り除き、無荷重の状態で30分置く。30分経過
後、試験片に反りや歪みがあると厚みを正確に測定でき
ないため、試験片に1gf/cm2 の荷重がかかるよう
におもり及びアクリル板を載置し、試験片を平坦な状態
に保つ。ここで、おもりは、試験片にアクリル板と合わ
せて1gf/cm2 の荷重がかかる様な重さ及び大きさ
のものを用い、アクリル板は、長さ100mm×幅10
0mm×厚み5mmのものを用いた。そして、アクリル
板とおもりを載せ、直ちに前記測定法1と同様に試験片
の厚みを測定し、この測定値の平均をとって、無荷重厚
みとする。
常に良好。 ○;包装体から取り出した時厚み感があり、安心感が良
好。 △;包装体から取り出した時厚み感がややなく、安心感
がやや悪い。 ×;包装体から取り出した時厚み感がなく、安心感が悪
い。
おむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品等に用いた場合
に、吸収性物品等の包装体内(ある荷重下)では厚みが
薄く、包装体から取り出し使用する際(荷重が取り除か
れた際)には、厚みが回復し、使用時に吸収性物品等に
必要な(安心感を与える)厚みを発現させるものであ
る。また、本発明の吸収性物品は、包装体とした場合に
はコンパクトであるが、包装体から取り出し使用する際
には、厚みが回復し、使用時における安心感が高いもの
である。
態を示す斜視図である。
するための製造装置の一部を示す概略斜視図であり、図
2(b)は、図2(a)のJ−J拡大断面図である。
の実施形態を示す平面図であり、図3(b)は、図3
(a)の拡大斜視図であり、図3(c)は、図3(b)
のI−I’断面図である。
備する吸収体のある荷重下での状態を模式的に示す断面
図であり、図4(b)は、本発明の圧縮回復性シートを
具備する吸収体の使用時の(荷重が取り除かれた際の)
状態を模式的に示す断面図である。
おむつの1実施形態を模式的に示す断面図である。
形態を示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 熱可塑性エラストマー樹脂を40〜98
重量%含む樹脂組成物から成形されてなる圧縮回復性シ
ートであって、 坪量が15〜100g/m2 であり、無荷重厚みが1〜
10mmであり、圧縮回復率が60%以上である圧縮回
復性シート。 - 【請求項2】 規則的に配列された多数の凸部が形成さ
れている請求項1記載の圧縮回復性シート。 - 【請求項3】 シートを、凸ロールを用いてヒートロー
ル加工することによって形成された請求項2記載の圧縮
回復性シート。 - 【請求項4】 前記凸部それぞれが、底部及び頂部の開
孔された筒状壁部から形成されている請求項2記載の圧
縮回復性シート。 - 【請求項5】 請求項2〜4の何れかに記載の圧縮回復
性シートの製造方法であって、 熱可塑性エラストマー樹脂を40〜98重量%含む樹脂
組成物を溶融押出成形してシート状物となし、次いで、
該シート状物を、凸ロールを用いてヒートロール加工す
る、圧縮回復性シートの製造方法。 - 【請求項6】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
面シート、両シート間に介在された液保持性の吸収体、
及びクッション材として請求項1〜4の何れかに記載の
圧縮回復性シートを具備する吸収性物品。
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