JP2001019492A - 光刺激可能な性質を示すフルオロガラスセラミック - Google Patents
光刺激可能な性質を示すフルオロガラスセラミックInfo
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- JP2001019492A JP2001019492A JP2000176918A JP2000176918A JP2001019492A JP 2001019492 A JP2001019492 A JP 2001019492A JP 2000176918 A JP2000176918 A JP 2000176918A JP 2000176918 A JP2000176918 A JP 2000176918A JP 2001019492 A JP2001019492 A JP 2001019492A
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- ions
- fluoride
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空蒸着される蛍リン光体針状結晶を有する
スクリーンの利点を優れた環境的安定性及び低い散乱と
組み合わせることができる貯蔵蛍リン光体スクリーンの
製造のための手段を提供すること。 【解決手段】 微−結晶粒子を含有するフルオリドガラ
スマトリックスを含んでなり、該粒子はd<2μmであ
るような平均粒度、dを有しており、該ガラスセラミッ
クはXRDスペクトルにおいて該ガラスマトリックスの
連続スペクトル及び該連続スペクトル上に重ねられた分
離ピークを示す、X−線のエネルギーを貯蔵し且つ光−
刺激により該エネルギーを放出するためのガラスセラミ
ック材料。該ガラスマトリックスは好ましくはジルコニ
ウムイオンならびにアルカリイオン及びアルカリ土類イ
オンから成る群より選ばれるイオンを含有し、少なくと
も5モル%のフルオリドイオンはブロミド及び/又はク
ロリドイオンにより置き換えられており、少なくとも
0.01モル%の遷移金属イオン、希土類金属イオン、
In+、Ga+、Tl+及びPb2+から成る群より選ばれ
るカチオンが存在する。
スクリーンの利点を優れた環境的安定性及び低い散乱と
組み合わせることができる貯蔵蛍リン光体スクリーンの
製造のための手段を提供すること。 【解決手段】 微−結晶粒子を含有するフルオリドガラ
スマトリックスを含んでなり、該粒子はd<2μmであ
るような平均粒度、dを有しており、該ガラスセラミッ
クはXRDスペクトルにおいて該ガラスマトリックスの
連続スペクトル及び該連続スペクトル上に重ねられた分
離ピークを示す、X−線のエネルギーを貯蔵し且つ光−
刺激により該エネルギーを放出するためのガラスセラミ
ック材料。該ガラスマトリックスは好ましくはジルコニ
ウムイオンならびにアルカリイオン及びアルカリ土類イ
オンから成る群より選ばれるイオンを含有し、少なくと
も5モル%のフルオリドイオンはブロミド及び/又はク
ロリドイオンにより置き換えられており、少なくとも
0.01モル%の遷移金属イオン、希土類金属イオン、
In+、Ga+、Tl+及びPb2+から成る群より選ばれ
るカチオンが存在する。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、X−線のエネルギーを貯蔵す
ることができ且つ(光)−刺激されて貯蔵したエネルギ
ーを放出することができるガラスセラミック配合物に関
する。本発明はまたガラスセラミック配合物を用いてX
−線画像を記録し且つ再現するための方法を包含する。
ることができ且つ(光)−刺激されて貯蔵したエネルギ
ーを放出することができるガラスセラミック配合物に関
する。本発明はまたガラスセラミック配合物を用いてX
−線画像を記録し且つ再現するための方法を包含する。
【0002】
【発明の背景】蛍リン光体の周知の用途はX−線画像の
形成にある。通常の放射線写真システムの場合、物体を
介して画像通りに透過し、いわゆる増感スクリーン(X
−線変換スクリーン)で対応する強度の光に変換される
X−線によってX−線放射線写真が得られ、その場合蛍
リン光体粒子が透過したX−線を吸収し、それを、写真
フィルムがX−線の直接の衝撃より感受性である可視光
及び/又は紫外線に変換する。
形成にある。通常の放射線写真システムの場合、物体を
介して画像通りに透過し、いわゆる増感スクリーン(X
−線変換スクリーン)で対応する強度の光に変換される
X−線によってX−線放射線写真が得られ、その場合蛍
リン光体粒子が透過したX−線を吸収し、それを、写真
フィルムがX−線の直接の衝撃より感受性である可視光
及び/又は紫外線に変換する。
【0003】例えばUS−P 3,859,527に開
示されているX−線パターンを記録し且つ再現する他の
方法に従うと、光−刺激可能な蛍リン光体として既知の
特殊な型の蛍リン光体が用いられ、それはパネル中に導
入されており、それがパターン通りに変調された入射X
−線に露出され、その結果としてその中にX−線放射パ
ターン中に含まれるエネルギーを一時的に貯蔵する。露
出からいくらかの間隔の後に可視光又は赤外光のビーム
がパネルを走査して貯蔵されたエネルギーの光としての
放出を刺激し、その光を検出し、連続的電子信号に変換
し、それを処理して可視画像を生ずることができる。こ
の目的のためには、蛍リン光体は可能な限り多くの入射
X−線エネルギーを貯蔵しなければならず、走査ビーム
により刺激されるまでに発する貯蔵されたエネルギーは
可能な限り少量でなければならない。これは「デジタル
ラジオグラフィ(digital radiograp
hy)」又は「コンピューター化ラジオグラフィ(co
mputed radiography)」と呼ばれ
る。
示されているX−線パターンを記録し且つ再現する他の
方法に従うと、光−刺激可能な蛍リン光体として既知の
特殊な型の蛍リン光体が用いられ、それはパネル中に導
入されており、それがパターン通りに変調された入射X
−線に露出され、その結果としてその中にX−線放射パ
ターン中に含まれるエネルギーを一時的に貯蔵する。露
出からいくらかの間隔の後に可視光又は赤外光のビーム
がパネルを走査して貯蔵されたエネルギーの光としての
放出を刺激し、その光を検出し、連続的電子信号に変換
し、それを処理して可視画像を生ずることができる。こ
の目的のためには、蛍リン光体は可能な限り多くの入射
X−線エネルギーを貯蔵しなければならず、走査ビーム
により刺激されるまでに発する貯蔵されたエネルギーは
可能な限り少量でなければならない。これは「デジタル
ラジオグラフィ(digital radiograp
hy)」又は「コンピューター化ラジオグラフィ(co
mputed radiography)」と呼ばれ
る。
【0004】通常のラジオグラフィ及びデジタルラジオ
グラフィシステムにより与えられる画質は蛍リン光体ス
クリーンの構成に大きく依存する。一般に、所定量のX
−線の吸収において蛍リン光体スクリーンが薄い程、画
質は良くなるであろう。これは、蛍リン光体スクリーン
の結合剤対蛍リン光体の比率が低い程、そのスクリーン
を用いて得られる画質が良いであろうことを意味する。
かくして、結合剤を用いないスクリーンの場合に最適の
先鋭度(sharpness)を得ることができる。そ
のようなスクリーンは例えば基質上に蛍リン光体材料を
真空蒸着させることにより製造することができる。しか
しながら、入手できるすべての任意の蛍リン光体を用い
て高品質のスクリーンを製造するためにこの製造法を用
いることはできない。上記の製造法は、高い結晶対称性
を有する蛍リン光体結晶が用いられる場合に最高の結果
に導く。例えばアルカリ土類フルオロ−ハライドのよう
な複雑な結晶構造を有する蛍リン光体は真空蒸着下で分
解する(部分的に)傾向があり、複雑な結晶構造を有す
る蛍リン光体を用いながらの真空蒸着によるスクリーン
の製造はある程度不可能であり、最適以下の(sub−
optimal)結果を生ずる。貯蔵スクリーン又はパ
ネルにおけるアルカリ金属ハライド蛍リン光体の使用は
貯蔵蛍リン光体放射線学(storage phosp
hor radilogy)の技術分野で周知であり、
これらの蛍リン光体の高い結晶対称性は、構成された
(structured)スクリーン及び結合剤のない
スクリーンを与えることを可能にする。
グラフィシステムにより与えられる画質は蛍リン光体ス
クリーンの構成に大きく依存する。一般に、所定量のX
−線の吸収において蛍リン光体スクリーンが薄い程、画
質は良くなるであろう。これは、蛍リン光体スクリーン
の結合剤対蛍リン光体の比率が低い程、そのスクリーン
を用いて得られる画質が良いであろうことを意味する。
かくして、結合剤を用いないスクリーンの場合に最適の
先鋭度(sharpness)を得ることができる。そ
のようなスクリーンは例えば基質上に蛍リン光体材料を
真空蒸着させることにより製造することができる。しか
しながら、入手できるすべての任意の蛍リン光体を用い
て高品質のスクリーンを製造するためにこの製造法を用
いることはできない。上記の製造法は、高い結晶対称性
を有する蛍リン光体結晶が用いられる場合に最高の結果
に導く。例えばアルカリ土類フルオロ−ハライドのよう
な複雑な結晶構造を有する蛍リン光体は真空蒸着下で分
解する(部分的に)傾向があり、複雑な結晶構造を有す
る蛍リン光体を用いながらの真空蒸着によるスクリーン
の製造はある程度不可能であり、最適以下の(sub−
optimal)結果を生ずる。貯蔵スクリーン又はパ
ネルにおけるアルカリ金属ハライド蛍リン光体の使用は
貯蔵蛍リン光体放射線学(storage phosp
hor radilogy)の技術分野で周知であり、
これらの蛍リン光体の高い結晶対称性は、構成された
(structured)スクリーン及び結合剤のない
スクリーンを与えることを可能にする。
【0005】例えばUS−A−5 055 681にお
いて、パイル−様構造中にアルカリ−金属蛍リン光体を
含んでなる貯蔵蛍リン光体スクリーンが開示されてい
る。しかしながら、針状結晶(crystal nee
dles)としてのこれらの蛍リン光体の真空蒸着は直
接的なものではなく、依然として貯蔵蛍リン光体スクリ
ーンの製造において非常に高価な方法である。
いて、パイル−様構造中にアルカリ−金属蛍リン光体を
含んでなる貯蔵蛍リン光体スクリーンが開示されてい
る。しかしながら、針状結晶(crystal nee
dles)としてのこれらの蛍リン光体の真空蒸着は直
接的なものではなく、依然として貯蔵蛍リン光体スクリ
ーンの製造において非常に高価な方法である。
【0006】例えばWO−A−95/18196におけ
るように、ゾル−ゲルガラス中に蛍リン光体粒子を導入
することが提案され、そこではガラスが蛍リン光体のた
めの支持体としてのみでなく、環境的影響から蛍リン光
体を保護する媒体としても働くが、該材料は加熱される
と分解するのでそれは処理の制限を免れない。US−A
−5 670 086には、例えばEu2+がドーピング
されたB2O3−BaO−BaBr2又はB2O3−BaO
−BaFBrの3成分系混合物から形成されるガラス中
にBaBr2及びBaFBr蛍リン光体を導入すること
が提案されている。そのような混合物は焼成するとガラ
スセラミックを形成し、その中で蛍リン光体は1〜25
μmの範囲内、好ましくは2〜10μmの範囲内の粒度
を有する結晶材料として存在する。比較的大きな蛍リン
光体粒子は散乱を引き起こし、従って真空蒸着される蛍
リン光体針状結晶を有するスクリーンの利点を優れた環
境的安定性及び低い散乱と組み合わせて有する貯蔵蛍リ
ン光体スクリーンに対する要求はまだ完全には満たされ
ていない。
るように、ゾル−ゲルガラス中に蛍リン光体粒子を導入
することが提案され、そこではガラスが蛍リン光体のた
めの支持体としてのみでなく、環境的影響から蛍リン光
体を保護する媒体としても働くが、該材料は加熱される
と分解するのでそれは処理の制限を免れない。US−A
−5 670 086には、例えばEu2+がドーピング
されたB2O3−BaO−BaBr2又はB2O3−BaO
−BaFBrの3成分系混合物から形成されるガラス中
にBaBr2及びBaFBr蛍リン光体を導入すること
が提案されている。そのような混合物は焼成するとガラ
スセラミックを形成し、その中で蛍リン光体は1〜25
μmの範囲内、好ましくは2〜10μmの範囲内の粒度
を有する結晶材料として存在する。比較的大きな蛍リン
光体粒子は散乱を引き起こし、従って真空蒸着される蛍
リン光体針状結晶を有するスクリーンの利点を優れた環
境的安定性及び低い散乱と組み合わせて有する貯蔵蛍リ
ン光体スクリーンに対する要求はまだ完全には満たされ
ていない。
【0007】EP−A−779 254に、X−線エネ
ルギーを貯蔵でき、刺激されるとこのエネルギーを可視
光として放出することができるフルオロアルミネートガ
ラスが開示されており、これらのガラスのいくつかにお
いては、フルオリドイオンの一部がクロリドイオンによ
り置き換えられている。
ルギーを貯蔵でき、刺激されるとこのエネルギーを可視
光として放出することができるフルオロアルミネートガ
ラスが開示されており、これらのガラスのいくつかにお
いては、フルオリドイオンの一部がクロリドイオンによ
り置き換えられている。
【0008】シンチレーティングイオン(scinti
llating ion)がドーピングされた均一なガ
ラスにおけるPSL(Photo Stimulabl
eLuminescence)効果が開示されている。
Applied Physics Letters 7
1(1) 7 July 1997 p43−45に、
セリウムドーピングしたアルカリ−硼酸ガラス(cer
ium dopedAlkali−Borate gl
asses)におけるPSLが報告されている。Jou
rnal of Non−Crystalline S
olids209(1997) p200−203に、
ユーロピウム−サマリウムドーピングした硼酸ガラス
(Europium−Samarium doped
borate glasses)におけるPSLが報告
されている。Journalof Non−Cryst
alline Solids 222(1997)p2
90−295に、セリウムドーピングした珪酸ガラス
(Cerium doped silicate gl
asses)におけるPSLが報告されている。App
lied Physics Letters 71
(6) 11 August 1997 p759−7
61に、ユーロピウムドーピングしたフルオロアルミネ
ートガラス(Europium doped fluo
roaluminate glasses)におけるP
SLが報告されている。
llating ion)がドーピングされた均一なガ
ラスにおけるPSL(Photo Stimulabl
eLuminescence)効果が開示されている。
Applied Physics Letters 7
1(1) 7 July 1997 p43−45に、
セリウムドーピングしたアルカリ−硼酸ガラス(cer
ium dopedAlkali−Borate gl
asses)におけるPSLが報告されている。Jou
rnal of Non−Crystalline S
olids209(1997) p200−203に、
ユーロピウム−サマリウムドーピングした硼酸ガラス
(Europium−Samarium doped
borate glasses)におけるPSLが報告
されている。Journalof Non−Cryst
alline Solids 222(1997)p2
90−295に、セリウムドーピングした珪酸ガラス
(Cerium doped silicate gl
asses)におけるPSLが報告されている。App
lied Physics Letters 71
(6) 11 August 1997 p759−7
61に、ユーロピウムドーピングしたフルオロアルミネ
ートガラス(Europium doped fluo
roaluminate glasses)におけるP
SLが報告されている。
【0009】上記で引用した参照文献に記載されている
すべての実施例において、ガラスは失透を避けるために
クエンチングされ、記録されるPSL効果は非常に弱
く、従って上記に示した参照文献に記載されている試料
は実用性の低いものである。
すべての実施例において、ガラスは失透を避けるために
クエンチングされ、記録されるPSL効果は非常に弱
く、従って上記に示した参照文献に記載されている試料
は実用性の低いものである。
【0010】
【本発明の目的及び概略】本発明の目的は、真空蒸着さ
れる蛍リン光体針状結晶を有するスクリーンの利点を優
れた環境的安定性及び低い散乱と組み合わせて有するこ
とができる貯蔵蛍リン光体スリクーンの製造のための手
段を提供することである。
れる蛍リン光体針状結晶を有するスクリーンの利点を優
れた環境的安定性及び低い散乱と組み合わせて有するこ
とができる貯蔵蛍リン光体スリクーンの製造のための手
段を提供することである。
【0011】本発明のさらなる目的及び利点は下記の記
述から明らかになるであろう。
述から明らかになるであろう。
【0012】本発明の目的は、フルオリドガラスマトリ
ックスを含んでなり:微結晶粒子が該ガラスマトリック
ス中に埋めまれており、該微結晶粒子はd<2μmであ
るような平均粒度、dを有しており、該ガラスセラミッ
クがXRDスペクトルにおいて該ガラスマトリックスの
連続スペクトル及び該連続スペクトル上に重ねられた分
離ピークを示すことを特徴とするX−線のエネルギーを
貯蔵し且つ光−刺激により該エネルギーを放出するため
のガラスセラミック材料を提供することにより実現され
得る。本発明の好ましい実施態様に関する特定的特徴を
従属クレイムに開示する。
ックスを含んでなり:微結晶粒子が該ガラスマトリック
ス中に埋めまれており、該微結晶粒子はd<2μmであ
るような平均粒度、dを有しており、該ガラスセラミッ
クがXRDスペクトルにおいて該ガラスマトリックスの
連続スペクトル及び該連続スペクトル上に重ねられた分
離ピークを示すことを特徴とするX−線のエネルギーを
貯蔵し且つ光−刺激により該エネルギーを放出するため
のガラスセラミック材料を提供することにより実現され
得る。本発明の好ましい実施態様に関する特定的特徴を
従属クレイムに開示する。
【0013】
【発明の詳細な記述】本明細書において、「X−線」と
いう用語は任意の透過放射線として理解されるべきであ
り、放射性同位体(例えばCo60、Ir192、Se
75など)に由来する放射線照射、任意の型のX−線発
生器により発せられる放射線、高エネルギー放射線発生
器(例えばベータトロン)により発せられる放射線及び
高エネルギー粒子、例えばオートラジオグラフィにおい
てそうであるように、放射性同位体で標識された試料か
らの放射線を含む。
いう用語は任意の透過放射線として理解されるべきであ
り、放射性同位体(例えばCo60、Ir192、Se
75など)に由来する放射線照射、任意の型のX−線発
生器により発せられる放射線、高エネルギー放射線発生
器(例えばベータトロン)により発せられる放射線及び
高エネルギー粒子、例えばオートラジオグラフィにおい
てそうであるように、放射性同位体で標識された試料か
らの放射線を含む。
【0014】原料混合物及びガラスセラミックの製造の
間の焼成条件を調節することにより、US−A−5 6
70 086に記載されているような大きな粒子を有す
る代わりに、d<2μmであるような粒度、dを有する
微−結晶粒子をその中に導入し、これまでに報告されて
いるものより高いPSL効果を示すことが可能であるこ
とが見いだされた。d<0.5μmであるような粒度、
dを有する微−結晶粒子が存在し、低い散乱と一緒に優
れたPSL−効果を有するガラスセラミック材料を製造
することさえ可能であった。d<0.01μmであるよ
うな粒度、dを有する微−結晶粒子が存在し、低い散乱
と一緒に優れたPSL−効果を有するガラスを製造する
ことさえ可能であることが示された。かくしてガラスセ
ラミックにおける粒度を微調整すること及びかくしてP
SL効果と散乱の間の比率を最適化することも可能であ
ることが示された。かくして該ガラスマトリックスの連
続スペクトル上に分離ピークが重ねられているXRD−
スペクトルにより示される通り、分離した微−結晶粒子
を含むガラス−セラミックを製造することができた。低
い散乱は、ガラスマトリックスの透過が最高で30%減
少した微−結晶粒子を含むことによるという事実により
示された。
間の焼成条件を調節することにより、US−A−5 6
70 086に記載されているような大きな粒子を有す
る代わりに、d<2μmであるような粒度、dを有する
微−結晶粒子をその中に導入し、これまでに報告されて
いるものより高いPSL効果を示すことが可能であるこ
とが見いだされた。d<0.5μmであるような粒度、
dを有する微−結晶粒子が存在し、低い散乱と一緒に優
れたPSL−効果を有するガラスセラミック材料を製造
することさえ可能であった。d<0.01μmであるよ
うな粒度、dを有する微−結晶粒子が存在し、低い散乱
と一緒に優れたPSL−効果を有するガラスを製造する
ことさえ可能であることが示された。かくしてガラスセ
ラミックにおける粒度を微調整すること及びかくしてP
SL効果と散乱の間の比率を最適化することも可能であ
ることが示された。かくして該ガラスマトリックスの連
続スペクトル上に分離ピークが重ねられているXRD−
スペクトルにより示される通り、分離した微−結晶粒子
を含むガラス−セラミックを製造することができた。低
い散乱は、ガラスマトリックスの透過が最高で30%減
少した微−結晶粒子を含むことによるという事実により
示された。
【0015】これは、少なくとも35モル%のジルコニ
ウムフルオリドを含有するフルオリドガラスにおける場
合に、特に真実であることが証明された。そのようなガ
ラスである場合、ガラスの製造の間に少なくとも5モル
%のブロミドイオン及び/又はクロリドイオンが存在す
るようにフルオリドイオンの一部がクロリド及び/又は
ブロミドイオンにより置き換えられており、遷移金属、
希土類金属、In+、Ga+、Tl+及びPb2+から成る
群より選ばれるイオンをガラスにドーピングすることに
より、貯蔵蛍リン光体の性質を有するガラスセラミック
を製造することができた。
ウムフルオリドを含有するフルオリドガラスにおける場
合に、特に真実であることが証明された。そのようなガ
ラスである場合、ガラスの製造の間に少なくとも5モル
%のブロミドイオン及び/又はクロリドイオンが存在す
るようにフルオリドイオンの一部がクロリド及び/又は
ブロミドイオンにより置き換えられており、遷移金属、
希土類金属、In+、Ga+、Tl+及びPb2+から成る
群より選ばれるイオンをガラスにドーピングすることに
より、貯蔵蛍リン光体の性質を有するガラスセラミック
を製造することができた。
【0016】Na+、K+、Cs+及びRb+から成る群よ
り選ばれるアルカリ金属イオンを含有し、Ba2+及びS
r2+イオンから成る群より選ばれるアルカリ土類イオン
がさらに存在するフルオリドガラスを用いるのが好まし
い。より好ましい実施態様では、ガラスマトリックスは
35〜60モル%のジルコニウムイオン及び10〜20
モル%のバリウムイオンを含む。
り選ばれるアルカリ金属イオンを含有し、Ba2+及びS
r2+イオンから成る群より選ばれるアルカリ土類イオン
がさらに存在するフルオリドガラスを用いるのが好まし
い。より好ましい実施態様では、ガラスマトリックスは
35〜60モル%のジルコニウムイオン及び10〜20
モル%のバリウムイオンを含む。
【0017】少なくとも35モル%のZrF4を含み、
少なくとも10モル%のBaF2が存在するフルオロジ
ルコネートガラスを用いるのが本発明に従うガラスセラ
ミックの製造のために最も好ましい。そのようなガラス
において、フルオリドイオンの一部に置き換えて少なく
とも5モル%のブロミド及び/又はクロリドイオンを添
加することは、ガラスセラミックが貯蔵蛍リン光体の性
質を有することを可能にする微−結晶粒子の形成を生ず
る。形成される微−結晶粒子はCsX、RbXSrX2
及びBaX2から成ることができ、ここでX=Br又は
Clである。好ましくは、形成される微−結晶粒子はB
aX2から成り、ここでX=Br又はClである。最も
好ましくは、フルオリドイオンの一部がブロミドイオン
により置き換えられ、形成される微−結晶粒子はBaB
r2から成ることができる。
少なくとも10モル%のBaF2が存在するフルオロジ
ルコネートガラスを用いるのが本発明に従うガラスセラ
ミックの製造のために最も好ましい。そのようなガラス
において、フルオリドイオンの一部に置き換えて少なく
とも5モル%のブロミド及び/又はクロリドイオンを添
加することは、ガラスセラミックが貯蔵蛍リン光体の性
質を有することを可能にする微−結晶粒子の形成を生ず
る。形成される微−結晶粒子はCsX、RbXSrX2
及びBaX2から成ることができ、ここでX=Br又は
Clである。好ましくは、形成される微−結晶粒子はB
aX2から成り、ここでX=Br又はClである。最も
好ましくは、フルオリドイオンの一部がブロミドイオン
により置き換えられ、形成される微−結晶粒子はBaB
r2から成ることができる。
【0018】本発明の特定の実施態様の場合、53モル
%のZrF4、20モル%のBaF2、20モル%のNa
F、1.5モル%のLaF3、3モル%のAlF3及び
1.5モル%のYF3を含有し、1モル%のEuF2及び
CeF3から成る群より選ばれる化合物がドーピングさ
れているZBLAN−ガラスと呼ばれるフルオロジルコ
ネートガラスにおいて、フルオリドイオンの少なくとも
5モル%をブロミド及び/又はクロリドイオンにより置
き換えることによりガラスセラミックが製造される。
%のZrF4、20モル%のBaF2、20モル%のNa
F、1.5モル%のLaF3、3モル%のAlF3及び
1.5モル%のYF3を含有し、1モル%のEuF2及び
CeF3から成る群より選ばれる化合物がドーピングさ
れているZBLAN−ガラスと呼ばれるフルオロジルコ
ネートガラスにおいて、フルオリドイオンの少なくとも
5モル%をブロミド及び/又はクロリドイオンにより置
き換えることによりガラスセラミックが製造される。
【0019】フルオリドイオンがブロミド及び/又はク
ロリドイオンにより置き換えられているドーピングされ
たフルオロジルコネートガラスは当該技術分野において
既知であり、例えば、Journal of Non−
Crystalline Solids 72(198
5)page 51−63、Journal ofNo
n−Crystalline Solids 110
(1989)page273−278、Journal
of Chemical Physics,vol
109,no 6(8 August 1998)pa
ge 2294−2305、J.Phys.:Cond
ens.Matter 10(1989)pages9
343−9358及びJournal of Chem
ical Physics,Vol 110,no 7
(15 February 1998)page 35
66−3575に記載されている。これらの開示のすべ
てにおいて、失透を避けることに高い注意が払われてい
る。すなわちガラスマトリックスにおける微−結晶化合
物の形成を避けるためのすべての努力が成されている。
従って、フルオリドイオンのいくらかを置き換えるため
に、多すぎないブロミド及び/又はクロリドイオンを用
いることができること及び失透を避けるためにガラスの
クエンチクグを行わなければならないことが開示されて
いる。
ロリドイオンにより置き換えられているドーピングされ
たフルオロジルコネートガラスは当該技術分野において
既知であり、例えば、Journal of Non−
Crystalline Solids 72(198
5)page 51−63、Journal ofNo
n−Crystalline Solids 110
(1989)page273−278、Journal
of Chemical Physics,vol
109,no 6(8 August 1998)pa
ge 2294−2305、J.Phys.:Cond
ens.Matter 10(1989)pages9
343−9358及びJournal of Chem
ical Physics,Vol 110,no 7
(15 February 1998)page 35
66−3575に記載されている。これらの開示のすべ
てにおいて、失透を避けることに高い注意が払われてい
る。すなわちガラスマトリックスにおける微−結晶化合
物の形成を避けるためのすべての努力が成されている。
従って、フルオリドイオンのいくらかを置き換えるため
に、多すぎないブロミド及び/又はクロリドイオンを用
いることができること及び失透を避けるためにガラスの
クエンチクグを行わなければならないことが開示されて
いる。
【0020】今回、少なくとも5モル%のフルオリドイ
オンをクロリド及び/又はブロミドイオンにより置き換
えることそしてクエンチングを調節する(時間及び温度
の両方において)ことにより、ガラス中における微−結
晶粒子の形成を制御し、ガラスマトリックスがd<2μ
mであるような粒度、dを有する微−結晶粒子を含有す
るガラスセラミックを得ることが可能であることが見い
だされた。
オンをクロリド及び/又はブロミドイオンにより置き換
えることそしてクエンチングを調節する(時間及び温度
の両方において)ことにより、ガラス中における微−結
晶粒子の形成を制御し、ガラスマトリックスがd<2μ
mであるような粒度、dを有する微−結晶粒子を含有す
るガラスセラミックを得ることが可能であることが見い
だされた。
【0021】かくして本発明は、 −ZrF4、アルカリフルオリド、アルカリ土類フルオ
リド、Al、Y、Laから成る群より選ばれる3−価の
金属のフッ化物をアルカリブロミド及びアルカリ土類ブ
ロミドから成る群より選ばれるブロミド化合物と一緒
に、少なくとも35モル%のジルコニウムフルオリド及
び5モル%のブロミドイオンがガラス−セラミック中に
得られるような割合で混合し、 −該混合物を不活性ガス雰囲気下に、両限界を含んで6
50℃〜1200℃の温度で溶融し、 −該溶融混合物を両限界を含んで150℃〜300℃の
温度でクエンチングし、 −両限界を含んで4時間〜24時間に及ぶ時間にわたり
該混合物を室温に冷却する段階を含んでなるフルオロジ
ルコネートマトリックス中に<2μmの平均粒度dを有
する微結晶粒子を含有するガラスセラミックの製造法を
含む。
リド、Al、Y、Laから成る群より選ばれる3−価の
金属のフッ化物をアルカリブロミド及びアルカリ土類ブ
ロミドから成る群より選ばれるブロミド化合物と一緒
に、少なくとも35モル%のジルコニウムフルオリド及
び5モル%のブロミドイオンがガラス−セラミック中に
得られるような割合で混合し、 −該混合物を不活性ガス雰囲気下に、両限界を含んで6
50℃〜1200℃の温度で溶融し、 −該溶融混合物を両限界を含んで150℃〜300℃の
温度でクエンチングし、 −両限界を含んで4時間〜24時間に及ぶ時間にわたり
該混合物を室温に冷却する段階を含んでなるフルオロジ
ルコネートマトリックス中に<2μmの平均粒度dを有
する微結晶粒子を含有するガラスセラミックの製造法を
含む。
【0022】好ましくは、成分の混合物を800〜10
00℃の温度で溶融し、200〜300℃の温度でクエ
ンチングを行う。クエンチングの後、8時間〜16時間
に及ぶ時間にわたり混合物を室温に冷却するのが好まし
い。
00℃の温度で溶融し、200〜300℃の温度でクエ
ンチングを行う。クエンチングの後、8時間〜16時間
に及ぶ時間にわたり混合物を室温に冷却するのが好まし
い。
【0023】本発明はまた、 i.物体を通過したか又は物体から放射された透過放射
線を本発明に従うガラスセラミック材料に吸収させ、 ii.画像貯蔵パネルを刺激光線に露出してその中に貯
蔵された放射線エネルギーを発光として放出させ、 iii.発せられた光を検出する段階を含んでなる放射
線画像を記録し、再現するための方法を包含する。
線を本発明に従うガラスセラミック材料に吸収させ、 ii.画像貯蔵パネルを刺激光線に露出してその中に貯
蔵された放射線エネルギーを発光として放出させ、 iii.発せられた光を検出する段階を含んでなる放射
線画像を記録し、再現するための方法を包含する。
【0024】ガラスセラミック中の微−結晶粒子が小さ
いという事実の故に、材料を当該技術分野において既知
のいずれかの手段を用いていずれの形態にも機械加工す
ることができる。かくして本発明のガラスセラミック
を、貯蔵蛍リン光体ガラスセラミック及び読み取り装置
を含むX−線検出システムで用いることができる。その
場合、ガラスセラミックは好ましくは平らな形態を有
し、より好ましくは板の形態はファイバーオプチック表
面板である。他の形態が可能であり、門脈イメージング
(portal imaging)のような特殊な仕事
のためには、本発明のガラスセラミックを体腔内に適合
する特殊な形態に機械加工することができる。
いという事実の故に、材料を当該技術分野において既知
のいずれかの手段を用いていずれの形態にも機械加工す
ることができる。かくして本発明のガラスセラミック
を、貯蔵蛍リン光体ガラスセラミック及び読み取り装置
を含むX−線検出システムで用いることができる。その
場合、ガラスセラミックは好ましくは平らな形態を有
し、より好ましくは板の形態はファイバーオプチック表
面板である。他の形態が可能であり、門脈イメージング
(portal imaging)のような特殊な仕事
のためには、本発明のガラスセラミックを体腔内に適合
する特殊な形態に機械加工することができる。
【0025】貯蔵蛍リン光体ガラスセラミック及び読み
取り装置から構成されるX−線検出システムにおいて本
発明のガラスセラミックを用いる場合、読み取り装置及
びガラスセラミック板を1つの平らなパネル中に含むこ
とができる。例えば>30秒の長い積算時間を有する直
接ラジオグラフィ(Direct Radiograp
hy)と類似した、擬−連続的読み出しが可能である。
好ましくはそのようなX−線検出システムの配置におい
て、本発明のガラスセラミック中に含まれる貯蔵蛍リン
光体の刺激のための光源として、ファイバーオプチック
表面板の上にコーティングされたエレクトロルミネセン
ト層を用いるのが好ましい。
取り装置から構成されるX−線検出システムにおいて本
発明のガラスセラミックを用いる場合、読み取り装置及
びガラスセラミック板を1つの平らなパネル中に含むこ
とができる。例えば>30秒の長い積算時間を有する直
接ラジオグラフィ(Direct Radiograp
hy)と類似した、擬−連続的読み出しが可能である。
好ましくはそのようなX−線検出システムの配置におい
て、本発明のガラスセラミック中に含まれる貯蔵蛍リン
光体の刺激のための光源として、ファイバーオプチック
表面板の上にコーティングされたエレクトロルミネセン
ト層を用いるのが好ましい。
【0026】平らな形態の本発明のガラスセラミックが
導入されているX−線検出システムは、反射モード及び
透過モードの両方で読み出され得る。フラットパネルオ
プションの場合、「スキャンヘッド」法(“scanh
ead” approach)が好ましい。
導入されているX−線検出システムは、反射モード及び
透過モードの両方で読み出され得る。フラットパネルオ
プションの場合、「スキャンヘッド」法(“scanh
ead” approach)が好ましい。
【0027】貯蔵蛍リン光体ガラスセラミック及び読み
取り装置から構成されるX−線検出システムで本発明の
ガラスセラミックを用いる場合、読み取り装置及びガラ
スセラミック板が分離された部品、例えば通常のCR
(コンピューターラジオグラフィ)における貯蔵蛍リン
光体スクリーンと読み取り装置であることもできる。そ
の場合、ガラスセラミック板がインテリジェントカセッ
ト、すなわちパームトップコンピューター(palmt
op computer)に連結された手持ち装置(h
and−held device)を用いてプログラミ
ングしたり又は読んだりすることができる電子メモリを
含むカセット中に含まれることができる。
取り装置から構成されるX−線検出システムで本発明の
ガラスセラミックを用いる場合、読み取り装置及びガラ
スセラミック板が分離された部品、例えば通常のCR
(コンピューターラジオグラフィ)における貯蔵蛍リン
光体スクリーンと読み取り装置であることもできる。そ
の場合、ガラスセラミック板がインテリジェントカセッ
ト、すなわちパームトップコンピューター(palmt
op computer)に連結された手持ち装置(h
and−held device)を用いてプログラミ
ングしたり又は読んだりすることができる電子メモリを
含むカセット中に含まれることができる。
【0028】X−線検出装置において、本発明のガラス
セラミックを全般的性能のための通常のスクリーンと組
み合わせることができる。この場合、蛍リン光体層をフ
ァイバーオプチック表面板の背面上にコーティングし、
反射読み出し配置を用いる。
セラミックを全般的性能のための通常のスクリーンと組
み合わせることができる。この場合、蛍リン光体層をフ
ァイバーオプチック表面板の背面上にコーティングし、
反射読み出し配置を用いる。
【0029】本発明のガラスセラミック貯蔵蛍リン光体
に基づく一般的使用のための線量測定システムを製造す
ることもできる。形を任意に選んで体の部分の中又はそ
の上に適合させることができる検出器を製造する可能性
を利用しているラジオセラピィ(radiothera
py)(門脈イメージング)のための線量測定システム
も製造できる。本発明のガラスセラミックを用いている
線量計の門脈イメージングのための利点は、ガラスマト
リックスが容易に殺菌することができる貯蔵蛍リン光体
を導入するための無毒性の媒体であるという事実にあ
る。
に基づく一般的使用のための線量測定システムを製造す
ることもできる。形を任意に選んで体の部分の中又はそ
の上に適合させることができる検出器を製造する可能性
を利用しているラジオセラピィ(radiothera
py)(門脈イメージング)のための線量測定システム
も製造できる。本発明のガラスセラミックを用いている
線量計の門脈イメージングのための利点は、ガラスマト
リックスが容易に殺菌することができる貯蔵蛍リン光体
を導入するための無毒性の媒体であるという事実にあ
る。
【0030】本発明のガラスセラミック中における微−
結晶粒子の濃度を、低い微−結晶濃度及び大きい検出器
の厚さ(与えられた放射線エネルギーにおけるX−線吸
収>10%)を特徴とする高エネルギー放射線のための
X−線検出システムの製造のために調節することができ
る。そのようなシステムは、もし低い二次放射線放射及
び高い固有の解像度(フィルム又は多結晶質シンチレー
ティングスクリーンより良い)を有していると利点があ
る。
結晶粒子の濃度を、低い微−結晶濃度及び大きい検出器
の厚さ(与えられた放射線エネルギーにおけるX−線吸
収>10%)を特徴とする高エネルギー放射線のための
X−線検出システムの製造のために調節することができ
る。そのようなシステムは、もし低い二次放射線放射及
び高い固有の解像度(フィルム又は多結晶質シンチレー
ティングスクリーンより良い)を有していると利点があ
る。
【0031】本発明に従うガラスセラミックが導入され
たX−線検出システム内に貯蔵されるX−線エネルギー
は、ガラスセラミックの刺激により読み出され得る。特
定の刺激可能な蛍リン光体の刺激のために当該技術分野
において既知のいずれの光源も、本発明のガラスセラミ
ックと一緒に用いることができる。例えば500nm〜
1200nmの波長を有するレーザー源を用いてハライ
ド化合物中の電子捕獲中心を刺激することができる。
たX−線検出システム内に貯蔵されるX−線エネルギー
は、ガラスセラミックの刺激により読み出され得る。特
定の刺激可能な蛍リン光体の刺激のために当該技術分野
において既知のいずれの光源も、本発明のガラスセラミ
ックと一緒に用いることができる。例えば500nm〜
1200nmの波長を有するレーザー源を用いてハライ
ド化合物中の電子捕獲中心を刺激することができる。
【0032】
【実施例】比較実施例(CE1) EP−A−779 254の実施例12に記載されてい
るユーロピウムフルオロアルミネートガラスを製造し
た。高純度の原料、EuF2、MgF2、AlF3、Ca
F2、SrF2、BaF2及びYF3を、そのカチオンが
0.1モル%のEu 2+、35モル%のAl3+、10モル
%のMg2+、20モル%のCa2+、10モル%のS
r2+、10モル%のBa2+及び14.9モル%のY3+か
ら構成され、そのアニオンが100モル%のFから構成
される組成を有するガラスを得るのに必要な割合で量り
出し、一緒に混合した。次いで混合物を窒素雰囲気下
に、1000℃において1時間溶融し、次いでそれぞれ
のるつぼ中の溶融物をガラス転移温度Tg近くまで冷却
した。
るユーロピウムフルオロアルミネートガラスを製造し
た。高純度の原料、EuF2、MgF2、AlF3、Ca
F2、SrF2、BaF2及びYF3を、そのカチオンが
0.1モル%のEu 2+、35モル%のAl3+、10モル
%のMg2+、20モル%のCa2+、10モル%のS
r2+、10モル%のBa2+及び14.9モル%のY3+か
ら構成され、そのアニオンが100モル%のFから構成
される組成を有するガラスを得るのに必要な割合で量り
出し、一緒に混合した。次いで混合物を窒素雰囲気下
に、1000℃において1時間溶融し、次いでそれぞれ
のるつぼ中の溶融物をガラス転移温度Tg近くまで冷却
した。
【0033】比較実施例(CE2) EP−A−779 254の実施例13に記載されてい
るユーロピウムフルオロアルミネートガラスを製造し
た。高純度の原料、EuF2、MgF2、AlF3、Ca
F2、SrF2、BaF2、BaCl2及びYF3を、その
カチオンが1モル%のEu2+、35モル%のAl3+、1
0モル%のMg2+、20モル%のCa2+、10モル%の
Sr2+、10モル%のBa2+及び14モル%のY3+から
構成され、そのアニオンが4.1モル%のCl-及び9
5.9モル%のFから構成される組成を有するガラスを
得るのに必要な割合で量り出し、一緒に混合した。次い
で混合物を窒素雰囲気下に、1000℃において1時間
溶融し、次いでそれぞれのるつぼ中の溶融物をガラス転
移温度Tg近くまで冷却した。
るユーロピウムフルオロアルミネートガラスを製造し
た。高純度の原料、EuF2、MgF2、AlF3、Ca
F2、SrF2、BaF2、BaCl2及びYF3を、その
カチオンが1モル%のEu2+、35モル%のAl3+、1
0モル%のMg2+、20モル%のCa2+、10モル%の
Sr2+、10モル%のBa2+及び14モル%のY3+から
構成され、そのアニオンが4.1モル%のCl-及び9
5.9モル%のFから構成される組成を有するガラスを
得るのに必要な割合で量り出し、一緒に混合した。次い
で混合物を窒素雰囲気下に、1000℃において1時間
溶融し、次いでそれぞれのるつぼ中の溶融物をガラス転
移温度Tg近くまで冷却した。
【0034】比較実施例(CE3) 53モル%のZrF4、20モル%のBaF2、20モル
%のNaF、1.5モル%のLaF3、3モル%のAl
F3及び1.5モル%のYF3を含有するフルオロジルコ
ネートガラス(ZBLAN−ガラスと呼ばれる)を製造
し、1モル%のEuF2をドーピングした。成分を所望
の割合で混合し、ガラス状炭素るつぼ中に入れ、アルゴ
ンの不活性雰囲気下に、820℃において溶融してから
260℃における黄銅金型中にクエンチングし、12時
間かけて室温に冷却した。
%のNaF、1.5モル%のLaF3、3モル%のAl
F3及び1.5モル%のYF3を含有するフルオロジルコ
ネートガラス(ZBLAN−ガラスと呼ばれる)を製造
し、1モル%のEuF2をドーピングした。成分を所望
の割合で混合し、ガラス状炭素るつぼ中に入れ、アルゴ
ンの不活性雰囲気下に、820℃において溶融してから
260℃における黄銅金型中にクエンチングし、12時
間かけて室温に冷却した。
【0035】比較実施例(CE4) ドーパント以外は比較実施例3におけると同じフルオロ
ジルコネートガラスを製造した。EuF2をそれにドー
ピングする代わりに、1モル%のCeF3をそれにドー
ピングした。
ジルコネートガラスを製造した。EuF2をそれにドー
ピングする代わりに、1モル%のCeF3をそれにドー
ピングした。
【0036】実施例1(E1) 比較実施例3で製造したフルオロジルコネートガラスに
おいて5モル%のフルオリドイオンをブロミドイオンで
置き換えることによりガラスセラミック材料を製造し
た。20モル%のNaFの代わりに15モル%のみのN
aFが存在し、5モル%のNaBrが加えられた。
おいて5モル%のフルオリドイオンをブロミドイオンで
置き換えることによりガラスセラミック材料を製造し
た。20モル%のNaFの代わりに15モル%のみのN
aFが存在し、5モル%のNaBrが加えられた。
【0037】図1に、実時間で記録した実施例1の臭素
−ドープトフルオロジルコネートガラスのCu Kα放
射線に関するX−線回折(XRD)スペクトルを示す。
広いガラスのバックグラウンド(ZBLAN組成に近い
ガラスの場合に典型的な26及び47度における広い極
大)上に重ねられた、含有される結晶相からの比較的鋭
い回折線を明確に見ることができる。パターン中の線
は、ガラス内でBaBr 2のいわゆる高圧形態が形成さ
れることを示していると思われる。
−ドープトフルオロジルコネートガラスのCu Kα放
射線に関するX−線回折(XRD)スペクトルを示す。
広いガラスのバックグラウンド(ZBLAN組成に近い
ガラスの場合に典型的な26及び47度における広い極
大)上に重ねられた、含有される結晶相からの比較的鋭
い回折線を明確に見ることができる。パターン中の線
は、ガラス内でBaBr 2のいわゆる高圧形態が形成さ
れることを示していると思われる。
【0038】実施例2(E2) ドーパント以外は実施例1を繰り返し、この実施例では
ガラスに1モル%のCeF3をドーピングした。
ガラスに1モル%のCeF3をドーピングした。
【0039】先行技術の2つの均一なフルオロアルミネ
ートガラスであるCE1及びCE2、2つの均一なフル
オロジルコネートガラスであるCE3及びCE4ならび
に2つの本発明のガラス(E1及びE2)の6つのガラ
スをX−線を用いて照射し、次いで632nm(CE1
及びCE2)ならびに570nm(CE3、CE4、E
1及びE2)の波長を有する光により刺激した。刺激す
ると発せられた光の強度を相対的尺度で測定した。結果
を表1に報告する。
ートガラスであるCE1及びCE2、2つの均一なフル
オロジルコネートガラスであるCE3及びCE4ならび
に2つの本発明のガラス(E1及びE2)の6つのガラ
スをX−線を用いて照射し、次いで632nm(CE1
及びCE2)ならびに570nm(CE3、CE4、E
1及びE2)の波長を有する光により刺激した。刺激す
ると発せられた光の強度を相対的尺度で測定した。結果
を表1に報告する。
【0040】
【表1】
【0041】この表において、強度は、刺激すると発せ
られる光の相対的強度である。この強度の測定のために
用いられた光電子増倍管は閾値を有した。実施例2のガ
ラス−セラミックにより発せられる光の強度より10倍
低い強度は記録され得なかった。
られる光の相対的強度である。この強度の測定のために
用いられた光電子増倍管は閾値を有した。実施例2のガ
ラス−セラミックにより発せられる光の強度より10倍
低い強度は記録され得なかった。
【図1】微−結晶粒子を含有するガラス−セラミックの
X−線回折スペクトル。
X−線回折スペクトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハン−マルテイン・シユペト ドイツ・33098パデルボルン・バルブルガ ーシユトラーセ100・ウニベルジテート− ジーエイチパデルボルン内 (72)発明者 シユテフアン・シユバイツアー ドイツ・33098パデルボルン・バルブルガ ーシユトラーセ100・ウニベルジテート− ジーエイチパデルボルン内 (72)発明者 アンドリユー・エドガー ニユージーランド・ウエリントン・ボツク ス600・ビクトリアユニバーシテイ・スク ールオブケミカルアンドフイジカルサイエ ンシズ内 (72)発明者 リユク・ストルエ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ポール・レブランス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内
Claims (11)
- 【請求項1】 フルオリドガラスマトリックスを含んで
なり:微結晶粒子が該ガラスマトリックス中に埋めまれ
ており、該微結晶粒子はd<2μmであるような平均粒
度、dを有しており、該ガラスセラミックがXRDスペ
クトルにおいて該ガラスマトリックスの連続スペクトル
及び該連続スペクトル上に重ねられた分離ピークを示す
ことを特徴とするX−線のエネルギーを貯蔵し且つ光−
刺激により該エネルギーを放出するためのガラスセラミ
ック材料。 - 【請求項2】 該ガラスマトリックスが少なくとも35
モル%のジルコニウムイオンをアルカリイオン及びアル
カリ土類イオンから成る群より選ばれるイオンと一緒に
含有し、少なくとも5モル%のフルオリドイオンがブロ
ミドおよびクロリドイオンの群から選ばれるイオンによ
り置き換えられており、少なくとも0.01モル%の遷
移金属イオン、希土類金属イオン、In+、Ga+、Tl
+及びPb2+から成る群より選ばれるカチオンが存在す
る請求項1に従うガラスセラミック。 - 【請求項3】 該微結晶粒子がd<0.5μmであるよ
うな平均粒度、dを有する請求項1又は2に従うガラス
セラミック材料。 - 【請求項4】 該微結晶粒子がd<0.01μmである
ような平均粒度、dを有する請求項1又は2に従うガラ
スセラミック材料。 - 【請求項5】 該ガラスマトリックスが35〜60モル
%のジルコニウムイオン及び10〜20モル%のアルカ
リ土類イオンを含む請求項1〜4のいずれかに従うガラ
スセラミック材料。 - 【請求項6】 該アルカリ土類イオンがバリウムイオン
である請求項5に従うガラスセラミック材料。 - 【請求項7】 微結晶材料がCsBr、RbBr、Ba
Br2、CsCl、RbCl、BaCl2、SrCl2、
SrBr2、RbBaBr3及びCsSrBr 3から成る
群より選ばれる請求項5に従うガラスセラミック材料。 - 【請求項8】 該微結晶がさらにEu2+、Sm2+、Ce
3+、Tl+、In+、Ga+、Pr3+、Cu+、Ag+、M
n2+及びPb2+より成る群から選ばれるドーパントを含
む請求項1〜7のいずれかに従うガラスセラミック材
料。 - 【請求項9】 53モル%のZrF4、20モル%のB
aF2、20モル%のNaF、1.5モル%のLaF3、
3モル%のAlF3及び1.5モル%のYF3を含有する
ZBLAN−ガラスと呼ばれるフルオロジルコネートガ
ラスにおいて置き換え、ここで少なくとも5モル%のフ
ルオリドイオンがクロリド及びブロミドイオンから成る
群より選ばれるイオンにより置き換えられ、そしてガラ
スに1モル%のEuF2及びCeF3から成る群より選ば
れる化合物をドーピングすることにより製造される請求
項1〜8のいずれかに従うガラスセラミック材料。 - 【請求項10】 −ZrF4、アルカリフルオリド、ア
ルカリ土類フルオリド、Al、Y、Laから成る群より
選ばれる3−価の金属のフッ化物をアルカリブロミド及
びアルカリ土類ブロミドから成る群より選ばれるブロミ
ド化合物と一緒に、少なくとも35モル%のジルコニウ
ムフルオリド及び5モル%のブロミドイオンがガラス−
セラミック中に得られるような割合で混合し、 −該混合物を不活性ガス雰囲気下に、両限界を含んで6
50℃〜1200℃の温度で溶融し、 −該溶融混合物を両限界を含んで150℃〜300℃の
温度でクエンチングし、 −両限界を含んで4時間〜24時間に及ぶ時間にわたり
該混合物を室温に冷却する段階を含んでなるフルオロジ
ルコネートマトリックス中に<2μmの平均粒度dを有
する微結晶粒子を含有するガラス−セラミックの製造
法。 - 【請求項11】 i.物体を通過したか又は物体から放
射された透過放射線を請求項1〜10のいずれかに従う
ガラスセラミック材料に吸収させ、 ii.画像ガラスセラミック材料を刺激光線に露出して
その中に貯蔵された放射線エネルギーを発光として放出
させ、 iii.画像形成のために発せられた光を検出する段階
を含んでなる放射線画像を記録し、再現するための方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99202243 | 1999-06-15 | ||
EP99202243.4 | 1999-06-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001019492A true JP2001019492A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=8240431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000176918A Pending JP2001019492A (ja) | 1999-06-15 | 2000-06-13 | 光刺激可能な性質を示すフルオロガラスセラミック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001019492A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103951205A (zh) * | 2014-05-08 | 2014-07-30 | 宁波大学 | 稀土离子掺杂的SrGdCl5微晶玻璃及其制备方法 |
CN111995255A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-27 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 低热膨胀全氟化物玻璃陶瓷及其制备方法 |
CN113860747A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-12-31 | 华南理工大学 | 一种氯化物晶体与玻璃复合透明光功能材料及其制备方法与应用 |
-
2000
- 2000-06-13 JP JP2000176918A patent/JP2001019492A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103951205A (zh) * | 2014-05-08 | 2014-07-30 | 宁波大学 | 稀土离子掺杂的SrGdCl5微晶玻璃及其制备方法 |
CN103951205B (zh) * | 2014-05-08 | 2016-05-04 | 宁波大学 | 稀土离子掺杂的SrGdCl5微晶玻璃及其制备方法 |
CN111995255A (zh) * | 2020-08-26 | 2020-11-27 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 低热膨胀全氟化物玻璃陶瓷及其制备方法 |
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